(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ターゲット制御チャネル候補セットが少なくとも2つの制御チャネル候補を含み、前記少なくとも2つの制御チャネル候補が異なる数のCCEGを含み、前記少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの1つの制御チャネル候補のCCEGセットが、前記少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの別の1つの制御チャネル候補のCCEGセットを包含する、請求項1に記載の方法。
各測定基準信号に対応する前記時間周波数リソースに関する前記情報が、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含む、請求項5に記載の方法。
前記ターゲット制御チャネル候補セットが少なくとも2つの制御チャネル候補を含み、前記少なくとも2つの制御チャネル候補が異なる数のCCEGを含み、前記少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの1つの制御チャネル候補のCCEGセットが、前記少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの別の1つの制御チャネル候補のCCEGセットを包含する、請求項10に記載の受信ネットワーク要素。
各測定基準信号に対応する前記時間周波数リソースに関する前記情報が、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含む、請求項14に記載の送信ネットワーク要素。
前記測定基準信号のうちの少なくとも1つに対応するCCEGが、少なくとも前記第1のターゲット制御チャネル候補の前記CCEGを含む、請求項14に記載の送信ネットワーク要素。
コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、プロセッサによって実行されたときに請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を前記プロセッサに実施させるコンピュータプログラムまたは命令を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施態様は、ビーム測定の精度を向上させるために、ダウンリンク制御チャネル送信方法、受信ネットワーク要素、および送信ネットワーク要素を提供する。
【0007】
これに鑑みて、本発明の実施態様の第1の態様はダウンリンク制御チャネル送信方法を提供し、方法は、
受信ネットワーク要素により、ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得するステップであって、ターゲットDCIが受信ネットワーク要素のDCIであり、
第1のターゲット制御チャネル
候補が1つまたは複数のCCEGを含み、ターゲットDCIがターゲット制御チャネルの1つまたは複数のCCEG内で搬送される、ステップと、受信ネットワーク要素により、ターゲットDCIを取得した後にターゲットDCI内のコンテンツを構文解析し、ターゲット測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定するステップと、ターゲット測定基準信号の数を知った後、受信ネットワーク要素により、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに基づいて各測定基準信号を測定するステップと、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告するステップであって、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含み、第2のターゲット制御チャネル候補が第1のターゲット制御チャネル候補とは異なる、ステップと
を含む。
【0008】
本発明の実施態様では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0009】
本発明の実施態様の第1の態様を参照して、本発明の実施態様の第1の態様の第1の実装態様では、ターゲット制御チャネル候補セットは少なくとも2つの制御チャネル候補を含み、これらの制御チャネル候補のうちの少なくとも2つは異なる数のCCEGを有し、少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの1つのCCEGセットは、少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの別の1つのCCEGを含む。
【0010】
本発明の実施態様の第1の態様を参照して、本発明の実施態様の第1の態様の第2の実装態様では、受信ネットワーク要素は、以下の方式:
各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するステップであって、1つまたは複数のCCEGが、第1のターゲット制御チャネル候補および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の中にあることが留意されるべきである、ステップ
で、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定することができる。
【0011】
本発明の実施態様は、受信ネットワーク要素により、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定する方式を提供し、それにより、解決策の実現可能性が向上する。
【0012】
本発明の実施態様の第1の態様の第2の実装態様を参照して、本発明の実施態様の第1の態様の第3の実装態様では、受信ネットワーク要素により、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するステップは、以下の方式:
受信ネットワーク要素により、第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGを特定するステップと、第1のターゲット制御チャネル候補内のCCEGの数および各CCEGに含まれるCCEの数が特定された後、CCEGの数、CCEの数、および測定基準信号の数に基づいて、各測定基準信号に対応する復調基準信号を特定するステップと
で実装されてもよい。
【0013】
本発明の実施態様は、受信ネットワーク要素により、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定する具体的な方式を提供し、それにより、解決策の実現可能性が向上する。
【0014】
本発明の実施態様の第2の態様は別のダウンリンク制御チャネル送信方法を提供し、方法は、
送信ネットワーク要素により、ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを決定するステップであって、各CCEGが1つまたは複数のCCEを含む、ステップと、第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットダウンリンク制御情報DCIを決定するステップと、第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信するステップであって、ターゲットDCIが、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含み、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、ステップと
を含む。
【0015】
本発明の実施態様では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0016】
本発明の実施態様の第2の態様を参照して、本発明の第2の態様の第1の実装態様では、各測定基準信号に対応する時間周波数リソース
に関する情報は、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含む。
【0017】
本発明の実施態様は、送信ネットワーク要素により、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定する具体的な実装態様を提供し、それにより、解決策の実現可能性が向上する。
【0018】
本発明の実施態様の第2の態様を参照して、本発明の第2の態様の第2の実装態様では、各測定基準信号は異なるプリコーディング行列に対応している。
【0019】
本発明の実施態様では、各測定基準信号は異なるプリコーディング行列に対応しており、受信ネットワーク要素によって報告された各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得した後、送信ネットワーク要素は、伝送品質を改善するために、その情報に基づいて、測定基準信号に対応する適切なプリコーディング行列を選択して次の送信を実行することができる。
【0020】
本発明の実施態様の第2の態様を参照して、本発明の第2の態様の第3の実装態様では、測定基準信号のうちの少なくとも1つに対応するCCEGは、少なくとも第1のターゲット制御チャネル
候補のCCEGを含む。
【0021】
本発明の実施態様の第2の態様、および第2の態様の第1から第3の実装態様のうちのいずれか1つを参照して、本発明の第2の態様の第4の実装態様では、送信ネットワーク要素により、第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを介してターゲットDCIを送信するステップは、以下の方式:
送信ネットワーク要素により、第1のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに対応する変調および符号化方式を決定するステップと、送信ネットワーク要素により、変調および符号化方式を使用して、各CCEG内で搬送されるターゲットDCIを変調および符号化するステップと、送信ネットワーク要素により、対応するCCEGを使用して、変調および符号化されたターゲットDCIを送信するステップと
で実装されてもよい。
【0022】
本発明の実施態様は、送信ネットワーク要素により、ターゲットDCIを送信する具体的な方式を提供し、それにより、解決策の実現可能性が向上する。
【0023】
本発明の実施態様の第3の態様は受信ネットワーク要素を提供し、受信ネットワーク要素は、
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットダウンリンク制御情報DCIを取得するように構成された取得モジュールであって、ターゲットDCIが受信ネットワーク要素のDCIであり、
第1のターゲット制御チャネル
候補が1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを含む、取得モジュールと、
ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定するように構成された特定モジュールであって、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、特定モジュールと、
各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定するように構成された測定モジュールと、
各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を送信ネットワーク要素に報告するように構成された報告モジュールと
を含む。
【0024】
本発明の実施態様の第3の態様を参照して、本発明の実施態様の第3の態様の第1の実装態様では、ターゲット制御チャネル候補セットは少なくとも2つの制御チャネル候補を含み、少なくとも2つの制御チャネル候補は異なる数のCCEGを有し、少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの1つのCCEGセットは、少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの別の1つのCCEGを含む。
【0025】
本発明の実施態様の第3の態様を参照して、本発明の実施態様の第3の態様の第2の実装態様では、特定モジュールは、
各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するように構成された特定ユニット
を含む。
【0026】
本発明の実施態様の第3の態様の第2の実装態様を参照して、本発明の実施態様の第3の態様の第3の実装態様では、
特定ユニットは、
第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGを特定するように構成された第1の特定サブユニットと、
第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGおよび測定基準信号の数に基づいて、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するように構成された第2の特定サブユニットと
を含む。
【0027】
本発明の実施態様の第4の態様は送信ネットワーク要素を提供し、送信ネットワーク要素は、
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを決定するように構成された第1の決定モジュールであって、各CCEGが1つまたは複数のCCEを含む、第1の決定モジュールと、
第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットダウンリンク制御情報DCIを決定するように構成された第2の決定モジュールであって、ターゲットDCIが、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含み、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、第2の決定モジュールと、
第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信するように構成された送信モジュールと
を含む。
【0028】
本発明の実施態様の第4の態様を参照して、本発明の第4の
態様の第1の実装態様では、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報は、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含む。
【0029】
本発明の実施態様の第4の態様を参照して、本発明の第4の態様の第2の実装態様では、各測定基準信号は異なるプリコーディング行列に対応している。
【0030】
本発明の実施態様の第4の態様を参照して、本発明の第4の態様の第3の実装態様では、測定基準信号のうちの少なくとも1つに対応するCCEGは、少なくとも第1のターゲット制御チャネル
候補のCCEGを含む。
【0031】
本発明の実施態様の第4の態様、および第4の態様の第1から第3の実装態様のうちのいずれか1つを参照して、本発明の第
4の態様の第4の実装態様では、送信モジュールは、
第1のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに対応する変調および符号化方式を決定するように構成された第1の決定ユニットと、
変調および符号化方式を使用して、各CCEG内で搬送されるターゲットDCIを変調および符号化するように構成された第2の決定ユニットと、
対応するCCEGを使用して、変調および符号化されたターゲットDCIを送信するように構成された送信ユニットと
を含む。
【0032】
本発明の実施態様の第5の態様は端末を提供し、端末は、メモリ、プロセッサ、トランシーバ、およびバスシステムを含み、
メモリは、プログラムを記憶するように構成され、
プロセッサは、メモリ内のプログラムを実行して、具体的に、以下のステップ:
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得するステップであって、ターゲットDCIが端末のDCIであり、
第1のターゲット制御チャネル
候補が1つまたは複数のCCEGを含み、ターゲットDCIがターゲット制御チャネルの1つまたは複数のCCEG内で搬送される、ステップと、ターゲットDCIを取得した後にターゲットDCI内のコンテンツを構文解析し、ターゲット測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定するステップと、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定するステップと、チャネル品質情報を
送信ネットワーク要素に報告するステップであって、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含み、第2のターゲット制御チャネル候補が第1のターゲット制御チャネル候補とは異なる、ステップと
を実行するように構成される。
【0033】
本発明の実施態様の第5の態様を参照して、本発明の実施態様の第5の態様の第1の実装態様では、ターゲット制御チャネル候補セットは少なくとも2つの制御チャネル候補を含み、これらの制御チャネル候補のうちの少なくとも2つは異なる数のCCEGを有し、少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの1つのCCEGセットは、少なくとも2つの制御チャネル候補のうちの別の1つのCCEGを含む。
【0034】
本発明の実施態様の第5の態様を参照して、本発明の実施態様の第5の態様の第2の実装態様では、プロセッサはさらに、具体的に、以下のステップ:
各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するステップ
を実行する。
【0035】
本発明の実施態様の第
5の態様の第2の実装態様を参照して、本発明の実施態様の第1の態様の第3の実装態様では、プロセッサはさらに、具体的に、以下のステップ:
第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGを特定するステップと、第1のターゲット制御チャネル候補内のCCEGの数および各CCEGに含まれるCCEの数が特定された後、CCEGの数、CCEの数、および測定基準信号の数に基づいて、各測定基準信号に対応する復調基準信号を特定するステップと
を実行する。
【0036】
本発明の実施態様の第6の態様はサーバを提供し、サーバは、プロセッサ、メモリ、トランシーバ、およびバスシステムを含み、
メモリは、プログラムを記憶するように構成され、
プロセッサは、メモリ内のプログラムを実行して、具体的に、以下のステップ:
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを決定するステップであって、各CCEGが1つまたは複数のCCEを含む、ステップと、第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットダウンリンク制御情報DCIを決定するステップであって、ターゲットDCIが、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含み、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、ステップと、第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信するステップと
を実行するように構成される。
【0037】
本発明の実施態様の第6の態様を参照して、本発明の第6の態様の第1の実装態様では、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報は、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含む。
【0038】
本発明の実施態様の第6の態様を参照して、本発明の第6の態様の第2の実装態様では、各測定基準信号は異なるプリコーディング行列に対応している。
【0039】
本発明の実施態様の第6の態様を参照して、本発明の第6の態様の第3の実装態様では、測定基準信号のうちの少なくとも1つに対応するCCEGは、少なくとも第1のターゲット制御チャネル
候補のCCEGを含む。
【0040】
本発明の実施態様の第6の態様、および第6の態様の第1から第3の実装態様のうちのいずれか1つを参照して、本発明の第6の態様の第4の実装態様では、プロセッサはさらに、具体的に、以下のステップ:
第1のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに対応する変調および符号化方式を決定するステップと、変調および符号化方式を使用して、各CCEG内で搬送されるターゲットDCIを変調および符号化するステップと、対応するCCEGを使用して、変調および符号化されたターゲットDCIを送信するステップと
を実行する。
【0041】
上記の技術的解決策から、本発明の実施態様が以下の利点を有することが分かる。
【0042】
本発明の実施態様では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下では、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策を明
確に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態のうちの一部にすぎず、すべてではない。
【0045】
本発明の明細書、特許請求の範囲、および添付図面において、(もしあれば)「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」などの用語は、同様のオブジェクトを区別するものであり、必ずしも特定の順序または順番を示すとは限らない。そのように呼ばれるデータは適切な環境内で交換可能であり、その結果、本明細書に記載される本発明の実施形態は、本明細書に例示または記載される順序以外の順序で実施できることを理解されたい。その上、「含む」、「備える」という用語および任意の他の変形形態は、非排他的な含有を包含すること、たとえば、ステップまたはユニットのリストを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、必ずしも明示的に列挙されたそれらのステップまたはユニットに限定されるとは限らず、明示的に列挙されていない、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品、もしくはデバイスに固有の他のステップもしくユニットを含んでもよいことを意味する。
【0046】
理解を容易にするために、以下では最初に、本発明の実施形態におけるいくつかの用語およびシステムアーキテクチャについて記載する。
【0047】
本発明の実施形態における送信ネットワーク要素は、受信ネットワーク要素にダウンリンク制御信号を送信して後続のダウンリンクデータ信号の送信を示すことが可能なネットワーク要素である。送信ネットワーク要素は、基地局、トランシーバサイト、または別のネットワーク要素であってもよい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0048】
受信ネットワーク要素は、送信ネットワーク要素によって受信ネットワーク要素に送信されたダウンリンク制御信号に対してブラインド検出を実行して、後続のダウンリンクデータ信号の送信に備えることが可能なネットワーク要素である。受信ネットワーク要素は、モバイル端末または別のネットワーク要素であってもよい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0049】
本発明の実施形態では、1つまたは複数の送信ネットワーク要素および1つまたは複数の受信ネットワーク要素が存在してもよいことに留意されたい。複数の送信ネットワーク要素が存在する場合、受信ネットワーク要素は、複数の送信ネットワーク要素によって送信されたデータを結合し、複数の送信ネットワーク要素によって受信ネットワーク要素に送信されたダウンリンク制御信号に対してブラインド検出を実行して、後続のダウンリンクデータ信号の送信に備える必要がある。
【0050】
以下で、一例として基地局を使用することにより、本発明の実施形態におけるいくつかの背景技術を詳細に記載する。
【0051】
基地局は、ユーザ向けに送信されたダウンリンク制御チャネルにユーザのDCIを付加する。DCIは、時間周波数リソース位置ならびに変調および符号化方式などの、後続のダウンリンク共有チャネル送信において基地局によってユーザに割り当てられた情報を示すために使用され、その結果、ユーザは、後続のダウンリンク共有チャネル送信においてユーザに送信されたダウンリンクデータを取得する。
【0052】
ユーザのダウンリンク制御チャネルによって占有される時間周波数リソースの最小単位は、1つの制御チャネル要素(CCE、Control channel element)である。1つのCCEは、1つまたは複数の時間周波数リソース要素(RE、Resource Element)を含む。一つのREは、時間領域内の1つのOFDMシンボルおよび周波数領域内の1つのサブキャリアによって表現される時間周波数リソース単位である。たとえば、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システムでは、1つのCCEが36個のREを含むことが指定されている。
【0053】
基地局は、ユーザのDCIに対してチャネルコーディングおよび変調などの信号処理手順を実行することによって生成されたシンボルの数に基づいて、ユーザに送信されるべきダウンリンク制御チャネルのアグリゲーションレベルn、すなわち、ダウンリンク制御チャネルによって占有される必要があるCCEの数nを決定する。LTEシステムでは、n∈{1,2,4,8}である。さらに、時間周波数リソースにおいてダウンリンク制御チャネルによって占有されるCCEの具体的な位置を決定するために、規格は、アグリゲーションレベルごとに、ダウンリンク制御チャネルを配置することができるいくつかの候補位置を事前に定義する。1つのアグリゲーションレベルにおいて、すべての候補位置のセットは、このアグリゲーションレベルにおけるダウンリンク制御チャネル探索空間と呼ばれる。
【0054】
アグリゲーションレベルが決定された後、基地局はそのアグリゲーションレベルにおけるダウンリンク制御チャネル探索空間内の候補位置を選択して、対応するユーザ向けのダウンリンク制御チャネル送信を実行する。1回の送信中に、基地局は複数のユーザ向けにダウンリンク制御チャネル送信を実行することができる。異なるユーザのダウンリンク制御チャネルは、異なるアグリゲーションレベルを使用するか、または同じアグリゲーションレベルにおける異なる候補位置に配置される。ユーザが基地局によってユーザに送信されたダウンリンク制御チャネルと、基地局によって別のユーザに送信されたダウンリンク制御チャネルとの間を区別できることを保証するために、ユーザのダウンリンク制御チャネル内でユーザに固有のパラメータがさらに搬送される。
【0055】
ダウンリンク制御チャネル検出を実行するとき、ユーザは、基地局によって使用されたアグリゲーションレベル、およびそのアグリゲーションレベルにおいて基地局によって選択された制御チャネル候補位置を知ることができないので、ブラインド検出を実行する。ユーザは、後続のダウンリンクデータ受信をさらに示すDCIを取得するために、検出が成功するまで、基地局によってユーザに通知された固有のパラメータに基づいて、規格で事前に定義された各アグリゲーションレベルにおける探索空間内で特定の順序で検出を実行する。
【0056】
上記の背景に基づいて、以下で、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法の説明を始める。方法は、最初に受信ネットワーク要素の観点から記載される。
図1を参照すると、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法の一実施形態は、以下のステップを含む。
【0057】
101.受信ネットワーク要素が、ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得する。
【0058】
送信ネットワーク要素は、ターゲット制御チャネル候補セット内の制御チャネル候補Aの1つまたは複数のCCEGを決定し、Aで搬送されるターゲットDCIを決定する。ターゲットDCIは、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含む。測定基準信号は、Aの復調基準信号、および/またはAとは異なるターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの制御チャネル候補Bの復調基準信号を含む。送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補Aの1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信する。受信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得する。第1のターゲット制御チャネル候補は、制御チャネル候補AまたはAのサブセットであることに留意されたい。
【0059】
102.受信ネットワーク要素が、ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定する。
【0060】
ターゲットDCIを取得した後、受信ネットワーク要素は、ターゲットDCIに基づいて、使用された測定基準信号の数と各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定する。測定基準信号は、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む。第2のターゲット制御チャネル候補は、第1のターゲット制御チャネル候補とは異なるターゲット制御チャネルセット内の制御チャネル候補であることに留意されたい。
【0061】
103.受信ネットワーク要素が、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定する。
【0062】
測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定した後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定する。
【0063】
チャネル品質情報は、チャネル品質インジケータ(CQI、Channel Quality Indicator)を含むことに留意されたい。CQIはチャネル品質の情報インジケータである。CQIは現在のチャネル品質を表し、チャネルの信号対雑音比に対応してもよい。チャネル品質情報は、チャネル品質を示すために使用される他の情報をさらに含んでもよい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0064】
104.受信ネットワーク要素が、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を送信ネットワーク要素に報告する。
【0065】
各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を決定した後、受信ネットワーク要素はその情報を送信ネットワーク要素に報告し、その結果、送信ネットワーク要素は、その情報を参照することにより、次のダウンリンク制御チャネル送信のためのプリコーディング(Precoding)行列調整を実行することができる。
【0066】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0067】
理解を容易にするために、以下で、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法を詳細に記載する。
図2を参照すると、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法の別の実施形態は、以下のステップを含む。
【0068】
201.受信ネットワーク要素が、ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得する。
【0069】
送信ネットワーク要素は、ターゲット制御チャネル候補セット内の制御チャネル候補Aの1つまたは複数のCCEGを決定し、Aで搬送されるターゲットDCIを決定する。ターゲットDCIは、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含む。測定基準信号は、Aの復調基準信号、および/またはAとは異なるターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの制御チャネル候補Bの復調基準信号を含む。送信ネットワーク要素は、AのCCEGを使用してターゲットDCIを送信する。受信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得する。第1のターゲット制御チャネル候補は、制御チャネル候補Aまたは制御チャネル候補Aのサブセットであることに留意されたい。
【0070】
具体的には、受信ネットワーク要素は、以下の方式でターゲットDCIを取得することができる。
【0071】
受信ネットワーク要素は、制御チャネル候補セット内の各制御チャネル候補に対して検出を実行する。各制御チャネル候補に対して検出を実行するとき、受信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数のあらゆる可能性に対して検出を実行する必要がある。CCEGの数の可能性は、CCEの組合せ方式と1対1の対応関係にある。受信ネットワーク要素が、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数の可能性に対応するCCEの組合せ方式でターゲットDCIを検出するとき、ターゲットDCIが検出されたCCEGは、第1のターゲット制御チャネル候補を構成する。具体的な検出方式は、受信ネットワーク要素が、制御チャネル候補に対応する1つまたは複数の変調および符号化方式を使用することにより、CCEGの数の各可能性に対応する情報に対する復調および復号などの信号処理を実行することであってもよく、処理後にターゲットDCIを取得することができた場合、受信ネットワーク要素は、ターゲットDCIが検出されたと判断する。受信ネットワーク要素は、代替として、別の方式でターゲットDCIを検出することができる。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0072】
以下で、一例を使用して、制御チャネル候補に対応するCCEGの数の各可能性を説明する。制御チャネル候補がCCEG1およびCCEG2を含み、CCEG1およびCCEG2が各々ただ1つのCCEを含むと仮定すると、CCEG1はCCE1を含み、CCEG2はCCE2を含む。この場合、
制御チャネル候
補に対応するCCEGの数の第1の可能性は、1つのCCEが1つのCCEGとして使用されることであり、それに対応して、受信ネットワーク要素は、CCEG1およびCCEG2に対して別々の検出を実行する必要があり、
制御チャネル候
補に対応するCCEGの数の第2の可能性は、2つのCCEが1つのCCEGとして使用されることであり、それに対応して、受信ネットワーク要素は、全体としてCCE1およびCCE2に対して結合検出を実行する必要がある。上記は
制御チャネル候
補に対応する各CCEの組合せの一例にすぎず、本発明に対する制限を構成するものではないことを理解されたい。
【0073】
202.受信ネットワーク要素が、ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定する。
【0074】
ターゲットDCIを取得した後、受信ネットワーク要素は、ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定する。測定基準信号は、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む。
【0075】
異なるアグリゲーションレベルにおいて制御チャネル候補によって占有される時間周波数リソースが部分的に重複するとき、ターゲット制御チャネル候補セットは少なくとも2つの制御チャネル候補を含み、少なくとも2つの制御チャネル候補は異なる数のCCEGを有し、制御チャネル候補のうちの1つのCCEGセットは、制御チャネル候補のうちの別の1つのCCEGを含むことに留意されたい。
【0076】
測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報が、第1のターゲット制御チャネル候補上の時間周波数リソースであるとき、受信ネットワーク要素は、以下の方式で、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定することができる。
【0077】
方式1:ターゲットDCIが各測定基準信号に対応するCCEGの数を含む。
【0078】
送信ネットワーク要素によって送信されたターゲットDCIは、各測定基準信号に対応するCCEGの数をさらに含む。この場合、ターゲットDCIを読み取ると、測定基準信号の数に加えて、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するCCEGの数をさらに取得する。
【0079】
受信ネットワーク要素は、各CCEGに含まれるCCEの数を特定する。 1つのCCEによって占有される時間周波数リソースの中で、復調基準信号を搬送する時間周波数リソースが知られている。この場合、受信ネットワーク要素は、各CCEGの復調基準信号によって占有された時間周波数リソースを特定することができる。
【0080】
各CCEGの復調基準信号および各測定基準信
号に対応するCCEGを特定した後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を取得することができる。
【0081】
方式2:ターゲットDCIがすべての測定基準信号に対応するCCEGの総数を含む。
【0082】
送信ネットワーク要素によって送信されるターゲットDCIは、すべての測定基準信号に対応するCCEGの総数をさらに含む。この場合、上記の方式でターゲットDCIを読み取ると、測定基準信号の数に加えて、受信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するCCEGの総数をさらに取得する。
【0083】
同じ制御チャネル候補内では、すべての測定基準信
号に対応するCCEGの数は同じなので、各測定基準信号に対応するCCEGの数は、すべての測定基準信号に対応するCCEGの総数を測定基準信号の数で除算することによって取得することができる。
【0084】
同様に、ターゲットDCIを搬送するCCEGに含まれるCCEの数を特定した後、受信ネットワーク要素は、1つのCCEに含まれる復調基準信号の時間周波数リソースに基づいて、各CCEGの復調基準信号によって占有された時間周波数リソースを特定する。
【0085】
最後に、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号は、各測定基準信
号に対応するCCEGの数、および各CCEGの復調基準信号によって占有された時間周波数リソースに基づいて取得することができる。
【0086】
方式3:ターゲットDCIが各測定基準信号に対応する復調基準信号の数を含む。
【0087】
送信ネットワーク要素によって送信されたターゲットDCIは、各測定基準信号に対応する復調基準信号の数をさらに含む。この場合、上記の方式でターゲットDCIを読み取ると、測定基準信
号の数に加えて、受信ネットワーク要素は、各測定基準信
号に対応する復調基準信号の数をさらに取得する。受信ネットワーク要素は、各測定基準信
号に対応する復調基準信号をすぐに特定することができる。
【0088】
方式4:ターゲットDCIがすべての測定基準信号に対応する復調基準信号の数を含む。
【0089】
送信ネットワーク要素によって送信されたターゲットDCIは、すべての測定基準信号に対応する復調基準信号の数をさらに含む。この場合、上記の方式でターゲットDCIを読み取ると、測定基準信号の数に加えて、受信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応する復調基準信号の総数をさらに取得する。受信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応する復調基準信号の総数を測定基準信号の数で除算することにより、各測定基準信号に対応する復調基準信号を取得することができる。
【0090】
受信ネットワーク要素が検出を実行している制御チャネル候補によって占有される時間周波数リソース、および別の制御チャネル候補によって占有される時間周波数リソースが重複しない場合、異なるアグリゲーションレベルにおける制御チャネル候補によって占有される時間周波数リソースが重複しないとき、送信ネットワーク要素は、以下の方式で、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を決定することができる。
【0091】
方式5:送信ネットワーク要素が、第1のターゲット制御チャネル候補上の各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を推論する。
【0092】
送信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGを決定し、第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGおよび測定基準信号の数に基づいて、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を決定する。
【0093】
具体的には、送信ネットワーク要素は、最初に、第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIが検出されたCCEGに基づいて、第1のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに含まれるCCEの数を決定することができる。たとえば、CCE1およびCCE2に対して結合検出を実行するときに送信ネットワーク要素がターゲットDCIを検出した場合、CCE1およびCCE2は1つのCCEGを構成し、そのCCEGは第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGである。次いで、送信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補に対応するアグリゲーションレベルを決定し、アグリゲーションレベルに基づいて、第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEの総数を決定し、CCEの総数および各CCEGに含まれるCCEの数に基づいて、第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGの総数を決定することができる。最後に、送信ネットワーク要素は、測定基準信号の数およびCCEGの総数に基づいて、各測定基準信号に含まれるCCEGの数を決定し、各CCEGの復調基準信号に基づいて、第1のターゲット制御チャネル候補上の各測定基準信号に対応する復調基準信号を決定することができる。
【0094】
203.受信ネットワーク要素が、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定する。
【0095】
ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定した後、受信ネットワーク要素は、復調基準信号のチャネル品質情報を測定することにより、測定基準信号ごとのチャネル品質情報を決定する。
【0096】
具体的には、測定基準信号ごとに、受信ネットワーク要素は、測定基準信号に含まれるすべての復調基準信号のチャネル品質情報の平均を計算し、その平均を測定基準信号のチャネル品質情報として使用することができる。あるいは、測定基準信号ごとに、受信ネットワーク要素は、測定基準信号に含まれるすべての復調基準信号の、最大値および最小値が除外されたチャネル品質情報の平均を計算し、その平均を測定基準信号のチャネル品質情報として使用することができる。受信ネットワーク要素は、代替として、別の方式で測定基準信号ごとのチャネル品質情報を決定することができる。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0097】
204.受信ネットワーク要素が、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を送信ネットワーク要素に報告する。
【0098】
測定基準信
号ごとのチャネル品質情報を決定した後、受信ネットワーク要素はその情報を送信ネットワーク要素に報告し、その結果、送信ネットワーク要素は、その情報を参照することにより、次の制御チャネル送信のためのプリコーディング行列調整を実行することができる。
【0099】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0100】
さらに、本発明のこの実施形態は、受信ネットワーク要素によって各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定する複数の具体的な実装形態を提供し、それにより、解決策の実現可能性が向上する。
【0101】
以下で、送信ネットワーク要素の観点から本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法を記載する。
図3を参照すると、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法の一実施形態は、以下のステップを含む。
【0102】
301.送信ネットワーク要素が、ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補の1つもしくは複数のCCEGを決定するか、または送信ネットワーク要素が、ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補に対応する1つもしくは複数のCCEG、および各CCEGに含まれるCCEを決定し、各CCEGは少なくとも1つのCCEを含む。
【0103】
ターゲット制御チャネル候補に対応するアグリゲーションレベルを決定するために、ターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEの総数は、CCEGの数に各CCEGに含まれるCCEの数を乗算して取得されることに留意されたい。
【0104】
第1のターゲット制御チャネル候補に対応するCCEGは、送信ネットワーク要素によって事前に定義されるか、または別の方式で決定されてもよいことにさらに留意されたい。このことは本明細書では具体的に限定されない。各CCEGに含まれるCCEは、受信ネットワーク要素のターゲットDCIに基づいて生成されたシンボルの数を使用して決定されてもよく、または別の方式で決定されてもよい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0105】
本発明のこの実施形態における第1のターゲット制御チャネル候補は、
図1または
図2に対応する実施形態における第1のターゲット制御チャネル候補と完全に等価ではなく、本発明のこの実施形態におけるターゲット候補位置は、受信ネットワーク要素とのダウンリンク制御チャネル送信のために送信ネットワーク要素によって選択された制御チャネル候補であることにさらに留意されたい。
【0106】
302.送信ネットワーク要素が、第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットDCIを決定する。
【0107】
第1のターゲット制御チャネル候補に対応する1つまたは複数のCCEGを決定した後、送信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットDCIを決定する。ターゲットDCIは、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを含む。測定基準信号は、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む。
【0108】
303.送信ネットワーク要素が、第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信する。
【0109】
送信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信し、その結果、受信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補または第1のターゲット制御チャネル候補のサブセット上でターゲットDCIを受信し、測定基準信号ごとにチャネル品質情報を測定する。
【0110】
第1のターゲット制御チャネル候補が1つのCCEGに対応する場合、送信ネットワーク要素はCCEGにターゲットDCIを追加する必要があり、または第1のターゲット制御チャネル候補が複数のCCEGに対応する場合、信頼性を向上させるために、送信ネットワーク要素は各CCEGにターゲットDCIを追加できることに留意されたい。第1のターゲット制御チャネル候補が複数のCCEGに対応するとき、送信ネットワーク要素は、代替として、1つまたは複数のCCEGのみにターゲットDCIを追加できることを理解されたい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0111】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0112】
図3に対応する実施形態に基づいて、本発明の一実施形態では、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報は、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含む。1つまたは複数のCCEGの復調基準信号は、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号である。
【0113】
プリコーディング行列は空間プリコーディング行列であり、異なるアンテナポートに作用し、比較的狭い空間範囲または方向に送信エネルギーを集中させるために使用される。
図3に対応する実施形態では、各測定基準信号は、同じプリコーディング行列または異なるプリコーディング行列に対応していてもよい。各測定基準信号が異なるプリコーディング行列に対応しているとき、受信ネットワーク要素が測定基準信号ごとのチャネル品質情報を測定し報告した後、送信ネットワーク要素は、チャネル品質情報を参照することにより、次の制御チャネル送信のためのプリコーディング行列調整を実行することができる。具体的には、送信ネットワーク要素は、これらの測定基準信号の中で最も高いチャネル品質を有する1つまたは複数の測定基準信号を特定し、最も高いチャネル品質を有する1つまたは複数の測定基準信号に対応するプリコーディング行列を使用して、次の制御チャネル送信中に空間プリコーディングを実行することができる。送信ネットワーク要素はさらに、これらの測定基準信号の中で最も低いチャネル品質を有する1つまたは複数の測定基準信号を特定し、次の制御チャネル送信中に、最も低いチャネル品質を有する1つまたは複数の測定基準信号に対応するプリコーディング行列の使用を禁止することができる。送信ネットワーク要素は、代替として、別の方式で次の制御チャネル送信のためのプリコーディング行列調整を実行することができる。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0114】
本発明のこの実施形態では、各測定基準信号は異なるプリコーディング行列に対応していてもよい。送信ネットワーク要素は、受信ネットワーク要素によって報告されたチャネル品質情報に基づいて、伝送品質を改善するために、最も適切なプリコーディング行列を選択して次の制御チャネル送信を実行することができる。
【0115】
図3に対応する実施形態に基づいて、本発明の一実施形態では、少なくとも1つの測定基準信号に対応するCCEGは、第1のターゲット制御チャネルのCCEGである。この場合、第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを受信した後、受信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補に対応する測定基準信号のチャネル品質情報を測定することができる。
【0116】
本発明のこの実施形態は、受信ネットワーク要素が、受信ネットワーク要素に対応する制御チャネル候補上で測定基準信号ごとのチャネル品質情報を測定し報告することができる実装形態を提供し、それにより、解決策の柔軟性が向上する。
【0117】
図3に対応する実施形態に基づいて、本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は以下の方式でターゲットDCIを送信することができる。
【0118】
送信ネットワーク要素は、第1のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに対応する変調および符号化方式を決定し、変調および符号化方式を使用して各CCEG内で搬送される
ターゲットDCIを変調および符号化し、対応するCCEGを使用して、変調および符号化されたターゲットDCIを送信する。本明細書では、各CCEGによって使用される変調および符号化方式は明確であり、CCEG内で搬送されるターゲットDCIは同じコンテンツを有する。したがって、各CCEGは自己復号可能である。具体的には、CCEGの場合、受信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれる別のCCEGのコンテンツに依存することなく、CCEGに対応する変調および符号化方式を使用して、ターゲットDCIに対して復調および復号などの処理を実行することによってのみ、ターゲットDCIを取得することができる。CCEGに対応する変調および符号化方式は同じであってもよいことを理解されたい。たとえば、すべてのCCEGは、QPSK変調およびレート1/3畳み込み符号を使用し、同じ冗長バージョンを選択する。CCEGに対応する変調および符号化方式は、代替として異なっていてもよい。たとえば、すべてのCCEGは、QPSK変調およびレート1/3畳み込み符号を使用するが、異なる冗長バージョンを選択する。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0119】
変調および符号化に加えて、送信ネットワーク要素は、CCEGにターゲットDCIを追加する前に、ターゲットDCIに対して他の処理をさらに実行できることに留意されたい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0120】
本発明のこの実施形態では、ターゲットDCIを搬送する各CCEGは自己復号可能であり、その結果、受信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれる別のCCEGのコンテンツに依存する必要がない。これにより、DCI検出成功率およびDCI検出効率が向上する。
【0121】
以下で、送信ネットワーク要素が受信ネットワーク要素と対話するシナリオで、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法を記載する。
図4を参照すると、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法の別の実施形態は、以下のステップを含む。
【0122】
401.送信ネットワーク要素が、ターゲット制御チャネル候補セット内の第3のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを決定する。
【0123】
送信ネットワーク要素は、ターゲット制御チャネル候補セット内の第3のターゲット制御チャネル候補に対応する1つまたは複数のCCEG、および各CCEGに含まれるCCEを決定し、各CCEGは少なくとも1つのCCEを含む。
【0124】
ターゲット制御チャネル候補に対応するアグリゲーションレベルを決定するために、ターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEの総数は、CCEGの数に各CCEGに含まれるCCEの数を乗算して取得されることに留意されたい。
【0125】
第3のターゲット制御チャネル候補に対応するCCEGは、送信ネットワーク要素によって事前に定義されるか、または別の方式で決定されてもよいことにさらに留意されたい。このことは本明細書では具体的に限定されない。各CCEGに含まれるCCEは、受信ネットワーク要素のターゲットDCIに基づいて生成されたシンボルの数を使用して決定されてもよく、または別の方式で決定されてもよい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0126】
402.送信ネットワーク要素が、第3のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットダウンリンク制御情報DCIを決定する。
【0127】
第3のターゲット制御チャネル候補に対応する1つまたは複数のCCEGを決定した後、送信ネットワーク要素は、第3のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットDCIを決定する。ターゲットDCIは、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを含む。測定基準信号は、第3のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む。
【0128】
本発明のこの実施形態では、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報は、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含むことに留意されたい。1つまたは複数のCCEGの復調基準信号は、第
3のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号である。各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報は、他の情報をさらに含んでもよい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0129】
403.送信ネットワーク要素が、第3のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信する。
【0130】
送信ネットワーク要素が、第3のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信する。第3のターゲット制御チャネル候補が1つのCCEGに対応する場合、送信ネットワーク要素はCCEGにターゲットDCIを追加する必要があり、または第
3のターゲット制御チャネル候補が複数のCCEGに対応する場合、信頼性を向上させるために、送信ネットワーク要素は各CCEGにターゲットDCIを追加できることに留意されたい。第
3のターゲット制御チャネル候補が複数のCCEGに対応するとき、送信ネットワーク要素は、代替として、1つまたは複数のCCEGのみにターゲットDCIを追加できることを理解されたい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0131】
具体的には、送信ネットワーク要素は、以下の方式でターゲットDCIを送信することができる。
【0132】
送信ネットワーク要素は、第
3のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに対応する変調および符号化方式を決定し
、変調および符号化方式を使用して各CCEG内で搬送される
ターゲットDCIを変調および符号化し、対応するCCEGを使用して、変調および符号化されたターゲットDCIを送信する。本明細書では、各CCEGによって使用される変調および符号化方式は明確であり、CCEG内で搬送されるターゲットDCIは同じコンテンツを有する。したがって、各CCEGは自己復号可能である。具体的には、CCEGの場合、受信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれる別のCCEGのコンテンツに依存することなく、CCEGに対応す
る変調および符号化方式を使用して、ターゲットDCIに対して復調および復号などの処理を実行することによってのみ、ターゲットDCIを取得することができる。CCEGに対応する変調および符号化方式は同じであってもよいことを理解されたい。たとえば、すべてのCCEGは、QPSK変調およびレート1/3畳み込み符号を使用し、同じ冗長バージョンを選択する。CCEGに対応する変調および符号化方式は、代替として異なっていてもよく、たとえば、すべてのCCEGは、QPSK変調およびレート1/3畳み込み符号を使用するが、異なる冗長バージョンを選択する。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0133】
送信ネットワーク要素は、代替として、別の方式でターゲットDCIを送信できることに留意されたい。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0134】
404.受信ネットワーク要素が、ターゲット制御チャネル候補セット内の第4のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得する。
【0135】
受信ネットワーク要素は、ターゲット制御チャネルセット内の第4のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得する。第4のターゲット制御チャネル候補は、第3の
ターゲット制御チャネル候補であってもよく、または第3の
ターゲット制御チャネル候補のサブセットであってもよいことに留意されたい。
【0136】
405.受信ネットワーク要素が、ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定する。
【0137】
ターゲットDCIを取得した後、受信ネットワーク要素は、ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定する。測定基準信号は、第4のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む。
【0138】
異なるアグリゲーションレベルにおいて制御チャネル候補によって占有される時間周波数リソースが部分的に重複するとき、ターゲット制御チャネル候補セットは少なくとも2つの制御チャネル候補を含み、少なくとも2つの制御チャネル候補は異なる数のCCEGを有し、制御チャネル候補のうちの1つのCCEGセットは、制御チャネル候補のうちの別の1つのCCEGを含むことに留意されたい。この場合、第4のターゲット制御チャネル候補は、第3のターゲット制御チャネル候補のサブセットである。
【0139】
受信ネットワーク要素により、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定する方式は、アグリゲーションレベルにおける探索空間が重複するかどうか、および送信ネットワーク要素によってターゲットDCIに追加される情報に関係する。詳細については、
図2に対応する実施形態におけるステップ202の方式を参照されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0140】
406.受信ネットワーク要素が、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定する。
【0141】
ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定した後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応する復調基準信号のチャネル品質情報を測定し、復調基準信号のチャネル品質情報に基づいて、測定基準信号ごとのチャネル品質情報を決定する。
【0142】
具体的には、測定基準信号ごとに、受信ネットワーク要素は、測定基準信
号に含まれるすべての復調基準信号のチャネル品質情報の平均を計算し、その平均を測定基準信号のチャネル品質情報として使用することができる。あるいは、測定基準信号ごとに、受信ネットワーク要素は、測定基準信号に含まれるすべての復調基準信号の、最大値および最小値が除外されたチャネル品質情報の平均を計算し、その平均を測定基準信号のチャネル品質情報として使用することができる。受信ネットワーク要素は、代替として、別の方式で測定基準信号ごとのチャネル品質情報を決定することができる。このことは本明細書では具体的に限定されない。
【0143】
407.受信ネットワーク要素が、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を送信ネットワーク要素に報告する。
【0144】
測定基準信号ごとのチャネル品質情報を決定した後、受信ネットワーク要素はその情報を送信ネットワーク要素に報告し、その結果、送信ネットワーク要素は、その情報を参照することにより、次の制御チャネル送信のためのプリコーディング行列調整を実行することができる。各測定基準信号は、同じプリコーディング行列または異なるプリコーディング行列に対応していてもよいことに留意されたい。各測定基準信号が異なるプリコーディング行列に対応しているとき、受信ネットワーク要素は、以下の方式で次の制御チャネル送信のためのプリコーディング行列調整を実行することができる:これらの測定基準信号の中で最も高いチャネル品質を有する1つもしくは複数の測定基準信号を特定し、最も高いチャネル品質を有する1つもしくは複数の測定基準信号に対応するプリコーディング行列を使用して、次の送信中に空間プリコーディングを実行すること、またはこれらの測定基準信号の中で最も低いチャネル品質を有する1つもしくは複数の測定基準信号を特定し、次の送信中に、最も低いチャネル品質を有する1つもしくは複数の測定基準信号に対応するプリコーディング行列の使用を禁止すること。あるいは、別の方式が使用されてもよく、本明細書では具体的に限定されない。
【0145】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0146】
理解を容易にするために、以下で、具体例を使用して、本発明の実施形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法を記載する。
【0147】
この具体例では、基地局Aおよびユーザ機器Bが制御チャネル送信を実行する。
【0148】
図5に示されたように、ユーザ機器Bの制御チャネル候補セットは、3つの制御チャネル候補:制御チャネル候補1、2、および3を含む。制御チャネル候補1および2は、各々1つのCCEGを含む。制御チャネル候補3は、2つのCCEGを含む。制御チャネル候補3のCCEGセット(CCEG1およびCCEG2)は、制御チャネル候補1のCCEGおよび制御チャネル候補2のCCEGを含む。各CCEGは特定の数のCCEを占有し、各CCEは特定の数の時間周波数リソースを占有する。各CCEGによって占有される時間周波数リソースの中には、復調基準信号を搬送する複数の時間周波数リソースが存在する。復調基準信号は、基地局Aおよびユーザ機器Bに知られた信号であり、チャネルを復調するためにユーザ機器Bによって使用されてもよい。復調基準信号はこのCCEGの復調基準信号と呼ばれる。このアプリケーションシナリオでは、各CCEGは1つのCCEを含む。
【0149】
基地局Aは、ユーザ機器Bの制御チャネル候補セットから、ユーザ機器BのDCI1を搬送するために制御チャネル候補3(第1の
ターゲット制御チャネル候補)を選択する。したがって、第1の制御チャネル候補は、2つのCCEG:CCEG1およびCCEG2を含む。基地局Aは、第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるユーザ機器BのDCI1に含まれる以下の情報を定義する:2つの測定基準信号がこの送信中に使用され、測定基準信号1はCCEG1の復調基準信号に対応しており、測定基準信号2はCCEG2の復調基準信号に対応している。
【0150】
基地局Aは、CCEG1およびCCEG2にDCI1を追加する。最初に、基地局Aは、方式X1を選択して、DCI1に対して符号化および変調などの信号処理を実行し、X1に基づいて処理されたDCI1をCCEG1に追加する。次いで、基地局Aは、方式X2を選択して、DCI1に対して符号化および変調などの信号処理を実行し、X2に基づいて処理されたDCI1をCCEG2に追加する。CCEG1およびCCEG2の符号化および変調は、受信端がCCEG1およびCCEG2を別々に復調および復号することを可能にすることができる。X1とX2は同じであってもよい。たとえば、それらは両方とも、QPSK変調およびレート1/3畳み込み符号を使用し、同じ冗長バージョンを選択する。X1とX2は異なっていてもよい。たとえば、それらは両方とも、QPSK変調およびレート1/3畳み込み符号を使用するが、異なる冗長バージョンを選択する。
【0151】
基地局Aは、測定基準信号1に対応する空間プリコーディング行列がM1であると判断し、M1は1組の複素数を含み、異なるアンテナポートに作用する。基地局Aは、測定基準信号2に対応する空間プリコーディング行列がM2であると判断し、M2は1組の複素数を含み、異なるアンテナポートに作用する。基地局Aは、プリコーディング行列M1を使用してCCEG1内でDCI1を送信し、プリコーディング行列M2を使用してCCEG2内でDCI1を送信する。
【0152】
ユーザ機器Bは、ターゲット制御チャネル候補セット内で、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数が多い順にすべての制御チャネル候補に対して検出を実行する。この実際のアプリケーションシナリオでは、基地局のターゲット制御チャネル候補セット内で、ターゲット制御チャネル候補のCCEGセットが別のターゲット制御チャネル候補のCCEGを含む場合がある。したがって、ユーザ機器Bは、以下の
2つのケースにおいて、図の(CCEG1およびCCEG2を含む)第2のターゲット制御チャネル候補に対して検出を実行することができる:(1)CCEG1およびCCEG2が個別検出用の2つの独立した制御チャネル候補として使用される、(2)CCEG1およびCCEG2が検出用の1つの制御チャネル候補として使用される。
【0153】
ケース(1)においてユーザ機器Bが検出を実行するとき、方式X1でCCEG1内でDCI1が検出された場合、CCEG1は第1のターゲット制御チャネル候補である。ユーザ機器Bは、DCI1に基づいて、2つの測定基準信号がこの送信中に使用され、測定基準信号1がCCEG1(第1のターゲット制御チャネル候補)の復調基準信号に対応しており、測定基準信号2が(第2のターゲット制御チャネル候補に属する)CCEG2の復調基準信号に対応していることを知る。ユーザ機器Bは、CCEG1の復調基準信号およびCCEG2の復調基準信号を別々に測定し、測定基準信号1に対応するチャネル品質および測定基準信号2に対応するチャネル品質を計算する。
【0154】
ユーザ機器Bは、測定基準信号1に対応するチャネル品質および測定基準信号2に対応するチャネル品質を基地局Aに報告する。
【0155】
上記で、本発明の実施の形態におけるダウンリンク制御チャネル送信方法を記載した。以下で、本発明の実施形態における受信ネットワーク要素を記載する。
図6を参照すると、本発明の実施形態における受信ネットワーク要素の一実施形態は、
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットダウンリンク制御情報DCIを取得するように構成された取得モジュール601であって、ターゲットDCIが受信ネットワーク要素のDCIであり、
第1のターゲット制御チャネル
候補が1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを含む、取得モジュール601と、
ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定するように構成された特定モジュール602であって、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、特定モジュール602と、
各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定するように構成された測定モジュール603と、
各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を送信ネットワーク要素に報告するように構成された報告モジュール604と
を含む。
【0156】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0157】
理解を容易にするために、以下で、本発明の実施形態における受信ネットワーク要素を詳細に記載する。
図7を参照すると、本発明の実施形態における受信ネットワーク要素の別の実施形態は、
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットダウンリンク制御情報DCIを取得するように構成された取得モジュール701であって、ターゲットDCIが受信ネットワーク要素のDCIであり、
第1のターゲット制御チャネル
候補が1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを含む、取得モジュール701と、
ターゲットDCIに基づいて、測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定するように構成された特定モジュール702であって、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、特定モジュール702と、
各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定するように構成された測定モジュール703と、
各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を送信ネットワーク要素に報告するように構成された報告モジュール704と
を含む。
【0158】
特定モジュール702は、
各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するように構成された特定ユニット7021
を含む。
【0159】
場合によっては、特定ユニット7021は、
第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGを特定するように構成された第1の特定サブユニット70211と、
第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGおよび測定基準信号の数に基づいて、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するように構成された第2の特定サブユニット70212と
を含んでもよい。
【0160】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0161】
さらに、本発明のこの実施形態は、特定モジュール702によって各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定する具体的な方式を提供し、それにより、解決策の実現可能性が向上する。
【0162】
上記で、本発明の実施形態における受信ネットワーク要素を記載した。以下で、本発明の実施形態における送信ネットワーク要素を記載する。
図8を参照すると、本発明の実施形態における送信ネットワーク要素の一実施形態は、
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを決定するように構成された第1の決定モジュール801であって、各CCEGが1つまたは複数のCCEを含む、第1の決定モジュール801と、
第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットダウンリンク制御情報DCIを決定するように構成された第2の決定モジュール802であって、ターゲットDCIが、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含み、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、第2の決定モジュール802と、
第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信するように構成された送信モジュール803と
を含む。
【0163】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0164】
理解を容易にするために、以下で、本発明の実施形態における送信ネットワーク要素を詳細に記載する。
図9を参照すると、本発明の実施形態における送信ネットワーク要素の別の実施形態は、
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを決定するように構成された第1の決定モジュール901であって、各CCEGが1つまたは複数のCCEを含む、第1の決定モジュール901と、
第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットダウンリンク制御情報DCIを決定するように構成された第2の決定モジュール902であって、ターゲットDCIが、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含み、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、第2の決定モジュール902と、
第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信するように構成された送信モジュール903と
を含む。
【0165】
送信モジュール903は、
第1のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに対応する変調および符号化方式を決定するように構成された第1の決定ユニット9031と、
変調および符号化方式を使用することにより、各CCEG内で搬送されるターゲットDCIを変調および符号化するように構成された第2の決定ユニット9032と、
対応するCCEGを使用して、変調および符号化されたターゲットDCIを送信するように構成された送信ユニット9033と
を含む。
【0166】
本発明のこの実施形態では、送信ネットワーク要素は、制御チャネル候補に含まれるCCEGの数、各CCEGに含まれるCCEの数、測定基準信号の数、および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを決定し、制御チャネル候補に含まれる1つまたは複数のCCEGにDCIを追加することができ、DCIは測定基準信号の数を含む。受信ネットワーク要素がブラインド検出を介してDCIを取得し、DCIに基づいて測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを知った後、受信ネットワーク要素は、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を計算し、送信ネットワーク要素にチャネル品質情報を報告することができ、その結果、送信ネットワーク要素は、すべての測定基準信号に対応するチャネル品質情報を特定することができる。これにより測定精度が向上する。
【0167】
さらに、本発明のこの実施形態は、送信モジュール903によってターゲットDCIを送信する具体的な方式を提供し、それにより、解決策の実現可能性が向上する。
【0168】
本発明の実施形態における受信ネットワーク要素は、1つまたは複数の端末であってもよい。端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(英語のフルネーム:Personal Digital Assistant、略してPDA)、販売時点管理(英語のフルネーム:Point of Sal
e、略してPOS)、車載コンピュータなどを含む任意の端末デバイスであってもよい。端末が携帯電話である一例が使用される。
【0169】
図10は、本発明の一実施形態による、端末に関係する携帯電話の部分構造のブロック図である。
図10を参照すると、携帯電話は、無線周波(英語のフルネーム:Radio Frequency、略してRF)回路1010、メモリ1020、入力ユニット1030、ディスプレイユニット1040、センサ1050、可聴周波回路1060、ワイヤレスフィデリティ(英語のフルネーム:wireless fidelity、略してWiFi)モジュール1070、プロセッサ1080、および電源1090などの構成要素を含む。当業者なら、
図10に示された携帯電話の構造が携帯電話に対するいかなる制限も構成せず、図に示された構成要素よりも多いかもしくは少ない構成要素、またはいくつかの構成要素の組合せ、または異なる配置の構成要素を含んでもよいことを理解することができる。
【0170】
以下で、
図10を参照して携帯電話の構成要素が具体的に記載される。
【0171】
RF回路1010は、情報の受信/送信中または通話中に信号を受信または送信するように構成されてもよい。詳細には、RF回路1010は、基地局のダウンリンク情報を受信し、処理のためにプロセッサ1080にダウンリンク情報を送信し、加えて、関連するアップリンクデータを基地局に送信する。RF回路1010は、通常、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器(英語のフルネーム:Low Noise Amplifier、略してLNA)、
またはデュプレク
サを含むが、それらに限定されない。加えて、RF回路1010は、ワイヤレス通信に介してネットワークおよび別のデバイスと通信することもできる。ワイヤレス通信の場合、限定はしないが、モバイル通信用グローバルシステム(英語のフルネーム:Global System
for Mobile communication、略してGSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(英語のフルネーム:General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多元接続(英語のフルネーム:Code Division Multiple Access、略してCDMA)、広帯域符号分割多元接続(英語のフルネーム:Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA(登録商標))、ロングタームエボリューション(英語のフルネーム:Long Term Evolution、略してLTE)、電子メール、
またはショートメッセージングサービス(英語のフルネーム:Short Messag
e Service、SMS
)を含む、任意の通信規格または通信プロトコルが使用されてもよい。
【0172】
メモリ1020は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてもよい。プロセッサ1080は、メモリ1020に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することにより、携帯電話の様々な機能アプリケーションを実行し、データを処理する。メモリ1020は、主に、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、(音声再生機能または画像再生機能などの)少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションなどを記憶することができる。データ記憶領域は、携帯電話の使用に応じて作成された(音声データおよび電話帳などの)データなどを記憶することができる。加えて、メモリ1020は、高速ランダムアクセスメモリであってもよく、または少なくとも1つの磁気ディスクメモリデバイス、
もしくはフラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモ
リであってもよい。
【0173】
入力ユニット1030は、入力された数字または文字の情報を受け取り、携帯電話のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成するように構成されてもよい。具体的には、入力ユニット1030は、タッチパネル1031および別の入力デバイス1032を含んでもよい。タッチスクリーンとも呼ばれるタッチパネル1031は、タッチパネル1031の上または近くでユーザによって実行されたタッチ操作(たとえば、指、スタイラス、または任意の他の適切な物体もしくは付属品を使用してユーザによってタッチパネル1031の上または近くで実行された操作)を収集し、事前設定されたプログラムに従って対応する接続装置を駆動することができる。場合によっては、タッチパネル1031は、2つの構成要素:タッチ検出装置およびタッチコントローラを含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作によって引き起こされた信号を検出し、タッチコントローラに信号を送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受け取り、タッチ情報を接点座標に変換し、プロセッサ1080に接点座標を送信し、プロセッサ1080によって送信されたコマンドを受け取り、そのコマンドを実行することができる。加えて、タッチパネル1031は、抵抗型、静電型、赤外線型、および表面弾性波型などの複数のタイプに実装されてもよい。タッチパネル1031に加えて、入力ユニット1030は、別の入力デバイス1032をさらに含んでもよい。具体的には、別の入力デバイス1032には、限定はしないが、物理キーボード、(音量制御キーまたはオン/オフキーなどの)ファンクションキー、トラックボール、マウス、およびジョイスティックのうちの1つまたは複数が含まれてもよい。
【0174】
ディスプレイユニット1040は、ユーザによって入力された情報、ユーザに提供された情報、および携帯電話の様々なメニューを表示するように構成されてもよい。ディスプレイユニット1040はディスプレイパネル1041を含んでもよい。場合によっては、ディスプレイパネル1041は、液晶ディスプレイ(英語のフルネーム:Liquid Crystal Display、略してLCD)、有機発光ダイオード(英語のフルネーム:Organic Light-Emitting Diode、略してOLED)などの形態で構成されてもよい。さらに、タッチパネル1031はディスプレイパネル1041を覆ってもよい。タッチパネル1031の上または近くでタッチ操作を検出した後、タッチパネル1031は、タッチイベントタイプを特定するためにプロセッサ1080にタッチ操作を送信する。次いで、プロセッサ1080は、タッチイベントタイプに基づいてディスプレイパネル1041上に対応する視覚的出力を提供する。
図10では、タッチパネル1031およびディスプレイパネル1041は、携帯電話の入力および
出力機能を実現する2つの別個の構成要素として使用されるが、いくつかの実施形態では、タッチパネル1031は、携帯電話の入力機能および出力機能を実現するためにディスプレイパネル1041と一体化されてもよい。
【0175】
携帯電話は、光センサ、動きセンサ、または別のセンサなどの少なくとも1つのセンサ1050をさらに含んでもよい。具体的には、光センサには、周辺光センサおよび近接センサが含まれてもよい。周辺光センサは、周辺光の明るさに基づいてディスプレイパネル1041の輝度を調節することができる。近接センサは、携帯電話が耳に移動すると、ディスプレイパネル1041および/またはバックライトをオフにすることができる。動きセンサの1つのタイプとして、加速度センサは(通常3つの軸がある)あらゆる方向の加速度の値を検出することができ、携帯電話が静止しているときに重力の値および方向を検出することができ、(横長モードと縦長モードとの間の切替え、関連するゲーム、および磁力計の姿勢較正などの)携帯電話の姿勢識別のアプリケーション、(歩数計およびノックなどの)振動認識関連機能などに使用することができる。携帯電話内に構成することができるジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ、および別のセンサについては、詳細は本明細書では記載されない。
【0176】
可聴周波回路1060、ラウドスピーカ1061、およびマイクロフォン1062は、ユーザと携帯電話との間のオーディオインターフェースを提供することができる。可聴周波回路1060は、受信されたオーディオデータから変換された電気信号をラウドスピーカ1061に送信することができ、ラウドスピーカ1061は、出力用にその電気信号を音声信号に変換する。一方、マイクロフォン1062は、収集された音声信号を電気信号に変換し、可聴周波回路1060は、電気信号を受信し、電気信号をオーディオデータに変換し、処理のためにプロセッサ1080に音声データを出力し、処理されたオーディオデータは、たとえば、RF回路1010を使用して別の携帯電話に送信されるか、またはオーディオデータは、さらなる処理のためにメモリ1020に出力される。
【0177】
WiFiは短距離ワイヤレス伝送技術に属する。携帯電話は、WiFiモジュール1070を使用することにより、ユーザが電子メールを受信および送信し、ウェブページをブラウズし、ストリーミングメディアにアクセスすることなどを助けることができる。WiFiモジュール1070は、インターネットへのワイヤレスブロードバンドアクセスをユーザに提供する。
図10はWiFiモジュール1070を示しているが、本発明の本質の範囲が変更されない限り、WiFiモジュール1170は携帯電話の必要な構成要素ではなく、必要に応じて省略されてもよいことを理解されたい。
【0178】
プロセッサ1080は、携帯電話の制御センタであり、様々なインターフェースおよび回線を使用して携帯電話全体の様々な構成要素を接続する。プロセッサ1080は、メモリ1020に記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを起動または実行し、メモリ1020に記憶されたデータを呼び出すことにより、携帯電話の様々な機能を実行し、データを処理して、携帯電話全体を監視する。場合によっては、プロセッサ1080は、1つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサが、プロセッサ1080に統合されてもよい。アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース、アプリケーションなどを処理する。モデムプロセッサは、主に無線通信を処理する。モデムプロセッサは、代替として、プロセッサ1080に統合されなくてもよいことが理解されよう。
【0179】
携帯電話は、様々な構成要素に電力を供給する電源1090(たとえば、バッテリ)をさらに含む。好ましくは、電源は、電力管理システムを使用して充電管理、放電管理、および電力消費管理などの機能を実現するために、電力管理システムを使用してプロセッサ1080に論理的に接続されてもよい。
【0180】
図示されていないが、携帯電話は、カメラ、ブルートゥース(登録商標)モジュールなどをさらに含んでもよく、詳細は本明細書では記載されない。
【0181】
本発明のこの実施形態では、端末に含まれるプロセッサ1080は、以下の機能:
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補上でターゲットDCIを取得することであって、ターゲットDCIが端末のDCIであり、
第1のターゲット制御チャネル
候補が1つまたは複数のCCEGを含み、ターゲットDCIがターゲット制御チャネルの1つまたは複数のCCEG内で搬送される、取得することと、ターゲットDCIを取得した後にターゲットDCI内のコンテンツを構文解析し、ターゲット測定基準信号の数および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースを特定することと、各測定基準信号に対応するチャネル品質情報を取得するために、各測定基準信号を測定することと、チャネル品質情報を
送信ネットワーク要素に報告することであって、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含み、第2のターゲット制御チャネル候補が第1のターゲット制御チャネル候補とは異なる、報告することと
をさらに含む。
【0182】
場合によっては、本発明のこの実施形態では、プロセッサ1080はさらに、以下のステップ:各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を特定するステップを実行することができる。
【0183】
場合によっては、本発明のこの実施形態では、プロセッサ1080はさらに、以下のステップ:第1のターゲット制御チャネル候補に含まれるCCEGを特定するステップと、第1のターゲット制御チャネル候補内のCCEGの数および各CCEGに含まれるCCEの数が特定された後、CCEGの数、CCEの数、および測定基準信号の数に基づいて、各測定基準信号に対応する復調基準信号を特定するステップと
を実行することができる。
【0184】
図11は、本発明の一実施形態による、サーバ
1100の概略構造図である。サーバ1100は、異なる構成または異なる性能に起因して大きく異なってもよく、基地局、トランシーバサイト、または別のネットワーク要素であってもよい。サーバ1100は、1つまたは複数の中央処理装置(central processing units、CPU)1122(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ)、メモリ1132、および、アプリケーション1142またはデータ1144を記憶する1つまたは複数の記憶媒体1130(たとえば、1つまたは複数の大容量ストレージデバイス)を含んでもよいメモリ1132および記憶媒体1130は、一時的な記憶または永久的な記憶のために使用されてもよい。記憶媒体1130に記憶されるプログラムは、1つまたは複数のモジュール(図示せず)を含んでもよく、各モジュールは、サーバ上で実行される一連の命令動作を含んでもよい。さらに、中央処理装置1122は、記憶媒体1130と通信するように設定されてもよく、サーバ1100上で、記憶媒体1130内の一連の命令動作を実行する。
【0185】
サーバ1100は、1つもしくは複数の電源1126、1つもしくは複数の有線もしくは無線のネットワークインターフェース1150、1つもしくは複数の入力/出力インターフェース1158、ならびに/または、1つもしくは複数のオペレーティングシステム1141、たとえば、Windows Server(登録商標)、Mac OS X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、およびFreeBSD(登録商標)をさらに含んでもよい。
【0186】
中央処理装置11
22は、具体的に、以下のステップ:
ターゲット制御チャネル候補セット内の第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数の制御チャネル要素グループCCEGを決定するステップであって、各CCEGが1つまたは複数のCCEを含む、ステップと、第1のターゲット制御チャネル候補上で搬送されるターゲットダウンリンク制御情報DCIを決定するステップであって、ターゲットDCIが、測定基準信号の数に関する情報および各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報を含み、測定基準信号が、第1のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号および/またはターゲット制御チャネル候補セット内の少なくとも1つの第2のターゲット制御チャネル候補の復調基準信号を含む、ステップと、第1のターゲット制御チャネル候補の1つまたは複数のCCEGを使用してターゲットDCIを送信するステップと
を実行する。
【0187】
場合によっては、各測定基準信号に対応する時間周波数リソースに関する情報は、各測定基準信号に対応する1つまたは複数のCCEGの復調基準信号を含む。
【0188】
場合によっては、各測定基準信号は異なるプリコーディング行列に対応している。
【0189】
場合によっては、測定基準信号のうちの少なくとも1つに対応するCCEGは、少なくとも第1のターゲット制御チャネル
候補のCCEGを含む。
【0190】
場合によっては、中央処理装置11
22はさらに、具体的に、以下のステップ:
第1のターゲット制御チャネル候補の各CCEGに対応する変調および符号化方式を決定するステップと、変調および符号化方式を使用することにより、各CCEG内で搬送されるターゲットDCIを変調および符号化するステップと、対応するCCEGを使用して、変調および符号化されたターゲットDCIを送信するステップと
を実行する。
【0191】
便利で簡潔な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの具体的な動作プロセスについては、上記の方法実施形態における対応するプロセスに対して参照が行われてもよく、本明細書では詳細は再び記載されないことは、当業者なら明確に理解されよう。
【0192】
本出願において提供されたいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は他の方式で実装されてもよいことを理解されたい。たとえば、記載された装置実施形態は一例にすぎない。たとえば、ユニット分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素は組み合わされるか、もしくは別のシステムに統合されてもよく、または、いくつかの特徴は無視されてもよく、実行されなくてもよい加えて、表示または説明された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用して実装されてもよい。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電気、機械、または他の形態で実装されてもよい。
【0193】
別々の構成要素として記載されたユニットは、物理的に分かれていても、分かれていなくてもよく、ユニットとして表示された構成要素は、物理ユニットであってもそうでなくてもよく、1つの場所に配置されてもよく、または複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部またはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0194】
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々は物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0195】
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、統合ユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決策のすべてもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実現されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態に記載された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(英語のフルネーム:Read-Only Memory、略してROM)、ランダムアクセスメモリ(英語のフルネーム:Random Access Memory、略してRAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体が含まれる。
【0196】
上記の実施形態は、本発明を限定するのではなく、本発明の技術的解決策を記載するためのものであるにすぎない。上記の実施形態を参照して詳細に本発明が記載されたが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の趣旨および範囲から逸脱することなく、上記の実施形態に記載された技術的解決策に修正をさらに行うか、またはそれらのいくつかの技術的特徴に均等な置換を行うことができることを理解するべきである。