(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6754037
(24)【登録日】2020年8月25日
(45)【発行日】2020年9月9日
(54)【発明の名称】小型飛行機の補助メンテナンスシステム
(51)【国際特許分類】
B64F 5/40 20170101AFI20200831BHJP
【FI】
B64F5/40
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-143162(P2019-143162)
(22)【出願日】2019年8月2日
【審査請求日】2019年8月9日
(31)【優先権主張番号】201910578690.1
(32)【優先日】2019年6月28日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519460650
【氏名又は名称】广州蕭浦科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】徐萍
【審査官】
長谷井 雅昭
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2016/0318632(US,A1)
【文献】
特開昭48−100901(JP,A)
【文献】
特開平01−226494(JP,A)
【文献】
特開2015−224029(JP,A)
【文献】
特開2007−183172(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第103380057(CN,A)
【文献】
特開2001−264271(JP,A)
【文献】
特開2002−257752(JP,A)
【文献】
特開平09−196858(JP,A)
【文献】
特開2002−365241(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64F 5/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、ベースを含み、
前記ベースの中には伸縮装置が設置され、前記伸縮装置の右端にはガイド装置が連結され、前記ガイド装置の右端が飛行機のヘッドに当接され且つ飛行機をガイドして移動させることができ、前記伸縮装置が前記ガイド装置を駆動でき、前記伸縮装置は前記ガイド装置を連動させて上下にスライドさせることもでき、
前記ベースの右端にはコントロールスイッチが固定的に連結され、前記コントロールスイッチが前記伸縮装置に通電できるように連結され、前記ガイド装置と前記コントロールスイッチとが接触した時前記伸縮装置を止め、
前記伸縮装置の右端には移動装置が連結され、前記移動装置が前記ベースの中にあり、前記移動装置が飛行機を回転連動させることができ、飛行機が移動する時に偏移することを避け、
前記移動装置の右側には検査装置が設置され、前記検査装置が前記伸縮装置に通電できるように連結され、前記検査装置が視覚検査に基づいて飛行機のボディ表面に亀裂検査を行え、前記検査装置が自動的に前後位置を調整でき、飛行機のボディとぶつかって飛行機を損壊することを避けることを特徴とする小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項2】
前記伸縮装置は前記ベースの中に設置された伝動チャンバーを含み、前記伝動チャンバーの中にはスライド歯車がスライドできるように且つ回転できるように設置され、前記スライド歯車の中には連結孔が左右に貫通するように設置され、前記連結孔の中には左モーター軸がスプラインにより連結され、前記伝動チャンバーの左側内壁には左モーターが固定的に設置され、前記コントロールスイッチが前記左モーターに通電できるように連結され、前記左モーター軸の左端が前記左モーターに動力が伝達できるように連結され、前記スライド歯車の右側には伝動軸が回転できるように設置され、前記伝動軸の右端が前記移動装置に連結され、前記伝動軸の左端が前記連結孔の中にスライドでき且つ前記スライド歯車と連結され、前記スライド歯車の右端には回転ブロックが回転できるように連結され、前記回転ブロックの右端と前記伝動チャンバーの右側内壁との間には電磁バネが固定的に連結され、
前記スライド歯車の上端には上歯車が噛み合うように設置され、前記上歯車の上端には鉛直ネジ山ロッドが固定的に連結され、前記伝動チャンバーの上側内壁の中には連通溝が設置され、前記連通溝の中には連結スライドブロックがスライドできるように設置され、前記鉛直ネジ山ロッドの上端が前記連通溝の中まで伸びており且つ前記連結スライドブロックとネジ山により連結され、
前記連結スライドブロックの右端にはスライドネジ山ロッドが回転できるように連結され、前記スライドネジ山ロッドの右端が前記ベースの外部まで伸びており且つ前記ガイド装置に連結され、
前記連通溝の右側内壁の中には伸縮チャンバーが連通するように設置され、前記伸縮チャンバーの中には固定プーリが回転できるように設置され、前記伝動軸の右端が前記伸縮チャンバーの中まで伸びており且つ前記固定プーリに固定的に連結され、前記固定プーリの上側にはスライドプーリが回転できるように且つスライドできるように設置され、前記スライドプーリが前記スライドネジ山ロッドの周面に固定的に連結され、前記固定プーリと前記スライドプーリとの間には鉛直ベルトが連結され、前記伸縮チャンバーの右側内壁の中には右方に開口したガイドスライド溝が連通するように設置され、前記ガイドスライド溝の中には支持スライドブロックがスライドできるように設置され、前記スライドネジ山ロッドが前記支持スライドブロックに回転できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項3】
前記スライド歯車の前後両端には対称歯車が対称的に且つ噛み合うように設置され、前記対称歯車のうち対称中心から離れた片端には下プーリが固定的に連結され、前記伝動チャンバーの上側内壁の中には鉛直チャンバーが前後対称的に且つ連通するように設置され、前記鉛直チャンバーの中には上プーリが回転できるように設置され、前記下プーリと前記上プーリとの間には連結ベルトが連結され、
前記上プーリの中には固定ネジ山ロッドが固定的に連結され、前記上プーリのうち対称中心に近接している片側にはネジ山ブロックがスライドできるように設置され、前記ネジ山ブロックが前記固定ネジ山ロッドにネジ山により連結され、前記鉛直チャンバーの右側内壁の中には位置制限溝が連通するように設置され、前記位置制限溝の右側内壁が前記伸縮チャンバーに連通されており、前記ネジ山ブロックの右端には片持軸が回転できるように連結され、前記片持軸の右端が前記伸縮チャンバーの中まで伸びており且つ前記片持軸の右端にはテンションプーリが固定的に連結され、前記テンションプーリのうち対称中心に近接している片端が前記鉛直ベルトに当接されていることを特徴とする請求項2に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項4】
前記ガイド装置は前記スライドネジ山ロッドの右側にスライドできるように設置された伸縮ロッドを含み、前記伸縮ロッドの中には左方に開口したネジ山孔が設置され、前記スライドネジ山ロッドの右端が前記ネジ山孔の中まで延びており且つ前記伸縮ロッドとネジ山により連結され、
前記伸縮ロッドの中には右方に開口した弧形溝が上下対称的に設置され、それに前記弧形溝の開口が対称中心に背向けており、前記弧形溝の前後内壁の間にはねじり軸が回転できるように連結され、前記ねじり軸の周面には挟み板が固定的に連結され、前記挟み板の前後両端と前記弧形溝の前後内壁との間にはねじりバネが固定的に連結され、前記ねじりバネが前記電磁バネに通電できるように連結されていることを特徴とする請求項2に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項5】
前記挟み板の右端面に滑りマットが固定的に連結されていることを特徴とする請求項4に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項6】
前記移動装置は前記伸縮チャンバーの右側内壁の中に設置された輸送チャンバーを含み、前記伝動軸の右端が前記輸送チャンバーの中まで伸びており且つ前記伝動軸の右端には転向主動歯車が固定的に連結され、前記転向主動歯車の後端には転向従動歯車が噛み合うように設置され、前記転向従動歯車の中には連結軸が固定的に連結され、前記連結軸の前後両端には左輸送輪が対称的に且つ固定的に連結され、前記左輸送輪の右側には右輸送輪が回転できるように設置され、前記右輸送輪と前記左輸送輪との間には輸送ベルトが連結され、
前記輸送チャンバーの上側内壁の中には上方に開口した凹溝が前後対称的に且つ連通するように設置され、それに前記凹溝が右方に開口し、前記凹溝の中には固定ブロックがスライドできるように設置され、前記固定ブロックの下端が前記輸送ベルトに固定的に連結され、前記固定ブロックの中には右方に開口した且つ上方に開口した固定溝が設置され、前記固定溝の前後両側内壁の中には対称中心に背向けて開口した抜き穴が対称的に且つ連通するように設置され、前記抜き穴の中にはロックロッドがスライドできるように設置されていることを特徴とする請求項2に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項7】
前記抜き穴の上側内壁の中にはリセット溝が連通するように設置され、前記リセット溝の中にはリセットスライドブロックがスライドできるように設置され、前記リセットスライドブロックの下端が前記ロックロッドに固定的に連結され、前記リセットスライドブロックのうち対称中心から離れた片端と前記リセット溝のうち対称中心から離れた片側内壁との間にはリセットバネが固定的に連結されていることを特徴とする請求項6に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項8】
前記検査装置は前記輸送チャンバーの右側内壁の中に設置されたベベルギアチャンバーを含み、前記ベベルギアチャンバーの中には主動ベベルギアが回転できるように設置され、前記主動ベベルギアの中には右モーター軸固定的に連結され、前記ベベルギアの右側内壁の中には右モーターが固定的に設置され、前記右モーター軸の右端が前記右モーターに伝動できるように連結され、
前記主動ベベルギアの前後両端には従動ベベルギアが噛み合うように設置され、前記ベベルギアのうち対称中心から離れた片端には横方向ネジ山ロッドが固定的に連結され、前記横方向ネジ山ロッドのうち対称中心から離れた片端が前記ベースの外部まで延びており、前記ベースの前後両側には鉛直板が対称的に且つスライドできるように設置され、両側の前記鉛直板がそれぞれ両側の横方向ネジ山ロッドにネジ山により連結され、前記鉛直板のうち対称中心に近接している片端には検査ヘッドが固定的に連結されていることを特徴とする請求項6に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【請求項9】
前記検査ヘッドが前記右モーターと前記左モーターとに通電できるように連結されていることを特徴とする請求項8に記載の小型飛行機の補助メンテナンスシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は飛行機メンテナンス分野に関し、具体的には小型飛行機の補助メンテナンスシステムである。
【背景技術】
【0002】
一部の小型飛行機の使用率が非常に高く、メンテナンスの回数も増え、飛行機のメンテナンスステップが複雑であり、大量の人力と物資とを消耗し、人力的に飛行機のボディ表面に亀裂検査を行うと、多くの時間がかかり、たくさんの人事資源を浪費し、本発明の小型飛行機の補助メンテナンスシステムは、上記問題を解決でき、本発明は飛行機の大きさによりガイド装置の位置を調整でき、且つ飛行機をガイドしてベースに移動させ、視覚検査技術に基づいて飛行機のボディ表面に亀裂検査を行い、また自動的に検査装置の位置を調節でき、飛行機のボディとぶつかって飛行機を損壊することを避ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107963237号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:人力的に飛行機のボディ表面に亀裂検査を行うと大量の人事資源を浪費する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを通じて実現する:本願発明の小型飛行機の補助メンテナンスシステムは、ベースを含み、前記ベースの中には伸縮装置が設置され、前記伸縮装置の右端にはガイド装置が連結され、前記ガイド装置の右端が飛行機のヘッドに当接され且つ飛行機をガイドして移動させることができ、前記伸縮装置が前記ガイド装置を駆動でき、前記伸縮装置は前記ガイド装置を連動させて上下にスライドさせることもでき、飛行機の大きさにより前記ガイド装置の鉛直位置を調整し、前記ベースの右端にはコントロールスイッチが固定的に連結され、前記コントロールスイッチが前記伸縮装置に通電できるように連結され、前記ガイド装置と前記コントロールスイッチとが接触した時前記伸縮装置を止め、前記伸縮装置の右端には移動装置が連結され、前記移動装置が前記ベースの中にあり、前記移動装置が飛行機を回転連動させることができ、飛行機が移動する時に偏移することを避け、前記移動装置の右側には検査装置が設置され、前記検査装置が前記伸縮装置に通電できるように連結され、前記検査装置が視覚検査に基づいて飛行機のボディ表面に亀裂検査を行え、飛行機のボディ表面には亀裂があると検査した時、前記伸縮装置を止め且つ人力によりメンテナンスを行い、大幅にメンテナンスの時間を減少し、メンテナンスの効率を上げることができ、前記検査装置が自動的に前後位置を調整でき、飛行機のボディとぶつかって飛行機を損壊することを避ける。
【0006】
有益的に、前記伸縮装置は前記ベースの中に設置された伝動チャンバーを含み、前記伝動チャンバーの中にはスライド歯車がスライドできるように且つ回転できるように設置され、前記スライド歯車の中には連結孔が左右に貫通するように設置され、前記連結孔の中には左モーター軸がスプラインにより連結され、前記伝動チャンバーの左側内壁には左モーターが固定的に設置され、前記コントロールスイッチが前記左モーターに通電できるように連結され、前記左モーター軸の左端が前記左モーターに動力が伝達できるように連結され、前記スライド歯車の右側には伝動軸が回転できるように設置され、前記伝動軸の右端が前記移動装置に連結され、前記伝動軸の左端が前記連結孔の中にスライドでき且つ前記スライド歯車と連結され、前記スライド歯車の右端には回転ブロックが回転できるように連結され、前記回転ブロックの右端と前記伝動チャンバーの右側内壁との間には電磁バネが固定的に連結され、前記スライド歯車の上端には上歯車が噛み合うように設置され、前記電磁バネが通電したら前記回転ブロックと前記スライド歯車とを連動させてスライドさせることができ、更に前記スライド歯車を同時に前記左モーター軸と前記伝動軸と連結させ、この時前記スライド歯車が前記上歯車と噛み合っておらず、前記上歯車の上端には鉛直ネジ山ロッドが固定的に連結され、前記伝動チャンバーの上側内壁の中には連通溝が設置され、前記連通溝の中には連結スライドブロックがスライドできるように設置され、前記鉛直ネジ山ロッドの上端が前記連通溝の中まで伸びており且つ前記連結スライドブロックとネジ山により連結され、前記連結スライドブロックの右端にはスライドネジ山ロッドが回転できるように連結され、前記スライドネジ山ロッドの右端が前記ベースの外部まで伸びており且つ前記ガイド装置に連結され、前記連通溝の右側内壁の中には伸縮チャンバーが連通するように設置され、前記伸縮チャンバーの中には固定プーリが回転できるように設置され、前記伝動軸の右端が前記伸縮チャンバーの中まで伸びており且つ前記固定プーリに固定的に連結され、前記固定プーリの上側にはスライドプーリが回転できるように且つスライドできるように設置され、前記スライドプーリが前記スライドネジ山ロッドの周面に固定的に連結され、前記固定プーリと前記スライドプーリとの間には鉛直ベルトが連結され、前記伸縮チャンバーの右側内壁の中には右方に開口したガイドスライド溝が連通するように設置され、前記ガイドスライド溝の中には支持スライドブロックがスライドできるように設置され、前記スライドネジ山ロッドが前記支持スライドブロックに回転できるように連結され、前記左モーターを始動し、前記電磁バネがまだ通電していない時に、前記スライド歯車が前記上歯車と噛み合っており、この時前記スライド歯車が前記伝動軸と連結されていなく、更に前記左モーターが前記左モーター軸により前記スライド歯車を回転連動させ、更に前記上歯車を回転連動させ、更に前記鉛直ネジ山ロッドにより前記連結スライドブロックを連動させて上昇させ、更に前記スライドネジ山ロッドにより前記スライドプーリと前記支持スライドブロックを連動させて上昇させ、更に前記ガイド装置を連動させて上昇させ且つ鉛直方向の位置を調節し、前記電磁バネが通電した時に、前記スライド歯車が前記上歯車と噛合状態から離脱し、この時前記スライド歯車が前記左モーター軸と前記伝動軸と連結され、更に前記スライド歯車が回転し前記伝動軸を回転連動させることができ、更に前記固定プーリを回転連動させ、更に前記鉛直ベルトにより前記スライドプーリを回転連動させ、更に前記スライドネジ山ロッドにより前記ガイド装置を駆動し且つ飛行機にガイドを行い、同時に前記伝動軸が前記移動装置を駆動し且つ飛行機を移動連動させる。
【0007】
好ましくは、前記スライド歯車の前後両端には対称歯車が対称的に且つ噛み合うように設置され、前記対称歯車のうち対称中心から離れた片端には下プーリが固定的に連結され、前記伝動チャンバーの上側内壁の中には鉛直チャンバーが前後対称的に且つ連通するように設置され、前記鉛直チャンバーの中には上プーリが回転できるように設置され、前記下プーリと前記上プーリとの間には連結ベルトが連結され、前記上プーリの中には固定ネジ山ロッドが固定的に連結され、前記上プーリのうち対称中心に近接している片側にはネジ山ブロックがスライドできるように設置され、前記ネジ山ブロックが前記固定ネジ山ロッドにネジ山により連結され、前記鉛直チャンバーの右側内壁の中には位置制限溝が連通するように設置され、前記位置制限溝の右側内壁が前記伸縮チャンバーに連通されており、前記ネジ山ブロックの右端には片持軸が回転できるように連結され、前記片持軸の右端が前記伸縮チャンバーの中まで伸びており且つ前記片持軸の右端にはテンションプーリが固定的に連結され、前記テンションプーリのうち対称中心に近接している片端が前記鉛直ベルトに当接されている。
【0008】
有益的に、前記ガイド装置は前記スライドネジ山ロッドの右側にスライドできるように設置された伸縮ロッドを含み、前記伸縮ロッドの中には左方に開口したネジ山孔が設置され、前記スライドネジ山ロッドの右端が前記ネジ山孔の中まで延びており且つ前記伸縮ロッドとネジ山により連結され、前記伸縮ロッドの中には右方に開口した弧形溝が上下対称的に設置され、それに前記弧形溝の開口が対称中心に背向けており、前記弧形溝の前後内壁の間にはねじり軸が回転できるように連結され、前記ねじり軸の周面には挟み板が固定的に連結され、前記挟み板の前後両端と前記弧形溝の前後内壁との間にはねじりバネが固定的に連結され、前記ねじりバネが前記電磁バネに通電できるように連結され、パイロットが飛行機を運転して左方に走行させ且つ飛行機のヘッドを前記挟み板の間に伸びさせ、更に前記ねじりバネをねじれ、前記ねじりバネの弾力がプリセット値に達した時に前記電磁バネに通電させ、この時飛行機が前記移動装置にあり、この時パイロットが飛行機を止める。
【0009】
好ましくは、前記挟み板の右端面に滑りマットが固定的に連結され、前記滑りマットが飛行機のヘッドと接触し、飛行機の表面に傷を付けることを避けられる。
【0010】
有益的に、前記移動装置は前記伸縮チャンバーの右側内壁の中に設置された輸送チャンバーを含み、
前記伝動軸の右端が前記輸送チャンバーの中まで伸びており且つ前記伝動軸の右端には転向主動歯車が固定的に連結され、前記転向主動歯車の後端には転向従動歯車が噛み合うように設置され、前記転向従動歯車の中には連結軸が固定的に連結され、前記連結軸の前後両端には左輸送輪が対称的に且つ固定的に連結され、前記左輸送輪の右側には右輸送輪が回転できるように設置され、前記右輸送輪と前記左輸送輪との間には輸送ベルトが連結され、前記輸送チャンバーの上側内壁の中には上方に開口した凹溝が前後対称的に且つ連通するように設置され、それに前記凹溝が右方に開口し、前記凹溝の中には固定ブロックがスライドできるように設置され、前記固定ブロックの下端が前記輸送ベルトに固定的に連結され、前記固定ブロックの中には右方に開口した且つ上方に開口した固定溝が設置され、前記固定溝の前後両側内壁の中には対称中心に背向けて開口した抜き穴が対称的に且つ連通するように設置され、前記抜き穴の中にはロックロッドがスライドできるように設置され、飛行機のヘッドが前記ガイド装置に連結された時に、飛行機のタイヤが前記固定溝の中に入り、且つ前記ロックロッドによりタイヤを挟んでタイヤにロックを行う。
【0011】
好ましくは、前記抜き穴の上側内壁の中にはリセット溝が連通するように設置され、前記リセット溝の中にはリセットスライドブロックがスライドできるように設置され、前記リセットスライドブロックの下端が前記ロックロッドに固定的に連結され、前記リセットスライドブロックのうち対称中心から離れた片端と前記リセット溝のうち対称中心から離れた片側内壁との間にはリセットバネが固定的に連結され、前記リセットバネの弾力作用のもとで前記ロックロッドによりタイヤをロックでき、手動的に前記ロックロッドをスライドでき、更にタイヤにアンロックを行う。
【0012】
有益的に、前記検査装置は前記
輸送チャンバーの右側内壁の中に設置されたベベルギアチャンバーを含み、前記ベベルギアチャンバーの中には主動ベベルギアが回転できるように設置され、前記主動ベベルギアの中には右モーター軸固定的に連結され、前記ベベルギアの右側内壁の中には右モーターが固定的に設置され、前記右モーター軸の右端が前記右モーターに伝動できるように連結され、前記主動ベベルギアの前後両端には従動ベベルギアが噛み合うように設置され、前記ベベルギアのうち対称中心から離れた片端には横方向ネジ山ロッドが固定的に連結され、前記横方向ネジ山ロッドのうち対称中心から離れた片端が前記ベースの外部まで延びており、前記ベースの前後両側には鉛直板が対称的に且つスライドできるように設置され、両側の前記鉛直板がそれぞれ両側の横方向ネジ山ロッドにネジ山により連結され、前記鉛直板のうち対称中心に近接している片端には検査ヘッドが固定的に連結され、前記検査ヘッドにより自動的に飛行機の表面に亀裂検査を行え、同時に前記検査ヘッドと飛行機の表面との距離を検知できる。
【0013】
好ましくは、前記検査ヘッドが前記右モーターと前記左モーターとに通電できるように連結され、前記検査ヘッドが飛行機の表面には亀裂があると検査した時に、前記左モーターを止め、この時に人力的に亀裂を補修でき、前記検査ヘッドが飛行機の表面との間の距離が近すぎると検知したときに、前記右モーターを始動し、更に前記右モーター軸により前記主動ベベルギアを回転連動させ、更に前記従動ベベルギアを回転連動させ、更に前記横方向ネジ山ロッドにより両側の前記鉛直板を互いから離れてスライドさせ、更に前記検査ヘッドを飛行機の表面から離れさせ、前記検査ヘッドが飛行機とぶつかって飛行機を損壊することを避けられ、前記検査ヘッドが飛行機の表面との間の距離が遠すぎると検知した時、前記右モーターを反転させ、更に両側の前記鉛直板を連動させて互いにスライドさせて接近させ、更に前記検査ヘッドを連動させて飛行機の表面に接近させ、前記検査ヘッドの亀裂を検査する正確性を上げることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の有益効果は:本発明は飛行機の大きさによりガイド装置の位置を調整でき、且つ飛行機をガイドしてベースに移動させることができ、視覚検査技術に基づいて飛行機のボディ表面に亀裂検査を行い、また自動的に検査装置の位置を調節でき、飛行機のボディとぶつかって飛行機を損壊することを避ける。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜10をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
【
図1】
図1は本発明の小型飛行機の補助メンテナンスシステムの全体構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の小型飛行機の補助メンテナンスシステムは、主に小型飛行機のボディ表面の亀裂検査に適用され、以下に付図を合わせて本発明について詳しく説明する:
【0018】
本発明の前記小型飛行機の補助メンテナンスシステムは、ベース11を含み、前記ベース11の中には伸縮装置100が設置され、前記伸縮装置100の右端にはガイド装置103が連結され、前記ガイド装置103の右端が飛行機のヘッドに当接され且つ飛行機をガイドして移動させることができ、前記伸縮装置100が前記ガイド装置103を駆動でき、前記伸縮装置100は前記ガイド装置103を連動させて上下にスライドさせることもでき、飛行機の大きさにより前記ガイド装置103の鉛直位置を調整し、前記ベース11の右端にはコントロールスイッチ34が固定的に連結され、前記コントロールスイッチ34が前記伸縮装置100に通電できるように連結され、前記ガイド装置103と前記コントロールスイッチ34とが接触した時前記伸縮装置100を止め、前記伸縮装置100の右端には移動装置101が連結され、前記移動装置101が前記ベース11の中にあり、前記移動装置101が飛行機を回転連動させることができ、飛行機が移動する時に偏移することを避け、前記移動装置101の右側には検査装置102が設置され、前記検査装置102が前記伸縮装置100に通電できるように連結され、前記検査装置102が視覚検査に基づいて飛行機のボディ表面に亀裂検査を行え、飛行機のボディ表面には亀裂があると検査した時、前記伸縮装置100を止め且つ人力によりメンテナンスを行い、大幅にメンテナンスの時間を減少し、メンテナンスの効率を上げることができ、前記検査装置102が自動的に前後位置を調整でき、飛行機のボディとぶつかって飛行機を損壊することを避ける。
【0019】
実施例により、以下に前記伸縮装置100について詳しく説明し、前記伸縮装置100は前記ベース11の中に設置された伝動チャンバー49を含み、前記伝動チャンバー49の中にはスライド歯車47がスライドできるように且つ回転できるように設置され、前記スライド歯車47の中には連結孔44が左右に貫通するように設置され、前記連結孔44の中には左モーター軸41がスプラインにより連結され、前記伝動チャンバー49の左側内壁には左モーター40が固定的に設置され、前記コントロールスイッチ34が前記左モーター40に通電できるように連結され、前記左モーター軸41の左端が前記左モーター40に動力が伝達できるように連結され、前記スライド歯車47の右側には伝動軸45が回転できるように設置され、前記伝動軸45の右端が前記移動装置101に連結され、前記伝動軸45の左端が前記連結孔44の中にスライドでき且つ前記スライド歯車47と連結され、前記スライド歯車47の右端には回転ブロック43が回転できるように連結され、前記回転ブロック43の右端と前記伝動チャンバー49の右側内壁との間には電磁バネ46が固定的に連結され、前記スライド歯車47の上端には上歯車48が噛み合うように設置され、前記電磁バネ46が通電したら前記回転ブロック43と前記スライド歯車47とを連動させてスライドさせることができ、更に前記スライド歯車47を同時に前記左モーター軸41と前記伝動軸45と連結させ、この時前記スライド歯車47が前記上歯車48と噛み合っておらず、前記上歯車48の上端には鉛直ネジ山ロッド12が固定的に連結され、前記伝動チャンバー49の上側内壁の中には連通溝39が設置され、前記連通溝39の中には連結スライドブロック13がスライドできるように設置され、前記鉛直ネジ山ロッド12の上端が前記連通溝39の中まで伸びており且つ前記連結スライドブロック13とネジ山により連結され、前記連結スライドブロック13の右端にはスライドネジ山ロッド33が回転できるように連結され、前記スライドネジ山ロッド33の右端が前記ベースの外部まで伸びており且つ前記ガイド装置103に連結され、前記連通溝39の右側内壁の中には伸縮チャンバー37が連通するように設置され、前記伸縮チャンバー37の中には固定プーリ15が回転できるように設置され、前記伝動軸45の右端が前記伸縮チャンバー37の中まで伸びており且つ前記固定プーリ15に固定的に連結され、前記固定プーリ15の上側にはスライドプーリ38が回転できるように且つスライドできるように設置され、前記スライドプーリ38が前記スライドネジ山ロッド33の周面に固定的に連結され、前記固定プーリ15と前記スライドプーリ38との間には鉛直ベルト14が連結され、前記伸縮チャンバー37の右側内壁の中には右方に開口したガイドスライド溝36が連通するように設置され、前記ガイドスライド溝36の中には支持スライドブロック35がスライドできるように設置され、前記スライドネジ山ロッド33が前記支持スライドブロック35に回転できるように連結され、前記左モーター40を始動し、前記電磁バネ46がまだ通電していない時に、前記スライド歯車47が前記上歯車48と噛み合っており、この時前記スライド歯車47が前記伝動軸45と連結されていなく、更に前記左モーター40が前記左モーター軸41により前記スライド歯車47を回転連動させ、更に前記上歯車48を回転連動させ、更に前記鉛直ネジ山ロッド12により前記連結スライドブロック13を連動させて上昇させ、更に前記スライドネジ山ロッド33により前記スライドプーリ38と前記支持スライドブロック35を連動させて上昇させ、更に前記ガイド装置103を連動させて上昇させ且つ鉛直方向の位置を調節し、前記電磁バネ46が通電した時に、前記スライド歯車47が前記上歯車48と噛合状態から離脱し、この時前記スライド歯車47が前記左モーター軸41と前記伝動軸45と連結され、更に前記スライド歯車47が回転し前記伝動軸45を回転連動させることができ、更に前記固定プーリ15を回転連動させ、更に前記鉛直ベルト14により前記スライドプーリ38を回転連動させ、更に前記スライドネジ山ロッド33により前記ガイド装置103を駆動し且つ飛行機にガイドを行い、同時に前記伝動軸45が前記移動装置101を駆動し且つ飛行機を移動連動させる。
【0020】
有益的に、前記スライド歯車47の前後両端には対称歯車42が対称的に且つ噛み合うように設置され、前記対称歯車42のうち対称中心から離れた片端には下プーリ71が固定的に連結され、前記伝動チャンバー49の上側内壁の中には鉛直チャンバー53が前後対称的に且つ連通するように設置され、前記鉛直チャンバー53の中には上プーリ54が回転できるように設置され、前記下プーリ71と前記上プーリ54との間には連結ベルト56が連結され、前記上プーリ54の中には固定ネジ山ロッド55が固定的に連結され、前記上プーリ54のうち対称中心に近接している片側にはネジ山ブロック52がスライドできるように設置され、前記ネジ山ブロック52が前記固定ネジ山ロッド55にネジ山により連結され、前記鉛直チャンバー53の右側内壁の中には位置制限溝57が連通するように設置され、前記位置制限溝57の右側内壁が前記伸縮チャンバー37に連通されており、前記ネジ山ブロック52の右端には片持軸51が回転できるように連結され、前記片持軸51の右端が前記伸縮チャンバー37の中まで伸びており且つ前記片持軸51の右端にはテンションプーリ50が固定的に連結され、前記テンションプーリ50のうち対称中心に近接している片端が前記鉛直ベルト14に当接されている。
【0021】
実施例により、以下に前記ガイド装置103について詳しく説明し、前記ガイド装置103は前記スライドネジ山ロッド33の右側にスライドできるように設置された伸縮ロッド61を含み、前記伸縮ロッド61の中には左方に開口したネジ山孔60が設置され、前記スライドネジ山ロッド33の右端が前記ネジ山孔60の中まで延びており且つ前記伸縮ロッド61とネジ山により連結され、前記伸縮ロッド61の中には右方に開口した弧形溝62が上下対称的に設置され、それに前記弧形溝62の開口が対称中心に背向けており、前記弧形溝62の前後内壁の間にはねじり軸63が回転できるように連結され、前記ねじり軸63の周面には挟み板64が固定的に連結され、前記挟み板64の前後両端と前記弧形溝62の前後内壁との間にはねじりバネ72が固定的に連結され、前記ねじりバネ72が前記電磁バネ46に通電できるように連結され、パイロットが飛行機を運転して左方に走行させ且つ飛行機のヘッドを前記挟み板64の間に伸びさせ、更に前記ねじりバネ72をねじれ、前記ねじりバネ72の弾力がプリセット値に達した時に前記電磁バネ46に通電させ、この時飛行機が前記移動装置101にあり、この時パイロットが飛行機を止める。
【0022】
有益的に、前記挟み板64の右端面に滑りマット65が固定的に連結され、前記滑りマット65が飛行機のヘッドと接触し、飛行機の表面に傷を付けることを避けられる。
【0023】
実施例により、以下に前記移動装置101について詳しく説明し、前記移動装置101は前記伸縮チャンバー37の右側内壁の中に設置された輸送チャンバー31を含み、
前記伝動軸45の右端が前記輸送チャンバー31の中まで伸びており且つ前記伝動軸45の右端には転向主動歯車58が固定的に連結され、前記転向主動歯車58の後端には転向従動歯車59が噛み合うように設置され、前記転向従動歯車59の中には連結軸17が固定的に連結され、前記連結軸17の前後両端には左輸送輪16が対称的に且つ固定的に連結され、前記左輸送輪16の右側には右輸送輪21が回転できるように設置され、前記右輸送輪21と前記左輸送輪16との間には輸送ベルト18が連結され、前記輸送チャンバー31の上側内壁の中には上方に開口した凹溝30が前後対称的に且つ連通するように設置され、それに前記凹溝30が右方に開口し、前記凹溝30の中には固定ブロック19がスライドできるように設置され、前記固定ブロック19の下端が前記輸送ベルト18に固定的に連結され、前記固定ブロック19の中には右方に開口した且つ上方に開口した固定溝20が設置され、前記固定溝20の前後両側内壁の中には対称中心に背向けて開口した抜き穴29が対称的に且つ連通するように設置され、前記抜き穴29の中にはロックロッド66がスライドできるように設置され、飛行機のヘッドが前記ガイド装置103に連結された時に、飛行機のタイヤが前記固定溝20の中に入り、且つ前記ロックロッド66によりタイヤを挟んでタイヤにロックを行う。
【0024】
有益的に、前記抜き穴29の上側内壁の中にはリセット溝68が連通するように設置され、前記リセット溝68の中にはリセットスライドブロック67がスライドできるように設置され、前記リセットスライドブロック67の下端が前記ロックロッド66に固定的に連結され、前記リセットスライドブロック67のうち対称中心から離れた片端と前記リセット溝68のうち対称中心から離れた片側内壁との間にはリセットバネ69が固定的に連結され、前記リセットバネ69の弾力作用のもとで前記ロックロッド66によりタイヤをロックでき、手動的に前記ロックロッド66をスライドでき、更にタイヤにアンロックを行う。
【0025】
実施例により、以下に前記検査装置102について詳しく説明し、前記検査装置102は前記
輸送チャンバー31の右側内壁の中に設置されたベベルギアチャンバー23を含み、前記ベベルギアチャンバー23の中には主動ベベルギア24が回転できるように設置され、前記主動ベベルギア24の中には右モーター軸70固定的に連結され、前記ベベルギア23の右側内壁の中には右モーター25が固定的に設置され、前記右モーター軸70の右端が前記右モーター25に伝動できるように連結され、前記主動ベベルギア24の前後両端には従動ベベルギア22が噛み合うように設置され、前記ベベルギア22のうち対称中心から離れた片端には横方向ネジ山ロッド26が固定的に連結され、前記横方向ネジ山ロッド26のうち対称中心から離れた片端が前記ベース11の外部まで延びており、前記ベース11の前後両側には鉛直板27が対称的に且つスライドできるように設置され、両側の前記鉛直板27がそれぞれ両側の横方向ネジ山ロッド26にネジ山により連結され、前記鉛直板27のうち対称中心に近接している片端には検査ヘッド28が固定的に連結され、前記検査ヘッド28により自動的に飛行機の表面に亀裂検査を行え、同時に前記検査ヘッド28と飛行機の表面との距離を検知できる。
【0026】
有益的に、前記検査ヘッド28が前記右モーター25と前記左モーター40とに通電できるように連結され、前記検査ヘッド28が飛行機の表面には亀裂があると検査した時に、前記左モーター40を止め、この時に人力的に亀裂を補修でき、前記検査ヘッド28が飛行機の表面との間の距離が近すぎると検知したときに、前記右モーター25を始動し、更に前記右モーター軸70により前記主動ベベルギア24を回転連動させ、更に前記従動ベベルギア22を回転連動させ、更に前記横方向ネジ山ロッド26により両側の前記鉛直板27を互いから離れてスライドさせ、更に前記検査ヘッド28を飛行機の表面から離れさせ、前記検査ヘッド28が飛行機とぶつかって飛行機を損壊することを避けられ、前記検査ヘッド28が飛行機の表面との間の距離が遠すぎると検知した時、前記右モーター25を反転させ、更に両側の前記鉛直板27を連動させて互いにスライドさせて接近させ、更に前記検査ヘッド28を連動させて飛行機の表面に接近させ、前記検査ヘッド28の亀裂を検査する正確性を上げることができる。
【0027】
以下に
図1〜
図10を交えて本発明の小型飛行機の補助メンテナンスシステムの使用ステップについて詳しく説明する:
【0028】
初期の時、電磁バネ46が未通電状態にあり、この時伸縮ロッド61が右限界位置にあり、この時固定ブロック19が右限界位置にあり、この時両側の鉛直板27が互いに接近している状態にある。
【0029】
使用する時、左モーター40を始動し、更に左モーター軸41によりスライド歯車47を回転連動させ、更に上歯車48を回転連動させ、更に鉛直ネジ山ロッド12により連結スライドブロック13をスライド連動させ、更にスライドネジ山ロッド33によりスライドプーリ38と支持スライドブロック35と伸縮ロッド61とをスライド連動させ、更に挟み板64を飛行機ヘッドに正対させ、同時にスライド歯車47が対称歯車42を回転連動させ、更に下プーリ71を回転連動させ、更に連結ベルト56により上プーリ54を回転連動させ、更に固定ネジ山ロッド55によりネジ山ブロック52を連動させてスライドさせ、更に片持軸51によりテンションプーリ50が駆動されてスライドし鉛直ベルト14を押し、更にスライドプーリ38をスライドさせる時に鉛直ベルト14をきつく張っている状態にキープし、この時左モーターを止める。
【0030】
パイロットが飛行機を運転し且つ飛行機のヘッドを両側の挟み板64の間に伸ばし、更に挟み板64を回転連動させ、滑りマット65が飛行機のヘッドと接触して飛行機に傷をつけることを避けられ、挟み板64が回転し且つねじりバネ72をねじり、ねじりバネ72の弾力がプリセット値に達した時、電磁バネ46に通電させ、同時に飛行機のタイヤが固定溝20の中に入り、リセットバネ69の弾力作用のもとでロックロッド66を連動させてスライドさせ且つタイヤをロックさせ、この時パイロットが運転を止め、電磁バネ46が通電した後に回転ブロック43とスライド歯車47とを連動させてスライドさせ、更にスライド歯車47を左モーター軸41と伝動軸45と同時に連結させ、更にスライド歯車47を上歯車48と対称歯車42と噛合状態から離脱させ、この時左モーター40を始動し、更に左モーター軸41によりスライド歯車47を回転連動させ、さらに伝動軸45を回転連動させ、更に転向主動歯車58を回転連動させ、更に転向従動歯車59を回転連動させ、更に連結軸17により左輸送輪16を回転連動させ、左輸送輪16と右輸送輪21とにより輸送ベルト18を連動させてスライドさせ、更に固定ブロック19を連動させてスライドさせ、更に飛行機を連動させて左方に移動させ、同時に伝動軸45が固定プーリ15を回転連動させ、更に鉛直ベルト14によりスライドプーリ38を回転連動させ、更にスライドネジ山ロッド33を回転連動させ、更に伸縮ロッド61を連動させて左方にスライドさせ、更に挟み板64を連動させて左方にスライドさせ、更に飛行機に移動ガイドを行い、飛行機の偏移を避ける。
【0031】
飛行機が移動している過程において、検査ヘッド28により飛行機のボディ表面に亀裂検査を行い、検査ヘッド28が飛行機の表面に亀裂があると検査した時に、左モーター40を止め、この時人力的に亀裂を補修でき、検査ヘッド28が飛行機の表面との間との距離が近すぎると検知した時、右モーター25を始動し、更に右モーター軸70により主動ベベルギア24を回転連動させ、更に従動ベベルギア22を回転連動させ、更に横方向ネジ山ロッド26により両側の鉛直板27を連動させて互いに離れてスライドさせ、更に検査ヘッド28を飛行機の表面から離れさせ、検査ヘッド28が飛行機とぶつかって飛行機を損壊することを避けられ、検査ヘッド28が飛行機の表面との間の距離が遠すぎると検知した時、右モーター25を反転させ、更に両側の鉛直板27を連動させて互いにスライドさせて近接させ、更に検査ヘッド28を連動させて飛行機の表面に近接させ、検査ヘッド28の亀裂を検査する正確性を上げることができる。
【0032】
伸縮ロッド61がコントロールスイッチ34と接触した時に、左モーター40を止め、この時飛行機のボディ表面への亀裂補修を完成する。
【0033】
本発明の有益効果は:本発明は飛行機の大きさによりガイド装置の位置を調整でき、且つ飛行機をガイドしてベースに移動させることができ、視覚検査技術に基づいて飛行機のボディ表面に亀裂検査を行い、また自動的に検査装置の位置を調節でき、飛行機のボディとぶつかって飛行機を損壊することを避ける。
【0034】
以上の方式により、本分野の技術者が本発明の範囲内に作動モードにより各種な変化をすることができる。
【要約】
【課題】本発明は小型飛行機の補助メンテナンスシステムを開示した。
【解決手段】
ベースを含み、前記ベースの中には伸縮装置が設置され、前記伸縮装置の右端にはガイド装置が連結され、前記ガイド装置の右端が飛行機のヘッドに当接され且つ飛行機をガイドして移動させることができ、前記伸縮装置が前記ガイド装置を駆動でき、前記伸縮装置は前記ガイド装置を連動させて上下にスライドさせることもでき、本発明は飛行機の大きさによりガイド装置の位置を調整でき、且つ飛行機をガイドしてベースに移動させることができ、視覚検査技術に基づいて飛行機のボディ表面に亀裂検査を行い、また自動的に検査装置の位置を調節でき、飛行機のボディとぶつかって飛行機を損壊することを避ける。
【選択図】
図1