特許第6754057号(P6754057)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6754057
(24)【登録日】2020年8月25日
(45)【発行日】2020年9月9日
(54)【発明の名称】医用ナイトテーブル
(51)【国際特許分類】
   A61G 12/00 20060101AFI20200831BHJP
   A61B 50/18 20160101ALI20200831BHJP
   A47B 81/00 20060101ALI20200831BHJP
   A47B 67/04 20060101ALI20200831BHJP
   A61B 50/13 20160101ALI20200831BHJP
   A61B 50/15 20160101ALI20200831BHJP
【FI】
   A61G12/00 U
   A61B50/18
   A47B81/00 F
   A47B88/00 E
   A61B50/13
   A61B50/15
   A61G12/00 F
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-127869(P2019-127869)
(22)【出願日】2019年7月9日
【審査請求日】2019年7月11日
(31)【優先権主張番号】201910390665.0
(32)【優先日】2019年5月10日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519459610
【氏名又は名称】青島力韓数碼科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】方倩
【審査官】 井出 和水
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3126045(JP,U)
【文献】 特開2014−171762(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 1/00 − A61G 7/16
A61G 12/00
A47C 16/00 − A47C 16/04
A47B 81/00
A47B 88/00
A61B 50/13 − A61B 50/18
B65D 83/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、医用ナイトテーブル主体を含み、前記医用ナイトテーブル主体の上端面には前記医用ナイトテーブル主体の後側端面に近接している医療器具スタンドが設置され、前記医療器具スタンドの中には取手装置が設置され前記医用ナイトテーブル主体の上端面には、前記医療器具スタンドの前端に位置し、且つ前記医用ナイトテーブル主体の上側端面において右側に近接するところに位置している薬品収納ケース装置が設置され、前記医用ナイトテーブル主体の上端面には前記薬品収納ケース装置の左側に位置している点滴用ロッドが設置され、前記医用ナイトテーブル主体の中には前方へ開口した小スライドチャンバが設置され、前記小スライドチャンバの中には小引き出しがスライドできるように連結され、前記小スライドチャンバの下端には前方へ開口した大スライドチャンバが設置され、前記大スライドチャンバの中には大引き出しがスライドできるように連結され、前記小スライドチャンバの上端には上方へ開口した開口溝が設置され、前記開口溝にはクッション装置が回転できるように設置され、前記医用ナイトテーブル主体の中には前記大スライドチャンバの左右端に位置している対称の伝動チャンバが設置され、前記伝動チャンバの間には前記大スライドチャンバの下端に位置しており、且つ前方へ開口したフットサポート収納溝が連通するように設置され、前記フットサポート収納溝の中にはフットサポート装置が設置され、前記医用ナイトテーブル主体の下側端面には移動装置が設置され、
前記移動装置は前記医用ナイトテーブル主体の下端に設置され、且つ中心対称の四つの車軸を含み、前記車軸の下端にはボールが設置され、
前記取手装置は、前記医療器具スタンドの鉛直端の部分に形成されかつ左右対称になるスライド溝を含み、前記スライド溝には取手がスライドできるように連結され、前記取手と前記スライド溝との間には引っ張りばねが連結され、前記取手のうち互いに近接している側の端面には接触ロッドが設置され、
前記薬品収納ケース装置は前記医用ナイトテーブル主体の上端端面の中に設置された弾性により復帰できる伸縮ガイドロッドを含み、前記伸縮ガイドロッドの上端には薬ケースが設置され、前記薬ケースの中には中心対称の四つの薬品貯蔵チャンバが設置され、前記医療器具スタンドの前端には連結軸が固定的に連結され、前記連結軸の下端には前記薬ケースと螺旋状に連結されることができる蓋が回転できるように連結され、前記蓋の中には前記薬品貯蔵チャンバと対応している密封チャンバが設置され、前記密封チャンバには抜き孔が連通するように設置され、前記抜き孔の中には隔離膜が設置され、前記蓋の上端には前記隔離膜のうち対称中心から離れている側に位置しているリミットロッドが設置され、前記連結軸には横板がスライドできるように連結され、前記横板の下端と前記蓋の上端との間には圧縮ばねが連結され、前記連結軸の右端には薬品置きブロックが設置され、前記薬品置きブロックには上方へ開口した薬品置き溝が設置され、前記薬品置き溝の左側にはノッチが連通するように設置され、前記薬品置き溝の右側には回転溝が設置され、前記回転溝の中には弾性により復帰できる回転ロッドが回転できるように連結され、前記回転ロッドの左端にはヒンジ連結座がヒンジにより連結され、前記薬品置き溝の中には前記ヒンジ連結座とスライドできるように連結された置き台がスライドできるように連結され、
前記クッション装置は前記開口溝と回転できるように連結され、且つ前記伝動チャンバの中まで左右に伸びている動力伝送軸を含み、前記動力伝送軸の外側には前記接触ロッドと当接しているクッションが設置され、前記動力伝送軸には前記伝動チャンバの中に位置している上プーリが設置され、前記動力伝送軸の外側には前記接触ロッドと当接しているクッションが設置され、前記動力伝送軸には前記伝動チャンバの中に位置している上プーリが設置され、前記動力伝送軸の中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバの中には当接ロッドが設置され、前記リミットチャンバの中には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には前記当接ロッドと当接している引っ掛かりロッドが設置され、
前記フットサポート装置は前記伝動チャンバの内壁と回転できるように連結され、且つ前記フットサポート収納溝の中に位置している従動軸を含み、前記従動軸には左右対称の下プーリが設置され、前記下プーリと前記上プーリとの間にはベルトが連結され、前記従動軸には前記フットサポート収納溝の中に位置しているギヤが設置され、前記フットサポート収納溝の底端内壁には前記ギヤと噛み合っているフットサポートがスライドできるように連結されていることを特徴とする医用ナイトテーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療機械技術分野を取り上げて、具体的には医用ナイトテーブルである。
【背景技術】
【0002】
病院のナイトテーブルには一般的に医療検査設備と薬品、患者用品などが固定される必要がある。ただの二つのナイトテーブルで上記の要求を満たすことができないので、混乱する状況になり、しかも行動が不便な人が出掛けて検診を受ける時、普通に病室の中に車いすがない。本発明は上記の問題を解決できる装置を開示した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第106361014号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
病室のナイトテーブルには一般的に医療設備が置かれ、しかし、従来のナイトテーブルが重いので運ぶことが不便であり、特に患者が出かけて検査を受ける場合、あるいは病室を換える場合、ナイトテーブルを運ぶことがごく不便である。本発明は医用ナイトテーブルを提供し、上記背景技術において提出された問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の医用ナイトテーブルは、医用ナイトテーブル主体を含み、前記医用ナイトテーブル主体の上端面には前記医用ナイトテーブル主体の後側端面に近接している医療器具スタンドが設置され、前記医療器具スタンドの中には取手装置が設置され前記医用ナイトテーブル主体の上端面には、前記医療器具スタンドの前端に位置し、且つ前記医用ナイトテーブル主体の上側端面において右側に近接するところに位置している薬品収納ケース装置が設置され、前記医用ナイトテーブル主体の上端面には前記薬品収納ケース装置の左側に位置している点滴用ロッドが設置され、前記医用ナイトテーブル主体の中には前方へ開口した小スライドチャンバが設置され、前記小スライドチャンバの中には小引き出しがスライドできるように連結され、前記小スライドチャンバの下端には前方へ開口した大スライドチャンバが設置され、前記大スライドチャンバの中には大引き出しがスライドできるように連結され、前記小スライドチャンバの上端には上方へ開口した開口溝が設置され、前記開口溝にはクッション装置が回転できるように設置され、前記医用ナイトテーブル主体の中には前記大スライドチャンバの左右端に位置している対称の伝動チャンバが設置され、前記伝動チャンバの間には前記大スライドチャンバの下端に位置しており、且つ前方へ開口したフットサポート収納溝が連通するように設置され、前記フットサポート収納溝の中にはフットサポート装置が設置され、前記医用ナイトテーブル主体の下側端面には移動装置が設置され、前記医療器具スタンドが医療設備を固定でき、前記点滴用ロッドが点滴することに用いられ、前記薬品収納ケース装置が薬品を貯蔵し、前記クッション装置を回転させる時、噛み合いの伝動と互いに当接して連結されることにより前記取手装置と前記フットサポート装置とを同期起動させている。
【0006】
好ましくは、前記移動装置は前記医用ナイトテーブル主体の下端に設置され、且つ中心対称の四つの車軸を含み、前記車軸の下端にはボールが設置されている。
【0007】
好ましくは、前記取手装置は、前記医療器具スタンドの鉛直端の部分に形成されかつ左右対称になるスライド溝を含み、前記スライド溝には取手がスライドできるように連結され、前記取手と前記スライド溝との間には引っ張りばねが連結され、前記取手のうち互いに近接している側の端面には接触ロッドが設置されている。
【0008】
好ましくは、前記薬品収納ケース装置は前記医用ナイトテーブル主体の上端端面の中に設置された弾性により復帰できる伸縮ガイドロッドを含み、前記伸縮ガイドロッドの上端には薬ケースが設置され、前記薬ケースの中には中心対称の四つの薬品貯蔵チャンバが設置され、前記医療器具スタンドの前端には連結軸が固定的に連結され、前記連結軸の下端には前記薬ケースと螺旋状に連結されることができる蓋が回転できるように連結され、前記蓋の中には前記薬品貯蔵チャンバと対応している密封チャンバが設置され、前記密封チャンバには抜き孔が連通するように設置され、前記抜き孔の中には隔離膜が設置され、前記蓋の上端には前記隔離膜のうち対称中心から離れている側に位置しているリミットロッドが設置され、前記連結軸には横板がスライドできるように連結され、前記横板の下端と前記蓋の上端との間には圧縮ばねが連結され、前記連結軸の右端には薬品置きブロックが設置され、前記薬品置きブロックには上方へ開口した薬品置き溝が設置され、前記薬品置き溝の左側にはノッチが連通するように設置され、前記薬品置き溝の右側には回転溝が設置され、前記回転溝の中には弾性により復帰できる回転ロッドが回転できるように連結され、前記回転ロッドの左端にはヒンジ連結座がヒンジにより連結され、前記薬品置き溝の中には前記ヒンジ連結座とスライドできるように連結された置き台がスライドできるように連結されている。
【0009】
好ましくは、前記クッション装置は前記開口溝と回転できるように連結され、且つ前記伝動チャンバの中まで左右に伸びている動力伝送軸を含み、前記動力伝送軸の外側には前記接触ロッドと当接しているクッションが設置され、前記動力伝送軸には前記伝動チャンバの中に位置している上プーリが設置され、前記動力伝送軸の外側には前記接触ロッドと当接しているクッションが設置され、前記動力伝送軸には前記伝動チャンバの中に位置している上プーリが設置され、前記動力伝送軸の中にはリミットチャンバが設置され、前記リミットチャンバの中には当接ロッドが設置され、前記リミットチャンバの中には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には前記当接ロッドと当接している引っ掛かりロッドが設置されている。
【0010】
好ましくは、前記フットサポート装置は前記伝動チャンバの内壁と回転できるように連結され、且つ前記フットサポート収納溝の中に位置している従動軸を含み、前記従動軸には左右対称の下プーリが設置され、前記下プーリと前記上プーリとの間にはベルトが連結され、前記従動軸には前記フットサポート収納溝の中に位置しているギヤが設置され、前記フットサポート収納溝の底端内壁には前記ギヤと噛み合っているフットサポートがスライドできるように連結されている。
【発明の効果】
【0011】
本発明の有益効果は:本発明は薬品と個人用品とを分離して固定することを通じて、薬品が汚染されないことを保証し、また一回で一個の丸薬を取る構成によって倒れることで薬品を浪費することを避け、そして回転の機械伝動の協働によってナイトテーブルを補助車いすに変え、適応する範囲を広げる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
下記に図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1図1は本発明の医用ナイトテーブルの全体構成模式図
図2図2図1の「A―A」の構成模式図
図3図3図1の「B―B」の構成模式図
図4図4図1の「C―C」の構成模式図
図5図5図1の中の薬品収納ケース装置の構成模式図
図6図6図5の「D」の拡大構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は医用ナイトテーブルを取り上げて、主に病院や療養所などに応用され、患者の移動の便利を図り、以下本発明の付図を交えて本発明について更に説明し、
【0015】
図1〜6を参照し、本発明の医用ナイトテーブルは、医用ナイトテーブル主体11を含み、前記医用ナイトテーブル主体11の上端面には前記医用ナイトテーブル主体11の後側端面に近接している医療器具スタンド25が設置され、前記医療器具スタンド25の中には取手装置901が設置され前記医用ナイトテーブル主体11の上端面には、前記医療器具スタンド25の前端に位置し、且つ前記医用ナイトテーブル主体11の上側端面において右側に近接するところに位置している薬品収納ケース装置902が設置され、前記医用ナイトテーブル主体11の上端面には前記薬品収納ケース装置902の左側に位置している点滴用ロッド26が設置され、前記医用ナイトテーブル主体11の中には前方へ開口した小スライドチャンバ14が設置され、前記小スライドチャンバ14の中には小引き出し15がスライドできるように連結され、前記小スライドチャンバ14の下端には前方へ開口した大スライドチャンバ12が設置され、前記大スライドチャンバ12の中には大引き出し13がスライドできるように連結され、前記小スライドチャンバ14の上端には上方へ開口した開口溝33が設置され、前記開口溝33にはクッション装置903が回転できるように設置され、前記医用ナイトテーブル主体11の中には前記大スライドチャンバ12の左右端に位置している対称の伝動チャンバ30が設置され、前記伝動チャンバ30の間には前記大スライドチャンバ12の下端に位置しており、且つ前方へ開口したフットサポート収納溝40が連通するように設置され、前記フットサポート収納溝40の中にはフットサポート装置904が設置され、前記医用ナイトテーブル主体11の下側端面には移動装置905が設置され、前記医療器具スタンド25が医療設備を固定でき、前記点滴用ロッド26が点滴することに用いられ、前記薬品収納ケース装置902が薬品を貯蔵し、前記クッション装置903を回転させる時、噛み合いの伝動と互いに当接して連結されることにより前記取手装置901と前記フットサポート装置904とを同期起動させ、患者の移動に便利を与える。
【0016】
有益的に、前記移動装置905は前記医用ナイトテーブル主体11の下端に設置され、且つ中心対称の四つの車軸36を含み、前記車軸36の下端にはボール37が設置されている。
【0017】
実施例によって、以下は取手装置901を詳しく説明し、前記取手装置901は、前記医療器具スタンド25の鉛直端の部分に形成されかつ左右対称になるスライド溝48を含み、前記スライド溝48には取手46がスライドできるように連結され、前記取手46と前記スライド溝48との間には引っ張りばね49が連結され、前記取手46のうち互いに近接している側の端面には接触ロッド47が設置され、前記取手46が前記スライド溝48の中でスライドし、これにより移動と移動しないという二つの作動モードの間の切換を実現する。
【0018】
実施例によって、以下は薬品収納ケース装置902を詳しく説明し、前記薬品収納ケース装置902は前記医用ナイトテーブル主体11の上端端面の中に設置された弾性により復帰できる伸縮ガイドロッド18を含み、前記伸縮ガイドロッド18の上端には薬ケース20が設置され、前記薬ケース20の中には中心対称の四つの薬品貯蔵チャンバ19が設置され、前記医療器具スタンド25の前端には連結軸50が固定的に連結され、前記連結軸50の下端には前記薬ケース20と螺旋状に連結されることができる蓋22が回転できるように連結され、前記蓋22の中には前記薬品貯蔵チャンバ19と対応している密封チャンバ21が設置され、前記密封チャンバ21には抜き孔53が連通するように設置され、前記抜き孔53の中には隔離膜54が設置され、前記蓋22の上端には前記隔離膜54のうち対称中心から離れている側に位置しているリミットロッド17が設置され、前記連結軸50には横板51がスライドできるように連結され、前記横板51の下端と前記蓋22の上端との間には圧縮ばね52が連結され、前記連結軸50の右端には薬品置きブロック16が設置され、前記薬品置きブロック16には上方へ開口した薬品置き溝24が設置され、前記薬品置き溝24の左側にはノッチ23が連通するように設置され、前記薬品置き溝24の右側には回転溝57が設置され、前記回転溝57の中には弾性により復帰できる回転ロッド56が回転できるように連結され、前記回転ロッド56の左端にはヒンジ連結座55がヒンジにより連結され、前記薬品置き溝24の中には前記ヒンジ連結座55とスライドできるように連結された置き台27がスライドできるように連結され、前記ノッチ23全体を下方へ前記密封チャンバ21の中まで押し、この時に前記回転ロッド56が前記リミットロッド17に押されて回転し、これにより前記置き台27が前記ノッチ23の下端までスライドし、丸薬が前記ノッチ23から入り、また前記置き台27に落ち、これにより丸薬を取り出す。
【0019】
実施例によって、以下はクッション装置903を詳しく説明し、前記クッション装置903は前記開口溝33と回転できるように連結され、且つ前記伝動チャンバ30の中まで左右に伸びている動力伝送軸31を含み、前記動力伝送軸31の外側には前記接触ロッド47と当接しているクッション45が設置され、前記動力伝送軸31には前記伝動チャンバ30の中に位置している上プーリ28が設置され、前記動力伝送軸31の中にはリミットチャンバ42が設置され、前記リミットチャンバ42の中には当接ロッド44が設置され、前記リミットチャンバ42の中には固定軸43が回転できるように連結され、前記固定軸43には前記当接ロッド44と当接している引っ掛かりロッド41が設置され、前記当接ロッド44と前記引っ掛かりロッド41との当接により、前記クッション45の回転角度を制限し、また前記クッション45により前記取手装置901を起動させる。
【0020】
実施例によって、以下はフットサポート装置904を詳しく説明し、前記フットサポート装置904は前記伝動チャンバ30の内壁と回転できるように連結され、且つ前記フットサポート収納溝40の中に位置している従動軸35を含み、前記従動軸35には左右対称の下プーリ34が設置され、前記下プーリ34と前記上プーリ28との間にはベルト29が連結され、前記従動軸35には前記フットサポート収納溝40の中に位置しているギヤ39が設置され、前記フットサポート収納溝40の底端内壁には前記ギヤ39と噛み合っているフットサポート38がスライドできるように連結され、ベルトによる連結を通じて動力を前記クッション装置903から前記フットサポート装置904の中に伝送し、また噛み合いの伝動により前記フットサポート38を推し出す。
【0021】
以下図1〜6を参照して本発明の医用ナイトテーブルの使用ステップを詳しく説明する:
【0022】
心電図検査などの検査をする時、医療設備を医療器具スタンド25の中に固定し、同時に点滴用ロッド26に水薬をかけることができる。
【0023】
丸薬を取る時、横板51を下方へ押し、ノッチ23を推し動かして抜き孔53を通して密封チャンバ21の中に入り、下方へ移動する過程において、回転ロッド56とリミットロッド17との間の当接により、回転ロッド56が回転して置き台27を推し動かして下方へノッチ23の下端まで移動させ、丸薬がノッチ23の中から滑り込み、置き台27に落ち、横板51を放し、圧縮ばね52の弾性復元力により横板51を連動させて上方へ移動させ、この時に回転ロッド56がリミットロッド17との当接から離れ、また初期状態に戻るまで回転し、取ることに便利を与える。
【0024】
薬を換える又は補充する時、薬ケース20を握り、蓋22を回転させ、ネジ山による伝動を通じて蓋22が薬ケース20との連接から離れ、伸縮ガイドロッド18の弾性復元力により蓋22が下方へ移動し、薬品貯蔵チャンバ19の中に薬を入れ、そして再び蓋22をひねって固定する。
【0025】
車いすに変える時、クッション45を後方へ回転させ、また接触ロッド47との当接により取手46を推し動かしてスライド溝48の中から滑り出させ、医師および看護員の仕事に便利を与え、同時に、クッション45が動力伝送軸31により上プーリ28を連動させて回転させ、上プーリ28がベルト29により下プーリ34を連動させ、下プーリ34が医療器具スタンド25によりギヤ39を回転させ、ギヤ39が噛み合いの伝動により、フットサポート38がフットサポート収納溝40の中から前方へ滑って出て、最後、当接ロッド44と引っ掛かりロッド41との当接により、クッション45の後方へ傾斜する角度をロックする。
【0026】
本発明の有益効果は:本発明は薬品と個人用品とを分離して固定することを通じて、薬品が汚染されないことを保証し、また一回で一個の丸薬を取る構成によって倒れることで薬品を浪費することを避け、そして回転の機械伝動の協働によってナイトテーブルを補助車いすに変え、適応する範囲を広げる。
【0027】
以上の方式により、本分野の技術者が本発明の範囲内に作動モードにより各種な変化をすることができる。



【要約】
【課題】本発明は医用智能ナイトテーブルを開示した。
【解決手段】
医用ナイトテーブル主体を含み、前記医用ナイトテーブル主体の上端面には前記医用ナイトテーブル主体の後側端面に近接している医療器具スタンドが設置され、前記医療器具スタンドの中には左右対称の取手装置が設置され、前記医用ナイトテーブル主体の上端面には前記医療器具スタンドの前端に位置しており、且つ前記医用ナイトテーブル主体の右側端面に位置している薬品収納ケース装置が設置され、本発明は薬品と個人用品とを分離して固定することを通じて、薬品が汚染されないことを保証し、また一回で一個の丸薬を取る構成によって倒れることで薬品を浪費することを避け、そして回転の機械伝動の協働によってナイトテーブルを補助車いすに変えて移動を補助する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6