(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、
図1〜5を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る組み立て式容器の斜視図であり、
図2は、本発明の一実施形態に係る組み立て式容器内に、シート状化粧料を格納し、該組み立て式容器をピロー包装により包装した包装体の、蓋材を開封した状態を示す斜視図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る容器の斜視図であり、
図4は、本発明の一実施形態に係る支持部材の斜視図である。
図5は、本発明の一実施形態に係る組み立て式容器を、A−A方向に切断した断面図である。
【0013】
(組み立て式容器1)
図1に示すように、組み立て式容器1は、容器10と支持部材20とを組み立てて構成される。組み立て式容器1の用途は、特に限定されないが、例えば、化粧料液体を含浸させたシート状化粧料を多数積み重ねたものを格納する容器として用いることができる。
【0014】
図2に示すように、組み立て式容器1は、内部にシート状化粧料40を格納して用いられる。組み立て式容器1は、包装フィルム301により包装され、包装体30となる。組み立て式容器1が内側から包装体30を支持することで、包装体30の保形性を高めることが可能となる。包装する方法は特に限定されるものではなく、例えばピロー包装により包装することができる。包装体30は蓋材302を有する。蓋材302は包装体上面部306に着脱可能に貼り付けられている。これにより蓋材302は開閉可能なため、シート状化粧料40を包装体30から容易に取り出すことが可能である。
【0015】
蓋材302の形状は特に限定されないが、
図2に示すように、蓋材302の剥離方向の反対方向に反転した切り込み304を有することが好ましい。切り込み304によって、剥離方向に蓋材302が行き過ぎることを防ぐことができるため、蓋材302が包装体30から分離することを防ぐことができる。
【0016】
組み立て式容器1の素材は特に限定されるものではなく、格納するものに応じて適宜選択すればよい。組み立て式容器1の重量を軽くするために、特に軽い素材を用いることが好ましい。例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)等を用いることができる。好ましくは、容器の素材はポリプロピレンである。ポリプロピレンは、強度、軽さ、及び撥水性を兼ね備えているため、シート状化粧料の格納容器として好適である。
【0017】
(容器10)
容器10は、上面部101、側面部102及び底面部103を有している。
【0018】
容器10の形状は、特に限定されるものではなく、上面部101、側面部102、及び底面部103を有し、上面部101が開口しているものであればよい。容器10の大きさも特に限定されず、内部に格納するものの大きさや、包装体30のデザイン等を考慮して、適切な大きさに設計することができる。
【0019】
(上面部101)
上面部101は、上面開口部104が設けられていることで開口している。これにより、容器1内へのシート状化粧料40の格納、及び取り出しが可能である。上面開口部104の大きさは特に限定されるものではなく、シート状化粧料40が格納でき、かつ取り出せる大きさであればよい。好ましくは、上面開口部104は包装体開口部305と同じ形状を有する。
【0020】
上面部101は、上面開口部104の周囲に開口面の外側方向に伸びる上面縁107が設けられている。上面縁107が設けられていることにより、上面部101及び上面開口部104の強度が高くなり、ひいては組み立て式容器1全体の強度が高くなる。
【0021】
組み立て式容器1全体の強度を高めることには、以下の通り、複数の利点がある。まず、型崩れを嫌うシート状化粧料40等の内包物を、外部の衝撃から保護し、破損を防ぐことができる。よって、シート状化粧料を多くの枚数格納するための容器として好適に利用できる。また、シート状化粧料40自体の重みに耐えることができる。よって、シート状化粧料を多くの枚数積み重ねたもののように重い物を格納することが可能である。また、可撓性の高い素材であっても、組み立て式容器1の素材として用いることが可能になる。これは、持ち運びが容易な軽い素材を好適に用いることができることを意味する。軽い素材には可撓性が高いものが多い。可撓性が高いと、外部からの衝撃及び内包する物の重み等によって、形状が保持できなくなることがある。しかし、強度を高める効果の高い構成を採用することで、可撓性の高い素材が好適に採用され得る。
【0022】
(側面部102)
側面部102の形状は特に限定されるものではなく、格納するものの形状、及び包装体30のデザイン等に応じて適切に設計することができる。
【0023】
側面部102の数は特に限定されず、例えば、
図3に示すように、4つ設けられることで、容器10を前記開口面と平行方向に切った断面が四角形状となる構成であってもよい。当該断面の形状は四角形状に限定されず、他の多角形状、円形状等であってもよく、所望の形状に応じて側面部102を形成すればよい。
【0024】
図3に示すように、容器10は、底面部103から上面部101に向かって広がるテーパー形状になっており、底面部103及び上面部101を水平方向に向けて容器10を置いたとき、側面部102の表面は鉛直方向に対して傾斜するように設けられている。これは、製造工程において、容器10を金型から外しやすくするためである。
【0025】
また、側面部102と底面部103との境界のうちの角、つまり、容器10の底側の角には、面取りされた形状である容器角108が設けられている。これは、製造工程において、容器10を金型から外しやすくするためである。
【0026】
側面部102は側面溝106を有している。側面溝106は側面部102の強度を高め、ひいては組み立て式容器1全体の強度を高める。
図3に示すように、側面溝106は複数本設けられていてもよい。側面溝106の形状は特に限定されるものではない。
【0027】
側面溝106の上端である側面溝上端109は、好ましくは上面部101に存在する。当該構成によれば、側面部102、上面部101、及び上面開口部104の強度を高めることができ、ひいては組み立て式容器1全体の強度を高めることが可能である。また、前記構成により、側面溝上端109が後述する上面載置部溝207と上面載置部延伸部212との間に嵌合する。これにより、後述する上面載置部201と上面部101とを好適に固定することができ、ひいては組み立て式容器1全体の強度を高めることができる。
【0028】
(底面部103)
図3に示すように、底面部103は底面溝105を有している。底面溝105は、底面部103の強度を高め、ひいては組み立て式容器1全体の強度を高める。底面溝105の形状は特に限定されるものではない。また、底面溝105は、好ましくは後述する底面支持部溝214と嵌合可能である。底面溝105が底面支持部溝214と嵌合することで、底面部103に対する底面支持部203の位置を固定することが可能であるため、組み立て式容器1を包装する際の作業効率を高めることが可能である。
【0029】
(支持部材20)
支持部材20は、上面載置部201、連結部202、及び底面支持部203を備える。
【0030】
(上面載置部201)
上面載置部201は上面部101に載置される。ここで、上面載置部201を上面部101に「載置」するとは、上面載置部201が上面部101の上に、少なくとも一部接触して載せることを意味する。上面載置部201と上面部101とがはずれないように互いの位置関係が固定されていてもよく、固定されていなくてもよいが、本実施の形態の様に固定されることがより好ましい。上面載置部201によって、上面部101の強度を高め、ひいては組み立て式容器1全体の強度を高める。また、上面載置部201が上面部101の上に載せられ、さらに互いの位置関係が固定される形態においては、上面部101の強度がより高められ、組み立て式容器1全体の強度がより高められる。また、組み立て式容器1を包装フィルム301に包装する際の作業効率を向上することが可能である。固定の方法は特に限定されず、例えば接着によってもよく、部材の嵌合によるものでもよい。本実施形態では、上面載置部溝207の外壁と上面載置部延伸部212との間に上面縁107が嵌合する。これにより、上面載置部201は上面部101上で好適に固定される。
【0031】
また、上面載置部201は、包装フィルム301を内側から支持する。包装フィルム301を内側から支持することで、包装フィルム301の立体的形状を保持し、製品の美観を維持することができる。
【0032】
上面載置部201は、蓋材302が貼り付けられる包装体上面部306を支持する足場としての役割を果たす。従って、使用者は、蓋材302を包装体上面部306に貼り付けやすい。
【0033】
上面載置部201を設けることによって、組み立て式容器1から格納物を取り出す開口部の面積を必要に応じて小さくすることができる。これは次の理由から有利である。容器10を金型で製造する際、金型からの離型性を考慮すると、底面部103に比べて、上面開口部104の面積が広い形状が好ましい。そのため、上面開口部104の面積を、容器10の底面部103の面積よりも小さくすることは難しい。しかし、組み立て式容器1内に格納されるものの形体及び性質、並びに蓋材302の形体等に応じて、好ましい開口部の面積は異なるため、開口部の面積を自由に設計できることは有用である。本実施形態では、上面載置部開口部211の大きさは自由に設計できる。そのため、例えばシート状化粧料40が揮発性成分を含む液体を含浸する場合には、シート状化粧料40の乾燥を防ぎつつ、シート状化粧料40を容易に取り出せるよう、適切な大きさの上面載置部開口部211を設ければよい。本実施形態においては、上面載置部開口部211の開口面積が、上面開口部104よりも狭いことで、シート状化粧料40を組み立て式容器1から一枚ずつ好適に取り出すことが可能である。仮に取り出そうとする一枚に、その下のシートが付着してきても、上面載置部開口部211の縁にしごかれることで、当該下のシートが下に落下するように力が働くからである。
【0034】
上面載置部201は、上面載置部開口部211の縁部の少なくとも一部に上面載置部溝207を有する。上面載置部溝207の形状は特に限定されず、例えば
図4に示すように、上面載置部開口部211を取り囲む形状であり得る。この上面載置部溝207により、上面載置部201の剛性が高められる。よって、包装フィルム301の上面載置部開口部211付近が撓まず支持されるので、蓋材302を包装体上面部306に好適に何度も貼り合わせることができる。これにより、シート状化粧料40の乾燥を防ぐこと、及び液漏れを防ぐことが可能である。
【0035】
また、上面載置部溝207は、組み立て容器1の内側に向かって突出している。これにより、シート状化粧料40が包装体30から取り出される際、上面載置部溝207がシート状化粧料40の端部にまず接触することで、シート状化粧料40を包装体開口部305に触れづらくすることが可能である。それにより、包装体開口部305が濡れることによる蓋材302の粘着性の低下を防ぐことができる。
【0036】
上面載置部201は上面載置部突起209を有する。上面載置部突起209により、上面載置部溝207の外壁と上面載置部延伸部212との間に嵌合した上面縁107を、より好適に固定できる。
【0037】
また、前述した通り、側面溝上端109が上面部101に達していることにより、側面溝上端109が、上面載置部溝207の外壁と上面載置部延伸部212との間に好適に嵌合する。この構成によって、上面載置部201と上面部101とをより好適に固定することが可能である。
【0038】
上面載置部201は、上面載置部縁208及び上面載置部延伸部212を有する。これにより、上面載置部201の強度が高められて、ひいては組み立て式容器1全体の強度が高められる。
【0039】
(底面支持部203)
底面支持部203は、容器10の底面部103を支持するための部材である。底面支持部203は一つのみである。そのため、組み立て式容器1を組み立てる際、底面部103を底面支持部203に合わせる工程は一回で済み、組み立て式容器1の組み立てが容易である。特に、手作業で組み立て式容器1を組み立てる際、作業効率を向上させることが可能である。底面支持部203が複数の部材からなる場合には、部材同士のずれ、それによる容器の強度の低下、及び容器全体のゆがみなどの問題が起こり得るが、本実施形態においては、底面支持部203が一つの部材からなることで前記の問題が解決される。
【0040】
底面支持部203は、底面部103を下方から支えることで、底面部103の強度を高める、ひいては組み立て容器1全体の強度を高める。加えて、底面部103において包装フィルム301を内側から支持することで、包装フィルムの下部の立体的形状を保持する効果を奏する。
【0041】
底面支持部203が底面部103を支持するための構成は、底面部103を下方から支える構成であればよく、底面部103の一部を支えてもよく、底面部103全体を覆って支えてもよい。底面支持部203が、底面部103の一部を支える構造である場合、その形状は、適宜設定すればよい。例えば、底面支持部203の少なくとも一部が、連結部202と接続されている側から、底面部103における連結部202が配置される側とは反対側の端より外側まで延伸していることが好ましい。底面部103の形状が四角形状である実施形態の場合、該底面部103を支持する底面支持部203は、前記四角形状の一辺側で連結部202に接続されており、前記一辺の対辺より外側まで延伸していることが好ましい。これにより、底面支持部203が好適に底面部103を支持することができる。
【0042】
また、底面支持部203の形状は、特に限定されるものではなく、底面部103の形状、または包装体30のデザイン等に応じて、適切な形状に設計すればよい。例えば、本実施例のように、包装体30の形状が直方体である場合、底面支持部203の底面の形状、及び上面載置部201の上面の形状は、どちらも長方形である。
【0043】
また、底面支持部203が一つの部材からなることで、底面支持部203が複数の部材からなる場合に比べ、後述する連結部202の形状をより自由に設計できるという効果を奏する。例えば、容器10を円柱形状にし、上面載置部201、底面支持部203を円形にし、連結部202を湾曲させることで、組み立て式容器1を円柱形状にすることができる。
【0044】
本実施形態において、底面支持部203は、底面支持部縁215及び底面支持部延伸部216を有することで、強度が高められている。
【0045】
底面支持部203と底面部103との位置関係は固定されることが好ましい。本実施形態では、底面支持部溝214が底面溝105と嵌合可能であるため、底面支持部203に対する底面部103のズレを抑制することができる。
【0046】
(連結部202)
連結部202は、上面載置部201と底面支持部203とを連結する。連結するための構成は特に限定されるものではなく、例えば
図4に示すように、上面載置部201、連結部202、及び底面支持部203が一体成型されていてもよい。これにより、各部材が独立して動くことがないので、組み立て容器1の組み立ての作業、包装の作業が容易となる。また、部品点数を減らすことができる。
【0047】
上面載置部201、連結部202、及び底面支持部203が一体成型される形態において、上面載置部201と連結部202との間、及び底面支持部203と連結部202との間が容易に折り曲げられるよう、それぞれの間に折り曲げ部204及び205が設けられていることが好ましい。折り曲げ部の形状は、特に限定されるものではなく、例えば
図4に示すようにミシン目状に切れ目が入っている形状であり得る。ミシン目状の切れ目により、特に折り曲げに強い素材を用いた際でも、容易に折り曲げが可能であるという効果を奏する。
【0048】
なお、上面載置部201、連結部202、及び底面支持部203が一体成型されている形態について説明したが、一体成型されていなくてもよい。例えば、それぞれを成形した後に互いに接合してもよい。
【0049】
連結部202の数は、特に限定されるものではなく、
図4に示すように一つのみであってもよく、複数設けられていてもよい。例えば、
図4に示す連結部202に対向する側に、別の連結部202が一つ設けられていてもよい。また、当該別の連結部202の代わりに、単に側面部102を支持するだけの部材が設けられていてもよい。
【0050】
連結部202は、組み立て式容器1を補強する構造を有していることが好ましい。例えば
図5に示すように、連結部202は、容器10の側面部102に向かって突出した凸状構造部206を有する。組み立て式容器1が、上面側、底面側、側面側のいずれの方向で外部から力を受けても、連結部202が内側に撓んで、凸状構造部206が容器10を支持する。これにより、組み立て式容器1の変形を防ぐことが可能である。
【0051】
また、凸状構造部206は、蓋材302の開閉つまみ303が存在する側の側面部102に配置されるように組み立てることが好ましい。蓋材302は、包装体上面部306の包装体開口部305に押さえつけられて貼り付けられることで閉じられるため、開閉つまみ303が存在する側の側面部102の縦方向の強度が特に重要となるためである。これは、使用者が開閉つまみ303を使用するとき、指を開閉つまみ303が存在する側の側面部102に当てて、支えとすることが多いと予想されるからである。
【0052】
凸状構造部206の形状は、特に限定されない。
図5に示すように、容器10がテーパー状になっているとき、凸状構造部206はテーパーに沿って、傾斜していてもよい。このとき、側面部102において包装フィルム301を支持できるよう、凸状構造部206の縁に連結部縁213が設けられていることが好ましい。本実施形態において、包装体30の形状は直方体形状である。そのため、容器10のテーパー構造によって包装体30の側面が内側に凹むことを防ぐために、連結部縁213は凸状構造部206の傾斜面との距離が底面支持部203側に向かう程大きくなるように、凸状構造部206に対して傾いていることが好ましい。
図5の線L
1は連結部縁213の凸状構造部206側の縁に相当する直線である。線L
2は傾斜面の傾斜方向に平行な直線である。線L
1と線L
2とのなす角度は、好ましくは対向する容器10の側面部102と線L
1とがなす角度と近いことがより好ましく、同じであることがより好ましい。これにより、凸状構造部206に対向する側面部102を、好適に支持することが可能である。具体的な角度は、組み立て容器1の用途、製造工程の事情等に応じて適宜設定すればよいが、例えば1°以上、10°以下が好ましく、2°以上5°以下がより好ましい。
【0053】
図5に示すように、線L
1から線L
2に下した垂線の長さを、凸状構造部206の高さhとして設定する。また、連結部202の上面載置部201側の端から底面支持部203側の端までの距離をHとする。好ましくは、前記高さhは前記距離Hに対して、5%〜30%、より好ましくは5%〜20%、更に好ましくは8%〜20%の範囲である。h及びHが前記の関係を満たすことによって、連結部202が力を受けて撓んだ際、好適に組み立て式容器1に接触して支持できる。
【0054】
凸状構造部206は傾斜した形状でなくてもよい。凸状構造部206が傾斜を有さない形状である場合、その高さの最大値h
maxは、連結部202の上面載置部201側の端から底面支持部203側の端までの距離Hに対し、5%〜30%、より好ましくは5%〜20%、更に好ましくは8%〜20%の範囲である。h
max及びHが前記の関係を満たすことによって、連結部202が力を受けて撓んだ際、好適に組み立て式容器1に接触して支持することが可能である。
【0055】
連結部202全体の形状は特に限定されない。例えば、四角、丸、三角、その他の多角形等が挙げられる。また、大きさ、数等も適宜設定すればよい。例えば、連結部202の大部分を凸状構造部206が占めていてもよく、連結部202が複数の凸状構造部206を有していてもよい。連結部202が複数の凸状構造部206を有している場合、例えば連結部202の上方及び下方のそれぞれに凸状構造部206が設けられていてもよく、多数の凸状構造部206がドット状に設けられていてもよい。また、連結部202全体の形状も、適宜設定すればよく、例えば、側面部102等の形状に応じて設定すればよい。
【0056】
(付記事項)
以上のように本発明に係る組み立て式容器の一態様において、前記連結部は、前記側面部に向かって突出した凸状構造部を有することがより好ましい。
【0057】
以上のように本発明に係る組み立て式容器の一態様において、前記凸状構造部の高さは、前期連結部の前記上面載置部側の端から前記底面支持部側の端までの距離に対して、5%〜30%の範囲であることがより好ましい。
【0058】
以上のように本発明に係る組み立て式容器の一態様において、前記上面載置部は、前記上面部に嵌合することがより好ましい。
【0059】
以上のように本発明に係る組み立て式容器の一態様において、前記上面載置部の開口部の縁部の少なくとも一部に溝を有することがより好ましい。
【0060】
本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。