(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数の遊技機が設置された遊技場において当該複数の遊技機の稼動状況を管理する管理装置と、当該管理装置と通信可能であり遊技に関する情報を表示する遊技端末と、を含む遊技情報管理システムにおいて、
前記遊技端末は、
遊技者が操作する操作手段と、
複数の遊技機のうち遊技者が前記操作手段によって選択した遊技機又は遊技機の種類である選択遊技機を特定可能な選択情報を前記管理装置に送信する端末側送信手段と、
前記選択遊技機に空台が発生したことを遊技者が特定可能な特別報知を実行するための特別情報を前記管理装置から受信する端末側受信手段と、
当該端末側受信手段が受信した前記特別情報に基づいて前記特別報知を実行する特別報知実行手段と、を備え、
前記管理装置は、
前記複数の遊技機について空台であるか否かを判定する空台判定手段と、
前記特別情報として、前記空台判定手段が空台であると判定した遊技機の情報を前記遊技端末に送信する管理側送信手段と、
前記端末側送信手段が送信した前記選択情報を受信する管理側受信手段と、
当該管理側受信手段が受信した前記選択情報に基づいて、遊技者が前記操作手段によって選択した選択回数を時間別かつ遊技機の種類別に集計する集計手段と、
前記集計手段の集計結果に対応した集計結果情報を表示する集計結果情報表示手段と、を備えたことを特徴とする遊技情報管理システム。
前記集計手段は、一の種類の遊技機で空台がない状態から空台が発生するまでの期間において、遊技者が前記操作手段によって当該一の種類の遊技機を選択した回数である同時選択回数を集計することを特徴とする請求項1に記載の遊技情報管理システム。
前記台不足報知実行手段は、前記同時選択回数が基準回数よりも少ない場合、前記稼動特定手段が特定した稼動度合が予め定められた前記基準稼動度合よりも高い場合に前記台不足報知を実行する一方、前記同時選択回数が基準回数よりも多い場合、前記稼動特定手段が特定した稼動度合に関わらず前記台不足報知を実行することを特徴とする請求項3に記載の遊技情報管理システム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、遊技者が所持する携帯端末15に空台を通知可能な遊技情報管理システム1に関する例である。この内容について、
図1〜
図20を参照して説明する。
図1に例示の遊技情報管理システム1は、遊技機2が設置される各遊技場において構築されたシステムである。各遊技場の遊技情報管理システム1は、公衆通信回線であるインターネットを介して外部のサーバ装置100に接続され、これにより複数の遊技場に跨る遊技場用システム10が構築されている。
【0011】
遊技場用システム10では、携帯端末15向けのアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという。)をサーバ装置100からダウンロード可能である。このアプリケーションを利用すれば、ホール会員(遊技場の会員)に登録済の遊技場において携帯端末15を利用して各種の会員サービスを利用できる。
【0012】
携帯端末15で利用可能な会員サービスとしては、例えば、上記の各遊技場の遊技情報管理システム1による空台通知サービスのほか、貯玉あるいは貯メダルなどの貯玉サービスや、これら貯玉や貯メダルを再プレイに利用する再プレイサービス等がある。なお、以下の説明では、遊技場のホール会員及びホール会員登録を単に会員あるいは会員登録といい、アプリケーションを利用する会員をアプリ会員という。
【0013】
各遊技場の遊技情報管理システム1は、複数の遊技機2が設置された遊技場においてこれら複数の遊技機2の稼動状況を管理する管理装置と、管理装置と通信可能であり遊技に関する情報を表示する携帯端末(遊技端末)15と、を含んで構成されている。管理装置としては、遊技場内の各種機器の稼動状況を集中的に管理するための営業管理装置20と、携帯端末15に向けて空台情報(特別情報)等を送信する情報管理装置23と、が設けられている。
【0014】
各遊技場では、遊技場内の各種機器が通信可能に接続された有線LAN等の管理用ネットワーク200のほか、携帯端末15の無線接続を可能にするWiFiルータ202が接続されたサービス用ネットワーク201が構築されている。営業管理装置20は管理用ネットワーク200のみに接続されている一方、情報管理装置23は、遊技場内の管理用ネットワーク200及びサービス用ネットワーク201の両方に接続されているのに加えて、インターネットにも接続されている。各遊技場の遊技情報管理システム1は、インターネットに接続された情報管理装置23を介して場外のサーバ装置100と通信可能な状態で接続され、遊技場内の各遊技機2の遊技データ等は情報管理装置23を介してサーバ装置100に送信される。携帯端末15は、WiFiルータ202が実現する無線ネットワークであるWiFiネットワークを経由してサービス用ネットワーク201に接続可能である。
【0015】
各遊技場では、パチンコ遊技機21やスロットマシン22等の遊技機2に対して、玉やメダルなどの遊技価値を貸し出す貸出装置4、遊技情報表示装置3等が個別に設置されている。さらに、2台の遊技機2毎に、中継装置29が1台ずつ設置されている。
景品交換カウンタ(図示略)には、獲得玉を計数する計数機(図示略)や獲得玉を景品に交換するPOS端末(図示略)に加えて、携帯端末登録装置26が数台設置されている。また、遊技場内の管理スペースには、遊技場内の各種の機器の稼動状況を集中的に管理するための営業管理装置20、遊技場内に所在する携帯端末15に向けて空台情報(特別情報)を送信する情報管理装置23が設置されている。
【0016】
遊技機2は、対応する遊技情報表示装置3及び貸出装置4と共に、中継装置29を介して管理用ネットワーク200に接続されている。管理用ネットワーク200では、遊技情報表示装置3等の周辺装置を含めた遊技機2側と、営業管理装置20あるいは情報管理装置23と、の間の各種の通信が中継装置29を介して実現されている。
【0017】
サービス用ネットワーク201には、無線通信回路の一例をなすWiFiルータ202のほか、情報管理装置23及び遊技情報表示装置3が接続されている。後述する所定の接続操作を行った携帯端末15はWiFiネットワークを介してサービス用ネットワーク201に無線接続でき、情報管理装置23が送信する空台情報(特別情報)等の受信が可能になる。
【0018】
次に、遊技機2について概説すると共に、遊技場用システム10の機器構成の一例をなすサーバ装置100、遊技情報表示装置3、貸出装置4、携帯端末15、営業管理装置20、携帯端末登録装置26、情報管理装置23について説明する。なお、各遊技場の遊技情報管理システム1は、中継装置29、遊技情報表示装置3、営業管理装置20、貸出装置4、携帯端末登録装置26、情報管理装置23、携帯端末15、WiFiルータ202を含めて構成されている。
【0019】
(遊技機)
図1に例示の遊技機2には、大きく分類して、パチンコ遊技機21とスロットマシン22とがある。
パチンコ遊技機21は、遊技価値である玉を発射して遊技される遊技機である。
図1に例示するパチンコ遊技機21は、始動入賞口への入賞に応じて大当たり抽選を実行する、いわゆるセブン機である。このパチンコ遊技機21は、大当たり抽選に応じて図柄変動を実行するゲームを開始し、大当たり図柄の停止表示により大当たり当選を報知する。大当たり当選が発生すれば、大入賞口が開放されるラウンドが複数回繰り返される有利な大当たり状態に移行できる。
【0020】
パチンコ遊技機21が遊技の進行中に外部出力する遊技信号としては、例えば、以下の信号がある。これらの遊技信号は、中継装置29を経由して遊技情報表示装置3や貸出装置4等に出力されるほか、遊技機2の識別情報である台番IDが対応付けされた状態で営業管理装置20に送信される。
【0021】
(1)アウト信号:玉を10個発射する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じて玉を10個払い出す毎に1回出力される信号。
(3)スタート信号:図柄変動がスタートしたときに1回出力される信号。
(4)大当たり信号:大当たり状態の発生中に継続的に出力されるレベル信号。
(5)連荘信号:大当たり状態が連続的に発生する連荘状態中に出力されるレベル信号。
【0022】
スロットマシン22は、規定数のメダルを対価として図柄変動ゲームを開始でき、停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄のとき入賞が発生する遊技機である。入賞図柄としては、BB(ビッグボーナス)に対応するBB図柄や、RB(レギュラーボーナス)に対応するRB図柄や、ART(アシストリプレイタイム)に対応するART図柄のほか、5枚役や2枚役等の小役に対応する小役図柄が設定されている。
【0023】
スロットマシン22では、ゲーム開始時に内部抽選が実行され、内部抽選に当選した役に対応する図柄が停止表示されたときにその役の入賞が発生する。内部抽選に当選しても対応する図柄を停止表示できないと、取りこぼしによりハズレとなる。BB図柄、RB図柄が停止表示されるとBB役あるいはRB役が入賞し、これにより特定の払い出し役の入賞確率が高くなる等の有利な大当たり状態であるBB(ビッグボーナス)あるいはRB(レギュラーボーナス)が発生する。また、ART役が入賞すると、内部当選した役の種類が報知されると共に、メダルを消費することなく次のゲームを実行できるという利益が付与されるリプレイ役の入賞頻度が高くなる有利なARTが発生する。
【0024】
スロットマシン22が遊技の進行中に外部出力する遊技信号としては、例えば以下の信号がある。
(1)アウト信号:メダルを1枚消費する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じてメダルを1枚払い出す毎に1回出力される信号。
(3)BB信号:BBの発生中に出力されるレベル信号。
(4)RB信号:RBの発生中に出力されるレベル信号。
(5)ART信号:ARTの発生中に出力されるレベル信号。
【0025】
(サーバ装置)
図1のサーバ装置100は、例えば遊技情報提供サービスの運営会社等が管理するコンピュータ装置である。サーバ装置100は、公衆通信回線であるインターネットに接続され、インターネットを介して各遊技場の場内システム11と通信可能に接続されている。サーバ装置100は、遊技情報サーバ、アプリケーションサーバ、アカウントサーバとしての機能を備えている。
【0026】
遊技情報サーバとしての機能は、複数の遊技場に関する遊技情報を記憶するサーバ機能である。アプリケーションサーバとしての機能は、遊技者が所持する携帯端末15に遊技情報閲覧アプリケーションをダウンロードするサーバ機能である。アカウントサーバとしての機能は、アカウント情報であるアカウントIDと、遊技者の個人情報と、遊技者が会員登録を行った遊技場の識別情報である遊技場IDと、を対応付けて記憶するサーバ機能である。さらに、サーバ装置100は、アプリケーションをダウンロードして登録を済ませたアプリ会員間のメールのやり取りを可能とするSNS機能も有している。
【0027】
サーバ装置100は、以下の各手段としての機能を備えている。
(1)配信手段:遊技場用システム10のサービスを提供するためのアプリケーションをダウンロードする手段。なお、配信手段は、初回のダウンロード以降、適宜のタイミングでバージョンアップソフトを自動的にダウンロードする。これにより、携帯端末15側では、アプリケーションのバージョンを最新に維持できる。
(2)遊技者情報記憶手段:遊技情報閲覧アプリケーションの会員登録をした遊技者(アプリ会員)のアプリ会員情報を記憶する手段。遊技者情報記憶手段は、アプリ会員である遊技者の個人情報、遊技者が所持する携帯端末15の携帯ID、アプリケーションを利用する際のアカウント情報であるアカウントID、各遊技場で発行した会員カード101のID(遊技場毎の会員識別情報である会員ID)等を記憶し、アプリ会員毎に管理する。さらに、会員登録済みの遊技場でのログイン遊技を対象として、各遊技場の情報管理装置23から各遊技者の遊技データを受信して記憶する。各遊技者の遊技データとしては、例えば、遊技時間、使用金額、収支、大当たり回数等の個人遊技データが管理される。
(3)ホール情報記憶手段:各遊技場に関するホール情報を記憶する手段。ホール情報には、各遊技場の情報管理装置23から受信する全ての遊技機2の遊技データが含まれている。
(4)機種情報記憶手段:遊技機2の各機種について、遊技性、スペック、遊び方などの機種情報を記憶する手段。
(5)アカウント認証手段:携帯端末15でアプリケーションを実行する際に入力されたアカウントID(アカウント情報)について、有効であるか無効であるかの認証を実行し、認証できれば携帯端末15にアプリケーションの実行を許可する手段。
【0028】
(遊技情報表示装置)
図1及び
図2の遊技情報表示装置3は、大型の液晶ディスプレイよりなる液晶表示部33を備える装置であり、遊技機2の上方に設置される。液晶表示部33の画面330の下側には、呼出ボタン341、リセットボタン343、NFC(Near Field Communication)リーダ345、メニューボタン347、リモコン受信部349が配置され、上半分を取り囲むようにランプ部32が配設されている。液晶表示部33は、タッチスクリーンシート331(
図3)が積層されたタッチ操作可能な表示部である。液晶表示部33の画面330には、大当たり履歴や過去の遊技情報等、各種の情報が表示される。
【0029】
遊技情報表示装置3は、
図3のごとく、制御部30を中心として電気的に構成されている。制御部30は、ソフトウェアを実行して各種演算を実施するCPU301、メモリ手段としてのROM302・RAM304、信号の入出力を行うI/O部305を含んでいる。制御部30に対しては、外部と信号の送受信を実行する送受信部308、液晶表示部33、従業員の呼出機能を有するランプ部32、タッチスクリーンシート331、呼出ボタン341、リセットボタン343、NFCリーダ345、リモコン受信部349等が電気的に接続されている。
【0030】
NFCリーダ345は、NFC機能を備える携帯端末15との間でデータ通信を実行し、携帯端末15の携帯識別情報(端末識別情報)である携帯ID等を読み込むデータリーダである。
リモコン受信部349は、フロア係の従業員等が所持するリモコン300(
図1参照。)が送信する赤外線信号の受光部である。なお、従業員が携行するリモコン300には空台ボタン390が設けられている。フロア係の従業員等が空台を発見したときには、この空台ボタン390を操作することで、遊技情報表示装置3を介して空台となった旨を情報管理装置23に通報できる。
【0031】
例えば、パチンコ遊技機21に付設された遊技情報表示装置3が中継装置29を経由して遊技機2側から取り込む遊技信号としては、(1)アウト信号、(2)セーフ信号、(3)スタート信号、(4)大当たり信号、(5)連荘信号等がある。遊技情報表示装置3は、パチンコ遊技機21側から取り込んだ遊技信号について取込回数を集計等することで例えば以下の各遊技データ(遊技情報)を生成する。
【0032】
(1)大当たり回数:通常状態下の大当たり状態の発生回数(初当たり回数)。
(2)大当たり間スタート回数:直前の大当たり状態が終了してからのスタート回数(図柄変動回数)。
(3)本日累計スタート回数:当日、開店後の累計の図柄変動の回数。
(4)差玉:遊技者側から見た収支。セーフ信号を受信する毎に10個ずつ加算されるセーフから、アウト信号を受信する毎に10個ずつ加算されるアウトを差し引いて差玉が演算される。
【0033】
遊技情報表示装置3は、対応する遊技機2の動作状態を表す状態フラグを含む信号を情報管理装置23に出力する。状態フラグが表す状況としては以下の各動作状態がある。
・空台:リモコン300により空台状態が設定された状態
・遊技中:稼動中
・大当たり:大当たり(連荘)中
・準備中:閉店中/未営業の状態時
【0034】
遊技情報表示装置3は、生成した遊技データを画面330に表示可能である。例えばパチンコ遊技機21に対応する
図2に例示のデータ画面(表示画面)では、向かって左側の上から順番に、本日、前日、前々日の初当たり回数の表示欄361、大当たりの内訳の表示欄363、本日のスタート回数の表示欄365が配置されている。画面330の中央には、本日、前日、前々日の大当たり回数の表示欄371が配置され、その下側には、過去の最高差玉の表示欄372、大当たり間スタート回数を棒グラフで表すグラフ表示欄373が配置されている。
【0035】
特に、本例の遊技情報表示装置3は、情報管理装置23から送信されて来るキャプチャ要求信号に応じて、液晶表示部33のデータ画面(表示画面)のキャプチャデータを作成する機能を備えている。遊技情報表示装置3は、対応する遊技機2の識別番号である台番IDを対応付けた(ひも付けた)キャプチャデータを返信し、これにより情報管理装置23側での遊技機2毎の個別の管理を可能としている。
【0036】
(貸出装置)
貸出装置4は、各遊技機2の側方に設置される縦長の装置である。貸出装置4は、営業管理装置20が貯玉として記憶し管理する遊技価値を遊技者に対して返却することにより、遊技者が貯玉を遊技に再度使用(再プレイ)できるようにする再遊技装置としての機能を備えている。
【0037】
パチンコ遊技機21向けの貸出装置4は、遊技機2の左側に設置され、現金等の対価の投入に応じて遊技価値である玉を貸し出す。スロットマシン22向けの貸出装置4は、遊技機2の右側に設置され、現金等の対価の投入に応じて遊技価値であるメダルを貸し出す。貸出装置4は、玉やメダルなどの遊技価値の払出機能や、会員IDを認証する機能を備えている。
【0038】
貸出装置4は、会員カード101に記録されたカードIDなどのカードデータの読取り機能、携帯端末15の携帯ID等の端末データを読み取るNFC機能等を備えている。貸出装置4は、カードIDや携帯ID等を読み取ったとき、営業管理装置20が記憶する会員データとの照合を試み、照合できたときに会員IDを認証する。会員IDが認証されたときの遊技が会員によるログイン遊技として特定され、会員による遊技データとして特定されると共に、貯玉・再プレイサービス等の会員サービスの利用が可能になる。
【0039】
(携帯端末)
図1に例示の携帯端末15は、例えば、タッチパネル式の表示画面150を備えるスマートフォン(多機能型携帯端末)等、遊技者が所持する通信端末である。この携帯端末15は、タッチパネル式の表示画面150に指先で触れることで各種の操作が可能である。タッチパネル式のこの表示画面150は遊技者が操作する操作手段としての機能を実現している。
【0040】
携帯端末15は、
図4のごとく、CPU、ROM、RAMを含む制御部152を中心として構成されている。この制御部152には、液晶表示部152B、液晶表示部152Bの表示画面に積層されたタッチスクリーンシート152A、マイク152C、スピーカ152D、カメラ152Eが接続されているほか、WiFi無線回路部152F、公衆無線回路部152G等が接続されている。表示画面150のタッチ操作機能は、液晶表示部152Bとタッチスクリーンシート152Aとの組み合わせにより実現されている。
【0041】
携帯端末15は、遊技情報管理システム1を構成する情報管理装置23とWiFiネットワーク(無線通信回線)を介して通信可能であるほか、遊技場用システム10を構成するサーバ装置100(
図1参照。)とインターネットを介して通信可能である。さらに、本例の携帯端末15は、GPS(Global Positioning System)を利用して自位置を計測するGPS機能や、遊技情報表示装置3や貸出装置4とのデータ通信を実現するNFC機能等を備えている。
【0042】
インターネットに接続可能であって、WiFi機能を備えるスマートフォン等の携帯端末15であれば、遊技場用システム10及び遊技情報管理システム1に対応する遊技端末として利用可能である。アプリケーションサーバとしてのサーバ装置100からダウンロードしたアプリケーションを携帯端末15で実行すれば、遊技情報管理システム1を構成する管理サーバとしての情報管理装置23に無線接続でき、空台情報を含む各種の情報を取得できる。また、遊技場外においても、遊技場用システム10が提供する各種のサービスを利用できる。
【0043】
携帯端末15は、上記のアプリケーションを実行することで、少なくとも以下の各手段としての機能を実現できる。
(1)個人情報登録手段:利用者である遊技者が登録した氏名、生年月日、性別、住所、暗証番号等の個人情報を記憶する手段。この個人情報登録手段としての機能は、遊技者の個人情報を登録するためにアプリケーションに含められた個人情報登録プログラムにより実現される。
(2)表示手段:各種の遊技データや情報を表示するほか、営業管理装置20から受信した会員ID(会員識別情報)を示す会員証情報(コード情報)を表示する手段。表示手段は、さらに、アプリケーションのアカウントIDと共に事前登録された個人情報を2次元コード化し、事前登録情報として表示画面150に表示可能である。
(3)端末側送信手段:複数の遊技機2のうち遊技者が表示画面150(操作手段)に対するタッチ操作によって選択した遊技機2又は遊技機2の種類である選択遊技機(狙い台、狙い機種)を特定可能な選択情報を情報管理装置23に送信する手段。
(4)記憶手段:遊技者が表示画面150に対するタッチ操作によって選択した遊技機(狙い台)、及び選択した遊技機の種類(狙い機種)を記憶する手段。記憶手段は、狙い台である遊技機2の識別情報である台番IDや狙い機種を特定可能な情報等を記憶することで狙い台や狙い機種を登録する。
(5)端末側受信手段:上記の選択遊技機に空台が発生したことを遊技者が特定可能な空台通知(特別報知、空台発生の報知)を実行するための空台情報(特別情報)を情報管理装置23から受信する手段。
(6)特別報知実行手段:端末側受信手段が受信した特別情報に基づいて特別報知を実行する手段。この特別報知実行手段は、端末側受信手段が受信した空台情報(特別情報)に含まれる遊技機2の台番IDが上記の選択遊技機として記憶する遊技機2の台番IDと一致するとき、及び空台情報(特別情報)に遊技者が選択した種類の遊技機が含まれる場合に、空台が発生した旨を示す空台通知(特別報知)を実行する。
【0044】
(営業管理装置)
図1の営業管理装置20は、遊技場内の各種機器の稼動状況を集中的に管理するための装置である。営業管理装置20は、複数の遊技場にそれぞれ設置され、会員登録(ホール会員登録)時に入力された遊技者の個人情報を記憶する会員情報サーバとしての機能を備えている。
【0045】
営業管理装置20は、液晶ディスプレイ等のPCモニタや図示しないプリンタ等を含む出力部と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボード及び図示しないマウスを含む入力部と、を備えている。装置本体は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有している。
【0046】
営業管理装置20は、例えばハードディスクドライブから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行等することにより、以下の各手段としての機能を実現する。
(1)遊技データ生成手段:各遊技機2で実行された遊技に関する遊技データ(遊技情報)を生成する手段。遊技データ生成手段は、各遊技機2が出力するアウト信号等の遊技信号の受信回数を集計等することで遊技データを生成する。パチンコ遊技機21については、アウト(消費玉数)、セーフ(払出玉数)、スタート(ゲーム回数)、大当たり回数等の遊技データを遊技機2毎に生成する。スロットマシン22については、アウト(消費メダル数)、セーフ(払出メダル数)、スタート(ゲーム回数)、BB回数、RB回数、ART回数等の遊技データを遊技機2毎に生成する。なお、遊技データの生成は、営業管理装置20に代えて、遊技情報表示装置3など遊技機2に付設された機器が実行しても良い。
(2)遊技データ記憶手段:遊技機2毎の遊技データ、および会員毎の個別遊技データを記憶する手段。各遊技機2の遊技データは、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けた状態で記憶される。会員毎の遊技データは、会員識別情報である会員IDを対応付けた状態で記憶される。
(3)会員情報記憶手段:遊技場に登録済みの会員に関する情報を記憶する手段であり、この会員情報記憶手段は、少なくとも会員識別情報である会員IDを記憶管理する。遊技者が所持する携帯端末15の携帯ID(携帯識別情報)や会員毎の個別遊技データ等を含めて会員に関する情報には会員IDが対応付けられている。
(4)登録情報送信手段:会員登録が行われたとき、サーバ装置100に向けて登録情報を送信する手段。登録情報には、相互に対応付けられた状態のアカウントID、会員IDが含まれている。
(5)遊技者ID取得手段:会員カード101あるいは会員が所持する携帯端末15の会員IDあるいは携帯IDを取得する手段。会員識別情報である会員ID等が認証された状態での遊技が会員によるログイン遊技として特定される。
(6)遊技価値記憶手段:各遊技者が遊技により獲得した遊技価値である貯玉を会員IDと対応付けて記憶する手段。
【0047】
(携帯端末登録装置)
図1の携帯端末登録装置26は、各遊技場において会員登録を行うための装置である。携帯端末登録装置26は、会員登録を希望する遊技者が利用可能なように景品カウンタ等に複数台、設置される。
【0048】
携帯端末登録装置26は、会員カード101の記録情報を読み書きするカードリーダライタ(図示略)を内蔵し、前面にはカード挿入口260が設けられている。上面側には、携帯端末15が表示する上記の事前登録情報を読み取るための読取スキャナ262が設けられている。この携帯端末登録装置26は、携帯端末15が表示出力する事前登録情報から読み取った情報を営業管理装置20に向けて出力する情報出力手段としての機能を備えている。
【0049】
携帯端末登録装置26は、カード挿入口260に会員カード101が挿入された状態で、携帯端末15が表示する事前登録情報を読取スキャナ262で読み取ったとき、会員カード101に記録された会員IDと携帯端末15の携帯IDとを対応付ける。これにより、携帯端末登録装置26は、会員サービスを享受できるように携帯端末15の登録を行う。
なお、会員カード101を用いたログイン遊技中に上記の遊技情報表示装置3のNFCリーダ345に携帯端末15を近接させて携帯IDを読み取らせることで、携帯端末15を登録することも可能である。
【0050】
(情報管理装置)
情報管理装置23(
図1及び
図4)は、サーバ装置100との間で送受信する情報のほか、携帯端末15に向けて送信する情報等を管理する装置である。遊技情報管理システム1における情報管理装置23は、複数の遊技機2が設置された遊技場において、これら複数の遊技機2の稼動状況を管理する管理サーバの一例をなし、空台の判定や空台情報の送信等を実行する。
【0051】
情報管理装置23は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有する装置本体を備えている。この装置本体には、液晶ディスプレイ等のPCモニタや図示しないプリンタ等を含む出力部や、キーボード及び図示しないマウスを含む入力部などが接続されている。
【0052】
情報管理装置23は、例えばハードディスクドライブから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行等することにより、以下の手段としての機能を備えている。
(1)情報送受信手段:サーバ装置100との間で遊技情報などの各種の情報を送受信する手段。上記の通り、情報送受信手段としての情報管理装置23が、場内システム11及び遊技情報管理システム1とサーバ装置100との間で情報のやり取りを行うための窓口となっている。
(2)管理側受信手段:携帯端末15(端末側送信手段)から送信された上記の選択情報を受信する手段。
(3)キャプチャ情報取得手段:遊技情報表示装置3のデータ画面のキャプチャデータを取得する手段。キャプチャ情報取得手段は、各遊技機2の遊技情報表示装置3に向けてキャプチャデータ要求信号を個別送信し、キャプチャデータの返信を受ける。
(4)空台判定手段:遊技場に設置された複数の遊技機2について空台であるか否かを判定する手段。空台判定手段は、各遊技機2に付設された遊技情報表示装置3の出力信号に含まれる上記の状態フラグのフラグ値を参照して空台か否かの判定を実行する。
(5)管理側送信手段:空台判定手段が空台であると判定した遊技機2の情報である空台情報(特別情報)を携帯端末15に送信する手段。この空台情報には、空台であると判定された遊技機2の識別情報である台番ID及び機種情報が含まれている。管理側送信手段は、送信先を特定することなく、上記の無線通信回路の一例をなすWiFiルータ202を介して空台情報を無差別に無線で送信する。
(6)キャプチャ送信手段:携帯端末15に対して、遊技情報表示装置3のキャプチャデータを送信する手段。
(7)集計手段:上記の管理側受信手段が受信した選択情報に基づいて、遊技者が携帯端末15(操作手段)を用いて選択した選択回数を時間別かつ遊技機2の種類別(機種毎)に集計する手段。この集計手段は、一の種類の遊技機で空台がない状態から空台が発生するまでの期間において、遊技者が携帯端末15(操作手段)を利用して当該一の種類の遊技機を選択した回数である同時選択回数を集計する。
(8)集計結果情報表示手段:集計手段の集計結果である機種選択データ(
図8を参照して後述する。)に対応した増台支援情報(集計結果情報)を表示する手段。
(9)稼動特定手段:一の種類の遊技機で空台が発生したことに対応した空台通知(特別報知)の後における当該一の種類の遊技機の稼動度合を特定する手段。特に、本例の稼動特定手段は、一の種類の遊技機2で空台がない状態から空台が発生して空台通知を実行し、その後、同時選択回数分の空台が発生した後におけるその一の種類の遊技機の稼動度合を特定する。
(10)台不足報知実行手段:稼動特定手段が特定した稼動度合が予め定められた基準稼動度合よりも高い場合に、前記一の種類の遊技機2の台数が不足していることに対応した台不足報知を実行する手段。特に、この台不足報知実行手段は、同時選択回数が基準回数よりも少ない場合、上記の稼動度合が予め定められた基準稼動度合よりも高い場合に台不足報知を実行する一方、同時選択回数が基準回数よりも多い場合、上記の稼動度合に関わらず台不足報知を実行する。
【0053】
以上のような構成の各遊技場の遊技場用システム10では、各種のサービスを提供するために様々なデータが記憶され管理されている。以下の各データのうち(1)〜(3)は営業管理装置20が管理するデータであり、(4)は情報管理装置23が管理するデータであり、(5)〜(7)はサーバ装置100が管理するデータである。
【0054】
(1)遊技機毎の遊技データ
場内に設置された各遊技機2の遊技データであり、
図5は、スロットマシン22の遊技データの例示である。営業管理装置20は、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けて、メダルの投入枚数、払出枚数、ゲーム回数、BB回数、RB回数等の遊技データを記憶している。なお、営業管理装置20が管理する遊技データは、例えば10分等の所定時間が経過する毎にサーバ装置100に対して送信される。
【0055】
(2)会員マスタデータ
遊技場に登録済みの会員(ホール会員)を管理するための
図6に例示のデータであり、営業管理装置20は、遊技場の会員IDを対応付けて、アプリケーションを利用するためのアカウントID、アプリケーションをダウンロードした携帯端末15の携帯ID、氏名や年齢や性別等の個人情報を管理している。なお、会員マスタデータは、アプリケーションを利用して会員登録したか否かによらず全ての会員を網羅している。アカウントIDについては、アプリケーションをダウンロードして会員登録した遊技者についてのみ登録される。
【0056】
(3)会員個別遊技データ
遊技場に登録済みの各会員の個別遊技データであり、
図7は、会員ID「12345678」の会員の遊技データを例示している。同図の会員個別遊技データでは、会員による上記のログイン遊技の履歴である遊技レコードが遊技機2毎に管理され、各遊技レコードでは、遊技機2の台番ID、遊技開始時刻、遊技終了時刻、ゲーム回数、BB回数等が管理されている。会員によるログイン遊技は、貸出装置4による会員カード101の受付あるいは携帯端末15を用いた会員IDの認証、遊技情報表示装置3による携帯端末15を用いた会員IDの認証等による遊技ログインに応じて特定される。「遊技開始」の項目には、会員ID認証時の時刻が記録される。「遊技終了」の項目には、会員カード101の排出時、貸出装置4の図示しないログアウトボタンのタッチ操作時、携帯IDの再読取時等、の時刻が記録される。
【0057】
(4)機種選択データ(集計結果)
携帯端末15を利用して遊技者が遊技機2を選択(登録)した選択回数等の機種毎の選択データであり、情報管理装置23は、
図8のごとく、2時間の時間帯毎の下記の各集計データを機種(遊技機の種類)毎に管理している。
【0058】
・選択回数:各時間帯(2時間毎)において選択された累計の選択回数。
・同時選択回数:遊技者が選択した回数から空台が発生した回数を減算した値の時間内最大値。つまり、同時選択回数が2以上の場合、複数の遊技者が同時に空台報知を望んでいることになる。例えば、2人の遊技者が同時期に選択した場合には同時選択回数が2になり、その後に空台が1台発生した場合は同時選択回数は1になる。そして、そのままその時間帯が経過した場合、出力する同時選択回数はこの時間帯の最大値である2になる。
・報知後2hアウト:空台報知を行い、その後同時選択回数がゼロになった後の2時間の間のその機種全体の平均アウト(稼動度合)。
【0059】
図8の機種選択データは、機種Bについての例示データである。同様の機種選択データは、遊技機2の種類である機種毎に集計される。なお、遊技者が機種(狙い機種)ではなく特定の遊技台を狙い台として登録した場合については、その狙い台の機種に関する機種選択データとして集計される。
【0060】
(5)アプリ会員データ
アプリケーションをダウンロードして登録を済ませたアプリ会員のデータであり、サーバ装置100は、
図9に例示する通り、アプリ会員の識別情報であるアカウントIDを対応付けて、メールアドレス、パスワード、携帯端末15の携帯IDのほか、氏名、年齢等の個人情報、遊技場毎の会員IDを記憶し管理している。遊技場毎の会員IDは、遊技場の識別情報である遊技場IDを対応付けて100店舗分まで対応可能である。サーバ装置100では、遊技場ID及び会員IDの記憶領域が100データ分(Data1〜Data100)用意されている。
(6)アプリ会員個別遊技データ
アプリケーションに登録済みのアプリ会員の個別遊技データである。アプリ会員毎の個別遊技データとしては、遊技時間、使用金額、収支、大当たり回数などが日毎、遊技場毎に管理される。例えば同じ日に2以上の遊技場で遊技した場合には、その日の個別遊技データが遊技場毎に区別して管理される。
(7)遊技場毎のホール情報
ホール情報には、遊技場に設置された各遊技機2の遊技データのほか、遊技場の施設情報や、遊技場の営業情報が含まれる。ホール情報は、各遊技場を特定するための識別情報である遊技場IDを対応付けて管理され、遊技場IDを利用して照会すれば、特定の遊技場のホール情報を参照可能である。施設情報には、遊技場の住所、電話番号、交通アクセスの情報、営業時間、遊技場が提供するインターネットサイトのアドレス等の情報が含まれる。営業情報には、遊技場に設置された遊技機2の機種内訳、営業時間やイベント営業等の営業案内情報、駐車場や無線LAN環境の有無やアメニティ等の設備情報など、遊技場に関する様々な情報が含まれる。
【0061】
次に、遊技場用システム10が提供する遊技者向けのサービスを利用する手順、及び遊技機2の増台判断を支援するために遊技情報管理システム1が提示する増台支援情報(集計結果情報)の内容について説明する。
【0062】
遊技者向けのサービスを利用する手順として、(1)アプリケーションのダウンロード→アプリ会員登録、(2)事前個人情報登録、(3)アプリケーションで提供されるサービス、を順番に説明する。
増台支援情報の内容については、(4)情報管理装置23による機種データ表示画面(例えば
図18〜
図20)を例示して説明する。
【0063】
(1)アプリケーションのダウンロード・アプリ会員登録
遊技場用システム10が提供するサービスを利用するに当たっては、予め運営会社のサイトにアクセスし、アプリケーションを携帯端末15にダウンロードしてインストールする必要がある。
【0064】
アプリケーションを起動した携帯端末15の表示画面150には、
図10(a)に例示するログイン画面が表示される。ログイン画面には、アプリケーションを利用するための新規会員登録ボタン151、ログインボタン153、スキップボタン155が配置されている。新規会員登録ボタン151は、アプリケーションの利用に必要なアプリ会員登録を開始するためのボタンである。ログインボタン153は、アプリ会員登録済みの利用者が、登録済みのアカウントID及びパスワードを入力してログインするためのボタンである。スキップボタン155は、アプリ会員登録をスキップするためのボタンである。アプリ会員未登録の利用者は、このスキップボタン155を操作することで、アプリケーションが提供するサービスの一部を利用可能である。
【0065】
なお、アプリ会員登録の際の入力項目としては以下の各項目が設定されている。
(A)必須項目
アプリケーションを起動するためのアカウントID、及びパスワード。
(B)任意項目
氏名、生年月日、性別、住所、暗証番号等の個人情報。
【0066】
(B)任意項目の個人情報のうち、氏名、生年月日、性別、住所等は、各遊技場での会員登録に必要な項目であり、これらの項目が入力済みであれば、携帯端末15を利用して簡単に会員登録が可能である。
暗証番号は、遊技者が獲得した玉(メダル)を遊技場側に貯玉として預け入れ、後で引き出して再遊技を可能とする再プレイサービスを利用するために必要となる入力項目である。上記の入力事項については、アプリ会員登録時に入力可能であると共に、アプリケーションのダウンロード後であればいつでも入力あるいは変更等が可能である。
【0067】
(2)事前個人情報登録
事前個人情報登録は、携帯端末15を利用して会員登録(ホール会員登録)を簡単に済ませるための登録である。上記のアプリ会員登録時の入力項目のうち、暗証番号を除く前記(B)任意項目の各項目の情報が、会員登録に必要な個人情報となる。携帯端末15は、アプリケーションに含まれる上記の個人情報登録プログラムの実行により遊技者が入力した個人情報を記憶し、事前登録する。
【0068】
個人情報を事前登録済みであれば、携帯端末15が表示するトップメニュー画面(
図10(b))上で「QRコード(R)」メニュー156Fを操作するという個人情報出力操作に応じて、登録済みの個人情報を表す2次元コードである事前登録情報を表示画面150に表示出力できる。
【0069】
いずれかの遊技場での会員登録を希望する利用者は、個人情報を表す事前登録情報を表示中の携帯端末15を携帯端末登録装置26の読取スキャナ262にかざすだけで良い。携帯端末登録装置26は、携帯端末15が表示する事前登録情報から個人情報を読み取ると、未登録の会員カード101に会員IDを書き込むと共にその会員IDを対応付けた上で読み取った個人情報を営業管理装置20に送信する。
【0070】
会員情報サーバとしての営業管理装置20は、受信した個人情報に含まれるアカウントID及び個人情報を会員IDと対応付けて記憶し、会員登録を実行する。営業管理装置20は、会員ID及びアカウントIDと共に会員登録が完了した旨をサーバ装置100に通知し、携帯端末登録装置26には登録完了を表す信号を返信する。通知を受けたサーバ装置100は、少なくとも、アカウントID、個人情報、会員IDの3つを対応付けて記憶し、遊技者を管理する。携帯端末登録装置26は、登録完了を表す信号の受信に応じて、会員IDを記録した会員カード101を発行する。
【0071】
以上のような会員登録は、複数の遊技場において、遊技場毎に個別に実施可能である。サーバ装置100では、
図9のアプリ会員データに例示した通り、会員登録済みの遊技場が増える毎に遊技場ID及び会員IDの組み合わせが100個を上限として追加される。なお、この事前個人情報登録を利用しない場合は、従来通り、各遊技場で所定の会員申込用紙に必要事項を記入して遊技場に提出することで会員登録を行うことが可能である。この場合には、申込用紙に記入された事項を遊技場従業員が読み取りながら営業管理装置20に手入力して会員登録を実行し、会員カード101を手作業で発行する。
【0072】
(3)アプリケーションで提供されるサービス
アプリケーションにログインすると、携帯端末15の表示画面150が
図10(b)のトップメニュー画面に切り換わる。トップメニュー画面では、提供する以下の各サービスに対応するメニューボタンが配置されている。
【0073】
「機種情報」メニュー156Aは、遊技機2の機種に関する様々な情報(スペック、遊び方等)を表示するメニューである。「機種情報」メニュー156Aを選択すれば、任意に選択した機種の遊技性、スペック、遊び方などの情報を携帯端末15の表示画面150に表示して遊技者に閲覧させる遊技情報閲覧サービスを利用できる。
【0074】
「ホール情報」メニュー156Bは、各遊技場に関する情報(住所、営業時間、設置機種等)を表示するメニューである。この「ホール情報」メニュー156Bを選択すれば、任意に選択した遊技場の営業案内や設置された遊技機2の遊技データ等を遊技者に閲覧させる遊技情報閲覧サービスを利用できる。なお、選択した遊技場への会員登録(ホール会員登録)が未登録の場合には、ホール情報の表示に先だって、会員登録を促す勧誘情報が表示される。また、「ホール情報」メニュー156Bが選択された場合には、携帯端末15のGPS機能と連動し、近隣の遊技場を表示画面150上で案内するためのマップ画面等への切換表示も可能となっている。
【0075】
「みんなの遊技広場」メニュー156Cは、アプリケーション利用者が投稿した口コミ情報を表示するメニューである。「みんなの遊技広場」メニュー156Cを選択すれば、アプリ会員である遊技者間のコミュニケーションを可能とするSNSサービスを利用できる。SNSサービスとしては、メール交換サービスや、メッセージ発信サービス等がある。
【0076】
「動画」メニュー156Dは、無料の動画コンテンツを視聴するメニューである。
「収支帳」メニュー156Eは、遊技者自身が遊技の収支を入力し、管理するメニューである。
「QRコード(R)」メニュー156Fは、事前登録済みの個人情報が2次元コード化された事前登録情報を表示するメニューである。「QRコード(R)」メニュー156Fの操作が個人情報出力操作に相当しており、特定の遊技場で会員登録を行うときに必要となる。
「その他」メニュー156Gは、個人情報の登録など、各種の設定に関する操作を行うためのメニューである。
【0077】
「WiFi接続」メニュー156Hは、携帯端末15を遊技場内の無線通信回線であるWiFiネットワークに通信可能に接続するWiFi接続サービスを利用するためのメニューである。詳しくは下記の(3−1)WiFi接続サービスとして後述するが、初回の設定後は、アプリケーションを起動するだけでWiFiネットワークに自動接続される。
【0078】
「スマホデータ表示」メニュー156Kは、WiFi接続が確立している状態で、携帯端末15の表示画面150上に遊技データを表示させる後述のスマホデータ表示サービスを利用するためのメニューである。スマホデータ表示サービスを利用すれば、遊技者が所持する携帯端末15を利用し、遊技場内の各遊技機2の遊技データの閲覧が可能になる。
【0079】
次に、遊技情報管理システム1における(3)アプリケーションで表示されるサービスのうち、上記の(3−1)WiFi接続サービス、(3−2)スマホデータ表示サービス、(3−3)空台通知サービス、について図を参照しながら説明する。
【0080】
(3−1)WiFi接続サービス
各遊技場でWiFi接続サービスを初めて利用する際には、
図10(b)のトップメニュー画面において「WiFi接続」メニュー156Hを選択し、携帯端末15をWiFiネットワークに接続するための操作を実行する必要がある。
【0081】
「WiFi接続」メニュー156Hを選択すると、
図11(a)の接続画面に切り替わる。この接続画面に配置された接続ボタン157Aを操作すれば、
図11(b)の接続完了画面への切替表示と共にWiFiネットワークへの接続が確立する。なお、各遊技場でこのような初回接続を実行すれば、その後、アプリケーションの起動と共にWiFi接続が自動的に行われる自動接続設定が遊技場毎に個別に有効になる。WiFiネットワークへの接続が確立すれば、サービス用ネットワーク201を介し、続いて説明するスマホデータ表示サービスによる遊技データの閲覧等が可能になる。
【0082】
(3−2)スマホデータ表示サービス
WiFiネットワークへの自動接続設定が有効化された遊技場内で
図10(b)のトップメニュー画面の「スマホデータ表示」メニュー156Kを選択すると、
図12(a)のようなスマホデータ画面に切り替わる。同図(a)は、WiFi接続が確立する前のスマホデータ画面であり、画面の下半分にWiFi接続処理が進行中である旨を表す待機中表示157Bが配置されている。その後、WiFi接続が確立すると、待機中表示157Bがデータ閲覧ボタン157C等のメニューボタンに置き換わる(
図12(b))。なお、「スマホデータ表示」メニュー156Kの選択による下記のような遊技データの閲覧中であっても、インターネット上のウェブサイトへのアクセスやeメール等の利用が可能となっている。
【0083】
図12(b)のスマホデータ画面において「リアルタイム台状況を見る」とテキスト表示されたデータ閲覧ボタン157Cが選択されたとき、携帯端末15は、遊技場内に設置されている遊技機2の機種情報を要求する信号を情報管理装置23に向けて送信する。この要求信号に応じて情報管理装置23から情報を受信すると、携帯端末15は、受信した情報に基づいて
図13の設置機種画面を切換表示する。
【0084】
図13の設置機種画面は、遊技場内に設置された遊技機2の情報を機種毎に項目表示する画面である。チェックボックス158Aが設けられた機種毎の項目表示には、機種名の表示のほか、設置数や空台数等の表示が含まれている。この設置機種画面を参照すれば、遊技場に設置された機種の設置数や空台の状況を確認可能である。
【0085】
チェックボックス158Aは、狙い機種(選択遊技機)を登録するためのチェックボックスである。このチェックボックス158Aにチェックが入った機種(遊技機の種類)を狙い機種として携帯端末15に登録でき、空台通知の表示が可能になる。狙い機種を登録すれば、その機種の遊技データを一括表示(図示略)させることが可能となっている。例えば新台や人気機種については、特定の遊技台を指定せず、
図13の設置機種画面により機種単位の空き状況を確認したり、空台通知の対象として機種単位で登録すると良い。
【0086】
図13中の機種毎の項目表示は、タッチ操作が可能な選択ボタンとなっており、目的の機種の項目表示へのタッチ操作により機種選択が可能となっている。この項目表示へのタッチ操作によりいずれかの機種が選択されると、
図14のごとく、各遊技機2の情報を表示する各台データ画面に切換表示される。この各台データ画面では、各遊技機2の情報を表示する左右方向の帯状のデータ表示欄が複数配置されている。データ表示欄では、向かって左側から順番に、チェックボックス158A、遊技機2の台番を表示する台番表示158B、状態表示158C、データ表示158Dが配置されている。
【0087】
図14の各台データ画面中のチェックボックス158Aは、狙い台(選択遊技機)を携帯端末15に登録するためのチェックボックスである。このチェックボックス158Aにチェックが入った遊技機2を狙い台として携帯端末15に登録でき、空台通知や台データの表示が可能になる。なお、遊技機2に付設された遊技情報表示装置3が、出力信号に上記の状態フラグを含まない型式の場合には空台判定が不可能になることからチェックボックス158Aが非表示となる。
【0088】
状態表示158Cは、遊技機2のリアルタイムの稼動状態の表示欄である。この状態表示158Cに表示される台状況としては以下の状況がある。
・空台:リモコン300により空台状態にされている
・遊技中:稼動中
・大当り中:大当たり(連荘)中
・準備中:閉店中/未営業の状態時
・(空白):通電停止状態
【0089】
データ表示158Dには、3〜5分間隔で随時更新される大当たりデータが表示される。例えばスロットマシン22の場合、表示される大当たりデータとしては、総ゲーム数、BB回数、RB回数、合成確率、ART回数、BB確率、RB確率、只今ゲーム数等がある。なお、遊技機2に付設された遊技情報表示装置3が、大当たりデータの表示に非対応の型式であれば、データ表示158Dの各欄に全て「−」が表示される。
【0090】
なお、状態表示158C及びデータ表示158Dの表示エリアは、指先等を表示画面150に触れながら横移動させるスライド操作によって表示内容を変更できる。例えば、
図14(a)のイラストのように表示エリア内に触れた指先を左方向にスライドさせれば、同図(b)のように表示内容を変更でき、表示画面150の領域外にフレームアウトしていた表示項目を表示画面150内に移動できる。
【0091】
図14の各台データ画面において台番表示158Bをタッチ操作していずれかの遊技機2を選択する操作を行うと、携帯端末15の表示画面150が
図15のキャプチャ表示画面に切り換わる。このキャプチャ表示画面は、遊技情報表示装置3のデータ画面のコピー画面であるキャプチャ画面を表示する画面であり、対応する遊技機2について情報管理装置23から受信したキャプチャデータを利用して描画される。同図(a)は携帯端末15の表示画面150が縦の場合の表示であり、同図(b)は横の場合の表示である。キャプチャ表示画面中の遊技情報表示装置3のデータ画面(キャプチャ画面)については、指先によるスライド操作やピンチ操作等による拡大や横移動等が可能となっている。なお、情報管理装置23は、遊技情報表示装置3に対して所定時間(10秒)が経過する毎にキャプチャデータを繰り返し要求し、遊技情報表示装置3から受信したキャプチャデータを携帯端末15へ送信する。これにより、携帯端末15の画面上では所定時間間隔で最新のデータが表示されることになる。
【0092】
(3−3)空台通知サービス
携帯端末15を遊技場内のWiFiネットワークに接続すれば、遊技したい遊技機2が空台になったときに空台通知(特別報知)を受ける空台通知サービスを利用できる。この空台通知サービスの利用の手順について、
図16を参照して説明する。
【0093】
図16(a)の設置機種画面(
図13で例示した画面と同じ)では、空台通知サービスの設定ボタンである受信設定ボタン159Aが右上に配置されている。この受信設定ボタン159Aを選択すれば、同図(b)の空台通知設定画面に切換表示できる。この空台通知設定画面には、スロットマシン22及びパチンコ遊技機21についてそれぞれ空台通知を希望するか否かを選択するオンオフボタン159Bが配置されている。このオンオフボタン159BをONに切り替えれば、空台情報(空台通知案内)を受信可能な状態を設定できる。
【0094】
特定の遊技機2について空台通知を受けるためには、上記の通り、その遊技機2を狙い台(選択遊技機)として携帯端末15側で登録する必要がある。
図16(c)の各台データ画面(
図14で例示した画面と同じ)に例示するように、空台通知を受けたい遊技機2に対応するチェックボックス158Aをチェックすれば、狙い台としてその遊技機2の台番ID(識別情報)を携帯端末15側で登録できる。なお、空台通知の受信設定の設定内容を表す設定情報は、WiFiルータ202によりタイムスタンプ(時刻を表す時間の情報)が付された上で情報管理装置23に送信される。
【0095】
なお、情報管理装置23が送信する空台情報には、空台となった遊技機2の台番ID(識別情報)が含まれている。そのため、上記のように携帯端末15側で狙い台の台番IDの登録を済ませば、情報管理装置23が送信する空台情報が狙い台として登録済みの遊技機2に関する情報か否かを携帯端末15側で判断できるようになる。携帯端末15は、受信した空台情報が狙い台として登録した遊技機2に関する情報であったとき、
図16(d)のように空台通知案内ウィンドウをポップアップ表示することで空台通知を実行する。この空台通知案内ウィンドウ内の「空台確認」ボタンをタッチ操作すれば、通知対象の遊技機2のリアルタイムの遊技データを一覧表示する画面を切換表示させることも可能となっている。
一方、情報管理装置23が送信した空台情報が、狙い台として登録した遊技機2に対応する情報ではないときには、携帯端末15は、空台情報を受信しても空台通知を表示しない。
【0096】
なお、
図17(a)の設置機種画面(
図13で例示した画面と同じ)では、空台通知の対象である狙い台あるいは狙い機種の登録リストを確認するための登録リスト閲覧ボタン159Cが左上に配置されている。この登録リスト閲覧ボタン159Cを選択すれば、狙い台として携帯端末15に登録した各遊技機の遊技データや動作状態の一覧表示である同図(b)の狙い台画面を切換表示できる。さらに、この狙い台画面内の狙い機種ボタン159Eを選択すれば、狙い機種として携帯端末15に登録した各機種の空き状況等の一覧表示である同図(c)の狙い機種画面を切換表示できる。また、この狙い機種画面内の狙い台ボタン159Dを選択すれば、同図(b)の狙い台画面の表示状態に戻すことが可能である。
【0097】
(4)情報管理装置による機種データ表示画面(増台支援情報、集計結果情報)
遊技者が選択した選択回数を時間帯(本例では2時間)別かつ遊技機2の機種毎に集計する前記集計手段として機能する情報管理装置23は、携帯端末15を利用して遊技者が選択(登録)した遊技機2を機種毎(遊技機の種類別)の選択回数として集計する(例えば
図8の機種選択データ。)。例えば狙い機種が選択された場合には、その機種の遊技機の設置台数によらず、機種毎の選択回数が1回加算される。また、遊技者が特定の遊技台を狙い台として携帯端末15に登録した場合、情報管理装置23は、その狙い台の機種を特定し、その機種に対応する機種毎の選択回数を1回加算する。なお、一の遊技者が同じ機種の遊技台を2台以上(複数台)狙い台として登録した場合にも、対応する機種の選択回数の加算は1回にしている。これにより、同時選択回数が空台の発生を望んでいる遊技者の人数を示す指標になり、空台が発生した分だけ同時選択回数を減算することで、その時点で空台の発生を待っている遊技者の人数を特定することができる。
【0098】
情報管理装置23は、
図8に例示する機種毎の機種選択データに基づいて、
図18〜
図20に例示する機種データ表示画面を表示可能である。機種データ表示画面には、2時間の時間帯毎の機種選択データを表示する集計データ表示欄231、機種選択データの統計データを表示する統計データ表示欄233、増台支援情報を提示する支援情報提示欄235等が配置されている。
【0099】
集計データ表示欄231の表示項目である選択回数、同時選択回数、報知後2hアウトは、
図8に例示した機種選択データの項目と同様であり、以下の通りである。
・選択回数:各時間帯(2時間毎)において選択された累計の選択回数。
・同時選択回数:遊技者が選択した回数から空台が発生した回数を減算した値の時間内最大値。
・報知後2hアウト:空台報知の後、同時選択回数分の空台が発生した後の2時間の間のその機種全体の平均アウト(稼動度合)。
【0100】
なお、以下の説明中の「同時選択回数」のうち、
図18〜
図20中の同時選択回数に対応するもの以外の同時選択回数については、遊技者による狙い機種等の選択に応じて加算され、空台の発生に応じて減算されて随時変化する集計中の同時選択回数を意味している。この同時選択回数は、遊技者が選択した回数から空台が発生した回数を減算した値の時間内最大値である
図18〜
図20の同時選択回数とは意味が異なっている。
【0101】
また、統計データ表示欄233の項目は以下の通りである。
・合計選択回数:選択回数の一日分の合計回数。
・最大同時選択回数:同時選択回数の当日の最大値。
・報知後2h平均アウト(稼動度合):報知後2hアウトの平均値。
・遊技場全体平均アウト(基準稼動度合):全遊技機(20円メダルのスロットマシン)の平均アウト。
【0102】
情報管理装置23は、空台通知を行い同時選択回数がゼロになった後の稼動度合の一例である報知後2h平均アウトが、基準稼動度合の一例である遊技場全体平均アウトよりも高い場合に台不足報知を実行する。例えば遊技場全体平均アウトが800である
図18〜
図20の場合、情報管理装置23は、報知後2h平均アウトが800以上であるか否かを判定する。
【0103】
情報管理装置23は、報知後2h平均アウトが800(遊技場全体平均アウト)以上であれば、
図18の機種データ表示画面に例示する通り、台不足報知のために「増台を推奨」の文字列を支援情報提示欄235にテキスト表示する。一方、報知後2h平均アウトが800(遊技場全体平均アウト)未満であれば、
図19の機種データ表示画面に例示する通り、支援情報提示欄235には何も表示しない。
【0104】
なお、本例の遊技情報管理システム1では、台不足報知の実行条件として、上記の報知後2h平均アウトと遊技場全体平均アウトとの比較による条件に加えて、最大同時選択回数に関する条件が設定されている。本例では、この最大同時選択回数(同時選択回数)に関する基準回数として5回を設定している。情報管理装置23は、この最大同時選択回数が基準回数である5回以上であれば、報知後2h平均アウトが遊技場全体平均アウト以上であるか否かに関わらず、
図20に例示の機種データ表示画面の通り、支援情報提示欄235を利用して遊技台不足報知を実行する。
【0105】
図20の例では、「増台を推奨」ではなく「増台要検討」の文字列を支援情報提示欄235に表示している。報知後2h平均アウトが遊技場全体平均アウト未満である一方、最大同時選択回数が基準回数以上である
図20の場合については、報知後2h平均アウトが遊技場全体平均アウト以上である
図18の場合よりも増台の緊急度合いが低いことから台不足報知の文字列が増台の検討を促す意味合いの「増台要検討」となっている。この「増台要検討」の台不足報知は、
図18の機種データ表示画面で例示した「増台を推奨」の台不足報知よりも増台の緊急性が低い報知である。
【0106】
以上のように、本例の遊技情報管理システム1は、遊技者が狙い台や狙い機種などの選択遊技機を選択可能であると共に選択遊技機に空台が発生した旨の空台通知(特別報知)を実行可能な携帯端末(遊技端末)15と、選択遊技機として選択された回数(選択回数)を時間別、遊技機の種類別に集計し、その集計結果を表示する情報管理装置23と、の組み合わせを含むシステムである。
【0107】
この遊技情報管理システム1によれば、遊技者が空台発生の報知を望んだ回数である選択回数を時間別かつ種類別に集計できるので、空台通知を望んでいる遊技者が同じ時間帯にどの程度存在するかを遊技場側で特定し易くなる。つまり、この遊技情報管理システム1による集計結果に基づけば、同時に空台通知を望んだ遊技者が多いため複数増台した場合に稼動が高い状況が維持できるのか、あるいは同時に空台通知を望んだ遊技者が少ないため複数増台した場合には稼動が高い状況を維持できなくなるのか、等の判断が行い易くなる。
【0108】
このように本例の遊技情報管理システム1によれば、遊技機2の適正台数を管理し易くなるので、遊技場に設置する遊技機2を決定し易くできる。この遊技情報管理システム1によれば、例えば報知後2hアウトや報知後2h平均アウト等の稼動度合が同程度であった場合、選択回数が多い種類よりも選択回数が少ない種類の遊技機を優先的に撤去候補にするといった運用も可能である。
【0109】
集計手段としての情報管理装置23は、一の種類の遊技機2で空台がない状態から空台が発生するまでの期間において、遊技者が操作手段をなす携帯端末15によって当該一の種類の遊技機を選択した回数である同時選択回数を集計する。この同時選択回数を参照すれば、空台がない状態で空台報知を望んだ遊技者の数を特定し易くなる。これにより、遊技機2の適正台数の管理が一層行い易くなる。
【0110】
情報管理装置23は、一の種類の遊技機で空台がない状態から空台通知を経由して同時選択回数分の空台が発生した後におけるその種類の遊技機2の稼動度合(例えば報知後2h平均アウト)を特定し、この稼動度合が予め定められた基準稼動度合(例えば遊技場全体平均アウト)よりも高い場合に、当該一の種類の遊技機の台数が不足していることに対応した台不足報知を実行する。
【0111】
空台がない状態から空台が発生し空台通知(特別報知)を行った場合、空台通知を望んだ遊技者が遊技を開始することが考えられる。その後の稼動度合が基準稼動度合よりも高ければ、空台通知を行わせた遊技者が長く遊技を行っており、その種類の遊技機を増加すればその分、稼動度合が高くなると見込むことができる。一方、上記の稼動度合が基準稼動度合よりも低ければ、その遊技者がさほど長く遊技を行っておらず、その種類の遊技機を増加しても稼動度合がさほど高くならないことが考えられる。このように稼動度合が予め定められた基準稼動度合よりも高いときに台不足報知を実行すれば、台数を増加させた方が良いか否かを遊技場側で特定し易くなり、遊技場に設置する遊技機2を決定し易くできるという作用効果を向上できる。
【0112】
また、同時選択回数分の空台が発生して同時選択回数がゼロになった後の稼動度合に応じて台不足報知を行うか否かを決定する場合について、その遊技機2で遊技を行いたい遊技者に待ちが発生している頻度が低いにも関わらず空台が発生した後の稼動度合が高くなるような機種は、一の遊技者が長い時間に亘って遊技を行う遊技機の種類であることが考えられる。そして、このような遊技機2は、遊技者の遊技意欲の高い遊技機である可能性が高いため台数を増加した方が望ましいという実情がある。このような実情に対して本例の遊技情報管理システム1であれば、稼動度合によって台不足報知を実行するので台数を増加させた方が良いことを遊技場側で特定し易くなり、遊技場に設置する遊技機2を決定し易くできるという作用効果を向上できる。
【0113】
台不足報知実行手段としての情報管理装置23は、上記の同時選択回数が基準回数よりも少ない場合、稼動度合(例えば報知後2h平均アウト)が予め定められた基準稼動度合(例えば遊技場全体平均アウト)よりも高い場合に台不足報知を実行する一方、同時選択回数が基準回数よりも多い場合、稼動度合に関わらず台不足報知を実行する。
【0114】
同時選択回数が基準回数(本例では5回)よりも多い場合、その遊技機2で遊技を行いたいと考えている遊技者が多い状態であり、台数が不足している状態である。この状態では稼動度合などの特定結果に関わらず不足報知を行うので、遊技機の台数よりも遊技を行いたいと考えている遊技者が多い状態にも関わらず台不足報知が行われなくなるおそれを抑制できる。
【0115】
管理側送信手段としての情報管理装置23は、WiFiルータ202を介して送信先を特定することなく空台情報(特別情報)を無差別に送信する。一方、携帯端末15は、遊技者が選択した遊技機2の種類を記憶する記憶手段を備えており、空台情報に遊技者が選択した種類の遊技機2が含まれる場合に、空台通知を実行する。このような構成を採用した場合であれば、情報管理装置23側で携帯端末15を特定して空台情報を出力する必要がない。情報管理装置23側で携帯端末15別に空台情報を作成する必要がなくなり、空台情報の作成にかかる処理負荷を低減できる。
【0116】
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
例示した遊技機以外の遊技機を設置した遊技場に対応することも可能である。例えば、玉が封入されており、得点を消費して玉を発射する封入式パチンコ遊技機に適用することも可能である。
1個4円で貸し出す玉や1枚20円で貸し出すメダルを使用する遊技場を例示したが、その他の単価の玉を使用する遊技場に適用することも可能であり、例えば1個2円で貸し出す玉と、1個0.5円で貸し出す玉とがある遊技場に適用することも可能である。
【0117】
空台を発見した従業員がリモコン300を操作することにより空台の発生を情報管理装置23に認識させる構成にしたが、空台の判定方法を変更しても良い。例えば、遊技者を撮像するカメラを貸出装置4や遊技機2等に設置し、遊技者が遊技機の前に存在しているか否かを画像から特定し、遊技者が存在していない場合に空台と判定する構成にしても良い。また、遊技機2が出力する稼動信号(アウト信号、セーフ信号、大当たり信号等)が一定時間途切れた場合に空台と判定する構成にしても良い。
【0118】
空台発生の報知である空台通知(特別報知)の報知方法を変更しても良い。例えば、メッセージではなく音声で報知を行う構成にしても良い。また、台不足報知の報知方法も任意に変更しても良い。
遊技端末として多機能型携帯端末などの携帯端末15を例示したが、かかる構成に限定されない。例えばモバイルパソコンを使用する等、遊技端末を任意に変更しても良い。また、操作手段はタッチパネルである必要はなく、キーボード、マウス、遊技者が視線で操作する視線入力装置、遊技者が音声で操作を行う音声入力装置等を使用することも可能である。また、遊技端末は、遊技者が所持できる必要はなく、遊技機に対応して設けられた玉やメダルを貸し出す貸出装置や、遊技機に対応して設けられ、大当たり回数等の遊技情報を表示する遊技情報表示装置を遊技端末として採用することも可能である。
【0119】
遊技者が遊技機や遊技機の種類を選択した場合に送信する情報は任意に選択できるものであり、情報管理装置(管理装置)23側で遊技機2の種類が特定できるものであればいずれの構成でも良い。例えば、携帯端末15が台番IDを送信し、情報管理装置23側で台番IDから遊技機の種類を特定する構成を採用することも良い。
【0120】
本例では、機種及び台番いずれでも遊技機を選択できる構成にしたが、機種及び台番のうちのいずれか一方のみでしか遊技機を選択できない構成や、機種及び台番の両方で遊技機を選択できる一方、機種及び台番のいずれか一方で遊技機が選択された場合のみ同時選択回数を集計する構成を採用しても良い。例えば、稼動中の特定の遊技機で遊技を行いたいと考える遊技者の場合、対応する機種に空台が有ってもその特定の遊技機を狙い台として選択する可能性が高く、機種自体には空台が生じているにも関わらず同時選択回数が1回加算されてしまうおそれがある。そこで、上記のように機種を選択した場合にのみ同時選択回数を集計する構成を採用すれば、その機種自体に空台が生じている状態で同時選択回数が加算される状況を回避でき、増台の判断指標となる同時選択回数の集計精度を向上できる。
【0121】
情報管理装置(管理装置)23が出力する空台情報(特別情報)を任意に変更しても良く、例えば情報管理装置23側で各携帯端末(遊技端末)15に対して個別の空台情報(特別情報)を作成して出力する構成を採用しても良い。
管理装置及び遊技端末のうち少なくとも一方が複数の装置によって構成されていても良い。また、管理装置と遊技端末とが無線通信ではなく有線通信で情報を送受信する構成であっても良い。
【0122】
遊技者は空台通知を望む遊技機2を選択する構成にしたが、遊技者が遊技機2を予約できる構成を採用しても良い。この構成においては、空台が発生すると、その空台で予約中であることを報知し、予約をした遊技者が遊技を行えるようにすれば良い。この場合、例えば予約した遊技者であることを携帯端末15で表示し、それを確認した従業員が遊技を許可する運用等を採用しても良い。
【0123】
遊技者が携帯端末15で遊技機2を選択すると、WiFiルータ202が選択時間(選択操作が行われた時刻を表すタイムスタンプなど)の情報を付与する構成にしたが、かかる構成に限定されない。例えば、携帯端末15が時間の情報を出力する構成や、管理装置が選択した情報を受信した時間で選択した時間を決定する構成等が考えられる。
【0124】
本例では、2時間毎に区切って選択回数を集計する構成にしたが時間別の集計方法を変更して良く、例えば1時間毎や30分毎に区切って集計する構成が考えられる。
基準稼動度合や基準回数を任意に変更しても良い。また、基準稼動度合以上であるか否かをアウト数によって特定する構成にしたが、遊技機の稼動率(稼動中と判定している遊技機の率)によって基準稼動度合以上であるか否かを判定する構成にしても良い。
【0125】
なお、本例の構成では、空台報知を行い、その後、同時選択回数がゼロになった後の2時間の間のその機種全体の平均アウトである報知後2h平均アウト(
図18〜
図20参照。)を、基準稼動度合と比較する稼動度合の一例として例示している。これに代えて、空台報知直後の2時間の間のアウトの平均を、基準稼動度合と比較する稼動度合として採用することも良い。なお、同時選択回数がゼロになった後の平均アウトを集計する時間としては、本例の2時間に限定されない。1時間や1時間30分、3時間等を設定しても良い。
【0126】
本例では、空台報知の後、同時選択回数分の空台が発生した時点を基準として一の種類の遊技機2の稼動度合を特定している。これに代えて、一の種類の遊技機2で空台が発生したことに対応した空台通知(特別報知)の時点を基準とし、この時点よりも後におけるその一の種類の遊技機2の稼動度合を特定するように情報管理装置23を構成しても良い。例えば同時選択回数が2以上になっている状態において最初に空台通知を行ったタイミング等、同時選択回数分の空台を通知する前の時点を基準として、空台通知後の2時間の平均アウト等をこの稼動度合として特定することも良い。そして、このように特定した稼動度合が予め定められた基準稼動度合(例えば遊技場全体平均アウト)よりも高い場合に、当該一の種類の遊技機の台数が不足していることに対応した台不足報知を実行することも良い。空台通知を行った後の稼動度合が基準稼動度合よりも高ければ、空台通知を受けた遊技者が長く遊技を行っており、その種類の遊技機を増加すればその分、稼動度合が高くなると見込むことができる。一方、上記の稼動度合が基準稼動度合よりも低ければ、空台通知を受けた遊技者がさほど長く遊技を行っておらず、その種類の遊技機を増加しても稼動度合がさほど高くならないことが考えられる。このように稼動度合が予め定められた基準稼動度合よりも高いときに台不足報知を実行すれば、台数を増加させた方が良いか否かを遊技場側で特定し易くなる。
【0127】
各信号の送受信は情報管理装置23と携帯端末15とで情報の送受信が行えれば、信号を直接送受信する構成や中継装置29を介して送受信する構成のいずれでも良い。また、中継装置29を中継する際、情報管理装置23又は携帯端末15が送信した信号を加工してから他方に送信する構成にしても良い。いずれの構成であっても、情報管理装置23の送信手段(又は受信手段)と、携帯端末15の受信手段(又は送信手段)が情報の送受信を行っていることに該当する。
【0128】
例示の構成では、情報管理装置23が空台の判定、及び空台情報の送信を行うようにしたが、営業管理装置20が判定及び空台情報の送信の両方あるいは一方を実行するように構成しても良い。また、営業管理装置20と情報管理装置23とを1つの管理装置で実現しても良い。情報管理装置23の一部の機能を営業管理装置20で実現しても良い。
【0129】
本例では、情報管理装置23側は空台が発生したとき、送信先の携帯端末15を特定せずに空台情報を送信する一方、遊技者が空台通知の登録をしていない遊技機2の空台情報を受信したときには携帯端末15で空台通知が実施されない構成を採用している。これに代えて、携帯端末15が受信した空台情報に含まれる遊技機2の台番IDが、狙い台あるいは狙い機種として登録された遊技機2の台番IDと一致しないときにも、携帯端末15による空台通知を実施しても良い。この場合には、空台通知の登録をしている遊技機2とは異なる態様の空台通知(付加空台通知)を実施し、空台通知を受ける遊技者側での区別を可能とすることが望ましい。
【0130】
情報管理装置23は、各遊技機2について空台通知の対象として登録している遊技者の数を計数し、その計数値を空台通知の情報に含めて送信するようにしても良い。
本例では、キャプチャ画面の元データであるキャプチャデータを遊技情報表示装置3が作成するように構成している。これに代えて情報管理装置23がキャプチャデータを作成するようにしても良い。この場合には、情報管理装置23側で予め遊技情報表示装置3のデータ画面の構造を記憶しておき、作成時点の遊技データを中継装置29から受信し、記憶するデータ画面に当て嵌めることでキャプチャ画面を作成することも良い。なお、携帯端末15に表示するデータ画面(キャプチャ画面)は、遊技情報表示装置3のデータ画面と全く同一である必要はなく模していれば良い。
【0131】
情報管理装置23が遊技情報表示装置3からキャプチャデータを受信し、携帯端末15へ送信する構成を例示したが、これに代えて、遊技情報表示装置3が情報管理装置23を経由することなく直接、携帯端末15へキャプチャデータを送信するように構成しても良い。
携帯端末15は、キャプチャ画面の表示を開始した後はキャプチャデータに代えて遊技機2のデータのみを受信し、表示中のデータを更新するようにしても良い。
【0132】
本例では、遊技情報サーバとしての機能と、アプリケーションサーバとしての機能、アカウントサーバとしての機能と、をサーバ装置100で実現しているが、各機能を別々の装置で実現しても良く、それらの装置を別々の場所に設置することもできる。
遊技情報表示装置3を遊技機2の上方に設置したが、遊技機2の側方に設置しても良い。また、本例では、従業員を呼び出す機能を備える遊技情報表示装置3を例示したが、呼出表示装置を別体で構成しても良い。あるいは遊技情報表示装置3と貸出装置4とを一体的に構成することも良い。
【0133】
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。