(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
密閉された内部空間に加熱により管内の下から上への熱移動を行う熱媒体が封入され上下又は傾斜姿勢に配置される直管状のヒートパイプと、前記ヒートパイプの上端以外の部分の周囲を所定の距離を空けて同軸に包む内筒と外筒を有し前記内筒と前記外筒との間に真空層を形成する真空ガラス管と、を有する集熱体が、所定の間隔で平行に配列された集熱部と、
前記集熱体の間を通過した太陽光を入射して光電変換を行う光電変換パネルと、
前記集熱体の間を通過し異なる方向から入射する太陽光を、前記光電変換パネルに導く屈折光学系としての導光部と、
を備える集熱・発電システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
最近では、上述のような集熱システムにおいても、エネルギー源である太陽エネルギーのより一層効率的な利用が求められている。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、エネルギー利用効率をより一層高めることができる集熱・発電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る集熱・発電システムは、
密閉された内部空間に加熱により管内の下から上への熱移動を行う熱媒体が封入され上下又は傾斜姿勢に配置される直管状のヒートパイプと、前記ヒートパイプの上端以外の部分の周囲を所定の距離を空けて同軸に包む内筒と外筒を有し前記内筒と前記外筒との間に真空層を形成する真空ガラス管と、を有する集熱体が、所定の間隔で平行に配列された集熱部と、
前記集熱体の間を通過した太陽光を入射して光電変換を行う光電変換パネルと、
前記集熱体の間を通過し異なる方向から入射する太陽光を、前記光電変換パネルに導く屈折光学系としての導光部と、
を備える。
【0008】
前記集熱体1本について、前記光電変換パネル及び前記導光部が1本ずつ設けられて
構成される前記集熱体、前記光電変換パネル及び前記導光部の組体が、配列されており、
前記組体の間に空隙が設けられている、
こととしてもよい。
【0009】
前記導光部は、
前記集熱体の間を通過する太陽光を入射するために前記集熱体から張り出した張出部を有し、
前記張出部に入射した太陽光を前記光電変換パネルに導く、
こととしてもよい。
【0010】
前記導光部は、
前記張出部の最外部に入射した太陽光を全反射させ、前記光電変換パネルに入射させる形状に形成された側面部を有する、
こととしてもよい。
【0011】
前記導光部は、
隣接する前記集熱体の近傍を通過し、隣接する前記導光部に入射しなかった太陽光が、入射する側面部を有し、
前記側面部に入射した太陽光が前記導光部から出射することなく前記光電変換パネルに入射するように、前記光電変換パネル及び前記導光部が配置されている、
【0012】
前記導光部は、
前記光電変換パネルの受光面を被覆する、
こととしてもよい。
【0013】
前記集熱体は、
前記導光部に形成された凹部に嵌め込まれている、
こととしてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、集熱を行う複数の集熱体に加え、集熱体の間を通過する太陽光を光電変換パネルに入射させて発電を行うので、エネルギー利用効率をより一層高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態では、xyz直交座標系を用いて説明を行う。ここでは、水平面をxy平面とし、z軸方向を上下方向とする。
【0017】
図1に示すように、本実施の形態に係る集熱・発電システム1は、ヘッダ10とフッタ11とを備える。ヘッダ10及びフッタ11は、集熱・発電システム1のフレームである。ヘッダ10とフッタ11との間に、集熱部2(複数の集熱体20)と、複数の光電変換パネル30と、複数の導光部40が挿入されている。
【0018】
図2に示すように、ヘッダ10及びフッタ11は、例えば鉄骨等のフレーム12に取り付けられており、集熱体20、光電変換パネル30及び導光部40は、傾斜して延びている。集熱・発電システム1は、太陽光が、集熱体20等に効率良く入射するように設置されている。
【0019】
(集熱部2)
図3に示すように、ヘッダ10の内部には、給湯管300が配置されており、給湯管300の周囲には、断熱材304が設けられている。この給湯管300の中を流れる水Wが、集熱体20によって熱せられお湯となる。
図1に示すように、ヘッダ10を介して複数の集熱体20を並べて設置し、集熱効率を上げることができる。
【0020】
集熱体20について説明する。集熱体20は、
図3及び
図4等に示すように、ヒートパイプ100と、真空ガラス管200と、を備える。
【0021】
(ヒートパイプ)
ヒートパイプ100は、傾斜姿勢に配置される密閉構造の長尺な直管状の管体101を有している。管体101の密閉された内部空間には熱媒体としての水102が封入されている。水102は、加熱により管内の下から上への熱移動を行う媒体である。
【0022】
管体101は、熱伝導性に優れる材料、例えば銅で形成されている。管体101の下端には、水102を貯留する貯留部105が設けられている。
【0023】
また、管体101には、一方に太陽熱により水102を加熱して沸騰させる集熱部103が設けられている。集熱部103は、ヒートパイプ100の上端以外の部分の範囲、すなわち真空ガラス管200に対応する領域に渡って設けられている。集熱部103は、貯留部105に溜まった水102を加熱する。
【0024】
さらに、管体101の上端には、凝縮部104が設けられている。凝縮部104は、ヘッダ10内に挿入されており、給湯管300に露出している。凝縮部104には、真空ガラス管200を介して集熱された太陽熱により加熱され沸騰した蒸気成分102’が到達する。凝縮部104は、この蒸気成分102’と、給湯管300を流れる水Wとの間で熱交換を行い、給湯管300の通路301を流れる水Wを加熱する。
【0025】
より詳細には、給湯管300にヒートパイプ100の凝縮部104を支持する支持管302が設けられている。給湯管300の通路301において、支持管302を介してヒートパイプ100の凝縮部104は、通路301における水Wが流れる方向と直交するように配置されている。支持管302とヒートパイプ100の凝縮部104との間には、図示しないが熱伝導性の良いグリース(熱伝導グリース)が介在されている。
【0026】
また、支持管302は、伝熱性に優れた材料、例えば銅製であり、下端からヒートパイプ100の凝縮部104を挿入可能となっている。支持管302は、凝縮部104全体を給湯管300の通路301に配置する。さらに、支持管302は、ヒートパイプ100の集熱部103が給湯管300に対しては垂直に延び、重心方向に対しては傾斜姿勢となるようにヒートパイプ100を支持する。また、支持管302の側周面に沿ってその外側を水Wがヒートパイプ100の凝縮部104と熱交換されながら矢印方向に流れるようになっている。この構成によれば、蒸気成分102’と水Wとの熱効率を最大とすることができる。
【0027】
上記構成を有するヒートパイプ100によれば、管体101において、下端と貯留部105に貯留された水102が外部の太陽熱により加熱されて沸騰すると、水102の蒸気成分102’が、貯留部105と凝縮部104を結ぶ集熱部103の上側を上昇移動して、凝縮部104に至り、凝縮部104において給湯管300内を流れる水Wとの熱交換を行った後、液体化し、管内を落下移動して下方の集熱部103へと戻る。
【0028】
集熱体20は、上記構成を有するヒートパイプ100と、ヒートパイプ100に対し外装された真空ガラス管200とを有している。真空ガラス管200は、その上端開口部を有するとともにヒートパイプ収容部201を有する有底の内筒202と、この内筒202の周囲に配置される有底の外筒203とから成る縦断面U字形の二重管構造をしている。
図3、
図4に示すように、内筒202及び外筒203は、ヒートパイプ100の上端以外の部分の周囲を所定の距離を空けて同軸に包んでいる。
【0029】
内筒202の上端部と外筒203の上端部は全周に渡って互いに接続され、内筒202と外筒203との間に密閉され真空引きをされた真空層204が形成されている。かかる内筒202と外筒203はともに太陽光を少なくとも90%透過させる透明なガラス管から成る。
【0030】
内筒202の外筒203側表面にはヒートパイプ収容部201の周囲を覆うようにして選択吸収膜205が全周に渡って設けられている。この選択吸収膜205は、外筒203を透過し、真空層204を通過した太陽光線をヒートパイプ収容部201内に取り込んで集熱する役目をする。
【0031】
選択吸収膜205には、可視から近赤外線域で高い吸収率を持ち、赤外線域で低い放射率を持つ材料を用いた、いわゆる選択吸収材料を用いることが望ましい。選択吸収材料は内筒202の外筒203側表面に真空蒸着により皮膜として施され、太陽光線を効率良く吸収して吸収材料自体の熱放射による損失を抑制することができる。選択吸収膜205による集熱作用と真空層204による断熱(熱損失の抑制)作用の組合せによって、ヒートパイプ収容部201内の温度を約220〜250℃程度まで昇温することができる。
【0032】
このように、太陽光を利用した集熱・発電システム1において、給湯管300に所定の間隔で支持管302を設け、集熱体20を挿入することにより、
図4に示すように、ヘッダ10を介して複数の集熱体20を平行に配列して集熱部2を構成し、集熱効率を上げることができる。
【0033】
(光電変換パネル及び導光部)
図4に示すように、光電変換パネル30は、その受光面が集熱体20に対向するように配置されている。本実施の形態では、光電変換パネル30は、1つの集熱体20について1つ設けられている。光電変換パネル30は、集熱体20の間を通過した太陽光を入射して光電変換を行い、電力を出力する。
【0034】
導光部40は、導光部材により構成され、導光部材としては、例えば、レンズ、すなわち屈折光学系であり、集熱体20の間を通過した太陽光を入射して、光電変換パネル30に導く。導光部40としては、アクリル、ポリカーボネート、シクロオレフィン、などの樹脂製又はガラス製のものが使用される。本実施の形態では、導光部40も、1つの集熱体20、光電変換パネル30について1つ設けられている。集熱体20、光電変換パネル30及び導光部40の間に空隙が設けられている。集熱体20、光電変換パネル30及び導光部40の間に空隙を設けることにより、集熱・発電システム1を軽量化するとともに、光電変換パネル30の裏面に風を受けた際には、風から集熱体20へかかる外力を低減することができる。また、集熱体20等への埃や火山灰等の堆積物もたまりにくくなる。
【0035】
導光部40の上側には、集熱体20が嵌め込まれる凹部が設けられており、集熱体20は、その凹部に固定されている。これにより、集熱体20の間に入った太陽光を導光部40にいち早く入射させることができるとともに、集熱・発電システム1全体の厚みを薄くすることができる。
【0036】
また、導光部40の下側には光電変換パネル30が貼り付けられ固定されている。これにより、光電変換パネル30の受光面が導光部40に被覆される。導光部40で光電変換パネル30の受光面を被覆することにより、光電変換パネル30の受光面の汚れによる発電効率の低下を防止することができる。
【0037】
導光部40における集熱体20が埋め込まれた部分の両側には張出部41が張り出している。その張出部41と導光部40の側面部42とを結ぶ頂点に張出部41の最外部、すなわち角部43が形成されている。
【0038】
導光部40は、入射した太陽光を屈折させて、その太陽光を可能な限り光電変換パネル30へ集光する構造となっている。集熱体20に入射しそのまま出射した太陽光は、そのまま導光部40を透過して光電変換パネル30へ入射する。どのような太陽光が集熱体20と透過するかは選択吸収膜205の選択によって制御可能である。
【0039】
光電変換パネル30へ入射する太陽光の経路には、この他、大別して以下の3つがある。なお、ここで、空気の屈折率をn1とし、導光部40の屈折率をn2とする。
【0040】
(1)導光部40の張出部41に入射した光
図4に示すように、導光部40の張出部41に入射角θ1で入射した光は、屈折率n2/n1で屈折し、出射角θ2の方向に進み、光電変換パネル30に入射する。このように、導光部40の張出部41に入射した光は、導光部40で光電変換パネル30の中心側に屈折し、光電変換パネル30に入射し易くなっている。導光部40の張出部41の傾斜角度、張出部41と光電変換パネル30との距離、光電変換パネル30の幅w等を調整することにより、張出部41に入射した太陽光が、最大限に光電変換パネル30に入射するように設計することができる。
【0041】
(2)導光部40の角部43に入射した光
図5に示すように、集熱体20で遮られることなく最も大きな入射角θ1で導光部40の張出部41の角部43に入射した太陽光について考える。この太陽光は、屈折率n2/n1で屈折して出射角θ2の方向に進みつつ、導光部40の側面部42で全反射し、最終的に光電変換パネル30に入射する。このように、導光部40の角部43と太陽を結ぶ線とが、集熱体20の真空ガラス管200の表面における接線を成す場合においても、導光部40の側面部42の形状は、導光部40の内部側面に太陽光が到達した際の入射角が臨界角を下回る様な形状となっており、張出部41の最外部(角部43)に入射した太陽光を全反射して光電変換パネル30へ導くことができるようになっている。
【0042】
(3)導光部40の側面部42に直接入射した光
図6に示すように、隣接する集熱体20の横を通り抜けて、隣接する導光部40に入射することなく、導光部40の側面部42に入射した太陽光は、反対側の側面部42から抜けることなく光電変換パネル30に入射する。言い換えれば、隣接する集熱体20の外縁部に接するような角度θ1から導光部40の側面部42へ入射する際の屈折により太陽光が水平方向へその進路を変更する際にも、光電変換パネル30の端部よりも内側に太陽光が入射するように、導光部40の側面部42の形状及び集熱体20の間の間隔を設定し、光電変換パネル30及び導光部40を配置すればよい。
【0043】
例えば、
図7に示すように、隣接する集熱体20の接線方向から入射する際の入射光が水平方向とのなす角を、
【数1】
とすると、以下の関係が成り立つ。
【数2】
ここで、D
0は、集熱体20の外径であり、L
pは、集熱体20の配列間隔である。D
1は、内筒202の直径である。
【0044】
また、
図7より、以下の関係が成り立つ。
【数3】
ここで、L
cpは、集熱体20の中心と、光電変換パネル30との距離である。
【0045】
この場合、入射角θ
c1で入射する太陽光を光電変換パネル30に入射させる場合にはL
cpは、以下の条件を満たす必要がある。
【数4】
ここで、W
pnl[m]は、光電変換パネル30の幅である。
【0046】
上述のように、光電変換パネル30には、上述した(1)〜(3)の全てのパターンで太陽光が入射するように光電変換パネル30及び導光部40を配置するのが望ましい。
【0047】
なお、導光部40の形状は、本実施の形態に係るものには限られない。例えば、
図8に示すように、側面部44から太陽光を十分に入射できるのであれば、張出部41、角部43はなくてもよい。この場合、側面部44の形状を、集熱体20の間を抜けた太陽光を可能な限り、光電変換パネル30に導くことができる形状になっているのが望ましい。
【0048】
また、
図9に示すように、光電変換パネル30が、集熱体20を通過した太陽光を十分に入射できるのであれば、導光部40はなくてもよい。この場合、集熱体20の配列間隔や集熱体20と光電変換パネル30との間隔を、光電変換パネル30で多くの太陽光を受光できる条件に、光電変換パネル30の大きさや集熱体20との距離を設定しておくのが望ましい。なお、この場合、光電変換パネル30は、導光部40以外の支持部材で支持する必要がある。
【0049】
光電変換パネル30で発電された電力は、例えば、家庭内の電力として消費されたり、熱せられた水を給湯する給湯システムに用いられたりする。
【0050】
本実施の形態に係る集熱・発電システム1の発電の効果について検証するために、
図10に示すように、以下の3つのケースについて、光学シミュレーションを実施した。
Case1 レンズ無
Case2 レンズ1(張出部41あり)
Case3 レンズ2(張出部41なし(光電変換パネル30と同一幅)
【0051】
光源としては平行光を仮定し、放射発散度としては1.0×10
3[W/m
−2]のものを採用した。また、真空ガラス管200としては、外径58mm、内径43mmとした。また、真空ガラス管200のピッチを75mmとし、光電変換パネル30の大きさを幅60mm、長さ1840mmとした。さらに、真空ガラス管200の中心から光電変換パネル30の上面までの距離を45mmとした。
【0052】
図10に示す各曲線を比較するとわかるように、Case2(張出部41あり)の導光部40を用いたものが、Case1,3の場合に比べ、太陽光の傾斜角度にかかわらず、光電変換パネル30上の平均照度が高くなっている。したがって、Case2(張出部41あり)の場合が、最も太陽エネルギーの利用効率が高いということがわかる。
【0053】
以上詳細に説明したように、上記実施の形態によれば、集熱を行う複数の集熱体20に加え、集熱体20の間を通過する太陽光を光電変換パネル30に入射させて発電を行うので、エネルギー利用効率をより一層高めることができる。
【0054】
また、本実施の形態に係る集熱・発電システム1は、集熱体20に重ねるようにして光電変換パネル30が配置されているので、太陽光発電を行うのに、設置面積を大きくする必要がない。
【0055】
また、光電変換パネル30で電力に変換されずに、反射した光は、集熱体20に下から入射して、熱として集熱体20の用に供される。したがって、集熱体20の下方に光電変換パネル30を設置することにより、集熱体20の太陽エネルギーの利用効率も向上する。
【0056】
なお、本実施の形態では、1つの集熱体20につき、光電変換パネル30及び導光部40を1つ設けるものとしたが、本発明はこれには限られない。複数の集熱体20にまたがって、1つの光電変換パネル30及び導光部40が設けられるようにしてもよいし、光電変換パネル30及び導光部40が設けられていない集熱体があっても良い。
【0057】
なお、水102は、脱気水でもよい。熱媒体として用いられる脱気水は、溶存気体(酸素、窒素)が脱気された水から成りその溶存酸素濃度が少なすぎて、集熱開始時の熱媒体沸騰によるヒートパイプ上部への熱移動が弱く、1.0mg/リットルを上回ると、溶存酵素濃度が多すぎて、沸騰により熱媒体中に発生する気泡が大きく、蒸気と液の効率的循環が阻害され、熱伝導性を低下させるからである。
【0058】
溶存酵素濃度はさらには0.3〜0.7mg/リットルの範囲が望ましい。ここで、脱気水中の溶存酸素濃度は、市販の溶存酵素濃度計を用いて測定する。また、脱気水は水を沸騰させる等して製造し、脱気水の製造と同時に連続的にヒートパイプ100内に注入する。
【0059】
このように、本発明は、熱媒体の種類には限定されない。
【0060】
また、上記実施の形態では、集熱体20、光電変換パネル30及び導光部40を傾斜させた状態で配設したが、本発明はこれには限られない。集熱体20、光電変換パネル30及び導光部40を鉛直方向に延びるように配置しても構わない。
【0061】
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。