(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記近距離無線通信プロトコルは、Bluetooth通信プロトコル、赤外線通信プロトコル、又はZigbee通信プロトコルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記送信端末の前記ユーザ識別子に従って、前記送信端末の前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザ情報を取得することは、前記送信端末の前記ユーザ識別子に従って、前記送信端末の前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザ情報を前記サーバまたは第三者装置から取得することを含むことを特徴とする請求項7に記載の1つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
前記データ識別子に対応する、前記サーバから返された前記データを受信することは、前記受信端末の前記ユーザ識別子が、前記データを受信することを許可された受信端末のユーザ識別子であると判定された後、前記データ識別子に対応する、前記サーバから返された前記データを受信することを含む請求項9に記載の1つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
前記動作は、前記データを受信することを許可された1つまたは複数の受信端末のそれぞれの1つまたは複数のユーザ識別子を前記送信端末から受信することをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
前記動作は、前記特定の受信端末から前記特定の受信端末のユーザ識別子を受信することをさらに含み、前記データを前記受信端末に送信することは、前記特定の受信端末の前記ユーザ識別子が前記データを受信することを許可された前記1つまたは複数の受信端末の前記それぞれの1つまたは複数のユーザ識別子に含まれると判定したことに応答して、前記データを前記特定の受信端末に送信することを含むことを特徴とする請求項13に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本技術のもとでは、送信端末は、サーバにデータ及びデータに対応するデータ識別子を送信し、近距離通信プロトコルを含む近距離無線通信を経由して、1以上の受信端末にデータ識別子を放送する。近距離無線通信を経由して送信端末によって放送されたデータ識別子を受信した後、受信端末は、データ識別子に従って、サーバからのデータ識別子に対応するデータを取得する。本技術によれば、送信端末が多数の受信端末にデータを伝送する場合、送信端末は、各受信端末との二地点間接続を確立して、1つずつデータを伝送する必要はない。このように、本開示の技術は、データ伝送効率を向上させ、送信端末における電力消費を低減させる。
【0021】
本開示の目的、技術的な解決策、及び技術的な利点を明示するために、本開示の技術は、本開示の例示の実施形態及びそれらに対応する図面によって説明される。本明細書に記載された例示の実施形態は、本開示の実施形態の一部のみであり、本開示の実施形態のすべてではない。創意工夫を用いることなく当業者によって得られるその他の実施形態は、本開示の保護下に入る。
【0022】
図1は、本開示の例示の実施形態による、送信端末のデータ伝送方法の例を図示するフローチャートである。
【0023】
102において、データ及びデータに対応するデータ識別子は、サーバにアップロードされる。
【0024】
たとえば、送信端末は、ケーブルまたはデータ線等の有線伝送方法を用いて、受信端末に送信されるべきデータと、データに対応するデータ識別子とをサーバに伝送し得る。代替的に、送信端末は、たとえばWiFi等の無線通信方法を用いて、受信端末に送信されるべきデータと、データに対応するデータ識別子とをサーバに伝送し得る。データ識別子は、送信端末からサーバにアップロードされたデータを識別する。
【0025】
たとえば、送信端末Aは、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3に画像aaaを送信する必要がある。送信端末Aは、最初に画像aaaに対応するデータ識別子xyzを生成し、WiFiを経由して、画像aaaと、画像aaaに対応するデータ識別子xyzとをサーバCに送信し得る。
【0026】
104において、データ識別子は、近距離通信プロトコルを含む近距離無線通信を経由して1以上の受信端末に放送され、それによってそれぞれの受信端末が、データ識別子に従ってサーバからデータを取得するようにする。
【0027】
たとえば、近距離無線通信は、Bluetooth通信、赤外線通信、Zigbee通信、及びそれらに対応するプロトコルを含み得るが、これらに限定されない。受信端末の数は、少なくとも1つである。
【0028】
たとえば、104において、送信端末が、近距離無線通信を経由して、1以上の受信端末にデータ識別子を放送する場合、受信端末のすべてが、近距離無線通信放送有効範囲内の送信端末によって放送されたデータ識別子を受信する。102において、送信端末は、データ及びそれに対応するデータ識別子を、サーバに1回伝送する。送信端末によって放送されたデータ識別子を受信する受信端末は、サーバからデータを受信する。このように、本開示の技術は、1つの送信端末が多数の受信端末に同時にデータを送信する目的を実現する。
【0029】
先の例に続いて、送信端末Aは、Bluetooth放送を通して、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3にデータ識別子xyzを放送し得る。データ識別子xyzは、画像aaaに対応する。そして、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3は、サーバにデータ識別子xyzを送信する。サーバCは、データ識別子syzに従って、対応する画像aaaをサーチし、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3に画像aaaを送信する。
【0030】
上記で示されたように、送信端末Aは、画像aaa及びそれに対応するデータ識別子xyzを、サーバCに1回アップロードし、Bluetooth放送を通して、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3にデータ識別子xyzを放送する。送信端末によって放送されたデータ識別子xyzを受信した後、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3は、サーバから、データ識別子xyzに対応する画像aaaを取得する。このように、本開示の技術は、1つの送信端末が多数の受信端末に同時にデータを送信する目的を達成する。既存の技術と比較して、送信端末Aが、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3の各々との通信を確立し、別の受信端末によって、画像aaaを1つの受信端末に伝送する必要がない。本開示の技術は、多数の受信端末へのデータ伝送時間を効果的に低減させ、データ伝送効率を向上させ、そして送信端末における電力消費を低減させる。
【0031】
加えて、既存の技術のもとでは、送信端末Aが受信端末1、受信端末2、及び受信端末3にデータを伝送する場合、サーチ端末は、まず受信端末1、受信端末2、及び受信端末3によって放送されたBluetooth接続信号をサーチして、探し出されたBluetooth接続信号に基づいて、受信端末の各々1つずつとのBluetooth通信を確立する必要がある。このように、送信端末Aが受信端末の各々に画像aaaを送信する効率は低い。さらに、送信端末Aは、そのBluetooth接続信号を放送して、それによって受信端末1、受信端末2、及び受信端末3が、送信端末Aによって放送されたBluetooth接続信号に従って、送信端末AとのBluetooth接続を確立するようにする必要もある。このように、無関係の装置が、送信端末AとのBluetooth接続を確立することを要求した場合、送信端末Aのユーザに不都合または問題が生じる。
【0032】
これに対して、本開示の技術のもとでは、送信端末Aが、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3とデータを伝送する必要がある場合、送信端末Aが、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3のBluetooth接続信号をサーチする必要がない。このように、画像aaaの伝送効率が向上する。さらに、送信端末Aが、そのBluetooth接続信号を放送する必要がない。本開示の技術は、無関係の装置が送信端末AとのBluetooth接続を確立することを防止し、これによって送信端末Aのユーザに対する不都合または問題が回避される。
【0033】
たとえば、データ識別子は、多数のフィールドを含む文字列であってもよい。各フィールドは、予め設定された規則に従って生成される。例として、生成されたデータ識別子は、16バイトを有する文字列であり、3つのフィールドを含む。第1のフィールドは、第1バイトを含む。第2のフィールドは、第2バイト及び第3のバイトを含む。第3のフィールドは、第4乃至第16バイトを含む。各フィールドは、以下の表1に示されたような規則に従って生成され得る。
【0035】
表1では、近距離通信方法が、Bluetooth通信、赤外線通信、Zigbee通信及びそれらの対応するプロトコルを含むと仮定している。Bluetoothに対する近距離通信方法識別子は1として設定され、赤外線に対する近距離通信方法識別子は2として設定され、Zigbeeに対する近距離通信方法識別子は3として設定される。近距離通信方法としてBluetoothが用いられる場合、第1バイトは1である。予め設定された数値範囲が10〜99の間であると仮定すると、第2及び第3のバイトは、10〜99の間の乱数を含む。先行する特定の時間が1970年1月1日であり、予め設定された時間単位がミリ秒であると仮定すると、第4バイト〜第16バイトは、1970年1月1日から、データ識別子が生成された現在時間までのミリ秒数である。
【0036】
実際的な実施態様では、多数の送信端末がある場合、いくつかの送信端末が、データ識別子を同時に生成する可能性がある。表1に示されたような第3のフィールドは、先行する特定の時間から、予め設定された時間単位に基づいて計算された現在時間までの時間長であるため、異なるデータに対応する異なるデータ識別子が同時に生成された場合、これらのデータ識別子第3のフィールドは同じである。2つのデータ識別子を生成するために同じ近距離通信方法が許容され、2つのデータ識別子の第2のフィールド内の乱数が図らずも同じである場合、生成されたデータ識別子もまた同じはずである。このように、表1に示されたデータ識別子に基づいて、異なるデータを同じデータ識別子に対応させることが可能である。サーバに、同じデータ識別子に対応する異なるデータがアップロードされた場合、これらのデータは、互いに上書きされ、そのため受信端末は、データ識別子に従って対応するデータを正確には取得しない場合がある。
【0037】
たとえば、送信端末Aは、時間tに、データA1に対応するデータ識別子A2を生成する。送信端末Bは、同じ時間tに、データB1に対応するデータ識別子B2を生成する。表1に示された第3のフィールドは、先行する特定の時間から、予め設定された時間単位に基づいて計算された現在時間までの時間長であるため、データ識別子A2及びデータ識別子B2は、同じ第3のフィールドを有する。送信端末A及び送信端末Bは、同じ近距離通信方法を用いるため、これらは同じ第1のフィールドを有する。データ識別子A2及びデータ識別子B2の第2のフィールドの乱数が同じである場合、データ識別子A2は、データ識別子B2と同じである。したがって、送信端末Aによってアップロードされた、データA1及びそれに対応するデータ識別子A2と、送信端末Bによってアップロードされた、データB1及びそれに対応するデータ識別子B2とを受信した後、サーバは、データA1を用いてデータB1を上書きするか、またはデータB1を用いてデータB1を上書きする。
【0038】
一般的に、後から受信されたデータを用いて、前に受信されたデータを上書きする。たとえば、サーバは、最初に送信端末Aによってアップロードされた、データA1及びそれに対応するデータ識別子A2を受信し、後に送信端末Bによってアップロードされた、データB1及びそれに対応するデータ識別子B2を受信する。A2及びB2が同じである場合、サーバは、データB1を用いてデータA1を上書きする。サーバが、データ識別子A2に対応するデータを受信端末に送信すると、サーバは、A1の代わりにデータB1を受信端末に送信する。すなわち、データA1は失われる。
【0039】
上記の課題を回避し、高信頼のデータ伝送を確保するために、たとえば、データ識別子に加えて、表1に示された3つのフィールドもまた、送信端末の一意な装置識別子、たとえばインターネットプロトコル(IP)アドレス、メディアアクセス制御(MAC)アドレス、装置番号(たとえば、国際移動体装置識別番号、すなわちIMEI)、等を含んでもよい。送信端末によって送信されたデータ識別子の第1の3バイトが同じである場合、一意な装置識別子によって、各々のデータ識別子を一意にする。したがって、受信端末が、データ識別子に従って、サーバから対応するデータを取得すると、受信端末は正しいデータを受信し、それによって、高信頼のデータ伝送が確実になる。
【0040】
たとえば、データとデータ識別子との間の対応関係が、送信端末によって確立され得る。例として、送信端末が、受信端末にデータを送信することを必要とする場合、送信端末は、最初にデータ識別子を生成し、リレーションシップマッピングテーブルを通して、データとデータ識別子との間の対応関係を確立し、そしてサーバにデータ、データ識別子、及びリレーションシップマッピングテーブルを送信する。
【0041】
別の例では、データとデータ識別子との間の対応関係は、サーバによって確立され得る。例として、送信端末が、受信端末にデータを送信する必要がある場合、送信端末は、まずデータ識別子を生成し、データ及びデータ識別子をデータパケット内に包含し、サーバにデータパケットをアップロードする。データパケットを受信すると、サーバは、データパケット内のデータとデータ識別子との対応関係を確立する。
【0042】
たとえば、104において、送信端末が、近距離無線通信を通して、1以上の受信端末にデータ識別子を放送する場合、送信端末は、予め設定された期間内の予め設定された周波数に従って、1以上の受信端末にデータ識別子を放送する。例として、放送は、10秒内で2秒ごとに1回であってもよい。すなわち、送信端末は、10秒内で5回放送する。このように、本開示の技術は、長時間の連続した放送を回避し、送信端末及び受信端末における電力消費を節約し、特定の受信端末が、送信端末によって放送されたデータ識別子を受信することを容易にする。
【0043】
図1に示されたように、送信端末がサーバにデータをアップロードし、1以上の受信端末にデータ識別子を放送するプロセスに基づき、それに応じて、受信端末が送信端末によってサーバにアップロードされたデータを受信するプロセスが、
図2に示される。
【0044】
図2は、本開示の例示の実施形態による、受信端末のデータ伝送方法の例を図示するフローチャートである。
【0045】
202において、送信端末によって放送されたデータ識別子は、対応する近距離無線通信プロトコルを含む近距離無線通信を通して受信される。
【0046】
たとえば、受信端末は、送信端末との二地点間接続を確立しない。代わりに、受信端末は、近距離無線通信を通して、送信端末によって放送されたデータ識別子を受信する。たとえば、受信端末数は、少なくとも1つであってもよい。
【0047】
たとえば、近距離無線通信は、Bluetooth通信、赤外線通信、Zigbee通信、及びそれらに対応するプロトコルを含み得るが、これらに限定されない。
【0048】
たとえば、送信端末Aが、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3に画像aaaを送信する必要がある場合、送信Aは、Bluetooth放送を通して、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3にデータ識別子xyzを放送する。
【0049】
データ識別子は、多数のフィールドを含む文字列であってもよい。データ識別子の詳細は、
図1の102における対応する説明を参照してもよく、そのため本明細書では上述しない。
【0050】
204において、データ識別子は、サーバに送信される。
【0051】
受信端末が、近距離無線通信を通して、送信端末によって放送されたデータ識別子を受信した後、送信端末は、サーバにデータを自動送信して、データ識別子に対応するデータを取得し得る。代替的に、サーバにデータ識別子を送信するためのユーザからの命令を受信した後、受信端末は、サーバにデータ識別子を送信して、データ識別子に対応するデータを取得する。
【0052】
前述の例に続いて、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3は、Bluetooth放送を通して、送信端末Aによって送信されたデータ識別子を受信した後、これらは、サーバCにデータ識別子xyzを自動送信し得る。代替的に、Bluetooth放送によって送信端末Aによって送信されたデータ識別子xyzを受信した後、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3は、それらに対応するユーザインターフェイスに、サーバCにデータ識別子xyzを送信するかをユーザに要求するメッセージを表示し得る。サーバCにデータ識別子xyzを送信するためのユーザからの命令を受信した後、受信端末2及び受信端末3は、サーバCにデータ識別子xyzを送信して、データ識別子に対応するデータを取得する。
【0053】
206において、サーバによって返されたデータ識別子に対応するデータを受信する。
【0054】
たとえば、受信端末が、サーバに、受信されたデータ識別子を送信した後、サーバは、データとデータ識別子との間の対応関係に従って、データ識別子に対応するデータをサーチし、データ識別子に対応する探し出されたデータを受信端末に送信する。
【0055】
前述の例に続いて、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3によって送信されたデータ識別子xyzを受信した後、サーバCは、データ識別子xyzと画像aaaとの間の対応関係に従って画像aaaをサーチし、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3に、探し出された画像aaaを返す。
【0056】
図3は、受信端末本開示の例示の実施形態による、サーバのデータ伝送方法の例を図示するフローチャートである。
【0057】
302において、送信端末によってアップロードされた、データ及びデータに対応するデータ識別子を受信する。
【0058】
たとえば、サーバは、たとえばケーブルまたはデータ線等の有線通信、またはWiFi等の無線通信を通して、送信端末によってアップロードされた、データ及びそれに対応するデータ識別子を受信し得る。データ識別子は、送信端末からサーバにアップロードされたデータを識別する。
【0059】
たとえば、送信端末Aが、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3に画像aaaを送信する必要がある場合、サーバCは、WiFiを通して送信端末Aによってアップロードされた、画像aaa及びそれに対応するデータ識別子xyzを受信し得る。
【0060】
データ識別子は、多数のフィールドを含む文字列であってもよい。データ識別子の詳細は、
図1の102における対応する説明を参照してもよく、そのため本明細書では上述しない。
【0061】
304において、受信端末によって送信されたデータ識別子を受信する。
【0062】
データ識別子は、送信端末から、近距離無線通信を通して受信端末によって受信される。受信端末数は、少なくとも1つであってもよい。
【0063】
前述の例に続いて、サーバCは、WiFiを通して、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3によって送信されたデータ識別子xyzを受信する。データ識別子xyzは、Bluetooth放送を通して、送信端末Aによって受信端末1、受信端末2、及び受信端末3に送信される。
【0064】
306において、データ識別子に対応するデータが、受信端末に送信される。
【0065】
たとえば、データ識別子を受信した後、受信端末は、データとデータ識別子との間の対応関係に従って、データ識別子に対応するデータをサーチし、受信端末にデータを返す。
【0066】
前述の例に続いて、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3によって送信されたデータ識別子を受信した後、サーバCは、データ識別子xyzと画像aaaとの間の対応関係に従って、画像aaaをサーチし、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3に、探し出された画像aaaを送信する。
【0067】
例示の実施態様では、ユーザは、他の周囲のユーザを承知している必要がある場合がある。そのようなユーザ要求を満たすために、送信端末は、送信端末のユーザ識別子を、データとしてサーバに送信し、近距離無線通信を通して、送信端末のユーザ識別子に対応するデータ識別子を放送し得る。受信端末は、受信されたデータ識別子に従って、サーバから送信端末のユーザ識別子を取得し、それによって、受信端末のユーザが、送信端末を用いているユーザの存在を認識するようにされる。たとえば、
図1の102において、送信端末がサーバにデータをアップロードする動作は、以下の動作をさらに含み得る。送信端末のユーザ識別子を取得し、その後データとしてサーバにアップロードする。これに応じて、
図3の302において、サーバが送信端末によってアップロードされたデータを受信する動作は、以下の動作をさらに含み得る。送信端末によってアップロードされた送信端末のユーザ識別子を受信する。これに対応して、
図2に示された例示の方法は、以下の動作をさらに含み得る。受信端末によって受信されたデータが、送信端末のユーザ識別子である場合、送信端末のユーザ識別子に従って、送信端末のユーザ識別子に対応するユーザ情報を取得する。たとえば、受信端末は、送信端末ユーザ識別子に従って、サーバまたは第三者装置から対応する情報を取得し得る。
【0068】
さらに、
図2に示されたような、受信端末によってサーバからデータ識別子に対応するデータを取得するための例示の方法を参照すると、受信端末によってサーバから取得されたデータが汎用データ、たとえば画像である場合、さらなる動作が行われることを必要としない。受信端末によってサーバから取得されたデータが、送信端末のユーザ識別子である場合、送信端末のユーザ識別子に従って、サーバまたは第三者装置から対応するユーザ情報を取得する。このように、受信端末は、サーバから取得されたデータが、画像等の汎用データであるか、または送信端末のユーザ識別子であるかを識別する必要がある。
【0069】
取得されたデータが汎用データであるか、または送信端末のユーザ識別子であるかを識別するために、送信端末に2つの機能が予め設定され得る。1つは、汎用データ伝送機能であり、もう1つは近接ユーザ探知機能である。あるデータが、近接ユーザ探知機能を用いることによって、サーバにアップロードされると、送信端末は、予め設定されたラベルとともにデータを設定し、予め設定されたラベルとともにデータをサーバにアップロードする。汎用データ伝送機能を用いることによってデータがサーバにアップロードされると、送信端末は、データに対するラベルを設定せず、サーバにデータを直接アップロードする。受信端末がサーバからデータを受信すると、受信端末は、データがラベルを有しているがを識別する。データがラベルとともに識別されると、データは、送信端末のユーザ識別子として判定され、送信端末のユーザ識別子に従って、サーバまたは第三者装置から対応するユーザ情報が取得される。データがラベルとともに識別されないと、データは汎用データとして判定され、さらなる動作が行われる必要はない。
【0070】
その結果、送信端末のユーザが、近接するユーザによって発見されることを意図する場合、送信端末のユーザは、送信端末において近接ユーザ探知機能を用いて、送信端末のユーザ識別子をサーバにアップロードし得る。たとえば、送信端末は、送信端末のユーザ識別子に対応するラベルを設定し、その後ラベルを設定する送信端末のユーザ識別子及び対応するデータ識別子をサーバに送信する。受信端末が、サーバから送信端末のユーザ識別子を受信した後、受信端末は、取得されたデータ(すなわち、送信端末のユーザ識別子)がラベルを含むことを識別し、それによって、データが送信端末のユーザ識別子であると判定する。さらに、受信端末は、送信端末のユーザ識別子に従って、サーバまたは第三者装置から対応するユーザ情報を取得する。
【0071】
送信端末のユーザ識別子は、ユーザによって送信端末に入力されるか、また送信端末で予め格納されてもよい。送信端末のユーザ識別子は、送信端末のユーザのニックネームまたはユーザ名を含んでもよいが、これに限定されない。
【0072】
たとえば、送信端末Aのユーザが、近接するユーザによって発見される必要がある場合、送信端末において近接ユーザ探知機能を用いて、送信端末のユーザ識別子をサーバにアップロードしてもよい。例として、送信端末Aは、送信端末に予め格納された送信端末のユーザ識別子を検索し、送信端末のユーザ識別子に対するラベルを設定する。そして、送信端末Aは、送信端末のユーザ識別子を、ラベルとともにサーバCにアップロードする。サーバCから対応するデータを受信した後、受信端末Bは、取得されたデータ(すなわち、送信端末のユーザ識別子)がラベルを有することを識別し、そしてデータが送信端末のユーザ識別子であることを判定する。さらに、受信端末Bは、送信端末のユーザ識別子に従って、サーバCまたは第三者装置から、送信端末のユーザ識別子に対応するユーザ情報を自動的に検索する。代替的に、受信端末Bは、ユーザから命令を受信するまで待機し、その後、送信端末のユーザ識別子に従って、サーバCまたは第三者装置から、送信端末のユーザ識別子に対応するユーザ情報を検索する。例として、取り出されたユーザ情報は、ジョン、男性、30歳を含み得る。上述の方法を通して、受信端末Bのユーザは、受信端末Aのユーザを発見する。
【0073】
図1〜3で説明された方法に基づいて、送信端末は、データ及びデータに対応するデータ識別子をサーバにアップロードし、近距離無線通信を通してデータ識別子を放送する。放送有効範囲内では、各受信端末は、データ識別子を受信する。データ識別子を受信する受信端末は、データ識別子に従って、サーバから対応するデータを取得する。このように、上述の方法を通して、送信端末は、放送有効範囲内の指定された受信端末にデータを送信するのみではないかも知れない。
図1〜3に上述された方法は、データ伝送のプライバシーを保証しない場合がある。データを受信する受信端末が指定されてデータ伝送のプライバシーを保証し得ることを確保するために、本開示は、
図4に示されたような別の例のデータ伝送方法をさらに提供する。
【0074】
402において、送信端末によってアップロードされた、データと、データに対応するデータ識別子と、データを受信することが許可されている受信端末のユーザ識別子とが受信される。
【0075】
データ伝送のプライバシーを確保するために、送信端末は、データを受信することが許可されている受信端末のユーザ識別子を指定して、指定された送信端末のユーザ識別子をサーバに送信してもよい。
【0076】
たとえば、送信端末Aが受信端末1に画像aaaを送信する必要がある場合、受信端末1のユーザ識別子がbbbであると仮定して、送信端末Aは、画像を受信することが許可されている受信端末のユーザ識別子がbbbであることを指定し得る。例として、送信Aは、まず画像aaaに対応するデータ識別子xyzを生成し、その後WiFiを通して、画像aaaと、画像aaaに対応するデータ識別子xyzと、画像を受信することを許可された指定された受信端末のユーザ識別子bbbとをサーバCに送信する。これに対応して、送信端末Aによってアップロードされた、画像aaaとその対応するデータ識別子xyzとを受信することに加えて、サーバCもまた、送信端末Aによってアップロードされた画像を受信することを許可された指定された受信端末のユーザ識別子bbbを受信する。
【0077】
404において、受信端末によって送信されたデータ識別子及び受信端末のユーザ識別子を受信する。
【0078】
受信端末のユーザ識別子は、受信端末に予め格納されるか、または受信端末のユーザによって手動で受信端末に入力されてもよい。
【0079】
前述の例に続いて、受信端末1、受信端末2、及び受信端末3の各々は、送信端末Aによって放送されたデータ識別子xyzを受信する。受信端末1は、データ識別子xyz及び受信端末1のユーザ識別子bbbをサーバCに自動送信する。受信端末2は、データ識別子xyz及び受信端末2のユーザ識別子cccをサーバCに自動送信する。受信端末3は、データ識別子xyz及び受信端末3のユーザ識別子dddをサーバCに自動送信する。これに対応して、サーバCは、データ識別子xyz受信端末のユーザ識別子、すなわちbbb、ccc、及びdddをそれぞれ受信する。
【0080】
406において、受信端末によって送信された受信端末のユーザ識別子は、送信端末によってアップロードされた、データを受信することを許可されている受信端末のユーザ識別子と同じであるかが判断される。これらが同じである場合、408における動作が行われる。そうでなければ、410における動作が行われる。
【0081】
408において、データ識別子に対応するデータが受信端末に送信される。
【0082】
410において、データ識別子に対応するデータが受信端末に送信されることが拒否される。
【0083】
前述の例に続いて、画像aaaを検索することを許可された送信端末Aによってアップロードされた受信端末のユーザ識別子bbbに従って、サーバCは、それを受信端末1、受信端末2、及び受信端末3によってそれぞれ送信されたユーザ識別子bbb、ccc、dddとマッチングさせる。マッチング結果は、受信端末1のユーザ識別子が、画像aaaを受信することを許可された、送信端末Aによってアップロードされた受信端末と同じであり、両方ともbbbであるとなる。このようにして、画像aaaは受信端末1に送信される。受信端末2及び受信端末3に対しては、マッチング結果が、受信端末2及び受信端末3によってそれぞれ送信された受信端末のユーザ識別子が、画像aaaを受信することを許可された、送信端末Aによってアップロードされた受信端末と同じであるため、サーバCは、受信端末2及び受信端末3に画像aaaを送信することを拒否する。サーバCが受信端末2及び受信端末3に画像aaaを送信することを拒否した場合、「不正なユーザ端末のユーザ識別子、画像aaaのダウンロード不可」等の内容を含む通知が、受信端末2及び受信端末3に送信され得る。
【0084】
データ伝送のプライバシーを確保するために、データを受信することを許可された受信端末のユーザ識別子を指定する上記の方法に加えて、別の例によれば、受信端末の指定されたユーザ識別子に基づいてデータを暗号化して、それによって、指定された受信端末が、データを用いてデータ伝送のプライバシーを確保するようにしてもよい。
【0085】
たとえば、送信端末Aが、受信端末1に画像を送信することのみを意図している場合、受信端末1のユーザ識別子がbbbであると仮定して、送信端末Aは、まず画像aaaに対応するデータ識別子xyzを生成し、受信端末1のユーザ識別子bbbを用いて画像aaaを暗号化し、その後、暗号化された画像aaa及び画像aaaに対応するデータ識別子xyzをサーバCに送信する。
【0086】
受信端末1がBluetooth放送を通して送信端末によって送信されたデータ識別子xyzを受信したときに、受信端末1は、サーバCにデータ識別子を自動送信してもよい。送信端末Aによって送信されたデータ識別子xyzを受信した後、サーバCは、データ識別子xyzと画像aaaとの間の対応関係に従って、暗号化された画像aaaをサーチし、探し出された暗号化された画像aaaを受信端末1に送信する。一方で、サーバCはさらに、受信端末1にプロンプトメッセージを送り、受信端末1のユーザに受信端末のユーザ識別子を用いることによって画像aaaを暗号化することを思い出させ、それによって受信端末1のユーザが画像aaaをうまく復号化するようにしてもよい。その他の受信端末は、データ識別子xyzを受信した後、サーバCから画像aaaを取得する。その他の受信端末のユーザ識別子は、画像aaaを復号化するために用いられていないかも知れないため、その他のユーザが、データ識別子xyzに従ってサーバCから画像aaaを取得したとしても、彼らは画像aaaを復号化するためにその他の受信端末のユーザ識別子を用いて、それによってデータ伝送のプライバシーを確保することができない。
【0087】
暗号化に加えて、他の方法、たとえばデータがサーバからダウンロードされる回数を制限するか、またはサーバに格納されたデータの有効期限を予め定めることを用いて、データ伝送のプライバシーを確保してもよい。
【0088】
送信端末と、受信端末と、サーバとの間のデータ伝送関係を明確に説明するために、
図5を参照して以下の説明がなされる。
【0089】
図5は、本開示の例示の実施形態による、詳細なデータ伝送方法の例を図示するフローチャートである。
【0090】
502において、送信端末504は、データ及びデータに対応するデータ識別子をサーバ506にアップロードする。
【0091】
508において、送信端末504は、近距離無線通信プロトコルを含む近距離無線通信を通して、受信端末510にデータ識別子を放送する。
【0092】
512において、受信端末510は、データ識別子をサーバ506に送信する。
【0093】
514において、サーバ506は、データに対応するデータを受信端末510に送信する。
【0094】
上記は、本開示によるデータ伝送方法の例である。同じ技術に基づいて、本開示は、
図6乃至
図9に示されたような、データ伝送システム及び対応するデータ伝送機器の例をさらに提供する。
【0095】
図6は、本開示の例示の実施形態による、データ伝送システムの例を図示する図である。本例示のシステムは、送信端末602と、1以上の受信端末604(1)、604(2)、・・・、604(n)(nは任意の整数であってよい)と、サーバ606とを含み得る。
【0096】
送信端末602は、データ及びデータに対応するデータ識別子をサーバ606にアップロードし、近距離通信プロトコルを含む近距離無線通信を通して、受信端末604にデータ識別子を放送する。
【0097】
個々の受信端末604(1)等の受信端末は、送信端末602によって放送されたデータ識別子を受信し、サーバ606にデータ識別子を送信し、サーバ606によって返された、データ識別子に対応するデータを受信する。
【0098】
サーバ606は、送信端末602によってアップロードされた、データ及び対応するデータ識別子を受信し、個々の受信端末604(1)によって送信されたデータ識別子を受信し、データ識別子に対応するデータをそれぞれの受信端末604(1)に送信する。
【0099】
たとえば、近距離無線通信は、Bluetoothを含んでもよい。
【0100】
たとえば、送信端末602はさらに、送信端末602のユーザ識別子を取得し、送信端末のユーザ識別子をデータとしてサーバ606にアップロードする。それぞれの受信端末604(1)はさらに、受信されたデータが送信端末602のユーザ識別子である場合、送信端末602のユーザ識別子に従って、送信端末602のユーザ識別子に対応するユーザ情報取得してもよい。
【0101】
たとえば、送信端末602はさらに、データと、データに対応するデータ識別子と、データを受信することを許可されている受信端末のユーザ識別子とを、サーバ606にアップロードしてもよい。個々の受信端末604(1)はさらに、それぞれの受信端末604(1)のユーザ識別子を取得して、データ識別子及びそれぞれの受信端末604(1)のユーザ識別子をサーバ606に送信してもよい。サーバ606はさらに、データと、データに対応するデータ識別子と、送信端末602からデータを受信することを許可されている受信端末のユーザ識別子とを受信してもよい。サーバ606はさらに、それぞれの受信端末604(1)のユーザ識別子を受信する。それぞれの受信端末604(1)のユーザ識別子が、送信端末602によってアップロードされた、データを受信することを許可されている受信端末のユーザ識別子と同じである場合、サーバ606は、それぞれの受信端末604(1)に、データ識別子に対応するデータを送信する。
【0102】
たとえば、受信端末の数は、少なくとも1つである。
【0103】
図7は、本開示の例示の実施形態による、データ伝送のための送信端末700の例を図示する図である。
【0104】
送信端末700は、1以上のプロセッサまたはデータ処理ユニット702及びメモリ704を含み得る。送信端末700はさらに、1以上の入出力インターフェイス及び1以上のネットワークインターフェイス(
図7に図示せず)を含み得る。
【0105】
メモリ704は、コンピュータ可読媒体の例である。メモリ704は、その内部にアップロードモジュール706及び放送モジュール708を含む複数のモジュールまたはユニットを格納し得る。アップロードモジュール706は、データ及びデータに対応するデータ識別子をサーバに伝送する。放送モジュール708は、近距離通信プロトコルを含む近距離無線通信を通して、1以上の受信端末にデータ識別子を放送する。
【0106】
たとえば、近距離無線通信は、Bluetoothを含んでもよい。
【0107】
たとえば、アップロードモジュール706はさらに、送信端末のユーザ識別子を取得して、送信端末のユーザ識別子をデータとしてサーバにアップロードし得る。
【0108】
たとえば、アップロードモジュール706はさらに、データと、データに対応するデータ識別子と、データを受信することを許可されている受信端末のユーザ識別子をサーバにアップロードし得る。
【0109】
たとえば、受信端末数は、少なくとも1つである。
【0110】
図8は、本開示の例示の実施形態による、データ伝送のための受信端末800の例を図示する図である。
【0111】
受信端末800は、1以上のプロセッサまたはデータ処理ユニット802と、メモリ804とを含み得る。受信端末800はさらに、1以上の入出力インターフェイス及び1以上のネットワークインターフェイス(
図8に図示せず)を含み得る。
【0112】
メモリ804は、コンピュータ可読媒体の例である。メモリ804は、その内部に、第1の受信モジュール806、送信モジュール808、及び第2の受信モジュール810を含む複数のモジュールまたはユニットを格納し得る。第1の受信モジュール806は、近距離通信プロトコルを含む近距離無線通信を通して、送信端末によって放送されたデータ識別子を受信する。送信モジュール808は、サーバにデータ識別子を送信する。第2の受信モジュール810は、サーバによって返されたデータ識別子に対応するデータを受信する。
【0113】
たとえば、近距離無線通信は、Bluetoothを含み得る。
【0114】
たとえば、メモリ804はさらに、その内部に、受信されたデータが送信端末のユーザ識別子である場合、送信端末のユーザ識別子に従って、送信端末のユーザ識別子に対応するユーザ情報を検索するユーザ情報検索モジュール812を含み得る。
【0115】
たとえば、ユーザ情報検索モジュール812はさらに、受信モジュール800のユーザ識別子を取得し、データ識別子及び受信モジュールのユーザ識別子をサーバに送信し得る。第2の受信モジュール810は、サーバが受信端末のユーザ識別子を認証した後、サーバによって返されたデータ識別子に対応するデータを受信する。
【0116】
図9は、本開示の例示の実施形態による、データ伝送のためのサーバ900の例を図示する図である。
【0117】
サーバ900は、1以上のプロセッサまたはデータ処理ユニット902と、メモリ904とを含み得る。サーバ900はさらに、1以上の入出力インターフェイス及び1以上のネットワークインターフェイス(
図9に図示せず)を含み得る。
【0118】
メモリ904は、コンピュータ可読媒体の一例である。メモリ904は、その内部に、第1の受信モジュール906、第2の受信モジュール908、及び送信モジュール910を含む複数のモジュールまたはユニットを格納し得る。第1の受信モジュール906は、送信端末によってアップロードされた、データ及びデータに対応するデータ識別子を受信する。第2の受信モジュール908は、受信端末によって送信されたデータ識別子を受信する。送信端末は、近距離通信プロトコルを含む近距離無線通信を通して、1以上の受信端末にデータ識別子を放送する。送信モジュール910は、データ識別子に対応するデータを受信端末に送信する。
【0119】
たとえば、第1の受信モジュール906はさらに、送信端末によってアップロードされた送信端末のユーザ識別子を受信し得る。
【0120】
たとえば、第1の送信モジュール906はさらに、送信端末から、データと、データに対応するデータ識別子と、データを受信することを許可された受信端末のユーザ識別子とを受信し得る。第2の受信モジュール908はさらに、受信端末から、データ識別子及び受信端末のユーザ識別子を受信し得る。送信モジュール910はさらに、データを受信することを許可されている送信端末によってアップロードされた受信端末のユーザ識別子が受信端末のユーザ識別子と同じである場合、データ識別子に対応するデータを受信端末に送信し得る。
【0121】
たとえば、受信端末数は、少なくとも1つである。
【0122】
標準的な構成では、本開示に記載されたような演算装置、たとえば送信端末、受信端末、またはサーバは、1以上の中央処理装置(CPU)と、1以上の入出力インターフェイスと、1以上のネットワークインターフェイスと、メモリとを含み得る。
【0123】
メモリは、たとえば非永続的メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/またはコンピュータ可読媒体内の不揮発性メモリ、たとえばリードオンリーメモリ(ROM)及びフラッシュランダムアクセスメモリ(フラッシュRAM)の形状を含み得る。メモリは、コンピュータ可読媒体の一例である。
【0124】
コンピュータ可読媒体は、任意の方法または技術を用いて情報記憶を実施し得る永続的及び被永続的、可動及び非可動媒体を含む。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、ソフトウェアモジュール、または任意のデータであってもよい。コンピュータ記憶媒体の例は、相変化メモリ(PCM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのRAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、内部メモリ、CD−ROM、DVD、光メモリ、磁気テープ、磁気ディスク、任意の他の磁気記憶装置、または演算装置によってアクセス可能である情報を記憶し得る任意の他の非通信媒体を含み得るが、これらに限定されない。本明細書で画定されたように、コンピュータ可読媒体は、一時的な媒体たとえば被変調データ信号及び搬送波を含まない。
【0125】
用語「including」、「comprising」またはそれらのあらゆる変形は、非排他的に含むことを意味し、そのため、複数の要素を含むプロセス、方法、製品、または装置は、複数の要素のみならず、明確に挙げられてない任意の他の要素、またはそのようなプロセス、方法、製品、または装置に必須であるかまたは固有である任意の要素を含むことに留意すべきである。さらなる制限なしに、文言「including a・・・」によって画定された要素は、プロセス、方法、製品、または装置が、当該要素に加えて別の同じ要素を含むことを除外しない。
【0126】
当業者においては、例示の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータソフトウェア製品の形式で提示されてもよいことが理解されよう。このように、本開示の技術は、ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組み合わせによって実施されてもよい。加えて、本開示の技術は、コンピュータ実行可能またはコンピュータ可読命令を含む1以上のコンピュータ記憶媒体(ディスク、CD−ROM、または光記憶装置を含むが、これらに限定されない)の形式であるコンピュータソフトウェア製品として実施されてもよい。
【0127】
上記では、本開示の例示の実施形態が説明され、これは本開示を限定するために用いられるべきではない。当業者においては、本技術に対するあらゆる改正または変形をなしてもよい。本開示の技術の本質及び範囲から逸脱することなく、あらゆる変更、等価物、交換、または改善は、本開示の特許請求の範囲に該当するものである。