【文献】
Sony,Open Issues on Cell Reselection for Enhanced Coverage,3GPP TSG-RAN WG2#92 R2-156557,フランス,3GPP,2015年11月 6日,Section 2
【文献】
CATT,Discussion on Cell Selection for CE mode,3GPP TSG-RAN WG2#89bis R2-151212,フランス,3GPP,2015年 4月10日,Section 2
【文献】
GEMALTO N.V.,Mobility considerations for NB-IoT,3GPP TSG-RAN WG2#95bis R2-166130,フランス,3GPP,2016年 9月30日,Section 2
【文献】
Intel Corporation,Idle mode Mobility impacts for NB-IOT,3GPP TSG RAN WG2 adhoc_2016_01_LTE_NB_IoT R2-160444,フランス,3GPP,2016年 1月13日,Section 2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の方法であって、前記マージンの値は、前記第1のセル(22A)に関する前記無線デバイス(16)の前記カバレッジレベルと前記第2のセル(22B)に関する前記無線デバイスの前記カバレッジレベルとの異なる可能な組み合わせを、前記マージンの異なる可能な値にマッピングする表によって特定される、方法。
請求項1または2に記載の方法であって、前記マージンの値は、前記第1のセル(22A)からの信号に対して実行される信号品質測定の値と、前記第2のセル(22B)からの信号に対して実行される信号品質測定の値との間の関係に依存する、方法。
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、前記マージンの値は、前記第1および第2のセル(22B)からの信号に対して実行される信号品質測定の値が含まれる信号品質範囲の異なる可能な組み合わせを異なる可能なマージン値にマッピングする表によって特定される、方法。
請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記評価に従って、前記第1のセル(22A)から前記第2のセル(22B)へのセル変更を実行すること(430)、または実行するように前記無線デバイス(16)に要求することを更に含む、方法。
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法であって、前記マージンは、前記第1のセル(22A)に関する前記無線デバイス(16)の前記カバレッジレベルに対して実行される測定に関連付けられた測定不正確性レベルと、前記第2のセル(22B)に関する前記無線デバイス(16)の前記カバレッジレベルに対して実行される測定に関連付けられた測定不正確性レベルとの間の最大値を含む、方法。
請求項1から6のいずれか1項に記載の方法っであって、前記マージンは、前記第1のセル(22A)に関する前記無線デバイス(16)のカバレッジレベルに対して定義された測定不正確性レベルと、前記第2のセル(22B)に関する前記無線デバイス(16)のカバレッジレベルに対して定義された測定不正確性レベルとの間の最大値を含む、方法。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、いくつかの実施形態に従う無線通信システム10(例えば狭帯域インターネットオブシングス(NB−IoT)システム)を示す。示されるように、システム10は、コアネットワーク(CN)12と無線アクセスネットワーク(RAN)14を含む。CN12は、RAN14を介して、1つ以上の無線通信デバイス16(または単に「無線デバイス」)を1つ以上の外部ネットワークに接続する。1つ以上の外部ネットワークは、例えば、公衆交換電話網(PSTN)、または、インターネットといったパケットデータネットワーク(PDN)を含み得る。
【0017】
RAN14は、1つ以上の無線ネットワークノード18(例えば基地局)を含み、そのうちの1つが示されている。各無線ネットワークノード18は、無線通信デバイス16に対する無線カバレッジを提供するように、無線信号20を送信および/または受信する。この無線カバレッジによって、各無線ネットワークノード18はCN12への無線アクセスのための1つ以上のセル22を提供し、そのうちの2つはセル22Aおよび22Bとして示されている。
【0018】
本明細書におけるいくつかの実施形態による無線デバイス16は、(アップリンクおよび/またはダウンリンク通信のために)複数の異なる可能ないわゆるカバレッジレベルのうちの1つでシステム10のセル22にアクセスする。これらのカバレッジレベルは、例えば、通常(normal)カバレッジレベル、および1つ以上の強化(enhanced)カバレッジレベルを含み得る。いくつかの例では、カバレッジ強化(CE)は、無線ネットワークノード18と無線通信デバイス16との間の無線通信を改善するために利用され得、時間および/または周波数領域におけるチャネル上のデータブロックの送信の繰り返し、アップリンクまたはダウンリンクのチャネルまたはサブキャリアを介した送信のためのパワーブースト、チャネルサブキャリアの選択、および/または通信品質を改善するための任意の他の技術を含み得る。NB−IoT無線通信システムにおいて実装され得るものなどのいくつかの例では、無線通信システム10における各無線通信デバイス16は、関連付けられたCEレベルを有することができ、これは、無線通信デバイスからのアップリンク送信(またはそれへのダウンリンク通信)のために行われることになっている送信繰り返し数を決定する際の要因となり得る。いくつかの例では、CEレベルは、繰り返しの数または範囲、1つ以上の送信信号または受信信号の所望のまたは実現された利得の値(または値の範囲)、デバイスに関連する送信電力または送信電力範囲、あるいは、通信を特定の品質レベルまたは範囲に調整するために変更され得る他の任意のパラメータに対応し得る。
【0019】
いくつかの実施形態では、異なるカバレッジレベルは異なる信号強度または信号品質測定範囲に対応する。たとえば、一実施形態では、無線デバイス16は、セルからの特定の信号またはチャネル(たとえば、同期チャネル)に対して信号品質測定(例えば、信号対雑音干渉比(SINR)の測定)を実行し得る。信号品質測定値が第1の範囲内(例えば、6dB以上)にある場合、デバイス16はそのセルに関して通常カバレッジレベルの下で動作し得るが、測定値が第2の範囲内(例えば、−15と−6dBの間)にある場合、デバイス16はそのセルに関して強化カバレッジレベルの下で動作し得る。したがって、異なるセルから受信された信号の品質の測定値が異なる範囲内にある場合、無線デバイス16は、異なるセルに関して異なるカバレッジレベルを有するか、または異なるカバレッジレベルで動作し得る。
【0020】
システム10は、セル変更が無線デバイス18に対して実行されるべきかどうかを時折または周期的に評価する。セル変更の例は、例えば、セル再選択、ハンドオーバ、リダイレクションを伴う無線リソース制御(RRC)接続解放、RRC接続再確立等を含む。セル変更は、例えば、第1のセル22Aから第2のセル22B等により、無線デバイス18がキャンプする、またはサービスを受けるセル22を変更することを意味する。
【0021】
本明細書における1つ以上の実施形態は、異なるセル22が異なるカバレッジレベルで無線デバイス16によってアクセス可能であり得る、すなわち、無線デバイス16が異なるセル22に関して異なるカバレッジレベルを有し得るという事実を考慮して、無線デバイス16がセル変更を実行するかどうかを評価する。
図2は、この点に関していくつかの実施形態による無線通信システム10において実行される方法100を示す。方法100は、例えば、無線デバイス16、無線ネットワークノード18またはコアネットワークノード26を含む、システム10における任意のノードにより実行され得る。いずれにしても、方法100は、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルと第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルに基づいて、無線デバイス16が無線通信システム10の第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行するかどうかを評価することを含む(ブロック110)。いくつかの実施形態では、方法はまた、その評価に従って、第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行すること、または実行するように無線デバイス16に要求することを含み得る(ブロック120)。セルに関するデバイス16のカバレッジレベルに基づいて無線デバイス16がセル変更を実行するかどうかを評価することは、有利には、例えば測定バイアスのために、デバイス16が適切でないセルへセル変更を実行することを妨げる。
【0022】
いくつかの実施形態では、例えば、方法100は、(例えば、セル22A、22Bの基準信号受信電力(RSRP)測定に基づいて)1つ以上の定義されたセルランク付け基準に従って第1のセル22Aと第2のセル22Bをランク付けすることを含む。この場合、無線デバイス16が第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行するかどうかを評価することは、第2のセル22Bが第1のセル22Aより少なくともマージンだけ良好にランク付けされるかどうかを評価することを含み得る。いくつかの実施形態では、マージン(すなわち、マージンの値)は、第1のセル22Aに関する無線デバイスの16カバレッジレベルおよび第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルに基づく、またはそうでなければ、依存し得る。
【0023】
図3A〜
図3Bは、セルのランク付けを含む実施形態の一例を示す。
図3Aに示すように、第2のセル22Bは、第1のセル22Aの上に(より良好に)ランク付けされる。いくつかの実施形態では、それは、例えばセルランク付け基準に関して、第2のセル22Bが第1のセル22Aよりどれだけ上にランク付けされるかによって評価される。第2のセル22Bが第1のセル22Aより少なくともマージンMだけ良好にランク付けされている場合、(例えば、セル変更に対する他の基準も満たす場合も)第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行することが決定され得る。
【0024】
特に、マージンM(すなわち、Mの値)は、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルおよび第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルに基づくか、そうでなければそれに依存し得る。実際、マージンMは、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルが第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルにどのように関連しているか(例えば、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルが、第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルより上、下、または同じかどうか)に基づくか、そうでなければ依存し得る。これらまたは他の実施形態では、その後、マージンMの異なる可能な値が、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルと第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルの異なる可能な組み合わせ(すなわち、それらの間の関係)に対して(例えば、表で)定義され得る。
図3Bは、この点に関して1つの例を示す。
【0025】
図3Bに示すように、第1と第2のセル22A、22Bの両方が第2のカバレッジレベル(例えば、強化カバレッジレベル)で無線デバイス16によりアクセス可能の場合、マージンMは、M1と等しい値を取り得る。一方、第1のセル22Aが第2のカバレッジレベルで無線デバイス16によりアクセス可能であるが、第2のセル22Bが第2のカバレッジレベル(例えば、通常カバレッジレベル)で無線デバイス16によりアクセス可能の場合、マージンMはM2と等しい値を取り得る。最後に、第1と第2のセル22A、22Bの両方が第1のカバレッジレベルで無線デバイス16によりアクセス可能の場合、マージンMは、M3と等しい値を取り得る。いくつかの実施形態における
図3Bは、それによって、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベル間の異なる可能な関係(例えばの組み合わせ)を異なる可能なマージンM1〜M3にマッピングする、定義された表を表す。いくつかの実施形態では、可能な値M1、M2、およびM3の少なくともいくつかは等しいことに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、M1=M2=11dBであり、M3=7dBである。
【0026】
1つ以上の実施形態では、
図3Bにおける第2のカバレッジレベルは、無線スデバイス16による信号強度または信号品質測定値が特定の範囲内にある場合に適用可能な強化カバレッジレベルであり、第1のカバレッジレベルは、当該測定値が異なる範囲内にある場合に適用可能な通常カバレッジレベルである。例えば、1つのNB−IoTの実施形態では、狭帯域同期チャネル(NSC)E^s/IoTの測定値Qが第2のカバレッジレベルが−15dB≦Q≦6dBの範囲内にある場合に第2のカバレッジレベルが適用可能であり、測定値Qが≧6dBの範囲内にある場合に第1のカバレッジレベルが適用可能である。ここで、E^sは無線デバイス16のアンテナコネクタにおける、シンボルの有用な部分の間の、すなわち任意のサイクリックプレフィックスを除いた、リソース要素当たりの受信エネルギー(サブキャリア間隔に対して正規化された電力)である。また、IoTは、UEアンテナコネクタで測定された、あるリソースエレメントに対する総雑音および干渉の受信電力スペクトル密度(例えば、リソース要素にわたって積分され、サブキャリア間隔に対して正規化された電力)である。しかしながら、一般的に、異なるカバレッジレベルは異なる信号強度または信号品質測定範囲に対応し得る。
【0027】
異なるカバレッジレベルに対応する信号測定は、異なるレベルの性能または不正確さを有する可能性があることに留意されたい。この点に関し、測定不正確性レベルは、絶対基準信号受信電力精度(正確性)レベルの大きさ、または第1および第2のセルの相対基準信号受信電力精度(正確性)レベルの大きさに関して定義され得る。
【0028】
これらおよび他の実施形態では、マージンは、第1および第2のセル22A、22Bに関して無線デバイス16のそれぞれのカバレッジレベルに対して定義された測定不正確性レベル間の最大値を含み得る。このように定義されたマージン(すなわち、カバレッジレベルに応じて可変)により、マージンは、カバレッジ向上に起因する測定の不正確さがセル変更決定の完全性を危うくしないことを効果的に保証し得る。例えば、マージンはそのような測定の不正確さから守り、セル22A、22Bのうちの1つを実際にはセル変更決定にあるよりも適切に見せる。
【0029】
上記を考慮して、
図4は、セル変更がセル再選択を含む、本明細書のいくつかの実施形態による方法を一般的に示す。示されるように、方法200は、1つ以上の定義されたセルランク付け基準に従って無線通信システム10の第1のセル22Aおよび第2のセル22Bをランク付けすることを含み得る(ブロック210)。方法200はまた、第2のセル22Aが第1のセルよりも少なくともマージンだけ良好にランク付けされているという条件で、第2のセル22Aが無線デバイス16に対する再選択基準を満たしていると評価することを含む(ブロック220)。
【0030】
上述したように、いくつかの実施形態では、マージンの値は、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルおよび第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルに依存する。実際、マージンMは、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルが第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルにどのように関連しているか(例えば、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルが、第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルより上、下、または同じかどうか)に基づくか、そうでなければ依存し得る。したがって、マージンは、マージンに対して可能な限り定義された複数の異なる値の1つを有し得る。すなわち、マージンの値は固定ではなく可変である。
【0031】
言い換えれば、いくつかの実施形態におけるマージンの値は、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベルに依存する。代替的に、または、追加的に、マージンの値は、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベル間の異なる可能な関係(例えば、その組み合わせ)を異なる可能なマージンの値(例えば、M1〜M3)にマッピングする、定義された(例えば、
図3Bのような)表により特定される。
【0032】
カバレッジレベル間の関係に関してこのように述べた上で、
図5は、この点に関していくつかの実施形態による無線通信システム10において実行される方法300を示す。方法300は、例えば、無線デバイス16、無線ネットワークノード18またはコアネットワークノード26を含む、システム10における任意のノードにより実行され得る。いずれにしても、方法300は、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベル間の関係に基づいて、無線デバイス16が無線通信システム10の第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行するかどうかを評価することを含む(ブロック310)。いくつかの実施形態では、方法300はまた、その評価に従って、第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行すること、または実行するように無線デバイス16に要求することを含み得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、例えば、方法300は、1つ以上の定義されたセルランク付け基準に従って第1のセル22Aと第2のセル22Bをランク付けすることを含む。この場合、評価は、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベルの間の関係に基づいたランク付けを評価することを含み得る。これに関する1つの特定の例として、これは、第2のセル22Bが第1のセル22Aより少なくともマージンだけ良好にランク付けされているかどうかを評価することを含むことができ、マージンはその関係に基づく。
【0034】
マージンM(すなわち、Mの値)は、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベルの間の関係に基づき得る、そうでなければ、依存し得る。例えば、マージンMは、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベル間の異なる可能な関係についてそれぞれ定義された複数の可能な値のうちの1つを有し得る。
【0035】
図6は、それに対応して、セル変更がセル再選択を含む、本明細書のいくつかの実施形態による方法を示す。示されるように、方法400は、1つ以上の定義されたセルランク付け基準に従って無線通信システム10の第1のセル22Aおよび第2のセル22Bをランク付けすることを含み得る(ブロック410)。方法400はまた、第2のセルが第1のセルよりも少なくともマージンだけ良好にランク付けされているという条件で、第2のセルが無線デバイスに対する再選択基準を満たしていると評価することを含む(ブロック420)。マージンは、マージンに対して可能な限り定義された複数の異なる値の1つを有し得る。すなわち、マージンの値は固定ではなく可変である。
【0036】
いくつかの実施形態では、上述したように、マージンの値は、第1および第2のセルが無線デバイスによってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベルに依存する。代替的に、または、追加的に、マージンの値は、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベル間の異なる可能な関係を異なる可能なマージンの値(例えば、M1〜M3)にマッピングする、(例えば、
図3Bのような)表により特定される。
【0037】
いくつかの実施形態では、方法400はまた、その評価に従って、第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行すること、または実行するように無線デバイス16に要求することを含み得る(ブロック430)。
【0038】
図3Bおよび可能なマージン値M1〜M3を示す他の任意の情報は、例えば、本明細書で説明されるようにセルランク付け評価を容易にするためにシステム内のノード間で送信され得ることに留意されたい。
【0039】
この点に関して、
図7は、いくつかの実施形態に従う無線通信システム10で使用するために構成された無線デバイス16によって実行される方法500を示す。示されるように、方法500は、異なる可能なカバレッジレベルの関係を有するセル間の変更を実行するためにセルのランク付けを評価するためのマージンを示す情報を送信することを含む(ブロック510)。方法500はまた。それらのマージンを決定することを含み得る(ブロック520)。
【0040】
次に、1つ以上の実施形態について、例えば狭帯域インターネットオブシングス(NB−IoT)および/またはロングタームエヴォリューション(LTE)を参照しながら説明する。
【0041】
狭帯域のインターネットオブシングス(モノのインターネット)(NB−IoT)は、屋内カバレッジの改善、大量の低スループットデバイスのサポート、低遅延感度、超低デバイスコスト、低デバイス消費電力、および(最適化された)ネットワークアーキテクチャに対応する、E−UTRAをベースにした、セルラのインターネットオブシングス(IoT)に対する無線アクセスである。NB−IoTキャリア帯域幅(BW)は、200kHzである。LTEの動作帯域の例は、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHz等である。
【0042】
NB−IoTは3つの異なる展開シナリオをサポートする。
【0043】
「スタンドアローン動作」は、例えば、1つ以上のGSMキャリアの代替として、GERAN(
Global System for Mobile communications (GSM)
Enhanced Data rates for GSM Evolution (EDGE)
Radio
Access
Network)システムによって現在使用されているスペクトルを利用する。原則として、他のシステムのキャリア内にも、他のシステムの動作キャリアのガードバンド内にもない任意のキャリア周波数で動作する。他のシステムは、他のNB−IoT動作またはLTE等の他の任意の無線アクセス技術(RAT)であり得る。
【0044】
「ガードバンド動作」は、LTEキャリアのガードバンド内の未使用のリソースブロックを利用する。ガードバンドという用語は、互換的にガード帯域とも呼ばれ得る。一例として、20MHzのLTE BW(すなわち、Bw1=20MHzまたは100RB)の場合、NB−IOTのガードバンド動作は、中央の18MHzの外側であるが20MHzLTE BWの範囲内のどこかに配置することができる。
【0045】
「バンド内動作」は、通常のLTEキャリア内のリソースブロックを利用する。バンド内動作は、互換的に帯域内動作とも呼ばれる。より一般的には、別のRATの帯域幅内の1つのRATの動作はバンド内動作とも呼ばれる。例として、50RBのLTE BW(すなわち、Bw1 = 10MHzまたは50RB)の場合、50RB内の1つのRBにわたるNB−IOT動作はバンド内動作と呼ばれる。
【0046】
NB−IOTでは、ダウンリンク送信は、15kHzサブキャリア間隔と、全てのシナリオ(スタンドアローン、ガードバンド、バンド内)に対して従来のLTEと同じシンボルおよびサイクリックプレフィックス(CP)期間とを有する直交周波数分割多重(OFDM)に基づく。アップリンク(UL)送信に対しては、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)上の15kHzサブキャリア間隔に基づくマルチトーン送信、および3.75kHzまたは15kHzサブキャリア間隔のいずれかを有するシングルトーン送信の両方がサポートされる。
【0047】
ダウンリンク送信は、15kHzのサブキャリア間隔を有するOFDMに基づく。アップリンク送信は、SC−FDMAに基づき、シングルトーンまたはマルチトーン(3、6、または12トーン)送信をサポートする。
【0048】
LTEの周波数分割複信(FDD)構成では、DLサブフレーム#0およびサブフレーム#5は同期信号(すなわち、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)の両方)を搬送する。時分割複信(TDD)構成では、無線フレーム当たり2つの対の同期信号は、それぞれサブフレーム0と1、および5と6によって搬送される。説明を簡単にするために、ここではFDD構成のみを説明する。しかしながら、FDDおよびTDDシステムにおけるセルサーチに関して大きな違いはないので、その記述はTDDシナリオに容易に適合させることができる。
【0049】
未知のセル(例えば、新しい隣接セル)を識別するために、ユーザ装置(UE)はそのセルのタイミング、ひいては物理セルID(PCI)を取得しなければならない。続いて、UEはまた、それ自体で使用するため(アイドルモードでのUE制御移動性(モビリティ)の場合)および/または測定値をネットワークへ報告するために、新しく識別されたセルの基準シンボル受信電力(RSRP)および/または基準シンボル受信品質(RSRQ)を測定する。全体で504のPCIが存在する。
【0050】
したがって、UEは、DLサブフレーム#0および/またはDLサブフレーム#5において受信されたPSS/SSS信号を1つ以上の所定のPSS/SSSシーケンスと相関させることによって、セルを検索または識別する(すなわち、セルのPCIを取得する)。PCI取得のためのサブフレーム#0および/またはDLサブフレーム#5における使用は、UEの実装に依存する。UEは、少なくともサービングキャリア周波数上で隣接セルを定期的に識別することを試みる。しかし、そうするようにネットワークノードによって構成されている場合、それはまた、サービスを提供していないキャリア上のセルを検索し得る。UEの電力消費を最小限に抑えるために、通常、UEは、同期信号を搬送するDLサブフレームのうちの1つ、すなわち#0または#5を探索する。バッテリ電力をさらに節約するために、UEは、非DRXまたは短いDRXサイクル(例えば、最大40ms)で40msに1回、周波数内キャリア上で新たに検出可能な隣接セルを探索する。ここで、DRXは間欠受信を指す。より長いDRXサイクルでは、UEは通常、DRAサイクルごとに1回、新しく検出可能な隣接セルを検索する。各探索試行中に、UEは通常、5〜6msの無線サンプルのスナップショットを格納し、格納された信号を既知のPSS/SSSシーケンスと相関させることによってそれらのサンプルを後処理する。5〜6msの無線サンプルを取得する理由は、隣接セルがサービングセルと同期していない場合、UEは同期信号を正確に見つける場所を知らないが、5msごとに送信されるそのような信号が1つ存在することを知っているからである。非DRXでは、UEは、800ms以内(すなわち、セル識別(PCI取得)およびRSRP/RSRQ測定に対して、それぞれ、15および5サンプルを含む合計20回の試行中)に周波数内セル(RSRS/RSRQ測定値を含む)を識別することができる。
【0051】
UEによって行われる無線測定は、通常、いくつかの既知の基準シンボルまたはパイロットシーケンスを介して、サービングセル上および隣接セル上で実行される。測定は、(UEの能力に応じて、そのRATをサポートするかどうかに依存して)周波数内キャリア、周波数間キャリア、およびRAT間キャリア上のセルに対して行われる。ギャップを必要とするUEに対して周波数間およびRAT間測定を可能にするために、ネットワークは測定ギャップを構成しなければならない。
【0052】
測定はさまざまな目的で行われる。いくつかの例示的な測定の目的は、移動性、測位、自己組織化ネットワーク(SON)、ドライブテストの最小化(MDT)、運用と保守(O&M)、ネットワーク計画と最適化等である。LTEにおける測定の例は、セル識別、すなわちPCI取得、基準シンボル受信電力(RSRP)、基準シンボル受信品質(RSRQ)、NRSRP、NRSRQ、S−RSRP、RS−SINR、セル状態情報基準シンボル受信電力(CSI−RSRP)、システム情報(SI)の取得、セルグローバルID(CGI)取得、基準信号時間差(RSTD)、UE RX−TX時間差測定、無線リンク監視(RLM)、であり、それは、同期外れ(out of sync)検出および同期内(in−sync)検出等からなる。UEにより行われるCSI測定は、ネットワークによる、スケジューリング、リンクアダプテーション等に使用される。CSI測定値またはCSI報告値の例は、CQI、PMI、RI等である。それらは、セル固有基準信号(CRS)、CSI−RSまたは復調基準信号(DMRS)のような基準信号に対して実行されてもよい。
【0053】
測定値は、単方向(例えば、DLまたはUL)または双方向(例えば、Rx−Tx、往復時間(RTT)等のULおよびDL成分を有する)であり得る。
【0054】
DLサブフレーム#0およびサブフレーム#5は同期信号(すなわちPSSとSSSの両方)を搬送する。未知のセル(例えば、新しい隣接セル)を識別するために、UEはそのセルのタイミング、ひいては物理セル識別子(PCI)を取得しなければならない。これは、セルサーチまたはセル識別、あるいはセル検出とも呼ばれる。続いて、UEはまた、それ自体を使用するために、および/または測定値をネットワークノードに報告するために、新たに識別されたセルのRSRPおよび/またはRSRQを測定する。全体で504のPCIが存在する。セルサーチも測定の一種である。
【0055】
測定は、すべての無線リソース制御(RRC)状態、すなわち、RRCアイドル状態およびRRC接続状態で行われる。
【0056】
この理解により、UEは、UEによって既に識別されているサービングセルによってサービスを受ける。UEは更に、ターゲットセルまたは隣接セルと呼ばれることがある少なくとも1つの他のセルを識別する。いくつかの実施形態では、サービングセルおよび隣接セルは、それぞれ第1のネットワークと第2のネットワークによりサービスを受けるまたは管理される。いくつかの実施形態では、サービングセルおよび隣接セルは、第1のネットワーク等の同じネットワークノードによりサービスを受けるまたは管理される。
【0057】
いくつかの実施形態は、低アクティビティ状態または高アクティビティ状態のUEに適用可能である。低アクティビティ状態の例は、RRCアイドル状態、アイドルモードなどである。低アクティビティ状態の例は、RRC接続状態、アクティブモード、アクティブ状態等である。UEは、DRXまたは非DRXで動作するように構成され得る。DRXで動作するように構成される場合、UEは、ネットワークノードから新しい送信を受信する限り、依然として非DRXに従って動作してもよい。
【0058】
UEは、そのサービングセルに関して、通常のカバレッジまたは強化カバレッジのいずれかの下で動作し得る。強化(enhanced)カバレッジはまた、互換的に拡張(extended)カバレッジと呼ばれる。UEはまた、異なるセルに関して、複数のカバレッジレベル(例えば、通常のカバレッジ、強化カバレッジレベル1、強化カバレッジレベル2、強化カバレッジレベル3等)で動作し得る。
【0059】
通常および拡張カバレッジ動作は、通常、システム帯域幅、セルBW、セル送信BW、DLシステムBW等のシステム帯域幅と比較して、より狭いUE無線周波数(RF)帯域幅で行われ得る。 いくつかの実施形態では、UE RF BWは、システム帯域と同じとすることができる。狭帯域RF BWの例は、200KHz、1.4MHz等である。システムBWの例は、200kHz、1.4MHz、3MHz、5MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHz等である。強化/拡張カバレッジの場合、レガシーシステムで動作しているときの能力と比較して、UEは、より低い信号品質レベル(例えば、SNR、SINR、サブキャリアあたりの平均受信信号エネルギー対サブキャリアあたりの総受信電力の比(E^s/Iot)、RSRQ等)の下で動作することができる。カバレッジレベルの向上は、運用シナリオによって変わる可能性があり、またUEタイプにも依存する可能性がある。例えば、カバレッジが悪い地下室に位置するUEは、セル境界にあるUE(例えば5dB)と比較してより高いレベルのカバレッジ強化(例えば10dB)を必要とすることがある。
【0060】
カバレッジレベルは、そのサービングセルに関するUEにおける受信信号品質および/または受信信号強度、および/またはUEに関するサービングセルにおける受信信号品質および/または受信信号強度に関して表現され得る。
【0061】
信号品質の例は、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉雑音比(SINR)、チャネル品質情報(CQI)、RSRQ、CRS E^s/IoT、SCH E^s/IoT等である。信号強度の例は、パス損失、RSRP、SCH_RP等である。E^s/IoTの表記は、IoTに対するE^sの比率として定義される。ここで、E^sは、UEアンテナコネクタにおける、シンボルの有効部分、すなわちサイクリックプリフィックスを除いた部分の間のREあたりの受信エネルギー(サブキャリア間隔に対して正規化された電力)であり、IoTは、UEアンテナコネクタにおける、測定された、あるREに対する総雑音および干渉の受信電力スペクトル密度(REにわたって積分され、サブキャリア間隔に対して正規化された電力)である。
【0062】
UEにおいて信号品質(例えば、SNR)に関して定義された2つのカバレッジレベルの例、すなわち、サービングセルに関してUEにおいてSNR≧−6dBを有するカバレッジ強化レベル1(CE1)、および、サービングセルに関してUEにおいて−12dB≦SNR <−6dBを有するカバレッジ強化レベル2(CE2)、を考える。
【0063】
以下を含む4つのカバレッジレベルの別の例、すなわち、サービングセルに対してUEにおいてSNR≧−6dBを含むカバレッジ強化レベル1(CE1)、サービングセルに対してUEにおいて−12dB≦SNR<−6dBを含むカバレッジ強化レベル2(CE2)、サービングセルに対してUEにおいて−15dB≦SNR<−12dBを含むカバレッジ強化レベル3(CE3)、および、サービングセルに対してUEにおいて−18dB≦SNR<−15dBを含むカバレッジ強化レベル4(CE4)、を考える。
【0064】
上記の例では、CE1はまた、通常のカバレッジレベル、ベースラインのカバレッジレベル、基準のカバレッジレベル、レガシーのカバレッジレベルなどと互換的に呼ばれる。一方、CE2〜CE4は、強化カバレッジ、拡張カバレッジレベル等と呼ばれ得る。
【0065】
セルの変更が、UEが再選択することができる異なるセルの異なるカバレッジレベルを考慮に入れない場合、問題が生じる。UEが同じカバレッジレベル(例えば、通常のカバレッジまたは強化カバレッジなど)に属する1つのセルから別のセルにセルを変更し、ターゲットセルが基準セルよりも少なくとも3dB(相対RSRP精度レベル)良好でなければならない例を考える。問題は、基準セル(例えばサービングセル)とターゲットセルのカバレッジレベルが異なる可能性があるので、実行される測定(例えばRSRP/RSRQ)もまた異なる測定性能(例えば精度)をもたらすことである。セル変更手順においてこの違いが考慮されない場合、これは、セル変更にあまり適していない、またはセル変更に適していないセルが再選択されているという結果になり得る。更に、同一カバレッジレベル内、たとえば強化カバレッジレベル内であっても、測定性能に大きなばらつきが生じる可能性がある。ネットワークがこのUEをサポートするために実際に必要なものよりも多くのリソースを使用することを要求される可能性があることから、それは、UEだけでなくネットワークにとっても悪い性能を引き起こす可能性がある。
【0066】
したがって、本明細書におけるいくつかの実施形態は、セル変更手順を適応させるUEにおける方法を含む。例えば、第1のネットワークノードによりサービスを受けるUEにおける方法は、以下のステップを含む。ステップ1:基準セル、例えばサービングセルである少なくとも第1のセル(セル1)のカバレッジレベルを(例えば信号品質測定レベル(Q1)を使用して)決定すること。ステップ2:ターゲットセルである少なくとも第2のセル(セル2)のカバレッジレベルを(例えば、信号品質測定レベル(Q 2)を使用して)決定すること。ステップ3:セル1とセル2の実行された測定に従って、2つのセルの決定されたカバレッジレベルの間の関係を決定すること。ステップ4:関係に基づいて、測定レベルに関する一定の条件が満たされるという条件で、UEがセル1からセル2へのセル変更を実行すること。
【0067】
これらの実施形態の1つ以上の利点は以下を含む。(i)異なるレベルのカバレッジ強化の異なるセル間のセル変更を可能にする。(ii)ネットワーク内の無線リソースが効率的に使用されるが、UEの経験に基づいて最も適切であるセル内で動作するようにUEを構成することを可能にする。
【0068】
これらのステップについては、以下に詳細に説明する。ステップ1において、UEは、基準セル、すなわちセル1(例えば、サービングセル)から受信した1つ以上の信号に対して1つ以上の測定を実行する。例えば、UEは、すでに識別されているすべてのセルの信号強度および/または品質を決定し得る。一例では、セル1はサービングセルである。別の例では、セル1は非サービングセルである。測定は、周期的に、または、または特定の条件が満たされたとき(たとえば、特定のタイマーが満了したとき、別のセルの信号品質が閾値を下回ったとき)に実行され得る。
【0069】
測定の結果をX1と表わす。例として、X1は、測定された絶対NRSRPレベルまたは相対NRSRPレベルに基づく。この実施形態ではNRSRP測定を使用して原理を例示しているが、RSRQ、RS−SINR、SINR、SNR、SCH E^s/IoT、CRS E^s/IoT、CSI−RS E^s/IoTといった他の種類の測定にも同じ原理を使用することができる。もしそれがNRSRP測定であるならば、それはXdBm、例えば−110dBm、−90dBm等をもたらし得る。
【0070】
ステップ2に関して、ステップ1について説明した態様はステップ2にも適用されるが、測定が基準セルの代わりに目標セルに対して行われるという唯一の違いがある。ここで、ターゲットセルの測定結果をX2と表わす。
【0071】
ステップ3において、UEは、基準セルの実行測定値(X1)とターゲットセルの測定値(X2)との間の関係を決定する。セル1からセル2へのセル変更動作(Cg)のトリガは、X1とX2との間の関係の結果に基づき得る。セル変更を実行するか否かを決定するための関係は、以下の一般関数(F)、すなわちP=F(X1,X2,M,μ)を使用して表現することができる。ここで、Mは、カバレッジ強化レベル、展開モードなどの動作シナリオに依存するマージンであり、μはUE実装マージンである(特別な場合、μは無視できる)。
【0072】
この実施形態は、関数Fが満たされるという条件で、UEが基準セル(セル1)からターゲットセル(セル2)へのセル変更を実行することを可能にする。そのような関数Fの1つの特定の実現または例は、セル変更がX2>X1+Mの場合に限りUEによって実行されることである。ここで、Mは以下の関係または関数、すなわちM=F1(M1,M2)により表現される。示すように、MはM1とM2に依存し得る。ここで、M2とM2は、セル1とセル2においてそれぞれ実行される測定に関連付けられたマージンである。マージンは、測定の測定誤差または測定バイアス(すなわち、測定値と理論値/理想値との間の差)に依存し得る。最小限の測定性能を保証するために、RAN4は最大測定精度レベルを規定する測定精度に関する要件を規定している。関数の例(FまたはF1)、最大、平均、最小、xパーセンタイル等である。
【0073】
典型的には、セル変更は同じ種類のカバレッジレベルのセル(例えば−6dBSNRレベルまでの操作をサポートするセル)間で行われる。セル変更の例は、セル再選択、ハンドオーバ、リダイレクションを伴うRRC接続解放、RRC接続再確立等である。しかしながら、セルは、
図8の表1(Table 1)に示されているように、異なるセル変更シナリオ/組み合わせを生じさせる異なるカバレッジレベルにあり得る。
【0074】
一例として、表1におけるセル変更基準は、セル1とセル2のそれぞれの絶対NRSRP精度レベルの大きさに対応するα1とα2に依存する。
図2は、3GPP仕様において現在規定されているNRSRP測定精度レベルを表すものとして表2(Table 2)を示す。示されているように、実際の精度レベルは決定されるべきである(TBD(to be decided))。
【0075】
実行されたNRSRP測定は、異なるセルに対して異なる精度レベルをもたらすであろう。表1のセル変更基準に従って、UEは、2つのNRSRP測定値の最大の不正確さに基づいてセル1からセル2へのセル変更を実行することになる。
【0076】
第1の例では、UEは、基準セルとターゲットセルの両方に関して強化カバレッジの下にあると仮定される。基準セルの測定された絶対NRSRP測定精度の大きさはα1であり、ターゲットセルの測定された絶対NRSRPレベルの大きさはα2である。この場合、セル1の絶対NRSRP精度レベルの大きさは、セル2の絶対NRSRP精度レベルの大きさよりも大きい、すなわち、α1>α2であると仮定される。したがって、Max(α1、α2)= α1であるので、セル2の測定されたNRSRPレベルがセル1のそれよりも少なくともα1dB強い(大きい)場合にのみセル変更がトリガされる。
【0077】
第2の例では、セル2の絶対NRSRP測定精度はセル1のそれよりも大きい、すなわちα2>α1であると仮定される。この場合、セル2の測定されたNRSRPレベルがセル1のそれよりも少なくともα2dB強い場合にのみセル変更がトリガされる。
【0078】
図10は、表3(Table 3)において更に別の例を示し、ここでUEが絶対NRSRP測定精度α1を有するサービングセル(セル1)から絶対NRSRP測定精度α2を有するターゲットセル(セル2)へと変化し得る。
【0079】
どのセル(サービングまたはターゲット)がどのカバレッジレベルを有するかにかかわらず、強化カバレッジセルおよび通常カバレッジセルの典型的な絶対測定精度レベルはそれぞれ+/−11dBおよび+/−7dBである。強化カバレッジセルと通常のカバレッジセルの標準的な絶対測定精度レベルの大きさは、それぞれ11dBと7dBである。この場合、通常カバレッジセル(例えば現在のサービングセル)と強化カバレッジセル(例えばターゲットセル)との間のセル変更は、ターゲットセルの測定されたNRSRPレベルが現在のサービングセルのそれよりも少なくとも11dB強い場合にのみトリガされる。
【0080】
表1に記載された基準に基づいてセル変更を実行することの1つの利点は、それが測定バイアスを占めるからである。すなわち、セル変更基準に対する測定レベルにおけるマージンは、測定バイアスより大きくなければならない、すなわち、すなわちセル変更をトリガするために使用されるマージンは、実行された2つの測定の最大不正確性レベルに基づく。そうでなければ、UEが、例えば、繰り返しレベル、アグリゲーションレベルなどの観点から、あまりにも多くの無線リソースを消費し得る、あまり適切ではないセルにセル変更を実行するという大きな危険性がある。
【0081】
更に、UEは、代替的にまたは追加的に、セル変更基準を異なるセルの相対NRSRP測定精度レベルに基づいてもよい。この場合、対応する表は、
図11および
図12の表4(Table 4)および表5(Table 5)に示されるように、相対測定精度の大きさの関数となる。β1およびβ2の典型的な値は、強化および通常カバレッジでそれぞれ+/−5dBおよび+/−4dBである。つまり、β1とβ2の標準値の大きさは、強化カバレッジと通常カバレッジでそれぞれ5dBと4dBである。
【0082】
更に別の例では、セル変更を決定するために使用される条件は、
図13の表6(Table 6)に示されるように絶対精度レベルと相対精度レベルの両方の大きさに依存し得る。これは、条件が単一の測定タイプに基づく場合と比較して、より適切なセルが選択されることを確実にすることによって選択を更に改善し得る。
【0083】
ステップ4において、UEは、前のステップ(ステップ3)で説明したセル変更基準が満たされるという条件で、セル変更手順を実行する。
【0084】
更なる実施形態は、セル識別手順に関連するシグナリング情報のUEにおける方法を含む。この実施形態は、上述のように異なるカバレッジレベルのセルのセル変更を実行するかどうかを決定する際に使用されるマージンに関する情報をネットワーク内の他のノードに送信することに関する。他のノードの例は、他のUE、ProSe UE、ProSeリレーUE、eNodeB、基地局、アクセスポイントコアネットワークノード、測位ノード、または、自己組織化ネットワーク(SON)といった専用サービスに使用される他の任意のノードである。
【0085】
異なるカバレッジレベルのセルのセル変更を決定するために使用されるマージンに関する情報を他のノードと共有することには大きな利点がある。例えば、同じマージンを使用して、両方とも強化カバレッジの下で動作している2つのセルのセル変更をトリガすることができる。そのような情報を導出することは複雑である可能性があり、そのような複雑なタスクを一か所で実行してから他のノードと共有することには大きな利点があり得る。
【0086】
第2の例では、この種類の情報を他のSONノードと共有することはいくつかの利点をもたらし得る。SONノードは、この情報を使用して、強化カバレッジの動作の下で異なる手順をアクティブ化、非アクティブ化、または適合化し得る。
【0087】
更に他の実施形態は、セル変更手順を適応させるネットワークノード内の方法を含む。ネットワークノードによって実行されるステップは、以下を含み得る。ステップ1:UEによって実行される基準セル、すなわちセル1の測定レベルを取得すること。ステップ2:UEによって実行されるターゲットセル、すなわちセル2の測定レベルを取得すること。ステップ3:セル1およびセル2のそれぞれ得られた測定値に基づいて、対応するセル、セル1およびセル2に関して決定されたUEカバレッジレベル間の関係を決定すること。ステップ4:関係に基づいて、ネットワークノードが、測定レベルに関する特定の条件が満たされるという条件で、セル1からセル2へのセル変更を実行するようにUEに要求すること。
【0088】
これらのステップについては、以下に詳細に説明する。ステップ1では、ネットワークノードは基準セル、すなわちセル1に対応する実行された測定値を取得する。これは例えば、定期的な測定報告、イベント起動測定報告、またはイベント起動定期測定報告から得ることができる。取得された測定値から、ネットワークノードは、セル1の測定誤差に対応するX1の値を知る。
【0089】
ステップ2では、ステップ1の説明がステップ2にも適用されるが、唯一の違いは、測定が基準セルではなくターゲットセル、すなわちセル2に対して実行されるものであることである。
【0090】
ステップ3では、上記のUEの実施形態のステップ3で説明したX2とX2との間の関係の決定もここでも適用される。
【0091】
ステップ4では、ネットワークは、上記の条件が満たされるという条件で、セル1からセル2へのセル変更を実行するようにUEに要求する。ネットワークノードにより要求されるセル変更の例は、セル再選択、ハンドオーバ、リダイレクションを伴うRRC解放である。当該要求は、専用のRRCシグナリングを使用して実行することができる。
【0092】
上記を考慮して、本明細書におけるいくつかの実施形態は、3GPP技術仕様書36.133 v13.5.0への特定の変更を伴って実現され得る。特に、強化カバレッジにおけるUEカテゴリNB1の周波数内NB−IoTセルの測定に関して、TS36.133のセクション4.6.2.4は以下のように読むことができる。
UEは、物理レイヤセル識別子を含む明示的な周波数内隣接リストなしで、新しい周波数内セルを識別し、識別された周波数内セルのNRSRP測定を実行できなければならない。
UEは、新たに検出可能な周波数内セルがTS36.304において定義された再選択基準を、T
reselection=0のときT
detect,NB_Intra_EC内で満たすかどうかを評価できなければならない。周波数内セルは、対応する帯域についAnnexB.1.4に定義されているNRSRP、NRSRP E^s/IoT、NSCH_RP、およびNSCH E^s/IoTに従って検出可能であると見なされる。
UEは、測定規則に従って識別され測定される周波数内セルについて、少なくともT
measure,NB_Intra_ECごとにNRSRPを測定しなければならない。
UEは、少なくとも[2]測定値を使用して、測定された各周波数内セルのNRSRP測定値をフィルタリングしなければならない。フィルタリングに使用される測定値のセットの中で、少なくとも2つの測定値は少なくともT
measure,NB_Intra_EC/2だけ間隔を空けなければならない。
UEは、サービングNB−IoTセルの測定制御システム情報で許可されていないと示されている場合、セル再選択においてNB−IoT隣接セルを考慮してはならない。
既に検出されているが再選択されていない周波数内セルに対して、セルがテーブル4.6.2.4−3で規定されるようにMdB良好にランク付けされているという条件で、フィルタリングが、周波数内セルが再選択基準[1]を、T
reselection=0のときT
detect,NB_Intra_EC内で満たしていることをUEが評価できるようにする。セルが再選択のためにセルを評価するとき、NRSRP、NRSRP E^s/IoT、NSCH_RPおよびNSCH E^s/IoTに対するサイド条件は、サービングおよび非サービングNB−IoT周波数内セルの両方に適用される。
T
reselectionタイマーがゼロ以外の値を持ち、周波数内セルがサービングNB−IoTセルよりもランクが高い場合、UEはこの周波数内セルをT
reselection時間について評価する。このセルがこの期間内に更にランク付けされたままである場合、UEはそのセルを再選択する。
eDRX_IDLEサイクルで構成されていないUEについては、テーブル4.6.2.4−1における追加条件が満たされるという条件で、T
detect,NB_Intra_EC、T
measure,NB_Intra_EC、およびT
evaluate,NB_intra_ECがテーブル4.6.2.4−1に規定されている。eDRX_IDLEサイクルで構成されているUEの場合、T
detect,NB_Intra_EC、T
measure,NB_Intra_EC、およびT
evaluate,NB_intra_ECはテーブル4.6.2.4−2で規定される。ただし、サービングNB−IoTがeDRX_IDLEで構成され、複数のPTWが使用される場合に、T
detect,NB_Intra_EC、T
measure,NB_Intra_EC、およびT
evaluate,NB_intra_ECのいずれの間も全てのPTWにおいて同じであるという要件が適用される。
【0093】
図14A〜14Bは、いくつかの実施形態に従う表4.6.2.4−1、表4.6.2.4−2、および表4.6.2.4−3を示す図である。
【0094】
本明細書における無線ノードは、無線信号を介して別のノードと通信することができる任意の種類のノード(例えば、無線ネットワークノードまたは無線デバイス)であることに留意されたい。無線ネットワークノードは、基地局などの無線通信ネットワーク内の任意の種類の無線ノードである。無線ネットワークノードは、基地局、無線基地局、基地送受信局、基地局制御装置、ネットワーク制御装置、RNC、進化型ノードB(eNB)、ノードB、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、中継ノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、遠隔無線ユニット(RRU)遠隔無線ヘッド(RRH)のいずれかを含むことができる任意の種類の無線ネットワークノードとすることができる。
【0095】
ネットワークノードは、無線ネットワークノードであろうとなかろうと、無線通信ネットワーク内の任意の種類のノードである。
【0096】
無線デバイスは、無線信号を介して無線ネットワークノードと通信することができる任意の種類の無線ノードである。したがって、ワイヤレスデバイスは、ユーザ装置(UE)、マシン・ツー・マシン(M2M)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、NB−IoTデバイスなどを指すことがある。しかしながら、個々の人が装置を所有および/または操作するという意味で、UEは必ずしも「ユーザ」を有するわけではないことに留意されたい。無線デバイスは、無線デバイス、無線通信デバイス、無線端末、または単に端末と呼ばれることもある - 文脈がそうでないことを示さない限り、これらの用語のいずれかの使用は、デバイスツーデバイスUEまたはデバイス、マシンタイプデバイスまたはマシン・ツー・マシン通信が可能なデバイス、無線デバイスを備えたセンサ、無線対応テーブルコンピュータ、携帯端末、スマートフォン、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、無線顧客宅内機器(CPE)を含むことが意図される。本明細書における説明では、マシン・ツー・マシン(M2M)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、無線センサ、およびセンサという用語も使用され得る。当然のことながら、これらの装置はUEであってもよいが、一般に、直接的な人間の対話なしにデータを送信および/または受信するように構成される。従って、ここでのUEは、無線信号を介してネットワークノードまたは他のUEと通信することができる任意の種類の無線デバイスであり得る。いくつかの実施形態では、UEは、PCellおよびPSCell、またはPCell、PSCell、およびデュアルコネクティビティおよび/またはキャリアアグリゲーションなどにおける1つ以上のSCellを用いて構成され得る。構成されたセルは、UE固有の、またはUEのサービングセルである。
【0097】
インターネットオブシングス(IoT)のシナリオでは、本明細書で説明されるような無線デバイスは、監視または測定を実行し、そのような監視測定の結果を別のデバイスまたはネットワークに送信する機械またはデバイスであり得るか、またはそれらに含まれ得る。そのようなマシン(機械)の特定の例は、電力計、産業用機械、または家庭用もしくは個人用の電化製品である。他のシナリオでは、本明細書に記載の無線通信デバイスは、車両に含まれてもよく、車両の動作状態または車両に関連する他の機能の監視および/または報告を実行してもよい。
【0098】
システム内の任意のノードが、任意の機能的手段またはユニットを実装することによって、
図2、4、5、6、および/または7の方法ならびに本明細書中の任意の他の処理を実行し得ることに留意されたい。一実施形態では、例えば、ノードは、
図2、4、5、6および/または7に示すステップを実行するように構成されたそれぞれの回路または回路を備える。これに関する回路または回路は、特定の機能処理を実行すること専用の回路および/またはメモリと共に1つまたは複数のマイクロプロセッサを含み得る。読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つまたはいくつかのタイプのメモリを含むことができるメモリを使用する実施形態では、メモリは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、本明細書で説明されている技法を実行するプログラムコードを格納する。
【0099】
図15は、1つ以上の複数の実施形態に従って実装されたノード600を示す。ノード600は、無線ネットワークノード18、無線デバイス16(例えば、UE)、またはシステム10内の他の任意のノードであり得る。示されるように、ノード600は処理回路610および通信回路620を含む。通信回路620は、例えば任意の通信技術を介して、1つ以上の他のノードとの間で情報を送信および/または受信するように構成される。そのような通信は、ノード600の内部または外部のいずれかにある1つまたは複数のアンテナを介して起こり得る。処理回路610は、メモリ630に格納された命令を実行することなどによって、例えば
図2、4、5、6、および/または7において上述した処理を実行するように構成される。これに関する処理回路610は、特定の機能的手段、ユニット、またはモジュールを実装することができる。
【0100】
図16は、1つ以上の他の実施形態に従って実装されたノード700を示す。ノード700は、無線ネットワークノード18、無線デバイス16(例えば、UE)、またはシステム10内の他の任意のノードであり得る。示されるように、700は、例えば
図15の処理回路610を介しておよび/またはソフトウェアコードを介して、様々な機能的手段、ユニット、またはモジュールを実装する。例えば
図5における方法を実装するための機能手段、ユニット、またはモジュールは、例えば、第1および第2のセル22A、22Bが無線デバイス16によってアクセス可能であるそれぞれのカバレッジレベル間の関係に基づいて、無線デバイス16が無線通信システム10の第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行するかどうかを評価するための評価部またはモジュール710を有する。
【0101】
ノード700はまた、評価に従って、第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行する、または実行するように無線デバイス16に要求するためのセル変更部またはモジュール720を有する。
【0102】
いくつかの実施形態では、ノード700はまた、本明細書で説明されるようにランク付け処理を実行するためのランク付け部またはモジュール730を有する。代替的または追加的に、ノード700は、異なる可能なカバレッジレベルの関係を有するセル間の変更を実行するためにセルランク付け(ランキング)を評価するためのマージン(例えば、M1、M2、M3)を示す情報を送信する送信部またはモジュール740を含み得る。
【0103】
代替的または追加的に、評価部またはモジュール710は、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルと第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルに基づいて、無線デバイス16が無線通信システム10の第1のセル22Aから第2のセル22Bへのセル変更を実行するかどうかを評価する。いくつかの実施形態では、例えば、評価部またはモジュール710は、第2のセル22Bが第1のセル22Aよりも少なくともマージンだけ良好にランク付けされているという条件で、第2のセル22Bが無線デバイス16の再選択基準を満たしたことを評価するためのものであり得る。マージンの値は、第1のセル22Aに関する無線デバイス16のカバレッジレベルと第2のセル22Bに関する無線デバイス16のカバレッジレベルとに依存する。
【0104】
当業者はまた、本明細書の実施形態が対応するコンピュータプログラムをさらに含むことを理解するであろう。
【0105】
コンピュータプログラムは、ノードの少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、そのノードに上記のそれぞれの処理のうちのいずれかを実行させる命令を含む。これに関するコンピュータプログラムは、上記の手段またはユニットに対応する1つ以上のコードモジュールを含み得る。
【0106】
実施形態は更に、そのようなコンピュータプログラムを含むキャリアを含む。このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つを含み得る。
【0107】
この点に関して、本明細書の実施形態はまた、非一時的コンピュータ可読(記憶または記録)媒体に記憶され、ノードのプロセッサによって実行されるとノードに上記のように実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品を含む。
【0108】
実施形態は更に、コンピュータプログラム製品がコンピューティングデバイスによって実行されるときに、本明細書の実施形態のいずれかのステップを実行するためのプログラムコード部分を含むコンピュータプログラム製品を含む。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記録媒体に格納されてもよい。
【0109】
当然のことながら、本発明は、本発明の本質的な特徴から逸脱することなく、本明細書に具体的に記載されたもの以外の方法で実施することができる。本実施形態は、あらゆる点で例示的であり限定的ではないとみなされるべきであり、添付の特許請求の範囲の意味および等価の範囲内にあるすべての変更はその中に包含されることが意図される。
【0110】
本出願は、その全内容が参照により本明細書に組み込まれる、2016年10月11日に出願された米国仮特許出願第62 / 406,788号に対する優先権を主張する。