特許第6757218号(P6757218)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6757218
(24)【登録日】2020年9月1日
(45)【発行日】2020年9月16日
(54)【発明の名称】接合構造
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/58 20060101AFI20200907BHJP
【FI】
   E04B1/58 509A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-186006(P2016-186006)
(22)【出願日】2016年9月23日
(65)【公開番号】特開2018-48526(P2018-48526A)
(43)【公開日】2018年3月29日
【審査請求日】2019年6月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003621
【氏名又は名称】株式会社竹中工務店
(74)【代理人】
【識別番号】100154726
【弁理士】
【氏名又は名称】宮地 正浩
(72)【発明者】
【氏名】下野 耕一
(72)【発明者】
【氏名】横並 努
(72)【発明者】
【氏名】宇佐美 徹
(72)【発明者】
【氏名】小野 喜信
(72)【発明者】
【氏名】牛渡 ふみ
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 拓哉
(72)【発明者】
【氏名】牧野 章文
【審査官】 新井 夕起子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−002268(JP,A)
【文献】 特開2010−043435(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0135611(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 1/58
E04B 1/24
E04G 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1接合部材と第2接合部材とを接合する接合構造であって、
前記第1接合部材が、当該第1接合部材の部材長さ方向で逆向きの一対の受け辺部を備え、前記第2接合部材に接合された中間接合部材が、前記第1接合部材の部材長さ方向で逆向きの一対の当て辺部を備え、当該一対の当て辺部と前記一対の受け辺部とが前記第1接合部材の部材長さ方向に当接する状態で、前記第1接合部材と第2接合部材が接合される接合構造。
【請求項2】
前記中間接合部材が、前記第1接合部材に対して姿勢調整自在である請求項1に記載の接合構造。
【請求項3】
前記中間接合部材が、前記一対の当て辺部のうちの一方の当て辺部を備えた第1中間接合部材と他方の当て辺部を備えた第2中間接合部材とに分割されている請求項1または2に記載の接合構造。
【請求項4】
前記第1接合部材が、前記一対の受け辺部を備えた受け辺部材と、その受け辺部材を当該第1接合部材の部材長さ方向に直交する方向で挟み込む一対の挟み込み部材を備え、当該一対の挟み込み部材が、前記一対の当て辺部を備えた中間接合部材を前記第1接合部材の部材長さ方向に直交する方向で挟み込んでいる請求項1〜3のいずれか1項に記載の接合構造。
【請求項5】
前記一対の受け辺部と一対の当て辺部が、前記一対の挟み込み部材の間で当接する請求項4に記載の接合構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1接合部材と第2接合部材とを接合する接合構造に関する。
【背景技術】
【0002】
このような接合構造は、例えば、既設のトラス梁を耐震補強する場合に、第1接合部材としての既設のトラス梁に対して第2接合部材としての耐震用の補強部材を接合する際などに適用される。
既設のトラス梁を耐震補強する場合、従来、第1接合部材としてのトラス梁の下弦材の下面に第2接合部材としての補強部材(方杖)のガセットに接合された添板を配置し、下弦材の上面にも別の添板を配置して、これら上下の添板間に亘って高力ボルトを挿通しナットに螺合して締め付けることにより、トラス梁の長さ方向に沿う力をガセットを介して補強部材である方杖に伝達するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、第1接合部材としてのトラス梁の下弦材の両側方から、下弦材を上下から挟むコの字状連結部材をそれぞれ嵌入し、そのコの字状連結部材の下面に第2接合部材としての補強部材(方杖)に接合された添板を配置し、コの字状連結部材と下弦材との間および両コの字状連結部材の間にエポキシ樹脂系の接着剤を充填するとともに、添板とコの字状連結部材とをボルトで連結することにより、トラス梁の長さ方向に沿う力を補強部材である方杖に伝達するように構成したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4042996号公報
【特許文献2】特許第5336125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、第1接合部材であるトラス梁から第2接合部材である方杖へ伝達される力のうち、トラス梁の長さ方向に沿う力については、高力ボルトの締め付けに起因するトラス梁の下弦材と添板との間の摩擦力を要因としてトラス梁から方杖へ伝達されるので、何かの原因で下弦材と沿板との間で滑りが生じるおそれがあり、トラス梁から方杖への力の伝達に悪影響を及ぼす可能性がある。
同様に、上記特許文献2に記載の従来技術でも、トラス梁の長さ方向に沿う力は、トラス梁の下弦材とコの字状連結部材との間に充填されたエポキシ樹脂系接着剤の接着力を要因として伝達されるので、下弦材とコの字状連結部材との間で滑りが生じるおそれがあり、上記特許文献1の従来技術と同じ問題がある。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、第1接合部材から第2接合部材へ伝達される力のうち、第1接合部材の部材長さ方向に沿う力を第1接合部材から第2接合部材へ確実に伝達することのできる接合構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴構成は、第1接合部材と第2接合部材とを接合する接合構造であって、前記第1接合部材が、当該第1接合部材の部材長さ方向で逆向きの一対の受け辺部を備え、前記第2接合部材に接合された中間接合部材が、前記第1接合部材の部材長さ方向で逆向きの一対の当て辺部を備え、当該一対の当て辺部と前記一対の受け辺部とが前記第1接合部材の部材長さ方向に当接する状態で、前記第1接合部材と第2接合部材が接合される点にある。
【0007】
本構成によれば、第1接合部材が、その部材長さ方向で逆向きの一対の受け辺部を備え、第2接合部材に接合された中間接合部材が、第1接合部材の部材長さ方向で逆向きの一対の当て辺部を備え、一対の当て辺部と一対の受け辺部とが第1接合部材の部材長さ方向に当接する状態で接合されるので、第1接合部材に備えられた一対の受け辺部と第2接合部材に接合の中間接合部材に備えられた一対の当て辺部との間で滑りが生じるおそれはなく、第1接合部材から第2接合部材へ伝達される力のうち、第1接合部材の部材長さ方向に沿う力が、第1接合部材から第2接合部材へ確実に伝達される。
【0008】
本発明の第2の特徴構成は、前記中間接合部材が、前記第1接合部材に対して姿勢調整自在である点にある。
【0009】
本構成によれば、中間接合部材が、第1接合部材に対して姿勢調整自在であるから、第1接合部材に備えられた一対の受け辺部に対して、中間接合部材に備えられた一対の当て辺部の姿勢を調整することができる。したがって、一対の受け辺部に対する一対の当て辺部の当接を適切にして、第1接合部材の部材長さ方向に沿う力を第1接合部材から第2接合部材へ確実に伝達することができる。
【0010】
本発明の第3の特徴構成は、前記中間接合部材が、前記一対の当て辺部のうちの一方の当て辺部を備えた第1中間接合部材と他方の当て辺部を備えた第2中間接合部材とに分割されている点にある。
【0011】
本構成によれば、中間接合部材が、一対の当て辺部のうちの一方の当て辺部を備えた第1中間接合部材と他方の当て辺部を備えた第2中間接合部材とに分割されているので、第1接合部材に備えられた一対の受け辺部に対して、一対の当て辺部の姿勢をそれぞれ各別に調整することができ、一対の受け辺部に対する一対の当て辺部の当接をより適切かつ簡易に行うことができる。
【0012】
本発明の第4の特徴構成は、前記第1接合部材が、前記一対の受け辺部を備えた受け辺部材と、その受け辺部材を当該第1接合部材の部材長さ方向に直交する方向で挟み込む一対の挟み込み部材を備え、当該一対の挟み込み部材が、前記一対の当て辺部を備えた中間接合部材を前記第1接合部材の部材長さ方向に直交する方向で挟み込んでいる点にある。
【0013】
本構成によれば、第1接合部材が、一対の受け辺部を備えた受け辺部材と、その受け辺部材を第1接合部材の部材長さ方向に直交する方向で挟み込む一対の挟み込み部材を備え、当該一対の挟み込み部材が、一対の当て辺部を備えた中間接合部材を第1接合部材の部材長さ方向に直交する方向で挟み込んでいるので、一対の受け辺部と一対の当て辺部は、一対の挟み込み部材によって第1接合部材の部材長さ方向に直交する方向への移動が制限され、一対の受け辺部に対する一対の当て辺部の当接が適切かつ確実となる。
【0014】
本発明の第5の特徴構成は、前記一対の受け辺部と一対の当て辺部が、前記一対の挟み込み部材の間で当接する点にある。
【0015】
本構成によれば、一対の受け辺部と一対の当て辺部が、一対の挟み込み部材の間で当接するので、一対の受け辺部に対する一対の当て辺部の当接がより一層適切で確実となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】第1実施形態による接合構造の適用例を示す全体の正面図
図2】第1実施形態による接合構造の要部の正面図
図3】第1実施形態による接合構造の要部の縦断側面図
図4】第1実施形態による接合構造の要部の斜視図
図5】第1実施形態による接合構造の要部の分解斜視図
図6】第2実施形態による接合構造の要部の正面図
図7】第3実施形態による接合構造の要部の正面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明による接合構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の接合構造は、例えば、既設の建築架構などを耐震補強する場合に、無火気環境において、第1接合部材としての既設の建築架構に対して第2接合部材としての耐震用の補強部材を接合して耐震補強する際などに適用される。
以下、その接合構造に関して第1〜第3実施形態について説明する。
【0018】
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、図1に示すように、第1接合部材としての既設のトラス梁1に対して第2接合部材としての耐震用の補強部材2が接合される形態で、補強部材2の一例としてH型鋼が使用され、トラス梁1の部材長さ方向Xに沿って下方に接合される。
既設のトラス梁1は、型鋼からなる上弦材3と下弦材4を備え、それら上弦材3と下弦材4が、形状の異なる複数種のガセットプレート5を介して型鋼からなる束材6や斜材7により互いに連結されて構成される。このようなトラス梁1が、型鋼を組み合わせて構成された複数本の組立て柱8に対して水平に連結保持され、各組立て柱8は、地中に埋設の基礎部9の上に立設される。
それに対して、耐震用の補強部材2は、トラス梁1を保持する組立て柱8の間に亘って配置され、型鋼からなる補強用柱10に対して水平に連結保持される。つまり、一対の補強用柱10と補強部材2が門型に構成されて、一対の組立て柱8とトラス梁1の内側に配設され、各補強用柱10が組立て柱8に対して適宜手段により接合される。
【0019】
トラス梁1の下弦材4は、図3図5に示すように、ガセットプレート5を部材長さ方向Xに直交する方向Yで挟み込む一対の挟み込み部材としての一対の山型鋼(アングル材)4a、4bで構成され、その一対の山型鋼4a、4bとガセットプレート5とが複数のボルト・ナット11やリベットなどにより連結固定され、そのガセットプレート5に対して、山型鋼からなる束材6や斜材7が、複数のボルト・ナット11やリベットなどにより連結固定されている。
束材6が連結されるガセットプレート5は、図2および図5に示すように、正面視で下方窄まりの左右傾斜辺、つまり、トラス梁1の部材長さ方向Xで逆向きの一対の傾斜辺を備えていて、その一対の傾斜辺の下方部位が、後述する一対の受け辺部5a、5bとして機能する。
それに対して、H型鋼からなる補強部材2には、図2図5に示すように、H型鋼のフランジ部のうちのガセットプレート5に対応する位置にプレート状の保持部材12が上方に向けて予め溶接により固着されていて、その保持部材12によって中間接合部材13が保持される。
【0020】
中間接合部材13は、ガセットプレート5とほぼ同じ厚みを有するプレートで、一対の山型鋼4a、4bにより部材長さ方向Xに直交する方向Yで挟み込まれ、図2および図5に示すように、上述した一対の受け辺部5a、5bに当接するように、トラス梁1の部材長さ方向Xで逆向きの一対の当て辺部14a、14bを備え、2つに分割されている。
すなわち、中間接合部材13は、一対の受け辺部5a、5bのうちの一方の受け辺部5aに当接する一方の当て辺部14aを備えた第1中間接合部材13aと、他方の受け辺部5bに当接する他方の当て辺部14bを備えた第2中間接合部材13bとに2分割されていて、一方の受け辺部5aと当て辺部14aおよび他方の受け辺部5bと当て辺部14bが、図2に示すように、一対の山型鋼4a、4bの間で当接するように構成される。
【0021】
第1中間接合部材13aと第2中間接合部材13bは、複数のボルト15aとナット15b(図3参照)によりそれぞれ保持部材12に連結保持されるのであるが、各中間接合部材13a、13bに穿設のボルト孔16(図5参照)と保持部材12に穿設のボルト孔16(図5参照)との一方または両方が、ボルト15aの径よりも適宜大きな径のボルト孔16に構成され、それによって、各中間接合部材13a、13bが、トラス梁1に対して姿勢調整自在に構成される。
言い換えると、各中間接合部材13a、13bが、一対の受け辺部5a、5bを備えたガセットプレート5に対してそれぞれ姿勢調整自在に構成され、一方の受け辺部5aと当て辺部14aがその傾斜辺部の全長に亘って、また、他方の受け辺部5bと当て辺部14bがその傾斜辺部の全長に亘ってそれぞれ当接可能なように構成される。
【0022】
両中間接合部材13a、13b間に亘っては、両中間接合部材13a、13bの上下方向中間に位置し、かつ、両中間接合部材13a、13bを部材長さ方向Xに直交する方向Yで挟み込む状態で、山型鋼からなる一対の第1固定部材17a、17bが配設され、それら一対の第1固定部材17a、17bと両中間接合部材13a、13bが、ボルト18aとナット18b(図3参照)により連結固定され、第1固定部材17a、17bと山型鋼4a、4bとの間には、必要に応じてプレート状のスペーサ19が挿入される。
そして、各中間接合部材13a、13bの上方には、ガセットプレート5を部材長さ方向Xに直交する方向Yで挟み込む状態で、一対のプレート状の第2固定部材20a、20bが配設され、それら一対の第2固定部材20a、20bと各中間接合部材13a、13bが、ボルト21aとナット21b(図3参照)によりそれぞれ連結固定される。この一対の第2固定部材20a、20bの存在によって、ガセットプレート5に対する両中間接合部材13a、13bのこじれ(Y方向への相対的なズレ)がより一層確実に防止され、かつ、両中間接合部材13a、13bの下方への抜け落ちも防止される。
【0023】
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、図6に示すもので、上述した第1実施形態と大きな違いはない。すなわち、第1実施形態では、中間接合部材13a、13bの上方に第2固定部材20a、20bを配設してボルト21aとナット21bにより連結固定した構成であったが、第2実施形態では、図6に示すように、第2固定部材20a、20bを廃止し、その分、各中間接合部材13a、13bの上下高さが低くなっている。
このように第2固定部材20a、20bを廃止しても、ガセットプレート5に設けられた一対の受け辺部5a、5bと中間接合部材13に設けられた一対の当て辺部14a、14bが一対の山型鋼4a、4bの間で当接する限り、受け辺部5a、5bと当て辺部14a、14bとの当接はきわめて確実なものとなる。
その他の構成については、第1実施形態と異なるところがないので、重複説明を避けるため、第1実施形態と同じ符号を付すことで説明を省略する。
【0024】
〔第3実施形態〕
第1と第2実施形態では、既設のトラス梁1に対してH型鋼からなる補強部材2がトラス梁1の部材長さ方向Xに沿って下方に接合される形態を示したが、第3実施形態では、図7に示すように、補強部材として型鋼からなる方杖2が使用される。すなわち、第1接合部材としての既設のトラス梁1に対して第2接合部材としての耐震用の補強部材である方杖2が接合される。
この方杖2の上端には、プレート状の方杖用保持部材22(第1実施形態の保持部材12に相当)が連結固定され、その方杖用保持部材22に対して、第1中間接合部材13aと第2中間接合部材13bからなる中間接合部材13が、複数のボルト・ナット23によりトラス梁1に対して姿勢調整自在に取り付けられる。そして、方杖2の下方は、例えば、図1を参照して、既設の組立て柱8に連結固定されるか、補強用柱10を新たに立設した場合には、その補強用柱10に連結固定されるか、あるいは、組立て柱8と補強用柱10とに亘って連結固定される。
その他の構成については、第1実施形態と異なるところがないので、第2実施形態と同様に、同じ符号を付すことで説明を省略するが、この第3実施形態においても、第2固定部材20a、20bを廃止して実施することができる。
【0025】
〔別実施形態〕
(1)先の実施形態では、中間接合部材13が、第1接合部材であるトラス梁1に対して姿勢調整自在な例を示したが、中間接合部材13の製作精度によっては、必ずしもトラス梁1に対して姿勢調整自在に構成する必要はない。
また、中間接合部材13が、第1中間接合部材13aと第2中間接合部材13bとに分割された例を示したが、中間接合部材13を単一の部材で構成し、その単一の中間接合部材13に一対の当て辺部14a、14bを設けて実施することもできる。
いずれにせよ、中間接合部材13の当て辺部14a、14bの形状は、受け辺部5a、5bとして機能するガセットプレート5の形状により決まるものである。したがって、例えば、ガセットプレートの左右の辺が垂直方向に平行であれば、中間接合部材13の当て辺部14a、14bも垂直方向に平行となるなど、当て辺部14a、14bの形状は適宜変更可能である。
【0026】
(2)先の実施形態では、一対の受け辺部5a、5bと当て辺部14a、14bが一対の挟み込み部材4a、4bの間で当接する例を示したが、一対の挟み込み部材4a、4bの間から外れた箇所、例えば、一対の挟み込み部材4a、4bより上方で当接するように構成することもできる。
また、一対の挟み込み部材4a、4bは、必ずしも必要不可欠のものではなく、この一対の挟み込み部材4a、4bをなくして実施することもできる。
【0027】
(3)以上の実施形態では、第1接合部材として既設のトラス梁1を示し、第2接合部材として耐震用の補強部材2を示したが、第1と第2接合部材1、2に関しては、トラス梁とその補強部材に限るものではなく、各種の建築架構にも適用可能であり、更に、建築架構以外にも、種々の接合部材に適用してそれら接合部材間の接合構造として実施することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 第1接合部材
2 第2接合部材
4a、4b 一対の挟み込み部材
5a、5b 一対の受け辺部
13 中間接合部材
13a 第1中間接合部材
13b 第2中間接合部材
14a、14b 一対の当て辺部
X 部材長さ方向
Y 部材長さ方向に直交する方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7