(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ラッチ板の前記水平板部は、前記サドル結合部と結合される結合棒に溶接結合され、前記ラッチ板の上部側は、ヒンジボルトを差し込むことで前記サドル支持台に固定されることを特徴とする請求項1に記載の自転車のサドル傾斜角調節装置。
【背景技術】
【0002】
身体エネルギーを利用する無公害の移動手段に該当する自転車は、大衆的な運動機構として新たに脚光を浴びており、これによって、各地に自転車専用道路が設置されるなど、自転車の運行に役立つ施設が増加し、自転車の利用が持続的に増加しており、これに沿って自転車の走行の中、運転者の脱落などの安全事故も増加している傾向にある。
【0003】
今まで使用されている自転車は、すべてサドルを具備し、運転者がサドルにまたがってペダルを踏んで発生する踏力を車輪に伝達して、自転車の走行が行われるようになっているが、
図1に示すように、自転車のシートポスト1の上部にサドル(A)を設置するものの、運転者が座るサドル面は地面に対して水平状態を成し、設置されている。
【0004】
また、本出願人が出願した特許出願番号第10−2014−105204号において、自転車のサドルは、
図2(a)に示すように、後方に背もたれが具備されたサドル(A)をサドル支持台1の上端部に設置し、
図2(b)に示すように、水平部が具備されるサドル結合部3をサドル支持台1と結合して運転者が座るようになるサドル面を地面に対して水平状態になるように締結ボルト(B)で固定し、設置している。
【0005】
したがって、通常の水平状態を維持する自転車において、運転条件などの必要に応じて、サドル傾斜角を調節するためには、サドル支持台1にサドル(A)を固定する固定ボルト(B)をはずして傾斜角を調整した後、固定ボルト(B)を再び締めなければならないため、その作業が煩雑で、また、難しくてサドルの角度を一度調整すれば、特別な自転車の運行条件の変化がない限り、そのまま使用するのが一般的な現状である。
【0006】
ところで、自転車の運行は、走行道路、運転状態、身体条件、運転疲労など、自転車の運行中に多様な条件変化が生じるので、サドルの前方又は後方の高さを調節して全体的に運転者が座るようになるサドル面の傾斜角を調節する必要が生じる。
【0007】
つまり、自転車に乗って坂道を上るときには、自転車の前輪部分が上がって後輪部分が下がるため、サドルもまた前の部分が上がり、尻が支えられる後の部分が下がることになり、運転者の体が後ろに反って傾斜した状態でペダルを踏むことになるので、踏力を十分に加えることが難しく、また、坂道を下る時には、自転車の前輪部分が下がって後輪部分が上がるため、サドルもまた、前の部分が下がり、尻が支えられる後の部分が上がることになり、運転者の体はサドルの前方に傾くようになるので、急停止の際、特に自転車の走行が未熟な人や、老弱者はもちろん、自転車の高速走行時に、体がサドルに支持されず、ハンドルバー側に倒れて落ちて負傷する事故が頻発している。
【0008】
また、運転者の腕の長さによって、腕が短い人は、サドルに座った状態において、尻を基準に腰を曲げる角度を増加させて伏せてこそ、手でハンドルを握ることができるので、長時間運転時に腰の痛みと鞍擦れ(saddle sores)などが発生する問題が生じている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述した問題を解決するためなされたもので、自転車の走行、または走行停止中にサドルの傾斜角を自由に調整し、自転車の運行条件に応じて、運転者がサドルに座った状態でペダル踏力を増加させて走行中に発生する痛みを低減させ、下り坂で運転者の搭乗姿勢を安定的に維持して最適の走行状態を維持できるように、サドル傾斜角の調節装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前述した問題を解決するため、サドル支持台1にサドル(A)が設置される自転車において、自転車の走行中、或いは、走行停止の状態で、サドルの後方部分又は前方部分を上下させ、サドル支持台を基準にサドルの傾斜角を調節できる傾斜調節部2を具備し、前記傾斜調節部2は、サドル支持台1とサドル結合部3とを連結するラッチ4と、前記サドル支持台に前記ラッチ4の回転を停止させて固定するストッパー6とを含めて形成する自転車のサドル傾斜角調節装置を提供する。
【0011】
前記ラッチ4は、所定の幅と長さ及び所定の厚さを有するラッチ板4aを「Π」形に形成して、前記ラッチ板の垂直板部の両端に複数のラッチ溝4bを所定の間隔で形成し、ラッチ板の水平板部には、サドル結合部3と結合される結合棒3aを溶接結合して、前記ラッチ板の上部側にはヒンジボルト5を差し込んでサドル支持台1と固定したり、;前記ラッチ4は、所定の幅と長さ及び所定の厚さを有するラッチ板4aを「Π」形に形成して、前記ラッチ板の垂直板部の両端に複数のラッチ溝4bを所定の間隔で形成し、前記ラッチ板4aの水平板部には、サドル結合部3と結合される結合板3bを溶接結合して、前記ラッチ板4aの垂直板部及び結合板には、ヒンジボルト5が差し込まれて結合されるヒンジボルト結合孔5aを貫通させて形成し、結合板の両側の端部にはサドル結合部3の左右側のフレームが安着する安着溝3cを形成して、結合板の一側にはトーションばねの第1のラグの端部が差し込まれて結合されるトーションばね装着ホール3fを形成し、結合板とラッチ板の水平板部には、中心部にはサドル結合部3の結合板材3dと結合する結合ボルト3e挿入用ボルト穴を貫通させて形成したり、;前記ラッチ4は、所定の幅と長さ及び所定の厚さを有するラッチ板4aと結合板3bとで形成され、前記ラッチ板の一側の端部に複数のラッチ溝4bを所定の間隔で形成し、前記ラッチ板2つを所定の間隔に離間して結合板3bの下部面に形成し、前記ラッチ板4aにはヒンジボルト5が差し込まれて結合されるヒンジボルト結合溝5aを貫通させて形成し、前記結合板3bの中央部にはサドル結合部3の結合板材3dと結合する結合ボルト3eが挿入されるボルト穴を形成し、結合板3bの両側の端部にはサドル結合部3の左右側のフレームが定着する安着溝3cを形成し、結合板の一側にはトーションばねの第1のラグの端部が差し込まれて結合されるトーションばね装着ホール3fを形成する。
【0012】
前記サドル支持台1は、サドルの前方側方向の上端部に切欠き部1cを形成し、前記切欠き部1cの反対側にはトーションばねラグ挿入部1dを形成し、前記ラグ挿入部1dの中央下部に所定の距離で離間した個所にストッパーと結合するばね7の一側を連結するばね線連結孔1gを形成し、サドル支持台の上端部から所定の距離で離間した個所にヒンジボルト貫通穴1eを形成し、前記ヒンジボルト貫通穴の垂直下部に所定の距離で離間した個所にストッパー6がスライド昇降するスライド溝1aを貫通させて形成し、前記スライド溝1aは、幅が狭いガイドスロット形状のスライド溝の中間部を上端部と下端部から所定の角度でテーパーして、幅がさらに狭いストッパー交差部1mを形成し、下端部から所定の距離上側に前記ストッパー交差部1mの一側の傾斜角に繋がるノッチ1bを形成し、上側部にはばね7が連結されたストッパー6をサドル支持台1の内部に設置または除去する所定の長の幅が広い取り付け孔1hを形成する。
【0013】
前記サドル支持台1のスライド溝1aの下部に所定の距離で離間した個所にケーブル6aを挿入して、ストッパー6と連結するためのケーブル取付け孔1pを所定の長で形成し、前記ケーブル取付け孔は、上部に幅が狭い1段取付け孔1sと、1段取付け孔の下部に延長して1段取付け孔より幅が広い2段取付け孔1uと、前記2段取付け孔1uより幅が広い3段取付け孔1tとを前記2段取付け孔の下部に延長して所定の長さで形成し、前記3段取付け孔1tの下部に上部と同一の2段取付け孔1uと1段取付け孔1sとを延長して所定の長さで形成して、前記ストッパー6は、サドル支持台1に形成されるスライド溝1aで上下往復移動しながら、前記ラッチ溝に挿脱されて、サドルから作用する荷重による回転力を支持できる強度及び厚さを有する鋼板材で形成し、前記ストッパー6の上部には、サドル支持台と連結されてストッパーがラッチ溝側に上昇する上昇力を発生させるばね7を連結し、前記ストッパーの下端部には、ストッパーを下に引っ張ってラッチ溝4bからストッパーを引き出してラッチ4が回転移動できるようにするケーブル6aの一側を連結し、前記ケーブルの他側は、自転車のハンドルに設置され、ストッパーがラッチ溝から離脱または固定されて、ラッチ4がヒンジボルト5を基準に回動または停止できるようにする。
【0014】
前記ヒンジボルト5には、トーションばね(8)を装着し、トーションばねの端部は、サドル結合部3に結合してサドル(A)の傾斜角を調節するときに弾力を与え、前記トーションばねは、ストッパー6の端部がラッチ溝4bに結合された状態で、サドル(A)の後方側が持ち上げられる方向に弾性力が作用されるように結合し、ストッパーがラッチ溝に弾力結合された状態が維持されるようにする。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、自転車に搭乗した状態で、坂道を上る時、サドルの後方部分を上げ、前方部分を下げて調節したら、自転車のサドル面と運転者の上体が直角を成すことになり、下り坂を下る時、サドルの前方部分を上げて後方部分を低くすることになると、サドル面と運転者の上体が直角を成すことになり、最適の安全な運転条件を具現する効果を奏する。
【0016】
また、長時間にわたって自転車に乗る場合、退屈を感じ、または、運転姿勢の変化が必要な時に、自転車を走行中にも制御レバーを調節してサドルの傾斜角を調節することにより、運転者が自転車走行の楽しさと便利さを得られる効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面を参照して説明する。本発明の実施例と図面に図示した構成は、本発明の好適な実施例の中で一つを記載したもので、本発明の技術的思想を全部代弁するものではないので、これに限らず、これらを代替できる多様な均等物が含まれるものであることを理解しなければならず、本発明と従来技術を説明することにおいて共通された機能を有する構成要素については、同一の名称または同一の符号を使用する。
【0019】
本発明は、
図2、3に示すように、一般的に自転車のサドル支持台1に設置され、運転者が座った面が地面に対して大略水平の状態で、固定ボルト(B)によって設置された通常のサドル(A)を、
図3に示すように、自転車の走行中または走行を停止した状態で固定ボルト(B)を緩めたり、締めたりせず、サドルの臀部が位置する後方部分を上げたり下げたりして、サドル支持台1を基準にサドルの傾斜角を調節できるようにする傾斜調節部2を形成することである。
【0020】
つまり、通常地面に対して水平の状態で設置されるサドル(A)を、
図4に示すように、サドル(A)の臀部が位置する後方部分又は前方部分を上昇させたり、または下降させたりして、サドル(A)が地面に対して傾斜するように調整し、自転車を走行中及び走行停止の状態のいかなる場合でも調節できるようにする。
【0021】
より詳細には、
図4に示すように、前記傾斜調節部2は、サドル(A)をサドル支持台1に固定する固定ボルト(B)が締結されたままの状態で、サドル支持台1に対するサドル(A)の傾斜角を調節できるように、サドル結合部3と結合し、複数のラッチ溝4bが所定の間隔で設けられたラッチ4と、前記ラッチ溝4bに入り、ラッチ4の回転を停止させて固定するストッパー6とを含めて形成される。前記サドル支持台1は、四角形管または円形管の両方を採用することができ、サドル(A)は、
図2に示したような後方部に運転者の背中を支えられる背もたれを備えたもの又は
図3に示したような背もたれが具備されていない通常のサドルを採用することができる。
【0022】
前記ラッチ4に関する具体的な一実施例は、
図4、5に示すように、所定の幅と長さ及び所定の厚さを有するラッチ板4aを「Π」形に形成し、「Π」形のラッチ板4aの垂直板部の両端に複数のラッチ溝4bを所定の間隔で形成し、「Π」形のラッチ板の水平板部には、サドル結合部3と結合される結合棒3aを溶接結合して形成する。
【0023】
前記ラッチ4に関する他の実施例は、
図6、7に示すように、所定の幅と長さ及び所定の厚さを有するラッチ板4aを「Π」形に形成し、前記ラッチ板4aの垂直板部の両端に複数のラッチ溝4bを所定の間隔で形成する。そして、前記「Π」形状のラッチ板4aの水平板部には、サドル結合部3と結合される結合板3bを溶接結合し、前記ラッチ板4aの垂直板部にはヒンジボルト5が差し込まれて結合されるヒンジボルト結合孔5aを貫通させて形成する。
【0024】
さらに、前記他の実施例の結合板3bは、
図6、7に示すように、両側の端部にサドル支持台の左右側フレーム(A−1)が安着する安着溝3cを形成し、前記結合板の一側には、トーションばねの第1のラグの端部が差し込まれて結合されるトーションばね装着ホール3fを形成し、さらに、前記結合板3bとラッチ板4aの水平板部は、中心部に結合ボルト3eの挿入用のボルト穴を形成し、前記ボルト穴に結合ボルト3eを差し込んでサドル結合部3に具備される結合板材3dと結合させることで、サドル支持台1に設置されるラッチ4がサドル(A)と堅固に結合して固定されるようにする。
【0025】
前記ラッチ4に関する他の実施例は、
図8に示すように、所定の幅と長さ及び所定の厚さを有するラッチ板4aの一側端部に、複数のラッチ溝4bを所定間隔で形成し、前記ラッチ板2つを所定の間隔に離間して、結合板3bの下部面に溶接結合、または一体型で成形して形成する。さらに、前記2つのラッチ板4aには、ヒンジボルト5が差し込まれて結合されるヒンジボルト結合溝5aを貫通させて形成し、前記結合板3bの中央部には、結合ボルト3eが挿入されるボルト穴を形成し、結合板3bの両側の端部にはサドル結合部3の左右側のフレーム(A−1)が安着する安着溝3cを形成し、前記結合板の一側には、トーションばねのラグ端部が差し込まれて結合されるトーションばね装着ホール3fを形成する。
【0026】
前記ラッチ溝4bは、より具体的には、
図7、8に示すように、ストッパーの挿脱作用と挿入されたストッパーの挿入状態が安定的に維持されるように複数の溝と歯で形成し、サドルの後方側の複数の溝と歯は、内外側の角部を丸く形成し、サドルの前方側の複数の溝と歯は、一側の角を丸く形成して、他側の角は角張るように形成する。
【0027】
前記溝と歯は、具体的に5つの溝と6つの歯で形成し、サドルの後方側の溝2つは溝の内外側角部を丸く形成し、サドルの前方側の溝3つは溝の内部一側の角は丸く形成して他側の角は角張るように形成し、前記溝の内部の丸い角の下側に繋がる歯の端部は、角張るように形成して、前記溝の内部の角張る角の下側に繋がる歯の端部は丸く形成し、特にサドルを回転させて傾斜角を柔らかに調節することができ、サドルが傾斜した状態で回転力が反時計回りの方向に大きく作用される時、ラッチ溝に挿入されたストッパーが離脱せず、安定的に維持されるようにする。
【0028】
そして、
図5、6に示すように、前記ラッチ4はすべて前記ボルト穴に結合ボルト3eを差し込んでサドル結合部3に具備される結合板材3dと結合させて、サドル支持台1に設置されるラッチ4がサドルと堅固に結びついて固定されるように鋼板材で形成するのが望ましく、前記結合ボルト3eは、一般的に知られたさら頭ボルト、または六角頭ボルトを採用することができる。結合ボルト3eにさら頭ボルトを採用する場合、前記結合板3bのボルト穴の一側は、さら頭ボルトが挿入されるように皿取り加工(counter sinking)する。
【0029】
図3、4、6に示すように、前記ラッチ4のラッチ板4aの間には、角形管または円形管からなるサドル支持台1が挿入設置され、前記ラッチ4の上部とサドル支持台1とをヒンジボルト5で結合し、サドル結合部3が結合されたラッチ4がヒンジボルト5を基準に回動または停止して、サドル(A)の傾斜角が調節されることができるようにする。
【0030】
図4、5、6、7、8に示すように、前記ラッチ4は、一定の位置を維持したり、傾斜角を調節できるように、前記ラッチ板4aのラッチ溝4bに挿入または分離されるストッパー6をサドル支持台1に形成し、サドル支持台1にはストッパー6が昇降移動するスライド溝1aを形成する。
【0031】
また、
図4、6、9、10に示すように、前記ストッパー6は、前記サドル支持台1のスライド溝1aで上下往復移動することで、前記ラッチ溝に挿脱され、サドルから作用される荷重による回転力を支持できる強度と厚さを有する鋼板材で形成し、
図10に示すように、ラッチ溝に挿入される部位の中で、サドルの後方側端部は、角を丸く形成し、ラッチ溝に挿脱作用が円滑に行われるようにする。
【0032】
そして、前記ストッパー6の上端部には、サドル支持台1の上部と連結されてストッパー6をラッチ溝側に上昇させる上昇力を発生させるばね7を連結し、前記ストッパーの下端部にストッパーを下に引っ張ってラッチ溝4bからストッパーを引き出してラッチ4が回転移動できるようにするケーブル6aの一側を連結し、前記ケーブルの他側は自転車のハンドルに設置され、ストッパーがラッチ溝から離脱されたり、固定されたりして、ラッチ4がヒンジボルト5を基準に回動または停止できるようにする制御レバーと連結する。
【0033】
より具体的には、挿脱が容易になるように、サドルの後方側端部の角を丸く形成して、サドルの前方側端部を直角に形成した前記ストッパー6は、サドル支持台1内に挿入された状態で、ストッパー6の上部両側がサドル支持台1の外部に突出してラッチ溝4bに結合されるようにし、下端部の中央には、ストッパー6を引っ張ってラッチ溝4bからストッパー6を退避させるケーブル6a連結用のケーブル結合孔6cを形成し、上端部の中央にはストッパー6を上昇させるために、サドル支持台1に結合されるばね7を連結するばね線結合孔6bを形成する。
【0034】
前記ストッパー6と連結されるケーブル6aは、被覆の内部に鋼線6a’が挿入されたものであり、調節レバーによって鋼線の往復移動が可能なものであり、一般的に広く使用される自転車ブレーキ用ケーブルを使用することが望ましい。
【0035】
前記ストッパー6の相対側に連結するケーブル6aは、自転車のハンドルに一般的に設置されるブレーキレバーと同様の形態を持つサドル傾斜角調節レバー(不図示)を設置して連結し、
図10に示すように、調節レバーを引くとケーブル鋼線が引っ張られ、ストッパー6が引っ張られ、下方に下降され、これによって、ストッパーの両側部がラッチ溝4bから退避され、調節レバーを放せば、ケーブルの鋼線が押され、ストッパー6と連結されるばね7の弾力によってストッパーが上昇されてストッパーの両側部がラッチ溝4bに挿入され、挿入された状態が維持される。
【0036】
本発明によるサドル支持台1をより詳しく説明する。
図6に示すように、サドル支持台1は、サドル(A)及びサドルの傾斜角を調節するための構成を設置するために、ヒンジボルト5を基準に、サドル(A)を回動させてサドルの前方部位を上下させる時に、サドル(A)とともに回動されるサドル結合部3の結合板3bが接触されないように、
図11(a)に示すように、サドルの前方側方向の上端部の所定の部分が緩やかに傾斜するように、切り取った切欠き部1cを形成する。
【0037】
さらに、前記切欠き部1cの反対側には、サドル(A)を回動させて後方部位を上下させる時に、サドル結合板3b及び結合板材3dをかわすように設置されてサドル(A)とともに回動されるトーションばね(8)の両側のラグが接触されないように、
図11(b)乃至
図11(d)に示すように、サドル支持台1の端部を所定の深さと所定の幅で切り取ったトーションばねラグ挿入部1dを形成する。
【0038】
そして、前記トーションばねラグ挿入部1dの中央には、
図9に図示したサドル支持台1と連結されるばね7のばね線がかかって左右に流動されないようにするばね線固定溝(1f)を所定の深さで形成し、また、ばね7の一側端部をかけて連結するばね線連結孔1gを形成する。
【0039】
また、
図11(a)乃至
図11(c)に示すように、サドル支持台の上端部から所定の距離で離間した個所にヒンジボルト5が入るヒンジボルト貫通穴1eを形成して、前記ヒンジボルト貫通穴1eの下端部は、前記切欠き部1cの下端部と一致される位置に形成する。
【0040】
そして、
図9、10、
図11(a)乃至
図11(d)に示すように、前記ヒンジボルト貫通穴1eの垂直下部の所定の距離で離間した個所に、ストッパー6がスライド昇降されてストッパーがラッチ溝4bに挿入されたり、離脱したりする長さの幅の狭いガイドスロットの形でスライド溝1aを貫通させて形成する。
【0041】
前記スライド溝1aは、
図11(b)及び
図11(c)に示すように、幅が狭いガイドスロット形態のスライド溝の中間部を、上端部と下端部から所定の角度で傾斜させ、さらに幅が狭いストッパー交差部1mを形成し、下端部から所定の距離上側に、前記ストッパー交差部1mの一側の傾斜角と延長されたノッチ1bを形成する。
【0042】
これにより、
図10に示すように、サドルの後方部に荷重が加えられれば、ラッチ4には反時計回りに回転力が作用して、ストッパー6は、X位置に傾斜して、自転車の走行時に搭乗者の荷重がサドルに作用する時は、ストッパー6が前記ノッチ1bに支えられるようにする。
【0043】
つまり、通常の自転車走行時、搭乗者の荷重はサドルの後方側に加えられて、こうした荷重がラッチ4を通じてストッパー6に反時計回りに伝達されれば、ストッパー6はスライド溝1a内でノッチ1bに向かって傾斜して下降されて、結局、ストッパーの両側の下段が前記ノッチ1bにかかってストッパー6はサドル支持台1に支えられたこととしたものである。これを通じて自転車搭乗時、サドルから伝達される運転者の荷重は、ラッチ4と連結されるヒンジボルト5とストッパー6によって二重に支えられ、また、サドルの後方側に加えられる圧力によるストッパーの離脱を防止するようになるので、サドルを安全かつ堅固に固定できるようになる。
【0044】
一方、自転車搭乗中サドルの傾斜角を調節するためには、搭乗者が尻を動かしてサドルの後方に作用される荷重をサドルの前方側に移動させると、
図11に示すように、ラッチ4が時計回りに回転する回転力によってストッパー6がY位置に移動するようになり、これによってストッパー6は、自転車搭乗者の荷重を支えているノッチ1bから離脱され、この際、調節レバーを引いてストッパー6を下方に引くと、ラッチ溝4bからストッパー6が離脱されて、このように調節レバーを引いた状態でサドルの後方に荷重を作用させてサドルの角度を調節した後、調整レバーを元の位置に戻すと、ストッパー6が再びX位置に移動して運転者荷重はラッチ4と連結されるヒンジボルト5とストッパー6によって二重に支えられことになるため、サドルを安全かつ堅固に固定できるようになるので、自転車走行中ヒンジボルト5の結合部が変形または毀損されてサドルが急に下降されても、ストッパー6の下端部が前記ノチホム1bに支持されることにより、サドル(A)の瞬間的下降現象が発生しないことになるので、走行安定性を確保することができるようになる。
【0045】
そして、サドル支持台に貫通して形成される前記スライド溝1aのうちから片側スライド溝1aの上側部には、
図11(b)に示すように、所定の長の幅の広い取り付け孔1hを形成し、これを通じてばね7が連結されたストッパー6をサドル支持台1の内部に設置したり、除去したりすることができるようにする。
【0046】
さらに、前記サドル支持台1で貫通されて形成されたスライド溝1aの断面を水平軸と垂直軸に区分し、貫通されたスライド溝の中心を連結して水平軸にした場合、垂直軸の垂直下部の所定の距離で離間した個所に、
図11(a)に示すように、ケーブル6aを挿入してストッパー6と連結するためのケーブル取付け孔1pを一定長に形成する。
【0047】
前記ケーブル取付け孔1pは、
図12(a)に示すように、上部に幅が狭い1段取付け孔1sと、1段取付け孔の下部に延長して1段取付け孔より幅の広い2段取付け孔1uと、前記2段取付け孔1uより幅の広い3段取付け孔1tを前記2段取付け孔の下部に延長して所定の長さに形成する。そして前記3段取付け孔1tの下部に、上部と同一の2段取付け孔1u及び1段取付け孔1sを延長して所定の長さに形成する。
【0048】
図12(b)に示すように、前記1段取付け孔1sは、ケーブル6aの中心材である鋼線6a’が調節レバー引き及び押しの操作によって移動する空間であり、2段取付け孔1uは、ケーブルの端部材6a’’の両側端を締まりばめ(interference fit)して端部材6a’’を固定する空間であり、3段取付け孔1tは、ケーブルの端部材6a’’が通過されて、ケーブル6aとストッパー6の連結作業を遂行できるようにする空間である。つまり、
図12(b)と
図12(c)に示すように、前記ケーブル取付け孔1pにケーブルの端部が固定されて設置される。
【0049】
また、
図6、9に示すように、サドル(A)は、サドル支持台1とラッチ4を回動可能に結合するヒンジボルト5を基点に弾力回動されて傾斜角が調節されるようにヒンジボルト5にトーションばね(8)を装着し、トーションばねの端部を、サドル結合部3と結合し、ストッパー6の端部がラッチ溝4bに結合された状態でサドル(A)の後方側が持ち上げられる方向に弾性力が作用されるように結合する。前記ヒンジボルト5は、
図3に示すように、ボルトを採用したり、
図6に示すように、一定の直径の円筒型ヒンジピンとヒンジピンの両端部にC型保持リング(retaining ring)を挟んでサドル支持台1とラッチ4を回動可能に結合したりすることもある。
【0050】
上述した本発明によるサドル支持台1をより詳細に説明した構成は、
図3、4に示したサドル支持台1の上部に四角形管が連結される形のサドル支持台の上部にも同様に適用される。
【0051】
前記トーションばね(8)は、
図13に示すように、ヒンジボルト5に結合されて主な弾性力を生成する捲回部(8a)と
図6、9に示したサドル結合部3と結合される第1のラグ(8b)及びサドル支持台1の内部に挿入され、位置する第2のラグ(8c)を一つの弾性が優秀な線材を捲回して形成することが望ましい。
【0052】
上述した構成を通じて自転車に搭乗した状態で、坂道を上る時は、サドル支持台1に設置されたサドル(A)の後方部分が上がり、前方部分が下がるように調節すると、自転車のサドル面と運転者の上体が直角を成すことになるので、
図1の自転車搭乗状態と同様のレベルの運転条件を具備するようになり、また、下り坂を下る時、サドルの前方部分が上がり、後方部分が下がるようにすることで、同様に、
図1の自転車搭乗の状態と同一の運転条件を具備するようになって最適の運転条件を具備することができるようになる。
【0053】
また、自転車を長時間運行する場合は、退屈を感じるのが一般的であるが、自転車を止めず、走行しながら変速レバーを操作することよりもっと簡単に調節レバーを操作して、サドル支持台1に設置されたサドル(A)の前後方の傾斜角を調節することにより、運転者に自転車走行の楽しみや安らぎを提供できるようになる。
【0054】
前述のように、本発明の望ましい実施例を図面を例に挙げて説明したが、特に、本発明の核心技術に該当する傾斜調節部2は、サドル設置構造と関連して別途図示或いは説明しなくても、いずれもサドル支持台1にそのまま適用できることだけでなく、前記実施例を既存の公知技術と単に組合適用した実施例とともに本発明の請求範囲と詳細な説明で本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者が変形して利用できる技術は、本発明の技術範囲に当然含まれると見なければならない。