特許第6758253号(P6758253)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6758253
(24)【登録日】2020年9月3日
(45)【発行日】2020年9月23日
(54)【発明の名称】歩行型作業機
(51)【国際特許分類】
   A01B 35/04 20060101AFI20200910BHJP
   A01B 33/12 20060101ALI20200910BHJP
   A01B 33/16 20060101ALI20200910BHJP
【FI】
   A01B35/04 D
   A01B33/12 B
   A01B33/16
【請求項の数】8
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-117167(P2017-117167)
(22)【出願日】2017年6月14日
(65)【公開番号】特開2019-36(P2019-36A)
(43)【公開日】2019年1月10日
【審査請求日】2019年6月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】瀬崎 恵一
(72)【発明者】
【氏名】打谷 賢
(72)【発明者】
【氏名】前田 伸治
(72)【発明者】
【氏名】山中 貞雄
(72)【発明者】
【氏名】森脇 稔仁
(72)【発明者】
【氏名】中島 雅大
【審査官】 小島 洋志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−171429(JP,A)
【文献】 特開2012−000015(JP,A)
【文献】 特開昭63−017602(JP,A)
【文献】 特開2012−249534(JP,A)
【文献】 特開2011−062178(JP,A)
【文献】 特開平07−255205(JP,A)
【文献】 特開2012−029608(JP,A)
【文献】 特開2013−176338(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01B 3/00−25/00
A01B27/00−31/00
A01B33/00−33/16
A01B35/00−49/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
耕起ロータと、
前記耕起ロータの後方に設けられると共に、可撓性を有し、左右両側に畝を形成する畝立てマットと、
前記畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後側に配置され、前側から耕耘土が作用したときに前記畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後方への移動を規制する受け部材と、を備え、
前記受け部材に、後下方に傾斜したテーパ部が形成されている歩行型作業機。
【請求項2】
前記テーパ部は、前記受け部材の下部に形成されている請求項1に記載の歩行型作業機。
【請求項3】
前記畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後側に配置され、上下方向に延びるガイド部を備え、
前記受け部材は、第1部材と、前記第1部材の前側に位置する第2部材と、を有しており、
前記ガイド部は、前記第1部材と前記第2部材とに挟まれており、
前記受け部材は、前記ガイド部に対して上下方向にスライド移動可能である請求項1または2に記載の歩行型作業機。
【請求項4】
前記第1部材と前記第2部材とを締結する締結部を備え、
前記第1部材の後面、または、前記第2部材の前面に、第1凹部が形成されており、
前記締結部における係止拡径部が、前記第1凹部に収容されている請求項3に記載の歩行型作業機。
【請求項5】
前記第1部材の前面、または、前記第2部材の後面に、第2凹部が形成されており、
前記ガイド部は、平面視において、前記第2凹部に収容されている請求項3または4に記載の歩行型作業機。
【請求項6】
前記第1部材または前記第2部材の左右両端部には、上下方向に延びる左右のフレーム部が形成されており、
前記左右のフレーム部は、それぞれ、平面視で断面U字状に形成されている請求項3から5の何れか一項に記載の歩行型作業機。
【請求項7】
前記第1部材の後面、または、前記第2部材の前面に、前記ガイド部の左右両端に亘るリブが立設されている請求項3から6の何れか一項に記載の歩行型作業機。
【請求項8】
前記第1部材及び前記第2部材は、何れも樹脂製である請求項3から7の何れか一項に記載の歩行型作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場の畝立て作業を行うための歩行型作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような歩行型作業機として、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。この歩行型作業機は、耕起ロータ(特許文献1では「駆動軸」及び「正逆転爪」)と、耕起ロータの後方に設けられた畝立てマット(特許文献1では「平板」)と、を備えている。この畝立てマットは、可撓性を有するゴム板等によって構成されている。
【0003】
また、この畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後側には、受け部材(特許文献1では「金属板の下辺部分」)が隣接配置されている。この受け部材は、前側から耕耘土が作用したときに畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後方への移動を規制し、畝立てマットにおける左右両側部分の後方への折れ曲がり線を規定している。
【0004】
このような構成によって、特許文献1に記載の歩行型作業機は、左右両側に畝を形成する。そして、形成される畝の形状は、畝立てマットにおける左右両側部分の後方への折れ曲がり線に沿う形状となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012−249534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
畝立て作業において、受け部材は、前側の耕耘土から後方向きの抵抗力を受ける。歩行型作業機は、この抵抗力に逆らって前進する必要がある。そのため、比較的大きな推進力が必要となることから、比較的大きなサイズの原動機を搭載する必要がある。これにより、機体のサイズが比較的大きくなりがちである。
【0007】
本発明の目的は、受け部材が耕耘土から受ける後方向きの抵抗力を減少させることのできる歩行型作業機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の特徴は、
耕起ロータと、
前記耕起ロータの後方に設けられると共に、可撓性を有し、左右両側に畝を形成する畝立てマットと、
前記畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後側に配置され、前側から耕耘土が作用したときに前記畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後方への移動を規制する受け部材と、を備え、
前記受け部材に、後下方に傾斜したテーパ部が形成されていることにある。
【0009】
本発明であれば、受け部材に、後下方に傾斜したテーパ部が形成されている。そのため、テーパ部によって、耕耘土の後下方への流れを作ることができる。これにより、受け部材が耕耘土から受ける後方向きの抵抗力は小さくなる。
【0010】
従って、本発明であれば、受け部材が耕耘土から受ける後方向きの抵抗力を減少させることができる。
【0011】
さらに、本発明において、
前記テーパ部は、前記受け部材の下部に形成されていると好適である。
【0012】
この構成によれば、受け部材の下部に、後下方に傾斜したテーパ部が形成されている。そのため、受け部材の下部が直下方に延びている場合に比べて、受け部材の下部が耕耘土から受ける後方向きの抵抗力は小さくなる。
【0013】
従って、受け部材が耕耘土から受ける後方向きの抵抗力を減少させることができる。
【0014】
さらに、本発明において、
前記畝立てマットにおける左右方向中央側部分の後側に配置され、上下方向に延びるガイド部を備え、
前記受け部材は、第1部材と、前記第1部材の前側に位置する第2部材と、を有しており、
前記ガイド部は、前記第1部材と前記第2部材とに挟まれており、
前記受け部材は、前記ガイド部に対して上下方向にスライド移動可能であると好適である。
【0015】
この構成によれば、受け部材の位置を上下に変更することが可能となる。そして、受け部材の位置を上下に変更すれば、畝立てマットにおいて受け部材により後方への移動が規制される部位が変化する。
【0016】
即ち、この構成によれば、畝立てマットの折れ曲がり線を変更可能な構成を実現できる。
【0017】
さらに、本発明において、
前記第1部材と前記第2部材とを締結する締結部を備え、
前記第1部材の後面、または、前記第2部材の前面に、第1凹部が形成されており、
前記締結部における係止拡径部が、前記第1凹部に収容されていると好適である。
【0018】
係止拡径部が、第1部材または第2部材から前後方向に突出している場合、係止拡径部の上に泥等が堆積しがちである。
【0019】
ここで、上記の構成によれば、係止拡径部は、第1凹部に収容される。これにより、係止拡径部の上に泥等が堆積しにくくなる。
【0020】
さらに、本発明において、
前記第1部材の前面、または、前記第2部材の後面に、第2凹部が形成されており、
前記ガイド部は、平面視において、前記第2凹部に収容されていると好適である。
【0021】
この構成によれば、第1部材または第2部材と、ガイド部と、が前後方向で重複する。従って、第1部材と、第2部材と、ガイド部と、を前後方向にコンパクトな状態で配置することができる。これにより、受け部材が前後方向にコンパクトとなる。
【0022】
さらに、本発明において、
前記第1部材または前記第2部材の左右両端部には、上下方向に延びる左右のフレーム部が形成されており、
前記左右のフレーム部は、それぞれ、平面視で断面U字状に形成されていると好適である。
【0023】
この構成によれば、断面U字状のフレーム部により、第1部材または第2部材の左右両端部が補強される。従って、受け部材の強度を確保しやすい。
【0024】
さらに、本発明において、
前記第1部材の後面、または、前記第2部材の前面に、前記ガイド部の左右両端に亘るリブが立設されていると好適である。
【0025】
この構成によれば、リブにより、第1部材または第2部材が補強される。従って、受け部材の強度を確保しやすい。
【0026】
さらに、本発明において、
前記第1部材及び前記第2部材は、何れも樹脂製であると好適である。
【0027】
この構成によれば、受け部材においてガイド部に接する部分が樹脂製である。従って、受け部材のスライド移動が円滑になりやすい。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】歩行型作業機の左側面図である。
図2】歩行型作業機の平面図である。
図3】歩行型作業機における後部の拡大左側面図である。
図4】畝立てマット及び規制機構の構成を示す背面図である。
図5】畝立てマット及び規制機構の構成を示す背面図である。
図6】畝立てマット及び規制機構の構成を示す背面図である。
図7】畝立てマット及び規制機構の構成を示す背面図である。
図8】第1部材及び第2部材の構成を示す横断平面図である。
図9】第1部材の構成を示す正面図である。
図10】第1別実施形態における畝立てマット及び規制機構の構成を示す背面図である。
図11】第1別実施形態における丁番の構成を示す横断平面図である。
図12】第2別実施形態における畝立てマット及び規制機構の構成を示す背面図である。
図13】第2別実施形態における丁番の構成を示す拡大背面図である。
図14】第3別実施形態における畝立てマット及び規制機構の構成を示す背面図である。
図15】第3別実施形態におけるロータカバー及びスクレーパの構成を示す平面図である。
図16】第3別実施形態におけるロータカバー及びスクレーパの構成を示す縦断側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、図1図2図3図8図11図15図16に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」として、図2図4から図9図11図12図15に示す矢印Lの方向を「左」、矢印Rの方向を「右」とする。また、図1図3図4から図7図9図12図16に示す矢印Uの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」とする。
【0030】
〔歩行型作業機の全体構成〕
図1及び図2に示すように、歩行型作業機Aには、エンジン2及び左右の車輪3が設けられている。左右の車輪3の後方には、耕耘装置1が設けられている。耕耘装置1は、耕起ロータ4、ロータカバー5、畝立てマット7、規制機構8、抵抗棒9、整地板12を有している。
【0031】
このように、歩行型作業機Aは、耕起ロータ4を備えている。
【0032】
耕起ロータ4の上部は、ロータカバー5によって覆われている。また、ロータカバー5の上方には、ハンドル6が設けられている。図1に示すように、ハンドル6は、後上がりに延びている。
【0033】
図1及び図3に示すように、耕起ロータ4の後方には、畝立てマット7が設けられている。図3及び図4に示すように、畝立てマット7は、板状の部材であり、可撓性を有するゴム板等により構成されている。
【0034】
また、図3及び図4に示すように、畝立てマット7の後側には、規制機構8が隣接配置されている。規制機構8は、上端部8aを軸芯として上下揺動可能な状態で設けられている。また、畝立てマット7は、規制機構8に固定されている。そのため、畝立てマット7及び規制機構8は、上端部8aを軸芯として一体的に上下揺動する。
【0035】
また、図1及び図3に示すように、歩行型作業機Aの後部には、ブラケット10及び抵抗棒9が設けられている。ブラケット10は、幅狭の角パイプ状である。また、ブラケット10は、ロータカバー5の後部を貫通する状態で設けられている。
【0036】
抵抗棒9は、上下方向に延びる棒状の部材であり、ブラケット10に挿入された状態で設けられている。また、図3に示すように、ブラケット10の左側面には、開口部10aが設けられている。そして、開口部10aには、固定ピン11が挿入されている。
【0037】
図3に示すように、抵抗棒9には、複数の固定孔9aが設けられている。そして、固定ピン11が、複数の固定孔9aのうちの一つに挿入されることによって、抵抗棒9は、ブラケット10に固定される。
【0038】
図1に示すように、抵抗棒9は、側面視において、耕起ロータ4の後部と重複する位置に設けられている。そして、抵抗棒9が圃場に接地することによって、圃場面に対する耕起ロータ4の高さが規定される。
【0039】
図3に示すように、規制機構8の下部には、規制機構固定ピン19が設けられている。規制機構固定ピン19は、下方に延びる状態で設けられている。また、抵抗棒9の下部には、基板20が固定されている。基板20は、後方へ張り出す状態で設けられている。そして、基板20には、ピン孔20aが設けられている。
【0040】
図3に示すように、規制機構固定ピン19がピン孔20aに挿入されることによって、規制機構8と抵抗棒9とが連結される。これにより、規制機構8の揺動は規制される。
【0041】
耕起ロータ4により耕起された耕耘土は、耕耘装置1の前進に伴い、畝立てマット7へ前側から作用する。このとき、規制機構8と抵抗棒9とが連結されていれば、図4に示すように、規制機構8によって、畝立てマット7における左右方向の中央側部分の後方への移動は規制される。一方で、畝立てマット7における左右両側部分の後方への移動は規制されていない。
【0042】
このため、図4に仮想線で示すように、畝立てマット7における左右両側部分は、後方へ折れ曲がる。即ち、規制機構8によって、畝立てマット7における左右両側部分の後方への折れ曲がり線が規定される。そして、図5に示すように、畝立てマット7の左右両側に畝が形成される。
【0043】
このように、歩行型作業機Aは、耕起ロータ4の後方に設けられると共に、可撓性を有し、左右両側に畝を形成する畝立てマット7を備えている。
【0044】
〔整地板の構成〕
図1に示すように、規制機構8の後側には、整地板12が設けられている。整地板12は、上端部12aを軸芯として上下揺動可能な状態で設けられている。そして、整地板12は、図1に実線及び仮想線で示すように、使用状態と非使用状態とに亘って揺動可能である。
【0045】
整地板12は、使用状態であるとき、畝立てマット7の後側に隣接している。また、整地板12は、非使用状態であるとき、使用状態よりも高い位置に振り上げられている。
【0046】
整地板12が使用状態である場合、耕耘装置1の前進に伴い、整地板12の下端部12bによって、圃場の表面が均平される。このように、整地板12は、圃場の均平作業に用いられる。
【0047】
図4に示すように、規制機構8は、基本規制部材13及び受け部材14を有している。基本規制部材13は、上側規制部131と、ガイド部132と、下側規制部133と、を有している。
【0048】
上側規制部131は、基本規制部材13における上端部に位置しており、左右方向に延びている。ガイド部132は、上側規制部131の左右方向中央部から下方に延びる状態で設けられている。また、ガイド部132は、畝立てマット7における左右方向中央側部分の後側に隣接配置されている。下側規制部133は、基本規制部材13における下端部に位置しており、左右方向に延びている。
【0049】
このように、歩行型作業機Aは、畝立てマット7における左右方向中央側部分の後側に隣接配置され、上下方向に延びるガイド部132を備えている。
【0050】
図3及び図4に示すように、基本規制部材13の下部には、保持具22が固定されている。また、図3に示すように、整地板12には、挟持部材23及びフック部材24が設けられている。挟持部材23は、保持具22と嵌合可能である。挟持部材23と保持具22とを嵌合させることによって、使用状態の整地板12が保持具22に連結される。そして、これにより、整地板12が使用状態に状態保持される。
【0051】
図3に示すように、ブラケット10の後部には、凹部10bが設けられている。また、フック部材24の一端が、揺動可能な状態で、整地板12の後側の面に支持されている。そして、フック部材24の遊端部は、凹部10bに係合可能な形状を有している。
【0052】
図3に示すように、挟持部材23と保持具22との嵌合が解除されている状態で、フック部材24の遊端部を凹部10bに係合させることによって、整地板12が非使用状態に状態保持される。
【0053】
〔規制機構の構成〕
図3及び図4に示すように、受け部材14は、畝立てマット7における左右方向中央側部分の後側に隣接配置されている。そして、受け部材14は、前側から耕耘土が作用したときに畝立てマット7における左右方向中央側部分の後方への移動を規制するように構成されている。
【0054】
このように、歩行型作業機Aは、畝立てマット7における左右方向中央側部分の後側に隣接配置され、前側から耕耘土が作用したときに畝立てマット7における左右方向中央側部分の後方への移動を規制する受け部材14を備えている。
【0055】
図3に示すように、受け部材14の下部には、テーパ部14aが形成されている。テーパ部14aは、後下方に傾斜している。
【0056】
このように、受け部材14に、後下方に傾斜したテーパ部14aが形成されている。また、テーパ部14aは、受け部材14の下部に形成されている。
【0057】
図3及び図4に示すように、基本規制部材13は、上下のボルトb1によって、畝立てマット7の後面に固定されている。そして、上下のボルトb1のうち、上側のボルトb1によって、畝立てマット7と上側規制部131とガイド部132とが共締めされている。また、上側規制部131は、左右のボルトb2によって、畝立てマット7に締結されている。また、ガイド部132と下側規制部133とは、一体形成されている。
【0058】
〔受け部材の構成〕
図8に示すように、受け部材14は、第1部材15及び第2部材16を有している。第1部材15及び第2部材16は、何れも樹脂製である。第2部材16は、第1部材15の前側に位置している。また、ガイド部132は、第1部材15と第2部材16とに挟まれている。
【0059】
このように、受け部材14は、第1部材15と、第1部材15の前側に位置する第2部材16と、を有している。
【0060】
そして、この構成により、受け部材14は、ガイド部132に対して上下方向にスライド移動可能である。
【0061】
また、図4に示すように、第1部材15の後面には、リブ33が立設されている。リブ33は、ガイド部132の左右両端に亘る状態で設けられている。尚、本発明はこれに限定されず、リブ33は、第2部材16の前面に立設されていても良い。
【0062】
このように、第1部材15の後面、または、第2部材16の前面に、ガイド部132の左右両端に亘るリブ33が立設されている。
【0063】
また、図4及び図8に示すように、第1部材15と第2部材16とは、左右のボルトナット17(本発明に係る「締結部」に相当)によって締結されている。ボルトナット17は、ボルト17a及びナット17b(本発明に係る「係止拡径部」に相当)を有している。
【0064】
このように、歩行型作業機Aは、第1部材15と第2部材16とを締結するボルトナット17を備えている。
【0065】
図8に示すように、第1部材15の後面に、左右の第1凹部31が形成されている。尚、本発明はこれに限定されず、左右の第1凹部31は、第2部材16の前面に形成されていても良い。
【0066】
このように、第1部材15の後面、または、第2部材16の前面に、第1凹部31が形成されている。
【0067】
そして、ボルトナット17におけるナット17bが、第1凹部31に収容されている。
【0068】
また、図8に示すように、第1部材15の前面に、第2凹部32が形成されている。尚、本発明はこれに限定されず、第2凹部32は、第2部材16の後面に形成されていても良い。
【0069】
このように、第1部材15の前面、または、第2部材16の後面に、第2凹部32が形成されている。
【0070】
そして、ガイド部132は、平面視において、第2凹部32に収容されている。
【0071】
図8及び図9に示すように、第1部材15の左右両端部には、上下方向に延びる左右のフレーム部34が形成されている。尚、本発明はこれに限定されず、左右のフレーム部34は、第2部材16の左右両端部に形成されていても良い。
【0072】
このように、第1部材15または第2部材16の左右両端部には、上下方向に延びる左右のフレーム部34が形成されている。
【0073】
そして、図8に示すように、左右のフレーム部34は、それぞれ、平面視で断面U字状に形成されている。
【0074】
図9に示すように、テーパ部14aは、第1部材15の下部に形成されている。また、第1部材15の前面には、上下方向に延びる複数の補強リブ15aが立設されている。
【0075】
〔位置固定機構の構成〕
図3及び図8に示すように、規制機構8は、位置固定機構21を有している。図8に示すように、位置固定機構21は、持ち手21a、付勢部材21b、第1先端部21c、第2先端部21dを有している。
【0076】
第2部材16の左右方向における中央側部分には、小径孔16aが設けられている。また、図4から図8に示すように、ガイド部132の左右方向における中央側部分には、3つの大径孔132aが設けられている。3つの大径孔132aは、上下方向に並んでいる。
【0077】
図8に示すように、大径孔132aは、小径孔16aよりも大きな直径を有している。また、第1先端部21cの直径は、小径孔16aに嵌合可能な大きさであり、第2先端部21dの直径は、大径孔132aに嵌合可能な大きさである。
【0078】
第1先端部21c及び第2先端部21dは、付勢部材21bによって、小径孔16a及び大径孔132aに向かって付勢されている。そして、第1先端部21c及び第2先端部21dが、小径孔16a及び大径孔132aに嵌合することによって、受け部材14は、ガイド部132に対して位置固定される。
【0079】
持ち手21aは、第1先端部21c及び第2先端部21dに連結されている。そのため、作業者が、持ち手21aを付勢部材21bの付勢力に抗して後方へ引っ張ると、第1先端部21c及び第2先端部21dが後方へ移動する。これにより、第2先端部21dと大径孔132aとの間の嵌合が解除される。
【0080】
第2先端部21dと大径孔132aとの間の嵌合が解除されている状態では、受け部材14は、ガイド部132に対して移動することができる。そして、作業者が、3つの大径孔132aのうち、何れか一つに対応する位置まで受け部材14を移動させた上で、持ち手21aを離せば、付勢部材21bの付勢力によって、第2先端部21dと大径孔132aとが嵌合する。即ち、受け部材14が移動した先の位置で、受け部材14の位置を固定することができる。
【0081】
上述の通り、本実施形態では、3つの大径孔132aが設けられている。従って、図4から図7に示すように、受け部材14の位置は、3段階に変更可能である。尚、以下の説明では、図4及び図5における受け部材14の位置を上段位置と呼称する。また、図6及び図7における受け部材14の位置を、それぞれ、中段位置及び下段位置と呼称する。
【0082】
図8に示すように、第2凹部32における左右の側壁によって、ガイド壁部32aが構成されている。ガイド壁部32aは、ガイド部132に左右から接している。そして、図4から図7に示すように、受け部材14が上下にスライド移動するとき、ガイド壁部32aは、ガイド部132に摺動案内される。
【0083】
図4に示すように、上側規制部131における上部の幅Xは、受け部材14における下部の幅Y及び下側規制部133における下部の幅Zよりも幅広である。また、受け部材14における下部の幅Yは、下側規制部133における下部の幅Zよりも幅広である。
【0084】
そして、受け部材14が上段位置に位置している場合、上側規制部131の上部左右端131Eと、下側規制部133の下部左右端133Eと、によって、畝立てマット7における左右の折れ曲がり線が規定される。図4及び図5に示すように、このときの折れ曲がり線は、第1折れ曲がり線T1である。また、このとき、受け部材14は、左側の第1折れ曲がり線T1と右側の第1折れ曲がり線T1との間に位置する退避状態である。
【0085】
そのため、受け部材14が上段位置に位置している場合、図5に示すように、畝の側面は、第1折れ曲がり線T1に沿う形状に形成される。また、畝と畝との間の溝における底部の幅は、下側規制部133における下部の幅Zに応じた大きさとなる。
【0086】
図6に示すように、受け部材14が中段位置に位置している場合、受け部材14における下部左右端14Eは、左右の第1折れ曲がり線T1よりも左右方向外側に突出している。即ち、受け部材14は、左右の第1折れ曲がり線T1よりも左右方向外側に突出する突出状態である。そして、このとき、上側規制部131の上部左右端131Eと、受け部材14の下部左右端14Eと、によって、畝立てマット7における左右の折れ曲がり線が規定される。このときの折れ曲がり線は、第2折れ曲がり線T2である。
【0087】
そのため、受け部材14が中段位置に位置している場合、図6に示すように、畝の側面は、第2折れ曲がり線T2に沿う形状に形成される。また、畝と畝との間の溝における底部の幅は、このときの畝立てマット7の下端の幅Wに応じた大きさとなる。尚、このときの畝立てマット7の下端の幅Wは、下側規制部133における下部の幅Zよりも幅広であり、受け部材14における下部の幅Yよりも幅狭である。
【0088】
図7に示すように、受け部材14が下段位置に位置している場合、受け部材14における下部左右端14Eは、左右の第1折れ曲がり線T1よりも左右方向外側に突出している。即ち、受け部材14は、左右の第1折れ曲がり線T1よりも左右方向外側に突出する突出状態である。そして、このとき、上側規制部131の上部左右端131Eと、受け部材14の下部左右端14Eと、によって、畝立てマット7における左右の折れ曲がり線が規定される。このときの折れ曲がり線は、第3折れ曲がり線T3である。尚、このとき、受け部材14の下部左右端14Eは、下側規制部133の下端部133bよりも下方に位置している。
【0089】
そのため、受け部材14が下段位置に位置している場合、図7に示すように、畝の側面は、第3折れ曲がり線T3に沿う形状に形成される。また、畝と畝との間の溝における底部の幅は、受け部材14における下部の幅Yに応じた大きさとなる。
【0090】
また、図4及び図7に示すように、受け部材14には、左右の差し込み孔14cが設けられている。そして、下側規制部133には、左右の差し込み部133cが設けられている。左右の差し込み部133cは、それぞれ、上方に延びている。
【0091】
受け部材14を中段位置から下段位置に移動させた場合、図7に示すように、左右の差し込み部133cは、それぞれ、左右の差し込み孔14cに下側から差し込まれる。これにより、受け部材14が下段位置に位置しているとき、受け部材14は下側規制部133に安定的に支持される。
【0092】
ところで、受け部材14が下段位置に位置している場合、畝立て作業において、受け部材14と下側規制部133との間に土が入り込むことがある。ここで、本実施形態では、図7に示すように、受け部材14の下部に、左右の土抜き孔14bが設けられている。これにより、受け部材14と下側規制部133との間に入り込んだ土は、土抜き孔14bを通して、受け部材14の後側へ排出される。
【0093】
以上で説明した構成によれば、受け部材14に、後下方に傾斜したテーパ部14aが形成されている。そのため、テーパ部14aによって、耕耘土の後下方への流れを作ることができる。これにより、受け部材14が耕耘土から受ける後方向きの抵抗力は小さくなる。
【0094】
従って、以上で説明した構成であれば、受け部材14が耕耘土から受ける後方向きの抵抗力を減少させることができる。
【0095】
〔第1別実施形態〕
上記実施形態では、受け部材14は、ガイド部132に対して上下方向にスライド移動可能に構成されている。
【0096】
しかしながら、本発明はこれに限定されない。以下では、本発明に係る第1別実施形態について、上記実施形態とは異なる点を中心に説明する。以下で説明している部分以外の構成は、上記実施形態と同様である。また、上記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。
【0097】
図10及び図11は、本発明に係る第1別実施形態における規制機構8の構成を示す図である。図10に示すように、第1別実施形態における規制機構8は、基本規制部材43により構成されている。基本規制部材43は、上側規制部431と、中央規制部432と、受け部材44と、を有している。
【0098】
上側規制部431は、基本規制部材43における上端部に位置しており、左右方向に延びている。中央規制部432は、上側規制部431の左右方向中央部から下方に延びる状態で設けられている。受け部材44は、基本規制部材43における下端部に位置しており、左右方向に延びている。
【0099】
受け部材44の下部には、テーパ部44aが形成されている。テーパ部44aは、後下方に傾斜している。
【0100】
また、受け部材44は、上下方向にスライド移動不能な状態で設けられている。
【0101】
この構成により、図10に示すように、上側規制部431の上部左右端431Eと、受け部材44の下部左右端44Eと、によって、畝立てマット7における左右の折れ曲がり線が規定される。この折れ曲がり線は、第4折れ曲がり線T4である。
【0102】
また、図10に示すように、畝立てマット7の後面には、左右の丁番45が固定されている。左右の丁番45は、左右の丁番45のそれぞれにおける中心軸部45aが、第4折れ曲がり線T4に沿うように配置されている。
【0103】
図11に示すように、左右の丁番45は、畝立てマット7の左右両端部の後方への移動を許容し、前方への移動を規制するように構成されている。この構成により、歩行型作業機Aが後進する際等に、畝立てマット7の左右両端部が前方へ移動し、耕起ロータ4に巻き込まれる事態を回避しやすくなる。
【0104】
また、上述の通り、左右の丁番45のそれぞれにおける中心軸部45aが、第4折れ曲がり線T4に沿っている。従って、第4折れ曲がり線T4での後方への折れ曲がりは、左右の丁番45によって阻害されない。
【0105】
〔第2別実施形態〕
上記実施形態では、3つの大径孔132aが設けられている。そして、これにより、受け部材14の位置は、上段位置、中段位置、下段位置の3つの位置に固定することが可能である。
【0106】
しかしながら、本発明はこれに限定されない。以下では、本発明に係る第2別実施形態について、上記実施形態とは異なる点を中心に説明する。以下で説明している部分以外の構成は、上記実施形態と同様である。また、上記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。
【0107】
図12及び図13は、本発明に係る第2別実施形態における規制機構8の構成を示す図である。図12に示すように、第2別実施形態におけるガイド部132には、2つの大径孔132aが設けられている。これにより、受け部材14の位置は、上段位置、下段位置の2つの位置に固定することが可能である。そして、第2別実施形態においては、受け部材14の位置は、中段位置に固定することができない。
【0108】
また、図12に示すように、畝立てマット7の後面には、左右の丁番55が取り付けられている。左右の丁番55は、それぞれ、ボルトb3、b4によって、畝立てマット7に取り付けられている。ボルトb3は、丁番55の中心軸部55aよりも機体左右方向内側に位置している。また、ボルトb4は、丁番55の中心軸部55aよりも機体左右方向外側に位置している。
【0109】
左右の丁番55は、畝立てマット7の左右両端部の後方への移動を許容し、前方への移動を規制するように構成されている。この構成により、歩行型作業機Aが後進する際等に、畝立てマット7の左右両端部が前方へ移動し、耕起ロータ4に巻き込まれる事態を回避しやすくなる。
【0110】
また、図12に示すように、畝立てマット7には、左右の第1長孔7aと、左右の第2長孔7bと、が形成されている。第1長孔7aは、第2長孔7bよりも機体左右方向内側に位置している。そして、ボルトb3は、第1長孔7aを通っている。また、ボルトb4は、第2長孔7bを通っている。
【0111】
第1長孔7a及び第2長孔7bは、何れも、上側規制部131の上部左右端131Eを中心とする円弧状に延びている。この構成により、左右の丁番55は、それぞれ、上側規制部131の上部左右端131Eを中心とする円弧状に移動可能である。
【0112】
そして、左右の丁番55は、それぞれ円弧状に移動することによって、図12に実線で示す位置と、仮想線で示す位置と、の間で移動可能である。
【0113】
左右の丁番55が、図12に実線で示す位置に位置しているとき、左右の丁番55の中心軸部55aは、それぞれ、第1折れ曲がり線T1に沿っている。また、左右の丁番55が、図12に仮想線で示す位置に位置しているとき、左右の丁番55の中心軸部55aは、それぞれ、第3折れ曲がり線T3に沿っている。
【0114】
即ち、受け部材14が上段位置に位置している場合、左右の丁番55を、図12に実線で示す位置に位置させれば、左右の丁番55のそれぞれにおける中心軸部55aが、第1折れ曲がり線T1に沿うこととなる。これにより、第1折れ曲がり線T1での後方への折れ曲がりは、左右の丁番55によって阻害されない。
【0115】
また、受け部材14が下段位置に位置している場合、左右の丁番55を、図12に仮想線で示す位置に位置させれば、左右の丁番55のそれぞれにおける中心軸部55aが、第3折れ曲がり線T3に沿うこととなる。これにより、第3折れ曲がり線T3での後方への折れ曲がりは、左右の丁番55によって阻害されない。
【0116】
〔第3別実施形態〕
上記実施形態では、3つの大径孔132aが設けられている。そして、これにより、受け部材14の位置は、上段位置、中段位置、下段位置の3つの位置に固定することが可能である。
【0117】
しかしながら、本発明はこれに限定されない。以下では、本発明に係る第3別実施形態について、上記実施形態とは異なる点を中心に説明する。以下で説明している部分以外の構成は、上記実施形態と同様である。また、上記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。
【0118】
図14は、本発明に係る第3別実施形態における規制機構8の構成を示す図である。図14に示すように、第3別実施形態におけるガイド部132には、2つの大径孔132aが設けられている。これにより、受け部材14の位置は、上段位置、下段位置の2つの位置に固定することが可能である。そして、第2別実施形態においては、受け部材14の位置は、中段位置に固定することができない。
【0119】
また、図14に示すように、受け部材14と畝立てマット7の後面とに亘る状態で、左右の丁番65が設けられている。左右の丁番65は、それぞれ、ボルトb5によって受け部材14に取り付けられている。また、左右の丁番65は、それぞれ、ボルトb6によって畝立てマット7の後面に取り付けられている。
【0120】
左右の丁番65は、畝立てマット7の左右両端部の後方への移動を許容し、前方への移動を規制するように構成されている。この構成により、歩行型作業機Aが後進する際等に、畝立てマット7の左右両端部が前方へ移動し、耕起ロータ4に巻き込まれる事態を回避しやすくなる。
【0121】
また、畝立てマット7には、左右の第1取付孔7cと、左右の第2取付孔7dと、が形成されている。左右の第2取付孔7dは、左右の第1取付孔7cよりも上側且つ機体左右方向外側の位置に形成されている。
【0122】
また、ボルトb6は、第1取付孔7c及び第2取付孔7dに対して着脱可能に構成されている。
【0123】
また、左右の丁番65は、図14に示すように、下方へ傾けながら機体左右方向外側へ引き出すように移動させることが可能であるように、受け部材14に支持されている。
【0124】
この構成により、左右の丁番65は、受け部材14の上下方向のスライド移動に応じて、畝立てマット7に対する取付位置を変更することが可能である。
【0125】
より具体的には、受け部材14が下段位置に位置している場合、左右の丁番65を、ボルトb6によって、水平姿勢の状態で左右の第1取付孔7cに取り付けることができる。このとき、左右の丁番65の中心軸部65aは、それぞれ、第3折れ曲がり線T3に沿っている。これにより、第3折れ曲がり線T3での後方への折れ曲がりは、左右の丁番65によって阻害されない。
【0126】
この状態において、ボルトb6を取り外し、受け部材14を上段位置へ移動させると共に、左右の丁番65を、下方へ傾けながら機体左右方向外側へ引き出せば、左右の丁番65を、ボルトb6によって、左右の第2取付孔7dに取り付けることができる。このとき、左右の丁番65の中心軸部65aは、それぞれ、第1折れ曲がり線T1に沿っている。これにより、第1折れ曲がり線T1での後方への折れ曲がりは、左右の丁番65によって阻害されない。
【0127】
また、受け部材14が上段位置に位置している状態において、ボルトb6を取り外し、受け部材14を下段位置へ移動させると共に、左右の丁番65を、水平姿勢に戻しながら機体左右方向内側へ移動させれば、左右の丁番65を、ボルトb6によって、左右の第1取付孔7cに取り付けることができる。
【0128】
また、第3別実施形態においては、図15及び図16に示すように、左右のスクレーパ70が設けられている。左右のスクレーパ70は、ロータカバー5に取り付けられている。そして、左右のスクレーパ70を左右にスライド移動させることにより、ロータカバー5の内側面に堆積した泥等を削り落とすことができる。
【0129】
左右のスクレーパ70について詳述すると、左右のスクレーパ70は、それぞれ、持ち手部71と、スクレーパ本体部72と、を有している。図16に示すように、スクレーパ本体部72は、円弧状に延びる棒状の部材である。そして、スクレーパ本体部72は、ロータカバー5の内側面に沿って延びている。
【0130】
持ち手部71は、スクレーパ本体部72の上端部から上方に突出する状態で設けられている。図15及び図16に示すように、ロータカバー5の上端部には、左右のスライド長孔5aが形成されている。左右のスライド長孔5aは、それぞれ、左右方向に延びている。
【0131】
そして、左のスクレーパ70における持ち手部71は、左のスライド長孔5aを通っている。また、右のスクレーパ70における持ち手部71は、右のスライド長孔5aを通っている。
【0132】
この構成により、作業者は、左右のスクレーパ70の持ち手部71を持って、左右のスクレーパ70を、左右のスライド長孔5aに沿って左右にスライド移動させることができる。そして、このスライド移動に伴い、左右のスクレーパ70のスクレーパ本体部72が、ロータカバー5の内側面に堆積した泥等を削り落とす。
【0133】
〔その他の実施形態〕
(1)ボルトナット17におけるボルト17aの頭部が、第1凹部31に収容されていても良い。尚、ボルト17aの頭部は、本発明に係る「係止拡径部」に相当する。
【0134】
(2)第1部材15は、樹脂製でなくても良い。例えば、第1部材15は金属製であっても良い。
【0135】
(3)第2部材16は、樹脂製でなくても良い。例えば、第2部材16は金属製であっても良い。
【0136】
(4)リブ33は設けられていなくても良い。
【0137】
(5)左右のフレーム部34は設けられていなくても良い。
【0138】
(6)第2凹部32は形成されていなくても良い。
【0139】
(7)第1凹部31は形成されていなくても良い。
【0140】
(8)抵抗棒9の代わりに、高さ変更可能な尾輪が設けられていても良い。
【0141】
(9)畝立てマット7及び規制機構8は、上下揺動不能な状態で、耕起ロータ4の後方に設けられていても良い。
【0142】
(10)基本規制部材13は、畝立てマット7の後面に固定されていなくても良い。例えば、基本規制部材13は、支持部材を介してロータカバー5に支持されており、畝立てマット7の後方に配置されていても良い。また、基本規制部材13は、ロータカバー5に直接的に支持されており、畝立てマット7の後方に配置されていても良い。
【0143】
(11)テーパ部14aは、受け部材14の上部に形成されていても良いし、受け部材14の上部と下部との間の部分である中間部に形成されていても良い。
【産業上の利用可能性】
【0144】
本発明は、車輪と耕起ロータとを別々に備える形式の歩行型作業機ばかりではなく、車輪を備えず、耕起ロータのみを備える形式の歩行型作業機にも適用することができる。
【符号の説明】
【0145】
4 耕起ロータ
7 畝立てマット
14、44 受け部材
14a、44a テーパ部
15 第1部材
16 第2部材
17 ボルトナット(締結部)
17b ナット(係止拡径部)
31 第1凹部
32 第2凹部
33 リブ
34 フレーム部
132 ガイド部
A 歩行型作業機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16