(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6758269
(24)【登録日】2020年9月3日
(45)【発行日】2020年9月23日
(54)【発明の名称】照明装置および撮像装置
(51)【国際特許分類】
G03B 15/05 20060101AFI20200910BHJP
【FI】
G03B15/05
【請求項の数】8
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2017-171638(P2017-171638)
(22)【出願日】2017年9月7日
(65)【公開番号】特開2019-45805(P2019-45805A)
(43)【公開日】2019年3月22日
【審査請求日】2019年12月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000102186
【氏名又は名称】パナソニック フォト・ライティング 株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001298
【氏名又は名称】特許業務法人森本国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】開本 峰史
(72)【発明者】
【氏名】山元 裕
【審査官】
井亀 諭
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−049280(JP,A)
【文献】
特開2018−072371(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 15/05
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明装置本体部と、
照射面側の先端に光源を内蔵したヘッド部と、
前記照明装置本体部と前記ヘッド部の前記照射面側とは反対側の基端側との間を連結する駆動ユニット部を設け、
前記駆動ユニット部に、
第1モータと、
第2モータと、
前記照明装置本体部に係合し前記第1モータの駆動力で前記照明装置本体部に対して前記駆動ユニット部を第1方向に回動させる第1動力伝達機構と、
前記ヘッド部の前記基端側に係合し前記第2モータの駆動力で前記照明装置本体部に対して前記駆動ユニット部を前記第1方向と交差する第2方向に回動させる第2動力伝達機構と、
前記照明装置本体部の上面と平行で、前記第1,第2モータ,前記第1,第2動力伝達機構が取り付けられる底板と、
を設け、
前記駆動ユニット部の前記底板を前記ヘッド部の基端よりも後方に突出させた突出部を形成し、
前記突出部の幅方向の平面形状を、中央が後方に突出した円弧状に成形するとともに、この突出部に対応する前記照明装置本体部の部分の幅方向の平面形状を、中央が後方に突出した円弧状で前記突出部よりも後方に円弧状に突出させて成形した、
照明装置。
【請求項2】
前記駆動ユニット部は、
前記ヘッド部の基端部分に係合して前記第2方向に回動可能に前記ヘッド部を支持する軸受形成部を有している、請求項1記載の照明装置。
【請求項3】
前記照明装置本体部における前記駆動ユニット部の回転中心線を通過し前記ヘッド部の前記基端と前記先端を結ぶ中心線の上またはその近傍位置に、前記ヘッド部と前記第1,第2モータ,前記第1,第2動力伝達機構を内蔵した前記駆動ユニット部と、主コンデンサとで構成される可動側の重心を配置した、請求項2記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1,第2モータを、
それぞれの回転出力軸の方向が、前記ヘッド部を前記第2方向に回動可能に支持する前記軸受形成部の支持軸方向と平行に配置し、かつ、
前記第1動力伝達機構と前記第2動力伝達機構を、
前記照明装置本体部における前記駆動ユニット部の回転中心線を通過し前記ヘッド部の前記基端と前記先端を結ぶ中心線の両側に振り分けて配置した、
請求項2記載の照明装置。
【請求項5】
前記突出部に前記第2モータの一部を配置した、請求項4記載の照明装置。
【請求項6】
前記駆動ユニット部の構成要素を前記突出部に寄せて配置した、
請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第2方向に回動した前記ヘッド部が前記突出部に当接して回動規制する、
請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の照明装置。
【請求項8】
請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の照明装置を備えた撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は撮像装置に装着して使用される照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
照明装置が装着された撮像装置では、ヘッド部の照射面を被写体とは正対させず、光を天井や壁面などの反射体に照射して拡散させ、被写体を間接的に照明して撮影するバウンス撮影が行われている。
【0003】
バウンス撮影における照明装置の制御部は、反射体が天井面/右壁面/左側面などであるかの別を指定することによって、撮像装置の撮影レンズの光軸方向と光を照射する方向とのなすバウンス角度を自動制御する。
【0004】
特許文献1には、照明装置本体部3に対してヘッド部6を水平方向(
図13(b)の矢印F方向)に回動駆動する機構と、ヘッド部6の基端を中心としてヘッド部6の照射面側の先端を鉛直方向(
図13(a)の矢印B方向)に回動駆動する機構を備えた照明装置が開示されている。4はヘッド部6に内蔵された光源としてのキセノン放電管、5はヘッド部6に内蔵された反射傘である。照明装置本体部3の底部には、撮像装置としてのカメラのアクセサリシューとコンタクトする端子ユニット9が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014−38268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1ではヘッド部を水平方向に駆動するユニットが照明装置本体部3に内蔵され、鉛直方向に駆動するユニットがヘッド部6に内蔵されている。照明装置本体部3には、制御部の電子回路が構築された配線基板や各種のインターフェースのスイッチや表示パネルの他、エネルギー源の電池の配置スペースが必要であって、水平方向に駆動する駆動ユニットを内蔵させるためには配置スペースが拡大する。
【0007】
また、ヘッド部6を水平方向に駆動するユニットと鉛直方向に駆動するユニットが分離して設けられているため、検査なども個別に実施することが必要である。
【0008】
本発明は、照明装置本体部に対してヘッド部を水平方向と鉛直方向に別に駆動することができ、しかも照明装置本体部などの配置スペースの拡大を必要としない照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の照明装置は、照明装置本体部と、照射面側の先端に光源を内蔵したヘッド部と、前記照明装置本体部と前記ヘッド部の前記照射面側とは反対側の基端側との間を連結する駆動ユニット部を設け、前記駆動ユニット部に、第1モータと、第2モータと、前記照明装置本体部に係合し前記第1モータの駆動力で前記照明装置本体部に対して前記駆動ユニット部を第1方向に回動させる第1動力伝達機構と、前記ヘッド部の前記基端側に係合し前記第2モータの駆動力で前記照明装置本体部に対して前記駆動ユニット部を前記第1方向と交差する第2方向に回動させる第2動力伝達機構と
、前記照明装置本体部の上面と平行で、前記第1,第2モータ,前記第1,第2動力伝達機構が取り付けられる底板と、を設け、前記駆動ユニット部の前記底板を前記ヘッド部の基端よりも後方に突出させた突出部を形成し、前記突出部の幅方向の平面形状を、中央が後方に突出した円弧状に成形するとともに、この突出部に対応する前記照明装置本体部の部分の幅方向の平面形状を、中央が後方に突出した円弧状で前記突出部よりも後方に円弧状に突出させて成形した、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
この構成によると、照明装置本体部とヘッド部の基端側との間を連結する駆動ユニット部に、第1,第2モータと、第1,第2動力伝達機構を配置したので、照明装置本体部などの配置スペースを拡大しなくても、照明装置本体部に対してヘッド部を水平方向と鉛直方向に別に駆動できる。
【0011】
さらに、第1,第2モータと、第1,第2動力伝達機構を駆動ユニット部にまとめて配置したので、バウンス駆動機構の第1,第2方向の検査を、1つのユニットの検査だけで実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図2】同実施の形態の(a)要部側面図と(b)平面図
【
図5】同実施の形態の天板ユニットに駆動ユニットの一部を組み付けた斜視図
【
図8】同実施の形態の天板ユニットに駆動ユニットの一部を組み付けた斜視図
【
図10】(a)横位置撮影と(b)(c)縦位置撮影の説明図
【
図11】同実施の形態の横位置撮影から(a)右横位置へカメラを動かした状態においてヘッド部を左回転させる平面図と(b)左横位置へカメラを動かした状態においてヘッド部を右回転させる平面図
【
図12】別の実施の形態における重心位置を示す平面図
【
図13】従来のストロボ装置のヘッド部の動きを示す(a)側面図と(b)平面図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の照明装置を実施の形態に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明の照明装置の外観斜視図を示す。
図2(a)は要部の側面図、
図2(b)は平面図を示す。
【0015】
この照明装置は、制御部の電子回路が構築された配線基板や各種のインターフェースのスイッチ1や表示パネル2の他、エネルギー源の電池などを内蔵した照明装置本体部3と、光源としてのキセノン放電管4、反射傘5を内蔵したヘッド部6と、照明装置本体部3とヘッド部6の基端側の間を連結する駆動ユニット部7を主要部として構成されている。照明装置本体部3には、傾きとその方向を検出するセンサも内蔵されている。
【0016】
照明装置本体部3の外装部分は、
図3に示すように前部3aと、後部3bと、電池室蓋8と、前部3aの下部と後部3bの下部で挟持される端子ユニット9と、前部3aの上部と後部3bの上部で挟持される天板ユニット10とで構成されている。天板ユニット10には、照明装置本体部3の内部とヘッド部6の側とを接続する電線を挿通する連通孔11が形成されている。
【0017】
駆動ユニット部7は、
図4に示すように天板ユニット10の上面と平行な底板12と、底板12に取り付けられた、第1モータ13と、第2モータ14と、第1動力伝達機構15と、第2動力伝達機構16と、大容量で円柱形の主コンデンサ17と、主コンデンサ17を挟んで配置された歯車18aとダミー円盤18bと、底板12に取り付けられて、具体的には底板12を前後から挟持して底板12の上方を覆う駆動ユニット前部7aと、駆動ユニット後部7bで構成されている。主コンデンサ17とは、キセノン放電管4に放電電圧を印加するコンデンサで、電池の出力電圧を昇圧した電源出力電圧で充電される。
【0018】
なお、駆動ユニット部7とヘッド部6を連結した状態では、ヘッド部6の外装を介して歯車18aとダミー円盤18bが互いに連結されている。この実施の形態では、歯車18aとダミー円盤18bが、底板12を挟持した駆動ユニット前部7aの左右の凹部19aと、駆動ユニット後部7bの左右の凹部19bとで支持されて位置決めされており、ヘッド部6の基端部分に係合して鉛直方向Bに回動可能にヘッド部6を支持する軸受形成部20が構成されている。
【0019】
第1動力伝達機構15は、
図5と
図6に示すように底板12に一体に樹脂成形された軸21a,21b,21cに支持された歯車22a,22b,22cを有している。第1モータ13は底板12に一体成形されたリブ23aに取り付けられている。第1モータ13の出力軸に取り付けられたウォームギア24aが歯車22aを介して、
図7に示すように歯車22b,22cに噛合して係合している。歯車22cは更に、天板ユニット10の連通孔11の内側に取り付けられた内歯ギア22dに噛合して係合している。底板12に取り付けられたカバー25aは、ウォームギア24a,歯車22a,22b,22cの上方を覆っている。
【0020】
このように構成したため、第1モータ13の回転が歯車22a,22b,22cを介して内歯ギア22dに伝達され、天板ユニット10を固定側として底板12の側が、内歯ギア22dの中心軸Yの周りに第1方向としての水平方向に回動する。第1モータ13の回転方向に応じて底板12の回動方向が切り換わる。
【0021】
第2動力伝達機構16は、
図8と
図9に示すように底板12に一体に樹脂成形された軸21e,21fに支持された歯車22e,傘歯車22fの他に、傘歯車22gを有している。第2モータ14は底板12に一体成形されたリブ23bに取り付けられている。第2モータ14の出力軸に取り付けられたウォームギア24bが歯車22e,傘歯車22fを介して傘歯車22gに噛合して係合している。傘歯車22gは更に、歯車18aの外周に噛合して係合している。底板12に取り付けられたカバー25bは、ウォームギア24b,歯車22e,傘歯車22f,22gの上方を覆っている。傘歯車22gは、カバー25bに一体成形された軸(図示せず)に枢支されており、傘歯車22gを枢支しているこの軸の先端は、底板12に一体成形されたリブ23cによって支持されている。
【0022】
このように構成したため、第2モータ14の回転が歯車22e,傘歯車22f,22gを介して歯車18aに伝達され、底板12を固定側として歯車18aが、歯車18aの中心軸Xの周りに回動する。歯車18aがヘッド部6の基端部分に取り付けられているため、第2モータ14の回転によってヘッド部6の先端が、ヘッド部4の基端部分を中心として、第1方向と交差する第2方向としての鉛直方向Bに回動する。第2モータ14の回転方向に応じてヘッド部6の回動方向が切り換わる。
【0023】
また、照明装置本体部3とヘッド部6の間を連結する駆動ユニット部7に、第1,第2モータ13,14と、第1,第2動力伝達機構15,16などを配置したので、照明装置本体部3などの配置スペースを拡大しなくても、照明装置本体部3に対してヘッド部6を水平方向Fと鉛直方向Bに駆動できる。
【0024】
また、第1,第2モータ13,14と、第1,第2動力伝達機構15,16を駆動ユニット部7にまとめて配置したので、バウンス駆動機構の第1,第2方向の検査を、1つのユニットの検査だけで実施できる。
【0025】
図10(a)は被写体を横位置で撮影する場合のカメラ26とそれに装着した照明装置27を示している。
図10(b)は、
図10(a)に示した状態から被写体を縦位置で撮影するためにカメラ26を右横位置に回転させた状態を示している。同様に
図10(c)は、
図10(a)に示した状態から被写体を縦位置で撮影するためにカメラ26を左横位置に回転させた状態を示している。例えば、天井を反射体としてバウンス撮影している横位置撮影姿勢から、
図10(b)の右横位置にカメラ26を回転させた場合には、
図11(a)に示すように照明装置本体部3に対してヘッド部6を、第1モータ13を運転して水平方向に左回動(矢印F1方向)させるように制御することが必要となる。
図10(c)の左横位置にカメラ26を回転させた場合には、
図11(b)に示すように照明装置本体部3に対してヘッド部6を、第1モータ13を運転して水平方向に右回動(矢印F2方向)させるように制御することが必要となる。
【0026】
この実施の形態の照明装置では、駆動ユニット部7とヘッド部6は、照明装置本体部3から見た可動部分であって、この可動部分の重心位置28が、
図11(a)に示すように、照明装置本体部3における駆動ユニット部7の回転中心となる中心軸Yを通過しヘッド部6の基端29とヘッド部6の先端30を結ぶ中心線31の近傍位置になるように、第1,第2モータ13,14、第1,第2動力伝達機構15,16を内蔵した駆動ユニット部7の内部の配置が考慮されている。
【0027】
具体的には、第1,第2モータ13,14を、それぞれの回転出力軸の方向が、軸受形成部20の支持軸方向である中心軸Xと平行に底板12に配置し、かつ、第1,第2動力伝達機構15,16を中心線31の両側に振り分けて重量が略バランスするように配置されている。さらに、駆動ユニット部7の底板12と駆動ユニット後部7bには、
図1,
図2(a)(b)に示したようにヘッド部6の基端29よりも後方に突出させた突出部32を形成し、この突出部32に
図2(a)に破線で示すように第2モータ14の一部を配置している。バウンス撮影の際に水平位置から上方に向かってヘッド部6が回動した際には、ヘッド部6の後部壁面Uが突出部32に当接してヘッド部6の回動範囲を規制できる。
【0028】
このように構成したため、横位置から縦位置にカメラ26を動かした場合に、第1モータ13の制御部による、駆動時の制御動作と停止時の制御動作を、右横位置と左横位置とで回転方向を変更するだけで済み、制御係数などの変更が必要でないため、制御部の構成を簡潔にすることができる。さらに、
図12に示すように、可動部分の重心位置28が、中心線31の上になるように、第1,第2モータ13,14、第1,第2動力伝達機構15,16を内蔵した駆動ユニット部7の配置を設定することによって、制御安定性が向上する。
【0029】
なお、駆動ユニット部7の突出部32の外郭形状については、
図1,
図2(a)(b)に示すようにコーナー部分に丸みRを付けた形状に樹脂成形したため、照明装置本体部3に対して駆動ユニット部7が回転した場合に、使用者の髪の毛が突出部32のコーナー部分に引っかかりにくい。使用者の髪の毛が突出部32のコーナー部分に引っかかった場合には、髪の毛の引っかかった部分から先の部分が照明装置本体部3と駆動ユニット部7の間の隙間33に巻き込まれる障害発生の虞があるが、この実施の形態の場合のように突出部32のコーナー部分に丸みRを付けたことによって、この障害の発生を回避できる。
【0030】
なお、上記の実施の形態の照明装置では、光源がキセノン放電管であるストロボ装置であったが、光源として発光ダイオードなどを使用して構成することもできる。
【0032】
図1,
図2(a)(b)において駆動ユニット部7の突出部32の平面形状が、コーナー部分に丸みRを付けた外郭形状であったが、
図14に示すように突出部32の幅方向の平面形状を、中央が後方に突出した円弧状に樹脂成形することもできる。この場合、駆動ユニット部7の突出部32に対応する照明装置本体部3の部分Sについても、
図14に示すように幅方向の平面形状を、中央が後方に突出した円弧状に樹脂成形し、さらに、この照明装置本体部3の部分Sを、
図15に示すように突出部32よりも後方に円弧状に突出させて、駆動ユニット部7とヘッド部6が水平方向に駆動する際に、突出部32が照明装置本体部3からはみ出さない形状として、使用者に突出部32が当たる事故の発生を防止できる。また、突出部32の幅方向の平面形状を円弧状に形成することによって駆動ユニット部7の内部空間の容積が増大するので、駆動ユニット部7の歯車やモータをこの突出部32に寄せて配置することによって、組み立てや外部からの検査の容易性に加えて、歯車へのグリス塗布作業の作業性を良好になる。
【0033】
さらに、照明装置本体部3の部分Sを後方に円弧状に突出させた場合には、照明装置本体部3の内部空間の容積が増大するので、この部分にバウンスの駆動を入力するモード切替などの各種スイッチや各種の表示ランプなどを配置することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の照明装置は、バウンス撮影時のヘッド部の動きを、撮影装置の横位置撮影と縦位置撮影に追従して自動制御する、高機能照明装置の更なる高機能化に寄与する。
【符号の説明】
【0035】
1 スイッチ
2 表示パネル
3 照明装置本体部
3a 前部
3b 後部
4 キセノン放電管
5 反射傘
6 ヘッド部
7 駆動ユニット部
7a 駆動ユニット前部
7b 駆動ユニット後部
8 電池室蓋
9 端子ユニット
10 天板ユニット
11 連通孔
12 底板
13 第1モータ
14 第2モータ
15 第1動力伝達機構
16 第2動力伝達機構
17 主コンデンサ
18a 歯車
18b ダミー円盤
19a,19b 凹部
20 軸受形成部
21a,21b,21c,21e,21f 軸
22a,22b,22c,22e 歯車
22d 内歯ギア
22f,22g 傘歯車
23a,23b,23c リブ
24a,24b ウォームギア
25a,25b カバー
26 カメラ
27 照明装置
28 重心位置
29 ヘッド部6の基端
30 ヘッド部6の先端
31 中心線
32 突出部
Y 中心軸
X 中心軸
F1 水平方向に左回動
F2 水平方向に右回動