(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のUEによって実行されるべき前記CCAの前記時間期間は、前記競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行するための前記第1の基地局によるCCAの時間期間と異なる、
請求項2に記載の方法。
前記第1の基地局および前記第2の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する前記時間期間は、CCA間隔を備え、前記第1の基地局および前記第2の基地局の前記CCA間隔は、重複せず、前記第1の基地局および少なくとも1つの他の基地局のCCA間隔は、重複する、
請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0022】
[0034]無認可スペクトル(たとえば、WiFi通信のために一般に使用されるスペクトル)がセルラー通信(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)通信)のために使用され得る方法、装置、システム、およびデバイスが説明される。詳細には、本明細書で開示する技法は、無認可スペクトルを介したLTE通信に適用され得る。
【0023】
[0035]セルラーネットワークからのオフローディングによるトラフィックの増加に伴って、無認可スペクトルがアクセスされることに起因して、事業者がデータ伝送容量を拡張する機会が生じる場合がある。送信デバイスは、いくつかの展開では、チャネルアクセス権を得ることと、無認可スペクトルを使用して送信することとを行う前に、チャネルアクセス権を得るためにリッスンビフォートーク(LBT)プロシージャを実行する場合がある。そのようなLBTプロシージャは、特定のキャリアが利用できるかどうかを決定するためにクリアチャネルアセスメント(CCA)を含んでもよい。キャリアが利用可能でないと決定された場合、CCAが再び後で実行され得る。さらに、無認可スペクトルの使用は、無認可スペクトルにアクセスするために同じまたは異なる技法を使用する、同じまたは異なる通信事業者展開のアクセスポイントが、無認可スペクトル内に共存することを保証するような協調を必要とし得る。
【0024】
[0036]場合によっては、共存は、無認可スペクトルにアクセスしたいと望む異なるデバイスまたはノードによって実行されるCCAの協調によって容易にされ得る。CCA調整方法のいくつかでは、CCAは、無認可スペクトルにアクセスすることを望む場合がある複数のネットワークエンティティの間で所定の時間期間に行われるように調整されてもよい。実施形態では、複数の基地局が無認可スペクトルにおけるダウンリンクチャネルアクセスに関してCCAを実行する場合がある時間期間が識別されてもよい。CCAの時間期間は、複数の時間間隔に分割されてもよく、基地局は、異なる基地局がこの時間期間中のそれぞれに異なる時間間隔の間のチャネルアクセスを求めることができるように調整されてもよい。次いで、UEに関するアップリンクCCAプロシージャは、チャネルアクセス権を勝ち取った基地局に関連する1つまたは複数のUEを好むように修正されてもよい。したがって、互いに関連するUEと基地局がそれぞれ、アップリンク通信およびダウンリンク通信に関するチャネルアクセス権を勝ち取る可能性が高い場合があり、システムの効率が向上する場合がある。
【0025】
[0037]本明細書で説明される技法はLTEには限定されず、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムのような、様々なワイヤレス通信システムにも使用され得る。「システム」と「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサルテレストリアルラジオアクセス(UTRA)などのような無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格を包含する。IS−2000リリース0およびAは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、通常、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAの他の変形形態とを含む。TDMAシステムは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))のような無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11(WiFi)、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。LTEおよびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))と称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上で言及されたシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。しかしながら、以下の説明は、例示を目的にLTEシステムを説明し、以下の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
【0026】
[0038]以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、論じられる要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な実施形態は、必要に応じて様々なプロシージャまたはコンポーネントを省略し、置換し、または追加することができる。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行されてよく、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わせられ得る。また、いくつかの実施形態に関して説明される特徴は、他の実施形態において組み合わせられ得る。
【0027】
[0039]最初に
図1を参照すると、図解が、ワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数の基地局(たとえば、アクセスポイント、eNB、またはWLANアクセスポイント)105と、いくつかのユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。アクセスポイント105のうちのいくつかは、様々な実施形態では、コアネットワーク130またはいくつかの基地局105(たとえば、アクセスポイントまたはeNB)の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得る。基地局105のうちのいくつかは、バックホール132を通じて制御情報および/またはユーザデータをコアネットワーク130と通信することができる。いくつかの実施形態では、基地局105のうちのいくつかは、有線またはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を通じて、直接的にまたは間接的に、互いに通信することができる。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートすることができる。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に、変調された信号を送信することができる。たとえば、各通信リンク125は、様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各々の変調された信号は、異なるキャリア上で送られてよく、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送することができる。
【0028】
[0040]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信することができる。基地局105の各々は、それぞれのカバレージエリア110に通信カバレッジを与え得る。いくつかの実施形態では、基地局105は、アクセスポイント、基地送受信機局(BTS:base transceiver station)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、ノードB、発展型ノードB(eNB:evolved NodeB)、ホームノードB、ホームeノードB、WLANアクセスポイント、WiFiノード、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。基地局のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。基地局105はまた、セルラー無線アクセス技術および/またはWLAN無線アクセス技術のような、異なる無線技術を利用し得る。基地局105は同じまたは異なるアクセスネットワークまたは通信事業者展開に関連付けられ得る。同じまたは異なるタイプの基地局105のカバレージエリアを含み、同じまたは異なる無線技術を利用し、ならびに/あるいは同じまたは異なるアクセスネットワークに属する、異なる基地局105のカバレージエリアは重複し得る。
【0029】
[0041]いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−Aに関する動作または展開シナリオの1つまたは複数のモードをサポートするLTE/LTE−A通信システム(またはネットワーク)を含んでもよく、競合ベースのアクセスプロシージャが競合ベースのプロシージャによってチャネルアクセス権を取得する基地局105に基づいて修正される場合がある調整された競合ベースのチャネルアクセスプロシージャを基地局105およびUE 115間で使用してもよい。他の例では、ワイヤレス通信システム100は、無認可スペクトルと、無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−Aとは異なるアクセス技術とを使用したワイヤレス通信、または認可スペクトルと、LTE/LTE−Aとは異なるアクセス技術とを使用したワイヤレス通信をサポートしてもよい。LTE/LTE−A通信システムでは、発展型ノードBまたはeNBという用語は、概して、基地局105について説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークまたは無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−Aであり得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルの通信カバレッジを与え得る。ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのような小さなセルは、低電力ノードすなわちLPNを含み得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダとのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。ピコセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダとのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。フェムトセルも、一般に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅の中のユーザのUEなど)による制限されたアクセスも実現することができる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれ得る。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートすることができる。
【0030】
[0042]コアネットワーク130は、バックホール132(たとえば、S1など)を介して基地局105と通信することができる。基地局105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して、および/またはバックホール132を介して(たとえば、コアネットワーク130を通じて)、直接的にまたは間接的に、互いに通信することができる。ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作では、基地局は類似するフレームタイミングおよび/またはゲーテイングタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ揃えられ得る。非同期動作では、基地局は異なるフレームタイミングおよび/またはゲーテイングタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的に揃えられないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに対して使用され得る。
【0031】
[0043]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されてよく、各UE115は固定式または移動式であってよい。UE115はまた、当業者によって、モバイルデバイス、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれ得る。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、時計または眼鏡のようなウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。UE115はまた、セルラーまたは他のWWANアクセスネットワーク、あるいはWLANアクセスネットワークのような異なるアクセスネットワーク上で通信することが可能であり得る。
【0032】
[0044]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、(たとえば、UE115から基地105への)アップリンク(UL)送信を搬送するためのアップリンクおよび/または(たとえば、基地局105からUE115への)ダウンリンク(DL)送信を搬送するためのダウンリンクを含み得る。UL送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもあり、DL送信は順方向リンク送信と呼ばれることもある。ダウンリンク送信は、認可スペクトル、無認可スペクトル、または両方を使用して行われ得る。同様に、アップリンク送信は、認可スペクトル、無認可スペクトル、または両方を使用して行われ得る。
【0033】
[0045]ワイヤレス通信システム100のいくつかの実施形態では、認可スペクトル中のLTEダウンリンク容量が無認可スペクトルにオフロードされ得る補助的ダウンリンクモード、LTEダウンリンク容量とLTEアップリンク容量の両方が認可スペクトルから無認可スペクトルにオフロードされ得るキャリアアグリゲーションモード、および、基地局(たとえば、eNB)とUEとの間のLTEダウンリンク通信およびLTEアップリンク通信が無認可スペクトルにおいて起こり得るスタンドアロンモードを含む、無認可スペクトルにおけるLTEの様々な展開シナリオがサポートされ得る。様々なモードの各々は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)に従って動作してもよい。無認可スペクトルおよび/または認可スペクトルにおけるLTEダウンリンク送信のためには、通信リンク125においてOFDMA通信信号が使用され得るが、無認可スペクトルおよび/または認可スペクトルにおけるLTEアップリンク送信のためには、通信リンク125においてSC−FDMA通信信号が使用され得る。無認可スペクトルを使用した送信は、周波数帯域において1つまたは複数のキャリア周波数を使用して搬送され得る。周波数帯域は、たとえば、複数のキャリア周波数に分割され得、各キャリア周波数は、同じ帯域幅または異なる帯域幅を有し得る。たとえば、各キャリア周波数は、5GHz周波数帯域のうちの20MHzを占有し得る。
【0034】
[0046]多くの展開では、上述のように、無認可スペクトルを使用して送信することを求めるデバイスは、スペクトルがそのような送信における使用のために利用可能であること、すなわち、スペクトルが1つまたは複数の他のデバイスによってすでに使用中でないことを検証する必要があり得る。したがって、デバイスは、無認可スペクトルを使用して送信を行う前に、チャネルアクセス権を得るためにリッスンビフォートーク(LBT)プロシージャとも呼ばれる競合ベースのチャネルアクセスプロシージャを実行してもよい。たとえば、CCAは、無認可スペクトルの利用可能性を決定するために使用され得る。CCAの実行は、概して、送信を開始するより前に所望のスペクトルが別様に占有されていないことを検査することを伴う。いくつかの実施形態では、CCA機会は、複数の基地局105にわたって協調され得、10ミリ秒(ms)ごとのような周期的な間隔で発生し得る。基地局105のような送信エンティティは、チャネルアクセスを望み、無認可スペクトルにおける特定のキャリア周波数が占有されているかどうか決定するためにCCAを実行し得る。無認可スペクトルにおける特定のキャリア周波数が占有されている場合、基地局105は、関連するキャリア周波数上でチャネルアクセスを再び取得しようと試みる前に次のCCA機会まで待つ。CCA機会を10msおきに実現する展開では、基地局105はその場合、チャネルアクセスを試みる前に10ms待つ必要がある。同様に、UE 115は、基地局105にアップリンクデータを送信し、CCAを同様に実行することを望む場合がある。
【0035】
[0047]いくつかの実施形態では、TDDは、無認可スペクトルを使用する通信に使用される場合があり、ここにおいて、特定のTDDフレームに関して、いくつかのサブフレームがダウンリンク通信に使用され、いくつかのサブフレームがアップリンク通信に使用される。容易に理解されるように、システム効率を向上させ、待ち時間を低減させるには、基地局105と関連するUE 115の両方が同じTDDフレームで通信することが望ましい。したがって、そのような状況では、基地局105とUE 115の両方が無認可スペクトルへのアクセス権を得る可能性を高めることが望ましい。本明細書で説明する様々な実施形態によれば、無認可スペクトルを利用する場合がある展開では、チャネルアクセス権を得た基地局に関連するUE 115のチャネルアクセスの成功を好むようにCCA機会が修正されてもよい。ワイヤレス通信システム100のようなシステムにおける無認可スペクトルのためのLTE展開シナリオまたは動作モードの実装形態に関する追加の詳細、さらには無認可スペクトルにおけるLTEの動作に関する他の特徴および機能が、
図2〜
図16を参照して以下で与えられる。
【0036】
[0048]次に
図2を参照すると、ワイヤレス通信システム200は、無認可スペクトルにおけるLTE/LTE−AをサポートするLTEネットワークに関する補助ダウンリンクモード、キャリアアグリゲーションモード、スタンドアロンモードの例を示す。ワイヤレス通信システム200は、
図1を参照して説明したワイヤレス通信システム100のいくつかの部分の例であってもよい。その上、基地局205は
図1の基地局105のうちの1つの例であってもよく、UE 215は
図1を参照して説明したUE 115の例であってもよい。
【0037】
[0049]ワイヤレス通信システム200における補助的ダウンリンクモードの例では、基地局205は、ダウンリンク220を使用してOFDMA通信信号をUE215に送信することができる。
図2の例では、ダウンリンク220は、無認可スペクトルにおける周波数に関連付けられてもよい。基地局205は、双方向リンク225を使用してOFDMA通信信号を同じUE215に送信することができ、双方向リンク225を使用してSC−FDMA通信信号をそのUE215から受信することができる。双方向リンク225は、認可スペクトル中の周波数と関連付けられ得る。無認可スペクトル中のダウンリンク220および認可スペクトル中の双方向リンク225は、同時に動作することができる。ダウンリンク220は、基地局205のためのダウンリンク容量のオフロードを提供することができる。いくつかの実施形態では、ダウンリンク220は、ユニキャストサービス(たとえば、1つのUEに宛てられる)またはマルチキャストサービス(たとえば、いくつかのUEに宛てられる)のために使用され得る。このシナリオは、認可スペクトルを使用しトラフィックおよび/またはシグナリングの混雑の一部を軽減する必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、従来のモバイルネットワーク通信事業者すなわちMNO)について発生し得る。
【0038】
[0050]ワイヤレス通信システム200におけるキャリアアグリゲーションモードの一例では、基地局205は、双方向リンク230を使用してUE215−aにOFDMA通信信号を送信してもよく、双方向リンク230を使用して同じUE215−aからSC−FDMA通信信号を受信してもよい。
図2の例では、無認可スペクトルにおける周波数に関連付けられてもよい双方向リンク230。基地局205はまた、OFDMA通信信号を同じUE215−aへ双方向リンク235を使用して送信してもよく、SC−FDMA通信信号を同じUE215−aから双方向リンク235を使用して受信してもよい。双方向リンク235は、認可スペクトル中の周波数と関連付けられ得る。双方向リンク230は、基地局205のためにダウンリンク容量とアップリンク容量のオフロードを提供することができる。上で説明された補助的ダウンリンクのように、このシナリオは、認可スペクトルを使用しトラフィックおよび/またはシグナリングの混雑の一部を軽減する必要がある任意のサービスプロバイダ(たとえば、MNO)について発生し得る。いくつかの例によれば、双方向リンク230は、TDD通信を使用して動作してもよい。基地局205とUE 215−aはどちらも双方向リンク230を使用してデータを送信するので、各々が、無認可スペクトル上で双方向リンク230を使用してデータを送信する前にLBTプロシージャを実行する。
【0039】
[0051]ワイヤレス通信システム200におけるスタンドアロンモードの一例では、基地局205は、双方向リンク240を使用してOFDMA通信信号をUE215−bに送信することができ、双方向リンク240を使用してSC−FDMA通信信号を同じUE215−bから受信することができる。いくつかの例によれば、双方向リンク230は、TDD通信を使用して動作してもよい。双方向リンク240は、基地局205のためにダウンリンク容量とアップリンク容量のオフロードを提供することができる。この例および上記で提供した例は、例示を目的に提示されており、容量のオフロードのために認可スペクトルにおけるLTEと無認可スペクトルにおけるLTEとを組み合わせる他の同様の動作モードまたは展開シナリオがあり得る。
【0040】
[0052]上で説明されたように、無認可帯域におけるLTEを使用することによってもたらされる容量のオフロードから利益を得ることができるサービスプロバイダは、LTE領域を有する従来のMNOであり得る。これらのサービスプロバイダに対しては、動作構成は、認可スペクトル上のLTEプライマリコンポーネントキャリア(PCC)と無認可スペクトル上のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)とを使用する、ブートストラップモード(たとえば、補助的ダウンリンク、キャリアアグリゲーション)を含み得る。
【0041】
[0053]補助的ダウンリンクモードでは、無認可スペクトル中のLTEに対する制御は、LTEアップリンク(たとえば、双方向リンク225のアップリンク部分)を通じて輸送され得る。ダウンリンク容量のオフロードを提供する理由の1つは、データの要求の大部分がダウンリンク側の消費によって駆り立てられるからである。その上、このモードでは、UE215が無認可スペクトルにおいて送信していないので、規制上の影響を減らすことがある。
【0042】
[0054]キャリアアグリゲーションモードでは、データおよび制御は認可スペクトル(たとえば、双方向リンク235)で通信され得るが、データは無認可スペクトル(たとえば、双方向リンク230)で通信され得る。無認可スペクトルを使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッドの周波数分割二重化−時分割二重化(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、または、複数のコンポーネントキャリアにわたる異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションに属し得る。
【0043】
[0055]様々な動作モードのいずれにおいても、無認可スペクトルにおける1つまたは複数のキャリア周波数上で通信が送信されてもよい。様々な実施形態によれば、上述のように、TDD技法に従って通信が送信されてもよい。理解されるように、TDD通信におけるいくつかのサブフレームは、ダウンリンクデータを含んでもよく、いくつかのサブフレームはアップリンクデータを含んでもよい。したがって、基地局205がTDDに従ってUE 215と通信している場合、UE 215と基地局205の両方が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスできると有利である場合がある。
【0044】
[0056]次に
図3を参照すると、複数の基地局305−aおよび305−bがそれぞれ、互いに重なり合うカバレージエリア310aおよび310bを有する場合があるワイヤレス通信システム300の部分が示されている。この例では、基地局305−aは、TDD通信リンクである場合がある通信リンク325−aを使用してUE 315−aと通信してもよい。同様に、基地局305−bは、TDD通信リンクである場合がある通信リンク325−bを使用してUE 315−bと通信してもよい。いくつかの展開によれば、基地局305およびUE 315は、各フレーム上で互いに独立してチャネルを求めて競合する場合がある。その結果、チャネルを勝ち取る基地局305は、ダウンリンクパケットまたはアップリンクグラントをUE 315に送る場合があるが、UE 315は、フレームのその後の部分においてチャネルを勝ち取れないことがある。たとえば、基地局305−aはチャネルを勝ち取り、ダウンリンクサブフレームをUE 315−aに送信する場合があるが、UE 315−bがアップリンクデータを送信するためのチャネルを勝ち取ることがある。そのような場合、UE 315−aにおいて受信される基地局305−aからのダウンリンクパケットは、非肯定応答状態になる場合があり、ならびに/あるいはTDDフレームに関連するアップリンクグラントが未使用状態になる場合がある。
【0045】
[0057]非肯定応答状態のダウンリンクパケットは何らかの以後のフレームで肯定応答されることがあるが、この場合、無認可スペクトルのLTEにおけるハイブリッド自動再送要求(H−ARQ)プロセスの効率に影響を与えることなどによって、ワイヤレス通信システム300の効率に影響を与える恐れがある追加の遅延を生じることがある。同様に、アップリンクグラントの未使用状態によって、基地局305−aによってサービスされる別のUE(図示せず)に割り当てられた可能性があるアップリンク帯域幅が無駄になることがある。様々な問題によって、
図2に関して説明したモードなどのシステムの動作モードに基づくシステム300の性能が影響を受ける場合があることに留意されたい。たとえば、ダウンリンクパケットの非肯定応答状態は、当該の無認可キャリアが1次コンポーネントキャリア(PCC)である無認可スペクトルに関するスタンドアロン展開において生じる場合があるが、肯定応答が無認可スペクトルを使用してUE 315−aによって送信されることがある補助ダウンリンクモードでは生じない場合がある。アップリンクグラントの未使用状態は、スタンドアロン展開と、無認可スペクトルが無認可スペクトルにおける1次コンポーネントキャリア(PCC)にアンカーされた2次コンポーネントキャリア(SCC)であるキャリアアグリゲーション展開との両方において生じる場合がある。本明細書で説明する様々な実施形態によれば、UE 315−aのサービング基地局305−aがチャネル競合に勝っている場合にUE 315−aがLBTフレームにおけるチャネル競合に勝つ機会を増やす技法が提供される。
【0046】
[0058]次に
図4Aを参照すると、TDD通信410を示す例400が提示されている。LBT固定フレーム期間に対応する場合があるTDDフレーム415は、10msであってもよく、いくつかのダウンリンクサブフレーム420と、いくつかのアップリンクサブフレーム425と、2種類の特殊なサブフレーム、すなわち、Sサブフレーム430およびS’サブフレーム435とを含む。Sサブフレーム430は、ダウンリンクサブフレーム420とアップリンクサブフレーム425との間の遷移として働き、一方、S’サブフレーム435は、アップリンクサブフレーム425とダウンリンクサブフレーム420との間の遷移として働く。S’サブフレームの間、
図1〜
図3に関して上記で説明した基地局105、205、および/または305などの基地局によってダウンリンクCCA(D−CCA)が実行されてもよい。CCAが成功した後、基地局が、チャネルを勝ち取ったことを示すためにチャネル使用状況ビーコン信号(CUBS)445を送信してもよい。
【0047】
[0059]S’サブフレーム435は、
図4Aにおいて0〜13に番号付けされた14個のOFDMシンボルを含んでもよい。S’サブフレームの第1の部分、すなわち、この例ではシンボル0〜5は、無認可スペクトルを使用する場合に必要になることがあるオフタイムとして基地局によって使用されてもよい。したがって、様々な実施形態によれば、基地局は、この期間の間データを送信しないが、UEは、そのような期間の間にある量のデータを送信してもよく、したがって、この期間にはいくつかのアップリンクデータが送信されてもよい。S’サブフレーム435の第2の部分はD−CCA 440に使用されてもよい。
図4Aの例において、S’サブフレーム435は、
図4Aの例ではシンボル6〜12に含まれる7つのD−CCA間隔を含む。上述のように、システムにおけるCCAは、より効率的なシステム動作を実現するように調整されてもよい。いくつかの実施形態では、無認可スペクトルにおける基地局は、7つの可能な間隔のうちでどの間隔がD−CCAを実行するのに使用されるかを決定するために、次式の形式のマッピング関数を評価する。
F
D(GroupID,t) ∈{1,2,3,4,5,6,7}
ここで、GroupIDは、基地局に割り当てられる「展開グループ−id」であり、tは、
図4Aの例ではTDDフレーム(LBT固定フレーム期間)415に対応するLBTフレーム番号である。
【0048】
[0060]次に
図4Bを参照すると、TDD通信455を示す例450が提示されている。TDDフレーム460は、
図4AのTDDフレーム415フレーム期間に対応し、LBT固定フレーム期間に対応する場合があり、いくつかのダウンリンクサブフレーム420と、いくつかのアップリンクサブフレーム425と、2種類の特殊なサブフレーム、すなわち、Sサブフレーム430およびS’サブフレーム435とを含む。上記で説明したように、Sサブフレーム430は、ダウンリンクサブフレーム420とアップリンクサブフレーム425との間の遷移として働き、一方、S’サブフレーム435は、アップリンクサブフレーム425とダウンリンクサブフレーム420との間の遷移として働く。Sサブフレーム430の間、
図1〜
図3に関して上記で説明したUE115、215、および/または315などのUEによってアップリンクCCA(U−CCA)465が実行されてもよい。U−CCA 465が成功した後、UEは、UEがチャネルを勝ち取ったことを示すためにチャネル使用状況ビーコン信号(CUBS)470を送信してもよい。
【0049】
[0061]Sサブフレーム430は、
図4Bにおいて0〜13に番号付けされた14個のOFDMシンボルを含んでもよい。この例ではシンボル0〜3であるSサブフレーム430の第1の部分は、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)475であってもよく、Sサブフレーム430の第2の部分はガード期間(GP)480であってもよい。Sサブフレーム430の第3の部分はU−CCA 465に使用されてもよい。
図4Bの例において、Sサブフレーム430は、
図4Bの例ではシンボル6〜12に含まれる7つのU−CCA間隔を含む。上述のように、システムにおけるCCAは、より効率的なシステム動作を実現するように調整されてもよい。いくつかの実施形態では、無認可スペクトルにおけるUEは、7つの可能な間隔のうちでどの間隔がU−CCAを実行するのに使用されるかを決定するために、次式の形式の、D−CCAマッピング関数と同様のマッピング関数を評価する。
F
U(GroupID,t) ∈{1,2,3,4,5,6,7}
ここで、GroupIDは、UEに割り当てられる「展開グループ−id」であり、tは、
図4Bの例ではTDDフレーム(LBT固定フレーム期間)460に対応するLBTフレーム番号である。
【0050】
[0062]CCAマッピング関数は、マッピング関数が直交化特性を有するかそれとも非直交化特性を有するかに応じて異なる基準に基づいて構成されてもよい。直交CCAアクセスを有する例では、マッピング関数は、次式による直交化特性を有してもよい。
F
D/U(x,t) ≠ F
D/U(y,t)
GroupID x,y ∈{1,2,3,4,5,6,7}
すべての時間tについて、x≠yであるときはいつでもそれぞれの異なるグループ−idを表す。この場合、それぞれに異なるグループ−idを有する無認可スペクトルにおけるLTEノード(基地局/UE)は、互いに重複しないCCA時間間隔の間にCCAを実行してもよい。非LTE干渉がない場合、より早いCCA間隔にマッピングされるグループ−idを有するノードがチャネルを確保し、次いで、このノードは次のLBTフレームにわたってこのチャネルを使用してもよい。様々な展開によれば、このマッピング関数は、様々な時間インデックスtにわたって、マッピング{F
D/U(x,t),t=1,2,3,...}が、それぞれに異なるグループ−idが適切に長い時間間隔にわたってより早いCCA間隔にマッピングされる機会が等しくなる(したがって、他の干渉がない状態でチャネルを確保する)ように変化するという意味で公正である。
【0051】
[0063]同じ事業者/サービスプロバイダによってデプロイされるすべてのLTEノードが、競合プロセスにおいて互いにプリエンプトしないように同じグループ−idに割り当てられてもよい。これによって、同じ展開のLTEノード間において完全な周波数再利用が可能になり、システムスループットが向上する。直交CCAマッピングによって、チャネルへのアクセスが相互排他的になるように、様々な展開のLTEノードがそれぞれに異なるグループ−idを割り当てられてもよい。
【0052】
[0064]非直交CCAアクセスまたは重複CCAアクセスを有する例では、マッピング関数は、7つよりも多くのグループIDが使用可能にしてもよい。いくつかの例では、たとえば、7つよりも多くの展開グループ−idをサポートすると有用である場合があり、その場合、CCAマッピング関数の直交特性を維持することは不可能である。そのような場合、任意の2つのグループ−id間の衝突の頻度を減らすことが望ましい。いくつかの実施形態では、CCA機会を厳密に調整せずに展開間の公正なチャネル共有を実現するために非直交CCAシーケンスが使用されてもよい。非直交CCAマッピングの一例は次式によって与えられる。
F
D/U = R
1,7(x,y)
GroupID x = ∈{1,2,...2^16}
ここで、R
1,7(x,t)は、GroupID xに関して独立して選択される1から7の間の擬似乱数生成器である。この場合、同じLBTフレームtにおける様々なGroupIDのLTEノード間に衝突が生じる可能性がある。
【0053】
[0065]したがって、CCA間隔は、上記のマッピング関数に従って選択され、D−CCA 440およびU−CCA 465に使用されてもよい。上述のように、UEは、チャネル競合に勝つ場合があり、UEへのダウンリンクサブフレーム420においてデータを送信する場合があるサービング基地局を有してもよい。そのような場合、UEが次いでアップリンクサブフレーム425においてデータを送信することが望ましい場合がある。本明細書で説明する様々な実施形態は、競合に勝つ基地局によってサービスされるUEがアップリンクサブフレーム425の間にデータを送信する改良された機会を実現する。
【0054】
[0066]
図5は、競合ベースのチャネルアクセスの例500および様々な実施形態による競合ベースのプロシージャに施される場合がある修正を示す。例500では、基地局は、
図4のS’サブフレーム435の一例であってもよいS’サブフレーム505のD−CCA 510部分の間にD−CCA 510を実行してもよい。同様に、UEは、
図4のSサブフレーム430の一例であってもよいSサブフレーム525のU−CCA部分の間にスケジュールされたU−CCA間隔530を有してもよい。いくつかの実施形態では、例500のいくつかの部分は、
図1、
図2、および/または
図3を参照しながら説明した基地局105、205、305および/またはUE115、215、315のうちの1つまたは複数によって実施されてもよい。
【0055】
[0067]D−CCA 510の間に、7つまでのグループIDを有する基地局(
図5のGrp1〜Grp7)が
図5にCCA−A〜CCA−Gとして示されるCCA時間間隔にマッピングされてもよい。マッピング関数の結果に応じて、様々なグループIDがそれぞれに異なるCCA間隔を占有してもよい。この例では、グループID 4がCCA−Aを占有し、グループID 1がCCA−Bを占有し、グループID 7がCCA−Cを占有し、グループID 2がCCA−Dを占有し、グループID 5がCCA−Eを占有し、グループID 3がCCA−Fを占有し、グループID 6がCCA−Gを占有する。この例では、515に示されるように、グループID 2を有する基地局がチャネルを勝ち取り、次いで、基地局がサブフレーム505の残りの部分の間にCUBS 520を送信する。
【0056】
[0068]チャネルを勝ち取った基地局のカバレージエリア内のUEは、CUBS 520を受信し、CUBS 520のペイロードに含まれる情報によってあるいはCUBS 520がマッピング関数に基づくグループID 2に関連するCCA間隔CCA−Dの直後から送信されたと決定することによって、グループID 2の特定の基地局がチャネルを勝ち取ったと決定してもよい。上記で説明したように、UEは、U−CCAを実行するためのCCA時間間隔を決定するために使用されてもよいCCAマッピング関数を有してもよい。
図5の例では、そのようなマッピング関数に従って(CCA−1〜CCA−7として示される)スケジュールされたU−CCA間隔530が決定され、CCA−1〜CCA−7がそれぞれ、グループID 6、4、5、7、2、1、および3にマッピングされてもよい。上述のように、本例では、グループID 2の基地局がダウンリンクチャネル競合に勝っており、したがってグループID 2におけるUEがさらにアップリンクチャネル競合に勝つことが望ましい。グループID 2のUEがCCA−1 535の間にU−CCAを実行するのを許可された場合、そのような結果の機会が増えることがある。しかし、マッピング関数によれば、CCA−1は、535に示されるようにグループID 6によって占有され、CCA−5は、540に示されるようにグループID 2によって占有される。
【0057】
[0069]いくつかの実施形態によれば、グループID 2のUEは、修正されたU−CCA間隔550を生成するマッピング関数の修正を通じてチャネルへのアクセス権を得ることが好まれてもよい。この実施形態では、グループID 2を有するUEは、そのようなUEに第1のU−CCA時間間隔555を与えることによって好まれてもよい。この実施形態では、場合によってはこの間隔を占有することがあるグループID 6を有するUEが、560に示されるようにU−CCA時間間隔CCA−5に移動されてもよい。したがって、グループID 1〜6を有するUEは、U−CCA間隔をスワップし、それによって、グループID 2を有する基地局がD−CCA 510の間のチャネルを勝ち取ることに基づいてグループID 2のUEを好んでもよい。この例では、グループID 2を有するUEは、時間間隔555においてU−CCAを実行してチャネルアクセス権を得て、次いで、後続のアップリンクサブフレームが開始するまでCUBS 565を送信してもよい。もちろん、
図5の特定の例が説明のためのものであることが容易に理解されよう。当業者には多数の異なる例が容易に認識されよう。
【0058】
[0070]そのような実施形態におけるマッピング関数は、上記のように、ダウンリンクチャネル競合に勝った基地局と同じグループIDを有するUEを好むように修正されてもよい。そのような修正は、g
A(t)がLBTフレームtにおけるチャネル競合に勝った基地局のグループIDを示し、g
B(t)が同じLBTフレームtにおける最も早いCCA間隔においてアップリンクCCAを実行したであろうUEのグループIDを示すようにする(すなわち、F
U(g
B(t),t)=1とする)ことによって決定されてもよい。この場合、アップリンクに関する修正されたCCAマッピング関数は、グループ−id g
Aおよびg
BについてアップリンクCCA間隔をスワップし、グループ−id g
B(t)を有するUEが名目上g
A(t)に割り当てられた以後の間隔においてCCAを実行する間、グループ−id g
A(t)を有するUEが第1のCCA間隔を占有するのを可能にすることによって修正される。より形式的には、そのような実施形態の修正されたCCAマッピング関数は次式によって与えられてもよい。
【0060】
[0071]この手法では、サービング基地局がダウンリンクチャネル競合に勝ったUEは、チャネル競合を勝った基地局がSサブフレームのDwPTS部分まで(DwPTS部分を含む)送信を継続するときはいつでもアップリンクチャネル競合に勝つことが好まれる可能性があり、近傍のWiFiノードがSサブフレームのガード期間の間にチャネルを勝ち取ることはない。いくつかの例では、送信すべきデータを有する基地局およびUEの近傍のWiFiノードは、UEがチャネルアクセス権を勝ち取ることが好まれることになる十分な大きさの競合ウィンドウ(CW)サイズを有する可能性が高い。第1の条件は、いくつかの実施形態では、基地局が、当該の無線フレームにおけるDサブフレームおよびSサブフレーム(のDwPTS部分)のすべてではないとしても大部分を占有するのに十分なダウンリンクデータを有するLBTフレームにおいて、優先的に基地局のUEにアップリンクグラントおよびダウンリンクデータを発行する基地局スケジューラによって実現されてもよい。追加または代替として、基地局は、基地局がLBTフレームの間にデータ/フィードバックを受信するのを予期するUEに関するアップリンクチャネル競合プロセスを保護するためにそのLBTフレームの間、優位に(場合によっては単独で)チャネルを占有することを選択してもよい。
【0061】
[0072]
図6は、競合ベースのチャネルアクセスの例600および様々な実施形態による競合ベースのプロシージャに施される場合がある修正を示す。例600では、基地局は、
図4のS’サブフレーム435の一例であってもよいS’サブフレーム605のD−CCA 610部分の間にD−CCA 610を実行してもよい。同様に、UEは、
図4のSサブフレーム430の一例であってもよいSサブフレーム625のU−CCA部分の間にU−CCA間隔630を有してもよい。いくつかの実施形態では、例600のいくつかの部分は、
図1、
図2、および/または
図3を参照しながら説明した基地局105、205、305および/またはUE115、215、315のうちの1つまたは複数によって実施されてもよい。
【0062】
[0073]D−CCA 610の間に、7つまでのグループIDを有する基地局(
図6のGrp1〜Grp7)が
図6にCCA−A〜CCA−Gとして示されるCCA時間間隔にマッピングされてもよい。上記で説明したように、マッピング関数の結果に応じて、様々なグループIDがそれぞれに異なるCCA間隔を占有してもよい。この例では、グループID 4がCCA−Aを占有し、グループID 1がCCA−Bを占有し、グループID 7がCCA−Cを占有し、グループID 2がCCA−Dを占有し、グループID 5がCCA−Eを占有し、グループID 3がCCA−Fを占有し、グループID 6がCCA−Gを占有する。この例では、615に示されるように、グループID 2を有する基地局がチャネルを勝ち取り、次いで、基地局がサブフレーム605の残りの部分の間にCUBS 620を送信する。
【0063】
[0074]チャネルを勝ち取った基地局のカバレージエリア内のUEは、CUBS 620を受信し、CUBS 620のペイロードに含まれる情報によってあるいはCUBS 620がマッピング関数に基づくグループID 2に関連するCCA間隔CCA−Dの直後から送信されたと決定することによって、グループID 2の特定の基地局がチャネルを勝ち取ったと決定してもよい。上記で説明したように、UEは、U−CCAを実行するためのCCA時間間隔を決定するために使用されてもよいCCAマッピング関数を有してもよい。
図6の例では、そのようなマッピング関数に従って(CCA−1〜CCA−7として示される)スケジュールされたU−CCA間隔630が決定され、CCA−1〜CCA−7がそれぞれ、グループID 6、4、5、7、2、1、および3にマッピングされてもよい。上述のように、本例では、グループID 2の基地局がダウンリンクチャネル競合に勝っており、したがってグループID 2におけるUEがさらにアップリンクチャネル競合に勝つことが望ましい。グループID 2のUEがCCA−1 635の間にU−CCAを実行するのを許可された場合、そのような結果の機会が増えることがある。しかし、マッピング関数によれば、CCA−1は、635に示されるようにグループID 6によって占有され、CCA−5は、640に示されるようにグループID 2によって占有される。
【0064】
[0075]いくつかの実施形態によれば、グループID 2のUEは、修正されたU−CCA間隔650を生成するマッピング関数の修正を通じてチャネルへのアクセス権を得ることが好まれてもよい。この実施形態では、グループID 2を有するUEは、そのようなUEに第1のU−CCA時間間隔655を与え、残りのグループIDのCCA間隔を対応する数のCCA間隔だけシフトすることによって好まれてもよい。この実施形態では、各グループIDは、CCA間隔4つ分だけ左側にずらされる。この例では、グループID 2を有するUEは、時間間隔655においてU−CCAを実行してチャネルアクセス権を得て、次いで、後続のアップリンクサブフレームが開始するまでCUBS 665を送信してもよい。もちろん、
図6の特定の例が説明のためのものであることが容易に理解されよう。当業者には多数の異なる例が容易に認識されよう。
【0065】
[0076]そのような実施形態におけるマッピング関数は、上記のように、ダウンリンクチャネル競合に勝った基地局と同じグループIDを有するUEを好むように修正されてもよい。修正されたU−CCAマッピング関数は、
図5と同じ用語を使用して、次式のように定義されてもよい。
【0069】
が成立する。そのような実施形態では、あらゆるグループIDに関するアップリンクマッピングが、ダウンリンク競合に勝ったグループ−id g
Aに依存し、したがって、影響を受けるグループ−idにおけるUEだけでなく各UEがそのマッピング関数を修正する可能性がある。
【0070】
[0077]
図7は、競合ベースのチャネルアクセスの例700および様々な実施形態による競合ベースのプロシージャに施される場合がある修正を示す。例700では、基地局は、
図4のS’サブフレーム435の一例であってもよいS’サブフレーム705のD−CCA 710部分の間にD−CCA 710を実行してもよい。同様に、UEは、
図4のSサブフレーム430の一例であってもよいSサブフレーム725のU−CCA部分の間にU−CCA間隔730を有してもよい。いくつかの実施形態では、例700のいくつかの部分は、
図1、
図2、および/または
図3を参照しながら説明した基地局105、205、305および/またはUE115、215、315のうちの1つまたは複数によって実施されてもよい。
【0071】
[0078]D−CCA 710の間に、7つまでのグループIDを有する基地局(
図7のGrp1〜Grp7)が
図7にCCA−A〜CCA−Gとして示されるCCA時間間隔にマッピングされてもよい。上記で説明したように、マッピング関数の結果に応じて、様々なグループIDがそれぞれに異なるCCA間隔を占有してもよい。この例では、グループID 4がCCA−Aを占有し、グループID 1がCCA−Bを占有し、グループID 7がCCA−Cを占有し、グループID 2がCCA−Dを占有し、グループID 5がCCA−Eを占有し、グループID 3がCCA−Fを占有し、グループID 6がCCA−Gを占有する。この例では、715に示されるように、グループID 2を有する基地局がチャネルを勝ち取り、次いで、基地局がサブフレーム705の残りの部分の間にCUBS 720を送信する。
【0072】
[0079]チャネルを勝ち取った基地局のカバレージエリア内のUEは、CUBS 720を受信し、CUBS 720のペイロードに含まれる情報によってあるいはCUBS 720がマッピング関数に基づくグループID 2に関連するCCA間隔CCA−Dの直後から送信されたと決定することによって、グループID 2の特定の基地局がチャネルを勝ち取ったと決定してもよい。上記で説明したように、UEは、U−CCAを実行するためのCCA時間間隔を決定するために使用されてもよいCCAマッピング関数を有してもよい。
図7の例では、そのようなマッピング関数に従って(CCA−1〜CCA−7として示される)スケジュールされたU−CCA間隔730が決定され、CCA−1〜CCA−7がそれぞれ、グループID 6、4、5、7、2、1、および3にマッピングされてもよい。上述のように、本例では、グループID 2の基地局がダウンリンクチャネル競合に勝っており、したがってグループID 2におけるUEがさらアップリンクチャネル競合に勝つことが望ましい。グループID 2のUEがCCA−1 735の間にU−CCAを実行するのを許可された場合、そのような結果の機会が増えることがある。しかし、マッピング関数によれば、CCA−1は、735に示されるようにグループID 6によって占有され、CCA−5は、740に示されるようにグループID 2によって占有される。
【0073】
[0080]いくつかの実施形態によれば、グループID 2のUEは、修正されたU−CCA間隔750を生成するマッピング関数の修正を通じてチャネルへのアクセス権を得ることが好まれてもよい。この実施形態では、グループID 2を有するUEは、そのようなUEに第1のU−CCA時間間隔755を与え、異なるグループIDを有するUEに関するU−CCAを遅延させることによって好まれてもよい。もちろん、
図6の特定の例が説明のためのものであることが容易に理解されよう。当業者には多数の異なる例が容易に認識されよう。
【0074】
[0081]したがって、そのような実施形態では、UE間のアップリンク競合は、ダウンリンク競合の結果によってゲートされてもよく、UEは、同じ展開の基地局(または代替的に、それ自体のサービング基地局)がLBTフレームにおけるより早い時間の競合に勝った場合にのみ、LBTフレームの間のアップリンク上で競合する。これは、他のグループ−idを有する他のUEがアップリンクグラントまたはダウンリンクパケットに対する応答を試みているUEをプリエンプトすることから防止される。
【0075】
[0082]
図8は、競合ベースのチャネルアクセスの例800および様々な実施形態による競合ベースのプロシージャに施される場合がある修正を示す。例800では、基地局は、
図4のS’サブフレーム435の一例であってもよいS’サブフレーム805のD−CCA 810部分の間にD−CCA 810を実行してもよい。同様に、UEは、
図4のSサブフレーム430の一例であってもよいSサブフレーム825のU−CCA部分の間にU−CCA間隔830を有してもよい。いくつかの実施形態では、例800のいくつかの部分は、
図1、
図2、および/または
図3を参照しながら説明した基地局105、205、305および/またはUE115、215、315のうちの1つまたは複数によって実施されてもよい。
【0076】
[0083]D−CCA 810の間に、7つまでのグループIDを有する基地局(
図8のGrp1〜Grp7)が
図8にCCA−A〜CCA−Gとして示されるCCA時間間隔にマッピングされてもよい。上記で説明したように、マッピング関数の結果に応じて、様々なグループIDがそれぞれに異なるCCA間隔を占有してもよい。この例では、グループID 4がCCA−Aを占有し、グループID 1がCCA−Bを占有し、グループID 7がCCA−Cを占有し、グループID 2がCCA−Dを占有し、グループID 5がCCA−Eを占有し、グループID 3がCCA−Fを占有し、グループID 6がCCA−Gを占有する。この例では、815に示されるように、グループID 2を有する基地局がチャネルを勝ち取り、次いで、基地局がサブフレーム805の残りの部分の間にCUBS 820を送信する。
【0077】
[0084]そのような実施形態によれば、UEは、U−CCAを実行するためのCCA時間間隔を決定するために使用されてもよいCCAマッピング関数を有してもよい。
図8の例では、UEは、D−CCA 810のグループIDの順序に対応するように決定されてもよい修正されたスケジュールされた(CCA−1〜CCA−7として示される)U−CCA間隔830を使用してもよい。したがって、そのような実施形態では、CCA−1〜CCA−7はそれぞれ、グループID 4、1、7、2、5、3、および6にマッピングされてもよい。上述のように、本例では、グループID 2の基地局がダウンリンクチャネル競合に勝っており、したがってグループID 2におけるUEがさらにアップリンクチャネル競合に勝つことが望ましい。そのような結果の機会は、D−CCA810においてチャネルを勝ち取れないグループID 2よりも先のグループIDに基づいて増やされてもよく、したがって、同じグループIDのUEはU−CCAを実行しない可能性が高い。
【0078】
[0085]いくつかの実施形態では、基地局は、LBTフレームのアップリンク部分の間にUEからの重大なアップリンクデータが予期されるときはいつでもダウンリンクチャネルを求めて競合することがある。基地局が競合に勝つ場合、その基地局のダウンリンクCCA間隔は、ロードされる他の基地局がチャネルを勝ち取るのを妨げることができるほど早く生じている可能性が高く、同じCCAマッピング関数がアップリンク競合に使用された場合、対応するUEが他のUEよりも前にアップリンクチャネルを確保できる可能性が高くなる。
【0079】
[0086]上記の例については、直交CCAマッピングに関して説明したが、同様の原則が非直交マッピング関数に当てはまる。
図9は、競合ベースのチャネルアクセスの例900および様々な実施形態による非直交マッピング関数を用いた競合ベースのプロシージャに施される場合がある修正を示す。例900では、基地局は、
図4のS’サブフレーム435の一例であってもよいS’サブフレーム905のD−CCA 910部分の間にD−CCA 910を実行してもよい。同様に、UEは、
図4のSサブフレーム430の一例であってもよいSサブフレーム925のU−CCA部分の間にスケジュールされたU−CCA間隔930を有してもよい。いくつかの実施形態では、例900のいくつかの部分は、
図1、
図2、および/または
図3を参照しながら説明した基地局105、205、305および/またはUE115、215、315のうちの1つまたは複数によって実施されてもよい。
【0080】
[0087]D−CCA 910の間に、16個までのグループIDを有する基地局(
図9のGrp1〜Grp16)が
図9にCCA−A〜CCA−Gとして示されるCCA時間間隔にマッピングされてもよい。上記で説明したように、マッピング関数の結果に応じて、様々なグループIDがそれぞれに異なるCCA間隔を占有してもよい。この例では、グループID 4、10、および16がCCA−Aを占有し、グループID 1および11がCCA−Bを占有し、グループID 7および13がCCA−Cを占有し、グループID 2および8がCCA−Dを占有し、グループID 5および12がCCA−Eを占有し、グループID 3、9、および15がCCA−Fを占有し、グループID 6および14がCCA−Gを占有する。この例では、915に示されるように、グループID 2を有する基地局がチャネルを勝ち取り、次いで、基地局がサブフレーム905の残りの部分の間にCUBS 920を送信する。
【0081】
[0088]チャネルを勝ち取った基地局のカバレージエリア内のUEは、CUBS 920を受信し、CUBS 920のペイロードに含まれる情報によってあるいはCUBS 920がCCA間隔CCA−Dの直後から送信されたと決定することによって、D−CCA間隔915を占有した特定の基地局がチャネルを勝ち取ったと決定してもよい。このD−CCA間隔はグループID 2および8に関連すると決定されてもよい。
【0082】
[0089]上記で説明したように、UEは、U−CCAを実行するためのCCA時間間隔を決定するために使用されてもよいCCAマッピング関数を有してもよい。
図9の例では、そのようなマッピング関数に従って(CCA−1〜CCA−7として示される)スケジュールされたU−CCA間隔930が決定されてもよい。上述のように、本例では、グループID 2の基地局がダウンリンクチャネル競合に勝っており、したがってグループID 2におけるUEがさらにアップリンクチャネル競合に
勝つことが望ましい。グループID 2のUEがCCA−1 935の間にU−CCAを実行するのを許可された場合、そのような結果の機会が増えることがある。しかし、マッピング関数によれば、CCA−1は、935に示されるようにグループID 6および8によって占有され、CCA−5は、940に示されるようにグループID 2および12によって占有される。
【0083】
[0090]いくつかの実施形態によれば、グループID 2および8のUEは、修正されたU−CCA間隔950を生成するマッピング関数の修正を通じてチャネルのアクセス権を得ることが好まれてもよい。この実施形態では、グループID 2および8を有するUEは、そのようなUEに利用可能な第1のU−CCA時間間隔955および960を与えることによって好まれてもよい。もちろん、
図6の特定の例が説明のためのものであることが容易に理解されよう。当業者には多数の異なる例が容易に認識されよう。
【0084】
[0091]そのような実施形態では、UEのマッピング関数は、チャネルを勝ち取ったD−CCA間隔のグループIDに基づいて修正されてもよい。いくつかの実施形態では、U−CCAマッピング関数は、D−CCAが成功したときに統計的に修正されてもよい。ここで、G
A(t)は、フレームtにおいてダウンリンクチャネル競合に勝ったすべての展開グループ−idのセットを示すものとする。非直交CCAマッピングに起因して、セットG
A(t)が複数のグループ−idを有してもよいことに留意されたい。その場合、アップリンクCCAマッピング関数は次式のように修正されてもよい。
【0086】
ここで、N ∈{1,2,3,4,5,6,7}は、セットG
A(t)の予期されるサイズに基づく構成パラメータである。選択肢N=1は、サービング基地局がダウンリンク競合に勝ったすべてのUEが、すべての他のUEよりも前に、最初のCCA間隔においてアップリンクチャネルを求めて競合する場合に相当する(R
1,1(g,t)=1であることに留意されたい)。そのようにして、U−CCA間隔950は、成功したD−CCAの試みと成功していないD−CCAの試みとの間で区分され、UEは、基地局が成功する順にサービスされる。追加または代替として、次式に従って、D−CCAが成功したシーケンスのみが修正され、一方、他のシーケンスは修正されなくてもよい。
【0088】
これによって、D−CCAが成功していない展開がより高い確率でアップリンク競合に勝つことができる。
【0089】
[0092]次に
図10Aを参照すると、ブロック
図1000は、様々な実施形態によるワイヤレス通信における使用のためのデバイス1005を示す。いくつかの実施形態では、デバイス1005は、
図1、
図2および/または
図3を参照して説明された基地局105、205、305および/またはUE115、215、315の1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1005はまた、プロセッサであり得る。デバイス1005は、受信機モジュール1010、CCA修正モジュール1020、および/または送信機モジュール1030を含み得る。これらのコンポーネントの各々は互いに通信していることがある。
【0090】
[0093]デバイス1005のコンポーネントは、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)とともに、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0091】
[0094]いくつかの実施形態では、受信機モジュール1010は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおける送信を受信するように動作可能な無線周波数(RF)受信機などのRF受信機であるか、またはそれを含み得る。受信機モジュール1010は、
図1、
図2、および/または
図3を参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、および/または300の1つまたは複数の通信リンクなど、認可スペクトルと無認可スペクトルとを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を受信するために使用され得る。
【0092】
[0095]いくつかの実施形態では、送信機モジュール1030は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルの中で送信するように動作可能なRF送信機などのRF送信機であるか、またはそれを含み得る。送信機モジュール1030は、
図1、
図2、および/または
図3を参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、および/または300の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を送信するために使用され得る。
【0093】
[0096]いくつかの実施形態では、CCA修正モジュール1020は、ダウンリンク競合に勝つ基地局に基づいて修正されたマッピング関数に従ってCCAを設定しならびに/あるいは実行してもよい。CCA修正モジュール1020が、通信において無認可スペクトルが使用されるべきであると決定するときには、チャネル競合に勝った基地局を決定するためにダウンリンクCCAがモニタされてもよい。次いで、ダウンリンクチャネルを勝ち取った基地局に関連するUEが、たとえば
図4〜
図9に関して上記で説明したようなアップリンクチャネルを勝ち取ることが好まれることになるように、アップリンクCCAプロシージャが修正されてもよい。
【0094】
[0097]次に
図10Bを参照すると、ブロック
図1050は、様々な実施形態によるワイヤレス通信における使用のためのデバイス1055を示す。いくつかの実施形態では、デバイス1005は、
図1、
図2、および/または
図3を参照して説明された基地局105、205、305および/またはUE115、215、315の1つまたは複数の態様の例であり得る。デバイス1055はまた、プロセッサであり得る。デバイス1055は、受信機モジュール1012、CCA修正モジュール1060、および/または送信機モジュール1032を含み得る。これらのコンポーネントの各々は互いに通信していることがある。
【0095】
[0098]デバイス1055のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて実現され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0096】
[0099]いくつかの実施形態では、受信機モジュール1012は、
図10Aの受信機モジュール1010の例であり得る。受信機モジュール1012は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおける送信を受信するように動作可能な無線周波数(RF)受信機などのRF受信機であるか、またはそれを含み得る。RF受信機は、認可スペクトルおよび無認可スペクトルに対して別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、場合によっては、認可スペクトルモジュール1014と無認可スペクトルモジュール1016との形態をとり得る。認可スペクトルモジュール1014と無認可スペクトルモジュール1016とを含む受信機モジュール1012は、
図1、
図2、および/または
図3を参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、および/または300の1つまたは複数の通信リンクなど、認可スペクトルと無認可スペクトルとを含むワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を受信するために使用され得る。
【0097】
[0100]いくつかの実施形態では、送信機モジュール1032は、
図10Aの送信機モジュール1030の例であり得る。送信機モジュール1032は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルの中で送信するように動作可能なRF送信機などのRF送信機であるか、またはそれを含み得る。RF送信機は、認可スペクトルおよび無認可スペクトルに対して別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、場合によっては、認可スペクトルモジュール1034と無認可スペクトルモジュール1036との形態をとり得る。送信機モジュール1032は、
図1、
図2、および/または
図3を参照して説明されたワイヤレス通信システム100、200、および/または300の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンクを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、伝送)を送信するために使用され得る。
【0098】
[0101]CCA調整モジュール1060は、
図10Aを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020の一例であってもよく、CCA識別モジュール1065、チャネル決定モジュール1075、および/またはCCA調整モジュール1080を含んでもよい。これらのコンポーネントの各々は互いに通信していることがある。
【0099】
[0102]いくつかの実施形態では、CCA識別1065は、CCAを実行するためにデバイスによって使用されるべきである特殊なサブフレームの間のCCA間隔を決定するためにCCAマッピングを実行してもよい。CCAは、無認可スペクトルを介して送信される通信チャネルに関して識別される特殊なフレームの間に実行されてもよい。チャネル競合に勝ったデバイスは、基地局がチャネルを勝ち取るときに基地局によって送信される場合があるCUBSのモニタに基づいて、チャネル決定モジュール1075によって決定されてもよい。
【0100】
[0103]いくつかの実施形態では、CCA調整モジュール1080は、チャネル決定モジュール1075によって識別されるようなチャネル競合に勝ったデバイスのグループIDに基づいてCCAマッピング関数を修正してもよい。デバイスによってCCAを実行するためのCCA間隔は、ダウンリンクチャネルを勝ち取った基地局に関連するUEが、たとえば
図4〜
図9に関して上記で説明したようにアップリンクチャネルを勝ち取ることが好まれることになるように、修正されてもよい。
【0101】
[0104]
図11を見ると、無認可スペクトルを介したLTE通信のために構成された基地局1105を示すブロック
図1100が示されている。いくつかの実施形態では、基地局1105は、
図1、
図2、
図3、
図10A、および/または
図10Bを参照して説明された基地局またはデバイス105、205、305、1005、および/または1055のうちの1つまたは複数の態様の例であり得る。基地局1105は、
図1、
図2、
図3、
図4A、
図4B、
図5、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10A、および/または
図10Bに関して説明されたCCA協調特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成され得る。基地局1105は、プロセッサモジュール1110、メモリモジュール1120、少なくとも1つの送受信機モジュール(送受信機モジュール1155によって表される)、少なくとも1つのアンテナ(アンテナ1160によって表される)、および/または基地局共有スペクトルモジュール1170を含み得る。基地局1105はまた、基地局通信モジュール1130およびネットワーク通信モジュール1140のうちの一方または両方を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、1つまたは複数のバス1135を介して、直接的または間接的に互いに通信し得る。
【0102】
[0105]メモリモジュール1120は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリモジュール1120は、実行されたときに、CCAの実行ならびに/あるいは1つまたは複数のUEによって実施されるべき修正されたCCAマッピング関数の修正またはシグナリングを含む、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおけるLTEベースの通信を使用するための本明細書で説明する様々な機能をプロセッサモジュール1110に実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード1125を記憶してもよい。代替的に、ソフトウェアコード1125は、プロセッサモジュール1110によって直接実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルされ実行されると、基地局1105に本明細書で説明される機能のうちのいくつかを実行させるように構成され得る。
【0103】
[0106]プロセッサモジュール1110は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール1110は、送受信機モジュール1155、基地局通信モジュール1130、および/またはネットワーク通信モジュール1140を介して受信された情報を処理することができる。プロセッサモジュール1110はまた、アンテナ1160を通じた送信のために送受信機モジュール1155に送られるべき情報、1つまたは複数の他の基地局またはeNB1105−aおよび1105−bへの送信のために基地局通信モジュール1130に送られるべき情報、ならびに/あるいは
図1を参照して説明されたコアネットワーク130の態様の例であり得るコアネットワーク1145への送信のためにネットワーク通信モジュール1140に送られるべき情報を処理し得る。プロセッサモジュール1110は、CCAの実行ならびに/あるいは上述のようにチャネルアクセスプロシージャを修正するのに使用される場合がある修正されたCCAマッピング関数の修正またはシグナリングを含む、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおけるLTEベースの通信を使用する様々な態様に単独でまたは基地局共有スペクトルモジュール1170とともに対処してもよい。
【0104】
[0107]送受信機モジュール1155は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1160に与え、アンテナ1160から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。送受信機モジュール1155は、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。送受信機モジュール1155は、少なくとも1つの認可スペクトルにおける通信と、少なくとも1つの無認可スペクトルにおける通信をサポートし得る。送受信機モジュール1155は、たとえば、
図1、
図2、および/または
図3を参照して説明されたUEまたはデバイス115、215、および/または315のうちの1つまたは複数とアンテナ1160を介して双方向に通信するように構成され得る。基地局1105は、通常、複数のアンテナ1160(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局1105は、ネットワーク通信モジュール1140を介してコアネットワーク1145と通信し得る。基地局1105は、基地局通信モジュール1130を使用して、eNB1105−aおよび1105−bなどの他の基地局またはeNBと通信し得る。
【0105】
[0108]
図11のアーキテクチャによれば、基地局1105はさらに、通信管理モジュール1150を含み得る。通信管理モジュール1150は、他の基地局、eNB、および/またはデバイスとの通信を管理し得る。通信管理モジュール1150は、1つまたは複数のバス1135を介して、基地局1105の他のコンポーネントの一部または全部と通信し得る。代替として、通信管理モジュール1150の機能は、送受信機モジュール1155のコンポーネントとして、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール1110の1つもしくは複数のコントローラ要素として実装され得る。
【0106】
[0109]基地局共有スペクトルモジュール1170は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいてLTEベースの通信を使用することに関して
図1,
図2、
図3、
図4A、
図4B、
図5、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10A、および/または
図10Bを参照して説明された基地局機能または態様の一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る。たとえば、基地局共有スペクトルモジュール1170は、CCAマッピング関数または修正されたCCAマッピング関数に従ってCCA動作をサポートするように構成されてもよい。基地局共有スペクトルモジュール1170は、LTE通信に対処するように構成されたLTEモジュール1175、無認可スペクトルにおけるLTE通信およびCCAに対処するように構成されたLTE無認可モジュール1180、および/または無認可スペクトルにおけるLTE以外の通信に対処するように構成された無認可モジュール1185を含んでもよい。基地局共有スペクトルモジュール1170はまた、たとえば、
図1、
図2、
図3、
図4A、
図4B、
図5、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10A、および/または
図10Bを参照しながら説明したCCA調整機能および/またはCCA修正機能のうちのいずれかを実行するように構成されたCCA修正モジュール1190を含んでもよい。CCA修正モジュール1190は、
図10Aおよび/または
図10Bを参照して説明された同様のモジュール(たとえば、モジュール1020および/またはモジュール1060)の例であり得る。基地局共有スペクトルモジュール1170またはそれの部分は、プロセッサを含み得、ならびに/あるいは基地局共有スペクトルモジュール1170の機能の一部または全部は、プロセッサモジュール1110によっておよび/またはプロセッサモジュール1110に関連して実行され得る。
【0107】
[0110]
図12を見ると、無認可スペクトルを介したLTE/LTE−Aのために構成されたUE1215を示すブロック
図1200が示されている。UE1215は、様々な他の構成を有し得、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、携帯電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット機器、ゲームコンソール、電子リーダなどに含まれるか、またはその一部であり得る。UE1215は、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内蔵電源(図示せず)を有し得る。いくつかの実施形態では、UE1215は、
図1、
図2、
図3、
図10Aおよび/または
図10Bを参照して説明されたUEまたはデバイス115、215、315、1005、および/または1055のうちの1つまたは複数の例であり得る。UE1215は、
図1、
図2、
図3、
図10A、
図10B、および/または
図11を参照して説明された基地局またはデバイス105、205、305、1005、1055、および/または1105のうちの1つまたは複数と通信するように構成され得る。
【0108】
[0111]UE1215は、プロセッサモジュール1210、メモリモジュール1220、少なくとも1つの送受信機モジュール(送受信機モジュール1270によって表される)、少なくとも1つのアンテナ(アンテナ1280によって表される)、および/またはUE共有スペクトルモジュール1240を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、1つまたは複数のバス1235を介して、直接または間接的に互いに通信し得る。
【0109】
[0112]メモリモジュール1220は、RAMおよび/またはROMを含み得る。メモリモジュール1220は、実行されると、プロセッサモジュール1210に、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいてLTEベースの通信を使用するための本明細書で説明される様々な機能を実行させるように構成される命令を含む、コンピュータ可読の、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード1225を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード1225は、プロセッサモジュール1210によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると、)UE1215に本明細書で説明されるUE機能のうちのいくつかを実行させるように構成され得る。
【0110】
[0113]プロセッサモジュール1210は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサモジュール1210は、送受信機モジュール1270を介して受信された情報、および/またはアンテナ1280を介した送信のために送受信機モジュール1270へ送られるべき情報を処理し得る。プロセッサモジュール1210は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいてLTEベースの通信を使用する様々な態様を、単独で、またはUE共有スペクトルモジュール1240とともに、扱うことができる。
【0111】
[0114]送受信機モジュール1270は、基地局と双方向に通信するように構成され得る。送受信機モジュール1270は、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。送受信機モジュール1270は、少なくとも1つの認可スペクトルにおける通信と、少なくとも1つの無認可スペクトルにおける通信をサポートし得る。送受信機モジュール1270は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1280に与え、アンテナ1280から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UE1215は、単一のアンテナを含み得るが、UE1215が複数のアンテナ1280を含み得る実施形態があり得る。
【0112】
[0115]
図12のアーキテクチャによれば、UE1215はさらに、通信管理モジュール1230を含み得る。通信管理モジュール1230は、様々な基地局またはeNBとの通信を管理し得る。通信管理モジュール1230は、1つまたは複数のバス1235を介してUE1215の他のコンポーネントの一部または全部と通信する、UE1215のコンポーネントであり得る。代替として、通信管理モジュール1230の機能は、送受信機モジュール1270のコンポーネントとして、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール1210の1つもしくは複数のコントローラ要素として実装され得る。
【0113】
[0116]UE共有スペクトルモジュール1240は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいてLTEベースの通信を使用することに関して
図1、
図2、
図3、
図4A、
図4B、
図5、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10A、および/または
図10Bにおいて説明されたUE機能または態様の一部または全部を実行および/または制御するように構成され得る。たとえば、UE共有スペクトルモジュール1240は、CCAマッピング関数または修正されたCCAマッピング関数に従ってチャネルアクセス権を得るためにCCAを実行するように構成されてもよい。UE共有スペクトルモジュール1240は、CCAサブフレームが送信されるコンポーネントキャリア上のデータフレームを受信し、チャネルアクセス権を勝ち取った基地局を決定すること、および/またはダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取った基地局のグループIDに基づいて決定されたCCAマッピングに従ってCCA動作を実行することを行うように構成されてもよい。UE共有スペクトルモジュール1240は、LTE通信を扱うように構成されたLTEモジュール1245、無認可スペクトルにおけるLTE通信を扱うように構成されたLTE無認可モジュール1250、および/またはCCA調整モジュール1255を含み得る。CCA調整モジュール1255は、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明した同様のモジュール(たとえば、モジュール1020および/またはモジュール1060)の一例であってもよく、マッピング関数または修正されたマッピング関数に従ってCCAを実行するためのCCA間隔を調整してもよい。UE共有スペクトルモジュール1240またはそれの部分は、プロセッサを含み得、ならびに/あるいはUE共有スペクトルモジュール1240の機能の一部または全部は、プロセッサモジュール1210によっておよび/またはプロセッサモジュール1210に関連して実行され得る。
【0114】
[0117]次に
図13を参照すると、基地局1305とUE 1315とを含む多入力多出力(MIMO)通信システム1300のブロック図が示されている。基地局1305およびUE 1315は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルを使用したLTEベースの通信をサポートしてもよい。基地局1305は、
図1、
図2、
図3、
図10A、
図10B、および/または
図11を参照しながら説明した基地局またはデバイス105、205、305、1005、1055、および/または1105の1つまたは複数の態様の一例であってもよく、UE 1315は、
図1、
図2、
図3、
図10A、
図10B、および/または
図12を参照しながら説明したUEまたはデバイス115、215、315、1005、1055、および/または1215の1つまたは複数の態様の一例であってもよい。システム1300は、
図1、
図2、および/または
図3を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、200、および/または300の態様を示す場合があり、
図4〜
図9を参照しながら説明したような無認可スペクトルにおけるチャネルへのチャネルアクセスに関するCCAを実行してもよい。
【0115】
[0118]基地局1305は、アンテナ1334−a〜1334−xを備えてもよく、UE 1315は、アンテナ1352−a〜1352−nを備えてもよい。システム1300では、基地局1305は、複数の通信リンクを介して同時にデータを送ることが可能であってもよい。各通信リンクは「レイヤ」と呼ばれることがあり、通信リンクの「ランク」は、通信のために使用されるレイヤの数を示す場合がある。たとえば、基地局1305が2つの「レイヤ」を送信する2×2MIMOシステムでは、基地局1305とUE 1315との間の通信リンクのランクは2であってもよい。
【0116】
[0119]基地局1305において、送信(Tx)プロセッサ1320は、データソースからデータを受け取ってもよい。送信プロセッサ1320は、データを処理してもよい。送信プロセッサ1320はまた、基準シンボルおよび/またはセル固有基準信号を生成してもよい。送信(Tx)MIMOプロセッサ1330は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施してもよく、出力シンボルストリームを送信(Tx)変調器1332−a〜1332−xに供給してもよい。各変調器1332は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理してもよい。各変調器1332は、ダウンリンク(DL)信号を取得するために、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)してもよい。1つの例では、変調器1332−a〜1332−xからのDL信号は、それぞれアンテナ1334−a〜1334−xを介して送信されてもよい。
【0117】
[0120]UE 1315において、アンテナ1352−a〜1352−nは、基地局1305からDL信号を受信してもよく、受信された信号をそれぞれ受信(Rx)復調器1354−a〜1354−nに供給してもよい。各復調器1354は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)してもよい。各復調器1354は、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理してもよい。MIMO検出器1356は、すべての復調器1354−a〜1354−nから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを供給してもよい。受信(Rx)プロセッサ1358は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE 1315のための復号されたデータをデータ出力に与え、復号された制御情報をプロセッサ1380またはメモリ1382に供給してもよい。プロセッサ1380は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいてLTEベースの通信を使用することに関する様々な機能を実行し得るモジュールまたは機能1381を含み得る。たとえば、モジュールまたは機能1381は、
図10Aまたは
図10Bを参照しながら説明されたCCA修正モジュール1020または1060、および/あるいは
図12を参照して説明されたUE共有スペクトルモジュール1240の機能の一部または全部を実行し得る。いくつかの実施形態では、モジュールまたは機能1381は、特殊なサブフレームの間にUE 1315がCCAを送信するためのCCAタイミングを決定するのに使用されてもよい。
【0118】
[0121]アップリンク(UL)上で、UE 1315において、送信(Tx)プロセッサ1364は、データソースからのデータを受信し、処理してもよい。送信プロセッサ1364はまた、基準信号用の基準シンボルを生成してもよい。送信プロセッサ1364からのシンボルは、適用可能な場合、送信(Tx)MIMOプロセッサ1366によってプリコーディングされ、さらに(たとえば、SC−FDMAなどのための)送信(Tx)変調器1354−a〜1354−nによって処理され、基地局1305から受信された送信パラメータに従って基地局1305に送信されてもよい。基地局1305において、UE 1315からのUL信号がアンテナ1334によって受信され、受信機(Rx)復調器1332によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器1336によって検出され、受信(Rx)プロセッサ1338によってさらに処理されてもよい。受信プロセッサ1338は、復号データをデータ出力およびプロセッサ1340に供給してもよい。プロセッサ1340は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトルにおいてLTEベースの通信を使用することに関する様々な態様を実行し得るモジュールまたは機能1341を含み得る。たとえば、モジュールまたは機能1341は、
図10Aまたは
図10Bを参照しながら説明されたCCA修正モジュール1020または1060、あるいは
図11を参照して説明された基地局共有スペクトルモジュール1170の機能の一部または全部を実行し得る。いくつかの実施形態では、モジュールまたは機能1341は、特殊なサブフレームの間に基地局1305がCCAを送信するためのCCAタイミングを決定するのに使用されてもよい。
【0119】
[0122]基地局1305のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数のASICを用いて実現され得る。述べられたモジュールの各々は、システム1300の動作に関する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。同様に、UE1315のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部またはすべてを実行するように適応された1つまたは複数のASICによって実装され得る。述べられたコンポーネントの各々は、システム1300の動作に関する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。
【0120】
[0123]
図14は、ワイヤレス通信のための方法1400の例を示すフローチャートを示す。明快のために、方法1400について、
図1、
図2、
図3、
図10A、
図10B、
図12、および/または
図13を参照しながら説明したUEまたはデバイス115、215、315、1005、1055、1215、および/もしくは1315のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行してもよい。
【0121】
[0124]ブロック1405において、少なくとも第1および第2の基地局が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスするための競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する時間期間が識別されてもよい。いくつかの実施形態では、基地局の各々はグループIDを有し、マッピング関数は、各基地局がチャネルアクセス権を取得するのを試みるためにCCAを実行すべきであるCCA間隔を決定してもよい。ブロック1405における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したCCA識別モジュール1065、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0122】
[0125]ブロック1410において、第1の基地局がダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取ったかあるいは勝ち取る可能性が高いと決定される。いくつかの実施形態では、CUBSがモニタされ、第1の基地局がダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定するために使用されてもよい。ブロック1410における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したチャネル決定モジュール1075、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0123】
[0126]ブロック1415において、第1の基地局に関連する第1のUEに関する競合ベースのアップリンクチャネルアクセスプロシージャは、第1のUEが無認可スペクトルにおけるチャネルへのアクセス権を得るのを好むように修正される。そのような修正では、いくつかの実施形態によれば、第1の基地局に関連するCCA間隔を最も早い利用可能なCCA間隔とスワップしてもよい。そのような修正では、他の実施形態によれば、最も早い利用可能なCCA間隔と第1の基地局に関連するCCA間隔との間のCCA間隔の数に基づいてCCA間隔をずらしてもよい。さらに他の実施形態では、第1の基地局に関連するCCA間隔は、最も早い利用可能なCCA間隔に設定されてもよく、他の基地局に関連するCCAは、後続のCCA期間まで遅延されてもよい。ブロック1415における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したCCA調整モジュール1080、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0124】
[0127]したがって、方法1400は、競合ベースのチャネルアクセスプロシージャがダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取った基地局に関連するUEを好むように修正されてもよいワイヤレス通信を実現する場合がある。方法1400は一実装形態にすぎないこと、および方法1400の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるかまたは場合によっては修正されてもよいことに留意されたい。
【0125】
[0128]
図15は、ワイヤレス通信のための方法1500の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1500について、
図1、
図2、
図3、
図10A、
図10B、
図12、および/または
図13を参照しながら説明したUEまたはデバイス115、215、315、1005、1055、1215、および/もしくは1315のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行してもよい。
【0126】
[0129]ブロック1505において、少なくとも第1および第2の基地局が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスするための競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する時間期間が識別されてもよい。いくつかの実施形態では、基地局の各々はグループIDを有し、マッピング関数は、各基地局がチャネルアクセス権を取得するのを試みるためにCCAを実行すべきであるCCA間隔を決定してもよい。ブロック1505における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したCCA識別モジュール1065、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0127】
[0130]ブロック1510において、第1の基地局が無認可スペクトルにおけるワイヤレスチャネルへのチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定するためにチャネル使用状況ビーコン信号(CUBS)がモニタされてもよい。ブロック1510における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したチャネル決定モジュール1075、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0128】
[0131]ブロック1515において、決定することに応答して第1のUEにおいてクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行するための時間が調整される。そのような調整では、いくつかの実施形態によれば、第1の基地局に関連するCCA間隔を最も早い利用可能なCCA間隔とスワップしてもよい。そのような調整では、他の実施形態によれば、最も早い利用可能なCCA間隔と第1の基地局に関連するCCA間隔との間のCCA間隔の数に基づいてCCA間隔をずらしてもよい。さらに他の実施形態では、第1の基地局に関連するCCA間隔は、最も早い利用可能なCCA間隔に設定されてもよく、他の基地局に関連するCCAは、後続のCCA期間まで遅延されてもよい。ブロック1515における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したCCA調整モジュール1080、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0129】
[0132]したがって、方法1500は、CCA動作が、関連する基地局が無認可スペクトルにおけるワイヤレス通信チャネルへのチャネルアクセス権を得たかどうかに基づいてUEに対してそれぞれに異なる時間に実行されるように修正されてもよいワイヤレス通信を実現する場合がある。方法1500は一実装形態にすぎないこと、および方法1500の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成されるかまたは場合によっては修正されてもよいことに留意されたい。
【0130】
[0133]
図16は、ワイヤレス通信のための方法1600の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1600について、
図1、
図2、
図3、
図10A、
図10B、
図12、および/または
図13を参照しながら説明したUEまたはデバイス115、215、315、1005、1055、1215、および/もしくは1315のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行してもよい。
【0131】
[0134]ブロック1605において、基地局のグループの少なくとも第1および第2の基地局が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスするための競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する互いに重複する時間期間が識別されてもよい。いくつかの実施形態では、基地局の各々はグループIDを有し、マッピング関数は、それぞれに異なるグループIDを有する2つ以上の基地局がチャネルアクセス権を取得するのを試みるためにCCAを実行すべきであるCCA間隔を決定してもよい。ブロック1605における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したCCA識別モジュール1065、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0132】
[0135]ブロック1610において、基地局のグループのうちの基地局の1つがチャネルへのチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定される。ブロック1610における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したチャネル決定モジュール1075、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0133】
[0136]ブロック1615において、たとえば、CCA間隔のセットから基地局のグループに関連するUEのCCA間隔が選択され、この場合、CCA間隔のセットは、基地局のグループの外部の1つまたは複数の基地局に関連する1つまたは複数のUEのCCA間隔よりも早いCCA間隔を備える。ブロック1615における動作は、いくつかの場合には、
図10Aおよび/または
図10Bを参照しながら説明したCCA修正モジュール1020および/または1060、
図10Bを参照しながら説明したCCA調整モジュール1080、
図12を参照しながら説明したUE共有スペクトルモジュール1240、ならびに/あるいは
図13を参照しながら説明したモジュールまたは機能1381を使用して実行されてもよい。
【0134】
[0137]したがって、方法1600は、非直交CCA動作が、CCA間隔の間にCCAを実行する基地局のグループにおける基地局が無認可スペクトルにおけるワイヤレス通信チャネルへのチャネルアクセス権を得たかどうかに基づいてUEに対してそれぞれに異なる時間に実行されるように修正されてもよいワイヤレス通信を実現する場合がある。方法1600は一実装形態にすぎないこと、および方法1600の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられてよく、または別様に修正されてよいことに留意されたい。
【0135】
[0138]添付の図面に関して上に記載された発明を実施するための形態は、例示的な実施形態を説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。この明細書全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として機能すること」を意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利である」ことを意味しない。発明を実施するための形態は、説明された技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴わずに実践され得る。いくつかの事例では、説明された実施形態の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示されている。
【0136】
[0139]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0137】
[0140]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別のゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェアコンポーネント、または、本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって、実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替的には、プロセッサは、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。プロセッサは、場合によっては、メモリと電子通信していてもよく、メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する。
【0138】
[0141]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実施態様は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実現され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的な場所において実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は選言的な列挙を示しており、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙は、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味する。
【0139】
[0142]コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体はいずれも、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ可読記憶媒体と通信媒体とを含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータによってアクセスされ得る任意の媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のコンピュータ可読プログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され、汎用もしくは専用コンピュータ、もしくは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されているディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタルバーサタイルディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ィディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、一方、ディスク(disc)は通常、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0140】
[0143]本開示のこれまでの説明は、当業者が本開示を構成または使用することを可能にするために与えられる。本開示への様々な修正が当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、例または事例を示すものであり、述べられた例に対する選好を何ら暗示せず、または要求しない。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
少なくとも第1の基地局および第2の基地局が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスするための競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する時間期間を識別することと、
前記第1の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取ったかあるいは勝ち取る可能性が高いと決定することと、
前記第1のUEが前記無認可スペクトルにおける前記チャネルへのアクセス権を得るのを好むように、前記第1の基地局に関連する第1のユーザ機器(UE)に関する競合ベースのアップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正することと
を備える、方法。
[C2]
前記修正することは、
前記決定することに応答して前記第1のUEにおいてクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行するための時間を調整することを備える、
C1に記載の方法。
[C3]
前記第1の基地局がチャネルアクセス権を勝ち取ったと前記決定することは、
前記第1の基地局がチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定するために前記基地局のチャネル使用状況ビーコン信号(CUBS)をモニタすることを備える、
C2に記載の方法。
[C4]
前記調整することは、
前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを実行するための最も早い利用可能なCCA間隔になるように、前記第1のUEのCCA間隔を変更することを備える、
C2に記載の方法。
[C5]
前記第1の基地局がチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定することに応答して前記第1のUEが前記無認可スペクトルにおける前記チャネルへのアクセス権を得るのを好むように前記第2の基地局に関連する第2のUEに関する前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正することをさらに備える、
C4に記載の方法。
[C6]
前記第2のUEのための前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正することは、前記第2のUEが最も早いCCA間隔の間に前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを実行するようにスケジュールされるときに前記第1のUEのためにスケジュールされたCCA間隔を前記第2のUEに割り当てることを備える、
C5に記載の方法。
[C7]
前記修正することは、次式のように前記基地局のグループIDに基づいて前記第1のUEのCCA間隔を決定するためのマッピング関数F
U(groupID,t)を修正することを備え、
【数8】
ここで、g
A(t)=前記第1の基地局の前記グループIDであり、
g
B(t)=前記最も早い利用可能なCCA間隔においてアップリンクCCAを実行したであろう1つまたは複数のUEのグループIDである、
C6に記載の方法。
[C8]
前記第2のUEに関する前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正することは、
前記第1のUEのスケジュールされたCCA間隔と前記最も早い利用可能なCCA間隔との間のCCA間隔の数を決定することと、
前記第2のUEのスケジュールされたCCA間隔を前記決定された数のCCA間隔だけシフトすることと
を備える、C5に記載の方法。
[C9]
前記修正することは、次式のように前記基地局のグループIDに基づいて前記第1のUEのCCA間隔を決定するためのマッピング関数F
U(groupID,t)を修正することを備え、
【数9】
ここで、g
A(t)=前記第1の基地局の前記グループIDである、
C8に記載の方法。
[C10]
前記第2のUEに関する前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正することは、
アップリンクチャネルアクセスを後続のチャネルアクセス期間まで遅延させることを備える、
C5に記載の方法。
[C11]
前記修正することは、
複数の利用可能なクリアチャネルアセスメント(CCA)間隔から前記第1の基地局のスケジュールされたCCA間隔を決定することと、
前記第1の基地局の前記スケジュールされたCCA間隔に基づいて前記第1のUEのCCA間隔を設定することと
を備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記第1の基地局および前記第2の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する前記時間期間は、クリアチャネルアセスメント(CCA)間隔を備え、前記第1の基地局と前記第2の基地局の前記CCA間隔は重複せず、前記第1の基地局と少なくとも1つの他の基地局の前記CCA間隔が重複する、
C1に記載の方法。
[C13]
前記CCA間隔は、利用可能なCCA間隔からの擬似ランダム選択に基づいて決定され、前記第1の基地局および前記少なくとも1つの他の基地局を備える基地局のグループは同じCCA間隔を有する、
C12に記載の方法。
[C14]
前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正することは、
基地局の前記グループのうちの前記基地局の1つが前記チャネルへのチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定することと、
前記決定することに応答して前記第1のUEおよび前記少なくとも1つの他の基地局に関連する少なくとも1つの他のUEにおいてCCAを実行するための時間を調整することと
を備える、C13に記載の方法。
[C15]
前記調整することは、
CCA間隔のセットから基地局の前記グループに関連するUEのCCA間隔を選択することを備え、CCA間隔の前記セットは、基地局の前記グループの外部の1つまたは複数の基地局に関連する1つまたは複数のUEのCCA間隔よりも早いCCA間隔を備える、
C14に記載の方法。
[C16]
ワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも第1の基地局および第2の基地局が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスするための競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する時間期間を識別するための手段と、
前記第1の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取ったかあるいは勝ち取る可能性が高いと決定するための手段と、
前記第1のUEが前記無認可スペクトルにおける前記チャネルへのアクセス権を得るのを好むように、前記第1の基地局に関連する第1のユーザ機器(UE)に関する競合ベースのアップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正するための手段と
を備える、装置。
[C17]
前記修正するための手段は、前記決定することに応答して前記第1のUEにおいてクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行するための時間を調整する、C16に記載の装置。
[C18]
前記修正するための手段は、前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを実行するための最も早い利用可能なCCA間隔になるように、前記第1のUEのCCA間隔を変更する、
C17に記載の装置。
[C19]
前記修正するための手段は、複数の利用可能なクリアチャネルアセスメント(CCA)間隔から前記第1の基地局のスケジュールされたCCA間隔を決定し、前記第1の基地局の前記スケジュールされたCCA間隔に基づいて前記第1のUEのCCA間隔を設定する、
C16に記載の装置。
[C20]
前記第1の基地局および前記第2の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する前記時間期間は、クリアチャネルアセスメント(CCA)間隔を備え、前記第1の基地局と前記第2の基地局の前記CCA間隔は、重複せず、前記第1の基地局と少なくとも1つの他の基地局の前記CCA間隔が重複する、
C16に記載の装置。
[C21]
前記CCA間隔は、利用可能なCCA間隔からの擬似ランダム選択に基づいて決定され、前記第1の基地局および前記少なくとも1つの他の基地局を備える基地局のグループは同じCCA間隔を有する、
C20に記載の装置。
[C22]
前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを前記修正するための手段は、基地局の前記グループのうちの前記基地局の1つが前記チャネルへのチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定し、前記決定することに応答して前記第1のUEおよび前記少なくとも1つの他の基地局に関連する少なくとも1つの他のUEにおいてCCAを実行するための時間を調整する、
C21に記載の装置。
[C23]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと
を備え、前記プロセッサは、
少なくとも第1の基地局および第2の基地局が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスするための競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する時間期間を識別することと、
前記第1の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取ったかあるいは勝ち取る可能性が高いと決定することと、
前記第1のUEが前記無認可スペクトルにおける前記チャネルへのアクセス権を得るのを好むように、前記第1の基地局に関連する第1のユーザ機器(UE)に関する競合ベースのアップリンクチャネルアクセスプロシージャを修正することと
を行うように構成される、装置。
[C24]
前記プロセッサは、前記決定することに応答して前記第1のUEにおいてクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行するための時間を調整することを行うようにさらに構成される、
C23に記載の装置。
[C25]
前記プロセッサは、前記アップリンクチャネルアクセスプロシージャを実行するための最も早い利用可能なCCA間隔になるように、前記第1のUEのCCA間隔を変更することを行うようにさらに構成される、
C24に記載の装置。
[C26]
前記プロセッサは、複数の利用可能なクリアチャネルアセスメント(CCA)間隔から前記第1の基地局のスケジュールされたCCA間隔を決定することと、前記第1の基地局の前記スケジュールされたCCA間隔に基づいて前記第1のUEのCCA間隔を設定することとを行うようにさらに構成される、
C23に記載の装置。
[C27]
前記第1の基地局および前記第2の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する前記時間期間は、クリアチャネルアセスメント(CCA)間隔を備え、前記第1の基地局と前記第2の基地局の前記CCA間隔は重複せず、前記第1の基地局と少なくとも1つの他の基地局の前記CCA間隔が重複する、
C23に記載の装置。
[C28]
前記CCA間隔は、利用可能なCCA間隔からの擬似ランダム選択に基づいて決定され、前記第1の基地局および前記少なくとも1つの他の基地局を備える基地局のグループは同じCCA間隔を備える、
C27に記載の装置。
[C29]
前記プロセッサは、基地局の前記グループのうちの前記基地局の1つが前記チャネルへのチャネルアクセス権を勝ち取ったと決定し、前記決定することに応答して前記第1のUEおよび前記少なくとも1つの基地局に関連する少なくとも1つの他のUEにおいてCCAを実行するための時間を調整するようにさらに構成される、
C28に記載の装置。
[C30]
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するための非一時的コンピュータ可読媒体であって、
少なくとも第1の基地局および第2の基地局が無認可スペクトルにおけるチャネルにアクセスするための競合ベースのダウンリンクチャネルアクセスプロシージャを実行する時間期間を識別するための命令と、
前記第1の基地局が前記ダウンリンクチャネルアクセス権を勝ち取ったかあるいは勝ち取る可能性が高いと決定するための命令と、
前記第1の基地局に関連する第1のユーザ機器(UE)に関する競合ベースのアップリンクチャネルアクセスプロシージャを、前記第1のUEが前記無認可スペクトルにおける前記チャネルへのアクセス権を得るのを好むように修正するための命令と
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。