特許第6760021号(P6760021)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6760021
(24)【登録日】2020年9月7日
(45)【発行日】2020年9月23日
(54)【発明の名称】梱包材
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/43 20060101AFI20200910BHJP
   B65D 5/66 20060101ALI20200910BHJP
【FI】
   B65D5/43
   B65D5/66 311G
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-232350(P2016-232350)
(22)【出願日】2016年11月30日
(65)【公開番号】特開2018-90254(P2018-90254A)
(43)【公開日】2018年6月14日
【審査請求日】2018年9月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】大倉 義正
【審査官】 長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−194121(JP,U)
【文献】 実開昭53−108524(JP,U)
【文献】 実開昭61−053318(JP,U)
【文献】 特開2002−234528(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/43
B65D 5/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有する本体部と、
前記開口を閉じる蓋部と、
前記蓋部が閉じられた後に、前記本体部の縁と前記蓋部の縁とに跨るように、前記本体部と前記蓋部とに貼り付けられるラベルと
を備え、
前記本体部の前記蓋部側の部と、前記蓋部の縁部との少なくとも一方には、直線状に延びる複数の切込部が形成されており、
前記ラベルは、前記複数の切込部を覆うように貼り付けられており、
前記複数の切込部の各々は、互いに隣り合う複数の切込要素の間に形成されており、
前記複数の切込要素は、前記本体部の前記ラベルが貼り付けられる部分と、前記蓋部の前記ラベルが貼り付けられる部分との少なくとも一方に、前記ラベルの貼り付け方向に沿って、所定の間隔で形成されており、
前記複数の切込要素は、前記蓋部又は前記本体部を厚さ方向に貫通しており、
前記複数の切込要素は、一対の第1切込要素と、一対の第2切込要素とを含み、
前記一対の第1切込要素は、前記一対の第2切込要素よりも長く、
前記一対の第2切込要素は、前記一対の第1切込要素の間に位置しており、
前記第1切込要素は、前記本体部の前記縁から離れる方向に向かって、前記本体部の前記縁から延び、又は、前記蓋部の前記縁から離れる方向に向かって、前記蓋部の前記縁から延び、
前記第2切込要素は、前記本体部の前記縁部のうちの前記縁から離れた位置から、前記本体部の前記縁から離れる方向に延び、又は、前記蓋部の前記縁部のうちの前記縁から離れた位置から、前記蓋部の前記縁から離れる方向に延びている、梱包材。
【請求項2】
前記切込要素は、前記蓋部、又は前記本体部の厚さの200%以下の間隔を空けて形成される、請求項1に記載の梱包材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包材に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の不正開封防止ラベルは、容器の本体と容器の蓋とに跨って貼り付けられる。このようなラベルは、容器が不正に開封される際に、容器から剥がされて損傷する。特許文献1に記載の不正開封防止ラベルは、容器の不正開封を抑制して、容器に収容される被収容物の入れ替え等を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−254955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般的な梱包材(容器)は、例えば、落下時に作用する衝撃によって変形する。梱包材の変形によって、梱包材の本体部と梱包材の蓋部とは、相対的にずれる場合がある。ラベルは、本体部と蓋部とに跨って貼り付けられるため、梱包材の変形によって損傷するおそれがある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、梱包材の変形時に、本体部と蓋部とに跨って貼り付けられたラベルの損傷を抑制することができる梱包材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の梱包材は、本体部と、蓋部とを備える。前記本体部は、開口を有する。前記蓋部は、前記開口を閉じる。前記本体部の前記蓋部側の端部と、前記蓋部の縁部との少なくとも一方には、直線状に延びる複数の切込部が形成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の梱包材によれば、梱包材の変形時に、本体部と蓋部とに跨って貼り付けられたラベルの損傷を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る梱包材を示す斜視図である。
図2図1の梱包材が展開されたシートを示す図である。
図3】ラベルが貼り付けられた梱包材を示す斜視図である。
図4図2の切込部の付近を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されない。なお、図中、同一、又は相当部分については、同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る梱包材1を示す斜視図である。図1に示すように、梱包材1は、箱体である。梱包材1は、矩形状に形成される。梱包材1は、例えば、段ボールのような紙製である。梱包材1は、被梱包物の梱包に用いられる。被梱包物は、例えば、トナーカートリッジのような交換部品である。トナーカットリッジは、トナーで記録媒体に画像を形成する画像形成装置に用いられる。
【0011】
梱包材1は、側面部2と、側面部3と、前面部4と、背面部5と、底面部6と、蓋部7とを備える。側面部2、3と、前面部4と、背面部5と、底面部6とは、梱包材1の本体部1aを構成する。梱包材1の本体部1aは、上面に開口を有する。蓋部7は、開口を閉じる。被梱包物は、本体部1aの開口を介して本体部1aに収容される。
【0012】
図1において、前面部4が梱包材1の外側を向く方向をX軸方向と規定する。また、梱包材1を水平面に載置した際に、水平方向において、X軸方向と直交する方向をY軸方向と規定する。また、X軸方向、及びY軸方向と直交する方向をZ軸方向と規定する。
【0013】
図2を参照して、梱包材1が展開されたシート10の構成について説明する。図2は、図1の梱包材1が展開されたシート10を示す図である。詳しくは、図2のシート10は、梱包材1の外表面を示す。以下、図2において、紙面の上下方向をシート10に対する上下方向と定義し、紙面の左右方向をシート10に対する左右方向と定義する。
【0014】
梱包材1は、図2に示す鎖線でシート10を折り曲げて形成される。シート10は、例えば、板状の段ボールを切り抜いて形成される。シート10の厚さは、例えば、5mmである。
【0015】
シート10は、鎖線によって、側面部2、3と、前面部4と、背面部5と、底面部6と、蓋部7と、支持部8とに区分される。シート10は、鎖線によって、補強部41、42、51、52と、挿し込み部71とに更に区分される。
【0016】
底面部6は、矩形状に形成される。底面部6の上側の端部は、側面部2と連接する。底面部6の下側の端部は、側面部3と連接する。底面部6の右側の端部は、前面部4と連接する。底面部6の左側の端部は、背面部5と連接する。前面部4の右側の端部は、支持部8と連接する。背面部5の左側の端部は、蓋部7と連接する。蓋部7の左側の端部は、挿し込み部71と連接する。
【0017】
補強部41は、側面部2の右側の端部から延びる。補強部41の下端部は、傾斜する。補強部41の下端部は、前面部4の上端部の一部と連接する。補強部42は、側面部3の右側の端部から延びる。補強部42の上端部は、傾斜する。補強部42の上端部は、前面部の下端部の一部と連接する。補強部51は、側面部2の左側の端部から延びる。補強部41の下端部は、傾斜する。補強部41の下端部は、背面部5の上端部の一部と連接する。補強部52は、側面部3の左側の端部から延びる。補強部52の上端部は、傾斜する。補強部52の上端部は、背面部5の下端部の一部と連接する。
【0018】
側面部2、3は、矩形状に形成される。側面部2、3の各々は、シート10の端部に形成された切欠き部21、31を有する。切欠き部21、31は、背面部5よりも前面部4に近い位置に形成される。
【0019】
前面部4、及び背面部5は、矩形状に形成される。補強部41、42、51、52は、シート10を用いて梱包材1を組み立てる際に、前面部4、及び背面部5の内表面に接触して、前面部4、及び背面部5を補強する。
【0020】
前面部4は、破断部43を有する。破断部43は、梱包材1を開封する際に、梱包材1を開封する作業者によって破断される。破断部43は、つまみ部43aと、ミシン目部43bとを有する。つまみ部43aは、梱包材1の開封時に、作業者によって把持される。ミシン目部43bは、破断部43を破断する際に、つまみ部43aを破断部43の破断方向に沿って案内する。
【0021】
支持部8は、ベロ部81と、切欠き部82a、82bと、挿し込み部83と、開口部84とを有する。ベロ部81は、本体部1aに被梱包物が収容される際に、被梱包物に挿し込まれて被梱包物を支持する。切欠き部82a、82bは、シート10を梱包材1として組み立てる際に、切欠き部21、31にそれぞれ係合して、支持部8をL字状に保持する。
【0022】
挿し込み部83は、ベロ状に形成される。挿し込み部83は、破断部43から開口部84に突出するように延びる。開口部84は、支持部8の左側の端部に形成される。開口部84は、支持部8の上下方向の中央部に形成される。開口部84は、支持部8において、挿し込み部83の周囲に形成される。開口部84は、支持部8の左側の端部側に、上下方向に突出する突出部84aを有する。
【0023】
挿し込み部71は、蓋部7の左側の端部にベロ状に形成される。挿し込み部71は、シート10を用いて梱包材1を組み立てる際に、開口部84の突出部84aに挿し込まれる。
【0024】
挿し込み部71は、係合部71a、71aと、開口部72とを有する。係合部71a、71aは、シート10を梱包材1として組み立てる際に、折り返されて突出部84aに挿し込まれる。係合部71a、71aは、突出部84aに挿し込まれた際に、梱包材1の内部で開くように弾性変形して、支持部8に係合する。この結果、蓋部7が本体部1aに固定される。
【0025】
開口部72は、挿し込み部71の基端部の上下方向の中央部に形成される。開口部72には、蓋部7によって本体部1aが閉じられた後に、挿し込み部83が挿し込まれる。
【0026】
複数の切込部73は、蓋部7の左側の端部に形成される。以下、蓋部7の左側の端部を蓋部7の縁部と記載する場合がある。複数の切込部73は、開口部72と隣接するように形成される。切込部73は、直線状に延びる。
【0027】
次に、図1、及び図2を参照して、梱包材1の組み立てについて説明する。作業者は、シート10を鎖線に沿って折り返して、梱包材1を組み立てる。
【0028】
作業者は、まず、底面部6の周囲の鎖線に沿って、側面部2、3、前面部4、及び背面部5が底面部6に対して起立するように折り返す。側面部2は、補強部41が前面部4に沿うように折り返され、補強部51が背面部5に沿うように折り返される。同様に、補強部42が前面部4に沿うように折り返され、補強部52が背面部5に沿うように折り返される。
【0029】
作業者は、側面部2、3、前面部4、及び背面部5を折り返した後に、支持部8を前面部4との境界線に沿って折り返す。このとき、支持部8を中央部分で更に折り返して、切欠き部82a、82bを切欠き部21、31にそれぞれ係合させる。この結果、側面部2、3、及び前面部4が起立した状態で、前面部4、及び支持部8が側面部2、3に固定される。
【0030】
作業者は、側面部2、3に前面部4を固定させた後に、底面部6に被梱包物を載置するとともに、ベロ部81を被梱包物の所定の挿し込み口に挿し込む。この結果、梱包材1と被梱包物との相対的なずれが抑制される。
【0031】
作業者は、ベロ部81を被梱包物の所定の挿し込み口に挿し込んだ後に、蓋部7を折り返す。このとき、挿し込み部71、及び係合部71a、71aを折り返して、開口部84に挿し込む。この結果、蓋部7が本体部1aに固定される。また、作業者は、蓋部7を本体部1aに固定した後に、挿し込み部83を開口部72に挿し込んで、蓋部7をより強固に本体部1aに固定させる。この結果、蓋部7が閉じられる。
【0032】
次に、図2、及び図3を参照して、梱包材1の変形について説明する。梱包材1は、例えば、落下時に作用する衝撃によって変形する。図3は、梱包材1を示す斜視図である。図3に示すように、梱包材1は、ラベル9を更に備える。ラベル9は、蓋部7が閉じられた後に、本体部1aと蓋部7とに跨って貼り付けられる。本実施形態において、ラベル9は、前面部4と蓋部7とに跨って貼り付けられる。
【0033】
ラベル9は、例えば、矩形のシート状に形成される。ラベル9は、表面部と、裏面部とを有する。ラベル9の表面部は、例えば、ポリエチレン(Poly Ethylene)やポリエチレンテレフタレート(Poly Ethylene Terephthalate)のような樹脂製である。ラベル9の裏面部は、例えば、糊のような接着剤から形成される。
【0034】
ラベル9は、真贋ラベルとして用いられる。詳しくは、本実施形態の梱包材1は、正規に開封される場合に、前面部4のつまみ部43aを把持して、破断部43を前面部4から破断することによって開封される。また、梱包材1は、不正に開封される場合に、ラベル9を剥がした後に、挿し込み部83を開口部72から抜き出して、挿し込み部71を開口部84から抜き出すことによって開封される。ラベル9は、梱包材1から剥がされた際に損傷する。よって、ラベル9の損傷を確認することによって、梱包材1が不正に開封されたか否かを確認することができる。このため、ラベル9の耐久性は小さく設定される。
【0035】
次に、梱包材1の落下による変形について説明する。詳しくは、蓋部7は、挿し込み部71を開口部84に挿し込み、挿し込み部83を開口部72に挿し込んで本体部1aに固定される。したがって、落下時の衝撃によって、蓋部7が矢印F1に向かって移動し、本体部1aが矢印F2に向かって移動して、蓋部7と本体部1aとに相対的なずれが生じるおそれがある。蓋部7と本体部1aとの相対的なずれは、ラベル9を損傷させるおそれがある。
【0036】
本実施形態の梱包材1では、蓋部7の縁部に複数の切込部73が形成される。複数の切込部73は、蓋部7の縁部の剛性を低減させる。したがって、蓋部7と前面部4とに相対的なずれが生じても、蓋部7の縁部が変形して、前面部4と蓋部7とに跨って貼り付けられたラベル9の損傷を抑制することができる。
【0037】
また、本実施形態の梱包材1では、ラベル9は、複数の切込部73を覆うように貼り付けられる。したがって、ラベル9は、蓋部7と本体部1aとに相対的なずれが生じた際に、複数の切込部73とともに前面部4の移動に追従する。この結果、本体部1aと蓋部7とに跨って貼り付けられたラベル9の損傷をより一層抑制することができる。
【0038】
複数の切込部73は、ラベル9が本体部1aと蓋部7とに跨る方向に沿って延びる。本実施形態の複数の切込部73は、蓋部7において、X軸方向に沿って延びる。したがって、蓋部7の縁部のX軸方向の剛性を維持しつつ、蓋部7の縁部のY軸方向(F1、及びF2方向)の剛性を低減できる。この結果、X軸方向に作用する衝撃によるラベル9の損傷を抑制することができる。
【0039】
次に、図4を参照して、複数の切込部73の構成について説明する。図4は、図2の切込部73の付近を示す拡大図である。図4に示すように、切込部73は、互いに隣り合う切込要素73a、73bの間に形成される。切込要素73a、73bは、蓋部7を厚さ方向に貫通する。
【0040】
切込要素73bは、一対の切込要素73aの内側に形成される。切込要素73aは、切込要素73bよりも長く延びるように形成され、その一端が開口部72に至る。この結果、梱包材1に変形が生じた際に、蓋部7の本体部1aとのずれに伴う切込部73の各々の移動が規制されて、複数の切込部73が一体に移動する。したがって、複数の切込部73を覆うように貼り付けられたラベル9の損傷が抑制される。
【0041】
切込要素73a、及び切込要素73bは、蓋部7の厚さの200%以下の間隔、より好ましくは、蓋部7の厚さの100%以下の間隔を空けて形成される。この結果、複数の切込部73がF1方向、及びF2方向に変形し易くなる。なお、切込要素73a、及び切込要素73bは、例えば、シート10を金属製の型で打ち抜いて形成される。このため、切込要素73a、及び切込要素73bは、蓋部7の厚さの100%以上の間隔を空けて形成されることが好ましく、シート10を容易に形成することができる。
【0042】
以上、図1から図4を参照して、本実施形態に係る梱包材1について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
【0043】
例えば、本発明の実施形態では、複数の切込部73は、蓋部7の縁部に形成されたが、本発明はこれに限定されない。複数の切込部73は、本体部1aの縁部、又は蓋部7の縁部の少なくとも一方に形成されればよい。例えば、複数の切込部73が前面部4の支持部8側の縁部に形成された場合に、蓋部7と前面部4とに相対的なずれが生じても、ラベル9は、複数の切込部73とともに蓋部7の移動に追従可能である。この結果、前面部4と蓋部7とに跨って貼り付けられたラベル9の損傷を抑制することができる。また、複数の切込部73は、本体部1aの縁部、及び蓋部7の縁部に形成されてもよい。
【0044】
また、本発明の実施形態では、ラベル9が複数の切込部73を覆うように貼り付けられたが、本発明はこれに限定されない。ラベル9は、複数の切込部73によってF1、及びF2方向の剛性が低減された蓋部7の縁部に貼り付けられればよい。ラベル9は、例えば、蓋部7の縁部において、挿し込み部71の外側に貼り付けられてもよい。
【0045】
また、本発明の実施形態では、複数の切込部73が開口部72に隣接するように形成されたが、本発明はこれに限定されない。複数の切込部73は、蓋部7の縁部に形成されればよい。複数の切込部73は、例えば、蓋部7の縁部において、挿し込み部71の外側に形成されてもよい。
【0046】
なお、図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、及び形状等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、梱包材に関するものであり、梱包材の不正な開封の防止に有用である。
【符号の説明】
【0048】
1 梱包材
1a 本体部
7 蓋部
73 切込部
図1
図2
図3
図4