特許第6760714号(P6760714)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6760714
(24)【登録日】2020年9月7日
(45)【発行日】2020年9月23日
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20200910BHJP
   F21S 8/04 20060101ALI20200910BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20200910BHJP
【FI】
   F21S2/00 230
   F21S8/04 110
   F21S8/04 130
   F21V23/00 120
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-12630(P2015-12630)
(22)【出願日】2015年1月26日
(65)【公開番号】特開2016-139486(P2016-139486A)
(43)【公開日】2016年8月4日
【審査請求日】2017年10月19日
【審判番号】不服2019-16044(P2019-16044/J1)
【審判請求日】2019年11月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002491
【氏名又は名称】溝井国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 公史
【合議体】
【審判長】 藤井 昇
【審判官】 出口 昌哉
【審判官】 氏原 康宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−179209(JP,A)
【文献】 特開2014−127350(JP,A)
【文献】 特開2014−56648(JP,A)
【文献】 特開2014−139944(JP,A)
【文献】 特許第5602289(JP,B1)
【文献】 特許第5619228(JP,B1)
【文献】 特開2012−64393(JP,A)
【文献】 特開2014−78512(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21S 8/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子が実装面に実装される長尺状の発光素子基板と、
平板状の長尺状をなし、前記平板状の一方の面の長手方向に沿って前記発光素子基板が取り付けられ、前記一方の面の裏面となる他方の面の長手方向に沿って一対の連結具が取り付けられる取付部と、
前記取付部の前記他方の面の前記長手方向に沿って前記一対の連結具の間に取り付けられている電源ケースであって、前記他方の面の前記長手方向へ見て前記一対の連結具と重なるように取り付けられている、前記発光素子を点灯させる電気回路が収納される長手形状の中空の電源ケースと
を備え、
前記電源ケースは、
前記取付部の長手方向に沿い、前記取付部に対向し、かつ、前記他方の面と隙間を隔てて配置されるケース対向部と、
前記ケース対向部の前記長手方向に沿う一方の長辺から立ち上がり、立ち上がりの終端となる第一の終端長辺部を有する第一のケース側面部と、
前記ケース対向部の長手方向に沿う他方の長辺から立ち上がり、立ち上がり終端となる第二の終端長辺部を有し、前記第二の終端長辺部が前記第一の終端長辺部よりも前記第一のケース側面部の立ち上がり方向で前記ケース対向部に近接する第二のケース側面部と、
前記第一の終端長辺部から、前記ケース対向部に対向して前記第二のケース側面部に向かう方向の途中まで延びる対向天面部と、
前記対向天面部の終端となる天面終端長辺部と前記第二の終端長辺部とを接続する傾斜天面部と
を有する光源ユニットと、
平板状の長尺をなす平板部と、前記平板部の長手方向に沿う一方の平板長辺部から立ち上がる平板状の第一の側壁部と、前記平板部の長手方向に沿う他方の平板長辺部から立ち上がる平板状の第二の側壁部とから成る凹形状なす凹部、及び、前記一対の連結具と係合する一対のバネ部を有する器具本体と
を備え、
前記光源ユニットは、
前記一対の連結具が前記一対のバネ部と連結することで前記器具本体に取り付けられると共に、前記対向天面部が前記平板部と対向するように前記電源ケースが前記凹部に収納され、前記傾斜天面部が、前記平板部と前記第二の側壁部とともに仕切る空間を形成している照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、器具本体と、器具本体に取り付けられる光源ユニットを備える照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
天井に取り付けられる器具本体に、着脱自在に光源ユニットが取り付けられる照明器具がある(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−78512号公報(段落[0005]〜段落[0013]、図4
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示された照明器具の場合、電源装置を取り付ける取付部材の幅方向の一方側に電源装置を寄せて取り付けている。このため、電源装置の内部空間が狭くなり、実装できる部品数を多くすることができないという課題があった。
【0005】
本発明は、電源装置を構成する電子部品の個数を多くすることができるようにするとともに、光源ユニットが器具本体に取り付けられたとき、器具本体内に配線される電線が配置される空間を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、
発光素子が実装面に実装される長尺状の発光素子基板と、
平板状の長尺状をなし、前記平板状の一方の面の長手方向に沿って前記発光素子基板が取り付けられる取付部と、
前記取付部の他方の面の長手方向に沿って取り付けられて前記発光素子を点灯させる電気回路が収納される長手形状の中空の電源ケースと
を備え、
前記電源ケースは、
前記取付部の長手方向に沿い、前記取付部に対向して配置されるケース対向部と、
前記ケース対向部の前記長手方向に沿う一方の長辺から立ち上がり、立ち上がりの終端となる第一の終端長辺部を有する第一のケース側面部と、
前記ケース対向部の長手方向に沿う他方の長辺から立ち上がり、立ち上がり終端となる第二の終端長辺部を有し、前記第二の終端長辺部が前記第一の終端長辺部よりも前記第一のケース側面部の立ち上がり方向で前記ケース対向部に近接する第二のケース側面部と、
前記第一の終端長辺部から、前記ケース対向部に対向して前記第二のケース側面部に向かう方向の途中まで延びる対向天面部と、
前記対向天面部の終端となる天面終端長辺部と前記第二の終端長辺部とを接続する傾斜天面部と
を有する光源ユニット。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第一の開始長辺部は第一の取付長辺部に近接して位置し、第二の開始長辺部は第二の取付長辺部に接して位置するので、電源装置を構成する電子部品の個数を多くすることができる。また本発明によれば、傾斜天面部を有するので、光源ユニットが器具本体に取り付けられた場合に、器具本体内に配線される電線の配置空間を広く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1の図で、照明器具300の斜視図。
図2】実施の形態1の図で、照明器具300を器具本体100と光源ユニット200にわけた分解斜視図。
図3】実施の形態1の図で、照明器具300の、(a)上面図、(b)正面図、(c)下面図、(d)側面図の四面図。
図4】実施の形態1の図で、器具本体100の分解斜視図。
図5】実施の形態1の図で、光源ユニット200の斜視図。
図6】実施の形態1の図で、光源ユニット200の、(a)上面図、(b)正面図、(c)下面図、(d)側面図の四面図。
図7】実施の形態1の図で、図6(d)の側面図の拡大図。
図8】実施の形態1の図で、光源ユニット200の分解斜視図。
図9図3(a)のA1−A1断面図。
図10図6(a)のA2−A2断面図。
図11】実施の形態1の図で、電源ケース261の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
以下に、図1図11を用いて実施の形態1の照明器具300を説明する。後述の図9に示すように、照明器具300では、第一のケース側面部261−1の立ち上がりが開始する第一の開始長辺部261−1Aは、取付部221の長手方向に沿う一方の端部である第一の取付長辺部221−1に沿って、第一の取付長辺部221−1に近接して位置する。また第二のケース側面部261−2の立ち上がりが開始する第二の開始長辺部261−2Aは、取付部221の長手方向に沿う他方の端部である第二の取付長辺部221−2に沿って、第二の取付長辺部221−2に近接して位置する。よって、照明器具300では電源ケース261が幅方向(図9のY方向)に拡張しているので、電源装置を構成する電子部品の個数を多くすることができる。また、電源ケース261は傾斜天面部261−5を有するので空間111Sが形成されるので、光源ユニット200が器具本体100に取り付けられた場合に、器具本体100内に配線される電線の配置空間を広く確保できる。
【0010】
***構成の説明***
<照明器具300>
図1図2図3に示すように、照明器具300は、器具本体100と、器具本体100に着脱可能に取り付けられる光源ユニット200を備える。
【0011】
図2に示すように、器具本体100は、光源ユニット200を固定するためのバネ部130と、照明器具300の外部から引き込まれた電源電線が接続される端子台140を備えている。器具本体100は、長手方向に沿って略中央部に、光源ユニット200の収容部である長尺状の後述する凹部111が形成されている。
【0012】
<器具本体100>
図2図4に示すように、器具本体100は、本体部110、本体部110の長手方向の両側を塞ぐ、端板120−1、端板120−2、バネ部130、端子台140を備えている。バネ部130、端子台140は本体部110の凹部111に取り付けられる。なお図4では本体部110、端板120−1、120−2を示している。
【0013】
<凹部111>
図4図9を参照して、器具本体100の本体部110の有する凹部111を説明する。図4図9に示すように、凹部111は、平板部112、第一の側壁部113−1、第二の側壁部113−2とから成る凹形状をなす。平板部112は、平板状の長尺をなす。第一の側壁部113−1は、平板部112の長手方向に沿う一方の平板長辺部112aから立ち上がる平板状である。第二の側壁部113−2は平板部112の長手方向に沿う他方の平板長辺部112bから立ち上がる平板状である。このように、凹部111は、平板部112、第一の側壁部113−1,第二の側壁部113−2で構成され、断面がコの字形状で、長手方向にわたり形成される凹形状の部分である。また本体部110は第一の側壁部113−1、第二の側壁部113−2から引き続いて形成される傾斜部114−1、114−2を有する。図9に示すように、光源ユニット200は、器具本体100に取り付けられると共に、電源ケース261が凹部111に収納される。後述の対向天面部261−4は、平板部112に対向して配置される。
【0014】
<光源ユニット200>
図5図6図7図8に示すように、光源ユニット200は、発光素子基板210、取付部221を有する保持部220、カバー部230、光源蓋部240、連結金具250と、電源ケース261を有する電源装置260、調光端子台270を備えている。電源ケース261はケース取付具263で、取付部221の他方の面221bに取り付けられる。図9に示すように、X方向においてケース対向部261−3と他方の面221bとの間に隙間266がある。なお、図8では、発光素子基板210、保持部220、カバー部230、光源蓋部240を示した。
(1)発光素子基板210は発光素子211としてのLEDが実装面210aに実装され、長尺状をなす。
(2)取付部221は発光素子基板210が取り付けられる。
(3)カバー部230は発光素子基板210を覆うように、取付部221に取り付けられ、透光性を有する。
(4)光源蓋部240は、カバー部230の長手方向の両端を塞ぐ。
(5)図2図6に示すように、連結金具250は取付部221の他方の面221bに取り付けられ、器具本体100のバネ部130と連結して光源ユニット200を器具本体100に装着される。
(6)電源装置260は取付部221の他方の面221bに取り付けられる。
【0015】
<保持部220>
図8図10に示すように、保持部220は、取付部221、第一の側面部222−1、第二の側面部222−2を有する。取付部221は、平板状の長尺状をなし、平板状の一方の面221aの長手方向に沿って発光素子基板210が取り付けられる。第一の側面部222−1、第二の側面部222−2は、一方の面221aから一方の面221aの裏面となる他方の面221bの方向に、取付部221の長手方向に沿う端部となるそれぞれの長辺から立ち上がる。図10に示すように、取付部221は、断面形状が「コ」の字状に形成されている。また、第一の側面部222−1、第二の側面部222−2の先端は、長手方向にかけてカール状に折り曲げ加工されており、このカール状の部分に、カバー部230のカバー爪部231の先端が係合する。
【0016】
<カバー部230>
図2図8に示すように、カバー部230は長尺状に形成されている。カバー部230はポリカーボネートなどの樹脂部材から形成される。図8図10に示すように、カバー部230は、カバー爪部231、反射部232、水平部233、拡散部234を備える。
(1)カバー爪部231が保持部220の第一の側面部222−1、第二の側面部222−2のカール状の部分に係合することで、カバー部230が保持部220に装着する。
(2)反射部232は発光素子基板210の長辺を含む発光素子基板210の長手方向に沿う両側を覆う。
(3)水平部233は反射部232から引き続いて形成されている。
(4)拡散部234は水平部233の端部から、発光素子基板210を覆うように略円弧形状に形成されている。
【0017】
<光源蓋部240>
図2図8に示すように、光源ユニット200は、カバー部230の長手方向の両側の端部を塞ぐ光源蓋部240を有する。
【0018】
<電源装置260>
図6に示すように、電源装置260は、発光素子211を点灯させるための電気回路262と、電気回路262が収納される電源ケース261とを備える。
【0019】
図6図10図11を参照して、電源ケース261を説明する。電源ケース261は、取付部221の他方の面221bの長手方向に沿って取り付けられ、発光素子211を点灯させる電源部である電気回路262が収納される長手形状の中空をなす。電源ケース261は、ケース対向部261−3と、第一のケース側面部261−1と、第二のケース側面部261−2と、対向天面部261−4と、傾斜天面部261−5とを有する。
【0020】
図10において、
(1)ケース対向部261−3は、第一の開始長辺部261−1Aから第二の開始長辺部261−2Aまでの部分である。ケース対向部261−3は、取付部221の長手方向に沿い、取付部221に対向して配置される。
(2)第一のケース側面部261−1は、第一の開始長辺部261−1Aから第一の終端長辺部261−1Bまでの部分である。第一のケース側面部261−1は、ケース対向部261−3の長手方向に沿う一方の長辺から立ち上がり、立ち上がりの終端となる上述の第一の終端長辺部261−1Bを有する。
(3)第二のケース側面部261−2は、第二の開始長辺部261−2Aから第二の終端長辺部261−2Bまでの部分である。第二のケース側面部261−2は、ケース対向部261−3の長手方向に沿う他方の長辺から立ち上がり、立ち上がり終端となる上述の第二の終端長辺部261−2Bを有する。第二の終端長辺部261−2Bは、第一の終端長辺部261−1Bよりも第一のケース側面部261−1の立ち上がり方向Xでケース対向部261−3に近接する。つまり第二の終端長辺部261−2Bは第一の終端長辺部261−1Bよりも低い。
(4)対向天面部261−4は、第一の終端長辺部261−1Bから天面終端長辺部261−4Bまでの部分である。対向天面部261−4は、第一の終端長辺部261−1Bから、ケース対向部261−3に対向して第二のケース側面部261−2に向かう方向の途中まで延びる。
(5)傾斜天面部261−5は、天面終端長辺部261−4Bから第二の終端長辺部261−2Bまでの部分である。傾斜天面部261−5は、対向天面部261−4の終端となる天面終端長辺部261−4Bと第二の終端長辺部261−2Bとを接続する。
【0021】
(6)第一のケース側面部261−1の立ち上がりが開始する第一の開始長辺部261−1Aは、取付部221の長手方向に沿う一方の端部である第一の取付長辺部221−1に沿って、第一の取付長辺部221−1に近接して位置する。また、第二のケース側面部261−2の立ち上がりが開始する第二の開始長辺部261−2Aは、取付部221の長手方向に沿う他方の端部である第二の取付長辺部221−2に沿って、第二の取付長辺部221−2に近接して位置する。
【0022】
光源ユニット200では、第一のケース側面部261−1は、第一の終端長辺部261−1Bから対向天面部261−4にR形状で移行する移行部261−1Rを有する。
【0023】
また、天面終端長辺部261−4Bは、第一のケース側面部261−1から第二のケース側面部261−2へ向かうY方向において、第一のケース側面部261−1の立ち上がりが開始する第一の開始長辺部261−1Aと、第二のケース側面部261−2の立ち上がりが開始する第二の開始長辺部261−2Aとの略中央に位置する。つまり、図10のY方向の距離において、天面終端長辺部261−4Bから第一の開始長辺部261−1AまでのY方向の距離は、天面終端長辺部261−4Bから第二の開始長辺部261−2AまでのY方向の距離とほとんど同一である。
【0024】
なお、この実施の形態1では、図10に示すように電源ケース261は、ケースベース部261Bと、ケースカバー部261Cとを備えている。つまり電源ケース261は、ケースベース部261Bと、ケースカバー部261Cとで構成されている。
(1)ケースベース部261Bは、ケース対向部261−3と、破線で囲む第一のケース側面部261−1の一部261−1−1と、破線で囲む第二のケース側面部261−2の一部261−2−1とを構成し、一体に成形されている。
(2)またケースカバー部261Cは、対向天面部261−4と、傾斜天面部261−5と、第一のケース側面部261−1のうち一部261−1−1の残余の部分をなす第一の残余部261−1−2と、第二のケース側面部261−2のうち一部261−2−1の残余の部分をなす第二の残余部261−2−2とを構成し、一体に成形されている。
【0025】
ケースベース部261Bは、コの字状に折り曲げられて形成される。ケースカバー部261Cは電気回路262を覆うように、ケースベース部261Bに取り付けられる。電気回路262は、電気部品と、電気部品が取り付けられる基板とで構成されている。
【0026】
***効果の説明***
図10のような電源ケース261の形状を採用することにより、電気回路262に実装される電子部品のうち、比較的背の高い電子部品は、対向天面部261−4とケースベース部261Bとに挟まれる位置に配置できる。また、比較的背の低い電気部品は、傾斜天面部261−5とケースベース部261Bとに挟まれる位置と、対向天面部261−4とケースベース部261Bとに挟まれる位置、つまり、図10において、電気回路262の全体に配置できる。
【0027】
したがって、電気回路262を大きくすることができるので、より多くの電子部品を実装できる。
【0028】
また図9に示すように、傾斜天面部261−5を設けることによって、光源ユニット200を器具本体100の凹部111に取り付けたとき、凹部111と傾斜天面部261−5に囲まれた空間111Sを確保できる。そのため、空間111Sに電線を配置できる。
【0029】
たとえば、複数の照明器具300を長手方向に並べて、複数の照明器具300の端子台140同士を送り電線で渡すとき、この送り電線を凹部111と傾斜天面部261−5に囲まれた空間111Sに配置できる。この電線配置によって、光源ユニット200を器具本体100に取り付ける際の取り付け性が向上し、また、器具本体100及び光源ユニット200を小型化することができる。
【符号の説明】
【0030】
100 器具本体、110 本体部、111 凹部、112 平板部、112a 一方の平板長辺部、112b 他方の平板長辺部、113−1 第一の側壁部、113−2 第二の側壁部、114−1,114−2 傾斜部、120−1,120−2 端板、130 バネ部、140 端子台、200 光源ユニット、210 発光素子基板、211 発光素子、210a 実装面、220 保持部、221 取付部、221a 一方の面、221b 他方の面、221−1 第一の取付長辺部、221−2 第二の取付長辺部、222−1 第一の側面部、222−2 第二の側面部、230 カバー部、231 カバー爪部、232 反射部、233 水平部、234 拡散部、240 光源蓋部、250 連結金具、260 電源装置、261 電源ケース、261B ケースベース部、261C ケースカバー部、261−1 第一のケース側面部、261−1A 第一の開始長辺部、261−1B 第一の終端長辺部、261−1R 移行部、261−1−1 一部、261−2 第二のケース側面部、261−2A 第二の開始長辺部、261−2B 第二の終端長辺部、261−2−1 一部、261−3 ケース対向部、261−4 対向天面部、261−4B 天面終端長辺部、261−5 傾斜天面部、262 電気回路、263 ケース取付具、266 隙間、270 調光端子台、300 照明器具。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11