(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の回路が更に、前記エネルギモジュールが前記自動運転モードにないときに、前記クラッチ機構を介して前記ホイールアセンブリを前記モータから分離するように構成された、請求項2に記載のシステム。
前記第1の回路が更に、前記エネルギモジュールの現在のモジュール状態が1又はそれよりも多くの交換基準を満たすと判断したことに応じて、交換状態信号を前記セントラルコントローラに出力するように構成された、請求項1に記載のシステム。
前記第1の回路が更に、前記自動運転モードのナビゲーションサブモードであって、前記第1の回路が更に、充電ステーションの位置に対応する前記あらかじめ定められた位置まで前記エネルギモジュールをナビゲートするように構成されたナビゲーションサブモードを実行するように構成された、請求項1に記載のシステム。
前記第1の回路が更に、前記セントラルコントローラの前記第2の回路から受信した位置データに基づいて前記充電ステーションの位置を決定するように構成された、請求項6に記載のシステム。
前記第1の回路が更に、前記充電ステーションから受信したビーコン信号に基づいて前記充電ステーションの位置を決定するように構成された、請求項6に記載のシステム。
更に、モジュールシャーシであって、前記モジュールシャーシ内の1又はそれよりも多くのドッキング位置に前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールを保持するように構成されたモジュールシャーシを備える、請求項1に記載のシステム。
前記1又はそれよりも多くのドッキング位置が、前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールを前記エネルギ管理バスに電気的に接続するように構成された、少なくとも1つの電気端子を含む、請求項9に記載のシステム。
前記少なくとも1つの電気端子が、前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールと前記エネルギ管理バスとの間において電力を無線で伝送するように構成された無線電力トランシーバを含む、請求項10に記載のシステム。
前記第2の回路が更に、前記モジュールシャーシの前記ドアが開位置にあると判断したことに応じて、前記切断信号を前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールに出力するように構成された、請求項12に記載のシステム。
前記モジュールシャーシの前記ドアが、前記ドアが開位置にあるときに、前記モジュールシャーシと、自動運転モードで作動する前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールのあらかじめ定められた位置との間に駆動面を提供するように構成される、請求項13に記載のシステム。
前記第1の回路が更に、前記第2のドッキング位置から受信したビーコン信号に基づいて、前記エネルギモジュールを、前記モジュールシャーシ内の前記第2のドッキング位置までナビゲートするように構成された、請求項15に記載のシステム。
前記第2の回路が更に、クラウドベースのエネルギモジュール監視システムから受信した充電/交換位置情報に基づいて前記エネルギモジュールがナビゲートする前記あらかじめ定められた位置を決定するように構成された、請求項1に記載のシステム。
前記第2の回路が更に、クラウドベースのエネルギモジュール監視システムからファームウェアアップデートを受信することに応じて、前記ファームウェアアップデートを前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールに出力するように構成された、請求項1に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面において、同様の参照符号は、複数の図全体にわたって同一又は対応する部分を表す。更に、本開示で用いられているように、「a」、「an」などの語は、特に明示しない限り、概して「1又はそれよりも多くの」という意味を有する。図面は、特に特定されない限り、又は概略的な構造若しくはフローチャートを図示しない限り、ほぼ縮尺どおりに描かれている。
【0016】
図1は、ハイブリッドビークル(HV)又は電気ビークル(EV)に実装することができるモジュール式エネルギ管理システム100の例示的な説明図である。エネルギ管理システム100は、1又はそれよりも多くのエネルギ源から、インバータ102及びモータ114並びにビークル(車両、乗り物、若しくは、輸送機関)の1又はそれよりも多くの電気負荷110への電気エネルギの伝送を制御する。本開示の全体にわたって、インバータ102及びモータ114は、相互に交換可能に、ビークルドライブトレインと呼ばれる。モジュール式エネルギ管理システム100には、電圧コンバータ104及び高電圧リレー116を介してインバータ102及びモータ114に電力を供給する、少なくとも1つのバッテリモジュール122が含まれる。いくつかの実施形態では、高電圧リレー116には、セントラルコントローラ128からの制御信号に基づいて、ビークルドライブトレインへの電力を調整する、少なくとも1つのスイッチが含まれる。加えて、少なくとも1つのバッテリモジュール122は、エネルギモジュールであって、少なくとも1つのバッテリセルと、ローカルコントローラと、バッテリモジュール122からエネルギ管理バス126へDC電圧を変換するモジュール式絶縁DC−DCコンバータ124と、を含むエネルギモジュールである。いくつかの実施形態では、モジュール式絶縁DC−DCコンバータ124は、少なくとも1つのバッテリモジュール122における更に高いDC電圧を、エネルギ管理バス126における更に低い電圧に変換する。モジュール式絶縁DC−DCコンバータ124は、バッテリモジュール122の一部であってもよく、又は、バッテリモジュール122の外部にあってもよい。加えて、モジュール式絶縁DC−DCコンバータ124は、少なくとも1つのバッテリモジュール122とエネルギ管理バス126との間で電力を無線で伝送できるように、無線電力伝送のために構成されてもよい。少なくとも1つのバッテリモジュール122は、モジュール式エネルギ管理システム100の電力仕様に基づいて、直列又は並列に接続されてもよい。
【0017】
セントラルコントローラ128と、少なくとも1つのバッテリモジュール122それぞれのためのローカルコントローラとは、少なくとも1つのバッテリモジュール122から出力される電力と、エネルギ管理バス126にドループ制御を提供するための1又はそれよりも多くの電気負荷110の電力需要と、を管理する。加えて、少なくとも1つのバッテリモジュール122のためのローカルコントローラは、診断情報、充電状態(SOC)、放電率などを含む情報をセントラルコントローラ128に伝達する。セントラルコントローラ128及びローカルコントローラの動作に関する詳細は、本開示で更に論じられる。
【0018】
いくつかの実施形態では、エネルギ管理バス126は、DC−DCコンバータ130を介して少なくとも1つのバッテリモジュール122を1又はそれよりも多くの電気負荷110に接続するDCバスである。いくつかの態様では、DC−DCコンバータ130は、絶縁型DC−DCコンバータよりも高速でDC−DC変換を行うことができる非絶縁型DC−DCコンバータである。DC−DCコンバータ130は、エネルギ管理バス126における更に高いDC電圧を、1又はそれよりも多くの電気負荷110の電圧に対応する更に低い電圧に変換することができる。
【0019】
加えて、電力貯蔵デバイス132も、エネルギ管理バス126に接続される。いくつかの実施形態では、電力貯蔵デバイス132は、キャパシタ、電気二重層キャパシタ(EDLC)、リチウムイオンキャパシタ、又はあらゆる他のタイプの電力貯蔵デバイスであってよい。モジュール式エネルギ管理システム100で用いられる電力貯蔵デバイス132のタイプは、電力伝送の速度と、電力過渡状態が電力管理バス126にどれくらい影響を及ぼすかと、に基づいてよい。電力貯蔵デバイス132は、エネルギ管理バス126において生じる電力過渡状態の影響を低減し、エネルギ管理バス126においてほぼ一定の平均電圧を維持するのを支援することができる。いくつかの態様では、エネルギ管理バス126に対する電力過渡状態の影響を「ピーク電力」と呼ぶことができる。電力貯蔵デバイス132は、エネルギ管理バス126に対するピーク電力の影響を低減することによって、少なくとも1つのバッテリモジュール122及びPbバッテリ112に作用するストレスあるいは応力を低減する。
【0020】
例えば、1又はそれよりも多くの電気負荷110の電力需要は、エネルギが供給される負荷の数、負荷設定などに基づいて変化しうる。モジュール式エネルギ管理システム100における負荷需要が変化すると、少なくとも1つのバッテリモジュール122のモジュール式絶縁DC−DCコンバータ124による応答時間であって、負荷需要の増加よりも遅い応答時間により、エネルギ管理バス126において電力過渡状態が生じるおそれがある。貯蔵されたエネルギを電力貯蔵デバイス132から出力して、電力過渡状態の大きさを低減することができる。また、電力貯蔵デバイス132は、モジュール式エネルギ管理システム100における負荷需要が低減されると、余剰電力を吸収することもできる。モジュール式エネルギ管理システム100には鉛(Pb)バッテリ112も含まれており、Pbバッテリ112も1又はそれよりも多くの電気負荷110に電力を供給する。いくつかの実施形態では、モジュール式エネルギ管理システム100には、モジュール式DC−DCコンバータ136を介してエネルギ管理バス126に接続されるソーラエネルギモジュール134も含まれる。いくつかの実施形態では、モジュール式DC−DCコンバータ136は、無線電力伝送を実行するように構成されてもよい。ソーラエネルギモジュール134は、DC−DCコンバータ130を介して1又はそれよりも多くの電気負荷110に電力を供給することができる。
【0021】
図2は、モジュール式エネルギ管理システム100に電力を供給するエネルギモジュール200の例示的な説明図である。例えば、エネルギモジュール200は、先に説明したバッテリモジュール122の実施形態(
図1)であってもよい。エネルギモジュール200には、1又はそれよりも多くの電気的に接続されたエネルギセル(バッテリセル204のような)が含まれる。一実施形態では、バッテリセル204は、18650リチウムイオン電池であり、エネルギモジュール200には、56並列、12直列の構成の、672個のバッテリセルが含まれる。バッテリセル204は、エネルギモジュール200のモジュールハウジング216内に収容され、このモジュールハウジングは、一例によれば筒状である。バッテリセル204は、他の電気的構成に整列されてもよく、他のタイプのバッテリ又はエネルギセルにより実施されてもよい。加えて、モジュールハウジング216は、正方形、長方形、楕円形など、筒状以外の形状であってもよい。エネルギモジュール200の重量及び容積は、従来のエネルギモジュール構成よりも小さく、範囲が拡大されている。
【0022】
また、エネルギモジュール200には、バッテリセル204を格納するモジュールハウジング216の互いに対向する面に連結される回転アセンブリ202も含まれる。筒状のモジュールハウジング216の場合、回転アセンブリ202は、モジュールハウジング216のそれぞれの端部の平らな面に連結される。各回転アセンブリ202には、ファン206及びホイールアセンブリ214に連結されたモータ208が含まれる。モータ208が回転すると、ファン206が、モジュールハウジング216内のバッテリセル204に冷却空気流を供給する。加えて、ホイールアセンブリ214は、エネルギモジュール200に回転運動を提供するために、モータ208に取り外し可能に連結される。クラッチ機構が、ホイールアセンブリ214をモータ208に接続するか又はモータから分離する。回転アセンブリ202の動作に関する詳細は、本開示で更に論じられる。
【0023】
エネルギモジュール200には、適切なロジック及び回路を備えたコントローラ210であって、エネルギモジュール200の動作を局所的に制御するコントローラ210も含まれる。コントローラ210の種々のタイプの回路(例えば、監視回路、通信回路、電力伝送回路、駆動制御回路など)への言及は、メモリに記憶されたソフトウェア命令であってコントローラ210のプロセッサによって実行されるソフトウェア命令を意味する。コントローラ210を、相互に交換可能に、ローカルコントローラと呼ぶことができる。
【0024】
例えば、コントローラ210には、エネルギモジュール200に設置された1又はそれよりも多くのセンサからセンサデータを受信する監視回路が含まれ、これらセンサは、電圧センサ、電流センサ、温度センサ、及び、コントローラ210がエネルギモジュール200の現在状態を判断するのを可能にする他のタイプのセンサを含んでもよい。例えば、エネルギモジュール200の現在状態は、エネルギモジュール200の、充電状態(SOC)、劣化状態(SOH)、又は現在の動作モードを含んでもよい。いくつかの実施形態では、エネルギモジュール200のSOHは、種々の測定されたパラメータがエネルギモジュール200の仕様にどれだけ近く相当するかを示す割合である。例えば、SOHを決定するのに用いられる測定されたパラメータは、内部インピーダンス(例えば、抵抗、インダクタンス若しくはキャパシタンス)、容量、電圧、自己放電、充電受け入れ能力、又は、実行されてきた充放電サイクル数を含んでもよい。
【0025】
いくつかの態様では、エネルギモジュール200のコントローラ210は、エネルギモジュール200のためのあらかじめ定められた交換基準が満たされると、モジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128(例えば、
図1のセントラルコントローラ128)に交換状態信号を出力する。あらかじめ定められた交換基準は、あらかじめ定められたSOC閾値又はSOH閾値を含んでもよい。例えば、コントローラ210は、エネルギモジュール200のSOCがSOC閾値よりも小さいと、交換状態信号をセントラルコントローラ128に出力する。加えて、コントローラ210は、エネルギモジュール200の現在状態をあらかじめ定められた頻度でセントラルコントローラ128に出力してもよく、セントラルコントローラ128は、あらかじめ定められた交換基準が満たされるときを判断してもよい。
【0026】
また、コントローラ210には、コントローラ210が他のデバイスと通信することを可能にする通信回路も含まれ、他のデバイスは、例えば、モジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128、クラウドベースのモジュール監視システム、充電ステーション、他のエネルギモジュール、又は、エネルギモジュール200の少なくとも1つを格納しかつ少なくとも1つのエネルギモジュールをモジュール式エネルギ管理システム100に連結するモジュールシャーシである。通信回路には、1又はそれよりも多くの無線通信プロトコルを介してコントローラ210と他のデバイスとの間に無線通信を提供する、トランシーバ、アンテナ、及び付属する回路が含まれてもよい。無線通信プロトコルには、WI−FI、セルラ通信(例えば、3G、4G、LTE、GSM(登録商標)など)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)low energy (BLE)、又は既知の他の無線通信技術が含まれてもよい。例えば、コントローラ210は、充電ステーションとBluetooth(登録商標)又はBLEリンクを確立することによって、充電ステーションの位置を見付け出してもよい。加えて、コントローラ210は、セルラネットワーク接続を介してクラウドベースのモジュール監視システムと通信してもよい。
【0027】
コントローラ210には、エネルギモジュール200のバッテリセル204からの又はこれらバッテリセルへのエネルギの伝送を制御する電力伝送制御回路も含まれる。いくつかの実施形態では、エネルギモジュール200は、エネルギモジュール同士間、又はエネルギ管理バス(例えば、
図1のエネルギ管理バス126)とエネルギモジュール200との間でエネルギを伝送する、対応するDC−DC電力変換回路(例えば、
図1のモジュール式絶縁DC−DC電力コンバータ124)を有する。エネルギモジュール200のコントローラ210は、DC−DC電力変換回路に制御信号を出力して、エネルギモジュール200の現在状態又はセントラルコントローラ128から受信した制御信号に基づき電力伝送方向及び電力伝送速度を制御してもよい。いくつかの実施形態では、エネルギモジュール200には、エネルギモジュール200をエネルギ管理バスに電気的に接続する電気端子212が含まれる。いくつかの態様では、端子212には、エネルギモジュール200とエネルギ管理バスとの間に無線電力伝送を提供する無線電力トランシーバが含まれる。
【0028】
また、コントローラ210には、回転アセンブリ202の動作及びエネルギモジュール200の自己ナビゲーションあるいは自己経路誘導を制御する駆動制御回路も含まれる。いくつかの実施形態では、コントローラ210は、エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128から受信した制御信号、充電ステーションから検出されたビーコン信号などに基づいて、エネルギモジュール200の動作モードを決定するように構成される。例えば、エネルギモジュール200の1つの動作モードは、コントローラ210がエネルギモジュール200をあらかじめ定められた位置までナビゲートあるいは経路誘導する自動運転モードである。本開示の全体にわたって、エネルギモジュール200のナビゲート又はナビゲーションへの言及は、コントローラ210によるエネルギモジュール200の移動の独立制御を意味し、これには、動きの方向及び速度を決定することと、回転アセンブリ202の動作を制御して、決定された動きの方向及び速度を達成することと、が含まれてもよい。自動運転モードのナビゲーションサブモードでは、コントローラ210は、エネルギモジュール200を、充電ステーション、又はモジュールシャーシ以外の位置にナビゲートする。自動運転モードの再配置サブモードでは、コントローラ210は、エネルギモジュール200を、モジュールシャーシ内の別のドッキング位置にナビゲートする。また、コントローラ210は、電力伝送モード又は充電モードなどの他の動作モードで、エネルギモジュール200を作動させることもできる。更に、コントローラ210は、回転アセンブリ202を制御するアクチュエータ(例えば、動作モードとエネルギモジュール200がナビゲートしているあらかじめ定められた位置(例えば、充電ステーション、若しくはモジュールシャーシ内の他のドッキング位置)とに基づいて、モータ208のクラッチ係合及び/又は回転速度、エネルギモジュール200のステアリングを制御するアクチュエータ)に制御信号を出力する。種々の動作モードにおけるエネルギモジュール200の動作に関する詳細は、本開示で更に論じられる。
【0029】
コントローラ210と、したがってエネルギモジュール200とは、エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128から独立して作動することができ、このことによって、充電動作のためのエネルギモジュールの交換、複数の用途におけるエネルギモジュール200の使用、などに対する柔軟性が提供される。例えば、エネルギモジュール200は、小型のビークル又は建物の電気システムなどの、他のタイプのエネルギ管理システムに電力を供給してもよい。本開示の全体にわたって、エネルギモジュール200の複数の実施形態が説明される。本開示における、エネルギモジュールへの他の言及(例えば、エネルギモジュール300、608、612、614、616、704、802)が、エネルギモジュール200のコンポーネントを含み、エネルギモジュール200と相互に交換可能に参照されてもよい、ことが理解されるべきである。
【0030】
図3は、先に説明したエネルギモジュール200の実施形態である、例示的な接続図によるエネルギモジュール300である。図により説明したエネルギモジュール300は、バッテリモジュール、例えば、モジュール式エネルギ管理システム100のバッテリモジュール122である。また、他のタイプの電源を有するエネルギモジュールをモジュール式エネルギ管理システム100に含めてもよい。例えば、ソーラエネルギモジュール、AC充電モジュール、燃料電池モジュールなどは、モジュール式エネルギ管理システム100に含めることが可能な他のタイプのエネルギモジュールである。エネルギモジュール300には、少なくとも1つのソースセル302(例えば、バッテリセル(例えば、
図2のバッテリセル204)、モジュール式DC−DCコンバータ312、トランシーバ310を備えたローカルコントローラ306、及びセンサデバイス308が含まれる。いくつかの実施形態では、モジュール式DC−DCコンバータ312は、エネルギモジュール300の一部として含まれるが、エネルギモジュール300の外部にあってもよい。
【0031】
いくつかの実施形態では、ローカルコントローラ306は、先に説明したコントローラ210(
図2)の実施形態である。ローカルコントローラ306の電力伝送回路は、エネルギモジュール300がどのように構成されてモジュール式エネルギ管理システム100に対しどのように作動するかを表す電圧−電力(V−P)マップ及び他の情報を、モジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128から受信する。また、ローカルコントローラ306は、エネルギ管理バスにおいて電圧を読み取り、受信したV−Pマップに対応する出力電力を達成するためにモジュール式DC−DCコンバータ312を整列する制御信号を発する。モジュール式DC−DCコンバータ312は、絶縁型又は非絶縁型DC−DCコンバータであってよい。更に、ローカルコントローラ306は、少なくとも1つのセンサデバイス308からセンサ値を受信し、センサ値は、温度、電圧、電流、SOC、SOH、及び、少なくとも1つのソースセル302に関する他の指示値を含んでもよい。また、少なくとも1つのセンサデバイスは、少なくとも1つのソースセル302内の少なくとも1つのヒューズ304が、少なくとも1つのソースセル302を遮断するトリガイベントを受信したか否かを判断してもよい。例えば、少なくとも1つの内部ヒューズ304は、過電流、高温、過負荷などでトリップするように設定されてもよい。いくつかの実施形態では、ローカルコントローラ306には、セントラルコントローラ128から受信したV−Pマップ情報と、少なくとも1つのセンサデバイス308から受信したセンサ値とを記憶するメモリが含まれる。
【0032】
ローカルコントローラ306は、トランシーバ310及び付属する通信回路を介してモジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128と通信する。トランシーバ310には、セントラルコントローラ128から信号を受信し、セントラルコントローラ128に信号を送信する、少なくとも1つの送受信アンテナが含まれてもよい。例えば、ローカルコントローラ306は、診断情報を、トランシーバ310を介して、エネルギモジュール300に関係するセントラルコントローラ128に送信してもよく、セントラルコントローラ128からV−Pマップ情報を受信してもよい。また、いくつかの実施形態によれば、トランシーバを別々の送受信デバイスとして実施してもよい。ローカルコントローラ306は、1又はそれよりも多くの無線通信プロトコルを介して他のデバイスと通信してもよい。無線通信プロトコルには、WI−FI、セルラ通信(例えば、3G、4G、LTE、GSM(登録商標)など)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth(登録商標)low energy (BLE)、又は既知の他の無線通信技術が含まれてもよい。例えば、ローカルコントローラ306は、充電ステーションとBluetooth(登録商標)又はBLEリンクを確立することによって、充電ステーションの位置を見付け出してもよい。加えて、ローカルコントローラ306は、セルラネットワーク接続を介してクラウドベースのモジュール監視システムと通信してもよい。
【0033】
モジュール式DC−DCコンバータ312からの出力信号314は、モジュール式エネルギ管理システム100の1つ以上の電気負荷への連続的な電力を維持するために、エネルギ管理バスに送られる。いくつかの実施形態では、ビークルドライブトレインに電力を供給するために、DC−DCコンバータ312の上流のエネルギモジュール300から高電圧出力信号316が出力されてもよい。例えば、ビークルドライブトレインの構成部品に電力を供給するために、高電圧出力信号316が他のエネルギモジュールからの高電圧出力信号と直列に接続されてもよい。加えて、高電圧出力信号は、モータコントローラ320に電力を供給してもよく、これによって、回転デバイス318(例えば、エネルギモジュール200の回転アセンブリ202に付属するモータ208(
図2))に電力が供給される。また、ローカルコントローラ306は、回転デバイス318の回転速度及び方向を制御するために、モータコントローラ320に制御信号を出力する。
【0034】
図4には、エネルギモジュール(例えば、エネルギモジュール300(
図3))の効率400及び出力電力402の例示的なグラフが含まれている。いくつかの実施形態では、ローカルコントローラ306は、エネルギモジュールの効率プロファイルに基づいて、エネルギモジュール300によって出力される電力の量を制御してもよく、この効率プロファイルは、ローカルコントローラ306のメモリに記憶されてもよい。エネルギモジュール300は、エネルギモジュール300の最高作動効率(例えば、グラフ400の点404における)に対応するあらかじめ定められた量の電力を出力するように構成されてもよい。グラフ402は、どのようにして、デューティサイクル制御を実行してエネルギモジュール300から出力される電力の量を変更し可能な限りエネルギモジュール300の最高作動効率に近づけるようにローカルコントローラ306を構成できるかを示している。出力される電力の量を変更するためにデューティサイクル制御を用いることは、磁気共鳴無線電力伝送デバイスがシャープな効率曲線によって作動する無線電力伝送の実行において有益であり得る。
【0035】
図5は、回転アセンブリ202(
図2)の実施形態である、エネルギモジュール200の回転アセンブリ500及び502の例示的な説明図である。例えば、回転アセンブリ500には、モータ506aから分離されたホイールアセンブリ510aが含まれる。エネルギモジュール200が電力伝送モード又は充電モードにあるとき、クラッチ機構508aは、ホイールアセンブリ510aが静止したままであるように、モータ506aからホイールアセンブリ510aを分離する。モータ506aが回転すると、モータ506aに連結されたファン504aのみが回転して、エネルギモジュール200のバッテリセル204に冷却空気流を供給するようにする。回転アセンブリ502には、モータ506bに連結されたホイールアセンブリ510bが含まれる。エネルギモジュール200の自動運転モードが実行されると、エネルギモジュール200のコントローラ210は、クラッチ機構508bがホイールアセンブリ510bをモータ506bに連結させる制御信号を出力し、その結果、モータ506bが回転すると、ファン504bも回転しながらエネルギモジュール200が移動する。ホイールアセンブリ510a,b、及びファン504a,bを単一の回転アセンブリ500,502に組み合わせることによって、エネルギモジュール200の全重量が低減し、コンポーネントの総数が低減する。
【0036】
図6は、モジュール式エネルギ管理システム100(例えば、先に説明したモジュール式エネルギ管理システム100(
図1))を備えたビークル600のモジュールシャーシ602の例示的な説明図である。モジュールシャーシ602は、ビークル600内(例えば、ビークル車台の後部内、又はビークル600のトランクスペース内)に設置されてもよい。モジュールシャーシ602には、モジュール式エネルギ管理システム100のエネルギモジュール(例えば、
図2のエネルギモジュール200)のための、1又はそれよりも多くのドッキング位置が含まれる。例えば、モジュールシャーシ602は、6つのエネルギモジュールを収容する、6つのドッキング位置を有する。いくつかの実施形態では、モジュールシャーシ602のそれぞれのドッキング位置には、1又はそれよりも多くの電気端子604であって、1又はそれよりも多くのエネルギモジュールを、モジュール式エネルギ管理システム100のエネルギ管理バスに電気的に接続する電気端子604が含まれる。いくつかの実施形態では、電気端子604は、エネルギモジュールとエネルギ管理バスとの間に有線接続を提供する。また、電気端子604には、有線接続に加えて、又は有線接続の代わりに、1もしくはそれよりも多くのエネルギモジュールとエネルギ管理バスとの間に電力を無線で伝送するように構成された無線電力トランシーバが含まれてもよい。更に、電気端子604には、セントラルコントローラ128及びエネルギモジュールと通信するための回路も含まれる。例えば、電気端子604は、エネルギモジュールによって検出されたBluetooth(登録商標)又はBLEビーコン信号であって、モジュールシャーシ602内のあらかじめ定められたドッキング位置にナビゲートする信号を出力してもよい。
【0037】
また、モジュールシャーシ602には、モジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128によって自動的に制御可能なドア610が含まれる。例えば、セントラルコントローラ128は、あらかじめ定められた開放基準に基づいてドア610を開けるようにアクチュエータを作動させる制御信号を出力してもよい。例えば、あらかじめ定められた開放基準には、エネルギモジュールのうちの1つからモジュール交換信号を受信すること、ビークル600がモジュール充電ステーションからあらかじめ定められた距離内にあると判断すること、及び、ビークル600がパーキング状態にある又はエンジンが停止されていると判断することが含まれてもよく、セントラルコントローラ128は、モジュールシャーシ602のドア610を開ける制御信号を発する。ドア610は、開位置にあるとき、モジュールシャーシ602と、自動運転モードで作動する1又はそれよりも多くのエネルギモジュールのためのあらかじめ定められた位置(例えばモジュール充電ステーション)との間に駆動面を提供する。加えて、セントラルコントローラ128は、あらかじめ定められた閉鎖基準に基づいてドア610を閉じるようにアクチュエータを作動させる制御信号を出力する。あらかじめ定められた閉鎖基準には、あらかじめ定められた数のエネルギモジュールが1又はそれよりも多くのドッキング位置にあって電気端子604を介しエネルギ管理バスに電気的に接続されていると判断することが含まれてもよい。
【0038】
いくつかの態様では、モジュールシャーシ602のドア610が開位置に達していると判断したことに応じて、セントラルコントローラ128は、モジュールの交換及び/又は再配置のためにエネルギ管理システム100を構成するように、エネルギモジュールに制御信号を出力してもよい。例えば、エネルギモジュール608があらかじめ定められた交換基準を満たし、かつ、モジュールシャーシ602のドア610が開いており、かつ、モジュール式エネルギ管理システム100が待機動作のために構成されていると、セントラルコントローラ128は、充電ステーションにナビゲートするために、エネルギモジュール608に制御信号とともに切断信号を出して、自動運転モードを実行する。制御信号の受信に応じて、エネルギモジュール608は、エネルギ管理バス126から切断し、自動運転モードのナビゲーションサブモードを実行する。
【0039】
ナビゲーションサブモードでは、エネルギモジュール608のローカルコントローラは、エネルギモジュール608がナビゲートしている充電ステーション又は他のあらかじめ定められた位置に関する位置情報を受信する。位置情報には、エネルギモジュール608により検出された充電ステーションからのビーコン信号、充電ステーションの位置に関するセントラルコントローラ128から受信した制御信号、及び/又は、セントラルコントローラ128若しくはクラウドベースのエネルギモジュール監視システムから受信した充電ステーションの位置座標が含まれてもよい。いくつかの実施形態では、エネルギモジュールのローカルコントローラには、位置決め回路が含まれる(ローカルコントローラが、受信された位置座標に基づいて充電ステーションの位置を決定するのを可能にする全地球測位システム(GPS)受信機のような)。自動運転モードが実行されると、ローカルコントローラは、モータをホイールアセンブリに連結するように、回転アセンブリ(例えば、
図2の回転アセンブリ202)のクラッチ機構に制御信号を出す。また、ローカルコントローラは、エネルギモジュール608を充電ステーション又は他のあらかじめ定められた位置に進むように、回転アセンブリのそれぞれの回転の速度及び方向も制御する。
【0040】
エネルギモジュール612は、モジュールシャーシ602のドッキング位置のうちの1つへナビゲートし自動運転モードで作動するエネルギモジュールを表している。例えば、エネルギモジュール612は、充電ステーションからモジュールシャーシ602にナビゲートしている、交換エネルギモジュール及び/又は充電エネルギモジュールであってもよい。また、エネルギモジュール612は、モジュールシャーシ602に関する受信された位置情報及び/又はエネルギモジュール612が割り当てられるあらかじめ定められたドッキング位置に基づいて、モジュールシャーシ602にナビゲートする。いくつかの実施形態では、セントラルコントローラ128は、エネルギ管理システム100に電力を供給している他のエネルギモジュールの現在のモジュール状態と、モジュール式エネルギ管理システム100によって供給される電気負荷の電力需要とに基づいて、エネルギモジュール612のあらかじめ定められたドッキング位置を決定する。あらかじめ定められたドッキング位置が決定されると、セントラルコントローラ128は、エネルギモジュール612によって検出されたビーコン信号を出力するために、あらかじめ定められたドッキング位置の電気端子604をトリガ(起動)する制御信号を出力する。エネルギモジュール612のローカルコントローラ210は、あらかじめ定められたドッキング位置のための電気端子から検出されたビーコン信号に基づいて、エネルギモジュール612のあらかじめ定められたドッキング位置へのナビゲーションを制御する。いったんエネルギモジュール612があらかじめ定められたドッキング位置に達すると、エネルギモジュール612は、電気端子604を介してエネルギ管理バス126に電気的に接続される。
【0041】
別のエネルギモジュールがモジュールシャーシ602から又はモジュールシャーシ602のあらかじめ定められたドッキング位置にナビゲートする経路を提供するために、モジュールシャーシ602におけるエネルギモジュールの構成に基づいて、1又はそれよりも多くのエネルギモジュールがモジュールシャーシ602内に再配置されなければならないおそれがある。例えば、エネルギモジュール614があらかじめ定められた交換基準を満たし、かつ、セントラルコントローラ128から切断信号を受信したとすると、セントラルコントローラ128はまた、エネルギモジュール616の移動経路を提供するために、エネルギモジュール616に再配置制御信号を出力する。例えば、再配置制御信号の受信に応じて、エネルギモジュール616は、自動運転モードの再配置サブモードを実行する。再配置サブモード中、エネルギモジュール616は、ドア610により提供される駆動面を介してモジュールシャーシ602を出て、その後、エネルギモジュール614がいったんモジュールシャーシ602を出ると、モジュールシャーシ602のあらかじめ定められたドッキング位置に戻るようにナビゲートする。また、モジュールシャーシ602に格納されたエネルギモジュールは、モジュールシャーシ602から手動で取り外され/分離され、又は、交換/連結されてもよい。
【0042】
図7は、充電ステーション702にナビゲートしているエネルギモジュール704の例示的な説明
図700である。充電ステーション702は、あらゆるタイプの公的又は私的な場所(オフィスビル、ガソリンスタンド、食料品店、ショッピングモール、ホテル、自動車ディーラ、自動車整備工場、民家などのような)にあってよい。充電ステーション702には、種々のタイプのエネルギモジュールを充電可能なAC充電デバイスが含まれてもよい。例えば、エネルギモジュール704は、ビークル(ビークル600(
図6)のような)のモジュール式エネルギ管理システム100に電力を供給するエネルギモジュールのうちの1つであってもよい。充電ステーション702には、エネルギモジュール704に取り付く充電コネクタが含まれてもよい。また、充電ステーション702は、エネルギモジュール704を無線で充電するように構成されてもよい。
【0043】
セントラルコントローラ128から切断信号及び/又は自動運転モード実行信号を受信することに応じて、エネルギモジュール704は、充電ステーション702までナビゲートし、あらかじめ定められた時間において充電ステーション702との接続を確立する。いくつかの実施形態では、エネルギモジュール704は、受信された位置情報に基づいて(例えば、充電ステーション702から出力された検出ビーコン信号を介して)、充電ステーション702にナビゲートする。いくつかの実施形態では、クラウドベースのエネルギモジュール監視システムは、エネルギモジュール704に、直接、又はモジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128を介して、充電接続時間を通信してもよい。充電接続時間は、グリッドエネルギコストが最も低い、又はあらかじめ定められた閾値コストよりも低い時間に対応してもよい。本開示において更に詳細に論じるように、クラウドベースのエネルギモジュール監視システムは、1又はそれよりも多くの充電ステーションの位置からエネルギグリッドコスト情報を受信し、エネルギモジュール704を充電するコストが最も低い時間を決定してもよい。いったん充電動作が完了すると、エネルギモジュール704は、充電ステーションから分離し、あらかじめ定められた位置にナビゲートする(例えば、ビークルのモジュールシャーシ又はモジュール格納位置まで戻る)。
【0044】
図8は、エネルギモジュール802が携帯型輸送デバイス800として用いられる、エネルギモジュール用途の例示的な説明図である。いくつかの実施形態では、エネルギモジュール802は、コネクタを含むエネルギモジュール200(
図2)の実施形態であり、このコネクタは、フットレスト804がエネルギモジュール802に取り外し可能に取り付けられて携帯型輸送デバイス800を形成するのを可能にし、これによって、エネルギモジュール802の機能性及び有用性が増大される。例えば、エネルギモジュール802は、モジュール式エネルギ管理システム100から分離されて、携帯型輸送デバイス800として作動してもよい。フットレスト804のコネクタは、ねじ又はあらゆる他のタイプの取り付け機構によって取り付けられることが可能な、エネルギモジュール802のコネクタに接続する。
【0045】
エネルギモジュール802が携帯型輸送デバイス800として実施されるとき、ローカルコントローラは、ローカルコントローラが受信された入力に基づいてエネルギモジュール802の回転アセンブリの回転方向及び速度を制御する輸送モードで、エネルギモジュール802を制御してもよい。いくつかの実施形態では、フットレスト804は、エネルギモジュール802のローカルコントローラに電気的に接続されてもよく、また、フットレスト上に立つ人からの圧力を検出する圧力センサを含んでもよい。エネルギモジュール802のローカルコントローラは、圧力の変化及び圧力変化の位置に基づいて、携帯型輸送デバイス800の移動速度及び方向を制御する。例えば、フットレスト804には、ユーザが右足と左足とをそれぞれ置くフットレストの右側と左側とに、圧力センサが含まれてもよい。右側の圧力センサで圧力上昇が検出されると、ローカルコントローラは、エネルギモジュール802を右側に回転させる。左側の圧力センサで圧力上昇が検出されると、ローカルコントローラは、エネルギモジュール802を左側に回転させる。ローカルコントローラは、フットレスト804に接続された他のタイプのセンサから受信したデータと、他のタイプの受信された制御信号とに基づいて、携帯型輸送デバイスの動きの速度及び/又は方向を変更してもよい。例えば、携帯型輸送デバイス800のユーザは、エネルギモジュール802のローカルコントローラに無線で接続された遠隔制御を用いて、エネルギモジュール802に操舵及び/又は速度変更命令を出してもよい。
【0046】
図9は、クラウドベースのエネルギモジュール監視システム900の例示的な説明図である。クラウドベースのエネルギモジュール監視システム900には、エネルギシステムサーバ/コントローラ908であって、エネルギシステムサーバ/コントローラ908によって処理されるデータ量の増大したスケーラビリティを提供するためにクラウドコンピューティング環境910において実施可能なエネルギシステムサーバ/コントローラ908が含まれる。
【0047】
クラウドコンピューティング環境910には、1又はそれよりも多くのリソースプロバイダ(エネルギシステムサーバ/コントローラ908のような)が含まれてもよい。それぞれのリソースプロバイダには、コンピューティングリソースが含まれてもよい。いくつかの実施形態では、コンピューティングリソースには、データを処理するのに用いられるあらゆるハードウェア及び/又はソフトウェアが含まれてもよい。例えば、コンピューティングリソースには、アルゴリズム、コンピュータプログラム、及び/又はコンピュータアプリケーションを実行可能な、ハードウェア及び/又ソフトウェアが含まれてもよい。いくつかの実施形態では、例示的なコンピューティングリソースは、記憶及び/又は検索機能を備えたアプリケーションサーバ及び/又はデータベースを含んでもよい。それぞれのリソースプロバイダは、クラウドコンピューティング環境910のあらゆる他のリソースプロバイダに接続されてもよい。いくつかの実施形態では、リソースプロバイダは、ネットワーク912を介して接続されてもよい。それぞれのリソースプロバイダは、ネットワーク912を介して、1又はそれよりも多くのコンピューティングデバイスに接続されてもよく、このネットワーク912は、セルラ通信ネットワーク、衛星通信ネットワーク、又はあらゆる他のタイプの無線通信ネットワークであってよい。例えば、コンピューティングデバイスには、エネルギシステムサーバ/コントローラ908によって監視及び制御される1又はそれよりも多くのエンティティに関連するサーバ/コントローラが含まれてもよい。例えば、1又はそれよりも多くのエンティティには、プライベートステーション902、パブリックステーション904又はビークル906が含まれてもよい。例えば、プライベートステーション902には、個人住宅又は他のタイプの私有地(オフィスビル若しくは自動車整備工場を含んでもよい)に位置する充電ステーション又はモジュール格納場所が含まれてもよい。パブリックステーション904には、公にアクセス可能な場所(ガソリンスタンド、ショッピングモール、ホテルなどを含んでもよい)に位置する充電ステーション又はモジュール格納場所が含まれてもよい。ビークル906には、モジュール式エネルギ管理システム100(
図1)、又は、1もしくはそれよりも多くのエネルギモジュール200(
図2)によって供給される電力を有するあらゆる他のタイプのエネルギ管理を含む、あらゆるタイプのEVが含まれてもよい。
【0048】
クラウドコンピューティング環境910には、リソースマネージャが含まれてもよい。リソースマネージャは、ネットワーク912を介して、リソースプロバイダ及びコンピューティングデバイスに接続されてもよい。いくつかの実施形態では、リソースマネージャは、1又はそれよりも多くのリソースプロバイダによる、プライベートステーション902、パブリックステーション904又はビークル906のコンピューティングデバイスへの、コンピューティングリソースの提供を容易にしてもよい。リソースマネージャは、特定のコンピューティングデバイスからコンピューティングリソースの要求を受信してもよい。リソースマネージャは、コンピューティングデバイスによって要求されたコンピューティングリソースを提供可能な1又はそれよりも多くのリソースプロバイダを識別してもよい。リソースマネージャは、コンピューティングリソースを提供するためにリソースプロバイダを選択してもよい。リソースマネージャは、リソースプロバイダと特定のコンピューティングデバイスとの間の接続を容易にしてもよい。いくつかの実施形態では、リソースマネージャは、特定のリソースプロバイダと特定のコンピューティングデバイスとの間の接続を確立してもよい。いくつかの実施形態では、リソースマネージャは、特定のコンピューティングデバイスを、要求されたコンピューティングリソースを有する特定のリソースプロバイダにリダイレクトしてもよい。
【0049】
一実施形態では、クラウドコンピューティング環境910は、GOOGLE Cloud Platform(商標)、Amazon Web Services(商標)(AWS)プラットフォーム、又はあらゆる他のパブリック若しくはプライベートクラウドコンピューティング環境を含んでもよい。プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906の監視及び/又は制御に関連するプロセスは、演算プロセッサ(GOOGLE Compute Engineのような)上で実行されてもよい。また、エネルギシステムサーバ/コントローラ908には、アプリケーションプロセッサ(GOOGLE App Engineのような)が含まれてもよく、これを、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906とのインタフェースとして用いて、エネルギモジュールに関する状態データを受信するとともに、あらかじめ定められたタイプのエネルギモジュールを有する充電ステーションの位置に関する位置情報、又はエネルギモジュールの更新された動作仕様及び手順を出力するようにしてもよい。また、エネルギシステムサーバ/コントローラ908には、1又はそれよりも多くのデータベースが含まれる。いくつかの実施形態では、1又はそれよりも多くのデータベースには、処理済み及び未処理のモジュール状態データを記憶するクラウドストレージデータベース(GOOGLE Cloud Storageのような)が含まれる。
【0050】
エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、ネットワーク912を介してエネルギシステムサーバ/コントローラに接続されるプライベートステーション902、パブリックステーション904又はビークル906に関連する、充電ステーション及びエネルギモジュールの状態データを受信する。プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906のそれぞれと、関連するエネルギモジュールとは、シリアル番号又は他の固有の識別子によって、エネルギシステムサーバ/コントローラ908により一意に識別されてもよい。プライベートステーション902及びパブリックステーション904のサーバ/コントローラは、エネルギモジュール充電データ(これは、プライベートステーション902において充電されたエネルギモジュールのモジュール状態データを含んでもよい)を収集し、その後、このデータはエネルギシステムサーバ/コントローラ908に送信される。モジュール状態データ及び充電ステーション状態データには、モジュール充電の日、時間、エネルギモジュールを充電するのに要する時間、プライベートステーション902及びパブリックステーション904の位置におけるエネルギグリッドコスト及び使用情報、充電時などのエネルギモジュールにおいて測定されたセンサデータ(例えば、電圧、電流など)が含まれてもよい。前述のセントラルコントローラ128(
図1)であってよいビークル906のセントラルコントローラ128は、モジュール式エネルギ管理システム100に電力を供給するエネルギモジュールのエネルギモジュール状態データを収集する。モジュール状態データには、それぞれのエネルギモジュールに対する負荷需要、モジュール放電率、それぞれのエネルギモジュールの電圧及び電流センサデータ、並びにエネルギモジュールのSOC又はSOHを示すあらゆる他のデータが含まれてもよい。いくつかの実施形態では、個々のエネルギモジュールのコントローラ210(
図2)は、ネットワーク912を介して、エネルギシステムサーバ/コントローラ908と直接通信してもよい。
【0051】
エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、受信されたモジュール状態データ及び充電ステーションデータに基づいて、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906に関連するエネルギモジュールの統計及び動作上の提案又は変更を決定してもよい。例えば、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906に関連する何百万ものエネルギモジュールのモジュール状態データを処理して、種々の時間又は製造場所で製造されるエネルギモジュールの性能の変動を測定することにより製造上の欠陥を識別するようにしてもよい。また、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906のサーバ/コントローラによって実行されるソフトウェアの非効率性を識別してもよい。加えて、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902及びパブリックステーション904の位置におけるエネルギグリッドコスト及び使用情報を用いて、ビークル906がモジュール充電のために走行する位置を決定するようにする。
【0052】
エネルギシステムサーバ/コントローラ908が、1又はそれよりも多くのエネルギモジュールの欠陥であって、切迫した障害を示す欠陥又は外部介入なしに修正できない欠陥を特定すると、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、欠陥のあるエネルギモジュールに関連するプライベートステーション902、パブリックステーション904又はビークル906に警告を出力してもよい。いくつかの実施形態では、検出された欠陥が、1又はそれよりも多くの欠陥のあるエネルギモジュールの切迫した障害を示すのであれば、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902若しくはパブリックステーション904のコントローラ/サーバを介し又はビークル906のセントラルコントローラ128を介し、エネルギモジュールのローカルコントローラに制御信号を出すことによって、欠陥のあるエネルギモジュールを直ちに運転停止する制御信号を出力してもよい。
【0053】
また、算出された統計に基づいて、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、エネルギモジュール又は充電ステーションのファームウェア/ソフトウェアアップデートを、ネットワーク912を介して、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906に出力して、エネルギモジュール又は充電ステーションの性能及び効率を向上するようにしてもよい。いくつかの実施形態では、複数のビークル906のうちの1つのセントラルコントローラ128からモジュール交換信号を受信することに応じて、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、パブリックステーション904のうちの1つであって、ビークル906の位置に最も近いパブリックステーション904、及び/又は、モジュール交換時間があらかじめ定められた閾値よりも短い1若しくはそれよりも多くの交換モジュールを手元に有するパブリックステーション904、の位置を出力してもよい。また、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、パブリックステーション904の位置に関連するモジュール充電時間であって、当該位置のエネルギグリッドコストが閾値コストよりも低いコストであるときの時間に対応するモジュール充電時間、を出力してもよい。
【0054】
図10は、エネルギモジュールの制御プロセス1000の例示的なフローチャートである。エネルギモジュールの制御プロセス1000は、本開示では、モジュール式エネルギ管理システム100(
図1)、エネルギモジュール200(
図2)、及びビークル600(
図6)に関して説明されるが、独立して制御することが可能な他のタイプの自動運転エネルギモジュールに適用されてもよい。
【0055】
ステップ1004では、モジュール式エネルギ管理システム100におけるバッテリモジュール122の実施形態であるエネルギモジュール200が、エネルギ管理バス126に電力を供給して、1又はそれよりも多くの電気負荷に電力を供給するようにする。いくつかの実施形態では、エネルギモジュール200から出力される電力の量、及び放電率は、モジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128から受信した制御信号に基づいている。
【0056】
ステップ1006では、エネルギモジュール200のコントローラ210が、エネルギモジュールにおいて1又はそれよりも多くのあらかじめ定められた交換基準が満たされているか否かを判断する。あらかじめ定められた交換基準には、あらかじめ定められたSOC閾値又はSOH閾値が含まれてもよい。例えば、あらかじめ定められたSOC閾値は、完全充電の割合(50%、60%、又は他の割合値のような)であってよい。コントローラ210が、1又はそれよりも多くの交換基準が満たされていると判断し、ステップ1006において「Yes」であると、次いでステップ1008が実行される。そうではなく、1又はそれよりも多くの交換基準が満たされておらず、ステップ1006において「No」であると、プロセスは次いでステップ1004に戻り、エネルギモジュール200は、モジュール式エネルギ管理システム100のエネルギ管理バス126に電力を供給し続ける。
【0057】
ステップ1008では、コントローラ210は、あらかじめ定められた交換基準のうちの1又はそれよりも多くが満たされているときに、交換状態信号をセントラルコントローラ128に出力する。加えて、コントローラ210は、エネルギモジュール200の現在の状態をあらかじめ定められた頻度でセントラルコントローラ128に出力してもよく、セントラルコントローラ128は、あらかじめ定められた交換基準が満たされたときを判断してもよい。
【0058】
ステップ1010では、コントローラ210は、セントラルコントローラ128から切断信号が受信されているか否かを判断する。セントラルコントローラ128から切断信号が受信されており、ステップ1010において「Yes」であると、次いでステップ1012が実行される。そうではなく、セントラルコントローラ128から切断信号が受信されておらず、ステップ1010において「No」であると、プロセスは次いでステップ1008に戻る。
【0059】
ステップ1012では、セントラルコントローラ128からの切断信号の受信に応じて、エネルギモジュール200は、モジュールシャーシ602におけるドッキング位置の電気端子604から電気的に切断し、自動運転モードを実行する。エネルギモジュール200の自動運転モードが実行されると、エネルギモジュール200のコントローラ210は、クラッチ機構508bにホイールアセンブリ510bをモータ506bに連結させる制御信号を出力し、その結果、モータ506bが回転しながらファン504bも回転すると、エネルギモジュール200が移動する。
【0060】
ステップ1016では、エネルギモジュール200は、充電ステーション又はモジュールシャーシ602の別のドッキング位置までナビゲートする。自動運転モードのナビゲーションサブモードでは、エネルギモジュール608のコントローラ210は、エネルギモジュール608がナビゲートしている充電ステーション又は他のあらかじめ定められた位置に関する位置情報を受信する。位置情報には、エネルギモジュール608により検出された充電ステーションからの検出ビーコン信号、充電ステーションの位置に関するセントラルコントローラ128から受信した制御信号、及び/又は、セントラルコントローラ128若しくはクラウドベースのエネルギモジュール監視システムから受信した充電ステーションの位置座標が含まれてもよい。いくつかの実施形態では、エネルギモジュールのローカルコントローラには、位置決め回路(ローカルコントローラが、受信された位置座標に基づいて充電ステーションの位置を決定するのを可能にする全地球測位システム(GPS)受信機のような)が含まれる。自動運転モードが実行されると、ローカルコントローラは、モータをホイールアセンブリに連結するように、回転アセンブリ(例えば、
図2の回転アセンブリ202)のクラッチ機構に制御信号を出す。また、コントローラ210は、エネルギモジュール608を充電ステーション又は他のあらかじめ定められた位置まで操舵するために、回転アセンブリのそれぞれの回転の速度及び方向を制御する。
【0061】
別のエネルギモジュールがモジュールシャーシ602の外にナビゲートし又はモジュールシャーシ602のあらかじめ定められたドッキング位置までナビゲートするための経路を提供するために、モジュールシャーシ602におけるエネルギモジュールの構成に基づいて、1又はそれよりも多くのエネルギモジュールをモジュールシャーシ602内に再配置しなければならないおそれがある。セントラルコントローラ128からの再配置制御信号の受信に応じて、エネルギモジュール616は、自動運転モードの再配置サブモードを実行する。再配置サブモード時に、エネルギモジュール616は、ドア610によって提供される駆動面を介しモジュールシャーシ602を出て、その後、エネルギモジュール614がいったんモジュールシャーシ602を出ると、モジュールシャーシ602のあらかじめ定められたドッキング位置に戻るようにナビゲートする。また、モジュールシャーシ602に格納されたエネルギモジュールを、モジュールシャーシ602から手動で取り外し/分離し、又は、交換/連結してもよい。
【0062】
図11は、エネルギ管理システムの制御プロセス1100の例示的なフローチャートである。エネルギ管理システムの制御プロセス1100は、本開示では、モジュール式エネルギ管理システム100(
図1)、エネルギモジュール200(
図2)、及びビークル600(
図6)に関して説明されるが、独立して制御することが可能な他のタイプの自動運転エネルギモジュールに適用されてもよい。
【0063】
ステップ1102では、セントラルコントローラ128が、モジュールシャーシ602のドッキングステーションにおける電気端子に接続されたエネルギモジュールの特性に基づいて、モジュール式エネルギ管理システム100を構成する。例えば、エネルギモジュールには、モジュール式エネルギ管理システム100のバッテリモジュール122が含まれてもよい。ステップ1104では、接続されたエネルギモジュールが、モジュール式エネルギ管理システム100のビークルドライブトレイン及び種々の電気負荷に、電力を供給する。
【0064】
ステップ1106では、セントラルコントローラ128が、交換状態信号がエネルギモジュールのうちの1つから受信されているか否かを判断する。交換状態信号が受信されており、ステップ1106において「Yes」であると、次いでステップ1108が実行される。そうではなく、交換状態信号が受信されておらず、ステップ1106において「No」であると、プロセスは次いでステップ1104に戻る。
【0065】
ステップ1108では、セントラルコントローラ128は、充電ステーション/モジュール交換データを、クラウドベースのエネルギモジュール監視システム900のエネルギシステムサーバ/コントローラ908から受信する。例えば、充電ステーション/モジュール交換データには、交換基準を満たすエネルギモジュール、又はモジュール式エネルギ管理システム100と互換性がある1又はそれよりも多くの手元モジュールを有するエネルギモジュールを備えたビークルに、最も近い充電ステーションの位置を示す位置データが含まれてもよい。いくつかの実施形態では、クラウドベースのエネルギモジュール監視システム900は、また、グリッドエネルギコストが最も低いか又はあらかじめ定められた閾値コストよりも低い時間に対応する充電接続時間を通信してもよい。
【0066】
ステップ1110では、セントラルコントローラ128は、ビークル600が充電ステーション/モジュール交換位置にあるか、又はそのあらかじめ定められた距離範囲内にあるか否かを判断する。例えば、セントラルコントローラ128は、ビークル600のナビゲーションシステムから受信した位置信号に基づいて、ビークル600が充電ステーションの位置にあると判断する。ビークル600が充電ステーション/モジュール交換位置にあり、ステップ1110において「Yes」であると、次いでステップ1112が実行される。そうではなく、ビークル600が充電ステーション/モジュール交換位置になく、ステップ1110において「No」であると、プロセスは次いでステップ1108に戻る。
【0067】
ステップ1112では、セントラルコントローラ128が、モジュールシャーシ602のドア610を開ける制御信号を出力する。セントラルコントローラ128は、あらかじめ定められた開放基準に基づいて、ドア610を開けるようアクチュエータを作動させる制御信号を出力してもよい。例えば、あらかじめ定められた開放基準には、エネルギモジュールのうちの1つからモジュール交換信号を受信すること、ビークル600がモジュール充電/交換ステーションのあらかじめ定められた距離内にあると判断すること、及びビークル600がパーキング状態にある又はエンジンが作動停止していると判断すること、が含まれてもよい。ドア610は、開位置にあるとき、モジュールシャーシ602と、自動運転モードで作動する1又はそれよりも多くのエネルギモジュールのためのあらかじめ定められた位置(モジュール充電/交換ステーションのような)との間に駆動面を提供する。
【0068】
ステップ1114では、セントラルコントローラ128は、モジュールシャーシ602とあらかじめ定められた位置との間のエネルギモジュールのナビゲーションと、エネルギモジュールの再配置とを制御する。エネルギモジュール606(
図6)があらかじめ定められた交換基準を満たしており、モジュールシャーシ602のドア610が開いており、エネルギ管理システム100が待機動作するように構成されているならば、セントラルコントローラ128は、充電ステーションにナビゲートするために、自動運転モードを実行する制御信号とともに、エネルギモジュール606に切断信号を出す。制御信号の受信に応じて、エネルギモジュール606は、エネルギ管理バスから切断し、自動運転モードのナビゲーションサブモードを実行する。
【0069】
また、セントラルコントローラ128は、交換されているエネルギモジュール614のための移動経路を提供するために、1又はそれよりも多くのエネルギモジュールに再配置制御信号を出力する。例えば、再配置制御信号の受信に応じて、エネルギモジュール616は、自動運転モードの再配置サブモードを実行する。再配置サブモード時に、エネルギモジュール616は、ドア610によって提供される駆動面を介しモジュールシャーシ602を出て、その後、エネルギモジュール614がいったんモジュールシャーシ602を出ると、モジュールシャーシ602のあらかじめ定められたドッキング位置に戻るようにナビゲートする。
【0070】
エネルギモジュール612(
図6)は、自動運転モードで作動するエネルギモジュールであって、モジュールシャーシ602のドッキング位置のうちの1つにナビゲートするエネルギモジュールを表している。例えば、エネルギモジュール612は、充電ステーションからモジュールシャーシ602にナビゲートしている、交換エネルギモジュール及び/又は充電済エネルギモジュールであってもよい。また、エネルギモジュール612は、モジュールシャーシ602に関する受信された位置情報及び/又はエネルギモジュール612が割り当てられるあらかじめ定められたドッキング位置に基づいて、モジュールシャーシ602までナビゲートする。いくつかの実施形態では、セントラルコントローラ128は、エネルギ管理システム100に電力を供給する他のエネルギモジュールの現在のモジュール状態と、モジュール式エネルギ管理システム100により供給される電気負荷の電力需要とに基づいて、エネルギモジュール612のためのあらかじめ定められたドッキング位置を決定する。あらかじめ定められたドッキング位置が決定されると、セントラルコントローラ128は、あらかじめ定められたドッキング位置の電気端子604をトリガする制御信号を出力して、エネルギモジュール612によって検出されるビーコン信号を出力するようにする。エネルギモジュール612のローカルコントローラ210は、あらかじめ定められたドッキング位置の電気端子から検出されたビーコン信号に基づいて、あらかじめ定められたドッキング位置へのエネルギモジュール612のナビゲーションを制御する。
【0071】
ステップ1116では、セントラルコントローラ128は、動作モードのためにモジュールシャーシ602内のエネルギモジュールを再構成し、モジュールシャーシ602のドア610を閉じる。セントラルコントローラ128は、あらかじめ定められた閉鎖基準に基づいて、ドア610を閉じるようアクチュエータを作動させる制御信号を出力する。あらかじめ定められた閉鎖基準には、あらかじめ定められた数のエネルギモジュールが1又はそれよりも多くのドッキング位置にあり、電気端子604を介してエネルギ管理バスに電気的に接続されていると判断することが含まれてもよい。
【0072】
図12は、エネルギモジュール監視システムの制御プロセス1200の例示的なフローチャートである。エネルギモジュール監視システムの制御プロセス1200は、本開示では、クラウドベースのエネルギモジュール監視システム900(
図9)に関して説明されるが、他のタイプ及び構成のエネルギモジュール監視システムに適用されてもよい。
【0073】
ステップ1202では、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、ネットワーク912を介して、プライベートステーション902、パブリックステーション904及び/又はビークル906に関連する1又はそれよりも多くのコンピューティングデバイスに接続する。ネットワーク912は、セルラ通信ネットワーク、衛星通信ネットワーク、又はあらゆる他のタイプの無線通信ネットワークであってよい。例えば、コンピューティングデバイスには、エネルギシステムサーバ/コントローラ908によって監視及び制御される1又はそれよりも多くのエンティティに関連するサーバ/コントローラが含まれてもよい。プライベートステーション902、パブリックステーション904及び/又はビークル906と、エネルギシステムサーバ/コントローラ908との間の接続が確立されると、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、固有の識別子(シリアル番号のような)に基づいて、コンピューティングデバイス及び関連するエネルギモジュールを識別する。
【0074】
ステップ1204では、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、ネットワーク912を介してエネルギシステムサーバ/コントローラに接続されたプライベートステーション902、パブリックステーション904又はビークル906に関連する、充電ステーション及びエネルギモジュールの状態データを受信する。プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906のそれぞれと、関連するエネルギモジュールとは、シリアル番号又は他の固有の識別子によって、エネルギシステムサーバ/コントローラ908により一意に識別されてもよい。プライベートステーション902及びパブリックステーション904のサーバ/コントローラは、エネルギモジュール充電データ(これは、プライベートステーション902において充電されたエネルギモジュールのモジュール状態データを含んでもよい。)を収集し、その後、このデータはエネルギシステムサーバ/コントローラ908に送信される。モジュール状態データ及び充電ステーション状態データには、モジュール充電の日、時間、エネルギモジュールを充電するのに要する時間、プライベートステーション902及びパブリックステーション904の位置におけるエネルギグリッドコスト及び使用情報、充電時などのエネルギモジュールにおいて測定されたセンサデータ(例えば、電圧、電流など)が含まれてもよい。前述のセントラルコントローラ128(
図1)であってよいビークル906のセントラルコントローラは、モジュール式エネルギ管理システム100に電力を供給するエネルギモジュールのエネルギモジュール状態データを収集する。モジュール状態データには、それぞれのエネルギモジュールに対する負荷需要、モジュール放電率、それぞれのエネルギモジュールの電圧及び電流センサデータ、並びにエネルギモジュールのSOC又はSOHを示すあらゆる他のデータが含まれてもよい。いくつかの実施形態では、個々のエネルギモジュールのコントローラ210(
図2)は、ネットワーク912を介して、エネルギシステムサーバ/コントローラ908と直接通信してもよい。
【0075】
ステップ1206では、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、受信されたモジュール状態データ及び充電ステーションデータに基づいて、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906に関連するエネルギモジュールの統計及び動作上の提案又は変更を決定する。例えば、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906に関連する何百万ものエネルギモジュールのモジュール状態データを処理して、種々の時間又は製造場所で製造されるエネルギモジュールの性能の変動を測定することによって、製造上の欠陥を識別するようにしてもよい。また、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906のサーバ/コントローラによって実行されるソフトウェアの非効率性を識別してもよい。加えて、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902及びパブリックステーション904の位置におけるエネルギグリッドコスト及び使用情報を用いて、ビークル906がモジュール充電のために走行する位置を決定するようにする。
【0076】
ステップ1208では、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、動作変更及び/又は充電/交換情報を、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906に出力する。例えば、エネルギシステムサーバ/コントローラ908が、1又はそれよりも多くのエネルギモジュールの欠陥であって、切迫した障害を示す欠陥又は外部介入なしに修正することができない欠陥を特定すると、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、欠陥のあるエネルギモジュールに関連するプライベートステーション902、パブリックステーション904又はビークル906に警告を出力してもよい。いくつかの実施形態では、検出された欠陥が、1又はそれよりも多くの欠陥のあるエネルギモジュールの切迫した障害を示すのであれば、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、プライベートステーション902若しくはパブリックステーション904のコントローラ/サーバを介し又はビークル906のセントラルコントローラを介し、エネルギモジュールのローカルコントローラに制御信号を出すことによって、欠陥のあるエネルギモジュールを直ちに遮断する制御信号を出力してもよい。
【0077】
また、算出された統計に基づいて、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、エネルギモジュール又は充電ステーションのファームウェア/ソフトウェアアップデートを、ネットワーク912を介して、プライベートステーション902、パブリックステーション904及びビークル906に出力して、エネルギモジュール又は充電ステーションの性能及び効率を向上するようにしてもよい。いくつかの実施形態では、複数のビークル906のうちの1つのセントラルコントローラからモジュール交換信号を受信することに応じて、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、パブリックステーション904のうちの1つであって、ビークル906の位置に最も近いパブリックステーション904、及び/又は、モジュール交換時間があらかじめ定められた閾値よりも短い1又はそれよりも多くの交換モジュールを手元に有するパブリックステーション904、の位置を出力してもよい。また、エネルギシステムサーバ/コントローラ908は、パブリックステーション904の位置に関連するモジュール充電時間であって、当該位置のエネルギグリッドコストが閾値コストよりも低いコストであるときの時間に対応するモジュール充電時間、を出力してもよい。
【0078】
本開示の態様は、軽量の自動運転エネルギモジュールを含むモジュール式エネルギ管理システムであって、自動運転エネルギモジュールが充電ステーション又は他の位置に独立してナビゲートすることができるモジュール式エネルギ管理システムを対象とする。本開示で説明されているエネルギモジュールは、重く、手動による設置及び交換が必要な、HVに用いられるエネルギモジュールに対して、大幅に改良されている。また、エネルギモジュールのモジュール性、及びモジュール式エネルギ管理システムの適合性によって、モジュール式エネルギ管理システムと互換性のある他のエネルギモジュールと代替可能になる。加えて、エネルギモジュールは、複数のタイプの充電及び輸送用途において用いることができる。
【0079】
本開示で示され説明されているコンピュータアーキテクチャ(すなわち、回路機構)のブロック又は回路は、単一の処理システムに実装されてもよく、又は、分離プロセッサ若しくは回路と呼ばれることがある複数の処理システムにわたって分散されてもよい。例えば、アーキテクチャのブロックはそれぞれ、個別のプロセッサ、システム又は論理要素であってもよい。更に、例示的な機能又は特徴を、共通回路によって、又は特定の命令を実行する汎用プロセッサによって、実行してもよい。
【0080】
図13は、例示的な処理システム1300(すなわち、例示的なプロセッサ又は回路)を示している。このような処理システムの1又はそれよりも多くは、本開示で示されている説明に従って、1若しくはそれよりも多くのアルゴリズム若しくはその一部、又は1若しくはそれよりも多くのアーキテクチャブロック若しくはその一部において利用されてもよく、又は、これらを実行するように利用されてもよい。システムは、ビークルに設置された電子制御ユニット(ECU)若しくは個別のコンピュータとして、又はクラウドコンピューティング環境のサーバとして、具体化及び/又は実行されてもよい。例えば、処理システム1300は、エネルギモジュールのうちの1つのコントローラ210、モジュール式エネルギ管理システム100のセントラルコントローラ128、又はプライベートステーション902若しくはパブリックステーション904のサーバ/コントローラであってもよい。また、処理システム1300は、クラウドベースのモジュール監視システム900のエネルギシステムサーバ/コントローラ908であってもよい。
【0081】
例示的な処理システム1300は、1又はそれよりも多くのマイクロプロセッサ又は均等物(中央処理ユニット(CPU)1302及び/又は少なくとも1つの特定用途向けプロセッサASP(図示しない。)のような)を用いて実施されてもよい。マイクロプロセッサは、マイクロプロセッサを制御して本開示のプロセス及びシステムを実行及び/又は制御するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体(メモリ回路(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、スタティックメモリ、DRAM、SDRAM、及びこれらの均等物)のような)を利用する回路である。他の記憶媒体は、コントローラ(ハードディスクドライブ又は光ディスクドライブを制御可能なディスクコントローラ1304のような)を介して制御されてもよい。
【0082】
別の実施形態では、マイクロプロセッサ又はその態様には、本開示を拡張し若しくは十分に実施する論理デバイスが含まれてもよく、又は専ら含まれてもよい。このような論理デバイスは、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ジェネリックアレイロジック(generic−array of logic)(GAL)、及びこれらの均等物を含んでもよく、しかしながらこれらに限定されない。マイクロプロセッサは、個別のデバイス又は単一の処理機構であってよい。更に、本開示は、マルチコアCPU1302の並列処理能力から利益を得ることができる。また、メモリ1310に含まれる一連の命令を実行するように、マルチプロセッシング構成において1又はそれよりも多くのプロセッサによって提供される制御回路を用いてもよい。代替的には、ソフトウェア命令の代わりに、又はソフトウェア命令と組み合わせて、ハードワイヤード回路を用いてもよい。したがって、本開示で論じられる例示的な実施形態は、ハードウェア回路とソフトウェアとの特定の組合せに限定されない。
【0083】
別の態様では、本開示に係る処理の結果を、ディスプレイコントローラ1306を介してモニタ1308に表示してもよい。ディスプレイコントローラ1306には、演算効率を向上させるための、複数のグラフィックス処理コアによって提供され得る、少なくとも1つのグラフィック処理ユニットが含まれることが好ましい。また、ディスプレイコントローラ1306又はその一部を、CPU1302に組み込んでもよい。加えて、周辺機器1316としてI/O(入出力)インタフェース1314に接続可能な、マイクロホン、スピーカ、カメラ、マウス、キーボード、タッチベースのディスプレイ又はパッドインタフェースなどからの信号及び/又はデータを入力するために、I/Oインタフェース1314が設けられる。例えば、本開示の種々のプロセス又はアルゴリズムのパラメータを制御するキーボード又はポインティングデバイスを、追加の機能性及び構成オプションを提供し又は表示特性を制御するために、I/Oインタフェースに接続してもよい。更に、コマンド/命令インタフェースを提供するためのタッチセンシティブインタフェース又はジェスチャ検出インタフェースをモニタ1308に設けてもよい。
【0084】
例示的な実施形態では、I/Oインタフェースは、センサ1、2・・・N 1320からセンサデータを入力するように設けられる。センサには、バッテリ電圧センサ、温度センサ、電流センサ、又はスイッチの開閉を検出できるセンサが含まれてもよい。I/Oインタフェースにデータを入力する他のセンサには、速度センサ、加速度センサ、ステアリングセンサ、ジャイロスコープセンサなどが含まれてもよい。加えて、I/Oインタフェースは、ユーザがモジュール式エネルギ管理システム100の構成を制御するのを可能にする1又はそれよりも多くのコントローラ1318からデータを入力するように設けられる。例えば、ユーザは、モジュール式エネルギ管理システムが待機モードにあるときに、コントローラ1318を用いてエネルギモジュールを選択し、1又はそれよりも多くの補助電気負荷に電力を供給するようにしてもよい。また、I/Oインタフェースは、種々の作動コンポーネント(モジュール式エネルギ管理システム100のDC−DC変換回路及び他の回路を含む)を制御する制御信号を、1又はそれよりも多くのアクチュエータ1322に出力するインタフェースを提供してもよい。いくつかの実施形態では、アクチュエータ1322は、ホイールアセンブリ214をエネルギモジュール200のモータ208に連結するように回転アセンブリ202のクラッチ機構の位置を調整する制御信号を送る。
【0085】
また、I/Oインタフェースを、モバイルデバイス(スマートフォン及び/又は携帯型記憶デバイスのような)に接続してもよい。I/Oインタフェースには、ユニバーサルシリアルバス(USB)ハブ、Bluetooth(登録商標)回路、近距離通信(NFC)回路、又は他の有線若しくは無線通信回路が含まれてもよい。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、センサ入力、ナビゲーション入力、及び/又はネットワークアクセスを提供してもよい。
【0086】
上述のコンポーネントを、データ(制御可能なパラメータを含む)を送受信するネットワークインタフェース1326を介して、ネットワーク1324(インターネット又はローカルイントラネットのような)に接続してもよい。ネットワークインタフェース1326には、1又はそれよりも多くのIEEE802準拠の回路が含まれてもよい。セントラルバス1312は、上述のハードウェアコンポーネント/回路をともに接続するのに設けられ、これらの間のデジタル通信のための少なくとも1つのパスを提供する。
【0087】
処理システムは、ネットワーク化されたデスクトップコンピュータ、端末、又は個人用デバイス(タブレットコンピュータ若しくは携帯電話のような)であってもよい。上述のデータベースは、サーバ上に遠隔記憶されてもよく、サーバには、処理システムに類似するか又は処理システムと同じコンポーネントが含まれてもよい。これらのデバイスは、ネットワークを介して通信してもよい。
【0088】
適切なソフトウェア(オペレーティングシステム又はアプリケーションのような)は、処理システムのコンピュータ可読媒体(メモリ1310及び記憶デバイスを含む)にタンジブルに記憶することができる。コンピュータ可読媒体の他の例は、コンパクトディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(EPROM、EEPROM、フラッシュEPROM)、DRAM、SRAM、SDRAM、若しくは他の磁気媒体、コンパクトディスク(例えば、CD−ROM)、又はコンピュータが読み取ることができるあらゆる他の媒体である。ソフトウェアは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、開発ツール、アプリケーションソフトウェア、及び/又はグラフィカルユーザインタフェースを含んでもよく、しかしながらこれらに限定されない。
【0089】
上述した媒体上のコンピュータコード要素は、解釈可能又は実行可能なコード機構であってもよく、当該コンピュータコード要素は、スクリプト、解釈可能なプログラム、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)、Java(登録商標)クラス、及び完全に実行可能なプログラムを含むが、これらに限定されない。更に、本開示の態様の処理の一部を、よりよい性能、信頼性及び/又はコストのために分散してもよい。
【0090】
本開示で説明されている手順及びルーチンを、デバイス、システム、方法又はコンピュータプログラム製品として具体化してもよく、1又はそれよりも多くの専用回路又はプログラムされたプロセッサを介して実行してもよい。したがって、本開示で示されている説明は、専らハードウェアの形態、専ら、ハードウェア上で実行されるソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む。)の形態、又は専用のハードウェアコンポーネントと特定のアルゴリズム及びプロセスコードによって構成される一般的なプロセッサとの組合せを介する形態をとってもよい。ハードウェアコンポーネントは、「回路」、「モジュール」、「ユニット」、「デバイス」又は「システム」と呼ばれる。ハードウェアによって実行される実行可能コードは、タンジブルメモリデバイス(コンピュータプログラム製品のような)上に具体化される。例には、CD、DVD、フラッシュドライブ、ハードディスクユニット、ROM、RAM、及び他のメモリデバイスが含まれる。
【0091】
本開示の実施形態に係る方法、システム及びコンピュータプログラム製品のフローチャート説明図及びブロック図を参照してきた。その態様は、コンピュータプログラム命令によって実行される。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、又はマシンを生じる他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介し実行される命令によって、フローチャート及び/又はブロック図の1若しくは複数のブロックに明示される機能/動作を実行する手段が生成されるようにしてもよい。
【0092】
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置を特定の方法で機能させることが可能なコンピュータ可読媒体に記憶され、その結果、コンピュータ可読媒体に記憶された命令によって、フローチャート及び/又はブロック図の1若しくは複数のブロックに明示される機能/動作を実行する命令手段を含む製品が生成されるようにしてもよい。
【0093】
更に、コンピュータプログラム命令を、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置にロードし、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で一連の動作ステップを実行させて、コンピュータ実行プロセスを生じるようにし、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で実行される命令によって、フローチャート及び/又はブロック図の1若しくは複数のブロックに明示される機能/動作を実行するプロセスが提供されるようにしてもよい。
【0094】
多くの実施形態を説明してきた。しかしながら、本開示の真意及び範囲から逸脱することなく、種々の変更を行い得ることが理解されるであろう。例えば、開示されている技術のステップが異なる順序で行われたならば、開示されているシステムのコンポーネントが異なる方法で組み合わされたならば、又は、コンポーネントが他のコンポーネントに置換若しくは補足されたならば、望ましい結果が達成されるかもしれない。本開示で説明されている機能、プロセス及びアルゴリズムは、ハードウェア、又はハードウェアによって実行されるソフトウェア(本開示で説明されている機能、プロセス及びアルゴリズムを実行するプログラムコード及び/又はコンピュータ命令を実行するように構成されたコンピュータプロセッサ及び/又はプログラマブル回路を含む)により実行されてもよい。加えて、実施形態は、説明されているものと同一ではないモジュール又はハードウェア上で実行されてもよい。したがって、他の実施形態は、特許請求の範囲に記載され得る範囲内にある。
本開示は以下を含む。
[構成1]
システムであって、
負荷需要に基づいてエネルギ管理バスに電力を出力するように構成された1又はそれよりも多くのエネルギモジュール
を備え、前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールのうちの或るエネルギモジュールが、
モジュールハウジング内に封入された1又はそれよりも多くのエネルギセルであって、前記エネルギ管理バスに電力を供給するように構成された1又はそれよりも多くのエネルギセルと、
前記モジュールハウジングの両端部に取り付けられた第1の回転アセンブリ及び第2の回転アセンブリであって、前記エネルギモジュールに回転運動を提供するように構成された第1の回転アセンブリ及び第2の回転アセンブリと、
第1の回路を備えたローカルコントローラであって、前記第1の回路が、
前記1又はそれよりも多くのエネルギセルから前記エネルギ管理バスに出力される電力の量を制御し、
セントラルコントローラからの切断信号の受信に応じて、前記エネルギモジュールの自動運転モードを実行し、
前記第1の回転アセンブリ及び前記第2の回転アセンブリを介する、あらかじめ定められた位置までの、前記自動運転モードにある前記エネルギモジュールの移動を制御する
ように構成された、ローカルコントローラと、
を含み、
前記セントラルコントローラが第2の回路を含み、前記第2の回路が、
前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールから現在のモジュール状態を受信し、
前記現在のモジュール状態に基づいて前記エネルギ管理バスに電力を供給する前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールの構成を制御する
ように構成された、
システム。
[構成2]
前記第1の回転アセンブリ及び前記第2の回転アセンブリが、
前記1又はそれよりも多くのエネルギセルから電力を受けるように構成されたモータと、
前記モータに連結された1又はそれよりも多くのデバイスであって、前記モータの回転に応じて回転するように構成された1又はそれよりも多くのデバイスと、
を含み、
前記1又はそれよりも多くのデバイスのうちの1つが、クラッチ機構を介して前記モータに取り外し可能に連結されたホイールアセンブリであって、前記モータの回転に応じて前記エネルギモジュールに回転運動を提供するように構成されたホイールアセンブリである、
構成1に記載のシステム。
[構成3]
前記第1の回路が更に、前記エネルギモジュールが前記自動運転モードにないときに、前記クラッチ機構を介して前記ホイールアセンブリを前記モータから分離するように構成された、構成2に記載のシステム。
[構成4]
前記第1の回路が更に、前記エネルギモジュールの現在のモジュール状態が1又はそれよりも多くの交換基準を満たすと判断したことに応じて、交換状態信号を前記セントラルコントローラに出力するように構成された、構成1に記載のシステム。
[構成5]
前記1又はそれよりも多くの交換基準が、前記1又はそれよりも多くのエネルギセルのための、あらかじめ定められた充電状態(SOC)閾値又はあらかじめ定められた劣化状態(SOH)閾値のうちの少なくとも1つを含む、構成4に記載のシステム。
[構成6]
前記第1の回路が更に、前記自動運転モードのナビゲーションサブモードであって、前記第1の回路が更に、充電ステーションの位置に対応する前記あらかじめ定められた位置まで前記エネルギモジュールをナビゲートするように構成されたナビゲーションサブモードを実行するように構成された、構成1に記載のシステム。
[構成7]
前記第1の回路が更に、前記セントラルコントローラの前記第2の回路から受信した位置データに基づいて前記充電ステーションの位置を決定するように構成された、構成6に記載のシステム。
[構成8]
前記第1の回路が更に、前記充電ステーションから受信したビーコン信号に基づいて前記充電ステーションの位置を決定するように構成された、構成6に記載のシステム。
[構成9]
更に、モジュールシャーシであって、前記モジュールシャーシ内の1又はそれよりも多くのドッキング位置に前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールを保持するように構成されたモジュールシャーシを備える、構成1に記載のシステム。
[構成10]
前記1又はそれよりも多くのドッキング位置が、前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールを前記エネルギ管理バスに電気的に接続するように構成された、少なくとも1つの電気端子を含む、構成9に記載のシステム。
[構成11]
前記少なくとも1つの電気端子が、前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールと前記エネルギ管理バスとの間において電力を無線で伝送するように構成された無線電力トランシーバを含む、構成10に記載のシステム。
[構成12]
前記セントラルコントローラの前記第2の回路が更に、前記モジュールシャーシのドアの位置を制御するように構成された、構成9に記載のシステム。
[構成13]
前記第2の回路が更に、前記モジュールシャーシの前記ドアが開位置にあると判断したことに応じて、前記切断信号を前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールに出力するように構成された、構成12に記載のシステム。
[構成14]
前記モジュールシャーシの前記ドアが、前記ドアが開位置にあるときに、前記モジュールシャーシと、自動運転モードで作動する前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールのあらかじめ定められた位置との間に駆動面を提供するように構成される、構成13に記載のシステム。
[構成15]
第1のドッキング位置にある前記エネルギモジュールの前記第1の回路が更に、前記自動運転モードの再配置サブモードであって、前記第1の回路が更に、前記モジュールシャーシ内の第2のドッキング位置に対応する前記あらかじめ定められた位置まで前記エネルギモジュールをナビゲートするように構成された再配置サブモードを実行するように構成された、構成9に記載のシステム。
[構成16]
前記第1の回路が更に、前記第2のドッキング位置から受信したビーコン信号に基づいて、前記エネルギモジュールを、前記モジュールシャーシ内の前記第2のドッキング位置までナビゲートするように構成された、構成15に記載のシステム。
[構成17]
前記第2の回路が更に、クラウドベースのエネルギモジュール監視システムから受信した充電/交換位置情報に基づいて前記エネルギモジュールがナビゲートする前記あらかじめ定められた位置を決定するように構成された、構成1に記載のシステム。
[構成18]
前記第2の回路が更に、クラウドベースのエネルギモジュール監視システムからファームウェアアップデートを受信することに応じて、前記ファームウェアアップデートを前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールに出力するように構成された、構成1に記載のシステム。
[構成19]
ローカルコントローラの第1の回路を介して、1又はそれよりも多くのエネルギモジュールのうちの或るエネルギモジュールのモジュールハウジング内に封入された1又はそれよりも多くのエネルギセルから、電気システムのエネルギ管理バスに出力される電力の量を制御することと、
セントラルコントローラから切断信号を受信することに応じ、前記第1の回路を介して、前記エネルギモジュールの自動運転モードを実行することと、
前記モジュールハウジングの両端部に取り付けられた第1の回転アセンブリ及び第2の回転アセンブリであって前記エネルギモジュールに回転運動を提供するように構成された第1の回転アセンブリ及び第2の回転アセンブリを介する、前記自動運転モードにある前記エネルギモジュールのあらかじめ定められた位置までの移動を、前記第1の回路を介して制御することと、
前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールから、現在のモジュール状態を、前記セントラルコントローラの第2の回路において受信することと、
前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールから受信した前記現在のモジュール状態に基づいて前記エネルギ管理バスに電力を供給する前記1又はそれよりも多くのエネルギモジュールの構成を制御することと、
を含む方法。
[構成20]
エネルギモジュールであって、
モジュールハウジング内に封入された1又はそれよりも多くのエネルギセルであって、エネルギ管理バスに電力を供給するように構成された1又はそれよりも多くのエネルギセルと、
前記モジュールハウジングの両端部に取り付けられた第1の回転アセンブリ及び第2の回転アセンブリであって、前記エネルギモジュールに回転運動を提供するように構成された第1の回転アセンブリ及び第2の回転アセンブリと、
第1の回路を備えたローカルコントローラであって、前記第1の回路が、
前記1又はそれよりも多くのエネルギセルから前記エネルギ管理バスに出力される電力の量を制御し、
セントラルコントローラからの切断信号の受信に応じて、前記エネルギモジュールの自動運転モードを実行し、
前記第1の回転アセンブリ及び前記第2の回転アセンブリを介する、あらかじめ定められた位置までの、前記自動運転モードにある前記エネルギモジュールの移動を制御する
ように構成された、ローカルコントローラと、
を備える前記エネルギモジュール。