特許第6760946号(P6760946)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6760946HSP90阻害剤としてのレゾルシノール誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6760946
(24)【登録日】2020年9月7日
(45)【発行日】2020年9月23日
(54)【発明の名称】HSP90阻害剤としてのレゾルシノール誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 413/04 20060101AFI20200910BHJP
   C07D 495/04 20060101ALI20200910BHJP
   C07D 513/04 20060101ALI20200910BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20200910BHJP
   C07D 417/04 20060101ALI20200910BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20200910BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/4725 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/4709 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/422 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/4365 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/4375 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/55 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20200910BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 21/02 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 25/14 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 25/16 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20200910BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20200910BHJP
   C07D 487/08 20060101ALN20200910BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20200910BHJP
【FI】
   C07D413/04CSP
   C07D495/04 105A
   C07D513/04 343
   C07D471/04 113
   C07D417/04
   C07D413/14
   C07D495/04 108
   C07D487/04 144
   C07D471/04 107Z
   A61K31/4725
   A61K31/4709
   A61K31/422
   A61K31/4365
   A61K31/437
   A61K31/4375
   A61K31/55
   A61K31/519
   A61K31/5377
   A61P17/00
   A61P21/02
   A61P25/00
   A61P25/14
   A61P25/16
   A61P25/28
   A61P35/00
   A61P35/02
   A61P43/00 111
   !C07D487/08
   !C07B61/00 300
【請求項の数】26
【全頁数】157
(21)【出願番号】特願2017-538676(P2017-538676)
(86)(22)【出願日】2016年1月22日
(65)【公表番号】特表2018-504413(P2018-504413A)
(43)【公表日】2018年2月15日
(86)【国際出願番号】CN2016071697
(87)【国際公開番号】WO2016116061
(87)【国際公開日】20160728
【審査請求日】2018年11月26日
(31)【優先権主張番号】201510033985.2
(32)【優先日】2015年1月22日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201610019396.3
(32)【優先日】2016年1月12日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201610033498.0
(32)【優先日】2016年1月19日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516089784
【氏名又は名称】チア タイ ティエンチン ファーマシューティカル グループ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Chia Tai Tianqing Pharmaceutical Group Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110001999
【氏名又は名称】特許業務法人はなぶさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン,シューフイ
(72)【発明者】
【氏名】ディン,チャールズ ゼット.
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シアオビン
(72)【発明者】
【氏名】ホァン,ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヒュー,グオピン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ジァン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,シクァン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,リン
(72)【発明者】
【氏名】シュー,ホンジャン
【審査官】 三木 寛
(56)【参考文献】
【文献】 特表2006−517572(JP,A)
【文献】 特表2005−517675(JP,A)
【文献】 特表2010−518085(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/063080(WO,A1)
【文献】 国際公開第2006/101052(WO,A1)
【文献】 特開2008−137894(JP,A)
【文献】 特表2009−504669(JP,A)
【文献】 特表2012−510443(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/000300(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 413/04
C07D 413/14
C07D 417/04
C07D 471/04
C07D 487/04
C07D 495/04
C07D 513/04
C07B 61/00
C07D 487/08
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
(式中:
X及びYは、それぞれ独立して、N、O又はSから選択され;
、X、Y、Y並びに、X及びXに結合する炭素原子は、一緒になって5ないし員の芳香族環、脂肪族飽和環又は脂肪族不飽和環を形成し;
及びXは、それぞれ独立して、C、O、S、N、−C=C−、−C=N−から選択され;
又はX中のCは、未置換であり得るか、又は、R01又はR02で置換されていてもよく;
01又はR02は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、CN、OH、SH、NH、CHO、COOH、炭素原子数1ないし10のアルキル基、N−炭素原子数1ないし10のアルキルアミノ基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし10のアルキル)アミノ基、炭素原子数1ないし10のアルコキシ基、炭素原子数1ないし10のアルカノイル基、炭素原子数1ないし10のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルホニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルフィニル基、炭素原子数3ないし10のシ
クロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアミノ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアシル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシカルボニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルホニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルフィニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1ないし10のアルキル基から選択され;
及びYは、それぞれ独立して、C又はNから選択され;
及びY上の2つの置換基は、一緒に結合して、置換基R、R及びRを有する、6又は7員の窒素含有の飽和環を形成し;
、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1ないし10のアルキル基、ヒドロキシル炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ−炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数1ないし6アルキルスルホニル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルキルアミド−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、モルホリニル−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、N−炭素原子数1ないし10のアルキルアミノ基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし10のアルキル)アミノ基,炭素原子数1ないし10のアルコキシ基、炭素原子数1ないし10のアルカノイル基、炭素原子数1ないし10のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルホニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルフィニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアミノ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルオキシ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアシル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシカルボニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルホニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルフィニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル−炭素原子数1ないし5のアルキル基から選択され;
或いは、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基R03を有するか又は置換基を有さない、5、6又は7員の飽和環を形成し;
03は、炭素原子数1ないし6のアルキル基又はハロゲン原子から選択され;
は、H、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシ基、フェニルで置換された炭素原子数1ないし6のアルキル基、フェニルで置換された炭素原子数2ないし6のアルケニル基、フェニル基、炭素原子数1ないし6のアルキルで置換されたフェニル基、炭素原子数3ないし6のシクロアルキル基から選択され;
は、H、シアノ基、カルボキシル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシアシル基、炭素原子数1ないし7のアルキルアミノカルボニル基、ハロ炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ−炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、ヒドロキシルで置換されたハロ炭素原子数1ないし6のアルキル基、ニトリル基で置換されたアミジノ基、から選択されるか、又は炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルケニル基、から選択されるか、又は1個以上のR05で任意に置換された5ないし10員の芳香族環であり;
05は、炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基から選択される。)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項2】
及びYはCである、請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項3】
、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1ないし10のアルキル基、ヒドロキシル炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ−炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルキルスルホニル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルキルアミド−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、モルホリニル−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル−炭素原子数1ないし5のアルキル基から選択されるか、又は、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基R03を有するか又は置換基を有さない、5、6又は7員の飽和環を形成する、請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項4】
、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、ヒドロキシル炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルスルホニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルアミド−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基、モルホリニル−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基、炭素原子数3ないし6のシクロアルキル−炭素原子数1ないし4のアルキル基から選択されるか、又は、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基R03を有するか又は置換基を有さない、5、6又は7員の飽和環を形成する、請求項3記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項5】
は、水素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、ヒドロキシル炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルスルホニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルアミド−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基、モルホリニル−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基、炭素原子数3ないし6のシクロアルキル−炭素原子数1ないし5のアルキル基から選択され;
及びRは、水素原子又はメチル基から選択されるか;又は、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基を有さない5、6又は7員の飽和環を形成する、請求項4記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項6】
は、H,炭素原子数1ないし6のアルキル基、フェニルで置換された炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数3ないし6のシクロアルキル基から選択される、請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項7】
は、炭素原子数1ないし4アルキル基、Cl、Br又はシクロプロピル基から選択される、請求項6記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項8】
はイソプロピル基から選択される、請求項7記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項9】
は、シアノ基、炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、ヒドロキシル基で置換されたハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、ニトリル基で置換されたアミジノ基から選択されるか、又は、1個以上のR05で任意に置換された5ないし6員の窒素含有芳香族複素環から選択され;
05は、炭素原子数1ないし6のアルキル基から選択される、請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項10】
は、
【化2】
から選択され;
04は、H、炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、ヒドロキシ炭素原子数1ないし4のアルキル基から選択される、請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項11】
下記の構造ユニット
【化3】
は、
【化4】
から選択される、請求項1ないし10の何れか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項12】
下記の構造ユニット
【化5】
は、
【化6】
から選択され;
01及びR02は、それぞれ独立して、H、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1ないし10のアルキル基から選択される、請求項1ないし10の何れか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項13】
下記の
【化7】
は、
【化8】
から選択される、請求項12記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項14】
下記の構造ユニット
【化9】
は、
【化10】
(式中、
01及びn02は、0、1、2又は3から選択され、
01及びn02の合計は、3又は4であり、及び
及びRは、結合して環を形成しない。)から選択される、請求項1ないし10の何れか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項15】
下記の構造ユニット
【化11】
は、
【化12】
(式中、n=1又は2である。)から選択される、請求項1ないし10の何れか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項16】
下記の構造ユニット
【化13】
は、
【化14】
から選択される、請求項1ないし10の何れか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項17】
下記の構造ユニット
【化15】
は、
【化16】
から選択される、請求項14記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項18】
下記の構造ユニット
【化17】
は、
【化18】
から選択される、請求項1ないし10の何れか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項19】
以下の構造式:
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物。
【請求項20】
請求項1ないし19の何れか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物の治療有効量、並びに、薬学的に許容されるキャリアを含む薬学組成物。
【請求項21】
HSP90タンパク質介在疾患を治療するための薬剤の製造における、請求項1ないし19の何れか1項に記載の化合物又は請求項20に記載の組成物の使用。
【請求項22】
前記HSP90タンパク質介在疾患は、ガン及び神経変性障害から選択される請求項21記載の使用。
【請求項23】
膀胱がん、乳がん、結腸がん、腎臓がん、肝臓がん、小細胞肺がんを含む肺がん、食道がん、胆嚢がん、卵巣がん、膵臓がん、胃がん、子宮頸がん、甲状腺がん、前立腺がん、扁平上皮細胞がんを含む皮膚がん等のがん;白血病、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B−細胞リンパ腫、T−細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫及びバーキットリンパ腫を含むリンパ造血腫瘍;急性及び慢性の骨髄性白血病、骨髄異形成症候群及び前骨髄球性白血病を含む骨髄造血器腫瘍;線維肉腫及び横紋筋肉腫を含む間葉由来のがん;星状細胞腫、神経細胞腫、神経膠腫及び神経鞘腫を含む中枢及び末梢神経系のがん;並びに、黒色腫、精上皮腫、奇形腫、骨肉腫、色素性乾皮症、ケラトアカントーマ、濾胞性甲状腺がん及びカポジ肉腫を含む他のがん:を含む上皮性悪性腫瘍の特定のタイプを治療するための薬剤の製造における、請求項1ないし19の何れか1項に記載の化合物又は請求項20に記載の組成物の使用。
【請求項24】
アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、多発性硬化症及び球脊髄性筋萎縮症を含む神経変性障害の特定のタイプを治療するための薬剤の製造における、請求項1ないし19の何れか1項に記載の化合物又は請求項20に記載の組成物の使用。
【請求項25】
抗がん療法のための薬剤の製造における、請求項1ないし19の何れか1項に記載の化合物又は請求項20に記載の組成物の使用であって、前記薬剤は、放射線療法又は化学療法レジメンと、同時に、別々に又は連続して使用される、使用。
【請求項26】
インビトロにおいてHSP90タンパク質の活性を阻害するための、請求項1ないし19の何れか1項に記載の化合物又は請求項20に記載の組成物の使用であって、前記タンパク質に、式(I)で表される化合物の有効量を接触させることを含む、使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なレゾルシノール誘導体、特に、式(I)により表される化合物に関するものであり、また、その製造方法、薬剤組成物、並びに、抗がん剤の製造における及び神経変性疾患を治療するためのその使用に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、がん治療のための標的療法は、腫瘍進行をもたらす特定のタンパク質の同定及び上記タンパク質の効果に拮抗することができる特定の薬剤の同定に基づく。医薬産業は、大抵は非常に限られた数の高度に立証されたタンパク質標的に努力を集中している。一般的な欠点は、薬剤耐性突然変異の発生が、これらの特定の阻害剤で治療されたがん患者においてしばしば見つかるということにある。近年、ガン進行を含むシグナル伝達経路を同時にブロックすることで、より良い抗腫瘍効果に貢献し及び薬剤耐性の進展の可能性を減少することが期待され得るというのが一般的な見方である。HSP90は、アデノシン三リン酸に結合する非常に特異的なC−モード(ベルゲラット・フォールド(Bergerat fold))を一般的に有するタンパク質の小さなファミリーに属する(GHKL、DNAギラーゼ由来、HSP90、ヒスチジン キナーゼ、mutL)。HSP90は、細胞において最も豊富なタンパク質であり、真核生物の生存のために不可欠である。ヒトの細胞は4種のHSP90のアイソタイプ:構造的に発現した細胞質のβ−アイソタイプ、誘導可能なα−フォーム、小胞体中のGRP94/gp96、及び、ミトコンドリア中のTRAP1/HSP75、を含む。α−フォーム及びβ−フォームは、85%の配列相同性を示す。
【0003】
HSP90は、HSP90クライアントとして好まれるタンパク質の折り畳みを触媒し、正常細胞内において及びストレス条件下でその質をコントロールする、シャペロン構造の鍵成分である。アデノシン三リン酸の活性に厳密に依存する分子シャペロン活性は、他の調節性の共−シャペロンの結合により厳密に調節される。
【0004】
例えば、がん又は他の増殖性疾患の場合、HSP90が、特定のがん遺伝子の突然変異又は過剰発現に起因して、又は、しばしば過負荷をかける異常{いじょう}な折り畳み構造のタンパク質(それは、分子シャペロン機能の増加した需要をもたらす。)を有する腫瘍に起因して、危機的になるという強力な証拠が存在する。
【0005】
HSP90は、構造において3つの主ドメインからなるホモ二量体である:非常に保存されているN−末端ドメイン、トリホスファターゼ・アデニル酸ドメインの中間ドメイン及びC−末端ドメイン。N−末端及びC−末端ドメインは、アデノシン三リン酸に結合することができる。ゲルダナマイシン、ラディシコール、ジアリールピラゾール及びプリン誘導体のような既知の阻害剤の大部分は、アデノシン三リン酸との、N−末端アデノシン三リン酸結合部位への競合的結合を示し、一方、ノボビオシンは、C−末端ポケットに結合する阻害剤のプロトタイプである。
【0006】
現状において、報告されているHSP90クライアントは、増加しており(Jolly等.,J.Natl.Cancer Inst.92巻;1564−1572頁(2000年))、キナーゼ・ファミリー(Her2、B−RAF V600E、bcr−Abl、Flt3、NPM−ALK、Akt、Npm−Alk、ZAP−70)、転写因子(p53、HIF)、テロメラーゼ及び他の分子シャペロンに属し、それらの大部分は、がんの進展と密接に関係している。損傷した折り畳みを阻害するか又はそのクライアントタンパク質を安定化するHSP90の能力は、これらの折り畳まれていないタンパク質のプロ
テアーゼに基づく分解をもたらす。これらのクライアントタンパク質の分解は、HSP90阻害剤の指標としてしばしば使用され、典型的な適用は、BT474乳がん細胞のような、Her2過剰発現細胞中において、Her2が、化合物で処理された後に分解されるというものである。
【0007】
天然化合物ゲルダナマイシンが、N−末端アデノシン三リン酸結合部位へ相補的に結合し及びHSP90アデノシン三リン酸の活性を阻害する能力により、多くの腫瘍細胞の増殖を実際にブロックできることが示されたが、それは、当初、HSP90の分野において相当量の研究を生じた。驚くべきことに、この化合物は正常細胞中では不活性であり、そして、このことは、HSP90が、腫瘍細胞中のみに存在する活性複合体(ゲルダナマイシンに対して高い親和性を有する)中に存在するためであり得る(Kamal等.,Nature 425巻,407−410頁(2003年))。腫瘍に対する選択的な感受性のための別の可能な理由は、腫瘍の貯留性が多くのHSP90阻害剤で示されることである。
【0008】
多数の臨床評価が、ゲルダナマイシン(GDA)の半合成誘導体であるタネスピマイシン(17−AAG)及び他の関連する誘導体(アルベスピマイシン、17−DMAG、IPI−504)において進行中であるが、その効果は、多くの因子:複合体調製、活性代謝物を産生するための代謝への依存性、患者の十分量の欠如及びおそらくキノン部位と関連した肝臓毒性、により制限されているように思われる。このことは、より良い薬らしい特性及びより良い認容性を有する第二世代のHSP90阻害剤を特定するための多数の努力を誘導する。このことは、結果として、プリン誘導体及びアリール−レゾルシノール誘導体の特定を生じる。
【0009】
アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病及びプリオン病のような神経変性疾患の主な原因は、プラーク形成をもたらす異常な折り畳み構造のタンパク質の蓄積である。これらの異常な折り畳み構造のタンパク質は、タンパク質凝集体の再−成熟、解重合及び再−可溶化のために分子シャペロン(HSP70、HSP40等)に依存する。熱ショックタンパク質は、多数の細胞培養モデルにおいて、この機能を提供することを示してきた。HSF1はHSPを誘導することができ、HSF1は、正常細胞中のHSP90により厳密にに調節される。ゲルダナマイシン及び17−AAG誘導体のようなHSP90阻害剤が、この相互作用を中断することができ且つHSP誘導をもたらすことができ、結果として神経保護活性、並びに、異常な折り畳み構造のタンパク質の再−可溶化及び解重合を生じることが、示された。HSP90の過剰発現は、異常な折り畳み構造のタンパク質の蓄積を顕著に減少し、異常な折り畳み構造のタンパク質の蓄積は、アルツハイマー病の原因である。事実、凝集したタウタンパク質とHSP70/90レベルの間には逆相関が存在することが示されている。異常なタウタンパク質の凝集は、HSP70、HSP27及びHSP40の過剰発現により減少され得る(分解による)が、それは、HSP90の阻害により引き起こされる。パーキンソン病のマウスモデルにおける、1−メチル−4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(MPTP)により誘導された神経毒性におけるGDAのインビボ効果に基づいて、HSP90阻害剤はパーキンソン病を治療するために使用されてきた。GDAは、MPTP−誘導毒性からニューロンを保護するが、それは、HSP70の上昇に緊密に関係する。加えて、HSP90の過剰発現が、運動損傷、多発性硬化症、脊髄性及び延髄性筋委縮症並びに他の疾患の原因である異常な折り畳み構造のタンパク質の蓄積を顕著に減少し得ることも示された。
【0010】
英国特許第1406345号明細書は、薬理活性を有する4,6−ジ置換のレゾルシノール化合物を開示する。他の特許出願は、HSP90阻害剤として、フェニル−複素環化合物を記載するが、それらの全ては、日本化薬株式会社の国際公開第2006/101052号パンフレット、ベルナリス(Vernalis)の国際公開第2005/0003
00号パンフレット、国際公開第2004/072051号パンフレット及び国際公開第2004/056782号パンフレット;リボターゲッツ(Ribotargets)の国際公開第2003/055860号パンフレット;シンタ・ファーマシューティカルズ(Synta Pharmaceuticals)の国際公開第2008/097640号パンフレット;及び、協和発酵工業の国際公開第2005/063222号パンフレットのような、5−員複素環の特定の置換様式を有することにより特徴付けられる。
【0011】
国際公開第2004/072051号パンフレットは、ルミネスピブを含むHSP90阻害剤のクラスに関する:
【化1】
【0012】
国際公開第2006/055760号パンフレットは、
【化2】
のような幾つかの化合物を報告した。
【0013】
中国特許第1771235号明細書は、
【化3】
のような幾つかの化合物を開示した。
【0014】
これらの化合物は、有効性、薬物動態、水溶性、薬剤能力(druggability)等の観点から望ましいものではない。
上記の開発にも拘わらず、副作用が少ない、より有効なHSP90阻害剤を開発する必要性が依然として存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】英国特許第1406345号明細書
【特許文献2】国際公開第2006/101052号パンフレット
【特許文献3】国際公開第2005/000300号パンフレット
【特許文献4】国際公開第2004/072051号パンフレット
【特許文献5】国際公開第2004/056782号パンフレット
【特許文献6】国際公開第2003/055860号パンフレット
【特許文献7】国際公開第2008/097640号パンフレット
【特許文献8】国際公開第2005/063222号パンフレット
【特許文献9】国際公開第2006/055760号パンフレット
【特許文献10】中国特許第1771235号明細書
【非特許文献】
【0016】
【非特許文献1】Jolly等.,J.Natl.Cancer Inst.92巻;1564−1572頁(2000年)
【非特許文献2】Kamal等.,Nature 425巻,407−410頁(2003年)
【発明の概要】
【0017】
本発明の目的は、式(I)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物を提供することであり、
【化4】
ここで、X及びYは、それぞれ独立して、N、O又はSから選択され;好ましくは、Xは、N、O又はSから選択され、Yは、N又はOから選択され;
、X、Y1、並びに、X及びXに結合する炭素原子は、一緒になって5−ないし7−員の芳香族環、脂肪族飽和環又は脂肪族不飽和環を形成し;好ましくは、X、X、Y1、並びに、X及びXに結合する炭素原子は、一緒になって5−ないし6−員の芳香族環、脂肪族飽和環又は脂肪族不飽和環を形成し;
及びXは、それぞれ独立して、C、O、S、N、−C=C−、−C=N−から選択され;
又はX中のCは、未置換であり得るか、又は、R01又はR02で置換されていてもよい。
【0018】
01又はR02は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、CN、OH、SH、NH、CHO、COOH、炭素原子数1ないし10のアルキル基、N−炭素原子数1ないし10のアルキルアミノ基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし10のアルキル)アミノ基、炭素原子数1ないし10のアルコキシ基、炭素原子数1ないし10のアルカノイル基、炭素原子数1ないし10のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルホニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルフィニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアミノ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアシル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシカルボニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルホニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルフィニル基、又
は炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1ないし10のアルキル基から選択され;
及びYは、それぞれ独立して、C又はNから選択され、Y及びYの両方は、Cが好ましく;
及びY上の2つの置換基は、一緒に結合して、置換基R、R及びRを有する、5−、6−又は7−員の窒素含有の飽和複素環又は芳香族複素環を形成し;
、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1ないし10のアルキル基、ヒドロキシル炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ−炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数1ないし6アルキルスルホニル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルキルアミド−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、モルホリニル−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、N−炭素原子数1ないし10のアルキルアミノ基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし10のアルキル)アミノ基,炭素原子数1ないし10のアルコキシ基、炭素原子数1ないし10のアルカノイル基、炭素原子数1ないし10のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルホニル基、炭素原子数1ないし10のアルキルスルフィニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアミノ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルオキシ基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルアシル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシカルボニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルホニル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキルスルフィニル基、又は炭素原子数3ないし10のシクロアルキル−炭素原子数1ないし5のアルキル基から選択され;
或いは、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基R03を有するか又は置換基を有さない、5−、6−又は7−員の飽和環を形成し;
好ましくは、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1ないし10のアルキル基、ヒドロキシ炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ−炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルキルスルホニル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数1ないし6のアルキルアミド−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし6のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、モルホリニル−炭素原子数1ないし6のアルカノイル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル−炭素原子数1ないし5のアルキル基から選択されるか、又は、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基R03を有するか又は置換基を有さない、5−、6−又は7−員の飽和環を形成し;
より好ましくは、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、ヒドロキシル炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルスルホニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルアミド−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基、モルホリニル−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基、又は炭素原子数3ないし6のシクロアルキル−炭素原子数1ないし4のアルキル基から選択されるか、又は、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基R03を有するか又は置換基を有さない、5−、6−又は7−員の飽和環を形成し;
最も好ましくは、Rは、水素原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、ヒドロキシル炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルスルホニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルアミド−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノアシル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基、又はモルホリニル−炭素原子数1ないし4のアルカノイル基から選択され;
及びRは、水素原子又はメチル基から選択されるか;又は、R及びRの置換基は、共有結合により互いに結合して、置換基を有さない5−、6−又は7−員の飽和環を形成し;
03は、炭素原子数1ないし6のアルキル基又はハロゲン原子から選択され;
は、H、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルコキシ基、フェニルで置換された炭素原子数1ないし6のアルキル基、フェニルで置換された炭素原子数2ないし6のアルケニル基、フェニル基、炭素原子数1ないし6のアルキルで置換されたフェニル基、又は炭素原子数3ないし6のシクロアルキル基から選択され;好ましくは、Rは、H、炭素原子数1ないし6のアルキル基、フェニルで置換された炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロゲン原子、又は炭素原子数3ないし6のシクロアルキル基から選択され;より好ましくは、Rは、炭素原子数1ないし4のアルキル基、Cl、Br、又はシクロプロピル基から選択され;最も好ましくは、Rは、イソプロピル基から選択される。
【0019】
は、H、シアノ基、カルボキシル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシアシル基、炭素原子数1ないし7のアルキルアミノカルボニル基、ハロ炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1ないし6のアルコキシ−炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし6のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、ヒドロキシルで置換されたハロ炭素原子数1ないし6のアルキル基、又はニトリル基で置換されたアミジノ基、から選択されるか、又は炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルケニル基、から選択されるか、又は1個以上のR05で任意に置換された5−ないし10−員の芳香族環であり;ここで、R05は、炭素原子数1ないし6のアルキル基、又は炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基から選択される。
【0020】
は、好ましくは、シアノ基、炭素原子数1ないし6のアルキルアミノカルボニル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ炭素原子数1ないし4のアルキルアミノカルボニル基、ヒドロキシル基で置換されたハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、ニトリル基で置換されたアミジノ基から選択されるか、又は、1個以上のR05で任意に置換された5−ないし6−員の窒素含有芳香族複素環から選択され;ここで、R05は、炭素原子数1ないし6のアルキル基から選択される。
【0021】
本発明の1態様において、上記Rは、
【化5】
から選択され;ここで、R04は、H、炭素原子数1ないし6のアルキル基、ハロ炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、N,N−ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、又はヒドロキシ炭素原子数1ないし4のアルキル基から選択される。
【0022】
本発明の1態様において、上記
【化6】
は、
【化7】
から選択され;他の可変物は式(I)で定義されたものと同様である。
【0023】
本発明の1態様において、上記
【化8】
は、
【化9】
から選択され;ここで、R01及びR02は、それぞれ独立して、H、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1ないし10のアルキル基から選択され;他の可変物は式(I)で定義されたものと同様である。
【0024】
本発明の1態様において、上記
【化10】
は、
【化11】
から選択され、他の可変物は式(I)で定義されたものと同様である。
【0025】
本発明の1態様において、上記
【化12】
は、
【化13】
(式中、
01及びn02は、0、1、2又は3から選択され、
01及びn02の合計は、2、3又は4であり;他の可変物は式(I)で定義されたものと同様であり、及び、R及びRは、結合して環を形成しない。)から選択される。
【0026】
本発明の1態様において、上記
【化14】
は、
【化15】
(式中、n=1又は2であり;他の可変物は式(I)で定義されたものと同様である。)から選択される。
【0027】
本発明の1態様において、上記
【化16】
は、
【化17】
から選択され、他の可変物は式(I)で定義されたものと同様である。
【0028】
本発明の1態様において、上記
【化18】
は、
【化19】
から選択され、他の可変物は式(I)で定義されたものと同様である。
【0029】
本発明の1態様において、上記
【化20】
は、
【化21】
から選択され、他の可変物は式(I)で定義されたものと同様である。
【0030】
本発明の1態様において、上記化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物は、以下の構造式で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物から選択される:
【化22】
【化23】
【化24】
【0031】
本発明の1態様において、上記化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物は、以下から選択される:
1)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
2)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
3)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
4)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
5)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
6)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
7)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イ
ソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
8)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−イソブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
9)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
10)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
11)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
12)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
13)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソチアゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
14)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
15)
4−イソプロピル−6−[4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イソキサゾール−5−イル]ベンゼン−1,3−ジオール又はその薬学的に許容される塩;
16)
4−(3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−イル)−6−イソプロピルベンゼン−1,3−ジオール又はその薬学的に許容される塩;
17)
4−(3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−イル)−6−イソプロピルベンゼン−1,3−ジオール又はその薬学的に許容される塩;
18)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−2−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
19)
5−(2,4−ヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
20)
4−イソプロピル−6−(4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシルエチル)イソキサゾール−5−イル)ベンゼン−1,3−ジオール又はその薬学的に許容される塩;
21)
N−シアノ−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミジン又はその薬学的に許容される塩;
22)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
23)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
24)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(5−イソブチル−1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
25)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
26)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
27)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
28)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
29)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(イソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
30)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
31)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−クロロ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
32)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−メチルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
33)
5−(5−イソブチル−2,4−ジヒドロキシ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
34)
5−(5−エチル−2,4−ジヒドロキシ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
35)
5−(5−シクロプロピル−2,4−ジヒドロキシ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
36)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−メチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
37)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−プロピル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
38)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−イソプロピル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
39)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
40)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−フルオロエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
41)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−メトキシエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
42)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(3−メトキシプロピル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
43)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
44)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−ヒドロキシルエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)
イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
45)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−メトキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
46)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−フルオロエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
47)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(3−メトキシプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
48)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−エチルスルホニル)エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
49)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
50)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
51)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
52)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソブチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
53)
4−(2−(2−アセチルアミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
54)
4−(2−(2−アセチルアミノプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
55)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
56)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される
塩;
57)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピオニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
58)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(3−モルホリノ−4−イル−プロピオニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;59)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)アセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
60)
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−モルホリノ−4−イル−アセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
61)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
62)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−メチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
63)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−イソプロピル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
64)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−ヒドロキシルエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
65)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−フルオロエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
66)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(3−ヒドロキシルプロピル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
67)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
68)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
69)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−ヒドロキシルエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
70)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−メトキシエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩;
71)
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−フルオロエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド又はその薬学的に許容される塩。
【0032】
本発明の別の目的は、式(I)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩又は水和物の治療有効量、並びに、薬学的に許容されるキャリアを含む薬学組成物を提供する事である。
【0033】
本発明の別の目的は、HSP90タンパク質介在疾患を治療するための薬剤の製造における上記化合物の使用を提供する事である。
【0034】
本発明に従うHSP90タンパク質により介在される疾患は、ガン及び神経変性障害から選択される。
【0035】
本発明の別の目的は、
膀胱がん、乳がん、結腸がん、腎臓がん、肝臓がん、小細胞肺がんを含む肺がん、食道がん、胆嚢がん、卵巣がん、膵臓がん、胃がん、子宮頸がん、甲状腺がん、前立腺がん、扁平上皮細胞がんを含む皮膚がん等のがん;白血病、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B−細胞リンパ腫、T−細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫及びバーキットリンパ腫を含むリンパ造血腫瘍;急性及び慢性の骨髄性白血病、骨髄異形成症候群及び前骨髄球性白血病を含む骨髄造血器腫瘍;線維肉腫及び横紋筋肉腫を含む間葉由来のがん;星状細胞腫、神経細胞腫、神経膠腫及び神経鞘腫を含む中枢及び末梢神経系のがん;並びに、黒色腫、精上皮腫、奇形腫、骨肉腫、色素性乾皮症、ケラトアカントーマ、濾胞性甲状腺{ろほう せい こうじょうせん}がん及びカポジ肉腫を含む他のがん:を含むが、これらに限定されない、上皮性悪性腫瘍の特定のタイプを治療するための薬剤の製造における上記化合物の使用を提供することである。
【0036】
本発明の別の目的は、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、多発性硬化症及び球脊髄性筋萎縮症を含むが、これらに限定されない、神経変性障害の特定のタイプを治療するための薬剤の製造における上記化合物の使用を提供することである。
【0037】
本発明の別の目的は、抗がん療法のための薬剤の製造における式(I)で表される化合物の使用であって、前記薬剤は、放射線療法又は化学療法レジメンと、同時に、別々に又
は連続して使用される、使用を提供することである。
【0038】
更に、本発明は、HSP90タンパク質の活性を阻害するためのインビトロ方法であって、前記タンパク質に、式(I)で表される化合物の有効量を接触させることを含む方法を提供する。
【0039】
本発明はまた、1種以上の式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、及び、薬学的に許容される賦形剤、キャリア又は希釈剤を含む薬学組成物も提供する。
【0040】
本発明はまた、式(I)で表される化合物及び以下の物質:既知の細胞増殖阻害剤又は細胞毒性薬、抗生物質製剤、アルキル化剤、代謝拮抗物質、ホルモン剤、免疫学的薬剤、インターフェロン剤、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(COX−2阻害剤のような)、マトリクス・メタロプロテイナーゼ阻害剤、テロメラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、抗−成長因子受容体剤、抗−HER剤、抗−EGFR剤、抗−血管新生剤(血管新生阻害剤のような)、ファルネシル転換酵素阻害剤、ras−raf信号変換経路阻害剤、細胞周期阻害剤、他のcdk阻害剤、チューブリン結合剤、トポイソメラーゼI阻害剤、トポイソメラーゼII阻害剤等、を含む薬学組成物も提供する。
【0041】
更に、本発明は、上記で規定される式(I)で表される化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は、その薬学組成物、及び、1種以上の化学療法薬を含む製品又はキットであって、該製品又はキットは、配合剤の形態であり、上記で規定される式(I)で表される化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は、その薬学組成物、及び、1種以上の化学療法薬は、抗がん療法のために、同時に、別々に又は連続して使用される、製品又はキットを提供する。
【0042】
更なる別の観点において、本発明は、薬剤として、上記で規定される式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。
【0043】
更に、本発明は、抗腫瘍活性を有する薬剤の製造における上記で規定される式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
【0044】
最後に、本発明は、HSP90の活性変化により引き起こされるか又は該活性変化に関連する疾患を治療するための薬剤の製造において使用される、上記で規定される式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を提供するが、前記疾患は、特に、がん又は神経変性障害である。
【0045】
別段の指示がない限り、式(I)で表される化合物それ自身及び何れかのその薬学組成物又は該化合物を含む何れかの治療方法を言及するとき、本発明は、本発明の化合物の全ての異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、錯体、N−酸化物及び薬学的に許容される塩を包含する。
【0046】
式(I)で表される化合物の薬学的に許容される塩は、硝酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヒドロキシ酢酸、フマル酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、リンゴ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、イセチオン酸及びサリチル酸のような、無機又は有機酸を用いて形成された酸付加塩を含む。式(I)で表される化合物の薬学的に許容される塩はまた、アルカリ金属又はアルカリ土類金属(特に、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム又はマグネシウム)の水酸化物、炭酸塩又は重炭酸塩、及び、非環状又は環状アミン、好ましくは、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジン等、のような、無機又は有機塩基を用いて形成された塩も含む
【0047】
用語“ハロゲン原子”は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。
【0048】
用語“アルキル基”は、何れの飽和炭化水素又は1−3個のヘテロ原子で置換された何れの飽和炭化水素も意味するが、ここで、該炭化水素は直鎖又は分岐鎖であり得る。“アルキル基”は、アルカン基及びヘテロアルキルを含む。例えば、“炭素原子数1ないし6のアルキル基”は、1ないし6個の炭素原子を含むアルカン又は1ないし3個の炭素原子がヘテロ原子で置換された、1ないし6個の炭素原子のアルカンを言及する。例えば、“炭素原子数1ないし10のアルキル基”は、1ないし10個の炭素原子を含むアルカン又は1ないし3個の炭素原子がヘテロ原子で置換された、1ないし10個の炭素原子のアルカンを言及する。“アルキル基”の非−限定の例は、メチル基、エチル基、n−プロピル基。イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基。n−ヘキシル基等を含む。
【0049】
用語“炭素原子数2ないし7のアルケニル基”は、直鎖又は分岐鎖であり得
、1又は2個のヘテロ原子で置換され得る、少なくとも1個の二重結合を含む脂肪族の炭素原子数2ないし7の炭化水素鎖を意味する。代表的な例は、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−又は2−ブテニル基等を含むが、これらに限定されるものではない。
【0050】
用語“炭素原子数2ないし7のアルキニル基”は、直鎖又は分岐鎖であり得る、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含む脂肪族の炭素原子数2ないし7の炭化水素鎖を意味する。代表的な例は、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−又は2−ブチニル基等を含むが、これらに限定されるものではない。
【0051】
用語“シクロアルキル基”は、別段の指示がない限り、飽和環状炭化水素基又は、1個以上のヘテロ原子で置換された、飽和環状炭化水素基を意味する。“シクロアルキル基”は、環状アルカン基及びヘテロ環状アルキル基を含む。シクロアルキル基の非−限定の例は、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン等である。例えば、“炭素原子数3ないし10のシクロアルキル基”は、3ないし10個の炭素原子を含む飽和環状炭化水素基又は1個以上のヘテロ原子で置換された3ないし10個の炭素原子を含む飽和環状炭化水素基を意味する。シクロアルキル基の非−限定の例は、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ピラン、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、チアゾリジン、1,3−ジオキソラン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン等である。
【0052】
用語“シクロアルケニル基”は、別段の指示がない限り、完全に共役したπ−電子系を含むものを除く、二重結合を含む環状炭化水素基又は、1個以上のヘテロ原子で置換された、二重結合を含む環状炭化水素基を意味する。“シクロアルケニル基”は、環状アルケン基及びヘテロ環状アルケン基を含む。シクロアルケニル基の非−限定の例は、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエン、ピロリン、イミダゾリン、ピラゾリン、チアゾリン、ジヒドロフラン等である。
【0053】
用語“アリール基”又は“芳香族環”は、芳香族ヒドロカルビル基及びヘテロアリール基を含む。
【0054】
用語“芳香族ヒドロカルビル基”は、1ないし4の環系を有するモノ−、ジ−又はポリ−炭素環式の炭化水素であって、前記環系は、任意に、互いに縮合するか又は単結合で結
合する、炭化水素を意味し、ここで、少なくとも1個の炭素環式の環は“芳香族”であり、そして、用語“芳香族”は完全に共役したπ−電子系を意味する。アリール基の非−限定の例は、フェニル基、α−又はβ−ナフチル基又はビフェニル基である。
【0055】
用語“ヘテロアリール基”は、芳香族複素環を意味し、典型的には、N、O又はSから選択される1ないし3個のヘテロ原子を有する5−ないし10−員の複素環であり;ヘテロアリール環は、任意に、芳香族及び非芳香族の炭素環並びに複素環と更に縮合又は結合し得る。ヘテロアリール基の非−限定の例は、例えば、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピロリル基、フェニル−ピロリル基、フラニル基、フェニル−フリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、ピラゾリル基、チエニル基、ベンゾチエニル基、イソインドリル基、ベンズイミダゾリル基、キノリニル基、イソキノリル基、1,2,3−トリアゾリル基、1−フェニル−1,2,3−トリアゾリル基、2,3−ジヒドロインドリル基、2,3−ジヒドロベンゾフラニル基、2,3−ジヒドロベンゾチエニル基;ベンゾピラニル基、2,3−ジヒドロベンズオキサジニル基、2,3−ジヒドロキノキサリニル基等である。
【0056】
本発明に従って、別段の指示がない限り、上記RないしRの基の何れも、その非占有位置の何れにおいても、1個以上の基、例えば、1ないし6個の基で任意に置換され得るが、該基は、独立して:ハロゲン原子、ニトロ基、オキソ基(=O)、シアノ基、炭素原子数1ないし6のアルキル基、ポリフルオロアルキル基、ポリフルオロアルコキシ基、炭素原子数2ないし6のアルケニル基、炭素原子数2ないし6のアルキニル基、ヒドロキシルアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクロアルキル基、炭素原子数3ないし7のシクロアルキル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、メチレンジオキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、シクロアルケニルオキシ基、ヘテロシクリルカルボニルオキシ基、アルキレンアミノオキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基、ヘテロシクリルアルキルオキシルカルボニル−アミノ基、ウレイド基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジアリールアミノ基、ヘテロシクリルアミノ基、ホルムアミド基、アルキルカルボニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基、ヘテロシクリルカルボニルアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、ヒドロキシルアミノカルボニルアルコキシイミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、ヘテロシクリルスルホニルアミノ基、ホルミル基、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、アミノスルホニル基、アルキルアミノスルホニル基、ジアルキルアミノスルホニル基、アリールアミノスルホニル基、ヘテロシクリルアミノスルホニル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、ホスホン酸塩、ホスホン酸、ホスホン酸ラジカル及びホスホン酸アルキルから選択される。適切な場合、上記置換基の各々は、順次、R、R、R、R及びRのような前述の基の1種以上により更に置換され得る。
【0057】
用語“ポリフルオロアルキル基”又は“ポリフルオロアルコキシ基”は、1個以上のフッ素原子で置換された、上記の直鎖又は分岐鎖の炭素原子数1ないし8のアルキル基又はアルコキシ基、例えば、トリフルオロメチル基、トリフルオロエチル基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル基、トリフルオロメトキシ基等の何れもを意味する。
【0058】
用語“ヒドロキシルアルキル基”は、ヒドロキシル基を含む上記の炭素原子数1ないし
8のアルキル基、例えば、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシルエチル基、3−ヒドロキシルプロピル基等の何れもを意味する。
【0059】
上記の様な全ての記載により、当業者にとって、その名称が複合名である何れの基も、慣例により、基の由来となる部分により構成されることを意味し、例えば、アリールアミノ基は、アリール基で更に置換されているアミノ基であり、ここで、アリール基は上記で規定される通りである。
【0060】
同様に、アルキル、アルコキシ、アリール、炭素原子数3ないし10のシクロアルキル及びヘテロシクリル部分を含む何れの用語、例えば、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、ヘテロシクリルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニルアミノ基、シクロアルキルオキシカルボニル基等も、上記で定義された通りの基である。
【0061】
本発明の化合物は、以下に列挙される特定の態様、上記特定の態様と他の化学合成法とを組み合わせることにより形成される態様、及び、当業者に既知の同等の代替物を含む、当業者に既知の種々の合成法により調製され得、そして、好ましい態様は、本発明の実施例を含むが、これらに限定されるものではない。
【0062】
本発明において使用された全ての溶媒は、市販で入手でき、更なる精製なしに使用できる。反応は一般に、不活性な窒素ガス下、無水溶媒中で実施される。プロトン核磁気共鳴データは、Bruker Avance III 400(400MHz)スペクトロメーターで記録され、化学シフトは、テトラメチルシランの低領域におけるδ(ppm)として表される。質量スペクトルは、Agilent 1200シリーズ及び6110(&
1956A)において測定される。LC/MS又はShimadzu MSは、DAD:SPD−M20A(LC)及びShimadzu Micromass 2020検出器を含む。質量分析計は、ポジティブモード又はネガティブモードにおいて動作するエレクトロスプレーイオン源(ESI)が備えられる。
【0063】
本発明において、以下の略語が使用されている:PGは、保護基を表し;DMFは、N,N−ジメチルカルボキサミドを表し;PEは、石油エーテルを表し;EAは、酢酸エチルを表し;NCSは、1−クロロピロリジン−2,5−ジオンを表し;NBSは、1−ブロモピロリジン−2,5−ジオンを表し;NISは、1−ヨードピロリジン−2,5−ジオンを表し;eqは、定量的又は当量を表し;DCMは、ジクロロメタンを表し;DMSOは、ジメチルスルホキシドを表し;EtOHは、エタノールを表し;MeOHは、メタノールを表し;CBzは、ベンジルオキシカルボニルを表し、そして、アミンの保護基であり;BOCは、t−ブチルオキシカルボニルを表し、そして、アミンの保護基であり;HOAcは、酢酸を表し;NaCNBHは、ナトリウムシアノボロヒドリドを表し;THFは、テトラヒドロフランを表し;BocOは、二炭酸ジ第三ブチルを表し;TFAは、トリフルオロ酢酸を表し;TFAAは、無水トリフルオロ酢酸を表し;DIEAは、ジイソプロピルエチルアミンを表し;DMAPは、N,N−ジメチルアミノピリジンを表し;TEAは、トリエチルアミンを表し;TMSClは、トリメチルクロロシランを表し;MTBEは、メチル第三ブチルエーテルを表し;AIBNは、アゾビスイソブチロニトリルを表し;DMEは、ジメチルエーテルを表し;DCEを、ジクロロエタンを表し;LDAは、リチウム N,N−ジイソプロピルアミドを表し;CANは、硝酸セリウムアンモニウムを表し;mpは、融点を表す。
【0064】
化合物は、手動で又はChemDraw(登録商標)ソフトウェアにより名称を付け、市販で入手可能な化合物は、供給業者のカタログ名を使用した。
【0065】
高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)は、Shimadzu SIL−20A オートサンプラー及びShimadzu DAD:SPD−M20A検出器を備えた、Shimadzu LC20ABシステムを伴う、Xtimate C18(2.1×300mmの仕様を有する3μmの充填材)カラムを使用することにより行われる。0−60AB_6分間の方法:100%A(Aは、水中の0.0675%TFA溶液)で溶離を開始し、直線勾配を適用して、60%B(Bは、MeCN中の0.0625%TFA溶液)で終結し、ここで、このプロセスは、4.2分間を要し;その後、60%Bで1分間溶離し;そして、0.8分間でクロマトグラフィーカラムを100:0に再びバランスを取り、そして、総実行時間は6分間である。0−80AB_6分間の方法:90%A(Aは、水中の0.0675%TFA溶液)で溶離を開始し、直線勾配を適用して、80%B(Bは、アセトニトリル中の0.0625%TFA溶液)で終結し、ここで、このプロセスは、4.2分間を要し;その後、80%Bで1分間溶離し;そして、0.8分間でクロマトグラフィーカラムを90:10に再びバランスを取り、そして、総実行時間は6分間である。カラム温度は、50℃であり、流速は、0.8mL/分である。ダイオードアレイ検出器は、200−400nmの走査波長を有する。
【0066】
薄層クロマトグラフィー(TLC)は、Sanpont−groupのシリカゲルGF254において行われた。スポットは、通常、UVランプ照射を使用して検出された。幾つかの状況において、スポットはまた、他の方法でも検出され、これらの状況において、薄層板は、化合物を検出するために、ヨウ素(10gのシリカゲル中に約1gのヨウ素を添加し、十分に混合することにより得た。)、バニリン(100mLの10% HSO中に約1gのバニリンを溶解することにより得た。)、ニンヒドリン(Aldrichから購入)又は特別な顕色剤((NHMo24・4HO、5gの(NHCe(IV)(NO、450mLのHO及び50mLの濃HSOを十分に混合することにより得た。)で顕色された。フラッシュカラムクロマトグラフィーは、Still,W.C.,Kahn,M.,及びMitra,M.,Journal of Organic Chemistry,1978年,43巻,2923−2925頁において開示された技術と類似した方法を使用することにより、Silicycle 40−63μm(230−400メッシュ)シリカゲルにおいて行われた。フラッシュカラムクロマトグラフィー又は薄層クロマトグラフィーにおいて一般に使用された溶媒は、ジクロロメタン/メタノール、酢酸エチル/メタノール及びヘキサン/酢酸エチルの混合物である。
【0067】
調製用クロマトグラフィー分析は、Agella Venusil ASB Prep
C18,5μm,150×21.2mm;Phenomenex Gemini C18,5μm,150×30mm;Boston Symmetrix C18,5μm,150×30mm;又は、Phenomenex Synergi C18,4μm,150×30mmのクロマトグラフィーカラムを用いる、Gilson−281 Prep
LC 322システムにおける、Gilson UV/VIS−156検出器を用いて行われる。流速が約25mL/分である場合、化合物は、低勾配においてアセトニトリル/水で溶離されたが、ここで、該水は、0.05%HCl、0.25%HCOOH又は0.5%NH・HOを含み、総実行時間は8−15分間である。
【0068】
SFC分析は、Agilent 1260オートサンプラー及びAgilent DAD:1260検出器を備えた、Agilent 1260 Infinity SFCシステムにおいて行われる。クロマトグラフィーカラムは、Chiralcel OD−H
250×4.6mm I.D.,5μm;又はChiralpak AS−H 250×4.6mm I.D.,5μm;又はChiralpak AD−H 250×4.6mm I.D.,5μmを適用する。OD−H_5_40_2.35MLのクロマトグラフィー条件は、:Chiralcel OD−Hクロマトグラフィーカラム(250×4
.6mm I.D.,5μmの充填材料、の仕様を伴う)、40%エタノール(0.05%DEA)−COの移動相、2.35mL/分の流速、及び、220nmの検出波長である。AS−H_3_40_2.35MLのクロマトグラフィー条件は、:Chiralpak AS−Hクロマトグラフィーカラム(250×4.6mm I.D.,5μmの充填材料、の仕様を伴う)、40%メタノール(0.05%DEA)−COの移動相、2.35mL/分の流速、及び、220nmの検出波長である。OD−H_3_40_2.35MLのクロマトグラフィー条件は、:Chiralcel OD−Hクロマトグラフィーカラム(250×4.6mm I.D.,5μmの充填材料、の仕様を伴う)、40%メタノール(0.05%DEA)−COの移動相、2.35mL/分の流速、及び、220nmの検出波長である。AD−H_2_50_2.35MLのクロマトグラフィー条件は、:Chiralpak AD−Hクロマトグラフィーカラム(250×4.6mm I.D.,5μmの充填材料、の仕様を伴う)、50%メタノール(0.1%DEA)−COの移動相、2.35mL/分の流速、及び、220nmの検出波長である。
【0069】
調製用SFC分析は、Gilson UV検出器を使用する、Waters Thar
80 Pre−SFCシステムにおいて行われ、クロマトグラフィーカラムは、Chiralcel OD−H(250×4.6mm I.D.,5μmの充填材料、の仕様を伴う)又はChiralpak AD−H(250×4.6mm I.D.,5μmの充填材料、の仕様を伴う)を適用する。流速が約40−80mL/分である場合、化合物は、低勾配において、エタノール−二酸化炭素又はメタノール−二酸化炭素で溶離されたが、ここで、該メタノール又はエタノールは、0.05% H・HO、0.05%DEA又は0.1%MEAを含み、総実行時間は20−30分間である。
【0070】
本発明の化合物の1部のための製造方法:
本発明の化合物は、以下に列挙される特定の態様、該特定の態様と他の化学合成法とを組み合わせることにより形成される態様、及び、当業者に既知の同等の代替物を含む、当業者に既知の種々の合成法により調製され得、そして、好ましい態様は、本発明の実施例を含むが、これらに限定されるものではない。
【0071】
本発明の特定の態様における化学反応は、適当な溶媒中で行われるが、それは、本発明の化学変化のために、並びに、化学変化が必要とする試薬又は材料のために好適であるべきである。本発明の化合物を得るために、修飾物又は代替物を、存在する態様に基づく合成工程又は反応工程とすることは、当業者のために、時々望ましい。
【0072】
本分野の何れの合成経路計画における重要な留意事項は、反応官能基(本発明におけるアミノ基のような)のための適当な保護基の選択である。熟練した施術者のために、Greene及びWutsによる、Protective Groups In Organic Synthesis,Wiley及びSons,1991年が、この関連において権威である。ここに提示される全ての引用文献は、その全てが引用として組み込まれる。
【0073】
本発明において、式(I)で表される化合物は、反応スキーム1及び当業者に既知の標準方法により調製され得る。レゾルシノールの原材料(1−1)に、例えば、保護基を施し、それを、ヒドロキシルアミンの基質と、(3+2)環化で反応させ、水の分子を脱離させて5員の芳香族の複素環系(1−2)を形成し、その後、親電子ハロゲン化が、5員の芳香族の複素環において行われる。形成したハロゲン化物は、パラジウム触媒下の鈴木反応により、複素環が縮合した芳香族ボレートと直接反応することができるか、又は、形成したハロゲン化物は、最初にボレートを形成し、その後、複素環が縮合した芳香族ハロゲン化物との鈴木反応に従うことができる。該2つの経路は、5員の芳香族複素環上の種々の縮合芳香環基に導入して(1−5)を与えることができる。最後に、レゾルシノール化合物(1−6)、即ち、本発明のHSP90阻害剤が、保護基の除去により形成される

【化25】
【0074】
特異的に、本発明において提供される式(I)で表される化合物は、反応スキーム1及び当業者に既知の標準方法により、調製され得る。それは、市販で入手可能であるバレロラクタム(1−1)誘導体から開始されるか、又は、官能基の異なる修飾体を有する他の類似の誘導体から開始され得るが、ここで、Rは、H、ハロゲン原子、アルキル基、ヘテロ原子で置換されたアルキル基、カルボン酸、カルボン酸のアルキルエステルから選択され;PGは、メチル基(Me)、ベンジル基(Bn)、4−メトキシベンジル基(PMB)、3,4−ジメトキシベンジル基(DMB)、メトキシメチル基(MOM)、2−メトキシエトキシメチル基(MEM)、2−テトラヒドロフリル基(THP)、トリメチルシリル基(TMS)、トリエチルシリル基(TES)、トリイソプロピルシリル基(TIPS)、第三ブチルジメチルシリル基(TBDMS)、第三ブチルジフェニルシリル基(TBDPS)、アセチル基、ベンゾイル基、ピバロイル基から選択される保護基であり;X’は、ハロゲン原子であり;X’’は、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホン酸等である。
【0075】
他の置換基は、式(I)で表されるものと同じである。これらの全ての可変物、代替物は、「詳細な説明」の部分において詳細に記載される。反応スキーム1中の反応工程の順番が本発明の化合物を調製するために変わり得ることは、当業者にとって適当であるべきであるが、それはまた、本発明の範囲内でもある。
【0076】
本発明の式(I)で表される一連の新規レゾルシノール化合物は、HSP90タンパク質阻害剤であるが、それは、がん及び神経変性障害の治療のために使用することができる。先行技術と比較すると、本発明の化合物は、改善された活性及び増加した効果を有する。よって、式(I)で表される化合物は、がん及び神経変性障害のための治療剤であり得る。
【0077】
詳細な説明
以降、本発明は実施例により詳細に記載されるが、しかし、それは本発明の如何なる不利な限定も目的としない。
【実施例】
【0078】
実施例1
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化26】
反応スキーム:
【化27】
【0079】
工程A:窒素ガスの保護下、酢酸(3.26g,54.2mmol,1.1当量)を、BF・EtO(60mL)中に溶解された4−イソプロピルベンゼン−1,3−ジオール(7.5g,49.3mmol,1.0当量)の溶液に、20℃で滴下添加した。添加が完了した後、反応混合物を80℃で3時間攪拌した。反応混合物を酢酸カリウム水溶液(120mL)でクエンチし、その後、酢酸エチル(150mL×3)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄した後に無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=50:1)
で精製して、1−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)エタノン(6.0g,30.9 mmol,収率62.7%)を黄色固体として得た。
【0080】
工程B:炭酸セシウム(25.2g,77.2mmol,2.5当量)を、DMF(80mL)中の1−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)エタノン(6.00g,30.89mmol,1.00当量)及びMeI(52.6g,370.7mmol,12.0当量)の混合物を、窒素ガスの保護下20℃で添加した。混合物を20℃で16時間攪拌し、その後、水(80mL)中に注いだ。水相を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄した後に無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1から5/1)で精製して、1−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)エタノン(3.40g,15.3mmol,収率49.5%)を黄色固体として得た。
【0081】
工程C:NaH(1.22g,30.6mmol,2.0当量)及びシュウ酸ジメチル(5.42g,45.9mmol,3.0当量)を、THF(50mL)中に溶解した1−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−エタノン(3.40g,15.30mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下20℃で添加した。60℃で更に1時間攪拌した後、反応混合物を塩化アンモニウム水溶液(1000mL)中に注いで、クエンチし、その後、EA(80mL×2)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(80mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、生成物であるメチル 2−ヒドロキシル−4−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−オキソ−ブチレート(4.80g,粗生成物)を黄色固体として得たが、それは次工程でそのまま使用された。
【0082】
工程D:NHOH・HCl(2.16g,31.14mmol,2.00当量)を、MeOH(60mL)中のメチル 2−ヒドロキシル−4−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−オキソ−ブチレート(4.80g,15.57mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下室温で添加した。混合物を60℃に加熱し、1時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、水(50mL)中へ注いだ。水相をEA(50mL×2)で抽出した。飽和食塩水(30mL)で洗浄した後、合せた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=6/1から3/1)で精製して、エチル 5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキシレート(4.80g,15.0mmol,収率96.5%)を黄色固体として得た。
【0083】
工程E:エチルアミン(3.54g,78.6mmol,5.0当量)を、MeOH(50mL)中のエチル 5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキシレート(4.80g,15.7mmol,1.00当量)の溶液に、室温で添加した。反応溶液を60℃で2時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、粗生成物をPE/EA=50/1(100mL)で洗浄して、生成物であるN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(3.70g,11.6mmol,収率73.9%)を黄色固体として得た。
【0084】
工程F:CAN(301mg,549μmol,0.05当量)及びNIS(4.95g,22mmol,2.00当量)を、MeCN(50mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(3.50g,11mmol,1.0当量)の溶液に、N保護下室温で添加した。混合物を80℃に加熱し、16時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、水(30mL)中に注ぎ、水相をEA(40mL×2)で抽出した。合せた有機相を、飽和食塩水(20mL×2
)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1から4/1)で精製し、N−エチル−4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(4.10g,9.2mmol,収率84.0%)を黄色オイルとして得た。
【0085】
工程G:MeI(197.2g,1.4mol)を、MeOH(170mL)中に溶解した6−ブロモイソキノリン(17.00g,81.7mmol)の溶液に、0℃で一度に添加した。混合物を0℃で20分攪拌し、その後、25℃まで温め、16時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮して、6−ブロモ−2−メチルイソキノリン−2−ヨードニウム(28.8g,粗生成物)を黄色固体として得た。
HNMR(400MHz,メタノール−d):δ 9.90(s,1H),8.65−8.61(m,2H),8.45−8.39(m,2H),8.22(d,J=8.0Hz,1H),4.55(s,1H).
【0086】
工程H:NaBH(9.31g,246.2mmol)を、MeOH(350mL)中の6−ブロモ−2−メチルイソキノリン−2−ヨードニウム ヨーダイド(28.80g,82.1mmol)の溶液に、0℃で一度に添加した。25℃で2時間攪拌した後、混合物をNaHCO水溶液を用いてpH=9に調整し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(100mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=50/1から20/1)で精製し、6−ブロモ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(16.65g,収率80.8%,純度90%)を黄色固体として得た。
【0087】
工程I:ビス(ピナコラト)ジボロン(28.05g,110.46mmol)及びKOAc(14.45g,147.27mmol)を、ジオキサン(150mL)中の6−ブロモ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(16.65g,73.64mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加し、続けて、触媒であるPd(dppf)Cl・CHCl(6.01g,7.36mmol)を添加した。混合物を25℃で10分攪拌し、その後、90℃に加熱して14時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=10/0から1/1)で精製し、表題の生成物(31.0g,粗生成物)を黒色個体として得たが、それは次工程でそのまま使用された。
MS(ESI)M/Z:274(M+1).
【0088】
工程J:KCO(2.49g,18.0mmol),HO(10.0mL)及びPd(PPh(1.26g,1.80mmol)を、ジオキサン(50mL)中の2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(6.15g,13.5mmol)及びN−エチル−4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(4.00g,9.0mmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分攪拌し、その後、110℃に加熱して18時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル,ジクロロメタン/メタノール=5/1,10/1)で精製し、N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(2.87g,収率68.8%)を茶色個体として得た。
MS(ESI)M/Z:464(M+1).
【0089】
工程K:BBr(9.19g,36.67 mmol)を、DCM(16.00mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.70g,3.67mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、−78℃で少しづつ添加したが、それは2時間に亘った。反応混合物を1時間かけて0℃まで温め、反応混合物を更なる16時間25℃で攪拌した。反応を25℃で攪拌しながら1時間かけてMeOH(10mL)の添加によりクエンチし、混合物を、飽和NaHCO水溶液に、少しづつ滴下添加し、0℃で濾過した。水相をジクロロメタン:メタノール=10:1(10mL×3)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=10/0から1/1)で精製し、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(566.0mg,収率35.4%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 11.08(s,1H),9.92−9.78(m,J=4.0Hz,1H),7.16−7.12(m,3H),6.89(s,1H),6.53(s,1H),4.6−4.42(d,J=16.0Hz,1H),4.27−4.21(m,1H),3.26−3.22(m,4H),3.05−3.02(m,1H),2.88−2.87(m,4H),1.11−1.08(t,J=8.0Hz,3H),1.03−0.98(m,6H).MS(ESI)m/z:436(M+1).
【0090】
実施例2
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化28】

反応スキーム:
【化29】
【0091】
工程A:NaBHCN(151mg,2.4mmol)を、AcOH(3mL)中に溶解した7−ブロモキノリン(100.00mg,480.65μmol)及びパラホルムアルデヒド(433mg,4.8mmol)の混合物に、25℃で添加した。混合物を25℃で40分攪拌し、NaOHで中和した。全ての反応溶液をDCM(3mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、合飽和食塩水(3mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残った粗生成物7−ブロモ−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(155mg)を茶色オイルとして得たが、それは更なる精製を行うこと無しに次工程でそのまま使用された。
MS(ESI)M/Z:226(M+1).
【0092】
工程B:ビス(ピナコラト)ジボロン(318mg,1.25mmol)及びKOAc(144mg,1.47mmol)を、ジオキサン(7mL)中の7−ブロモ−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(250mg,1.11mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加し、続けて、触媒であるPd(dppf)Cl・CHCl(272mg,333μmol)を添加した。混合物を25℃で10分攪拌し、その後、90℃に加熱して17時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=50/1)で精製し、1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(316mg)を黄色オイルとして得た。
MS(ESI)m/z:274(M+1).
【0093】
工程C:KCO(224mg,1.6mmol)及びPd(dppf)Cl・CHCl(66mg,81μmol)を、ジオキサン(9.9mL)及びHO(2.1mL)中に溶解した1−メチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(221mg,810.3μmol)及びN−エチル−4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(360mg,810μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で20分間攪拌し、その後、90℃に加熱して17時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣を水(5mL)中に注ぎ入れ、10分間攪拌した。水相を酢酸エチル(5mL×3)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(5mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣を薄層クロマトグラフィー板(ジクロ
ロメタン:酢酸エチル=5/1)で精製して、N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(72mg,収率19.2%)を茶色オイルとして得た。
MS(ESI)M/Z:464(M+1).
【0094】
工程D:BBr(462mg,1.85mmol)を、DCM(5mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ肝リン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(83mg,184.6μmol)の溶液に、−78℃で15分間かけて添加した。この間、温度を−78℃に維持した。添加後、反応混合物を0℃に温め、30分間攪拌した。その後、反応混合物を更なる16時間25℃で攪拌した。反応を飽和NaHCO溶液でゆっくりクエンチし、ろ過した。ろ液を真空中の蒸留により除去した。粗生成物を調製用HPLCで更に精製して5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(23mg,収率29.8%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d):δ 9.73(s,1H),9.63(s,1H),8.83(t,J=4.0Hz,1H),6.84(s,1H),6.79(d,J=8.0Hz,1H),6.49(s,1H),6.43−6.42(m,2H),3.27−3.21(m,2H),3.06−2.99(m,1H),2.65−2.63(m,5H),1.88−1.82(m,2H),1.09(t,J=4.0Hz,3H),1.01(d,J=4.0Hz,6H).MS(ESI)m/z:436(M+1).
【0095】
実施例3
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化30】
反応スキーム:
【化31】
【0096】
工程A:AcOH(210mg,3.5mmol)を、MeOH(20mL)中に溶解した1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(2.0g,15.0mmol)及びパラホルムアルデヒド(6.77g,75.1mmol)の混合物に、25℃で一度に添加した。混合物を25℃で1時間攪拌し、続いて、NaBHCN(1.89g,30.0mmol)を添加し、16時間攪拌を継続した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を水(15mL)中に注ぎ入れ、10分間攪拌した。水相を酢酸エチル(10mL×3)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(10mL×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(1.17g,52.9%)を黄色オイルとして得た。
MS(ESI)M/Z:148(M+1).
【0097】
工程B:DMF(5mL)中の1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(300mg,2.04mmol)の溶液を0℃に冷却し、その後、NBS(363.1mg,2.0mmol)を添加した。反応溶液を0℃で2時間攪拌し、その後、25℃に温めて16時間攪拌した。その後、反応物質を5mLの水中に注ぎ入れ、該懸濁液を酢酸エチル(5mL×3)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(5mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物6−ブロモ−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(485mg)を、茶色固体として得たが、これは更なる精製を行うこと無しに次工程で使用された。
MS(ESI)M/Z:226(M+1).
【0098】
工程C:Pd(dppf)Cl・CHCl(271mg,331.7μmol)を、ジオキサン(7mL)中に溶解した6−ブロモ−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(250mg,1.1mmol),ビス(ピナコラト)ジボロン(318mg,1.2mmol)及びKOAc(325mg,3.3mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、90℃に加熱して17時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=50/1)で精製して、1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(187mg)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)M/Z:274(M+1).
【0099】
工程D:Pd(PPhCl(15.8mg,22.5μmol)及びNaHCO(37.8mg,450.2μmol)を、ジオキサン(6.6mL)及びHO(1.4mL)中に溶解した、1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(92mg,337.6μmol)及びN−エチル−4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(100mg,225.1μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、90℃に加熱して17時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣を水(8mL)中に注ぎ入れ、10分間攪拌した。水相を酢酸エチル(5mL×3)で抽出した。合せた有機相を飽和食塩水(5mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣を薄層クロマトグラフィー板(ジクロロメタン:酢酸エチル=3/1)で精製して、N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(51mg,収率48.9%)を、茶色オイルとして得た。
MS(ESI)M/Z:464(M+1).
【0100】
工程E:BBr(270mg,1.08mmol,10.00当量)を、DCM(5mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(50mg,107.9μmol,1.00当量)の溶液に、−78℃で15分間かけて添加した。この間、温度は−78℃に維持された。添加後、反応混合物を0℃に温め、30分間攪拌した。その後反応混合物を25℃で更に16時間攪拌した。反応物質を飽和NaHCO溶液でゆっくりクエンチし、ろ過した。ろ液を真空下の蒸留により除去した。粗生成物を調製用HPLCにより精製して5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(26.8mg,57.0%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d):δ 9.73(s,1H),9.60(s,1H),8.78(t,J=8.0Hz,1H),6.87−6.89(m,1H),6.84−6.80(m,1H),6.49(d,J=8.0Hz,1H),6.43(s,1H),3.27−3.20(m,2H),3.17−3.14(m,2H),3.06−2.97(m,1H),2.80(s,3H),2.56(t,J=4.0Hz,2H),1.87−1.83(m,2H),1.09(t,J=4.0Hz,3H),1.02−0.99(m,6H).
MS(ESI)m/z:356(M+1).
【0101】
実施例4
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化32】
反応スキーム:
【化33】
【0102】
工程A:DMAP(1.00g,8.2mmol,0.14当量)を、アセトニトリル(200mL)中に溶解したピロール(4.00g,59mmol,1.00当量)及び(Boc)O(15.60g,71.5mmol,1.20当量)の溶液を添加した。混合物を25℃で2時間攪拌した。混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(溶離液はPE)で精製して、t−ブチルピリル−1−ホルメート(7.80g,46.7mmol,収率78.3%)を無色液体として得た。
【0103】
工程B:THF(20mL)中のt−ブチルピリル−1−ホルメート(4.60g,27.5mmol,1.00当量)及びマグネシウム粉末(720mg,27.5mmol,1.0当量)の混合溶液を、油浴中で66℃に加熱した。1−ブロモ−2−フルオロ−ベンゼン(4.88g,27.89mmol,1.0当量)を、20分間でゆっくり添加し、添加後、混合物を66℃で8時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、0.5N HCl水溶液を添加し、続いて、DCMで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。結果として得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1)で精製してt−ブチル1,4−ジヒドロ−1,4−エピミノナフチル−9−ホルメート(2.43g,10mmol,収率36.3%)を黄色液体として得た。
【0104】
工程C:MeOH(50mL)中のt−ブチル 1,4−ジヒドロ−1,4−エピミノナフチル−9−ホルメート(2.43g,10mmol,1.00当量)及び無水Pd/C(200mg)の溶液を、H雰囲気下、25℃で2時間攪拌した。混合物を珪藻土パッドを通してろ過し、ろ液を濃縮してt−ブチル1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフチル−9−ホルメート(2.33g,9.5mmol,収率95.1%)を黄色オイルとして得た。
【0105】
工程D:t−ブチル1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフチル−9−ホルメート(2.33g,9.5mmol,1.0当量)を、DCM(1.2mL)及びT
FA(4.5mL)の混合溶媒に、0℃で添加した。混合物を0℃で0.5時間攪拌し、続いて25℃で4.5時間攪拌した。減圧下で溶媒を除去した後、2N NaOH水溶液を添加し、水相をDCMで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフタレン(1.38g,9.5mmol,収率100%)を、黄色固体として得た。
【0106】
工程E:無水DCM(20.00mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフタレン(1.38g,9.5mmol,1.00当量)及びDIEA(1.37g,10.6mmol,1.12当量)の混合物を、0℃に冷却し、TFAA(2.27g,10.8mmol,1.14当量)を添加した。反応混合物を、窒素ガスの保護下、25℃まで徐々に温め、5時間攪拌した。結果として得られた反応混合物を、0℃まで冷却し、水(2mL)を添加して、残存する無水物をクエンチした。水相を、NaOH水溶液(1N)を用いて中性に調整し、その後、有機相を分離した。水相をDCMで2回抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、2,2,2−トリフルオロ−1−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタン(2.24g,9.29mmol,収率97.8%)を、茶色オイルとして得た。
【0107】
工程F:TFA中の、2,2,2−トリフルオロ−1−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタン(2.24g,9.29mmol,1.00当量)の溶液(5.00mL)を0℃まで冷却し、発煙硝酸(1mL)を滴下添加した。結果として得られた反応混合物を0℃で1時間攪拌し、その後、25℃で1時間攪拌した。混合物を300mLの氷水中に注ぎ入れ、DCMで3回抽出した。合わせた有機相を飽和NaHCO水溶液及び飽和NaCl水溶液で連続的に洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCMで溶出)で精製して標的生成物2,2,2−トリフルオロ−1−(6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタノン(1.86g,6.50mmol,収率67.0%)を、黄色固体として得た。
【0108】
工程G:NHCl(2.63g,49.2mmol,4.02当量)及び鉄粉(3.43g,61.4mmol,5.02当量)を、ジオキサン(20.00mL)/エタノール(16.00mL)/HO(12.00mL)中に溶解した2,2,2−トリフルオロ−1−(6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタノン(3.5g,12.23 mmol,1.00当量)の混合溶液に連続的に添加した。結果として得られた混合物を窒素ガスの保護下で80℃に加熱し、3時間攪拌した。反応混合物を25℃に冷却し、EtOAc及びHOで希釈し、珪藻土パッドを通してろ過した。液体分離により有機相を集め、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、2,2,2−トリフルオロ−1−(6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタノン(2.7g,10.5mmol,収率86.2%)を得たが、それは、更なる精製無しに次工程でそのまま使用された。
【0109】
工程H:MeCN(15.0mL)中に溶解した、2,2,2−トリフルオロ−1−(6−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタノン(2.7g,10.5mmol,1.0当量)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.68g,10.5mmol,1.0当量)、BPO(76mg,316μmol,0.03当量)及び亜硝酸t−ブチル(1.63g,15.8mmol,1.5当量)の溶液を、25℃で16時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、粗残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=40:1〜5:1)で精製して、2,2,2−トリフルオロ−1−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタノン(2.2g,6.0mmol,収率56.9%)を、黄色オイルとして得た。
【0110】
工程I:THF(5.00mL)中に添加されたN−エチル−4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(500mg,1.13mmol,1.00当量)、2,2,2−トリフルオロ−1−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−9−イル)エタノン(539mg,1.47mmol,1.3当量)、Pd(PPhCl(158mg,225.1μmol,0.20当量)及びNaHCO(283mg,3.38mmol,3.0当量)の溶液を、窒素雰囲気下に置換し、その後、マイクロ波により120℃に加熱し、30分間反応した。反応混合物を水(15mL)中に注ぎ入れた。混合物を、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機相を、飽和食塩水(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1〜5/1)で精製して、N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(9−(2,2,2−トルフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(500mg,807μmol,収率71.4%,純度90%)を得た。
【0111】
工程J:KCO(526mg,3.8mmol,5.0当量)を、MeOH(4.2mL)及びHO(1.8mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(9−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(500mg,762.3μmol,1.0当量)の混合溶液に、30℃で添加した。反応溶液を30℃で18時間攪拌し、水(10mL)中に注ぎ入れた。水相をEA(10mL×3)で抽出した。合わせた有機相を、飽和食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣を、薄層クロマトグラフィー板(DCM/メタノール=15:1)で精製して、N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(220mg,476.7μmol,収率62.5%)を、白色固体として得た。
【0112】
工程K:BBr(271mg,1.08mmol,10.00当量)を、無水DCM(2.0mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(50mg,108.3μmol,1.0当量)の溶液に、−78℃でゆっくり滴下添加した。添加後、溶液を30℃に温め、18時間攪拌した。溶液を−78℃に冷却し、MeOH(1mL)を添加し、続いて、飽和NaHCO水溶液(3mL)を添加した。混合物を、30℃で5分間攪拌した。混合物をDCM(10mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、食塩水(10mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮して、残渣を得た。残渣を高性能液体クロマトグラフィー(蟻酸システム)で精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(30mg,69.2μmol,収率63.9%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d):δ 8.83(t,J=5.4Hz,1H),8.31(brs,1H),7.25−7.14(m,2H),7.01(d,J=7.0Hz,1H),6.71(s,1H),6.45(s,1H),4.72−4.57(m,2H),3.28−3.17(m,2H),3.03−2.90(m,1H),1.95(brs,2H),1.18−1.04(m,5H),0.91(t,J=6.0Hz,6H).
【0113】
実施例5
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化34】
反応スキーム:
【化35】
【0114】
工程A:ハラホルムアルデヒド(39mg,433.3μmol,10.00当量)、酢酸(1.3mg,21.7μmol,0.50当量)及びオルトチタン酸テトライソプロピル(6.2mg,21.7μmol,0.50当量)を、1,2−ジクロロエタン(3mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(20mg,43.3μmol,1.0当量)の溶液に、添加した。混合溶液を、30℃で18時間攪拌し、その後、NaBHCN(8.2mg,130μmol,3.00当量)を添加し、混合物を更なる2時間攪拌した。反応溶液に水(10mL)を添加し、ろ過し、ろ液をDCM(10mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、食塩水(5mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮してN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(9−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(20mg,42.1μmol,収率97.1%)を、黄色オイルとして得た。
【0115】
工程B:BBr(158mg,630.8μmol,10当量)を、無水DCM(2mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(9−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(30mg,63.1μmol,1.0当量)の溶液に、−78℃でゆっくり滴下添加した。添加後、溶液を30℃に温め、18時間攪拌した。溶液を−78℃に冷却し、MeOH(1mL)をゆっくり添加し、続いて、飽和NaHCO水溶液(3mL)を添加した。その後、混合物を30℃で5分間攪拌した。混合物をDCM(10mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。結果として得られた残渣を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフ
ト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(10mg,22.3μmol,収率35.4%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.79(t,J=5.5Hz,1H),7.22−7.12(m,2H),6.99(d,J=7.3Hz,1H),6.68(s,1H),6.46(s,1H),4.04(d,J=19.8Hz,2H),3.27−3.16(m,2H),3.01−2.89(m,1H),2.05−1.80(m,5H),1.10−0.97(m,6H),0.89(d,J=6.8Hz,6H).
【0116】
実施例6
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化36】
【0117】
工程A:この実施例の表題化合物は、実施例5における工程A及びBの順序に従って調製されたが、ここで、工程Aにおけるパラホルムアルデヒドがアセトアルデヒドに置き換えられた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.80(t,J=5.5Hz,1H),8.24(brs,1H),7.23−7.11(m,2H),6.98(d,J=7.5Hz,1H),6.67(s,1H),6.46(s,1H),4.22(d,J=19.8Hz,2H),3.25−3.15(m,2H),2.95(td,J=6.8,13.7Hz,1H),2.17−1.86(m,4H),1.06(t,J=7.2Hz,5H),0.95−0.84(m,9H).
【0118】
実施例7
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化37】
【0119】
工程A:この実施例の表題化合物は、実施例5における工程A及びBの順序に従って調製されたが、ここで、工程Aにおけるパラホルムアルデヒドがアセトンに置き換えられた。HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.80(t,J=5.5Hz,1H),8.21(s,1H),7.23−7.11(m,2H),6.98(d,J=7.3Hz,1H),6.66(s,1H),6.45(s,1H),4.40(d,J=1
6.6Hz,2H),3.22(q,J=6.7Hz,2H),2.95(td,J=6.9,13.6Hz,1H),1.98(brs,3H),1.06(t,J=7.2Hz,5H),0.96−0.79(m,12H).
【0120】
実施例8
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(9−イソブチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−エピミノナフト−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化38】
【0121】
工程A:この実施例の表題化合物は、実施例5における工程A及びBの順序に従って調製されたが、ここで、工程Aにおけるパラホルムアルデヒドがイソブチルアルデヒドに置き換えられた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.78(t,J=5.5Hz,1H),7.19−7.10(m,2H),6.96(d,J=7.3Hz,1H),6.65(s,1H),6.46(s,1H),4.18−4.04(m,2H),3.26−3.17(m,3H),3.01−2.88(m,1H),1.96(brs,2H),1.83(d,J=7.0Hz,2H),1.53(td,J=6.7,13.3Hz,1H),1.09−0.95(m,5H),0.87(d,J=6.0Hz,6H),0.80(dd,J=1.8,6.3Hz,6H).
【0122】
実施例9
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化39】
反応スキーム:
【化40】
【0123】
工程A:4Åのモレキュラーシーブ(10.00g)、オルトチタン酸テトライソプロピル(1.02g,3.59mmol,0.05当量)及びAcOH(215.67mg,3.59mmol,0.05当量)を、DCM(120.0mL)中の4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン(10.0g,71.8mmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を25℃で16時間攪拌し、その後、NaBHCN(9.03g,143.66mmol,2.00当量)を添加し、25℃で更なる3時間攪拌した。混合物を、水(300mL)中に注ぎ入れ、EA(100mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/メタノール=50/1〜10/1)で精製して、5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン(2.50g,16.31mmol,収率22.71%)を、黄色オイルとして得た。
【0124】
工程B:Br(1.88g,11.75mmol,0.90当量)を、AcOH(20.00mL)及び水(20.00mL)中に溶解した5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン(2.00g,13.05mmol,1.0当量)の混合溶液に、0℃で添加した。0℃で1時間攪拌した後、混合物を水(100mL)中に注ぎ入れ、NaOH(10N)でpH=8〜9までの塩基性とし、その後、EA(100mL×2)で抽出した。合わせた有機相を濃縮して、2−ブロモ−5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン(2.70g,11.6mmol,収率89.1%)を得たが、それはそのまま次工程で使用された。
【0125】
工程C:Pd(PPhCl(142.5mg,203.0μmol,0.10当量)、TEA(616mg,6.1mmol,3.0当量)及び4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(779mg,6.1mmol,3.0当量)を、ジオキサン(20.00mL)中のN−エチル−4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(900mg,2.03mmol,0.10当量)の溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。混合物を80℃で16時間攪拌した。冷却後、混合物を水(60mL)中に注ぎ入れ、EA(60mL×2)で抽出し、その後、有機相を合わせた。有機相を濃縮して、N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメ
チル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.0g,粗生成物)を、黒−茶色オイルとして得たが、それはそのまま次工程で使用された。
【0126】
工程D:Pd(dppf)Cl・CHCl(91.9mg,112.5μmol,0.10当量)及びKCO(466mg,3.4mmol,3.00当量)を、ジオキサン(10.00mL)及び水(2.00mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(500mg,1.13mmol,1.00当量)及び2−ブロモ−5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン(268mg,1.13mmol,1.00当量)の混合溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。混合物を80℃で16時間攪拌した。冷却後、混合物を水(80mL)中に注ぎ入れ、EA(80mL×2)で抽出した。有機相を合わせ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=1/1〜0/1)で精製した。N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(430mg,915.7μmol,収率81.0%)を、黒−茶色固体として得た。
【0127】
工程E:BBr(1.49g,5.96mmol,5.0当量)を、DCM(15mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(560mg,1.19mmol,1.00当量)の溶液に、−78℃でゆっくり添加した。混合物を、25℃で16時間攪拌し、MeOH(20mL)を添加し、濃縮した。残渣を調製用HPLC(蟻酸システム)で精製した。生成物5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(243mg,550.3μmol,収率46.1%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.73(m,2H),8.91(t,J=2.0Hz,1H),8.15(s,1H),6.91(s,1H),6.80(s,1H),6.45(s,1H),3.27−3.24(m,2H),3.07−3.04(m,1H),2.72−2.70(m,2H),2.65−2.63(m,2H),2.34(s,3H),1.16−1.04(s,9H).
【0128】
実施例10
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化41】
反応スキーム:
【化42】
【0129】
工程A:TEA(10.2g,100.4mmol,2.0当量)を、DMF(100.00mL)中のt−ブチル4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(10.0g,50.2mmol,1.0当量)の溶液に添加した。次に、TMSCl(6.27g,57.7mmol,1.15当量)を、溶液に20℃で滴下添加し、雰囲気を窒素雰囲気に変更した。混合物を80℃で16時間攪拌した後、300mLの飽和NaHCO水溶液を添加した。混合物をEA(150mL×3)で抽出し、その後、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、t−ブチル4−トリメチルシリル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボキシレート(9.2g,収率67%)を無色オイルとして得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ 4.77(brs,1H),3.85(brs,2H),3.5(t,J=5.6Hz,2H),2.08(brs,2H),1.45(s,9H),0.17(s,9H).
【0130】
工程B:NaOAc(420mg,5.1mmol,0.1当量)及びNBS(13.67g,76.8mmol,1.5当量)を、THF(150mL)及び水(150mL)中のt−ブチル 4−トリメチルシリル−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カル
ボキシレート(13.9g,51.2mmol,1.0当量)の混合溶液に、0℃で添加した。混合物を20℃で12時間攪拌した。反応を100mLのチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液でクエンチし、その後、200mLの飽和NaHCO水溶液で洗浄及び中和した。混合物をEA(2×500mL)で抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、t−ブチル3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(7g,収率49%)を、白色固体として得た。
HNMR(400MHz,CDCl):δ 4.28−4.31(m,1H),3.96(m,2H),3.57−3.77(m,2H),2.97−3.00(m,1H),2.40−2.46(m,1H),1.48(s,9H).
【0131】
工程C:TEA(7.64g,75.5mmol,3.0当量)及びチオウレア(2.11g,27.7mmol,1.1当量)を、DMF(70mL)中のt−ブチル3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(7.0g,25.2mmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を110℃で12時間攪拌し、その後、300mLの水中に注ぎ入れ、続いて固体をろ過した。固体を100mLの水で洗浄し、4.5gの赤色粗生成物t−ブチル2−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメートを得た。粗生成物は次工程でそのまま使用された。
MS(ESI)m/z:256.0(M+1).
【0132】
工程D:CuBr(4.52g,20.3mmol,1.1当量)及びt−ブチルニトリル(2.09g,20.3mmol,1.1当量)を、CHCN(50mL)中のt−ブチル2−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメート(4.70g,18.4mmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を0℃で1時間攪拌し、3mLの0.5mol/LのHCl溶液の添加によりクエンチし、その後、50mLの飽和NaHCO水溶液の添加により中和した。混合物をろ過し、ろ液をEA(50mL×2)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)で精製して、t−ブチル2−ブロモ−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−5−カルボキシレート(1.7g,収率29%)を、白色固体生成物として得た。
MS(ESI)m/z:318.9,320.9(M+1,M+3).
【0133】
工程E:t−ブチル2−ブロモ−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−5−カルボキシレート(1.70g,5.33mmol,1.00当量)を、塩酸/酢酸エチル(4N,30mL)に添加し、混合物を20℃で2時間攪拌した。混合物を真空中で濃縮して1.35gの粗生成物2−ブロモ−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジンを、白色固体として得たが、それは次工程でそのまま使用された。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.88(brs,2H),4.31(s,2H),3.39−3.41(m,2H),2.99(t,J=6.0Hz,2H).
【0134】
工程F:ホルムアルデヒド(194mg,6.46mmol,3.00当量)及びAcOH(258mg,4.3mmol,2.0当量)を、MeOH(10.00mL)中の2−ブロモ−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン(550.00mg,2.15mmol,1.00当量)の溶液に添加した。混合物を20℃で1時間攪拌し、その後、NaBHCN(406mg,6.5mmol,3.0当量)を添加し、混合物を更に20℃で4時間攪拌した。反応を0.5mol/L HCl溶液(2mL)でクエンチし、続いて、飽和NaHCO(20mL)を添加して中和した。その後、
混合物をEA(20mL×2)で抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、生成物2−ブロモ−5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾール[4,5−c]ピリジン(490mg,収率97%)を、白色固体として得た。
MS (ESI)m/z:232.8,234.8(M+1,M+3).
【0135】
工程G:TEA(510mg,5.04mmol,3.0当量)及びPd(PPhCl(117.9mg,168.00μmol,0.1当量)を、1,4−ジオキサン(15mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.00g,1.68mmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.08g,8.4mmol,5.0当量)の溶液を最後に添加し、混合物を90℃で12時間攪拌した。反応混合物をEA(20mL)で希釈し、珪藻土を通して濾過した。ろ液を30mLの水で洗浄し、有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、橙色ゲル粗生成物5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.7g,LCMSによる純度60%)を得たが、粗生成物は次工程でそのまま使用された。
MS(ESI)m/z:597.3(M+1).
【0136】
工程H:2−ブロモ−5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン(313mg,1.34mmol,1.0当量)及びKCO(371mg,2.7mmol,2.0当量)を、1,4−ジオキサン(20mL)及び水(4mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(800mg,1.34mmol,1.0当量)の混合溶液に添加した。混合物を窒素雰囲気に置換え、その後、Pd(dppf)Cl(196mg,268.2μmol,0.2当量)を添加した。混合物を95℃で8時間攪拌し、反応物質を20mLのEAで希釈し、珪藻土を通してろ過した。ろ液をEA(20mL×2)で抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:メタノール=20:1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(60mg,収率7.2%)を得たが、それは白色固体生成物であった。
MS(ESI)m/z:623.3(M+1).
【0137】
工程I:BCl(34mg,289μmol,3.0当量)を、DCM(2mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−ジエチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(60mg,96.3μmol,1.0当量)の溶液に0℃で添加した。混合物を0℃で1時間攪拌した後、2mLのMeOHをクエンチするために添加し、混合物を5mLの飽和NaHCO水溶液中に注ぎ入れた。その後、混合物をDCM(5mL×3)で抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用HPLC(ギ酸、カラム:Welch Ultimate AQ−C18 150×30mm×5μm,条件:0.225%FA−ACN,流速:25)で精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサ
ミド(17 mg,収率34%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.93(brs,2H),9.09(brs,1H),7.07(s,1H),6.47(s,1H),3.54(s,2H),3.26(m,2H),3.07(m,1H),2.71(brs,4H),2.35(s,3H),1.07−1.12(m,9H).
【0138】
実施例11
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化43】
反応スキーム:
【化44】
【0139】
工程A:Pd(dppf)Cl(115mg,157.5μmol,0.1当量)及びKCO(435mg,3.2mmol,2.0当量)を、ジオキサン(3mL)及び水(500μL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(700mg,1.58mmol,1.0当量)及び6−ベンジル−2−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン(409mg,1.58mmol,1.0当量)の混合溶液に添加した。混合物を80℃で16時間攪拌した後、混合物を水(80mL)中に注ぎ入れ、EA(60mL×2)で抽出した。合せた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮し、結果として得られた粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=1:1〜EA)で精製して、4−(6−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−
イル)−N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(250mg,462.4μmol,収率29.3%)を、黄色固体として得た。
【0140】
工程B:1−クロロエチルカルボニルクロリド(264mg,1.85mmol,4.0当量)を、トルエン(8mL)中の4−(6−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)−N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(250mg,462.4μmol,1.00当量)の溶液に室温で添加し、その後、混合物を、110℃で8時間攪拌した。混合物を濃縮し、残渣をMeOH(8mL)中に溶解した。混合物を80℃に加熱し、12時間攪拌した。混合物を濃縮して、粗生成物N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(200.00mg,粗生成物)を、黄色固体として得たが、それは次工程でそのまま使用された。
【0141】
工程C:パラホルムアルデヒド(200mg,2.2mmol,5.0当量)、オルトチタン酸テトライソプロピル(126mg,443.9μmol,1.0当量)、酢酸(27mg,444μmol,1.0当量)及び4Aのモレキュラーシーブ(300mg,444μmol,1.0当量)を、DCE(8mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(200mg,443.9μmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を25℃で8時間攪拌し、その後、NaBHCN(56mg,887.8μmol,2.0当量)を添加した。混合物を更に25℃で12時間攪拌した。混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、粗生成物を薄層クロマトグラフィー板(DCM/MeOH=10:1)で精製してN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(6−メチル−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(120mg,258.3μmol,収率58.2%)を黄色固体として得た。
【0142】
工程D:BBr(323.6mg,1.3mmol,10.0当量)を、DCM(8mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(60mg,129.2μmol,1.0当量)の溶液に、0℃でゆっくり添加した。混合物を、25℃で16時間攪拌し、混合物をMeOH(15mL)にゆっくり添加し、続いて混合物を濃縮した。粗生成物を調製用HPLC(Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm,0.225%FA−ACN)で精製して5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(3.1mg,6.4μmol,収率5.0%)を得た。
HNMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.99−8.95(m,1H),8.24(s,1H),7.44(d,J=8.1Hz,1H),7.03(d,J=7.8Hz,1H),6.98(s,1H),6.43(s,1H),3.26−3.19(m,4H),3.09−3.05(m,1H),2.84−2.81(m,2H),2.72−2.68(m,2H),2.35(s,3H),1.13−1.03(m,9H).
【0143】
実施例12
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−
カルボキサミド
【化45】
反応スキーム:
【化46】
【0144】
工程A:POCl(6.25g,40.8mmol,1.5当量)を、DMF(60mL)に0℃で添加し、0℃で10分間攪拌した。その後、2,4−ジベンジルオキシ−1−イソプロピルベンゼン(9.0g,27.1mmol,1.0当量)を0℃で添加し、添加後、攪拌を0℃で10分間継続した。温度を15〜25℃に上昇し、10分間攪拌した後、温度を更に100℃に2.5時間攪拌しながら上昇した。反応混合物を15〜25℃に冷却し、氷水(120mL)中に注ぎ入れ、10%NaOAc水溶液の添加により溶液をpH=6に調整し、その後、EA(120mL×3)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−ベンズアルデヒド(9.70g,粗生成物)を、黄色固体として得たが、それは次工程においてそのまま使用された。
【0145】
工程B:NHOH・HCl(3.66g,52.7mmol,2.0当量)を、EtOH(100mL)中に溶解した2,4−ジベンジル−5−イソプロピル−ベンズアルデヒド(9.5g,26.4mmol,1.0当量)の溶液に、15〜25℃で添加し、続いて、DIEA(5.11g,39.5mmol,1.5当量)を添加し、その後、16時間攪拌して温度を80℃まで上昇した。反応混合物を15〜25℃に冷却し、真空中で濃縮して残渣を得た。残渣をEA(80mL)中に溶解して、水(80mL)で洗浄した。
有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜5:1)で精製した。(1E)−2,4−ジベンジル−5−イソプロピル−ベンズアルデヒド オキシム(7.00g,18.6mmol,収率70.7%)を、黄色固体として得た。
【0146】
工程C:NCS(1.28g,9.59mmol,1.2当量)を、DCM(30.00mL)中の(1E)−2,4−ジベンジル−5−イソプロピル−ベンズアルデヒド オキシム(3.00g,7.99mmol,1.0当量)の溶液に、0〜5℃で添加して0〜5℃で2時間攪拌し、その後、更に15〜25℃で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮して、2,4−ジベンジルオキシ−N−ヒドロキシル−5−イソプロピルベンゾイミドイル クロリド(4.0g,粗生成物)を、黄色オイルとして得た。粗生成物は、次工程においてそのまま使用された。
【0147】
工程D:エチル2−プロピオレート(588.60mg,6.00mmol,1.50当量)を、トルエン(15.00mL)中の2,4−ジベンジルオキシ−N−ヒドロキシ−5−イソプロピルベンズイミドイル クロリド(1.64g,4.00mmol,1.0当量)の溶液に、15〜25℃で添加し、続いて、TEA(445.24mg,4.40mmol,1.10当量)を、0.5時間以内に15〜25℃で滴下添加した。添加後、混合物を15〜25℃で0.5時間攪拌し、その後、80℃で3時間攪拌した。反応混合物を15〜25℃に冷却し、水(20mL)中に注ぎ入れ、EA(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を、乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=20:1〜5:1)で精製した。エチル3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)イソキサゾール−5−カルボキシレート(1.20g,粗生成物)を、黄色固体として得た。
【0148】
工程E:エチルアミン(573.6mg,12.7mmol,10.0当量)を、EtOH(10.00mL)中に溶解したエチル3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)イソキサゾール−5−カルボキシレート(600mg,1.27mmol,1.0当量)の溶液に、15〜25℃で添加し、80℃で16時間攪拌した。反応混合物を、15〜25℃に冷却し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜3:1)で精製し、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−5−カルボキサミド(150mg,318.8μmol,収率25.1%)を、黄色固体として得た。
【0149】
工程F:n−ブチルリチウム(2M,132μL,2.5当量)を、THF(2mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−5−カルボキサミド(50mg,106.3μmol,1.0当量)の溶液に、−78℃で添加し、添加後に−78℃で1時間攪拌し、続いて、THF(1mL)中のI(40.5mg,159.4μmol,1.5当量)の溶液を添加し、継続して−78℃で1時間攪拌した。反応溶液を15〜25℃に温め16時間攪拌した。反応混合物を、飽和NHCl水溶液(10mL)中に注ぎ入れ、EA(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用TLC(PE:EA=3:1)で精製して、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−5−カルボキサミド(15mg,25.2μmol,収率23.7%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:597(M+1).
【0150】
工程G:2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(13.7mg,50.3μmol,2.00当量)、水(500.00μL)及び炭酸水素ナトリウム(6.3
4mg,75.5μmol,3.0当量)を、DMF(2.5mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−5−カルボキサミド(15mg,25.15μmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、15〜25℃で添加し、続いて、Pd(PPhCl(3.5mg,5.0μmol,0.2当量)を添加した。混合物を80℃で16時間攪拌した。反応混合物を、15〜25℃に冷却し、水(10mL)中に注ぎ入れ、EA(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を調製用TLC(DCM:メタノール=15:1)で精製した。3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(10.00mg,16.24μmol,収率64.57%)を、黄色固体として得た。
(ESI)M/Z:616(M+1).
【0151】
工程H:DCM中のBCl(1M,324.8μL,20.0当量)の溶液を、DCM(1mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(10mg,16.2μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加し、0℃で2時間攪拌した後、温度を15〜25℃に上げ、1時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、MeOH(2mL)を添加し、0℃で0.5時間攪拌し、その後、更に15〜25℃で0.5時間攪拌した。混合物を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を調製用HPLC(0.225%FA−ACN;Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm)で精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(3.5mg,8.0μmol,収率49.5%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO)δ 8.87(t,J=5.6Hz,1H),7.00−6.98(m,1H),6.95−6.90(m,2H),6.79(s,1H),6.33(s,1H),3.26−3.19(m,2H),3.06−2.98(m,1H),2.69−2.66(m,2H),2.55−2.50(m,4H),2.31(s,3H),1.07(t,J=7.2Hz,3H),1.01(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)m/z:436(M+1).
【0152】
実施例13
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソチアゾール−3−カルボキサミド
【化47】
反応スキーム:
【化48】
【0153】
工程A:NBS(2.21g,12.42mmol,1.12当量)を、DCM(40mL)中の1−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−ベンゼン(2.0g,11.1mmol,1.0当量)の溶液に0℃で添加した。混合物を、0℃で3時間攪拌し、その後、25℃で1時間攪拌した。混合物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1)で精製して、1−ブロモ−5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−ベンゼン(2.77g,10.69mmol,収率96.30%)を、黄色固体として得た。
【0154】
工程B:n−BuLi(2.5M,6.00mL,1.40当量)を、無水THF(100mL)中の1−ブロモ−5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−ベンゼン(2.77g,10.69mmol,1.0当量)の溶液に、−78℃で添加した。混合物を−78℃で1時間攪拌した。その後、無水THF(10mL)中のホウ酸トリイソプロピル(6.03g,32.07mmol,3.0当量)の溶液を、ゆっくり添加し、温度を−78℃に維持した。添加後、反応物質を25℃で4時間攪拌した。混合物を氷水中に注ぎ入れ、1N 塩酸でpHを3〜4に調整した。結果として得られた混合物を、EAで3回抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣をPE中で再結晶して標的化合物(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−ボロン酸(1.60g,7.14mmol,収率66.8%)を、白色固体として得た。MS (ESI)m/z:225.2(M+H).
【0155】
工程C:3−メチルイソキノリン−5−アミン 塩酸塩(8.00g,53.11mmol,1.00当量)を、EA(100mL)に添加し、10% 炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を乾燥し、濃縮して遊離塩基を得、遊離塩基を、リン酸(20mL)中に溶解し、0℃に冷却した。混合物を、硝酸(10mL)中に滴下添加し、続いて、温度
を0〜5℃に維持しながら、飽和亜硝酸ナトリウム水溶液(4.17g,60.4mmol,1.14当量)を滴下添加した。反応混合物を10℃で30分間攪拌し、その後、臭化第一銅(9.50g,66.2mmol,1.25当量)を溶解した48%HBr水溶液(100mL)中に滴下添加し、結果として得られた混合物を、室温で2時間攪拌した。反応溶液を、4N NaOH水溶液及び水(200mL)で、pHを6〜7に調整した。水相をMTBEで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して5−ブロモ−3−メチルイソチアゾール(8.0g,粗生成物)を得たが、これは次工程においてそのまま使用された。
【0156】
工程D:DCE(150mL)中の5−ブロモ−3−メチルイソチアゾール(8.0g,44.9mmol,1.0当量)、NBS(16.0g,89.9mmol,2.0当量)及びAIBN(1.40g,8.53mmol,0.19当量)の混合物を、90℃に加熱し、48時間攪拌しながら、150Wのハロゲンランプ下に設置して照射した。混合物を飽和NaHSO水溶液で洗浄し、DCMで3回抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/DCM=100/0〜1/2)で精製して、標的生成物5−ブロモ−3−(ブロモメチル)イソチアゾール(4.60g,17.9mmol,収率39.8%)を得た。
【0157】
工程E:水(90mL)中の5−ブロモ−3−(ブロモメチル)イソチアゾール(4.10g,15.96mmol,1.0当量)及び炭酸ナトリウム(1.92g,18.11mmol,1.14当量)の混合物を加熱して還流させ、その後、幾つかの小さなバッチにおいて、過マンガン酸カリウム(3.28g,20.76mmol,1.3当量)中に添加した。反応混合物を、還流下で1時間攪拌し、冷却し、ろ過した。ろ液を1N HClで酸性とし、EAで3回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、5−ブロモイソチアゾール−3−カルボン酸(1.26g,6.06mmol,収率38.0%)を、白色固体として得た。
【0158】
工程F:硫酸(0.5mL)を、MeOH(50mL)中の5−ブロモイソチアゾール−3−カルボン酸(1.26g,6.06mmol,1.0当量)の溶液に添加した。反応混合物を、65℃で16時間還流した。混合物を室温に冷却し、飽和NaHCO水溶液でクエンチし、水層をEAで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、メチル5−ブロモイソチアゾール−3−カルボキシレート(1.30g,5.85mmol,収率96.6%)を、黄色オイルとして得た。
【0159】
工程G:メチル5−ブロモイソチアゾール−3−カルボキシレート(1.00g,4.50mmol)、(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−ボロン酸(1.20g,5.36mmol,1.19当量)、Pd(dppf)Cl(340.00mg,464.67μmol,0.10当量)及びKCO(1.29g,9.33mmol,2.07当量)を、DME(30mL)及び水(0.12mL)の混合溶液に添加した。窒素雰囲気下において反応溶液を100℃で16時間攪拌した。混合物を珪藻土を通してろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=6/1〜3/1)で精製して、標的生成物メチル5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソチアゾール−3−カルボキシレート(1.10g,3.42mmol,収率76.1%)を、白色固体として得た。
MS (ESI)m/z:322.1(M+H).
【0160】
工程H:メチル5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソチアゾール−3−カルボキシレート(300mg,933μmol,1.0当量)、NIS(24mg,1.07mmol,1.14当量)及びCAN(55mg,100.3μmol,0.11当量)を、MeCN(20mL)に添加した。混合物を、82℃で16時間攪
拌した。混合物を濃縮した。残渣をDCM中に溶解し、水及び食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣を調製用TLC(PE/EA=3/1)で精製して、メチル 4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソチアゾール−3−カルボキシレート(300mg,670.7μmol,収率71.9%)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)m/z:448.0(M+H).
【0161】
工程I:メチル 4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソチアゾール−3−カルボキシレート(120mg,268.3μmol,1.00当量)、2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトライソキノリン(100mg,366.1μmol,1.36当量)、Pd(PPhCl(30mg,57μmol,0.21当量)及びNaHCO(50mg,595.2μmol,2.22当量)を、ジオキサン(10mL)及びHO(1mL)の混合溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。混合物を80℃で16時間攪拌した。冷却後、混合物を、珪藻土パッドを通して濾過し、ろ液を濃縮した。残渣を調製用TLC(DCM/メタノール=20/1)で精製して、標的生成物メチル5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソチアゾール−3−カルボキシレート(80mg,171.5μmol,収率63.9%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:467.2(M+H).
【0162】
工程J:メチル5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソチアゾール−3−カルボキシレート(80mg,171.5μmol,1.0当量)及びエチルアミン(1mL,15.3mmol,89当量)を、MeOH(10mL)に添加した。混合物を65℃で16時間攪拌した。混合物を真空下で濃縮して、標的生成物N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソチアゾール−3−カルボキサミド(82mg,171μmol,収率99.7%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:480.2(M+H).
【0163】
工程K:BBr(1mL,10.4mmol,62当量)を、DCM(1mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソチアゾール−3−カルボキサミド(80mg,166.8μmol,1.0当量)の溶液に、−78℃で添加した。混合物を25℃で2時間攪拌した。0.1mLの水及び1gの固体のNaHCOを、混合物に添加し、混合物を25℃で10分間攪拌した。混合物をろ過し、残渣を調製用HPLCで精製して、標的生成物5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソチアゾール−3−カルボキサミド(16mg,35.4μmol,収率21.2%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.20(brs,1H),7.06(d,J=7.6Hz,1H),6.94−6.91(m,2H),6.44(s,1H),6.06(brs,1H),3.52(s,2H),3.13−3.07(m,3H),2.82−2.78(m,4H),2.59(brs,2H),2.36(s,3H),1.00(t,J=7.2Hz,3H),0.67(d,J=6.8Hz,6H).MS(ESI)m/z:452.2(M+H).
【0164】
実施例14
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化49】
反応スキーム:
【化50】
【0165】
工程A:LDA(2M,1.0mL,2.0当量)を、無水THF(20mL)中のt−ブチル5−オキソ−1,3,3a,4,6,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−2−カルボキシレート(226mg,1.0mmol,1.0当量)の溶液に、−78℃で添加した。結果として得られた混合物を、−78℃で1時間攪拌し、更に、無水THF(20mL)中のN,N−bis(トリフルオロメタンスルホニル)アニリン(467mg,1.2mmol,1.2当量)の溶液を添加した。その後、混合物を室温まで温め、16時間攪拌した。混合物を濃縮して乾燥し、残渣をDCM中に溶解し、連続して飽和NaHCO水溶液で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、濃縮して、t−ブチル5−(トリフルオロメチルスルホニル)−3,3a,6,6−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[c]ピロール−2−カルボキシレート(360mg,粗生成物)を、茶色オイルとして得たが、これは次工程においてそのまま使用された。
【0166】
工程B:t−ブチル5−(トリフルオロメチルスルホニル)−3,3a,6,6−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[c]ピロール−2−カルボキシレート(350mg,979.43μmol,1.0当量)、N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(440mg,990.3μmol,1.01当量)、Pd(dppf)Cl(140mg,191.3μmol,0.
2当量)及びKCO(280mg,2.03mmol,2.07当量)を、ジオキサン(20mL)及び水(2mL)の混合溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。混合物を80℃で16時間攪拌した。冷却後、混合物を珪藻土を通して濾過し、ろ液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1〜1/1)で精製して、標的生成物t−ブチル5−[3−(エチルカルバモイル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−4−イル]−3,3a,6,6a−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[c]ピロール−2−カルボキシレート(290mg,551.7μmol,収率56.3%)を、オフ・ホワイトの固体として得た。
MS(ESI)m/z:426.2(M−99).
【0167】
工程C:塩酸/エチルエステル(4N,1mL)を、EA(10mL)中のt−ブチル5−[3−(エチルカルバモイル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−4−イル]−3,3a,6,6a−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[c]ピロール−2−カルボキシレート(290mg,551.7μmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を25℃で2時間攪拌した。混合物を濃縮して、標的生成物4−(1,2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)−N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(234mg,549.9μmol,収率99.7%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:426.2(M+H).
【0168】
工程D:ホルムアルデヒド(500μL,18.2mmol,33.00当量)を、DCE(12mL)及びMeOH(4mL)中の4−(1,2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)−N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(234mg,549.9μmol,1.00当量)の混合溶液に添加した。混合物を25℃で16時間攪拌し、その後、NaBH(OAc)(500mg,2.36mmol,4.3当量)を添加し、混合物を更に25℃で2時間攪拌した。反応を飽和NaHCO水溶液でクエンチし、DCMで3回抽出した。合わせた有機相を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮した。残渣を調製用TLC(DCM/メタノール=10/1)で精製して、標的生成物N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(160mg,364.0μmol,収率66.2%)を得た。
MS(ESI)m/z:440.2(M+H).
【0169】
工程E:BBr(1mL,10.4mmol,28.5当量)を、DCM(1mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(160mg,364.0μmol,1.0当量)の溶液に、−78℃で添加した。混合物を25℃で2時間攪拌し、0.1mLの水及び1gのNaHCOを混合物に添加し、結果として得られた混合物を25℃で10分間攪拌した。混合物をろ過し、残液を調製用HPLC(ギ酸システム)で精製して、標的生成物5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,3a,4,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(75.5mg,165.0μmol,収率45.3%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.82(t,J=5.2Hz,1H),8.20(s,1H),6.91(s,1H),6.47(s,1H),5.61(d,J=1.6Hz,1H),3.28−3.23(m,4H),3.11−3.09(
m,1H),2.75(br,1H),2.63−2.59(m,3H),2.31−2.26(m,5H),2.15−2.13(m,1H),1.11(dd,J=7.2,1.6Hz,9H).
MS(ESI)m/z:412.2(M+H).
【0170】
実施例15
4−イソプロピル−6−[4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イソキサゾール−5−イル]ベンゼン−1,3−ジオール
【化51】
反応スキーム:
【化52】
【0171】
工程A:2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(3.66g,8.7mmol,1.3当量)、エチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキシレート(4.00g,6.7mmol,1.0当量)、Pd(PPhCl(470mg,670.0μmol,0.1当量)及びKCO(1.85g,13.4mmol,2.0当量)を、ジオキサン(30mL)及び水(6mL)の混合溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。混合物を、Nの保護下で80℃に加熱し、18時間攪拌した。冷却後、反応混合物を、水(15mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。有機相を飽和食塩水(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、真空下で濃縮して、残渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1〜5/1)で精製して、エチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(2.90g,3.5mmol,収率52.6%,純度75%)を、黄色オイルとして得た。
【0172】
工程B:ヒドラジン水和物(1.20g,24.1mmol,5当量)を、EtOH(30mL)中のエチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(2.90g,4.1mmol,1.0当量)の溶液に添加した。溶液を90℃に加熱し、18時間攪拌した。溶液を真空下で濃縮し、その後、水(20mL)を添加し、混合物をEA(15mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、残渣を得た。残渣をシルカゲルクロマトグラフィー(DCM/メタノール=60/1,10/1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボヒドラジド(1.50g,2.5mmol,収率51.7%)を、黄色固体として得た。
【0173】
工程C:NaOH(149.32mg,3.73mmol,1.50当量)を、THF(4.00mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボヒドラジド(1.50g,2.49mmol,1.00当量)及びアセトアミジン塩酸塩(352.93mg,3.73mmol,1.50当量)の溶液に添加した。溶液を80℃に加熱し、18時間攪拌した。溶液を冷却し、濃縮し、エチレングリコール(4.00mL)を添加した。結果として得られた混合物を120℃に加熱し、2時間攪拌した。混合物を冷却した後、水(10 mL)を添加し、溶液をEA(10mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/メタノール=60/1,1/10)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イソキサゾール(1.10g,1.76mmol,収率70.6%)を、黄色固体として得た。
【0174】
工程D:DCM中のBClの溶液(1M,1.92mL,10.0当量)を、DCM(2.0mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イソキサゾール(120mg,191.77μmol,1.0当量)の溶液に、5分間かけて、0℃で滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃まで温め、2時間攪拌した。混合物を、−78℃に冷却し、MeOH(2mL)をゆっくり添加してクエンチし、飽和NaHCO水溶液を用いてpH=8の塩基性とし、その後、DCM(10mL×3)で抽出した。有機相を合わせ、食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用TLC(DCM/メタノール=5/1)で精製して、4−イソプロピル−6−[4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イソキサゾール−5−イル]ベンゼン−1,3−ジオール(30mg,67.3μmol,収率35.1%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.74(s,1H),9.63(s,1H),7.06−6.95(m,3H),6.86(s,1H),6.44(s,1H),3.17(d,J=5.0Hz,1H),3.06−2.95(m,1H),2.77(brs,4H),2.38(s,3H),0.97(d,J=7.0Hz,7H).
【0175】
実施例16
4−(3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−イル)−6−イソプロピルベンゼン−1,3−ジオール
【化53】
反応スキーム:
【化54】
【0176】
工程A:MeOH(3mL)中のKOH(1.41g,25.1mmol,150当量)の溶液を、MeOH(6mL)中のNHOH・HCl(1.16g,16.74mmol,100当量)の溶液に、0℃で滴下添加した。混合物を、0℃で30分間攪拌し、その後、固体をろ去した。残ったメタノール溶液に、エチル5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−ホルメート(100.00mg,333.38μmol,1.0当量)を添加し、5℃で30分間攪拌した。混合物を、1.2Mの希塩酸でpH4に調整し、減圧下で濃縮し、水を添加し、EA(10mL×3)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物N−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(97mg,330μmol,収率98%)を、白色固体として得たが、それは次工程においてそのまま使用された。
【0177】
工程B:PBr(6.01g,22.2mmol,2.0 当量)を、トルエン(80
mL)中のN−ヒドロキシル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(3.40g,11.1mmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、29℃で一度に添加した。混合物を29℃で10分間攪拌し、その後、110℃に加熱して8時間攪拌した。混合物を29℃に冷却し、その後、飽和NaHCO水溶液(60mL)中に注ぎ入れ、5分間攪拌した。水相をEA(100mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、食塩水(30mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。得られた粗生成物を、 カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1〜5/1)で精製して、5−(イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボニトリル(1.0g,3.67mmol,収率33.1%)を、白色固体として得た。
【0178】
工程C:NIS(1.93g,8.59mmol,1.3当量)及びCAN(362mg,661μmol,0.1当量)を、MeCN(32mL)中の5−(イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボニトリル(1.80g,6.6mmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、28℃で添加した。混合物を、28℃で10分間攪拌し、その後、80℃に加熱して4時間攪拌した。混合物を28℃に冷却し、その後、減圧下で濃縮した。残渣を飽和NaHCO水溶液(50mL)中に注ぎ入れ、5分間攪拌した。水相を酢酸エチル(5mL×3)で抽出し、合わせた有機相を飽和食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。結果として得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1〜10/1)で精製して、4−ヨード−5−(イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−ニトリル(1.30g,3.26mmol,収率49.4%)を、淡黄色固体として得た。
【0179】
工程D:4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソキサゾール−3−ニトリル(2.04g,5.12mmol,0.80当量)、Pd(PPhCl(314.45mg,448.00μmol,0.07当量)及びKCO(1.77g,12.80mmol,2.0当量)を、ジオキサン(30mL)中のt−ブチル6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシレート(2.30g,6.40mmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。混合物を80℃で16時間攪拌した。混合物を水(100mL)中に注ぎ入れ、EA(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=5/1,2/1)で精製して、t−ブチル6−[3−シアノ−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシレート(2.00g,3.97mmol,収率62.1%)を、黒−茶色固体として得た。
【0180】
工程E:ナトリウムメトキシド(2.14g,39.7mmol,10当量)を、MeOH(15mL)中のt−ブチル6−[3−シアノ−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシレート(2.00g,3.97mmol,1.0当量)の溶液に、25℃で添加した。混合物を25℃で2時間攪拌し、その後、塩化アンモニウム(2.12g,39.71mmol,10当量)を添加した。反応混合物を25℃で14時間攪拌した。混合物を水(80mL)中に注ぎ入れ、EA(60mL×2)で抽出し、有機層を合わせ、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=30/1)で精製して、t−ブチル6−[3−ホルムアミジニル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシレート(1.50g,2.88mmol,収率72.6%)を、白色固体として得た。
【0181】
工程F:KCO(265mg,1.92mmol,1.0当量)及び1−ブロモ−2−ブタノン(290mg,1.92mmol,1.0当量)を、EtOH(15mL)中のt−ブチル6−[3−ホルムアミジニル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシレート(1.00g,1.92mmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を80℃で10時間攪拌し、水(80mL)中に注ぎ入れ、EA(60mL×2)で抽出し、有機層を合わせ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=5/1,2/1)で精製して、t−ブチル6−[3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシレート(850 mg,1.48mmol,収率77.3%)を、白色固体として得た。
【0182】
工程G:HCl/MeOH(4M,15.00mL)中のt−ブチル6−[3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−カルボキシレート(600mg,1.05mmol,1.00当量)の混合物を、25℃で30分間攪拌した。混合物を40℃で濃縮して、3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール(50mg,982.2μmol,収率93.6%)を、黄色固体として得た。
【0183】
工程H:パラホルムアルデヒド(476mg,5.29mmol,5.0当量)及びAcOH(63.7mg,1.06mmol,1.0当量)を、MeOH(8mL)中の3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニル)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール(500mg,1.06mmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を25℃で2時間攪拌し、NaBHCN(133mg,2.12mmol,2.0当量)を添加した。反応を25℃で14時間連続的に攪拌し、混合物を水(80mL)中に注ぎ入れ、EA(80mL×2)で抽出し、有機層を合わせ、濃縮して、3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール(450mg,924.8μmol,収率87.2%)を、黄色固体として得た。
【0184】
工程I:BBr(1.54g,6.15mmol,5.0当量)を、DCM(12mL)中の3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール(600mg,1.23mmol,1.0当量)の溶液に、−78℃で添加した。混合物を25℃で16時間攪拌し、MeOH(20mL)をゆっくり添加することによりクエンチした。混合物を濃縮し、残渣を調製用HPLC(ギ酸システム)により精製して、生成物4−[3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−イル]−6−イソプロピル−ベンゼン−1,3−ジオール(262mg,571.4μmol,収率46.5%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 12.55(m,1H),9.65(m,1H),8.16(s,1H),7.07−6.81(brs,5H),6.41(d,1H),3.52−3.50(m,4H),3.11−2.97(m,1H),2.70−2.61(m,4H),2.36(s,3H),1.15(t,J=3.6Hz,
3H),0.96−0.94(m,6H).
【0185】
実施例17
4−(3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−イル)−6−イソプロピルベンゼン−1,3−ジオール
【化55】
反応スキーム:
【化56】
【0186】
工程A:2−ブロモエタノール(137.5mg,1.1mmol,4.0当量)及びKCO(114mg,825.3μmol,3.0当量)を、EtOH(6mL)中の3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール(130mg,275.1μmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を50℃で16時間攪拌し、その後、水(30mL)中に注ぎ入れ、EA(30mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮した。粗生成物を調製用TLC(DCM/MeOH=10:1)で精製して、2−[6−[3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル]エタノール(80mg,154.9μmol,収率56.3%)を、黄色固体として得た。
【0187】
工程B:BBr(387.9mg,1.55mmol,10.0当量)を、DCM(8mL)中の2−[6−[3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル]エタノール(80mg,154.9μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を25℃で16時間攪拌し、MeOH(15mL)を添加することによりクエンチし、混合物を濃縮した。粗生成物を調製用HPLC(Phenomenex Synergi C18 250×21.2mm×4μm,0.05%HCl−ACN)で精製して、4−(3−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−イル)−6−イソプロピルベンゼン−1,3−ジオール(24.5mg,50.2μmol,収率32.4%)を得た

HNMR(300MHz,DMSO−d)δ 11.01(brs,1H),10.05−9.99(m,2H),7.62(s,1H),7.18−7.03(m,3H),6.91(s,1H),6.57(s,1H),4.55−4.34(m,2H),4.30−4.28(m,2H),3.27−3.01(m,7H),2.88−2.82(m,2H),1.23(t,J=4.5Hz,3H),1.00(d,J=6.9Hz,6H).
【0188】
実施例18
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化57】
反応スキーム:
【化58】
【0189】
工程A:トリフルオロ酢酸(18.36g,161.01mmol,15.25当量)を、アセトン(9.48g,163.22mmol,15.46当量)中に溶解したt−ブチル[2−(チオフェン−3−イル)エチル]カルバメート(2.40g,10.56m
mol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃で滴下添加した。添加後、反応混合物を100℃で16時間攪拌した。反応溶液を20℃に冷却し、その後、50℃で濃縮して、7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン(10.05g,粗生成物)を得た。結果として得られた粗生成物を、2M NaOH溶液を用いてpH=10に調整し、アルカリ化後の溶液を、反応の次工程のために使用した。
【0190】
工程B:BocO(2.31g,10.57mmol,1当量)を、テトラヒドロフラン(10mL)中に溶解した7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン(10.05g,粗生成物)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃で滴下添加した。添加後、反応混合物を20℃で20時間攪拌した。反応溶液を20mLの水中に注ぎ入れ、5分間攪拌した。水相を、各10mLの酢酸エチルで3回抽出し、有機相を、各10mLの食塩水で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=400/1〜90/1)で精製して、t−ブチル7,7−ジメチル−4,5−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(7H)−カルバメート(733mg,2.74mmol,収率25.93%)を、黄色オイルとして得た。
【0191】
工程C:NBS(487.67mg,2.74mmol,1当量)を、N,N−ジメチルカルボキサミド(7mL)中に溶解したt−ブチル7,7−ジメチル−4,5−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(7H)−カルバメート(733mg,2.74mmol,1当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃においてバッチで添加した。反応溶液を20℃で1時間反応させた。反応溶液を20mLの水中に注ぎ入れ、5分間攪拌した。水相を、各10mLの酢酸エチルで3回抽出し、有機相を、各10mLの食塩水で3回洗浄した。その後、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、t−ブチル2−ブロモ−7,7−ジメチル−4,5−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(7H)−カルバメート(840mg,2.43mmol,収率88.53%)を、黄色オイルとして得た。
【0192】
工程D:炭酸水素ナトリウム(743.49mg,8.85mmol,3当量)及びPd(PPhCl(414.12mg,590.00μmol,0.20当量)を、ジオキサン(20mL)及び水(4mL)中のt−ブチル2−ブロモ−7,7−ジメチル−4,5−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(7H)−カルバメート(1.02g,2.95mmol,1当量)及び5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.76g,2.95mmol,1当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。反応溶液を90℃で16時間反応させた。反応溶液を室温まで冷却し、その後、濃縮して粗生成物を得た。粗残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=100/1〜3/1)で精製して、t−ブチル2−[5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3−(エチルカルボキサミド)イソキサゾール−4−イル]−7,7−ジメチル−4,5−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(7H)−カルバメート(841.00mg,719.95μmol,収率24.40%,純度63%)を、茶色固体として得た。
【0193】
工程D:HCl/MeOH(4mol/L,8mL,44.50当量)を、メタノール(8mL)中のt−ブチル2−[5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3−(エチルカルボキサミド)イソキサゾール−4−イル]−7,7−ジメチル−4,5−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(7H)−カルバメート(84
0mg,719.09μmol,1当量)の溶液に、20℃で滴下添加した。反応溶液を20℃で15時間攪拌した。反応溶液を濃縮して粗生成物を得、その後、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=1/0〜10/1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(442.00mg,695.18μmol,収率96.67%)を、薄茶色固体として得た。
【0194】
工程E:三塩化ホウ素(1mol/L,4.72mL,10当量)を、無水ジクロロメタン(20mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(300mg,471.84μmol,1当量)の溶液に、窒素ガスの雰囲気下、0℃でゆっくり滴下添加した。反応溶液を0℃で1時間反応させ、その後、0.5時間で20℃に温めた。反応が完結した後、反応溶液を、0℃に冷却し、メタノール(30mL)をゆっくり滴下添加し、続いて、0.5時間攪拌した。有機相を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をプレ−HPLC(Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm,0.225%FA−ACN)で精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−4−(7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−2−イル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(150.00mg,311.43μmol,収率66.0%)を、白色固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 8.94(t,J=5.5Hz,1H),8.28(s,1H),6.90(s,1H),6.82(s,1H),6.50(s,1H),3.31−3.24(m,2H),3.09−3.03(m,3H),2.56−2.54(m,2H),1.38(s,6H),1.11(t,J=7.2Hz,3H),1.04(d,J=7Hz,6H).
【0195】
実施例19
5−(2,4−ヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化59】
反応スキーム:
【化60】
【0196】
工程A:アンモニアガス(1.37g,80.32mmol,8当量)を、メタノール(50mL)中の1−メチル−3,5−ジニトロ−ピリジン−2−オン(2g,10.04mmol,1当量)及びt−ブチル4−ピペリドン−1−カルボキシレートの溶液に、室温で添加した。反応溶液を密閉タンク内で、120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(PE/EA=10/1〜3/1)で精製して、t−ブチル3−ニトロ−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(1.9g,6.8mmol,収率67.76%)を、灰−白色固体として得た。
【0197】
工程B:Pd/C(1.00g)を、メタノール(100mL)中のt−ブチル3−ニトロ−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(3g,10.74mmol,1当量)の溶液に、水素ガスの雰囲気下(40Psi)、室温で添加した。反応溶液を室温で16時間攪拌した。反応が完結した後、反応溶液をろ過し、濃縮して、t−ブチル3−アミノ−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(2.5g,10.03mmol,収率93.37%)を、白色固体として得た。
【0198】
工程C:CuBr(402.03mg,1.8mmol,1.5当量)を、アセトニトリル(6mL)中のt−ブチル3−アミノ−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(300mg,1.2mmol,1当量)の溶液に、室温で添加し、続いて、t−ブチルニトリル(148.49mg,1.44mmol,1.2当量)を、0−5℃で滴下添加して、1時間反応させた。温度を室温まで上昇させ、15時間攪拌した。反応溶液を水(20mL)中に注ぎ入れ、ろ過し、各20mLの酢酸エチルで3回抽出した。有機相を、各30mLの水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーカラム(PE/EA=10/1〜3/1)で精製して、t−ブチル3−ブロモ−7,8−ジヒド
ロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(180mg,534.5μmol,収率44.54%,純度93%)を、無色で透明なオイルとして得た。
【0199】
工程D:ビス(ピナコラト)ジボロン(194.60mg,766.31μmol,1.50当量)及びKOAc(150.41mg,1.53mmol,3当量)を、ジオキサン(3mL)中のt−ブチル3−ブロモ−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(160mg,510.87μmol,1当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加し、続いて、触媒Pd(dppf)ClCHCl(74.76mg,102.17μmol,0.20当量)を添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、100℃に加熱し、16時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮して粗生成物を得たが、それは次工程でそのまま使用された。
【0200】
工程E:NaHCO3(63.38mg,754.46μmol,3.00当量)、H2O(1mL)及びPd(PPh32Cl2(35.30mg,50.30μmol,0.2当量)を、ジオキサン(5mL)中のt−ブチル3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(181.20mg,502.98μmol,2.00当量)及びN−エチル−4−ヨード−5−(5−イソプロピル−2,4−ジメトキシフェニ
ル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(150.00mg,251.49μmol,1.00当量)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、90℃に加熱し、16時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル,ジクロロメタン/エタノール=30/1,1/15)で精製して、t−ブチル3−[5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3−(エチルカルボキサミド)イソキサゾール−4−イル]−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(90.00mg,粗生成物)を、黄色固体として得た。
【0201】
工程F:HCl/MeOH(4mol/L,2.00mL,62.4当量)を、メタノール(2mL)中のt−ブチル3−[5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3−(エチルカルボキサミド)イソキサゾール−4−イル]−7,8−ジヒドロ−5H−1,6−ナフチリジン−6−カルボキシレート(90mg,128.05μmol,1当量)の溶液に、20℃で滴下添加した。反応溶液を室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下で濃縮して、粗生成物を得、粗生成物をジクロロメタン(10mL)中に室温で溶解し、その後、炭酸水素ナトリウム(1g)を添加した。混合物を室温で1時間攪拌し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をTLC大判プレート(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で分離及び精製して、5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(50.00mg,82.96μmol,収率64.79%)を、黄色固体として得た。
【0202】
工程G:水中のホルムアルデヒド溶液(62.28mg,829.6μmol,10当量)を、メタノール(5mL)中の5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(50.00mg,82.96μmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃で滴下添加した。反応溶液を室温で10分間攪拌し、その後、NaBH3CN(15.64mg,248.88μmol,3.00当量)を室温で添加して、50分間攪拌した。反応溶液を直接濃縮して粗生成物を得、粗生成物をTLC大判プレート(ジクロロメタン/メタノール=10/1)で分離及び精製して、5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(40.00mg,64.86μmol,収率78.18%)を、白色固体として得た。
【0203】
工程H:三塩化ホウ素(1mol/L,0.648mL,10当量)を、無水ジクロロメタン(2.5mL)中の5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(40mg,64.86μmol,1当量)の溶液に、窒素雰囲気下、0℃でゆっくり滴下添加した。反応溶液を0℃で1時間反応させ、その後、20℃に温め、14時間反応させた。反応が完結した後、反応溶液を0℃に冷却し、メタノール(1mL)をゆっくり滴下添加し、続いて、0.5時間攪拌した。有機相を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をプレ−HPLC(Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm,0.225%FA−ACN)で精製して、5−(2,4−ヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−3−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド ホルメート(18mg,37.3μmol,収率57.00%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO):δ 8.88(t,J=5.6Hz,1H),8.12(d,J=1.6Hz,1H),7.32(d,J=1.6Hz,1H),6.91(s,1H),6.41(s,1H),3.42(s,2H),3.27−3.19(m,2H),3.07−2.99(m,1H),2.85(t,J=6.0Hz,2H),2.67(t,J=6.0Hz,2H),2.34(s,3H),1.10(t,J=7.2Hz,3H),1.01(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)m/z:437(M+1).
【0204】
実施例20:
4−イソプロピル−6−(4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)イソキサゾール−5−イル)ベンゼン−1,3−ジオール
【化61】
反応スキーム:
【化62】
【0205】
工程A:ビス(ピナコラト)ジボロン(1.68g,6.63mmol,1.5当量)及びKOAc(1.30g,13.26mmol,3.0当量)を、ジオキサン(10mL)中の6−ブロモ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.00g,4.42mmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加し、続いて、触媒Pd(dppf)Cl(323.41mg,442.00μmol)を添加した。混合物を90℃に加熱し、2時間攪拌した。混合物を、珪藻土を通してろ過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1/1〜0/1)で精製して、2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.0g,3.66mmol,収率82.82%)を、黄色オイルとして得た。
【0206】
工程B:CAN(232.52mg,549μmol,0.10当量)及びNIS(2.83g,8.48mmol,2.00当量)を、MeCN(25mL)中のエチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキシレート(2.00g,4.24mmol,1.0当量)の溶液に、Nの保護下、室温で添加した。混合物を、80℃に加熱し、16時間攪拌した。混合物を、室温まで冷却し、水(40mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(40mL×3)で抽出した。合わせた有機相を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、メチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキシレート(2.00g,3.35mmol,収率78.95%)を、黄色固体として得た。
【0207】
工程C:NaHCO(632.60mg,7.53mmol,3.0当量)、HO(3.00mL)及びPd(PPhCl(176.18mg,251.00mmol,0.10当量)を、ジオキサン(15mL)中の2−メチル−6−(4,4,5,5
−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(6.15g,13.5mmol)及びエチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキシレート(1.50g,2.51mmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を、90℃に加熱して1.5時間攪拌した。混合物を、珪藻土を通してろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製して、エチル 5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルベンゼン−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(600mg,972.86μmol,収率38.76%)を、黄色固体として得たが、それは次工程においてそのまま使用された。
MS(ESI)M/Z:617.2(M+1).
【0208】
工程D:リチウムテトラヒドロアルミネート(153.83mg,4.05mmol,5.0当量)を、テトラヒドロフラン(2.0mL)中のエチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルベンゼン−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレート(500.00mg,810.71μmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、−20℃で添加した。混合物を−20℃に冷却して0.5時間攪拌した。15% NaOH溶液(0.3mL)を混合物に滴下添加し、その後、混合物をろ過して有機相を得た。有機相を減圧下で濃縮した。残渣を調製用−TLC(ジクロロメタン/mエタノール=10/1)で精製して、(5−(2,4−ジベンジルオキシ)−5−イソプロピルベンゼン)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−メタノール(300mg,522.00μmol,収率64.39%)を、黄色固体として得たが、それは次工程でそのまま使用された。
MS(ESI)M/Z:575.2(M+1).
【0209】
工程E:デス・マーチン(221.40mg,522.00μmol,1.5当量)を、ジクロロメタン(5.0mL)中の(5−(2,4−ジベンジルオキシ)−5−イソプロピルベンゼン)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−メタノール(200.00mg,348.00μmol,1.0当量)の溶液に、Nの保護下、5℃で添加した。混合物を5℃で1時間攪拌した。飽和NaHCO溶液(1.0mL)及び飽和NaSO水溶液(1.0mL)を混合物に添加して5分間攪拌した。15mLの水を添加して希釈し、水相をジクロロメタン(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。(5−(2,4−ジベンジルオキシ)−5−イソプロピルベンゼン)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルバルデヒド(200mg,粗生成物)を、黄色固体として得た。MS(ESI)M/Z:573.2(M+1).
【0210】
工程F:炭酸セシウム(5.69mg,17.465μmol,0.05当量)及びトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(60mg,419μmol,1.2当量)を、テトラヒドロフラン(5.0mL)中の(5−(2,4−ジベンジルオキシ)−5−イソプロピルベンゼン)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルバルデヒド(200.00mg,349.23μmol,1.0当量)の溶液に、Nの保護下、5℃で添加した。混合物を5℃で4時間攪拌した。テトラ−ブチルアンモニウムフルオリド(136.96mg,523.85μmol,1.50当量)を、混合物に5℃で添加して12時間攪拌した。混合物を水(15mL)中に注ぎ入れ、水相をジクロロメタン(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣を薄層クロマ
トグラフィー(DCM/MeOH=8/1)で精製して、1−(5−(2,4−ジベンジルオキシ)−5−イソプロピルベンゼン)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(100.0mg,155.59mmol,収率44.55%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:643.2(M+1).
【0211】
工程G:1mol/LのBCl・DCM(2mL)を、DCM(8mL)中の1−(5−(2,4−ジベンジルオキシ)−5−イソプロピルベンゼン)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−イル)−2,2,2,2−トリフルオロエタノール(100.00mg,155.59μmol,1.0当量)の溶液に、−20℃で添加した。混合物を−20℃で1時間攪拌し、1mLのMeOHの添加によりクエンチし、真空中で濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を薄層クロマトグラフィー(DCM/MeOH=8/1)で2回精製して、4−イソプロピル−6−(4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)イソキサゾール−5−イル)ベンゼン−1,3−ジオール(20.10mg,収率27.93%)を得た。
H NMR B000139948 EW2407−16−P1A(400MHz,DMSO−d):δ 9.77(s,1H),9.65(s,1H),7.28(d,J=7.2Hz,1H),7.05−7.15(m,3H),6.82(s,1H),6.42(s,1H),5.15(t,J=7.2Hz,2H),3.87(brs,2H),2.85−3.05(m,5H),2.59(s,3H),0.95(d,J=6.8Hz,9H).
MS(ESI)m/z:623(M+1)
【0212】
実施例21
N−シアノ−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミジン
【化63】
反応スキーム:
【化64】
【0213】
工程A:2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(372mg,818μmol,1.5当量)、水(900.00μL)及び炭酸水素ナトリウム(224mg,2.7mmol,4.9当量)を、ジオキサン(4.5mL)中の5−(2,4−ジヒド
ロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボニトリル(300mg,545μmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、15−25℃で添加し、続いて、Pd(PPhCl(77mg,109μmol,0.2当量)を添加した。混合物を90℃で15時間攪拌した。反応混合物を15−25℃に冷却し、水(50mL)中に注ぎ入れ、EA(50mL×L)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(DCM:メタノール=20:1)で精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボニトリル(306mg,376μmol,収率70%)を、黄色固体として得た。
(ESI)M/Z:570(M+1).
【0214】
工程B:NaHCO(221mg,2.6mmol,10.0当量)を、MeOH(4mL)中の5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボニトリル(150mg,263μmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を40℃で6.5時間攪拌した。続いて、アミノニトリル(221mg,5mmol,20.0当量)を添加して40℃で4時間攪拌した。反応溶液を水(20mL)中に注ぎ入れ、EA(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を調製用TLC(DCM/MeOH=15:1)で精製して、N−シアノ−5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミジン(125mg,204μmol,収率77%)を、白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:612(M+1).
【0215】
工程C:DCM中のBClの溶液(1M,1.3mL,10.0当量)を、DCM(6mL)中のN−シアノ−5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミジン(78mg,127μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。0℃で2時間攪拌した後、温度を15−25℃に上昇させて1時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、MeOH(3mL)を添加し、続いて、0℃で0.5時間攪拌し、15−25℃で更に0.5時間攪拌した。混合物を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を調製用HPLC(0.225%FA−ACN;Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm)で精製して、N−シアノ−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミジン(17mg,39μmol,収率30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 8.26(s,1H),7.05−6.83(m,4H),6.44(s,1H),3.02−2.98(m,1H),2.72−2.55(m,6H),2.33(s,1H),0.96(d,J=6.5Hz,6H).
MS(ESI)m/z:432(M+1).
【0216】
実施例22
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化65】
反応スキーム:
【化66】
【0217】
工程A:酢酸(1.4g,23.6mmol,1.0当量)及びNaBH(OAc)(10.0g,47.2mmol,2.0当量)を、DCM(40.0mL)中の2−(チオフェン−2−イル)エチルアミン(3.0g,23.6mmol,1.00当量)及びエチル 2−カルバルデヒド ホルメート(4.8g,23.6mmol,1.00当量)の溶液に、15−25℃で添加した。混合物を25℃で16時間攪拌した。反応混合物を水(60mL)中に注ぎ入れ、EA(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、エチル2−((2−(チオフェン−2−イル)エチル)アミノ)アセテート(5.0g,粗生成物)を得たが、それは次工程においてそのまま使用された。
【0218】
工程B:クロロギ酸エチル(1.6g,15.0mmol,1.00当量)を、THF(40.0mL)中のエチル2−((2−(チオフェン−2−イル)エチル)アミノ)アセ
テート(3.2g,15.0mmol,1.00当量)及びNaHCO(3.8g,45.0mmol,3.00当量)の溶液に、0℃で滴下添加した。混合物を25℃で16時間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液(80mL)中に注ぎ入れ、EA(60mL×L)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜1:1)で精製して、エチル2−((エトキシホルミル)(2−(チオフェン−2−イル)エチル)アミノ)アセテート(2.9g,10.2mmol,収率68%)を、黄色オイルとして得た。
【0219】
工程C:NaOH/HO(20.3mL,20.4mmol,2.00当量,1M)を、EtOH(20.0mL)中のエチル2−((エトキシホルミル)(2−(チオフェン−2−イル)エチル)アミノ)アセテート(2.9g,10.2mmol,1.00当量)の溶液に、0℃で滴下添加した。混合物を25℃で16時間攪拌した。反応混合物を水(80mL)中に注ぎ入れ、1Mの塩化水素水溶液で、pH=1に調整し、EA(80mL×L)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、2−((エトキシホルミル)(2−(チオフェン−2−イル)エチル)アミノ)酢酸(2.0g,粗生成物)を、白色固体として得た。
【0220】
工程D:DMF(14mg,195μmol,0.05当量)及び(COCl)(987mL,7.8mmol,2.00当量)を、DCM(15.0mL)中の2−((エトキシホルミル)(2−(チオフェン−2−イル)エチル)アミノ)酢酸(1.0g,3.9mmol,1.00当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を25℃で16時間攪拌した。反応混合物を濃縮して、エチル (2−クロロ−2−エトキシ)(2−(チオフェン−2−イル)エチル)カルバメート(1.1g,粗生成物)を、黄色オイルとして得た。
【0221】
工程E:AlCl(5.8g,43mmol,2.5当量)を、DCM(50.0mL)中のエチル(2−クロロ−2−エトキシ)(2−(チオフェン−2−イル)エチル)カルバメート(4.8g,17mmol,1.00当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を25℃で1時間攪拌した。反応混合物に、EtOH(5.0mL)を添加し、反応混合物を氷中に注ぎ入れ、1時間攪拌した。混合物をDCM(60mL×L)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜1:1)で精製して、エチル 4−オキソ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(1.1g,4.6mmol,収率26%)を、黄色オイルとして得た。
【0222】
工程F:ボラン/2−メチルプロパン−2−アミン(2.6g,30mmol,6.0当量)を、DCM(20.0mL)中のAlCl(2.0g,15mmol,3.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を0℃で5分間攪拌し、続けて、DCM(10.0mL)中のエチル4−オキソ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(1.2g,5.0mmol,1.0当量)の溶液を添加した。反応混合物を25℃で12時間攪拌した。反応混合物をHCl水溶液(60mL,1M)中に注ぎ入れ、混合溶液をDCM(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜5:1)で精製して、エチル7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(700mg,3.1mmol,収率62%)を、黄色オイルとして得た。
【0223】
工程G:TMSI(12.4g,62mmol,20.0当量)を、CHCl(15.0mL)中のエチル7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(700mg,3.1mmol,1.00当量)の溶液に、25℃で添加
した。混合物を80℃で12時間攪拌した。反応混合物に、NaOH(10.0mL,2M)を添加し、飽和NaHCO水溶液(100 mL)中に注ぎ入れ、混合溶液をDCM(60mL×L)で抽出した。合わせた有機層を、無水NaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮して、生成物5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン(550mg,粗生成物)を、黄色固体として得た。
【0224】
工程H:EtN(1.1g,11mmol,3.0当量)及びBocO(1.2g,5.4mmol,1.5当量)を、DCM(10.0mL)中の5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン(550mg,3.6mmol,1.00当量)の溶液に、25℃で添加した。混合物を25℃で12時間攪拌した。反応混合物を水(60mL)中に注ぎ入れ、混合溶液をDCM(60mL×2)で抽出し、合わせた有機層を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1)で精製して、生成物t−ブチル7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(500mg,2.0mmol,収率55%)を、黄色オイルとして得た。
【0225】
工程I:NBS(245mg,1.4mmol,0.7当量)を、MeCN(5.0mL)中のt−ブチル7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(500mg,2.0mmol,1.00当量)の溶液に、25℃で添加した。混合物を25℃で2時間攪拌した。反応混合物を、飽和NaHSO水溶液(30mL)中に注ぎ入れ、混合溶液をDCM(30mL×L)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜6:1)で精製して、生成物t−ブチル2−ブロモ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(470mg,1.4mmol,収率72%)を、黄色オイルとして得た。
【0226】
工程J:Pd(PPhCl(88mg,126μmol,0.10当量)及びNaHCO(212mg,2.5mmol,2.00当量)を、ジオキサン(20.00mL)及び水(4.00mL)中のN−エチル−5−(5−イソプロピル−2,4−ジベンジルオキシ−フェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.1g,1.8mmol,1.40当量)及びt−ブチル2−ブロモ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメート(420mg,1.3mmol)の混合溶液に、窒素ガスの存在下で添加した。混合物を80℃で12時間攪拌した。混合物を冷却し、その後、水(100mL)中に注ぎ入れ、EA(80mL×L)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1〜3/1)で精製して、t−ブチル2−(5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3−(エチルホルマミル)イソキサゾール−4−イル)−4,5,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−d]アゼピン−ホルメート(800mg,1.1mmol,収率88.0%)を、黄色固体として得た。
【0227】
工程K:HCl/MeOH(4M,10.00mL)を、MeOH(10.00mL)中のt−ブチル2−(5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3−(エチルホルマミル)イソキサゾール−4−イル)−4,5,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−d]アゼピン−ホルメート(880mg,1.2mmol,1.00当量)の溶液に添加し、25℃で1時間攪拌した。混合物を40℃で濃縮して、生成物5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−2−イル)イソキサゾール−3−ホルメート(800mg,1.2μmol,収率99%)を、黄色固体として得た。
【0228】
工程L:パラホルムアルデヒド(7.93g,98mmol,83.5当量)及びAcOH(70mg,1.2mmol,1.0当量)を、MeOH(15mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(730mg,1.2mmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を25℃で2時間攪拌し、その後、NaBHCN(147mg,2.3mmol,2.0当量)を添加した。反応を更に25℃で12時間攪拌した。混合物を水(80mL)中に注ぎ入れ、EA(80mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、濃縮して、組成生物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1,0/1)で精製して、生成物5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−4,5,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−d]アゼピン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(340mg,535μmol,収率46%)を、黄色固体として得た。
【0229】
工程M:DCM中のBClの溶液(1M,0.8mL,5.0当量)を、DCM(8mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−4,5,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−d]アゼピン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(100mg,157μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。0℃で2時間攪拌した後、温度を15−25℃に上昇させて1時間攪拌した。反応混合物を、0℃に冷却し、MeOH(3mL)を添加し、続いて、0℃で0.5時間攪拌し、15−25℃で更に0.5時間攪拌した。混合物を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を調製用HPLC(0.225%FA−ACN;Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm)で精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(6−メチル−4,5,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−d]アゼピン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(20mg,44μmol,収率28%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d):δ 11.05(m,1H),9.92(s,1H),9.81(s,1H),8.97−8.94(m,1H),6.92−6.90(m,2H),6.52(s,1H),6.43(s,1H),3.48−3.36(m,2H),3.28−3.23(m,3H),3.08−3.03(m,1H),2.82−2.81(m,3H),1.13−1.05(m,9H).
MS(ESI)m/z:456(M+1).
【0230】
実施例23
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化67】
反応スキーム:
【化68】
【0231】
工程A:テトラヒドロフラン(120mL)中のピロール(6.00g,89.43mmol,1.00当量)の溶液を、テトラヒドロフラン(36mL)中の2,2,2−トリクロロアセチルクロリド(19.51g,107.32mmol,1.20当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃でゆっくり滴下添加した。反応溶液を25℃で5分間攪拌し、その後、67℃に温めて2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(50mL)中の炭酸水素ナトリウム(10g)の溶液を、反応溶液にゆっくり滴下添加した。水相を酢酸エチルで3回(各50mL)抽出した。有機相を合わせ、水(80mL)で3回洗浄し、飽和食塩水(40mL)で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、2,2,2−トリクロロ−1−(1H−ピロール−2−イル)エタノン(18.00g,84.72mmol,収率94.74%)を得た。
【0232】
工程B:一塩化ヨウ素(16.81g,103.55mmol,1.00当量)を、ジクロロメタン(250mL)中の2,2,2−トリクロロ−1−(1H−ピロール−2−イル)エタノン(22.00g,103.55mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃で滴下添加し、反応溶液を20℃で5時間攪拌した。反応溶液を10% KCO溶液(100mL)で洗浄し、ジクロロメタン(300mL)で3回抽出した。有機相を合わせ、水(50mL)、1mol/L チオ硫酸ナトリウム(100mL)及び飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、2,2,2−トリクロロ−1−(4−ヨード−1H−ピロール−2−イル)エタノン(33.00g,97.53mmol,収率94.19%)を、白色固体として得た。
【0233】
工程C:メタノール(50mL)中のナトリウムエトキシド(6.63g)の溶液を、メタノール(200mL)中の2,2,2−トリクロロ−1−(4−ヨード−1H−ピロール−2−イル)エタノン(34.60g,102.26mmol,1.0当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で滴下添加した。反応溶液を25℃で2時間反応させた。反応が完結した後、反応溶液を水(150mL)中に注ぎ入れ、水相を酢酸エチル(600mL)で3回抽出した。有機相を合わせ、飽和食塩水(200mL)で2回洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、メチル4−ヨード−1H−ピロール−2−カルボン酸 メチルエステル(24.00g,95.61mmol,収率93.50%)を、灰−白色固体として得た。
【0234】
工程D:水酸化カリウム(14.08g,250.95mmol,7.00当量)を、ジメチルスルホキシド(80mL)中のメチル4−ヨード−1H−ピロール−2−カルボン酸 メチルエステル(9.00g,35.85mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃で添加した。反応溶液を20℃で3時間反応させ、その後、ジブロモエタン(53.88g,286.80mmol,8.00当量)を、反応溶液に滴下添加した。反応溶液を20℃で10時間反応させた。反応が完結した後、反応溶液を水(100mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(450mL)で3回抽出した。有機相を合わせ、水(150mL)で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=30/1〜20/1)で精製して、メチル1−(2−ブロモエチル)−4−ヨード−1H−ピロール−2−カルボキシレート(9.50g,26.54mmol,収率74.03%)を、黄色オイルとして得た。
【0235】
工程E:アンモニア水(14.56g,124.55mmol,11.15当量)を、エタノール(20mL)中のメチル1−(2−ブロモエチル)−4−ヨード−1H−ピロール−2−カルボキシレート(4.00g,11.17mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃で滴下添加した。反応溶液を20℃で1時間攪拌した。その後、反応溶液を78℃に温めて12時間攪拌した。反応が完結した後、反応溶液を減圧下で濃縮し、粗生成物を水(20mL)で希釈し、その後、酢酸エチル(150mL)で3回抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(40mL)で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=10/1)で精製して、7−ヨード−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1(2H)−オン(1.00g,3.82mmol,収率34.16%)を、白色固体として得た。
【0236】
工程F:BH−MeS(10M,7.25mL,10.00当量)を、テトラヒドロフラン(40mL)中の7−ヨード−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1(2H)−オン(1.90g,7.25mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、0℃で滴下添加した。反応溶液を0℃で30分間攪拌し、その後、20℃に温めて1時間攪拌した。温度を最終的に67℃に上げて12時間攪拌した。反応が完結した後、反応溶液を0℃に冷却し、メタノール(5mL)でクエンチし、その後、67℃で4時間還流した。反応溶液を減圧下で濃縮して、7−ヨード−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(1.80g,粗生成物)を、黄色固体として得た。
【0237】
工程G:トリエチルアミン(3.67g,36.30mmol,5.0当量)及び(Boc)O(3.17g,14.52mmol,2.00当量)を、テトラヒドロフラン(20mL)中の7−ヨード−1,2,3,4−テトラヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(1.80g,7.26mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、20℃で添加した。反応溶液を20℃で2時間攪拌した。反応が完結した後、反応溶液を水(30mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(150mL)で3回抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(20mL)で2回洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=20/1〜10/1)で精製して、t−ブチル7−ヨード−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−ホルメート(800.00mg,2.30mmol,収率31.65%)を、黄色オイルとして得た。
【0238】
工程H:この実施例の表題化合物を、実施例22における工程J、K、L及びMの順番に従って調製したが、ここで、工程Jにおけるt−ブチル2−ブロモ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメートを、t−ブチル7−ヨード−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−ホルメートに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d):δ 1.01−1.15(m,9H);2.29(s,3H);2.64(t,J=5.40Hz,2H);3.19−3.30(m,5H);3.83(t,J=5.46Hz,2H);5.61(s,1H);6.47(s,1H);6.69(d,J=1.51Hz,1H);6.90(s,1H);8.79(t,J=5.52Hz,1H);9.56(s,1H);9.70(s,1H).
m/z:425.1[M+1].
【0239】
実施例24
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(5−イソブチル−1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化69】
反応スキーム:
【化70】
【0240】
工程A:DIPEA(7.42g,57.37mmol,2.50当量)及び(Boc)O(12.52g,57.37mmol,2.50当量)を、メタノール(50.00mL)中に溶解した4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリ
ジン(4.5g,22.95mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。添加後、反応混合物25℃で18時間攪拌した。反応溶液を水(20mL)で希釈し、その後、酢酸エチル(20mL×L)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=2:1)で精製して、生成物ビス−t−ブチル6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1,5(4H)−ジホルメート(5.4g,16.70mmol,収率72.76%)を、白色固体として得た。
【0241】
工程B:1mol/L NaOH(20mL)を、メタノール(40.00mL)中に溶解したビス−t−ブチル6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−1,5(4H)−ジホルメート(5.40g,16.70mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。添加後、反応混合物を25℃で1時間攪拌した。反応溶液を、水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×L)で抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。生成物t−ブチル1,4,6,7−テトラヒドロ−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメート(3.30g,14.78mmol,収率88.50%)を、黄色固体として得た。
【0242】
工程C:NIS(4.99g,22.17mmol,1.50当量)を、テトラヒドロフラン(30.00mL)中に溶解した1,4,6,7−テトラヒドロ−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメート(3.30g,14.78mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、10℃で添加した。添加後、混合溶液を10℃で1時間攪拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)で希釈し、その後、酢酸エチル(15mL×L)で抽出した。合わせた有機相を水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。生成物t−ブチル2−ヨード−1,4,6,7−テトラヒドロ−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメート(4.30g,12.31mmol,収率83.32%)を、黄色固体として得た。
【0243】
工程D:水素化ナトリウム(34.37mg,859.18μmol,2.00当量)及びヨウ化メチル(630.00mg,4.44mmol,10.33当量)を、テトラヒドロフラン(3.00mL)中に溶解したt−ブチル2−ヨード−1,4,6,7−テトラヒドロ−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメート(150mg,429.59mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、10℃で添加した。添加後、反応混合物を10℃で16時間攪拌した。反応溶液を水(20mL)で希釈し、その後、酢酸エチル(20mL×L)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。生成物t−ブチル2−ヨード−1−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメート(150.00mg,粗生成物)を、黄色固体として得た。粗生成物は、次工程においてそのまま使用された。
MS(ESI)M/Z:363.9(M+1).
【0244】
工程E:この実施例の表題化合物を、実施例22における工程J、K、L及びMの順番に従って調製したが、ここで、工程Jにおけるt−ブチル2−ブロモ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメートを、t−ブチル2−ヨード−1−メチル−6,7−ジヒドロ−4H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−ホルメートに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.26(brs,2H),9.96(s,1H),9.96−10.03(m,1H),6.87(s,1H),6.48(s,1H),3.23−3.26(m,2H),3.15−3.23(m,5H),3.00(t,J=6.8Hz,1H),2.60−2.70(m,2H),2.50−2.55(m,2H),2.20−2.35(m,2H),1.75−1.90(brs,1H),1.08(t,J=7.2Hz,1H),0.99(d,J=3.6Hz,6H
),0.83(d,J=3.6Hz,6H).
m/z:482[M+1].
【0245】
実施例25
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化71】
反応スキーム:
【化72】
【0246】
工程A:NaN(1.06g,16mmol)を、メタンスルホン酸(20.00mL)中の6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン(2.25g,10mmol)の溶液に、バッチにおいて、0℃で0.5時間かけてゆっくり添加した。反応混合物を0℃で3.5時間攪拌し、その後、反応混合物を25℃で更に16時間攪拌した。その後、混合物を、飽和NaHCO水溶液(100mL)にゆっくり滴下添加し、続いて、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=50/1〜20/1)で精製して、7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−3−ベンゾ[d]アゼピン−2(3H)−オン(800mg,収率33%)を、黄色固体として得た。
【0247】
工程B:BH−MeS(3.3mL,10M)を、THF(8.00mL)中の7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−3−ベンゾ[d]アゼピン−2(3H)−オン(800mg,3.3mmol)の溶液に、0℃で滴下添加した。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、25℃で3時間攪拌し、その後、反応混合物を70℃で更に16時間攪拌した。そ
の後、混合物を0℃に冷却し、MeOH(4mL)を、反応溶液に、0℃でゆっくり滴下添加し、25℃で0.5時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、粗生成物7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾ[d]アゼピン(800mg,粗生成物)を、黄色オイルとして得た。
【0248】
工程C:TEA(1.07g,10.6mmol)を、THF(16.00mL)中の7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾ[d]アゼピン(800 mg,3.54mmol)の溶液に、25℃で添加し、続いて、BocO(1.16g,10.6mmol)を添加した。反応混合物を25℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=30/1〜10/1)で精製して、t−ブチル7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−3(2H)−ホルメート(500mg,収率43%)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)m/z:270,272(M−56+1).
【0249】
工程D:この実施例の表題化合物を、実施例22における工程J、K、L及びMの順番に従って調製したが、ここで、工程Jにおけるt−ブチル2−ブロモ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメートを、t−ブチル7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−3(2H)ホルメートに置換えたが、生成物は白色固体であった。
HNMR(400MHz,DMSO):δ 8.82(t,J=5.6Hz,1H),7.04(d,J=8.0Hz,1H),7.01(s,1H),7.04(dd,J=1.6,8.0Hz,1H),6.76(s,1H),6.42(s,1H),3.25−3.18(m,2H),3.02−2.94(m,1H),2.86−2.76(m,2H),2.76−2.66(m,2H),2.49−2.40(m,4H),2.26(s,3H),1.07(t,J=7.2Hz,3H),0.94(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)m/z:450(M+1).
【0250】
実施例26
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化73】
反応スキーム:
【化74】
【0251】
工程A:NaN(1.06g,16mmol)を、メタンスルホン酸(20.00mL)中の6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン(2.25g,10mmol)の溶液に、0℃で0.5時間かけてゆっくりバッチで添加した。反応混合物を0℃で3.5時間攪拌し、その後、反応混合物を25℃で更に16時間攪拌した。その後、混合物を飽和NaHCO水溶液(100mL)にゆっくり滴下添加し、続いて、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシルカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=50/1〜20/1)で精製して、7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン−3(2H)−オン(400mg,収率17%)を、黄色固体として得た。
【0252】
工程B:BH−MeS(1.7mL,10M)を、THF(4.00mL)中の7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン−3(2H)−オン(400mg,1.7mmol)の溶液に、0℃で滴下添加した。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、25℃で3時間攪拌し、その後、反応混合物を70℃で更に16時間攪拌した。その後、混合物を0℃に冷却し、MeOH(2mL)を、反応溶液に、0℃でゆっくり滴下添加し、続いて、25℃で0.5時間攪拌した。反応混合物を真空下で層縮して、粗生成物7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン(400mg,粗生成物)を、黄色オイルとして得た。
【0253】
工程C:TEA(537mg,5.3mmol)を、THF(8.00mL)中の7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン(400mg,1.7mmol)の溶液に、25℃で添加し、続いて、BocO(579mg,5.3mmol)を添加した。反応混合物を25℃で16時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=30/1〜10/1)で精製して、t−ブチル7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン−2(3H)−ホルメート(210mg,収率36%)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)m/z:270,272(M−56+1).
【0254】
工程D:この実施例の表題化合物を、実施例22における工程J、K、L及びMの順番に
従って調製したが、ここで、工程Jにおけるt−ブチル2−ブロモ−7,8−ジヒドロ−4H−チエノ[2,3−d]アゼピン−6(5H)−ホルメートを、t−ブチル7−ブロモ−4,5−ジヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン−2(3H)−ホルメートに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO):δ 8.83(t,J=4.8Hz,1H),7.08−7.00(m,2H),6.97−6.97(m,1H),6.80−6.75(m,1H),6.44−6.42(m,1H),3.71(s,2H),3.26−3.16(m,2H),3.02−2.95(m,1H),2.93−2.87(m,1.4H),2.85−2.80(m,0.7H),2.77−2.68(m,2H),2.68−2.66(m,0.5H),2.26−2.16(m,3H),1.65−1.55(m,1.4H),1.07(t,J=7.2Hz,3H),0.96−0.92(m,6H).
MS(ESI)m/z:450(M+1).
【0255】
実施例27
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化75】
反応スキーム:
【化76】
【0256】
工程A:t−ブチル7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−ベンズアゼピン−3−ホルメート(282mg,754μmol,1.5当量)、水(1.5mL)及び炭酸カリウム(348mg,2.5mmol,5.0当量)を、DMF(7.5mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−5−カルボキサミド(300mg,503μmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、15−25℃で添加し、続いて、Pd(PPhCl(71mg,101μmol,0.2当量)を添加した。混合物を80℃で2時間攪拌した。反応混合
物を15−25℃に冷却し、水(30 mL)中に注ぎ入れ、続いて、EA(30mL×L)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1〜3:1)で精製して、t−ブチル−7(3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−5−(エチルカルバモイル)イソキサゾール−4−イル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3−ベンズアゼピン−3−ホルメート(200mg,179μmol,収率36%)を、黄色オイルとして得た。
(ESI)M/Z:716(M+1),660(M−56+1).
【0257】
工程B:HCl/MeOH(4M,2.00mL)を、MeOH(2.00mL)中のt−ブチル−7(3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−5−エチルカルバモイル)イソキサゾール−4−イル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3−ベンズアゼピン−3−ホルメート(200mg,279μmol,1.0当量)の溶液に、25℃で添加した。混合物を25℃で1時間攪拌した。混合物を40℃で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をDCM(10mL)中に溶解し、溶液にNaHCO(1g)を添加して1時間攪拌した。混合物をろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用TLC(DCM:MeOH=10:1)で精製して、生成物3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(100mg,162μmol,収率58%)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)m/z:616(M+1).
【0258】
工程C:ホルムアルデヒド(211mg,162μmol,1.0当量,40%の含有量)の水溶液及びAcOH(10mg,16μmol,1.0当量)を、MeOH(5mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(100mg,162μmol,1.0当量)の溶液に、添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、NaBHCN(31mg,487μmol,3.0当量)を添加した。反応を更に25℃で50分間攪拌し、混合物を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用TLC(DCM:MeOH=10:1)で精製して、生成物3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(80mg,127μmol,収率78%)を、無色オイルとして得た。
MS(ESI)m/z:630(M+1).
【0259】
工程D:DCM中のBClの溶液(1M,952μL,10.0当量)を、DCM(5mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(60mg,95μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した、0℃で2時間攪拌した後、温度を15−25℃に上げて1時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、MeOH(2mL)を添加し、続いて、0℃で0.5時間及び15−25℃で更に0.5時間攪拌した。混合物を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を調製用HPLC(0.225%FA−ACN;Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm)で精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(20mg,41μmol,収率43%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO):δ 10.84(brs,1H),9.59(s,1H),9.27(s,1H),8.91−8.89(m,1H),7.14−7.
10(m,2H),7.03(d,J=7.2Hz,1H),6.79(s,2H),6.37(s,1H),3.71(s,2H),3.25−3.16(m,5H),3.04−2.80(m,5H),2.78(s,3H),1.08(t,J=6.8Hz,3H),1.01(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)m/z:450(M+1).
【0260】
実施例28
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化77】
反応スキーム:
【化78】
【0261】
工程A:DCM中のBClの溶液(1M,2.1mL,10.0当量)を、DCM(10mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(130mg,211μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。0℃で2時間攪拌した後、温度を15−25℃に上げて1時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、MeOH(4mL)を添加して0℃で0.5時間及び15−25℃で更に0.5時間攪拌した。反応混合物を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用HPLC(0.225%FA−ACN;Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm)で精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンゾ[d]アゼピン−7−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(54mg,113μmol,収率54%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO):δ 9.58(s,1H),9.29(brs,2H),9.26(s,1H),8.90(t,J=5.6Hz,1H),7.12−7.10(m,2H),7.03(d,J=7.6Hz,1H),6.76(s,1H),6.38(s,1H),3.26−3.21(m,2H),3.12−3.00(m,9H),1.09(t,J=7.2Hz,3H),1.00(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)m/z:436(M+1).
【0262】
実施例29
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(イソ
キノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化79】
反応スキーム:
【化80】
【0263】
工程A:ビス(ピナコラト)ジボロン(366mg,1.4mmol)及びKOAc(354mg,3.6mmol)を、ジオキサン(150mL)中の6−ブロモイソキノリン(250mg,1.2mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加し、続いて、触媒Pd(dppf)Cl・CHCl(294mg,360μmol)を添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、90℃に加熱して17時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮して、6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン(300mg,粗生成物)を、黒色固体として得たが、それは次工程においてそのまま使用された。
MS(ESI)M/Z:274(M+1).
【0264】
工程B:KCO(231mg,1.7mmol)、HO(5.0mL)及びPd(PPhCl(71mg,101μmol)を、DMF(20mL)中の6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキノリン(128mg,503μmol)及び3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−5−カルボキサミド(200mg,335μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、90℃に加熱して17時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、水(50mL)中に注ぎ入れ、EA(100mL×L)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し、ろ過し、濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(PE:EA=5:1〜2:1)で精製して、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(イソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(180mg,収率90%)を、茶色固体として得た。
【0265】
工程C:DCM中のBClの溶液(1M,3.1mL,10.0当量)を、DCM(10mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(イソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(180mg,301μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。0℃で2時間攪拌した後、温度を15−25℃に上げて12時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、MeOH(6mL)を添加し、続いて、0℃で0.5時間及び15−25℃で更に0.5時間攪拌し
た。混合物を濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用TLC(PE:EA=1:1)で精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(イソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(15mg,32 μmol,収率10%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:0.83(d,J=6.90Hz,10H);2.95−3.06(m,1H);3.36(q,J=7.28Hz,2H);6.27(s,1H);6.79(s,1H);7.58−7.64(m,1H);7.74(d,J=5.77Hz,1H);7.87(s,1H);8.07(d,J=8.53Hz,1H);8.41(d,J=5.90Hz,1H);9.23(s,1H).
MS(ESI)m/z:418(M+1).
【0266】
実施例30
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−−カルボキサミド
【化81】
反応スキーム:
【化82】
【0267】
工程A:炭酸カリウム(100g,723 mmol,2.2当量)を、CHCN(500mL)中の1−(2,4−ジヒドロキシルフェニル)エタノン(50.00g,329mmol,1.00当量)及び臭化ベンジル(124g,723mmol,2.2当量)の混合物に、窒素ガスの保護下、20℃で添加した。混合物を80℃で18時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、その後、ろ過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を石油エーテル中で30分間叩き潰した。固体をろ過により収集し、乾燥して、1−(2,4−ジベンジルオキシフェニル)エタノン(105g,316mmol,収率96%)を、白色固体として得た。
(MS:(M+1)=333.0).
【0268】
工程B:NBS(27g,150mmol,1.0当量)を、DMF(150mL)中の1−(2,4−ジベンジルオキシフェニル)エタノン(50.00g,150mmol,1.00当量)の混合物に、窒素ガスの保護下、0℃で添加した。混合物を25℃で3時間攪拌した。反応溶液を水(200mL)中に注ぎ入れ、固体をろ過により収集し、乾燥して、1−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)エタノン(61g,148mmol,収率98%)を、白色固体として得た。
(MS:(M+1)=411.1,413.1).
【0269】
工程C:金属ナトリウム(10.2g,445mmol,3.0当量)を、エタノール(400mL)に、窒素ガスの保護下、20℃でバッチで添加して1時間攪拌した。続いて、1−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)エタノン(61.0g,148mmol,1.0当量)を、バッチで添加し、続いて、シュウ酸ジメチル(32.5g,222mmol,1.5当量)を添加した。80℃で2時間攪拌した後、反応混合物を65℃に冷却し、氷酢酸(30mL)を添加し、反応溶液を、冷却するために攪拌しながら氷水(800mL)中に注ぎ入れた。固体をろ過により収集し、氷水(500mL)で1回洗浄し、真空中で乾燥して、生成物エチル2−ヒドロキシル−4−(5−ブロモ−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−オキソ−ブチレート(32g,63mmol,収率42%)を、黄色固体として得た。
【0270】
工程D:NHOH・HCl(5.2g,75mmol,1.2当量)を、EtOH(320mL)中のエチル2−ヒドロキシル−4−(5−ブロモ−2,4−ジメトキシ−フェニル)−4−オキソ−ブチレート(32g,63mmol,1.00当量)の溶液に、窒素ガスの保護下、室温で添加した。混合物を80℃に加熱し、3時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、固体をろ過により収集し、水(150mL×2)及びエタノール(150mL×2)で洗浄し、真空中で乾燥して、エチル5−(5−ブロモ−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキシレート(23g,45mmol,収率72%)を、黄色固体として得た。
(MS:(M+1)=508.1,510.2).
【0271】
工程E:エチルアミン(17g,384mmol,8.5当量)を、EtOH(200mL)中のエチル 5−(5−ブロモ−2,4−ジメトキシ−フェニル)−イソキサゾール−3−カルボキシレート(23g,45mmol,1.00当量)の溶液に、室温で添加した。反応混合物を80℃で12時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、その後、固体を沈殿させた。固体をろ過により収集し、エタノール(50mL×2)で洗浄し、真空中で乾燥して、生成物N−エチル−5−(5−ブロモ−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(13g,26mmol,収率58%)を、黄色固体として得た。
【0272】
工程F:CAN(432mg,788μmol,0.1当量)及びNIS(1.3g,2.9mmol,1.5当量)を、MeCN(20mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(2.0g,3.9mmol,1.0当量)の溶液に、Nの保護下、室温で添加した。混合物を50℃に加熱し、12時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、飽和Na水溶液(40mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(50mL×)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=3/1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ 5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(2.4g,3.8mmol,収率98%)を、茶色オイルとして得た。
MS: [M+1]=633.0,635.0).
【0273】
工程G:NaHCO(1.3g,15.5mmol)、HO(2.5mL)及びPd(PPhCl(407mg,580μmol)を、DMF(25.0mL)中の2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.8g,4mmol)及び5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(2.5g,3.9mmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、水(50mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,DCM/MeOH=100:1〜20:1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(2.0g,収率60%)を、黄色固体として得た。
【0274】
工程H:BCl/DCM(1.3mL,1.0mol/L)を、ジクロロメタン(20.00mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(300mg,345μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、0℃で滴下添加した。混合物を0℃で1時間攪拌した。混合物に、メタノール(3mL)を滴下添加し、減圧下で濃縮した。残渣を調製用HPLC(ギ酸,カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm,条件:0.225%FA−ACN)で精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(96mg,収率59%)を得た。HNMR(DMSO−d,300MHz)δ:HNMR(400MHz,DMSO−d)δ=10.81(s,1H),10.73(br.s.,1H),10.29(s,1H),8.94(t,J=5.65Hz,1H),7.29(s,1H),7.06−7.19(m,3H),6.70(s,1H),4.38−4.50(m,1H),4.25(dd,J=15.43,8.16Hz,1H),3.59(br.s.,1H),3.19−3.32(m,3H),3.07−3.19(m,1H),2.83−2.97(m,4H),1.09(t,J=7.15Hz,3H).
MS(ESI)M/Z:472,474(M+1).
【0275】
実施例31
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−クロロ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−−カルボキサミド
【化83】
反応スキーム:
【化84】
【0276】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例30における工程B、C、D、E、F、G及びHの順番に従って調製したが、ここで、工程BにおけるNBSを、NCSに置換え、そして、生成物は白色固体であった。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ=10.72(br.s.,1H),10.23(br.s.,1H),8.95(t,J=5.65Hz,1H),7.05−7.18(m,4H),6.67(br.s.,1H),4.45(d,J=14.31Hz,1H),4.25(dd,J=15.43,8.41Hz,1H),3.60(br.s.,1H),3.18−3.34(m,3H),3.10(br.s.,1H),2.89(br.s.,4H),1.09(t,J=7.15Hz,3H).
MS:[M+1]=428.
【0277】
実施例32
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−メチルフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−−カルボキサミド
【化85】
反応スキーム:
【化86】
【0278】
工程A:CsCO(1.3g,4mmol)及びPd(dppf)Cl(288mg,400μmol)を、ジオキサン(10.0mL)中のN−エチル−5−(5−ブロモ−2,4−ジメトキシフェニル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.0g,2.0μmol)及びメチルボロン酸(177mg,3.0mmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、90℃に加熱して2時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、水(10mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(5mL×3)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=3/1)で精製して、5−(5−メチル−2,4−ジベンジルオキシフェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(740mg,収率85%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:443(M+1).
【0279】
工程B:CAN(92mg,167μmol,0.1当量)及びNIS(488mg,2.2mmol,1.3当量)を、MeCN(30mL)中の5−(5−メチル−2,4−ジベンジルオキシフェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(740mg,1.7mmol,1.0当量)の溶液に、Nの保護下、室温で添加した。混合物を80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、水(30mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(50mL×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=3/1)で精製して、5−(5−メチル−2,4−ジベンジルオキシフェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(450mg,792mmol,収率47.0%)を、黄色オイルとして得た。
【0280】
工程C:NaHCO(228mg,2.7mmol)、HO(1.0mL)及びPd(PPhCl(71mg,102μmol)を、ジオキサン(5.0mL)中の2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(309mg,679μmol)及び5−(5−メチル−2,4−ジベンジルオキシフェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(450mg,721μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、水(50mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(40mL×3)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=
50/1,3/1)で精製して、5−(5−メチル−2,4−ジベンジルオキシフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(280mg,収率70%)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)M/Z:588(M+1).
【0281】
工程D:BCl/DCM(1.8mL,1.0mol/L)を、ジクロロメタン(10.00mL)中の5−(5−メチル−2,4−ジベンジルオキシフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(280mg,476μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、0℃で滴下添加した。混合物を0℃で1時間攪拌した。混合物にメタノール(4mL)を滴下添加し、減圧下で濃縮した。残渣を調製用HPLC(ギ酸,カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm,条件:0.225%FA−ACN)で精製して、5−(5−メチル−2,4−ジヒドロキシフェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(57mg,収率29%)を得た。
HNMR(DMSO−d,400MHz)δ:HNMR(400MHz,DMSO−d)δ=8.90(t,J=5.52Hz,1H),8.17(s,1H),7.01−7.10(m,1H),6.95(s,2H),6.90(s,1H),6.42(s,1H),3.47(s,2H),3.23(quin,J=6.78Hz,2H),2.67−2.75(m,2H),2.57−2.63(m,2H),2.34(s,3H),1.98(s,3H),1.09(t,J=7.15Hz,3H).
MS(ESI)M/Z:408(M+1).
【0282】
実施例33
5−(5−イソブチル−2,4−ジヒドロキシル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化87】
反応スキーム:
【化88】
【0283】
工程A:NaCO(835.60mg,7.88mmol,2当量)、HO(2.0mL)及びPd(dppf)Cl(576.86mg,788.00mmol,0.2当量)を、トルエン(50mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(2.00g,3.94mmol,1当量)及びイソブチルボロン酸(803.67mg,7.88mmol,2当量)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を120℃に加熱して18時間攪拌した。混合物を珪藻土を通してろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=6/1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソブチル−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(500.00mg,収率26.19%)を、白色固体として得た。
【0284】
工程B:CAN(54.67mg,103.00μmol,0.10当量)及びNIS(463.46mg,2.06mmol,2.00当量)を、MeCN(50mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソブチル−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(500.00mg,1.03mmol,1.0当量)の溶液に、Nの保護下、室温で添加した。混合物を10℃に加熱して18時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、NaSO水溶液(40mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3/1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソブチル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(400.00mg,655.22μmol,収率63.61%)を、白色固体として得た。
【0285】
工程C:NaHCO(165.14mg,7.88mmol,2当量)、HO(0.5mL)及びPd(PPhCl(45.99mg,65.52μmol,0.10当量)を、ジオキサン(2.50mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソブチル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(400mg,655.22mmol,1当量)及び2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(268.49mg,982.83μmol,1.5当量)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を90℃に加熱して3時間攪拌した。混合物を珪藻土を通してろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=6/1)で精製して、5−(5−イソブチル−2,4−ジベンジルオキシ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(300.
00mg,粗生成物)を、黄色固体として得た。
【0286】
工程D:BCl/DCM(1mL,1.0mol/L)を、ジクロロメタン(10.00mL)中の5−(5−イソブチル−2,4−ジベンジルオキシ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(150.00mg,238.17μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、−20℃で滴下添加した。混合物を−20℃で1時間攪拌した。混合物にメタノール(2mL)を滴下添加し、減圧下で濃縮した。残渣を調製用HPLC(ギ酸,カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×80
10μm,条件:0.225%FA−ACN)で精製して、5−(5−イソブチル−2,4−ジヒドロキシル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(28.20mg,収率26.34%)を得た。
HNMR(DMSO−d,400MHz)δ 8.87(t,J=5.6Hz,1H),6.95(d,J=4.4Hz,1H),6.71(s,1H),6.42(s,1H),6.82(s,1H),6.42(s,1H),3.45(s,2H),3.20−3.25(m,2H),2.68(d,J=5.2Hz,2H),2.53−2.60(m,2H),2.50(s,3H),2.18−2.35(m,2H),1.68(dd,J=6.8Hz,2H),1.07(t,J=7.2Hz,3H),0.72(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:450.3(M+1)
【0287】
実施例34
5−(5−エチル−2,4−ジヒドロキシル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化89】
反応スキーム:
【化90】
【0288】
工程A:ビニルルトリフルオロホウ酸カリウム(316.81mg,2.36mmol)
及び炭酸セシウム(1.93g,5.91mmol)を、テトラヒドロフラン(40mL)及び水(4mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(1g,1.97mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、水(30mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(30mL×2)で抽出した。合わせた有機相を水(50mL)及び飽和食塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=3/1)で精製して、標的生成物(700.00mg,収率78.17%)を、黄色固体として得た。
(MS:[M+1]=455.1).
【0289】
工程B:クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(71.25mg,77μmol)を、メタノール(20mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−ビニル−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(0.7g,1.54mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を50℃に加熱して50psiで12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残渣を水(20mL)で希釈し、水相をEA(10mL×2)で抽出した。有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=2/1)で精製して、標的生成物(600.00mg,収率85.06%)を、黄色固体として得た。
(MS:[M+1]=457.1)
【0290】
工程C:ヨードコハク酸イミド(442.09mg,1.96mmol)を、アセトニトリル(20mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−エチル−フェニル)−N−エチル−イソキサゾール−3−カルボキサミド(0.6g,1.31mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却した。混合物をろ過し、減圧下で濃縮した後、チオ硫酸ナトリウム(30mL)を添加した。水相をEA(20mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(40 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=3/1)で精製して、標的生成物(420.00mg,収率55.05%)を、黄色固体として得た。
(MS:[M+1]=583.1)
【0291】
工程D:NaHCO(184mg,220μmol,4.0当量)、HO(1.0mL)及びPd(PPhCl(39mg,55μmol,0.10当量)を、ジオキサン(5.0mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−エチル−フェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキサミド(320mg,549μmol,1当量)及び2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(250mg,549μmol,1.0当量)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を珪藻土を通してろ過し、減圧下で濃縮した。残渣を調製用TLC(ジクロロメタン/メタノール=10/1)で精製して、5−(5−エチル−2,4−ジベンジルオキシ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(67.00mg,111μmol,収率20%)を、茶色固体として得た。
MS:[M+1]=602.3
【0292】
工程E:BCl/DCM(5mL,1.0mol/L)を、ジクロロメタン(10.00mL)中の5−(5−エチル−2,4−ジベンジルオキシ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(100.00mg,166μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で滴下添加した。混合物を25℃で0.5時間攪拌した。混合物にメタノール(10mL)を滴下添加し、減圧下で濃縮した。残渣を調製用HPLCで精製して、5−(5−エチル−2,4−ジヒドロキシル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(15mg,36μmol,収率21%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ=8.90(t,J=5.52Hz,1H),7.14(s,1H),7.09(br.s.,2H),6.85(s,1H),6.43(s,1H),3.50(br.s.,2H),3.18−3.25(m,2H),2.89(s,3H),2.46(br.s.,2H),2.30−2.41(m,4H),1.08(t,J=7.15Hz,3H),0.98(t,J=7.40Hz,3H).
MS(ESI)M/Z:422(M+1).
【0293】
実施例35
5−(5−シクロプロピル−2,4−ジヒドロキシル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化91】
反応スキーム:
【化92】
【0294】
工程A:シクロプロピルボロン酸(217.76mg,2.54mmol,1.50当量)、KPO(717.47mg,3.38mmol,2.00当量)及びPd(OAc)(75.88mg,338.00μmol,0.20当量)を、PhMe(10.00mL)及びHO(2.1mL)中に溶解した、5−(2,4−ベンジルオキシ−5−ブロモ−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(1.10g,1.69mmol,1.00当量)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で20分間攪拌し、その後、90℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、反応溶液を塩化アンモニウム溶液(20mL)中に注ぎ入れて10分間攪拌した。水相を酢酸エチル(10mL×L)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(
10mL×L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣を薄層クロマトグラフィー板(ジクロロメタン:酢酸エチル=100/1〜10/1)で精製して、5−(2,4−ベンジルオキシ−5−シクロプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(300.00mg,488.81μmol,収率28.92%)を、黒色オイルとして得た。
【0295】
工程B:BCl/DCM(1.9mL,1mol/L)を、ジクロロメタン(30.00mL)中の5−(2,4−ベンジルオキシ−5−シクロプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(300mg,489μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、0℃で滴下添加した。混合物を0℃で1時間攪拌した。混合物にメタノール(4mL)を滴下添加し、減圧下で濃縮した。残渣を調製用HPLC(ギ酸,カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×80 10μm,条件:0.225%FA−ACN)で精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−シクロプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−イソキサゾール−3−カルボキサミド(22mg,収率10%)を得た。
HNMR(DMSO−d,400MHz)δ:HNMR(400MHz,DMSO−d)δ=8.80−8.86(m,1H),6.90−7.01(m,3H),6.51(s,1H),6.42(s,1H),3.44(s,2H),3.16−3.27(m,2H),2.67−2.76(m,3H),2.55−2.60(m,3H),2.32(s,3H),2.27(br.s.,1H),1.08(t,J=7.16Hz,3H),0.70(d,J=8.29Hz,2H),0.28(d,J=4.14Hz,2H).
MS(ESI)M/Z:434(M+1).
【0296】
実施例36
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−メチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化93】
反応スキーム:
【化94】
【0297】
工程A:CAN(465mg,848μmol,0.1当量)及びNIS(7.63g,34.0mmol,4.0当量)を、MeCN(50mL)中のエチル−5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)イソキサゾール−3−ホルメート(4.00g,8.5mmol,1.0当量)の溶液に、Nの保護下、室温で添加した。混合物を90℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、水(40mL)中に注ぎ入れ、水相をEA(50mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1〜4/1)で精製して、エチル−5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキシレート(3.40g)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:(M+1).
【0298】
工程B:NaHCO(1.52g,18.0mmol)、HO(6.0mL)及びPd(PPh(1.26g,1.80mmol)を、ジオキサン(30mL)中の2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(2.47g,9.0mmol)及びエチル−5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキシレート(2.70g,4.5mmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、110℃に加熱して18時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル,ジクロロメタン/メタノール=5/1,10/1)で精製して、エチル−5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−ホルメート(1.4g)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)M/Z:617(M+1).
【0299】
工程C:LiOH(101mg,4.2mmol)を、THF(15mL)/HO(15mL)中のエチル−5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロフルオキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキシレートの混合溶液に、20℃で添加した。混合物を20℃で2時間攪拌した。混合物をHClでpH 6に調整し、EA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して乾燥した。粗生成物5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−ギ
酸(1g)を、茶色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:589(M+1).
【0300】
工程D:DIPEA(220mg,1.7mmol)及びHATU(194mg,510μmol)を、DMF(5mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−ギ酸(200mg,340μmol)の溶液に、20℃で添加した。混合物を20℃で0.5時間攪拌した。続いて、メチルアミン 塩酸塩(30mg,441μmol)を添加し、反応溶液を20℃で1時間攪拌した。反応溶液に、HO(20mL)を添加して固体を沈殿させた。固体をろ過により収集し、水(5mL)で洗浄し、乾燥して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−メチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(120g)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:602(M+1).
【0301】
工程E:BCl(1M,2mL,10.0当量)を、DCM(5mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−メチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(120mg,199μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を20℃で12時間攪拌した後、5mLのMeOHを添加してクエンチし、混合物を真空中で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−メチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトライソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(38mg,収率34%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.75(s,1H),9.85(s,1H),9.72(s,1H),8.81(s,1H),7.14−7.08(m,3H),6.86(s,1H),6.46(s,1H),4.41−4.23(m,2H),3.59(brs,1H),3.04−2.99(m,4H),2.87(s,3H),2.73(s,3H),1.00(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:422(M+1).
【0302】
実施例37
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−プロピル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化95】
反応スキーム:
【化96】
【0303】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例36における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおけるメチルアミン 塩酸塩を、プロピルアミンに置換え、そして、生成物は淡黄色固体であった。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.87(s,1H),9.84(s,1H),9.71(s,1H),8.89(t,J=6.0Hz,1H),7.14−7.08(m,3H),6.88(s,1H),6.48(s,1H),4.45−4.21(m,2H),3.58(brs,1H),3.19−3.14(m,4H),3.05−3.01(m,2H),2.86(s,3H),1.52−1.46(m,2H),1.01(d,J=6.8Hz,6H),0.86(t,J=7.2Hz,3H).MS(ESI)M/Z:450(M+1).
【0304】
実施例38
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−イソプロピル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化97】
反応スキーム:
【化98】
【0305】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例36における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおけるメチルアミン 塩酸塩を、プロパン−2−アミンに置換え、そして、生成物は淡黄色固体であった。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.41(s,1H),9.80(s,1H),9.66(s,1H),8.81(d,J=7.6Hz,1H),7.14−7.08(m,3H),6.87(s,1H),6.45(s,1H),4.46−4.24(m,2H),4.01(q,J=6.8Hz,1H),3.60(brs,1H),3.06−2.99(m,2H),2.89(brs,5H),1.13(d,J=6.4Hz,6H),1.01(d,J=7.2Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:450(M+1).
【0306】
実施例39
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化99】
反応スキーム:
【化100】
【0307】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例36における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおけるメチルアミン 塩酸塩を、2,2,2−トリフルオロエチルアミンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δδ 10.85(brs,1H),9.88(s,1H),9.76(s,1H),9.64(t,J=6.4Hz,1H),7.11−7.06(m,3H),6.89(s,1H),6.48(s,1H),4.23(brs,2H),4.09−4.05(m,2H),3.04−2.96(m,3H),2.81(s,3H),1.01(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:490(M+1).
【0308】
実施例40
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−フルオロエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化101】
反応スキーム:
【化102】
【0309】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例36における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおけるメチルアミン 塩酸塩を、2−フルオロエチルアミン
に置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.37(brs,1H),9.83(s,1H),9.70(s,1H),9.13(t,J=5.6Hz,1H),7.15−7.08(m,3H),6.87(s,1H),6.45(s,1H),4.58−4.44(m,2H),4.22(brs,1H),3.56−3.36(m,2H),3.20−3.00(m,4H),2.90(brs,5H),1.00(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:454(M+1).
【0310】
実施例41
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−メトキシエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化103】
反応スキーム:
【化104】
【0311】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例36における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおけるメチルアミン 塩酸塩を、2−メトキシエチルアミンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.55(brs,1H),9.84(s,1H),9.71(s,1H),8.92(t,J=5.6Hz,1H),7.14−7.10(m,3H),6.87(s,1H),6.46(s,1H),4.28(brs,3H),3.44−3.37(m,6H),3.26(s,3H),3.03−2.98(m,2H),2.87(s,3H),1.00(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:466(M+1).
【0312】
実施例42
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(3−メトキシプロピル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化105】
反応スキーム:
【化106】
【0313】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例36における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおけるメチルアミン 塩酸塩を、3−メトキシプロパン−1−アミンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 10.77(brs,1H),9.83(s,1H),9.71(s,1H),8.89(t,J=5.6Hz,1H),7.14−7.08(m,3H),6.87(s,1H),6.47(s,1H),4.45−4.20(m,2H),3.58(brs,1H),3.32−3.21(m,7H),3.19−2.99(m,3H),2.87(brs,4H),1.72−1.69(m,2H),1.01(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:480(M+1).
【0314】
実施例43
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化107】
反応スキーム:
【化108】
【0315】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例36における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおけるメチルアミン 塩酸塩を、N’,N’−ジメチルエタン−1,2−ジアミンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.83(s,1H),9.72(s,1H),9.05(t,J=5.6Hz,1H),7.17−7.09(m,3H),6.84(s,1H),6.46(s,1H),4.24(brs,2H),3.59−3.58(m,3H),3.19(brs,4H),3.02−2.99(m,2H),2.85(s,3H),2.77(s,6H),0.99(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:479(M+1),240(M/2+1).
【0316】
実施例44
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−ヒドロキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化109】
反応スキーム:
【化110】
【0317】
工程A:t−ブチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−ホルメート(4.00g,11.1mmol,1.6当量)、エチル5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−3−カルボキシレート(4.10g,6.9mmol,1.0当量)、Pd(PPhCl(723mg,1.0mmol,0.15当量)及びNaHCO(2.31g,27.5mmol,4.0当量)を、ジオキサン(40mL)及び水(8mL)の混合溶液に、窒素ガスの保護下で添加した。混合物を80℃に加熱して16時間Nの保護下で攪拌した。冷却後、反応混合物を水(50mL)中に注ぎ入れ、酢酸エチル(40mL×3)で抽出した。有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、真空中で濃縮して、残
渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1〜3/1)で精製して、t−ブチル6−[5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3(エチルカルバモイル)イソキサゾール−4−イル]−(3,4−ジヒドロイソキノリン)−2(1H)−ホルメート(4.8g,6.8mmol,収率99%)を、黄色固体として得た。
MS:[M−56]=646.
【0318】
工程B:HCl/MeOH(4M,6.00mL)中のt−ブチル6−[5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−3−(エチルカルバモイル)イソキサゾール−4−イル]−(3,4−ジヒドロイソキノリン)−2(1H) −ホルメート(750mg,1.07mmol,1.00当量)の混合物を、25℃で30分間攪拌した。混合物を40℃で濃縮して、生成物5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(630mg,1.07mmol,収率98%)を、黄色固体として得た。
【0319】
工程C:5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(4.00g,382μmol,1.0当量)、KCO(158mg,1.2mmol,3.0当量)及び2−ブロモエタノール(72mg,570μmol,1.5当量)を、エタノール(5mL)に添加した。混合物を50℃に加熱して12時間攪拌した。冷却後、反応混合物を濃縮して乾燥し、水(10mL)を添加し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。有機相を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1〜15/1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−[2−(2−ヒドロキシルエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)]イソキサゾール−3−カルボキサミド(132mg,204μmol,収率53%)を、白色固体として得た。
MS:[M+1]=646.3.
【0320】
工程D:DCM中のBClの溶液(1M,2.0mL,10.0当量)を、DCM(5.0mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−[2−(2−ヒドロキシルエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)]イソキサゾール−3−カルボキサミド(132mg,204μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で5分間かけて滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に加熱して2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(1mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−[2−(2−ヒドロキシエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)]イソキサゾール−3−カルボキサミド(51mg,110μmol,収率53.6%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ=8.85(t,J=5.52Hz,1H),8.21(s,1H),6.94−7.01(m,3H),6.86(s,1H),6.42(s,1H),3.54−3.60(m,4H),3.24(dd,J=13.18,6.90Hz,5H),3.02(dt,J=13.80,6.90Hz,2H),2.68(br.s.,4H),2.34(br.s.,1H),1.09(t,J=7.15Hz,3H),1.00(d,J=6.78Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:466(M+1).
【0321】
実施例45
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−メトキシエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化111】
反応スキーム:
【化112】
【0322】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例44における工程C及びDの順番に従って調製したが、ここで、工程Cにおける2−ブロモエタノールを、1−ブロモ−2−メトキシエタンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ=10.59(br.s.,1H),9.85(s,1H),9.71(s,1H),8.91(t,J=5.65Hz,1H),7.05−7.20(m,3H),6.83−6.93(m,1H),6.48(s,1H),4.43−4.52(m,1H),4.26−4.36(m,1H),3.63−3.83(m,3H),3.38−3.44(m,2H),3.32(s,4H),3.23(quin,J=6.78Hz,2H),3.08−3.18(m,1H),3.02(dt,J=13.74,6.81Hz,1H),2.84−2.95(m,1H),1.09(t,J=7.15Hz,3H),1.01(d,J=6.78Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:480(M+1).
【0323】
実施例46
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−フルオロエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化113】
反応スキーム:
【化114】
【0324】
工程A:5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(150mg,250μmol,1.0当量)、トリエチルアミン(63mg,623μmol,2.5当量)及び1−ブロモ−2−フルオロエタン(44mg,350μmol,1.4当量)を、アセトニトリル(3mL)に添加した。混合物を50℃に加熱して5時間攪拌した。冷却後、反応混合物を真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用TLCで精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−[2−(2−フルオロエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)]イソキサゾール−3−カルボキサミド(120mg,185μmol,収率74%)を、黄色固体として得た。
MS:[M+1]=646.3.
【0325】
工程B:DCM中のBClの溶液(1M,1.9mL,10.0当量)を、DCM(8.0mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−[2−(2−フルオロエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)]イソキサゾール−3−カルボキサミド(120mg,185μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で5分間かけて滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に加熱して2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(4mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−[2−(2−フルオロエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)]イソキサゾール−3−カルボキサミド(48mg,96μmol,収率52%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:1.01(d,J=6.90Hz,6H);1.08(t,J=7.22Hz,3H);2.91(d,J=15.69Hz,1H);3.01(dt,J=13.77,6.85Hz,1H);3.08−3.28(m,3H);3.37−3.41(m,1H);3.49−3.82(m,3H);4.24−4.62(m,2H);4.79−5.10(m,2H);6.46(s,1H);6.88(s,1H);7.05−7.19(m,3H);8.91(t,J=5.65Hz,1H);9.70(s,1H);9.83(s,1H);11.01(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:468(M+1).
【0326】
実施例47
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(3−メトキシプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化115】
反応スキーム:
【化116】
【0327】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例46における工程A及びBの順番に従って調製したが、ここで、工程Aにおける1−ブロモ−2−フルオロエタンを、1−ブロモ−3−メトキシプロパンに、及び、トリエチルアミンを、炭酸セシウムに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:1.01(d,J=6.90Hz,6H);1.09(t,J=7.15Hz,3H);1.96−2.08(m,2H);2.89(d,J=17.32Hz,1H);2.97−3.17(m,2H);3.19−3.27(m,8H);3.41(t,J=5.90Hz,3H);3.67(d,J=10.67Hz,1H);4.25(dd,J=15.56,8.03Hz,1H);4.50(d,J=15.18Hz,1H);6.47(s,1H);6.88(s,1H);7.07−7.18(m,3H);8.91(t,J=5.65Hz,1H);9.70(s,1H);9.83(s,1H);10.53(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:494(M+1).
【0328】
実施例48
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−エチルスルホニル)エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化117】
反応スキーム:
【化118】
【0329】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例46における工程A及びBの順番に従って調製したが、ここで、工程Aにおける1−ブロモ−2−フルオロエタンを、1−ビニル−スルホニルエタンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:0.96−1.13(m,9H);1.28(t,J=7.44Hz,3H);2.86−3.16(m,3H);3.16−3.31(m,5H);3.52−3.97(m,5H);4.18−4.72(m,2H);6.46(s,1H);6.89(s,1H);7.04−7.20(m,3H);8.91(t,J=5.65Hz,1H);9.60−9.94(m,2H);11.20(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:542(M+1).
【0330】
実施例49
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化119】
反応スキーム:
【化120】
【0331】
工程A:アセトアルデヒド(274mg,433.3μmol,10.00当量)、酢酸(1.3mg,21.7μmol,0.50当量)及びチタンテトライソプロポキシド(6.2mg,2.5mmol,10当量)を、メタノール(3mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(150mg,250μmol,1.0当量)の溶液に、添加した。混合物を30℃で0.5時間攪拌した後、NaBHCN(78mg,1.3mmol,5.0当量)を添加し、混合
物を更に12時間攪拌した。反応溶液に水(10mL)を添加し、ろ過し、ろ液をDCM(10mL×3)で抽出した。有機層を合わせ、食塩水(5 mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣を調製用TLCで精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(60mg,95μmol,収率38%)を、無色オイルとして得た。
【0332】
工程B:DCM中のBClの溶液(1M,1.0mL,10.0当量)を、無水DCM(8mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(60mg,95μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で5分間かけて滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に加熱して2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(2mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(15mg,30μmol,収率32%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:1.02(d,J=6.90Hz,6H);1.09(t,J=7.15Hz,3H);1.32(t,J=7.22Hz,3H);2.89(d,J=17.07Hz,1H);3.03(dt,J=13.71,6.89Hz,1H);3.08−3.29(m,7H);3.65(d,J=11.17Hz,1H);4.22(dd,J=15.31,8.16Hz,1H);4.48(d,J=15.06Hz,1H);6.48(s,1H);6.89(s,1H);7.06−7.18(m,3H);8.91(t,J=5.71Hz,1H);9.71(s,1H);9.85(s,1H);10.61(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:450(M+1).
【0333】
実施例50
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化121】
反応スキーム:
【化122】
【0334】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例49における工程A及びBの順番に従って調製したが、ここで、工程Bにおけるアセトアルデヒドを、プロピオンアルデヒドに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 0.88−1.13(m,12H);1.77(d,J=8.16Hz,2H);2.90(d,J=16.94Hz,1H);2.97−3.05(m,1H);3.11(br.s.,3H);3.19−3.30(m,4H);3.64(br.s.,1H);4.13−4.56(m,2H);6.46(s,1H);6.88(s,1H);7.09−7.19(m,3H);8.90(t,J=5.46Hz,1H);9.68(s,1H);9.82(s,1H);10.37(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:464(M+1).
【0335】
実施例51
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化123】
反応スキーム:
【化124】
【0336】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例49における工程A及びBの順番に従って調製したが、ここで、工程Bにおけるアセトアルデヒドを、アセトンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 0.97−1.13(m,9H);1.25−1.41(m,6H);2.82−2.93(m,1H);2.97−3.08(m,1H);3.13−3.28(m,4H);3.60(br.s.,2H);4.23−4.43(m,2H);6.49(s,1H);6.91(s,1H);7.06−7.24(m,3H);8.92(t,J=5.58Hz,1H);9.58−9.95(m,2H);10.53(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:464(M+1).
【0337】
実施例52
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソブチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化125】
反応スキーム:
【化126】
【0338】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例49における工程A及びBの順番に従って調製したが、ここで、工程Bにおけるアセトアルデヒドを、2−メチルプロピオンアルデヒドに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 0.94−1.13(m,15H);2.05−2.26(m,1H);2.91(d,J=17.57Hz,1H);2.99−3.08(m,3H);3.19−3.27(m,3H);3.66(br.s.,1H);4.26(dd,J=15.75,7.47Hz,1H);4.51(d,J=15.43Hz,1H);6.46(s,1H);6.88(s,1H);7.05−7.21(m,3H);8.89(t,J=5.14Hz,1H);9.61−9.87(m,3H).
MS(ESI)M/Z:478(M+1).
【0339】
実施例53
4−(2−(2−アセチルアミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
【化127】
反応スキーム:
【化128】
【0340】
工程A:5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(300mg,499μmol,1.0当量)、炭酸セシウム(244mg,748μmol,1.5当量)及びt−ブチルN−(2−ブロモエチル)カルバメート(168mg,748μmol,1.5当量)を、アセトニトリル(5mL)に添加した。混合物を50℃に加熱して25時間攪拌した。冷却後、反応混合物を真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用TLCで精製して、t−ブチルN−[2−[6−[5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−3−(エチルカルバモイル)イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル]エチル]ホルメート(250mg,336μmol,収率67%)を、茶色固体として得た。
【0341】
工程B:HCl/MeOH(4M,6.00mL)中のt−ブチルN−[2−[6−[5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−3−(エチルカルバモイル)イソキサゾール−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル]エチル]ホルメート(250mg,336μmol,1.00当量)の混合物を、25℃で2時間攪拌した。混合物を40℃で濃縮して、生成物4−(2−(2−アミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)−5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(250mg,粗生成物)を、茶色固体として得た。
【0342】
工程C:塩化アセチル(39mg,496μmol,2.0当量)を、DCM(6mL)中の4−(2−(2−アミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)−5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(170mg,248μmol,1.0当量)及びトリエチルアミン(100mg,991μmol,4.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を0℃で2時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮して残渣を得た。残渣を調製用TLCで精製して、4−(2−(2−アセチルアミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)−5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(150mg,218μmol,収率88%)を、黄色固体として得た。
【0343】
工程D:DCM(5.0mL)中の4−(2−(2−アセチルアミノエチル)−1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)−5−(2,4−ベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(100 mg,146μmol,1.0当量)の溶液に、DCM中のBClの溶液(1M,1.5mL,10.0当量)を、0℃で5分間かけて添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に温めて2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(3mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、4−(2−(2−アセチルアミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(60mg,118μmol,収率81%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:0.95−1.14(m,9H);1.79−1.88(m,3H);2.90(d,J=16.94Hz,1H);2.97−3.07(m,1H);3.10−3.34(m,6H);3.51(d,J=5.65Hz,2H);3.71(d,J=10.67Hz,1H);4.28(dd,J=15.75,7.72Hz,1H);4.55(d,J=15.31Hz,1H);6.43−6.52(m,1H);6.84−6.92(m,1H);7.06−7.20(m,3H);8.30(t,J=5.58Hz,1H);8.90(t,J=5.71Hz,1H);9.56−9.95(m,2H);10.52(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:507(M+1).
【0344】
実施例54
4−(2−(2−アセチルアミノプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
【化129】
反応スキーム:
【化130】
【0345】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例53における工程A、B及びCの順番に従って調製したが、ここで、工程Aにおけるt−ブチルN−(2−ブロモエチル)カルバメートを、t−ブチルN−(3−ブロモプロピル)カルバメートに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:1.01(d,J=6.90Hz,6H);1.08(t,J=7.22Hz,3H);1.81(s,3H);1.86−1.96(m,2H);2.88(d,J=17.19Hz,1H);2.96−3.34(m,10H);4.23(dd,J=15.62,7.97Hz,1H);4.47(d,J=14.18Hz,1H);6.48(s,1H);6.88(s,1H);7.07−7.17(m,3H);8.10(t,J=5.71Hz,1H);8.90(t,J=5.65Hz,1H);9.52−10.02(m,2H);10.69(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:521(M+1).
【0346】
実施例55
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
【化131】
反応スキーム:
【化132】
【0347】
工程A:2−クロロアセチルクロリド(3.00g,26.6mmol,1.6当量)、ジメチルアミン 塩酸塩(2.38g,29.2mmol,1.1当量)及びトリエチルアミン(8.0g,79.7mmol,3.0当量)を、DCM(30mL)に添加した。混合物を15℃で3時間攪拌した。反応混合物を水(30mL)中に注ぎ入れ、DCM(50mL×2)で抽出した。有機相を希塩酸(30mL×2,1M)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、真空中で濃縮して、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(2.5g,20.6mmol,収率77%)を、黄色オイルとして得た。
【0348】
工程B:5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(200mg,313 μmol,1.0当量)、KCO(130mg,940μmol,3.0当量)及び2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(114mg,940μmol,3.0当量)を、DMF(4mL)に添加した。混合物を15℃で16時間攪拌した。反応混合物を水(30mL)に添加し、ろ過して固体を収集して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(195mg,粗生成物,純度74%)を、白色固体として得た。
【0349】
工程C:DCM中のBClの溶液(1M,3.0mL,10.0当量)を、DCM(10.0mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(190mg,277μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で5分間かけて滴下添加した、懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に温めて2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(6mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(78mg,138μmol,収率49.8%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d):δ 10.22(s,1H),9.86(s,1H),9.72(s,1H),8.92(t,J=5.2Hz,1H),7.10−7.16(m,3H),6.86(s,1H),6.48(s,1H),4.32−4.55(m,4H),3.63(brs,2H),3.20−3.25(m,2H),3.10−3.14(m,1H),2.67−3.00(m,7H),0.99−1.15(m,9H).
MS(ESI)M/Z:507(M+1).
【0350】
実施例56
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
【化133】
反応スキーム:
【化134】
【0351】
工程A:塩化アクリロイル(5.0g,55mmol,1.0当量)、ジメチルアミン 塩酸塩(4.95g,60.8mmol,1.1当量)及びトリエチルアミン(16.8g,166mmol,3.0当量)を、DCM(50mL)に添加した。混合物を15℃で3時間攪拌した。反応混合物を水(30mL)中に注ぎ入れ、DCM(50mL×2)で抽出した。有機相を希塩酸(30mL×2,1M)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、真空中で濃縮して、N,N−ジメチルアクリルアミド(3.0g,30 mmol,収率55%)を、黄色オイルとして得た。
【0352】
工程B:5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(100mg,157μmol,1.0当量)、トリエチルアミン(48mg,470μmol,3.0当量)及びN,N−ジメチルアクリルアミド(155mg,1.57mmol,10.0当量)を、エタノール(2mL)に添加した。混合物を15℃で2時間攪拌した。反応混合物を水(30mL)に添加し、EA(30mL×2)で抽出した。有機相を無水NaSOで乾燥し、真空中で濃縮して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(195mg,粗生成物,純度74%)を、黄色オイルとして得た。
【0353】
工程C:DCM中のBClの溶液(1M,3.0mL,20.0当量)を、DCM(15.0mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(105mg,149μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で5分間かけて滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に温めて2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(6mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(28mg,46μmol,収率31%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO−d):δ 10.49(s,1H),9.85(s,1H),9.71(s,1H),8.91(t,J=5.6Hz,1H),7.10−7.15(m,3H),6.88(s,1H),6.47(s,1H),4.51−4.55(m,1H),4.31−4.34(m,2H),3.68−3.72(m,1H),3.30−3.42(m,4H),3.21−3.30(m,1H),3.00−3.20(m,4H),2.93−3.00(m,3H),2.85(s,4H),3.00−3.20(m,4H),1.09(t,J=7.6Hz,3H),1.01(d,J=3.6Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:521(M+1).
【0354】
実施例57
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピオニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
【化135】
反応スキーム:
【化136】
【0355】
工程A:HCl/MeOH(4M,30.00mL)を、MeOH(20.0mL)中のt−ブチル−6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−ホルメート(5.0g,16mmol,1.00当量)の溶液に、20℃で添加し、混合物を25℃で2時間攪拌した。混合物を40℃で濃縮して、生成物6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 塩酸塩(4.5g,粗生成物)を得た。
【0356】
工程B:塩化アクリロイル(1.0g,11mmol,1.2当量)を、DCM(40mL)中の6−ブロモ−l,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 塩酸塩(2.0g,9mmol,1当量)及びトリエチルアミン(2.9g,28mmol,3.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を15℃で14時間攪拌した。反応混合物を水(30mL)中に注ぎ入れ、DCM(50mL×2)で抽出した。有機相を無水NaSOで乾燥し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)プロピル−2−エン−1−オン(1.4g,5mmol,収率56%)を、黄色オイルとして得た。
MS(ESI)m/z:266(M+1).
【0357】
工程C:1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)プロピル−2−エン−1−オン(700mg,2.6mmol,1.0当量)及びジメチルアミン(1.1g,7.9mmol,3.0当量)を、エタノール(10mL)に添加した。混合物を15℃で12時間攪拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロパン−1−オン(700mg,2.3mmol,収率86%)を、黄色オイルとして得た。
【0358】
工程D:1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロパン−1−オン(200mg,643μmol,1.0当量)及びNaHCO(216mg,2.6mmol,4.0当量)を、DMF(2.5mL)及び水(0.5mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−N−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(767mg,771μmol,1.0当量)の混合溶液に添加した。混合物の雰囲気を、窒素雰囲気に置換え、続いて、Pd(dppf)Cl(47mg,64μmol,0.1当量)を添加した。混合物を100℃で16時間攪拌し、反応物質を20mLの水で希釈し、珪藻土を通してろ過した。ろ液をEA(20mL×3)で抽出し、合わせた有機相を水(20mL×L)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物を調製用TLC(DCM:メタノール=10:1)で精製して、5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピオニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(220mg,314μmol,収率49%)を、白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:701(M+1).
【0359】
工程E:DCM中のBClの溶液(1M,2.4mL,10.0当量)を、DCM(12.0mL)中の5−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピオニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(170mg,243μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で5分間かけて滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に温めて2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(6mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣
を調製用HPLCで精製して、5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピオニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド(65mg,117μmol,収率48%)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d6)ppm 8.89(t,J=5.65Hz,1H)7.11−7.20(m,1H)6.99−7.10(m,2H)6.84(s,1H)6.48(d,J=1.88Hz,1H)4.54−4.72(m,2H)3.65(t,J=5.65Hz,2H)3.16−3.37(m,4H)2.98−3.07(m,1H)2.94(t,J=7.15Hz,2H)2.63−2.83(m,8H)1.08(t,J=7.22Hz,3H)0.98(d,J=6.78Hz,6H).MS(ESI)M/Z:521(M+1).
【0360】
実施例58
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(3−モルホリノ−4−イル−プロピオニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化137】
反応スキーム:
【化138】
【0361】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例57における工程C、D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Cにおけるジメチルアミンを、モルホリンに置換えた。
1HNMR(400MHz,DMSO−d6)ppm:8.89(t,J=5.65Hz,1H),7.13(t,J=7.78Hz,1H),7.00−7.10(m,2H),6.85(s,1H),6.44(d,J=1.76Hz,1H),4.62(d,J=19.58Hz,2H),3.95(d,J=11.92Hz,2H),3.74(t,J=12.11Hz,2H),3.62−3.69(m,2H),3.45(d,J=12.17Hz,3H),3.28−3.38(m,2H),3.16−3.27(m,2H),2.92−3.15(m,5H),2.79(t,J=5.65Hz,1H),2.63−2.71(m,1H),1.08(t,J=7.15Hz,3H),0.98(d,J=6.90Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:563(M+1).
【0362】
実施例59
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−(2−(ジメ
チルアミノ)アセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)−N−エチルイソキサゾール−3−カルボキサミド
【化139】
反応スキーム:
【化140】
【0363】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例57における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおける1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロパン−1−オンを、1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:0.98(d,J=6.90Hz,6H);1.04−1.14(m,3H);2.52(br.s.,1H);2.71(t,J=5.77Hz,1H);2.81(d,J=4.64Hz,7H);3.00(dt,J=13.65,6.79Hz,1H);3.22(quin,J=6.71Hz,2H);3.53(t,J=5.83Hz,1H);3.69(t,J=5.77Hz,1H);4.37(d,J=4.52Hz,2H);4.50−4.69(m,2H);6.48(d,J=2.64Hz,1H);6.84(s,1H);7.01−7.13(m,2H);7.17(d,J=8.03Hz,1H);8.89(t,J=5.65Hz,1H);9.47−10.00(m,3H).
MS(ESI)M/Z:507(M+1).
【0364】
実施例60
5−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−モルホリノ−4−イル−アセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド
【化141】
反応スキーム:
【化142】
【0365】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例57における工程D及びEの順番に従って調製したが、ここで、工程Dにおける1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロパン−1−オンを、1−(6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−イル)−2−モルホリニルエタノンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:0.94−1.01(m,6H);1.08(td,J=7.15,1.38Hz,3H);2.69−2.87(m,2H);3.01(dt,J=13.71,6.76Hz,1H);3.09−3.27(m,4H);3.42(d,J=11.67Hz,2H);3.55−3.58(m,1H);3.70(t,J=5.96Hz,1H);3.75−3.86(m,2H);3.87−4.01(m,2H);4.45(br.s.,2H);4.53−4.67(m,2H);6.48(d,J=2.76Hz,1H);6.84(s,1H);7.03−7.14(m,2H);7.17(d,J=8.03Hz,1H);8.90(t,J=5.52Hz,1H);9.63−9.95(m,2H);10.27(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:549(M+1).
【0366】
実施例61
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化143】
反応スキーム:
【化144】
【0367】
工程A:(COCl)(134mg,1050μmol,2当量)及びDMF(100.00μL)を、DCM(10mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−5−ギ酸(300mg,527μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を0℃で1時間攪拌し、その後、反応溶液を真空中で濃縮して、中間体を得た。中間体を0℃でDCM(10mL)中に溶解し、NH/THF(4M,1.32mL,10.00当量)を、該溶液に添加した。混合物を0℃で1時間攪拌し、15mLの水に注ぎ入れた。その後、混合物をDCM(15mL×2)で抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,石油エーテル/酢酸エチル=20/1〜5/1)で精製して、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−ヨーダイド−イソキサゾール−5−カルボキサミド(140mg,収率47%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:569(M+1).
【0368】
工程B:NaHCO(40mg,472μmol)、HO(1.0mL)及びPd(PPhCl(17mg,24μmol)を、DMF(4mL)中の2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(103mg,377μmol)及び3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−5−カルボキサミド(134mg,236μmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=20/1〜10/1)で精製して、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(80mg,収率51%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:588(M+1).
【0369】
工程C:BCl(2mL,DCM中の1mol溶液)を、DCM(15.00mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−3−カルボキサミド(80mg,136μmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、0℃でゆっくり添加した。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、その後、室温まで温めて2時間攪拌した。反応溶液を0℃に冷却し、その後、反応をMeOH(20mL)を添加してクエンチした。反応混合物を真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を調製用HPLC(HCl法:Ph
enomenex Synergi C18 150×30mm×4μm,水(0.05%HCl)−ACN)で精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド 塩酸塩(9mg,収率15%)を得た。
MS(ESI)M/Z:408(M+1).
HNMR(400MHz,DMSO−d)・NMR(400MHz,DMSO−dnomenex Synergi C18 150×30mm×4μm,水(0.05%HCl)−ACN)2H);4.53−4.67(m,2H);6.48(d,),3.30−3.42(m,4H),3.21−3.30(m,1H),3.00−3.20(m,4H),2.93−3.00(m,3H),2.85(s,4H),3.00−3.20(m,4H),1.09(t,=8.29Hz,2H)J=6.8Hz,6H).
【0370】
実施例62
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−メチル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化145】
反応スキーム:
【化146】
【0371】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例61における工程A、B及びCの順番に従って調製したが、ここで、工程AにおけるNH/THFを、メチルアミンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.64(s,1H),9.36(s,1H),8.91(d,J=4.8Hz,1H),7.19(s,1H),7.09(s,2H),6.89(s,1H),6.44(s,1H),4.08(br.s.,2H),3.19(br.s.,2H),3.14−3.04(m,1H),2.95(br.s.,2H),2.81(d,J=4.5Hz,3H),2.75(br.s.,3H),1.15−1.06(m,6H).
MS(ESI)M/Z:422(M+1).
【0372】
実施例63
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−イソプロピル−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化147】
反応スキーム:
【化148】
【0373】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例61における工程A、B及びCの順番に従って調製したが、ここで、工程AにおけるNH/THFを、プロピル−2−アミンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 8.80(t,J=5.5Hz,1H),8.24(brs,1H),7.23−7.11(m,2H),6.98(d,J=7.5Hz,1H),6.67(s,1H),6.46(s,1H),4.22(d,J=19.8Hz,2H),3.25−3.15(m,2H),2.95(td,J=6.8,13.7Hz,1H),2.17−1.86(m,4H),1.06(t,J=7.2Hz,5H),0.95−0.84(m,9H).
MS(ESI)M/Z:450(M+1).
【0374】
実施例64
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−ヒドロキシルエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化149】
反応スキーム:
【化150】
【0375】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例61における工程A、B及びCの順番に従って調製したが、ここで、工程AにおけるNH/THFを、2−アミノエタノールに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 1.05(d,J=6.90Hz,6H);2.87(s,3H);3.04(dt,J=13.71,6.76Hz,2H);3.28(q,J=5.86Hz,3H);3.45−3.50(m,2H);3.58(br.s.,1H);4.10−4.52(m,2H);4.80(br.s.,1H);6.39(s,1H);6.86(s,1H);7.07(s,2H);7.16−7.26(m,1H);8.83(t,J=5.58Hz,1H);9.36(s,1H);9.62(s,1H);10.54−11.07(m,1H).
MS(ESI)M/Z:452(M+1).
【0376】
実施例65
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(2−フルオロエチル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化151】
反応スキーム:
【化152】
【0377】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例61における工程A、B及びCの順番に従って調製したが、ここで、工程AにおけるNH/THFを、2−フルオロエチルアミンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 9.63(s,1H),9.37(s,1H),9.15(t,J=5.4Hz,1H),7.19(s,1H),7.08(s,2H),6.87(s,1H),6.39(s,1H),4.58(t,J=4.8Hz,1H),4.46(t,J=4.9Hz,1H),4.31(br.s.,1H),3.60−3.52(m,2H),3.51(br.s.,4H),3.10−2.96(m,2H),2.87(s,3H),2.11−2.05(m,1H),1.06(d,J=6.8Hz,6H).
MS(ESI)M/Z:454(M+1).
【0378】
実施例66
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−(3−ヒドロキシルプロピル)−4−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化153】
反応スキーム:
【化154】
【0379】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例61における工程A、B及びCの順番に従って調製したが、ここで、工程AにおけるNH/THFを、3−アミノプロパン−1−オールに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)δ 1.05(d,J=6.78Hz,6H);1.64(quin,J=6.62Hz,2H);2.87(d,J=4.52Hz,3H);2.97−3.19(m,3H);3.20−3.32(m,4H);3.58(br.s.,2H);4.22(dd,J=15.81,8.03Hz,1H);4.42(d,J=15.06Hz,1H);6.39(s,1H);6.86(s,1H);7.03−7.11(m,2H);7.19(s,1H);8.89(t,J=5.58Hz,1H);9.34(br.s.,1H);9.59(br.s.,1H);10.80(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:466(M+1).
【0380】
実施例67
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化155】
反応スキーム:
【化156】
【0381】
工程A:ビス(ピナコラト)ジボロン(7.3g,29mmol)及びKOAc(7.1g,72 mmol)を、DMF(100mL)中のt−ブチル−6−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−ホルメート(7.5g,24mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加し、続いて、触媒Pd(dppf)ClCHCl(5.3g,7mmol)を添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、水(600mL)中に注ぎ入れた。その後、混合物をEA(200mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=20/1〜10/1)で精製して、t−ブチル−オキシカルボリル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−ホルメート(7.4g,21mmol,収率86%)を、白色固体として得た。
【0382】
工程B:(COCl)(2.2g,18mmol,1.5当量)及びDMF(100.00μL)を、DCM(60mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−4−ヨード−イソキサゾール−5−ギ酸(5g,9mmol,1.0当量)の溶液に、0℃で添加した。混合物を0℃で1時間攪拌し、その後、反応溶液を真空中で濃縮して、中間体を得た。中間体をDCM(80mL)中に溶解し、0℃でエチルアミン(1.9g,2.8mL,5.00当量)を、該溶液に添加した。混合物を0℃で1時間攪拌し、100mLの水に注ぎ入れた。その後、混合物をDCM(80mL×2)で抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮して、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−5−カルボキサミド(3.8g,収率75%)を、黄色固体として得た。
【0383】
工程C:NaHCO3(1.6g,19mmol)、H2O(17.0mL)及びPd(PPh32Cl2(447mg,637μmol)を、DMF(50mL)中のt−ブチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−ホルメート(3.2g,9mmol)及び3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−ヨード−イソキサゾール−5−カルボキサミド(3.8g,6mmol)の混合溶液に、窒素ガスの保護下、25℃で添加した。混合物を25℃で10分間攪拌し、その後、80℃に加熱して12時間攪拌した。混合物を25℃に冷却し、水(100 mL)中に注ぎ入れ、その後、EA(150mL×2)で抽出し、合わせた有機相を水(100mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(200〜300メッシュのシリカゲル,PE/EA=10/1〜5/1)で精製して、t−ブチル6−(3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−5−(エチルホルマミル)イソキサゾール−4−イル)−1,,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−ホルメート(2.6g,3.7mmol,収率58%)を、黄色固体として得た。
MS(ESI)M/Z:588(M+1).
【0384】
工程D:HCl/MeOH(4M,20.00mL)を、MeOH(20.00mL)中のt−ブチル6−(3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピル−フェニル)−5−(エチルホルマミル)イソキサゾール−4−イル)−1,,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−ホルメート(2.6g,3.7mmol,1.00当量)の溶液に、25℃で添加し、混合物を25℃で30分間攪拌した。混合物を40℃で濃縮して、生成物3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(2.5g,粗生成物)を、黄色固体として得た。
【0385】
工程E:BCl(9.5mL,DCM中の1mol溶液)を、DCM(50.00mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(1.0g,1.6mmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、0℃でゆっくり添加した。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、その後、室温に温めて2時間攪拌した。反応溶液を0℃に冷却し、その後、反応をMeOH(20mL)を添加してクエンチした。反応混合物を真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を調製用HPLC(HCl法:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4μm,水(0.05%HCl)−ACN)で精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド 塩酸塩(315mg,685μmol,収率44%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d):δ 9.57(s,1H),9.38(s,2H),9.31(s,1H),8.94(t,J=5.6Hz,1H),7.15(s,1H),7.05−7.12(m,2H),6.86(s,1H),6.38(s,1H),4.21(s,2H),3.21−3.33(m,4H),3.03−3.10(m,1H),2.56−2.90(m,2H),1.05−1.11(m,9H).MS(ESI)M/Z:422(M+1).
【0386】
実施例68
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化157】
反応スキーム:
【化158】
【0387】
工程A:アセトン(97mg,2mmol,10.00当量)及び酢酸(5mg,8μmol,0.50当量)を、メタノール(3mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(100mg,166μmol,1.0当量)の溶液に添加した。混合物を30℃で0.5時間攪拌した後、NaBHCN(31mg,499μmol,3.0当量)を添加し、混合物を更に1時間攪拌した。反応溶液を真空中で濃縮した。残渣を調製用TLCで精製して、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(80mg,124μmol,収率75%)を、黄色オイルとして得た。
【0388】
工程B:DCM中のBClの溶液(1M,1.2mL,10.0当量)を、無水DCM(8mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロキシキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(80mg,124μmol,1.0当量)の溶液に、0℃で5分間かけてゆっくり滴下添加した。懸濁液を0℃で30分間攪拌し、その後、25℃に温めて2時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、MeOH(3mL)をゆっくり添加してクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(25mg,48μmol,収率39%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:1.02−1.11(m,15H);2.64−2.69(m,4H);2.85(dt,J=13.05,6.53Hz,1H);3.04(dt,J=13.71,6.89Hz,1H);3.18−3.29(m,4H);3.61(s,2H);6.33(s,1H);6.81(s,1H);6.93−6.96(m,2H);6.98(s,1H);8.20(s,1H);8.85(t,J=5.71Hz,1H).
MS(ESI)M/Z:464(M+1).
【0389】
実施例69
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−ヒドロキシルエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化159】
反応スキーム:
【化160】
【0390】
工程A:3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(150mg,249μmol,1.0当量)、CsCO(122mg,374μmol,1.5当量)及び2−ブロモエタノール(32mg,249μmol,1.0当量)を、アセトニトリル(3mL)に添加した。混合物を50℃に加熱して12時間攪拌した。冷却後、反応混合物を濃縮して乾燥した。残渣を調製用TLC(ジクロロメタン/メタノール=15:1)で精製して、3−(2,4−ジベンジルオキシ−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−ヒドロキシルエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(120mg,185μmol,収率74%)を、無色オイルとして得た。
【0391】
工程B:BCl(1.9mL,DCM中の1mol溶液)を、DCM(8.00mL)中の3−(2,4−ジベンジルオキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−ヒドロキシルエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド(120mg,186μmol)の溶液に、窒素ガスの保護下、0℃でゆっくり添加した。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、その後、室温に温めて2時間攪拌した。反応溶液を0℃に冷却し、その後、MeOH(4mL)を添加して反応をクエンチした。反応混合物を真空中で濃縮して、粗生成物を得た。残渣を調製用HPLCで精製して、3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−ヒドロキシルエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド 塩酸塩(39mg,77μmol,収率41%)を得た。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:1.03−1.12(m,9H);2.88(d,J=17.32Hz,1H);3.00−3.18(m,2H);3.21−3.31(m,5H);3.71(d,J=11.67Hz,1H);3.84(t,J=4.96Hz,2H);4.32(dd,J=15.69,7.91Hz,1H);4.51(d,J=15.18Hz,1H);6.39(s,1H);6.85(s,1H);7.10(s,2H);7.18(s,1H);8.95(t,J=5.71Hz,1H);9.32(br.s.,1H);9.58(br.s.,1H);10.43(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:466(M+1).
【0392】
実施例70
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−メトキシエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化161】
反応スキーム:
【化162】
【0393】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例69における工程A及びBの順番に従って調製したが、ここで、工程Aにおける2−ブロモエタノールを、1−ブロモ−2−メトキシエタンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:0.99−1.12(m,9H);2.61−2.68(m,6H);3.04(dt,J=13.77,6.85Hz,1H);3.19−3.24(m,2H);3.47−3.60(m,7H);6.33(s,1H);6.81(s,1H);6.90−6.96(m,2H);6.98(s,1H);8.18(s,1H);8.85(t,J=5.71Hz,1H).
MS(ESI)M/Z:480(M+1).
【0394】
実施例71
3−(2,4−ジヒドロキシル−5−イソプロピルフェニル)−N−エチル−4−(2−(2−フルオロエチル)−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イソキサゾール−5−カルボキサミド
【化163】
反応スキーム:
【化164】
【0395】
工程A:この実施例の表題化合物を、実施例69における工程A及びBの順番に従って調製したが、ここで、工程Aにおける2−ブロモエタノールを、1−ブロモ−2−フルオロエタンに置換えた。
HNMR(400MHz,DMSO−d)ppm:1.02−1.11(m,9H);2.89(d,J=16.56Hz,1H);2.99−3.18(m,2H);3.19−3.28(m,2H);3.30−3.44(m,1H);3.66−3.75(m,2H);4.28−4.41(m,1H);4.45−4.57(m,1H);4.88(t,J=4.14Hz,1H);5.00(t,J=4.27Hz,1H);6.37(s,1H);6.85(s,1H);7.10(s,2H);7.19(s,1H);8.94(t,J=5.71Hz,1H);9.18−9.76(m,2H);10.97(br.s.,1H).
MS(ESI)M/Z:468(M+1);
【0396】
実施例72:酵素レベルにおける化合物の活性の決定
本発明において、蛍光偏光(FP)の方法を用いて、HSP90−α阻害剤のためのスクリーニングプラットフォームを確立した。基づく原理は、相関解析のための使用において、蛍光標識された小分子と他の分子との相互作用の前後で分子量変化を検出することにより、水平及び垂直方向における蛍光偏光値を計算することである。蛍光標識された小分子と高分子間の結合平衡が成立する場合、それは励起された際にゆっくりと移動し、測定される蛍光偏光値は増加する。高分子に結合する蛍光標識された小分子が他の配位子で置換される場合、遊離状態における、その回転及び反転速度はより速くなり、放射光は励起光平面に対して偏光解消され、よって、測定される偏光値は減少し、それにより、サンプルの偏光値が計算される(偏光値の単位はmP)。
【0397】
本発明で使用された蛍光標識された小分子は、VER−00051001(JMC,2008年,51巻,196−218頁中に記載された合成方法を引用することにより合成した。)であった。反応は、反応疎水性タンパク質HFB緩衝液:100mM Tris・Cl pH7.4,20mM KCl,6mM MgCl,5μg/mL BSA,25nM フルレングス Hsp90U,10nM VER−51001を使用する、384−ウェル黒色プレートで行われた。反応システムの体積は、5nM GM−BODIPY(ゲルダナマイシン)、30nM HSP90及び試験小分子化合物又はDMSO(ジメチルスルホキシド)を含む、50mLであったが、ここで、DMSOの含有量は2%であった。更なる2つのウェル群を確立したが、ここで、HFB緩衝液のみが添加されたウェルが空対照として使用され、更に5nM GM−BODIPYが添加されたウェルが陰性対照として使用された。反応は、4℃で12−16時間行われた。mP値は、485nmの励起波長及び535nmの放射波長で、Biotekマイクロプレートリーダーにより測定した。阻害率は、以下の数式を使用して計算した:

(化合物非存在mP−化合物mP)/(化合物非存在mP−陰性対照mP)×100%

異なる濃度で化合物の阻害率を計算した後、化合物のIC50を計算することができ、そして、各化合物のIC50値を以下の第1表中に示した。
【0398】
実施例73:細胞レベルにおける化合物の活性測定
がん細胞の増殖阻害アッセイは、スルホローダミンB(SRB)染色試験により検出された。特異的な工程は以下の通り:ヒト結腸ガン細胞株HCT116及びヒト肺がん細胞株A549(American Type Culture Collection,ATCCから購入)を、対数増殖期において98−ウェルのマイクロ培養プレートに、4000細胞数/ウェル、各ウェル100μLの適当な濃度で接種し;1晩培養した後、異なる濃度(100,10,1,0.1,0.01μM)で化合物を添加して72時間反応させ、ここで、トリプリケートのウェルが、各濃度のために及び対応する濃度の溶媒対照ウェルのために設定され、細胞を伴わないゼロウェルがまた設定された。反応の完結後、培養媒体が接着細胞から除去され、後者に10%(w/v)トリクロロ酢酸(100μL/ウェル)を4℃で添加して、1時間固定し、その後、蒸留水で5回洗浄した。室温で乾燥した後、100μLのSRB溶液(4mg/mL,1%氷酢酸中に溶解した)を、各ウェルに添加し、続いて、培養し、室温で15分間染色した。結合していないSRBを1%氷酢酸で5回洗浄することにより除去した。室温で乾燥した後、100μLの10mM Tris溶液を各ウェル中に添加し、515nmにおける光学密度(OD)を、VERSMaxマクロプレートリーダーにより測定した。腫瘍細胞増殖に対する薬剤の阻害率は、以下の数式に従って計算した:

阻害率(%)=(対照ウェルのOD−薬剤ウェルのOD)/対照ウェルのOD×100%。

実験は2回繰り返した。
【0399】
HCT116及びA549細胞 に対する化合物の阻害率(%)を以下の第1表中に示した:
【表1】
【表2】

注釈:酵素活性試験における上記化合物は、活性範囲に従って、A〜Cの3つの部分に分けられたが、ここで、A≦20nM;20nM<B≦100nM;C>100nM;であり、NDは、データが検出されなかったことを示す。
【0400】
結論:本発明の幾つかの化合物は、既知のHSP90阻害剤であるルミネスピブ(Luminespib)と比較して、HSP90タンパク質標的への結合及びHCT116又はA549腫瘍細胞の増殖阻害において良好な活性を有している。
【0401】
実施例74:動物における化合物の有効性評価
A549腫瘍細胞を、ヌードマウスの右脇の下に、5×10細胞/マウスで皮下に接種して、移植腫瘍を形成した。体積が100−200mmに到達したら、動物を腫瘍体積に従って、陰性対照群(n=5)、陽性対照群(各群においてn=5)及び実験群(各群においてn=5)に無作為に分けた。実験群は、それぞれ、週2回、異なる濃度で、陽性薬剤ルミネスピブ(50mg/kg)及び化合物1(50mg/kg)が静脈注射され、陰性対照群は、同時に等量の溶媒が投与された。腫瘍の長さ(A)及び幅(B)がノギスを用いて週2回測定され、腫瘍体積は、V = A×B/2に従って計算された。相対腫瘍体積(RTV)は、以下のように計算された:RTV=V/V、式中、Vは、投与の終了における腫瘍体積を表し、Vは、分離及び投与前に測定された腫瘍体積を表す。抗腫瘍活性の薬力学的評価の指標は、相対腫瘍増殖率T/C(%)であり、計算式は:T/C(%)=TRTV/CRTV×100%であり、ここで、TRTV:処理群のRTV;CRTV:陰性対照群のRTVである。有効性評価基準:T/C%>60%は、効果が無い;T/C%≦60%及び統計処理によるP<0.05が有効である。腫瘍増殖阻害率(TGI)は、以下のように計算される:

TGI(%)={[(CV−CV)−(TV−TV)]/(CV−CV)}×100%

ここで、CVは、投与終了時の対照群の腫瘍体積を表し;CVは、分離及び投与前の対照群の腫瘍体積を表し;TVは、投与終了時の投与群の腫瘍体積を表し;TVは、分離及び投与前の投与群の腫瘍体積を表す。投与群と対照群の間の腫瘍体積の差異がt−検定により検査された。同時に、各群におけるヌードマウスの体重を、薬剤の毒性副作用を事前に評価するために週2回秤量した。このモデルにおける化合物の有効性結果を、以下の第2表に示した。
【表3】
【0402】
結論:本発明の実施例1の化合物は、既知のHSP90阻害剤であるルミネスピブと比較して、A549肺がん細胞を移植したマウスモデルにおいて僅かに優れた抗腫瘍効果を有する。
【0403】
実施例75:化合物の組織分布研究

本発明の実施例67の組織分布研究

1.概要

SDラットを対象動物として使用した。血漿、肺及び乳房組織中の薬剤濃度を、ラットの尾に実施例67の化合物を静脈注射した後に、異なる時間においてLC/MS/MS法により測定した。ラットにおける本発明の化合物の組織分布を研究し、それらの薬物動態学的な特性を評価した。

2.試験プロトコル

2.1 試験薬剤:ルミネスピブ、ガネテスピブ及び実施例67の化合物

2.2 試験動物:
健常な成体の雄性SDラット、100−200g、総計で9匹のラット、Shanghai Slack Laboratory Animal Co.,Ltdから購入

2.3 薬剤調製:
サンプルの適当量を秤量した。ルミネスピブ、ガネテスピブ及び本発明の化合物67の全てが、静脈注射のために、10%DMSO/14%クレモフォールRH40/76%D5W、中の、1mg/mLにおける、0.5mg/mlにおける透明溶液中に処方された。

2.4 投与:

9匹のSD雄性ラットを、各群3匹のラットの3群に分けた。通常の食餌の後、投与を、尾において1mg/kgの用量で静脈注射により行った。

3.手術:
3つの群のラットにおいて、サンプルを、投与後0.5時間、6時間及び24時間に、血液、肺及び乳房組織から収集した。収集後30分以内に、血液サンプルを、3000rpmで15分間、4℃で遠心分離して分離し、血漿サンプルを得た。結果として得られた血漿サンプルをポリプロピレン管内に置き、LC/MS/MS 分析のために−80℃で貯蔵した。血液サンプルの収集後、動物をCOにより犠牲にし、続いて、組織サンプルを収集した。各組織サンプルを冷脱イオン水で2回洗浄し、ろ紙に付着させた。その後、各組織サンプルを、6)の希釈係数を用い、組織の1g当たり、MeOH/15mM PBS(1:2)(5mL MeOH/15mM PBS(1:2)中で数回均一化して、均一相の形成を確保した。全ての加工を凝固点温度未満で行った。均一化サンプルを、生物分析のためにドライアイスを用いて急速に冷凍し、−80℃で貯蔵した。

注射投与後のラット血漿、肺及び乳房組織中の試験化合物の含有量を、LC/MS/MSにより測定した。

4. 薬物動態パラメーターの結果
【表4】

注釈:NDは、検出限界を超えており、そして、検出された関連データが存在しないことを示す。
【0404】
結論:本発明の好ましい化合物の注射用量が1mg/kgである場合、ラットの肺及び乳房組織における血中濃度は、同時に、同じ用量におけるルミネスピブ及びガネテスピブのそれらより有意に高く、AUC値もまた、有意に大きく、本発明の好ましい化合物が、肺がん、乳がん等のようながんにおいて、より良い応用展望を有することを示唆する。
【0405】
実施例76:乳がん動物における化合物の有効性評価
BT−474腫瘍細胞を、ヌードマウスの右脇の下に、5×10細胞/マウスで皮下に接種して、移植腫瘍を形成した。体積が100−200mmに到達したら、動物を腫瘍体積に従って、陰性対照群(n=6)、陽性対照群(各群においてn=6)及び実験群(各群においてn=6)に無作為に分けた。実験群は、それぞれ、週3回、異なる濃度で、陽性薬剤ガネテスピブ(20mg/kg)及び化合物67(10mg/kg及び20mg/kg)が静脈注射され、陰性対照群は、同時に等量の溶媒が投与された。腫瘍の長さ(A)及び幅(B)がノギスを用いて週2回測定され、腫瘍体積は、V = A×B/2に従って計算された。相対腫瘍体積(RTV)は、以下のように計算された:RTV=V/V、式中、Vは、投与の終了における腫瘍体積を表し、Vは、分離及び投与前に測定された腫瘍体積を表す。抗腫瘍活性の薬力学的評価の指標は、相対腫瘍増殖率T/C(%)であり、計算式は:T/C(%)=TRTV/CRTV×100%であり、ここで、TRTV:処理群のRTV;CRTV:陰性対照群のRTVである。有効性評価基準:T/C%>60%は、効果が無い;T/C%≦60%及び統計処理によるP<0.05が有効である。腫瘍増殖阻害率(TGI)は、以下のように計算される:

TGI(%)={[(CV−CV)−(TV−TV)]/(CV−CV)}×100%

ここで、CVは、投与終了時の対照群の腫瘍体積を表し;CVは、分離及び投与前の対照群の腫瘍体積を表し;TVは、投与終了時の投与群の腫瘍体積を表し;TVは、分離及び投与前の投与群の腫瘍体積を表す。投与群と対照群の間の腫瘍体積の差異がt−検定により検査された。同時に、各群におけるヌードマウスの体重を、薬剤の毒性副作
用を事前に評価するために週2回秤量した。このモデルにおける化合物の有効性結果を、以下の第4表に示した。
【表5】
【0406】
結論:10mpkにおける本発明の好ましい化合物は、20mpkにおける既知のHSP90阻害剤ガネテスピブと比較して、BT−474乳がん細胞が移植されたマウスモデルにおいて、有意の、より優れた抗腫瘍効果を有する。
【0407】
実施例77:水溶性比較:
本発明の化合物、ガネテスピブ及びルミネスピブは、注射剤として使用されるものであり、よって、これらは、関連する臨床製剤の開発を促進するために、良好な水溶性を有する必要がある。本発明の化合物における全てのユニークな縮合環構造は、塩基性の窒素原子を含み、該化合物は容易に塩を形成し、そして、水溶性において大きな利点を有する。中国特許第1771235号明細書は、縮合環構造を含むHSP90阻害剤を開示するが、しかし、それらは本発明の化合物とは構造的に異なっており、容易に塩を形成する基を含んでいないが、それは、乏しい水溶性を示すことしか期待し得ない。