特許第6762300号(P6762300)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6762300アミノピラゾール誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6762300
(24)【登録日】2020年9月10日
(45)【発行日】2020年9月30日
(54)【発明の名称】アミノピラゾール誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 401/14 20060101AFI20200917BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20200917BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 403/06 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/4155 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/454 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/427 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/422 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/4178 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/4188 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 491/107 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 487/08 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/4995 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 498/08 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/5386 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 409/14 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/433 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 513/10 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 487/10 20060101ALI20200917BHJP
   C07D 471/10 20060101ALI20200917BHJP
   A61K 31/438 20060101ALI20200917BHJP
【FI】
   C07D401/14CSP
   A61P43/00 111
   A61P35/00
   A61K31/4439
   C07D403/06
   A61K31/4155
   A61K31/5377
   A61K31/454
   C07D417/14
   A61K31/427
   C07D405/14
   A61K31/496
   C07D413/14
   A61K31/422
   A61K31/506
   A61K31/4178
   C07D487/04 138
   A61K31/4188
   C07D491/107
   C07D487/08
   A61K31/4995
   C07D498/08
   A61K31/5386
   C07D409/14
   A61K31/433
   C07D513/10
   C07D487/10
   C07D471/10 103
   A61K31/438
【請求項の数】13
【全頁数】568
(21)【出願番号】特願2017-524846(P2017-524846)
(86)(22)【出願日】2016年6月17日
(86)【国際出願番号】JP2016068039
(87)【国際公開番号】WO2016204261
(87)【国際公開日】20161222
【審査請求日】2019年3月25日
(31)【優先権主張番号】特願2015-122104(P2015-122104)
(32)【優先日】2015年6月17日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000003311
【氏名又は名称】中外製薬株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】591003013
【氏名又は名称】エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
(74)【代理人】
【識別番号】100102118
【弁理士】
【氏名又は名称】春名 雅夫
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100205707
【弁理士】
【氏名又は名称】小寺 秀紀
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100114889
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 義弘
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(72)【発明者】
【氏名】海老池 啓達
(72)【発明者】
【氏名】青木 紀裕
(72)【発明者】
【氏名】千葉 高志
(72)【発明者】
【氏名】河内 雅美
(72)【発明者】
【氏名】仲間 公崇
(72)【発明者】
【氏名】新妻 諭
(72)【発明者】
【氏名】西井 広樹
(72)【発明者】
【氏名】大和田 潤
(72)【発明者】
【氏名】島村 寛章
(72)【発明者】
【氏名】菅 愛子
(72)【発明者】
【氏名】中西 義人
(72)【発明者】
【氏名】小林 奈月
【審査官】 東 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−180344(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/016528(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/051022(WO,A1)
【文献】 国際公開第2015/016295(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の一般式(I):
[この文献は図面を表示できません]
〔式中、ArはR群から選択される基で置換されていてもよい、C6−10アリーレンまたは5〜員ヘテロアリーレンであり、
ArはR群から選択される基で置換されていてもよい、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリールであり;
、Rは、それぞれ独立して、ハロゲン原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シアノ、ニトロ、NR、OR、SR、SOR、SO、CONR10、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、またはP群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリールであり、
前記Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルは、さらに4〜6員ヘテロシクリルおよびC6−10アリールC1−6アルキルから選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはC3−6シクロアルキルと、スピロ結合により連結されていてもよく;
、Rは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルカルボニル、−SO30、−C(O)OR31、−C(O)NR3233、4〜6員ヘテロシクリルカルボニル、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであるか、またはRおよびRはそれらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
は、水素原子;アミノ、ハロゲン原子およびヒドロキシから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキル;Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜10員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルであり;
は、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであり;
、R10は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルキルであるか、またはRおよびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員へテロシクリルを形成し;
30は、置換されていてもよいC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルを置換基に有していてもよいC3−6シクロアルキル、P群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリール、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、または−NR3435であり、
該置換されていてもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、−C(O)NR3637、およびC6−10アリールからなる群より選択され;
31は、フルオレンを置換基に有してもよいC1−6アルキルを示し;
32、R33は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルコキシカルボニルおよび5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキルであり、またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
34、R35は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシおよびC1−6アルコキシから選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C3−6シクロアルキル、もしくはC1−6アルコキシであるか、またはR34およびR35は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
36、R37は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであるか、またはR36およびR37は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される置換基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する;
〈P群〉
ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、−NR5051、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシカルボニル、5〜10員ヘテロアリール、C1−6ハロアルキル;
50、R51は、それぞれ独立に、水素原子、またはC1−6アルキルである;
〈Q群〉
シアノ、ハロゲン原子、置換基を有してもよいC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルキル、オキソを置換に有してもよい4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C3−6シクロアルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノC1−6アルキルカルボニル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、5〜10員ヘテロアリール、およびC6−10アリールから選ばれ、該C6−10アリールはヒドロキシを置換基に有してもよく;
52、R53は、水素原子、C1−6アルキル、ハロゲン原子を置換基に有してもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニル、または、−C(O)OR54を示し、
54はフェニル、フルオレンおよび5〜10員ヘテロアリールから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
〈R群〉
ハロゲン原子、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、ニトロ、−NR6061{式中、R60、R61は、同一または異なって、それぞれ、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル(置換基は、ヒドロキシ、C1−6アルコキシカルボニル、カルボキシルまたはカルボン酸アミドである)、またはアミノC1−6アルキルであるか、またはR60およびR61はそれらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員へテロ環を形成する}〕
で表される化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項2】
ArにおけるR群が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、およびC1−6アルコキシからなる群から選ばれる、請求項1に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項3】
ArにおけるR群が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、およびC1−6アルコキシからなる群から選ばれる、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項4】
Arが、R群から選択される基で置換されていてもよい、フェニレンまたはピリジレンである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項5】
Arが、R群から選択される基で置換されていてもよい、フェニルまたはピリジルである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項6】
が、下記である、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩;
が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、NR、OR、SR、C1−6アルキルで置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであり;
、Rは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、または、−SO30であり;
は、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシを置換基に有してもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜10員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルであり;
〈Q群〉
ヒドロキシを置換基に有してもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、オキソを置換に有してもよい4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルスルホニル;
は、ハロC1−6アルキルであり;
30は、C1−6アルキルである。
【請求項7】
が、下記である、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩;
が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、NR、OR、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、またはP群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリールであり、
前記Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルは、さらに4〜6員ヘテロシクリルおよびC6−10アリールC1−6アルキルから選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはC3−6シクロアルキルと、スピロ結合により連結されていてもよく;
、Rは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルカルボニル、−SO30、−C(O)OR31、−C(O)NR3233、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであり;
は、水素原子、C1−6アルキル、または、4〜6員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルであり;
30は、置換されていてもよいC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルを置換基に有していてもよいC3−6シクロアルキル、P群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリール、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、または−NR3435であり、
該置換されていてもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、−C(O)NR3637、およびC6−10アリールからなる群より選択され;
31は、フルオレンを置換基に有してもよいC1−6アルキルを示し;
32、R33は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルコキシカルボニルおよび5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキルであり、またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
34、R35は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシおよびC1−6アルコキシから選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C3−6シクロアルキル、もしくはC1−6アルコキシであり;
36、R37は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルキルであるか、またはR36およびR37は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される置換基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する;
〈P群〉
ハロゲン原子、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルキル;
〈Q群〉
シアノ、ハロゲン原子、置換基を有してもよいC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C3−6シクロアルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノC1−6アルキルカルボニル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、5〜10員ヘテロアリール、およびC6−10アリール基から選ばれ、該C6−10アリール基はヒドロキシを置換基に有してもよく;
52、R53は、水素原子、C1−6アルキル、ハロゲン原子を置換基に有してもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニル、または、−C(O)OR54を示し、
54はフェニル、フルオレンおよび5〜10員ヘテロアリールから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩と、担体とを含む、薬理学的組成物。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、Srcファミリーキナーゼ阻害剤。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、癌の治療剤又は癌の予防剤。
【請求項11】
前記癌が、食道癌、肺癌、および胆管癌からなる群から選ばれる、請求項10に記載の癌の予防剤または治療剤。
【請求項12】
がんの治療剤または予防剤の製造のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項13】
がんの治療または予防における使用のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アミノピラゾール誘導体およびその利用に関する。
【背景技術】
【0002】
癌は世界的にも主要な死因のひとつであり、2007年には全死亡者数の13%にあたる790万人が癌により死亡している。世界的な高齢化の進展により今後も癌患者数は増加すると予測され、世界保健機構の報告によれば、2030年には1300万人が癌により死亡すると推測されている。近年、特定の分子を治療標的とした分子標的薬が数多く開発され、いくつかについては臨床において患者の生存期間を延長する有効性が確認されている。例えばイマチニブ、エルロチニブやトラスツズマブのようなチロシンキナーゼを阻害する阻害剤である。それらの分子標的薬の多くは、標的遺伝子の増幅、変異、転座や標的タンパク質の過剰発現などにより異常な活性化を起こしている癌に対して有効性を示すと考えられる。逆に、これらの分子標的薬が標的としていない遺伝子に起因する癌を持つ患者は治療できないと考えられ、既存薬剤が効果を示さない患者に対する新規薬剤の開発が望まれている。
【0003】
Srcキナーゼファミリーは非受容体型チロシンキナーゼであり、Src、Fyn、Yes1、Lck、Lyn、Hck、FgrおよびBlkから構成されている。Srcキナーゼファミリーは、例えば受容体型チロシンキナーゼなどの受容体や、インテグリンなどの膜蛋白と相互作用し、細胞増殖・細胞接着・血管形成などの様々な情報伝達を行っている(非特許文献1)。また、多種の癌において過剰発現していることが知られており、癌の悪性度や生存率との関係が知られている(非特許文献2)。これらのことから、Srcファミリーキナーゼを癌組織内で阻害することは各種の癌に対する有望な治療法となり得ると考えられており、ダサチニブ(dasatinib)やボスチニブ(bosutinib)などのSrcファミリーキナーゼ阻害剤が開発されている。しかし、既存のSrcファミリーキナーゼ阻害剤は、キナーゼ選択性が悪いことからSrcファミリーキナーゼ阻害剤として十分な効果を臨床で示せていない(非特許文献3)。つまり、より選択性が高くより強い効果を示すSrcファミリーキナーゼ阻害剤が望まれていると考えられる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Nat.Rev.Cancer, Jun; 4(6), 470, 2004
【非特許文献2】Curr.Med.Chem., 15(12), 1154, 2008
【非特許文献3】Oncologist, 16(5), 566, 2011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、Srcファミリーキナーゼを阻害することができる低分子化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、具体的には以下を含む。
〔1〕
以下の一般式(I):
[この文献は図面を表示できません]
〔式中、ArはR群から選択される基で置換されていてもよい、C6−10アリーレンまたは5〜10員ヘテロアリーレンであり、
ArはR群から選択される基で置換されていてもよい、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリールであり;
、Rは、それぞれ独立して、ハロゲン原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シアノ、ニトロ、NR、OR、SR、SOR、SO、CONR10、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、またはP群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリールであり、
前記Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルは、さらに4〜6員ヘテロシクリルおよびC6−10アリールC1−6アルキルから選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはC3−6シクロアルキルと、スピロ結合により連結されていてもよく;
、Rは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルカルボニル、−SO30、−C(O)OR31、−C(O)NR3233、4〜6員ヘテロシクリルカルボニル、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであるか、またはRおよびRはそれらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
は、水素原子;アミノ、ハロゲン原子およびヒドロキシから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキル;Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜10員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルであり;
は、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであり;
、R10は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルキルであるか、またはRおよびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員へテロシクリルを形成し;
30は、置換されていてもよいC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルを置換基に有していてもよいC3−6シクロアルキル、P群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリール、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、または−NR3435であり、
該置換されていてもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、−C(O)NR3637、およびC6−10アリールからなる群より選択され;
31は、フルオレンを置換基に有してもよいC1−6アルキルを示し;
32、R33は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルコキシカルボニルおよび5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキルであり、またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
34、R35は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシおよびC1−6アルコキシから選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C3−6シクロアルキル、もしくはC1−6アルコキシであるか、またはR34およびR35は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
36、R37は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであるか、またはR36およびR37は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される置換基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する;
〈P群〉
ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、−NR5051、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシカルボニル、5〜10員ヘテロアリール、C1−6ハロアルキル;
50、R51は、それぞれ独立に、水素原子、またはC1−6アルキルである;
〈Q群〉
シアノ、ハロゲン原子、置換基を有してもよいC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルキル、オキソを置換に有してもよい4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C3−6シクロアルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノC1−6アルキルカルボニル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、5〜10員ヘテロアリール、およびC6−10アリールから選ばれ、該C6−10アリールはヒドロキシを置換基に有してもよく;
52、R53は、水素原子、C1−6アルキル、ハロゲン原子を置換基に有してもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニル、または、−C(O)OR54を示し、
54はフェニル、フルオレンおよび5〜10員ヘテロアリールから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
〈R群〉
ハロゲン原子、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、ニトロ、−NR6061{式中、R60、R61は、同一または異なって、それぞれ、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル(置換基は、ヒドロキシ、C1−6アルコキシカルボニル、カルボキシルまたはカルボン酸アミドである)、またはアミノC1−6アルキルであるか、またはR60およびR61はそれらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員へテロ環を形成する}〕
で表される化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【0007】
〔2〕
ArにおけるR群が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、およびC1−6アルコキシからなる群から選ばれる、〔1〕に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【0008】
〔3〕
ArにおけるR群が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、およびC1−6アルコキシからなる群から選ばれる、〔1〕または〔2〕に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【0009】
〔4〕
Arが、R群から選択される基で置換されていてもよい、フェニレンまたはピリジレンである、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【0010】
〔5〕
Arが、R群から選択される基で置換されていてもよい、フェニルまたはピリジルである、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【0011】
〔6〕
が、下記である、〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩;
が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、NR、OR、SR、C1−6アルキルで置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであり;
、Rは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、または、−SO30であり;
は、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシを置換基に有してもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜10員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルであり;
〈Q群〉
ヒドロキシを置換基に有してもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、オキソを置換に有してもよい4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルスルホニル;
は、ハロC1−6アルキルであり;
30は、C1−6アルキルである。
【0012】
〔7〕
が、下記である、〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩;
が、ハロゲン原子、C1−6アルキル、NR、OR、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、またはP群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリールであり、
前記Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルは、さらに4〜6員ヘテロシクリルおよびC6−10アリールC1−6アルキルから選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはC3−6シクロアルキルと、スピロ結合により連結されていてもよく;
、Rは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルカルボニル、−SO30、−C(O)OR31、−C(O)NR3233、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであり;
は、水素原子、C1−6アルキル、または、4〜6員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルであり;
30は、置換されていてもよいC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルを置換基に有していてもよいC3−6シクロアルキル、P群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリール、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、または−NR3435であり、
該置換されていてもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、−C(O)NR3637、およびC6−10アリールからなる群より選択され;
31は、フルオレンを置換基に有してもよいC1−6アルキルを示し;
32、R33は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルコキシカルボニルおよび5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキルであり、またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員ヘテロシクリルを形成し;
34、R35は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシおよびC1−6アルコキシから選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C3−6シクロアルキル、もしくはC1−6アルコキシであり;
36、R37は、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルキルであるか、またはR36およびR37は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される置換基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する;
〈P群〉
ハロゲン原子、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルキル;
〈Q群〉
シアノ、ハロゲン原子、置換基を有してもよいC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C3−6シクロアルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノC1−6アルキルカルボニル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、5〜10員ヘテロアリール、およびC6−10アリールから選ばれ、該C6−10アリールはヒドロキシを置換基に有してもよく;
52、R53は、水素原子、C1−6アルキル、ハロゲン原子を置換基に有してもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニル、または、−C(O)OR54を示し、
54はフェニル、フルオレンおよび5〜10員ヘテロアリールから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
【0013】
〔8〕
tert−ブチル 3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−2,4−ジオキソ−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシラート、またはその薬理学的に許容される塩。
【0014】
〔9〕
〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩と、担体とを含む、薬理学的組成物。
【0015】
〔10〕
〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、Srcファミリーキナーゼ阻害剤。
【0016】
〔11〕
〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、癌の治療剤又は癌の予防剤。
【0017】
〔12〕
前記癌が、食道癌、肺癌、および胆管癌からなる群から選ばれる、〔11〕に記載の癌の予防剤または治療剤。
【0018】
〔13〕
〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩を含有する組成物の医薬的に有効な量を、がんの治療または予防を必要とする患者に投与することを含む、癌の治療または予防方法。
【0019】
〔14〕
がんの治療剤または予防剤の製造のための、〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【0020】
〔15〕
がんの治療または予防における使用のための、〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬理学的に許容される塩。
【発明の効果】
【0021】
本発明の化合物、またはその薬理学的に許容される塩は、癌組織内におけるSrcファミリーキナーゼ阻害作用を有する。また、本発明の化合物は、既存のSrcファミリーキナーゼ阻害剤より、より選択性が高く、より強い効果を示すSrcファミリーキナーゼ阻害作用を有し、癌を予防及び/または治療することができる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明は、アミノピラゾール誘導体およびその利用に関する。本発明者らは、前記式(I)で表される化合物、もしくはその薬理学的に許容される塩、またはそれらの異性体を初めて合成し、該化合物、もしくはその薬理学的に許容される塩、またはそれらの異性体がSrcファミリーキナーゼ阻害作用を有することを見出した。
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【0023】
本明細書における「アルキル」は、脂肪族炭化水素から任意の水素原子を1個除いて誘導される1価の基であり、骨格中にヘテロ原子または不飽和炭素−炭素結合を含有せず、水素原子および炭素原子を含有するヒドロカルビルまたは炭化水素基構造の部分集合を有する。該アルキルは直鎖状および分枝鎖状の構造を含む。アルキルとしては、好ましくは炭素原子数1〜6(C1−6、以下「Cp−q」とは炭素原子数がp〜q個であることを意味する。)のアルキル、C1−5アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルキルなどが挙げられる。
【0024】
アルキルとしては、具体的には、たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2,3−ジメチルプロピル、3,3−ジメチルブチル、ヘキシルなどが挙げられる。
【0025】
本明細書における「アルケニル」は、少なくとも1個の二重結合(2個の隣接SP2炭素原子)を有する1価の炭化水素基であり、直鎖状または分枝鎖状のものを含む。二重結合および置換分(存在する場合)の配置によって、二重結合の幾何学的形態は、エントゲーゲン(E)またはツザンメン(Z)、あるいはシスまたはトランス配置をとることができる。アルケニルとして、好ましくは、C2−6アルケニル、より好ましくはC2−5アルケニル、さらに好ましくはC2−4アルケニルなどが挙げられる。
【0026】
アルケニルとして、具体的には、たとえば、ビニル、アリル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル(シス、トランスを含む)、3−ブテニル、ペンテニル、ヘキセニルなどが挙げられる。
【0027】
本明細書における「アルキニル」は、少なくとも1個の三重結合(2個の隣接SP炭素原子)を有する、1価の炭化水素基であり、直鎖状または分枝鎖状のものを含む。好ましくはC2−6アルキニル、より好ましくはC2−5アルキニル、さらに好ましくはC2−4アルキニルなどが挙げられる。が挙げられる。
【0028】
アルキニルとしては具体的には、たとえば、エチニル、1−プロピニル、プロパルギル、3−ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルなどが挙げられる。
【0029】
アルケニルまたはアルキニルには、それぞれ1個または2個以上の二重結合または三重結合を有することができる。
【0030】
本明細書における「シクロアルキル」は、飽和または部分的に飽和した環状の1価の脂肪族炭化水素基を意味し、単環、ビシクロ環、スピロ環を含む。シクロアルキルとして、好ましくは、C3−6シクロアルキルなどが挙げられる。シクロアルキルとしては具体的には、たとえば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。
【0031】
本明細書における「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を意味する。
【0032】
本明細書における「ハロアルキル」とは、前記アルキルの任意の水素原子の1つ、或いは複数個がハロゲン原子で置換されたものを意味し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。ハロC1−6アルキルなどが挙げられる。
【0033】
本明細書における「ヒドロキシアルキル」とは、前記アルキルの任意の水素原子の1つ、或いは複数個が水酸基で置換されたものを意味し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。モノヒドロキシC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルなどが挙げられる。
【0034】
本明細書における「アミノアルキル」とは、前記アルキルの任意の水素原子の1つ、或いは複数個がアミノで置換されたものを意味し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。C1−6アミノアルキルなどが挙げられる。
【0035】
本明細書における「アルコキシ」は、前記定義の「アルキル」が結合したオキシ基であることを意味し、好ましくはC1−6アルコキシ、C1−4アルコキシ、C1−3アルコキシなどが挙げられる。アルコキシとして、具体的には、たとえば、メトキシ、エトキシ、1−プロポキシ、2−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどがあげられる。
【0036】
本明細書における「アルコキシアルキル」とは、前記アルキルの任意の水素原子の1つ、或いは複数個がアルコキシで置換されたものを意味し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。C1−6アルコキシC1−6アルキルなどが挙げられる。
【0037】
本明細書における「ハロアルコキシ」とは、前述定義の「アルコキシ」のアルキルの任意の水素原子の1つ、或いは複数個がハロゲン原子で置換されたものを意味し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。ハロC1−6アルコキシなどが挙げられる。
【0038】
本明細書における「アシル」とは、前記のアルキルが結合したカルボニル(即ち、アルキル−CO−)を示し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。C1−6アシルなどが挙げられる。
【0039】
本明細書における「アルキルカルボニル」とは、前記のアルキルが結合したカルボニル(即ち、アルキル−CO−)を示し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。C1−6アルキルカルボニルなどが挙げられる。
【0040】
本明細書における「アリール」は、1価の芳香族性の炭化水素環を意味する。アリールは、単環でも縮合環でもよい。環を構成する炭素原子の数は好ましくは6〜10である(C6−10アリール)。
アリールとしては具体的には、たとえば、フェニル、ナフタレンなどが挙げられる。
【0041】
本明細書における「アリーレン」は、前記アリールからさらに任意の水素原子を1個除いて誘導される2価の基である。アリーレン環は、単環でも縮合環でもよい。環を構成する原子の数は好ましくは6〜10である(C6〜10アリーレン)。
アリーレンとしては具体的には、たとえば、フェニレン、2価のナフタレンなどが挙げられる。
【0042】
本明細書における「アリールアルキル」は、前記定義「アルキル」中の任意の水素原子を、前記定義「アリール」で置換した基を意味する。アリールアルキルとしては、好ましくはC6−10アリールC1−4アルキル、C6−10アリールC1−3アルキルなどが挙げられる。具体的には、たとえば、ベンジル、フェネチル、ナフチルメチルなどが挙げられる。
【0043】
本明細書における「ヘテロシクリル」は、環を構成する原子中に好ましくは1〜5個のヘテロ原子を含有する、非芳香族の1価の複素環を意味する。複素環は、環中に二重およびまたは三重結合を有していてもよく、環中の炭素原子は酸化されてカルボニルを形成してもよく、単環、縮合環でもよい。環を構成する原子の数は好ましくは4〜10であり(4〜10員ヘテロシクリル)、より好ましくは4〜6である(4〜6員ヘテロシクリル)。
ヘテロシクリルとしては具体的には、たとえば、アゼチジニル、オキセタニル、ジヒドロフリル、テトラヒドロフリル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリジル、テトラヒドロピリミジル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、1,2−チアジナン、チアジアゾリジニル、アゼチジニル、オキサゾリドン、ベンゾジオキサニル、ベンゾオキサゾリル、ジオキソラニル、ジオキサニル、テトラヒドロピロロ[1,2−c]イミダゾール、チエタニル、3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタニル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、スルタム、などが挙げられる。
【0044】
本明細書における「ヘテロアリール」は、環を構成する原子中に好ましくは1〜5個のヘテロ原子を含有する芳香族性の1価の複素環を意味する。ヘテロアリールは、部分的に飽和されていてもよく、単環、縮合環(たとえば、アリール環がヘテロアリール環と縮合した2環式ヘテロアリール)でもよい。環を構成する原子の数は好ましくは5〜10である(5〜10員ヘテロアリール)。
ヘテロアリールとしては具体的には、たとえば、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、イソインドリル、アザインドリル、インダゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ベンゾジオキソリル、インドリジニル、イミダゾピリジル、フルオレニルなどが挙げられる。
【0045】
本明細書における「ヘテロアリーレン」は、前記ヘテロアリールからさらに任意の水素原子を1個除いて誘導される2価の基である。ヘテロアリーレンは、部分的に飽和されていてもよく、単環、縮合環(たとえば、アリール環がヘテロアリール環と縮合した2環式ヘテロアリーレン)でもよい。環を構成する原子の数は好ましくは5〜10である(5〜10員ヘテロアリーレン)。
たとえば、ピリジレンなどが挙げられる。
【0046】
本明細書における「ヘテロ原子」は、窒素原子(N)、酸素原子(O)または硫黄原子(S)を意味する。
【0047】
本明細書における「アミノ」とは、NHで表される基を示す。
本明細書における「カルボキシル」とは、COOHで表される基を示す。
本明細書における「カルボン酸アミド」とは、CONHで表される基を示す。
【0048】
本明細書における「モノアルキルアミノ」は、前記定義の「アルキル」が1個結合したアミノであることを意味する。モノアルキルアミノとして、好ましくはモノC1−6アルキルアミノなどが挙げられる。
【0049】
本明細書における「ジアルキルアミノ」は、前記定義の「アルキル」が2個結合したアミノであることを意味し、該アルキルは同一でも異なってもよい。ジアルキルアミノとして、好ましくは、ジC1−6アルキルアミノなどが挙げられる。
【0050】
本明細書における「アルキルスルホニル」は、前記定義の「アルキル」が結合したスルホニル(即ち、アルキル−SO−)であることを意味する。アルキルスルホニルとして、好ましくは、C1−6アルキルスルホニル、C1−3アルキルスルホニル、などが挙げられ、具体的には、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、i−プロピルスルホニルなどがこれに含まれる。
【0051】
本明細書における「スルファミド」とは、前述のアルキルスルホニルのアルキルがアミノで置換されたものを示し、直鎖状、分岐鎖状の構造のものを含む。
【0052】
本明細書における「シクロアルキルスルホニル」は、前記定義の「シクロアルキル」が結合したスルホニル(即ち、シクロアルキル−SO−)であることを意味する。シクロアルキルスルホニルとして、好ましくは、C3−6シクロアルキルスルホニル、C3−5シクロアルキルスルホニル、などが挙げられ、具体的には、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニルなどがこれに含まれる。
本明細書における「ヘテロアリールスルホニル」は、前記定義の「ヘテロアリール」が結合したスルホニル(即ち、ヘテロアリール−SO−)であることを意味する。
【0053】
本明細書における「アリールスルホニル」は、前記定義の「アリール」が結合したスルホニル(即ち、アリール−SO−)であることを意味する。アリールスルホニルとして、好ましくは、C6−10アリールスルホニル、Cアリールスルホニル、などが挙げられ、具体的には、フェニルスルホニルなどがこれに含まれる。
【0054】
本明細書における「アリールアルキルスルホニル」は、前記定義の「アリールアルキル」が結合したスルホニル(即ち、アリールアルキル−SO−)であることを意味する。アリールアルキルスルホニルとして、好ましくは、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニルなどが挙げられる。
【0055】
本明細書における「ヘテロシクリルカルボニル」とは、前記のヘテロシクリルが結合したカルボニル(即ち、ヘテロシクリル−CO−)を示す。4〜10員ヘテロシクリルカルボニル、4〜6員ヘテロシクリルカルボニルなどが挙げられる。
【0056】
本明細書における「アルキルオキシカルボニル」は、前記定義の「アルコキシ」が結合したカルボニル(即ち、アルコキシ−C(O)−)であることを意味する。C1−6アルコキシが結合したカルボニルとしてC1−6アルキルオキシカルボニルなどが挙げられる。
【0057】
本明細書における「アミノアルキルカルボニル」は、前記定義の「アミノアルキル」が結合したカルボニル(即ち、アミノアルキル−C(O)−)であることを意味する。C1−6アミノアルキルが結合したカルボニルとしてアミノC1−6アルキルカルボニルなどが挙げられる。
【0058】
本明細書における「オキソ」は「=O」で表される基を示し、「チオキソ」は「=S」で表される基を示す。
【0059】
本発明に係る化合物はフリー体であっても、薬理学的に許容される塩であっても本発明に含まれる。このような「塩」としては、例えば、無機酸塩、有機酸塩、無機塩基塩、有機塩基塩、酸性または塩基性アミノ酸塩などが挙げられる。
【0060】
無機酸塩の好ましい例としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩などがあげられ、有機酸塩の好ましい例としては、例えば酢酸塩、コハク酸塩、フマル塩、リンゴ酸塩、安息酸塩、4−トルエンスルホン酸塩などがあげられる。
【0061】
無機塩基塩の好ましい例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、アンモニウム塩などがあげられ、有機塩基塩の好ましい例としては、例えばジエチルアミン塩、ジエタノールアミン塩、メグルミン塩、N、N−ジベンジルエチレンジアミン塩などがあげられる。
【0062】
酸性アミノ酸塩の好ましい例としては、例えばアスパラギン酸塩、グルタミン酸塩などが挙げられ、塩基性アミノ酸塩の好ましい例としては、例えばアルギニン塩、リジン塩、オルニチン塩などがあげられる。
【0063】
本発明に係る化合物、またはその薬理学的に許容される塩は、その置換基の種類によって、立体異性体、互変異性体またはアトロプ異性体(回転が制御されるために分割可能な異性体)が存在する場合、これらの異性体を含む。
【0064】
本発明の化合物、またはその薬理学的に許容される塩には大気中に放置しておくことにより、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本発明の塩に含まれる。
【0065】
本発明に係る化合物、またはその薬理学的に許容される塩には、結晶多形や溶媒和物が含まれる。結晶多形とは、結晶形の異なるものを指す。溶媒和物とは、例えば化合物を大気中に放置しておくことにより水分を吸収し水和物になったもの、又は、化合物の合成の際に用いた溶媒などを取り込みながら結晶化したものを指す。結晶に取り込まれる溶媒は化合物1分子に付き1乃至複数個、或いは、溶媒1分子に付き化合物複数個である。同時に複数種類の溶媒を取り込んだものも含む。
【0066】
本発明に係る化合物、またはその薬理学的に許容される塩には、そのプロドラッグが含まれる。プロドラッグとは、化学的又は代謝的に分解し得る基を有し、生体に投与された後、元の化合物に復元して本来の薬効を示す本発明化合物の誘導体であり、共有結合によらない複合体及び塩を含む。
【0067】
本発明に係る化合物、またはその薬理学的に許容される塩には、その分子内の1つ以上の原子が天然における存在比の少ない同位体で優先的に置換されたものを含む。本発明において同位体とは、原子番号(陽子数)が同じで、質量数(陽子と中性子の数の和)が異なる原子を意味する。本発明化合物に含まれる、同位体の置換対象となる原子の例としては、水素原子、炭素原子、窒素原子、酸素原子、リン原子、硫黄原子、フッ素原子、塩素原子などがあり、それらの同位体には、H、H、13C、14C、15N、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl等が含まれる。特に、Hや14Cのような、放射を発して崩壊する放射性同位体は、本発明化合物の組織分布試験等に有用である。放射を発生しない安定同位体は、崩壊を起こさないため存在比が変わらず、また放射を発しないため、安全で取り扱いも容易である。本発明化合物の同位体原子による置換体は、合成に用いる試薬を対応する同位体原子を含む試薬に置き換えることにより、定法に従って合成することができる。
【0068】
本発明の前記式(I)で表される化合物として、好適には、以下のとおりである。
【0069】
(1)R、Rは、好ましくは下記である。
すなわち、R、Rは、好ましくは、それぞれ独立して、ハロゲン原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、NR、OR、SR、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、またはP群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリールであり、
前記Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルは、さらに4〜6員ヘテロシクリルおよびC6−10アリールC1−6アルキルから選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはC3−6シクロアルキルと、スピロ結合により連結されていてもよい。
【0070】
、Rは、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルカルボニル、−SO30、−C(O)OR31、−C(O)NR3233、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであるか、またはRおよびRはそれらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
【0071】
は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシを置換基に有してもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜10員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルである。
【0072】
は、好ましくは、C1−6アルキル、またはハロC1−6アルキルである。
【0073】
30は、好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルを置換基に有していてもよいC3−6シクロアルキル、P群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリール、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、または−NR3435であり、
該置換されていてもよいC1−6アルキルの置換基は、好ましくは、ハロゲン原子、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、−C(O)NR3637、およびC6−10アリールからなる群より選択される。
【0074】
31は、好ましくは、フルオレンを置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
【0075】
32、R33は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルコキシカルボニルおよび5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキルであり、またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
【0076】
34、R35は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシおよびC1−6アルコキシから選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C3−6シクロアルキル、もしくはC1−6アルコキシであるか、またはR34およびR35は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
【0077】
36、R37は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルであるか、またはR36およびR37は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される置換基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
【0078】
〈P群〉は好ましくは、以下である。
ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、−NR5051、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルコキシカルボニル、5〜10員ヘテロアリール、C1−6ハロアルキル;
50、R51は、それぞれ独立に、水素原子、またはC1−6アルキルである;
【0079】
〈Q群〉は好ましくは、以下である。
シアノ、ハロゲン原子、置換基を有してもよいC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルキル、オキソを置換に有してもよい4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C3−6シクロアルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノC1−6アルキルカルボニル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、5〜10員ヘテロアリール、およびC6−10アリールから選ばれ、該C6−10アリールはヒドロキシを置換基に有してもよく;
52、R53は、水素原子、C1−6アルキル、ハロゲン原子を置換基に有してもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニル、または、−C(O)OR54を示し、
54はフェニル、フルオレンおよび5〜10員ヘテロアリールから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
【0080】
(2) Rは、さらに好ましくは下記である。
が、好ましくは、ハロゲン原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、NR、OR、SR、またはC1−6アルキルで置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルである。
、Rは、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、または、−SO30である。
は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシを置換基に有してもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜10員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルである。
〈Q群〉は好ましくは下記である。
ヒドロキシを置換基に有してもよいC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、オキソを置換に有してもよい4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルスルホニル。
は、好ましくは、ハロC1−6アルキルである。
30は、好ましくは、C1−6アルキルである。
【0081】
(3) Rは、さらに好ましくは下記である。
が、好ましくは、ハロゲン原子、C1−6アルキル、NR、OR、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、またはP群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリールであり、
前記Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルは、さらに4〜6員ヘテロシクリルおよびC6−10アリールC1−6アルキルから選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはC3−6シクロアルキルと、スピロ結合により連結されていてもよい。
【0082】
、Rは、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルカルボニル、−SO30、−C(O)OR31、−C(O)NR3233、もしくはQ群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルである。
【0083】
は、好ましくは、水素原子、C1−6アルキル、または、4〜6員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルである。
【0084】
30は、好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルを置換基に有していてもよいC3−6シクロアルキル、P群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリール、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロシクリル、Q群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、または−NR3435であり、
該置換されていてもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、−C(O)NR3637、およびC6−10アリールからなる群より選択される。
【0085】
31は、好ましくは、フルオレンを置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
【0086】
32、R33は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルコキシカルボニルおよび5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキルであり、またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
【0087】
34、R35は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシおよびC1−6アルコキシから選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキル、Q群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C3−6シクロアルキル、もしくはC1−6アルコキシである。
【0088】
36、R37は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルキルであるか、またはR36およびR37は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ群から選択される置換基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
【0089】
〈P群〉
ハロゲン原子、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルキル;
〈Q群〉
シアノ、ハロゲン原子、置換基を有してもよいC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C3−6シクロアルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノC1−6アルキルカルボニル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、5〜10員ヘテロアリール、およびC6−10アリールから選ばれ、該C6−10アリールはヒドロキシを置換基に有してもよく;
52、R53は、水素原子、C1−6アルキル、ハロゲン原子を置換基に有してもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニル、または、−C(O)OR54を示し、
54はフェニル、フルオレンおよび5〜10員ヘテロアリールから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
【0090】
(4) Rは、より好ましくは下記である。
は、好ましくは、ハロゲン原子、C1−6アルキル、NR、OR、Q1群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルで置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、またはP1群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリールであり、
前記Q1群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルは、さらに4〜6員ヘテロシクリルおよびC6−10アリールC1−6アルキルから選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、またはC3−6シクロアルキルと、スピロ結合により連結されていてもよい;
〈P1群〉
ハロゲン原子、C1−6ハロアルキル;
〈Q1群〉
置換基を有してもよいC1−6アルキル、4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C3−6シクロアルキルスルホニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、アミノC1−6アルキルカルボニル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、5〜10員ヘテロアリール、およびC6−10アリールから選ばれ、該C6−10アリールはヒドロキシを置換基に有してもよく;
52、R53は、水素原子、C1−6アルキル、ハロゲン原子を置換基に有してもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C6−10アリールC1−6アルキルスルホニル、または、−C(O)OR54を示し、
54はフェニル、フルオレンおよび5〜10員ヘテロアリールから選ばれる基を置換基に有してもよいC1−6アルキルを示す。
【0091】
、Rは、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、4〜6員ヘテロシクリルで置換されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルカルボニル、−SO30、−C(O)OR31、−C(O)NR3233、もしくはQ2群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルである。
〈Q2群〉
1−6アルキル、4〜6員ヘテロシクリル、C1−6アルキルスルホニル。
【0092】
は、好ましくは、水素原子、C1−6アルキル、4〜6員ヘテロシクリルを置換基に有するC1−6アルキルである。
【0093】
30は、好ましくは、置換されていてもよいC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキルを置換基に有していてもよいC3−6シクロアルキル、P3群から選択される基で置換されていてもよいC6−10アリール、Q3群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロシクリル、Q3群から選択される基で置換されていてもよい5〜10員ヘテロアリール、または−NR3435であり、
該置換されていてもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子、4〜6員ヘテロシクリル、−C(O)NR3637、およびC6−10アリールからなる群より選択される。
〈P3群〉
ハロゲン原子、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルキル;
〈Q3群〉
シアノ、ハロゲン原子、置換基を有してもよいC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR5253
前記置換基を有してもよいC1−6アルキルの置換基は、ハロゲン原子であり;
52、R53は、水素原子、またはC1−6アルキルである。
【0094】
31は、好ましくは、フルオレンを置換基に有してもよいC1−6アルキルである。
【0095】
32、R33は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルコキシカルボニルおよび5〜10員ヘテロアリールからなる群から選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキルであり、またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
【0096】
34、R35は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシおよびC1−6アルコキシから選択される基で置換されていてもよいC1−6アルキル、Q4群から選択される基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリル、C3−6シクロアルキル、もしくはC1−6アルコキシである。
〈Q4群〉
1−6アルキル。
【0097】
36、R37は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、またはC1−6アルキルであるか、またはR36およびR37は、それらが結合している窒素原子と一緒になってQ5群から選択される置換基で置換されていてもよい4〜6員ヘテロシクリルを形成する。
〈Q5群〉
1−6アルキル。
【0098】
(5) 前記式−Ar−O−Ar中、ArはC6−10アリーレンまたは5〜10員ヘテロアリーレンであり、Arは、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリールを示し、該Ar、Arは、それぞれ独立して、R群から選ばれる1乃至複数の置換基を有していてもよい。
【0099】
Arとしては、好ましくは、6員ヘテロアリール、6員アリール、さらに好ましくは、ピリジレン、フェニレンが挙げられる。
Arが6員ヘテロアリールまたは6員アリールである場合、式(I)において、Arに結合して主骨格を構成するアミノピラゾール環およびAr−O−(すなわち、R群から選択される置換基以外の基)は、オルト位、メタ位、またはパラ位のいずれの位置関係でArに結合してもよい。このうち該アミノピラゾール環およびAr−O−がパラ位でArに結合していることが好ましい。
【0100】
Arとしては、好ましくは、6員ヘテロアリールまたは6員アリールが挙げられる。6員ヘテロアリールとしては、好ましくはピリジルが挙げられる。6員アリールとしては、好ましくはフェニルが挙げられる。
【0101】
R群としては、好ましくは、ハロゲン原子、C1−6アルキル、C1−6アルコキシが挙げられ、さらに好ましくは、ハロゲン原子、C1−6アルキルが挙げられる。
【0102】
このような本発明の具体的な化合物としては、たとえば下記化合物が挙げられるが、本発明の範囲はこれら化合物に限定されるものではない。括弧内は実施例番号を示す。
(4−1−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−002) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−003) N−[2−[5−アミノ−1−(2−クロロ−4−ピリジン−2−イルオキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−004) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−005) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−006) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−007) N−[2−[5−アミノ−1−(2−フルオロ−6−メチル−4−フェノキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−008) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−009) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−010) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−011) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−012) tert−ブチル 4−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート、
(4−1−013) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−メトキシ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−014) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−メトキシ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−1−015) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−1−016) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−1−017) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−001) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−002) [5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−003) [5−アミノ−1−[4−(3−クロロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−004)[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)フェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−005) [5−アミノ−1−[4−(3−クロロフェノキシ)フェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−006) [5−アミノ−1−[4−(3−フルオロフェノキシ)フェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−007) [5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−008) [5−アミノ−1−[4−(2−クロロフェノキシ)−2−フルオロフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−009) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)フェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−010) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−011) [5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−012) [5−アミノ−1−[4−(2−クロロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−013) [5−アミノ−1−[4−(3−クロロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−014) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−015) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−016) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−017) N−[2−[5−アミノ−1−(2−メチル−4−ピリジン−2−イルオキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−018) N−[2−[5−アミノ−1−(2−クロロ−4−ピリジン−2−イルオキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−019) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−020) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−021) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−022) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−023) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−024) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロ−6−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−025) N−[2−[5−アミノ−1−[4−メチル−6−(2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−026) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−027) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−028) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−029) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−030) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−031) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−032) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−033) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−034) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−035) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロ−6−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−036) N−[2−[5−アミノ−1−[4−メチル−6−(2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−037) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−038) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−039) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−040) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−041) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−042) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−043) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−044) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−045) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−046) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロ−6−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−047) N−[2−[5−アミノ−1−[4−メチル−6−(2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−048) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−2−049) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−メチル−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−050) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−メチル−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−051) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−メチル−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−052) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−メチル−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−053) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−054) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−055) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−056) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−057) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−058) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−059) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(3−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−060) N−[2−[5−アミノ−1−(2−フルオロ−6−メチル−4−フェノキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−061) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−062) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−063) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−064) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロ−6−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−065) N−[2−[5−アミノ−1−[4−メチル−6−(2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−066) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−067) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−068) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−069) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−070) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−071) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−072) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−073) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−074) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−075) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−076) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−2−077) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−078) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−079) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−080) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−081) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−082) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−083) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(3−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−084) N−[2−[5−アミノ−1−(2−フルオロ−6−メチル−4−フェノキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−085) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−086) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−087) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−088) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−089) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロ−6−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−090) N−[2−[5−アミノ−1−[4−メチル−6−(2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−091) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−092) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−クロロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−093) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−クロロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−094) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−クロロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−095) N−[2−[5−アミノ−1−(2−フルオロ−6−メチル−4−フェノキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−6−クロロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−096) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−クロロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−097) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−098) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−099) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−100) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−101) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−102) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−103) N−[2−[5−アミノ−1−(2−フルオロ−6−メチル−4−フェノキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−104) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−105) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−2−106) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−2−107) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−2−108) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−2−109) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−2−110) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−2−111) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−2−112) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−113) [5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−114) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−115) [5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−116) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−117) [5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−118) [5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−119) [5−アミノ−1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−120) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−121) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−122) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−(5−メチル−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル)メタノン、
(4−2−123) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−(5−メチル−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル)メタノン、
(4−2−124) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−(5−メチル−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル)メタノン、
(4−2−125) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−メチル−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−2−126) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−N−エチルメタンスルホンアミド、
(4−2−127) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−N−(オキサン−4−イル)メタンスルホンアミド、
(4−2−128) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)メタンスルホンアミド、
(4−2−129) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−1H−インドール−5−イル]メタンスルホンアミド、
(4−2−130) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−ヒドロキシ−1H−インドール−5−イル]−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)メタンスルホンアミド、
(4−3−001) [5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−(6−アミノ−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メタノン、
(4−4−001) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−ピペリジン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−5−002) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−5−003) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(オキサン−4−イルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−004) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(プロパン−2−イルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−005) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(オキセタン−3−イルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−006) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(シクロブチルスルファモイルアミノ)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−007) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(2−メトキシエチルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−008) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイルアミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−009) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(メトキシスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−010) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(シクロプロピルスルファモイルアミノ)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−5−011) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−5−012) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(オキサン−4−イルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−6−001) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(2−ヒドロキシエチルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−6−002) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−(2−ヒドロキシエチルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−6−003) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−[(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)スルファモイルアミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−6−004) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−フルオロ−6−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)スルファモイルアミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−7−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−7−002) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−1−(1,4−ジオキサン−2−イル)メタンスルホンアミド、
(4−7−003) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−7−004) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−7−005) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−7−006) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−7−007) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−7−008) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2,5−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−7−009) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−7−010) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−7−011) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(3−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−7−012) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(3−クロロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−7−013) N−[2−[5−アミノ−1−(2−フルオロ−6−メチル−4−フェノキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−7−014) N−[2−[5−アミノ−1−(2−フルオロ−6−メチル−4−フェノキシフェニル)ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−7−015) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−7−016) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(3−クロロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−8−001) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−1−(2,3−ジヒドロキシプロピル)シクロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−9−001)[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メタノン;塩酸塩、
(4−9−002) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−10−001) 2−[[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]スルファモイル]−N,N−ジエチルアセトアミド、
(4−10−002) 2−[[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]スルファモイル]−N−プロパン−2−イルアセトアミド、
(4−10−003) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−2−オキソ−2−(4−プロパン−2−イルピペラジン−1−イル)エタンスルホンアミド;2,2,2−トリフルオロ酢酸
(4−10−004) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−005) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−2−オキソ−2−ピロリジン−1−イルエタンスルホンアミド、
(4−10−006) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−007) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−008) 2−[[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]スルファモイル]−N−プロパン−2−イルアセトアミド、
(4−10−009) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−010) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−011) 2−[[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]スルファモイル]−N−プロパン−2−イルアセトアミド、
(4−10−012) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−013) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−014) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−2−オキソ−2−ピロリジン−1−イルエタンスルホンアミド、
(4−10−015) 2−[[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]スルファモイル]−N−プロパン−2−イルアセトアミド、
(4−10−016) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−10−017) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−2−オキソ−2−ピロリジン−1−イルエタンスルホンアミド、
(4−11−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]アセトアミド、
(4−12−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−12−002) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−カルボキサミド、
(4−12−003) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−13−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−13−002) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−14−001) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−14−002) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−15−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド、
(4−16−001) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノン;塩酸塩、
(4−17−001) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−002) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−003) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−004) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−005) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−006) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−007) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−008) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−009) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−010) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−011) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−012) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−013) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−014) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−015) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−016) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−017) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−018) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−019) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−020) 1−[4−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−17−021) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−022) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−023) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−17−024) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−18−001) 2−アミノ−1−[4−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−18−002) 2−アミノ−1−[4−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−18−003) 2−アミノ−1−[4−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−18−004) 2−アミノ−1−[4−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン、
(4−19−001) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−20−001) 2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−6−(スルファモイルアミノ)−1H−インドール
(4−20−002) 2−[5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−6−(スルファモイルアミノ)−1H−インドール
(4−20−003) 2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−6−(スルファモイルアミノ)−1H−インドール
(4−21−001) 1−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−21−002) 1−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−21−003) 3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−21−004) 1−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−21−005) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−21−006) 1−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−21−007) 3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−21−008) 1−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−21−009) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−22−001) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−22−002) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−22−003) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−22−004) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−22−005) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−22−006) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド、
(4−23−001) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−002) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−003) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−004) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−005) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−006) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−007) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−008) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−009) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−010) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−011) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−012) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−013) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−014) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−015) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−016) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−017) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−018) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−019) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−020) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−021) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−022) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−023) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−024) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−025) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−026) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−027) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−028) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルピペリジン−4−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−23−029) 1−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−6−メチルピリミジン−2,4−ジオン
(4−23−030) 1−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−6−メチルピリミジン−2,4−ジオン
(4−23−031) 1−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−6−メチルピリミジン−2,4−ジオン
(4−23−032) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン
(4−23−033) 3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン
(4−23−034) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン
(4−23−035) 3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン
(4−23−036) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチル−2−スルファニリデンイミダゾリジン−4−オン
(4−23−037) 3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチル−2−スルファニリデンイミダゾリジン−4−オン
(4−23−038) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチル−2−スルファニリデンイミダゾリジン−4−オン
(4−23−039) 3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−5,5−ジメチル−2−スルファニリデンイミダゾリジン−4−オン
(4−24−001) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−002) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−003) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−004) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3,3−ジフルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−005) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−006) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−007) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−008) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−009) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−010) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−011) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−012) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−013) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−014) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−015) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−016) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−017) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−018) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−019) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−020) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−021) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−022) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−023) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3,3−ジフルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−024) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−025) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−026) N−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−027) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−028) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−029) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−030) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−031) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−032) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−033) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−3,3−ジフルオロプロパン−1−スルホンアミド、
(4−24−034) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−035) N−[2−[5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]シクロプロパンスルホンアミド、
(4−24−036) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(オキサン−4−イルオキシ)−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−037) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−[2−[(1S,5R)−6−メチルスルホニル−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル]エトキシ]−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−038) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−[2−[(1S,4S)−2−メチルスルホニル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル]エトキシ]−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−24−039) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−[2−[(1S,5R)−3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]エトキシ]−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド、
(4−25−001) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−002) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−003) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−004) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−005) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−006) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−007) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−008) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−009) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−010) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−011) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−012) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−013)1−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−25−014) 1−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−25−015) 1−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]ピロリジン−2−オン
(4−25−016) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−25−017) 3−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−25−018) 3−[2−[5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−25−019) 3−[2−[5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
(4−25−020) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−021) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−022) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−023) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−024) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−025) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−026) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−027) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−028) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−029) [5−アミノ−1−[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−030) [5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−031) [5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−25−032) [5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[5−(ジフルオロメトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノン、
(4−26−001) N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル]−2−オキソ−2−ピロリジン−1−イルエタンスルホンアミド。
【0103】
このような本発明の化合物またはその薬理学的に許容される塩はSrcファミリーキナーゼ阻害作用を有する化合物として有用であり、がんの予防および/または治療に有用である。
【0104】
前記がんとしては例えば、血液癌、固形癌などが挙げられ、好ましくは食道癌、肺癌、胆管癌が挙げられる。
【0105】
本発明にかかる化合物、もしくはその薬理学的に許容される塩、またはそれらの異性体は、慣用されている方法により錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、被覆錠剤、カプセル剤、シロップ剤、トローチ剤、吸入剤、坐剤、注射剤、軟膏剤、眼軟膏剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、パップ剤、ローション剤等として製剤化することができる。製剤化には通常用いられる賦形剤、結合剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤や、および必要により安定化剤、乳化剤、吸収促進剤、界面活性剤、pH調製剤、防腐剤、抗酸化剤などを使用することができ、一般に医薬品製剤の原料として用いられる成分を配合して常法により製剤化される。
【0106】
例えば、経口製剤を製造するには、本発明にかかる化合物、もしくはその薬理学的に許容される塩、またはそれらの異性体と賦形剤、さらに必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法により散剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、被覆錠剤、カプセル剤等とする。
【0107】
これらの成分としては例えば、大豆油、牛脂、合成グリセライド等の動植物油;流動パラフィン、スクワラン、固形パラフィン等の炭化水素;ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール;シリコン樹脂;シリコン油;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー等の界面活性剤;ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロースなどの水溶性高分子;エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール;グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトールなどの多価アルコール;グルコース、ショ糖などの糖;無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸アルミニウムなどの無機粉体、精製水などがあげられる。
【0108】
賦形剤としては、例えば乳糖、コーンスターチ、白糖、ブドウ糖、マンニトール、ソルビット、結晶セルロース、二酸化ケイ素などが挙げられる。
【0109】
結合剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、メチルセルロース、エチルセルロース、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、シェラック、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリプロピレングリコール・ポリオキシエチレン・ブロックポリマー、メグルミンなどが挙げられる。
【0110】
崩壊剤としては、例えば澱粉、寒天、ゼラチン末、結晶セルロース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸カルシウム、デキストリン、ペクチン、カルボキシメチルセルロース・カルシウム等が挙げられる。
【0111】
滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化植物油等が挙げられる。
【0112】
着色剤としては医薬品に添加することが許可されているものが、矯味矯臭剤としては、ココア末、ハッカ脳、芳香散、ハッカ油、竜脳、桂皮末等が用いられる。
【0113】
これらの錠剤・顆粒剤には糖衣、その他必要により適宜コーティングすることはもちろん差支えない。また、シロップ剤や注射用製剤等の液剤を製造する際には、本発明にかかる化合物またはその薬理学的に許容される塩にpH調整剤、溶解剤、等張化剤などと、必要に応じて溶解補助剤、安定化剤などを加えて、常法により製剤化する。
【0114】
外用剤を製造する際の方法は限定されず、常法により製造することができる。すなわち製剤化にあたり使用する基剤原料としては、医薬品、医薬部外品、化粧品等に通常使用される各種原料を用いることが可能である。使用する基剤原料として具体的には、例えば動植物油、鉱物油、エステル油、ワックス類、高級アルコール類、脂肪酸類、シリコン油、界面活性剤、リン脂質類、アルコール類、多価アルコール類、水溶性高分子類、粘土鉱物類、精製水などの原料が挙げられ、さらに必要に応じ、pH調整剤、抗酸化剤、キレート剤、防腐防黴剤、着色料、香料などを添加することができるが、本発明にかかる外用剤の基剤原料はこれらに限定されない。
【0115】
また、必要に応じて分化誘導作用を有する成分、血流促進剤、殺菌剤、消炎剤、細胞賦活剤、ビタミン類、アミノ酸、保湿剤、角質溶解剤等の成分を配合することもできる。なお上記基剤原料の添加量は、通常外用剤の製造にあたり設定される濃度になる量である。
【0116】
本発明にかかる化合物、もしくはその薬理学的に許容される塩、またはそれらの異性体を投与する場合、その形態は特に限定されず、通常用いられる方法により経口投与でも非経口投与でもよい。例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、シロップ剤、トローチ剤、吸入剤、坐剤、注射剤、軟膏剤、眼軟膏剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、パップ剤、ローション剤などの剤として製剤化し、投与することができる。
【0117】
本発明にかかる医薬の投与量は、症状の程度、年齢、性別、体重、投与形態・塩の種類、疾患の具体的な種類等に応じて適宜選ぶことができる。
【0118】
投与量は患者の、疾患の種類、症状の程度、患者の年齢、性差、薬剤に対する感受性差などにより著しく異なるが、通常成人として1日あたり、約0.03−1000mg、好ましくは0.1−500mg、さらに好ましくは0.1−100mgを1日1−数回に分けて投与する。注射剤の場合は、通常約1μg/kg−3000μg/kgであり、好ましくは約3μg/kg−1000μg/kgである。
【0119】
本発明にかかる化合物の製造においては、原料化合物・各種試薬は、塩や水和物あるいは溶媒和物を形成していてもよく、いずれも出発原料、使用する溶媒等により異なり、また反応を阻害しない限りにおいて特に限定されない。
【0120】
用いる溶媒についても、出発原料、試薬等により異なり、また反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定されないことは言うまでもない。
【0121】
種々の異性体(例えば幾何異性体、不斉炭素に基づく光学異性体、回転異性体、立体異性体、互変異性体、アトロプ異性体等)は、通常の分離手段、例えば再結晶、ジアステレオマー塩法、酵素分割法、種々のクロマトグラフィー(例えば薄層クロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、等)を用いることにより精製し、単離することができる。
【0122】
本発明にかかる化合物がフリー体として得られる場合、当該化合物が形成していてもよい塩またはそれらの溶媒和物の状態に常法に従って変換することができる。また、本発明にかかる化合物が当該化合物の塩または溶媒和物として得られる場合、当該化合物のフリー体に常法に従って変換することができる。
【0123】
本発明にかかる化合物の単離・精製は、抽出、濃縮、留去、結晶化、濾過、再結晶、各種クロマトグラフィーなどの通常の化学操作を適用して行うことができる。
【0124】
本明細書において引用された全ての先行技術文献は、参照として本明細書に組み入れられる。
【0125】
本発明の医薬の有効成分である化合物の製造方法を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また、必要に応じて置換基導入等の反応工程の順序を変えることもできる。
【0126】
一般式〔I〕の製造に際して用いる原料化合物は市販されているものを用いても、必要に応じて常法により製造しても良い。製造に用いる試薬は、市販されているものを用いても、必要に応じて常法により要時調製して用いてもよい。製造に用いる溶媒、特に水分、酸素などに対して不安定な化合物を扱う場合は、市販されている脱水溶媒や、脱気溶媒を用いても、必要に応じて常法により脱水、脱気処理を行った溶媒を用いてもよい。
【0127】
化合物の製造に際して、水分、酸素などに対して不安定な化合物を扱う場合は、反応系内を不活性な雰囲気、具体的にはよく乾燥した窒素やアルゴンで置換した反応系で製造を行う。製造を行う場合、化合物の性質や反応性により、反応系の温度を変えて製造を行う。反応の最適な温度は、液体窒素で冷却させた−100度から溶媒の沸点付近である。マイクロ波を用いる反応のように、密閉系で行う反応の場合には、溶媒の沸点以上、例えば250度から300度付近の反応温度を用いることもある。
【0128】
保護基(PG)とは、例えばメチル、エチル、tert−ブチル、ベンジル、置換ベンジル、アセチル、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、メタンスルホニル、トリフルオロメタンスルホニル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロピルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、テトラヒドロピラニルなどを表し、以下に示した製造方法において、定義した基が実施方法の条件下で望まない化学的変換を受けてしまう場合、官能基の保護、脱保護等の手段を用いることにより、製造を実施することができる。
【0129】
保護基の選択および脱着操作は例えば、「Greene and Wuts, "Protective Groups in Organic Sythesis"(第4版、Wiley、2006年)」に記載の方法を挙げることができ、これらを反応条件に応じて適宜用いればよい。
【0130】
置換機導入や官能基変換反応は、例えば「Smith and March,"March's Advanced Organic Chemistry"、第7版、Wiley、2013年」或いは「Richard C.Larock,"Comprehensive Organic Transformations"、第2版、Wiley、2010年」に記載の方法により実施することができる。
【0131】
〔一般合成法〕
下記の本願化合物の一般的合成法において、Ar、Ar、R、Rなどの定義の記載は、下記記載中特段の記載がある場合は当該記載に従い、そうでない場合は前記一般式における定義記載を適用することができる。
【0132】
式1のエステル体と、アセトニトリルに塩基を作用させて生成したアセトニトリルアニオンとの反応により、式2のケトニトリル体を得ることができる。式1の化合物は、市販されているか、または当該分野で既知の方法によって製造することができる。例えば、インドール−2−カルボン酸エチルエステルは市販されている。
【0133】
式1は、相当するカルボン酸を、酸(例えば硫酸など)存在下、アルコールと加熱することで製造することができる。また、溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミドなど)中、塩化チオニルや塩化オキザリルのようなクロロ化剤と反応させ、酸クロリドを製造した後に、アルコール(アルキル−OH)と塩基(TEA、DIPEA等)を作用させることにより製造することができる。アルコールは直鎖でも分岐していてもよい炭素数1〜6の低級アルコールで、好ましくはメタノール、エタノール、2−プロパノール、1−プロパノールである。
【0134】
式2の化合物は、当該分野で既知の方法によって製造することができる。アセトニトリルを溶媒(テトラヒドロフランなど)中、塩基(例えばLHMDS、LDA、NaHMDSなど)で処理して生成させたアセトニトリルアニオンと、上記で得られた式1の化合物と反応させることにより製造することができる。インドール上の官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基(PG)を用いることができる。保護基の選択および脱着操作は例えば、「Greene and Wuts, "Protective Groups in Organic Sythesis"(第4版、Wiley、2006年)」に記載の方法を挙げることができ、これらを反応条件に応じて適宜用いればよい。NH基やOH基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)などを用いることができる。
【0135】
式3の化合物は、当該分野で既知の方法によって製造することができる。上記で得られたケトニトリル体(式2)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールを溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、トルエン、ジメチルホルムアミドなど。或いはこれらの混合溶媒)中、反応させることにより、エナミン体(式3)を製造することができる。式4の化合物は、当該分野で既知の方法によって製造することができる。上記で得られた式2のケトニトリル体をトリエチルオルトホルメートと溶媒(無水酢酸、アセトニトリルなど)中、加熱下、反応させることにより、エノールエーテル体式4)を製造することができる。
【0136】
一般式〔I〕の化合物は、当該分野で既知の方法によって製造することができる。式3のエナミン体、または、式4のエノールエーテル体と式5のアリールヒドラジン体を塩基(例えば、TEA、4−メチルモルホリンなど)存在下、溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノン、エタノールなど)中、或いは、塩基非存在下、溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノン、エタノールなど)中で反応させることにより、製造することができる。
【0137】
式5のアリールヒドラジン体は、フリー体(R15=H)、酸塩、例えばBoc基で保護した化合物((R15=Boc)を用いることができる。例えば、塩基(例えば、TEA、4−メチルモルホリンなど)で酸塩からフリー体を生成させて一般式〔I〕の製造に用いることができる。また、保護した式5のアリールヒドラジン体を塩酸、メタンスルホン酸などの酸を用いて脱保護体を生成させながら、式3あるいは式4と反応させることで、一般式〔I〕の製造に用いることができる。また、式5は酸塩をフリー体に変換後、或いは、Boc基で保護された式5を酸で脱保護し、酸塩に変換後、単離してから、または、単離せずに一般式〔I〕の製造に用いることができる。
【0138】
インドール上の官能基にNH基やOH基を有する化合物の製造において、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基(PG)を用いることができる。NH基やOH基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)などを用いることができる。NH基やOH基などを保護した式1を用いて得られたケトニトリル体(式2)を、エナミン体(式3)またはエノールエーテル体(式4)へと誘導後、式5を反応させてアミノピラゾール環を形成して、一般式〔I〕の保護体を得た後、脱保護反応を行い、一般式〔I〕を製造することができる。
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【0139】
(製法A−2)
市販されているインドールを当該分野で既知の方法により保護基を導入した式7にアルコキシカルボニル基を導入することにより、式1を製造することができる。式7を溶媒(例えばテトラヒドロフランなど)中、塩基(例えば、LDA、ブチルリチウムなど)を作用させた後、カルボニル源(例えば、クロロ蟻酸メチルやクロロ蟻酸エチルなど)を作用させることにより、アルコキシカルボニル基(−COアルキル)が導入された式1を製造することができる。
【0140】
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【0141】
(製法A−3)
エステル体(式1)は、市販されている式10(R15=H)と式12を用い、Fischerらの方法(Chem.Ber.,19,1563,1886)により製造できる。式10(R15=H)を溶媒(例えば、メタノール、エタノールなど)中、式12と作用させて、式11を得、次いで、式11を溶媒(例えば、メタノール、エタノール、トルエンなど)中、或いは無溶媒で、酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ポリリン酸など)と作用させることにより、式1を製造することができる。
【0142】
式10(R15=H)は、当該分野で既知の方法により、市販の式9を、溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、水など)中、或いは無溶媒で、酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)存在下、ジアゾニウム化試薬(例えば、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸tert−ブチルなど)を作用させることにより生成させたジアゾニウム塩を、還元剤(例えば、塩化スズなど)で処理することにより製造することができる。式10(R15=H)は、フリー体としても適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)の塩としても製造することができる。
【0143】
式10の原料となる式9は、当該分野で既知の方法により市販の式8aより製造することができる。式8aを溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、テトラヒドロフランなど)中、ニトロ基の還元反応(ナトリウムハイドロサルファイト、亜鉛、塩化スズなどの還元剤を用いる方法や、パラジウム触媒などを用いて水素雰囲気下行う還元反応)を行うことにより、式9を製造することができる。式9は、フリー体としても適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)の塩としても製造することができる。
【0144】
式9または式10(R15=H)は、当該分野で既知の方法、例えば、Buchwaldらの方法(Organic synthesis,78,23; Coll. Vol.10:423)により、市販の式8bより製造することができる。
式9の製造は、式8bを溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、など)中、触媒(例えば、酢酸パラジウム、ヨウ化銅など)、配位子(例えば、N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)、塩基(例えば、炭酸カリウム、炭酸セシウム、リン酸カリウムなど)存在下、適当な窒素源となる試薬、例えば、カルバミン酸tert−ブチル、アセトアミドなどを用いることで行うことができる。
式10(R15はそれぞれ独立してHかBoc)の製造は、式8bに対し、適当なヒドラジン源となる試薬、例えば、カルバジン酸tert−ブチル、ヒドラゾジカルボン酸ジ−tert−ブチルなど)を作用させることにより、行うことができる。ここで得られた式9を用い、先に述べた方法により式10(R15=H)を製造することができる。
また、式8bを溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、など)中、塩基(例えば、イソプロピルマグネシウムクロリド、ブチルリチウムなど)で処理し、次いでヒドラジン源となる試薬(例えば、アゾジカルボン酸ジ−tert−ブチルなど)を作用させることで式10(R15=Boc)製造することができる。
式10でR15の1つ或いは2つがBoc基となったものは、Boc基を適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)で除去したのちに、式10の酸塩として製造することができる。また、式10は、Boc基を除去せずに、次工程の反応液中でBoc基を除去しながら、式11の製造に用いることもできる。
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【0145】
式11は、Jappらの方法(Chem.Ber.,20,2942,1887)により、式9から調製される、ジアゾニウム塩に式13を作用させることにより、製造することができる。ここで得られた式11は、前述の式11と同様に、Fischer(Chem.Ber.,19,1563,1886)らの方法などにより、式1の製造に用いることができるのは言うまでもない。
【0146】
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【0147】
(製法A−4)
式1のエステル体は、当該分野で既知の方法により、式9から製造することができる。式14は、式9を溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、メタノール、エタノール、酢酸など)中、ヨウ素化剤(例えば、ヨウ素、N−ヨードコハク酸イミドなど)と必要に応じて塩基(例えば、炭酸水素ナトリウム、ピリジンなど)とを作用させることにより、製造することができる。式15は式14から、当該分野で既知の方法により製造することができる。式16は、Peresらの方法(J.Med.Chem.,52,5826,2009)、または、Paleyらの方法(J.Org.Chem.,74,1611,2009)などにより、式15と式17(例えば、プロピオール酸メチルなど)から製造することができる。式1は、Hiroyaらの方法(Org.Lett.,6,2953,2004.Tetrahedron,61,12330,2005.J.Org.Chem.,69,1126,2004)などにより式16より製造することができる。
【0148】
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【0149】
(製法A−5)
式1のエステル体は、式9から製造することができる。式9は、溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、メタノール、エタノール、酢酸など)中、ハロゲン化剤(例えば、ヨウ素、N−ヨードスクシンイミド、臭素、N−ブロモスクシンイミドなど)と必要に応じて塩基(例えば、炭酸水素ナトリウム、ピリジンなど)とを作用させることにより式18に変換することができる。式18とピルビン酸から、Mayesらの方法(Org.Process.Res.Dev.,14(5),1248,2010)などにより、式6を経ることで、式1のエステル体を製造することができる。式18のハロゲン基は塩素、臭素、ヨウ素であり、好ましくは臭素、ヨウ素である。
【0150】
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【0151】
(製法A−6)
式1のエステル体は、式19からGoreらの方法(J.Med.Chem.,56,3725,2013)、あるいはNicolaouらの方法(Tetrahedron,63,6088,2007)などにより、製造することができる。式19は、溶媒(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミドなど)中、塩基(例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナトリウムなど)存在下、式21を作用させることで、式20に変換することができる。式20を、溶媒(例えば、メタノール、エタノール、酢酸、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、水、或いはこれらの混合溶媒など)中、ニトロ基の還元反応(ナトリウムハイドロサルファイト、亜鉛、塩化スズなどの還元剤を用いる方法や、パラジウム触媒などを用いて水素雰囲気下行う還元反応)を行うことにより、式1のエステル体を製造することができる。
【0152】
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【0153】
(製法A−7)
式1のエステル体は、式22からKnittelらの方法(Synthesis,186,1985)などにより、製造することができる。式22を溶媒(例えば、メタノール、エタノールなど)中、塩基(例えば、ナトリウムメトキシドなど)存在下、2−アジド酢酸エステル誘導体と作用させ、次いで、溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレンなど)中、加熱することで、製造することができる。
【0154】
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【0155】
(製法A−8)
式1のエステル体のR、Rの官能基をそれぞれ独立して或いは複数同時に変換する方法は、当該分野で既知の方法で行うことができる。以下に述べる官能基変換は、インドール環を形成する前に行うことも、インドール環を形成した後に行うことも、一般式Iに変換後に行うこともできる。
【0156】
、Rの官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基を用いることができる。NH基やOH基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)を用いることができる。
【0157】
例えば、R、Rから選ばれる、1つ以上がカルボン酸の場合、当該分野で既知の方法で、エステル化、アミド化、ホルミル化などを行うことができ、ここで導入されたエステル基、アミド基、ホルミル基はさらに官能基変換を行うことができる。
【0158】
、Rから選ばれる、1つ以上がアミノ基の場合、当該分野で既知の方法で、アシル化、スルホンアミド化、スルファミド化などを行うことができる。アミノ基は、当該分野で既知の方法、例えばSandmeyerらの方法(Chem.Ber.,17.2650,1884)などにより、ハロゲン基に変換することもできる。
【0159】
、Rから選ばれる、1つ以上がハロゲン基の場合、Suzukiらの方法(Chemical Reviews,95(7),2457,1995)や、Molanderらの方法(Org.Lett.,393,3,2001)により、ホウ素誘導体を用いて、C−C結合を形成させることにより、官能基を導入することができる。導入することができる官能基は、アリール基、アルキル基、ピペリジニル基などが挙げられ、対応する市販のホウ素誘導体を用いることができる。ここで導入された官能基、例えばピペリジニル基などには、さらに当該分野で既知の方法でQ群から選ばれる官能基を導入することができる。ホウ素誘導体が市販されていない場合、当該分野で既知の方法、例えば、Miyauraらの方法(J.Org.Chem.,60,7508,1995)、Hartwigらの方法(Chemical Reviews,110,890,2010.Organic Synthesis,82,126,2005)、Vedejsらの方法(J.Org.Chem.,3020,60,1995)、Chanらの方法(Tetrahedron Lett.,44,3863,2003)などにより、ホウ素誘導体を製造することができ、官能基変換に用いることができる。
【0160】
、Rから選ばれる、1つ以上がハロゲン基の場合、Buchwaldらの方法(Organic Synthesis,78,23;Coll.Vol.10:423)或いは、Freudenbergらの方法(Chem.Ber.,88,10,1955)により、アミド誘導体、或いはアミン誘導体を用いて、N−C結合を形成させることにより、官能基を導入することができる。導入することができるアミド誘導体は、アセタミド、カルバミン酸 tert−ブチル、イソチアゾリン1、1−ジオキシド、モルホリン−4−スルホンアミド、メタンスルホンアミドなどが挙げられ、アセタミド、カルバミン酸 tert−ブチルなどのように、官能基導入後に適宜脱保護を行い、さらにスルホニルクロリドなどを作用させ、官能基変換させることも可能である。
【0161】
、Rから選ばれる、1つ以上がハロゲン基の場合、Liuらの方法(Tetrahedron,66,2119,2010)などにより、C−S結合を形成させることにより、官能基を導入することができる。導入された硫黄原子を酸化剤(例えばオキソン、3−クロロ過安息香酸、過酸化水素など)で処理することにより、スルホキシド、スルホンに変換することができる。また、当該分野で既知の方法、例えばItohらの方法(Org.Lett.,6,4587,2004)で得られたスルフィド体を、開裂してSH基へと変換後、塩化スルホニル基へと変換させることにより、さらにスルホンアミド基などへの変換も可能である。
【0162】
、Rから選ばれる、1つ以上が水酸基の場合、例えばMitsunobuらの方法(Synthesis,1,1981)、Freudenbergらの方法(Chem.Ber.,88,10,1955)、Williamsonらの方法(J.Chem.Soc.,4,229,1852)などにより、C−O結合をさせることにより、官能基を導入することができる。導入することができる官能基は、アルキル基、ハロアルキル基、アミノアルキル基などがあげられる。
【0163】
、Rから選ばれる、1つ以上が水酸基の場合、水酸基は、Huthらの方法(Tetrahedron,45,6679,1989)により、トリフルオロメタンスルホンアミドに変換後、PdやCuなどの遷移金属触媒を用いた、既に上記で述べたC−C結合形成反応やC−N結合形成反応に用いることもできる。R=R=Hの場合、必要に応じて保護基を用い、Hartwigらの方法(Organic Synthesis,82,126,2005)などにより、R=ボロン酸ピナコールエステルとなった式1のエステル体を製造することができる。ボロン酸エステル基は、当該分野で既知の方法でシアノ基、アルキル基、アミノ基(ピペラジン基、モルホリン基など)、ハロゲン基などに変換することができる。ここで導入された官能基、例えばピペラジン基などには、さらに当該分野で既知の方法でQ群から選ばれる官能基を導入することができる。
【0164】
一般式Iは、既に述べた式1から製造可能な、式3、または、式4と、式5(アリールヒドラジン)から当該分野で既知の方法で製造することができる。式5中、ArはC6−10アリーレンまたは5〜10員ヘテロアリーレンであり、Arは、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリールを示し、該Ar、Arは、それぞれ独立して、R群から選ばれる1乃至複数の置換基を有していてもよいアリールヒドラジン誘導体である。以下に式5のアリールヒドラジン誘導体の一般的な製造法を記す。
【0165】
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【0166】
(製法D−1):
アリールヒドラジン誘導体(式5)は、市販されているか、当該分野で既知の方法により製造可能な式57からFreudenbergらの方法(Chem.Ber.,88,10,1955)などにより製造できる。市販の式57を、溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノンなど)中、塩基(例えば、(炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシド、リン酸カリウム、炭酸セシウムなど)存在下、式59を作用させることで、式58を製造できる。式59中のハロゲン基は、例えば、フッ素、塩素、臭素などを意味し、好ましくはフッ素、塩素である。Arは、R群から選ばれる、1乃至複数の基で置換された、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリール(たとえば、Arは、R群から選ばれる置換基を有していてもよい、ピリジルあるいはフェニル)を示す。式5は、式58を溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、水など)中、或いは無溶媒で、酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)存在下、ジアゾニウム化試薬(例えば、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸tert−ブチルなど)を作用させることにより生成したジアゾニウム塩を還元剤(例えば、塩化スズなど)で処理することにより、製造することができる。式5は、フリー体としても適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)の塩としても製造することができる。
【0167】
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【0168】
(製法D−2):
アリールヒドラジン誘導体(式5)は、当該分野で既知の方法により市販の式60から製造できる。式60は、当該分野で既知の方法により市販の式51から製造できる。式51を、溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、テトラヒドロフランなど)中、ハロゲン化剤(例えば、ヨウ素、N−ヨードスクシンイミド、臭素、N−ブロモスクシンイミドなど)と、必要に応じて塩基(例えば、炭酸水素ナトリウム、ピリジンなど)と処理することにより、式60を製造することができる。式60中のハロゲン基は臭素基あるいはヨウ素基が好ましい。式60は、Ullmannらの方法(Ber.Dtsch.Chem.Ges.,36,2389,1903)などにより、式58に変換できる。式60を溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド、トルエン、1−メチル−2−ピロリジノンなど)中、触媒(例えばヨウ化銅、塩化銅など)と触媒の配位子(N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)存在下、塩基(例えば、炭酸セシウム、炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシド、リン酸カリウムなど)存在下、式61を作用させることで、式58を製造できる。式61中のArは、R群から選ばれる、1乃至複数の基で置換された、C6−10アリール(たとえば、Arは、R群から選ばれる置換基を有してもよいフェニルを示す。式5は、式58を溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、水など)中、或いは無溶媒で、酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)存在下、ジアゾニウム化試薬(例えば、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸tert−ブチルなど)を作用させることにより生成したジアゾニウム塩を還元剤(例えば、塩化スズなど)で処理することにより、製造することができる。式5は、フリー体としても適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)の塩としても製造することができる。
【0169】
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【0170】
(製法D−3):
アリールヒドラジン誘導体(式5)は、当該分野で既知の方法、例えば、Freudenbergらの方法(Chem.Ber.,88,10,1955)などにより、市販の式62から製造できる。式62のハロゲン基はフッ素基、塩素基、臭素基、ヨウ素基を指し、好ましくはフッ素基、塩素基である。式62を溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノンなど)中、塩基(例えば、炭酸セシウム、炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシド、リン酸カリウムなど)存在下、式61を作用させることで、式63を製造することができる。式61中のArは、R群から選ばれる、1乃至複数の基で置換された、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリール(たとえば、Arは、R群から選ばれる置換基を有していてもよいピリジルあるいはフェニル)を示す。式63を、溶媒(メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水など。或いはこれらの混合溶媒)中、還元剤(ナトリウムハイドロサルファイト、亜鉛、塩化スズなどの還元剤を用いる方法や、パラジウム触媒などを用いて水素雰囲気下行う還元反応)で処理することにより、式58を製造することができる。式5は、式58を溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、水など)中、或いは無溶媒で、酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)存在下、ジアゾニウム化試薬(例えば、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸tert−ブチルなど)を作用させることにより生成したジアゾニウム塩を還元剤(例えば、塩化スズなど)で処理することにより、製造することができる。式5は、フリー体としても適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)の塩としても製造することができる。
【0171】
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【0172】
(製法D−4):
アリールヒドラジン誘導体(式5)は、当該分野で既知の方法により市販の式64から製造できる。式64のハロゲンAはフッ素基か塩素基、ハロゲンBは臭素基かヨウ素基が好ましい。式64を、溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノンなど)中、塩基(例えば、炭酸セシウム、炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシド、リン酸カリウムなど)存在下、式61を作用させることで、式65を製造できる。式61中のArは、R群から選ばれる、1乃至複数の基で置換された、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリール(たとえば、Arは、R群から選ばれる置換基を有していてもよい、ピリジルあるいはフェニル)を示す。式65を、溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、など)中、塩基(例えば、イソプロピルマグネシウムクロリド、ブチルリチウムなど)で処理し、次いでヒドラジン源となる試薬(例えば、アゾジカルボン酸ジ−tert−ブチルなど)を作用させることで式5(R15の片方か双方がBocまたはH)を製造することができる。また、式65を、溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、など)中、触媒(例えば、酢酸パラジウム、ヨウ化銅など)、配位子(例えば、XPhos、tBuXPhos、N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)、塩基(例えば、炭酸カリウム、炭酸セシウム、リン酸カリウムなど)存在下、適当なヒドラジン源となる試薬(例えば、カルバジン酸tert−ブチル、ヒドラゾジカルボン酸ジ−tert−ブチルなど)と作用させることにより、式5(R15の片方か双方がBocまたはH)を製造することができる。ここで得られた式5のR15の1つ或いは2つがBoc基となったものは、Boc基を適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)で除去したのちに、式5の塩として製造に用いることができる。また、Boc基を除去せずに、次工程の反応液中でBoc基を除去しながら、一般式〔I〕の製造に用いることもできる。
【0173】
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【0174】
(製法D−5):
アリールヒドラジン誘導体(式5)は、当該分野で既知の方法により市販のヨウ化フェノール誘導体(式66)から製造できる。ヨウ化フェノール誘導体(式66)を、溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド、トルエン、1−メチル−2−ピロリジノンなど)中、塩基(例えば、リン酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシドなど)、必要に応じて触媒(例えばヨウ化銅、塩化銅など)と触媒の配位子(例えば、XPhos、tBuXPhos、N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)存在下、式59を作用させることで、式67を製造できる。式59中のArは、R群から選ばれる、1乃至複数の基で置換された、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリール(たとえば、Arは、R群から選ばれる置換基を有していてもよい、ピリジルあるいはフェニル)を示す。式67を、溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、など)中、触媒(例えば、酢酸パラジウム、ヨウ化銅など)、配位子(例えば、XPhos、tBuXPhos、N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)、塩基(例えば、リン酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)存在下、適当なヒドラジン源となる試薬(例えば、カルバジン酸tert−ブチル、ヒドラゾジカルボン酸ジ−tert−ブチルなど)と作用させることにより、式5(R15の片方か双方がBocまたはH)を製造することができる。ここで得られた式5のR15の1つ或いは2つがBoc基となったものは、Boc基を適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)で除去したのちに、式5の塩として製造に用いることができる。また、Boc基を除去せずに、次工程の反応液中でBoc基を除去しながら、一般式〔I〕の製造に用いることもできる。
【0175】
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【0176】
(製法D−6):
アリールヒドラジン誘導体(式5)は、当該分野で既知の方法により市販の式62から製造できる。式62を、溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノンなど)中、塩基(例えば、炭酸セシウム、炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシド、リン酸カリウムなど)存在下、式61を作用させることで、式63を製造できる。式61中のArは、R群から選ばれる、1乃至複数の基で置換された、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリール(たとえば、Arは、R群から選ばれる置換基を有していてもよい、フェニル)を示す。式63を、溶媒(メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水など。或いはこれらの混合溶媒)中、還元剤(ナトリウムハイドロサルファイト、亜鉛、塩化スズなどの還元剤を用いる方法や、パラジウム触媒などを用いて水素雰囲気下行う還元反応)で処理することにより、式58を製造することができる。式67は、式58を溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、水など)中、酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)存在下、ジアゾニウム化試薬(例えば、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸tert−ブチルなど)を作用させることにより生成したジアゾニウム塩に、ヨウ素源(例えばヨウ化銅や、ヨウ化カリウムなどのアルカリ金属のヨウ化物塩)を作用させることで製造できる。式67を、溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、など)中、触媒(例えば、酢酸パラジウム、ヨウ化銅など)、配位子(例えば、XPhos、tBuXPhos、N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)、塩基(例えば、リン酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)存在下、適当なヒドラジン源となる試薬(例えば、カルバジン酸tert−ブチル、ヒドラゾジカルボン酸ジ−tert−ブチルなど)と作用させることにより、式5(R15の片方か双方がBocまたはH)を製造することができる。ここで得られた式5のR15の1つ或いは2つがBoc基となったものは、Boc基を適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)で除去したのちに、式5の塩として製造に用いることができる。また、Boc基を除去せずに、次工程の反応液中でBoc基を除去しながら、一般式〔I〕の製造に用いることもできる。
【0177】
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【0178】
(製法D−7):
アリールヒドラジン誘導体(式5)は、当該分野で既知の方法により市販の式66から製造できる。式66を、溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド、トルエン、1−メチル−2−ピロリジノンなど)中、塩基(例えば、リン酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸カリウム、カリウムtert−ブトキシドなど)、必要に応じて触媒(例えばヨウ化銅、塩化銅など)と触媒の配位子(N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)存在下、式59を作用させることで、式67を製造できる。式59中のArは、R群から選ばれる、1乃至複数の基で置換された、C6−10アリールまたは5〜10員ヘテロアリール(たとえば、Arは、R群から選ばれる置換基を有していてもよい、ピリジルあるいはフェニル)を示す。また、式59中のハロゲン基はフッ素基、塩素基、臭素基または、ヨウ素基である。式67を、溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、など)中、触媒(例えば、酢酸パラジウム、ヨウ化銅など)、配位子(例えば、XPhos、tBuXPhos、N,N−ジメチルグリシン、1−メチルイミダゾール、ピリジン−2−カルボン酸、2−オキソシクロヘキサン−1−カルボン酸エチルなど)、塩基(例えば、リン酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)存在下、適当なヒドラジン源となる試薬(例えば、カルバジン酸tert−ブチル、ヒドラゾジカルボン酸ジ−tert−ブチルなど)と作用させることにより、式5(R15の片方か双方がBocまたはH)を製造することができる。式5のAr上のR群に相当する官能基がハロゲン基の場合で、そのハロゲン基を除去するには、式5を、溶媒(例えば、メタノール、エタノールなど)中、パラジウム炭などの金属触媒存在下の水素添加反応などを追加することで、Ar上のハロゲン基が除去された式5を製造することができる。ここで得られた式5のR15の1つ或いは2つがBoc基となったものは、Boc基を適当な酸(例えば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸など)で除去したのちに、式5の塩として製造に用いることができる。また、Boc基を除去せずに、次工程の反応液中でBoc基を除去しながら、一般式〔I〕の製造に用いることもできる。
【0179】
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【0180】
(製法E−1)
スルファミド化試薬は、市販されているか、当該分野で既知の方法で調製できる。例えば、イソシアン酸クロロスホニルを溶媒(例えば、ジクロロメタンなど)中、2−ブロモエタノールと作用させることで、式90を調製し、次いで、1級アミン(R14−NH)を作用させることで、スルファミド化試薬(式91)を調製することができる。ここで用いる、1級アミン上の官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基を用いることができる。官能基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(tert‐ブチルジメチルシリル基、トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)などを用いることができる。スルファミド化試薬(式91)は、要時調製し溶液として使用することも、当該分野で周知の方法で単離して使用することもできる。
【0181】
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【0182】
また、塩化スルフリルを溶媒(例えば、ジクロロメタンなど)中、塩基(例えば、トリエチルアミンなど)存在下、二級アミン(R1617NH:例えば、モルホリン、ピペリジンなど)を作用させることで、スルファミド化試薬(式92)を調製することができる。ここで用いる、2級アミン上の官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基を用いることができる。官能基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(tert‐ブチルジメチルシリル基、トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)などを用いることができる。スルファミド化試薬(式92)は、要時調製し溶液として使用することも、当該分野で周知の方法で単離して使用することもできる。
【0183】
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【0184】
また、イソシアン酸クロロスホニルを溶媒(例えば、ジクロロメタンなど)中、ベンジルアルコールを作用させ、ベンジルN−クロロスルホニルカルバメートを調製し、次いで1級アミン(R14−NH:例えばメチルアミンなど)や2級アミン(R1617NH:例えば、モルホリンなど)を作用させることで、式93及び式97を調製することができる。1級アミンを作用させた場合は、さらにアシル化剤(例えば、ピバロイルクロリド、塩化アセチルなど)を作用させることで、式95を調製することができる。式93、式95及び式97を、溶媒(例えば、メタノールなど)中、Pd−C存在下、水素雰囲気中でCbz基を除去することで、スルファミド化試薬(式94、式96及び式98)を調製することができる。スルファミド化試薬(式94、式96及び式98)は、要時調製し溶液として使用することも、当該分野で周知の方法で単離して使用することもできる。
【0185】
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【0186】
(製法E−2)
スルホンアミド化は、スルホニルクロリドか、スルホンアミドを用いて行うことができる。スルホンアミド化試薬は、市販されているか、当該分野で既知の方法で調製できる。例えば、メタンスルホニルクロリドやメタンスルホンアミドは市販されている。市販されていないスルホニルクロリドは、市販の式99を溶媒(例えば、テトラヒドロフランなど)中、臭素化剤(例えば、四臭化炭素とトリフェニルホスフィンなど)と作用させて式100とし、次いでエタノールなどの溶媒中、チオ尿素で処理して式101とした後、さらに酢酸などの溶媒中、N−クロロこはく酸イミドと処理することで、スルホンアミド化試薬(式102)調製することができる。スルホンアミド化試薬(式102)は、要時調製し溶液として使用することも、当該分野で周知の方法で単離して使用することもできる。
【0187】
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【0188】
スルホニルクロリド(式107)を市販のアルキルスルホニルクロリドから調製する方法は、当該分野で既知である。市販の式103を溶媒(例えば、2−プロパノールなど)中、塩基(例えば、ピリジンなど)と処理し、式104に変換後、アルキルスルホニル基(R20)上に官能基を導入してR20がR22に変換された式105を調整することができる。次いで、チオシアン酸カリウムで処理して式106を調製後、塩化チオニルで処理することで、スルホンアミド化試薬(式107)を調製することができる。スルホンアミド化試薬(式107)は、要時調製し溶液として使用することも、当該分野で周知の方法で単離して使用することもできる。
【0189】
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【0190】
(製法E−3)
市販のスルホニルクロリドや製法E−2で調製された式102、または、式107を溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)中、市販のアンモニアガスを含んだ溶媒(例えば、アンモニア水など)と作用させることで、対応するスルホンアミド化試薬(式108または式109)を調製することができる。スルホンアミド化試薬(式108または式109)は、要時調製し溶液として使用することも、当該分野で周知の方法で単離して使用することもできる。
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【0191】
(製法E−4)
市販のスルホニルクロリド、市販のスルファミド化試薬、製法E−1で調製したスルファミド化試薬、製法E−2で調製されたスルホンアミド化試薬、または、製法E−3で調製されたスルホンアミド化試薬は、一般式IのRやRにスルファミド基、あるいは、スルホンアミド基が導入された化合物を製造するのに用いることができる。これらの官能基変換は、インドール環を形成する前に行うことも、インドール環を形成した後に行うことも、一般式Iに変換後に行うこともできる。
、R、スルホンアミド基、またはスルファミド基上の官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基を用いることができる。NH基やOH基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)を用いることができる。
【0192】
例えば、R、Rから選ばれる、1つ以上の官能基がアミノ基(NH)の場合、当該分野で既知の方法を用いることで、アミノ基をスルホンアミド化、スルファミド化することができる。例えば、Rがアミノ基となった式1を溶媒(例えば、ジクロロメタンなど)中、塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミンなど)と、市販のスルホンアミド化試薬、製法E−2の方法で調整したスルホンアミド化試薬、または、市販のハロゲン化アルキルスルホニルクロリドなどのスルホンアミド化試薬などを用いることで、スルホンアミド基をもつ式1を製造することができる。また、例えば、Rがアミノ基となった式1を溶媒(例えば、ジクロロメタンなど)中、塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミンなど)と、市販のスルファミド化試薬、または、製法E−1で調整したスルファミド化試薬などを用いることで、スルファミド基を持つ、化合物を製造することができる。
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【0193】
また、R、Rから選ばれる、1つ以上の官能基がハロゲン基の場合、市販のスルホンアミド化試薬やスルファミド化試薬など用いるか、製法E−1、製法E−2、あるいは、製法E−3で調製したスルホンアミド化試薬、あるいは、スルファミド化試薬を用いることでスルホンアミド基、または、スルファミド基を持つ式1を製造することができる。例えば、式1のRがハロゲン基となった式1から、当該分野で既知の方法、例えば、Buchwaldらの方法(Organic Synthesis,78,23; Coll.Vol.10:423,J.Am.Chem.Soc.,124,6043,2002)により、スルホンアミド基、または、スルファミド基をもつ、式1を製造することができる。スルホンアミド基、または、スルファミド基が導入された化合物を製造することができる。
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【0194】
(製法E−7)
一般式IのR、Rに、一つ以上のピペリジン基(E=CH)やピペラジン基(E=N)が導入された化合物は、R、Rのうち、一つ以上がハロゲン基となった化合物から製造することができる。R、Rのうち、一つ以上がハロゲン基となった化合物を4−(4、4、5、5−テトラメチル−1、3、2−ジオキサボロラン−2−イル)−3、6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用い、Suzukiらの方法(Chemical Reviews,95(7),2457,1995)や、Molanderらの方法(Org.Lett.,393,3,2001)と二重結合の還元反応を組み合わせて、ピペリジン基を導入することができる。ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用い、Chanらの方法(Tetrahedron Lett.,44,3863,2003)や、Buchwaldらの方法(Organic synthesis,78,23;Coll.Vol.10:423,J.Am.Chem.Soc.,124,6043,2002)などにより、ピペラジン基を導入することができる。これらの官能基変換は、インドール環を形成する前に行うことも、インドール環を形成した後に行うことも、一般式Iに変換後に行うこともできる。
、R上の官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基を用いることができる。NH基やOH基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)を用いることができる。
例えば、Rがハロゲン基となった式1を用い、上記の方法で、ピペリジン基、または、ピペラジン基が導入された化合物を製造することができる。ピペリジン基、または、ピペラジン基が導入された式1は、ケトニトリル体(式2)、エナミン体(式3)へと誘導後、アミノピラゾール環を形成させることで、Rがピペリジン基、または、ピペラジン基となった一般式Iの保護体を製造することができる。さらに、Boc基を除去後、当該分野で既知の方法で、Q群から選ばれる官能基の導入を行い、ピペリジン基(E=CH)やピペラジン基(E=N)をもつ一般式Iを製造することができる
【0195】
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【0196】
(製法E−8)
一般式IのR、Rに、一つ以上のアミド基(−CONR10)が導入された化合物を製造するには、R、Rのうち、一つ以上が、カルボキシル基となったエステル体(式1)を用いることができる。R23とR13は区別して開裂させることのできるものどうしがよく、R13=メチル、R23=tert−ブチルなどがあげられる。R、R上の官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基を用いることができる。NH基やOH基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)を用いることができる。例えば、Rがエステル基(−CO23)となった式1を用い、ケトニトリル体(式2)、エナミン体(式3)へと誘導後、アミノピラゾール環を形成し、当該分野で周知の方法を用いて一般式Iのエステル基(−CO23)をアミド基(−CONR10)に変換することができる。保護基を用いて製造された一般式Iの保護体は、さらに、当該分野で周知の方法により保護基を除去することで一般式Iを製造することができる。
これらの官能基変換は、インドール環を形成する前に行うことも、インドール環を形成した後に行うことも、一般式Iに変換後に行うこともできる。
【0197】
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【0198】
(製法E−11)
一般式IのR、Rに、一つ以上のアルキルスルホニル基(RSO2−)が導入された化合物を製造するには、R、R、のうち、一つ以上が、ハロゲン基となった式1を用いることができる。この場合、ハロゲン基は、塩素基、臭素基、および、ヨウ素基が好ましく、さらに好ましくは、臭素基、または、ヨウ素基である。例えば、式1のRがハロゲン基となった式34を用い、Itohらの方法(Org.Lett.,6,4587,2004)で得られた式34のスルフィド基を開裂して、式35を得、次いでスルホニルクロリド化を行うことで、式36を製造することができる。式36にはRで表される試薬を作用させることで、式40を製造することができる。また、Bartaらの方法(WO2000069821)により、直接RSO−を導入し、インドールにスルホン基を有する式38を製造することができる。式38上にあるRの官能基の種類によっては、当該分野で既知の方法で、さらにQ群から選択される官能基が導入された式38を製造することができる。ここで得られた式40及び式38は、それぞれ、ケトニトリル体(式2)、エナミン体(式3)へと誘導後、アミノピラゾール環を形成し、一般式Iを製造することができる。保護基を用いて製造された一般式Iは、さらに、当該分野で周知の方法により保護基を除去することで一般式Iを製造することができる。これらの官能基変換は、インドール環を形成する前に行うことも、インドール環を形成した後に行うことも、一般式Iに変換後に行うこともできる。
【0199】
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【0200】
(製法E−12)
一般式IのR、Rに一つ以上のアルコキシ基(RO−)が導入された化合物を製造するには、R、Rのうち、一つ以上が、水酸基、或いはRO−となった式1を用いることができる。R、R、Rの官能基によっては、目的物を効率よく製造する目的で、必要に応じて保護基を用いることができる。NH基やOH基の保護は、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、シリル基(トリメチルシリル基、トリメチルシリルエトキシメチル基など)、カルバモイル基(Boc基、Cbz基など)を用いることができる。例えば、当該分野で既知の方法で製造可能な、式1のO−アルキルが水酸基となった式41(R13が水素原子)に官能基を導入するには、例えばMitsunobuらの方法(Synthesis,1,1981)、Mulvihillらの方法(WO2011143645)、Williamsonらの方法(J.Chem.Soc.,4,229,1852)などにより、C−O結合をさせることにより、官能基を導入することができる。導入することができる官能基は、アルキル基、ハロアルキル基、アミノアルキル基などがあげられる。ここで製造された式42は、ケトニトリル体(式2)、エナミン体(式3)へと誘導後、アミノピラゾール環を形成し、一般式Iを製造することができる。保護基を用いて製造された一般式Iは、さらに、当該分野で周知の方法により保護基を除去することで一般式Iを製造することができる。これらの官能基変換は、インドール環を形成する前に行うことも、インドール環を形成した後に行うことも、一般式Iに変換後に行うこともできる。
【0201】
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【実施例】
【0202】
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0203】
化合物の構造、純度決定には、高速液体クロマトグラフィーを備えた質量スペクトルデータ(LC−MS)を用いた。Waters社製Acquity勾配超高速液体クロマトグラフィー付きマイクロマス(SQD)、Waters社製Acquity勾配超高速液体クロマトグラフィー付きSQD2マススペクトルメーター、Waters社製2525勾配高速液体クロマトグラフィー付きマイクロマス(ZQ)、Waters社製2524勾配高速液体クロマトグラフィー付きマイクロマス(SQD)、Waters社製Acquity I−Class勾配超高速液体クロマトグラフィー付きマイクロマス(SQD)、または島津製作所社製Nexera高速液体クロマトグラフィー付きマイクロマス(2020)を用いて得た。
高速液体クロマトグラフィーの条件は、下記表のいずれかを用いた。
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【実施例1】
【0204】
〔実施例1−1−1 (化合物I−A010)〕
2−(6−ブロモ−5−モルホリン−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0205】
工程1
4−(2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロフェニル)モルホリンの合成
1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(5.0 g)をN、N−ジメチルホルムアミド(100 mL)に溶解し、モルホリン(9.3 mL)炭酸カリウム(8.9 g)を加え、25度で30分間攪拌した。反応液に水(17 mL)を加え、得られた個体をろ取、ヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(5.7 g)を得た。
【0206】
工程2
3−(4−ブロモ−5−モルホリノ−2−ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチルの合成
4−(2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロフェニル)モルホリン (5.70 g) を エタノ−ル (68 mL) に溶解し、 0度で 20% ナトリウムエトキシド エタノ−ル溶液 (37.1 mL)および シュウ酸ジエチル(12.9 mL)を加え、45度で21時間撹拌した。反応液に水(100 mL)を加え、2M 塩酸(50 mL)を加え中和した。得られた混合物を酢酸エチルで抽出した(200 mL x 2)。 合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮した。得られた残渣をヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(12.3 g)を得た。.
【0207】
工程3
6−ブロモ−5−モルホリノ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
3−(4−ブロモ−5−モルホリノ−2−ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル(11.9 g)を酢酸(7.5 mL)に溶解し、鉄粉(8.3 g)を加え、80度で1時間攪拌した。さらに鉄粉(8.3 g)を加え2.5時間撹拌した。反応液を25度に冷却し、セライト濾過で不溶物を濾別した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチル(300 mL)で抽出した。有機層を水(100 mL x 3)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(5.1 g)を得た。
【0208】
工程4
3−(6−ブロモ−5−モルホリノ−1H−インド−ル−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−ブロモ−5−モルホリノ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル (3.5 g) テトラヒドロフラン(105 mL) およびアセトニトリル (2.1 mL)溶液に、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド (1.0M テトラヒドロフラン溶液、18.25 mL) を加え、0.5時間攪拌した。反応液に水、2M 塩酸(30 mL)を加え、酢酸エチル(500 mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(5.1 g)を得た。
【0209】
工程5
(E)−2−(6−ブロモ−5−モルホリノ−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリルの合成
3−(6−ブロモ−5−モルホリノ−1H−インド−ル−2−イル)−3−オキソプロパンニトリル (3.4 g)のテトラヒドロフラン (74 mL) 溶液に、 トリエチルアミン (2723 mL)、 N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル (1.43 mL) を室温で加え30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、ジクロロメタンおよびヘキサンで懸濁洗浄し、目的物を得た。
【0210】
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【0211】
〔実施例1−2−1 (化合物I−H048)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メトキシ−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0212】
工程1
(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)ヒドラジン 塩酸塩の合成
3−ブロモ−4−メトキシアニリン(3.3 g)を濃塩酸(33 mL)と水(4 mL) の混合物に懸濁し、0度で水(6 mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(1.7 g)を加えた。0度で濃塩酸(33 mL)に溶解した塩化スズ(II)(7.4 g)を加え、25度で1時間攪拌した。析出した固体を濾取し、酢酸エチルで懸濁洗浄して目的物(4.13 g)を得た。
【0213】
工程2
(E)−2−(2−(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)ヒドラジノ)プロパン酸エチルの合成
(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)ヒドラジン 塩酸塩(4.1 g)およびピルビン酸エチル(3.8 g)を25度でエタノ−ル(65 mL)に懸濁し、25度で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し(10 mL)、酢酸エチル(150 mL)を加えたものを、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(1.46 g)を得た。
【0214】
工程3
6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(E051)の合成
[(4−メトキシ−3−ブロモ)ヒドラジニリデン]プロパン酸エチル(1.4 g)をジクロロメタン(8.8 mL)に溶解し、イ−トン試薬(0.89 mL)を加え、窒素雰囲気下、40度で2時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(519 mg)を得た。
【0215】
工程4
5−メトキシ−6−(メチルスルホンアミド)−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(515 mg) を窒素雰囲気下、ジオキサン (0.9 mL)に溶解し、アリルパラジウムクロリドダイマ−(44 mg)、炭酸カリウム(716 mg)、メタンスルホンアミド(246 mg)、tBuXPhos(123 mg)を加え、反応系内を減圧下で脱気してから窒素で置換し、100度で2時間加熱した。反応液を25度に冷却し、酢酸エチルで希釈しセライトろ過した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(563 mg)を得た。
【0216】
工程5
N−[2−(2−シアノアセチル)−1H−インド−ル−5−メトキシ−6−イル]メタンスルホンアミドの合成
6−(メタンスルホンアミド)−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(480 mg)をテトラヒドロフラン(15 mL)に懸濁させ、0度に冷却し、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.0M テトラヒドロフラン溶液、5.9 mL)を滴下した。30分間撹拌したのち脱水アセトニトリル(0.24 mL)を滴下して加え、0度で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(50 mL)を加え、1M 塩酸(10 mL x 2)、飽和食塩水(10 mL)、で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(518 mg)を得た。
【0217】
工程6
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メトキシ−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミド(I-H048)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メトキシ−1H−インド−ル−6−イル]メタンスルホンアミド(516 mg)をテトラヒドロフラン(3.3 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(245 μL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、目的物(640 mg)を得た。
【0218】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
〔実施例1−2−2〕
実施例1−2−1と同様の方法で、対応するブロモアニリンより、実施例1−2−2の化合物を合成した。
【0220】
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【0221】
〔実施例1−2−3 (化合物I−H062)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−6−メトキシ−1H−インド−ル−5−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0222】
工程1
N−(4−ヒドラジニル−2−メトキシフェニル)アセトアミド塩酸塩の合成
N−(4−アミノ−2−メトキシフェニル)アセトアミド(387 mg)を濃塩酸(2.0 mL)に懸濁し、0度で水(2.0 mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(202 mg)を加えた。0度で濃塩酸(2.0 mL)に溶解した塩化スズ(II)(892 mg)を加え、25度で2時間攪拌した。析出した固体を濾取し、酢酸エチルで洗浄して目的物(524 mg)を得た。
【0223】
工程2
5−アセトアミド−6−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
N−(4−ヒドラジニル−2−メトキシフェニル)アセトアミド塩酸塩(523 mg)をエタノ−ル(5.0 mL)に懸濁し、25度でピルビン酸エチル(0.26 mL)を加え、25度で2時間攪拌した。反応液に水(10 mL)を加え、析出した固体を濾取し、アリ−ルヒドラゾン体(304 mg)を得た。得られたアリ−ルヒドラゾン体の一部(233 mg)をジクロロエタン(4.0 mL)に溶解し、イ−トン試薬(0.38 mL)を加え、70度で3時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(263 mg)を得た。
【0224】
工程3
5−アミノ−6−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−アセトアミド−6−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(250 mg)をエタノ−ル(7.0 mL)に溶解し、濃硫酸(0.48 mL)を加え、80度で6時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、減圧濃縮し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(208 mg)を得た。
【0225】
工程4
5−(メタンスルホンアミド)−6−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−アミノ−6−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(185 mg)をN、N−ジメチルアセトアミド(2.0 mL)に溶解し、0度でN−メチルモルホリン(0.12 mL)とメタンスルホニルクロリド(82 μL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液に水(5.0 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(203 mg)を得た。
【0226】
工程5
N−[2−(2−シアノアセチル)−6−メトキシ−1H−インド−ル−5−イル]メタンスルホンアミドの合成
5−(メタンスルホンアミド)−6−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(141 mg)をテトラヒドロフラン(8.0 mL)に懸濁させ、0度に冷却し、脱水アセトニトリル(50 μL)、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.3M テトラヒドロフラン溶液、1.75 mL)を滴下し、0度で1.5時間攪拌した。反応液に水、5M 塩酸を加え、析出した固体を濾取し、目的物(122 mg)を得た。
【0227】
工程6
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−6−メトキシ−1H−インド−ル−5−イル}メタンスルホンアミド(I-H062)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−6−メトキシ−1H−インド−ル−5−イル]メタンスルホンアミド(111 mg)をテトラヒドロフラン(5.0 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(80 μL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液にtert−ブチルメチルエ−テル(10 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(134 mg)を得た。
【0228】
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【0229】
〔実施例1−2−4 (化合物I−H053)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0230】
工程1
2−[(4−メチル−3−ニトロフェニル)ヒドラジニリデン]プロパン酸エチルの合成
4−メチル−3−ニトロアニリン(5.00 g)を水(75 mL)に懸濁し、0度で濃塩酸(15 mL)、亜硝酸ナトリウム(2.5 g)を加え、1.5時間攪拌した。反応液に2−メチルアセト酢酸エチル(5.7 mL)、酢酸ナトリウム(18.9 g)を加え、25度で15時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(4.75 g)を得た。
【0231】
工程2
5−メチル−6−ニトロ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
2−[(4−メチル−3−ニトロフェニル)ヒドラジニリデン]プロパン酸エチル(3.00 g)をトルエン(30 mL)に懸濁し、ポリリン酸を加え、120度で2日間攪拌した。反応液を25度に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄した。減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(872 mg)を得た。
【0232】
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【0233】
〔実施例1−3−1 (化合物I−H058)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}カルバミン酸tert−ブチルの合成
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【0234】
工程1
(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)ヒドラジン塩酸塩の合成
3−ブロモ−4−メトキシアニリン(3.30 g)を濃塩酸(33 mL)に懸濁し、0度で水(6.0 mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(1.7 g)を加え、0度で30分間攪拌した。濃塩酸(33 mL)に溶解した塩化スズ(II)(7.4 g)を加え、25度で1時間攪拌した。析出した固体を濾取し、目的物(4.10 g)を得た。
【0235】
工程2
6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(E051)の合成
(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)ヒドラジン塩酸塩(4.10 g)をエタノ−ル(65 mL)に懸濁し、25度でピルビン酸エチル(3.8 g)を加え、1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)にて精製し、アリ−ルヒドラゾン体(1.50 g)を得た。得られたアリ−ルヒドラゾン体をジクロロメタン(8.9 mL)に溶解し、イ−トン試薬(0.89 mL)を加え、窒素雰囲気下、40度で2時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(520 mg)を得た。
【0236】
工程3
6−ブロモ−5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(100 mg)をN、N−ジメチルホルムアミド(2.0 mL)に溶解し、0度で水素化ナトリウム(含有量60%、20 mg)を加え、20分間攪拌した。p−トルエンスルホニルクロリド(96 mg)を加え、0度で2.5時間攪拌した。反応液に水を加え、析出した固体を濾取し、目的物(137 mg)を得た。
【0237】
工程4
5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
6−ブロモ−5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチル(1.50 g)を窒素雰囲気下、ジオキサン(30 mL)に溶解し、X−Phos(510 mg)、炭酸セシウム(3.47 g)、カルバジン酸 tert−ブチル(620 mg)、Pddba(370 mg)を加え、再度反応系内を脱気し、窒素で置換し、100度で3時間加熱した。反応液を25度に冷却し、析出した固体を濾取した。得られた粗固体をカラムクロマトグラフィ−(石油エ−テル/酢酸エチル)で精製し、目的物(1.20 g)を得た。
【0238】
工程5
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]カルバミン酸tert−ブチルの合成
5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インド−ル−2−カルボン酸エチル(1.40 g)をテトラヒドロフラン(100 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(0.5 mL)を加え、−78度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.0M テトラヒドロフラン溶液、16 mL)を加え、1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(1.50 g)を得た。
【0239】
工程6
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}カルバミン酸tert−ブチル(I-H058)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メトキシ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]カルバミン酸tert−ブチル(1.50 g)をテトラヒドロフラン(30 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(0.43 mL)を加え、25度で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、目的物(1.70 g)を得た。
【0240】
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【0241】
〔実施例1−3−2〕
実施例1−3−1と同様の方法で、工程4で対応するアミド化試薬、あるいはスルファミド化試薬を用い、実施例1−3−2の化合物を合成した。
【0242】
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【0243】
〔実施例1−4−1 (化合物I−H068)〕
2−(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0244】
工程1
3−(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルの合成
実施例1−3−1で合成したエステルE051(850 mg)をテトラヒドロフラン(28 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(0.6 mL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.9M テトラヒドロフラン溶液、5.3 mL)を加え、1時間攪拌した。反応液に1M 塩酸(15 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(990 mg)を得た。
【0245】
工程2
2−(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリル(I-H068)の合成
3−(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インド−ル−2−イル)−3−オキソプロパンニトリル(990 mg)をテトラヒドロフラン(34 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(0.54 mL)を加え、25度で1.5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をジクロロメタン/ヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(990 mg)を得た。
【0246】
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【0247】
〔実施例1−4−2 (化合物I−H064)〕
2−(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0248】
工程1
6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(E052)の合成
実施例1−3−1で合成したブロミドE051(3.8 g)をジクロロメタン(106 mL)に溶解し、0度で三臭化ホウ素(1.0M ジクロロメタン溶液、63.7 mL)を加え、1時間攪拌した。反応液にエタノ−ル(15 mL)、水(100 mL)及び酢酸エチル(100 mL)を加え、有機層を飽和重曹水(100 mL)、次いで飽和食塩水(100 mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮して得られた残渣をジクロロメタン(30 mL)中で結晶化させた。沈殿物を濾取、ジクロロメタン洗浄(20 mL)し、目的物(2.8 g)を得た。
【0249】
工程2
3−(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インド−ル−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(50 mg)をテトラヒドロフラン(1.8 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(28 μL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.3M テトラヒドロフラン溶液、1.0 mL)を加え、30分間攪拌した。反応液に1M 塩酸(1.5 mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(53 mg)を得た。
【0250】
工程3
2−(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリ(I-H064)ルの合成
3−(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インド−ル−2−イル)−3−オキソプロパンニトリル(49 mg)をテトラヒドロフラン(0.88 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(35 μL)を加え、25度で1.5時間撹拌した。析出した固体を濾取し、目的物(50 mg)を得た。
【0251】
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【0252】
〔実施例1−4−3 (化合物I−A011)〕
2−[6−ブロモ−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0253】
工程1
6−ブロモ−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(E053) の合成
実施例1−4−2で合成したフェノ−ルE052(810 mg) 、トリフェニルホスフィン(0.90 g) をテトラヒドロフラン(16 mL)に溶解し、2、2−ジフルオロエタノ−ル(0.20 mL)とアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.62 mL)を加え、25度で4日間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(650 mg)を得た。
【0254】
工程2
3−[6−ブロモ−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−ブロモ−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(650 mg)をテトラヒドロフラン(13 mL)に溶解して、脱水アセトニトリル(0.20 mL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.9M テトラヒドロフラン溶液、3.9 mL)を滴下して加え、0度で1時間攪拌した。反応液に1M 塩酸(10 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で4回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(620 mg)を得た。
【0255】
工程3
2−[6−ブロモ−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
3−[6−ブロモ−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリル(620 mg)をテトラヒドロフラン(13 mL)に溶解し、TEA(0.51 mL)とN、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(0.27 mL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をヘキサン/ジクロロメタンから再結晶し、目的物(720 mg)を得た。
【0256】
〔実施例1−4−4〕
実施例1−4−3と同様の方法で、対応するアニリン、及び工程1で対応するアルコ−ルを用い、実施例1−4−4の化合物を合成した。
【0257】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
〔実施例1−4−5 (化合物I−H065)〕
2−[5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
工程1
5−メトキシ−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−3−1で合成したブロミドE051(200 mg)をジオキサン(3.0 mL)に溶解し、モルホリン(0.29 mL)、アリルパラジウムクロリドダイマ−(49 mg)、炭酸セシウム(1.75 g)、X−Phos(141 mg)を加え、反応系内を窒素置換し、80度で5時間加熱した。25度に冷却し、反応液に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(87 mg)を得た。
【0260】
工程2
5−ヒドロキシ−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−メトキシ−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(666 mg)をジクロロメタン(18 mL)に溶解し、0度で三臭化ホウ素(1.0M ジクロロメタン溶液、11 mL)を加え、25度で15時間攪拌した。反応液にエタノ−ル(40 mL)、水(13 mL)を加え、酢酸エチル(30 mL)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣は精製せず、次の反応に用いた。
【0261】
工程3
5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−ヒドロキシ−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(183 mg)をトルエン(6.0 mL)に懸濁し、2、2−ジフルオロエタノ−ル(46 μL)、シアノメチレントリ−n−ブチルホスホラン(215 μL)を加え、80度で8時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(139 mg)を得た。
【0262】
工程4
3−[5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(139 mg)をテトラヒドロフラン(3.9 mL)に溶解して、脱水アセトニトリル(82 μL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.9M テトラヒドロフラン溶液、0.72 mL)を滴下し、0度で1時間攪拌した。反応液に1M 塩酸(4.0 mL)を加え、酢酸エチル(10 mL)で3回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(140 mg)を得た。
【0263】
工程5
2−[5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリル(I-H065)の合成
3−[5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリル(140 mg)をテトラヒドロフラン(4.0 mL)に懸濁し、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(59 μL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をジクロロメタン/ヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(170 mg)を得た。
【0264】
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【0265】
〔実施例1−4−6 (化合物I−H063)〕
4−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−6−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
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【0266】
工程1
5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3、6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−4−3で合成したブロミドE053(1.00 g)をN、N−ジメチルホルムアミド(13 mL)、水(1.4 mL)に溶解し、4−(4、4、5、5−テトラメチル−1、3、2−ジオキサボロラン−2−イル)−1、2、3、6−テトラヒドロピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(1.15 g)、PdCl(dppf)(118 mg)、リン酸三カリウム(915 mg)を加え、窒素雰囲気下100度で3.5時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(1.23 g)を得た。
【0267】
工程2
5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3、6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(1.68 g)をエタノ−ルに溶解し、10% Pd−C(80 mg)を加え、水素雰囲気下25度で4時間攪拌した。セライト濾過で不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮し、目的物(1.61 g)を得た。
【0268】
工程3
4−[2−(2−シアノアセチル)−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−6−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(160 mg)をテトラヒドロフラン(3.5 mL)に溶解して、脱水アセトニトリル(37 μL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.9M テトラヒドロフラン溶液、0.93 mL)を滴下して加え、0度で1時間攪拌した。反応液に1M 塩酸(4 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(85 mg)を得た。
【0269】
工程4
4−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−6−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(I-H063)の合成
4−[2−(2−シアノアセチル)−5−(2、2−ジフルオロエトキシ)−1H−インド−ル−6−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(85 mg)をテトラヒドロフラン(1.0 mL)に懸濁し、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(38 μL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、目的物(79 mg)を得た。
【0270】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
〔実施例1−4−7(化合物I−H069)〕
(2E)−3−(ジメチルアミノ)−2−[(E)−[6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル]プロパ−2−エンニトリルの合成
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
工程1
6−[1−[(tert−ブトキシ)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−カルボン酸メチルの合成
6−ブロモ−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(5 g),テトラキス(トリフェニルホスファン) パラジウム(1.37 g),4−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(4.39 g)及びリン酸カリウム(5.02 g)をジオキサン(100 mL)と水(10 mL)の混合溶媒に懸濁させ,窒素気流下100℃で16時間撹拌した。不溶物を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル)で精製し,目的物(6 g)を得た。
【0273】
工程2
6−[1−[(tert−ブトキシ)カルボニル]ピペリジン−4−イル]−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−カルボン酸メチルの合成
上記工程1で得られた化合物(2.7 g)をメタノール(50 mL)に溶解し,パラジウム炭(1.08) gを加え,水素気流下25℃で5時間撹拌した。触媒を濾去後,濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル)で精製し,目的物(1.4 g)を得た。
【0274】
工程3
5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−6−(ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸メチルの合成
上記工程2で得られた化合物(1.6 g)をジクロロメタン(100 mL)に溶解し,塩化水素ガスを導入した。反応液を25度で2時間撹拌した後,減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(50 mL)と水(50 mL)の混合溶媒に溶解した。水溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液でのpH8とし,酢酸エチル(50 mLx2)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後,乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮し粗生成物(1.4 g)を得た。
【0275】
工程4
6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−カルボン酸メチルの合成
上記工程3で得られた化合物(1.25 g)をジクロロメタン(30 mL)に溶解し,トリエチルアミン(444 mg)を加えた。メタンスルホニルクロリド(1.01 g)を0℃で5分かけて加え,反応液を0℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル)で精製し,目的物(1.1 g)を得た。
【0276】
工程5
3−[6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]−3−オキソプロパンニトリル
上記工程4で得られた化合物(1.2 g)をTHF(50 mL)に溶解し,アセトニトリル(290 mg)とLHMDSのTHF溶液(1 M,11.9 mL)を,窒素気流下,−78℃で加えた。反応液を−78℃で2時間撹拌後,塩化アンモニウム水溶液で反応を停止させた。反応液を酢酸エチル(50 mLx2)で抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣を減圧濃縮し粗生成物(1.25 g)を得た。
【0277】
工程6
(2E)−3−(ジメチルアミノ)−2−[(E)−[6−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル]プロパ−2−エンニトリルの合成
上記工程5で得られた化合物(1.25 g)をTHF(50 mL)に溶解し,ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(320 mg)を加え,25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,粗生成物(1.4 g)を得た。
【0278】
〔実施例1−4−8(化合物I−H070)〕
(2E)−2−[(E)−[6−[1−(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0279】
工程1
6−[1−(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−カルボン酸メチルの合成
実施例1−4−7の工程3で得られた化合物(2.5 g)を,ジクロロメタン(10 mL)に溶解し,トリエチルアミン(1.77 g)を加えた。シクロプロパンスルホニル クロリド(1.24 g)を0℃で徐々に加えた後,25℃で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル)で精製し,目的物(1.2 g)を得た。
【0280】
工程2
3−[6−[1−(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
上記工程1で得られた化合物(1.6 g)をTHF(50 mL)に溶解し,アセトニトリル(0.37 g)とLHMDS(1 M THF溶液,15 mL)を−78℃で加え,−78℃で2時間撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ,酢酸エチル(50 mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩化アンモニウム水溶液(50 mLx2)で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮し目的物(1.56 g)を得た。
【0281】
工程3
(2E)−2−[(E)−[6−[1−(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン−4−イル]−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
上記工程2で得られた化合物(1.56 g)をTHF(50 mL)に溶解し,ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0.38 g)を加え,25℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し目的物(1.65 g)を得た。
【0282】
〔実施例1−4−9(化合物I−H071)〕
(2Z)−2−[(Z)−[6−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0283】
工程1
6−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−カルボン酸メチルの合成
実施例1−4−7の工程3で得られた化合物(1.0 g)をジクロロメタン(80 mL)に溶解後,トリエチルアミン(711 mg)を加えた。塩化アセチル(275 mg)を0℃で加え,0℃で60分間撹拌した。反応液に水(100 mL)を加えた後に,0℃で1 M塩酸水溶液で反応液のpHを約8〜9に調整した。反応液を酢酸エチル(300 mLx3)で抽出後,合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮し目的物(1.17 g)を得た。
【0284】
工程2
3−[6−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
上記工程1で得られた化合物(1.17 g)をTHF(50 mL)に溶解し,アセトニトリル(307 mg)を加えた。LHMDS(1 M THF溶液,12.5 mL)を−78℃で加えた後に,−78℃で90分撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液(300 mL)を加えて反応を停止させ,
酢酸エチル(300 mLx2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮し目的物(1.26 g)を得た。
【0285】
工程3
(2Z)−2−[(Z)−[6−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−メチル−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリル(I−H071)の合成
上記工程2で得られた化合物(1.26 g)をTHF(50 mL)に溶解し,ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0.377 g)を加え,25℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し目的物(1.35 g)を得た。
【0286】
〔実施例1−4−10〕
(E)−2−(5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリルの(I−H073)合成
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【0287】
実施例1−4−3で得られたE053を用い,実施例1−4−7の工程1〜3と実施例1−4−8の工程1〜3を行うことで目的物(I−H073)を得た。
【0288】
〔実施例1−4−11〕
(E)−2−(6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリル(I−H074)の合成
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【0289】
工程1
1−ブロモ−2−メトキシ−4−メチル−5−ニトロベンゼンの合成
1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(7.82 g)のメタノール溶液(78 mL)にナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液,5.73 mL)を25℃で加えた後,18時間撹拌した。反応液に水(78 mL)を加えて生じた沈殿を,濾取乾燥して目的物(7.55 g)を得た。
【0290】
工程2
3−(4−ブロモ−5−メトキシ−2−ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチルの合成
1−ブロモ−2−メトキシ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(10.2 g)とシュウ酸ジエチル(30.3 g)のエタノール溶液(100 mL)にナトリウムエトキシド(20%エタノール溶液,81 mL)を25℃で加えた後に,60度で2時間撹拌した。反応液に5 M塩酸水溶液(40 mL)と水(60 mL)を0℃で加えて生じた沈殿を濾取,水(50 mL)で洗浄後減圧下乾燥し,目的物(10.47 g)を得た。
【0291】
工程3
6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
3−(4−ブロモ−5−メトキシ−2−ニトロフェニル)−2−オキソプロパン酸エチル(10.47 g)を酢酸(101 mL)に加え,鉄粉(8.45 g)を加え,80℃で1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却後,酢酸エチル(100 mL)を加え,不溶物を濾去,酢酸エチル洗浄(100 mL)した。濾液に飽和食塩水(200 mL)を加え,有機層を5 M水酸化ナトリウム水溶液(200 mLx2)で洗浄後,さらに5 M塩酸水溶液(200 mL),飽和食塩水(200 mL)で洗浄した。有機層を減圧濃縮後,トルエン共沸して得られた残渣(8.15 g)は精製せず,次の反応に用いた。
【0292】
工程4
6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(4.24 g)のジクロロメタン溶液(43 mL)にボロントリブロミドのジクロロメタン溶液(1 M,42.7 mL)を0℃で加え,2時間撹拌した。反応液に0℃でエタノール(43 mL)を加えた後,反応液を減圧濃縮した。残渣にエタノール(80 mL)を加えた後に80℃で溶解させ,水(80 mL)を徐々に加え,反応液を室温まで冷却した。生じた沈殿をを濾取,エタノール−水(1:1,20 mL)で洗浄した。得られた粉末を減圧下乾燥し,目的物(3.23 g)を得た。
【0293】
工程5
6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(1421 mg),トリフェニルホスフィン(2623 mg),及び1−イソプロピルピペリジン−4−オール(1432 mg)のジクロロメタン懸濁液(14 mL)に,ジアゼン−1,2−ジカルボン酸ジイソプロピル(1.969 mL)のジクロロメタン溶液(5 mL)を0℃で5分かけて滴下した。反応液を25℃で撹拌後,酢酸エチル(20 mL)で希釈した。有機層を飽和食塩水(20 mL)で洗浄後,減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,次いでジクロロメタン/メタノール)で溶出し,目的物(956 mg)を得た。
【0294】
工程6
3−(6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルをテトラヒドロフラン(10 mL)に溶解し,窒素雰囲気下LHMDS(1.3 M,THF溶液,7.2 mL)を−10℃で滴下し,さらに15分撹拌した。反応液に5 M塩酸水溶液(1.87 mL)を−10℃で加え,次いで酢酸エチル(10 mL)と水(5 mL)を加えた。有機層を分離し,水層を酢酸エチル(10 mL)で抽出した。合わせた有機層を減圧濃縮し,目的物(1341 mg)を得た。
【0295】
工程7
(E)−2−(6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリル(I−H074)の合成
3−(6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルをテトラヒドロフラン(27 mL)に懸濁させ,ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0.666 mL)を窒素雰囲気下,25℃にて加えた。反応液を25℃で18時間撹拌後,減圧濃縮した。得られた残渣にTHF(6.5 mL)とMTBE(13 mL)を加えて得られた残渣を濾取,MTBE洗浄(2 mL)後,粉末を減圧下乾燥して目的物(674 mg)を得た。
【0296】
〔実施例1−4−12〕
4−((6−ブロモ−2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 (E)−tert−ブチル(I−H076)の合成
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【0297】
工程1
6−ブロモ−5−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−4−11の工程4で得られた6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(5.68 g),4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(5.64 g)及びADDP(8.07 g)のトルエン懸濁液(200 mL)にトリブチルホスフィン(7.9 mL)を0℃で加え,25℃で18時間撹拌した。不溶物を濾去,トルエン洗浄(100 mL)後,濾液を14%塩化アンモニウム水溶液(200 mL)と飽和食塩水(200 mL)で洗浄後,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣を50℃でエタノール(50 mL)に溶解し,ヘキサン(80 mL)を加えた。生じた沈殿を濾取,ヘキサン洗浄(10 mL)し,濾取物を得た。濾液を減圧濃縮後に残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で溶出し,上記の濾取物と合わせて目的物(8.42 g)を得た。
【0298】
工程2
4−((6−ブロモ−2−(2−シアノアセチル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
6−ブロモ−5−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(5.61 g)とアセトニトリル(1.88 mL)のTHF(28 mL)溶液に,LHMDS(1.3 M THF溶液,55.6 mL)を0℃で加え,15分撹拌した。反応液に10%酢酸水溶液(168 mL)を0℃で加えて反応を停止させ,反応液を減圧下,約250 mLまで濃縮した。メタノール(56 mL)を濃縮した懸濁液に加え,15分撹拌して得られた沈殿を濾取,メタノール/水(1/5,1 mL)で洗浄後,減圧下乾燥して目的物(5.40 g)を得た。
【0299】
工程3
4−((6−ブロモ−2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 (E)−tert−ブチル(I−H076)の合成
4−((6−ブロモ−2−(2−シアノアセチル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(5.40 g)をトルエン(100 mL)に懸濁させ,DMF−DMA(1.72 mL)を25℃で加え,2時間撹拌した。反応液にヘキサン(50 mL)を加えて目的物を析出させた。生じた沈殿を濾取,ヘキサン洗浄(10 mL)後,粉末を減圧下乾燥して目的物(5.678 g)を得た。
【0300】
〔実施例1−4−13〕
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【0301】
(E)−N−(2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−5−シクロプロピル−1H−インドール−6−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミドの合成の合成
工程1
5−クロロ−6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
4−クロロ−3−メトキシ−アニリンを用いて実施例1−3−1と同様の方法により得られた5−クロロ−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(746 mg)をジクロロメタン(14 mL)に懸濁させ,0℃にて三臭化ホウ素のジクロロメタン溶液(1 M,14.7 mL)を滴下した。反応液を0℃で3時間,さらに25℃で1時間撹拌した。エタノール(30 mL)を0℃で加えて反応を停止させた後に,反応液を減圧濃縮した。残渣を水(30 mL)に懸濁させ,10分撹拌したのちに,沈殿を濾取,洗浄(水/エタノール=2/1,30 mLx4)した。粉末を減圧下乾燥して目的物(672 mg)を得た。
【0302】
工程2
6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程1で得られた5−クロロ−6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(670 mg)とイミダゾール(761 mg)をジクロロメタン(25 mL)に加え,tert−ブチル−クロロ−ジメチル−シラン(506 mg)を25℃で加え,14.5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチルと水の混合物に溶解した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で2度洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し目的物(915 mg)を得た。
【0303】
工程3
5−シクロプロピル−6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程2で得られた6−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(912 mg),シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(953 mg),塩化 (II)パラジウムアリルダイマー(94 mg),Ru−Phos(361 mg)及びリン酸カリウム(1.643 g)をジオキサン/(10 mL/1 mL)に加え,反応容器を窒素置換後,100℃で14.5時間撹拌した。反応液を25℃に冷却後,5 M塩酸水溶液で酸性とした。不溶物を濾去,酢酸エチル洗浄後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し目的物(342 mg)を得た。
【0304】
工程4
5−シクロプロピル−6−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程3で得られた5−シクロプロピル−6−ヒドロキシ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(340 mg)とピリジン(280 mL)をジクロロメタン(14 mL)に加え,トリフルオロメタンスルホン酸 無水物(0.245 mL)を0℃で加えた後に0℃で15分撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチルに溶解し,飽和重曹水(2回),水,1 M塩酸水溶液,飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し目的物(362 mg)を得た。
【0305】
工程5
5−シクロプロピル−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン)−4−スルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程4で得られた5−シクロプロピル−6−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(528 mg),テトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミド(289 mg),トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム − クロロホルム(145 mg),X−Phos(200 mg)及びリン酸カリウム(743 mg)のジオキサン(14 mL)懸濁液を加えた反応容器を窒素置換後,100℃で14時間撹拌した。反応液を25℃に冷却後,反応液に5 M塩酸水溶液を加えて酸性とし,不溶物を濾去,酢酸エチル洗浄(40 mLx5)した。濾液を減圧濃縮後,シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製,次いでヘキサン/MTBE(6/1)で結晶化し,目的物(266 mg)を得た。
【0306】
(E)−N−(2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−5−シクロプロピル−1H−インドール−6−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミドの合成
工程5で得られた5−シクロプロピル−6−((テトラヒドロ−2H−ピラン)−4−スルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(266 mg)を用い,実施例1−4−1と同様の操作を行い,目的物(160 mg)を得た。
【0307】
〔実施例1−4−14〕
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【0308】
工程1
6−アセトアミド−5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸の合成
N−(5−アミノ−2−クロロ−4−ヨードフェニル)アセトアミド(3.11 g)を用い,実施例1−5−2の工程4と同様の操作を行い,目的物(2.69 g)を得た。
【0309】
工程2
6−アミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程1で得られた6−アセトアミド−5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸(2.69 g)のエタノール溶液(53 mL)に25℃で塩化チオニル(4.66 mL)を滴下後,90℃で5時間撹拌した。反応液を25℃で10%リン酸カリウム水溶液(200 mL)にて塩基性とし,懸濁液に水(50 mL)を加えて得られた懸濁液を10分撹拌した。沈殿を濾取,水(75 mL)次いでヘキサン(50 mLx2)で洗浄後,粉末を減圧下乾燥して目的物(2.0 g)を得た。
【0310】
工程3
6−アミノ−5−シクロプロピル−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程2で得られた6−アミノ−5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(1.9 g)を用い,実施例1−4−13の工程3と同様の操作を行い,目的物(1.35 g)を得た。
【0311】
工程4
5−シクロプロピル−6−((3−フルオロプロピル)スルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程3で得られた6−アミノ−5−シクロプロピル−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(672 mg)をピリジン(8 mL)に加え,塩化 3−フルオロプロパン−1−スルホニル(0.427 mL)を25℃で加え,2.25時間撹拌した。反応液を飽和重曹水(80 mL)で希釈し,生じた沈殿を濾取,水(30 mLx4),水/アセトニトリル(4/1,25 mLx3),ヘキサン/MTBE(3/1,40 mLx4)で洗浄して得られた粉末を減圧下乾燥して目的物(713 mg)を得た。
【0312】
工程5
(E)−N−(2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−5−シクロプロピル−1H−インドール−6−イル)−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド
工程4で得られた5−シクロプロピル−6−((3−フルオロプロピル)スルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(675 mg)を用い,実施例1−4−1と同様の操作を行い,目的物(727 mg)を得た。
【0313】
〔実施例1−4−15〕
(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(6−フルオロ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボニル)アクリロニトリルの合成
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【0314】
工程1
4−(2−フルオロ−5−メチル−4−ニトロフェノキシ)−1−イソプロピルピペリジンの合成
1,2−ジフルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(1.0 g)をTHF(20 mL)に溶解し,4 M水酸化カリウム水溶液(14.4 mL)を0℃で加えた後,25℃で5時間撹拌した。反応液に酢酸エチル(30 mL)を加え,2 M塩酸水溶液(4 mL)と0.1 M塩酸水溶液(10 mLx2)で抽出した。水層を4 M水酸化ナトリウム水溶液(4 mL)でpH10とした後,酢酸エチル(10 mLx3)で抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣を減圧濃縮し,目的物(1.29 g)を得た。
【0315】
工程2
(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(6−フルオロ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボニル)アクリロニトリルの合成
工程1で得られた4−(2−フルオロ−5−メチル−4−ニトロフェノキシ)−1−イソプロピルピペリジンを用い,実施例1−4−11の工程2〜7と同様の操作を行い,目的物(1.65 g)を得た。
【0316】
〔実施例1−4−16〕
(E)−2−(6−クロロ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリルの合成
1−クロロ−2−フルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼンを用い,実施例1−4−15と同様の操作を行い,目的物(1.58 g)を得た。
【0317】
〔実施例1−4−17〕
4−((2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−6−フルオロ−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 (E)−tert−ブチルの合成
4−フルオロ−3−メトキシ−アニリンを用いて実施例1−4−12と同様の操作を行い目的物を得た。
【0318】
〔実施例1−4−18〕
4−((6−クロロ−2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 (E)−tert−ブチルの合成
4−クロロ−3−メトキシ−アニリンを用いて実施例1−4−12と同様の操作を行い目的物を得た。
【0319】
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【0320】
〔実施例1−5−1 (化合物I−H047)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−フルオロ−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0321】
工程1
N−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
2−フルオロ−5−ニトロアニリン(3.00 g)をテトラヒドロフラン(77 mL)に溶解し、0度でTEA(8.0 mL)とメタンスルホニルクロリド(4.5 mL)を加え、0度で1時間撹拌した。DIPEA(9.5 mL)とメタンスルホニルクロリド(4.0 mL)を加え、25度で2時間撹拌した。反応液に5M 水酸化ナトリウム水溶液(15 mL)を加え、25度で3時間攪拌した。反応液に5M 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、得られた残渣をtert−ブチルメチルエ−テルで懸濁洗浄し、目的物(4.00 g)を得た。
【0322】
工程2
N−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
N−(2−フルオロ−5−ニトロフェニル)メタンスルホンアミド(2.00 g)をメタノ−ル(34 mL)に溶解し、10% Pd−C(45 mg)を加え、水素雰囲気下25度で3時間攪拌した。不溶物をセライト濾過で濾別し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサンより結晶化し、目的物(1.65 g)を得た。
【0323】
工程3
N−(5−アミノ−2−フルオロ−4−ヨ−ドフェニル)メタンスルホンアミドの合成
N−(5−アミノ−2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(1.65 g)をジメチルスルホキシド(8.0 mL)に溶解し、N−ヨ−ドスクシンイミド(1.8 g)を加え、25度で6.5時間撹拌した。反応液に水(32 mL)を加え、析出した固体を濾取した。得られた粗固体をカラムクロマトグラフィ−(ジクロロメタン/メタノ−ル)で精製し、目的物(1.89 g)を得た。
【0324】
工程4
5−フルオロ−6−(メタンスルホンアミド)−1H−インド−ル−2−カルボン酸の合成
N−(5−アミノ−2−フルオロ−4−ヨ−ドフェニル)メタンスルホンアミド(300 mg)をN、N−ジチルホルムアミド(3.6 mL)に溶解し、DABCO(306 mg)、ピルビン酸(189 μL)を加え、反応系内を減圧下で脱気し、窒素で置換した。X−Phos(48 mg)、アリルパラジウムクロリドダイマー(16 mg)を加え、再度反応系内を減圧下で脱気し、窒素で置換し、80度で3時間加熱した。反応液を25度に冷却し、1M 塩酸(15 mL)を加え、酢酸エチル(15 mL)で抽出した。有機層を5% N−アセチル−L−システイン水溶液(15 mL)、飽和食塩水(15 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(466 mg)を得た。
トリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(466 mg)を得た。
【0325】
工程5
5−フルオロ−6−(メタンスルホンアミド)−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−フルオロ−6−(メタンスルホンアミド)−1H−インド−ル−2−カルボン酸(247 mg)をエタノ−ル(3.0 mL)に懸濁し、濃硫酸(145 μL)を加え、70度で15時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、水(9.0 mL)を加え、析出した固体を濾取した。得られた粗固体をヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(181 mg)を得た。
【0326】
工程6
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−フルオロ−1H−インド−ル−6−イル]メタンスルホンアミドの合成
5−フルオロ−6−(メタンスルホンアミド)−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(100 mg)をテトラヒドロフラン(2.2 mL)に懸濁し、脱水アセトニトリル(0.052 mL)を加え、0度でナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.9M テトラヒドロフラン溶液、0.18 mL)を滴下し、20分間攪拌した。反応液に1M 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(95 mg)を得た。
【0327】
工程7
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−フルオロ−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミド(I-H047)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−フルオロ−1H−インド−ル−6−イル]メタンスルホンアミド(95 mg)をテトラヒドロフラン(1.5 mL)に懸濁し、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(0.043 mL)を加え、1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルで懸濁洗浄し、目的物(96 mg)を得た。
【0328】
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【0329】
〔実施例1−5−2 (化合物I−H053)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0330】
工程1
N−(2−メチル−5−ニトロフェニル)−N−メチルスルホニルメタンスルホンアミドの合成
2−メチル−5−ニトロアニリン(25.0 g)をジクロロメタン(250 mL)に溶解し、0度でDIPEA(63 mL)とメタンスルホニルクロリド(27 mL)を加え、0度で1時間撹拌した。DIPEA(9.5 mL)とメタンスルホニルクロリド(4.0 mL)を加え、0度で20分間撹拌した。反応液に1M 塩酸(250 mL)を加え、水層を排出し、有機層を半分量まで濃縮した。析出した固体を濾取し、ヘキサンで洗浄し、目的物(38.0 g)を得た。
【0331】
工程2
N−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルスルホニルメタンスルホンアミドの合成
N−(2−メチル−5−ニトロフェニル)−N−メチルスルホニルメタンスルホンアミド(38.0 g)をテトラヒドロフラン(150 mL)と水(230 mL)に懸濁し、25度で次亜硫酸ナトリウム(65.0 g)を加え、10分間撹拌した。続いて濃塩酸(76 mL)を加え、60度で3時間撹拌した。反応液を25度に冷却し、リン酸三カリウム(180 g)を加え、水(76 mL)を加えた。析出した固体を濾取し、水で洗浄し、目的物(22.0 g)を得た。
【0332】
工程3
N−(5−アミノ−4−ヨ−ド−2−メチルフェニル)−N−メチルスルホニルメタンスルホンアミドの合成
N−(5−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルスルホニルメタンスルホンアミド(22.0 g)を酢酸(110 mL)に溶解し、N−ヨ−ドスクシンイミド(18.0 g)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液に水(330 mL)に溶解した亜硫酸ナトリウム(33.0 g)を加え、析出した固体を濾取し、水で洗浄し、目的物(28.0 g)を得た。
【0333】
工程4
6−[ビス(メチルスルホニル)アミノ]−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸の合成
N−(5−アミノ−4−ヨ−ド−2−メチルフェニル)−N−メチルスルホニルメタンスルホンアミド(17.0 g)を N、N−ジメチルホルムアミド(85 mL)に溶解し、DABCO(14.0 g)、ピルビン酸(8.8 mL)、X−Phos(3.0 g)を加え、反応系内を減圧下で脱気し、窒素で置換した。Pddba(960 mg)を加え、再度反応系内を減圧下で脱気し、窒素で置換し、60度で4時間加熱した。反応液にN−アセチル−L−システインを加え、60度で30分間攪拌した。反応液を25度に冷却し、5M 塩酸水溶液(85 mL)を加え、酢酸エチル(250 mL)で2回抽出した。有機層を飽和食塩水(160 mL)で二度洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(28.2 g)を得た。
【0334】
工程5
6−(メタンスルホンアミド)−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸の合成
6−[ビス(メチルスルホニル)アミノ]−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸(24.0 g)をメタノ−ル(190 mL)に懸濁し、8M 水酸化カリウム水溶液(43 mL)を加え、50度で30分間攪拌した。反応液を0度に冷却し、5M 塩酸で中和した。水を加え、析出した固体を濾取し、メタノ−ル/水、2−プロパノ−ル、ヘキサンの順で洗浄し、目的物(18.0 g)を得た。
【0335】
工程6
6−(メタンスルホンアミド)−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
6−(メタンスルホンアミド)−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸(17.7 g)をエタノ−ル(270 mL)に懸濁し、0度で塩化チオニル(35 mL)を加え、3時間還流した。反応液を25度に冷却し、15% リン酸水素二カリウム水溶液で中和した。析出した固体を濾取し、水、エタノ−ル/水、2−プロパノ−ル、ヘキサン/酢酸エチルの順で洗浄し、目的物(11.4 g)を得た。
【0336】
工程7
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1H−インド−ル−6−イル]メタンスルホンアミドの合成
6−(メタンスルホンアミド)−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(18.3 g)をテトラヒドロフラン(280 mL)に懸濁し、脱水アセトニトリル(6.5 mL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.3M テトラヒドロフラン溶液、240 mL)を滴下して加え、30分間攪拌した。反応液に水を加え、水層を分離した。有機層を水で洗浄し、合わせた水層を5M 塩酸で中和した。析出した固体を濾取し、水、2−プロパノ−ル、酢酸エチルの順で洗浄し、目的物(12.6 g)を得た。
【0337】
工程8
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミド(I-H053)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1H−インド−ル−6−イル]メタンスルホンアミド(12.5 g)をテトラヒドロフラン(190 mL)とN、N−ジメチルホルムアミド(13 mL)に懸濁し、0度でN、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(6.0 mL)を加え、30分間撹拌した。反応液に2−プロパノ−ルを加え、析出した固体を濾取し、2−プロパノ−ルで洗浄し、目的物(14.1 g)を得た。
【0338】
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【0339】
〔実施例1−5−3 (化合物I−H053)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1H−インド−ル−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0340】
工程1
2−ブロモ−4−メチル−5−ニトロアニリンの合成
2−ブロモ−4−メチルアニリン(23.8 g)を濃硫酸(119 mL)に溶解し、10度以下で硝酸尿素(15 g)を少量ずつ加え、0度で10分間攪拌した。反応液に水(120 mL)、5M 水酸化ナトリウム水溶液(205 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(26.3 g)を得た。
【0341】
工程2
5−メチル−6−ニトロ−1H−インド−ル−2−カルボン酸の合成
2−ブロモ−4−メチル−5−ニトロアニリン(10.0 g)をN、N−ジチルホルムアミド(173 mL)に溶解し、リン酸三カリウム(27.6 g)、ピルビン酸(9.2 mL)、X−Phos(6.2 g)、アリルパラジウムクロリドダイマ−(1.6 g)を加え、窒素雰囲気下、100度で15時間加熱した。反応液を25度に冷却し、水(350 mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100 mL)を加え、酢酸エチル(300 mL)で抽出し、水層に1M 塩酸を加え、析出した固体を濾取した。得られた粗固体を酢酸エチルに溶解し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(7.67 g)を得た。
【0342】
工程3
5−メチル−6−ニトロ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−メチル−6−ニトロ−1H−インド−ル−2−カルボン酸(6.70 g)をエタノ−ル(69 mL)に溶解し、塩化チオニル(6.7 mL)を加え、90度で2時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、水(51 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(6.60 g)を得た。
【0343】
工程4
6−アミノ−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−メチル−6−ニトロ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(5.58 g)を酢酸エチル(90 mL)に溶解し、塩化すず(II)二水和物(25.4 g)を加え、70度で3時間攪拌した。反応液を0度に冷却し、水(40 mL)、5M 水酸化ナトリウム水溶液(45 mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200 mL)を加え、不溶物をセライト濾過にて濾別した。濾液を酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧濃縮し、目的物(4.60 g)を得た。
【0344】
工程5
6−(メタンスルホンアミド)−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
6−アミノ−5−メチル−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(2.00 g)をピリジン(10 mL)に溶解し、0度でメタンスルホニルクロリド(0.79 mL)を加え、0度で30分間撹拌した。反応液に水(30 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(2.50 g)を得た。
【0345】
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【0346】
〔実施例1−5−4〕
(E)−N−(2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−5−エチル−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミド(I-H072)の合成
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【0347】
工程1
N−(2−ブロモ−5−ニトロフェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミドの合成
2−ブロモ−5−ニトロアニリン(5 g)をテトラヒドロフラン(100 mL)に溶解させ,トリエチルアミン(9.63 mL)を加えた。メタンスルホニルクロリド(4.49 mL)を25℃で加え,90分間撹拌した。5 M塩酸水溶液(27.6 mL)と水(75 mL)を加え,10分間撹拌して得られた沈殿を濾取,水洗後,粉末を乾燥して目的物(6.96 g)を得た。
【0348】
工程2
N−(5−アミノ−2−ブロモフェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミドの合成
N−(2−ブロモ−5−ニトロフェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(1 g)をエタノール(3 mL),テトラヒドロフラン(3 mL)及び水(6 mL)の混合溶媒に溶解させ,亜ジチオン酸ナトリウム(1.4 g)を加え,25℃で30分撹拌した。濃塩酸(2 mL)を加えた後に,65℃で90分撹拌後,0℃にてリン酸カリウム(4 g)及び水(3 mL)を加えて生じた沈殿を濾取,水洗後粉末を減圧下乾燥して目的物(0.537 g)を得た。
【0349】
工程3
N−(5−アミノ−2−ブロモ−4−ヨードフェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミドの合成
N−(5−アミノ−2−ブロモフェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(2.12 g)を酢酸(12 mL)に懸濁させ,NIS(1.32 g)を加えた後に25℃で3時間撹拌した。亜硫酸ナトリウム水溶液(2.34 g→30 mL)を加えて反応を停止し,生じた沈殿を濾取した。粉末を水洗して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製後,ヘキサン/酢酸エチル(1/1)で結晶化させ目的物(2.21 g)を得た。
【0350】
工程4
5−ブロモ−6−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸の合成
N−(5−アミノ−2−ブロモ−4−ヨードフェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(3.6 g),ピルビン酸(3.38 g),1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(4.3 g)及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(0.95 g)をジメチルホルムアミド(38 mL)に加え,窒素気流下65℃で15時間撹拌した。反応液にN−アセチルシステイン(0.626 g)を加え,窒素気流下65℃で30分撹拌後,5 M塩酸水溶液(18 mL)を加え,酢酸エチル(100 mLx2)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(50 mLx2)で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮し目的物(3.15 g)を得た。
【0351】
工程5
5−ブロモ−6−(メチルスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸の合成
5−ブロモ−6−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸(3.15 g)を2−プロパノール(25 mL)に加え,8 M水酸化カリウム水溶液(4.8 mL)を加えた後に,65℃で2時間半撹拌した。反応液を25度に冷却後,5 M塩酸水溶液(9.2 mL)と水(25 mL)を加えて生じた結晶を,濾取した。結晶をエタノール/水(1/1)で洗浄後減圧下乾燥して目的物(1.43 g)を得た。
【0352】
工程6
5−ブロモ−6−(メチルスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
5−ブロモ−6−(メチルスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸(1.43 g)をエタノール(28.5 mL)に懸濁させた後に,硫酸(13.1 mL)を5分間かけて滴下した。反応液を22時間還流後,室温にて水(28.5 mL)を加えた。沈殿を濾取,水洗(10 mLx3)後,得られた粉末減圧下乾燥し目的物(1.31 g)を得た。
【0353】
工程7
6−(メチルスルホンアミド)−5−ビニル−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
5−ブロモ−6−(メチルスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(1.0 g),トリフルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(1.12 g),1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(0.171 g)及びリン酸カリウム(2.60 g)をトルエン(20 mL)と水(4 mL)に加え,窒素気流下8時間還流した。反応液を25℃に冷却後,5 M塩酸水溶液(10 mL)を加え,酢酸エチル(50 mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後,乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣を,シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で溶出し,目的物(597 mg)を得た。
【0354】
工程8
5−エチル−6−(メタンスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
6−(メチルスルホンアミド)−5−ビニル−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(400 mg)をメタノール(13 mL)に溶解し,Pd−C(160 mg)を懸濁させ,水素気流下25℃で7時間30分撹拌した。不溶物をセライト濾過で除去し,濾液を減圧濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(移動相:0.1%ギ酸−水−アセトニトリル)で精製し,目的物(245 mg)を得た。
【0355】
工程9
N−(2−(2−シアノアセチル)−5−エチル−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
5−エチル−6−(メタンスルホンアミド)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(245 mg)とアセトニトリル(0.082 mL)をテトラヒドロフラン(6.6 mL)に加え,ナトリウムヘキサメチルジシラジド(1.9 M,2.1 mL)を窒素気流下0℃で滴下した。反応液を25℃で30分間撹拌後,0℃で5 M塩酸水溶液(4 mL)次いで,水(50 mL)を加えて反応を停止した。酢酸エチル(50 mL)で抽出後,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をMTBEで結晶化させ目的物(242 mg)を得た。
【0356】
工程10
(E)−N−(2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−5−エチル−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
N−(2−(2−シアノアセチル)−5−エチル−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミド(241 mg)をテトラヒドロフラン(4.4 mL)に溶解し,ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0.158 mL)を25℃で加え,30分撹拌した。反応液にMTBE(8 mL)を加えて結晶化させ,沈殿を濾取後,結晶をMTBE(4 mLx3)で洗浄し,減圧下乾燥して目的物(220 mg)を得た。
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【0357】
〔実施例1−6−1 (化合物B−B026)〕
2−[6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0358】
工程1
2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロフェノ−ルの合成
1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(4.57 g)をジメチルスルホキシド(39 mL)に溶解し、1M 水酸化ナトリウム水溶液(39 mL)を加え、100度で2時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、1M 塩酸(80 mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(4.30 g)を得た。
【0359】
工程2
1−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)−4−メチル−5−ニトロベンゼンの合成
2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロフェノ−ル(5.0 g)をN、N−ジメチルホルムアミド(72 mL)に溶解し、炭酸カリウム(8.9 g)を加え、25度で15分間攪拌した。反応液に2−クロロ−2、2−ジフルオロ酢酸メチル(3.4 mL)を加え、さらに100度で1時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、水、1M 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(5.1 g)を得た。
【0360】
工程3
3−[4−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−2−ニトロフェニル]−2−オキソプロパン酸エチルの合成
1−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)−4−メチル−5−ニトロベンゼン(2.73 g)をエタノ−ル(48 mL)に溶解し、ナトリウムエトキシド(20% エタノ−ル溶液、19 mL)、シュウ酸ジエチル(6.6 mL)を加え、25度で15時間攪拌した。反応液に5M 塩酸を加え、減圧濃縮し、得られた残渣を濾取し、目的物(3.53 g)を得た。
【0361】
工程4
6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(E061)の合成
3−[4−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−2−ニトロフェニル]−2−オキソプロパン酸エチル(3.50 g)を酢酸(35 mL)に溶解し、鉄粉(2.56 g)を加え、80度で1時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、セライト濾過で不溶物を濾別した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣に1M 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(1.40 g)を得た。
【0362】
工程5
3−[6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(470 mg)をテトラヒドロフラン(12 mL)に懸濁し、脱水アセトニトリル(0.15 mL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.9M テトラヒドロフラン溶液、3.7 mL)を滴下し、0度で20分攪拌した。反応液に、水、5M 塩酸を加え、酢酸エチル(20 mL)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(440 mg)を得た。
【0363】
工程6
2−[6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−2−カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリル(B-B026)の合成
3−[6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリル(440 mg)をテトラヒドロフラン(9.0 mL)に懸濁し、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(195 μL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液にtert−ブチルメチルエ−テル(20 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(569 mg)を得た。
【0364】
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【0365】
〔実施例1−6−2 (化合物I−H056)〕
4−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−6−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
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【0366】
工程1
5−(ジフルオロメトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3、6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−6−1で合成したブロミドE061(250 mg)をN、N−ジメチルホルムアミド(3.4 mL)、水(0.37 mL)に溶解し、4−(4、4、5、5−テトラメチル−1、3、2−ジオキサボロラン−2−イル)−1、2、3、6−テトラヒドロピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(301 mg)、PdCl(dppf)(31 mg)、リン酸三カリウム(238 mg)を加え、窒素雰囲気下100度で6時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(301 mg)を得た。
【0367】
工程2
5−(ジフルオロメトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−(ジフルオロメトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3、6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(300 mg)をエタノ−ルに溶解し、10% Pd−C(80 mg)を加え、水素雰囲気下25度で2時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、セライト濾過で不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮して目的物(215 mg)を得た。
【0368】
工程3
4−[2−(2−シアノアセチル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−6−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
5−(ジフルオロメトキシ)−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペリジン−4−イル}−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル(210 mg)をテトラヒドロフラン(4.8 mL)に懸濁し、脱水アセトニトリル(50 μL)を加え、0度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.0M テトラヒドロフラン溶液、1.9 mL)を滴下し、0度で30分間攪拌した。反応液に、水(10 mL)、1M 塩酸(10 mL)を加え、酢酸エチル(20 mL)で抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(234 mg)を得た。
【0369】
工程4
4−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−6−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(I-H056)の合成
4−[2−(2−シアノアセチル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インド−ル−6−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(230 mg)をテトラヒドロフラン(3.5 mL)に懸濁し、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(78 μL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をtert−ブチルメチルエ−テル/ヘキサンで懸濁洗浄し、目的物(201 mg)を得た。
【0370】
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【0371】
〔実施例1−6−3〕
(E)−2−(6−ブロモ−5−((ジフルオロメチル)チオ)−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリル(I−H075)の合成
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【0372】
工程1
2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロベンゼンチオールの合成
1−ブロモ−2−フルオロ−4−メチル−5−ニトロベンゼン(5.61 g)とDBU(8.68 mL)のDMF溶液(51 mL)に窒素雰囲気3−メルカプトプロパン酸 2−エチルヘキシル(6 mL)を加え,80℃で撹拌した。反応液を25℃に冷却後,2 M塩酸水溶液(107 mL)を加え,15分撹拌した。反応液を濾過後,得られた沈殿を塩酸水溶液(20 mLx3)で洗浄した。得られた粉末をヘキサン/酢酸エチル(1/10)で洗浄し,目的物(7.7 g)を得た。
【0373】
工程2
(2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロフェニル)(ジフルオロメチル)スルファンの合成
炭酸カリウム(5.72 g)のDMF懸濁液(25 mL)に2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロベンゼンチオール(5.72 g)と2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸ナトリウム(8.41 g)のDMF溶液(50 mL)を80℃で加え,1時間撹拌した。反応液を25℃に冷却し,水と酢酸エチル(それぞれ100 mL)で希釈した。水層を酢酸エチル(100 mL)で抽出後,合わせた有機層を水と飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮し目的物(6.6 g)を得た。
【0374】
(E)−2−(6−ブロモ−5−((ジフルオロメチル)チオ)−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリルの合成
工程2で得られた(2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロフェニル)(ジフルオロメチル)スルファンを用い,実施例1−6−1の工程3〜6と同様の操作を行い,I−H075を得た。
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【0375】
〔実施例1−7−1 (化合物I−A003)〕
2−(6−ブロモ−5−フルオロ−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0376】
工程1
5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨ−ドアニリンの合成
3−ブロモ−4−フルオロアニリン(11.0 g)を水(220 mL)に溶解し、25度でヨウ素(16.2 g)を加え、3時間撹拌した。反応液にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル(300 mL)で抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、目的物(9.10 g)を得た。
【0377】
工程2
N−(5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨ−ドフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミドの合成
5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨ−ドアニリン(1.00 g)をジクロロメタン(12 mL)に溶解し、p−トルエンスルホニルクロリド(1.2 g)、ピリジン(0.5 mL)を加え、0度で15時間攪拌した。反応液より析出した固体を濾取し、ジクロロメタン、ヘキサンで洗浄し、目的物(1.23 g)を得た。
【0378】
工程3
6−ブロモ−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチル(E031)の合成
N−(5−ブロモ−4−フルオロ−2−ヨ−ドフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド(120 mg)をテトラヒドロフラン(2.0 mL)に溶解し、臭化亜鉛(172 mg)、DIPEA(0.26 mL)、プロピオ−ル酸エチル(78 μL)を加えたのち、反応系内を減圧下で脱気し窒素置換した。Pd(PPh(15 mg)を加え、反応系内を減圧下で脱気し窒素置換し、80度で15時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、不溶物をセライト濾過により濾別した。濾液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。得られた固体を酢酸エチル/ヘキサン=1/1で懸濁洗浄し、目的物(41 mg)を得た。
【0379】
工程4
3−[6−ブロモ−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−ブロモ−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチル(500 mg)をテトラヒドロフラン(6.0 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(71 μL)を加え、0度でLDA溶液(2.2M テトラヒドロフラン溶液、1.0 mL)を滴下し、5分間撹拌した。反応液に水(1.0 mL)、飽和塩化アンモニウム水溶液(10 mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(401 mg)を得た。
【0380】
工程5
2−(6−ブロモ−5−フルオロ−1H−インド−ル−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリル(I-A003)の合成
3−[6−ブロモ−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリル(100 mg)をテトラヒドロフラン(2.0 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(37 μL)を加え、25度で30分間撹拌した。析出した固体を濾取し、目的物(120 mg)を得た。
【0381】
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【0382】
〔実施例1−7−2〕
(E)−2−(6−ブロモ−5−イソプロピル−1−トシル−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリル(I−A012)の合成
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【0383】
工程1
2−ブロモ−1−イソプロピル−4−ニトロベンゼンの合成
1−イソプロピル−4−ニトロベンゼン(15 g)を硫酸(26.7 g)に加え,0度で1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(13.8 g)を加えた後に3時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ,酢酸エチルで抽出した。有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液,炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後,有機層を減圧濃縮して目的物(23.1 g)を得た。
【0384】
工程2
3−ブロモ−4−イソプロピルアニリンの合成
2−ブロモ−1−イソプロピル−4−ニトロベンゼン(22.2 g)と塩化アンモニウム(58.4 g)をエタノール(445 mL)と水(445 mL)の混合溶媒に加え,亜鉛末(35.7 g)を反応液の温度が40度を超えないように徐々に加えた後に1時間撹拌した。不溶物をセライト濾過,エタノール洗浄し,濾液を約500 mLまで減圧濃縮した。酢酸エチルで2度抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し目的物(18 g)を得た。
【0385】
工程3
5−ブロモ−2−ヨード−4−イソプロピルアニリンの合成
3−ブロモ−4−イソプロピルアニリン(18 g)を酢酸(180 mL)に溶解し,25度でN−ヨードコハク酸イミド(17 g)を加え,30分間撹拌した。反応液に1 Mチオ硫酸ナトリウム水溶液(84 mL)と酢酸エチルを加え,有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で2度洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後,乾燥剤を濾去,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(23.35 g)を得た。
【0386】
工程4
N−(5−ブロモ−2−ヨード−4−イソプロピルフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミドの合成
5−ブロモ−2−ヨード−4−イソプロピルアニリン(23.4 g)をアセトニトリル(229 mL)に溶解し,p−トルエンスルホニルクロリド(19.6 g),ピリジン(9.44 mL)25度で加えて15時間攪拌した。反応液に水(230 mL)を加えて析出した固体を濾取し,水(50 mLx2),ヘキサン(50 mLx2)で洗浄し,目的物(29.14 g)を得た。
【0387】
工程5
6−ブロモ−5−イソプロピル−1−トシル−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
N−(5−ブロモ−2−ヨード−4−イソプロピルフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド(6 g)をテトラヒドロフラン(81 mL)に溶解し,臭化亜鉛(8.2 g),DIPEA(12.7 mL),プロピオ−ル酸エチル(3.69 mL)を加えたのち,反応系内を減圧下で脱気し窒素置換した。Pd(PPh3)4(701 mg)を加え,反応系内を減圧下で脱気し窒素置換し,80度で5時間攪拌した。反応液に2 M塩酸と酢酸エチルを加え,有機層を分離した。有機層を2 M塩酸(2回)と飽和食塩水で洗浄し減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し,目的物(3.26 g)を得た。
【0388】
工程6
3−(6−ブロモ−5−イソプロピル−1−トシル−1H−インドール−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−ブロモ−5−イソプロピル−1−トシル−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(2.33 g)をテトラヒドロフラン(20 mL)に加え,脱水アセトニトリル(286 μL)を加え,‐78度でLHMDS溶液(1.3 M テトラヒドロフラン溶液,15.4 mL)を滴下し,60分間撹拌した。反応液に‐78度で10%酢酸水溶液(70 mL)加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去濃縮後,残渣をヘキサン/酢酸エチル(2/1)で結晶を洗浄し,目的物(2.33 g)を得た。
【0389】
工程7
(E)−2−(6−ブロモ−5−イソプロピル−1−トシル−1H−インドール−2−カルボニル)−3−(ジメチルアミノ)アクリロニトリル(I−A012)の合成
3−(6−ブロモ−5−イソプロピル−1−トシル−1H−インドール−2−イル)−3−オキソプロパンニトリル(1.92 g)をテトラヒドロフラン(27.9 mL)に懸濁させ,N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(555 μL)を加え,25度で10分間撹拌した。ヘキサン(70 mL)を加えて析出した固体を濾取し,目的物(2.33 g)を得た。
【0390】
〔実施例1−7−3〕
(E)−2−[6−ブロモ−5−メチル−1−(p−トリルスルホニル)インドール−2−カルボニル]−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エンニトリル(I−A013)の合成
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【0391】
実施例1−7−1の3−ブロモ−4−フルオロアニリンの代わりに3−ブロモ−4−メチルアニリンを用い,実施例1−7−1と同様の操作を行い,目的物を得た。
【0392】
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【0393】
〔実施例1−8−1 (化合物I−E001)〕
3−(ジメチルアミノ)−2−[5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)インド−ル−2−カルボニル]プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0394】
工程1
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3、6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル}インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−7−1と同様の方法で合成したブロミドE031−Me(4.00 g)をジオキサン(50 mL)、水(0.5 mL)に溶解し、4−(4、4、5、5−テトラメチル−1、3、2−ジオキサボロラン−2−イル)−1、2、3、6−テトラヒドロピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.48 g)、Pd(PPh(544 mg)、リン酸三カリウム(4.0 g)を加え、窒素雰囲気下90度で16時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、減圧濃縮し、目的物を得た。得られた残渣は、精製せずそのまま次の反応に用いた。
【0395】
工程2
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペリジン−4−イル}インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3、6−ジヒドロ−2H−ピリジン−4−イル}インド−ル−2−カルボン酸エチル(3.00 g)をメタノ−ル(200 mL)に溶解し、10% Pd−C(1.2 g)を加え、水素雰囲気下25度で16時間攪拌した。不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮し、目的物(2.50 g)を得た。
【0396】
工程3
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−ピペリジン−4−イルインド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−{1−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペリジン−4−イル}インド−ル−2−カルボン酸エチル(9.20 g)をテトラヒドロフラン(200 mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(20 mL)を加え、25度で3時間撹拌した。反応液に炭酸ナトリウム水溶液を加えpH 8とした後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(6.30 g)を得た。
【0397】
工程4
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)インド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−ピペリジン−4−イルインド−ル−2−カルボン酸エチル(4.50 g)をジクロロメタン(150 mL)に溶解し、アセトン (1.2 mL)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.4 g)、酢酸(3.0 mL)を加え、25度で16時間撹拌した。反応液に飽和炭酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(3.80 g)を得た。
【0398】
工程5
3−[5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)インド−ル−2−カルボン酸エチル(3.80 g)をテトラヒドロフラン(50 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(0.85 mL)を加え、−78度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(1.0M テトラヒドロフラン溶液、50 mL)を滴下した。滴下終了後1時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液(100 mL)で希釈し、減圧濃縮した。析出した固体を濾取し、目的物(3.80 g)を得た。
【0399】
工程6
3−(ジメチルアミノ)−2−[5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)インド−ル−2−カルボニル]プロパ−2−エンニトリル(I-E001)の合成
3−[5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)インド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリル(4.10 g)をテトラヒドロフラン(100 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(5.5 mL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液を濃縮し、析出した固体を濾取し、目的物(4.10 g)を得た。
【0400】
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【0401】
〔実施例1−8−2〕
実施例1−7−1と同様の方法で、対応するブロモインド−ルカルボン酸エステルを得た。実施例1−8−1と同様の方法で、実施例1−8−2の化合物を合成した。
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【0402】
〔実施例1−8−3〕
実施例1−9−1と同様の方法で,対応するブロモインド−ルカルボン酸エステルを得た。実施例1−8−1と同様の方法で,実施例1−8−3の化合物を合成した。
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【0403】
〔実施例1−9−1 (化合物I−H016)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0404】
工程1
5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルアニリンの合成
3−ブロモ−4−メチルアニリン(30.4 g)をメタノ−ル(210 mL)に溶解し、ピリジン(43 mL)、ヨウ素(68.4 g)を加え、25度で2時間撹拌した。反応液に20% チオ硫酸ナトリウム水溶液(150 mL)、水(30 mL)を加え、25度で1時間攪拌した。、メタノ−ル/水(1/1、100 mL)で洗浄し、目的物(19.1 g)を得た。
【0405】
工程2
N−(5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミドの合成
5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルアニリン(8.0 g)をアセトニトリル(80 mL)に溶解し、p−トルエンスルホニルクロリド(7.3 g)、ピリジン(3.5 mL)を加え、25度で10時間攪拌した。反応液に水を加え、析出した固体を濾取し、水で洗浄した。このものを、熱メタノ−ル (102 mL) に懸濁させ、 5M 水酸化ナトリウム水溶液(8 mL) を加え溶解させ50度で1時間撹拌した。活性炭(4 g)を加え、ろ過した。50度でろ液に5M 塩酸(8 mL)を加え、25度で30分撹拌した。さらに水(93 mL)をゆっくり加え、析出した固体を濾取し、目的物(7.9 g)を得た。
【0406】
工程3
6−ブロモ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
N−(5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド(2.0 g)をテトラヒドロフラン(30 mL)に溶解し、臭化亜鉛(2.8 g)、DIPEA(4.3 mL)、プロピオ−ル酸エチル(1.3 mL)を加えたのち、反応系内を減圧脱気し窒素で置換した。塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (0.14 g)を加え、反応系内を減圧脱気し窒素で置換し、80度で3時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、セライトろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。得られた粗固体をエタノ−ル/ヘキサン(1/2、30 mL)で懸濁洗浄し、目的物(0.85 g)を得た。
【0407】
工程4
5−メチル−6−(メタンスルホンアミド)−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
6−ブロモ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチル(8.5 g) を窒素雰囲気下、1、2−ジメトキシエタン(92 mL)に溶解し、アリルパラジウムクロリドダイマ−(176 mg)、炭酸カリウム(4.9 g)、メタンスルホンアミド(2.0 g)、tBuXPhos(620 mg)を加え、反応系内を減圧下で脱気してから窒素で置換し、80度で1時間加熱した。反応液を25度に冷却し、1% N−アセチル−L−システイン水溶液(1 L)を加え、酢酸エチル(1 L)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサンで懸濁洗浄し、目的物を得た。
【0408】
工程5
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]メタンスルホンアミドの合成
5−メチル−6−(メタンスルホンアミド)−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチル(5.93 g)をテトラヒドロフラン(130 mL)に懸濁させ、−78度でナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.9M テトラヒドロフラン溶液、27.7 mL)を滴下し、脱水アセトニトリル(2.1 mL)を加え、30分間撹拌した。反応液に1M 塩酸(200 mL)を加え、酢酸エチル(200 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物を得た。
【0409】
工程6
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}メタンスルホンアミド(I-H016)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]メタンスルホンアミド(11.7 g)をテトラヒドロフラン(130 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(3.87 mL)を加え、25度で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をメタノ−ルで懸濁洗浄し、目的物(10.1 g)を得た。
【0410】
〔実施例1−9−2 〜 実施例1−9−10〕
実施例1−9−1と同様の方法で、対応するブロモアニリン、及び工程4で対応するアルキルスルホンアミドを用い、実施例1−9−2〜実施例1−9−10の化合物を合成した。
【0411】
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【0412】
〔実施例1−10−1 (化合物I−A004)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}アセトアミドの合成
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【0413】
工程1
6−アセトアミド−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−7−1と同様の方法で合成したブロミドE031−Me(50.0 g) を窒素雰囲気下、ジオキサン(500 mL)に溶解し、XANTPHOS(8.0 g)、炭酸セシウム(65 g)、アセトアミド(21 g)を加え、反応系内を減圧下で脱気してから窒素で置換した。この脱気操作を3回繰り返した。Pddba・CHCl (5.0 g)を加え、再度反応系内を脱気後、窒素で置換し、100度で1時間加熱した。反応液を25度に冷却し、酢酸エチルで希釈し、不溶物をセライト濾過で濾別した。濾液を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をジエチルエ−テルより結晶化し、目的物(40.0 g)を得た。
【0414】
工程2
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]アセトアミドの合成
6−アセトアミド−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸エチル(270 g)をテトラヒドロフラン(2.0 L)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(109 mL)を加え、−78度でLDA(3.0M テトラヒドロフラン溶液、1.0 L)を滴下し、30分間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(1.5 L)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(180 g)を得た。
【0415】
工程3
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}アセトアミド(I-A004)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]アセトアミド(160 g)をテトラヒドロフラン(2.4 L)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(70 mL)を加え、25度で1時間撹拌した。反応液を濃縮後、析出した固体を濾取し、目的物(120 g)を得た。
【0416】
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【0417】
〔実施例1−11−1 (化合物I−H054)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}モルホリン−4−スルホンアミドの合成
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【0418】
工程1
5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルアニリンの合成
3−ブロモ−4−メチルアニリン(50.0 g)を酢酸(250 mL)に溶解し、25度でN−ヨ−ドスクシンイミド(59.2 g)を加え、10度で3時間撹拌した。反応液に水(500 mL)を加え、析出した固体を濾取し、目的物(80.0 g)を得た。
【0419】
工程2
N−(5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミドの合成
5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルアニリン(20.0 g)をピリジン (150 mL)に溶解し、p−トルエンスルホニルクロリド(14.7 g)を加え、100度で15時間攪拌した。反応液に1M 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(27.8 g)を得た。
【0420】
工程3
6−ブロモ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチル(E032)の合成
N−(5−ブロモ−2−ヨ−ド−4−メチルフェニル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド(1.60 g)をテトラヒドロフラン(15 mL)に溶解し、臭化亜鉛(2.3 g)、DIPEA(2.7 mL)、プロピオ−ル酸メチル(0.87 mL)を加え、反応系内を減圧下で脱気してから窒素で置換した。Pd(PPh(200 mg)を加え、反応系内を減圧脱気し窒素で置換し、80度で16時間攪拌した。反応液を25度に冷却し、不溶物をセライト濾過により濾別した。濾液に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−(石油エ−テル/酢酸エチル)で精製し、目的物(0.12 g)を得た。
【0421】
工程4
5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(モルホリン−4−イルスルホニルアミノ)インド−ル−2−カルボン酸メチルの合成
6−ブロモ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチル(1.50 g) を窒素雰囲気下、2−メチルテトラヒドロフラン(50 mL)に溶解し、アリルパラジウムクロリド(ダイマ−)(65 mg)、炭酸カリウム(98 mg)、モルホリン−4−スルホンアミド(710 mg)、tBuXPhos(226 mg)を加え、反応系内を減圧下で脱気してから窒素で置換し、90度で16時間加熱した。25度に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(1.70 g)を得た。
【0422】
工程5
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミドの合成
5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−(モルホリン−4−イルスルホニルアミノ)インド−ル−2−カルボン酸メチル(2.30 g)をテトラヒドロフラン(50 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(0.56 mL)を加え、−78度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.0M テトラヒドロフラン溶液、23 mL)を滴下し、2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(2.20 g)を得た。
【0423】
工程6
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}モルホリン−4−スルホンアミド(I-H054)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−−6−イル]モルホリン−4−スルホンアミド(1.40 g)をテトラヒドロフラン(50 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(0.35 mL)を加え、25度で2時間撹拌した。反応液を濃縮し、析出した固体を濾取し、目的物(1.50 g)を得た。
【0424】
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【0425】
〔実施例1−12−1 (化合物I−H057)〕
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}カルバミン酸tert−ブチルの合成
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【0426】
工程1
5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インド−ル−2−カルボン酸メチル(E055)の合成
実施例1−11−1で合成したブロミドE032(2.37 g)、カルバミン酸tert−ブチル(990 mg)、Pddba・CHCl(570 mg)、X−Phos(790 mg)、炭酸セシウム(5.4 g)をジオキサン(40 mL)に溶解し、反応液の入ったフラスコを超音波照射下、脱気し窒素置換した。反応液を窒素雰囲気下100度で16時間撹拌した。25度に冷却し、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(4.50 g)を得た。
【0427】
工程2
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]カルバミン酸tert−ブチルの合成
5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニル−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インド−ル−2−カルボン酸メチル(1.20 g)をテトラヒドロフラン(30 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(0.40 mL)を加え、−78度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.0M テトラヒドロフラン溶液、13 mL)を滴下し、2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液(75 mL)を加え、酢酸エチル(300 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水(200 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(1.22 g)を得た。
【0428】
工程3
N−{2−[2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)プロパ−2−エノイル]−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル}カルバミン酸tert−ブチル(I-H057)の合成
N−[2−(2−シアノアセチル)−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−6−イル]カルバミン酸tert−ブチル(1.22 g)をテトラヒドロフラン(20 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(0.37 mL)を加え、25度で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、析出した固体を濾取し、目的物(1.60 g)を得た。
【0429】
〔実施例1−12−2 〜 実施例1−12−3〕
実施例1−12−1と同様の方法で、工程1で対応するアミンを用い、実施例1−12−2〜実施例1−12−3の化合物を合成した。
【0430】
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【0431】
〔実施例1−12−4 (化合物I−H055)〕
3−(ジメチルアミノ)−2−[6−(1、1−ジオキソ−1、2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボニル]プロパ−2−エンニトリルの合成
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【0432】
工程1
6−アミノ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチルの合成
実施例1−12−1で合成したBoc体E055(4.50 g)をジクロロメタン(100 mL)に溶解し、塩化水素ガスを加え、25度で2時間撹拌した。析出した固体を濾取し、目的物(4.41 g)を得た。
【0433】
工程2
6−(3−クロロプロピルスルホニルアミノ)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチルの合成
6−アミノ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチル(3.00 g)をピリジン(30 mL)に溶解し、3−クロロプロピル−1−スルホニルクロリド(2.7 mL)を加え、25度で4時間撹拌した。反応液に1M 塩酸(20 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で抽出した。有機層を1M 塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(3.16 g)を得た。
【0434】
工程3
6−(1、1−ジオキソ−1、2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチルの合成
6−(3−クロロプロピルスルホニルアミノ)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチル(3.16 g)をN、N−ジメチルホルムアミド(15 mL)に溶解し、ヨウ化ナトリウム(2.86 g)と炭酸カリウム(4.37 g)を加え、80度で30分間撹拌した。反応液を25度に冷却し、水を加え、析出した固体を濾取し、目的物(2.15 g)を得た。
【0435】
工程4
3−[6−(1、1−ジオキソ−1、2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリルの合成
6−(1、1−ジオキソ−1、2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボン酸メチル(2.15 g)をテトラヒドロフラン(50 mL)に懸濁させ、脱水アセトニトリル(0.75 mL)を加え、−78度でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.0M テトラヒドロフラン溶液、23 mL)を滴下し、2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し、減圧濃縮し、目的物(2.19 g)を得た。
【0436】
工程5
3−(ジメチルアミノ)−2−[6−(1、1−ジオキソ−1、2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−カルボニル]プロパ−2−エンニトリル(I-H055)の合成
3−[6−(1、1−ジオキソ−1、2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインド−ル−2−イル]−3−オキソプロパンニトリル(2.19 g)をテトラヒドロフラン(30 mL)に懸濁させ、N、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ル(0.69 mL)を加え、25度で2時間撹拌した。反応液を濃縮し、析出した固体を濾取し、目的物(2.70 g)を得た。
【0437】
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【実施例2】
【0438】
〔実施例2−1−1 (化合物S015)〕
(2−クロロ−4−ピリジン−2−イルオキシフェニル)ヒドラジン塩酸塩の合成
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【0439】
工程1
2−クロロ−4−ピリジン−2−イルオキシアニリン塩酸塩の合成
4−アミノ−3−クロロフェノール(5.40 g)を1−メチル−2−ピロリドン(76 mL)に溶解し,カリウムtert−ブトキシド(4.4 g),炭酸カリウム(2.9 g)を加え,25度で30分間攪拌した。反応液に2−フルオロピリジン(3.4 mL)を加え,100度で2時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を2M 水酸化ナトリウム水溶液,水,飽和食塩水で順次洗浄し,有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,濾液を減圧濃縮し,得られた残渣を酢酸エチル(30 mL)に溶解し,4M 塩酸酢酸エチル溶液(100 mL)を加えた。析出した固体を濾取し,酢酸エチル,ヘキサンで順次洗浄し,目的物(6.10 g)を得た。
【0440】
工程2
(2−クロロ−4−ピリジン−2−イルオキシフェニル)ヒドラジン塩酸塩(S015)の合成
2−クロロ−4−ピリジン−2−イルオキシアニリン塩酸塩(1.00 g)を濃塩酸(10 mL)に懸濁し,0度に冷却した。水(5.0 mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(350 mg)を滴下し,0度で50分間攪拌した。反応液を濾過し,濾液を0度に冷却し,濃塩酸(5 mL)に溶解した塩化すず(II)二水和物(2.2 g)を滴下し,0度で1時間攪拌した。反応液を酢酸エチル(100 mL)で希釈し,5M 水酸化ナトリウム水溶液(36 mL)を加え,酢酸エチル(150 mL)で三回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(100 mL)で洗浄し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,濾液を半分量になるまで減圧濃縮し,4M 塩酸酢酸エチル溶液(29 mL)を加え,0度で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣をメタノール/酢酸エチルで懸濁洗浄し,目的物(900 mg)を得た。
【0441】
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【0442】
〔実施例2−2−1 (化合物S058)〕
[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)フェニル]ヒドラジン塩酸塩の合成
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【0443】
工程1
2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)アニリンの合成
4−ブロモ−2−フルオロアニリン(5.00 g)をジメチルスルホキシド(100 mL)に溶解し,2−フルオロフェノール(4.10 g),臭化銅(I)(400 mg),炭酸セシウム(17 g),N,N−ジメチルグリシン(700 mg)を加え,窒素雰囲気下,120度で15時間攪拌した。反応液を25度に冷却後,水(500 mL)を加え,酢酸エチル(300 mL)で三回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(300 mL)で5回洗浄し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,濾液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル)で精製し,目的物(1.60 g)を得た。
【0444】
工程2
[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)フェニル]ヒドラジン塩酸塩(S058)の合成
2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)アニリン(1.60 g)を濃塩酸(50 mL)に溶解し,0度に冷却した。水(10 mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(500 mg)を滴下し,0度で1時間攪拌した。反応液に,濃塩酸(20 mL)に溶解した塩化すず(II)二水和物(3.3 g)を滴下し,0度で2時間攪拌した。析出した固体を濾取し,目的物(2.00 g)を得た。
【0445】
〔実施例2−2−2 〜 実施例2−2−4〕
実施例2−2−1と同様の方法で、対応するアニリン,及びフェノールより,実施例2−4−2〜実施例2−2−4の化合物を合成した。
【0446】
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【0447】
〔実施例2−3−1 (化合物S038)〕
[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ヒドラジン塩酸塩の合成
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【0448】
工程1
2−フルオロ−4−ヨード−6−メチルアニリンの合成
2−フルオロ−6−メチルアニリン(1.00 g)をN,N−ジメチルホルムアミド(30 mL)に溶解し,0度に冷却した。N−ヨードスクシンイミド(1.9 g)を加え,0度で30分攪拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液,飽和食塩水で順次洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,濾液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(1.60 g)を得た。
【0449】
工程2
2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルアニリン塩酸塩の合成
2−フルオロ−4−ヨード−6−メチルアニリン(1.00 g)をトルエン(15 mL)に溶解し,2−フルオロフェノール(893 mg),塩化銅(I)(118 mg),炭酸カリウム(1.7 g),1−メチルイミダゾール(327 mg)を加え,窒素雰囲気下,130度で15時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液,飽和食塩水で順次洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,濾液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。得られた精製物を酢酸エチル(2 mL)に溶解し,4M 塩酸酢酸エチル溶液(2.0 mL)を加え,25度で10分間攪拌した。析出した固体を濾取し,酢酸エチルで洗浄し,目的物(330 mg)を得た。
【0450】
工程3
[2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルフェニル]ヒドラジン塩酸塩(S038)の合成
2−フルオロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−6−メチルアニリン塩酸塩(150 mg)を濃塩酸(0.7 mL)と水(0.2 mL)に溶解し,0度に冷却した。水(0.3 mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(46 mg)を滴下し,0度で30分間攪拌した。反応液に,濃塩酸(0.7 mL)と水(0.2 mL)に溶解した塩化すず(II)二水和物(262 mg)を滴下し,0度で30分間攪拌した。反応液に5M 水酸化ナトリウム水溶液を加えpH 11とし,酢酸エチルで抽出した。有機層に4M 塩酸酢酸エチル溶液を加え,減圧濃縮し,目的物(138 mg)を得た。
【0451】
〔実施例2−3−2 〜 実施例2−3−6〕
実施例2−3−1と同様の方法で、対応するアニリン,及びフェノールより,実施例2−3−2〜実施例2−3−6の化合物を合成した。
【0452】
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【0453】
〔実施例2−4−1 (化合物Q002)〕
[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ヒドラジン塩酸塩の合成
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【0454】
工程1
1,2−ジフルオロ−3−(3−メチル−4−ニトロフェノキシ)ベンゼンの合成
5−フルオロ−2−ニトロトルエン(10.0 g)と2,3−ジフルオロフェノール(10.0 g)をN,N−ジメチルホルムアミド(200 mL)に溶解し,炭酸カリウム(15 g)を加え,100度で3時間攪拌した。反応液を0度に冷却し,析出した固体を濾取し,目的物(13.0 g)を得た。
【0455】
工程2
4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルアニリンの合成
1,2−ジフルオロ−3−(3−メチル−4−ニトロフェノキシ)ベンゼン(13.0 g)をエタノール(100 mL)に溶解し,塩化すず(II)二水和物(33 g)と濃塩酸(20 mL)を加え,80度で2時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,酢酸エチルで希釈し,アンモニアメタノール溶液を加え中和した。不溶物をセライト濾過にて濾別し,濾液を減圧濃縮し,目的物(13.0 g)を得た。
【0456】
工程3
[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ヒドラジン塩酸塩(Q002)の合成
4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルアニリン(13.0 g)を濃塩酸(100 mL)に溶解し,0度に冷却した。水(14 mL)に溶解した亜硝酸ナトリウム(4.2 g)を滴下し,次いで,12M 塩酸(120 mL)に溶解した塩化すず(II)二水和物(25 g)を滴下し,0度で2時間攪拌した。析出した固体を濾取し,目的物(11.0 g)を得た。
【0457】
〔実施例2−4−2 〜 実施例2−4−11〕
実施例2−4−1と同様の方法で、対応するニトロベンゼンあるいはニトロピリジン,及びフェノールあるいはヒドロキシピリジンより,実施例2−4−2〜実施例2−4−11の化合物を合成した。
【0458】
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【0459】
〔実施例2−5−1 (化合物T001)〕
[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ヒドラジン塩酸塩の合成
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【0460】
工程1
5−ブロモ−2−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジンの合成
5−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルピリジン(20.0 g),2−フルオロフェノール(13.0 g),炭酸セシウム(38 g)を1−メチル−2−ピロリドン(200 mL)に溶解し,100度で5時間攪拌した。25度に冷却し,析出した固体を濾取し,水(100 mL)で2回洗浄し,目的物(16.5 g)を得た。
【0461】
工程2
N−{[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]アミノ}カルバミン酸tert−ブチルの合成
5−ブロモ−2−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン(800 mg),カルバジン酸tert-ブチル(450 mg),Pddba・CHCl(147 mg),tBuXPhos(181 mg),炭酸カリウム(980 mg)をジオキサン(30 mL)に溶解し,反応液の入ったフラスコを脱気し窒素置換した。反応液を窒素雰囲気下100度で15時間撹拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(790 mg)を得た。
【0462】
工程3
[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ヒドラジン塩酸塩(T001)の合成
N−{[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]アミノ}カルバミン酸tert−ブチル(780 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノール(10 mL)に溶解し,TMSCl(0.76 mL)を0度で加えた。25度で10分間撹拌し,反応液を減圧濃縮し,得られた残渣を酢酸エチルで懸濁洗浄し,目的物(580 mg)を得た。
【0463】
〔実施例2−5−2 〜 実施例2−5−9〕
実施例2−5−1と同様の方法で、対応するフェノールより,実施例2−5−2〜実施例2−5−9の化合物を合成した。
【0464】
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【0465】
〔実施例2−6−1 (化合物T002,及び化合物T002−2)〕
[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ヒドラジン塩酸塩の合成
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【0466】
工程1
5−ブロモ−2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジンの合成
2,6−ジフルオロフェノール(157 g),5−ブロモ−2−フルオロ−4−メチルピリジン(115 g)をN,N−ジメチルホルムアミド(345 mL)に溶解し,炭酸セシウム(394 g)を加えた。窒素雰囲気下,120度で24時間攪拌した。60度に冷却し,水を加えた。析出した固体を濾取し,水で洗浄し,目的物(151 g)を得た。
【0467】
工程2
N−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]−N−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]カルバミン酸tert−ブチル(T002−2)の合成
5−ブロモ−2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン(149 g)をテトラヒドロフラン(1.1 L)に溶解し,窒素雰囲気下25度でiPrMgCl−LiCl(1.3M テトラヒドロフラン溶液,769 mL)を加え,40度で2時間攪拌した。反応液を−20度まで冷却し,テトラヒドロフラン(450 mL)に溶解したDBAD(230 g)を加え,1時間攪拌した。反応液に1M 塩酸(1.2 L)を0度で加え,酢酸エチル(1.2 L)で抽出した。有機層を20% 塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し,有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をエタノール/水から結晶化させ,エタノール/水で洗浄し,目的物(160 g)を得た。
【0468】
工程3
[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ヒドラジン塩酸塩(T002)の合成
N−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]−N−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]カルバミン酸tert−ブチル(154 g)を2,2,2−トリフルオロエタノール(1.5 L)に溶解し,TMSCl(130 mL)を25度で加えた。24時間撹拌し,TMSCl(43 mL)を加えた。反応液を1時間攪拌し,酢酸エチル(770 mL)を加えた。析出した固体を濾取し,酢酸エチルで洗浄し,目的物(100 g)を得た。
【0469】
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【実施例3】
【0470】
〔実施例3−1−01 (化合物SFA−000)〕
N−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドの合成
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【0471】
イソシアン酸クロロスルホニル(2.00 g)をジクロロメタン(20 mL)に溶解し,0度でジクロロメタン(5.0 mL)に溶解した2−ブロモエタノール(1.0 mL)を加え,0度で2時間攪拌した。反応液にジクロロメタン(12 mL)に溶解した2−アミノエタノール(1.1 mL),TEA(3.6 mL)を加え,25度で15時間攪拌した。反応液に1M 塩酸を加え,酢酸エチルで3回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)で精製し,目的物(1.70 g)を得た。
【0472】
〔実施例3−1−02 (化合物SFA−002)〕
N−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドの合成
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【0473】
イソシアン酸クロロスルホニル(10.00 g)をジクロロメタン(20 mL)に溶解し,0度でジクロロメタン(125 mL)に溶解した2−ブロモエタノール(8.8 g)を加え,0度で2時間攪拌した。
反応液の一部(2.6g)にジクロロメタン(12 mL)に溶解した2−アミノエタノール(1.1 mL),TEA(3.6 mL)を加え,25度で15時間攪拌した。反応液に1M 塩酸を加え,酢酸エチルで3回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)で精製し,目的物(1.70 g)を得た。
【0474】
〔実施例3−1−02 〜 実施例3−1−08〕
実施例3−1−01と同様の方法で、対応するアミンを用い,実施例3−1−02〜実施例3−1−08の化合物を合成した。
【0475】
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【0476】
〔実施例3−2−01 (化合物SFB−001)〕
N−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシエチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドの合成
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【0477】
実施例3−1−01で得られたSFA−000 (1.40 g)をN,N−ジメチルホルムアミド(15 mL)に溶解し,0度でイミダゾール(900 mg),TBSCl(2.0 g)を加え,25度で30分間攪拌した。反応液に1M 塩酸を加え,酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(2.00 g)を得た。
【0478】
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【0479】
〔実施例3−3−01 (化合物SFC−001)〕
N−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ−2−メチルプロピル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドの合成
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【0480】
工程1
2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ−2−メチルプロパン−1−アミンの合成
1−アミノ−2−メチル−2−プロパノール(1.50 g)をジクロロメタン(50 mL)に溶解し,DMAP(51 mg),TEA(2.6 mL),TBSCl(2.7 g)を加え,25度で3時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(1.50 g)を得た。
【0481】
工程2
N−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ−2−メチルプロピル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドの合成
イソシアン酸クロロスルホニル(1.00 g)をジクロロメタン(10 mL)に溶解し,0度でジクロロメタン(2.5 mL)に溶解した2−ブロモエタノール(0.5 mL)を加え,0度で2時間攪拌した。0度でジクロロメタン(12 mL)に溶解した2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ−2−メチルプロパン−1−アミン(1.5 g),TEA(1.8 mL)を加え,25度で4時間攪拌した。反応液に1M 塩酸を加え,酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(2.00 g)を得た。
【0482】
〔実施例3−3−02〕
実施例3−3−01と同様の方法で、対応するアミノアルコールより,実施例3−3−02を合成した。
【0483】
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【0484】
〔実施例3−4−01 (化合物SAA−001)〕
1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホニルクロリドの合成
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【0485】
工程1
シクロプロパンスルホン酸プロパン−2−イルの合成
シクロペンタンスルホニルクロリド(5.10 g)を2−プロパノール(12 mL)に溶解し,0度に冷却し,ピリジン(2.9 mL)を加え,25度で92時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に水を加え,ジクロロメタンで抽出し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,目的物(4.80 g)を得た。
【0486】
工程2
1−(2−ヒドロキシ−3−フェニルメトキシプロピル)シクロプロパン−1−スルホン酸プロパン−2−イルの合成
シクロプロパンスルホン酸プロパン−2−イル(3.20 g)をテトラヒドロフラン(40 mL)に溶解し,反応系内を窒素置換し,−78度でヘキサメチルリン酸トリアミド(4.4 mL),n−BuLi(2.7M ヘキサン溶液,15 mL)を滴下し,30分間攪拌した。テトラヒドロフラン(28 mL)に溶解したベンジルグリシジルエーテル(2.5 mL)を滴下し,−40度で1時間攪拌した。反応液を25度に昇温し,水(50 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で二回抽出し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(3.80 g)を得た。
【0487】
工程3
1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホン酸プロパン−2−イルの合成
1−(2−ヒドロキシ−3−フェニルメトキシプロピル)シクロプロパン−1−スルホン酸プロパン−2−イル(3.60 g)をN,N−ジメチルホルムアミド(36 mL)に溶解し,0度で水素化ナトリウム(含有量60%,520 mg)を加え,30分間攪拌した。反応液にベンジルブロミド(1.6 mL)を滴下し,0度で1時間攪拌した。反応液に水(50 mL)を加え,酢酸エチル(50 mL)で二回抽出し,無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去し,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(3.90 g)を得た。
【0488】
工程4
1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホン酸カリウムの合成
1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホン酸プロパン−2−イル(200 mg)をエタノール(2.4 mL)に溶解し,チオシアン酸カリウム(49 mg)を加え,85度で6時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,減圧濃縮した。得られた残渣をトルエンで二回共沸し,目的物(198 mg)を得た。
【0489】
工程5
1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホニルクロリドの合成
1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホン酸カリウム(198 mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5 mL)に溶解し,塩化チオニル(3.5 mL)を加え,80度で1時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,析出した固体を濾別し,酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(180 mg)を得た。
【0490】
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〔実施例4および5〕
【0491】
〔実施例4−1−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1H−インドール−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0492】
ヒドラジンT002−2(260 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(3.0 mL)に溶解し,窒素雰囲気下メタンスルホン酸(89 μL)を加え,100度で3時間撹拌した。25度に冷却し,エナミンI−H053(200 mg)とN−メチルモルホリン(151 μL)を25度で加え,反応液を脱気,窒素置換し,反応液を100度で1.5時間撹拌した。反応液に60度で水(2.0 mL)を加え,25度に冷却した。析出した固体を濾取し,エタノール−水,ついで2−プロパノールで洗浄し,目的物(301 mg)を得た。
【0493】
〔実施例4−1−002〕
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【0494】
エナミンI−H047(250 mg)とヒドラジンQ001(700 mg)をエタノール(25 mL)をに加え,75度で16時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣をPrepHPLCで精製し,目的物(17 mg)を得た。
【0495】
〔実施例4−1−003〜実施例4−1−017、実施例5−1−070等〕
実施例4−1−001,もしくは実施例4−1−002と同様の方法で,下記に示す対応するエナミン及びヒドラジンより,下記に示す、実施例4−1−003〜実施例4−1−017、実施例5−1−070等の化合物を合成した。
【0496】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0497】
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【0498】
(合成した化合物)
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【0499】
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【0500】
〔実施例4−2−001〕
[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0501】
工程1
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−フルオロ−5−(1−イソプロピルピペリジン−4−イル)−1−トシル−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
エナミンI−D001(200 mg)とヒドラジンQ001(400 mg)をエタノール(20 mL)に加え,80度で18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製し,目的物の粗生成物(200 mg)を得た。
【0502】
工程2
[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]−[6−フルオロ−5−(1−プロパン−2−イルピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−フルオロ−5−(1−イソプロピルピペリジン−4−イル)−1−トシル−1H−インドール−2−イル)メタノンの粗生成物(200 mg)をエタノール(20 mL)に加え,水酸化リチウム1水和物(400 mg)を加え,50度で18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチル(100 mLx4)で抽出し,合わせた有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をHPLCで精製し,目的物が溶出したフラクションのpHをアンモニア水でpH8とした。合わせたフラクションを酢酸エチルで抽出し,有機層を減圧濃縮して目的物(80 mg)を得た。
【0503】
〔実施例4−2−002〜実施例4−2−125、実施例5−1−001等〕
実施例4−2−001と同様の方法で、下記に示す対応するエナミン及びヒドラジンより、下記に示す実施例4−2−002〜実施例4−2−125、実施例5−1−001等の化合物を合成した。
【0504】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0505】
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【0506】
(合成した化合物)
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【0507】
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【0508】
〔実施例4−2−126〕
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}−N−エチルメタンスルホンアミドの合成
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【0509】
実施例4−2−031で合成したメタンスルホンアミド(50 mg)をトルエン(0.9 mL)に懸濁し,シアノメチレントリ−n−ブチルホスホラン(35 μL)とエタノール(8 μL)を加え,100度で1時間攪拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(34 mg)を得た。
【0510】
〔実施例4−2−127 〜 実施例4−2−128、実施例5−1−067〕
実施例4−2−126と同様の方法で,下記に示す対応するアルコールを用い,下記に示す実施例4−2−127〜実施例4−2−128、実施例5−1−067の化合物を合成した。
【0511】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアルコール(アルキル化試薬))
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【0512】
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【0513】
(合成した化合物)
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【0514】
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【0515】
〔実施例4−2−129,及び実施例4−2−130〕
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−1H−インドール−5−イル}メタンスルホンアミド,及びN−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ヒドロキシ−1H−インドール−5−イル}−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)メタンスルホンアミドの合成
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【0516】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ヒドロキシ−1H−インドール−5−イル}メタンスルホンアミドの合成
実施例4−1−014で合成したメタンスルホンアミド(41 mg)をジクロロメタン(1.5 mL)に懸濁し,0度で三臭化ホウ素(1.0 M ジクロロメタン溶液,0.8 mL)を加え,25度で24時間攪拌した。反応液に5 %炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し,目的物(32 mg)を得た。
【0517】
工程2
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−1H−インドール−5−イル}メタンスルホンアミド,及びN−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ヒドロキシ−1H−インドール−5−イル}−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)メタンスルホンアミドの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ヒドロキシ−1H−インドール−5−イル}メタンスルホンアミド(32 mg),トリフェニルホスフィン(17 mg)をテトラヒドロフラン(1.0 mL)に溶解し,4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン(8 μL)とアゾジカルボン酸ジイソプロピル(13 μL)を加え,25度で3.5時間攪拌した。反応液に1M 水酸化ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLC,次いでカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物O―アルキル化体(5.1 mg),及びN−アルキル化体(4.4 mg)を得た。
【0518】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0519】
(合成した化合物)
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【0520】
〔実施例4−3−001〕
{5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−(6−アミノ−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0521】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}アセトアミドの合成
エナミンI−A004(317 mg)とヒドラジンS040(172 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(0.5 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(186 μL)を加え,フラスコ内を窒素置換し,100度で撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(3.0 mL)を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を水(10 mL)で3回洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して目的物(390 mg)を得た。
【0522】
工程2
{5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−(6−アミノ−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−フルオロ−6−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}アセトアミド(390 mg)をメタンスルホン酸(1.6 mL)に溶解し,水(0.5 mL)を加え,100度で20時間撹拌した。反応液を0度まで冷却し,水(3 ml),5M 水酸化ナトリウム水溶液(4.7 mL),飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)を加え,酢酸エチル(10 mL)で2回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(207 mg)を得た。
【0523】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0524】
(合成した化合物)
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【0525】
〔実施例4−4−001〕
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【0526】
工程1
4−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
エナミンI−H056(500 mg)とヒドラジンT002(172 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(0.52 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(293 μL)を加え,フラスコ内を窒素置換し,100度で1時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(6.0 mL)を加えて生じた沈殿を濾取,水洗(10 mL),ヘキサン洗浄(5 mL)した。粉末をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,2%→55%)で精製し,目的物(589 mg)を得た。
【0527】
工程2
(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−(ジフルオロメトキシ)−6−(ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
4−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(589 mg)をトリフルオロエタノール(11.8 mL)に加え,25度にてTMSCl(1.08 mL)を加え,1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をエタノール/ヘキサン(1/5,5 mL)で結晶化した。結晶を濾取,エタノール/ヘキサン(1/5,10 mL)洗浄し,目的物(459 mg)を得た。
【0528】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0529】
(合成した化合物)
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【0530】
〔実施例4−5−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}モルホリン−4−スルホンアミドの合成
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【0531】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}アセトアミドの合成
エナミンI−A004(3.31 g),ヒドラジンT001(2.6 g)及び,N−メチルモルホリン(1.86 mL)を1−メチル−2−ピロリドン(33 mL)に溶解し,窒素雰囲気下,反応液を100度で3時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(40 mL)を加え,酢酸エチル/ヘキサン/t−ブチルメチルエーテルに懸濁させた。沈殿を濾取後,tert−ブチルメチルエーテル,次いで酢酸エチル/ヘキサン(1/5)で洗浄して目的物の粉末を得た。濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=30%→100%)で精製し,先で得られた沈殿と合わせて目的物(5.57 g)を得た。
【0532】
工程2
(6−アミノ−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}メタノン(I−AP015)の合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}アセトアミド(1.98 g)をメタンスルホン酸(6.0 mL)に溶解し,水(2.0 mL)を加え,95度で6時間撹拌した。反応液を0度に冷却し,5M NaOH水溶液で pH8〜9とした後,酢酸エチル(100 mL)で2回抽出し,合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル= 0% → 85%)で精製し,目的物(1.04 g)を得た。
【0533】
工程3
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}モルホリン−4−スルホンアミドの合成
(6−アミノ−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}メタノン(70 mg)をピリジン(1.2 mL)に溶解し,モルホリン−4−スルホニルクロリド(230 mg)を加え,25度で15時間攪拌した。反応液に0.1M 塩酸を加え,酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。目的物を含む溶離液を減圧濃縮し,得られた残渣をヘキサン/ジクロロメタンから結晶化し,目的物(58 mg)を得た。
【0534】
〔実施例4−5−002 〜 実施例4−5−012、実施例5−1−057等〕
実施例4−5−001と同様の方法で,対応するヒドラジン,及び工程3で対応するスルファミド化試薬より,実施例4−5−002〜実施例4−5−012、実施例5−1−057等の化合物を合成した。
【0535】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びスルファミド化試薬)
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【0536】
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【0537】
(合成した化合物)
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【0538】
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【0539】
〔実施例4−6−001〕
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−フルオロ−6−(2−ヒドロキシエチルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0540】
工程1
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−{6−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシエチルスルファモイルアミノ]−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル}メタノンの合成
実施例4−5−001で合成したアニリンI−AP015(51 mg)をアセトニトリル(1.0 mL)に溶解し,TEA(44 μL)とN−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシエチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドSFB−001(70 mg)を加え,80度で3時間攪拌した。TEA(44 μL)を加え,80度で更に8時間撹拌した。N−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシエチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドSFB−001(27 mg)を加え,80度で更に5時間撹拌した。N−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシエチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−スルホンアミドSFB−001(27 mg)を加え,80度で更に2時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,減圧濃縮して得られた残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(103 mg)を得た。
【0541】
工程2
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−フルオロ−6−(2−ヒドロキシエチルスルファモイルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−{6−[2−(tert−ブチルジメチルシリル)オキシエチルスルファモイルアミノ]−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル}メタノン(97 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノール(2.0 mL)に溶解し,TMSCl(39 μL)を加え,0度で1.5時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加え,酢酸エチル(100 mL)で2回抽出し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をヘキサン/酢酸エチルで結晶化し,目的物(57 mg)を得た。
【0542】
〔実施例4−6−002 〜 実施例4−6−004〕
実施例4−6−001と同様の方法で,対応するヒドラジン,及び工程1で対応するスルファミド化試薬を用い,実施例4−6−002〜実施例4−6−004の化合物を合成した。
【0543】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びスルファミド化試薬)
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【0544】
(合成した化合物)
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【0545】
〔実施例4−7−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0546】
実施例4−5−001で合成したアニリンI−AP015(344 mg)をピリジン(5.0 mL)に溶解し,メタンスルホニルクロリド(87 μL)を加え,25度で1時間撹拌した。反応液に水(10 mL)を加え,酢酸エチル(50 mL)で抽出した。有機層を1M 塩酸(10 mL)で2回,飽和食塩水(10 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。目的物を含む溶離液を減圧濃縮後,得られた残渣をヘキサン/ジクロロメタンで結晶化し,目的物(276 mg)を得た。
【0547】
〔実施例4−7−002 〜 実施例4−7−016、実施例5−1−266等〕
実施例4−7−001と同様の方法で,対応するエナミン及びヒドラジン,スルホンアミド化試薬を用い,実施例4−7−002〜実施例4−7−016、実施例5−1−266等の化合物を合成した。
【0548】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びスルホンアミド化試薬)
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【0549】
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【0550】
(合成した化合物)
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【0551】
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【0552】
〔実施例4−8−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}−1−(2,3−ジヒドロキシプロピル)シクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
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【0553】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}−1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例4−5−001で合成したアニリンI−AP015と同様の方法で,エナミンI−A004とヒドラジンQ001より合成したアニリンI−AP013(70 mg)を,ジクロロメタン(1.5 mL)とピリジン(1.5 mL)に溶解し,1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホニルクロリドSAA−001(126 mg),TEA(47 μL),DMAP(1.8 mg)を加え,25度で15時間攪拌した。反応液をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(60 mg)を得た。
【0554】
工程2
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}−1−(2,3−ジヒドロキシプロピル)シクロプロパン−1−スルホンアミドの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}−1−[2,3−ビス(フェニルメトキシ)プロピル]シクロプロパン−1−スルホンアミド(58 mg)をジクロロメタン(3.0 mL)に溶解し,0度でトリメチルシリルヨージド(71 μL)を加え,0度で5時間攪拌した。トリメチルシリルヨージド(10 μL)を加え,25度に昇温し,4時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5.0 mL)を加え,酢酸エチル(100 mL)で抽出し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(13 mg)を得た。
【0555】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びスルファミド化試薬)
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【0556】
(合成した化合物)
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【0557】
〔実施例4−9−001〕
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0558】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例4−5−001で合成したアニリンI−AP015(79 mg)をピリジン(1.6 mL)に溶解し,3−クロロプロパンスルホニルクロリド(41 μL)を0度で加え,25度で3時間撹拌した。反応液に1M 塩酸(30 mL)を加え,酢酸エチル(20 mL)で3回抽出した。有機層を1M 塩酸(20 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(87 mg)を得た。
【0559】
工程2
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(88 mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.8 mL)に溶解し,ヨウ化ナトリウム(66 mg),炭酸カリウム(101 mg)を加え,80度で15分撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(15 ml),2M 塩酸(2.0 mL)を加え,析出した固体を濾取して目的物(63 mg)を得た。
【0560】
〔実施例4−9−002〕
実施例4−9−001と同様の方法で,対応するエナミン及びヒドラジンより,実施例4−9−002の化合物を合成した。
【0561】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0562】
(合成した化合物)
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【0563】
〔実施例4−10−001〕
2−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}スルファモイル}−N,N−ジエチルアセトアミドの合成
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【0564】
工程1
2−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}スルファモイル}酢酸メチルの合成
実施例4−5−001で合成したアニリンI−AP015(300 mg)をジクロロメタン(6.0 mL)に溶解し,TEA(0.3 mL)とクロロスルホニル酢酸メチル(0.4M テトラヒドロフラン溶液,2.0 mL)を0度で加え,25度で1時間撹拌した。反応液に0.1M 塩酸(25 mL)を加え,ジクロロメタン(25 mL)で抽出し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)で精製し,目的物(327 mg)を得た。
【0565】
工程2
2−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}スルファモイル}酢酸の合成
2−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}スルファモイル}酢酸メチル(237 mg)をメタノール(4.0 mL)に溶解し,4M 水酸化ナトリウム水溶液(0.5 mL)を加え,50度で2時間撹拌した。反応液に1M 塩酸を酸性になるまで加え,酢酸エチルで3回抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して目的物(217 mg)を得た。
【0566】
工程3
2−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}スルファモイル}−N,N−ジエチルアセトアミドの合成
2−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル}スルファモイル}酢酸(90 mg),HATU(76 mg)をジクロロメタン(3.0 mL)に懸濁し,ジエチルアミン(21 μL)とDIPEA(81 μL)を加え,25度で4時間攪拌した。反応液に0.1M 塩酸を加え,酢酸エチルで抽出し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)で精製し,目的物(38 mg)を得た。
【0567】
〔実施例4−10−002 〜 実施例4−10−006〕
実施例4−10−001と同様の方法で,対応するヒドラジン,及び工程3で対応するアミンを用い,実施例4−10−002〜実施例4−10−006の化合物を合成した。
【0568】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアミン)
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【0569】
(合成した化合物)
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【0570】
〔実施例4−10−007〕
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1H−インドール−6−イル}−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミドの合成
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【0571】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}カルバミン酸tert−ブチルの合成
エナミンI−H057(1.60 g)とヒドラジンQ001(1.60 g)をエタノール(30 mL)に溶解し,反応液を75度で16時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,目的物(2.00 g)を得た。
【0572】
工程2
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−アミノ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−2−イル]メタノンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}カルバミン酸tert−ブチル(2.00 g)をジクロロメタン(150 mL)に溶解し,反応液に塩化水素ガスを吹き込み,25度で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に10% アンモニア水溶液を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル)で精製し,目的物(1.25 g)を得た。
【0573】
工程3
2−{{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}スルファモイル}酢酸メチルの合成
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−アミノ−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−2−イル]メタノン(1.25 g),TEA(20 mL)をテトラヒドロフラン(30 mL)に溶解し,0度でクロロスルホニル酢酸メチル(1.76 g)を加え,25度で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に1M 塩酸を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル)で精製し,目的物(1.20 g)を得た。
【0574】
工程4
2−{{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}スルファモイル}酢酸の合成
2−{{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}スルファモイル}酢酸メチル(50 mg)をメタノール(10 mL)に懸濁し,1M 水酸化ナトリウム水溶液(3.3 mL)を加え,25度で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に1M 塩酸を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して目的物(55 mg)を得た。
【0575】
工程5
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミドの合成
2−{{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}スルファモイル}酢酸(200 mg)をジクロロメタン(20 mL)に懸濁し,モルホリン(47 μL),DIPEA(70 μL),1−エチル−3―(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(105 mg),HOBt(37 mg)を加え,25度で16時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,目的物(210 mg)を得た。
【0576】
工程6
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1H−インドール−6−イル}−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミドの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミド(120 mg)をジクロロメタン(15 mL)に懸濁し,メタンスルホン酸(1.5 mL)を加え,25度で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に10% アンモニア水溶液を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(22 mg)を得た。
【0577】
〔実施例4−10−008〜実施例4−10−017、実施例5−1−056等〕
実施例4−10−007と同様の方法で,対応するエナミン,ヒドラジン,及び工程5で対応するアミンを用い,以下に示す実施例4−10−008〜実施例4−10−017、実施例5−1−056等の化合物を合成した。
【0578】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアミン)
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【0579】
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【0580】
(合成した化合物)
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【0581】
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【0582】
〔実施例4−11−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル}アセトアミドの合成
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【0583】
エナミンI−A009(450 mg)とヒドラジンT001(549 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(5.5 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(758 μL)を加え,フラスコ内を窒素置換し,100度で1時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,飽和塩化アンモニウム水溶液(50 mL)を加え,析出した固体を濾取し,カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル,ジクロロメタン/メタノール)で精製し,目的物(774 mg)を得た。
【0584】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0585】
(合成した化合物)
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【0586】
〔実施例4−12−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル}モルホリン−4−スルホンアミドの合成
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【0587】
工程1
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−(6−アミノ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノン(I−AP028)の合成
実施例4−11−001で合成したアセトアミド(543 mg)をエタノール(10 mL)に溶解し,濃硫酸(563 μL)を加え,66時間還流した。反応液を25度に冷却し,飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)を加えた。析出した固体を濾取し, 水(20 mL)で洗浄し,目的物(583 mg)を得た。
【0588】
工程2
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル}モルホリン−4−スルホンアミドの合成
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−(6−アミノ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノン(90 mg)をピリジン(1.0 mL)に溶解し,モルホリン−4−スルホニルクロリド(354 mg)を加え,25度で4時間攪拌した。反応液をPrep−HPLCで精製して目的物(47 mg)を得た。
【0589】
〔実施例4−12−002 〜 実施例4−12−003〕
実施例4−12−001と同様の方法で,対応するヒドラジン,及び工程2で対応するアミド化試薬を用い,実施例4−12−002〜実施例4−12−003の化合物を合成した。
【0590】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアミド化試薬)
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【0591】
(合成した化合物)
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【0592】
〔実施例4−13−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル}−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドの合成
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【0593】
実施例4−12−001で合成したアニリンI−AP028(100 mg)をピリジン(0.5 mL)に溶解し,3−フルオロプロパンスルホニルクロリド(35 μL)を加え,25度で1時間撹拌した。反応液に1M 塩酸(5.0 mL)を加え,酢酸エチル(20 mL)で抽出した。有機層を1M 塩酸(5.0 mL),飽和食塩水(5.0 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(42 mg)を得た。
【0594】
〔実施例4−13−002〕
実施例4−13−001と同様の方法で,対応するヒドラジンより,実施例4−13−002の化合物を合成した。
【0595】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0596】
(合成した化合物)
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【0597】
〔実施例4−14−001〕
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0598】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例4−12−001で合成したアニリンI−AP028(100 mg)をピリジン(1.0 mL)に溶解し,3−クロロプロパンスルホニルクロリド(52 μL)を加え,25度で30分撹拌した。反応液に1M 塩酸(10 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で抽出した。有機層を1M 塩酸(10 mL),飽和食塩水(10 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後た後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0599】
工程2
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(80 mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.8 mL)に溶解し,ヨウ化ナトリウム(95 mg)と炭酸カリウム(146 mg)を加え,80度で1時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(20 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で抽出した。有機層を水(20 mL),飽和食塩水(10 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLC精製して目的物(38 mg)を得た。
【0600】
〔実施例4−14−002〕
実施例4−14−001と同様の方法で,対応するエナミン及びヒドラジンより,実施例4−14−002の化合物を合成した。
【0601】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0602】
(合成した化合物)
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【0603】
〔実施例4−15−001〕
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2,3−ジフルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−1H−インドール−4−イル}−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエタンスルホンアミドの合成
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【0604】
工程1
(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−メチル−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
実施例4−2−061で合成したN−(2−(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミド(1.24 g)を水(1.5 mL)に懸濁させ,メタンスルホン酸(7.5 mL)を加えたのちに50度で撹拌した。原料の消失を確認後,反応液を2M 水酸化ナトリウム水溶液で中和した。反応液をジクロロメタン(50 mL)で3回抽出し,合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し目的物(385 mg)を得た。
【0605】
工程2
2−(N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸メチルの合成
(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−メチル−1H−インドール−2−イル)メタノン(224 mg)とトリエチルアミン(0.47 mL)をジクロロメタン(5mL)に加え,2−(クロロスルホニル)酢酸メチル(225 mg)のTHF溶液(3.3 mL)を0度で加え,次いで25度で4時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(約10 mL)で希釈後,0.1M塩酸(約10 mL)で洗浄した。水層を酢酸エチル(約10 mL)で抽出後,合わせた有機層を飽和食塩水(約30 mL)で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,30%→75%)で精製し目的物(186 mg)を得た。
【0606】
工程3
2−(N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸の合成
2−(N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸メチル(186 mg)をメタノール(3 mL)に加え,4M水酸化ナトリウム水溶液(0.39 mL)を25度で加えた。反応液を50度で2時間ん撹拌後,1M塩酸で酸性とした。反応液を酢酸エチル(約5 mL)で3回抽出後,合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮して目的物(169 mg)を得た。
【0607】
工程4
N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)−2−モルホリノ−2−オキソエタンスルホンアミドの合成
2−(N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸(115 mg),モルホリン(27 μL)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.5 mL)に溶解し,HATU(118 mg),N,N−ジイソプロピルエチルアミン(81 μL)を25度で加え,1時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(約10 mL)で希釈し,1M塩酸(約10 mL)で洗浄した。水層をさらに酢酸エチル(約10 mL)で2回抽出し,合わせた有機層を飽和食塩水(約10 mL)で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,70% → 100%)で精製し,目的物を含む溶離液を減圧濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン/ヘキサン(2/1)で結晶化して得られた結晶を濾取,ジクロロメタン/ヘキサン(1/1)で洗浄し,目的物(64 mg)を得た。
【0608】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0609】
(合成した化合物)
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【0610】
〔実施例4−16−001、実施例5−1−062〕
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0611】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
エナミンI−H016(1.12 g)とヒドラジンT001(894 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(10 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(642 μL)加え,フラスコ内を窒素置換し,100度で3時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,酢酸エチルで抽出し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製した。目的物を含む分画を減圧濃縮し,得られた残渣をtert−ブチルメチルエーテルから結晶化し,目的物(1.43 g)を得た。
【0612】
工程2
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−(6−アミノ−5−メチル−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1−(4−メチルフェニル)スルホニルインドール−6−イル}メタンスルホンアミド(100 mg)にメタンスルホン酸(0.48 mL)と水(0.16 mL)を加え,100度で6時間攪拌した。反応液25度に冷却し,2M 水酸化ナトリウム水溶液で中和し,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し,目的物(35 mg)を得た。
【0613】
工程3
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドの合成
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−(6−アミノ−5−メチル−1H−インドール−2−イル)メタノン(83 mg)をピリジン(1.7 mL)に溶解し,3−クロロプロパンスルホニルクロリド(44 μL)を加え,25度で2時間撹拌した。3−クロロプロパンスルホニルクロリド(44 μL)を加え,25度でさらに30分撹拌した。反応液に1M 塩酸(30 mL)を加え,酢酸エチル(20 mL)で三回抽出した。有機層を1M 塩酸(20 mL)で2回洗浄し,硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し,目的物(96 mg)を得た。
【0614】
工程4
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−メチル−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(96 mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.9 mL)に溶解し,ヨウ化ナトリウム(72 mg)と炭酸カリウム(111 mg)を加え,25度で30分間撹拌した。反応液に水(15 mL)と2M 塩酸(2.0 mL)を加え,析出した固体を濾取した。得られた固体をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(72 mg)を得た。
【0615】
上記と同様の方法で、以下に示す対応するエナミン、ヒドラジンを用い、以下に示す実施例5−1−062の化合物を合成した。
【0616】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0617】
[この文献は図面を表示できません]
【0618】
(合成した化合物)
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【0619】
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【0620】
〔実施例4−17−001〕
1−{4−{2−{5−アミノ−1−{6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル}ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−イル}エタノンの合成
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【0621】
工程1
4−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
エナミンI−H063(320 mg)とヒドラジンT002(268 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(3.2 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(0.18 mL)を加え,フラスコ内を窒素置換し,100度で2時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,析出した固体を濾取し,目的物(366 mg)を得た。
【0622】
工程2
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−ピペリジン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン(I−AP064−2)の合成
4−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(306 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノール(3.0 mL)に溶解し,0度でTMSCl(0.17 mL)を加え,25度で1.5時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をtert−ブチルメチルエーテル/ヘキサンで懸濁洗浄し,目的物(350 mg)を得た。
【0623】
工程3
1−{4−{2−{5−アミノ−1−{6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル}ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−イル}エタノンの合成
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−ピペリジン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノン(85 mg)をピリジン(1.4 mL)に溶解し,無水酢酸(26 μL)を加え,25度で2時間攪拌した。反応液に1M 塩酸を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液,飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)で精製し,目的物(76 mg)を得た。
【0624】
〔実施例4−17−002 〜 実施例4−17−024、実施例5−1−071および5−1−073〕
実施例4−17−001と同様の方法で,対応するエナミン,ヒドラジン,及び工程3で対応するアミド化試薬を用い,実施例4−17−002〜実施例4−17−024の化合物を合成した。
【0625】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアミド化試薬)
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【0626】
(合成した化合物)
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【0627】
下表の化合物は,実施例4−17−003と実施例4−17−004の副生成物として得た。
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【0628】
〔実施例4−18−001〕
2−アミノ−1−{4−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−イル}エタノンの合成
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【0629】
工程1
N−{2−{4−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル}カルバミン酸tert−ブチルの合成
実施例4−17−001で合成したアミンI−AP064−2(85 mg)をNN−ジメチルホルムアミド(1.4 mL)に溶解し,DIPEA(54 μL),HATU(80 mg),N−(tert−ブトキシカルボニル)グリシン(32 mg)を加え,0度で1時間攪拌した。反応液に飽和食塩水(5 mL)を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を0.5M 塩酸,飽和食塩水で洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(90 mg)を得た。
【0630】
工程2
2−アミノ−1−{4−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−イル}エタノンの合成
N−{2−{4−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル}カルバミン酸tert−ブチル(78 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノール(2.0 mL)に溶解し,0度でTMSCl(40 μL)を加え,25度で3.5時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をtert−ブチルメチルエーテルで懸濁洗浄し,目的物(67 mg)を得た。
【0631】
〔実施例4−18−002 〜 実施例4−18−004〕
実施例4−18−001と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−18−002〜実施例4−18−004の化合物を合成した。
【0632】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0633】
(合成した化合物)
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
〔実施例4−19−001〕
N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル)−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドの合成
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【0635】
工程1
(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
エナミンI−H068(342 mg)とヒドラジンT002(414 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(6 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(0.281 mL)を加え,フラスコ内を窒素置換し,100度で4時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(3 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で抽出した。有機層を水(20 mL),飽和食塩水(20 mL x 2)で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた目的物の粗生成物(682 mg)は精製をせずに次の反応に用いた。
【0636】
工程2
(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノンのBoc保護体の合成
(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノン(642 mg)をTHF(4.9 mL)に溶解させ,DMAP(12 mg)とBocO(0.91 mL)を25度で加えた後に,4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し,目的物(631 mg)を得た。
【0637】
工程3
N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル)−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドのBoc保護体の合成
工程2で得られた(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノンのBoc保護体(100 mg),アリルパラジウムクロリドダイマー(4.2 mg),tBuXPhos(11 mg),炭酸カリウム(35 mg)及び3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド(21 mg)をジオキサン(1 mL)に溶解し,窒素気流化100度で2時間撹拌した。反応液を25度に冷却後,セライト濾過して得られた濾液を減圧濃縮して目的物の粗生成物(132 mg)を得た。粗生成物は精製せずに次の反応に用いた。
【0638】
工程4
N−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル)−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドの合成
工程3で得られたN−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル)−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドのBoc保護体を2,2,2−トリフルオロエタノール(2 mL)に溶解し,TMSCl(0.075 mL)を25度を加えて3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し,さらにPrepHPLCで精製して目的物(36 mg)を得た。
【0639】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0640】
(合成した化合物)
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【0641】
〔実施例4−20−001〕
2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−6−(スルファモイルアミノ)−1H−インドールの合成
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【0642】
工程1
4−([6−ブロモ−5−フルオロ−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル)−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]−1H−ピラゾール−5−アミンの合成
エナミンI−A003(350 mg)とヒドラジンQ001(288 mg)をエタノール(20 mL)に溶解し,フラスコ内を窒素置換し,75度で16時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(80 mL)で2回抽出し,合わせた有機層を減圧濃縮し,目的物の粗生成物(320 mg)を得た。粗生成物は精製せず次の反応に用いた。
【0643】
工程2
N−[4−([6−ブロモ−5−フルオロ−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル)−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]−1H−ピラゾール−5−イル]−N−[(tert−ブトキシ)カルボニル]カルバミン酸 tert−ブチルの合成
工程1で得られた4−([6−ブロモ−5−フルオロ−1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−インドール−2−イル]カルボニル)−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(320 mg)をTHF(30 mL)に溶解し,BocO(309 mg),DMAP(28 mg)及びトリエチルアミン(143 mg)を加え,50度で16時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(100 mL)で抽出し,有機層を0.5M塩酸(80 mL),飽和重層水(80 mL)次いで,飽和食塩水(80 mL)で洗浄した。有機層を減圧濃縮して目的物の粗生成物(380 mg)を得た。粗生成物は精製せず次の反応に用いた。
【0644】
工程3
工程2で得られた粗生成物(380 mg),N−スルファモイルカルバミン酸 tert−ブチル(849 mg),アリルパラジウムクロリドダイマー(16 mg),tBuXPhos(55 mg)及び炭酸カリウム(179 mg)を,2−メチルテトラヒドロフラン(30 mL)に加え,窒素雰囲気下,90度で5時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(80 mL)で2回抽出し,合わせた有機層を飽和重曹水(80 mL)と飽和食塩水(80 mL)で,それぞれ2回洗浄した。有機層を減圧濃縮し,目的物の粗生成物(350 mg)を得た。粗生成物は精製せず次の反応に用いた。
【0645】
工程4
2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−フルオロ−6−(スルファモイルアミノ)−1H−インドールの合成
工程3で得られた粗生成物(350 mg),メタンスルホン酸(2 mL)をジクロロメタン(20 mL)に25度にて加え,次いで50度で3時間撹拌した。飽和重曹水で反応液をpH7〜8に調整後,酢酸エチル(100 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水(80 mL)で2回洗浄後,有機層を減圧濃縮して得られた残渣をPrepHPLCで精製し,目的物(33 mg)を得た。
【0646】
〔実施例4−20−002〜実施例4−20−003、実施例5−1−291等〕
実施例4−20−001と同様の方法で,対応するエナミン,ヒドラジン,及び工程3で対応するスルファミド化試薬あるいはスルホンアミド化試薬を用い,実施例4−20−002〜実施例4−20−003、実施例5−1−291等の化合物を合成した。
【0647】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びスルファミド化試薬又はスルホンアミド化試薬)
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【0648】
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【0649】
(合成した化合物)
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【0650】
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【0651】
〔実施例4−21−001〕
1−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピロリジン−2−オンの合成
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【0652】
工程1
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
エナミンI−A011(1.39 g)とヒドラジンT002(1.47 g)をN,N−ジメチルアセトアミド(13 mL)に懸濁し,フラスコ内を窒素置換し,100度で1時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(50 mL)を加え,析出した固体を濾取し,ヘキサン/酢酸エチルで懸濁洗浄し,目的物(2.30 g)を得た。
【0653】
工程2
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
工程1で得られた{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン(500 mg)をテトラヒドロフラン(7.0 mL)に溶解し,BocO(722 mg),DMAP(10 mg)を加えて,25度で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(360 mg)を得た。
【0654】
工程3
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(2−オキソピロリジン−1−イル)インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
工程2で得られた2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(125 mg)をジオキサン(2.0 mL)に溶解し,2−ピロリドン(53 μL),Pddba(14 mg),XANTPHOS(24 mg),炭酸セシウム(135 mg)を加え,100度で1時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,不溶物をセライト濾過で濾別し,濾液を減圧濃縮し,得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0655】
工程4
1−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピロリジン−2−オンの合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(2−オキソピロリジン−1−イル)インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(151 mg)にトリフルオロ酢酸(4.5 mL)を加え,25度で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(48 mg)を得た。
【0656】
〔実施例4−21−002 〜 実施例4−21−009、実施例5−1−244等〕
実施例4−21−001と同様の方法で,対応するエナミン,ヒドラジン,及び工程3で対応するアミド化試薬を用い,実施例4−21−002 〜 実施例4−21−009、実施例5−1−244等の化合物を合成した。
【0657】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアミド化試薬)
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【0658】
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【0659】
(合成した化合物)
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【0660】
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【0661】
〔実施例4−22−001〕
N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル)モルホリン−4−スルホンアミドの合成
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【0662】
工程1
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
エナミンB‐B026(511 mg)とヒドラジンQ001(392 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(6.6 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(161 μL)加えフラスコ内を窒素置換し,100度で2時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(20 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で3回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後,乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,10%→40%)で精製し目的物を含む溶離液を減圧濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン/ヘキサン(1/3,5 mL)で結晶化し,固体を濾取,ヘキサン洗浄し目的物(535 mg)を得た。
【0663】
工程2
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンのBoc保護体の合成
工程1で得られた,(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン(530 mg),BocO(0.768 mL),トリエチルアミン(0.464 mL)及びDMAP(11 mg)をジクロロメタン(7.7 mL)に加え,25度で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチル(50 mL)に溶解し,0.5 M塩酸(30 mL),次いで飽和食塩水(30 mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後,乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,0%→45%)で精製し目的物(803 mg)を得た。
【0664】
工程3
2−(5−(ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
工程2で得られた目的物(750 mg),炭酸カリウム(357 mg),カルバミン酸 O−tert−ブチル(151 mg),XPhos(61 mg),及びPddba(39 mg)をジオキサン(8.6 mL)に加え,窒素雰囲気下100度で5時間撹拌した。反応液を25度に冷却後,セライト濾過し,酢酸エチルで洗浄し,濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,0% → 35%)で精製して目的物(809 mg)を得た。
【0665】
工程4
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩の合成
工程3で得られた2−(5−(ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−1−カルボン酸 tert−ブチル(800 mg),TMSCl(1.12 mL)を,2,2,2−トリフルオロエタノール(16 mL)に25度にて加えて1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をエタノール/ヘキサン(2/1, 8 mL)で結晶化させ,得られた固体を濾取,エタノール/ヘキサン(1/2,10 mL)で洗浄し目的物(401 mg)を得た。
【0666】
工程5
N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−6−イル)モルホリン−4−スルホンアミドの合成
工程4で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−(ジフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩(100 mg),塩化モルホリン−4−スルホニル(205 mg)を0度でピリジン(0.91 mL)に加え,25度で18時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(5 mL)で希釈後,1M塩酸(5 mL)と飽和食塩水(5 mL)で洗浄し,有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,12% → 100%)で精製し目的物(27 mg)を得た。
【0667】
〔実施例4−22−002〜実施例4−22−006、実施例5−1−020等〕
実施例4−22−001と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジン,工程5で対応するスルファミド化試薬を用い,実施例4−22−002〜実施例4−22−006、実施例5−1−020等の化合物を合成した。
【0668】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びスルファミド化試薬)
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【0669】
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【0670】
(合成した化合物)
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【0671】
〔実施例5−1−074〕
エナミン(B−B026)とヒドラジン(T002)を出発原料とし,4−22−003の工程1〜4を行い,目的物を得た。
【0672】
下表に示す化合物もそれぞれのエナミンとヒドラジンを用いて同様の操作を行い目的物を得た。
【0673】
(対応するエナミン、ヒドラジン)
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【0674】
(合成した化合物)
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【0675】
〔実施例4−23−001〕
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0676】
工程1
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
エナミンI−A011(1.39 g)とヒドラジンT002(1.47 g)をN,N−ジメチルアセトアミド(13 mL)に懸濁し,フラスコ内を窒素置換し,100度で1時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(50 mL)を加え,析出した固体を濾取し,ヘキサン/酢酸エチルで懸濁洗浄し,目的物(2.30 g)を得た。
【0677】
工程2
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン(500 mg)をテトラヒドロフラン(7.0 mL)に溶解し,BocO(722 mg),DMAP(10 mg)を加えて,25度で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(360 mg)を得た。
【0678】
工程3
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(820 mg)をジオキサン(8.2 mL)に溶解し,カルバミン酸tert−ブチル(159 mg),Pddba(83 mg),X−Phos(130 mg),炭酸セシウム(886 mg)を加え,窒素雰囲気下100度で3.5時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,酢酸エチルを加え,不溶物を濾別した。濾液を減圧濃縮し,得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0679】
工程4
[6−アミノ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}メタノン(I−AP072)の合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(852 mg)にトリフルオロ酢酸(8.5 mL)を加え,25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(80 mL)を加え,酢酸エチル(80 mL)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(80 mL),飽和食塩水(80 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(410 mg)を得た。
【0680】
工程5
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
[6−アミノ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}メタノン(70 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(4 mL)に溶解し,N,N−ビス(2−クロロエチル)メタンスルホンアミド(143 mg),炭酸カリウム(179 mg),ヨウ化ナトリウム(194 mg)を加え,100度で8.5時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,水(30 mL)を加え,酢酸エチル(50 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水(20 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(47 mg)を得た。
【0681】
〔実施例4−23−002 〜 実施例4−23−007、実施例5−1−075等〕
実施例4−23−001と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−23−002〜実施例4−23−007、実施例5−1−075等の化合物を合成した。
【0682】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0683】
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【0684】
(合成した化合物)
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【0685】
〔実施例4−23−008〕
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(オキセタン−3−イルアミノ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0686】
実施例4−23−001で合成したアニリンI−AP072 (70 mg)をジクロロメタン(3.0 mL)に懸濁し,酢酸(74 μL),オキセタン−3−オン(83 μL),次いでナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(137 mg)を加え,25度で1時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,ジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。目的物を含む溶離液を減圧濃縮し,得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサンで懸濁洗浄し,目的物(49 mg)を得た。
【0687】
〔実施例4−23−009 〜 実施例4−23−021、実施例5−1−079等〕
実施例4−23−008と同様の方法で,対応するエナミン,ヒドラジン,及びケトンを用い,実施例4−23−009〜実施例4−23−021、実施例5−1−079等の化合物を合成した。
【0688】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びケトン)
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【0689】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
(合成した化合物)
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【0691】
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【0692】
〔実施例4−23−022〕
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0693】
工程1
3−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}アミノ}アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
実施例4−23−001で合成したアニリンI−AP072 (70 mg)をジクロロメタン(0.7 mL)に懸濁し,酢酸(148 μL),3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(89 mg),次いでナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(137 mg)を加え,25度で1.5時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え,不溶物をセライト濾過で濾別した。濾液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0694】
工程2
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(アゼチジン−3−イルアミノ)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
3−{{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}アミノ}アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(90 mg)を4M 塩酸酢酸エチル溶液(2.7 mL)に懸濁し,25度で1.5時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水(20 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0695】
工程3
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(1−メチルスルホニルアゼチジン−3−イル)アミノ]−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−(アゼチジン−3−イルアミノ)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン(77 mg)をジクロロメタン(1.3 mL)に溶解し,TEA(36 μL),メタンスルホニルクロリド(20 μL)を加え,80度で1時間撹拌した。反応液に飽和食塩水(20 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(41 mg)を得た。
【0696】
〔実施例4−23−023 〜 実施例4−23−028〕
実施例4−23−022と同様の方法で,対応するエナミン,ヒドラジン,及び工程1で対応するケトンを用い,実施例4−23−023〜実施例4−23−028の化合物を合成した。
【0697】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びケトン)
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【0698】
(合成した化合物)
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【0699】
〔実施例4−23−029〕
1−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−6−メチルピリミジン−2,4−ジオンの合成
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【0700】
実施例4−23−001で合成したアニリンI−AP072 (60 mg)をエタノール(2.0 mL)に溶解し,5−アセチル−4−ヒドロキシ−3H−1,3−チアジン−2,6−ジオン(42 mg)を加え,80度で1.5時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣にN,N−ジメチルホルムアミド(2.0 mL)を加え,150度で3.5時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチル/ヘキサンで懸濁洗浄し,目的物(69 mg)を得た。
【0701】
〔実施例4−23−030 〜 実施例4−23−031、実施例5−1−072等〕
実施例4−23−029と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−23−030〜実施例4−23−031、実施例5−1−072等の化合物を合成した。
【0702】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0703】
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【0704】
(合成した化合物)
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【0705】
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【0706】
〔実施例4−23−032〕
3−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンの合成
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【0707】
工程1
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−イソシアナト−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
実施例4−23−001で合成したアニリンI−AP072 (91 mg)をジクロロメタン(4.0 mL)と水(4.0 mL)に懸濁し,トリホスゲン(18 mg)を加え,25度で1時間攪拌した。反応液に水(30 mL)を加え,ジクロロメタン(70 mL)で抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0708】
工程2
3−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンの合成
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−イソシアナト−1H−インドール−2−イル]メタノン(95 mg)をテトラヒドロフラン(1.7 mL)に溶解し,α−アミノ−イソ酪酸メチル塩酸塩(34 mg),TEA(61 μL)を加え,60度で1.5時間攪拌した。反応液に濃塩酸(1.0 mL)を加え,さらに60度で2.5時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,水(50 mL)を加え,酢酸エチル(30 mL)で3回抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30 mL),飽和食塩水(20 mL)で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(39 mg)を得た。
【0709】
〔実施例4−23−033 〜 実施例4−23−035〕
実施例4−23−032と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−23−033〜実施例4−23−035の化合物を合成した。
【0710】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0711】
(合成した化合物)
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【0712】
〔実施例5−1−233〕
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンの合成
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【0713】
工程1
4−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−ブロモ−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
実施例1−4−12で得られた4−((6−ブロモ−2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 (E)−tert−ブチル(I−H076,0.9 g)のNMP溶液(9 mL)が入ったフラスコに,(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)ヒドラジン 塩酸塩(0.70 g)と4−メチルモルホリン(0.574 mL)を室温で加え,フラスコ内を窒素置換した。反応液を80℃で2時間撹拌後,水を加え,酢酸エチルで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し目的物(844 mg)を得た。
【0714】
工程2
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩の合成
工程1で得られた4−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−ブロモ−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(844 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノール(16 mL)に加え,TMSCl(0.455 mL)を25度加えた。反応液を減圧濃縮後,残渣をDMSO−水に溶解させ,C18カラム(TFA−水−アセトニトリル)で精製した。目的物を含むフラクションを減圧下有機溶媒成分を留去した。残渣の水溶液中の沈殿を濾取,乾燥し目的物(647 mg)を得た。
【0715】
工程3
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程2で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩(488 mg)をジクロロメタン(7.6 mL)に懸濁させ,シクロブタノン(0.085 mL),トリエチルアミン(0.233 mL),酢酸(0.131 mL)及び,トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(484 mg)を25℃で加えた。反応液を3日間撹拌後,エタノールを加えた。反応液をPrep HPLC(0.05%TFA−水−アセトニトリル)で精製後,目的物の溶出液を飽和重曹水で中和後,酢酸エチルで抽出した。溶媒を減圧濃縮して得られた残渣をジクロロメタン/ヘキサンで結晶化し,目的物(470 mg)を得た。
【0716】
工程4
2−[5−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチル−フェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−ブロモ−5−[(1−シクロブチル−4−ピペリジル)オキシ]インドール−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
工程3で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン(420 mg)をテトラヒドロフラン(6.4 mL)に加え,二炭酸ジ−tert−ブチル(0.807 mL)とDMAP(6.2 mg)を25℃で加えた。反応液を25℃で1時間撹拌後,シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)で精製し,目的物(534 mg)を得た。
【0717】
工程5
2−(5−(ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
ジオキサン(1.2 mL)に,工程4で得られた2−[5−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチル−フェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−6−ブロモ−5−[(1−シクロブチル−4−ピペリジル)オキシ]インドール−1−カルボン酸 tert−ブチル(120 mg),X−Phos(9 mg),カルバミン酸 tert−ブチル(22 mg),[Pd(アリル)Cl]2(2.3 mg)及び,炭酸セシウム(122 mg)を加え,窒素気流下80℃で18時間撹拌した。 反応液にSiliametS DMT(120 mg)を加え,固体をセライト濾過で除去した。濾液を減圧濃縮し目的物を得た。目的物は精製せずに次の反応に用いた。
【0718】
工程6
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程5で得られた2−(5−(ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−1−カルボン酸 tert−ブチル(124 mg)の2,2,2−トリフルオロエタノール(3.7mL)に,クロロトリメチルシラン(0.253 mL)を25℃で加えて撹拌した。反応液DMSOで希釈後をC18カラム(0.05%TFA−水−アセトニトリル)で精製し,目的物のフラクションを飽和重曹水で中和した。溶媒(約3 mL)を留去し,得られた固体を濾取,水洗し固体を減圧乾燥し,目的物(81 mg)を得た。
【0719】
工程7
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンの合成
炭酸ビス(トリクロロメチル)(5.4 mg)のジクロロメタン/水(1/1,1 mL)溶液に,工程6で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−((1−シクロブチルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン(30 mg)のジクロロメタン溶液(0.5 mL)を25℃で加えた。30分後,2−アミノ−2−メチルプロパン酸 塩酸塩(19 mg)を加え,30分撹拌した。反応液を減圧濃縮後,THF (0.3 mL)と濃塩酸(0.3 mL)を加え,80℃で2時間撹拌した。混合物をC18カラム(0.05%TFA−水−アセトニトリル)で精製し,目的物を含む溶離液に飽和重曹水を加えて生じた沈殿を濾取,水洗,乾燥し目的物(17 mg)を得た。
下表に示す化合物は,それぞれ対応するエナミン,ヒドラジンなどを用いることで得ることができた。
【0720】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0721】
(合成した化合物)
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【0722】
〔実施例4−23−036〕
3−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−5,5−ジメチル−2−スルファニリデンイミダゾリジン−4−オンの合成
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【0723】
工程1
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−イソチオシアナト−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
実施例4−23−001で合成したアニリンI−AP072 (91 mg)をジクロロメタン(4.0 mL)と水(4.0 mL)に懸濁し,チオホスゲン(23 mg)を加え,25度で1時間攪拌した。反応液に水(30 mL)を加え,ジクロロメタン(70 mL)で抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0724】
工程2
3−{2−{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−5,5−ジメチル−2−スルファニリデンイミダゾリジン−4−オンの合成
{5−アミノ−1−[6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−イソチオシアナト−1H−インドール−2−イル]メタノン(98 mg)をテトラヒドロフラン(1.7 mL)に溶解し,α−アミノ−イソ酪酸メチル塩酸塩(34 mg),TEA(61 μL)を加え,60度で3時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,水(30 mL)を加え,酢酸エチル(50 mL)で抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣を得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(28 mg)を得た。
【0725】
〔実施例4−23−037 〜 実施例4−23−039、実施例5−1−115等〕
実施例4−23−036と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−23−037〜実施例4−23−039、実施例5−1−115等の化合物を合成した。
【0726】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0727】
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【0728】
(合成した化合物)
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【0729】
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【0730】
〔実施例4−24−001〕
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【0731】
実施例4−22−001で合成したアニリンI−AP063(70 mg)と塩化シクロプロパンスルホニル(0.018 mL)を0度でピリジン(0.6 mL)に加え,25度で3時間撹拌した。反応液を酢酸エチル(5 mL)で希釈後,1 M塩酸(5 mL)と飽和食塩水(5 mL)で洗浄後,硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣を,エタノール/t−ブチルメチルエーテル(1/5,10 mL)で結晶化し,得られた固体を濾取後,ヘキサン洗浄し目的物(37 mg)を得た。
【0732】
〔実施例4−24−002〜実施例4−24−035、実施例5−1−076等〕
実施例4−24−001と同様の方法で,対応するエナミン及びヒドラジン,スルホンアミド化試薬を用い,実施例4−24−002〜実施例4−24−035、実施例5−1−076等の化合物を合成した。
【0733】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びスルホンアミド化試薬)
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【0734】
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【0735】
(合成した化合物)
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【0736】
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【0737】
〔実施例4−24−036〕
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(オキサン−4−イルオキシ)−1H−インドール−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0738】
工程1
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)メタノン(I−AP073)の合成
エナミンI−H064(50 mg)とヒドラジンQ001(60 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(1.5 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(74 μL)加え,100度で5時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,20% ギ酸水溶液を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(68 mg)を得た。
【0739】
工程2
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(オキサン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)メタノン(10 mg)をテトラヒドロフラン(0.2 mL)に溶解し,テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(2.4 mg),トリフェニルホスフィン(6.0 mg),アゾジカルボン酸ジイソプロピル(4.7 mg)を加え,25度で72時間攪拌した。反応液をPrep−HPLCで精製し,目的物(5.5 mg)を得た。
【0740】
工程3
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(オキサン−4−イルオキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(オキサン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン(5.5 mg)をジクロロメタン(1.8 mL)に溶解し,BocO(7.5 μL),DMAP(0.10 mg),TEA(4.6 μL)を加えて,25度で15時間攪拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(4.6 mg)を得た。
【0741】
工程4
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]−5−(オキサン−4−イルオキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(オキサン−4−イルオキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(4.6 mg),カルバミン酸tert−ブチル(1.8 mg),Pddba(1.0 mg),X-Phos(1.5 mg),炭酸セシウム(10 mg)をジオキサン(1.0 mL)に溶解し,窒素雰囲気下100度で3.5時間撹拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0742】
工程5
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−アミノ−5−(オキサン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]−5−(オキサン−4−イルオキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(5.0 mg)をジクロロメタン(1.0 mL)に溶解し,トリフルオロ酢酸(250 μL)を加え,25度で5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0743】
工程6
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(オキサン−4−イルオキシ)−1H−インドール−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−アミノ−5−(オキサン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン(2.8 mg)をピリジン(0.5 mL)に溶解し,メタンスルホニルクロリド(1.2 μL)を加え,25度で30分間撹拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(0.6 mg)を得た。
【0744】
〔実施例4−24−037〕
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−[2−(3,5−ジメチル−4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)エトキシ]−1H−インドール−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
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【0745】
工程1
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2−ブロモエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
実施例4−24−036で合成したブロミドI−AP073(873 mg)をアセトニトリル(10 mL)に懸濁し,1,2−ジブロモエタン(6.3 g),炭酸セシウム(1.64 g)を加え,60度で1時間攪拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(865 mg)を得た。
【0746】
工程2
3−{2−{{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−1H−インドール−5−イル}オキシ}エチル}−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチルの合成
{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2−ブロモエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン(100 mg)をアセトニトリル(1.0 mL)に懸濁し,3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチル(63 mg),炭酸セシウム(130 mg)を加え,70度で3時間攪拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(79 mg)を得た。
【0747】
工程3
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−{2−{6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル}エトキシ}インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
3−{2−{{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−1H−インドール−5−イル}オキシ}エチル}−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−6−カルボン酸tert−ブチル(79 mg)をジクロロメタン(2.1 mL)に溶解し,BocO(98 μL),DMAP(1.3 mg),TEA(59 μL)を加えて,25度で15時間攪拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(75 mg)を得た。
【0748】
工程4
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−{2−{3,5−ジメチル−4−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペラジン−1−イル}エトキシ}−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−{2−{6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]−3,6−ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル}エトキシ}インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(75 mg),カルバミン酸tert−ブチル(25 mg),Pddba(15 mg),X-Phos(21 mg),炭酸セシウム(141 mg)をジオキサン(1.4 mL)に溶解し,窒素雰囲気下100度で5時間撹拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(42 mg)を得た。
【0749】
工程5
{6−アミノ−5−[2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−1H−インドール−2−イル}−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}メタノンの合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−{2−{3,5−ジメチル−4−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]ピペラジン−1−イル}エトキシ}−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(42 mg)をジクロロメタン(1.0 mL)に溶解し,トリフルオロ酢酸(250 μL)を加え,25度で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0750】
工程6
N−{2−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−[2−(3,5−ジメチル−4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル)エトキシ]−1H−インドール−6−イル}メタンスルホンアミドの合成
{6−アミノ−5−[2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−1−インドール−2−イル}−{5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル}メタノン(23 mg)をピリジン(0.4 mL)に溶解し,メタンスルホニルクロリド(12 μL)を加え,25度で1時間撹拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(2.5 mg)を得た。
【0751】
〔実施例4−24−038 〜 実施例4−24−039、実施例5−1−237、実施例5−1−242〕
実施例4−24−036及び4−24−037と同様の方法で,工程1で対応するアミンを用い,実施例4−24−038〜4−24−039の化合物を合成した。
また、実施例5−1−237、実施例5−1−242の化合物を下記のとおり合成した。
【0752】
(実施例5−1−237)
(R)−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0753】
工程1
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
エナミン(I−H068,990 mg),ヒドラジン(Q019,1146 mg)及び4−メチルモルホリン(0.938 mL)をNMP(10 mL)に加え,窒素雰囲気90℃で4時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え,水層を酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣を酢酸エチル/MTBE(1/1)で結晶化させ,沈殿を濾取,MTBE洗浄した。得られた粉末を減圧下乾燥し目的物(989 mg)を得た 。
【0754】
工程2
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程1で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)メタノン(964 mg)をジクロロエタン(18 mL)に懸濁させ,三臭化ホウ素(1.0 Mジクロロメタン溶液,9 mL)を25℃で加えた。反応液を窒素雰囲気下25℃で1.5時間撹拌後,メタノール(30 mL)で反応を停止後,減圧濃縮した。得られた残渣をメタノール/水(4/1)で結晶化させ,結晶を濾取,MTBE洗浄後,減圧下乾燥して目的物(699 mg)を得た。
【0755】
工程3
(S)−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程2で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−ヒドロキシ−1H−インドール−2−イル)メタノン(100 mg),トリフェニルホスフィン(202 mg)及び[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]メタノール(0.094 mL)をTHF(2.4 mL)に加え,次いでアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.15 mL)を25℃で加え,反応液を窒素雰囲気下25℃で18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,残渣をC18カラム(ギ酸−水−アセトニトリル)で精製した。目的物のフラクションを酢酸エチル/5%飽和重曹水に加え,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮し目的物(69 mg)を得た。
【0756】
工程4
(R)−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程3で得られた(S)−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン(68 mg)と2 M塩酸水溶液(0.268 mL)をメタノール(2 mL)に加え,60℃で2時間撹拌した。反応液を25℃冷却後,生じた沈殿を濾取,溶媒洗浄(メタノール,酢酸エチル次いでジクロロメタン)し,減圧下乾燥して目的物(50 mg)を得た。
【0757】
(実施例5−1−242)
(R)−N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
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【0758】
工程1
(S)−(6−ブロモ−5−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−1H−インドール−2−イル)(1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−5−((トリフェニルホスホラニリデン)アミノ)−1H−ピラゾール−4−イル)メタノンの合成
実施例5−1−237の反応で,目的物(73 mg)を得た。
【0759】
工程2
(S)−N−(5−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−2−(1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−5−((トリフェニルホスホラニリデン)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
工程1で得られた(S)−(6−ブロモ−5−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−1H−インドール−2−イル)(1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−5−((トリフェニルホスホラニリデン)アミノ)−1H−ピラゾール−4−イル)メタノン(89 mg),メタンスルホンアミド(14 mg),炭酸セシウム(99 mg),ジ−μ−クロロビス[(η−アリル)パラジウム(II)](3.7 mg)及びtBu−X−Phos(11 mg)をジオキサン(1 mL)に加え,窒素雰囲気下90℃で2時間撹拌した。反応混合物をC18カラム(ギ酸−水−アセトニトリル)で精製した。目的物のフラクションを酢酸エチル/5%飽和重曹水に加え,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮し目的物(80 mg)を得た。
【0760】
工程3
(R)−N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
工程2で得られた(S)−N−(5−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−2−(1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−5−((トリフェニルホスホラニリデン)アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミド(79 mg)と5 M塩酸水溶液(0.55 mL)をTHF(2 mL)に加え,60℃で18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,残渣を酢酸エチルで結晶化後,濾取,乾燥し目的物(32 mg)を得た。
【0761】
(対応するエナミン、ヒドラジン及び試薬)
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【0762】
[この文献は図面を表示できません]
【0763】
(合成した化合物)
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
〔実施例4−25−001〕
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0766】
工程1
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
エナミンI−A011(360 mg)とヒドラジンT001(244 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(9.0 mL)に溶解し,N−メチルモルホリン(0.23 mL)加え,80度で1時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,1M 塩酸(30 mL)を加え,析出した固体を濾取し,目的物(576 mg)を得た。
【0767】
工程2
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]メタノン(576 mg)をテトラヒドロフラン(12 mL)に溶解し,BocO(1.0 mL),DMAP(48 mg)を加えて,25度で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(629 mg)を得た。
【0768】
工程3
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インドール−1−カルボン酸tert−ブチルの合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(629 mg),カルバミン酸tert−ブチル(125 mg),Pddba(73 mg),X-Phos(101 mg),炭酸セシウム(693 mg)をジオキサン(13 mL)に溶解し,窒素雰囲気下100度で2時間撹拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して目的物(956 mg)を得た。
【0769】
工程4
[6−アミノ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}メタノン(I−AP031)の合成
2−{5−{ビス[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ}−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(956 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノール(19 mL)に溶解し,TMSCl(1.2 mL)を加え,25度で1.5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)で精製し,目的物(460 mg)を得た。
【0770】
工程5
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドの合成
[6−アミノ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}メタノン(70 mg)をピリジン(1.6 mL)に溶解し,3−クロロプロパン−1−スルホン酸クロリド(49 μL)を加え,25度で3時間撹拌した。反応液をPrep−HPLCで精製した。目的物を含む溶離液を減圧濃縮し,得られた残渣をジクロロメタン/ヘキサンで懸濁洗浄し,目的物(37 mg)を得た。
【0771】
工程6
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(1,1−ジオキソ−1,2−チアゾリジン−2−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(37 mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.7 mL)に溶解し,ヨウ化ナトリウム(25 mg)と炭酸カリウム(39 mg)を加え,80度で1時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水(15 mL),2M 塩酸(2.0 mL)を加え,析出した固体を濾取し,目的物(30 mg)を得た。
【0772】
〔実施例4−25−002〜実施例4−25−012〕
実施例4−25−001と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−25−002〜実施例4−25−012の化合物を合成した。
【0773】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0774】
(合成した化合物)
[この文献は図面を表示できません]
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【0775】
〔実施例4−25−013〕
1−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピロリジン−2−オンの合成
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【0776】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−4−クロロブタンアミドの合成
実施例4−25−001で合成したアニリンI−AP031(100 mg)をピリジン(1.9 mL)に溶解し,4−クロロブチリルクロリド(42 μL)を加え,25度で5時間攪拌した。反応液に水(10 mL)を加え,酢酸エチル(20 mL)で抽出した。有機層を水で洗浄し,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣は精製せず,そのまま次の反応に用いた。
【0777】
工程2
1−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピロリジン−2−オンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−4−クロロブタンアミド(120 mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2.0 mL)に溶解し,ヨウ化ナトリウム(57 mg)と炭酸カリウム(79 mg)を加え,80度で15時間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をPrep−HPLCで精製し,目的物(12 mg)を得た。
【0778】
〔実施例4−25−014 〜 実施例4−25−015、実施例5−1−098等〕
実施例4−25−013と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−25−014〜実施例4−25−015、実施例5−1−098等の化合物を合成した。
【0779】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0780】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
(合成した化合物)
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【0782】
〔実施例4−25−016〕
3−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オンの合成
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【0783】
工程1
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}カルバミン酸 2−クロロエチルの合成
実施例4−25−001で合成したアニリンI−AP031(100 mg)をピリジン(1.9 mL)に溶解し,クロロギ酸−2−クロロエチル(30 μL)を加え,25度で5時間攪拌した。反応液に水(10 mL)を加え,析出した固体を濾取し,目的物(94 mg)を得た。
【0784】
工程2
3−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オンの合成
N−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}カルバミン酸 2−クロロエチル(120 mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.9 mL)に溶解し,ヨウ化ナトリウム(57 mg)と炭酸カリウム(79 mg)を加え,80度で30分間撹拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,析出した固体を濾取後,ジクロロメタン/ヘキサンで懸濁洗浄して目的物(58 mg)を得た。
【0785】
〔実施例4−25−017 〜 実施例4−25−019〕
実施例4−25−016と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−25−017〜実施例4−25−019の化合物を合成した。
【0786】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0787】
(合成した化合物)
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【0788】
〔実施例4−25−020〕
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−モルホリン−4−イル−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0789】
実施例4−25−001で合成したアニリンI−AP031(100 mg)を1−メチル−2−ピロリドン(1.9 mL)に溶解し,ビス(2−ブロモエチル)エーテル(48 μL),ヨウ化ナトリウム(57 mg),炭酸カリウム(106 mg)を加え,80度で15時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(33 mg)を得た。
【0790】
〔実施例4−25−021 〜 実施例4−50−025、実施例5−1−087等〕
実施例4−25−020と同様の方法で,対応するエナミン,及びヒドラジンより,実施例4−25−021〜実施例4−50−025、実施例5−1−087等の化合物を合成した。
【0791】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0792】
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【0793】
(合成した化合物)
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【0794】
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【0795】
〔実施例4−25−026〕
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
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【0796】
工程1
1−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−4−オンの合成
実施例4−25−001で合成したアニリンI−AP031(100 mg)をエタノール(2.6 mL),水(1.3 mL)に懸濁し,1−ベンジル−1−メチル−4−オキソピペリジン−1−イウムヨージド(76 mg),炭酸カリウム(4 mg)を加え,80度で4.5時間攪拌した。反応液を25度に冷却し,水を加え,析出した固体を濾取し,目的物(115 mg)を得た。
【0797】
工程2
{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−イル}−[5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)−1H−インドール−2−イル]メタノンの合成
1−{2−{5−アミノ−1−[6−(2−フルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル]ピラゾール−4−カルボニル}−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル}ピペリジン−4−オン(115 mg)をジクロロメタン(1.0 mL)に懸濁し,モルホリン(83 μL),酢酸(109 μL),次いでナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(202 mg)を加え,25度で2時間攪拌した。反応液に水を加え,酢酸エチルで抽出し,有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(水/アセトニトリル)で精製し,目的物(41 mg)を得た。
【0798】
〔実施例4−25−027 〜 実施例4−50−032〕
実施例4−25−026と同様の方法で,対応するエナミン及びヒドラジンより,実施例4−25−027〜実施例4−50−032の化合物を合成した。
【0799】
(対応するエナミン及びヒドラジン)
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【0800】
(合成した化合物)
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【0801】
〔実施例4−26−001〕
N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)−2−オキソ−2−(ピロリジン−1−イル)エタンスルホンアミドの合成
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【0802】
工程1
2−(N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸メチルの合成
実施例4−8−001で合成したアニリンI−AP013(194 mg)をジクロロメタン(2 mL)に溶解し,トリエチルアミン(0.146 mL)と2−クロロスルホニル酢酸メチル(0.42M テトラヒドロフラン溶液,1 mL)を0度にて加え,25度で1時間撹拌した。反応液をジクロロメタン(20 mL)で希釈し,1M 塩酸(20 mL)で洗浄後,有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去,濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,0% → 60%)で精製し目的物(82 mg)を得た。
【0803】
工程2
2−(N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸の合成
工程1で得られた2−(N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸メチル(80 mg)と4M 水酸化ナトリウム水溶液(0.168 mL)をメタノール(1.5 mL)に加え,50度で2時間撹拌した。反応液に1M塩酸(5 mL)を加え,酢酸エチル(10 mL)で抽出した。有機層を,硫酸マグネシウムで乾燥し,乾燥剤を濾去,濃縮して目的物(71 mg)を得た。
【0804】
工程3
N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)−2−オキソ−2−(ピロリジン−1−イル)エタンスルホンアミドの合成
工程2で得られた2−(N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)スルファモイル)酢酸(70 mg),ピロリジン(0.020 mL),1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(46 mg),ジイソプロピルエチルアミン(0.042 mL)及びHOBt(18 mg)を25度にてジクロロメタン(1.5 mL)に加え,反応液を25度で18時間撹拌した。目的物はPrepHPLCで精製し,目的物を含む溶離液をPL−HCO3 MP SPEで脱塩した。脱塩後の溶離液を減圧濃縮し,目的物(23 mg)を得た。
【0805】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアミン)
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【0806】
(合成した化合物)
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【0807】
〔実施例5−1−061〕
N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−ヒドロキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミドの合成
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【0808】
実施例4−1−004で得られた N−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メトキシ−1H−インドール−6−イル]メタンスルホンアミド(75 mg)を,ジクロロメタン(2 mL)に溶解し,三臭化ホウ素ジクロロメタン溶液(1.0 M)を0℃で加えた。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を,逆相クロマトグラフィー(0.05%TFA−MeCN−HO)で精製し,目的物(26 mg)を得た。
【0809】
(対応するエナミン、ヒドラジン)
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【0810】
(合成した化合物)
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【0811】
〔実施例5−1−163〕
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0812】
エナミンI−H074とヒドラジン(Q019)を用い,実施例4−23−001と同様の操作を行い,実施例5−1−163の化合物を得た。
【0813】
工程1
N−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例5−1−163の化合物(40 mg)をピリジン(0.8 mL)中,塩化メタンスルホニル(11 mg)と25℃で2時間作用させ,得られた反応混合物をPrepHPLCで精製して目的物(3 mg)を得た。
【0814】
工程2
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−モルホリノ−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
実施例5−1−163の化合物(40 mg),ビス(2−ブロモエチル)エーテル(64 mg),よう化ナトリウム(82 mg)及び炭酸カリウム(57 mg)をNMP(1.6 mL)中,100℃で2時間作用させ,得られた反応混合物をPrepHPLCで精製して目的物(41 mg)を得た。
【0815】
工程3
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)オキサゾリジン−2−オンの合成
実施例5−1−163の化合物(40 mg)とクロロギ酸クロロエチル(14 mg)をピリジン(1.6 mL)中,25℃で30分作用させた。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をDMF(2 mL)で希釈後,炭酸カリウム(47 mg)とよう化ナトリウム(21 mg)を加え,80℃で撹拌した。反応混合物をC18カラムを用いたMPLC(0.05%TFA−水−アセトニトリル)で精製して目的物(46 mg)を得た。
【0816】
下表に示す化合物は対応するエナミンとヒドラジンなどをそれぞれ用いることにより得ることができた。
【0817】
(対応するエナミン、ヒドラジン及び試薬)
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【0818】
(合成した化合物)
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【0819】
〔実施例5−1−220〕
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0820】
工程1
4−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−ブロモ−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
エナミン(I−H076,807 mg),ヒドラジン(Q019,627 mg)及び4−メチルモルホリン(0.514 mL)をNMP(8 mL)に加え,窒素雰囲気80℃で時間撹拌した。混合物をC18カラム(0.1%ギ酸−水−アセトニトリル)とシリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し目的物(841 mg)を得た。
【0821】
工程2
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩の合成
工程1で得られた4−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−ブロモ−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(697 mg)を酢酸エチル(15 mL)に懸濁させ,4 M塩酸−酢酸エチル溶液(15 mL)を25℃で加え,25℃で1時間撹拌した。反応液に酢酸エチル(15 mL)を加えた後,沈殿を濾取,酢酸エチル洗浄(5 mL)し,得られた粉末を減圧下乾燥して目的物(616 mg)を得た。
【0822】
工程3
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−((1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程2で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−ブロモ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩(96 mg),オキセタン−3−オン(32 mg),トリエチルアミン(66 mg),トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(191 mg)及び酢酸(54 mg)をジクロロメタン(2 mL)に懸濁させ,25℃で二日間撹拌した。溶媒を留去後,残渣をC18カラム(0.1%ギ酸−水−アセトニトリル)で精製し目的物(96 mg)を得た。
【0823】
以下の化合物は,対応するエナミンとヒドラジンを用い,実施例5−1−220と同様の方法を用いて合成した。
【0824】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びアミン)
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【0825】
(合成した化合物)
[この文献は図面を表示できません]
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【0826】
〔実施例5−1−229〕
(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
[この文献は図面を表示できません]
【0827】
工程1
6−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−4−11の工程5で得た6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸(1.38 g),4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(1.59 g),X−Phos(0.246 g),酢酸パラジウム(58 mg)及びリン酸カリウム(1.37 g)をDMF/水(17.5 mL/2.0 mL)中,100℃で2時間撹拌した。反応混合物をC18カラム(ギ酸/水/アセトニトリル)で精製後,目的物のフラクションを脱塩後,減圧濃縮し目的物(1.4 g)を得た。
【0828】
工程2
6−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
工程1で得られた6−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(1.35 g)とパラジウム炭(3.09 g)をエタノール(1 mL)に加え,水素気流下1時間撹拌した。不溶物を濾去,酢酸エチル洗浄後,濾液を減圧濃縮し目的物(1.05 g)を得た。
【0829】
工程3
4−(2−(2−シアノアセチル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
工程2で得られた6−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(990 mg)とアセトニトリル(0.302 mL)をTHF(20 mL)に加え,LHMDS(1 M,11.6 mL)を0℃で加え,1時間撹拌した。10%酢酸水溶液(26.5 mL),次いで水(20 mL)を0℃で加えた後,酢酸エチル(20 mLx3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後、濾液を減圧濃縮し目的物(1.46 g)を得た。
【0830】
工程4
4−(2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 (E)−tert−ブチルの合成
工程3で得られた4−(2−(2−シアノアセチル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(1.46 g)をTHF(29 mL)に加え,次いでDMF−DMA(0.576 mL)を加えて25℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,目的物(1.5 g)を得た。
【0831】
工程5
4−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
工程4で得られた4−(2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 (E)−tert−ブチル(100 mg),4−メチルモルホリン(0.059 mL),及びヒドラジン(T002,77 mg)をNMP(3 mL)に加え,窒素雰囲気100℃で1時間撹拌した。反応混合物をC18カラム(ギ酸/水/アセトニトリル)で精製し目的物(60 mg)を得た。
【0832】
工程6
(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程5で得られた4−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−6−イル)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(57 mg)の2,2,2−トリフルオロエタノール溶液(1.7 mL)に塩化トリメチルシラン(0.189 mL)を25℃で加え,1.5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し目的物(75 mg)を得た。
【0833】
工程7
(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程6で得られた(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(ピペリジン−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノン(50 mL)をピリジン(2 mL)に溶解し,メタンスルホニルクロリド(0.058 mL)を25℃で加えた後,5時間撹拌した。反応混合物をC18カラム(ギ酸/水/アセトニトリル)で精製し目的物(40 mg)を得た。
【0834】
〔実施例5−1−230〕
実施例5−1−229の工程5で,ヒドラジンT002の代わりにQ019を用い,工程6,7の操作を行うことで,実施例5−1−230の化合物を得た。
【0835】
(対応するエナミン、ヒドラジン)
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【0836】
(合成した化合物)
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【0837】
〔実施例5−1−236〕
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0838】
工程1
5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−4−11の工程5の生成物(6−ブロモ−5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル,500 mg)を用い,実施例5−1−229の工程1の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルに代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いることで目的物(173 mg)を得た。
【0839】
工程2
(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−カルボニル)アクリロニトリルの合成
工程1で得られた5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(143 mg)を実施例5−1−229の工程3,4と同様の操作を行うことで目的物(148 mg)を得た。。
【0840】
工程3
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程2で得られた(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−カルボニル)アクリロニトリル(75 mg),ヒドラジン(Q019,65 mg)及び4−メチルモルホリン(49 mg)をNMP(1.8 mL)中,窒素雰囲気100℃で2時間撹拌した。反応混合物をC18カラム(TFA−水−アセトニトリル)で精製し目的物(39 mg)を得た。
【0841】
以下の化合物は,表中のボロン酸エステルとヒドラジンを用い,実施例5−1−236と同様の操作を行うことで得た。
【0842】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びボロン酸エステル)
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【0843】
(合成した化合物)
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【0844】
〔実施例5−1−247〕
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−イソプロピルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0845】
実施例5−1−229の工程1に3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−ボロン酸 ピナコール エステルを用い,さらに工程2〜5と同様の操作を行い,目的物(実施例5−1−247)を得た。
また、工程5のヒドラジンQ019の代わりにヒドラジンT002を用いて実施例5−1−248の化合物を得た。
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【0846】
〔実施例5−1−256等〕
以下の表に示す化合物は,6−ブロモ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルを出発原料とし,実施例5−1−247と同様な処理を,それぞれ表に示すボロン酸エステル,及びヒドラジンを用いることで目的物を得た。
【0847】
(対応するヒドラジン及びボロン酸エステル)
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【0848】
(合成した化合物)
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【0849】
〔実施例5−1−302〕
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【0850】
工程1
(1−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)カルバミン酸 tert−ブチルの合成
実施例4−8−001で合成したアニリンI−AP013(100 mg),(2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)カルバミン酸 tert−ブチル(86 mg)及び酢酸(0.062 mL)をジクロロメタン(2 mL)に加え,次いでトリアセトキシホウ水素化ナトリウム(138 mg)を0℃で加えた。窒素気流下,25℃で3時間撹拌後,炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え,有機層を分離した。有機層を20%食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し目的物(208 mg)を得た。
【0851】
工程2
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−((2−アミノ−2−メチルプロピル)アミノ)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩の合成
工程1で得られた,(1−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)アミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)カルバミン酸 tert−ブチル(129 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノールに溶解させ,クロロ(トリメチル)シラン(0.156 mL)を25℃で加えた。反応液を25℃で4時間撹拌後,減圧濃縮した。粗生成物は精製せずに次の反応に用いた。
【0852】
工程3
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−(4,4−ジメチル−1,1−ジオキシド−1,2,5−チアジアゾリジン−2−イル)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程2で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−((2−アミノ−2−メチルプロピル)アミノ)−5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩(75 mg)とスルファミド(39 mg)をピリジン(2 mL)に加え,封管中110℃で4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し,目的物(21 mg)を得た。
【0853】
下表に示す化合物は対応するエナミンとヒドラジンなどをそれぞれ用いることにより得ることができた。
【0854】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びチアゾリジン化試薬)
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【0855】
(合成した化合物)
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【0856】
〔実施例5−1−353〕
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−7−(オキセタン−3−イル)−1,3,7−トリアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオンの合成
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【0857】
工程1
3−(3−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)ウレイド)−3−シアノピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
エナミン(I−A011)とヒドラジン(Q001)から得られた(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル)メタノン 塩酸塩(350 mg)のTHF溶液(8 mL)にトリホスゲン(180 mg)を加え,25℃で30分撹拌した。反応液を減圧濃縮後,ジクロロメタン/ヘキサンを加え,減圧濃縮した。得られた残渣と3−アミノ−3−シアノピロリジン−1−カルボン酸(256 mL)のTHF溶液(8 mL)にトリエチルアミン(0.388 mL)を加え,60℃で5時間撹拌した。反応液を濾過,THF洗浄し,濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル/ヘキサンで結晶化し,目的物(530 mg)を得た。
【0858】
工程2
3−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3,7−トリアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオンの合成
工程1で得られた3−(3−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)ウレイド)−3−シアノピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(404 mg)をジオキサン/メタノール(4 mL/1 mL)に加え,濃塩酸(0.1 mL)を加え,100℃で18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,残渣を飽和重曹水で希釈し,酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)で精製し目的物(178 mg)を得た。
【0859】
工程3
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−7−(オキセタン−3−イル)−1,3,7−トリアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオンの合成
工程2で得られた3−(2−(5−アミノ−1−(6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3,7−トリアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン(90 mg)とオキセタン−3−オン(0.052 mL)をTHF/DMA(1 mL/1 mL)に加え,酢酸(0.078 mL)とトリアセトキシホウ水素化ナトリウム(145 mg)を加え,25℃で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルと飽和重曹水で希釈し,有機層を飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をジクロロメタン/ヘキサンで結晶化し目的物(57 mg)を得た。
【0860】
下表に示す化合物は,表中のエナミン,ヒドラジン及び工程3で用いるカルボニル化合物をそれぞれ用いることにより得ることができた。
【0861】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びカルボニル化合物)
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【0862】
(合成した化合物)
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【0863】
〔実施例5−1−385〕
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0864】
工程1
5−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−カルボン酸エチルの合成
実施例1−4−12の工程1で得られた6−ブロモ−5−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(650 mg),(2−トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(977 mg),X−Phos(663 mg),酢酸パラジウム(156 mg)及びリン酸カリウム(886 mg)をDMF/水(13 mL・1.3 mL)に加え,窒素気流下100℃で3時間撹拌した。反応混合物をC18カラム(TFA−水−アセトニトリル)で精製し目的物(695 mg)を得た。
【0865】
工程2
4−((2−(2−シアノアセチル)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
工程1で得られた5−((1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−カルボン酸エチル(638 mg)とアセトニトリル(0.188 mg)をTHF(19 mL)に溶解し,NaHMDS(1.9 M THF溶液,3.15 mL)を0℃で加えた。30分後,1 M塩酸水溶液(30 mL)を加えて反応を停止し,酢酸エチル(30 mLx3)で抽出し合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をC18カラム(0.05%TFA−水−アセトニトリル)で精製し目的物(558 mg)を得た。
【0866】
工程3
(E)−4−((2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
工程2で得られた4−((2−(2−シアノアセチル)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(458 mg)をTHF(9.1 mL)に溶解し,DMF−DMA(0.209 mL)を加え,25℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し,目的物(616 mg)を得た。
【0867】
工程4
4−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルの合成
工程3で得られた(E)−4−((2−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(330 mg),4−メチルモルホリン(0.187 mL),ヒドラジン(Q019,274 mg)をNMP(9 mL)に加え,窒素雰囲気100℃で30分間撹拌した。反応混合物をC18カラム(TFA−水−アセトニトリル)で精製し,得られたフラクションを酢酸エチル/飽和食塩水に注ぎ,有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮し目的物(488 mg)を得た。
【0868】
工程5
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−(ピペリジン−4−イルオキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程4で得られた4−((2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−5−イル)オキシ)ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(436 mg)を2,2,2−トリフルオロエタノール(0.96 mL)に溶解し,塩化トリメチルシラン(0.724 mL)を25℃で加え,30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後の残渣をC18カラム(ギ酸−水−アセトニトリル)で精製し目的物(339 mg)を得た。
【0869】
工程6
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
工程5で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−(ピペリジン−4−イルオキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−イル)メタノン(75 mg),シクロペンタノン(0.040 mL),トリエチルアミン(0.034 mL)及び酢酸(0.038 mL)をジクロロメタン(1.5 mL)に加え,トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(119 mg)を加え,20時間撹拌した。溶媒を留去後,得られた残渣をC18カラム(TFA−水−アセトニトリル)で精製し目的物(86 mg)を得た。
【0870】
以下の表に示す化合物は,実施例5−1−385のフェニルボロン酸誘導体とヒドラジンをそれぞれ用いることで得ることができた。
【0871】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びフェニルボロン酸誘導体)
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【0872】
(合成した化合物)
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【0873】
〔実施例5−1−386〕
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−((1−(1,1−ジオキシドチエタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
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【0874】
工程1
実施例5−1−385の工程5で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−(ピペリジン−4−イルオキシ)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−インドール−2−イル)メタノン(75 mg),3−ブロモチエタン 1,1−ジオキシド(83 mg),N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.117 mL)及びヨウ化カリウム(93 mg)をTHF(0.75 mL)とDMF(0.75 mL)に加え,25℃で20時間撹拌した。反応混合物をC18カラム(TFA−水−アセトニトリル)で精製し目的物(86 mg)を得た。
【0875】
以下の表に示す化合物は,実施例5−1−386のフェニルボロン酸誘導体とヒドラジンをそれぞれ用いることで得ることができた。
【0876】
(対応するフェニルボロン酸誘導体及びヒドラジン)
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【0877】
(合成した化合物)
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【0878】
〔実施例5−1−391〕
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)−8−(オキセタン−3−イル)−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオンの合成
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【0879】
工程1
3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−4−イミノ−2−オキソ−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸 tert−ブチルの合成
エナミン(I−H057)とヒドラジン(Q001)から得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(6−アミノ−5−メチル−1H−インドール−2−イル)メタノン(267 mg)とトリホスゲン(267 mg)をTHF(3.5 mL)に加えて25℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,ヘキサン/酢酸エチル(2 mL/0.5 mL)を加えて結晶化させた。得られた固体,4−アミノ−4−シアノピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル(264 mg)及びトリエチルアミン(0.327 mL)をTHF(3.5 mL)に加え,25℃で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,ヘキサン/酢酸エチル(15) mL/2 mL)で結晶化させ,目的物(530 mg)を得た。
【0880】
工程2
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオンの合成
工程1で得られた3−[2−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−カルボニル]−5−メチル−1H−インドール−6−イル]−4−イミノ−2−オキソ−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸 tert−ブチル(414 mg)をメタノール/ジオキサン(1 mL/5 mL)に加え,濃塩酸(0.1 mL)を加えた後,100℃で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,得られた残渣に飽和重曹水(20 mL)と酢酸エチル(20 mL)を加え,有機層を13%食塩水(10 mL)で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をアミノカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)で精製し目的物(121 mg)を得た。
【0881】
工程3
3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)−8−(オキセタン−3−イル)−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオンの合成
工程2で得られた3−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−メチル−1H−インドール−6−イル)−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(59 mg)を用い,実施例5−1−353と同様の操作を行い目的物(30 mg)を得た。
【0882】
下表に示す化合物は,表中のエナミン,ヒドラジン及び工程3で用いるカルボニル化合物をそれぞれ用いることにより得ることができた。
【0883】
(対応するエナミン、ヒドラジン及びカルボニル化合物)
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【0884】
(合成した化合物)
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【0885】
〔実施例5−1−254〕
N−((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
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【0886】
工程1
(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−イソシアナト−1H−インドール−2−イル)メタノンの合成
実施例5−1−569の合成に用いた[6−アミノ−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−2−イル]−[5−アミノ−1−[4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]ピラゾール−4−イル]メタノン(750 mg)と炭酸ビス(トリクロロメチル)(427 mg)をTHF(7.2 mL)に加え,25℃で15分撹拌した。反応液を減圧濃縮後,残渣をMTBEに懸濁させ,沈殿を濾取,乾燥して目的物(770 mg)を得た。
【0887】
工程2
((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)カルバミン酸 (9H−フルオレン−9−イル)メチルの合成
工程1で得られた(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)(5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−6−イソシアナト−1H−インドール−2−イル)メタノン(300 mg)と(2S,4S)−4−((((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)ピロリジン−2−カルボン酸 塩酸塩(256 mg)をTHF(10 mL)に懸濁させ,トリエチルアミン(0.306 mL)を加えた後に25℃で40分撹拌した。不溶物を濾去後,濾液を減圧濃縮して得られた残渣をTHF(10 mL)で希釈し,濃塩酸(0.3 mL)を加え,70℃で18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,残渣を酢酸エチル/飽和重曹水で希釈し,有機層を,水,飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮し,目的物(483 mg)を得た。
【0888】
工程3
(6S,7aS)−6−アミノ−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)テトラヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−1,3(2H)−ジオンの合成
工程2で得られた((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)カルバミン酸 (9H−フルオレン−9−イル)メチル(483 mg)をTHF(5 mL)に溶解し,ピペリジン(0.5 mL)を加え,25℃で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,得られた残渣をNH2カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)で精製し目的物(190 mg)を得た。
【0889】
工程4
N−((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
工程3で得られた(6S,7aS)−6−アミノ−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)テトラヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−1,3(2H)−ジオン(60 mg)をピリジン(1 mL)に溶解し,メタンスルホニルクロリド(0.014 mL)を加えた後,25℃で4時間撹拌した。反応液を酢酸エチルと飽和重曹水で希釈し,有機層を飽和重曹水,2 M塩酸水溶液及び飽和食塩水で洗浄後,硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し目的物(44 mg)を得た。
【0890】
〔実施例5−1−278〕
((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)カルバミン酸フラン−2−イルメチルの合成
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【0891】
工程1
((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)カルバミン酸 4−ニトロフェニルの合成
実施例5−1−254の工程3で得られた(6S,7aS)−6−アミノ−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)テトラヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−1,3(2H)−ジオン(30 mg)をTHF(2 mL)に溶解させ,炭酸ビス(4−ニトロフェニル)(13 mg)のTHF溶液(1.0 mL)を加え,25℃で30分撹拌した。反応液を減圧濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し目的物(24 mg)を得た。
【0892】
工程2
((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)カルバミン酸フラン−2−イルメチルの合成
工程1で得られた((6S,7aS)−2−(2−(5−アミノ−1−(4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−1H−インドール−6−イル)−1,3−ジオキソヘキサヒドロ−1H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−6−イル)カルバミン酸 4−ニトロフェニル(24 mg)をTHFに溶解させ,フラン−2−イルメタノール(0.013 mL)とトリエチルアミン(0.008 mL)を加え,70℃で4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後,得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し目的物(6.3 mg)を得た。
【0893】
下表に示す化合物は,表中のエナミン,ヒドラジン及び工程4で用いる塩化物試薬をそれぞれ用いることにより得ることができた。
【0894】
下表に示す化合物は対応するエナミンとヒドラジンなどをそれぞれ用いることにより得ることができた。
【0895】
(対応するエナミン、ヒドラジン及び塩化物試薬)
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【0896】
(合成した化合物)
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【0897】
上記一般的合成法の記載および/または実施例の合成方法により、実施例番号5における化合物(実施例番号(5−1−001)〜(5−1−577))を合成したが、これら実施例番号5における化合物の一覧を下記に示す。
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【0898】
薬理学的試験例
1. Yes1のエンザイムの阻害活性
Yes1阻害活性は、baculovirus発現系で調製したヒトYes1エンザイムを用い、ビオチン化ペプチド(EGPWLEEEEEAYGWMDF)のリン酸化反応の阻害活性により測定した。リン酸化ビオチン化ペプチドの検出は、ユーロピウムクリプテートを結合させた抗リン酸化チロシン抗体およびアロフィコシアニンの誘導体であるXL665を結合させたストレプトアビジンを用いた時間分解蛍光測定法で行い、被検物質を含まない対照群に対する阻害率より50%阻害濃度(IC50値)を算出した。
【0899】
2.Srcのエンザイムの阻害活性
Src阻害活性は、ヒトSrcエンザイム(カルナバイオサイエンス社製 cat 08−173)を用い、ビオチン化ペプチド(EGPWLEEEEEAYGWMDF)のリン酸化反応の阻害活性により測定した。リン酸化ビオチン化ペプチドの検出は、ユーロピウムクリプテートを結合させた抗リン酸化チロシン抗体およびアロフィコシアニンの誘導体であるXL665を結合させたストレプトアビジンを用いた時間分解蛍光測定法で行い、被検物質を含まない対照群に対する阻害率より50%阻害濃度(IC50値)を算出した。
【0900】
3.Lckのエンザイムの阻害活性
Lck阻害活性は、ヒトLckエンザイム(カルナバイオサイエンス社 cat 08−170)を用い、ビオチン化ペプチド(EGPWLEEEEEAYGWMDF)のリン酸化反応の阻害活性により測定した。リン酸化ビオチン化ペプチドの検出は、ユーロピウムクリプテートを結合させた抗リン酸化チロシン抗体およびアロフィコシアニンの誘導体であるXL665を結合させたストレプトアビジンを用いた時間分解蛍光測定法で行い、被検物質を含まない対照群に対する阻害率より50%阻害濃度(IC50値)を算出した。
以下に、これらの結果を示す。
【0901】
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【0902】
実施例番号5における化合物についても、上記と同様にして、薬理学的試験(Yes1のエンザイムの阻害活性の測定、Srcのエンザイムの阻害活性の測定、Lckのエンザイムの阻害活性の測定)を実施した。以下に、その結果を示す。
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【産業上の利用可能性】
【0903】
本発明により、Srcファミリーキナーゼ阻害作用を有する化合物が提供される。また、本発明によりがんの予防および/または治療のための医薬が提供される。