(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0024】
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係るガイダンスシステム1について、
図1〜
図30を参照しながら説明する。
【0025】
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係るガイダンスシステムの概略を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係るガイダンスシステムの全体構成を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係るガイダンスシステムにおける各構成間の通信の概略を示す図である。
本実施形態におけるガイダンスシステム1は、複数の観光スポットを有する観光エリアにおいて、利用者による当該観光エリアの利用状況を分析するとともに、当該利用状況に基づいて、当該観光エリア内の交通流が円滑となるように利用者を案内するためのシステムである。なお、本実施形態において、「利用者による観光エリアの利用状況」とは、各利用者が観光エリア内の観光スポットを訪れた日時及び滞在時間、観光スポットを回遊する経路及び所要時間等の情報を示す。また、「利用者を案内する」とは、観光エリアを訪れる利用者に対して当該観光エリア内で推奨する観光スポット、推奨する経路、当該観光エリア内において受けられるサービス等を紹介するガイダンス情報を提示することにより、利用者の目的地、経路又は行動を誘導することを示す。
なお、本実施形態において、観光スポットとは、例えば、社寺、城等の歴史的建造物、飲食店、大型商業施設、又は、テーマパーク等であって、利用者が利用(観光)の対象とする観光スポットである。また、観光エリアとは、多くの観光スポットを有する特定の区域であって、例えば、市町村区に相当する。
また、本実施形態において、観光エリア内の観光スポット、駐車場、駅又はバス停留所等の交通結節点等、利用者が観光エリア内を回遊する際に滞在し又は立ち寄る地点であって、次の観光スポット等へ移動する際の分岐点となる地点をノードと表記して説明し、各ノード間を接続する経路をリンクと表記して説明する。
【0026】
図1に示すように、各ノードにはステーション200が設置される。ステーション200は、各ノードを利用する利用者Xが、当該ノードにおいて通過又は到達することが想定される地点であって、例えば駅の出入口近傍や観光スポットの道路脇等の所定ポイントに設置される。
ステーション200は、所定ポイントから一定の範囲内である通信領域R1において狭域通信を行うビーコンステーション210(狭域通信装置)を有する。ビーコンステーション210は、所定ポイントに存在する街灯や店舗等の建造物上に取り付けられる。
【0027】
また、
図2及び
図3に示すように、ステーション200は、ビーコンステーション210Aのみを有する簡易ステーション200Aと、ビーコンステーション210B及びメッセージステーション220(広域通信装置)を有する情報ステーション200Bと、ビーコンステーション210C及びガイダンスステーション230(広域通信装置)を有する表示付ステーション200Cとを有する。
簡易ステーション200Aは、簡易ステーション200Aが設置された所定ポイントを特定可能な情報(ステーションID)及び現在日時を送信するためのステーションである。
情報ステーション200Bは、ステーションID及び現在日時を送信するとともに、当該情報ステーション200Bを訪れた利用者Xによる観光エリアの利用状況を収集し、当該利用状況を広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に送信するためのステーションである。また、情報ステーション200Bは、当該情報ステーション200Bが設置された所定ポイントに対応するガイダンス情報を利用者Xに提供する。
表示付ステーション200Cは、ステーションID及び現在日時を送信するとともに、当該表示付ステーション200Cを訪れた利用者Xによる観光エリアの利用状況を収集し、当該利用状況を広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に送信するためのステーションである。また、表示付ステーション200Cは、当該表示付ステーション200Cが設置された所定ポイントに対応するガイダンス情報をインターネット等の広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10から取得して、利用者Xに提供する。
ガイダンスサーバ10、簡易ステーション200A、情報ステーション200B及び表示付ステーション200Cの具体的な機能構成については後述する。
【0028】
図1に示すように、利用者Xは、ビーコンプローバ100(携帯通信装置)と、利用者Xが所有するモバイル端末110とを携帯する。利用者Xは、徒歩、自転車や自動車等の車両、路線バスや鉄道等の公共交通機関等の移動手段を用いて観光エリア内の各ノードを回遊する。
【0029】
ビーコンプローバ100は、ビーコンステーション210と狭域通信を行う装置であって、ビーコンプローバ100を携帯する利用者Xによる観光エリアの利用状況を記録した移動履歴情報を記録するための装置である。移動履歴情報は、ビーコンプローバ100を携帯する利用者Xが到達したビーコンステーション210を特定するステーションIDと、当該ビーコンステーション210に到達した時刻と、当該ビーコンステーション210を退出した時刻とを記録した情報である。なお、ビーコンプローバ100には、利用者Xの各時間における位置情報(緯度及び経度)のような詳細な個人情報は記録されない。また、ビーコンプローバ100には、利用者Xを特定する情報は記録されていない。
ビーコンプローバ100を携帯する利用者Xがビーコンステーション210の通信領域R1の範囲内に進入すると、ビーコンステーション210は、ステーションID及び現在日時等をビーコンプローバ100に送信することによって、ビーコンプローバ100に記録された移動履歴情報を更新する。
また、ビーコンプローバ100は、例えば、観光エリア内で利用者Xが最初に到達したノード(起点ノード)で貸与され、当該観光エリア内で利用者Xが最後に到達したノード(終点ノード)で回収される。起点ノードは、例えば観光エリア外から観光エリアに移動してくる際に当該観光エリア内で最初に訪れる駅や停留所等を含むノードである。終点ノードは、例えば観光エリアから観光エリア外へ移動する際に当該観光エリア内で最後に訪れる駅や停留所等を含むノードである。
なお、ビーコンプローバ100は、レンタサイクルサービスで貸与される自転車や、レンタカーサービスで貸与される自動車等に取り付けられていてもよい。この場合、起点ノードは自転車等が貸与される場所を含むノードであり、終点ノードは自転車等を返却する場所を含むノードである。
【0030】
モバイル端末110は、GNSS機器を使用した位置情報記録機能、映像や音楽等の視聴機能、無線通信や第三世代移動通信システム等による広域通信網を介したデータ通信機能、データ通信を介してデータの照会及び表示を行うブラウザ機能、Webサービスを使用したSNS(Social Networking Service)機能等を有する多機能端末である。モバイル端末110は、例えば、利用者Xが所有する携帯電話、スマートフォン、又はタブレット型端末である。また、モバイル端末110には、利用者Xの氏名、住所、電話番号、ユーザID、GNSS機器が記録した各時間における位置情報等の個人情報が記録されている。
【0031】
図2に示すように、本実施形態におけるガイダンスシステム1には、複数の利用者X(Xa、Xb、Xc・・・)が存在する。各利用者X(Xa、Xb、Xc・・・)はそれぞれビーコンプローバ100(100a、100b、100c・・・)と、モバイル端末110(110a、110b、110c・・・)とを携帯する。
利用者Xが携帯するビーコンプローバ100は、各ステーション200(簡易ステーション200A、情報ステーション200B及び表示付ステーション200C)の有するビーコンステーション210(210A、210B及び210C)と狭域通信を行う。
ビーコンプローバ100及びモバイル端末110の具体的な機能構成については後述する。
【0032】
また、
図3に示すように、ガイダンスシステム1は、運用支援サーバ20及びSNSサブシステムサーバ30を有している。
運用支援サーバ20は、例えばFacebook(登録商標)等のSNSに投稿されたテキストや画像等が記録されているSNSサブシステムサーバから、各ノードの所定ポイントに対応する情報を広域通信網Iを介して取得して、取得した情報を広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10へ送信する。
ガイダンスサーバ10は、運用支援サーバ20から広域通信網Iを介して送信された情報に基づいて、ガイダンス情報を生成する。本実施形態において、ガイダンス情報は、推奨するノードの情報、推奨するノードへの経路を示すリンクの情報、観光エリア内で受けられるサービス等の情報を一つ以上含む。また、ガイダンス情報は、例えば、Webページ、画像、映像、音声等の形式で利用者Xに提示される。
【0033】
(ステーションの機能構成)
次に、本実施形態に係るステーション200の機能構成について、
図4〜8を参照して説明する。
【0034】
図4は第1の実施形態に係る簡易ステーションの機能構成を示す図である。
図4に示すように、簡易ステーション200Aはビーコンステーション210Aを備える。また、ビーコンステーション210Aは、狭域通信I/F211と、制御部213と、記録部214と、電波時計217と、電源部218とを備える。
【0035】
狭域通信I/F211は、簡易ステーション200Aが設置された所定ポイントから一定の範囲内である通信領域R1に入ったビーコンプローバ100と狭域通信を行う。本実施形態では、例えばWi−SUN(Wireless Smart Utility Network)等の無線通信規格を使用して通信を行う例について説明する。しかしながら、他の実施形態においては、所定ポイントから一定の範囲内(例えば、所定ポイントを中心とした、半径数メートル〜数キロメートルのエリア内)で狭域通信を行うことが可能であれば、Wi−Fi等、他の無線通信規格を使用してもよく、電線や光ファイバーを介した有線通信規格を使用してもよい。また、DSRC(Dedicated Short Range Communication)方式を使用しても良い。
【0036】
記録部214には、各ビーコンステーション210が設けられているステーション200が、簡易ステーション200A、情報ステーション200B、又は表示付ステーション200Cの何れのステーションであるかを示すステーション属性が記録されている。また、記録部214には、各ステーション200が設置された所定ポイントを特定可能なステーションIDが記録されている。
【0037】
電波時計217は、日付及び時刻の情報を含む標準電波を受信して誤差を自動修正することにより、正確な日付及び時刻を出力する。このため、異なるノード又は観光エリアに設置された複数のステーション200(簡易ステーション200A及び後述の情報ステーション200B及び表示付ステーション200Cを含む)において、同一の日付及び時刻の情報を含む標準電波を受信する場合は、各ステーション200のビーコンステーション210が有する電波時計217は、同一の日付及び時刻を出力する。
【0038】
電源部218は、ビーコンステーション210Aを動作させるための電力を供給する。電源部218は、本実施形態においては、ソーラパネル(図示せず)及び二次電池(図示せず)により構成されている。電源部218は、ソーラパネルが太陽光を受光して発電した電力を二次電池に蓄電し、二次電池に蓄電された電力をビーコンステーション210Aに供給する。なお、電源部218は、ビーコンステーション210Aに電力を供給可能であればどのような構成であってもよく、例えば電力会社から送電される電力を電線等を介して受電する構成であってもよい。
【0039】
制御部213は、ビーコンステーション210Aの各機能を制御する。制御部213は、同報波送信部213aを有する。
図8は第1の実施形態に係るビーコンステーションの機能を説明する図である。
同報波送信部213aは、記録部214に記録されたステーション属性及びステーションIDと、電波時計217から出力された現在日時とを含む同報波W1を生成する。また、同報波送信部213aは、
図8(a)に示すように、一定時間Δtが経過すると狭域通信I/F211に対して同報波W1の送信指示を行う処理を繰り返す。同報波送信部213aは、例えば、一定時間Δtを5秒に設定する。
ビーコンステーション210Aは、このように同報波W1を定期的に送信し、同報波W1をもってビーコンプローバ100に記録された移動履歴情報を更新する。
【0040】
図5は第1の実施形態に係る情報ステーションの機能構成を示す図である。
図5に示すように、情報ステーション200Bは、ビーコンステーション210Bと、通信ケーブル等によりビーコンステーション210Bと有線接続されたメッセージステーション220とを備える。
【0041】
ビーコンステーション210Bは、簡易ステーション200Aのビーコンステーション210Aと同様に、狭域通信I/F211と、制御部213と、記録部214と、電波時計217と、電源部218とを備える。また、ビーコンステーション210Bは、有線通信I/F212を更に備える。
即ち、ビーコンステーション210Bは、簡易ステーション200Aのビーコンステーション210Aと同様に、狭域通信I/F211の通信領域R1に入ったビーコンプローバ100に対し、ステーション属性、ステーションID及び現在日時を含む同報波W1を定期的に送信し、同報波W1をもってビーコンプローバ100に記録された移動履歴情報を更新する。
以下、簡易ステーション200Aのビーコンステーション210Aと異なる構成についてのみ説明する。
【0042】
有線通信I/F212は、メッセージステーション220へ情報を送信し、また、メッセージステーション220から送信された情報を受信する。
【0043】
記録部214は、情報ステーション200Bのステーション属性とステーションIDとに加え、情報ステーション200Bが設置されている所定ポイントに対応するインデックス情報が記録されている。
インデックス情報は、例えば、ガイダンス情報を含むWebページにアクセスするためのURLである。また、インデックス情報は、緊急避難メッセージ等のテキスト情報、連絡先を示す電話番号等の数値情報、写真等であってもよい。
また、記録部214には、ビーコンステーション210Bが狭域通信I/F211又は有線通信I/F212を介して送受信する各情報が記録される。
【0044】
制御部213は、同報波送信部213aと、特定波送信部213bと、応答波受信部213cと、プローバ情報送信部213dとを有する。
同報波送信部213aの機能構成は、簡易ステーション200Aのビーコンステーション210Aと同様である。ビーコンプローバ100は、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bより同報波W1を受信すると、応答波を送信する。なお、ビーコンプローバ100が送信する応答波の詳細については後述する。
【0045】
応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から送信された応答波を受信する。応答波には各ビーコンプローバのプローバ情報が含まれている。なお、プローバ情報には、ビーコンプローバ100を特定する情報(プローバID)と、ビーコンプローバ100に記録された移動履歴情報とが含まれる。応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から受信したプローバ情報を記録部214に記録するとともに、プローバ情報送信部213dに応答波を受信したことを通知する。
【0046】
特定波送信部213bは、応答波受信部213cがビーコンプローバ100から応答波を受信すると、記録部214に記録されたステーション属性及びステーションIDと、インデックス情報とを含む特定波W2を生成する。また、特定波送信部213bは、狭域通信I/F211に対して特定波W2の送信指示を行う。なお、狭域通信I/F211は、同報波W1の送信と特定波W2とが重なる場合には、同報波W1を優先して送信する。このため、狭域通信I/F211は、
図8(b)に示すように、同報波W1が送信されていない期間に特定波W2を送信する。
【0047】
プローバ情報送信部213dは、応答波受信部213cから応答波を受信したことを通知されると、記録部214に記録されたプローバ情報を読み出すとともに、有線通信I/F212に対して当該プローバ情報の送信指示を行う。有線通信I/F212は、プローバ情報の送信指示を受けて、当該プローバ情報をメッセージステーション220へ送信する。
なお、本実施形態のプローバ情報送信部213dは、応答波受信部213cから応答波を受信したことを通知されると、都度、プローバ情報の送信指示を行うが、これに限られることはない。他の実施形態においては、プローバ情報送信部213dは、予め定められたタイミング(例えば1時間おき)で、記録部214に記録された複数のプローバ情報の送信指示を行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、応答波受信部213cとプローバ情報送信部213dとが記録部214を介してプローバ情報の受け渡しをする例について説明するが、これに限られることはない。他の実施形態においては、応答波受信部213cは、プローバ情報を記録部214に記録せず、直接プローバ情報送信部213dに送信してもよい。
【0048】
メッセージステーション220は、
図5に示すように、有線通信I/F221と、広域通信I/F222と、制御部223と、記録部224とを有する。
【0049】
有線通信I/F221は、ビーコンステーション210Bへ情報を送信し、また、ビーコンステーション210Bから送信された情報を受信する。
【0050】
広域通信I/F222は、広域通信網Iを介して情報の送受信を行う。ここで、広域通信網Iとは、インターネット、データ通信端末(携帯電話等)の基地局通信等を用いて遠隔地に存在する各種機器間を接続する有線又は無線通信網を指す。メッセージステーション220は、広域通信網I及び広域通信I/F222を介してガイダンスサーバ10と通信を行う。
【0051】
制御部223は、プローバ情報受信部223aと、プローバ情報送信部223bとを有する。
プローバ情報受信部223aは、ビーコンステーション210Bが送信したプローバ情報を、有線通信I/F221を介して受信する。プローバ情報受信部223aは、受信したプローバ情報に含まれるプローバIDと移動履歴情報とを対応づけて記録部224に記録する。また、プローバ情報受信部223aは、プローバ情報を受信すると、プローバ情報送信部223bに通知を行う。
【0052】
プローバ情報送信部223bは、プローバ情報受信部223aからプローバ情報を受信したことを通知されると、記録部224に記録されたプローバIDと、当該プローバIDに対応づけられた移動履歴情報とを読み出す。プローバ情報送信部223bは、広域通信I/F222に対して読み出したプローバID及び移動履歴情報の送信指示を行う。広域通信I/F222は、プローバ情報送信部223bからの送信指示を受けて、プローバID及び移動履歴情報を広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10へ送信する。
なお、本実施形態のプローバ情報送信部223bは、プローバ情報受信部223aからプローバ情報を受信したことを通知されると、都度、広域通信I/F222に対してプローバID及び移動履歴情報の送信指示を行うが、これに限られることはない。他の実施形態においては、プローバ情報送信部223bが予め定められたタイミング(例えば1時間おき)で、記録部224に記録された複数のプローバIDと、各プローバIDに対応づけられた移動履歴情報とを読み出すとともに、広域通信I/F222に対して複数のプローバID及び移動履歴情報の送信指示を行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、プローバ情報受信部223aとプローバ情報送信部223bとが記録部224を介してプローバID及び移動履歴情報を受け渡す例について説明するが、これに限られることはない。他の実施形態においては、プローバ情報受信部223aは、プローバID及び移動履歴情報を記録部224に記録せず、直接プローバ情報送信部223bに送信してもよい。
【0053】
記録部224には、メッセージステーション220が有線通信I/F221又は広域通信I/F222を介して送受信する各情報が記録される。また、記録部224には、ビーコンステーション210Bの記録部214に記録されているステーション属性及びステーションIDと同一のステーション属性及びステーションIDが記録されている。
【0054】
図6は第1の実施形態に係る表示付ステーションの外観を説明する図である。
図7は第1の実施形態に係る表示付ステーションの機能構成を示す図である。
図6及び
図7に示すように、表示付ステーション200Cは、ビーコンステーション210Cと、通信ケーブル等によりビーコンステーション210Cと有線接続されたガイダンスステーション230とを備える。
【0055】
図7に示すように、ビーコンステーション210Cは、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bと同様に、狭域通信I/F211と、有線通信I/F212と、制御部213と、記録部214と、電波時計217と、電源部218とを備える。
即ち、ビーコンステーション210Cは、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bと同様に、狭域通信I/F211の通信領域R1に入ったビーコンプローバ100に対し、ステーション属性、ステーションID及び現在日時を含む同報波W1を定期的に送信し、同報波W1をもってビーコンプローバ100に記録された移動履歴情報を更新する。
【0056】
図6に示すように、ガイダンスステーション230は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等である表示部235aと、表示部235aと一体に形成されたタッチセンサである操作部235bとを有するユーザインターフェース部235を備える。利用者Xは、表示部235aに表示されたガイダンス情報を視認しながら操作部235bを通じて各種操作を行う。
また、
図7に示すように、ガイダンスステーション230は、有線通信I/F231と、広域通信I/F232と、制御部233と、記録部234と、人感センサ236とを備える。
【0057】
有線通信I/F231は、ビーコンステーション210Cへ情報を送信し、また、ビーコンステーション210Cから送信された情報を受信する。
【0058】
広域通信I/F232は、インターネット等の広域通信網Iを介して情報の送受信を行う。ガイダンスステーション230は、広域通信網I及び広域通信I/F232を介してガイダンスサーバ10と通信を行う。
【0059】
記録部234には、ガイダンスステーション230が有線通信I/F231又は広域通信I/F232を介して送受信する各情報が記録される。また、記録部234には、ビーコンステーション210Cの記録部214に記録されているステーション属性及びステーションIDと同一のステーション属性及びステーションIDが記録されている。
【0060】
制御部233は、プローバ情報受信部233aと、プローバ情報送信部233bと、ガイダンス情報取得部233cとを有する。
プローバ情報受信部233aは、ビーコンステーション210Cが送信したプローバ情報を、有線通信I/F231を介して受信する。プローバ情報受信部233aは、受信したプローバ情報を記録部234に記録する。また、プローバ情報受信部233aは、プローバ情報を受信すると、プローバ情報送信部233b及びガイダンス情報取得部233cに通知を行う。
【0061】
プローバ情報送信部233bは、プローバ情報受信部233aからプローバ情報を受信したことを通知されると、記録部234に記録されたプローバIDと、当該プローバIDに対応づけられた移動履歴情報とを読み出す。プローバ情報送信部233bは、広域通信I/F232に対して読み出したプローバID及び移動履歴情報の送信指示を行う。広域通信I/F232は、プローバ情報送信部233bからの送信指示を受けて、プローバID及び移動履歴情報を広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10へ送信する。
なお、本実施形態のプローバ情報送信部233bは、プローバ情報受信部233aからプローバ情報を受信したことを通知されると、都度、広域通信I/F232に対してプローバID及び移動履歴情報の送信指示を行うが、これに限られることはない。他の実施形態においては、プローバ情報送信部233bが予め定められたタイミング(例えば1時間おき)で、記録部234に記録された複数のプローバIDと、各プローバIDに対応づけられた移動履歴情報とを読み出すとともに、広域通信I/F232に対して複数のプローバID及び移動履歴情報の送信指示を行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、プローバ情報受信部233aとプローバ情報送信部233bとが記録部234を介してプローバID及び移動履歴情報を受け渡す例について説明するが、これに限られることはない。他の実施形態においては、プローバ情報受信部233aは、プローバID及び移動履歴情報を記録部234に記録せず、直接プローバ情報送信部233bに送信してもよい。
【0062】
ガイダンス情報取得部233cは、プローバ情報受信部233aからプローバ情報を受信したことを通知されると、記録部234に記録されたプローバIDと、表示付ステーション200CのステーションIDとを読み出すとともに、広域通信I/F232が広域通信網Iを介して、ガイダンスサーバ10に対して当該プローバID及びステーションIDに基づくガイダンス情報を要求する。
ガイダンス情報取得部233cは、ガイダンスサーバ10から広域通信I/F232及び広域通信網Iを介してガイダンス情報を受信すると、当該ガイダンス情報を表示部235aに表示させる。
また、ガイダンス情報取得部233cは、操作部235bで受け付けた利用者Xの操作に基づいて、ガイダンスサーバ10へ更に別のガイダンス情報を要求してもよい。
【0063】
人感センサ236は、表示付ステーション200Cの所定距離範囲内に利用者Xが近付いた際に、当該利用者Xの存在を検知して、検知信号を出力する。本実施形態に係るガイダンス情報取得部233cは、人感センサ236からの検知信号をトリガとして、表示部235aの点灯及びガイダンス情報の表示を行う。このようにすることで、表示付ステーション200Cの待機中の省電力化を図ることができる。
なお、他の実施形態においては、人感センサ236を設けずに、プローバ情報受信部233aからプローバ情報を受信した際に通知を受けるようにしてもよい。そして、プローバ情報受信部233aからの通知をトリガとして、表示部235aの点灯やガイダンス情報の表示を行うようにしてもよい。
【0064】
(ビーコンプローバの機能構成)
次に、ビーコンプローバ100の機能構成を
図9を参照して説明する。
図9は第1の実施形態に係るビーコンプローバの機能構成を示す図である。
図9に示すように、ビーコンプローバ100は、狭域通信I/F101と、Bluetooth(登録商標、以下省略)通信I/F102と、制御部103と、記録部104と、電源部108とを備える。
狭域通信I/F101は、ビーコンステーション210とビーコンプローバ100との間で狭域通信を行う。
【0065】
Bluetooth通信I/F102は、所定の範囲内において利用者Xが携帯するモバイル端末110とBluetoothを使用した通信(携帯端末間通信、以下の説明ではBluetooth通信と称する)を行う。ここで、所定の範囲は、利用者Xがビーコンプローバ100とモバイル端末110とを離した状態(例えば、ビーコンプローバ100が利用者Xの使用する自転車に取り付けられ、モバイル端末110が利用者Xの鞄に入れられている状態)で携帯している際に、Bluetooth通信が行える範囲に設定されている。所定の範囲は、例えば、約10mの範囲に設定されている。
なお、他の実施形態においては、モバイル端末110とビーコンプローバ100とはWi−Fi等、他の通信規格を用いて通信を行ってもよい。また、Bluetooth通信I/F102を設けずに、狭域通信I/F101を介してモバイル端末110とビーコンプローバ100との間で通信を行うようにしてもよい。
【0066】
記録部104には、各ビーコンプローバ100を特定可能なプローバIDが記録されている。また、記録部104には、利用者Xが観光エリア内における移動経路の履歴を示す移動履歴情報が記録されている。
【0067】
電源部108は、ビーコンプローバ100を動作させるための電力を供給する二次電池である。
【0068】
制御部103は、同報波受信部103aと、特定波受信部103bと、応答波送信部103cと、インデックス情報送信部103dとを有する。
【0069】
同報波受信部103aは、狭域通信I/F101を介してビーコンステーション210から送信された同報波W1を受信すると、当該同報波W1に含まれるステーション属性を参照し、応答波の送信要否を判断する。同報波受信部103aは、同報波W1に含まれるステーション属性が応答波の送信を求めるステーションである場合、つまり、情報ステーション200B又は表示付ステーション200Cであった場合、応答波送信部103cに応答波の送信指示を行う。一方、同報波受信部103aは、同報波W1に含まれるステーション属性が応答波の送信を求めないステーションである場合、つまり、簡易ステーション200Aであった場合、応答波送信部103cに応答波の送信指示を行わない。
また、同報波受信部103aは、同報波W1に含まれるステーションIDと、現在日時とを取得するとともに、記録部104に記録された移動履歴情報にこれらの情報を追加して更新する。
【0070】
特定波受信部103bは、狭域通信I/F101を介してビーコンステーション210から送信された特定波W2を受信すると、特定波W2に含まれるインデックス情報を取得して記録部104に記録する。また、特定波受信部103bは、インデックス情報を取得したことをインデックス情報送信部103dに通知する。
なお、特定波受信部103bは、取得したインデックス情報を記録部104に記録せず、インデックス情報送信部103dに直接送信するようにしてもよい。
【0071】
応答波送信部103cは、同報波受信部103aから応答波の送信指示を受信した場合、記録部104に記録されたプローバIDと、移動履歴情報とを含む応答波を生成する。また、応答波送信部103cは、生成した応答波を狭域通信I/F101を介してビーコンステーション210に送信する。
【0072】
インデックス情報送信部103dは、特定波受信部103bからインデックス情報を取得したことを通知された場合、記録部104からインデックス情報を読み出して、当該インデックス情報をBluetooth通信I/F102を介してモバイル端末110に送信する。
【0073】
(モバイル端末の機能構成)
次に、モバイル端末110の機能構成を
図10を参照して説明する。
図10は第1の実施形態に係るモバイル端末の機能構成を示す図である。
図10に示すように、モバイル端末110は、Bluetooth通信I/F111と、広域通信I/F112と、制御部113と、記録部114と、ユーザインターフェース部115と、電源部118とを備える。
【0074】
Bluetooth通信I/F111は、所定の範囲内において利用者Xが携帯するビーコンプローバ100とBluetooth通信を行う。なお、他の実施形態においては、モバイル端末110とビーコンプローバ100とはWi−Fi等、他の通信規格を用いて通信を行ってもよい。また、モバイル端末110は、Bluetooth通信I/F111の代わりに、ビーコンプローバ100とビーコンステーション210との狭域通信で使用している通信規格に対応した狭域通信I/Fを備えていてもよい。
【0075】
広域通信I/F112は、例えばWi−Fiや第三世代移動通信システム(4G)等の通信規格を使用することにより、広域通信網Iを介して情報の送受信を行う。モバイル端末110は、広域通信網I及び広域通信I/F112を介してガイダンスサーバ10と通信を行う。
【0076】
ユーザインターフェース部115は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等である表示部115aと、表示部115aと一体に形成されたタッチセンサ又はモバイル端末110に設けられた操作部115bとを有する。利用者Xは、表示部115aに表示されたガイダンス情報を視認しながら操作部115bを通じて各種操作を行う。
【0077】
電源部118は、モバイル端末110を動作させるための電力を供給する二次電池である。
【0078】
制御部113は、インデックス情報受信部113aと、ガイダンス情報取得部113bと、Bluetooth状態監視部113cとを有する。
【0079】
インデックス情報受信部113aは、ビーコンプローバ100から送信されたインデックス情報をBluetooth通信I/F111を介して受信する。インデックス情報受信部113aは、受信したインデックス情報を記録部114に記録する。
また、インデックス情報受信部113aは、インデックス情報の内容を解析し、インデックス情報に含まれている情報が緊急避難メッセージ等のテキスト情報や写真等の画像情報であれば表示部115aへ表示し、URLであればガイダンス情報取得部113bへ当該URLを取得したことを通知する等の処理を行う。
【0080】
ガイダンス情報取得部113bは、インデックス情報受信部113aからURLを取得したことを通知されると、記録部114からインデックス情報(URL)を取得するとともに、広域通信I/F112及び広域通信網Iを介して、ガイダンスサーバ10に対して当該インデックス情報に基づくガイダンス情報を要求する(データ照会を行う)。本実施形態においては、ガイダンス情報取得部113bは、インデックス情報に含まれるURLに対応するWebページ等のリソースをガイダンスサーバ10に要求する。
ガイダンス情報取得部113bは、ガイダンスサーバ10から広域通信I/F112及び広域通信網Iを介してガイダンス情報を受信すると、表示部115aに当該ガイダンス情報を表示させる。
また、ガイダンス情報には、更に別のインデックス情報が含まれていてもよい。ガイダンス情報取得部113bは、操作部115bで受け付けた利用者Xの操作に基づいて、ガイダンス情報に含まれるインデックス情報を取得し、当該インデックス情報に基づいてガイダンスサーバ10に更に別のガイダンス情報を要求してもよい。
【0081】
Bluetooth状態監視部113cは、Bluetooth通信I/F111を介してモバイル端末110とビーコンプローバ100との通信が継続しているかどうかを監視する。Bluetooth状態監視部113cは、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信が切断されたことを検出した場合、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信に異常が発生したことを示すBluetooth通信異常情報(通信異常情報)を表示部115aに表示させて利用者Xに通知する。なお、Bluetooth通信に異常が発生する状況としては、ビーコンプローバ100の盗難や紛失等により、ビーコンプローバ100がモバイル端末110とBluetooth通信可能な所定の範囲から離れた場合が考えられる。また、ビーコンプローバ100の電池切れや故障等により、ビーコンプローバ100がモバイル端末110とBluetooth通信ができなくなったことが考えられる。なお、Bluetooth状態監視部113cは、Bluetooth通信異常情報を表示部115aに表示させるとともに、音声を出力して利用者Xに通知してもよい。
更に、Bluetooth状態監視部113cは、Bluetooth通信異常情報を広域通信I/F112及び広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に通知してもよい。
【0082】
記録部114には、モバイル端末110がBluetooth通信I/F111又は広域通信I/F112を介して送受信する各情報が記録される。
【0083】
(ガイダンスサーバ、運用支援サーバ、SNSサブシステムサーバの機能構成)
次に、ガイダンスサーバ10、運用支援サーバ20、SNSサブシステムサーバ30の機能構成を
図11を参照して説明する。
図11は第1の実施形態に係るガイダンスサーバ、運用支援サーバ及びSNSサブシステムサーバの機能構成を示す図である。
【0084】
図11に示すように、ガイダンスサーバ10は、広域通信I/F11と、ガイダンス情報提供装置12と、交通流情報提供装置13と、記録部14とを備える。
広域通信I/F11は、インターネット等の広域通信網Iを介して情報の送受信を行う。ガイダンスサーバ10は、広域通信網I及び広域通信I/F11を介してモバイル端末110、メッセージステーション220及びガイダンスステーション230と通信を行う。
【0085】
記録部14には、観光エリア内のノードと、各ノード間を接続する経路であるリンクとが記録されている。また、記録部14には、各ノード及びリンクに対応づけられたガイダンス情報が記録されている。更に、記録部14には、ガイダンス情報の一部又は全てに対し、インデックス情報(URL)が対応づけられて記録されている。
また、記録部14には、交通流情報提供装置13が情報ステーション200B及び表示付ステーション200Cから受信したプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)が記録されている。交通流情報提供装置13が受信するプローバ情報の詳細については後述する。
【0086】
ガイダンス情報提供装置12は、ガイダンス情報提供部12aを有する。
ガイダンス情報提供部12aは、モバイル端末110からインデックス情報に基づくガイダンス情報を要求されると、当該インデックス情報に対応するガイダンス情報を記録部14から読み出して、モバイル端末110に送信可能なガイダンス情報を生成する。そして、ガイダンス情報提供部12aは、読み出したガイダンス情報を広域通信I/F11及び広域通信網Iを介してモバイル端末110に送信する。
【0087】
また、ガイダンス情報提供部12aは、表示付ステーション200Cのガイダンスステーション230からプローバID及びステーションIDに基づくガイダンス情報を要求されると、記録部14から当該ステーションIDに対応するガイダンス情報を読み出す。具体的には、ステーションIDで特定されるステーション200が設置されているノードから、リンクを通じてアクセス可能な複数の他のノードに関するガイダンス情報を記録部14から読み出す。更に、ガイダンス情報提供部12aは、記録部14からプローバIDに対応する移動履歴情報を読み出す。ガイダンス情報提供部12aは、記録部14から読み出したガイダンス情報のうち、記録部14から読み出した移動履歴情報に含まれていないノードに関するガイダンス情報のみを推奨ノードとして抽出し、推奨ノードに関するガイダンス情報を統合して一つのガイダンス情報として生成する。ガイダンス情報提供部12aは、広域通信I/F22及び広域通信網Iを介して、このように生成したガイダンス情報を、ガイダンス情報の要求を行った表示付ステーション200Cに送信する。これにより、表示付ステーション200Cは、当該表示付ステーション200Cが設置されているノードからアクセス可能なノードであって、利用者Xがまだ訪れていないノード(推奨ノード)に関するガイダンス情報を利用者Xに提示することができる。
【0088】
更に、ガイダンス情報提供部12aは、広域通信I/F11及び広域通信網Iを介して各ノードに対応する支援情報(後述)を運用支援サーバ20に要求する。ガイダンス情報提供部12aは、当該支援情報に基づいて各ノードに対応するガイダンス情報を更新し、記録部14に記録する。
また、ガイダンス情報提供部12aは、交通流情報提供装置13が記録部14に記録した各ノード及び各リンクの評価指数(後述)に基づいて、各ノードのガイダンス情報を更新し、記録部14に記録する。
ガイダンス情報提供部12aがモバイル端末110及び表示付ステーション200Cから要求されて生成するガイダンス情報には、このようにして更新されたガイダンス情報が含まれている。
【0089】
交通流情報提供装置13は、利用情報記録部13aと評価指数演算部13bとを有する。
利用情報記録部13aは、情報ステーション200B及び表示付ステーション200Cが各ビーコンプローバ100から収集したプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)を、広域通信I/F11及び広域通信網Iを介して受信する。利用情報記録部13aは、受信したプローバ情報に基づいて、ビーコンプローバ100を特定するプローバIDと、移動履歴情報に含まれるビーコンプローバ100を携帯する利用者Xが訪れたノードとその滞在時間(当該ノードに到達してから退出するまでの時間)及びノード間の移動に使用したリンクとその所要時間(前のノードを退出してから次のノードに到達するまでの時間)とを、観光エリアの利用情報として記録部14に記録する。
【0090】
評価指数演算部13bは、記録部14に記録された観光エリアの利用情報に基づいて、当該観光エリアを回遊する利用者Xの各ノードにおける滞在時間と、各リンクにおける所要時間とを集計する。
評価指数演算部13bは、各ノードに設定された標準滞在時間と、各ノードにおいて集計された滞在時間とに基づいて、各ノードの魅力度を演算する。標準滞在時間は、各ノードにおいて利用者Xが観光等のために滞在すると想定される時間である。具体的には、各ノードの年間を通じての平均滞在時間、曜日別の年間平均滞在時間(例えば月曜日の平均滞在時間)、曜日及び時間別の平均滞在時間(例えば月曜日の9時〜10時の平均滞在時間、過去数年間のデータにおける日別の平均滞在時間(例えば過去三年間のデータにおける1月1日の平均滞在時間)等である。標準滞在時間は、各ノードの面積、各ノードが有するサービス及び施設等、データの蓄積状況等に応じて、上記平均滞在時間の何れかが設定される。
また、魅力度は、各ノードに対して利用者Xが魅力を感じている(魅力度が高い)か魅力を感じていない(魅力度が低い)かを示すための評価指数である。例えば、各ノードに対する利用者Xの滞在時間が標準滞在時間よりも長い場合は利用者Xに対して魅力度が高いノードであることが示され、利用者Xの滞在時間が標準滞在時間よりも短い場合は利用者Xに対して魅力度が低いノードであることが示される。なお、本実施形態において、評価指数演算部13bが各ノードへの滞在時間に基づく魅力度を評価指数として演算する態様について説明するが、これに限られることはない。他の実施形態においては、評価指数演算部13bは、施設利用料金の割引の有無、期間(時間)限定の特典の有無等に基づく利便度を評価指数として更に演算してもよい。
また、評価指数演算部13bは、各リンクに設定された標準所要時間と、各リンクにおいて集計された所要時間とに基づいて、各リンクの混雑度を演算する。標準所要時間は、各リンクにおいて利用者Xが前のノードから次のノードまでの移動にかかると想定される時間であり、各リンクの距離や移動手段等に応じて設定される。また、混雑度は、各リンクに対して交通流が円滑である(混雑度が低い)か交通流が停滞している(混雑度が高い)かを示すための評価指数である。例えば、各リンクに対する利用者Xの所要時間が標準所要時間よりも長い場合は混雑度が高いリンクであることが示され、利用者Xの所要時間が標準所要時間よりも短い場合は混雑度が低いリンクであることが示される。なお、本実施形態において、評価指数演算部13bがリンクの所要時間に基づく混雑度を評価指数として演算する態様について説明するが、これに限られることは無い。他の実施形態においては、評価指数演算部13bは、リンク上に存在する有料道路上の利用料金の金額、リンク上に存在する道路の狭さ等に基づく不便度を評価指数として更に演算してもよい。
評価指数演算部13bは、各ノードの魅力度を各ノードの評価指数として記録部14に記録し、また、各リンクの混雑度を各リンクの評価指数として記録部14に記録する。
【0091】
運用支援サーバ20は、広域通信I/F21と、制御部23と、記録部24とを有する。
運用支援サーバ20は、広域通信I/F21及び広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10及びSNSサブシステムサーバ30と通信する。
【0092】
制御部23は、遠隔支援部23aと、運用支援部23bとを有する。遠隔支援部23a及び運用支援部23bは、観光エリア内の各ノードに対応する支援情報を収集する。
ここで、支援情報とは、観光エリア内の事業者のサービス情報や、観光エリアを訪れた利用者XがSNSに投稿した投稿情報等である。サービス情報とは、具体的には、サービスの内容、サービスの提供を受けられるノード、サービスを提供する事業者の住所、電話番号及び営業時間等の情報である。また、投稿情報とは、具体的には、SNSに投稿された写真、映像、コメント等のテキスト情報や、SNSに投稿された記事にアクセスするためのURLである。
【0093】
遠隔支援部23aは、広域通信I/F21及び広域通信網Iを介してSNSサブシステムサーバ30から、SNSに投稿された投稿情報のうち、観光エリア内の各ノードに関連する情報を取得する。例えば、遠隔支援部23aは、SNSサブシステムサーバ30から、各ノードの地名を含む投稿情報や、各ノード近傍の位置情報(緯度及び経度)を含む投稿情報を取得する。遠隔支援部23aは、SNSサブシステムサーバ30から取得した投稿情報を、支援情報として各ノードと対応付けて記録部24に記録する。
【0094】
運用支援部23bは、観光エリア内で受けられるサービスについての情報を登録又は更新し、記録部24に支援情報として記録する。具体的には、運用支援部23bは、サービスの内容、サービスを受けることのできるノード、当該事業者の住所、電話番号、営業時間等の情報を支援情報として記録部24に記録する。
【0095】
記録部24には、遠隔支援部23a及び運用支援部23bが記録した支援情報が各ノードに対応づけられて記憶されている。
【0096】
SNSサブシステムサーバ30は、広域通信I/F31及び広域通信網Iを介して運用支援サーバ20と通信する。
SNSサブシステムサーバ30は、例えばFacebook(登録商標)等の既存のSNSを運営するサーバである。
【0097】
(ガイダンスシステムの処理の流れ)
次に、ガイダンスシステム1の処理の流れについて、
図12〜
図23を参照して説明する。
図12は第1の実施形態に係るビーコンステーションの処理フローを示す図である。
図13は第1の実施形態に係るビーコンステーションの処理フローを示す図である。
以下、ビーコンステーション210の処理フローについて
図12〜13を参照して説明する。
【0098】
図12に示す処理フローは、簡易ステーション200Aのビーコンステーション210Aが行う処理の流れを示している。まず、ビーコンステーション210Aの同報波送信部213aは、記録部214に記録されたステーション属性と、ステーションIDと、電波時計217から出力された現在日時とに基づいて、同報波W1を生成をする(ステップS101)。
【0099】
また、同報波送信部213aは、狭域通信I/F211に生成した同報波W1の送信指示を行う。狭域通信I/F211は、同報波送信部213aの送信指示を受けて、狭域通信を介して同報波W1を送信する(ステップ102)。
【0100】
次に、同報波送信部213aは、同報波W1の送信指示を行ってから所定時間(例えば5秒)が経過したかどうかを判断する(ステップS103)。同報波送信部213aは、同報波W1の送信指示を行ってから所定時間が経過したと判断した場合(ステップS103:YES)、ステップS101に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、同報波送信部213aは、同報波W1の送信指示を行ってから所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS103:NO)、所定時間が経過するまで待機する。
【0101】
図13に示す処理フローは、情報ステーション200Bのビーコンステーション210B及び表示付ステーション200Cのビーコンステーション210Cが行う処理の流れを示している。以下、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bを例に説明するが、表示付ステーション200Cのビーコンステーション210Cでも同様の処理が行われる。
【0102】
まず、ビーコンステーション210Bの同報波送信部213aは、記録部214に記録されたステーション属性と、ステーションIDと、電波時計217から出力された現在日時とに基づいて、同報波W1を生成する(ステップS201)。
【0103】
また、同報波送信部213aは、狭域通信I/F211に生成した同報波W1の送信要求を行う。狭域通信I/F211は、同報波送信部213aの送信要求を受けて、狭域通信を介して同報波W1を送信する(ステップS202)。
【0104】
次に、応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から応答波を受信したかどうかを判断する(ステップS203)。応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から応答波を受信した場合(ステップS203:YES)、当該応答波に含まれるプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)を記録部214に記録するとともに、プローバ情報送信部213dに応答波を受信したことを通知する。一方、応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から応答波を受信していないと判断した場合(ステップS203:NO)、ビーコンステーション210Bの通信領域内にビーコンプローバ100が存在していないと判断し、ステップS207に進む。
【0105】
次に、プローバ情報送信部213dは、応答波受信部213cから応答波を受信したことを通知されると、記録部214に記録されたプローバ情報を読み出して、有線通信I/F212に対して当該プローバ情報の送信指示を行う。有線通信I/F212は、プローバ情報送信部213dから送信指示受けて、有線通信を介してメッセージステーション220に当該プローバ情報を送信する(ステップS204)。
【0106】
次に、特定波送信部213bは、記録部214に記録されたステーション属性と、ステーションIDと、インデックス情報とを含む特定波W2を生成する(ステップS205)。
【0107】
また、特定波送信部213bは、狭域通信I/F211に生成した特定波の送信指示を行う。狭域通信I/F211は、特定波送信部213bから送信指示を受けて、狭域通信を介してビーコンプローバ100に当該特定波を送信する(ステップS206)。
【0108】
次に、同報波送信部213aは、同報波W1の送信要求を行ってから所定時間(例えば5秒)が経過したかどうかを判断する(ステップS207)。同報波送信部213aは、同報波W1の送信要求を行ってから所定時間が経過したと判断した場合(ステップS207:YES)、ステップS201に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、同報波送信部213aは、同報波W1の送信要求を行ってから所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS207:NO)、所定時間が経過するまで待機する。
【0109】
図14は第1の実施形態に係るビーコンプローバの処理フローを示す図である。
図15は第1の実施形態に係るビーコンプローバ及びビーコンステーションの機能を説明する図である。
図16は第1の実施形態に係る移動履歴情報を示す図である。
以下、ビーコンプローバ100の処理フローについて
図14〜16を参照して説明する。
【0110】
図14に示す処理フローは、利用者Xがビーコンプローバ100を携帯しながら観光エリア内を回遊する段階において、ビーコンプローバ100が行う処理の流れを示している。
まず、ビーコンプローバ100の同報波受信部103aは、ビーコンステーション210から送信される同報波W1を受信したかどうかを判断する(ステップS301)。同報波受信部103aは、同報波W1を受信した場合(ステップS301:YES)、次のステップS302に進む。一方、同報波受信部103aは、同報波W1を受信していない場合(ステップS301:NO)、同報波W1を受信するまで待機する。
【0111】
次に、同報波受信部103aは、受信した同報波W1に含まれるステーションIDを参照し、当該ステーションが前回同報波W1を送信したステーションと同一であるかどうかを判断する(ステップS302)。同報波受信部103aは、受信した同報波W1に含まれるステーションIDが前回受信した同報波W1に含まれるステーションIDと異なると判断した場合(ステップS302:YES)、利用者Xが前回同報波W1を送信したステーションとは異なるステーションに到達したと判断して、次のステップS303に進む。一方、同報波受信部103aは、受信した同報波W1に含まれるステーションIDが前回受信した同報波W1に含まれるステーションIDと同一であると判断した場合(ステップS302:NO)、利用者Xが前回同報波W1を送信したステーションとは同一のステーションに到達したと判断して、ステップS306に進む。
【0112】
また、同報波受信部103aは、受信した同報波W1に含まれるステーション属性を参照し、当該ステーションが応答波の送信を求めるステーションであるか否かを判断する(ステップS303)。具体的には、同報波受信部103aは、受信した同報波W1に含まれるステーション属性が情報ステーション200B又は表示付ステーション200Cであった場合(ステップS303:YES)、応答波送信部103cに応答波の送信指示を行う。一方、同報波受信部103aは、受信した同報波W1に含まれるステーション属性が簡易ステーション200Aであった場合(ステップS303:NO)、ステップS306に進む。
【0113】
次に、応答波送信部103cは、同報波受信部103aから応答波の送信指示を受信した場合、記録部104に記録されたプローバIDと、移動履歴情報とを含む応答波を生成する(ステップS304)。
【0114】
また、応答波送信部103cは、生成した応答波を狭域通信I/F101を介してビーコンステーション210に送信する(ステップS305)。
【0115】
次に、特定波受信部103bは、ビーコンステーション210から送信される特定波W2を受信したかどうかを判断する(ステップS306)。特定波受信部103bは、特定波W2を受信した場合(ステップS306:YES)、次のステップS307に進む。一方、特定波受信部103bは、特定波W2を受信していない場合(ステップS306:NO)、ステップS309に進む。
【0116】
また、特定波受信部103bは、特定波W2を受信した場合(ステップS306:YES)、受信した特定波W2にインデックス情報が含まれているか否かを判断する(ステップS307)。特定波受信部103bは、受信した特定波W2にインデックス情報が含まれている場合(ステップS307:YES)、当該特定波W2に含まれるインデックス情報を取得して記録部104に記録する。また、特定波受信部103bは、インデックス情報を取得したことをインデックス情報送信部103dに通知する。一方、特定波受信部103bは、受信した特定波W2にインデックス情報が含まれていない場合(ステップS307:NO)、ステップS309に進む。
【0117】
次に、インデックス情報送信部103dは、特定波受信部103bからインデックス情報を取得したことを通知された場合、記録部104からインデックス情報を読み出して、当該インデックス情報をBluetooth通信I/F102を介してモバイル端末110に送信する(ステップS308)。
【0118】
また、同報波受信部103aは、受信した同報波W1に基づいて移動履歴情報を更新する(ステップS309)。
例えば、利用者Xが
図15に示すように観光エリア内の起点ノードに設置されたステーション200から、複数のノードに設置されたステーション200を経由して、終点ノードに設置されたステーション200に移動したとする。このとき、利用者が携帯するビーコンプローバ100の同報波受信部103aは、各ステーション200において受信した同報波W1に含まれるステーションIDと、現在日時(同報波W1の送信日時)とを取得して、記録部104に記録された移動履歴情報にこれらの情報を追加して更新する。
移動履歴情報は、例えば
図16に示すように、記録部104のレコード番地別に、受信した同報波W1に含まれるステーションID及び現在日時が対応付けて記録されている。同報波受信部103aは、受信した同報波W1に含まれるステーションID及び現在日時を新たなレコード番地に記録して、移動履歴情報を更新する。
【0119】
なお、同報波受信部103aは、同一のステーションIDについての同報波W1を連続して複数回受信した場合は、一回目(最初)の受信については、現レコード番地(例えば#0000)に記録する。そして、二回目以降の受信については、ステーションIDが変化しない限り、次のレコード番地(例えば#0001)への記録・上書きを続ける。このようにすることで、移動履歴情報には、あるステーションIDに対応するステーション200(ノード)への到着時間(一回目に記録した移動履歴情報の現在日時)と、当該ステーション200からの退出時間(最後に記録・上書きした移動履歴情報の現在日時)とが記録される。これにより、当該ステーション200における利用者Xの滞在時間を算出することが可能となる。
【0120】
図17は第1の実施形態に係るモバイル端末の処理フローを示す図である。
図18は第1の実施形態に係るモバイル端末に表示されるガイダンス情報を示す図である。
図19は第1の実施形態に係るモバイル端末の処理フローを示す図である。
以下、モバイル端末110の処理フローについて
図17〜19を参照して説明する。
図17に示す処理フローは、利用者Xが携帯するモバイル端末110が、ビーコンプローバ100からインデックス情報を送信されたとき(
図14のステップS308が実行されたとき)の処理の流れを示している。
【0121】
まず、モバイル端末110のインデックス情報受信部113aは、ビーコンプローバ100からBluetooth通信を介してインデックス情報を受信する(ステップS401)。
【0122】
次に、インデックス情報受信部113aは、受信したインデックス情報を記録部114に記録する。また、インデックス情報受信部113aは、受信したインデックス情報の内容を解析し、インデックス情報に含まれている情報が緊急避難メッセージ等のテキスト情報や写真等の画像情報であれば表示部115aへ表示する(ステップS402)。一方、インデックス情報に含まれている情報がURLであれば、ガイダンス情報取得部113bへ当該URLを取得したことを通知する。なお、インデックス情報に含まれている情報がURLである場合は、インデックス情報受信部113aは、インデックス情報を表示部115aへ表示する処理(ステップS402)を省略してもよい。
【0123】
次に、ガイダンス情報取得部113bは、インデックス情報受信部113aからURLを取得したこと通知されると、記録部114からインデックス情報を取得するとともに、広域通信I/F112及び広域通信網Iを介して、ガイダンスサーバ10に対して当該インデックス情報に基づくガイダンス情報を要求する(データ照会を行う)。本実施形態においては、ガイダンス情報取得部113bは、インデックス情報に含まれるURLに対応するWebページ等のリソースをガイダンスサーバ10に要求する(ステップS403)。
【0124】
また、ガイダンス情報取得部113bは、ガイダンスサーバ10から広域通信I/F112及び広域通信網Iを介してガイダンス情報を受信する(ステップS404)。
【0125】
そして、ガイダンス情報取得部113bは、ガイダンスサーバ10から受信したガイダンス情報を表示部115aに表示させる(ステップS405)。
例えば、
図18に示すように、モバイル端末110の表示部115aには、推奨するノードに関するテキストや画像等を含むWebページが、ガイダンス情報として表示される。また、ガイダンス情報には、更に別のインデックス情報が含まれていてもよい。
図18の例では、「自転車メカニックを呼ぶ(電話番号情報を含むインデックス情報)」や「このガイドについて(URLを含むインデックス情報)」等の別のインデックス情報が含まれている。
このとき、ガイダンス情報取得部113bは、操作部115bで受け付けた利用者Xの操作に基づいて、ガイダンス情報に含まれる別のインデックス情報を更に取得し(ステップS402)、当該インデックス情報に基づいてガイダンスサーバ10に更に別のガイダンス情報を要求し(ステップS403)、別のガイダンス情報を取得して(ステップS404)、取得した別のガイダンス情報を表示部115aに表示する(ステップS405)ように、ステップS402〜S405を処理を繰り返し行ってもよい。
【0126】
図19は、利用者Xがモバイル端末110とビーコンプローバ100とを携帯して観光エリア内を回遊している際の、モバイル端末110におけるBluetooth状態監視処理の流れを示している。
モバイル端末110のBluetooth状態監視部113cは、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信の状態を常時監視している(ステップS501)。
【0127】
Bluetooth状態監視部113cは、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信が切断されたことを検出した場合(ステップS502:YES)、次のステップS503へ進む。一方、Bluetooth状態監視部113cは、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信が切断されたことを検出していない場合(ステップS502:NO)、ステップS501に戻ってBluetooth通信の状態の監視を継続する。
【0128】
Bluetooth状態監視部113cは、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信が切断されたことを検出した場合(ステップS502:YES)、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信に異常が発生したことを示すBluetooth通信異常情報を表示部115aに表示させて利用者Xに通知する(ステップS503)。また、Bluetooth状態監視部113cは、Bluetooth通信異常情報を表示部115aに表示させるとともに、音声を出力して利用者Xに通知もよい。
更に、Bluetooth状態監視部113cは、Bluetooth通信異常情報を広域通信I/F112及び広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に通知してもよい。
【0129】
図20は第1の実施形態に係るガイダンスサーバの処理フローを示す図である。
以下、ガイダンスサーバ10の処理フローについて
図20を参照して説明する。
図20に示す処理フローは、利用者Xが携帯するモバイル端末110からガイダンス情報の要求を受けたとき(
図17のステップS403)のガイダンスサーバ10の処理の流れについて示している。
【0130】
まず、ガイダンスサーバ10のガイダンス情報提供部12aは、モバイル端末110からインデックス情報に基づくガイダンス情報の要求を受信する(ステップS601)。
【0131】
次に、ガイダンス情報提供部12aは、モバイル端末110から受信したインデックス情報に対応するガイダンス情報を記録部14から読み出して、モバイル端末110に送信可能なガイダンス情報を生成する(ステップS602)。
【0132】
また、ガイダンス情報提供部12aは、生成したガイダンス情報を広域通信I/F11及び広域通信網Iを介してモバイル端末110に送信する(ステップS603)。
【0133】
なお、ガイダンス情報提供部12aは、表示付ステーション200Cのガイダンスステーション230からプローバID及びステーションIDに基づくガイダンス情報の要求を受信した場合(ステップS601)、記録部14から当該ステーションIDに対応するガイダンス情報と、当該プローバIDに対応する移動履歴情報を読み出す。ガイダンス情報提供部12aは、記録部14から読み出したガイダンス情報のうち、記録部14から読み出した移動履歴情報に含まれていないノードに関するガイダンス情報のみを推奨ノードとして抽出し、ガイダンス情報を生成する(ステップS602)。ガイダンス情報提供部12aは、このように生成したガイダンス情報を、ガイダンス情報の要求を行った表示付ステーション200Cに送信するようにしてもよい(ステップS603)。
【0134】
図21は第1の実施形態に係るビーコンプローバ及びビーコンステーションの機能を説明する図である。
図22は第1の実施形態に係るガイダンスシステムの機能を説明する図である。
図23は第1の実施形態に係るガイダンスシステムの機能を説明する図である。
以下、ガイダンスシステム1の各構成の処理の流れについて
図21〜
図23を参照して説明する。
【0135】
図21に示す図は、利用者Xがビーコンプローバ100を携帯して簡易ステーション200Aを訪れたときのビーコンプローバ100と簡易ステーション200Aのビーコンステーション210Aにおける処理の流れを示している。
まず、ビーコンステーション210Aは、同報波W1を生成をする(
図12のステップS101)。また、ビーコンステーション210Aは、生成した同報波W1を狭域通信を介してビーコンプローバ100に送信する(
図12のステップS102)。ビーコンステーション210Aは、同報波W1の送信から所定時間が経過するごとに、同報波W1の生成(
図12のステップS101)及び同報波の送信(
図12のステップS102)の処理を繰り返す。
【0136】
ビーコンプローバ100は、ビーコンステーション210Aから同報波W1を受信すると、当該同報波W1に含まれるステーションID及びステーション属性に基づいて、応答波の送信の要否を確認する(
図14のステップS302及びステップS303)。
図21の例では、受信した同報波W1に含まれるステーションIDは前回と異なるステーションIDであるが(
図14のステップS302:YES)、ステーション属性は簡易ステーションである。このため、ビーコンプローバ100は応答波の送信は不要であると判断する(
図14のステップS303:NO)。そして、ビーコンプローバ100は、受信した同報波に含まれるステーションID及び現在日時を取得して、記録部104に記録された移動履歴情報にこれらの情報を追加して更新する(
図14のステップS309)。以降、ビーコンプローバ100は、ビーコンステーション210Aから同報波W1を受信すると、応答波の送信要否の確認(
図14のステップS302及びステップS303)と、移動履歴情報の更新(
図14のステップS309)との処理を繰り返す。
【0137】
図22に示す図は、利用者Xがビーコンプローバ100を携帯して情報ステーション200B又は表示付ステーション200Cを訪れたときのガイダンスシステム1の各構成における処理の流れを示している。以下、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bを例に説明するが、表示付ステーション200Cのビーコンステーション210Cでも同様の処理が行われる。
まず、ビーコンステーション210Bは、同報波W1を生成をする(
図13のステップS201)。また、ビーコンステーション210Bは、生成した同報波W1を狭域通信介してビーコンプローバ100に送信する(
図13のステップS202)。ビーコンステーション210Bは、同報波W1の送信から所定時間が経過するごとに、同報波W1の生成(
図13のステップS201)及び同報波W1の送信(
図13のステップS202)の処理を繰り返す。
【0138】
次に、ビーコンプローバ100は、ビーコンステーション210Bから同報波W1を受信すると、当該同報波W1に含まれるステーションID及びステーション属性に基づいて、応答波の送信の要否を確認する(
図14のステップS302及びステップS303)。
図22の例では、受信した同報波W1に含まれるステーションIDは前回と異なるステーションIDであり、ステーション属性は情報ステーションである。このため、ビーコンプローバ100は応答波の送信が必要であると判断する(
図14のステップS302:YES及びステップS303:YES)。そして、ビーコンプローバ100は、記録部104に記録されたプローバIDと、移動履歴情報とを含む応答波を生成し(
図14のステップS304)、生成した応答波を狭域通信を介してビーコンステーション210Bに送信する(
図14のステップS305)。
【0139】
次に、ビーコンステーション210Bは、ビーコンプローバ100から応答波を受信すると、当該応答波に含まれるプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)を記録部214に記録するとともに、当該プローバ情報を有線通信を介してメッセージステーション220に送信する(
図13のステップS204)。
メッセージステーション220は、ビーコンステーション210Bからプローバ情報を受信すると、当該プローバ情報を広域通信を介してガイダンスサーバ10に送信する。
【0140】
また、ビーコンステーション210Bは、記録部214に記録されたステーション属性と、ステーションIDと、インデックス情報とを含む特定波W2を生成する(
図13のステップS205)。そして、ビーコンステーション210Bは、生成した特定波W2を狭域通信を介してビーコンプローバ100に送信する(
図13のステップS206)。
【0141】
次に、ビーコンプローバ100は、ビーコンステーション210Bから送信された特定波W2を受信し、当該特定波W2にインデックス情報が含まれている場合は、当該インデックス情報をBluetooth通信を介してモバイル端末110に送信する(
図14のステップS308)。また、ビーコンプローバ100は、受信した同報波W1に基づいて移動履歴情報を更新する(
図14のステップS309)。
【0142】
次に、モバイル端末110は、ビーコンプローバ100からインデックス情報を受信すると、受信したインデックス情報の内容を解析し、インデックス情報に含まれている情報が緊急避難メッセージ等のテキスト情報や写真等の画像情報であれば表示部115aへ表示する(
図17のステップS402)。一方、インデックス情報に含まれている情報がURLであれば、当該インデックス情報に基づくガイダンス情報を、広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に要求する(
図17のステップS403)。
ガイダンスサーバ10は、モバイル端末110からガイダンス情報を要求されると、モバイル端末110から受信したインデックス情報に対応するガイダンス情報を記録部14から読み出して、モバイル端末110に送信可能なガイダンス情報を生成する(
図20のステップS602)。そして、ガイダンスサーバ10は生成したガイダンス情報を広域通信網Iを介してモバイル端末110に送信する(
図20のステップS603)。
モバイル端末110は、ガイダンスサーバ10からガイダンス情報を受信すると、当該ガイダンス情報を表示部115aに表示する(
図17のステップS405)。
【0143】
図23に示す図は、利用者Xがビーコンプローバ100とモバイル端末110を携帯して観光エリア内を回遊している際の、モバイル端末110におけるBluetooth状態監視処理の流れを示している。
モバイル端末110は、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信の状態を常時監視している(
図19のステップS501)。
モバイル端末110は、ビーコンプローバ100とのBluetooth通信が切断されたことを検出した場合(
図19のステップS502:YES)、モバイル端末110の表示部115aにビーコンプローバ100とのBluetooth通信に異常が発生したことを示すBluetooth通信異常情報を表示させて利用者Xに通知する(
図19のステップS503)。また、モバイル端末110は、Bluetooth通信異常情報を、広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に通知してもよい。
【0144】
(交通流情報提供装置の機能)
次に、ガイダンスサーバ10の交通流情報提供装置13について、
図24〜29を参照して説明する。
図24は第1の実施形態に係る交通流情報提供装置の機能を説明する図である。
ガイダンスサーバ10の記録部14には、観光エリア内のノードと、各ノード間を接続する経路であるリンクとが記録されている。
図24に示すように、ノードにはそれぞれ地点番号が付与されている。本実施形態において、地点番号は、所定ポイントに設置されたステーション200のステーションIDで表される。また、
図24の例では、ある観光エリア内にはP01〜P09の9個のノードが含まれており、地点番号がP04であるノードにおいて、観光エリア外(隣接する他の観光エリア)に移動が可能である。
【0145】
図25は第1の実施形態に係る利用情報を示す図である。
交通流情報提供装置13の利用情報記録部13aは、情報ステーション200B及び表示付ステーション200Cから受信したプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)を、広域通信I/F11及び広域通信網Iを介して受信する。
利用情報記録部13aは、
図25に示すように、受信したプローバ情報に含まれるプローバIDと、移動履歴情報(
図16)とに基づいて利用情報を集計し、各情報に通し番号を付与して記録部14に記録する。具体的には、利用情報記録部13aは、プローバIDと、採取年月日と、起点時刻と、終点時刻と、経路とを、観光エリアの利用情報として集計し、記録部14に記録する。
利用情報記録部13aは、移動履歴情報(
図16)においてビーコンプローバ100が起点ノードに設置されたステーション200と最初に通信を行った時刻を取得し、起点時刻として記録する。また、利用情報記録部13aは、移動履歴情報(
図16)においてビーコンプローバ100が終点ノードに設置されたステーション200と最後に通信を行った時刻を取得して、終点時刻として記録する。更に、利用情報記録部13aは、移動履歴情報(
図16)のステーションIDからビーコンプローバ100が訪れた各ノードの地点番号(ステーションID)と、当該ノードに到達した時刻及び退出した時刻とを取得する。例えば、
図16の移動履歴情報には、利用者Xは、あるノード(ステーションID:P04)に14:20に到達し、14:30に退出したことが記録されている。このため、利用情報記録部13aは、当該利用者Xは、当該ノード(ステーションID:P04)の滞在時間が10分であったことを、利用情報の経路に追加して記録する。また、
図16の移動履歴情報には、利用者Xは、あるノード(ステーションID:P04)を14:30に退出し、次のノード(ステーションID:P01)に14:39に到達したことが記録されている。このため、利用情報記録部13aは、当該利用者Xがあるノード(ステーションID:P04)と次のノード(ステーションID:P01)とを接続するリンクを使用して移動を行い、当該リンクの所要時間が9分であったことを、利用情報の経路に追加して記録する。このように、利用情報記録部13aは、移動履歴情報に基づいて、各ビーコンプローバ100の各ノード及びリンクの利用情報を記録部14に記録する。
【0146】
図26は第1の実施形態に係る利用情報の集計データを示す図である。
図27は第1の実施形態に係る評価指数演算部の機能を示す図である。
図28は第1の実施形態に係る評価指数演算部の機能を示す図である。
図29は第1の実施形態に係る評価指数演算部の機能を示す図である。
交通流情報提供装置13の評価指数演算部13bは、記録部14に記録された観光エリアの利用情報に基づいて、当該観光エリアを回遊する利用者Xの各ノードにおける滞在時間を集計し、各リンクの所要時間を集計する。
本実施形態において、評価指数演算部13bは、例えば、
図26に示すように、複数の利用情報(
図25)から同一のリンクに対応する所要時間を抽出し、時間帯別に集計する。また、評価指数演算部13bは、同様に、複数の利用情報(
図25)から同一のノードに対応する滞在時間を抽出し、時間帯別に集計する。
【0147】
次に、評価指数演算部13bは、各時間帯別に集計した各ノードにおける滞在時間の分布に基づいて、各ノードの魅力度を求める。
例えば、
図27に示すように、評価指数演算部13bは、ある時間帯のあるノードにおける訪問者数(ノードを利用した利用者Xの人数)を、滞在時間別に集計する。
図27の横軸は当該ノードにおける滞在時間の分布を示し、縦軸は滞在時間別の訪問者数を示す。
また、各ノードには、各ノードにおいて利用者Xが観光等のために滞在すると想定される時間である標準滞在時間が設定されている。
評価指数演算部13bは、例えば、
図27(a)及び(b)に示すように、ノードに設定された標準滞在時間よりも長く滞在した利用者Xが、標準滞在時間よりも短く滞在した利用者Xよりも多い場合、当該ノードは利用者Xにとって長く滞在したい場所であり、魅力度が高いノードであると判断する。また、例えば、
図27(c)及び(d)に示すように、ノードに設定された標準滞在時間よりも長い滞在時間を要した利用者Xと、標準滞在時間よりも短い滞在時間を要した利用者Xとが同程度である場合は、当該ノードは一部の利用者Xにとって長く滞在したい場所であり、魅力度が標準であると判断する。また、例えば、
図27(e)に示すように、ノードに設定された標準滞在時間よりも短い滞在時間を要した利用者Xが、標準滞在時間よりも長い滞在時間を要した利用者Xよりも多い場合、当該ノードは利用者Xにとって長く滞在したい場所ではなく、魅力度が低いノードであると判断する。
評価指数演算部13bは、このように求めた魅力度を、各ノードの評価指数として記録部14に記録する。
【0148】
更に、評価指数演算部13bは、各時間帯別に集計した各リンクの所要時間の分布に基づいて、各リンクの混雑度を求める。
例えば、
図28に示すように、評価指数演算部13bは、ある時間帯のあるリンクにおける訪問者数(ノードを利用した利用者Xの人数)を、所要時間別に集計する。
図28の横軸は当該リンクにおける所要時間の分布を示し、縦軸は所要時間別の訪問者数を示す。
また、各リンクには、各リンクにおいて利用者Xが前のノードから次のノードまでの移動にかかると想定される時間である標準滞在時間が設定されている。評価指数演算部13bは、例えば、
図28(a)及び(b)に示すように、リンクに設定された標準所要時間よりも長い所要時間を要した利用者Xが、標準所要時間よりも短い所要時間を要した利用者Xよりも多い場合、当該リンクは想定された標準所要時間よりも移動に時間がかかり、混雑度が高いリンクであると判断する。また、例えば、
図28(c)及び(d)に示すように、リンクに設定された標準所要時間よりも長い所要時間を要した利用者Xと、標準所要時間よりも短い所要時間を要した利用者Xとが同程度である場合は、当該リンクは一時的に混雑が起こり得るリンクであり、混雑度が標準であると判断する。また、例えば、
図28(e)に示すように、リンクに設定された標準所要時間よりも短い所要時間を要した利用者Xが、標準所要時間よりも長い所要時間を要した利用者Xよりも多い場合、当該リンクは交通流が円滑に流れているリンクであり、混雑度が低いリンクであると判断する。
評価指数演算部13bは、このように求めた混雑度を、各リンクの評価指数として記録部14に記録する。
【0149】
また、評価指数演算部13bは、各ノードの魅力度と各リンクの混雑度とを、
図29に示すように視覚的に表現してもよい。例えば、魅力度を高、標準、低の3種類に分類し、魅力度が高に分類されたノードに対してはノードを大きく表現し、魅力度が低に分類されたノードに対してはノードを小さく表現するようにしてもよい。また、例えば、混雑度を高、標準、低の3種類に分類し、混雑度が高に分類されたリンクに対してはリンクを太く表現し、混雑度が低に分類されたリンクに対してはリンクを細く表現するようにしてもよい。
【0150】
ガイダンスサーバ10のガイダンス情報提供部12aは、交通流情報提供装置13の評価指数演算部13bが記録部14に記録した各ノードの魅力度及び各リンクの混雑度に基づいて、記録部14に記録されたガイダンス情報を更新する。
ガイダンス情報提供部12aは、記録部14に記録された各ノードの魅力度を参照し、魅力度が標準又は低いノードの利用を促進するように、記録部14に記録されたガイダンス情報に情報を追加して更新する。
具体的には、ガイダンス情報提供部12aは、魅力度が標準又は低いノードについて、景観に優れた場所や推奨する店舗等の情報を、記録部14に記録されたガイダンス情報に追加して更新する。観光エリアを訪れる利用者Xは、魅力度が標準又は低いノードに対する知識が十分ではなく、当該ノードを十分に利用(観光)せずに移動する可能性や、当該ノードに立ち寄らずに他のノードに移動する可能性がある。しかしながら、このように魅力度が標準又は低いノードに対しては、ガイダンス情報を追加して充実させることにより、利用者Xが当該ノードを利用する(長く滞在する)ことを促進させることができる。
また、ガイダンス情報提供部12aは、複数のノードのうち一部のノードに関するガイダンス情報のみ抽出してモバイル端末110又は表示付ステーション200Cに送信する場合、魅力度が標準又は低いノードに関するガイダンス情報を、他のノードに関するガイダンス情報よりも優先させて送信するように、記録部14に記録された各ガイダンス情報に優先度を付与するようにしてもよい。
【0151】
更に、ガイダンス情報提供部12aは、記録部14に記録された各リンクの混雑度を参照し、混雑度が高いリンクの利用を低減させ、且つ、混雑度が低いリンクの利用を促進するように、記録部14に記録されたガイダンス情報に追加して更新する。
具体的には、ガイダンス情報提供部12aは、複数のノードのうち一部のノードに関するガイダンス情報のみ抽出してモバイル端末110又は表示付ステーション200Cに送信する場合、混雑度が低いリンクを使用するノードに関するガイダンス情報を、他のノードに関するガイダンス情報よりも優先させて送信するように、記録部14に記録された各ガイダンス情報に優先度を付与するようにしてもよい。また、ガイダンス情報提供部12aは、特定の時間帯にのみ混雑度が高くなるリンクについて、混雑度が低い時間帯においては当該リンクを使用するノードに関するガイダンス情報の優先度を上げ、混雑度が高い時間帯においては当該リンクを使用するノードに関するガイダンス情報の優先度を下げるようにしてもよい。
【0152】
(交通流情報提供装置の処理の流れ)
次に、ガイダンスサーバ10の交通流情報提供装置13の処理の流れについて、
図30を参照して説明する。
図30は第1の実施形態に係る交通流情報提供装置の処理フローを示す図である。
【0153】
まず、交通流情報提供装置13の利用情報記録部13aは、情報ステーション200B及び表示付ステーション200Cから受信したプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)を、広域通信I/F11及び広域通信網Iを介して受信する。利用情報記録部13aは、受信した各プローバ情報について、プローバIDと、採取年月日と、起点時刻と、終点時刻と、経路とを、観光エリアの利用情報として集計して記録部14に記録する(ステップS701)。
【0154】
次に、評価指数演算部13bは、記録部14に記録された複数の利用情報から、各ノード及び各リンクの評価指数を演算する(ステップS702)。
具体的には、評価指数演算部13bは、各ノードに設定された標準滞在時間と、複数の利用情報から各時間帯別に集計された各ノードの滞在時間の分布とに基づいて、各ノードにおける利用者Xの滞在時間が標準滞在時間よりも長い場合は魅力度が高いと判断し、各ノードにおける利用者Xの滞在時間が標準滞在時間よりも短い場合は魅力度が低いと判断する。評価指数演算部13bは、このようにして求めた各ノードの魅力度を、例えば高、標準、低の3種類に分類し、各ノードの評価指数として記録部14に記録する。
また、評価指数演算部13bは、各リンクに設定された標準所要時間と、複数の利用情報から各時間帯別に集計された各リンクの所要時間の分布とに基づいて、各リンクにおける利用者Xの所要時間が標準所要時間よりも長い場合は混雑度が高いと判断し、各リンクにおける利用者Xの所要時間が標準所要時間よりも短い場合は混雑度が低いと判断する。評価指数演算部13bは、このようにして求めた各リンクの混雑度を、例えば高、標準、低の3種類に分類し、各リンクの評価指数として記録部14に記録する。
【0155】
(作用効果)
利用者Xが所有するモバイル端末110には、利用者Xの氏名、住所、電話番号、ユーザID、GNSS機器が記録した各時間における位置情報等の個人情報が記録されていることが想定される。このため、モバイル端末110のGNSS機能を利用して利用者Xが到達したノードや、ノード間の移動に使用したリンク等の情報を集めると、各時間における位置情報等、利用者Xが望まない詳細な個人情報がモバイル端末110から送信されてしまう可能性がある。
しかしながら、上述のガイダンスシステム1によれば、観光エリア内のノードにおいて、所定ポイントに設置されたビーコンステーション210(狭域通信装置)と、利用者が携帯するビーコンプローバ100(携帯通信装置)とが狭域通信を行う。また、ガイダンスサーバ10は、ビーコンステーション210とビーコンプローバ100との狭域通信の結果に基づいて、利用者Xを案内するためのガイダンス情報を、当該利用者Xが携帯するモバイル端末110に広域通信網Iを介して送信する。また、ガイダンスサーバ10は、ビーコンステーション210及びビーコンプローバ100の狭域通信の結果に基づいて、ビーコンステーション210が設置されたノードに対応するガイダンス情報をモバイル端末110に送信する。
このようにすることで、利用者Xの個人情報が記録されているモバイル端末110から、当該個人情報をビーコンプローバ100、ビーコンステーション210又はガイダンスサーバ10に送信することなく、ガイダンスサーバ10からモバイル端末110に対してガイダンス情報を送信することができる。このため、利用者Xは、プライバシーを守りつつ各ノードに対応するガイダンス情報を利用することができる。
また、個人情報を収集されることに抵抗がある利用者Xに対してもガイダンスシステム1の利用を促進することができるため、より多くの利用者Xにガイダンス情報を提示して、観光エリア内の交通流を円滑化をより効果的に図ることが可能となる。
【0156】
また、上述のガイダンスシステム1によれば、ビーコンプローバ100は、ビーコンステーション210から、当該ビーコンステーション210が設置された所定ポイントに対応するインデックス情報を取得し、取得したインデックス情報をモバイル端末110にBluetooth通信を介して送信する。また、モバイル端末110は、ビーコンプローバ100から受信したインデックス情報に基づいてガイダンスサーバ10にデータ照会を行い、ガイダンスサーバ10は当該インデックス情報に基づいてモバイル端末にガイダンス情報を送信する。
このようにすることで、モバイル端末110は、ビーコンステーション210から送信されたインデックス情報をビーコンプローバ100を介して取得し、当該インデックス情報に基づいてガイダンスサーバ10にデータ照会を行うため、モバイル端末110に記録されている個人情報をガイダンスサーバ10に送信することなく、所定ポイント対応するガイダンス情報を受信することができる。
【0157】
また、上述のガイダンスシステム1によれば、モバイル端末110は、ビーコンプローバ100とBluetooth通信が行えなくなったことを検出した場合、Bluetooth通信に異常が発生したことを示すBluetooth通信異常情報を表示部115aを介して利用者Xに通知する。
このようにすることで、モバイル端末110は、ビーコンプローバ100とモバイル端末110とがBluetooth通信を行えなくなったことを、利用者Xに対して通知することができる。これにより、利用者Xは、ビーコンプローバ100がモバイル端末110とBluetooth通信可能な所定の範囲内に存在しないこと、つまり、ビーコンプローバ100(又はビーコンプローバ100を搭載した自転車等)の盗難又は紛失等が発生したことを直ちに認識することができる。また、利用者Xがビーコンプローバ100を携帯している状態でこのようなBluetooth通信異常情報が通知された場合は、利用者Xは、ビーコンプローバ100の電池切れや故障等が発生したことを直ちに認識することができる。
【0158】
また、上述のガイダンスシステム1によれば、モバイル端末110は、広域通信網Iを介してBluetooth通信異常情報をガイダンスサーバ10に通知する。また、ガイダンスサーバ10は、Bluetooth通信異常情報に基づいてガイダンス情報をモバイル端末110に送信する。
このようにすることで、ガイダンスサーバ10は、ビーコンプローバの盗難、紛失、電池切れ又は故障等の問題が発生したことを直ちに検出することができる。また、ガイダンスサーバ10は、ビーコンプローバ100の盗難、紛失、電池切れ又は故障等の問題が発生した場合に取り得る措置を、ガイダンス情報として利用者Xの携帯するモバイル端末110に送信することができる。
【0159】
また、上述のガイダンスシステム1によれば、ガイダンスサーバ10は、利用者Xの行動を補助するための支援情報を記録する運用支援サーバ20から、各ノードに対応する支援情報を広域通信網Iを介して取得し、当該支援情報に基づいてガイダンス情報をモバイル端末110に送信する。
このようにすることで、ガイダンスサーバ10は、運用支援サーバ20に記録された各ノードに対応する写真やテキスト情報等の支援情報に基づいて、利用者Xの携帯するモバイル端末110に送信するガイダンス情報を充実させることができる。
【0160】
<第1の実施形態の変形例>
以上、第1の実施形態について詳細に説明したが、第1の実施形態に係るガイダンスシステム1の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることが可能である。
【0161】
例えば、上述の実施形態においては、モバイル端末110は、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bから送信された特定波W2に含まれるインデックス情報を、ビーコンプローバ100を介して取得して、当該インデックス情報に基づくガイダンス情報をガイダンスサーバ10に対して要求する例について説明したが、本変形例においてはこの態様に限定されない。
以下、本変形例に係るガイダンスシステム1の処理の流れについて、
図31〜32を参照しながら説明する。
【0162】
図31は第1の実施形態の変形例に係るビーコンステーションの処理フローを示す図である。
図32は第1の実施形態の変形例に係るガイダンスシステムの機能を説明する図である。
図31に示す処理フローは、情報ステーション200Bのビーコンステーション210B又は表示付ステーション200Cのビーコンステーション210Cが行う処理の流れを示している。以下、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bを例に説明するが、表示付ステーション200Cのビーコンステーション210Cでも同様の処理が行われる。
まず、ビーコンステーション210Bの同報波送信部213aは、記録部214に記録されたステーション属性と、ステーションIDと、電波時計217から出力された現在日時とに基づいて、同報波W1を生成する(ステップS801)。
【0163】
また、同報波送信部213aは、狭域通信I/F211に生成した同報波W1の送信要求を行う。狭域通信I/F211は、同報波送信部213aの送信要求を受けて、狭域通信を介して同報波W1を送信する(ステップ802)。
【0164】
次に、応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から応答波を受信したかどうかを判断する(ステップS803)。応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から応答波を受信した場合(ステップS803:YES)、当該応答波に含まれるプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)を記録部214に記録するとともに、プローバ情報送信部213dに応答波を受信したことを通知する。一方、応答波受信部213cは、ビーコンプローバ100から応答波を受信していないと判断した場合(ステップS803:NO)、ビーコンステーション210Bの通信領域内にビーコンプローバ100が存在していないと判断し、ステップS805に進む。
【0165】
次に、プローバ情報送信部213dは、応答波受信部213cから応答波を受信したことを通知されると、記録部214に記録されたプローバ情報を読み出して、有線通信I/F212に対して当該プローバ情報の送信指示を行う。有線通信I/F212は、プローバ情報送信部213dから送信指示受けて、有線通信を介してメッセージステーション220に当該プローバ情報を送信する(ステップS804)。
【0166】
本変形例においては、ビーコンステーション210Bの記録部214にインデックス情報が記録されていない情報ステーション200Bが存在する。このような情報ステーション200Bでは、上述の実施形態とは異なり、特定波送信部213bは特定波W2をビーコンプローバ100に送信する処理を行わない。なお、他の実施形態においては、ビーコンステーション210Bの記録部214にインデックス情報が記録されている情報ステーション200Bと、インデックス情報が記録されていない情報ステーション200Bとの両方が存在していてもよい。この場合、インデックス情報が記録部214に記録されているか否かに応じて、特定波送信部213bが特定波W2をビーコンプローバ100に送信する処理を行うか否かを判断するようにしてもよい。
また、本変形例において、ビーコンステーション210Bの記録部214には、同一の利用者が携帯するビーコンプローバ100のプローバIDと、モバイル端末110とを対応づける情報が記録されている。このため、モバイル端末110の記録部114には、利用者Xの個人を特定しない情報であって、モバイル端末110の制御部113を特定する情報であるモバイル端末側ID(例えばモバイル端末上の特定のアプリケーションを示す固有のID等)が記録されている。利用者Xは、ビーコンプローバ100が起点ノードにおいて貸与された際に、当該ビーコンプローバ100のプローバIDと、同一の利用者Xが所有するモバイル端末110のモバイル端末側IDとを、モバイル端末110の操作部115bを通じて入力し、広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に送信する。なお、ガイダンスシステム1の運用者又は利用者Xが、起点ノードに備えられた不図示のコンピュータを通じてプローバIDとモバイル端末側IDとを入力し、広域通信網Iを介してガイダンスサーバ10に送信するようにしてもよい。ガイダンスサーバ10は、送信されたプローバIDとモバイル端末側IDとを対応付けて記録部14に記録する。
【0167】
次に、同報波送信部213aは、同報波W1の送信要求を行ってから所定時間(例えば5秒)が経過したかどうかを判断する(ステップS805)。同報波送信部213aは、同報波W1の送信要求を行ってから所定時間が経過したと判断した場合(ステップS805:YES)、ステップS801に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、同報波送信部213aは、同報波W1の送信要求を行ってから所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS805:NO)、所定時間が経過するまで待機する。
【0168】
また、
図32に示す図は、利用者Xがビーコンプローバ100を携帯して情報ステーション200B又は表示付ステーション200Cを訪れたときのガイダンスシステム1の各構成における処理の流れを示している。以下、情報ステーション200Bのビーコンステーション210Bを例に説明するが、表示付ステーション200Cのビーコンステーション210Cでも同様の処理が行われる。
まず、ビーコンステーション210Bは、同報波W1を生成をする(
図31のステップS801)。また、ビーコンステーション210Bは、生成した同報波W1を狭域通信を介してビーコンプローバ100に送信する(
図31のステップS802)。ビーコンステーション210Bは、同報波W1の送信から所定時間が経過するごとに、同報波W1の生成(
図31のステップS801)及び同報波W1の送信(
図31のステップS802)の処理を繰り返す。
【0169】
次に、ビーコンプローバ100は、ビーコンステーション210Bから同報波W1を受信すると、当該同報波W1に含まれるステーションID及びステーション属性に基づいて、応答波の送信の要否を確認する(
図14のステップS302及びステップS303)。
図32の例では、受信した同報波W1に含まれるステーションIDは前回と異なるステーションIDであり、ステーション属性は情報ステーションである。このため、ビーコンプローバ100は応答波の送信が必要であると判断する(
図14のステップS302:YES及びステップS303:YES)。そして、ビーコンプローバ100は、記録部104に記録されたプローバIDと、移動履歴情報とを含む応答波を生成し(
図14のステップS304)、生成した応答波を狭域通信を介してビーコンステーション210Bに送信する(
図14のステップS305)。
【0170】
次に、ビーコンステーション210Bは、ビーコンプローバ100から応答波を受信すると、当該応答波に含まれるプローバ情報(プローバID及び移動履歴情報)を記録部214に記録するとともに、当該プローバ情報を有線通信を介してメッセージステーション220に送信する(
図31のステップS804)。
メッセージステーション220は、ビーコンステーション210Bからプローバ情報を受信すると、当該プローバ情報及びメッセージステーション220(情報ステーション200B)のステーションIDを広域通信を介してガイダンスサーバ10に送信する。
【0171】
次に、ビーコンプローバ100は、受信した同報波W1に基づいて移動履歴情報を更新する(
図14のステップS309)。
【0172】
次に、ガイダンスサーバ10の利用情報記録部13aは、メッセージステーション220からステーションID及びプローバ情報を受信すると、当該プローバ情報に含まれるプローバIDと、移動履歴情報とを取得して、利用情報として記録部14に記録する。また、利用情報記録部13aは、ガイダンス情報提供部12aにプローバ情報を受信したことを通知する。なお、ガイダンス情報提供部12aがメッセージステーション220からステーションID及びプローバ情報を受信するようにしてもよい。
ガイダンス情報提供部12aは、取得したステーションIDに対応するガイダンス情報を記録部14から読み出す。更に、ガイダンス情報提供部12aは、記録部14からプローバIDに対応する移動履歴情報を読み出す。ガイダンス情報提供部12aは、記録部14から読み出したガイダンス情報のうち、記録部14から読み出した移動履歴情報に含まれていないノードに関するガイダンス情報のみを推奨ノードとして抽出し、ガイダンス情報を生成する(
図20のステップS602)。
【0173】
また、ガイダンス情報提供部12aは、取得した記録部14に記録されているプローバIDに対応するモバイル端末側IDを読み出す。ガイダンス情報提供部12aは、記録部14から読み出したモバイル端末側IDに基づいて、生成したガイダンス情報を広域通信網Iを介してモバイル端末110に送信する(
図20のステップS603)。
【0174】
このように、モバイル端末110がインデックス情報に基づいてガイダンスサーバ10にガイダンス情報を要求するのではなく、ガイダンスサーバ10が情報ステーション200BからステーションID及びプローバ情報を受信したときに、ガイダンスサーバ10おから直接モバイル端末110にガイダンス情報を送信するようにすることで、利用者Xは、モバイル端末110を操作することなく、ガイダンス情報を簡便に利用することができる。
また、本変形例において、ガイダンスサーバ10の記録部14に記録されるモバイル端末側IDは、利用者Xを特定する個人情報とは異なる情報として、モバイル端末110の記録部114に記録されている。このため、本変形例においても、利用者Xは、プライバシーを守りつつ各ノードに対応するガイダンス情報を利用することができる。
【0175】
なお、上述の実施形態及び変形例においては、ビーコンステーション210、メッセージステーション220、ガイダンスステーション230、ビーコンプローバ100、モバイル端末110、ガイダンスサーバ10及び運用支援サーバ20の各種機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行うものとしている。ここで、上述したビーコンステーション210、メッセージステーション220、ガイダンスステーション230、ビーコンプローバ100、モバイル端末110、ガイダンスサーバ10及び運用支援サーバ20の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、ビーコンステーション210、メッセージステーション220、ガイダンスステーション230、ビーコンプローバ100、モバイル端末110、ガイダンスサーバ10及び運用支援サーバ20の各種機能が、ネットワークで接続される複数の装置に渡って具備される態様であってもよい。
【0176】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【0177】
例えば、上述の第1の実施形態において、インデックス情報が予めビーコンステーション210の記録部214に記録されている態様について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態においては、インデックス情報はガイダンスサーバ10の記録部14に記録されており、定期的又はステーション200(情報ステーション200B又は表示付ステーション200C)の要求に応じて、ガイダンスサーバ10から広域通信網Iを介してステーション200に配信されるようにしてもよい。