特許第6762908号(P6762908)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6762908
(24)【登録日】2020年9月11日
(45)【発行日】2020年9月30日
(54)【発明の名称】建具
(51)【国際特許分類】
   E06B 5/16 20060101AFI20200917BHJP
   E06B 3/26 20060101ALI20200917BHJP
【FI】
   E06B5/16
   E06B3/26
【請求項の数】5
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-104344(P2017-104344)
(22)【出願日】2017年5月26日
(65)【公開番号】特開2018-199919(P2018-199919A)
(43)【公開日】2018年12月20日
【審査請求日】2019年10月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】油谷 祥太
(72)【発明者】
【氏名】大倉 久礼
【審査官】 家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−180269(JP,A)
【文献】 特開2015−148145(JP,A)
【文献】 米国特許第3114179(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 5/00−5/20
E06B 3/04−3/88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
面材と、前記面材の周縁部を収容する下框面材収容溝を備えた下框と、前記下框面材収容溝内に設けられた下框溝内補強材と、を有し、
前記下框溝内補強材は、前記面材の下端よりも下方に位置し見込み方向に沿う補強材底部と、前記面材よりも室外側に位置し前記補強材底部から上方向へ延出する室外側延出部と、前記面材よりも室内側に位置し前記補強材底部から上方向へ延出する室内側延出部と、を備え、
前記室外側延出部の延出先端は、前記室内側延出部の延出先端よりも下方に位置することを特徴とする建具。
【請求項2】
請求項1に記載の建具であって、
前記室外側延出部の延出先端は、前記面材の下端よりも下方に位置し、
前記室内側延出部の延出先端は、前記面材の下端よりも上方に位置することを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項2に記載の建具であって、
前記下框面材収容溝は、溝底部、室外側溝側部、及び、室内側溝側部を備え、
前記室外側溝側部は金属製であり、前記室内側溝側部は樹脂製であることを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
前記下框溝内補強材は、左右方向において前記下框の一端部から他端部に亘って設けられており、
前記下框溝内補強材の左右方向における所定位置において、前記下框溝内補強材には、前記室内側延出部と前記補強材底部の一部とに亘って切り欠かれた切り欠き部が形成されていることを特徴とする建具。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
前記面材の周縁部を収容する上框面材収容溝を備えた上框と、前記上框面材収容溝内に設けられた上框溝内補強材と、前記面材の周縁部を収容する縦框面材収容溝を備えた縦框と、前記縦框面材収容溝内に設けられた縦框溝内補強材と、を有し、
前記上框溝内補強材は、前記面材の上端よりも上方に位置し見込み方向に沿う第二補強材底部と、前記面材よりも室外側に位置し前記第二補強材底部から下方向へ延出する第二室外側延出部と、前記面材よりも室内側に位置し前記第二補強材底部から下方向へ延出する第二室内側延出部と、を備え、
前記縦框溝内補強材は、前記面材の左右方向における端よりも外側に位置し見込み方向に沿う第三補強材底部と、前記面材よりも室外側に位置し前記第三補強材底部から内側へ延出する第三室外側延出部と、前記面材よりも室内側に位置し前記第三補強材底部から内側へ延出する第三室内側延出部と、を備え、
前記第二室外側延出部の延出先端と前記第二室内側延出部の延出先端の上下方向における位置は一致し、前記第三室外側延出部の延出先端と前記第三室内側延出部の延出先端の左右方向における位置は一致していることを特徴とする建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
【背景技術】
【0002】
框体とガラス等の面材とを備える障子を有する建具は、既によく知られている。このような建具の中には、面材の周縁部を収容する下框面材収容溝を備えた下框が框体として備えられ、下框面材収容溝内に防火関連部材として下框溝内補強材が設けられているものがある。
【0003】
そして、下框溝内補強材は、面材の下端よりも下方に位置し見込み方向に沿う補強材底部と、面材よりも室外側に位置し補強材底部から上方向へ延出する室外側延出部と、面材よりも室内側に位置し補強材底部から上方向へ延出する室内側延出部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016−180269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、室外側で火災が発生した場合には、面材が軟化して室外側へ倒れるように落下する場合がある。そして、かかる際には、面材が下框溝内補強材の室外側延出部に引っ掛かり、面材の落下に伴って下框が傾く(転ぶ)可能性があった。そして、下框が傾く(転ぶ)と、下枠との間に隙間が生じ、当該隙間が火炎や加熱空気の通り道となる場合があった。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建具の防火性能を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するために本発明の建具は、面材と、前記面材の周縁部を収容する下框面材収容溝を備えた下框と、前記下框面材収容溝内に設けられた下框溝内補強材と、を有し、
前記下框溝内補強材は、前記面材の下端よりも下方に位置し見込み方向に沿う補強材底部と、前記面材よりも室外側に位置し前記補強材底部から上方向へ延出する室外側延出部と、前記面材よりも室内側に位置し前記補強材底部から上方向へ延出する室内側延出部と、を備え、
前記室外側延出部の延出先端は、前記室内側延出部の延出先端よりも下方に位置することを特徴とする建具である。
【0008】
このような建具によれば、面材が軟化して室外側へ倒れるように落下したとしても、面材が室外側延出部に引っ掛かりにくくなり、面材の落下に伴って下框が傾く(転ぶ)可能性が低くなる。したがって、火災や加熱空気の通り道となる隙間が出来にくくなり、建具の防火性能を向上させることができる。
【0009】
かかる建具であって、
前記室外側延出部の延出先端は、前記面材の下端よりも下方に位置し、
前記室内側延出部の延出先端は、前記面材の下端よりも上方に位置することが望ましい。
【0010】
このような建具によれば、面材が室外側延出部により一層引っ掛かりにくくなり、面材の落下に伴って下框が傾く(転ぶ)可能性がより一層低くなる。したがって、火災や加熱空気の通り道となる隙間がより一層出来にくくなり、建具の防火性能をより適切に向上させることができる。
【0011】
かかる建具であって、
前記下框面材収容溝は、溝底部、室外側溝側部、及び、室内側溝側部を備え、
前記室外側溝側部は金属製であり、前記室内側溝側部は樹脂製であることが効果的である。
【0012】
このような建具によれば、火災時に室内側溝側部が消失したとしても下框溝内補強材(室内側延出部)に面材を適切に支持させることが可能となる。
【0013】
かかる建具であって、
前記下框溝内補強材は、左右方向において前記下框の一端部から他端部に亘って設けられており、
前記下框溝内補強材の左右方向における所定位置において、前記下框溝内補強材には、前記室内側延出部と前記補強材底部の一部とに亘って切り欠かれた切り欠き部が形成されていることが効果的である。
【0014】
このような建具によれば、ハンドル関連部品取り付け用裏板等の部材を取り付けるために下框溝内補強材を切り欠く必要がある場合でも、下框溝内補強材の強度を必要以上に落とすことなく、下框溝内に部材を配置することが可能となる。
【0015】
かかる建具であって、
前記面材の周縁部を収容する上框面材収容溝を備えた上框と、前記上框面材収容溝内に設けられた上框溝内補強材と、前記面材の周縁部を収容する縦框面材収容溝を備えた縦框と、前記縦框面材収容溝内に設けられた縦框溝内補強材と、を有し、
前記上框溝内補強材は、前記面材の上端よりも上方に位置し見込み方向に沿う第二補強材底部と、前記面材よりも室外側に位置し前記第二補強材底部から下方向へ延出する第二室外側延出部と、前記面材よりも室内側に位置し前記第二補強材底部から下方向へ延出する第二室内側延出部と、を備え、
前記縦框溝内補強材は、前記面材の左右方向における端よりも外側に位置し見込み方向に沿う第三補強材底部と、前記面材よりも室外側に位置し前記第三補強材底部から内側へ延出する第三室外側延出部と、前記面材よりも室内側に位置し前記第三補強材底部から内側へ延出する第三室内側延出部と、を備え、
前記第二室外側延出部の延出先端と前記第二室内側延出部の延出先端の上下方向における位置は一致し、前記第三室外側延出部の延出先端と前記第三室内側延出部の延出先端の左右方向における位置は一致していることが望ましい。
【0016】
このような建具によれば、火災時に縦框溝内補強材や上框溝内補強材に面材を適切に支持させることが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、建具の防火性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】縦すべり出し窓1の正面図である。
図2】縦すべり出し窓1の縦断面図である。
図3】縦すべり出し窓1の横断面図である。
図4図3の縦枠13及び縦框36周辺を拡大した拡大図である。
図5図2の上枠11及び上框51周辺を拡大した拡大図である。
図6図2の下枠12及び下框44周辺を拡大した拡大図である。
図7】下框44が傾いた様子を示したイメージ図である。
図8】下框溝内補強材66に設けられた切り欠き66dを示した第一斜視図である。
図9】下框溝内補強材66に設けられた切り欠き66dを示した第二斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本実施の形態に係る建具の一例としての縦すべり出し窓1について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、縦すべり出し窓1の正面図である。図2は、縦すべり出し窓1の縦断面図である。図3は、縦すべり出し窓1の横断面図である。なお、図3においては、オペレーターハンドル3の記載を省略している。
【0020】
なお、以下の説明においては、縦すべり出し窓1が建物等に取り付けられた状態において、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
【0021】
本実施形態の縦すべり出し窓1は、矩形状に枠組みされて開口を形成する窓枠10と、窓枠10内に取り付けられた障子の一例としての可動障子20と、窓枠10と可動障子20との間に位置するすべり出し窓用ステー50を備えている。可動障子20は、窓枠10に対し、横方向(左右方向)に移動自在かつ回動自在(開閉自在)に、すべり出し窓用ステー50によって支持されている。そして、オペレーターハンドル3を操作して、可動障子20を移動かつ回動させることにより、開口を開いたり閉じたりできるようになっている。
【0022】
窓枠10は、上下の上枠11及び下枠12と左右の縦枠13とが矩形状に枠組みされた四方枠となっている。この窓枠10は、いずれの枠も、金属製(本実施の形態においては、アルミニウム製)窓枠材(押出成形部材)で形成された窓枠となっている。なお、室内側の窓枠10には、樹脂製のカバー材15が設けられている。
【0023】
可動障子20は、框体22と面材の一例としてのガラス(具体的には、複層ガラス21)とを有している。
【0024】
框体22は、上下の上框51及び下框44と左右の縦框36からなり、矩形状に框組みされている。そして、框体22に囲まれた領域を塞ぐように複層ガラス21が設けられている。
【0025】
この框体22は、いずれの框も、金属製(本実施の形態においては、アルミニウム製)の室外側に位置する框材(以下、外框部23と呼ぶ。図4乃至図6参照)と、合成樹脂製の室内側に位置する框材(以下、内框部25と呼ぶ。図4乃至図6参照)が連結されたものとなっている。なお、外框部23及び内框部25は、いずれも押出成型部材である。このように、可動障子20は、アルミ樹脂複合の框体22を備える断熱可動障子となっている。
【0026】
複層ガラス21は、外側ガラス21aと内側ガラス21bとが見込み方向において間隔を隔てて対面し、外側ガラス21aと内側ガラス21bの上下方向と左右方向の内周端には、内部に乾燥剤が封入されたスペーサー21cが設けられている。外側ガラス21aとしては、網入りガラス又は耐熱強化ガラスが、内側ガラス21bとしては、Low−Eガラス(フロートガラス)が用いられる。複層ガラス21については、その端部が、外框部23と内框部25が延出することにより形成された後述するガラス収容溝に収容されている。
【0027】
すべり出し窓用ステー50は、可動障子20の窓枠10に対する相対位置を変化させて、可動障子20を開閉させるための金属製の部材である。すなわち、縦すべり出し窓1においては、可動障子20がすべり出し窓用ステー50によって窓枠10に取り付けられており、すべり出し窓用ステー50が動作することにより、可動障子20が開閉するようになっている。すべり出し窓用ステー50は、図2に示すように、上枠11と上框51の間及び下枠12と下框44の間に位置し、上枠11、上框51、下枠12、下框44にそれぞれ取り付けられている(固定されている)。
【0028】
本実施の形態に係る縦すべり出し窓1には、複数箇所に防火関連部材として補強材30及び加熱発泡材70が備えられている。
【0029】
補強材30は、スチール製の部材であり、火災によりアルミニウム製又は合成樹脂製の窓枠10や框体22が溶融したとしても残存する。
【0030】
加熱発泡材70は、若干の厚みを有するシート状の部材であり、火災の際に火炎に晒されると膨張して、その体積が大きくなる。そして、このことにより、隙間を埋め、火炎や加熱空気の通り道を塞ぐ機能を有する。
【0031】
以下では、補強材30及び加熱発泡材70の構成及び配置について説明する。
【0032】
先ず、縦枠13及び縦框36周辺の防火関連部材について、図4を用いて説明する。図4は、図3の縦枠13及び縦框36周辺を拡大した拡大図である。なお、図4は、左側の縦枠13及び縦框36周辺を表している。図3から明らかなように、左側の縦枠13及び縦框36周辺の構成と右側の縦枠13及び縦框36周辺の構成は略同様であるため、以下では、左側の構成についてのみ図4を参照しつつ説明し、右側の構成については説明を省略する。
【0033】
図4に示すように、縦枠13には加熱発泡材70(便宜上、縦枠発泡材74と呼ぶ)が一箇所に取り付けられている。この縦枠発泡材74は、縦枠13のうちの縦框36と左右方向において対向する対向面13aに取り付けられている(貼付されている)。なお、当該縦枠発泡材74は、上下方向における上端部及び下端部に設けられている。
【0034】
また、上下方向において、上端部の縦枠発泡材74と下端部の縦枠発泡材74の間(つまり、中央部)には、図4の断面においてL字状の補強材30(便宜上、縦枠補強材61と呼ぶ)が位置し、当該縦枠補強材61は対向面13aに取り付けられている(ネジ止めされている)。
【0035】
また、図4に示すように、縦框36には加熱発泡材70(便宜上、縦框発泡材75と呼ぶ)が二箇所に取り付けられている。
【0036】
縦框36の外框部23は、長手方向(上下方向)に貫通する中空空間を形成する縦框中空部37と、当該縦框中空部37の室外側の端から内側へ延出した内側延出部38と、縦框中空部37の室外側の端から外側へ延出した外側延出部39と、を備えている。
【0037】
また、縦框中空部37は、室内側に位置し左右方向に沿った第一中空部37a、室外側に位置し左右方向に沿った第二中空部37b、外側に位置し見込み方向に沿った第三中空部37c、内側に位置し見込み方向に沿った第四中空部37dと、を有している。そして、第三中空部37cには、図4の断面においてL字状の補強材30(便宜上、縦框補強材62と呼ぶ)が取り付けられており(ネジ止めされており)、第一中空部37aには後述する内框係合部41と係合する外框係合部37eが設けられている。
【0038】
また、縦框36の内框部25は、外框係合部37eと係合する内框係合部41と、内框係合部41の内側の端から内側へ延出した内框延出部42と、を備えている。
【0039】
そして、内側延出部38、縦框中空部37の第四中空部37d、内框係合部41、内框延出部42により、複層ガラス21の端部(周縁部)が収容されるガラス収容溝(縦框ガラス収容溝27と呼ぶ。縦框面材収容溝に相当)が形成されている。つまり、縦框ガラス収容溝27は、図4の断面において、溝底部27a、室外側溝側部27b、室内側溝側部27cを有するコの字形状となっており、溝底部27aが、第四中空部37d及び内框係合部41により、室外側溝側部27bが内側延出部38により、室内側溝側部27cが内框延出部42により、それぞれ形成されている。
【0040】
また、当該縦框ガラス収容溝27には、縦框ガラス収容溝27のコの字形状に沿って、コの字形状の補強材30(便宜上、縦框溝内補強材63と呼ぶ)が上下方向において全長に亘って(縦框36の上端部から下端部に亘って)収容されている。この縦框溝内補強材63は、複層ガラス21の左右方向における端よりも外側に位置し見込み方向(溝底部27a)に沿う補強材底部63a(第三補強材底部に相当)と、室外側溝側部27bに沿い、かつ、複層ガラス21よりも室外側に位置し補強材底部63aの見込み方向における端から内側へ延出する室外側補強材延出部63b(第三室外側延出部に相当)と、室内側溝側部27cに沿い、かつ、複層ガラス21よりも室内側に位置し補強材底部63aの見込み方向における端から内側へ延出する室内側補強材延出部63c(第三室内側延出部に相当)と、を有している。
【0041】
そして、縦框発泡材75は、外側延出部39の室内側の面と、補強材底部63aの室外側の端部と、に取り付けられている(貼付されている)。なお、補強材底部63aに取り付けられている縦框発泡材75は、上下方向において全長に亘って(縦框36の上端部から下端部に亘って)設けられている。
【0042】
また、補強材底部63aには、見込み方向において縦框発泡材75と並ぶように(また、縦框発泡材75よりも室内側に)、セッティングブロック(縦框セッティングブロック84と呼ぶ)が取り付けられている。この縦框セッティングブロック84は、図4の断面において矩形状の樹脂製部材であり、上下方向に沿って適当な間隔をあけて複数配置されている。
【0043】
次に、上枠11及び上框51周辺の加熱発泡材70について、図5を用いて説明する。図5は、図2の上枠11及び上框51周辺を拡大した拡大図である。
【0044】
図5に示すように、上框51には、加熱発泡材70(便宜上、上框発泡材76と呼ぶ)が二箇所に取り付けられている。なお、縦枠13とは異なり、上枠11には、加熱発泡材70が設けられていない。
【0045】
上框51の外框部23は、長手方向(左右方向)に貫通する中空空間を形成する上框中空部52と、当該上框中空部52の室外側の端から上側へ延出した上側延出部53と、上框中空部52の室外側の端から下側へ延出した下側延出部54と、を備えている。
【0046】
また、上框中空部52は、下側に位置し見込み方向に沿った第一中空部52a、上側に位置し見込み方向に沿った第二中空部52b、室外側に位置し上下方向に沿った第三中空部52c、室内側に位置し上下方向に沿った第四中空部52dと、を有している。そして、第四中空部52dには後述する内框係合部55と係合する外框係合部52eが設けられている。
【0047】
また、上框51の内框部25は、外框係合部52eと係合する内框係合部55と、内框係合部55から下側へ延出した内框延出部56と、を備えている。
【0048】
そして、下側延出部54、上框中空部52の第一中空部52a、内框係合部55、内框延出部56により、複層ガラス21の端部(周縁部)が収容されるガラス収容溝(上框ガラス収容溝28と呼ぶ。上框面材収容溝に相当)が形成されている。つまり、上框ガラス収容溝28は、図4の断面において、溝底部28a、室外側溝側部28b、室内側溝側部28cを有するコの字形状となっており、溝底部28aが、第一中空部52a及び内框係合部55により、室外側溝側部28bが下側延出部54により、室内側溝側部28cが内框延出部56により、それぞれ形成されている。
【0049】
また、当該上框ガラス収容溝28には、上框ガラス収容溝28のコの字形状に沿って、コの字形状の補強材30(便宜上、上框溝内補強材64と呼ぶ)が左右方向において全長に亘って(上框51の左端部から右端部に亘って)収容されている。この上框溝内補強材64は、複層ガラス21の上端よりも上方に位置し見込み方向(溝底部28a)に沿う補強材底部64a(第二補強材底部に相当)と、室外側溝側部28bに沿い、かつ、複層ガラス21よりも室外側に位置し補強材底部64aの見込み方向における端から下方向へ延出する室外側補強材延出部64b(第二室外側延出部に相当)と、室内側溝側部28cに沿い、かつ、複層ガラス21よりも室内側に位置し補強材底部64aの見込み方向における端から下方向へ延出する室内側補強材延出部64c(第二室内側延出部に相当)と、を有している。
【0050】
そして、上框発泡材76は、上側延出部53の室内側の面と、補強材底部64aの室外側の端部と、に全長に亘って(上框51の左端部から右端部に亘って)取り付けられている(貼付されている)。
【0051】
また、補強材底部64aには、見込み方向において上框発泡材76と並ぶように(また、上框発泡材76よりも室内側に)、セッティングブロック(上框セッティングブロック85と呼ぶ)が取り付けられている。この上框セッティングブロック85は、図5の断面において矩形状の樹脂製部材であり、左右方向に沿って適当な間隔をあけて複数配置されている。
【0052】
なお、すべり出し窓用ステー50は、上枠11と第二中空部52bの間に位置し、上枠11と第二中空部52bにそれぞれ取り付けられている(ネジ止めされている)。
【0053】
次に、下枠12及び下框44周辺の加熱発泡材70について、図6を用いて説明する。図6は、図2の下枠12及び下框44周辺を拡大した拡大図である。
【0054】
図6に示すように、下框44には、加熱発泡材70(便宜上、下框発泡材73と呼ぶ)が二箇所に取り付けられている。なお、上枠11と同様、下枠12にも、加熱発泡材70が設けられていない。
【0055】
下框44の外框部23は、長手方向(左右方向)に貫通する中空空間を形成する下框中空部45と、当該下框中空部45の室外側の端から上側へ延出した上側延出部46と、下框中空部45の室外側の端から下側へ延出した下側延出部47と、を備えている。
【0056】
また、下框中空部45は、下側に位置し見込み方向に沿った第一中空部45a、上側に位置し見込み方向に沿った第二中空部45b、室外側に位置し上下方向に沿った第三中空部45c、室内側に位置し上下方向に沿った第四中空部45dと、を有している。そして、下框中空部45の中空空間には、コの字形状の補強材30(便宜上、下框補強材65と呼ぶ)が左右方向の左端部と右端部に収容され、第四中空部45dには後述する内框係合部48と係合する外框係合部45eが設けられている。
【0057】
また、下框44の内框部25は、外框係合部45eと係合する内框係合部48と、内框係合部48から上側へ延出した内框延出部49と、を備えている。
【0058】
そして、上側延出部46、下框中空部45の第二中空部45b、内框係合部48、内框延出部49により、複層ガラス21の端部(周縁部)が収容されるガラス収容溝(下框ガラス収容溝29と呼ぶ。下框面材収容溝に対応)が形成されている。つまり、下框ガラス収容溝29は、図4の断面において、溝底部29a、室外側溝側部29b、室内側溝側部29cを有するコの字形状となっており、溝底部29aが、第二中空部45b及び内框係合部48により、室外側溝側部29bが上側延出部46により、室内側溝側部29cが内框延出部49により、それぞれ形成されている。
【0059】
また、当該下框ガラス収容溝29には、下框ガラス収容溝29のコの字形状に沿って、コの字形状の補強材30(便宜上、下框溝内補強材66と呼ぶ)が左右方向において全長に亘って(下框44の左端部(一端部に相当)から右端部(他端部に相当)に亘って)収容されている。この下框溝内補強材66は、複層ガラス21の下端よりも下方に位置し見込み方向(溝底部29a)に沿う補強材底部66aと、室外側溝側部29bに沿い、かつ、複層ガラス21よりも室外側に位置し補強材底部66aの見込み方向における端から上方向へ延出する室外側補強材延出部66b(室外側延出部に相当)と、室内側溝側部29cに沿い、かつ、複層ガラス21よりも室内側に位置し補強材底部66aの見込み方向における端から上方向へ延出する室内側補強材延出部66c(室内側延出部に相当)と、を有している。なお、この下框溝内補強材66は、下框補強材65とネジで固定されている。
【0060】
そして、下框発泡材73は、下側延出部47の室内側の面と、補強材底部66aの室外側の端部と、に全長に亘って(下框44の左端部から右端部に亘って)取り付けられている(貼付されている)。
【0061】
また、補強材底部66aには、見込み方向において下框発泡材73と並ぶように(また、下框発泡材73よりも室内側に)、セッティングブロック(下框セッティングブロック86と呼ぶ)が取り付けられている。この下框セッティングブロック86は、左右方向に沿って適当な間隔をあけて複数配置されている。
下框セッティングブロック86は、幾つかの点で、縦框セッティングブロック84及び上框セッティングブロック85とは異なっている。先ず、下框セッティングブロック86は、樹脂製ではなく金属製部材である。また、下框セッティングブロック86は、図6の断面において矩形状の部分(便宜上、本体部86aと呼ぶ)から、見込み方向室内側へ延出した延出部86bを有している。この延出部86bは、下框発泡材73の上方に位置した状態で、複層ガラス21の見込み方向における室外側の端を越える位置まで延出している。
また、本体部86aと延出部86bの上端の位置は一致しており、この位置(つまり、下框セッティングブロック86の上端86cの上下方向における位置)は、後述する室外側補強材延出部66bの延出先端P1の上下方向における位置と一致するか、当該位置よりも上方に位置している(本実施の形態は、後者)。
【0062】
なお、すべり出し窓用ステー50は、下枠12と第一中空部45aの間に位置し、下枠12と第一中空部45aにそれぞれ取り付けられている(ネジ止めされている)。
【0063】
前述したとおり、縦框溝内補強材63、上框溝内補強材64、及び、下框溝内補強材66は、コの字形状を有しているが、縦框溝内補強材63及び上框溝内補強材64が対称的なコの字形状を有しているのに対し、下框溝内補強材66は非対称的なコの字形状を有している。
【0064】
すなわち、図4及び図5に示すように、縦框溝内補強材63(上框溝内補強材64)においては、室外側補強材延出部63b(室外側補強材延出部64b)の延出先端P1と室内側補強材延出部63c(室内側補強材延出部64c)の延出先端P2の左右方向(上下方向)における位置は一致している。換言すれば、室外側補強材延出部63b(室外側補強材延出部64b)の左右方向(上下方向)の長さは、室内側補強材延出部63c(室内側補強材延出部64c)の左右方向(上下方向)の長さと同じとなっている。
【0065】
これに対し、図6に示すように、下框溝内補強材66においては、室外側補強材延出部66bの延出先端P1は、室内側補強材延出部66cの延出先端P2よりも下方に位置している。換言すれば、室外側補強材延出部66bの上下方向の長さは、室内側補強材延出部66cの上下方向の長さよりも短くなっている。
【0066】
このようにした理由は、以下の通りである。従来例に係る縦すべり出し窓1においては、下框溝内補強材66も、縦框溝内補強材63及び上框溝内補強材64と同様、対称的なコの字形状を有していた。
【0067】
このような縦すべり出し窓1において、室外側で火災が発生した場合には、複層ガラス21(特に、外側ガラス21a)が軟化して室外側へ倒れるように(図6に、倒れる方向を白矢印で示す)落下する場合がある。そして、下框溝内補強材66が対称的なコの字形状を有しているため、外側ガラス21aが下框溝内補強材66の室外側補強材延出部66bに引っ掛かり、外側ガラス21aの落下に伴って下框44が傾く(転ぶ)可能性があった(図7に、下框44が傾いた様子(イメージ)を示す)。
【0068】
そして、下框44が傾く(転ぶ)と、下枠12との間に隙間が生じ、当該隙間が火炎や加熱空気の通り道(図7の太字矢印参照)となる場合があった。
【0069】
これに対し、本実施の形態においては、室外側補強材延出部66bの延出先端P1を、室内側補強材延出部66cの延出先端P2よりも下方に位置させたため、外側ガラス21aが軟化して室外側へ倒れるように(図6に、倒れる方向を白矢印で示す)落下したとしても、外側ガラス21aが下框溝内補強材66の室外側補強材延出部66bに引っ掛かりにくくなり、外側ガラス21aの落下に伴って下框44が傾く(転ぶ)可能性が低くなる。したがって、火災や加熱空気の通り道となる隙間が出来にくくなり、縦すべり出し窓1の防火性能を向上させることができる。
【0070】
また、本実施の形態においては、室内側補強材延出部66cの延出先端P2が、複層ガラス21の下端よりも上方に位置する一方で、室外側補強材延出部66bの延出先端P1は、複層ガラス21の下端よりも下方に位置することとした。
【0071】
そのため、外側ガラス21aが軟化して室外側へ倒れるように落下したとしても、外側ガラス21aが下框溝内補強材66の室外側補強材延出部66bにより一層引っ掛かりにくくなり、外側ガラス21aの落下に伴って下框44が傾く(転ぶ)可能性がより一層低くなる。したがって、火災や加熱空気の通り道となる隙間がより一層出来にくくなり、縦すべり出し窓1の防火性能をより適切に向上させることができる。
【0072】
また、本実施の形態においては、下框セッティングブロック86の上端86cの上下方向における位置が、室外側補強材延出部66bの延出先端P1の上下方向における位置と一致するか、当該位置よりも上方に位置している。そのため、外側ガラス21aが軟化して室外側へ倒れるように落下する際に、下框セッティングブロック86が、外側ガラス21aを室外側補強材延出部66bに向かわせないようにする機能を発揮する。したがって、外側ガラス21aが下框溝内補強材66の室外側補強材延出部66bにより一層引っ掛かりにくくなり、外側ガラス21aの落下に伴って下框44が傾く(転ぶ)可能性がより一層低くなる。したがって、火災や加熱空気の通り道となる隙間がより一層出来にくくなり、縦すべり出し窓1の防火性能をより適切に向上させることができる。
【0073】
なお、室外側ではなく室内側で火災が発生した場合には、複層ガラス21(特に、内側ガラス21b)が軟化して室内側へ倒れ(図6に、倒れる方向を黒矢印で示す)、内側ガラス21bが下框溝内補強材66の室内側補強材延出部66cに引っ掛かることとなる。しかしながら、図6から明らかなように、内側ガラス21bが室内側補強材延出部66cに引っ掛かったとしても、下框44が傾く方向には、下框44が傾こうとする動作を物理的にブロックする部材(下枠12等)が存在するため、隙間が生ずる問題は生じ得ない。したがって、室内側で火災が発生する場合を考慮して、室内側補強材延出部66cの延出先端P2を複層ガラス21の下端よりも下方に位置させる必要はない。
【0074】
また、本実施の形態に係る縦すべり出し窓1においては、下框ガラス収容溝29の室外側溝側部29bが金属製である一方で、室内側溝側部29cが金属よりも消失し易い樹脂製となっている。そのため、室内側補強材延出部66cの延出先端P2を複層ガラス21の下端よりも上方に位置させることにより、火災時に室内側溝側部29cが消失したとしても下框溝内補強材66(室内側補強材延出部66c)に複層ガラス21を適切に支持させることが可能となる。
【0075】
ところで、外側ガラス21aの落下の際に、外側ガラス21aが下框溝内補強材66の室外側補強材延出部66bに引っ掛からないようにするためには、下框溝内補強材66をL字形状にして室外側補強材延出部66bを取り去ってしまう方策も考えられるが、本実施の形態においては、このような形態を採っていない。このようにした理由は、以下の通りである。
【0076】
すなわち、本実施の形態に係る下框溝内補強材66には、図8及び図9に示すように、下框溝内補強材66の左右方向における所定位置(本実施の形態においては、左端部)において、室内側補強材延出部66c(の全部)と補強材底部66aの一部とに亘って切り欠かれた切り欠き部66dが形成されている。
【0077】
この切り欠き部66dは、前述したオペレーターハンドル3を操作して可動障子20を移動(回動)させるための部品の一部(便宜上、ハンドル関連部品80と呼ぶ)を下框ガラス収容溝29の室内側溝側部29cに取り付ける際に必要なL字状の部品取り付け用裏板82を下框ガラス収容溝29内に設置するために、形成されている。つまり、切り欠き部66dが存在しないと、当該部品取り付け用裏板82が下框溝内補強材66と物理的に干渉して部品取り付け用裏板82の設置ができないため、切り欠き部66dを設けている。したがって、室内側補強材延出部66cの全部と補強材底部66aの一部に亘って切り欠かれた切り欠き部66dに、L字状の部品取り付け用裏板82が収まるように、当該部品取り付け用裏板82が設置されている。
【0078】
仮に下框溝内補強材66がL字形状である(室外側補強材延出部66bがない)場合には、切り欠き部66dが存在することにより、前記所定位置(左端部)において、下框溝内補強材66の強度が弱くなってしまう(強度が弱くなる部分を、図8において記号Wで示す)。そして、かかる場合には、縦すべり出し窓1の組み立て等のために下框溝内補強材66を作業者が取り扱うときに、ハンドリング性が悪くなる(例えば、強度が弱くなる部分Wにおいて、下框溝内補強材66些細なことで曲がってしまう)。
【0079】
そこで、本実施の形態においては、室外側補強材延出部66bを設けて、下框溝内補強材66の強度を強くしている。つまり、切り欠き部66dが下框溝内補強材66に設けられている本実施の形態に係る状況においては、室外側補強材延出部66bの延出先端P1が室内側補強材延出部66cの延出先端P2よりも下方に位置する構成を採ることにより、縦すべり出し窓1の防火性能を向上させる効果だけでなく、下框溝内補強材66の強度を向上させる効果も生ずることとなる。
【0080】
上記実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
【0081】
上記実施の形態においては、建具として縦すべり出し窓1を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、横すべり出し窓であってもよい。また、建具はすべり出し窓に限定されるものではなく、例えば、引き違い窓、開き窓、FIX窓等であってもよい。
【0082】
また、上記実施の形態に係る縦框溝内補強材63(上框溝内補強材64)においては、室外側補強材延出部63b(室外側補強材延出部64b)の延出先端P1と室内側補強材延出部63c(室内側補強材延出部64c)の延出先端P2の左右方向(上下方向)における位置が一致していることとしたが、これに限定されるものではない。
【0083】
例えば、下框溝内補強材66と同様、延出先端P1と延出先端P2の位置を異ならせてもよい。ただし、縦框溝内補強材63(上框溝内補強材64)に関しては、重力の関係上、複層ガラス21が室外側補強材延出部に引っ掛かる前述した問題は生じ得ないため、火災時に縦框溝内補強材63(上框溝内補強材64)に複層ガラス21を適切に支持させることを重視して、延出先端P1と延出先端P2の位置を一致させる方が望ましい。
【符号の説明】
【0084】
1 縦すべり出し窓、3 オペレーターハンドル
10 窓枠、11 上枠、12 下枠、13 縦枠、13a 対向面
15 カバー材、20 可動障子、21 複層ガラス
21a 外側ガラス、21b 内側ガラス、21c スペーサー
22 框体、23 外框部、25 内框部
27 縦框ガラス収容溝
27a 溝底部、27b 室外側溝側部、27c 室内側溝側部
28 上框ガラス収容溝
28a 溝底部、28b 室外側溝側部、28c 室内側溝側部
29 下框ガラス収容溝
29a 溝底部、29b 室外側溝側部、29c 室内側溝側部
30 補強材
36 縦框、37 縦框中空部
37a 第一中空部、37b 第二中空部、37c 第三中空部
37d 第四中空部、37e 外框係合部
38 内側延出部、39 外側延出部
41 内框係合部、42 内框延出部
44 下框、45 下框中空部
45a 第一中空部、45b 第二中空部、45c 第三中空部
45d 第四中空部、45e 外框係合部
46 上側延出部、47 下側延出部
48 内框係合部、49 内框延出部
50 すべり出し窓用ステー
51 上框、52 上框中空部
52a 第一中空部、52b 第二中空部、52c 第三中空部
52d 第四中空部、52e 外框係合部
53 上側延出部、54 下側延出部
55 内框係合部、56 内框延出部
61 縦枠補強材、62 縦框補強材、63 縦框溝内補強材
63a 補強材底部、63b 室外側補強材延出部、63c 室内側補強材延出部
64 上框溝内補強材
64a 補強材底部、64b 室外側補強材延出部、64c 室内側補強材延出部
65 下框補強材、66 下框溝内補強材
66a 補強材底部、66b 室外側補強材延出部
66c 室内側補強材延出部、66d 切り欠き部
70 加熱発泡材、73 下框発泡材、74 縦枠発泡材
75 縦框発泡材、76 上框発泡材
80 ハンドル関連部品、82 部品取り付け用裏板
84 縦框セッティングブロック、85 上框セッティングブロック
86 下框セッティングブロック
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9