特許6763708IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

接合材、接合材の製造方法、及び接合体

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、特許文献2〜4に開示された接合用シートは、銅ナノ粒子を含んだペーストを焼結することでシート化している。このように、ペーストを焼結して製造した接合用シートでは、被接合部材を接合する際の加熱および加圧によって接合用シート内に応力がかかり、銅ナノ粒子同士が焼結した部分に微小なクラックが発生してしまうため、十分な接合力を実現できないという課題があった。 また、特許文献5に開示された接合用シートは、バルク状態の合金箔などを多孔質化することでシート化するものであるが、銀などの貴金属やそれらの混合物を原料した場合に限られており、銅のみを原料とした接合用シートを製造することは不可能であった。 このように、銅ナノ粒子を原料とし、高い接合力を有する接合材の実現が望まれていた。 本発明は、事情に鑑みてなされたものであって、高い接合力を有する、銅ナノ粒子を原料とする接合材を提供することを課題とする。 また、接合材の製造方法を提供すること、並びに、接合材を用いて2以上の部材を接合した接合体を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

かかる課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。 (1) 平均粒子径が300nm以下の銅を主成分とする微粒子を含み、前記微粒子同士が密着した、板状又はシート状の接合材であって、当該接合材の空隙率が、0.30未満である、接合材。 (2) 厚さが、200μm以下である、前項1に記載の接合材。
【発明の効果】
本発明の接合材は、平均粒子径が300nm以下の銅を主成分とする微粒子を含み、これらの微粒子同士が密着して、空隙率が0.30未満であるため、強度的に安定したシートとなり、かつ高い接合力を有する。 本発明の接合材の製造方法は、平均粒子径が300nm以下の銅を主成分とする微粒子を用意し、これを念入りに分級することなく0.5GPa以上に加圧して板状又はシート状に形成することで、上述した接合材を容易に製造することができる。 本発明の接合体は、第1及び第2被接合部材の間に、上述した接合材が設けられているため、第1及び第2被接合部材が高い接合力で接合された接合体を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の検証試験に用いる接合材を製造するための冶具の構成の一例を示す斜視図である。

【図2】本発明の検証試験に用いる接合材の構成の一例を示す写真である。

【図3】本発明の検証試験に用いる接合材の断面のSEM観察の結果を示す図である。

【図4】本発明の検証試験に用いる接合材を加圧成型する際の圧力と空隙率との関係を示す図である。

【図5】本発明の検証試験に用いる接合体の構成を説明するための斜視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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