特許第6765141号(P6765141)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6765141
(24)【登録日】2020年9月17日
(45)【発行日】2020年10月7日
(54)【発明の名称】目地カバー装置
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/68 20060101AFI20200928BHJP
【FI】
   E04B1/68 100A
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-107868(P2019-107868)
(22)【出願日】2019年6月10日
【審査請求日】2019年6月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000110365
【氏名又は名称】ドーエイ外装有限会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
(74)【代理人】
【識別番号】100194261
【弁理士】
【氏名又は名称】栢原 崇行
(72)【発明者】
【氏名】後藤 英夫
【審査官】 須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−062369(JP,A)
【文献】 特開2009−079356(JP,A)
【文献】 特開2018−193824(JP,A)
【文献】 特開2014−118789(JP,A)
【文献】 特開2008−144367(JP,A)
【文献】 特開2000−179056(JP,A)
【文献】 特開平11−280291(JP,A)
【文献】 特開2020−090872(JP,A)
【文献】 特開2019−218709(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 1/62−1/99
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の躯体と、前記一方の躯体に角部を有する目地部を介して設けられ、かつ、前記一方の躯体と免震装置を介して接続された他方の躯体と、前記他方の躯体に形成され、通常時において前記目地部を塞ぐ閉塞部と、前記閉塞部の底面に設けられた複数個の第1のレール部材と、前記第1のレール部材にスライド移動可能に支持され、前記一方の躯体側の端部に被係合部を有する第1の目地プレートと、前記一方の躯体に設けられ、前記被係合部に係合する係合部と、前記第1の目地プレートを前記他方の躯体側へ付勢する付勢手段と、前記第1の目地プレートの底面に前後方向又は左右方向に延在するように設けられた第2のレール部材と、前記第2のレール部材にスライド移動可能に支持され、前記目地部の角部に突出するように設けられた第2の目地プレートとで構成される目地カバー装置。
【請求項2】
前記第1の目地プレートは、前記目地部の前後方向及び左右方向にそれぞれ複数個設けられていることを特徴とする請求項1に記載の目地カバー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は免震装置を有する躯体の間の目地部を塞ぐ目地カバー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、アイソレーター(免震装置)を有した免震建物の一方の躯体と他方の躯体間の目地部を塞ぐ目地カバー装置としては、例えば、「建物の下部外壁躯体に目地部を介して設けられた床躯体の目地部側の上面と隙間を介して先端部が位置する、該目地部を覆うように設けられた庇と、この庇の底面に所定間隔で固定された複数個のレールに前記隙間より床躯体上へ突出するようにスライド移動可能に取付けられた先端部に下方へ突出するストッパー板を備える複数個のステップ板と、この複数個のステップ板を常時収納方向に付勢する付勢機構と、前記床躯体の目地部側端部に前記ストッパー板と前後方向に建物本体が揺れ動いても係合して、ステップ板を引き出すことができる係合片とからなることを特徴とする目地カバー装置」が知られている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、このような目地カバー装置では、直線的な目地部であれば地震が発生した場合にも目地部が開口しないように塞ぐことができ、かつ、躯体等が破損しないように地震に追従して揺れ動きを吸収することが可能であるが、角部を有する目地部に用いられた場合、地震によって目地部が広くなるように揺れ動いた際に、目地部の角部を塞ぐことができず、人や物が目地部の下方に落下してしまうおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−144367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、境界線までの距離が至近であっても常時目地部及び目地部の角部を塞ぐことができ、かつ、該目地カバーが境界線を越えることなく地震による揺れ動きを吸収することができる目地カバー装置を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の目地カバー装置は、一方の躯体と、前記一方の躯体に角部を有する目地部を介して設けられ、かつ、前記一方の躯体と免震装置を介して接続された他方の躯体と、前記他方の躯体に形成され、通常時において前記目地部を塞ぐ閉塞部と、前記閉塞部の底面に設けられた第1のレール部材と、前記レール部材にスライド移動可能に支持され、前記一方の躯体側の端部に被係合部を有する第1の目地プレートと、前記一方の躯体に設けられ、前記被係合部に係合する係合部と、前記第1の目地プレートを前記他方の躯体側へ付勢する付勢手段と、前記第1の目地プレートの底面に前後方向又は左右方向に延在するように設けられた1対の第2のレール部材と、前記第2のレール部材にスライド移動可能に支持され、前記目地部の角部に突出するように設けられた第2の目地プレートとで構成されることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の目地カバー装置の前記第1の目地プレートは、目地部の前後方向及び左右方向にそれぞれ複数個設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、第2の目地プレートが目地部の角部に突出するように設けられているので、地震によって目地部が広くなるように揺れ動いても、第2の目地プレートが1対の第2レール部材に支持された状態でスライド移動するので、目地部の角部が開口することを確実に防止できる。
(2)第2の目地プレートはスライド移動可能に設けられているので、目地部が狭くなった場合にも躯体や目地プレート等が破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる。
(3)請求項2に記載の発明においては、前記(1)〜(2)と同様な効果が得られるとともに、第1の目地プレートを前後方向及び左右方向にそれぞれ複数個設けることにより、第1の目地プレートの寸法を小さくすることができるため、容易に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1乃至図11は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図12乃至図14は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図1】第1の実施形態の目地カバー装置の平面図。
図2図1の2−2線に沿う断面図。
図3図1の3−3線に沿う断面図。
図4図1の4−4線に沿う断面図。
図5】第1のレール部材、第1の目地プレート及び付勢手段の説明図。
図6】地震で目地部が狭くなった場合の平面視からの動作説明図。
図7図6の7−7線に沿う断面図。
図8図6の8−8線に沿う断面図。
図9】地震で目地部が狭くなった場合の平面視からの動作説明図。
図10図9の10−10線に沿う断面図。
図11図9の11−11線に沿う断面図。
図12】第2の実施形態の目地カバー装置の平面図。
図13図12の13−13線に沿う断面図。
図14】第1の目地プレート及び付勢手段の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図11に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は角部を有する目地部2を介して設けられた一方の躯体3と他方の躯体4との間に設置された目地カバー装置である。この一方の躯体3と他方の躯体4は、本実施形態では免震建物を想定しており、免震装置5(アイソレータ)を介して連結されている。
なお、左右方向とは図1における左右方向であり、前後方向とは図1における上下方向をいい、上下方向とは図2における上下方向をいう。
【0012】
この目地カバー装置1は、図1乃至図4に示すように、他方の躯体4に形成され、通常時において前記目地部2(角部を含む)を塞ぐ閉塞部6と、前記閉塞部6の底面に設けられた複数個の第1のレール部材7と、前記第1のレール部材7にスライド移動可能に支持され、前記一方の躯体3側の端部に被係合部8を有する第1の目地プレート9と、前記一方の躯体3に設けられ、前記被係合部8に係合する係合部10と、前記第1の目地プレート9を前記他方の躯体4側へ付勢する付勢手段11と、前記第1の目地プレート9の底面に前後方向又は左右方向に延在するように設けられた1対の第2のレール部材12と、前記第2のレール部材12にスライド移動可能に支持され、前記目地部2の角部2aに突出するように設けられた第2の目地プレート13とで構成されている。
なお、ここで通常状態とは、例えば図1図2の状態をいう。
【0013】
閉塞部6は、他方の躯体4の下部付近に外方へ突出するように設けられており、いわゆる犬走りのように形成されている。この閉塞部6は、通常時において前記目地部2の上方に位置し、目地部が開口しないように塞いでいる。
【0014】
この閉塞部6は図2等に示すように、本実施形態では底面6aが略水平となるように形成されており、この底面6aに複数個の第1のレール部材7が固定される。
【0015】
図5で示すように、第1のレール部材7は、断面視略クランク状に屈曲しており、この上方の平坦面がボルトやビス等の固定手段によって前記閉塞部6の底面に固定される1対の取付部14となっている。一方、下方の平坦面は、外方へ向くように第1の目地プレート9に取り付けられ、該構成により2つの第1のレール部材7が1対となり、前記第1の目地プレート9を支持する目地プレート支持部15となる。なお、この第1のレール部材7は、本実施形態では、前後方向の目地部2b及び左右方向の目地部2cにそれぞれ複数対設けられる。
【0016】
第1の目地プレート9は、平面視略長方形状で、断面形状が略リップ溝形の金属板で、上方の水平面が前記第1のレール部材7の目地プレート支持部15に支持された状態で設置される。この第1の目地プレート9は角部2aを除いた目地部2に複数個設置され、隣り合う第1の目地プレート9同士は、ほとんど隙間が生じないように設置されている。
なお、第1の目地プレート9と第1のレール部材7の接触面には、滑り材やローラー等の滑動部材(図示せず)を設けることが望ましい。
【0017】
第1の目地プレート9の突出端部(一方の躯体側の端部)には、下方にクランク状に折り返された被係合部8が形成されている。なお、この被係合部8は、第1の目地プレート9と別体で作成し、溶接等の手段により第1の目地プレート9の突出端部付近に固定してもよい。
【0018】
なお、通常時においてこの被係合部8が外部から視認できないように、化粧板(図示せず)等を設けてもよい。このような化粧板を設けることにより、美観を向上させることができる。
【0019】
また、この第1の目地プレート9は付勢手段11により、常時他方の躯体4側へ付勢されており、付勢手段11は、第1の目地プレート9の後端部(他方の躯体側の端部)に一端部が取り付けられたワイヤー16と、このワイヤー16が通過する滑車17と、ワイヤー16の他端部に取り付けられた付勢具18とで構成されている。本実施形態では、付勢具18としてコイルスプリングが用いられている。この付勢手段11は、1つの第1の目地プレート9に対して1つ設けられている。この付勢具18は、本実施形態においては、コイルスプリングを用いたが、ゼンマイバネや引きバネ、押しバネ等を用いてもよい。
【0020】
また、本実施形態においては、コイルスプリング18の伸びしろを考慮してワイヤー16や付勢具18が斜めになるように取り付けられているが、ワイヤー16や付勢具18を略鉛直方向に設置してもよい。このワイヤー16の延在方向(角度)はどのようなものでもよく、「直下」「斜め」「真横」に延在するように、更に滑車17を増やしてもよい。
【0021】
なお付言すると、ワイヤー16は第1の目地プレート9の出入方向から、一旦滑車17で方向転換する。その滑車17から第1の目地プレート9の移動寸法分以上を隔てた所に、ワイヤー16の留め具を付けて、それから先は付勢具18(引きバネ)を用いて他方の躯体4側へ付勢している。
【0022】
係合部10 は、本実施形態では、一方の躯体3の目地部2側の壁面に設けられており、一方の躯体3の床面よりもその上端部が上方へ突出しており、この突出した部位が前記被係合部8に係合し、目地部2が広くなった場合に第1の目地プレート9を一方の躯体側へ突出させる。この係合部10は、金属等のプレートで、一方の躯体3の壁面にビス(図示せず)等により固定されているが、一方の躯体3に一体的に形成してもよい。
【0023】
第2のレール部材12は、第1のレール部材7と同様の形状となっており、本実施形態では、前後方向の目地部2bと略平行となるように1対設けられている。この第2のレール部材12は、上方の平坦面が複数個の第1の目地プレート9の底面を連結するように取り付けられている。
【0024】
第2の目地プレート13は、前記第1の目地プレートと略同様の構成となっており、この第2の目地プレート13についても、地震によって左右の躯体3、4が揺れ動き、その揺れ動きが終了した際に、自動的に通常時の状態に復帰する復帰手段19を有している。本実施形態では、第1の目地プレート9と同様に、目地部2の角部2aと反対方向へ付勢する付勢手段が復帰手段19として設けられている。例えば、図4に示すように、この第2の目地プレート13に用いられる復帰手段19は、第2の目地プレート13の後端部付近に一端部が取り付けられたワイヤー16と、このワイヤー16の他端部に取り付けられ、第2の目地プレート13を目地部2の角部2a側の反対方向へ付勢するとともに、第2の目地プレート13の後端部から離間した部位の第1の目地プレート9に取り付けられた付勢具18で構成されている。
【0025】
なお、第2の目地プレート13の被係合部8が係合する係合部10も一方の躯体3の目地部2の角部2a付近の壁面に設けられている。
【0026】
ところで、本実施形態では、第2の目地プレート13を付勢する付勢手段を復帰手段19として用いたが、第2の目地プレート13の幅方向(第2のレール部材12と直交する方向)にスライド移動できるように、一方の躯体3に第2の目地プレート13の突出端部を取り付けて復帰手段19としてもよい。このように取り付けることにより、地震によって目地部2の幅が変化しても、破損することなく揺れ動きに追従することができ、地震による揺れ動きが終了した際には、自動的に通常時の状態に復帰する。
【0027】
第2の目地プレート13は、その幅が前記第1の目地プレート9の長さ方向の寸法(前後方向の目地部2bにおいては、左右方向、左右方向の目地部2cにおいては、前後方向、)と略同寸法又はわずかに小さい程度(目地部2を略覆える程度)の寸法に形成されており、通常時において互いに上下方向に間隙を隔てて重なった状態で目地部2の角部2aを覆っている。通常時においては、この上部に第1の目地プレート9及び閉塞部6も位置する。
【0028】
地震で一方と他方の躯体3、4が揺れ動き目地部2が狭くなると、図6乃至図8に示すように、閉塞部6、第1及び第2の目地プレート9、13が一方の躯体3の床面上をスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
【0029】
地震で躯体3、4が揺れ動き目地部2が広くなると、図9乃至図11に示すように、第1の目地プレート9の被係合部8が係合部10と係合し、複数個の第1の目地プレート9がスライドし、前後方向及び左右方向の目地部2b、2cを塞ぐとともに、第2の目地プレート13も、その被係合部8が係合部10とそれぞれ係合し、第2の目地プレート13がスライドし、目地部2の角部2aを塞ぐとともに、地震による揺れ動きを吸収する。
地震による揺れ動きが終了すると、第1の目地プレート9は付勢手段11の付勢力により、また、第2の目地プレート13は復帰手段19により通常状態に自動的に復帰する。
【0030】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図12乃至図14に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0031】
図12乃至図14に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、おもりを付勢具18Aとして用いた付勢手段11Aにした点で、このような付勢手段11Aを用いた目地カバー装置1Aにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0032】
なお、第1の目地プレートは、第2のレール部材を取り付けるために底面が略フラットとなっていることが望ましく、本発明の実施形態のような形状で第1のレール部材に支持されてもよいし、リップ溝形のレール部材として、このレール部材にローラー等を介して吊り下げ状態で支持されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は目地カバー装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0034】
1、1A:目地カバー装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:免震装置、 6:閉塞部、
7:第1のレール部材、 8:被係合部、
9:第1の目地プレート、 10:係合部、
11、11A:付勢手段、 12:第2のレール部材、
13:第2の目地プレート、 14:取付部、
15:目地プレート支持部、 16:ワイヤー、
17:滑車、 18、18A:付勢具、
19:復帰手段。
【要約】      (修正有)
【課題】目地部及び目地部の角部を塞ぎ、かつ目地カバーが境界線を越えることなく地震による揺れ動きを吸収することができる目地カバー装置を提供すること。
【解決手段】一方の躯体3と、角部を有する目地部2を介して設けられ一方の躯体3と免震装置5により接続された他方の躯体4と、他方の躯体4に形成され通常時目地部2を塞ぐ閉塞部6と、閉塞部6の底面に設けられた第1のレール部材7と、レール部材7にスライド移動可能に支持され一方の躯体3の端部に被係合部を有する第1の目地プレート9と、一方の躯体3に設けられ被係合部に係合する係合部10と、第1の目地プレート9を他方の躯体4側へ付勢する付勢手段11と、第1の目地プレート9の底面に前後又は左右方向に延在するように設けられた第2のレール部材12と、第2のレール部材12にスライド移動可能に支持され目地部2の角部に突出する第2の目地プレート13とで構成される。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14