特許第6765286号(P6765286)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6765286表示プログラム、表示方法、及び表示装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6765286
(24)【登録日】2020年9月17日
(45)【発行日】2020年10月7日
(54)【発明の名称】表示プログラム、表示方法、及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20200928BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20200928BHJP
【FI】
   G06Q50/12
   G06Q30/02 470
【請求項の数】9
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-224155(P2016-224155)
(22)【出願日】2016年11月17日
(65)【公開番号】特開2018-81556(P2018-81556A)
(43)【公開日】2018年5月24日
【審査請求日】2019年3月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西巻 祐一郎
(72)【発明者】
【氏名】塚本 浩司
(72)【発明者】
【氏名】岡田 義一
(72)【発明者】
【氏名】松田 優太
(72)【発明者】
【氏名】簑田 高志
【審査官】 関 博文
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−331503(JP,A)
【文献】 米国特許第07043497(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに関する情報と、所定の宿泊施設に関する情報と、前記ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報とを取得する取得手順と、
前記所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、前記ユーザに関する情報と前記履歴情報に含まれる宿泊施設に関する情報に対応付けられた特徴情報とに基づいて、表示特徴情報を決定する決定手順と、
前記決定手順により決定された前記表示特徴情報を表示する表示手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム。
【請求項2】
前記表示手順は、
前記ユーザが利用する端末装置に表示される前記所定の宿泊施設に関する情報のうち、前記表示特徴情報を強調表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。
【請求項3】
前記表示手順は、
前記特徴情報のうち、前記表示特徴情報のみを表示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示プログラム。
【請求項4】
前記表示手順は、
前記表示特徴情報を他の特徴情報とは異なる表示態様で前記特徴情報を一覧表示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示プログラム。
【請求項5】
前記表示手順は、
前記表示特徴情報を他の特徴情報よりもサイズを大きくして前記特徴情報を一覧表示する
ことを特徴とする請求項4に記載の表示プログラム。
【請求項6】
前記表示手順は、
前記ユーザに応じて表示する前記表示特徴情報の数を変動させる
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の表示プログラム。
【請求項7】
前記表示手順は、
複数の宿泊施設に関する情報を一覧表示する場合は、各宿泊施設の各々に対応付けられた前記特徴情報のうち、各宿泊施設の各々の前記表示特徴情報を表示し、前記複数の宿泊施設のうち一の宿泊施設に関する情報が決定された場合は、前記一の宿泊施設に対応付けられた特徴情報を含む前記一の宿泊施設に関する情報のみを表示する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の表示プログラム。
【請求項8】
端末装置が実行する表示方法であって、
ユーザに関する情報と、所定の宿泊施設に関する情報と、前記ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報とを取得する取得工程と、
前記所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、前記ユーザに関する情報と前記履歴情報に含まれる宿泊施設に関する情報に対応付けられた特徴情報とに基づいて、表示特徴情報を決定する決定工程と、
前記決定工程により決定された前記表示特徴情報を表示する表示工程と、
を含んだことを特徴とする表示方法。
【請求項9】
ユーザに関する情報と、所定の宿泊施設に関する情報と、前記ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報とを取得する取得部と、
前記所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、前記ユーザに関する情報と前記履歴情報に含まれる宿泊施設に関する情報に対応付けられた特徴情報とに基づいて、表示特徴情報を決定する決定部と、
前記決定部により決定された前記表示特徴情報を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示プログラム、表示方法、及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、種々のサービスに関する情報をユーザの端末装置に表示させる技術が提供されている。例えば、時間に関する情報に基づいて選定した画像を含むサービス情報画面を端末装置に表示させる技術が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−040518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザに応じて適切な情報を表示することが難しい場合がある。例えば、ユーザに提供する画像を季節等に変動させるだけでは、ユーザに応じて適切な情報を表示することは難しい場合がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザに応じて適切な情報を表示する表示プログラム、表示方法、及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る表示プログラムは、ユーザに関する情報と、所定の宿泊施設に関する情報とを取得する取得手順と、前記所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、前記ユーザに関する情報と前記所定の宿泊施設に関する情報とに基づいて決定された特徴情報である表示特徴情報を表示する表示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザに応じて適切な情報を表示することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る表示システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る宿泊施設情報記憶部の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る宿泊履歴情報記憶部の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る表示処理の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、実施形態に係る特徴情報の他の表示例を示す図である。
図9図9は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る表示プログラム、表示方法、及び表示装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る表示プログラム、表示方法、及び表示装置が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.表示処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る表示処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。図1では、端末装置10にサービス提供装置50(図2参照)が提供する宿泊予約に関する電子商取引サービス(「宿泊予約サービス」ともいう)を利用するためのアプリ(以下、「宿泊予約アプリA」ともいう)がインストール済みであるものとする。図1の例では、端末装置10がユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)が利用するスマートフォンである場合を示す。また、以下に示す表示処理においては、所定の施設がホテル等の宿泊施設(以下、単に「ホテル」ともいう)であり、提供されるサービスが宿泊サービスである場合を示す。
【0011】
また、図1では、宿泊予約アプリAが起動された端末装置10(以下、単に「端末装置10」とする)は、ユーザが入力したホテルに関する条件に対応する宿泊サービスに関する情報(以下、「コンテンツ」ともいう)を提供する場合を示す。なお、ここでいうコンテンツとは、ホテルにおいて提供される宿泊サービスの内容を示す情報等を含むものとする。なお、コンテンツとは、ホテルにおいて提供される宿泊サービスの広告情報であってもよい。例えば、端末装置10は、サービス提供装置50が提供する電子商取引サービスにおいて予約可能なホテルの宿泊サービスに関するコンテンツをユーザに提供する。
【0012】
以下、図1を用いて、表示処理の一例を説明する。図1では、端末装置10における表示内容の変更に応じて、端末装置10を端末装置10−1や端末装置10−2として説明する。なお、端末装置10−1、10−2は同一の端末装置10である。また、以下では、端末装置10−1、10−2について、特に区別なく説明する場合には、端末装置10と記載する。
【0013】
例えば、ユーザの操作により端末装置10−1は、宿泊予約アプリAを起動する。図1の例では、端末装置10−1は、ユーザU1の操作に応じて宿泊予約アプリAを起動する。そして、ユーザU1は、端末装置10−1に表示された宿泊予約アプリAの入力ページW11を介してホテルに関する条件を入力する。図1に示す例において、端末装置10−1の画面に表示された入力ページW11中には、宿泊サービスの提供に関するユーザU1の指定に関する情報が入力される。例えば、図1の例では、入力欄BX11、BX12にユーザU1が希望するエリア及び日付に関する情報を入力する場合を示す。なお、図1では、説明を簡単にするために、入力ページW11において、入力欄BX11、BX12によりエリア及び日付に関する情報を受け付ける場合を示すが、宿泊日数等の種々の情報を受け付けてもよい。
【0014】
例えば、ユーザU1は、エリアを入力する入力欄BX11に「A地域」と入力する。また、例えば、ユーザU1は、日付を入力する入力欄BX12に「X月Y日」と入力する。なお、端末装置10は、入力欄BX11や入力欄BX12に対する入力を、表示したコンボボックス等による一覧から選択させたり、表示したカレンダー等から日付を選択させたりすることにより受け付けてもよい。その後、ユーザU1は、端末装置10−1の画面に表示された入力ページW11中のボタンBT11を押下する。これにより、端末装置10−1は、ユーザU1が入力したホテルに関する条件に対応するホテル情報を検索する(ステップS11)。図1の例では、端末装置10−1は、日付「X月Y日」、エリア「A地域」に対応するコンテンツを抽出(決定)する。
【0015】
図1の例では、端末装置10は、宿泊施設情報記憶部141に示すように、各ホテルに関する情報を記憶する。例えば、宿泊施設情報記憶部141には、ホテルAやホテルBがA地域に位置することやホテルCがB地域に位置すること等に関する情報が記憶される。
【0016】
また、例えば、宿泊施設情報記憶部141には、各ホテルの特徴に関する情報(「特徴情報」ともいう)が記憶される。ここでいう特徴情報には、例えば、ホテル等の施設が有する機能や提供するサービス等のユーザが宿泊するホテルを決定する際に影響を与える情報が含まれる。なお、特徴情報には、ユーザ(顧客)を誘引する要因となり得る情報であれば、どのような情報が含まれてもよい。図1に示す例では、宿泊施設情報記憶部141には、特徴情報として、温泉の有無を示す情報やペットの可否を示す情報や無料送迎の有無を示す情報が含まれる。
【0017】
図1の例では、ホテルAは、温泉が「有」であり、ペットが「可」であり、無料送迎が「有」である場合を示す。また、図1の例では、ホテルBは、温泉が「無」であり、ペットが「可」であり、無料送迎が「有」である場合を示す。また、図1の例では、ホテルCは、温泉が「有」であり、ペットが「不可」であり、無料送迎が「有」である場合を示す。
【0018】
また、図1の例では、端末装置10は、コンテンツ情報記憶部142に示すように、各ホテルが提供する宿泊サービスに対応するコンテンツに関する情報を記憶する。例えば、コンテンツ情報記憶部142には、ホテルAにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11等の情報が記憶される。例えば、コンテンツ情報記憶部142には、各コンテンツのクリック率を示すCTR(Click Through Ratio)や、各コンテンツに対応するサービスを提供する提供元の利益につながる行動に関する指標(以下、「コンバージョン率」ともいう)を示すCVR(Conversion Rate)等の指標値が記憶される。
【0019】
また、例えば、コンテンツ情報記憶部142には、各コンテンツに対応するサービスの価格が記憶される。また、例えば、コンテンツ情報記憶部142には、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスの予約や購入等のサービスを提供する提供元の利益につながる行動が行われた場合に予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。例えば、「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスが提供された場合に、予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。例えば、端末装置10は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスが提供された場合、サービスを提供する提供元にサービスの価格に手数料を乗算した金額を課金してもよい。なお、図1の例では、説明を簡単にするために、コンテンツの各々に対応づけられる手数料を「0.1」、すなわち10%とする場合を示すが、コンテンツの各々には異なる値の手数料が対応付けられてもよい。
【0020】
なお、上述のように、「コンテンツCT*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのコンテンツはコンテンツID「CT*」により識別されるコンテンツであることを示す。例えば、「コンテンツCT11」と記載した場合、そのコンテンツはコンテンツID「CT11」により識別されるコンテンツである。
【0021】
ボタンBT11を押下された端末装置10は、ユーザU1が入力した条件に対応するホテルを決定(抽出)する。例えば、端末装置10は、宿泊施設情報記憶部141に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルを抽出する。図1の例では、端末装置10は、宿泊施設情報記憶部141に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルAやホテルB等を要求に対応するホテルと決定する。
【0022】
そして、端末装置10は、決定したホテルにおいて提供される宿泊サービスのうち、ユーザU1が入力した条件に対応する日付のコンテンツを決定(抽出)する。例えば、端末装置10は、コンテンツ情報記憶部142に記憶されたコンテンツのうち、日付が「X月Y日」であり、在庫が残っているコンテンツを抽出する。図1の例では、端末装置10は、コンテンツ情報記憶部142に記憶されたコンテンツのうち、ホテルAにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11やホテルBにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT21やホテルKにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT55等を、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツと決定する。
【0023】
その後、端末装置10は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツのうち、所定の基準に基づいて表示するコンテンツを決定する(ステップS12)。図1の例では、端末装置10は、説明を簡単にするために、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツのうち、コンテンツ情報記憶部142中の上から順に表示するコンテンツを決定する。具体的には、端末装置10は、コンテンツCT11、コンテンツCT21、コンテンツCT55等の順に表示するコンテンツを決定する。なお、端末装置10は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツをランダムに並べて一覧表示してもよい。また、端末装置10は、サービスに関する情報とコンテンツに関する情報とに基づいて算出したスコア(評価)に基づいて表示するコンテンツやコンテンツの表示順を決定してもよいが、詳細は後述する。
【0024】
そして、端末装置10は、ユーザU1に関する情報とホテルに関する情報とに基づいて、表示する特徴情報(以下、「表示特徴情報」ともいう)を決定する(ステップS13)。
【0025】
図1の例では、端末装置10は、宿泊履歴情報記憶部143に示すように、各ホテルに関する情報を記憶する。例えば、宿泊履歴情報記憶部143には、ユーザU1が日付「A月B日」に宿泊施設「ホテルG」に宿泊したことを示す情報が記憶される。また、ホテルGは、温泉が「有」であり、ペットが「不可」であり、無料送迎が「有」であることを示す情報が記憶される。
【0026】
例えば、宿泊履歴情報記憶部143には、ユーザU1が日付「C月D日」に宿泊施設「ホテルT」に宿泊したことを示す情報が記憶される。また、ホテルTは、温泉が「有」であり、ペットが「不可」であり、無料送迎が「無」であることを示す情報が記憶される。なお、図1の例では、宿泊履歴情報記憶部143中に、各ホテルの特徴情報を図示するが、端末装置10が宿泊施設情報記憶部141中の特徴情報を参照する場合、宿泊履歴情報記憶部143には特徴情報が記憶されなくてもよい。
【0027】
例えば、端末装置10は、各コンテンツに対応するホテルの特徴情報のうち、ユーザU1が過去に宿泊したホテルの特徴情報に含まれる特徴情報を表示特徴情報として決定する。図1の例では、宿泊履歴情報記憶部143に示すように、ユーザU1が過去に宿泊したホテルGやホテルTの特徴情報には、温泉が含まれる。なお、ユーザU1が過去に宿泊したホテルであって、特徴情報に温泉が含まれるホテルの数が最大であるものとする。
【0028】
そのため、端末装置10は、各コンテンツに対応するホテルの特徴情報に温泉が含まれる場合、特徴情報「温泉」を表示特徴情報として決定する。例えば、端末装置10は、コンテンツC11に対応するホテルAの特徴情報には温泉が含まれるため、コンテンツC11に表示する表示特徴情報を特徴情報「温泉」と決定する。
【0029】
また、例えば、端末装置10は、コンテンツC21に対応するホテルBの特徴情報には温泉が含まれないため、コンテンツC21に表示する表示特徴情報を特徴情報「温泉」以外の特徴情報に決定する。図1の例では、宿泊履歴情報記憶部143に示すように、ユーザU1が過去に宿泊したホテルGの特徴情報には、無料送迎が含まれ、ユーザU1が過去に宿泊した他のホテルGの特徴情報にも無料送迎が含まれるものがあるものとする。そのため、端末装置10は、コンテンツC21に対応するホテルBの特徴情報には無料送迎が含まれるため、コンテンツC21に表示する表示特徴情報を特徴情報「無料送迎」と決定する。
【0030】
このように、図1の例では、端末装置10は、表示特徴情報一覧FL11に示すように、ホテルAの表示特徴情報を温泉に関する情報と決定し、ホテルBの表示特徴情報を無料送迎に関する情報と決定する。
【0031】
その後、端末装置10は、決定した順位に基づいてコンテンツを一覧表示する(ステップS14)。図1の例では、端末装置10−1から端末装置10−2へ表示が遷移される。端末装置10−2の画面には、コンテンツを一覧表示する一覧ページW12が表示される。具体的には、端末装置10−2の画面には、X月Y日にA地域において提供される宿泊サービスに関する情報を表示する一覧ページW12が表示される。
【0032】
図1の例では、端末装置10−2の一覧ページW12中の最上位には、順位が1位であるコンテンツCT11に対応するホテルAにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。具体的には、一覧ページW12中の最上位には、ホテルAにおける朝食無しの宿泊サービスが5000円で提供されることを示す情報が表示される。また、端末装置10−2の一覧ページW12中においては、コンテンツCT11の直下には順位が2位であるコンテンツCT11に対応するホテルBにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。具体的には、一覧ページW12中のコンテンツCT11の直下には、ホテルBにおける朝食付きの宿泊サービスが7500円で提供されることを示す情報が表示される。また、一覧ページW12中のコンテンツCT21の直下には、順位が3位であるコンテンツCT55に対応するホテルKにおいて提供されるサービスに関する情報が表示される。このように、図1の例では、端末装置10−2の一覧ページW12には、X月Y日にA地域において提供される宿泊サービスに関するコンテンツが、順位が高い方から並べて表示される。
【0033】
また、端末装置10−2は、各コンテンツに対応するホテルについて決定された表示特徴情報を表示する。例えば、端末装置10−2は、コンテンツC11に対応するホテルAについて決定された表示特徴情報である温泉に関する表示特徴情報FG1を表示する。図1の例では、端末装置10−2は、温泉を示すアイコン画像を表示特徴情報FG1として表示する。なお、表示特徴情報FG1として表示される温泉を示すアイコン画像を宿泊施設情報記憶部141等の記憶部14(図3参照)に特徴「温泉」に対応付けて記憶してもよい。また、端末装置10−2は、ホテルAの表示特徴情報が温泉であることをユーザU1が認識可能であれば、文字情報等どのような態様で表示特徴情報を表示してもよい。
【0034】
また、例えば、端末装置10−2は、コンテンツC21に対応するホテルBについて決定された表示特徴情報である無料送迎に関する表示特徴情報FG2を表示する。図1の例では、端末装置10−2は、無料送迎を示すアイコン画像を表示特徴情報FG2として表示する。なお、表示特徴情報FG2として表示される無料送迎を示すアイコン画像を宿泊施設情報記憶部141等の記憶部14(図3参照)に特徴「無料送迎」に対応付けて記憶してもよい。また、端末装置10−2は、ホテルBの表示特徴情報が無料送迎であることをユーザU1が認識可能であれば、文字情報等どのような態様で表示特徴情報を表示してもよい。
【0035】
上述したように、端末装置10は、ユーザの過去の宿泊履歴に含まれるホテルの特徴情報に基づいて、コンテンツに対応するホテルの表示特徴情報を決定し、表示する。具体的には、端末装置10は、コンテンツに対応するホテルの特徴情報のうち、ユーザの過去の宿泊履歴に含まれる量の多い特徴情報を、そのホテルの表示特徴情報として表示する。このように、端末装置10は、ユーザに関する情報と各ホテルに関する情報とに基づいて決定した表示特徴情報を表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0036】
なお、図1の例では、各ホテルの表示特徴情報を1つ決定し、表示する例を示したが、端末装置10は、各ホテルの表示特徴情報を複数決定し、表示してもよい。また、端末装置10は、ユーザに応じて各ホテルの表示特徴情報の個数を変動させてもよい。例えば、端末装置10は、ユーザが過去に利用したホテルの特徴情報に関する所定の条件を満たす各ホテルの特徴情報を、各ホテルの表示特徴情報として表示してもよい。また、端末装置10は、宿泊履歴情報記憶部143にあるユーザが定期的に所定の特徴を有するホテルに宿泊する履歴情報が含まれる場合、そのユーザに対して情報提供する際には、その特徴に関する特徴情報を表示特徴情報としてもよい。端末装置10は、ユーザU1が毎年冬(例えあ12月〜2月)に温泉を特徴として有するホテルに宿泊する場合、ユーザU1に対して冬に情報提供する際には、温泉の特徴に関するホテルについて情報提供する際には、温泉に関する特徴情報を表示特徴情報としてもよい。また、端末装置10は、ユーザの利用目的に応じて、各ホテルの表示特徴情報とする特徴情報を変動させてもよい。例えば、端末装置10は、ユーザの利用目的がプライベートである場合、ホテルの特徴情報「温泉あり」や「ペット可」等の特徴情報を表示特徴情報として決定してもよい。また、例えば、端末装置10は、ユーザの利用目的がビジネスである場合、ホテルの特徴情報「有名繁華街近し」や「禁煙」等の特徴情報を表示特徴情報として決定してもよい。また、例えば、端末装置10は、ユーザのコンテンツの閲覧履歴や検索履歴等に基づいて推定したユーザの利用目的に応じて、表示特徴情報を決定してもよい。例えば、端末装置10は、ユーザU1がホテル情報要求を行う前に、ビジネスホテルに関するコンテンツの閲覧やクエリ「出張」等のビジネス目的に関連するキーワードを用いた検索を行っている場合、ユーザU1のホテルの利用目的をビジネスと推定してもよい。また、例えば、端末装置10は、ユーザU1がホテル情報要求を行う前に、観光サイトに関するコンテンツの閲覧やクエリ「グルメ」等のプライベート目的に関連するキーワードを用いた検索を行っている場合、ユーザU1のホテルの利用目的をプライベートと推定してもよい。なお、上記は一例であり、端末装置10は、種々の情報に基づいてユーザの利用目的を推定し、推定した利用目的に応じた特徴情報を表示特徴情報として決定してもよい。
【0037】
〔2.表示システムの構成〕
図2に示すように、表示システム1には、端末装置10と、サービス提供装置50とが含まれる。端末装置10と、サービス提供装置50とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。図2は、実施形態に係る表示システムの構成例を示す図である。なお、図2に示した表示システム1には、複数台の端末装置10や、複数台のサービス提供装置50が含まれてもよい。また、サービス提供装置50が配信する宿泊予約アプリAにおいて表示される各種情報の提供は、サービス提供装置50以外の装置が行ってもよい。例えば、表示システム1には、宿泊予約アプリAにおいて表示される宿泊サービスに関するコンテンツを配信するウェブサーバが含まれてもよい。この場合、ウェブサーバは、サービス提供装置50における各種の情報を提供する機能を有してもよい。
【0038】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、ユーザに関する情報と所定の宿泊施設に関する情報とに基づいて決定された特徴情報である表示特徴情報を表示する表示装置(コンピュータ)である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。なお、図1の例では、端末装置10がスマートフォンである場合を一例として示す。
【0039】
サービス提供装置50は、端末装置10を利用するユーザに電子商取引サービスを提供する情報処理装置である。例えば、サービス提供装置50は、端末装置10を利用するユーザに宿泊予約アプリAに関する電子商取引サービスを提供する。例えば、サービス提供装置50は、端末装置10に宿泊予約アプリAに関する各種情報を提供する。
【0040】
〔3.端末装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。
【0041】
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定の通信網と有線または無線で接続され、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、所定のネットワークN(図2参照)と有線または無線で接続され、サービス提供装置50との間で情報の送受信を行う。
【0042】
(入力部12)
入力部12は、ユーザから各種操作が入力される。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面(例えば出力部13)を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0043】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
【0044】
(記憶部14)
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部14は、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。また、実施形態に係る記憶部14は、図3に示すように、宿泊施設情報記憶部141と、コンテンツ情報記憶部142と、宿泊履歴情報記憶部143とを有する。
【0045】
(宿泊施設情報記憶部141)
実施形態に係る宿泊施設情報記憶部141は、宿泊施設(ホテル)に関する情報を記憶する。図4には、宿泊施設情報記憶部141に記憶される宿泊施設に関する情報の一例を示す。図4に示すように、宿泊施設情報記憶部141は、宿泊施設に関する情報として、「施設ID」、「宿泊施設」、「アクセス情報」、「特徴情報」といった項目が含まれる。
【0046】
「施設ID」は、宿泊施設を識別するための識別情報を示す。また、「宿泊施設」は、施設IDにより識別される宿泊施設の名称を示す。また、「アクセス情報」は、対応する宿泊施設へのアクセスに関する情報を示す。例えば、「アクセス情報」には、「場所」や「時間」といった項目が含まれる。また、「特徴情報」は、対応する宿泊施設の特徴に関する情報を示す。例えば、「特徴情報」には、「温泉」や「ペット」や「無料送迎」といった項目が含まれる。
【0047】
例えば、図4に示す例において、施設ID「H1」により識別されるホテルは、「ホテルA」であることを示す。また、ホテルAの場所は、「A地域」であり、ホテルAまでの所要時間は、「A駅から徒歩で5分」であることを示す。また、ホテルAは、温泉が「有」であり、ペットが「可」であり、無料送迎が「有」であることを示す。
【0048】
例えば、図4に示す例において、施設ID「H2」により識別されるホテルは、「ホテルB」であることを示す。また、ホテルBの場所は、「A地域」であることを示す。また、ホテルAは、温泉が「無」であり、ペットが「可」であり、無料送迎が「有」であることを示す。
【0049】
例えば、図4に示す例において、施設ID「H3」により識別されるホテルは、「ホテルC」であることを示す。また、ホテルCの場所は、「B地域」であることを示す。また、ホテルAは、温泉が「有」であり、ペットが「不可」であり、無料送迎が「有」であることを示す。
【0050】
なお、上記は宿泊施設に関する情報の一例であって、宿泊施設情報記憶部141は、宿泊施設に関する情報であれば目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
【0051】
(コンテンツ情報記憶部142)
実施形態に係るコンテンツ情報記憶部142は、コンテンツに関する各種情報を記憶する。例えば、コンテンツ情報記憶部142は、サービスのコンテンツに関する各種情報を記憶する。図5は、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部の一例を示す図である。図5に示すコンテンツ情報記憶部142は、「宿泊施設」、「コンテンツID」、「日付」、「在庫」、「CTR」、「CVR」、「価格」、「手数料」、「オプション情報」といった項目を有する。また、「オプション情報」は、「朝食」といった項目を有する。「オプション情報」中の「朝食」は、コンテンツに対応するサービスにおいて朝食の提供有無を示す。なお、「オプション情報」は、「朝食」に限らず、「夕食」や「送迎」等の種々の項目を含んでもよい。
【0052】
「宿泊施設」は、施設IDにより識別される宿泊施設の名称を示す。また、「コンテンツID」は、宿泊施設において提供されるサービスに対応するコンテンツを識別するための識別情報を示す。「日付」は、対応するコンテンツのサービスが提供される日付を示す。「在庫」は、対応するコンテンツのサービスが提供される日付における在庫数(例えば部屋数)を示す。
【0053】
また、「CTR」は、いわゆるクリック率を示す。例えば、「CTR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツを選択する操作(クリック)が行われた回数を、コンテンツが表示された回数で除した値を示す。また、「CVR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスの提供元の利益につながる行動に関する指標を示す。例えば、「CVR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスの購入が行われた回数を、コンテンツが表示された回数で除した値を示す。また、例えば、「CVR」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスへの予約が行われた回数を、コンテンツが表示された回数で除した値であってもよい。なお、「CTR」及び「CVR」は、実際に計測された値が記憶されてもよいし、種々の従来技術により推定された推定CTRの値や推定CVRの値が記憶されてもよい。また、「価格」は、コンテンツIDにより識別されるコンテンツに対応するサービスの価格を示す。「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスの予約や購入等のサービスを提供する提供元の利益につながる行動が行われた場合に予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。例えば、「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスが提供された場合に、予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。なお、「手数料」は、価格や日付等に応じて変動してもよい。
【0054】
図5の例は、ホテルAが提供するサービスには、コンテンツID「CT11」により識別されるコンテンツ(コンテンツCT11)に対応するサービスが含まれることを示す。コンテンツCT11に対応するサービスは、提供される日付が「X月Y日」であり、在庫が「10(部屋)」であることを示す。
【0055】
また、図5の例は、コンテンツCT11は、CTRが「0.1」であり、CVRが「0.05」であり、価格が「5000」であり、手数料が「0.1」であることを示す。すなわち、図5の例は、コンテンツCT11は、CTRが10%であり、CVRが5%であり、価格が5000円であり、手数料が10%であることを示す。また、図5の例は、コンテンツCT11に対応するサービスは、朝食が「無」であることを示す。
【0056】
なお、コンテンツ情報記憶部142は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部142は、コンテンツに対応するサービスが提供される部屋に関する情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部142は、ホテルが複数のタイプの部屋を有する場合、タイプごとの部屋に対応するコンテンツや在庫に関する情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部142は、コンテンツに対応するサービスが提供される部屋のサイズや階数等の種々の部屋に関する情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部142は、CTRやCVRの算出に用いる各種情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部142は、コンテンツの表示回数やコンテンツが決定された回数やコンテンツに対応するサービスの提供元の利益につながる行動が行われた回数等の種々の情報を記憶してもよい。なお、図5では図示を省略するが、コンテンツ情報記憶部142は、各コンテンツのタイトルや説明文等の文字情報やホテルの画像情報等の種々の情報が対応付けて記憶されてもよい。
【0057】
(宿泊履歴情報記憶部143)
実施形態に係る宿泊履歴情報記憶部143は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、宿泊履歴情報記憶部143は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係る宿泊履歴情報記憶部の一例を示す図である。図6に示す宿泊履歴情報記憶部143は、「履歴ID」、「日付」、「宿泊施設」、「特徴情報」といった項目が含まれる。
【0058】
「履歴ID」は、ユーザが宿泊したホテルに関する履歴を識別するための識別情報を示す。「日付」は、ユーザがホテルに宿泊した日付を示す。また、「宿泊施設」は、対応する日付においてユーザが宿泊した宿泊施設の名称を示す。また、「特徴情報」は、対応する宿泊施設の特徴に関する情報を示す。例えば、「特徴情報」には、「温泉」や「ペット」や「無料送迎」といった項目が含まれる。
【0059】
例えば、図6に示す例において、履歴ID「LG1」は、端末装置10を利用するユーザ(例えばユーザU1)が日付「A月B日」に宿泊施設「ホテルG」に宿泊したことを示す。また、ホテルGは、温泉が「有」であり、ペットが「不可」であり、無料送迎が「有」であることを示す。
【0060】
例えば、図6に示す例において、履歴ID「LG2」は、端末装置10を利用するユーザ(例えばユーザU1)が日付「C月D日」に宿泊施設「ホテルT」に宿泊したことを示す。また、ホテルGは、温泉が「有」であり、ペットが「不可」であり、無料送迎が「無」であることを示す。
【0061】
なお、宿泊履歴情報記憶部143は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、宿泊履歴情報記憶部143は、ユーザが支払った金額、すなわち対応する宿泊施設(ホテル)における宿泊サービスの価格に関する情報を記憶してもよい。例えば、宿泊履歴情報記憶部143は、ユーザの宿泊履歴に限らず、ユーザに関する情報であれば、どのような情報を記憶してもよい。例えば、宿泊履歴情報記憶部143は、ユーザの種々の行動に関する情報を記憶してもよい。例えば、宿泊履歴情報記憶部143は、ユーザのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、宿泊履歴情報記憶部143は、年齢、性別、自宅、勤務地、興味・関心、氏名、家族構成、収入等の情報を記憶してもよい。
【0062】
(制御部15)
制御部15は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶部14などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、表示処理を行うアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部15は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0063】
図3に示すように、制御部15は、取得部151と、決定部152と、表示部153と、送信部154とを有し、以下に説明する表示処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する表示処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0064】
(取得部151)
取得部151は、各種情報を取得する。例えば、取得部151は、宿泊施設情報記憶部141やコンテンツ情報記憶部142や宿泊履歴情報記憶部143等から各種情報を取得する。また、取得部151は、各種情報を外部の情報処理装置から取得してもよい。例えば、取得部151は、サービス提供装置50から各種情報を取得する。例えば、取得部151は、サービス提供装置50から宿泊予約アプリAに関する各種情報を取得する。例えば、取得部151は、サービス提供装置50から宿泊予約アプリAのインストールに用いる情報や宿泊予約アプリAのアップデートに用いる情報を取得する。例えば、取得部151は、サービス提供装置50から宿泊予約アプリAにおいて情報が提供される宿泊サービスに関する各種情報を取得する。
【0065】
例えば、取得部151は、入力部12を介して、端末装置10を利用するユーザによる各種操作の入力を取得する。例えば、取得部151は、端末装置10を利用するユーザにより入力された各種情報を取得する。例えば、取得部151は、各コンテンツのスコアに関する情報をサービス提供装置50等の外部装置から取得してもよい。
【0066】
例えば、取得部151は、入力部12を介して、端末装置10を利用するユーザの情報要求を取得する。例えば、取得部151は、ユーザU1が利用する端末装置10からホテル情報要求を取得する。図1の例では、取得部151は、端末装置10−1においてユーザU1が入力した日付「X月Y日」、エリア「A地域」に対応するホテルに関する情報の要求を取得する。
【0067】
また、例えば、取得部151は、ユーザに関する情報と、所定の宿泊施設に関する情報とを取得する。また、例えば、取得部151は、ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報を取得する。図1の例では、取得部151は、宿泊履歴情報記憶部143からユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報を取得する。また、取得部151は、宿泊施設情報記憶部141から各宿泊施設に関する情報を取得する。
【0068】
(決定部152)
決定部152は、種々の情報を決定する。例えば、決定部152は、宿泊予約アプリAに表示する各種情報を決定する。例えば、決定部152は、表示するコンテンツを決定する。例えば、決定部152は、一覧表示するコンテンツを決定する。
【0069】
例えば、決定部152は、所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、ユーザに関する情報と所定の宿泊施設に関する情報とに基づいて表示特徴情報を決定する。例えば、決定部152は、ユーザが利用する端末装置10に表示する所定の宿泊施設に関する情報のうち、表示特徴情報を強調表示すると決定する。例えば、決定部152は、特徴情報のうち、表示特徴情報のみを表示すると決定する。例えば、決定部152は、表示特徴情報を他の特徴情報とは異なる表示態様で特徴情報を一覧表示すると決定する。
【0070】
例えば、決定部152は、ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報に含まれる宿泊施設に対応付けられた特徴情報に基づいて表示特徴情報を決定する。例えば、決定部152は、ユーザに応じて表示する表示特徴情報の数を決定する。例えば、決定部152は、複数の宿泊施設に関する情報を一覧表示する場合は、各宿泊施設の各々に対応付けられた特徴情報のうち、各宿泊施設の各々の表示特徴情報を各宿泊施設に対応付けて表示すると決定する。
【0071】
図1の例では、決定部152は、日付「X月Y日」、エリア「A地域」に対応するコンテンツを抽出(決定)する。例えば、決定部152は、ユーザU1が入力した条件に対応するホテルを決定(抽出)する。例えば、決定部152は、宿泊施設情報記憶部141に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルを抽出する。図1の例では、決定部152は、宿泊施設情報記憶部141に記憶されたホテルのうち、A地域に位置するホテルAやホテルB等を要求に対応するホテルと決定する。
【0072】
図1の例では、決定部152は、決定したホテルにおいて提供される宿泊サービスのうち、ユーザU1が入力した条件に対応する日付のコンテンツを決定(抽出)する。例えば、決定部152は、コンテンツ情報記憶部142に記憶されたコンテンツのうち、日付が「X月Y日」であり、在庫が残っているコンテンツを抽出する。図1の例では、決定部152は、コンテンツ情報記憶部142に記憶されたコンテンツのうち、ホテルAにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11やホテルBにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT21やホテルKにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT55を、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツと決定する。
【0073】
図1の例では、決定部152は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツのうち、所定の基準に基づいて表示するコンテンツを決定する。例えば、決定部152は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツのうち、コンテンツ情報記憶部142中の上から順に表示するコンテンツを決定する。例えば、決定部152は、コンテンツCT11、コンテンツCT21、コンテンツCT55等の順に表示するコンテンツを決定する。なお、端末装置10は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツをランダムに並べて一覧表示してもよい。
【0074】
例えば、決定部152は、ユーザU1に関する情報とホテルに関する情報とに基づいて、表示特徴情報を決定する。例えば、決定部152は、各コンテンツに対応するホテルの特徴情報のうち、ユーザU1が過去に宿泊したホテルの特徴情報に含まれる特徴情報を表示特徴情報として決定する。図1の例では、決定部152は、各コンテンツに対応するホテルの特徴情報に温泉が含まれる場合、特徴情報「温泉」を表示特徴情報として決定する。例えば、決定部152は、コンテンツC11に対応するホテルAの特徴情報には温泉が含まれるため、コンテンツC11に表示する表示特徴情報を特徴情報「温泉」と決定する。
【0075】
また、図1の例では、決定部152は、コンテンツC21に対応するホテルBの特徴情報には温泉が含まれないため、コンテンツC21に表示する表示特徴情報を特徴情報「温泉」以外の特徴情報に決定する。例えば、決定部152は、コンテンツC21に対応するホテルBの特徴情報には無料送迎が含まれるため、コンテンツC21に表示する表示特徴情報を特徴情報「無料送迎」と決定する。図1の例では、決定部152は、表示特徴情報一覧FL11に示すように、ホテルAの表示特徴情報を温泉に関する情報と決定し、ホテルBの表示特徴情報を無料送迎に関する情報と決定する。
【0076】
なお、決定部152は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツのうち、所定のスコアに基づいて表示するコンテンツを決定してもよい。例えば、決定部152は、サービスに関する情報とコンテンツに関する情報とに基づいて、抽出したコンテンツのスコア(評価)を算出する。例えば、決定部152は、宿泊サービスに関する情報(例えば、価格等)と、宿泊サービスのコンテンツに関する情報(例えば、CTRやCVR等)に基づいて、コンテンツに対応するサービスに関するスコア(以下、「コンテンツのスコア」ともいう)を算出してもよい。例えば、決定部152は、下記の式(1)に基づいて、コンテンツのスコアを算出してもよい。
【0077】
スコア = CTR×CVR×価格×手数料 ・・・ (1)
【0078】
上記の式(1)の右辺中の「CTR」は、対応するコンテンツのクリック率を示す。また、上記の式(1)の右辺中の「CVR」は、対応するコンテンツのコンバージョン率を示す。また、上記の式(1)の右辺中の「価格」は、コンテンツに対応するサービスの価格を示す。また、上記の式(1)の右辺中の「手数料」は、コンテンツを介してコンテンツに対応するサービスを提供する提供元の利益につながる行動が行われた場合に予約サービスの提供元が受け取る手数料の割合を示す。
【0079】
なお、上記の式(1)は一例であり、決定部152は、種々の情報を適宜用いてコンテンツのスコアを算出してもよい。例えば、決定部152は、上記の式(1)を用いてコンテンツのスコアを算出する。例えば、決定部152は、コンテンツCT11のスコアを以下の式(2)のように算出する。
【0080】
コンテンツCT11のスコア = 0.1×0.05×5000×0.1・・・(2)
【0081】
また、例えば、決定部152は、コンテンツCT21のスコアを以下の式(3)のように算出する。
【0082】
コンテンツCT21のスコア =0.05×0.06×7500×0.1・・・(3)
【0083】
また、例えば、決定部152は、コンテンツCT55のスコアを以下の式(4)のように算出する。
【0084】
コンテンツCT55のスコア = 0.1×0.05×7000×0.1・・・(4)
【0085】
上記の式(2)〜(4)に示すように、例えば、決定部152は、ホテルAのコンテンツCT11のスコアを2.5と算出し、ホテルBのコンテンツCT21のスコアを2.25と算出し、ホテルKのコンテンツCT55のスコアを3.5と算出してもよい。
【0086】
そして、決定部152は、算出したスコアに基づいてコンテンツの順位を決定してもよい。例えば、決定部152は、算出したスコアが高い順にコンテンツの順位を決定する。例えば、決定部152は、スコアが最大の「3.5」であるコンテンツCT55を1位、コンテンツCT55の次にスコアが高いコンテンツCT11を2位、コンテンツCT11の次にスコアが高いコンテンツCT21を3位に決定してもよい。このように、決定部152は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツCT11、コンテンツCT21、コンテンツCT55等を表示するコンテンツとして決定してもよい。
【0087】
(表示部153)
表示部153は、種々の情報を表示する。例えば、表示部153は、出力部13を介して各種情報を表示する。例えば、表示部153は、宿泊施設情報記憶部141やコンテンツ情報記憶部142等の記憶部14に記憶された各種情報を用いて、宿泊予約アプリAに関する種々の情報を表示する。例えば、表示部153は、決定部152により決定された各種情報を表示する。例えば、表示部153は、決定部152により決定された表示特徴情報を表示する。
【0088】
例えば、表示部153は、所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、ユーザに関する情報と所定の宿泊施設に関する情報とに基づいて決定された特徴情報である表示特徴情報を表示する。例えば、表示部153は、ユーザが利用する端末装置10に表示される所定の宿泊施設に関する情報のうち、表示特徴情報を強調表示する。
【0089】
また、例えば、表示部153は、特徴情報のうち、表示特徴情報のみを表示する。また、例えば、表示部153は、表示特徴情報を他の特徴情報とは異なる表示態様で特徴情報を一覧表示する。例えば、表示部153は、表示特徴情報を他の特徴情報よりもサイズを大きくして特徴情報を一覧表示する。また、例えば、表示部153は、ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報に含まれる宿泊施設に対応付けられた特徴情報に基づいて決定された表示特徴情報を表示する。例えば、表示部153は、ユーザに応じて表示する表示特徴情報の数を変動させる。例えば、表示部153は、複数の宿泊施設に関する情報を一覧表示する場合は、各宿泊施設の各々に対応付けられた特徴情報のうち、各宿泊施設の各々の表示特徴情報を当該各宿泊施設に対応付けて表示する。
【0090】
図1の例では、表示部153は、決定部152により決定された順位に基づいてコンテンツを一覧表示する。例えば、表示部153は、コンテンツを一覧表示する一覧ページW12を表示する。具体的には、表示部153は、X月Y日にA地域において提供される宿泊サービスに関する情報を表示する一覧ページW12を表示する。
【0091】
図1の例では、表示部153は、各コンテンツに対応するホテルについて決定された表示特徴情報を表示する。例えば、表示部153は、コンテンツC11に対応するホテルAについて決定された表示特徴情報である温泉に関する表示特徴情報FG1を表示する。図1の例では、端末装置10−2は、温泉を示すアイコン画像を表示特徴情報FG1として表示する。また、例えば、表示部153は、コンテンツC21に対応するホテルBについて決定された表示特徴情報である無料送迎に関する表示特徴情報FG2を表示する。図1の例では、端末装置10−2は、無料送迎を示すアイコン画像を表示特徴情報FG2として表示する。
【0092】
(送信部154)
送信部154は、各種情報を送信する。例えば、送信部154は、サービス提供装置50に各種情報を提供する。例えば、送信部154は、サービス提供装置50に宿泊予約アプリAに関する各種情報の要求を送信する。また、送信部154は、サービス提供装置50に宿泊予約アプリAにおけるユーザの行動情報等を送信してもよい。例えば、送信部154は、入力部12により入力されたユーザ操作に従って、外部の情報処理装置へ種々の情報を送信してもよい。例えば、送信部154は、宿泊予約アプリAにおいてユーザが予約等を行ったホテルに関する情報をサービス提供装置50に送信してもよい。
【0093】
なお、上述した制御部15による表示処理等の処理が、所定のアプリケーションにより行われる場合、制御部15の各部は、例えば、所定のアプリケーションにより実現されてもよい。例えば、制御部15による表示処理等の処理は、JavaScript(登録商標)などを含む制御情報により実現されてもよい。また、上述した表示処理等が専用アプリにより行われる場合、制御部15は、例えば、所定のアプリ(例えば図1の宿泊予約アプリA等)や専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
【0094】
〔4.表示処理のフロー〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る端末装置10による表示処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る表示処理を示すフローチャートである。
【0095】
図7に示すように、端末装置10は、ホテル情報要求を取得する(ステップS101)。図1の例では、端末装置10は、日付「X月Y日」及びエリア「A地域」の条件を含むホテル情報要求を取得する。
【0096】
そして、端末装置10は、表示するコンテンツを決定する(ステップS102)。図1の例では、端末装置10は、ユーザU1が入力した条件に対応するコンテンツCT11、コンテンツCT21、コンテンツCT55等を表示するコンテンツとして決定する。
【0097】
そして、端末装置10は、各コンテンツに対応するホテルの特徴情報のうち、表示する特徴情報を決定する(ステップS103)。図1の例では、端末装置10は、コンテンツCT11に対応するホテルAの特徴情報のうち、ユーザU1が過去に利用したホテルの特徴情報に最も多く含まれる特徴情報である温泉に関する特徴情報を表示特徴情報として決定する。図1の例では、端末装置10は、コンテンツCT21に対応するホテルBの特徴情報のうち、ユーザU1が過去に利用したホテルの特徴情報に最も多く含まれる特徴情報である無料送迎に関する特徴情報を表示特徴情報として決定する。
【0098】
そして、端末装置10は、決定した特徴情報とともに各コンテンツを表示する(ステップS104)。図1の例では、端末装置10は、温泉に関する表示特徴情報FG1を含むコンテンツCT11や、無料送迎に関する表示特徴情報FG2を含むコンテンツCT21等を一覧表示する一覧ページW12を表示する。
【0099】
〔5.特徴情報の他の表示例〕
次に、図8を用いて、特徴情報の他の表示例について説明する。図8は、実施形態に係る特徴情報の他の表示例を示す図である。なお、図8の例では、端末装置10−21に示すように、端末装置10がノートパソコンである場合を一例として示す。また、図8の例では、図1において宿泊予約アプリAにより端末装置10に表示される宿泊予約サービスに関する各種情報が、所定のウェブブラウザアプリによりノートパソコンである端末装置10−21の画面上に表示される場合を示す。図8に示す例においては、ウェブブラウザアプリにより宿泊予約サイトAが表示される場合を示す。また、図8に示す例において、図1に示す例と同様の情報は、同じ符号を付すことにより適宜説明を省略する。また、以下では、端末装置10−21を端末装置10と記載する場合がある。
【0100】
図8に示すように、端末装置10−21には、一覧ページW21が表示される。図8では、ホテルKにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT55やホテルAにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT11やホテルFにおいてX月Y日に提供されるサービスに対応するコンテンツCT32等が端末装置10−21に表示される場合を示す。
【0101】
例えば、端末装置10−21は、ホテルKの特徴情報であるバリアフリー対応に関する特徴情報やペット可に関する特徴情報を表示する。また、図8の例では、端末装置10−21は、コンテンツC55に対応するホテルKについてペット可に関する特徴情報を表示特徴情報として決定しているものとする。
【0102】
図8の例では、端末装置10−21は、バリアフリー対応を示すアイコン画像を特徴情報FG11として表示する。また、図8の例では、端末装置10−21は、ペット可を示すアイコン画像を表示特徴情報FG12として表示する。ここで、図8の例では、端末装置10−21は、ペット可を示すアイコン画像である表示特徴情報FG12を強調表示する。図8の例では、表示特徴情報FG12のハッチングは色が変化していることを示す。このように、端末装置10−21は、表示特徴情報FG12を他の特徴情報FG11とは異なる表示態様で表示する。これにより、端末装置10は、ユーザが表示特徴情報を視認しやすくすることにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0103】
また、例えば、端末装置10−21は、ホテルAの特徴情報である温泉に関する特徴情報や無料送迎に関する特徴情報を表示する。また、図8の例では、端末装置10−21は、コンテンツC11に対応するホテルAについて温泉に関する特徴情報を表示特徴情報として決定しているものとする。
【0104】
図8の例では、端末装置10−21は、温泉を示すアイコン画像を表示特徴情報FG21として表示する。また、図8の例では、端末装置10−21は、無料送迎を示すアイコン画像を特徴情報FG22として表示する。ここで、図8の例では、端末装置10−21は、温泉を示すアイコン画像である表示特徴情報FG21を強調表示する。図8の例では、端末装置10−21は、表示特徴情報FG21を他の特徴情報FG22よりも大きいサイズで表示する。このように、端末装置10−21は、表示特徴情報FG21を他の特徴情報FG22とは異なる表示態様で表示する。これにより、端末装置10は、ユーザが表示特徴情報を視認しやすくすることにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0105】
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る端末装置10は、取得部151と、表示部153とを有する。取得部151は、ユーザに関する情報と、所定の宿泊施設に関する情報とを取得する。また、表示部153は、所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、ユーザに関する情報と所定の宿泊施設に関する情報とに基づいて決定された特徴情報である表示特徴情報FG1、FG2を表示する。
【0106】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、所定の宿泊施設に対応付けられた特徴情報のうち、ユーザに関する情報と所定の宿泊施設に関する情報とに基づいて決定された特徴情報である表示特徴情報を表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0107】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、ユーザが利用する端末装置10に表示される所定の宿泊施設に関する情報のうち、表示特徴情報を強調表示する。
【0108】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが利用する端末装置10に表示される所定の宿泊施設に関する情報のうち、表示特徴情報を強調表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0109】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、特徴情報のうち、表示特徴情報のみを表示する。
【0110】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、表示特徴情報のみを表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0111】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、表示特徴情報を他の特徴情報とは異なる表示態様で特徴情報を一覧表示する。
【0112】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、表示特徴情報を他の特徴情報とは異なる表示態様で特徴情報を一覧表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0113】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、表示特徴情報を他の特徴情報よりもサイズを大きくして特徴情報を一覧表示する。
【0114】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、表示特徴情報を他の特徴情報よりも大きくして特徴情報を一覧表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0115】
また、実施形態に係る端末装置10において、取得部151は、ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報を取得する。表示部153は、履歴情報に含まれる宿泊施設に対応付けられた特徴情報に基づいて決定された表示特徴情報を表示する。
【0116】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザが過去に宿泊した宿泊施設に関する履歴情報に含まれる宿泊施設に対応付けられた特徴情報に基づいて決定された表示特徴情報を表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0117】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、ユーザに応じて表示する表示特徴情報の数を変動させる。
【0118】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、ユーザに応じて表示する表示特徴情報の数を変動させることにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0119】
また、実施形態に係る端末装置10において、表示部153は、複数の宿泊施設に関する情報を一覧表示する場合は、各宿泊施設の各々に対応付けられた特徴情報のうち、各宿泊施設の各々の表示特徴情報を当該各宿泊施設に対応付けて表示する。
【0120】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、複数の宿泊施設に関する情報を一覧表示する場合は、各宿泊施設の各々に対応付けられた特徴情報のうち、各宿泊施設の各々の表示特徴情報を当該各宿泊施設に対応付けて表示することにより、ユーザに応じて適切な情報を表示することができる。
【0121】
〔7.プログラム〕
上述してきた端末装置10やサービス提供装置50による処理は、本願に係る表示プログラムにより実現される。例えば、端末装置10に係る決定部152は、端末装置10が有するCPUやMPU等によって、例えば宿泊予約アプリA等に含まれる表示プログラムがRAMを作業領域として、表示プログラムに係る表示手順が実行されることにより実現される。端末装置10に係る他の処理部も同様に、表示プログラムによる各手順が実行されることにより実現される。例えば、端末装置10に係る表示部153は、端末装置10が有するCPUやMPU等によって、例えば宿泊予約アプリA等に含まれる表示プログラムがRAMを作業領域として、表示プログラムに係る表示手順が実行されることにより実現される。端末装置10に係る他の処理部も同様に、表示プログラムによる各手順が実行されることにより実現される。
【0122】
なお、本願に係る端末装置10やサービス提供装置50が実行する処理は、必ずしも全てが表示プログラムによって実現されるものでなくてもよい。例えば、端末装置10外の情報等は、端末装置10が有するOS(Operating System)によって取得されてもよい。すなわち、表示プログラム自体が、上述してきたような端末装置10で実行される処理を実行するのではなく、OSによって取得されたデータ(例えば、商品情報等を表示するために用いるデータ)を受け取ったりすることにより、上述してきた端末装置10の処理を実現するようにしてもよい。
【0123】
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る端末装置10は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0124】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0125】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定のネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定のネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0126】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0127】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0128】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部15の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定のネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0129】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0130】
〔9.その他〕
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0131】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0132】
また、上述してきた各実施形態に記載された各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0133】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0134】
1 表示システム
10 端末装置(表示装置)
141 宿泊施設情報記憶部
142 コンテンツ情報記憶部
143 宿泊履歴情報記憶部
15 制御部
151 取得部
152 決定部
153 表示部
154 送信部
50 サービス提供装置
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
図9