特許第6765303号(P6765303)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6765303
(24)【登録日】2020年9月17日
(45)【発行日】2020年10月7日
(54)【発明の名称】食品加熱装置及び食品の製造方法
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/14 20060101AFI20200928BHJP
   F26B 17/04 20060101ALI20200928BHJP
【FI】
   A47J27/14 Z
   F26B17/04 B
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-532951(P2016-532951)
(86)(22)【出願日】2015年7月8日
(86)【国際出願番号】JP2015069608
(87)【国際公開番号】WO2016006625
(87)【国際公開日】20160114
【審査請求日】2018年6月28日
(31)【優先権主張番号】特願2014-143082(P2014-143082)
(32)【優先日】2014年7月11日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】505126610
【氏名又は名称】株式会社ニチレイフーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000925
【氏名又は名称】特許業務法人信友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤森 義人
(72)【発明者】
【氏名】村田 浩昭
(72)【発明者】
【氏名】宇野 研吾
(72)【発明者】
【氏名】北村 次郎
(72)【発明者】
【氏名】森 公博
(72)【発明者】
【氏名】中西 夕
【審査官】 土屋 正志
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭60−139214(JP,A)
【文献】 特開2005−049060(JP,A)
【文献】 実開平05−064617(JP,U)
【文献】 中国特許出願公開第1909792(CN,A)
【文献】 実開平01−178589(JP,U)
【文献】 特開平10−033372(JP,A)
【文献】 特開平10−169990(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 27/14
F26B 17/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品を第1の方向に搬送する搬送ユニットと、
前記搬送ユニットにより搬送された前記食品に熱風を吹き付ける加熱ユニットと、
前記加熱ユニットと対向して配置され、前記搬送ユニット及び前記食品を通過した前記熱風を吸引可能な吸引ユニットと、を備え、
前記搬送ユニットは、
前記熱風が通過可能な無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材を移動可能に支持する回転体と、を備え、
前記ベルト部材における前記食品が載置される往路側は、前記加熱ユニットと前記吸引ユニットの間を通過し、
前記ベルト部材における前記往路側と連続する復路側は、前記往路側と対向すると共に、前記加熱ユニットと前記吸引ユニットの間を避けて配置され、
前記加熱ユニットは、前記熱風を噴射する噴出口を有し、
前記吸引ユニットは、前記熱風を吸引する吸引口を有し、
前記噴出口及び前記吸引口の開口の、水平方向と平行で、かつ前記第1の方向と直交する方向である第2の方向の長さは、前記ベルト部材における前記第2の方向の長さ以下に設定され
前記噴出口と前記吸引口は、対向して配置され、前記ベルト部材の往路側を挟み込む
食品加熱装置。
【請求項2】
前記噴出口及び前記吸引口の開口の前記第2の方向の長さは、前記ベルト部材に載置された前記食品の前記第2の方向の長さ以下に設定されている
請求項1に記載の食品加熱装置。
【請求項3】
前記回転体は、前記ベルト部材の前記復路側に、前記吸引ユニットの周囲を迂回させる迂回領域を形成するための迂回回転体を有し、
前記ベルト部材の前記復路側には、前記ベルト部材に付着した前記食品を除去する洗浄ユニットが設けられている
請求項1又は2に記載の食品加熱装置。
【請求項4】
前記加熱ユニットは、前記噴出口が設けられた噴出ガイド部材が着脱可能に装着される
請求項1から3のいずれか1項に記載の食品加熱装置。
【請求項5】
前記加熱ユニットは、
空気を加熱し、前記熱風を作成する加熱部と、
前記加熱部が作成した前記熱風を前記搬送ユニットに搬送された前記食品に吹き付ける吹き付け部と、
前記ベルト部材の前記往路側の上方の少なくとも一部及び前記吹き付け部を覆うカバー部材と、
前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材の内部空間において前記ベルト部材及び前記食品を通過していない前記熱風を前記加熱部へ戻す循環部と、を有する
請求項1から4のいずれか1項に記載の食品加熱装置。
【請求項6】
食品を搬送する搬送ユニットと、
前記搬送ユニットにより搬送された前記食品に熱風を吹き付ける加熱ユニットと、
前記加熱ユニットと対向して配置され、前記搬送ユニット及び前記食品を通過した前記熱風を吸引可能な吸引ユニットと、を備え、
前記搬送ユニットは、
前記熱風が通過可能な無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材を移動可能に支持する回転体と、を備え、
前記ベルト部材における前記食品が載置される往路側は、前記加熱ユニットと前記吸引ユニットの間を通過し、
前記ベルト部材における前記往路側と連続する復路側は、前記往路側と対向すると共に、前記加熱ユニットと前記吸引ユニットの間を避けて配置され、
前記吸引ユニットは、前記ベルト部材に搬送される食品に応じて、前記熱風を吸引する吸引口の大きさを変更可能なガイド部材を有する
食品加熱装置。
【請求項7】
食品を搬送ユニットにより第1の方向に搬送する工程と、
前記搬送ユニットにより搬送された前記食品に加熱ユニットにより熱風を吹き付ける工程と、
前記加熱ユニットと対向して配置され、前記搬送ユニット及び前記食品を通過した前記熱風を吸引ユニットにより吸引する工程と、を含み、
前記搬送ユニットは、
前記熱風が通過可能な無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材を移動可能に支持する回転体と、を備え、
前記ベルト部材における前記食品が載置される往路側は、前記加熱ユニットと前記吸引ユニットの間を通過し、
前記ベルト部材における前記往路側と連続する復路側は、前記往路側と対向すると共に、前記加熱ユニットと前記吸引ユニットの間を避けて配置され、
前記加熱ユニットは、前記熱風を噴射する噴出口を有し、
前記吸引ユニットは、前記熱風を吸引する吸引口を有し、
前記噴出口及び前記吸引口の開口の、水平方向と平行で、かつ前記第1の方向と直交する方向である第2の方向の長さは、前記ベルト部材における前記第2の方向の長さ以下に設定され
前記噴出口と前記吸引口は、対向して配置され、前記ベルト部材の往路側を挟み込む
食品の製造方法。
【請求項8】
前記ベルト部材に投入された前記食品を均す均し工程を含む
請求項7に記載の食品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品に熱風を吹き付けることで、食品を加熱する食品加熱装置及び食品の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、無端状のベルト部材によって食品を搬送しつつ、食品を加熱する食品加熱装置が知られている。従来の、この種の装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1に記載された装置では、熱風発生装置で熱風を発生させ、熱風ダクトを介して、単粒化装置に送風している。また、排気ファンにより、ネットコンベアの網目感から均一に空気が上部から下部に流れるように熱風の流れを作っている。そして、ネットコンベア上を移動する食品に熱風を吹き付け、食品を乾燥させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−49060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、排気ファン及び食品を搬送するネットコンベアの全体がキャビネットで囲われている。そのため、ネットコンベアが必要以上に加熱されるだけでなく、ネットコンベアに付着した食品が、高温の環境下に長時間晒され続けて、焦げ付くおそれがあった。その結果、特許文献1に記載された技術では、焦げ付いた食品が異物として完成品に混入するおそれがあるだけでなく、必要以上に加熱されることで、食品を搬送するネットコンベアが損傷するおそれがある、という問題を有していた。
【0005】
本発明の目的は、上記従来技術における実情を考慮し、食品を搬送するベルト部材が必要以上に加熱されることを抑制することができ、ベルト部材に付着した食品が焦げ付くことを抑制することができる食品加熱装置及び食品の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の食品加熱装置は、搬送ユニットと、加熱ユニットと、吸引ユニットとを備えている。搬送ユニットは、食品を搬送する。加熱ユニットは、搬送ユニットにより搬送された食品に熱風を吹き付ける。吸引ユニットは、加熱ユニットと対向して配置され、搬送ユニット及び食品を通過した熱風を吸引可能である。そして、搬送ユニットは、熱風が通過可能な無端状のベルト部材と、ベルト部材を移動可能に支持する回転体と、を備えている。ベルト部材における食品が載置される往路側は、加熱ユニットと吸引ユニットの間を通過する。また、ベルト部材における往路側と連続する復路側は、往路側と対向すると共に、加熱ユニットと吸引ユニットの間を避けて配置される。
【発明の効果】
【0007】
上記構成の食品加熱装置及び食品の製造方法によれば、食品を搬送するベルト部材が必要以上に加熱されることを抑制することができ、ベルト部材に付着した食品が焦げ付くことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置の概略構成を示す斜視図である。
図2】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置を示す側面図である。
図3】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置を示す上面図である。
図4】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置を示す正面図である。
図5】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置における食品に対する吸引ボックス及び吸引ガイド部材の位置関係を示すもので、図5Aは吸引ボックスを側面から図、図5Bは吸引ボックスを上方から見た図である。
図6】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置における搬送ユニット及び吸引ボックスと、加熱ユニットとを分離させた状態を示す正面図である。
図7】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置における熱風が食品を通過する状態を示す説明図である。
図8】本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置によって食品が加熱される状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態例にかかる食品加熱装置を図1図8を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
【0010】
1.食品加熱装置の構成例
まず、食品加熱装置の構成例(以下、「本例」という)について、図1図6を参照して説明する。
図1は、食品加熱装置の概略構成を示す斜視図、図2は、食品加熱装置を示す上面図、図3は、食品加熱装置を示す側面図、図4は、食品加熱装置を示す正面図である。なお、図4は、食品加熱装置におけるベルト部材の一部を断面して示している。
【0011】
図1に示す食品加熱装置1は、食品に熱風を吹き付けて加熱する装置である。図1に示すように、食品加熱装置1は、食品に熱風を吹き付ける加熱ユニット2と、食品を搬送する搬送ユニット3と、食品及び搬送ユニットを通過した熱風を吸引する吸引ユニット4とを有している。ここで、搬送ユニット3が食品を搬送する方向を第1の方向Xとし、水平方向と平行で、かつ第1の方向Xと直交する方向を第2の方向Yとする。また、第2の方向Yと直交し、かつ食品加熱装置1の上下方向を第3の方向Zとする。
【0012】
[加熱ユニット]
加熱ユニット2は、燃焼炉11と、吹き付けボックス12と、カバー部材13と、循環部15とを有している。また、加熱ユニット2は、燃焼炉11及びカバー部材13を支持する加熱用支持台17を有している。加熱部の一例を示す燃焼炉11は、第2の方向Yの一側に配置され、吹き付けボックス12及びカバー部材13は、第2の方向Yの他側に配置されている。
【0013】
燃焼炉11には、外気を吸入する不図示の吸入口が設けられている。燃焼炉11は、吸入口から外気を吸入して加熱し、熱い空気を生成する。燃焼炉11としては、例えば、ガスを燃焼することで、空気を加熱する。また、燃焼炉11には、熱風用配管22が取り付けられる不図示の熱風ファンが設けられている。熱風用配管22は、熱風ファンと吹き付けボックス12を接続している。そして、熱風ファンは、熱風用配管22を介して燃焼炉11で生成された熱風を吹き付けボックス12へ送る。
【0014】
なお、燃焼炉11から吹き付けボックス12に送られる熱風は、例えば、温度が200℃以上、湿度が20%以下に設定されている。
【0015】
吹き付け部の一例を示す吹き付けボックス12は、中空の容器状に形成されており、第3の方向Zの下側の一面が開口している。図2に示すように、吹き付けボックス12における第3の方向Zの下端には、噴出ガイド部材23が着脱可能に装着されている。噴出ガイド部材23には、第2の方向Yに沿って延びる複数の噴出口23aが設けられている。複数の噴出口23aは、第1の方向Xに所定の間隔を開けて配置されている。そして、図1に示すように、複数の噴出口23aは、熱風用配管22を介して燃焼炉11から送られてきた熱風を第3の方向Zの下方に向けて噴射する。
【0016】
また、噴出口23aにおける第2の方向Yの開口の長さは、後述する搬送ユニット3のベルト部材41に載置された食品の第2の方向Yの長さと略等しく、或いは若干小さくなるように設定されている。
【0017】
また、噴出口23aにおける第2の方向Yの開口の長さや、噴出口23aの数や、吹き付けボックス12への装着部から噴出口23aに至る形状(ノズルの絞り形状)が異なる複数種類の噴出ガイド部材23を用意してもよい。これにより、噴出ガイド部材23を交換することで、吹き付けボックス12から噴出される熱風の風量を食品に応じて調節することができる。
【0018】
本例では、噴出ガイド部材23における噴出口23aがその開口を第2の方向Yに沿って延びる形状にした例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数の噴出口を第2の方向Yに所定の間隔を開けて配置し、その開口を第1の方向Xに沿って延びるように形成してもよい。または、複数の噴出口を第1の方向X及び第2の方向Yで形成される平面内において、第1の方向X及び第2の方向Yに沿って間隔を開けて散在するように配置してもよく、あるいは千鳥格子状に配置してもよい。
【0019】
なお、本例では、噴出ガイド部材23と吹き付けボックス12とを別部材として構成した例を説明したが、これに限定されるものではなく、噴出ガイド部材23を吹き付けボックス12と一体に構成してもよい。
【0020】
また、本例では、吹き付けボックス12に噴出ガイド部材23を設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、熱風用配管22における排出側の端部を後述する搬送ユニット3のベルト部材41の第3の方向Zの上方まで延長させ、その熱風用配管22の端部に噴出ガイド部材23を直接装着させてもよい。すなわち、噴出ガイド部材23及び熱風用配管22の端部により吹き付け部を構成する。
【0021】
吹き付けボックス12は、カバー部材13によって覆われている。カバー部材13は、中空の容器状に形成されており、第3の方向Zの下側の一面と、第2の方向Yの他側が開口している。図3及び図4に示すように、カバー部材13における第2の方向Yの他側の開口は、開閉扉24により開閉可能に塞がれている。そして、開閉扉24を開くことで、カバー部材13の内部空間に配置された吹き付けボックス12のメンテナンスや、噴出ガイド部材23の着脱作業を行うことができる。
【0022】
また、カバー部材13は、後述する吸引ユニット4における吸引ボックス61及び吸引ガイド部材65の吸引口65aの第3の方向Zの上方を覆う。そして、カバー部材13の内部空間には、吹き付けボックス12から噴射され、後述する吸引ユニット4により吸引されない熱気が充満する。
【0023】
また、カバー部材13における第3の方向の上面部には、例えばファン等から構成される循環部15が設けられている。循環部15には、循環用配管25が接続されている。循環用配管25は、循環部15と燃焼炉11を接続している。循環部15が駆動すると、カバー部材13の内部空間に充満する熱気が循環用配管25を介して燃焼炉11へ送られる。これにより、燃焼炉11による燃焼効率を上昇させることができる。
【0024】
なお、本例では、循環部15をカバー部材13の上面部に設置した例を説明したが、これに限定されるものではなく、循環部15は、カバー部材13の側面部に設置してもよい。
【0025】
また、循環部15から燃焼炉11までの間のどこかに、フィルタ、水や泡等からなる空気清浄部を設けてもよい。空気清浄部は、熱気に含まれる油や調味液等汚れを取り除き、熱気を清浄する。これにより、循環部15を介してカバー部材13内に充満する熱気を燃焼炉11に送る際に、熱気と共に油や調味液等の汚れが燃焼炉11に送られることを防ぐことができる。その結果、熱気に含まれる汚れによって燃焼炉11内が汚れたり、燃焼炉11による燃焼効率が低下したりすることを防ぐことが可能となる。
【0026】
さらに、図2及び図3に示すように、カバー部材13の第1の方向Xの一側には、調味液投入部26が設けられている。調味液投入部26は、搬送ユニット3のベルト部材41によって搬送された食品に対して調味液(例えば、醤油等)を投入する。
【0027】
加熱用支持台17は、燃焼炉11とカバー部材13の間に介在される2つの隔壁部27A,27Bと、載置部28と、加熱用脚部29とを有している。図3に示すように、第1隔壁部27Aは、燃焼炉11とカバー部材13における第1の方向Xの一側に配置され、第2隔壁部27Bは、燃焼炉11とカバー部材13における第1の方向Xの他側に配置されている。
【0028】
図4に示すように、載置部28には、燃焼炉11が載置される。また、載置部28の第3の方向Zの下側の端部からは、加熱用脚部29が第3の方向Zの下方に向けて突出している。また、加熱用脚部29は、燃焼炉11及びカバー部材13の第3の方向Zの下方において、第2の方向Yに沿って延びる延在部29aを有している。延在部29aには、床面に接触して加熱用支持台17を支える複数の脚部材29bが設けられている。脚部材29bは、第3の方向Zに沿って伸縮可能に構成されている。これにより、燃焼炉11、吹き付けボックス12及びカバー部材13の高さ調整を行うことができる。
【0029】
なお、燃焼炉11を配置する箇所は、吹き付けボックス12及びカバー部材13の第2の方向Yの一側に限定されるものではなく、燃焼炉11を吹き付けボックス12及びカバー部材13の第3の方向の上側や下側に配置してもよい。
【0030】
[搬送ユニット]
次に、搬送ユニット3について説明する。
図1に示すように、搬送ユニット3は、無端状に形成されたベルト部材41と、回転体の一例を示す駆動ローラ42と、搬送用駆動部43と、従動ローラ44と、4つの迂回ローラ45a、45b、45c、45dとを有している。また、搬送ユニット3は、駆動ローラ42、従動ローラ44及び4つの迂回ローラ45a、45b、45c、45dを回転可能に支持する搬送用支持台50を有している。
【0031】
搬送用支持台50は、一対の支持フレーム51と、一対の支持フレーム51を支持する搬送用支持枠52とを有している。図3に示すように、一対の支持フレーム51は、第2の方向Yに所定の間隔を開けて配置される。そして、一対の支持フレーム51の間には、ベルト部材41が配置される。
【0032】
また、支持フレーム51の第1の方向Xの他端には、従動ローラ44が回転可能に支持されており、支持フレーム51の第1の方向Xの他端には、駆動ローラ42が回転可能に支持されている。また、駆動ローラ42には、搬送用駆動部43が接続されている。そして、駆動ローラ42は、搬送用駆動部43により回転駆動される。
【0033】
さらに、図2に示すように、支持フレーム51における第1の方向Xの中間部には、搬送用支持枠52が設けられている。搬送用支持枠52には、搬送ユニット3を移動させるための車輪54が設けられている。また、搬送用支持枠52には、4つの軸受部52a,52b,52c,52dが設けられている。
【0034】
第1軸受部52aは、搬送用支持枠52における第1の方向Xの一側で、かつ第3の方向Zの上部に配置されている。第2軸受部52bは、搬送用支持枠52における第1の方向Xの一側で、第1軸受部52aよりも第3の方向Zの下方に配置されている。第3軸受部52cは、搬送用支持枠52における第1の方向Xの他側で、かつ第3の方向Zの上部に配置されている。第4軸受部52dは、搬送用支持枠52における第1の方向Xの他側で、かつ第3軸受部52cよりも第3の方向Zの下方に配置されている。
【0035】
第1軸受部52aには、第1迂回ローラ45aが回転可能に支持されており、第2軸受部52bには、第2迂回ローラ45bが回転可能に支持されている。また、第3軸受部52cには、第3迂回ローラ45cが回転可能に支持されており、第4軸受部52dには、第4迂回ローラ45dが回転可能に支持されている。
【0036】
ベルト部材41は、複数の棒状部材をその軸方向を互いに平行に並べて連結することで構成されている。ベルト部材41における複数の棒状部材の間には、吹き付けボックス12から噴出する熱風が通過可能な間隔が空いている。また、ベルト部材41を構成する複数の棒状部材の間隔は、搬送される食品(本例では、炊飯米)の径よりも小さく設定されている。
【0037】
なお、本例では、ベルト部材41を複数の棒状部材で構成して例を説明したが、これに限定されるものではなく、ベルト部材41としては、網目状の部材や、複数の孔が形成された帯状の部材等その他各種の部材で構成してもよい。すなわち、ベルト部材41としては、吹き付けボックス12から噴出する熱風が通過可能な孔を有する部材であればよい。
【0038】
また、ベルト部材41は、駆動ローラ42、従動ローラ44、第1迂回ローラ45a、第2迂回ローラ45b、第3迂回ローラ45c及び第4迂回ローラ45dに回転可能に巻回されている。そして、駆動ローラ42、従動ローラ44及び4つの迂回ローラ45a、45b、45c、45dが回転することで、ベルト部材41が回転し、循環移動する。
【0039】
図2に示すように、第1迂回ローラ45a及び第3迂回ローラ45cは、ベルト部材41の外側に配置され、第2迂回ローラ45b及び第4迂回ローラ45dは、ベルト部材41の内側に配置される。
【0040】
そして、ベルト部材41における従動ローラ44から駆動ローラ42までの往路側41Aに食品が載置される。また、往路側41Aは、加熱ユニット2の吹き付けボックス12と、後述する吸引ユニット4の吸引ボックス61の間である加熱スポット100を通過する。
【0041】
また、ベルト部材41における駆動ローラ42から第3迂回ローラ45c、第4迂回ローラ45d、第2迂回ローラ45b、第1迂回ローラ45aを通過して従動ローラ44に戻る復路側41Bは、第3の方向Zに沿って往路側41Aと対向する。そして、ベルト部材41の復路側41Bは、加熱スポット100を避けて配置される。そのため、食品の加熱を行わないベルト部材41の復路側41Bは、加熱スポット100の熱風がかからないように外気に晒されている。さらに、復路側41Bには、4つの迂回ローラ45a、45b、45c、45dによって第3の方向Zの下方へ膨出する迂回領域41Cが形成される。
【0042】
また、本例の搬送ユニット3では、ベルト部材41を移動可能に支持するための回転体として、駆動ローラ42、従動ローラ44、4つの迂回ローラ45a、45b、45c、45dを適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。ベルト部材41を回転駆動させるものとしては、例えば、駆動ローラ42にスプロケットを設け、搬送用駆動部43の駆動力を、チェーンを介してスプロケットに伝達するようにしてもよく、あるいは、複数の歯車によって搬送用駆動部43の駆動力をベルト部材41に伝達するようにしてもよい。さらに、回転体としては、例えば、略円盤状のプーリを用いてもよい。
【0043】
また、搬送ユニット3における第1の方向Xの一側には、不図示の均し部材と、食品を投入する受け口となる不図示の食品投入ホッパーが設けられる。均し部材及び食品投入ホッパーは、ベルト部材41における往路側41Aの第3の方向Zの上方に配置されている。
【0044】
均し部材は、食品投入ホッパーから投入された食品をベルト部材41上に薄く略均一に広げる部材である。また、均し部材としては、複数の羽根部材からなる均し片や、螺旋状の均し片を回転駆動させるものや、その他各種の均し部材が適用されるものである。さらに、食品を均す機構としては、食品投入ホッパーを振動させたり、食品投入ホッパーと搬送ユニット3の間に、搬送方向と直交し、かつ略水平に所定の長さで往復運動するコンベアを設けたり、してもよく、上述したもの以外にその他各種の方法を適用してもよい。
【0045】
[吸引ユニット]
次に、図1図5A及び図5Bを参照して、吸引ユニット4について説明する。
図1及び図2に示すように、吸引ユニット4は、加熱ユニット2から吹き出された熱風を吸引するユニットである。吸引ユニット4は、吸引ボックス61と、吸引用配管62と、吸引ガイド部材65とを有している。
【0046】
吸引ボックス61は、中空の容器状に形成されており、第3の方向Zの上側の一面が開口している。吸引ボックス61は、固定部67を介して搬送用支持台50に取り付けられている。吸引ボックス61は、ベルト部材41の復路側41Bに形成された迂回領域41C内に配置されて、ベルト部材41の往路側41Aを介して加熱ユニット2の吹き付けボックス12と対向する。そして、加熱ユニット2の吹き付けボックス12と吸引ユニット4の吸引ボックス61の間が、食品が加熱される加熱スポット100となる。また、吸引ボックス61における開口部には、吸引ガイド部材65が着脱可能に装着されている。
【0047】
図5A及び図5Bは、食品に対する吸引ボックス61及び吸引ガイド部材65の位置関係を示す説明図である。
図5Aに示すように、吸引ガイド部材65は、吸引ボックス61と、ベルト部材41における往路側41Aの間に介在される。そして、吸引ガイド部材65は、吸引ボックス61とベルト部材41に密接する。これにより、ベルト部材41を通過した熱風が吸引ボックス61の周囲に漏れ出ることを防ぐことができる。
【0048】
図1及び図5Bに示すように、吸引ガイド部材65には、吸引口65aが設けられている。また、図5Bに示すように、吸引ガイド部材65の吸引口65aにおける第2の方向Yの開口の長さは、ベルト部材41に載置された食品G1の第2の方向Yの長さと略等しく、あるいは若干小さくなるように設定されている。
【0049】
また、吸引口65aにおける第2の方向Yの開口の長さや、吸引口65aの開口の形状が異なる複数種類の吸引ガイド部材65を用意してもよい。これにより、吸引ガイド部材65を交換することで、吸引ボックス61の吸引量や吸引する領域を食品に応じて調節することができる。
【0050】
なお、本例では、吸引ガイド部材65と吸引ボックス61とを別部材として構成した例を説明したが、これに限定されるものではなく、吸引ガイド部材65を吸引ボックス61と一体に構成してもよい。
【0051】
また、吸引ボックス61には連結配管64が設けられている。連結配管64は、吸引用配管62の連結部62aに着脱可能に連結されている。吸引用配管62は、不図示の排気ファンに接続されている。そして、排気ファンが駆動すると、吸引用配管62及び連結配管64を介して吸引ボックス61の第3の方向Zの上方の空気が吸引される。
【0052】
図6は、搬送ユニット3及び吸引ボックス61と、加熱ユニット2とを分離させた状態を示す正面図である。
【0053】
ここで、従来の食品加熱装置では、食品を搬送する搬送ユニットの全体がキャビネットで囲われていると共に、搬送ユニットと加熱ユニットが一体に構成されていた。そのため、搬送ユニットの洗浄やメンテナンスを行うためには、キャビネット、加熱ユニットや搬送ユニットを一度解体する必要があり、大変煩雑なものとなっていた。
【0054】
これに対し、本例の食品加熱装置1は、吸引ボックス61に接続されている連結配管64と吸引用配管62が、着脱可能に連結されている。また、加熱ユニット2は、搬送ユニット3における往路側41Aと対向しているだけであり、加熱ユニット2と搬送ユニット3は接続されていない。さらに、本例の食品加熱装置1は、搬送ユニット3の搬送用支持台50に車輪54を設けている。
【0055】
これらにより、図6に示すように、本例の食品加熱装置1は、ベルト部材41を有する搬送ユニット3と、加熱ユニット2とを分離することができる。このように、メンテナンス時にベルト部材41を加熱ユニット2の吹き付けボックス12の第3の方向Zの下方から、離反させることができる。そのため、ベルト部材41の往路側41Aの第3の方向Zの上方が、開放され、ベルト部材41の洗浄を効率的に行うことができる。
【0056】
また、本例では、搬送ユニット3の搬送用支持台50に車輪54を設け、搬送ユニット3が移動可能に構成した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、燃焼炉11及び吹き付けボックス12を支持する加熱用支持台17に車輪を設けて、加熱ユニット2側を移動可能に構成してもよい。
【0057】
さらに、吸引ボックス61を搬送ユニット3の搬送用支持台50に固定した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、吸引ボックス61を搬送用支持台50に着脱可能に取り付け、搬送ユニット3を加熱ユニット2から分離させる際に、吸引ボックス61を搬送ユニット3から分離させてもよい。これにより、ベルト部材41の往路側41Aの第3の方向Zの上方だけでなく、下方も開放させることができ、ベルト部材41の洗浄をより効率的に行うことができる。
【0058】
また、本例の食品加熱装置1では、ベルト部材41における復路側41Aを、吸引ボックス61と加熱ユニット2との間を避けて迂回させている。そのため、本例の食品加熱装置1では、ベルト部材41の復路側41Aにベルト部材41に付着した食品や調味液等を除去する洗浄ユニットを設けることができる。洗浄ユニットとしては、例えば、ベルト部材41にエアーを吹き付けることでベルト部材41に付着した食品を吹き飛ばす構成や、ベルト部材41を水等の洗浄液が貯蔵されたタンク内に通過させる構成等その他各種の洗浄ユニットが適用できるものである。
【0059】
これにより、食品加熱装置1における搬送ユニット3を一時的に停止させることなく、ベルト部材41に付着した調味液や食品等を洗浄しながら、食品の加熱を行うことができる。その結果、食品加熱装置1の生産能力の向上を図ることができる。
【0060】
2.食品の加熱方法
次に、上述した構成を有する食品加熱装置1を用いた食品の加熱方法について図1図8を参照して説明する。
図7は、本例の食品加熱装置1における熱風が食品G1を通過する状態を示す説明図、図8は、本例の食品加熱装置1により食品G1が加熱される状態を示す説明図である。
【0061】
まず、図1に示すように、加熱ユニット2の燃焼炉11が、吸入口から外気を吸引し、吸引した空気を加熱する。次に、燃焼炉11により加熱された空気を、熱風用配管22を介して吹き付けボックス12へ送る。これにより、吹き付けボックス12内が加熱されると共に、吹き付けボックス12を覆うカバー部材13の内部空間も加熱される。例えば、燃焼炉11の設定が300℃の場合、吹き付けボックス12内の温度は、220℃になる。
【0062】
また、食品投入ホッパーからベルト部材41の往路側41Aの第1の方向Xの一側に食品を投入する。次に、ベルト部材41を回転させると共に不図示の均し部材により、投入された食品をその厚さが略均一になるように均し、ベルト部材41上に広げる。次に、ベルト部材41上の食品G1に向けて調味液投入部26から調味液を投入する。
【0063】
さらに、調味液を吹き付けられた食品G1は、ベルト部材41により、食品G1を吹き付けボックス12と吸引ボックス61が互いに対向する加熱スポット100まで搬送される。次に、図6に示すように、吹き付けボックス12内に送られた加熱された空気が、熱風として、噴出ガイド部材23の噴出口23aから噴射される。
【0064】
このとき、不図示の排気ファンが駆動することで、吹き付けボックス12と対向する吸引ボックス61内は、陰圧となる。そのため、図7に示すように、噴出口23aから噴射された熱風は、ベルト部材41の往路側41A及び食品G1を通過し、さらに吸引ガイド部材65の吸引口65aを介して吸引ボックス61に吸引される。そして、吸引ボックス61に吸引された熱風は、連結配管64及び吸引用配管62を介して装置の外側に排気される。
【0065】
そして、熱風が食品G1の隙間を通過する際に、食品G1の表面に付着した余分な水分は、通過する熱風により蒸発する。そのため、食品G1の表面を乾燥させることができる。また、熱風が吹き付けられる方向を、上方から下方への一方向のみに定めることで、図8に示すように、食品G1の上面が加熱される。その結果、食品G1に付着した調味液のうち食品G1の上面部の調味液又は、食品G1の上面部のみを焦がすことができ、他の部分を焦がさないようにすることができる。
【0066】
また、本例では、食品G1を乾燥させる度合に応じて、噴出口23aから噴射される熱風の風量よりも、吸引口65aから吸引される風量を小さく設定してもよい。このとき、図1に示すように、噴出口23aから噴射された熱風の一部は、吸引ユニット4に吸引されずに、余る。なお、本例では、吹き付けボックス12は、カバー部材13で覆われている。そのため、カバー部材13の内部空間には、吸引ユニット4に吸引されない熱気が充満し、陽圧となる。そして、本例では、循環部15を駆動させて、カバー部材13の内部空間に溜まる熱気を、循環用配管25を介して燃焼炉11へ送っている。これにより、燃焼炉11による燃焼効率を上昇させることができる。
【0067】
ここで、吸引ユニット4に吸引された食品G1の周囲を通過した熱風には、食品G1の余分な水分が混入するため、燃焼炉11から送られてきた熱風よりも、湿度が高くなる。これに対し、カバー部材13の内部空間に溜まる余分な熱気は、食品G1及びベルト部材41を通過していないため、湿度の変化が小さい。湿度が上昇することが抑制されている。そのため、循環部15により燃焼炉11に熱気を戻しても、吹き付けボックス12に供給される熱風の湿度が上昇することを抑制することができる。
【0068】
吸引ユニット4で吹き付けボックス12から噴出された熱風を吸引し、カバー部材13で吹き付けボックス12を覆うことで、吹き付けボックス12から噴出した熱風が加熱スポット100の周囲に漏れ出ることを抑制している。そのため、本例の食品加熱装置1では、加熱スポット100のみを高温の環境にすることができ、周囲の温度が上昇することを防ぐことができる。
【0069】
また、図2に示すように、ベルト部材41の復路側41Bは、加熱スポット100を避けて配置している。そのため、ベルト部材41の復路側41Bは、加熱スポット100の熱風が吹き付けられることなく、開放されている。これにより、高温の環境に長時間晒されてベルト部材41の温度が必要以上に上昇することを防ぐことができるため、ベルト部材41に付着した食品G1が焦げ付くことを防ぐことができる。
【0070】
さらに、復路側41Bには、4つの迂回ローラ45a、45b、45c、45dにより迂回領域41Cが形成されており、加熱スポット100だけでなく、吸引ボックス61の周囲を迂回させている。これにより、ベルト部材41における往路側41Aの距離よりも復路側41Bの距離を長くすることができる。すなわち、ベルト部材41において加熱される期間よりも、加熱されずに外気に晒される期間を長くすることができ、ベルト部材41の温度上昇を効果的に抑制することもできる。
【0071】
また、噴出口23a及び吸引口65aの開口における第2の方向Yの長さが、ベルト部材41に投入された食品G1の第2の方向Yの長さと略等しく、あるいは若干小さくなるように設定している。これにより、ベルト部材41において食品G1が載置されていない領域から熱風が吸引されることを防ぐことができる。従って、噴出口23aから噴射された熱風のうち、吸引ボックス61で吸引される熱風を全て、食品G1の表面の乾燥に利用することができる。その結果、短い時間で食品G1の表面を乾燥することができると共に、食品G1の内部が必要以上に加熱されて乾燥することを防ぐことができる。
【0072】
また、ベルト部材41の無駄な領域に熱風が吹き付けられることを防ぐことができるため、ベルト部材41が必要以上に加熱されることを防ぐことができる。これにより、ベルト部材41が高温によって損傷したり、食品G1が加熱されたベルト部材41で意図に反して焦げ付いたりすることを防ぐことができる。
【0073】
さらに、本例では、食品G1が加熱スポット100を通過する前に、食品G1をベルト部材41上にその厚さが略均一になるように薄く均す均し部材を設けている。これらにより、炊飯米のほか、紐状、粉状、あるいは粒状の食品を加熱する場合でも、食品の一つ一つに対して熱風を行き渡らせることができ、加熱ムラを軽減することも可能である。
【0074】
次に、食品G1が加熱スポット100を通過して、加熱スポット100による食品G1の加熱が終了すると、搬送ユニット3は、第1の方向Xの他端である受け渡し位置まで、食品G1を搬送する。これにより、本例の食品加熱装置1を用いた食品加熱作業が完了する。
【0075】
以上、食品加熱装置の実施の形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の食品加熱装置は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0076】
上述した実施の形態例では、加熱する食品の一例として炊飯米を適用した例を説明したが、加熱する食品は、これに限定されるものではない。本発明の食品加熱装置で加熱する食品としては、例えば、野菜、おにぎり、魚介類、肉類やピザ等その他各種の食品に適用できるものである。
【符号の説明】
【0077】
1…食品加熱装置、 2…加熱ユニット、 3…搬送ユニット、 4…吸引ユニット、 11…燃焼炉(加熱部)、 12…吹き付けボックス(吹き付け部)、 13…カバー部材、 15…循環部、 17…加熱用支持台、 22…熱風用配管、 23…噴出ガイド部材(吹き付け部)、 23a…噴出口、 24…開閉扉、 25…循環用配管、 41…ベルト部材、 41A…往路側、 41B…復路側、 41C…迂回領域、 42…駆動ローラ(回転体)、 43…従動ローラ(回転体)、 45a,45b,45c,45d…迂回ローラ(迂回回転体)、 50…搬送用支持台、 61…吸引ボックス、 62…吸引用配管、 62a…連結部、 64…連結配管、 65…吸引ガイド部材、 65a…吸引口、 100…加熱スポット、 G1…食品
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8