(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1緩衝部と前記タブとの間の間隔D1'は、前記ドアの前方端部と前記トップカバーとの間の間隔D1よりも狭く形成(D1>D1’)される、請求項9に記載の衣類処理装置。
前記第2緩衝部と前記タブとの間の間隔D2’は、前記ドアの側端部と前記トップカバーとの間の間隔D2よりも狭く形成(D2>D2’)される、請求項9に記載の衣類処理装置。
前記第3緩衝部と前記第2突出部材との間の間隔D3’は、前記ドアの前方側端部と前記トップカバーとの間の間隔D3よりも狭く形成(D3>D3’)される、請求項11に記載の衣類処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、タブの振動にもドアとトップカバーとの間で発生する接触を防止する衣類処理装置を提供することにある。
【0006】
本発明のまた別の課題は、タブの振動によって発生する騒音を最小化する衣類処理装置を提供することにある。
【0007】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されるものではなく、言及されていないまた別の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
〔本発明の一態様〕
本発明の一の態様は以下の通りである。
〔1〕 衣類処理装置であって、
外形を形成し、一側面が開口されたキャビネットと、
前記キャビネットの開口された一側面に引き出し可能に配置され、上側が開口されたドロワーと、
前記ドロワーの内部に配置されて、洗濯水が貯蔵される空間を設けるタブと、
前記タブの内部に回転可能に備えられるドラムと、
前記タブの開口された上部面を開閉するドアと、
前記ドロワーの開口された上側をカバーし、前記ドアの外周に沿って一定間隔で離隔して配置されるトップカバーと、
前記トップカバーと前記ドアの接触を防止するように、前記タブ又は前記タブに対向する構成に配置される緩衝部とを備えてなる、衣類処理装置。
〔2〕 前記タブと前記緩衝部との間の間隔又は前記緩衝部と前記タブに対向する構成間の間隔は、前記トップカバーと前記ドアの間隔よりも狭く形成されてなる、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔3〕 前記タブと緩衝部または前記タブに対向する構成と緩衝部との間の間隔を狭める突出部材を更に備えてなる、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔4〕 前記突出部材は、前記緩衝部に比べて剛性の強い材質で構成されてなる、〔3〕に記載の衣類処理装置。
〔5〕 前記緩衝部は、前記タブの外周面に対向する前記ドロワーの内側面に配置されてなる、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔6〕 前記ドロワーと前記緩衝部との間に配置され、前記タブと前記緩衝部との間の間隔を狭める、〔5〕に記載の衣類処理装置。
〔7〕 前記緩衝部は、前記タブの外周面に配置される、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔8〕 前記緩衝部に対向するドロワーの内側に配置され、前記緩衝部と前記ドロワーとの間の間隔を狭める突出部材を備えてなる、〔7〕に記載の衣類処理装置。
〔9〕 前記緩衝部は、前記ドロワーの上側に締結される前記トップカバーの内側に配置される、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔10〕 前記緩衝部は、
前記ドアの前方移動による前記トップカバーとの接触を防止する第1緩衝部と、
前記ドアの両側方向の移動による前記トップカバーとの接触を防止する第2緩衝部と、
前記ドアの前方と両側方向の間の方向への移動による前記トップカバーとの接触を防止する第3緩衝部とを備えてなる、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔11〕 前記ドロワーは、前記タブをつるすサスペンションが連結されるように前記ドロワーの内側に突出形成されたドロワーブラケットを備えてなり、
前記第3緩衝部は、前記ドロワーブラケットに対向する前記タブの外周面に配置される、〔10〕に記載の衣類処理装置。
〔12〕 前記第1緩衝部と前記タブの間隔を狭める第1突出部材と、
前記第3緩衝部に対向する前記ドロワーブラケットの端部に配置される第2突出部材とを備えてなる、〔11〕に記載の衣類処理装置。
〔13〕 前記第1緩衝部と前記タブとの間の間隔D1'は、前記ドアの前方端部と前記トップカバーとの間の間隔D1よりも狭く形成(D1>D1’)される、〔10〕に記載の衣類処理装置。
〔14〕 前記第2緩衝部と前記タブとの間の間隔D2’は、前記ドアの側端部と前記トップカバーとの間の間隔D2よりも狭く形成(D2>D2’)される、〔10〕に記載の衣類処理装置。
〔15〕 前記第3緩衝部と前記第2突出部材との間の間隔D3’は、前記ドアの前方側端部と前記トップカバーとの間の間隔D3よりも狭く形成(D3>D3’)される、〔12〕に記載の衣類処理装置。
【0009】
前記課題を達成するために、本発明に係る衣類処理装置は、外形を形成し、一側面が開口されたキャビネットと、前記キャビネットの開口された一側面に引き出し可能に配置され、上側が開口されたドロワーと、前記ドロワーの内部に配置されて、洗濯水が貯蔵される空間を設けるタブと、前記タブの内部に回転可能に備えられるドラムと、前記タブの開口された上部面を開閉するドアと、前記ドロワーの開口された上側をカバーし、前記ドアの外周に沿って一定間隔で離隔して配置されるトップカバーと、前記トップカバーと前記ドアの接触を防止するように、前記タブ又は前記タブと対向する構成に配置される緩衝部とを含み、トップカバーとドアが接触されることを防止することができる。
【0010】
本発明に係る衣類処理装置の前記タブと前記緩衝部との間の間隔または前記緩衝部と前記タブに対向する構成間の間隔は、前記トップカバーと前記ドアの間隔よりも狭く形成され、トップカバーとドアが接触する前に緩衝部がタブまたはタブに対向する構成に接触することができる。
【0011】
本発明に係る衣類処理装置の前記タブと緩衝部または前記タブに対向する構成と緩衝部との間の間隔を狭める突出部材をさらに含み、トップカバーとドアが接触する前に緩衝部がタブまたはタブに対向する構成に接触することができる。
【0012】
具体的に、本発明に係る衣類処理装置は、トップカバーとドアの接触を防止するように、前記緩衝部は、前記タブの外周面に対向する前記ドロワーの内側面に配置されるか、又は前記タブの外周面に配置されるか、又は前記ドロワーの上側に締結される前記トップカバーの内側に配置されることができる。
【0013】
また、本発明に係る衣類処理装置は、前記ドロワーと前記緩衝部との間に配置され、前記タブと前記緩衝部との間の間隔を狭めるか、又は前記緩衝部に対向するドロワーの内側に配置され、前記緩衝部と前記ドロワーとの間の間隔を狭める突出部材をさらに含むことができる。
【0014】
本発明に係る衣類処理装置の前記緩衝部は、前記ドアの前方移動による前記トップカバーとの接触を防止する第1緩衝部と、前記ドアの両側方向の移動による前記トップカバーとの接触を防止する第2緩衝部と、前記ドアの前方と両側方向の間の方向への移動による前記トップカバーとの接触を防止する第3緩衝部とを含み、ドアとトップカバーとの接触を防止することができる。
【0015】
また、前記ドロワーは、前記タブをつるすサスペンションが連結されるように前記ドロワーの内側に突出形成されたドロワーブラケットを含み、前記第3緩衝部は、前記ドロワーブラケットに対向する前記タブの外周面に配置される構造を有することができ、衣類処理装置は、前記第1緩衝部と前記タブの間隔を狭める第1突出部材と、前記第3緩衝部に対向する前記ドロワーブラケットの端部に配置される第2突出部材とを含み、ドアとトップカバーの接触を二次的に防止する。
【0016】
本発明に係る衣類処理装置は、ドロワーパネルと第1緩衝部との間に第1突出部材が配置されることによって、第1緩衝部とタブとの間の間隔D1'は、ドアの前方部分とトップカバーとの間の間隔D1よりも狭く形成される(D1>D1’)。
【0017】
本発明に係る衣類処理装置は、トップカバーの締結リブに第2緩衝部が配されることによって、第2緩衝部とタブとの間の間隔D2’は、ドアの両側方部分とトップカバーとの間の間隔D2よりも狭く形成される(D2>D2’)。
【0018】
また、タブの外周面に第3緩衝部が配置され、ドロワーのドロワーブラケットの端部に第2突出部材が配置されることによって、タブの外周面に配置された第3緩衝部とドロワーブラケットの端部に配置された第2突出部材との間の間隔D3’は、ドアとトップカバーとの間の間隔D3よりも狭く形成される(D3>D3’)。
【0019】
その他の実施例の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0020】
本発明の衣類処理装置に係ると、次のような効果が一つ又はそれ以上ある。
【0021】
第一に、本発明に係る衣類処理装置は、ドアとトップカバーが接触される前に緩衝部がタブまたはタブに対向する構成と当接し、ドアやトップカバーの外形が損傷されない衣類処理装置を提供することができるという利点がある。
【0022】
第二に、本発明に係る衣類処理装置は、ドアとトップカバーが接触されないため、ドアやトップカバーの接触による騒音が減るという利点もある。
【0023】
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されるものではなく、言及されていないまた別の効果は、請求範囲の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の利点及び特徴、並びにそれらを達成する方法は、添付されている図と共に詳細に後述されている実施例を参照にすると明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現されることができ、単に本実施例は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にわたって、同一の参照符号は同一の構成要素を指す。
【0026】
以下で言及される「前F/後R/左Le/右Ri/上U/下D」などの方向を指す表現は、図に表されたところによって定義するが、これはあくまでも本発明が明確に理解されるように説明するためのものであり、基準をどこに置くかによって各方向を異なって定義することもできることはもちろんである。
【0027】
以下、本発明の実施例によって衣類処理装置を説明するための図を参考として、本発明について説明する。
【0028】
<第1衣類処理装置と第2衣類処理装置>
図1は、本発明の一実施例に係る衣類処理装置の斜視図である。
【0029】
本発明の衣類処理装置は、衣類の洗い、すすぎ、脱水、または乾燥のような衣類処理機能を具現する装置であって、第1衣類処理装置100だけで備えられるか、または第1衣類処理装置100と第1衣類処理装置の上部に位置する第2衣類処理装置10を含むように備えられることもできる。
【0030】
図1を参照すると、本実施例に係る衣類処理装置は、第1衣類処理装置100の上側に第2衣類処理装置10が配置されることができる。但し、これは、一つの実施例であって、第1衣類処理装置100のみが独立に備えられることも可能である。
【0031】
第2衣類処理装置10は、外観を形成する第2キャビネット20と、第2キャビネット20の前方を開閉する第2ドア30とを含むことができる。また、本実施例に係る第2衣類処理装置10は、第2キャビネット20の内部に配置され、洗濯水が貯蔵される空間を設ける第2タブ(図示せず)、第2タブの内部に回転可能に備えられ、洗濯物が貯蔵される空間を提供する第2ドラム(図示せず)、第2タブに洗濯水を供給する第2給水部(図示せず)、及び第2タブに貯蔵された洗濯水を第2キャビネット20の外部に排出させる第2排水部(図示せず)を含むことができる。
【0032】
<第1衣類処理装置>
図2は、本発明の一実施例に係る第1衣類処理装置の斜視図である。
図3は、 本発明の一実施例に係る第1衣類処理装置のドロワーが引き出された状態の斜視図である。
図4は、本発明の一実施例に係る第1衣類処理装置の断面図である。
図5は、本発明の一実施例に係るドロワーとドロワーの内部に配置される構成の分解図である。
図6は、本発明の一実施例に係るドロワーの平面図である。
図7は、本発明の一実施例に係るドロワーのドアが開放された状態の図である。
図8は、本発明の一実施例に係るドロワーボディとタブの構成を示す平面図である。
図9は、
図6のIX−IX’を切り取った断面図である。
図10は、
図6のX−X’を切り取った断面図である。
図11は、
図6のXI−XI’を切り取った断面図である。
【0033】
以下では、
図2乃至
図11を参照として、本発明の実施例に係る第1衣類処理装置(以下「衣類処理装置」)を説明する。
【0034】
本実施例に係る衣類処理装置は、外形を形成し、一側面が開口されたキャビネット110と、前記キャビネット110の開口された一側面に引き出し可能に配置され、上側が開口されたドロワー120と、前記ドロワー120の内部に配置されて、洗濯水が貯蔵される空間を設けるタブ170と、前記タブ170の内部で回転可能に備えられたドラム210と、前記タブの開口された上部面を開閉するドア190と、前記ドロワー120の開口された上側をカバーし、前記ドア190の外周に沿って一定間隔で離隔配置されるトップカバー140と、前記トップカバー140と前記ドアの接触を防止するように、前記タブ170または前記タブ170と対向する構成に配置される緩衝部とを含む。
【0035】
本実施例に係る衣類処理装置100は、タブ170のドロワー120につるす複数のサスペンション136をさらに含むことができる。サスペンション136の一端は、ドロワー120の内側上部に連結され、他端はタブ170の外側下部に結合されることができる。
【0036】
本実施例に係るキャビネット110は、衣類処理装置の外観を形成する。本実施例に係るキャビネット110は、内部にドロワー120が収容される空間が形成される。本実施例に係るキャビネット110は、前方Fが開口されたボックス形態を有することができる。
【0037】
本実施例に係るキャビネット110は、後方面に以下で説明する給水部240または排水部250の一部構成が貫通する貫通ホールが形成されることができる。本実施例に係るキャビネット110は、下部面に別途のベース126が取り付けられることができる。
【0038】
本実施例に係るドロワー120は、キャビネット110の開口された前方面に引き出し可能に配置される。本実施例に係るドロワー120は、キャビネット110の内部に収容されたり、一部がキャビネット110の前方Fに引き出されるように配置されることができる。
【0039】
本実施例に係るドロワー120は、内部にタブ170が収容される空間を形成し、上面が開口されるように形成される。本実施例に係るドロワー120は、キャビネット110の内側面に沿って移動可能に配置される。本実施例に係るドロワー120は、タブ170が収容される空間を形成し、キャビネットの内部に挿入されるドロワーボディ122と、ドロワーボディ122の前面に配置されて、キャビネット110の開放された前面を開閉するドロワーパネル124とを含む。
【0040】
本実施例に係るドロワーボディ122の内側には、サスペンション136が連結されるドロワーブラケット130が形成される。ドロワーブラケット130は、ドロワーボディ122の内側上部に突出形成される。本実施例に係るドロワーブラケット130は、ドロワーボディ122の内側角部分のそれぞれで4つが配置される。ドロワーブラケット130は、タブ170の中心方向に突出形成される。
【0041】
本実施例に係るドロワーブラケット130は、サスペンション136の一側が挿入されて支持される上下方向に開口されたサスペンションホール132が形成される。本実施例に係るドロワーブラケット130は、サスペンション136がサスペンションホール132に取り付けられるように一側方向に切開された切開溝134が形成される。
【0042】
本実施例に係るドロワーパネル124は、一部面においてキャビネット110の前方縁部112と対向するように配置される。本実施例に係るドロワーパネル124は、ドロワーボディ122の前方面に配置される。本実施例に係るドロワーパネル124は、一部面でキャビネット110の前方縁部112と当接し、ドロワーボディ122の後方R移動を制限することができる。
【0043】
本実施例に係るドロワーパネル124には、衣類処理装置100の作動に関する制御命令を入力したり、作動に関する内容を出力するコントロールパネル128が備えられることができる。
【0044】
本実施例に係るトップカバー140は、ドロワーボディ122の上側に配置される。本実施例に係るトップカバー140は、衣類の出入りのために開口された出入りホール142が形成される。本実施例に係るトップカバー140は、以下で説明するドア190の外周に沿って一定間隔で離隔して配置される。本実施例に係るタブ170に連結されるドア190は、タブ170の振動によって、一緒に振動できる。トップカバー140は、ドア190の外周に沿って一定間隔で離隔配置され、タブ170の一定水準以下の振動に備えることができる。また、本実施例に係るトップカバー140は、給水部240の一側が貫通する給水貫通ホール144が形成されることができる。
【0045】
本実施例に係るトップカバー140の前方にはタブ170に洗剤などを投入するように形成された少なくとも一つの洗剤投入部154が形成されることができる。本実施例に係る洗剤投入部154は、ドロワー120がキャビネット110から引き出されるとき、使用者に隣接した前方の両側にそれぞれ配置されることができる。本実施例に係る洗剤投入部154は、トップカバー140の前方角部分にそれぞれ配置されることができる。本実施例に係る洗剤投入部154は、トップカバー140で下側方向に窪んで形成された投入ボール156を含み、投入ボール156の一側にはタブ170に洗剤などが流入する投入ホール158が形成される。本実施例に係るトップカバー140は、投入ボール156の貯蔵空間を確保するようにドロワーボディ122の上側に突出形成されることができる。
【0046】
洗剤投入部154は、洗剤投入管160でタブ170と連結される。従って、洗剤投入部154に投入された洗剤などは、洗剤投入管160を通じてタブ170の内部に供給される。
【0047】
本実施例に係るトップカバー140の外側縁部分には、ドロワー120と締結される締結リブ152が形成される。本実施例に係るトップカバー140は、前方でドロワーパネル124と締結され、両側方Le、Riと、後方Rでドロワーボディ122と締結される。本実施例に係るトップカバー140の両側方と、後方端部は、ドロワーボディ122方向に折り曲げられ、ドロワーボディ122と締結される締結リブ152が形成される。
【0048】
本実施例に係るトップカバー140は、ドア190以外の部分でタブ170の上側をカバーする。本実施例に係るトップカバー140は、ドロワー120の上側で平らに形成されたトップ部146、トップ部146で下側に折り曲げられ、ドア190方向に凹んで湾曲する湾曲部148を含む。
【0049】
本実施例に係るトップカバー140は、トップ部146が以下で説明するドア190のドアパネル192に一定間隔で離隔配置される。本実施例に係るトップ部146は、ドアパネル192と略同一の高さで形成され、一定間隔で離隔配置される。本実施例に係るトップカバー140のトップ部146は、ドアパネル192と略同一の高さで形成され、洗剤投入部154の投入ボール156が投入される洗剤などを一時的に貯蔵することができる空間を確保することができる。
【0050】
本実施例に係る湾曲部148は、ドアパネル192の下側方向に湾曲し、ドアパネル192の下側に配置され、タブ170の上側をカバーする。
【0051】
本実施例に係るタブ170は、衣類を処理するように洗浄水が入る空間を形成する。本実施例に係るタブ170は、ドロワー120の内部に配置される。本実施例に係るタブ170は、内部が中空であり、上側が一部開口された円筒状を有する。
【0052】
本実施例に係るタブ170は、水が入る空間を形成し、上側が開口されたタブボディ172と、タブボディ172の上部面を形成す
るタブカバー176を含む。
【0053】
本実施例に係るタブボディ172は、上側が開口された円筒状を有する。タブボディ172の下側では、タブ170に貯蔵された洗濯水が排水される排水部250と連結される。タブボディ172の外周には、サスペンション136が連結されるタブブラケット174が形成される。
【0054】
タブブラケット174は、タブの周面の下部に配置される。本実施例に係るタブブラケット174は、複数のドロワーブラケット130に対応する位置にそれぞれ配置される。サスペンション136は、タブブラケット174とドロワー120のドロワーブラケット130に連結され、タブ170をドロワー120と連結する。
【0055】
本実施例に係
るタブカバー176には、タブボディ172の内部を外部と連通させる衣類投入口178が形成される。衣類投入口178は、トップカバー140に形成された出入りホール142の下側に形成されることができる。本実施例に係
るタブカバー176には、タブボディ172の内部に水を供給する給水口180が形成される。給水口180は、トップカバー140に形成された給水貫通ホール144の下側に配置されることができる。
【0056】
タブカバー176の衣類投入口178の上側には衣類投入口178を開閉するドア190が配置される。
【0057】
本実施例に係るドア190は、
タブカバー176の上側に回動可能に配置される。本実施例に係るドア190は、
タブカバー176の上側にヒンジ固定される。本実施例に係るドア190は、
タブカバー176の衣類投入口178を開放し、タブボディ172の内部を外部と連通させたり、
タブカバー176の衣類投入口178を閉鎖し、タブ170の内部の水が外部に漏れないように密閉することができる。
【0058】
本実施例に係るドア190は、タブ170の開口された上側をカバーするドアパネル192と、ドア190がタブ170の衣類投入口178を閉鎖するとき、タブ170とドア190との間を密閉するシーリング部材194と、ドアパネル192をタブ170にヒンジ固定し、一側にシーリング部材194が取り付けられる連結部材196とを含む。本実施例に係るドア190は、ドアパネル192の一側に配置され、ドアパネル192
をタブカバー176の一側にヒンジ固定するヒンジ部198をさらに含むことができる。ヒンジ部198は、連結部材196の後方一側に配置されることができる。
【0059】
本実施例に係るドア190は、ドア190がタブ170の衣類投入口178を閉鎖するとき、ドア190のタブ170の一側に固定させる固定部材200をさらに含むことができる。本実施例に係る固定部材200は、連結部材196の前方に配置される。固定部材200は、押すことによってロック及びロック解除が行われるワンタッチクリックボタンを使用することができる。
【0060】
本実施例に係るドアパネル192は、
タブカバー176の衣類投入口178を開閉することができる。本実施例に係るドアパネル192は、
タブカバー176の衣類投入口178が形成された面積よりも大きく形成される。
【0061】
本実施例に係るシーリング部材194は、ドアパネル192の下側に配置される。本実施例に係るシーリング部材194は、ドア190
がタブカバー176の衣類投入口178を閉めるとき、ドアパネル192
とタブカバー176の間を密閉する。
【0062】
本実施例に係るドラム210は、タブ170の内部で回転可能に配置される。本実施例に係るドラム210は、上側が開口された円筒状を有する。ドラム210の開口された上側は、タブ179の衣類投入口178の下側に配置される。本実施例に係るドラム210は、駆動部220による回転時、洗濯物の偏心による過振動を防止するバランサー216を含むことができる。
【0063】
本実施例に係るドラム210は、底面と円周面にドラム210の内部とタブ170を連通させる複数の連通ホール212が形成される。ドラム210は、駆動部220によりタブ170の内部で回転する。本実施例に係るドラム210の底面には、ドラムの回転時、水流を形成する底面から突出した少なくとも一つの洗濯突起部214が形成される。
【0064】
本実施例に係る駆動部220は、固定子222と、固定子が提供する回転磁界により回転する回転子224と、回転子224の回転力をドラム210に伝達する回転軸226とを含む。
【0065】
本実施例に係る衣類処理装置は、タブ170に水を供給する給水部240と、タブ170に貯蔵された洗濯水を外部に排出する排水部250をさらに含む。
【0066】
本実施例に係る給水部240は、
タブカバー176の給水貫通ホール144に連結される給水管242と、給水管242に水を供給したり遮断する給水弁244とを含む。本実施例に係る給水管242は、タブ170の振動によって、給水管242がタブ170から分離されることを防止したり、ドロワー120を引き出すとき、長さが調整されるように一部区間でコルゲート管が形成されることができる。本実施例に係るトップカバー140には、ドロワー120が引き出されるとき、給水管242の一部が外部に露出することを防止する給水口カバー150をさらに含むことができる。
【0067】
本実施例に係る排水部250は、タブ170の下側に配置され、排水流路を形成する排水管252と、排水流路を流動する洗濯水を衣類処理装置100の外部にポンプする排水ポンプ254を含むことができる。排水部250は、タブ170とドロワー120との間に配置されることができる。本実施例に係る排水管252は、タブ170の振動によって排水管252がタブ170から分離されることを防止したり、ドロワー120を引き出すとき、長さが調整されるように一部区間でコルゲート管が形成されることができる。
【0068】
<ドアとトップカバーとの関係>
本実施例に係るトップカバー140は、ドア190の外周に沿って一定間隔で離隔配置される。本実施例に係るドア190は、ドアパネル192の縁部分でトップカバー140のトップ部146と隣接して配置される。本実施例に係るドア190は、前方端部と両側端部で前後F−Rおよび左右Le−Ri方向にトップカバー140と最も隣接して配置される。
【0069】
本実施例に係る緩衝部は、タブ170の振動によるドア190の移動により、ドア190がトップカバー140に接触されることを防止する。本実施例に係る緩衝部は、タブ170の外周またはタブ170に対向する構成に配置される。タブ170に対向する構成とは、タブ170の外周部において一定間隔で離隔して配置されるドロワー120またはドロワー120の上側に締結されるトップカバー140の内側面が該当し得る。
【0070】
本実施例に係る衣類処理装置100は、タブ170と緩衝部300、302との間の間隔D1
’、D2
’、又はタブ170に対向する構
成と緩衝部304との間の間隔D3
’が、ドア190とトップカバー140との間の間隔D
1、D
2、D
3よりも小さい間隔を維持する。
【0071】
本実施例に係る緩衝部300、302、304は、外力によって形態が変形し、外部の衝撃を減衰または吸収する材質を用いてもよい。本実施例に係る緩衝部は、タブ170とドロワー120の接触による衝撃を減衰または吸収することによって、タブ170の振動によって発生する騒音を低減することができる。
【0072】
本実施例に係る衣類処理装置100のタブ170と緩衝部300、302との間の間隔D1
’、D2
’、又はタブ170に対向する構
成と緩衝部304との間の間隔D3
’は、緩衝部300、302、304が変形しても、ドア190とトップカバー140との間の間隔よりも小さい間隔を有するように形成される。
【0073】
図9を参照すると、本実施例に係る緩衝部300は、タブ170の外周面に対向するドロワー120の内側面に配置されることができる。本実施例に係る緩衝部300は、ドロワーパネル124の内側面に配置されることができる。
【0074】
図10を参照すると、本実施例に係る緩衝部302は、タブ170の外周面に対向するトップカバー140に配置されることができる。本実施例に係る緩衝部302は、トップカバー140の締結リブ152に配置されることができる。
【0075】
図11を参照すると、本実施例に係る緩衝部304は、タブ170の外周面に配置されることができる。
【0076】
本実施例に係る緩衝部は、ドア190の前方F移動によるトップカバー140との接触を防止する第1緩衝部300、ドア190の左右方向Le−Ri移動によるトップカバー140との接触を防止する第2緩衝部302と、ドア190の前方Fと左右方向Le−Riの間の方向への移動によるトップカバー140との接触を防止する第3緩衝部304とを含むことができる。
【0077】
図8を参照すると、本実施例に係る第1緩衝部300は、ドア190の前方部分がトップカバー140と接触することを防止する。本実施例に係る第1緩衝部300は、タブ170の前方に配置されたドロワーパネル124の内側面に配置される。
【0078】
図8を参照すると、本実施例に係る第2緩衝部302は、ドア190の両側方部分がトップカバー140と接触することを防止する。本実施例に係る第2緩衝部302は、タブ170の両側方に配置されたドロワーボディ122またはトップカバー140の内側に配置される。本実施例に係る第2緩衝部302は、トップカバー140の左側内側面と右側内側面にそれぞれ一対が配置されることができる。本実施例に係る第2緩衝部302は、ドロワーボディ122と締結されるトップカバー140の締結リブ152の一側に配置されることができる。
【0079】
図8を参照すると、本実施例に係る第3緩衝部304は、ドア190の前方部分と両側方部分との間の前方の対角方向部分がトップカバー140と接触することを防止する。本実施例に係る第3緩衝部304は、タブ170の外周面に配置される。本実施例に係る第3緩衝部304は、ドロワー120の内側に形成されたドロワーブラケット130が対向するタブ170の外周面に配置される。タブ170の移動によって、ドロワーブラケット130の端部と第3緩衝部304が接触することができる。
【0080】
本実施例に係る衣類処理装置100は、タブ170と緩衝部との間の間隔、又はタブ170に対向する構成と緩衝部との間の間隔を狭める突出部材をさらに含むことができる。本実施例に係る突出部材は緩衝部と接触するように配置されるか、又は緩衝部に対向する構成に接触するように配置されることができる。本実施例に係る突出部材は、緩衝部に比べて剛性の強い材質で構成されることができる。従って、本実施例に係る突出部材は緩衝部と異なり、外力を受けても形態が変形しないため、タブ170またはタブ170に対向する構成との間隔が維持される材質を用いることができる。
【0081】
図11を参照すると、本実施例に係る突出部材312は、ドロワー120のドロワーブラケット130の端部に配置されることができる。本実施例に係る突出部材312は、タブ170が振動するとき、タブ170に配置された緩衝部304と接触することができる。
【0082】
図9を参照すると、本実施例に係る突出部材310は、ドロワー120の内側面に配置されることができる。本実施例に係る突出部材310は、ドロワーパネル124の内側面に配置される。本実施例に係る突出部材310は、ドロワーパネル124と緩衝部300との間に配置される。
【0083】
本実施例に係る突出部材は、第1緩衝部300とタブ170との間隔を狭める第1突出部材310と、第3緩衝部304に対向するドロワーブラケット130の端部に配置される第2突出部材312とを含むことができる。本実施例に係る第2突出部材312は、ドロワーブラケット130とタブ170との間隔を狭める。
【0084】
図6と
図8を参照すると、ドロワーパネル124と第1緩衝部300との間に第1突出部材310が配置されることによって、第1緩衝部300とタブ170との間隔D1’は、ドア190の前方部分とトップカバー140との間の間隔D1よりも狭く形成される(D1>D1’)。トップカバー140の締結リブ152に第2緩衝部302が配置されることによって、第2緩衝部302とタブ170との間の間隔D2’は、ドア190の両側方部分とトップカバー140との間の間隔D2よりも狭く形成される(D2>D2’)。
【0085】
また、タブ170の外周面に第3緩衝部304が配置され、ドロワー120のドロワーブラケット130の端部に第2突出部材312が配置されることによって、タブ170の外周面に配置された第3緩衝部304とドロワーブラケット130の端部に配置された第2突出部材312との間の間隔D3’は、ドア190とトップカバー140との間の間隔D3よりも狭く形成される(D3>D3’)。
【0086】
以上、本発明の好ましい実施例について図示して説明したが、本発明は上述した特定の実施例に限定されず、特許請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は、本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならない。