【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、大きい体積の流体を伴う重い収集ライナーを除去および管理することを、より容易で快適にする。さらに、より少ない原材料、および、保管するためのより少ないスペースが必要とされる。そのうえ、本発明は、不注意による間違いの防止を可能にし、すなわち、ユーザーは、正しい組み立てに関してオプションを有さない。
【0005】
収集ライナーは、バッグ部分およびリジッドのハンドルを含む。バッグ部分は、可撓性のプラスチック材料から作製されている。バッグ部分は、チューブ状のプラスチック・フィルムから形成され得る。プラスチック・フィルムの1つの端部、すなわち、バッグ部分の底部は、プラスチック・フィルムの縁部を一緒にシールすることによって閉じられており、一方、その他の端部において、チューブ状のプラスチック・フィルムは、バッグ部分がハンドルとともに閉じたスペースを形成するように、たとえば、ハンドルに溶着することによって、固定して締結されている。
【0006】
ハンドルは、吸い込みプロセスの動作に必要な入口部を含むことが可能である。ハンドルは、バーであることが可能であり、収集ライナーは、バーから快適に持ち上げることができる。真空および収集コンテナ・チューブのための入口部が、バーの中に存在している。入口部は、バーの内側に前進し、バーから分岐しており、したがって、バッグ部分の中への上に前進している。真空のための入口部は、横方向の分岐を有しており、横方向の分岐は、収集ライナーの外側に負圧を伝達するためのチャネルである。さらに、凝固剤のために追加的な入口部がハンドルの中に存在することが可能である。凝固剤という用語は、主な使用にしたがって、このテキストの全体を通して使用されているが、入口部は、消毒剤または抗凝固剤などのような、任意の他の化学的な添加剤を導入するために使用され得る。
【0007】
すべての入口部は固定されており、収集ライナーが除去されているときに、収集ライナーの内側の流体がそこから漏れ出すことができないようになっている。逆流防止手段、すなわち、逆流防止デバイスがそれぞれの入口部に設けられるように、入口部が固定され得る。疎水性フィルターが、ライナーの真空インターフェースの中に存在することが可能である。フィルターは、流体が装置の真空チュービングの中へ前進することを防止する。疎水性フィルターは、液体がフィルターに出会う場合に膨らむ材料から作製されており、したがって、フローを阻止する。
【0008】
患者から収集される液体のための入口部、すなわち、収集コンテナ・チューブのための入口部には、逆止バルブが設けられ得る。逆止バルブは、薄いプラスチック・フィルムから作製されたチューブであることが可能である。チューブは、入口部のマウスを取り囲んでおり、チューブは、一方の端部において入口部に締結されており、他方の端部において開いている。薄いプラスチック・チューブは、チューブの内側の圧力がその周りよりも高いときにだけ開いている。
【0009】
凝固剤の入口部は、収集ライナーの中に存在している場合には、収集コンテナ・チューブのための入口部と同じ種類の逆止バルブを設けられ得る。
【0010】
バッグ部分の底部は、デュアル・シームを有することが可能であり、互いの間に所定の距離を有する2つのシームが存在するようになっている。開口部が、2つのシームの間に形成され得り、それによって、収集ライナーを持ち上げることを助けるための補助ハンドルを形成する。開口部は、たとえば、孔部またはスリットであることが可能である。
【0011】
補助ハンドルは、両手で収集ライナーを持ち上げる可能性を強化しており、すなわち、一方の手でハンドルから握り、他方の手で補助ハンドルから握ることが可能である。この特性は、重要である。その理由は、収集ライナーの体積が大きくなる可能性があるからである。
【0012】
重要な実施形態は、患者からの流体を収集するための装置とともに収集ライナーを使用することであり、したがって、装置が下記に説明されている。装置の主な使用は、患者から流体を収集することであるが、装置は、一般的に、手術現場から、たとえば、手術室の床から、流体を収集するために使用され得る。
【0013】
患者からの流体を収集するための装置は、ワン・ピースの構造体、または、ツー・ピースの構造体を含むことが可能である。ツー・ピースの構造体は、制御ユニットおよび可動カートを含む。制御ユニットおよび可動カートは、互いに取り付け可能であり、すなわち、外科手術が進行しており、液体が患者から収集されているときに、制御ユニットおよびカートは、ロッキング手段によって一緒に取り付けられている。手術の後および前に、制御ユニットおよび可動カートは、別々のユニットとして使用され得る。少なくともカートは、移動可能であり、たとえば、ホイールを有することが可能であるが、また、制御ユニットも移動可能であり得り、制御ユニットも同様にホイールを有することが可能である。カートは、収集される液体と接触した状態のパーツを含み、したがって、可動カートは、患者同士の間のワーク・フローを改善する。制御ユニットを備えた2つ以上の相互交換可能な可動カートを使用することが可能であり、また、新しい患者の前に、使用済みのカートをクリーニングされたものに変更することが可能である。
【0014】
患者からの液体を収集するための装置は、外部真空供給源を有することが可能であり、すなわち、装置は、たとえば、病院の真空システムを活用するか、または、装置は、内部真空供給源を有することが可能であり、すなわち、装置は、それ自身の真空供給源、たとえば、真空ポンプなどを有している。内部真空供給源は、好ましくは、制御ユニットの中に位置付けされている。収集コンテナの真空は、内部真空調整器によって調整され、内部真空調整器は、好ましくは、制御ユニットの中に位置付けされている。
【0015】
制御ユニットおよび可動カートは、接続プレートを使用することによって、互いに取り付けられている。制御ユニットと可動カートとの間の真空ラインは、制御ユニットカートとの間の電気的な接続と同時に、自動的に接続される。プレートは、負圧、すなわち、真空を使用することによって、互いに引き付けられる。その動作のために別々のバルブが存在している。制御ユニットおよび可動カートが一緒になっていることをセンシングされるときに、バルブはターン・オンされ、すなわち、制御ユニットにドッキングしており、制御ユニットおよび可動カートを接続するロッキング手段がオンになっている場合にだけ、バルブがターン・オンされる。
【0016】
可動カートは、収集コンテナのための位置を含み、液体が収集コンテナの内側を流れる。収集コンテナは、使い捨ての収集ライナーであることが可能であり、収集コンテナは、キャニスターとともに使用され得り、収集コンテナが、キャニスターの内側に組み立てられている。しかし、収集ライナーが存在せず、液体がキャニスターの中を直接的に流れ、すなわち、キャニスターが収集コンテナであるということも可能である。収集コンテナは、1つまたは複数の独立した吸い込みチャネルに接続され得る。通常、装置は、少なくとも2つの独立した吸い込みチャネルを含む。
【0017】
マニホールドは、ハウジングと、患者チューブのためのポートと、収集コンテナ・チューブのためのポートとを含む。患者チューブは、吸い込み現場または手術現場からマニホールドへつながっており、収集コンテナ・チューブは、マニホールドから収集コンテナへつながっている。患者に接続するためのそれぞれのポートには、逆止バルブが設けられており、逆止バルブは、ハウジングの内側のポートを取り囲む薄いプラスチック・チューブであることが可能である。プラスチック・チューブは、その内側の圧力がその周りよりも高くなっているときだけ開く。
【0018】
収集コンテナ・チューブのためのそれぞれのポートには、バルブが設けられ得る。バルブは、たとえば、シリンダーおよび回転可能なバーを互いに重ねて含むことが可能である。シリンダーには、孔部が設けられ得り、回転可能なバーは、ノッチを有することが可能である。バーが回転させられるときに、バルブは、孔部およびノッチが同じラインの上にあるかどうかという事実に応じて、閉じるかまたは開き、すなわち、ポートは、ノッチが孔部に対して平行になっているときに開いており、ポートは、ノッチが孔部に対して発散しているときに遮断している。別の代替例によれば、バルブは、孔部を設けられた2つのシリンダーを互いに重ねて含む。孔部が同じラインの上にあるときに、バルブは開いており、孔部が同じラインの上にないときには、バルブは閉じられている。
【0019】
回転可能なバーまたは最も内側のシリンダーは、その端部において、モーターなどのようなアクチュエーターが把持する形態を含むことが可能である。それぞれのバルブは、アクチュエーターを有しており、アクチュエーターは、ユーザーによって入力されたパラメーターにしたがってバルブを回転させる。したがって、それぞれのバルブは、個別に動作可能であり、すなわち、バルブは、個別に開閉され得る。
【0020】
液体が患者から収集されるときに、チューブが、患者チューブポートに接続されており、収集コンテナ・チューブが、収集コンテナ・チューブのためのポートに接続されている。液体は、最初にマニホールドのハウジングに進入し、その後に、流体は、開いているポートを通って収集コンテナへ流れる。
【0021】
吸い込みが中断された後に、流体が収集コンテナ・チューブの中に残る可能性がある。さらに、負圧が、収集コンテナの中に広がり続ける。したがって、マニホールドは、収集コンテナ・チューブのためのポートの中にバイパス・チャネルを含むことが可能である。チャネルの目的は、吸い込みが中断されているときに収集コンテナ・チューブの中に残っている流体を除去し、チューブの中におよび収集コンテナの中に大気圧力を戻すことであり、すなわち、チューブおよび収集コンテナは、装置の外側に広がる同じ圧力に到達する。チャネルは、収集コンテナ・チューブのポートの外側に開口しており、チャネルは、ポートが閉じられているときにだけ開いている。
【0022】
また、マニホールドは、マニホールドのハウジングの中にバイパス・チャネルを含むことが可能である。ガスケットが、ハウジングとチャネルとの間に存在している。マニホールドの中に広がる負圧は、チャネルを圧力センサーに接続することによって、そのチャネルから測定され得る。この測定システムの利点は、マニホールドが流体および湿った空気を含有し、マニホールドの中の圧力は変化するが、マニホールドのハウジングの中の液体またはエーロゾルがチャネルの中へ侵入することができないということである。マニホールドの形状は、バイパス・チャネルが流体フローによって衝突されないように設計されている。上述の詳細は、少なくとも1つの壁部によって、好ましくは、マウスの両方の側の2つの壁部によって、バイパス・チャネルのマウスを保護することによって達成され得る。逆止バルブは、マニホールドの内側の圧力がバイパス・チャネルの中の圧力よりも高いケースにおいて、液体またはエーロゾルがチャネルから遠ざけられることを確実にすることが可能である。測定される負圧は、患者に及ぼされる圧力を示している。さらに、それは、フロー測定とともに、システムの中に閉塞が存在するかどうかということを示す。
【0023】
バイパス・チャネルは、チョークされ得り、大気圧力と接触した状態になることが可能である。大気圧力へのチョークされた接触は、測定チャネルの中の圧力がマニホールドの中の負圧の変化に追従するということを保証する。
【0024】
マニホールドには、電子識別システムが設けられ得る。たとえば、電子識別システムは、マニホールドについての識別情報を含むRFIDタグであることが可能である。RFIDタグは、識別情報およびアンテナを含有する集積回路を含む。RFIDタグは、リーダーによって読み取られ、リーダーから取得される情報は、装置を制御する。マニホールドが新しいということを識別情報が示している場合には、装置の動作は許容可能である。マニホールドが同じ手術において使用されたということを識別情報が示している場合にも、装置の動作が許容可能である。上述のケースは、たとえば、マニホールドが非意図的に切り離された場合、または、容量を増加させるために、マニホールドが1つの収集コンテナから他の収集コンテナへ移送される場合に起こり得る。さらに、マニホールドは、同じ手術の間に装置の1つの吸い込みチャネルから装置の別の吸い込みチャネルへ移送され得り、または、マニホールドは、同じ手術の間に同じ制御ユニットとともに使用される1つのカートから別のカートへ移送され得る。上述のケースの両方において、装置の動作は許容可能である。マニホールドが同じ手術においてではなく前に使用されたということを、識別情報が示している場合には、装置の動作が防止される。しかし、2つ以上の吸い込みチャネルが装置の中に存在している場合には、他の吸い込みチャネルが、吸い込みチャネルが受け入れ不可能なマニホールドを有している場合を除いて、機能し続ける。
【0025】
収集ライナーは、開閉式の蓋を設けられたキャニスターとともに使用され得る。蓋は、キャニスターにヒンジ式に接続されている。収集ライナーは、キャニスターの内側に設置されており、真空がキャニスター内部に接続されるようになっており、また、収集コンテナ・チューブのための入口部がキャニスターの上側縁部の上方に延在するようになっている。収集ライナーがキャニスターの中のその適切な場所に位置した後に、キャニスターの蓋が閉じられる。
【0026】
蓋は、ガスケットを含み、ガスケットは、キャニスターの縁部および収集ライナーのハンドルに対抗して蓋をシールする。ガスケットは、別々のガスケットであることが可能であり、または、ガスケットは、蓋の一体部分であることが可能であり、すなわち、蓋は、シールするのに適切な材料から作製されるか、または、蓋およびガスケットは、同時に異なる材料から形成される。また、蓋をその適切な場所に固定するために、蓋を閉じた状態に維持するロッキング手段が存在している。収集コンテナ・チューブの入口部は、キャニスターの縁部の上方に延在しているので、入口部は、蓋が閉じられているときに、キャニスターの外側に残っている。したがって、収集ライナーがキャニスターから除去されている間に、接続チューブは、ライナーから切り離されることを必要とされない。接続チューブは、その他の端部から切り離され得る。収集ライナーのハンドルは、切り離されているチューブの端部を接続するための部位を有することが可能である。したがって、流体液滴がチューブの中に存在する場合にも、流体液滴は漏れ出すことができない。その理由は、チューブの両端部が閉じられているからである。
【0027】
キャニスターは、ドッキングを介してカートに接続され得る。ドッキングは、カートとキャニスターとの間に、機械的なマウンティング、ロッキング、および空気圧式の接続を提供する。キャニスターがロックされていないときには、キャニスターの使用が防止される。
【0028】
通常使用時に、液体体積は、収集コンテナの重量を測定することによって検出される。システムがコンテナの重量を検出するとき、コンテナは、ライナーの内側の真空入口部のレベルまでは充填されておらず、疎水性フィルターが液体と接触することを防止しており、したがって、収集ライナーおよびキャニスターが本質的に同じ圧力レベルを有している。
【0029】
収集ライナーは、キャニスターの中のポートを通して負圧に係合しており、すなわち、キャニスター壁部を通るガスケットが設けられた接続が存在している。ポートには、流量計が設けられ得る。マニホールドから測定される圧力とともに、流量計は、システムの中に閉塞が存在しているかどうかということを信頼性高く明らかにする。フローが存在しないか、または、流量値が所定の範囲の下にあり、マニホールドから測定される圧力が、調整される圧力よりも高くなっている場合には、閉塞が装置の中に存在しており、すなわち、負圧の絶対値は、収集コンテナに導かれる圧力よりも、マニホールドの中において、著しく低くなっている。収集コンテナに導かれる圧力は、手術の間に使用されることが意図されている圧力を意味している。換言すれば、弱いフローおよび乏しい吸い込みが存在する場合には、閉塞が存在している。したがって、高いフローが存在しており、マニホールドの中に有意の負圧は存在しないが、収集コンテナに導かれる負圧が通常のレベル以下になっている場合には、リークが装置の中に存在している。
【0030】
実際には、第1の圧力センサーは、第1の圧力値を測定し、第1の圧力値は、マニホールドの内側の圧力値に対応している。第2の圧力センサーは、負圧を収集コンテナに導くチャネルの中の第2の圧力値を測定する。第1の圧力値および第2の圧力値の圧力差が計算される。
【0031】
流量値は、それぞれの圧力差に関して所定の範囲を有している。問題の圧力差に対応する所定の範囲と比較して、流量値が所定の範囲の下にある場合には、閉塞が存在している。問題の圧力差に対応する所定の範囲と比較して、流量値が所定の範囲の上にある場合には、リークが存在している。
【0032】
装置の制御システムは、アラームを与えることが可能であり、装置のディスプレイは、閉塞または漏出を除去するためのインストラクションを示すことが可能である。さらに、調整される負圧、マニホールドの中の負圧の値、および流量値を測定することによって、収集ライナーの疎水性フィルターの条件をチェックすることが可能である。したがって、フィルターの詰まりを予測することが可能である。
【0033】
キャニスターまたはカートには、光学的なインディケーション手段が設けられ得る。光学的なインディケーション手段は、キャニスターの照明であることが可能である。それぞれのキャニスターには、照明デバイスが設けられ得る。たとえば、LEDストライプが、好ましくは、垂直方向に、キャニスターの後ろのカートの分離壁部の上に締結され得る。照明は、キャニスターが使用中のときにターン・オンされ得り、または、手術の間に使用されているすべてのキャニスターが照明され得る。照明の強度は、それぞれのキャニスターにおいて調節可能であり得り、または、照明は、それぞれのキャニスターにおいて、スイッチ・オン/オフされ得る。代替的に、光学的なインディケーション手段は、フィルムであることが可能であり、フィルムの透明度は変化させられ得り、それによって、望まれるときにだけ液体を示す。フィルムは、たとえば、電気がフィルムに導かれるときにその透明度が変化するフィルムであることが可能である。
【0034】
収集コンテナは、可動カートの中にそれらの所定の位置を有している。それぞれのコンテナは、吸い込みの間に計量され、収集された液体および収集コンテナの内側の液体の量をフォローする。収集コンテナが受け入れることを許容される液体の量は、事前に与えられており、すなわち、装置のユーザーは、どれくらいの量の液体が収集コンテナの中へ進入することができるかということを選択することが可能である。所定の量に到達したときに、吸い込みは、問題の収集コンテナに関して停止する。吸い込みおよび結果として生じる流体のフローは、所定の重量に到達した収集コンテナから別の収集コンテナへ自動的に方向付けされる。流体がそれを通して以前の収集コンテナへ流されるマニホールドのバルブを閉じることによって、および、流体がそれを通って次の収集コンテナへ流れることになるマニホールドのバルブを開けることによって、以前の収集コンテナから次の収集コンテナへの変化が起こる。
【0035】
たとえば、収集コンテナの位置の下に搭載された歪みゲージ・トランスデューサーを使用することによって、計量が行われ得る。歪みゲージ・トランスデューサーの電気抵抗は、トランスデューサーに及ぼされる荷重に起因して変化する。抵抗に基づいて、収集コンテナの重量が決定され得る。計量から情報を受け取る制御ユニットおよび計量ユニットに一体化された灌流ポールが存在しており、すなわち、計量ユニットは、灌流バッグの重量喪失を測定するか、または、灌流ポールから吊り下がる2つ以上のバッグが存在する場合には、複数のバッグの重量喪失を測定する。それによって、手術現場へ移送された液体の量、および、収集された液体の量についての情報を取得することが可能であり、したがって、液体の欠損を計算することが可能である。この情報は、臨床的価値を有することが可能である。計量することは、信頼性の高い結果を与える。その理由は、収集コンテナは、カートに対するフローティング式接続を有しており、すなわち、収集コンテナは、カートに対して自由に移動することができるからである。収集コンテナは、横方向に支持されているが、それぞれのコンテナの重量は、収集コンテナの下に位置する歪みゲージ・トランスデューサーの上に置かれている。
【0036】
カートは、凝固剤を含有するカートリッジおよびリザーバーのための位置を含む。収集コンテナの中の真空は、リザーバーから収集コンテナへ凝固剤を移動させるために使用される。
【0037】
凝固剤は、ユーザーが凝固剤に触れた状態になる必要がないように、カートリッジの内側にある。ユーザーは、リザーバーの中に十分な凝固剤が存在しているかどうかということを、単に外側から視覚的にチェックし、そうでない場合には、ユーザーは、カートリッジを満杯なものに交換する。カートリッジは、単に、単回使用のためのものである。カートリッジが可動カートの中のその適切な場所に置かれるときに、カートリッジは自動的に開けられる。制御ユニットは、カートリッジから与えられる凝固剤投与の量をモニタリングし、必要であるときには、新しいカートリッジを要求し、すなわち、制御ユニットは、装置の誤使用を検出する。カートリッジは、それらの表面の上に無線周波数識別タグ(RFIDタグ)を有することが可能であり、制御ユニットは、タグの識別情報にしたがってカートリッジを識別することが可能である。
【0038】
1つの代替例によれば、凝固剤は、吸い込みプロセスの間に、小さい用量で、収集コンテナの中へ、すなわち、収集ライナーまたは収集キャニスターの中へ給送される。給送プロセスは自動的であり、給送プロセスはプログラムされ得り、たとえば、0.5リットルごとに、収集コンテナの中の液体の表面の上に、凝固剤の一部分が給送されるようになっている。なかでも、収集コンテナの中の液体がコンテナの内側を流れるときに凝固するという点において、システムは有用である。さらに、凝固剤の使用は、公知のシステムと比較して、より正確であり、また、より効果的である。その理由は、凝固剤の量が、収集された液体の量に比例しているからである。
【0039】
実際には、凝固剤の一部分を形成するためのサイクルは、以下の通りであることが可能である。凝固剤部分の形成を調整する少なくとも3つのバルブ、すなわち、第1のバルブ、第2のバルブ、および第3のバルブが存在している。第1のバルブは、収集コンテナに最も近いバルブである。第2のバルブは、第1のバルブと第3のバルブとの間に存在している。第2のバルブと第3のバルブとの間に、凝固剤カートリッジが存在しており、凝固剤カートリッジは、収集コンテナにつながるチューブの中へリザーバーを介して開口している。最初は、第1のバルブおよび第3のバルブは遮断されている。第2のバルブは、部分的に開いている。第1のバルブが開けられているときに、真空は、リザーバーから凝固剤を引き出し始め、凝固剤の一部分が、第2のバルブと第3のバルブとの間に形成されるようになっている。次のステップにおいて、第1のバルブおよび第3のバルブが開けられ、第2のバルブは、依然として部分的に開いている。空気が、第3のバルブから流れ、それは、凝固剤のフローを停止させ、第2のバルブに対抗して凝固剤の一部分を圧縮する。
【0040】
以下のステップでは、すべてのバルブが開いている。次いで、凝固剤の一部分が、収集コンテナの中へ撃ち込まれ、したがって、収集コンテナの中の液体を凝固させる。この一部分が撃ち込まれた後に、第2のバルブおよび第3のバルブが閉じられ、第2のバルブが、プロセスの始まりと同様に、半分開いたままになるようになっている。また、第1のバルブは、最終的に閉じられ、凝固剤の一部分を形成するためのサイクルが、もう一度最初から始まる。
【0041】
上記に説明されている3つのバルブの代わりに、凝固剤の投与量を形成およびリリースするためにバッチング・スクリューおよびバルブが存在することが可能である(好ましくは、それらのうちの2つ)。
【0042】
別の代替例によれば、凝固剤は、上述のコンパクトな投与量を形成することなく、緩んだ粉末として給送され得る。この代替例の目的は、リザーバーから収集ライナーの中へ既知の速度で粉末を分配することであり、すなわち、特定の量の粉末が、特定の時間において収集ライナーの中へリリースされるはずである。なかでも、特定の体積の液体が収集コンテナの中に受け入れられた後に、収集コンテナが満杯になった後に、問題の吸い込みチャネルのすべての収集コンテナが満杯になった後に、カートが交換されなければならないときに、または、動作が完了したときに、凝固剤はリリースされ得る。吸い込みプロセスは、凝固剤の吐出の間に中断されている。
【0043】
少なくとも2つのバルブ、すなわち、ライナー・バルブおよび空気バルブが存在しており、それらは、凝固剤を放出することに参加する。ライナー・バルブは、収集コンテナの近くにある。カートリッジから凝固剤を受け入れるリザーバーは、空気バルブとライナー・バルブとの間にある。凝固剤パイプラインのパイプは、リザーバーを通過しており、それは、エジェクターとして働くことが可能である。パイプは、開口部を有することが可能であり、空気フローが、開口部を通して凝固剤を取り込む。開口部は、好ましくは、パイプの下側にある。その理由は、パイプの下では、粉末が緩んでおり、容易に移動可能であるからである。リザーバーの下側部は、反転された円錐であることが可能であり、パイプが、反転された円錐を通過している。
【0044】
ライナー・バルブおよび空気バルブは、凝固剤が分配されるときに開いている。凝固剤パイプラインは、空気バルブを通して大気と接触した状態になっており、また、それは、ライナー・バルブを通して真空と接触した状態になっている。空気バルブを越えたパイプは、大気とパイプの中を流れる粉末との間のバランスを調節するためにチョークされ得る。
【0045】
フラッシュ・バルブが、リザーバーとライナー・バルブとの間に存在することが可能である。空気バルブが閉じられたときに、フラッシュ・バルブは、粉末分配の終わりに開けられている。フラッシュ・バルブの目的は、フラッシュ・バルブが大気へのアクセスを開き、空気フローが粉末残留物からパイプをクリーニングするということである。
【0046】
マニホールドの中の収集コンテナ・チューブのポートは、粉末が分配されているときには、閉じられなければならない。換言すれば、収集コンテナ・チューブのポートのバルブが閉じられている。
【0047】
疎水性フィルターの条件は、このプロセスにおいて重要である。その理由は、それが、仮定されるものよりも高いフロー抵抗を引き起こす可能性があるからである。収集コンテナ・チューブの中にチョークを設けられたバイパス・パイプが存在することが可能である。バイパス・パイプは、大気と接触した状態になっており、バイパス・パイプは、収集ライナーの疎水性フィルターの条件を評価するために使用され得る。別の代替例によれば、疎水性フィルターの条件は、公知のパラメーター、すなわち、圧力、収集コンテナの内側の空気体積、および、圧力変化に対する応答時間を使用することによって、動作の前にチェックされ得る。
【0048】
上記に説明されている装置の他に、収集ライナーは、上記に説明されている装置とは異なる装置の中で使用され得る。収集ライナーは、上記に説明されている装置とは異なる装置の中において、上記に説明されているキャニスターとともに使用され得る。収集コンテナ・チューブは、マニホールドに接続され得るか、または、患者の治療または廃棄物収集を意図するデバイスに直接的に接続され得る。
【0049】
取り外される収集コンテナは、たとえば、蓋を備えたキャニスター、および、収集コンテナ・チューブのための入口部を備えた新しいタイプの収集ライナーを含むことが可能である。このケースでは、患者チューブおよび収集コンテナ・チューブは、吸い込み現場から収集コンテナへつながる1つの同じチューブであり、すなわち、患者チューブと収集コンテナ・チューブとの間に、マニホールドが存在しない。取り外される収集コンテナに関連して、外部吸い込み供給源、すなわち、スタンド・アロンの吸い込みポンプまたは中央真空システムが使用され得る。上述の吸い込みシステムは、凝固剤の分配を伴うことも、または、伴わないことも可能である。
【0050】
以下では、解決策が、添付の図面を参照して、好適な実施形態によって、より詳細に説明されることとなる。