特許第6768137号(P6768137)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6768137医療手術または外科手術のための収集ライナー
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6768137
(24)【登録日】2020年9月24日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】医療手術または外科手術のための収集ライナー
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/00 20060101AFI20201005BHJP
【FI】
   A61M1/00 111
【請求項の数】4
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2019-500389(P2019-500389)
(86)(22)【出願日】2017年7月6日
(65)【公表番号】特表2019-525800(P2019-525800A)
(43)【公表日】2019年9月12日
(86)【国際出願番号】FI2017050521
(87)【国際公開番号】WO2018007687
(87)【国際公開日】20180111
【審査請求日】2019年1月29日
(31)【優先権主張番号】20165567
(32)【優先日】2016年7月6日
(33)【優先権主張国】FI
(73)【特許権者】
【識別番号】516113698
【氏名又は名称】セーレス オーワイ
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コルケアメキ、ラミ − マッティ
(72)【発明者】
【氏名】メキランタ、ヤルモ
(72)【発明者】
【氏名】ラコステ、ラウレ
【審査官】 安田 昌司
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第03648698(US,A)
【文献】 米国特許第03556101(US,A)
【文献】 特表2003−526381(JP,A)
【文献】 特開平03−047257(JP,A)
【文献】 特表2003−519460(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3151290(JP,U)
【文献】 米国特許第04559035(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 1/00
A61G 12/00
A61M 27/00
A61M 39/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療手術または外科手術のための収集ライナー(21)であって、前記収集ライナー(21)は、シームによって閉じられたバッグ部分(22)と、ハンドル(23)と、真空のための入口部(24)と、収集コンテナ・チューブのための入口部(25)とを含み、前記入口部(24、25)は、前記バッグ部分(22)の中へ開口している、収集ライナー(21)において、前記ハンドル(23)は、分岐を含むバーであり、前記バーの内側には、第1のチャネルおよび第2のチャネルが存在しており、真空のための前記入口部(24)は、前記第1のチャネルの内側を前進し、かつ、前記分岐のうちの1つの内側を前進するように構成されており、収集コンテナ・チューブのための前記入口部(25)は、前記第2のチャネルの内側を前進し、かつ、真空のための前記入口部(24)がその中を前進するように構成されている前記分岐とは異なる、前記分岐のうちの1つの内側を前進するように構成されており、前記バッグ部分(22)は、前記バーと前記バッグ部分(22)との間にオープン・スペースが存在するように、前記分岐に取り付けられていることを特徴とする、収集ライナー(21)。
【請求項2】
前記ハンドル(23)は、凝固剤のための入口部(26)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の収集ライナー。
【請求項3】
前記バッグ部分(22)の底部は、補助ハンドル(30)を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の収集ライナー。
【請求項4】
前記補助ハンドル(30)は、2つのシーム(49、50)の間に形成された孔部またはスリットであることを特徴とする、請求項3に記載の収集ライナー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、閉じたバッグ部分および入口部を含む、医療手術または外科手術のための収集ライナーに関する。
【0002】
公知の収集ライナーの容量は限られている。その理由は、大きい収集ライナーが満杯になったときに、大きい収集ライナーを持ち上げることができないからである。さらに、公知の収集ライナーは、通常、組み立ておよび分解されなければならないいくつかのチューブを備えた複雑なシステムを含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、新しいタイプの解決策を提供することである。本発明は、独立請求項の特徴によって特徴付けられる。いくつかの実施形態は、従属請求項の中に開示されている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、大きい体積の流体を伴う重い収集ライナーを除去および管理することを、より容易で快適にする。さらに、より少ない原材料、および、保管するためのより少ないスペースが必要とされる。そのうえ、本発明は、不注意による間違いの防止を可能にし、すなわち、ユーザーは、正しい組み立てに関してオプションを有さない。
【0005】
収集ライナーは、バッグ部分およびリジッドのハンドルを含む。バッグ部分は、可撓性のプラスチック材料から作製されている。バッグ部分は、チューブ状のプラスチック・フィルムから形成され得る。プラスチック・フィルムの1つの端部、すなわち、バッグ部分の底部は、プラスチック・フィルムの縁部を一緒にシールすることによって閉じられており、一方、その他の端部において、チューブ状のプラスチック・フィルムは、バッグ部分がハンドルとともに閉じたスペースを形成するように、たとえば、ハンドルに溶着することによって、固定して締結されている。
【0006】
ハンドルは、吸い込みプロセスの動作に必要な入口部を含むことが可能である。ハンドルは、バーであることが可能であり、収集ライナーは、バーから快適に持ち上げることができる。真空および収集コンテナ・チューブのための入口部が、バーの中に存在している。入口部は、バーの内側に前進し、バーから分岐しており、したがって、バッグ部分の中への上に前進している。真空のための入口部は、横方向の分岐を有しており、横方向の分岐は、収集ライナーの外側に負圧を伝達するためのチャネルである。さらに、凝固剤のために追加的な入口部がハンドルの中に存在することが可能である。凝固剤という用語は、主な使用にしたがって、このテキストの全体を通して使用されているが、入口部は、消毒剤または抗凝固剤などのような、任意の他の化学的な添加剤を導入するために使用され得る。
【0007】
すべての入口部は固定されており、収集ライナーが除去されているときに、収集ライナーの内側の流体がそこから漏れ出すことができないようになっている。逆流防止手段、すなわち、逆流防止デバイスがそれぞれの入口部に設けられるように、入口部が固定され得る。疎水性フィルターが、ライナーの真空インターフェースの中に存在することが可能である。フィルターは、流体が装置の真空チュービングの中へ前進することを防止する。疎水性フィルターは、液体がフィルターに出会う場合に膨らむ材料から作製されており、したがって、フローを阻止する。
【0008】
患者から収集される液体のための入口部、すなわち、収集コンテナ・チューブのための入口部には、逆止バルブが設けられ得る。逆止バルブは、薄いプラスチック・フィルムから作製されたチューブであることが可能である。チューブは、入口部のマウスを取り囲んでおり、チューブは、一方の端部において入口部に締結されており、他方の端部において開いている。薄いプラスチック・チューブは、チューブの内側の圧力がその周りよりも高いときにだけ開いている。
【0009】
凝固剤の入口部は、収集ライナーの中に存在している場合には、収集コンテナ・チューブのための入口部と同じ種類の逆止バルブを設けられ得る。
【0010】
バッグ部分の底部は、デュアル・シームを有することが可能であり、互いの間に所定の距離を有する2つのシームが存在するようになっている。開口部が、2つのシームの間に形成され得り、それによって、収集ライナーを持ち上げることを助けるための補助ハンドルを形成する。開口部は、たとえば、孔部またはスリットであることが可能である。
【0011】
補助ハンドルは、両手で収集ライナーを持ち上げる可能性を強化しており、すなわち、一方の手でハンドルから握り、他方の手で補助ハンドルから握ることが可能である。この特性は、重要である。その理由は、収集ライナーの体積が大きくなる可能性があるからである。
【0012】
重要な実施形態は、患者からの流体を収集するための装置とともに収集ライナーを使用することであり、したがって、装置が下記に説明されている。装置の主な使用は、患者から流体を収集することであるが、装置は、一般的に、手術現場から、たとえば、手術室の床から、流体を収集するために使用され得る。
【0013】
患者からの流体を収集するための装置は、ワン・ピースの構造体、または、ツー・ピースの構造体を含むことが可能である。ツー・ピースの構造体は、制御ユニットおよび可動カートを含む。制御ユニットおよび可動カートは、互いに取り付け可能であり、すなわち、外科手術が進行しており、液体が患者から収集されているときに、制御ユニットおよびカートは、ロッキング手段によって一緒に取り付けられている。手術の後および前に、制御ユニットおよび可動カートは、別々のユニットとして使用され得る。少なくともカートは、移動可能であり、たとえば、ホイールを有することが可能であるが、また、制御ユニットも移動可能であり得り、制御ユニットも同様にホイールを有することが可能である。カートは、収集される液体と接触した状態のパーツを含み、したがって、可動カートは、患者同士の間のワーク・フローを改善する。制御ユニットを備えた2つ以上の相互交換可能な可動カートを使用することが可能であり、また、新しい患者の前に、使用済みのカートをクリーニングされたものに変更することが可能である。
【0014】
患者からの液体を収集するための装置は、外部真空供給源を有することが可能であり、すなわち、装置は、たとえば、病院の真空システムを活用するか、または、装置は、内部真空供給源を有することが可能であり、すなわち、装置は、それ自身の真空供給源、たとえば、真空ポンプなどを有している。内部真空供給源は、好ましくは、制御ユニットの中に位置付けされている。収集コンテナの真空は、内部真空調整器によって調整され、内部真空調整器は、好ましくは、制御ユニットの中に位置付けされている。
【0015】
制御ユニットおよび可動カートは、接続プレートを使用することによって、互いに取り付けられている。制御ユニットと可動カートとの間の真空ラインは、制御ユニットカートとの間の電気的な接続と同時に、自動的に接続される。プレートは、負圧、すなわち、真空を使用することによって、互いに引き付けられる。その動作のために別々のバルブが存在している。制御ユニットおよび可動カートが一緒になっていることをセンシングされるときに、バルブはターン・オンされ、すなわち、制御ユニットにドッキングしており、制御ユニットおよび可動カートを接続するロッキング手段がオンになっている場合にだけ、バルブがターン・オンされる。
【0016】
可動カートは、収集コンテナのための位置を含み、液体が収集コンテナの内側を流れる。収集コンテナは、使い捨ての収集ライナーであることが可能であり、収集コンテナは、キャニスターとともに使用され得り、収集コンテナが、キャニスターの内側に組み立てられている。しかし、収集ライナーが存在せず、液体がキャニスターの中を直接的に流れ、すなわち、キャニスターが収集コンテナであるということも可能である。収集コンテナは、1つまたは複数の独立した吸い込みチャネルに接続され得る。通常、装置は、少なくとも2つの独立した吸い込みチャネルを含む。
【0017】
マニホールドは、ハウジングと、患者チューブのためのポートと、収集コンテナ・チューブのためのポートとを含む。患者チューブは、吸い込み現場または手術現場からマニホールドへつながっており、収集コンテナ・チューブは、マニホールドから収集コンテナへつながっている。患者に接続するためのそれぞれのポートには、逆止バルブが設けられており、逆止バルブは、ハウジングの内側のポートを取り囲む薄いプラスチック・チューブであることが可能である。プラスチック・チューブは、その内側の圧力がその周りよりも高くなっているときだけ開く。
【0018】
収集コンテナ・チューブのためのそれぞれのポートには、バルブが設けられ得る。バルブは、たとえば、シリンダーおよび回転可能なバーを互いに重ねて含むことが可能である。シリンダーには、孔部が設けられ得り、回転可能なバーは、ノッチを有することが可能である。バーが回転させられるときに、バルブは、孔部およびノッチが同じラインの上にあるかどうかという事実に応じて、閉じるかまたは開き、すなわち、ポートは、ノッチが孔部に対して平行になっているときに開いており、ポートは、ノッチが孔部に対して発散しているときに遮断している。別の代替例によれば、バルブは、孔部を設けられた2つのシリンダーを互いに重ねて含む。孔部が同じラインの上にあるときに、バルブは開いており、孔部が同じラインの上にないときには、バルブは閉じられている。
【0019】
回転可能なバーまたは最も内側のシリンダーは、その端部において、モーターなどのようなアクチュエーターが把持する形態を含むことが可能である。それぞれのバルブは、アクチュエーターを有しており、アクチュエーターは、ユーザーによって入力されたパラメーターにしたがってバルブを回転させる。したがって、それぞれのバルブは、個別に動作可能であり、すなわち、バルブは、個別に開閉され得る。
【0020】
液体が患者から収集されるときに、チューブが、患者チューブポートに接続されており、収集コンテナ・チューブが、収集コンテナ・チューブのためのポートに接続されている。液体は、最初にマニホールドのハウジングに進入し、その後に、流体は、開いているポートを通って収集コンテナへ流れる。
【0021】
吸い込みが中断された後に、流体が収集コンテナ・チューブの中に残る可能性がある。さらに、負圧が、収集コンテナの中に広がり続ける。したがって、マニホールドは、収集コンテナ・チューブのためのポートの中にバイパス・チャネルを含むことが可能である。チャネルの目的は、吸い込みが中断されているときに収集コンテナ・チューブの中に残っている流体を除去し、チューブの中におよび収集コンテナの中に大気圧力を戻すことであり、すなわち、チューブおよび収集コンテナは、装置の外側に広がる同じ圧力に到達する。チャネルは、収集コンテナ・チューブのポートの外側に開口しており、チャネルは、ポートが閉じられているときにだけ開いている。
【0022】
また、マニホールドは、マニホールドのハウジングの中にバイパス・チャネルを含むことが可能である。ガスケットが、ハウジングとチャネルとの間に存在している。マニホールドの中に広がる負圧は、チャネルを圧力センサーに接続することによって、そのチャネルから測定され得る。この測定システムの利点は、マニホールドが流体および湿った空気を含有し、マニホールドの中の圧力は変化するが、マニホールドのハウジングの中の液体またはエーロゾルがチャネルの中へ侵入することができないということである。マニホールドの形状は、バイパス・チャネルが流体フローによって衝突されないように設計されている。上述の詳細は、少なくとも1つの壁部によって、好ましくは、マウスの両方の側の2つの壁部によって、バイパス・チャネルのマウスを保護することによって達成され得る。逆止バルブは、マニホールドの内側の圧力がバイパス・チャネルの中の圧力よりも高いケースにおいて、液体またはエーロゾルがチャネルから遠ざけられることを確実にすることが可能である。測定される負圧は、患者に及ぼされる圧力を示している。さらに、それは、フロー測定とともに、システムの中に閉塞が存在するかどうかということを示す。
【0023】
バイパス・チャネルは、チョークされ得り、大気圧力と接触した状態になることが可能である。大気圧力へのチョークされた接触は、測定チャネルの中の圧力がマニホールドの中の負圧の変化に追従するということを保証する。
【0024】
マニホールドには、電子識別システムが設けられ得る。たとえば、電子識別システムは、マニホールドについての識別情報を含むRFIDタグであることが可能である。RFIDタグは、識別情報およびアンテナを含有する集積回路を含む。RFIDタグは、リーダーによって読み取られ、リーダーから取得される情報は、装置を制御する。マニホールドが新しいということを識別情報が示している場合には、装置の動作は許容可能である。マニホールドが同じ手術において使用されたということを識別情報が示している場合にも、装置の動作が許容可能である。上述のケースは、たとえば、マニホールドが非意図的に切り離された場合、または、容量を増加させるために、マニホールドが1つの収集コンテナから他の収集コンテナへ移送される場合に起こり得る。さらに、マニホールドは、同じ手術の間に装置の1つの吸い込みチャネルから装置の別の吸い込みチャネルへ移送され得り、または、マニホールドは、同じ手術の間に同じ制御ユニットとともに使用される1つのカートから別のカートへ移送され得る。上述のケースの両方において、装置の動作は許容可能である。マニホールドが同じ手術においてではなく前に使用されたということを、識別情報が示している場合には、装置の動作が防止される。しかし、2つ以上の吸い込みチャネルが装置の中に存在している場合には、他の吸い込みチャネルが、吸い込みチャネルが受け入れ不可能なマニホールドを有している場合を除いて、機能し続ける。
【0025】
収集ライナーは、開閉式の蓋を設けられたキャニスターとともに使用され得る。蓋は、キャニスターにヒンジ式に接続されている。収集ライナーは、キャニスターの内側に設置されており、真空がキャニスター内部に接続されるようになっており、また、収集コンテナ・チューブのための入口部がキャニスターの上側縁部の上方に延在するようになっている。収集ライナーがキャニスターの中のその適切な場所に位置した後に、キャニスターの蓋が閉じられる。
【0026】
蓋は、ガスケットを含み、ガスケットは、キャニスターの縁部および収集ライナーのハンドルに対抗して蓋をシールする。ガスケットは、別々のガスケットであることが可能であり、または、ガスケットは、蓋の一体部分であることが可能であり、すなわち、蓋は、シールするのに適切な材料から作製されるか、または、蓋およびガスケットは、同時に異なる材料から形成される。また、蓋をその適切な場所に固定するために、蓋を閉じた状態に維持するロッキング手段が存在している。収集コンテナ・チューブの入口部は、キャニスターの縁部の上方に延在しているので、入口部は、蓋が閉じられているときに、キャニスターの外側に残っている。したがって、収集ライナーがキャニスターから除去されている間に、接続チューブは、ライナーから切り離されることを必要とされない。接続チューブは、その他の端部から切り離され得る。収集ライナーのハンドルは、切り離されているチューブの端部を接続するための部位を有することが可能である。したがって、流体液滴がチューブの中に存在する場合にも、流体液滴は漏れ出すことができない。その理由は、チューブの両端部が閉じられているからである。
【0027】
キャニスターは、ドッキングを介してカートに接続され得る。ドッキングは、カートとキャニスターとの間に、機械的なマウンティング、ロッキング、および空気圧式の接続を提供する。キャニスターがロックされていないときには、キャニスターの使用が防止される。
【0028】
通常使用時に、液体体積は、収集コンテナの重量を測定することによって検出される。システムがコンテナの重量を検出するとき、コンテナは、ライナーの内側の真空入口部のレベルまでは充填されておらず、疎水性フィルターが液体と接触することを防止しており、したがって、収集ライナーおよびキャニスターが本質的に同じ圧力レベルを有している。
【0029】
収集ライナーは、キャニスターの中のポートを通して負圧に係合しており、すなわち、キャニスター壁部を通るガスケットが設けられた接続が存在している。ポートには、流量計が設けられ得る。マニホールドから測定される圧力とともに、流量計は、システムの中に閉塞が存在しているかどうかということを信頼性高く明らかにする。フローが存在しないか、または、流量値が所定の範囲の下にあり、マニホールドから測定される圧力が、調整される圧力よりも高くなっている場合には、閉塞が装置の中に存在しており、すなわち、負圧の絶対値は、収集コンテナに導かれる圧力よりも、マニホールドの中において、著しく低くなっている。収集コンテナに導かれる圧力は、手術の間に使用されることが意図されている圧力を意味している。換言すれば、弱いフローおよび乏しい吸い込みが存在する場合には、閉塞が存在している。したがって、高いフローが存在しており、マニホールドの中に有意の負圧は存在しないが、収集コンテナに導かれる負圧が通常のレベル以下になっている場合には、リークが装置の中に存在している。
【0030】
実際には、第1の圧力センサーは、第1の圧力値を測定し、第1の圧力値は、マニホールドの内側の圧力値に対応している。第2の圧力センサーは、負圧を収集コンテナに導くチャネルの中の第2の圧力値を測定する。第1の圧力値および第2の圧力値の圧力差が計算される。
【0031】
流量値は、それぞれの圧力差に関して所定の範囲を有している。問題の圧力差に対応する所定の範囲と比較して、流量値が所定の範囲の下にある場合には、閉塞が存在している。問題の圧力差に対応する所定の範囲と比較して、流量値が所定の範囲の上にある場合には、リークが存在している。
【0032】
装置の制御システムは、アラームを与えることが可能であり、装置のディスプレイは、閉塞または漏出を除去するためのインストラクションを示すことが可能である。さらに、調整される負圧、マニホールドの中の負圧の値、および流量値を測定することによって、収集ライナーの疎水性フィルターの条件をチェックすることが可能である。したがって、フィルターの詰まりを予測することが可能である。
【0033】
キャニスターまたはカートには、光学的なインディケーション手段が設けられ得る。光学的なインディケーション手段は、キャニスターの照明であることが可能である。それぞれのキャニスターには、照明デバイスが設けられ得る。たとえば、LEDストライプが、好ましくは、垂直方向に、キャニスターの後ろのカートの分離壁部の上に締結され得る。照明は、キャニスターが使用中のときにターン・オンされ得り、または、手術の間に使用されているすべてのキャニスターが照明され得る。照明の強度は、それぞれのキャニスターにおいて調節可能であり得り、または、照明は、それぞれのキャニスターにおいて、スイッチ・オン/オフされ得る。代替的に、光学的なインディケーション手段は、フィルムであることが可能であり、フィルムの透明度は変化させられ得り、それによって、望まれるときにだけ液体を示す。フィルムは、たとえば、電気がフィルムに導かれるときにその透明度が変化するフィルムであることが可能である。
【0034】
収集コンテナは、可動カートの中にそれらの所定の位置を有している。それぞれのコンテナは、吸い込みの間に計量され、収集された液体および収集コンテナの内側の液体の量をフォローする。収集コンテナが受け入れることを許容される液体の量は、事前に与えられており、すなわち、装置のユーザーは、どれくらいの量の液体が収集コンテナの中へ進入することができるかということを選択することが可能である。所定の量に到達したときに、吸い込みは、問題の収集コンテナに関して停止する。吸い込みおよび結果として生じる流体のフローは、所定の重量に到達した収集コンテナから別の収集コンテナへ自動的に方向付けされる。流体がそれを通して以前の収集コンテナへ流されるマニホールドのバルブを閉じることによって、および、流体がそれを通って次の収集コンテナへ流れることになるマニホールドのバルブを開けることによって、以前の収集コンテナから次の収集コンテナへの変化が起こる。
【0035】
たとえば、収集コンテナの位置の下に搭載された歪みゲージ・トランスデューサーを使用することによって、計量が行われ得る。歪みゲージ・トランスデューサーの電気抵抗は、トランスデューサーに及ぼされる荷重に起因して変化する。抵抗に基づいて、収集コンテナの重量が決定され得る。計量から情報を受け取る制御ユニットおよび計量ユニットに一体化された灌流ポールが存在しており、すなわち、計量ユニットは、灌流バッグの重量喪失を測定するか、または、灌流ポールから吊り下がる2つ以上のバッグが存在する場合には、複数のバッグの重量喪失を測定する。それによって、手術現場へ移送された液体の量、および、収集された液体の量についての情報を取得することが可能であり、したがって、液体の欠損を計算することが可能である。この情報は、臨床的価値を有することが可能である。計量することは、信頼性の高い結果を与える。その理由は、収集コンテナは、カートに対するフローティング式接続を有しており、すなわち、収集コンテナは、カートに対して自由に移動することができるからである。収集コンテナは、横方向に支持されているが、それぞれのコンテナの重量は、収集コンテナの下に位置する歪みゲージ・トランスデューサーの上に置かれている。
【0036】
カートは、凝固剤を含有するカートリッジおよびリザーバーのための位置を含む。収集コンテナの中の真空は、リザーバーから収集コンテナへ凝固剤を移動させるために使用される。
【0037】
凝固剤は、ユーザーが凝固剤に触れた状態になる必要がないように、カートリッジの内側にある。ユーザーは、リザーバーの中に十分な凝固剤が存在しているかどうかということを、単に外側から視覚的にチェックし、そうでない場合には、ユーザーは、カートリッジを満杯なものに交換する。カートリッジは、単に、単回使用のためのものである。カートリッジが可動カートの中のその適切な場所に置かれるときに、カートリッジは自動的に開けられる。制御ユニットは、カートリッジから与えられる凝固剤投与の量をモニタリングし、必要であるときには、新しいカートリッジを要求し、すなわち、制御ユニットは、装置の誤使用を検出する。カートリッジは、それらの表面の上に無線周波数識別タグ(RFIDタグ)を有することが可能であり、制御ユニットは、タグの識別情報にしたがってカートリッジを識別することが可能である。
【0038】
1つの代替例によれば、凝固剤は、吸い込みプロセスの間に、小さい用量で、収集コンテナの中へ、すなわち、収集ライナーまたは収集キャニスターの中へ給送される。給送プロセスは自動的であり、給送プロセスはプログラムされ得り、たとえば、0.5リットルごとに、収集コンテナの中の液体の表面の上に、凝固剤の一部分が給送されるようになっている。なかでも、収集コンテナの中の液体がコンテナの内側を流れるときに凝固するという点において、システムは有用である。さらに、凝固剤の使用は、公知のシステムと比較して、より正確であり、また、より効果的である。その理由は、凝固剤の量が、収集された液体の量に比例しているからである。
【0039】
実際には、凝固剤の一部分を形成するためのサイクルは、以下の通りであることが可能である。凝固剤部分の形成を調整する少なくとも3つのバルブ、すなわち、第1のバルブ、第2のバルブ、および第3のバルブが存在している。第1のバルブは、収集コンテナに最も近いバルブである。第2のバルブは、第1のバルブと第3のバルブとの間に存在している。第2のバルブと第3のバルブとの間に、凝固剤カートリッジが存在しており、凝固剤カートリッジは、収集コンテナにつながるチューブの中へリザーバーを介して開口している。最初は、第1のバルブおよび第3のバルブは遮断されている。第2のバルブは、部分的に開いている。第1のバルブが開けられているときに、真空は、リザーバーから凝固剤を引き出し始め、凝固剤の一部分が、第2のバルブと第3のバルブとの間に形成されるようになっている。次のステップにおいて、第1のバルブおよび第3のバルブが開けられ、第2のバルブは、依然として部分的に開いている。空気が、第3のバルブから流れ、それは、凝固剤のフローを停止させ、第2のバルブに対抗して凝固剤の一部分を圧縮する。
【0040】
以下のステップでは、すべてのバルブが開いている。次いで、凝固剤の一部分が、収集コンテナの中へ撃ち込まれ、したがって、収集コンテナの中の液体を凝固させる。この一部分が撃ち込まれた後に、第2のバルブおよび第3のバルブが閉じられ、第2のバルブが、プロセスの始まりと同様に、半分開いたままになるようになっている。また、第1のバルブは、最終的に閉じられ、凝固剤の一部分を形成するためのサイクルが、もう一度最初から始まる。
【0041】
上記に説明されている3つのバルブの代わりに、凝固剤の投与量を形成およびリリースするためにバッチング・スクリューおよびバルブが存在することが可能である(好ましくは、それらのうちの2つ)。
【0042】
別の代替例によれば、凝固剤は、上述のコンパクトな投与量を形成することなく、緩んだ粉末として給送され得る。この代替例の目的は、リザーバーから収集ライナーの中へ既知の速度で粉末を分配することであり、すなわち、特定の量の粉末が、特定の時間において収集ライナーの中へリリースされるはずである。なかでも、特定の体積の液体が収集コンテナの中に受け入れられた後に、収集コンテナが満杯になった後に、問題の吸い込みチャネルのすべての収集コンテナが満杯になった後に、カートが交換されなければならないときに、または、動作が完了したときに、凝固剤はリリースされ得る。吸い込みプロセスは、凝固剤の吐出の間に中断されている。
【0043】
少なくとも2つのバルブ、すなわち、ライナー・バルブおよび空気バルブが存在しており、それらは、凝固剤を放出することに参加する。ライナー・バルブは、収集コンテナの近くにある。カートリッジから凝固剤を受け入れるリザーバーは、空気バルブとライナー・バルブとの間にある。凝固剤パイプラインのパイプは、リザーバーを通過しており、それは、エジェクターとして働くことが可能である。パイプは、開口部を有することが可能であり、空気フローが、開口部を通して凝固剤を取り込む。開口部は、好ましくは、パイプの下側にある。その理由は、パイプの下では、粉末が緩んでおり、容易に移動可能であるからである。リザーバーの下側部は、反転された円錐であることが可能であり、パイプが、反転された円錐を通過している。
【0044】
ライナー・バルブおよび空気バルブは、凝固剤が分配されるときに開いている。凝固剤パイプラインは、空気バルブを通して大気と接触した状態になっており、また、それは、ライナー・バルブを通して真空と接触した状態になっている。空気バルブを越えたパイプは、大気とパイプの中を流れる粉末との間のバランスを調節するためにチョークされ得る。
【0045】
フラッシュ・バルブが、リザーバーとライナー・バルブとの間に存在することが可能である。空気バルブが閉じられたときに、フラッシュ・バルブは、粉末分配の終わりに開けられている。フラッシュ・バルブの目的は、フラッシュ・バルブが大気へのアクセスを開き、空気フローが粉末残留物からパイプをクリーニングするということである。
【0046】
マニホールドの中の収集コンテナ・チューブのポートは、粉末が分配されているときには、閉じられなければならない。換言すれば、収集コンテナ・チューブのポートのバルブが閉じられている。
【0047】
疎水性フィルターの条件は、このプロセスにおいて重要である。その理由は、それが、仮定されるものよりも高いフロー抵抗を引き起こす可能性があるからである。収集コンテナ・チューブの中にチョークを設けられたバイパス・パイプが存在することが可能である。バイパス・パイプは、大気と接触した状態になっており、バイパス・パイプは、収集ライナーの疎水性フィルターの条件を評価するために使用され得る。別の代替例によれば、疎水性フィルターの条件は、公知のパラメーター、すなわち、圧力、収集コンテナの内側の空気体積、および、圧力変化に対する応答時間を使用することによって、動作の前にチェックされ得る。
【0048】
上記に説明されている装置の他に、収集ライナーは、上記に説明されている装置とは異なる装置の中で使用され得る。収集ライナーは、上記に説明されている装置とは異なる装置の中において、上記に説明されているキャニスターとともに使用され得る。収集コンテナ・チューブは、マニホールドに接続され得るか、または、患者の治療または廃棄物収集を意図するデバイスに直接的に接続され得る。
【0049】
取り外される収集コンテナは、たとえば、蓋を備えたキャニスター、および、収集コンテナ・チューブのための入口部を備えた新しいタイプの収集ライナーを含むことが可能である。このケースでは、患者チューブおよび収集コンテナ・チューブは、吸い込み現場から収集コンテナへつながる1つの同じチューブであり、すなわち、患者チューブと収集コンテナ・チューブとの間に、マニホールドが存在しない。取り外される収集コンテナに関連して、外部吸い込み供給源、すなわち、スタンド・アロンの吸い込みポンプまたは中央真空システムが使用され得る。上述の吸い込みシステムは、凝固剤の分配を伴うことも、または、伴わないことも可能である。
【0050】
以下では、解決策が、添付の図面を参照して、好適な実施形態によって、より詳細に説明されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
図1a】収集ライナーを断面図で示す図である。
図1b】収集ライナーを断面図で示す図である。
図1c】収集ライナーのハンドルを斜視図で示す図である。
図2a】収集ライナーおよびキャニスターを斜視図で示す図である。
図2b】収集ライナーおよびキャニスターを斜視図で示す図である。
図3a】収集ライナーおよびキャニスターの部分拡大図を斜視図で示す図である。
図3b】収集ライナーおよびキャニスターの部分拡大図を斜視図で示す図である。
図3c】内側からのキャニスターの部分拡大図である。
図4a】患者からの液体を収集するための装置を斜視図で示す図である。
図4b】患者からの液体を収集するための装置を斜視図で示す図である。
図5a】制御ユニットと可動カートとの間の真空接続を斜視図で示す図である。
図5b】制御ユニットと可動カートとの間の真空接続を斜視図で示す図である。
図6a】マニホールドを斜視図で示す図である。
図6b】マニホールドを斜視図で示す図である。
図6c図6bのマニホールドの部分拡大図である。
図6d図6bのマニホールドの部分拡大図である。
図7a】患者からの流体を収集するための装置を斜視図で示す図である。
図7b】患者からの流体を収集するための装置を斜視図で示す図である。
図7c】患者からの流体を収集するための装置を斜視図で示す図である。
図7d図7aから図7cの装置の中の詳細の部分拡大図である。
図7e図7aから図7cの装置の中の詳細の部分拡大図である。
図7f図7aから図7cの装置の中の詳細の部分拡大図である。
図7g図7aから図7cの装置の中の詳細の部分拡大図である。
図8a】凝固剤を給送するためのシステムの概略図である。
図8b】凝固剤を給送するための別のシステムの概略図である。
図8c図8bの詳細を断面図として示す図である。
図9】患者からの液体を収集するための装置のためのグラフィックカル・ユーザー・インターフェースを概略的に示す図である。
図10】グラフィックカル・ユーザー・インターフェースの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
図1aは、収集ライナー21を断面図として示している。収集ライナーは、可撓性のプラスチック・フィルムから作製された閉じたバッグ部分22と、ハンドル23とを含む。ハンドル23は、ハンディー・グリップとしての役割を果たすが、ハンドル23の内側に機能的なチャネルも存在している。バッグ部分22およびハンドル23は、互いに取り付けられており、入口部24、25、26(それは、ハンドル23の内側に前進している)がバッグ部分の中へ開口するようになっているが、そうでなければ、バッグ部分22がシーム48によって閉じられるようになっている。入口部24は、真空のためのものである。真空は、真空ポート51(図3aに示されている)を通して収集ライナー21に接続されている。真空のための入口部24の中には、疎水性フィルター27および開口部29が存在している。入口部25は、収集コンテナ・チューブのためのものである。入口部25は、第1の端部および第2の端部を有しており、収集コンテナ・チューブが第1の端部に接合されており、第2の端部はバッグ部分22に開口している。入口部26は、収集ライナー21の中へ進入する凝固剤または任意の他の化学的な添加剤のためのものである。
【0053】
それぞれの入口部24、25、26には、逆流防止手段、すなわち、逆流防止デバイスが設けられている。真空のための入口部24は、疎水性フィルター27を含み、疎水性フィルター27は、液体がそれに到達した場合に膨らみ、したがって、フローを閉じる。収集コンテナ・チューブのための入口部25、および、凝固剤のための入口部26は、バッグ部分22の内側の薄いプラスチック・チューブによって取り囲まれている。薄いプラスチック・チューブは、バッグ部分22の上側部に締結されているか、または、それは、入口部に直接的に締結されている。それは、逆止バルブ28を形成している。逆止バルブ28は、薄いプラスチック・チューブの内側の圧力がその周りの圧力よりも高いときにだけ開いている。薄いプラスチック・チューブは、たとえば溶着によって一緒に接合された2つの平行なフィルムから構成されている。この構造は、プラスチック・チューブが縁部の中の開口部なしに適正にシールすることを確認する。
【0054】
補助ハンドル30が、バッグ部分22の底部に存在している。補助ハンドル30は、バッグ部分22を閉じるシーム49の下に形成されているスリットであることが可能である。上述のシーム49と平行になっている別のシーム50が存在することも可能である。
【0055】
図1bは、収集ライナー21を断面図として示している。薄いプラスチック・チューブ(それは、逆止バルブ28を形成している)が入口部25、26に直接的に締結されているという点において、図1bの解決策は、図1aの解決策とは異なっている。
【0056】
図1cは、収集ライナー21のハンドル23を斜視図で示している。ハンドル23は、入口部24、25、26を含む。明確化の目的のために、入口部26は、逆止バルブなどのような逆流防止デバイスなしで図示されているが、逆止バルブ28から構成された逆流防止デバイスは、入口部25の上に示されている。同じ種類の逆止バルブ28が、入口部26に関連して存在することが可能である。
【0057】
逆止バルブ28は、一方が他方の上に重なっている2つの薄いプラスチック・フィルム28a、28bを含む。両方のフィルム28a、28bは、上側縁部44aと、下側縁部44cと、側方縁部44b、44dとを有している。フィルム28a、28bの上側縁部44aは、たとえば溶着によって、一緒に接合されており、また、入口部25に接合されており、シーム59aが形成するようになっている。また、それぞれの側方縁部44b、44dは、たとえば溶着によって一緒に接合されており、シーム59b、59cが形成するようになっている。下側縁部44cは、一緒に接合されておらず、すなわち、逆止バルブ28の下側端部は開いている。したがって、液体は、バルブ28を通って流れることができる。
【0058】
シーム59b、59cは、逆止バルブ28の性能を強化している。その理由は、フィルム28a、28bから形成された薄いプラスチック・チューブの内側の圧力がその周りの圧力よりも高くない場合には、フィルム28a、28bが、きつく一緒になった状態になっているからである。したがって、収集コンテナ21は、いかなるケースでもリークすることができないように固定されている。
【0059】
図2aは、収集ライナー21の使用の1つの例を示している。収集ライナーは、開閉式の蓋32を有するキャニスター9とともに使用されている。蓋32は、ヒンジ35によってキャニスター9に取り付けられている。収集ライナー21は、キャニスター9の内側に設置されており、入口部24が開口部29を介してキャニスターの内部スペースに接続されるようになっており、また、収集コンテナ・チューブのための入口部25がキャニスター9の上側縁部の上方に延在するようになっている。収集ライナー21がキャニスター9の中のその適切な場所に位置した後に、キャニスター9の蓋32が閉じられる。キャニスター9は、蓋32のためのラッチ(図示せず)を含む。ラッチは、蓋32が開けられるまでは閉じられてシールされたままになることを確保する。
【0060】
蓋32は、ガスケット34を含み、ガスケット34は、蓋32およびハンドル21をキャニスター9の縁部に締め付けてシールしている。ガスケット34は、別々のガスケットであることが可能であり、または、ガスケット34は、蓋32またはキャニスター9の一体部分であり、すなわち、蓋32またはキャニスター9は、シールするのに適切な材料から作製されるか、または、蓋32またはキャニスター9およびガスケット34は、同時に異なる材料から形成される。収集コンテナ・チューブの入口部25は、キャニスター9の縁部の上方に延在しているので、入口部25は、蓋32が閉じられているときに、キャニスター9の外側に残っている。したがって、収集ライナー21がキャニスター9から除去されている間に、収集コンテナ・チューブは、切り離されることを必要とされない。
【0061】
図2bは、収集ライナーおよびキャニスターの別の例を斜視図で示している。収集ライナー21は、開閉式の蓋32を有するキャニスター9とともに使用されている。蓋32は、ヒンジ35によってキャニスター9に取り付けられている。蓋32をキャニスター9から取り外すことが可能であり、それは、キャニスター9および蓋32をクリーニングすることをより容易にする。収集ライナー21は、キャニスター9の内側に設置されており、入口部24が開口部29を介してキャニスターの内部スペースに接続されるようになっており、また、収集コンテナ・チューブのための入口部25がキャニスター9の外側に延在するようになっている。収集ライナー21がキャニスター9の中のその適切な場所に位置した後に、キャニスター9の蓋32が閉じられる。蓋32は、キャニスター9のための少なくとも1つのラッチ201を含む。ラッチは、蓋32が開けられるまでは閉じられてシールされたままになることを確保する。
【0062】
蓋32は、蓋32の内側に湾曲したガイド202を含む。湾曲したガイドは、図2bに示されているように、好ましくは同心円状になっている。ガイド202の目的は、収集ライナー21があまりにも広がり過ぎることを防止するということである。
【0063】
図3aは、収集ライナー21およびキャニスター9の部分拡大図を示している。図3aにおいて見られるように、収集コンテナ・チューブの入口部25は、キャニスター9の周辺部の外側に残っている。キャニスター9への真空は、真空ポート51を介して接続されている。凝固剤または別の添加剤は、チャネル52を通して入口部26に給送されている(図2aに示されている)。
【0064】
図3bは、収集ライナー21およびキャニスター9を含む別の解決策の部分拡大図を示している。図3bにおいて見られるように、収集コンテナ・チューブの入口部25の第1の端部は、キャニスター9の外側に持っていかれている。凹部203が、キャニスター9の縁部の中に存在しており、凹部203は、ハンドル23の外側形状に適合している。ハンドル23は、ガスケット36を含み、ガスケット36は、ハンドル23の下側をキャニスター9に向けてシールする。真空ポートは、入口部25の下の凹部の中にある。
【0065】
図3cは、内側からの収集ライナーの部分拡大図を示している。どのように真空ポート51およびチャネル52が位置しているかということを見ることができる。凝固剤または別の添加剤は、チャネル52を通して入口部26へ給送される。チャネル52は、キャニスター9の壁部を通って延在している。入口部26は、チャネル52に対抗して締め付け、したがって、収集ライナー21の中への凝固剤または別の添加剤のフローを可能にする。
【0066】
図4aは、患者からの液体を収集するための装置1を示している。収集ライナー21が、たとえば、この装置の中で使用され得る。装置1は、制御ユニット2および可動カート3を含む。制御ユニット2は、ディスプレイ・ユニット4と、収集コンテナの中の真空を制御するための比例バルブ53と、収集コンテナ真空インターフェースのためのバルブ54とを含む。ディスプレイ・ユニット4は、タッチ・スクリーンを含むことが可能であり、タッチ・スクリーンは、制御パラメーターを表示すること、および、制御パラメーターを入力することの両方のために作用する。ディスプレイ・ユニット4は、アーム5の上に位置付けされ得り、アーム5は回転し、すなわち、アーム5は、ディスプレイが傾くことおよびターンすることを可能にする。可動カート3の上に、マニホールド6が存在している。マニホールド6のバルブは、モーター7などのような適切なアクチュエーターによって動作させられる。可動カート3は、液体を収集するためのキャニスター9、ならびに、凝固剤のためのカートリッジ8aおよびリザーバー8bを含む。
【0067】
図4bは、図4aに関連して説明されている装置1の1つの変形例を示している。
【0068】
図5aは、装置1の中の制御ユニット2と可動カート3との間に、真空および電気的なカップリングがどのように作られるかということを示している。制御ユニット2および可動カート3は、接続プレート40、41を使用することによって、互いに取り付けられている。制御ユニット2と可動カート3との間の真空ライン42は、同時に自動的に接続される。プレート40、41は、負圧によって互いに引き付けられ、負圧は、ライン43を通るプレート同士の間に接続されている専用のバルブを介して、ソフトウェアによって制御される。ライン43に接続されているバルブは、制御ユニット2および可動カート3が一緒になっていることをセンシングされるときにターン・オンされる。したがって、可動カート3が制御ユニット2とドッキングしており、ロッキング手段(それは、制御ユニット2および可動カート3を一緒にロックする)がオンになっている場合にだけ、バルブがターン・オンされる。プレート40、41は、制御ユニット2と可動カート3との間の電気的なカップリング55のためのマウンティングおよびアクチュエーターとして使用され得る。また、真空ライン42の周りにガスケット45およびガスケット46が存在している。
【0069】
図5bは、装置1の中の制御ユニット2と可動カート3との間に、真空および電気的なカップリングがどのように作られるかということの別の図を示している。システムの機能は、基本的に、図5aに関連して説明されているものと同じである。
【0070】
図6aは、装置1の中のマニホールド6を示している。マニホールド6は、ハウジング10と、患者チューブに接続するための患者ポート11と、収集コンテナのためのポート12とを含む。図6aでは、ポート12のうちの1つには、収集コンテナ・チューブのためのカップリング13が設けられており、カップリング13の使用を図示するようになっている。また、患者ポート11を閉じるためのキャップ14が存在している。それぞれの患者ポート11には、逆止バルブが設けられている。実際には、ハウジング10の内側の患者ポート11を取り囲む薄いプラスチック・チューブが存在している。プラスチック・チューブは、薄いプラスチック・チューブの内側の圧力がその周りよりも高くなっているときだけ開く。
【0071】
それぞれのポート12には、バルブ15が設けられている。バルブ15は、シリンダー16を含み、シリンダー16には孔部が設けられており、孔部の中には、U字形状のノッチをそのヘッドに有する回転可能なバーがある。バーが回転させられるときに、バルブ15は、孔部およびノッチが同じラインの上にあるかどうかという事実に応じて、閉じるかまたは開き、すなわち、ポート12は、ノッチが孔部に対して平行になっているときに開いており、ポートは、ノッチが孔部に対して発散しているときに遮断している。代替的に、バルブ15は、孔部を設けられた2つのシリンダーを互いに重ねて含むことが可能である。シリンダーの孔部が同じラインの上にあるときに、バルブ15は開いている。
【0072】
回転可能なバーは、形態17を含み、モーター7などのようなアクチュエーターの軸棒が、形態17を把持する。それぞれのバルブ15は、アクチュエーターを有しており、アクチュエーターは、ユーザーによって入力されるパラメーターにしたがってバルブ15を回転させる。
【0073】
液体が患者から収集されるときに、チューブが患者ポート11に接続されており、収集コンテナ・チューブがカップリング13によってポート12に接続されている。流体は、最初にハウジング10に進入し、その後に、流体は、開いている1つのポート12を通って収集コンテナへ流れる。
【0074】
吸い込みが中断された後に、液体が収集コンテナ・チューブの中に残る可能性がある。さらに、負圧が、チューブの中におよび収集コンテナの中に広がり続ける。チューブの中の流体を除去し、収集コンテナの中に大気圧力を戻すために、マニホールド6は、収集コンテナ・チューブのためのポート12の中にバイパス・チャネル18を含むことが可能である。チャネル18は、ポート12がバルブ15によって閉じられているときにだけ開いている。
【0075】
また、マニホールド6は、マニホールド6のハウジング10の中にバイパス・チャネル19を含むことが可能である。ガスケットが、ハウジング10とチャネル19との間に存在している。マニホールド6の中に広がる負圧は、チャネル19を圧力センサーに接続することによって、チャネル19から測定され得る。測定される負圧は、患者に及ぼされる圧力を示しており、システムの中に閉塞が存在するかどうかということを示す。
【0076】
図6bは、装置1の中のマニホールド6の別の例を示している。基本的に、マニホールド6は、図6aのものと同じ構造を有している。しかし、収集コンテナ・チューブのためのそれぞれのポート12は、バルブ15を含むことが可能であり、バルブ15は、孔部を設けられた2つのシリンダーを互いに重ねて含む。孔部が同じラインの上にあるときに、バルブは開いており、孔部が同じラインの上にないときには、バルブは閉じられている。マニホールド6は、チャネル19の始まりに逆止バルブ31を設けられ得り、逆止バルブ31は、液体がチャネル19の中へ進入することを防止する。カップリング13の下流端部は、収集コンテナ・チューブがカップリング13から解放された後に、キャップ20によって閉じられ得る。
【0077】
図6cは、図6bのマニホールドの部分拡大図を示している。バルブ15は閉じられており、空気はバイパス・チャネル18の中に流入している。バイパス・チャネル18の中の空気フローは、矢印Fによって示されている。
【0078】
図6dは、図6bのマニホールドの部分拡大図を示している。バルブ15の内側シリンダー33は、分解図として示されており、すなわち、内側シリンダー33は、その通常の場所から取り出されており、その通常の場所は、外側シリンダーの内側である。内側シリンダー33は、孔部37および第1の溝部38を含み、第1の溝部38は、バイパス・チャネル18の第1の部分を形成している。バイパス・チャネル18の第2の部分は、第2の溝部39である。内側シリンダー33が外側シリンダーの内側にあり、バルブ15が閉じられるときに、バイパス・チャネル18の中の空気フローFは、第1の溝部38から第2の溝部39へ前進する。
【0079】
図7aは、患者からの液体を収集するための装置1を示している。キャニスター9のうちのいくつかは除去されており、キャニスター9の下を見ることができるようになっている。歪みゲージ・トランスデューサー47が、それぞれのキャニスター9の下に存在している。歪みゲージ・トランスデューサー47の電気抵抗は、トランスデューサー47に及ぼされる荷重に起因して変化する。抵抗に基づいて、収集コンテナの重量、すなわち、キャニスター9または収集ライナー21の重量が決定され得る。
【0080】
図7bは、図7の装置1の1つの変形例を示している。装置1は、分離壁部204を含む。キャニスター9を装置1の可動カート3の上にドッキングするための接続部が、分離壁部204の後ろにある。
【0081】
分離壁部204には、それぞれのキャニスター9において、照明デバイス205が設けられている。照明デバイス205は、LEDストライプであることが可能である。それぞれの照明デバイスは、光強度またはスイッチ・オン/オフに関して、別々に制御され得る。
【0082】
図7cは、分離壁部204なしの図7bの装置1を示しており、したがって、分離壁部204の後ろのパーツを明らかにしている。
【0083】
図7dは、図7aから図7cの装置の中の詳細の部分拡大図を示している。真空ポート51は、チャネル51bに接続することになっており、凝固剤のためのチャネル52は、チャネル52bに接続することになっている。チャネル51bおよび52bは、装置1の本体部に関して浮遊している。フローティング式接続は、キャニスター9が自由に移動することを可能にし、したがって、信頼性高くキャニスター9を計量することが可能である。
【0084】
ドッキング・レバー58を所定のロッキング位置へ移動させることによって、キャニスター9が変化させられるときに、フローティング式接続は、その適切な場所にロックされ得る。ドッキング・レバー58は、ラッチなどのような別の適切なデバイスによって交換され得る。この位置において、キャニスター9は、取り付けおよび取り外され得るが、収集ライナー21は使用されることができない。キャニスター9が取り付けられると、ドッキング・レバー58を所定のフローティング位置へ移動させることによって、フローティング式接続は再開され得る。この位置において、収集ライナー21は、キャニスター9に取り付けられ得るが、キャニスター9は取り外されることができない(さらなる詳細に関して、図7eから図7gを参照)。
【0085】
チャネル51bは、流量値を測定する流量計と、第2の圧力値を測定する第2の圧力センサーとを含むことが可能である。第1の圧力センサーは、第1の圧力値を測定し、第1の圧力値は、マニホールド6の内側の圧力値に対応している。第1の圧力値および第2の圧力値の圧力差が計算される。流量値は、それぞれの圧力差に関して所定の範囲を有している。問題の圧力差に対応する所定の範囲と比較して、流量値が所定の範囲の下にある場合には、閉塞が存在している。問題の圧力差に対応する所定の範囲と比較して、流量値が所定の範囲の上にある場合には、リークが存在している。
【0086】
図7eは、キャニスター9のフローティング式接続のさらなる詳細を示している。ドッキング・レバー58は、ストッパー56を含み、ストッパー56は、キャニスター9を除去することを防止する。
【0087】
図7fおよび図7gは、キャニスター9のフローティング式接続の別のさらなる詳細を示している。ドッキング・レバー58は、リテイナー57を含み、リテイナー57は、収集ライナー21をその適切な場所に置くことを防止する。
【0088】
図8aは、凝固剤または別の添加剤を給送するためのシステムの概略図を示している。凝固剤部分の形成を調整する3つのバルブ、すなわち、第1のバルブ210、第2のバルブ215、および第3のバルブ220が存在している。第3のバルブ220は、大気Aと接触した状態になっている。第2のバルブ215と第3のバルブ220との間に、凝固剤カートリッジ8aおよびリザーバー8bが存在しており、リザーバー8bは、収集コンテナ9につながるチューブの中へ開口している。最初は、第1のバルブ210および第3のバルブ215は閉じられている。第2のバルブ215は、部分的に開いている。第1のバルブ210が開けられているときに、真空は、リザーバー8bから凝固剤を引き出し始め、凝固剤の一部分が、第2のバルブ215と第3のバルブ220との間に形成されるようになっている。次のステップにおいて、第1のバルブ210および第3のバルブ220が開けられ、第2のバルブ215は、依然として部分的に開いている。空気が、第3のバルブ220から流れ、それは、凝固剤のフローを停止させ、第2のバルブ220に対抗して凝固剤の一部分を圧縮する。
【0089】
以下のステップでは、すべてのバルブが開いている。次いで、凝固剤の一部分が、収集コンテナ9の中へ撃ち込まれ、したがって、収集コンテナの中の液体を凝固させる。この一部分が撃ち込まれた後に、第2のバルブ215および第3のバルブ220が閉じられ、第2のバルブ215が、プロセスの始まりと同様に、部分的に開いたままになるようになっている。また、第1のバルブ210は、最終的に閉じられ、凝固剤の一部分を形成するためのサイクルが、もう一度最初から始まる。
【0090】
図8bは、凝固剤または別の添加剤を給送するための別のシステムの概略図を示している。少なくとも2つのバルブ、すなわち、ライナー・バルブ225および空気バルブ230が存在しており、それらは、凝固剤を放出することに参加する。ライナー・バルブ225は、収集コンテナ9の近くにある。カートリッジ8aから凝固剤を受け入れるリザーバー8bは、空気バルブ230とライナー・バルブ225との間にある。凝固剤パイプラインのパイプは、リザーバー8bを通過しており、それは、エジェクターとして働くことが可能である。そのような代替例は、図8cに関連して説明されている。
【0091】
ライナー・バルブ225および空気バルブ230は、凝固剤が分配されるときに開いている。凝固剤パイプラインは、空気バルブ230を通して大気Aと接触した状態になっており、また、それは、ライナー・バルブ225を通して真空と接触した状態になっている。空気バルブ230を越えたパイプは、大気とパイプの中を流れる粉末との間のバランスを調節するために、235においてチョークされ得る。
【0092】
フラッシュ・バルブ240が、リザーバー8bとライナー・バルブ225との間に存在することが可能である。空気バルブ230が閉じられたときに、フラッシュ・バルブ240は、粉末分配の終わりに開けられている。フラッシュ・バルブ240の目的は、フラッシュ・バルブ240が大気Aへのアクセスを開き、空気フローが粉末残留物からパイプをクリーニングするということである。
【0093】
図8cは、図8bの詳細を示している。パイプ241は、リザーバー8bを通過しており、エジェクターとして働く。リザーバー8bの下側部は、図8bおよび図8cに示されているように、反転された円錐の形状を有することが可能である。パイプ241は、開口部242を有しており、空気フローは、開口部242を通して凝固剤を取り込む。開口部242は、パイプ241の下側にある。その理由は、パイプ241の下では、粉末が緩んでおり、容易に移動可能であるからである。
【0094】
図9は、患者からの液体を収集するための装置のためのグラフィックカル・ユーザー・インターフェース100を概略的に図示している。グラフィックカル・ユーザー・インターフェースは、ディスプレイ・ユニット4、ならびに/または、異なる選択手段、たとえば、ボタン、マウス、ジョイスティック、および/もしくはタッチ・スクリーンなどを含むことが可能であり、それによって、ユーザーは、制御ユニット2のためのグラフィックカル・ユーザー・インターフェース100を通して、インプットを入力することが可能である。当然ながら、タッチ・スクリーンは、ディスプレイ・ユニット4に一体化され得る。ディスプレイ・ユニット4は、1つまたはいくつかのディスプレイ・スクリーンを含むことが可能である。
【0095】
患者からの液体を収集するための装置のためのグラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、少なくとも1つの第1のユーザー・インターフェース・エレメント101と、少なくとも1つの第2のユーザー・インターフェース・エレメント102と、第3のユーザー・インターフェース・エレメント103とを含むことが可能であり、少なくとも1つの第1のユーザー・インターフェース・エレメント101は、第1の吸い込みチャネルXXに接続されている、少なくとも1つの、好ましくは、少なくとも2つの、第1の収集コンテナ9に関連する情報を、ディスプレイ・ユニット4の上に表示するように構成されており、少なくとも1つの第2のユーザー・インターフェース・エレメント102は、第2の吸い込みチャネルに接続されている、少なくとも1つの、好ましくは、少なくとも2つの、第2の収集コンテナ9に関連する情報を、ディスプレイ・ユニット4の上に表示するように構成されており、第3のユーザー・インターフェース・エレメント103は、患者から収集コンテナ9のうちの少なくとも1つへ収集された液体に関する情報、たとえば、患者から収集コンテナのうちの少なくとも1つへ収集された液体の量などを、ディスプレイ・ユニット4の上に表示するように構成されている。実施形態によれば、第3のユーザー・インターフェース・エレメント103は、患者から収集コンテナ9へ収集された液体の合計量を、ディスプレイ・ユニット4の上に表示するように構成されている。実施形態によれば、第3のユーザー・インターフェース・エレメント103は、患者に提供される液体に関する情報、たとえば、患者に提供される液体の量、および/または、患者に提供される液体の量と患者から収集される液体の量との間の差などを、ディスプレイ・ユニット4の上に表示するようにさらに構成されている。
【0096】
実施形態によれば、第1のインターフェース・エレメント101および第2のインターフェース・エレメント102は、収集コンテナ9のうちのそれぞれのもののグラフィック表示104a〜104fを表示するように構成され得る。したがって、収集コンテナ104a〜104fの1つのグラフィック表示は、それぞれのケースにおいて、収集コンテナ9のうちの1つをそれぞれ表すことが可能である。
【0097】
実施形態によれば、グラフィッカル・インターフェース100は、収集コンテナ9のグラフィック表示104a〜104fのうちのいずれか1つにユーザーが影響を与えるという形態で、ユーザーから入力を受け入れるように構成され得る。影響を与えることは、グラフィック表示104a〜104fを指し示すこと、グラフィック表示104a〜104fをタッチすること、グラフィック表示104a〜104fの上方をホバリングすること、および/または、そのようなものとして知られているグラフィックカル・ユーザー・インターフェースに影響を与えることの任意の他の様式を含むことが可能である。
【0098】
グラフィッカル・インターフェース100は、ユーザーからの入力に応答して、患者からの流体を収集するための収集コンテナ9を選択するように構成され得る(ユーザーが収集コンテナ9のグラフィック表示104a〜104fに影響を与えた)。換言すれば、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、収集コンテナ9のグラフィック表示104a〜104fに影響を与えるユーザーに応答して、選択された収集コンテナ9を対応する吸い込みチャネルに接続する要求を制御ユニット2に送ることが可能である。
【0099】
実施形態によれば、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、収集コンテナ9のグラフィック表示104a〜104fのそれぞれのものの外観を選択するように構成され得り、外観の相違が、現在選択されている収集コンテナ、患者からの流体を収集するために選択可能な収集コンテナ、および、患者からの液体を収集するために用意できていない収集コンテナに関して、選択されるようになっている。たとえば、ディスプレイ・ユニット4の上の収集コンテナ9を示すために使用される、異なる色、異なる太さ、ならびに/または、ラインの透明度および塗りつぶしは、収集コンテナ9が、現在選択されている収集コンテナ、患者からの流体を収集するために選択可能な収集コンテナ、および、患者からの液体を収集するために用意できていない収集コンテナのいずれであるかということに基づいて、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100および/または制御ユニット2によって選択され得る。
【0100】
実施形態によれば、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、問題の収集コンテナ9の充填の程度を視覚的に示すために、収集コンテナ9のグラフィック表示104a〜104fのそれぞれのものの外観を選択するように構成され得る。たとえば、グラフィック表示104a〜104fは、実際の対応する収集コンテナ9の充填の程度に対応する充填の程度まで充填された収集コンテナのイラストレーションを表示することが可能である。
【0101】
実施形態によれば、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、患者から前記収集コンテナ9のうちの1つへの流体の収集を開始するための選択エレメント105をさらに含むことが可能である。次いで、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、液体の収集を開始するための選択エレメント105にユーザーが影響を与えるという形態で、ユーザーからの入力を受け入れるように構成され得る。グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100の上で液体の収集を開始するための選択エレメント105に影響を与えるユーザーに応答して、患者から選択された収集コンテナ9への液体の収集を開始するための要求を制御ユニット2に送るように構成され得る。グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、単に、選択エレメント105に影響を与えるユーザーからの入力を処理するように構成され得り、また、収集コンテナ9のうちの少なくとも1つが患者からの液体を収集する用意ができている場合には、要求を制御ユニット2に送るように構成され得る。実施形態によれば、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100は、第1のユーザー・インターフェース・エレメント101に関連する少なくとも1つの選択エレメント105、および、第2のユーザー・インターフェース・エレメント102に関連する少なくとも1つの選択エレメント105を含むことが可能であり、それによって、それぞれの選択エレメント105は、要求を制御ユニット2に送るように構成されており、対応するユーザー・インターフェース・エレメント101、102に関連している収集コンテナ9のうちの1つへ、対応する吸い込みチャネルを通して、患者から流体を収集することを開始することが可能である。
【0102】
ある態様によれば、患者からの液体を収集するための装置のためのグラフィックカル・ユーザー・インターフェースに関連する方法は、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100に関連して説明されている機能のうちの少なくとも1つを実行するために必要とされるステップを含む。好ましくは、方法は、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース100に関連して説明されている機能のうちの少なくとも2つを実行するために必要とされるステップの組み合わせを含む。
【0103】
制御ユニット2は、たとえば、コンピューター、プログラマブル・ロジック、またはプログラマブル・マイクロプロセッサーを含むことが可能である。制御ユニット2は、上記に説明されているように、少なくとも1つのグラフィックカル・ユーザー・インターフェース100の表示を引き起こすように構成され得る。
【0104】
患者からの液体を収集するための装置は、動作を走らせるためにメモリーの中に記憶されている1つまたは複数のモジュール、プログラム、または、インストラクションのセットを含む、プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリーをさらに含むことが可能である。異なる実施形態では、プログラム・コードは、たとえば、システム・プログラム、インストール可能なアプリケーション、アプリケーション・プラグイン、インターネット・ブラウザ、または、コンピューター・プログラム・コードの任意の他のピースを含むことが可能である。
【0105】
ある態様によれば、上記に図示されている特徴のうちの少なくともいくつかを実施するためのコンピューター・コードが提供され得る。別の態様によれば、メモリーおよびコンピューター・プログラム・コードは、患者からの液体を収集するための装置が、グラフィックカル・ユーザー・インターフェース・エレメント101、102、103、104、および105のうちの少なくともいくつか、および、図1から図9に関連して図示されている関連の特徴を実施することを引き起こすように構成され得る。
【0106】
図10は、1つの可能なグラフィッカル・インターフェース100の例を示している。第1のユーザー・インターフェース・エレメント101は、吸い込みチャネルAについての情報を示しており、第2のユーザー・インターフェース・エレメント102は、吸い込みチャネルBについての情報を示している。吸い込みチャネルAに接合されている収集コンテナ104a〜104cは、第1のインターフェース・エレメント101の上に図示されており、吸い込みチャネルBに接合されている収集コンテナ104d〜104fは、第1のインターフェース・エレメント102の上に図示されている。吸い込みチャネルAの真空レベルは、スケール106から読むことが可能であり、吸い込みチャネルBの真空レベルは、スケール107から読むことが可能である。
【0107】
第3のユーザー・インターフェース・エレメント103は、セクション108において、灌流のために使用される液体の量を示している。セクション109は、手術部位から収集された液体の量を示している。セクション110は、セクション108とセクション109との間の読み値のバランスを示している。
【0108】
ディスプレイ・ユニット4aの中に含まれているメイン・プロセッシングは、ディスプレイ、オーディオ、およびタッチ・スクリーンを制御することである。それは、USBバスを経由して制御ユニット2コントローラーと通信する。カート3は、制御ユニット2と通信するそれ自身のコントローラーを有している。メイン・プロセッサー、制御ユニット・コントローラー、およびカート・コントローラーは、それら自身のソフトウェア、メモリー、および周辺機器を有している。
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図3a
図3b
図3c
図4a
図4b
図5a
図5b
図6a
図6b
図6c
図6d
図7a
図7b
図7c
図7d
図7e
図7f
図7g
図8a
図8b
図8c
図9
図10