【課題を解決するための手段】
【0009】
発明の開示
こうした背景に対し、独立請求項の特徴を有する方法及び装置を提案する。本方法及び本装置の各構成は、説明及び各従属請求項から得られる。
【0010】
本方法の実行時には、自動車の車載電源システムに対して当該車載電源システムの全部の要素のための監視ユニットが使用され、当該監視ユニットにより、全部の要素が、実際状態及び可能な未来状態に関し、例えば損耗及び/又は経時劣化を考慮して予防的に監視される。未来状態の予測は、この2つの相、即ち、損耗と経時劣化とを基礎とすることができる。ただし、代替的に又は補完的に、他の相も考慮することが可能である。ここで、提案の装置の要素としての監視ユニットにより、パワーネットコンディションマネジメント(PCM)又はその時点の状態の監視と、車載電源システムのシステムレベルと要素ごとの要素レベルとで車載電源システムの状態を監視する、車載電源システムの要素の損耗の予測とが実行される。この場合、こうした監視ユニットは、システムレベルに対して設けられている。全ての個々の要素に対する要素レベルにおける予測、及び、車載電源システム全体に対するシステムレベルにおける予測の実行が可能である。ここで、要素レベルにおける予測をシステムレベルにおける予測によって妥当性検査することができる。
【0011】
監視ユニットは、モジュールとして診断モジュール及び予測モジュールを含む。診断モジュールにより、各要素に対しても、可能な状態分析として実際状態の診断を実行することができる。さらに、車載電源システム全体に対し、通常のように車載電源システムの全部の要素を包括的に考慮して、可能な状態分析として実際状態ひいてはその時点の状態の診断を実行することができる。予測モジュールによれば、各要素に対し、可能な状態分析として未来状態の予測を実行することができる。また、車載電源システム全体に対しても、通常のように車載電源システムの全部の要素を包括的に考慮して、可能な状態分析として未来状態の予測を実行することができる。
【0012】
当該監視ユニットにより、少なくとも1つの要素及び/又は少なくとも1つの車載電源系統及び/又は車載電源システム全体に対する少なくとも1つの診断及び/又は予測を考慮して、通常は、運転機能、例えば自動運転機能の使用許可を許容可能であるか又は禁止すべきかが自動で判別される。このために、車載電源システムの各要素を連関的かつ包括的に監視する監視ユニットが設けられており、当該監視ユニットにより、少なくとも1つの物理的動作量に依存するエネルギ供給の全体状態が、車載電源システムを通して、判別される。なぜなら、車載電源システムの個々の要素は、車載電源システム全体に関する情報が欠如しているために、通常は、エネルギ供給の全体状態を判別することができないからである。通常、運転機能は、車載電源システムの少なくとも1つの要素により支援される。
【0013】
本方法の実行時には、車載電源システムの個々の要素が、通常は少なくとも1つの物理的動作量、例えば電流、電圧又は温度のその時点の値を監視ユニットへ伝送する。少なくとも1つの動作量の値に基づいて、個々の要素の診断と車載電源システム全体の診断との結合により、車載電源システムのその時点の状態が監視され、ここで、システムレベルにおける車載電源システムの診断が、要素レベルにおける個々の要素の診断の妥当性検査に用いられる。さらに、監視ユニットにより、車載電源システム全体の確実性及び車載電源システムの個々の要素の確実性の分析を実行することができる。ここでは、車載電源システムの限界的状態が、車載電源システムの接続形態、故障原因、及び/又は、例えば自動車のその都度の運転モードの実行のために設定される動作モードに依存して、予測される。この場合、少なくとも1つの動作量の値は、リアルタイムで検出及び監視され、これにより、少なくとも1つの要素への負荷が、状態監視及び確実性監視に基づいて特定される。さらに、個々の要素の状態分析の値が、例えば故障確率も含めて、監視ユニットへ伝送され、車載電源システム全体の状態分析に用いられる。
【0014】
本方法及び本装置により、自動車の車載電源システムの状態を監視し、ここで、予測及び/又は診断を行うことができる。
【0015】
本装置により、自動車の全ての関連要素の状態を全体として監視することができる(ステータスモニタリング)。この場合、本装置は、製品安全性の観点から、安全性に関して限界的な新たな用途に適しており、この用途には、例えば自動運転が該当する。ここで特には、通常、自動車の車載電源システムのエラー状態の原因となり、かつ、新たな適用領域のコンテクストにおいて安全性に関連する損耗故障を、各要素のエラーとして予防的に識別することができる。また、こうしたエラーを除去するための対抗措置を導入することができる。このことは、特に、この種の要素の経時劣化の進行又は経時劣化メカニズムの進行に関する。経時劣化がその都度どの程度限界的であるかを判別するために、アルゴリズムにより、車載電源システム全体及び/又は自動車における当該要素の意義が考慮される。
【0016】
車載電源システムの少なくとも1つの要素の監視によって送出される結果に依存して、一構成においては、例えば自動運転機能の使用許可についての判別が支援される。ここでは、車載電源システムのうち、少なくともこうした運転機能にとって重要な少なくとも1つの要素の経時劣化効果が考慮される。こうした要素の可能状態としての経時劣化に応じて、運転機能の使用許可が禁止可能及び/又は停止可能となる。運転機能がその時点で実行されており、少なくとも1つの要素の安全性に関連する状態が検出されると、当該運転機能を終了し離脱しなければならないことを指示することができる。これはまた、例えば、自動車の自動運転機能を実行するための自動車の動作モードとしての、及び/又は、自動車の自動運転機能としてのセーリングに該当し、これにより、自動車の安全性に関する限界的状態を回避することができる。
【0017】
一構成においては、車載電源システムの少なくとも1つの要素の大幅な経時劣化をもたらす運転条件を回避可能な予防運転ストラテジが適用され、これにより、車載電源システムの確実性が増大される。
【0018】
本方法は、例えば規則的なメンテナンスインターバルにおいて実行可能な少なくとも1つの要素に対する少なくとも1つの予防的メンテナンス措置の実行も含み、これにより、少なくとも1つの要素の利用可能性が高められる。車載電源システムの限界的状態が切迫する前、通常は運転機能の実行時の、例えば自動運転モードにおける早期の警告により、運転者にとってより容易に制御可能な、手動運転モードの運転機能への移行及び/又は自動車コントロールの引き継ぎを行うことができる。
【0019】
本方法の範囲においては、同様に、自動車を、車載電源システムの要素の故障時にも、自動的に運転者の介入なく自動運転モードから安全状態へ移行させ、これにより、強制的な安全措置を実行することができる。このことも、車載電源システム用の監視ユニットにより、車載電源システムの少なくとも1つの要素の例えば損耗に基づく、高い重要度を有する限界的状態が自動車に対して予測される場合に、運転機能の使用許可を禁止する措置に該当する。よって、限界的状態に陥る前の早期の警告が可能であり、フォールバックストラテジの導入に際して時間利得が得られる。
【0020】
生起直前の故障及び/又は始まりかけている故障を限界的状態として早期に識別することにより、非自動の手動運転モードで自動車の確実性及び安全性を高めることができ、これによって、例えばアウトバーンにおける車線上の立ち往生を回避することもできる。
【0021】
本方法により、将来の自動運転モード及び自律走行モードの実行、ひいては自動車の相応の運転機能をコントロール及び/又は支援することができ、ここで、こうした運転モードにおいても、運転者をもはや、センサ的、制御技術的、機械的及びエネルギ的なフォールバックレベルとして利用可能とする又はその状態に置く必要がなくなる。なぜなら、このようにすれば、自動車が運転者の機能、例えば環境識別、軌道計画、並びに、例えばステアリング及びブレーキも含めた軌道進入を担当するからである。
【0022】
この場合、一構成においては、車載電源システムが欠陥のない状態にあるか及び近い未来に当該状態を有するかが監視される。これは、自動運転機能及び/又は自律走行機能に必要な要素全てが正常であって必要なエネルギ供給が保証されていることを監視ユニットが裏づけた場合にのみ、当該機能が運転者又はユーザに利用可能となることを意味する。各要素へのエネルギ供給の可能な故障については監視ユニットが予測可能であり、自動運転機能が環境識別、軌道計画及び軌道進入にもはや利用不可能となって当該自動運転機能がコントロール不能となる前に、対抗措置を導入することもできる。監視ユニットを利用することにより、製品安全性の観点から自動車の車載電源システムへ課される極めて高い要求を保証することができる。
【0023】
一構成においては、監視ユニットにより、車載電源システムの各要素の負荷及び/又は負荷耐性が特定され、この場合、動作中の負荷がリアルタイムで特定される。要素に対する負荷耐性モデルは、予め、例えば試行により、所定の基本条件について特定される。負荷は、負荷耐性の基本条件に換算される。負荷と負荷耐性とを対照させることにより、その時点の故障確率に関する記述と故障の予測とを行うことができ、当該予測が許容可能な最大故障確率と比較される。負荷耐性モデルは、通常、要素に依存して、監視ユニット(PCM)内に格納されている。動作中に少なくとも1つの要素が故障にいたることを監視ユニットによって回避する場合、同構造の要素の複数の故障を評価することで負荷耐性モデルを適応化可能及び/又は形成可能である。当該負荷耐性から、車載電源システムの未来状態を推定することができる。
【0024】
また、車載電源システムの状態を監視し、結果を自動車の制御装置に伝送して、場合により安全性に関連する自動運転機能を禁止することができるようにする構成も可能である。自動運転機能の使用許可又は禁止に関しては、種々の動作モード、例えば回生又はセーリングが区別される。なぜなら、動作モードに応じてひいてはそれぞれの自動運転機能に対して、車載電源システム内に一般に複数の構造ひいては種々のストラクチャが存在しており、こうしたストラクチャの少なくとも1つを任意に冗長ストラクチャとしても構成することができるからである。セーリング時には、これは、バッテリに対する冗長手段としてのジェネレータが離脱することに該当し得る。要素ごとに例えば経時劣化及び/又は損耗が識別される場合、重要度分析又は重大性分析として、少なくとも車載電源システムに対するこれらの分析の関連性が、通常、システムレベルとしての自動車全体に対して考慮される。要素の重要度は、単系統又は複系統として構成可能であって付加的なバッテリを備えていても又は備えていなくてもよい車載電源システムの接続形態に依存している。ここで、自動車内に組み付けられる車載電源システムの接続形態は、通常、その製造後に定められる。車載電源システムのストラクチャは、車載電源システムの開発中に、場合により動作モード及び故障原因を考慮して、少なくとも1回又は1回のみ分析される。当該ストラクチャは、この場合、少なくとも1つのアルゴリズムとして監視ユニット内に格納される。ここで、種々のアルゴリズムも考慮可能であり、ストラクチャに対するそれぞれのアルゴリズムは動作モード及び/又は故障原因に依存する。自動車に応じて、そのクラス及び機能の規模に依存して、上述した方法の範囲の全てを監視可能な種々の接続形態を得ることができる。さらに、要素の重要度は自動車の動作モードにも依存し得る。
【0025】
車載電源システムの状態を監視ユニットにより特定することは、車載電源システムの実際状態の分析の基礎となる入力量としての物理的動作量の値に基づく状態分析としてのシステム診断と、個々の要素を当該フィールドでの従前の動作において曝されていた負荷に基づいて車載電源システムの未来状態を予測する予測とを含み、これらから可能な負荷耐性が得られる。ここで、要素の負荷耐性に関する情報は、要素の開発から得られ、これは、使用される要素の型式、要素の配線状態及び要素の動作パラメータ、例えば放熱能力に依存する。要素の組込みは、通常、要素の負荷耐性には影響しない。要素の負荷は、自動車内におけるその使用から生じる。負荷及び負荷耐性から、少なくとも1つの要素の確実性を表す特性量、例えば要素の瞬時の故障確率と、要素の故障の予測とが特定される。本方法においては、少なくとも1つの要素を動作中にセンサによって監視し、少なくとも1つの動作量の値に基づいてその時点の実際状態を診断するように構成されている。少なくとも1つの要素の従前の全体負荷も、同様に、長時間にわたる、例えば少なくとも1つの要素の従前の動作の全体にわたって特定され収集された動作パラメータの値から特定することができる。少なくとも1つの要素のその時点の負荷は、当該動作パラメータのその時点の値から特定することができる。動作量の値は、各要素に対応づけられたセンサにより、監視ユニットへ供給される。ここで、負荷は、少なくとも1つの要素の従前の動作中に生じた少なくとも1つの物理的動作量の値に基づいて特定される。負荷に関連する動作量及び負荷耐性に関連する従前の負荷から、少なくとも1つの要素の少なくとも1つの確実性特性量、例えばその故障確率が計算される。
【0026】
さらに、本方法の実行時には、車載電源システムの要素の状態を中央データベースによって補償し、場合によりそこから、車載電源システムの要素としての負荷の遮断若しくは速度低減によって電気負荷を低減することができるかどうか、又は、定められた動作モードを回避して、これにより、車載電源システムの各要素の動作を最適化することができるかどうかについての判別を行うことができる。この場合、第1の自動車の車載電源システムと他の自動車の車載電源システムの状態とを比較し、例えば車載電源システムの少なくとも1つの要素のエラー、場合により車載電源システム全体のエラーに基づいて、他車両の車載電源システムの状態との比較により当該第1の自動車の状態の偏差を識別し、これを除去可能とすることができる。よって、例えば1つの要素におけるエラーから他の要素への過大な負荷が生じ得るが、これを識別して除去することができる。
【0027】
さらに、未来の要素を構成するために及び/又は実現するために考慮可能なフィールドデータを検出することができる。
【0028】
本装置の一構成においては、個々の要素の物理的診断及び/又はシステム診断が監視ユニットひいては中央位置において結合される。ここではまた、本方法をソフトウェア支援によって実行することもできる。これは、監視ユニットが、少なくとも1つの計算ユニットを有し、又は、車載電源システムの要素の監視を行う計算ユニットとして構成されるからである。ここで、診断として構成された状態分析に基づいて特定された車載電源システムのその時点の実際状態は正常であり得るが、同様に実行される予測として構成された状態分析に基づいて未来の限界的状態が予測される場合、運転機能を禁止してその後の使用許可を行わない構成が可能である。
【0029】
車載電源システムの要素の可能なエラー及び/又は可能な経時劣化は本方法により識別され、ここで、運転機能を実行する動作モードを終了又は阻止し、安全な動作モードへの移行を指示し、運転機能のコントロールを運転者に引き渡せるように構成することが可能である。このことは、未来の限界的状態に関する予測を考慮して、個々の要素が診断を考慮してエラー又は経時劣化がないという報告をした場合にも可能である。一構成においては、複数の要素を含み、従って、場合によっては、車載電源システム全体に対して実行される状態分析が、唯一の要素又は少数の要素に対する状態分析よりも高くランクづけされる。また、運転機能は、動作モード、故障原因及び/又は車載電源システムの接続形態に依存して、それぞれ専用に使用許可される。一構成においては、どの要素がそれぞれの運転機能を支援していて実行に必要であるかが考慮される。運転機能の使用許可に関する判別は、自動運転機能の構成においては、全ての運転機能に対して行うことができる。運転機能の1つは、例えば、手動運転におけるセーリングモードとして、及び、自動運転におけるセーリングモードとしても構成することが可能である。
【0030】
複数の要素を共通に考慮する状態分析は、少数の要素を共通に考慮する状態分析の妥当性検査に用いることができる。この場合、各要素が上位の制御装置及び/又は監視ユニットに報告する状態分析の結果が、車載電源システム全体のシステム関連の観察から得られた状態分析の結果に適合するかどうかが妥当性検査される。この場合、車載電源システムは、特に、ノード規則及びマシン規則に関してシミュレート可能であり、これにより、何らかの非妥当性を識別することができる。
【0031】
通常、車載電源システムは、唯一のメーカの要素又は種々のメーカの要素を含み得る。ここで、第1のメーカの要素が別のメーカの要素によって補完及び/又は置換されることがある。この場合、こうした未知の要素に対しては負荷耐性モデル及び/又は経時劣化モデルが存在せず、例えば当該要素が自動車内への組込み専用に構成されていないケースも生じ得る。ただし、さらに、当該要素を、本方法の一実施形態において、監視し、その状態を診断し、かつ、未来状態を予測することもできる。車載電源システムが種々のメーカの要素から形成されている場合、監視ユニットに、それぞれのメーカの種々の負荷耐性モデルを取り入れることができるように構成される。例えば、全ての要素において負荷耐性モデルと、負荷耐性モデルが生じる基本条件への負荷の換算に必要な情報とを記憶し、自動車における使用時に監視ユニットに自動的に読み込むことができる。負荷耐性モデルは、試行に基づいて特定することができる。通常、高度に自動化された及び/又は完全に自動化された自動車においては、負荷耐性モデルが存在する要素のみが用いられる。
【0032】
中央データベースとの通信により、動作モード又は動作ストラテジのクラウドベースにおける変更を、インタネットを介したデータベースとのデータ交換により導出し、これにより、車載電源システムの故障を低減することができる。また、他のメーカの要素の負荷耐性に関する知識を、インタネットを介して求めることもできる。他のメーカの未知の要素が車載電源システム内で使用される場合、何らかの負荷耐性モデル及び/又は経時劣化モデルが監視ユニットによって読み込まれる。さらに、フィールドデータの検出により、要素の開発を改善することができる。ここで、フィールドデータを検出することにより、フィールド内で監視される多数の要素に基づいて、負荷耐性モデルを例えばディープラーニングにより改善することができる。同様に、既知の負荷耐性モデルを、要素の既知の実際の負荷を考慮して適応化可能及び/又は更新可能とすることができる。
【0033】
本方法は、車載電源システムの要素の従前の負荷、要求及び/又は経時劣化並びに要素のその時点の状態に依存して、特定の運転機能の使用許可を許容する全ての自動車に対して使用することが可能である。この場合、本方法は、その車載電源システムが高い安全適合性を有する全ての自動車において使用することが可能であり、例えばセーリングモード又は回生を実行可能な自動車、及び/又は、高度自動運転モード又は完全自動運転モード又は自律走行モードを実行する自動化された自動車に該当する。自動運転機能が実行される際には、各運転モードにおいて自動車の軌道に作用する、自動車のモジュール、例えば、エンジン、駆動機構、ステアリング、ブレーキ及び/又は電気式ブレーキ倍力装置が自動的にコントロールされ、即ち、調整及び/又は制御される。提案の方法の少なくともいくつかのステップは、監視ユニット及び/又は制御装置がソフトウェア支援によって実行することが可能である。このために、実行すべきソフトウェアを既存の制御装置又は車載電源システムの既存の要素、例えば車載電源システムの各系統間のカップリングエレメントに組み込むこともできる。
【0034】
本発明の別の利点及び構成は、説明及び添付図面から得られる。
【0035】
上述及び下述の各特徴は、本発明の範囲を逸脱することなく、それぞれ提示した組合せにおいてのみならず、他の組合せにおいても又は単独でも使用可能であることが理解される。