特許第6768200号(P6768200)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6768200
(24)【登録日】2020年9月25日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】配線ユニット
(51)【国際特許分類】
   F16H 57/04 20100101AFI20201005BHJP
   F16H 61/00 20060101ALI20201005BHJP
【FI】
   F16H57/04 F
   F16H61/00
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-117087(P2017-117087)
(22)【出願日】2017年6月14日
(65)【公開番号】特開2019-2467(P2019-2467A)
(43)【公開日】2019年1月10日
【審査請求日】2019年9月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】特許業務法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】曽根 康介
(72)【発明者】
【氏名】平井 宏樹
(72)【発明者】
【氏名】東小薗 誠
(72)【発明者】
【氏名】嶋村 光裕
(72)【発明者】
【氏名】後藤 肇之
(72)【発明者】
【氏名】橋本 果奈
【審査官】 山尾 宗弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−080312(JP,A)
【文献】 特開2010−174991(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 57/04
F16H 61/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤーハーネスと、
前記ワイヤーハーネスが配索される配線盤と、を備え、
前記配線盤は、前記配線盤を貫通する貫通孔を有し、前記貫通孔内には断面が多角形状をなす骨格の間に形成された空孔を有するフィルターが配されており
前記フィルターは油が流通する油路の上方に配されており、
前記油路のうち前記フィルターの少なくとも鉛直下方の領域は上方に開口している、配線ユニット。
【請求項2】
前記油路には前記油を流通させるポンプが配されており、
前記フィルターは、前記油路のうち前記ポンプの吸油口の上流側に設けられている、請求項に記載の配線ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、油が流下する環境下で使用される配線ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の自動変速機の内部には、変速動作を制御又は実行するための機器に接続されたワイヤーハーネスが配索されている。このワイヤーハーネスは、複数の電線が結束部材等によって束ねられてなる。このようなワイヤーハーネスとして特開2014−199069号公報に記載のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−199069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動変速機の内部にはATF(Automatic Transmission Fluid)等の油が流通されている。自動変速機内におけるワイヤーハーネスの配置によっては、ワイヤーハーネスの上方から油が流下する場合がある。上記したように、ワイヤーハーネスは複数の電線が束ねられているので、ワイヤーハーネスの表面には、複数の電線の外周面によって複雑な凹凸が形成されている。このため、ワイヤーハーネスに流下した油は、ワイヤーハーネスの表面に形成された複雑な凹凸によって飛散して飛沫となる。この飛沫が合体して油滴となり、更に自動変速機の下部に貯留された油に流下する間に、空気を巻き込んで油泡が形成されてしまう場合がある。
【0005】
油泡は油の被膜によって空気が覆われてなるので、油泡が形成されると、油圧の調節が困難になるという問題が生じる。油泡内の空気が収縮することによって油に加えた圧力が減殺されてしまうためである。
【0006】
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、油泡を減少させることのできる配線ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示された技術は、配線ユニットであって、ワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスが配索される配線盤と、を備え、前記配線盤は、前記配線盤を貫通する貫通孔を有し、前記貫通孔内には断面が多角形状をなす骨格の間に形成された空孔を有するフィルターが配されている。
【0008】
上記の構成によれば、上方からワイヤーハーネスに油が流下して油泡が発生した場合でも、ワイヤーハーネスが配索された配線盤にはフィルターが配されているので、フィルターによって油泡が油から分離される。
【0009】
フィルターを構成する骨格は断面が多角形状をなしているので、骨格の稜線部分に油泡が接触することによって、油泡が破裂するようになっている。これにより、油泡を減少させることができる。
【0010】
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
【0011】
前記フィルターは油が流通する油路の上方に配されており、前記油路のうち前記フィルターの少なくとも鉛直下方の領域は上方に開口していることが好ましい。
【0012】
上記の構成によれば、フィルターから流下する油は、重力によって、鉛直方向に沿って油路へと流下する。すると、油路へ流下した油によって、油路を流通する油の表面に浮かぶ油泡が破裂させることができる。これにより、更に油泡を減少させることができる。
【0013】
前記油路には前記油を流通させるポンプが配されており、前記フィルターは、前記油路のうち前記ポンプの吸油口の上流側に設けられていることが好ましい。
【0014】
上記の構成によれば、ポンプの吸油口の上流側に配されたフィルターから流下する油によって油泡が減少するようになっている。これにより、ポンプの吸油口には油泡が減少された油が流入するので、ポンプによる油圧の制御を容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0015】
本明細書に開示された技術によれば、油泡を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施形態1に係る配線ユニットを示す斜視図
図2図4におけるII−II線断面で示す配線ユニットが自動変速装置内に配された状態を示す模式的断面図
図3】配線ユニットと、ポンプと、バルブボディとを示す分解斜視図
図4】配線ユニットを示す平面図
図5】配線ユニットを示す斜視図
図6】フィルターの骨格構造を示す拡大図
図7図6におけるVII−VII線断面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
<実施形態1>
本明細書に開示された技術を配線ユニット10に適用した実施形態1を図1から図7を参照しつつ説明する。本実施形態に係る配線ユニット10は、車両(図示せず)に搭載される自動変速装置11に配設されている。以下の説明においては、Z方向を上方とし、Y方向を前方とし、X方向を右方として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
【0018】
(自動変速装置11)
図2に示すように、配線ユニット10は、自動変速装置11の内部を循環する油12が上方から降りかかる位置に配されている。図2に示すように、本実施形態では、自動変速装置11を構成する一対のプーリー13と、一対のプーリー13の間に架け渡されたベルト14の下方の位置に配線ユニット10が配置されている。
【0019】
自動変速装置11を構成するバルブボディ15には、複数(本実施形態では7つ)のソレノイドバルブ16が左右方向に並んで取り付けられている。ソレノイドバルブ16は略円筒形状をなしている。各ソレノイドバルブ16の上部には、機器側コネクタ17が配設されている。
【0020】
(ワイヤーハーネス18)
配線ユニット10はワイヤーハーネス18を備える。このワイヤーハーネス18は複数の電線19を備える。各電線19の端部には電線側コネクタ20が接続されている。電線側コネクタ20に設けられたロック部21が、機器側コネクタ17に設けられたロック受け部22に係合することにより、電線側コネクタ20が機器側コネクタ17に抜け止め状態で接続されるようになっている。
【0021】
(配線盤23)
バルブボディ15の上部には、配線盤23が、ねじ止め、ロック構造、接着等、公知の手法により固定されている。配線盤23には、ワイヤーハーネス18が配索されている。配線盤23は、合成樹脂、金属等、必要に応じて任意の材料を適宜に選択することができる。本実施形態に係る配線盤23は絶縁性の合成樹脂製とされる。
【0022】
配線盤23は、概ねプレート状をなしている。配線盤23の上面には、上方に開口する主配索溝24が左右方向に延びて設けられている。主配索溝24の右端部は閉塞されており、主配索溝24の左端部は左方に開口されている。
【0023】
配線盤23には、左右方向に並ぶと共に前方に延びる複数(本実施形態では7つ)の副配索溝25が、主配索溝24から分岐して形成されている。副配索溝25は上方に開口している。副配索溝25の後端部は主配索溝24と連通しており、副配索溝25の前端部は前方に開口している。
【0024】
各電線側コネクタ20の後端部から後方に導出された電線19は、副配索溝25に配索されると共に、主配索溝24において、他の電線側コネクタ20に接続された電線19と合流して配索されている。主配索溝24の左端部からは、複数の電線19が左方に導出されている。
【0025】
副配索溝25の右側壁の上端部には左方に突出する電線押さえ部26が設けられている。電線押さえ部26の左端部と、副配索溝25の左側壁との間には隙間が設けられており、この隙間から電線19を副配索溝25の中に押し込むことができるようになっている。この電線押さえ部26により、副配索溝25内に配索された電線19が、副配索溝25から外れることが抑制されるようになっている。
【0026】
主配索溝24の後壁及び前壁の上端部には、主配索溝24の内方に突出する一対の電線押さえ部27が設けられている。この電線押さえ部27により、主配索溝24内に配索された電線19が、主配索溝24から外れることが抑制されるようになっている。主配索溝24の後壁に設けられた電線押さえ部27は前方に突出しており、主配索溝24の前壁に設けられた電線押さえ部27は後方に突出している。一対の電線押さえ部27の間には隙間が設けられており、この隙間から電線19を主配索溝24の中に押し込むことができるようになっている。
【0027】
配線盤23の右端部寄りの位置には、後方に突出する集油部28が設けられている。集油部28は上方から見て左右方向に延びる長方形状をなしている。集油部28には、集油部28の外縁よりもやや内側の位置から内方に下傾斜する案内斜面29が形成されている。集油部28には、案内斜面29の下端部よりも下方の位置に、上下方向に貫通する貫通孔30が設けられている。
【0028】
(フィルター31)
貫通孔30の内側にはフィルター31が取り付けられている。フィルター31は、シート状、又は板状をなしている。フィルター31には、フィルター31の上方と下方とを連通する複数の連通孔が形成されているので、フィルター31を上方から下方に油12を流通させることにより、油12に含まれる油泡がフィルター31により分別されるようになっている。
【0029】
図6に示すように、フィルター31は、合成樹脂製又は金属製の骨格32の間に空孔34が形成されてなる。フィルター31を構成する合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、6,6-ナイロン等のポリアミド、などの任意の合成樹脂を必要に応じて適宜に選択できる。また、フィルター31を構成する金属としては、ステンレス鋼、ニッケル、クロム、ニッケル―クロム合金等、必要に応じて任意の材料から適宜に選択できる。フィルター31としては、例えば、セルメット(登録商標、住友電気工業製)を好適に用いることができる。
【0030】
図7に示すように、フィルター31は断面が多角形状をなす骨格32によって構成されてなる。このため、油12中の油泡は、フィルター31により濾過されるとともに、フィルター31を構成する骨格32の稜線部分33と接触することによって破裂させることができるようになっている。
【0031】
フィルター31は、配線盤23と、接着、ねじ止め等の公知の手法により取り付けられていてもよく、また、フィルター31は配線盤23と一体にインサート成型される構成としてもよい。
【0032】
(ポンプ35)
自動変速装置11には、油12を自動変速装置11内に流通させるためのポンプ35が配設されている。ポンプ35は、自動変速装置11内を流通する油12を吸入するための吸油口36を有する。ポンプ35の吸油口36は、集油部28に形成された貫通孔30の下側の開口端の下方であって、且つ、左方にずれた位置に配されている。ポンプ35の吸油口36は右方に開口している。ポンプ35と吸油口36とは一体に形成されて、略直方体形状をなしている。ポンプ35は、吸油口36から吸入した油12を図示しない吐出口から吐出して、自動変速装置11内に流通させている。ポンプ35は、バルブボディ15にねじ止め等の公知の手法により固定されている。
【0033】
図2に示すように、吸油口36内に油12が吸入されることにより、吸油口36の上流側から下流側かけて、矢線Aで示す方向に沿って油12が流通する油路37が形成されている。油路37のうち吸油口36よりも上流側は、上方に開口している。換言すると、少なくともフィルター31の鉛直下方に位置する油路37は、上方に開口している。
【0034】
(組み付け工程の一例)
続いて、本実施形態に係る配線ユニット10の組み付け工程の一例について説明する。配線ユニット10の組み付け工程は以下の記載に限定されない。
【0035】
複数の電線19の端部に端子金具(図示せず)を接続し、各端子金具を電線側コネクタ20のキャビティ(図示せず)内に収容する。
【0036】
絶縁性の合成樹脂材を射出成型することにより配線盤23を形成する。配線盤23の主配索溝24、及び副配索溝25に電線19を収容して、複数の電線19を配索する。配線盤23の副配索溝25の前端部から、電線側コネクタ20が接続された電線19を導出する。また、配線盤23の主配索溝24の左端部から、複数の電線19を導出する。
【0037】
ポンプ35を、バルブボディ15に固定する。次いで、配線盤23をバルブボディ15の上部に固定する。続いて、電線側コネクタ20を、機器側コネクタ17に後方から接続する。これにより、配線ユニット10の組み付け工程が完了する。
【0038】
(本実施形態の作用効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。自動変速装置11内を流通する油12は、プーリー13及びベルト14から下方に流下する。上記のように、プーリー13及びベルト14の下方には配線ユニット10が配されている。プーリー13及びベルト14から流下した油12は、配線ユニット10の配線盤23の上に流下すると共に、配線盤23から上方に露出したワイヤーハーネス18の上にも流下する。配線盤23及びワイヤーハーネス18の上に流下した油12は、跳ね上がり、細かい飛沫に分散する。この飛沫が集まって油滴になるときや、更にこの油滴が集まる際に、空気が巻き込まれて油泡が生成する。
【0039】
油泡が生じた油12は、配線盤23の上を流れて集油部28へと流れていき、案内斜面29を下方に流下して、貫通孔30へ達する。油12は貫通孔30内を下方へ流下し、貫通孔30内に配されたフィルター31へ達する。
【0040】
フィルター31に到達した油12は、フィルター31の空孔34によって、油12から油泡が分離される。続いて、油泡は、フィルター31を構成する骨格32の稜線部分33と接触することにより破裂する。このように、フィルター31によって分離された油泡は、当該フィルター31によって削減される。
【0041】
フィルター31からは、油泡が分離された油12が流下する。このとき、油12はフィルター31の空孔34内を流下してくるので、油12は、フィルター31の下部から、細かな多量の油滴となってシャワー状に流下する。この油滴と衝突することにより、貫通孔30の下方を流れる油12に浮いている油泡を破裂させることができる。これにより、油泡が更に減少する。
【0042】
なお、プーリー13及びベルト14から直接に貫通孔30内に流下した油12や、自動変速装置11内の他の部材から貫通孔30内に流下した油12についても、上記と同様にして、油泡を削減することができる。
【0043】
本実施形態に係る配線ユニット10は、ワイヤーハーネス18と、ワイヤーハーネス18が配索される配線盤23と、を備え、配線盤23は、配線盤23を上下方向に貫通する貫通孔30を有し、貫通孔30内には断面が多角形状をなす骨格32の間に形成された空孔34を有するフィルター31が配されている。
【0044】
上記の構成によれば、上方からワイヤーハーネス18及び配線盤23に油12が流下して油泡が発生した場合でも、配線盤23にはフィルター31が配されているので、フィルター31によって油泡が油12から分離される。
【0045】
フィルター31を構成する骨格32は断面が多角形状をなしているので、骨格32の稜線部分33に油泡が接触することによって、油泡が破裂するようになっている。これにより、油泡を減少させることができる。
【0046】
また、本実施形態によれば、フィルター31は油12が流通する油路37の上方に配されており、油路37はフィルター31の少なくとも鉛直下方の領域は、上方に開口している。
【0047】
これにより、フィルター31から流下する油12は、重力により、鉛直方向に沿って油路37へと流下する。すると、油路37へ流下した油12によって、油路37を流通する油12の表面に浮かぶ油泡が破裂させることができる。これにより、更に油泡を減少させることができる。
【0048】
また、本実施形態によれば、油路37には油12を流通させるポンプ35が配されており、フィルター31は、油路37のうちポンプ35の吸油口36の上流側に設けられている。
【0049】
上記の構成によれば、ポンプ35の吸油口36の上流側に配されたフィルター31から流下する油12によって油泡が減少するようになっている。これにより、ポンプ35の吸油口36には油泡が減少された油12が流入するので、ポンプ35による油圧の制御を容易に行うことができる。
【0050】
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の技術的範囲に含まれる。
【0051】
(1)本実施形態においては、油路37の上方にフィルター31が配される構成としたが、これに限られず、フィルター31は油路37と異なる位置に配される構成としてもよい。
【0052】
(2)本実施形態においては、7つのソレノイドバルブ16が並んで配される構成としたが、これに限られず、ソレノイドバルブ16の個数は1個、2個から6個、又は7個以上であってもよく、また、一列に並んでいなくてもいい。
【0053】
(3)本実施形態に係る配線ユニット10は自動変速装置11内に取り付けられる構成としたが、これに限られず、本明細書に開示された技術は、油12が上方から降りかかる環境で用いられる配線ユニット10に適用できる。
【0054】
(4)本実施形態においては、配線盤23に設けられた貫通孔30は上下方向に配線盤23を貫通する構成としたが、これに限られず、貫通孔は、配線盤23を斜め方向に貫通する構成であってもよい。
【符号の説明】
【0055】
10:配線ユニット
18:ワイヤーハーネス
23:配線盤
30:貫通孔
31:フィルター
32:骨格
34:空孔
35:ポンプ
36:吸油口
37:油路
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7