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特許6768239液晶表示装置及びその補償データの記憶方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6768239
(24)【登録日】2020年9月25日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】液晶表示装置及びその補償データの記憶方法
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/36 20060101AFI20201005BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20201005BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20201005BHJP
【FI】
   G09G3/36
   G09G3/20 641P
   G09G3/20 631K
   G09G3/20 631U
   G09G3/20 631R
   G02F1/133 575
【請求項の数】18
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-518535(P2019-518535)
(86)(22)【出願日】2017年1月5日
(65)【公表番号】特表2019-531510(P2019-531510A)
(43)【公表日】2019年10月31日
(86)【国際出願番号】CN2017070202
(87)【国際公開番号】WO2018068433
(87)【国際公開日】20180419
【審査請求日】2019年6月5日
(31)【優先権主張番号】201610886169.0
(32)【優先日】2016年10月10日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515204720
【氏名又は名称】深▲セン▼市華星光電技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲華▼
【審査官】 西島 篤宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−167026(JP,A)
【文献】 特開2004−157309(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第105654891(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第101771827(CN,A)
【文献】 特開2010−041257(JP,A)
【文献】 特開平04−144382(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/00 − 5/42
G02F 1/133
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶表示装置の補償データの記憶方法であって、
表示領域の目標補償データを取得するステップ、
前記目標補償データのデータ範囲が第1プリセットデータ範囲内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第1データ精度であると決定し、前記目標補償データのデータ範囲が前記第1プリセットデータ範囲を超え、かつ第2プリセットデータ範囲内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第2データ精度であると決定し、前記目標補償データのデータ範囲が前記第2プリセットデータ範囲を超える場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第3データ精度であると決定するステップ、
前記データ精度に応じて前記目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得するステップ、及び、
前記記憶補償データを2ビットの16進数で記憶し、前記データ精度を2ビットの2進数で記憶するステップ、を含み、
前記第1プリセットデータ範囲は前記第2プリセットデータ範囲内に含まれ、前記第1データ精度は前記第2データ精度よりも高く、前記第2データ精度は前記第3データ精度よりも高い、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項2】
請求項1に記載の記憶方法であって、
前記目標補償データの初期データ精度はNビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]であり、
前記目標補償データのデータ範囲に基づいて、前記目標補償データに対応するデータ精度を決定するステップは、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであると決定すること、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであると決定すること、及び、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/2、B/2]を超える場合、前記目標補償データに対応するデータ精度はNビットであると決定すること、を含むことを特徴とする記憶方法。
【請求項3】
請求項2に記載の記憶方法であって、
前記データ精度に応じて前記目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得ステップは、
前記データ精度が(N+2)ビットである場合、前記目標補償データを[4a、4b]に調整すること、
前記データ精度が(N+1)ビットである場合、前記目標補償データを[2a、2b]に調整すること、及び、
前記データ精度がNビットである場合、前記目標補償データを[a、b]に調整すること、を含み、
前記[a、b]は前記目標補償データのデータ範囲である、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項4】
請求項3に記載の記憶方法であって、
前記目標補償データの初期データ精度は10ビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[-127、127]である、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項5】
請求項1に記載の記憶方法であって、
前記液晶表示装置が画像を表示する時に、記憶された前記記憶補償データ及び前記データ精度を読み取り、前記データ精度に応じて前記記憶補償データを復元して、前記目標補償データを取得し、前記目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償する、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項6】
液晶表示装置の補償データの記憶方法であって、
表示領域の目標補償データを取得するステップ、
前記目標補償データのデータ範囲に基づいて、前記目標補償データに対応するデータ精度を決定するステップ、
前記データ精度に応じて前記目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得するステップ、及び、
前記記憶補償データ及び前記データ精度を記憶するステップ、を含むことを特徴とする記憶方法。
【請求項7】
請求項6に記載の記憶方法であって、
前記目標補償データのデータ範囲に基づいて、前記目標補償データに対応するデータ精度を決定するステップは、
前記目標補償データのデータ範囲が第1プリセットデータ範囲内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第1データ精度であると決定すること、
前記目標補償データのデータ範囲が前記第1プリセットデータ範囲を超える、かつ第2プリセットデータ範囲内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第2データ精度であると決定すること、及び、
前記目標補償データのデータ範囲が前記第2プリセットデータ範囲を超える場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第3データ精度であると決定すること、を含み、
前記第1プリセットデータ範囲は前記第2プリセットデータ範囲内に含まれ、
前記第1データ精度は前記第2データ精度よりも高く、前記第2データ精度は前記第3データ精度よりも高い、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項8】
請求項7に記載の記憶方法であって、
前記目標補償データの初期データ精度はNビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]であり、
前記目標補償データのデータ範囲に基づいて、前記目標補償データに対応するデータ精度を決定するステップは、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであると決定すること、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであると決定すること、及び、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/2、B/2]を超える場合、前記目標補償データに対応するデータ精度はNビットであると決定すること、を含むことを特徴とする記憶方法。
【請求項9】
請求項8に記載の記憶方法であって、
前記データ精度に応じて前記目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得ステップは、
前記データ精度が(N+2)ビットである場合、前記目標補償データを[4a、4b]に調整すること、
前記データ精度が(N+1)ビットである場合、前記目標補償データを[2a、2b]に調整すること、及び、
前記データ精度がNビットである場合、前記目標補償データを[a、b]に調整すること、を含み、
前記[a、b]は前記目標補償データのデータ範囲である、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項10】
請求項6に記載の記憶方法であって、
前記目標補償データの初期データ精度は10ビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[-127、127]である、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項11】
請求項6に記載の記憶方法であって、
前記記憶補償データ及び前記データ精度を記憶するステップは、
前記記憶補償データを2ビットの16進数で記憶すること、及び、
前記データ精度を2ビットの2進数で記憶すること、を含むことを特徴とする記憶方法。
【請求項12】
請求項6に記載の記憶方法であって、ここで、
前記液晶表示装置が画像を表示する時に、記憶された前記記憶補償データ及び前記データ精度を読み取り、前記データ精度に応じて前記記憶補償データを復元して、前記目標補償データを取得し、前記目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償する、ことを特徴とする記憶方法。
【請求項13】
液晶表示装置であって、前記液晶表示装置は表示パネル及びバックライトを含み、
前記液晶表示装置はさらにドライバを含み、
前記ドライバは、
表示領域の目標補償データを取得し、
前記目標補償データのデータ範囲に基づいて、前記目標補償データに対応するデータ精度を決定し、
前記データ精度に応じて前記目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得し、
前記液晶表示装置はさらにメモリを含み、前記メモリは前記記憶補償データ及び前記データ精度を記憶するために用いられ、
前記ドライバは、さらに前記表示パネルに画像が表示される時に、記憶された前記記憶補償データ及び前記データ精度を読み取り、前記データ精度に応じて前記記憶補償データを復元して、前記目標補償データを取得し、前記目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償するために用いられる、ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項14】
請求項13に記載の液晶表示装置であって、
前記目標補償データの初期データ精度はNビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]であり、
前記ドライバはさらに、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであると決定し、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであると決定し、
前記目標補償データのデータ範囲が[A/2、B/2]を超える場合、前記目標補償データに対応するデータ精度はNビットであると決定する、ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項15】
請求項14に記載の液晶表示装置であって、
前記ドライバはさらに、
前記データ精度が(N+2)ビットである場合、前記目標補償データを[4a、4b]に調整し、
前記データ精度が(N+1)ビットである場合、前記目標補償データを[2a、2b]に調整し、
前記データ精度がNビットである場合、前記目標補償データを[a、b]に調整し、
前記[a、b]は前記目標補償データのデータ範囲である、ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項16】
請求項15に記載の液晶表示装置であって、
前記目標補償データの初期データ精度は10ビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[-127、127]である、ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項17】
請求項13に記載の液晶表示装置であって、
前記メモリは、具体的に、前記記憶補償データを2ビットの16進数で記憶することに用いられ、及び前記データ精度を2ビットの2進数で記憶することに用いられる、ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項18】
請求項13に記載の液晶表示装置であって、
前記ドライバは、さらに、
前記液晶表示装置が画像を表示する時に、前記メモリにおける前記記憶補償データ及び前記データ精度を読み取り、前記データ精度に応じて前記記憶補償データを復元して、前記目標補償データを取得し、前記目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償する、ことを特徴とする液晶表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示の技術分野に関し、特に液晶表示装置及びその補償データの記憶方法に関する。
【背景技術】
【0002】
LCDパネル(液晶表示装置)上の各画素の階調画面の明暗ムラ異常(通称ムラ)は、フラッシュメモリに記憶されたムラ補償データにより補償修復が行われることができ、ムラ補償データはムラ修復システムにより計算される。カメラは3〜5個の階調画面(異なる輝度の純白画面)のムラの形態を撮影し、パネル中心位置の輝度を比較することにより、周辺領域に必要なムラ補償データを算出し、中心位置より明るい領域は、現在の階調で一定の階調値(フラッシュメモリに対応する負値を記憶する)を低下させ、暗くする。中心位置より暗い領域で、現在の階調で一定の階調値(フラッシュメモリに対応する正値を記憶する)を増加させ、明るくする。さらにデータバーナー(Data Burner)により、計算された補償データをフラッシュメモリに記憶し、パネル動作時に、TCON(Timer Control Register)はフラッシュメモリからムラ補償データを読み取り、入力信号(階調データ)と演算した後にムラ改善後の輝度一致の画面を表示する。
【0003】
従来の技術において、ムラ修復システムにより計算して得られたムラ補償データは、10ビットの整数(0〜1023階調)と3桁の小数とから構成され、一般的に補償データに対して近似処理を行って記憶することにより、補償データと実際値とは一定の差分値を有し、データ補償時に、表示画面の歪みを引き起こしてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が主に解決しようとする技術的課題は、液晶表示装置及びその補償データの記憶方法を提供することであり、ムラ補償データの精度を向上させることができ、データ信号を効果的に補償し、それによりパネルのムラ状況を減少させる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本発明の採用する技術的解決手段は以下のとおりである。液晶表示装置の補償データの記憶方法を提供し、ここで、以下を含む。表示領域の目標補償データを取得する。前記目標補償データのデータ範囲が第1プリセットデータ範囲内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第1データ精度であると決定し、前記目標補償データのデータ範囲が前記第1プリセットデータ範囲を超え、かつ第2プリセットデータ範囲内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第2データ精度であると決定し、前記目標補償データのデータ範囲が前記第2プリセットデータ範囲を超える場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が第3データ精度であると決定する。ここで、前記第1プリセットデータ範囲は前記第2プリセットデータ範囲内に含まれ、前記第1データ精度は前記第2データ精度よりも高く、前記第2データ精度は前記第3データ精度より高い。前記データ精度に応じて前記目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを得る。前記記憶補償データを2ビットの16進数で記憶し、前記データ精度を2ビットの2進数で記憶する。
【0006】
ここで、前記目標補償データの初期データ精度はNビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]である。前記目標補償データのデータ範囲に基づいて、前記目標補償データに対応するデータ精度を決定し、以下を含む。前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであることを決定する。前記目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]内にある場合、前記目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであることを決定する。前記目標補償データのデータ範囲が[A/2、B/2]を超える場合、前記目標補償データに対応するデータ精度はNビットであると決定する。
【0007】
ここで、前記データ精度に応じて前記目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得し、以下を含む。データ精度が(N+2)ビットである場合、前記目標補償データを[4a、4b]に調整する。データ精度が(N+1)ビットである場合、前記目標補償データを[2a、2b]に調整する。データ精度がNビットである場合、前記目標補償データを[a、b]に調整する。ここで、[a、b]は前記目標補償データのデータ範囲である。
【0008】
ここで、前記目標補償データの初期データ精度は10ビットであり、前記所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[-127、127]である。
【0009】
ここで、前記液晶表示装置が画像を表示する時に、記憶された前記記憶補償データ及び前記データ精度を読み取り、前記データ精度に応じて前記記憶補償データを復元して、前記目標補償データを取得し、それにより前記目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償する。
【0010】
上記技術的問題を解決するために、本発明の採用する別の技術的解決手段は以下のとおりである。液晶表示装置の補償データの記憶方法を提供し、該記憶方法は以下を含む。表示領域の目標補償データを取得する。目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定する。データ精度に応じて目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得する。記憶補償データ及びデータ精度を記憶する。
【0011】
ここで、目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定し、以下を含む。目標補償データのデータ範囲が第1プリセットデータ範囲内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が第1データ精度であると決定する。目標補償データのデータ範囲が第1プリセットデータ範囲を超え、かつ第2プリセットデータ範囲内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が第2データ精度であると決定する。目標補償データのデータ範囲が第2プリセットデータ範囲を超える場合、目標補償データに対応するデータ精度が第3データ精度であると決定する。ここで、第1プリセットデータ範囲は第2プリセットデータ範囲内に含まれる。第1データ精度は第2データ精度より高く、第2データ精度は第3データ精度よりも高い。
【0012】
ここで、目標補償データの初期データ精度はNビットであり、所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]である。目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定し、以下を含む。目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであると決定する。目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであると決定する。目標補償データのデータ範囲が[A/2、B/2]を超える場合、目標補償データに対応するデータ精度をNビットに決定する。
【0013】
ここで、データ精度に応じて目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得し、以下を含む。データ精度が(N+2)ビットである場合、目標補償データを[4a、4b]に調整する。データ精度が(N+1)ビットである場合、目標補償データを[2a、2b]に調整する。データ精度がNビットである場合、目標補償データを[a、b]に調整する。ここで、[a、b]は目標補償データのデータ範囲である。
【0014】
ここで、目標補償データの初期データ精度は10ビットであり、所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[-127、127]である。
【0015】
ここで、記憶補償データ及びデータ精度を記憶し、以下を含む。記憶補償データを2ビットの16進数で記憶する。データ精度を2ビットの2進数で記憶する。
【0016】
ここで、液晶表示装置が画像を表示する時に、記憶された記憶補償データ及びデータ精度を読み取り、データ精度に応じて記憶補償データを復元して、目標補償データを取得し、それにより目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償する。
【0017】
上記技術的問題を解決するために、本発明の採用する別の技術的解決手段は以下のとおりである。液晶表示装置を提供し、該液晶表示装置は表示パネル及びバックライトを含む。ここで、液晶表示装置はさらにドライバを含み、表示領域の目標補償データを取得することに用いられる。目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定する。データ精度に応じて目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得する。液晶表示装置はさらにメモリを含み、補償データ及びデータ精度を記憶するために用いられる。ドライブは、さらに表示パネルに画像が表示される時に、記憶された記憶補償データ及びデータ精度を読み取り、データ精度に応じて記憶補償データを復元して、目標補償データを取得し、それにより目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償するために用いられる。
【0018】
ここで、目標補償データの初期データ精度はNビットであり、所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]である。ドライバはさらに以下のように機能する。目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであると決定する。目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであると決定する。目標補償データのデータ範囲が[A/2,B/2]を超える場合、目標補償データに対応するデータ精度がNビットであると決定する。
【0019】
ここで、ドライバはさらに以下のように機能する。データ精度が(N+2)ビットである場合、目標補償データを[4a、4b]に調整する。データ精度が(N+1)ビットである場合、目標補償データを[2a、2b]に調整する。データ精度がNビットである場合、目標補償データを[a、b]に調整する。ここで、[a、b]は目標補償データのデータ範囲である。
【0020】
ここで、目標補償データの初期データ精度は10ビットであり、所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[-127、127]である。
【0021】
ここで、メモリは具体的に記憶補償データを2ビットの16進数で記憶することに用いられる。データ精度を2ビットの2進数で記憶する。
【0022】
ここで、ドライバはさらに以下のように機能する。液晶表示装置が画像を表示する時に、メモリにおける記憶補償データ及びデータ精度を読み取り、データ精度に応じて記憶補償データを復元して、目標補償データを取得し、それにより目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償する。
【0023】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。従来の技術状況と区別し、本発明の液晶表示装置の補償データの記憶方法は以下を含む。表示領域の目標補償データを取得する。目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定する。データ精度に応じて目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得する。記憶補償データ及びデータ精度を記憶する。上記方式により、補償データの範囲に基づいて異なる精度で該補償データを記憶することにより、ムラ補償データの精度を向上させることができ、データ信号を効果的に補償し、それによりパネルのムラ状況を減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の液晶表示装置の補償データの記憶方法の一実施形態のフローチャートである。
図2】本発明の液晶表示装置の補償データの記憶方法の第1実施形態のデータ信号と補償信号の概略図である。
図3】本発明の液晶表示装置の補償データの記憶方法の一実施形態におけるデータ範囲と精度の概略図である。
図4】本発明の液晶表示装置の補償データの記憶方法の一実施形態における10ビット精度でのオリジナル曲線と調整曲線の整合概略図である。
図5】本発明の液晶表示装置の補償データの記憶方法の一実施形態における12ビット精度でのオリジナル曲線と調整曲線の整合概略図である。
図6】本発明の液晶表示装置の一実施形態の構造概略図である。
図7】本発明の液晶表示装置の一実施形態におけるTCON及びフラッシュメモリの構造接続概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1に示すとおり、図1は本発明の液晶表示装置の補償データの記憶方法の一実施形態のフローチャートであり、該方法は以下を含む。
【0026】
S11:表示領域の目標補償データを取得する。
【0027】
表示領域ムラ補償データは、ムラ修復システムにより、以下の如く計算される。カメラは3〜5個の階調画面(異なる輝度の純白画面)のムラの形態を撮影し、パネル中心位置の輝度を比較することにより、周辺領域に必要なムラ補償データを算出し、中心位置より明るい領域は、現在の階調で一定の階調値(対応する負値をフラッシュメモリに記憶する)を低下させ、暗くする。中心位置より暗い領域で、現在の階調で一定の階調値(対応する正値をフラッシュメモリに記憶する)を増加させ、明るくする。さらにデータバーナーで計算された補償データをフラッシュメモリに記憶し、パネル動作時に、TCON(Timer Control Register)はフラッシュメモリからムラ補償データを読み取り、入力信号(階調データ)と演算した後にムラ改善後の輝度一致の画面を表示する。
【0028】
具体的には、図2に示すように、横軸は表示領域(ここではA、B、Cは隣接する3つの画素を示す)を示し、縦軸は階調値を示す。ここで、まず曲線1(オリジナルデータ曲線)、B画素は中間画素であり、その階調値は20であり、A画素の階調値は高すぎ、C画素の階調値は低すぎる。曲線2(補償データ曲線)により曲線1を補償することにより、階調値が20であるデータ信号を得ることができる。
【0029】
実際の応用において、該補償データはフラッシュメモリに記憶され、フラッシュメモリの容量が有限であるため、それが記憶するデータ範囲も限られ、補償データのデータ範囲が大きい場合、直接的に全部の補償データを記憶することができない。
【0030】
S12:目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定する。
【0031】
言うまでもなく、液晶表示装置の補償データは階調値の補償であり、階調値は異なる区分に応じて異なる精度を有することができる。例えば50%グレースケールを例とし、256階調(0〜255階調)精度で、50%グレースケールは127階調値であり、1024(0〜1023)階調精度で、50%グレースケールは511階調値である。
【0032】
言うまでもなく、目標補償データは一般的に精度の高い階調値であるが、所定の記憶空間が一定の記憶範囲を有するため、目標補償データを丸め、さらに記憶する必要があり、このようにしたら目標補償データを歪ませてしまう。
【0033】
本実施形態において、目標補償データのデータ範囲に基づいて、対応する精度に応じて該目標補償データを調整し、さらに記憶する。例えば10ビット精度(すなわち0〜1023階調値)で、目標補償データは25.2であり、直接的に記憶すると、整数25を取って記憶することとなり、精度を12ビット精度(即ち0〜4095階調値)に変更すれば、目標補償データは25.2×4になり、すなわち、100.8であり、丸めて101である。この階調値を読み込むと、101/4=25.25となる。25.25は25より25.2に近いことが分かる。
【0034】
好ましくは、一実施例において、S12は具体的に以下を含むことができる。
【0035】
目標補償データのデータ範囲が第1プリセットデータ範囲内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が第1データ精度であると決定する。
【0036】
目標補償データのデータ範囲が第1プリセットデータ範囲を超え、かつ第2プリセットデータ範囲内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が第2データ精度であると決定する。
【0037】
目標補償データのデータ範囲が第2プリセットデータ範囲を超える場合、目標補償データに対応するデータ精度が第3データ精度であると決定する。
【0038】
ここで、第1プリセットデータ範囲は、第2プリセットデータ範囲内に含まれる。ここで、第1データ精度は第2データ精度より高く、第2データ精度は第3データ精度よりも高い。
【0039】
言うまでもなく、所定の記憶空間は、一定のデータ記憶範囲を有し、したがって、目標データの精度を調整する場合、目標データの調整後に、所定の空間の記憶範囲を超えてはならない。
【0040】
好ましくは、一実施例において、目標補償データの初期データ精度はNビットであり、所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]である。S12は具体的に以下を含むことができる。
【0041】
目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであると決定する。
【0042】
目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであると決定する。
【0043】
目標補償データのデータ範囲が[A/2、B/2]を超える場合、目標補償データに対応するデータ精度がNビットであると決定する。
【0044】
S13:データ精度に応じて目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得する。
【0045】
上記S12における具体的な実施例を参照すれば、S13は具体的に以下を含むことができる。
【0046】
データ精度が(N+2)ビットである場合、目標補償データを[4a、4b]に調整する。
【0047】
データ精度が(N+1)ビットである場合、目標補償データを[2a、2b]に調整する。
【0048】
データ精度がNビットである場合、目標補償データを[a、b]に調整する。
【0049】
ここで、[a、b]は目標補償データのデータ範囲である。
【0050】
S14:記憶補償データ及びデータ精度を記憶する。
【0051】
ここで、一実施例において、S14は具体的には以下のとおりである。記憶補償データを2ビットの16進数で記憶する。データ精度を2ビットの2進数で記憶する。
【0052】
好ましくは、S14の後に、さらに以下を含むことができる。液晶表示装置が画像を表示する時に、記憶された記憶補償データ及びデータ精度を読み取り、データ精度に応じて記憶補償データを復元して、目標補償データを取得し、それにより目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償する。
【0053】
以下に具体的な例で本実施形態を説明する。
【0054】
一般的な状況で、ムラ修復システムで計算されたムラ補償データは、10ビットの整数(0〜1023階調)と3桁の小数とから構成され、精度が非常に高く、ムラ補償データの記憶空間を節約するために、フラッシュメモリ(所定の記憶空間)に2ビットの十六進数の整数(00〜FF、FF=11111111)で単一のムラ補償データを記憶する。ムラ補償データは正数である場合もあるし、負数である場合もあるから、最上位ビットは符号表示ビットとして使用する必要があるので、2ビットの16進数のデータの実際に表示できるムラ補償データ範囲は10進数の-127〜+127階調である(FF=11111111=-127、EF=01111111=+127)。
【0055】
図3に示すように、フラッシュメモリにおけるムラ補償データの記憶範囲の制限は-127〜+127(整数)であり、10ビットの補償精度で、補償データ範囲は全階調(0〜1023)の24.90%を占め、11ビットの補償精度で、補償データ範囲は全階調(0〜2047)の12.45%を占め、12ビットの補償精度で、補償データ範囲は全階調(0〜4095)の6.23%を占める。すなわち補償精度が高いほど、補償データ範囲の占める割合が小さい。
【0056】
図4に示すとおり、あるパネルの部分のムラ補償データを選択し、小ブロックはオリジナルムラ補償データを示し、その小数部分は3桁の小数を有するため、隣接データの間の差異が小さく、直線(TCON内部が線形補間アルゴリズムである)で2つずつ接続された後に比較的滑らかな曲線を得る。フラッシュメモリに小数数値を保存することができないため、10ビットの補償精度を使用する場合、小数部分を四捨五入した後に、ムラ補償データは三角形の位置に移動され、隣接データの差異が大きくなり、直線で2つずつ接続した後に曲線を得て、2つの曲線のフィットはあまり良くなく、変動傾向がほぼ一致しているが、部分の微細な箇所(例えば高低反転の箇所)の差異が大きく、TCON ICの補償演算を経た後、小さい輝度偏差が依然として存在する。
【0057】
再び図5を参照し、同様のオリジナルムラ補償データに関して、12ビットの補償精度を使用する場合、小数部分に4を乗算した後に四捨五入し、小数部分の数値を効果的に保持し、例えば、オリジナルムラ補償データは20.235であり、10ビットの補償精度で、小数部分は全て捨てたら20となるが、12ビットの補償精度で、20.235×4=80.94であり、四捨五入した後の記憶値は81であり、すなわち10ビットの補償精度での81/4=20.25に相当し、オリジナルムラ補償データにより近いから、12ビットの補償精度で、オリジナルムラ補償データ(4倍)の曲線と12ビットの補償精度のデータ曲線とのフィットが非常によく、変動傾向のみならず、細かい部分の差異も非常に小さく、さらにTCON ICの補償演算を経た後、補償後の輝度偏差が小さい。
【0058】
したがって、以下に具体的な解決手段を提供する。
【0059】
ムラ補償システムはパネルのムラ状況に基づいて、10ビットのオリジナルムラ補償データを得て、さらに最大/最小値とフラッシュメモリの記憶制限[-127、+127]との関係に基づいて、最適な補償精度を選択する。具体的には、オリジナルムラ補償データの全体範囲が-31.75〜+31.75になると、最適な12ビットの補償精度を選択し、オリジナルムラ補償データの全体範囲が-31.75〜+31.75を超え、かつ-63.5〜+63.5にあると、最適な11ビットの補償精度を選択し、オリジナル補償データの全体範囲が-63.5〜+63.5を超えると、10ビットの補償精度を選択する。
【0060】
ここで、10/11/12ビットの精度は、2ビットの2進数データで示され、フラッシュメモリに記憶でき、例えば00で10ビットの精度を示し、01は11ビットの精度を示し、10は12ビットの精度を示し、ムラ補償データは選択された補償精度に基づいて対応する処理を行われた後にフラッシュメモリに記憶される。TCON ICはフラッシュメモリにおける補償精度及び対応するムラ補償データを読み取り、対応するムラ補償を完了する。このように各パネルの実際のムラ状況に基づいて、最適なムラ補償精度及び補償効果を自動的に選択することができる。
【0061】
従来技術とは異なり、本実施形態の液晶表示装置の補償データの記憶方法は以下を含む。表示領域の目標補償データを取得する。目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定する。データ精度に応じて目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得する。記憶補償データ及びデータ精度を記憶する。上記方式により、補償データの範囲に基づいて異なる精度で該補償データを記憶することにより、ムラ補償データの精度を向上させることができ、データ信号を効果的に補償し、それによりパネルのムラ状況を減少させる。
【0062】
図6に示すとおり、図6は本発明の液晶表示装置の一実施形態の構造概略図であり、この液晶表示装置は、表示パネル61と、バックライト62とを備えている。
【0063】
ここで、液晶表示装置はさらにドライバ63を含む。
【0064】
ドライバ63は、表示領域の目標補償データを取得し、目標補償データのデータ範囲に基づいて、目標補償データに対応するデータ精度を決定し、データ精度に応じて目標補償データを調整することにより、所定の記憶空間に合致する記憶可能なデータ範囲の記憶補償データを取得する。
【0065】
液晶表示装置はさらにメモリ64を含み、補償データ及びデータ精度を記憶するために用いられる。
【0066】
ドライバ63はさらに表示パネルに画像を表示される時に、記憶された記憶補償データ及びデータ精度を読み取り、データ精度に応じて記憶補償データを復元して、目標補償データを取得し、それにより目標補償データを用いて表示領域のデータ信号を補償するために用いられる。
【0067】
好ましくは、他の実施形態において、目標補償データの初期データ精度はNビットであり、所定の記憶空間の記憶可能なデータ範囲は[A、B]である。
【0068】
ドライバ63はさらに以下にように機能する。
【0069】
目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]内にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+2)ビットであると決定する。
【0070】
目標補償データのデータ範囲が[A/4、B/4]を超え、かつ[A/2、B/2]にある場合、目標補償データに対応するデータ精度が(N+1)ビットであると決定する。
【0071】
目標補償データのデータ範囲が[A/2,B/2]を超える場合、目標補償データに対応するデータ精度がNビットであると決定する。
【0072】
ドライバ63はさらに以下のように機能する。
【0073】
データ精度が(N+2)ビットである場合、目標補償データを[4a、4b]に調整する。
【0074】
データ精度が(N+1)ビットである場合、目標補償データを[2a、2b]に調整する。
【0075】
データ精度がNビットである場合、目標補償データを[a、b]に調整する。
【0076】
ここで、[a、b]は目標補償データのデータ範囲である。
【0077】
好ましくは、図7に示すように、一実施例において、ドライバ63はTCON(71)であり、メモリ64はフラッシュメモリ(72)である。
【0078】
ここで、TCON(71)は少なくともムラ調整モジュール711を含み、階調データの取得及びフラッシュメモリ(72)における補償データと精度データの読み取りに用いられ、まず精度データを用いて記憶された補償データをオリジナル補償データに復元し、さらにオリジナル補償データを用いて階調データを補償し、最後に補償後の階調データを出力する。
【0079】
以上は本発明の実施形態のみであり、本発明の特許範囲を限定するものではなく、本発明の明細書及び図面の内容を利用して行われた等価構造又は等価フローチャート変換、又は他の関連技術分野に直接的又は間接的に適用され、いずれも同様に本発明の特許保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0080】
61 表示パネル
62 バックライト
64 メモリ
63 ドライバ
711 ムラ調整モジュール
72 フラッシュメモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7