(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献2に記載の除埃器では、静電気クリーナーに吸着した埃のように掃除道具を振り動かす程度で落ちる埃は筐体の内部で振り払うことにより、埃を環境に拡散させずに除去することができる。そして、ハンディワイパーに吸着した毛髪や糸くずのように掃除道具を振り動かす程度では落ちない埃は吸引口で吸い取って除去することができる。よって、特許文献2に記載の除埃器では、埃の吸着の程度・状態により、二つの除去方法を選択または併用することができる利点がある。そして、除埃器を掃除機の保管場所として使用することができ、掃除機を除埃器の内部に収納したままで、ハンディワイパー等の掃除道具に吸着した埃の除去をすることができる。
【0010】
しかしながら、特許文献2に記載の除埃器では、吸引口で吸い取る除去方式から、筐体の内部で振り落とす除去方式に変更するためには、台と掃除機を筐体から取り出す手間が必要となる。そして、掃除機を台に乗せたままで引き出せる構造であっても、筐体の側面の側面扉をスライドさせて開いてから、掃除機を台と一緒に引き出して、引き出し終わったら、筐体の側面の密閉性を確保する為に、掃除機と筐体の間の隙間で側面扉をスライドさせて閉める必要があり、埃の除去方式の切り換えが面倒である。
なお、特許文献2には、台と掃除機を筐体から引き出した状態では、埃の除去方式の切り換えを遮蔽レバー76cのスライド操作(特許文献2、
図8参照)あるいは操作部材85dの回転操作(特許文献2、
図13参照)で行うことができる構成も開示されているが、台と掃除機を筐体から引き出すとき、筐体に収納するときには、側面扉を開閉する必要があることに変わりはない。
【0011】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、掃除機の吸引力を利用して掃除道具に吸着した埃を除去することができ、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、ワンタッチで切り換えることのできる除埃器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するため、本発明に係る除埃器は次の手段をとる。
【0014】
本発明の第1の発明は、
埃を吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、
前記掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体と、該筐体の内部に設置される除埃用通風路と、掃除機に接続できる吸引用通風路を備えた吸引用部材とを備え、
前記筐体は前記掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有しており、
前記除埃用通風路は前記筐体の外部に開口する前記掃除道具に吸着した埃を吸い込むための吸引口と該筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、
前記筐体の上面に前記掃除道具の払拭部を該筐体の内部に挿入することのできる上面開口部が設けられると共に、該筐体の上面又は側面に前記除埃用通風路の吸引口を該筐体の外部に開口させるための通風路用開口部が設けられており、
前記筐体の上面は開閉可能な構成とされており、
前記筐体は内部に掃除機を収納することができ、前記吸引用部材は該筐体の内部の底部に設置され該掃除機のスタンドとして使用される台であって、
前記除埃用通風路の内部開口部は前記筐体の下部で開口する構成とされ、
前記筐体の側面下部には前記台を該筐体の側面下部の外側に移動させることのできる台移動用開口部が設けられ、
前記吸引用通風路は前記台の内部に設けられた台通風路であって、該台通風路は該台の外側に開口する台開口部と該台の上面に開口する掃除機用吸引口を備え、
前記掃除機が載置された状態の前記台を前記筐体の内外へ移動するとき該掃除機の移動経路にあたる該筐体の側面には側面開口部が設けられ
前記掃除機が前記筐体の上面開口部から突出するときは、該掃除機が載置された状態の前記台を該筐体の内外へ移動するとき該掃除機の移動経路にあたる該筐体の上面開口部と上面の側端の間の部位を切り欠いた上端開口部を設け、
前記台の上面には、該台を前記筐体の内部に収納したとき該筐体の側面開口部と反対側となる位置に、板状の内壁が取付けられており、
前記台を前記筐体の側面下部の外側に引き出した状態では、前記台通風路の台開口部が該筐体の内部に開口し、該筐体の側面開口部が該台に取り付けられた内壁により内側から塞がれ、
前記台に前記掃除機を載置して該台を前記筐体の内部に収納した状態では、前記台通風路の台開口部が前記除埃用通風路の内部開口部と接合して、該台の掃除機用吸引口から該除埃用通風路の吸引口に連通する通風路が形成される除埃器である。
【0015】
この
第1の発明によれば、掃除機を台に載置して筐体に収納した状態で掃除機の吸引具の開口部を台の掃除機用吸引口に接合させておくことにより、掃除機の吸引具の開口部が台通風路の台開口部から除埃用通風路の吸引口に連通する。そして、筐体の上面開口部により掃除機が露出するため、掃除機を筐体に収納した状態で掃除機を作動させるための操作をすることができる。よって、接続などの準備作業をすることなく、筐体の通風路用開口部から筐体の外部に開口する除埃用通風路の吸引口にハンディワイパー等の掃除道具の払拭部を当てることにより、掃除道具に吸着した埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
そして、台を筐体の側面下部の外側に引き出した状態では、掃除機の吸引具の開口部が台通風路を経て台開口部で筐体の内部に開口すると共に、筐体の側面開口部が台に取り付けられた内壁により内側から塞がれるので筐体の側面の密閉性が保たれる。そこで、静電気クリーナー等の掃除道具の払拭部を筐体の上面開口部から筐体の内部に挿入して振り動かせば、掃除道具から筐体の内部に振り落とされた埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
そして、台に掃除機を載置して台を筐体の内部に収納した状態では、台通風路の台開口部が除埃用通風路の内部開口部と接合して、台の掃除機用吸引口から除埃用通風路の吸引口に至る通風路が形成された状態に戻る。
よって、本発明の
第1の発明によれば、掃除機を台に載置して筐体に収納した状態で掃除機の吸引具の開口部を台の掃除機用吸引口に接合させておくことにより、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、掃除機が載置された台の筐体外部への移動及び筐体内部への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0016】
次に、本発明の
第2の発明は、
埃を吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、
前記掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体と、該筐体の内部に設置される除埃用通風路と、掃除機に接続できる吸引用通風路を備えた吸引用部材とを備え、
前記筐体は前記掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有しており、
前記除埃用通風路は前記筐体の外部に開口する前記掃除道具に吸着した埃を吸い込むための吸引口と該筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、
前記筐体の上面に前記掃除道具の払拭部を該筐体の内部に挿入することのできる上面開口部が設けられると共に、該筐体の上面又は側面に前記除埃用通風路の吸引口を該筐体の外部に開口させるための通風路用開口部が設けられており、
前記吸引用部材は前記筐体の側面に挿通されたパイプ部材であり、前記吸引用通風路は該パイプ部材の中空部であって、該中空部は該筐体の側面の外側の外端開口部と該筐体の側面の内側の内端開口部で開口しており、該パイプ部材は軸方向への移動により該筐体の内外への移動が可能な構成とされており、
前記除埃用通風路の内部開口部は前記パイプ部材を挿通することができる前記筐体の側面側の第1開口部と該筐体の内側の第2開口部からなり、該除埃用通風路の第2開口部の外側には遮蔽板が取り付けられており、
前記パイプ部材を前記筐体の内側方向に移動させると、該パイプ部材の外周部が前記除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部に挿通された状態となり、該パイプ部材の内端開口部の側の先端で前記遮蔽板を押し開けて該パイプ部材の中空部の内端開口部が該筐体の内部に開口し、
前記パイプ部材を前記筐体の外側方向に移動させると、該パイプ部材の外周部が前記除埃用通風路の第1開口部のみに挿通された状態となり、該パイプ部材の中空部の内端開口部が該除埃用通風路に開口し、該除埃用通風路の第2開口部が遮蔽板で塞がれて、該パイプ部材の中空部の外端開口部が該除埃用通風路の吸引口に連通する除埃器である。
【0017】
この
第2の発明によれば、パイプ部材の中空部の外端開口部に掃除機を接続して、パイプ部材を筐体の内側方向に移動させると、パイプ部材の外周部が除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部に挿通された状態となり、パイプ部材の内端開口部の側の先端で遮蔽板を押し開けてパイプ部材の中空部の内端開口部が筐体の内部に開口する。そこで、静電気クリーナー等の掃除道具の払拭部を筐体の上面開口部から筐体の内部に挿入して振り動かせば、掃除道具から筐体の内部に振り落とされた埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
そして、パイプ部材の中空部の外端開口部に掃除機を接続した状態で、パイプ部材を筐体の外側方向に移動させると、パイプ部材の外周部が除埃用通風路の第1開口部のみに挿通された状態となり、パイプ部材の中空部の内端開口部が除埃用通風路に開口し、除埃用通風路の第2開口部が遮蔽板で塞がれて、パイプ部材の中空部の外端開口部が除埃用通風路の吸引口に連通する。そこで、除埃用通風路の吸引口にハンディワイパー等の掃除道具の払拭部を当てることにより、掃除道具に吸着した埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
よって、本発明の
第2の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、パイプ部材の軸方向への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0018】
次に、本発明の
第3の発明は、
埃を吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、
前記掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体と、該筐体の内部に設置される除埃用通風路と、掃除機に接続できる吸引用通風路を備えた吸引用部材とを備え、
前記筐体は前記掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有しており、
前記除埃用通風路は前記筐体の外部に開口する前記掃除道具に吸着した埃を吸い込むための吸引口と該筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、
前記筐体の上面に前記掃除道具の払拭部を該筐体の内部に挿入することのできる上面開口部が設けられると共に、該筐体の上面又は側面に前記除埃用通風路の吸引口を該筐体の外部に開口させるための通風路用開口部が設けられており、
前記吸引用部材は前記筐体の側面に挿通されたパイプ部材であり、前記吸引用通風路は該パイプ部材の中空部であって、該パイプ部材は軸方向への移動により該筐体の内外への移動が可能な構成とされており、
前記除埃用通風路の内部開口部は前記筐体の側面側の第1開口部と該筐体の内側の第2開口部からなり、該第1開口部及び該第2開口部には前記パイプ部材が挿通されており、
前記パイプ部材の中空部の前記筐体の外側の端部は開口した外端開口部とされ、該中空部の該筐体の内側の端部は遮蔽部材で遮蔽され、該パイプ部材の該遮蔽部材に隣接する部位には外周部が該中空部に達するまで切り欠かれた側面開口部が形成されており、
前記パイプ部材を前記筐体の内側方向に移動させると、該パイプ部材の外周部が前記除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部に挿通された状態となり、該パイプ部材の側面開口部が該筐体の内部に開口し、
前記パイプ部材を前記筐体の外側方向に移動させると、該パイプ部材の側面開口部が前記除埃用通風路の第1開口部と第2開口部の間に移動して、該パイプ部材の中空部の外端開口部が該除埃用通風路の吸引口に連通する除埃器である。
【0019】
この
第3の発明によれば、パイプ部材の中空部の外端開口部に掃除機を接続して、パイプ部材を筐体の内側方向に移動させると、パイプ部材の外周部が除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部に挿通された状態となり、パイプ部材の側面開口部が筐体の内部に開口する。
そして、パイプ部材の中空部の外端開口部に掃除機を接続した状態で、パイプ部材を筐体の外側方向に移動させると、パイプ部材の側面開口部が除埃用通風路の第1開口部と第2開口部の間に移動して、パイプ部材の中空部の外端開口部が除埃用通風路の吸引口に連通する。
よって、本発明の
第3の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、パイプ部材の軸方向への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0022】
次に、本発明の
第4の発明は、
埃を吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、
前記掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体と、該筐体の内部に設置される除埃用通風路と、掃除機に接続できる吸引用通風路を備えた吸引用部材とを備え、
前記筐体は前記掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有しており、
前記除埃用通風路は前記筐体の外部に開口する前記掃除道具に吸着した埃を吸い込むための吸引口と該筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、
前記筐体の上面に前記掃除道具の払拭部を該筐体の内部に挿入することのできる上面開口部が設けられると共に、該筐体の上面又は側面に前記除埃用通風路の吸引口を該筐体の外部に開口させるための通風路用開口部が設けられており、
前記通風路用開口部は前記筐体の上面に設けられており、
前記吸引用部材は前記筐体の側面に挿通されたパイプ部材であり、前記吸引用通風路は該パイプ部材の中空部であって、該中空部は該筐体の側面の外側の外端開口部と該筐体の側面の内側の内端開口部で開口しており、
前記筐体の内部に前記除埃用通風路を収納することができる筒状の通風路保持器を備え、該通風路保持器は前記パイプ部材の内端開口部に接続されるパイプ部材接続口と、該筐体の内部に開口する側面開口部と、上端開口部とを備え、
前記除埃用通風路は底部を備え、前記通風路保持器に収納された状態で上下に移動させることができ、下方位置及び上方位置で留まることができる構成とされており、
前記除埃用通風路を上方位置に移動させると、該除埃用通風路の底部が前記通風路保持器のパイプ部材接続口及び側面開口部の上方となり、前記パイプ部材の中空部が、該通風路保持器の該除埃用通風路よりも下方の空間を経て該筐体の内部に開口し、
前記除埃用通風路を下方位置に移動させると、該除埃用通風路の内部開口部が前記通風路保持器のパイプ部材接続口と重なり、該除埃用通風路の側面が該通風路保持器の側面開口部を塞いで、該パイプ部材の中空部の外端開口部が該除埃用通風路を経て該除埃用通風路の吸引口に連通する除埃器である。
【0023】
この
第4の発明によれば、パイプ部材の中空部の外端開口部に掃除機を接続して、除埃用通風路を上方位置に移動させると、除埃用通風路の底部が通風路保持器のパイプ部材接続口及び側面開口部の上方となり、パイプ部材の中空部の外端開口部が、通風路保持器の除埃用通風路よりも下方の空間を経て筐体の内部に開口する。
そこで、静電気クリーナー等の掃除道具の払拭部を筐体の上面開口部から筐体の内部に挿入して振り動かせば、掃除道具から筐体の内部に振り落とされた埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
そして、パイプ部材の中空部の外端開口部に掃除機を接続した状態で、除埃用通風路を下方位置に移動させると、除埃用通風路の内部開口部が通風路保持器のパイプ部材接続口と重なり、除埃用通風路の側面が通風路保持器の側面開口部を塞いで、パイプ部材の中空部の外端開口部が除埃用通風路を経て除埃用通風路の吸引口に開口する。
そこで、吸引口にハンディワイパー等の掃除道具の払拭部を当てることにより、掃除道具に吸着した埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
よって、本発明の
第4の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、除埃用通風路の上下方向の移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0026】
次に、本発明の
第5の発明は、
埃を吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、
前記掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体と、該筐体の内部に設置される除埃用通風路と、掃除機に接続できる吸引用通風路を備えた吸引用部材と、通風路切換器とを備え、
前記筐体は前記掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有しており、
前記除埃用通風路は前記筐体の外部に開口する前記掃除道具に吸着した埃を吸い込むための吸引口と該筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、
前記筐体の上面に前記掃除道具の払拭部を該筐体の内部に挿入することのできる上面開口部が設けられると共に、該筐体の上面又は側面に前記除埃用通風路の吸引口を該筐体の外部に開口させるための通風路用開口部が設けられており、
前記吸引用部材は前記筐体の側面に挿通されたパイプ部材であり、前記吸引用通風路は該パイプ部材の中空部であって、該中空部は該筐体の側面の外側の外端開口部と該筐体の側面の内側の内端開口部で開口しており、
前記除埃用通風路の内部開口部は、前記パイプ部材の内端開口部に接続する第1開口部と、前記筐体の内部に開口する第2開口部からなり、
前記通風路切換器は前記除埃用通風路の内部に収納された板状の部材であって該除埃用通風路の内部の通風を遮断することのできる遮断部材を備え、該除埃用通風路に収納された状態で上下に移動させることができ、上方位置及び下方位置で留まることができる構成とされており、
前記通風路切換器を上方位置に移動させると、該通風路切換器の遮断部材が前記除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部の上方となり、前記パイプ部材の中空部が、該除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部を経て該筐体の内部に開口し、
前記通風路切換器を下方位置に移動させると、該通風路切換器の遮断部材が前記除埃用通風路の第1開口部よりも下方となって前記パイプ部材の内端開口部が該除埃用通風路の内部に開口し、該通風路切換器の板状の部分が該除埃用通風路の第2開口部を塞いで、前記パイプ部材の中空部の外端開口部が該除埃用通風路の吸引口に連通する除埃器である。
【0027】
この
第5の発明によれば、
パイプ部材(吸引用部材)の中空部(吸引用通風路)の外端開口部に掃除機を接続し、通風路切換器を上方位置に移動させると、通風路切換器の遮断部材が除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部の上方となり、パイプ部材の中空部が、除埃用通風路の第1開口部及び第2開口部を経て筐体の内部に開口する。
そこで、静電気クリーナー等の掃除道具の払拭部を筐体の上面開口部から筐体の内部に挿入して振り動かせば、掃除道具から筐体の内部に振り落とされた埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
そして、通風路切換器を下方位置に移動させると、通風路切換器の遮断部材が除埃用通風路の第1開口部よりも下方となり、通風路切換器の板状の部分が除埃用通風路の第2開口部を塞いで、パイプ部材の中空部の外端開口部が除埃用通風路を経て除埃用通風路の吸引口に連通する。
そこで、除埃用通風路の吸引口にハンディワイパー等の掃除道具の払拭部を当てることにより、掃除道具に吸着した埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
よって、本発明の
第5の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、通風路切換器の上下への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0028】
次に、本発明の
第6の発明は、
埃を吸着させる払拭部と保持用の把持部とを備えた掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、
前記掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体と、該筐体の内部に設置される除埃用通風路と、掃除機に接続できる吸引用通風路を備えた吸引用部材と、通風路切換器とを備え、
前記筐体は前記掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有しており、
前記除埃用通風路は前記筐体の外部に開口する前記掃除道具に吸着した埃を吸い込むための吸引口と該筐体の内部に開口する内部開口部とを備え、
前記筐体の上面に前記掃除道具の払拭部を該筐体の内部に挿入することのできる上面開口部が設けられると共に、該筐体の上面又は側面に前記除埃用通風路の吸引口を該筐体の外部に開口させるための通風路用開口部が設けられており、
前記吸引用部材は前記筐体の側面に挿通されたパイプ部材であり、前記吸引用通風路は該パイプ部材の中空部であって、該中空部は該筐体の側面の外側の外端開口部と該筐体の側面の内側の内端開口部で開口しており、
前記筐体の内部に前記除埃用通風路に隣接して補助通風路が設置され、該補助通風路は上端開口部と、該除埃用通風路に面する側面開口部を備え、
前記除埃用通風路の内部開口部は、前記パイプ部材の内端開口部に接続する第1開口部と、前記補助通風路の側面開口部に連通する第2開口部からなり、
前記通風路切換器は通風孔を備えた板状の部材であって、前記パイプ部材が挿通された位置よりも上方の前記筐体の側面に挿通され、前記除埃用通風路の側面に形成されたスリットを通過して、前記補助通風路の上端開口部に接する状態で配置され、該筐体の側面に対して内側方向及び外側方向に移動させることが可能な構成とされており、
前記通風路切換器を前記筐体の内側方向に移動させると、該通風路切換器の通風孔が前記補助通風路の上端開口部に重なる位置に移動して該上端開口部を該筐体の内部に開口させ、該通風路切換器の板状の部分が前記除埃用通風路を上部と下部に遮断して、前記パイプ部材の中空部が該除埃用通風路の下部及び該補助通風路を経て該筐体の内部に開口し、
前記通風路切換器を前記筐体の外側方向に移動させると、前記通風路切換器の通風孔が前記除埃用通風路の内側に移動して該除埃用通風路の下部と上部が連通し、該通風路切換器の板状の部分が前記補助通風路の上端開口部を遮蔽して、前記パイプ部材の中空部の外端開口部が該除埃用通風路の吸引口に連通する除埃器である。
【0029】
この
第6の発明によれば、
パイプ部材(吸引用部材)の中空部(吸引用通風路)の外端開口部に掃除機を接続し、通風路切換器を筐体の内側方向に移動させると、通風路切換器の通風孔が補助通風路の上端開口部に重なる位置に移動して上端開口部を筐体内部に開口させ、通風路切換器の板状の部分が除埃用通風路を上部と下部に遮断して、パイプ部材の中空部が除埃用通風路の下部及び補助通風路を経て筐体の内部に開口する。
そこで、静電気クリーナー等の掃除道具の払拭部を筐体の上面開口部から筐体の内部に挿入して振り動かせば、掃除道具から筐体の内部に振り落とされた埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
そして、通風路切換器を筐体の外側方向に移動させると、通風路切換器の通風孔が除埃用通風路の内側に移動して除埃用通風路の下部と上部が連通し、通風路切換器の板状の部分が補助通風路の上端開口部を遮蔽して、パイプ部材の中空部の外端開口部が除埃用通風路を経て除埃用通風路の吸引口に連通する。
そこで、除埃用通風路の吸引口にハンディワイパー等の掃除道具の払拭部を当てることにより、掃除道具に吸着した埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
よって、本発明の
第6の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、通風路切換器の筐体の側面に対する内外への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【発明の効果】
【0030】
上述の本発明の各発明によれば、次の効果が得られる。
まず、上述の
第1の発明によれば、掃除機を台に載置して筐体に収納した状態で掃除機の吸引具の開口部を台の掃除機用吸引口に接合させておくことにより、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、掃除機が載置された台の筐体外部への移動及び筐体内部への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
次に、上述の
第2の発明及び第3の発明では、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、パイプ部材の軸方向への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
次に、上述の
第4の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、除埃用通風路の上下方向の移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
次に、上述の
第5の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、通風路切換器の上下への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
次に、本発明の
第6の発明によれば、筐体の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、吸引口に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、通風路切換器の筐体の側面に対する内外への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
【実施例1】
【0033】
[実施例1の構成]
図1から
図5を用いて本発明の実施例1の除埃器10について説明する。除埃器10はハンディワイパーや静電気クリーナー等の掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、掃除機60を収納できる筐体20と、筐体20の内部に設置される除埃用通風路40と、筐体20の内部の底部に設置され掃除機60のスタンドとして使用される台70とを備え、筐体20の上面は開閉可能な蓋22で構成されている。そして、この台70が本発明の吸引用部材に相当する。
【0034】
図1に、台70に載置された掃除機60が筐体20の内部に収納された状態の外観図を示す。筐体20の上面の蓋22には上面開口部24が設けられており、上面開口部24から掃除機60の把持部66が突きだしている。そして、筐体20の上面の蓋22には通風路用開口部26が設けられており、通風路用開口部26で除埃用通風路40が筐体20の外部に開口している。
そして、筐体20の側面下部には台70を筐体20の側面下部の外側に移動させることができる台移動用開口部34が設けられている。
【0035】
掃除機60が載置された状態の台70を筐体20の内外に移動するとき、掃除機60の移動経路にあたる筐体20の側面には側面開口部28が設けられている。そして、側面開口部28の一方の側端部に、付勢された蝶番により外扉30が取り付けられており、側面開口部28は外扉30により外側から塞がれている。
外扉30の内側には磁石につく性質を有する金属板31が貼り付けられており、外扉30を蝶番の回りに180度広げて筐体20の側面に重ねたときに、金属板31に対応する位置の筐体20の側面の裏側には磁石製のホルダ39が取り付けられている。したがって、磁力を利用して、外扉30を180度広げて筐体20の側面に張り付けておくことができる。
そして、掃除機60が載置された状態の台70を筐体20の内外へ移動するとき、掃除機60の移動経路にあたる筐体20の蓋22の上面開口部24と上面の側端の間の部位を切り欠いて上端開口部32が設けられている。
そして、筐体20の台移動用開口部34から露出する台70の側面には、掃除機60が載置された台70を筐体20の内外に移動させるときに使用するハンドル80が取り付けられている。
【0036】
図2に、掃除機60が台70に載置された状態で、台70を筐体20の外側に移動させる途中の状態の除埃器10の外観図を示す。そして、
図3に、台70の筐体20の外側への移動を終了した状態の除埃器10を
図2の後ろ側から見た透視図を示す。
図3では筐体20の後ろ側の側面を透視表示している。
図2に示すように、除埃用通風路40は、蓋22に設けられた通風路用開口部26で筐体20の外部に開口する吸引口42と、筐体20の下部で筐体20の内部に開口する内部開口部44を備えている。そして、
図3に示すように、筐体20の底面にはレール36が取り付けられており、除埃用通風路40が設置された側の筐体20の側面の内側には磁石製のストッパ38が取り付けられている。
【0037】
図4に、台70の外観図を示す。台70の上面にはハンドル80と反対側の位置に、台70に固定された支持棒79の軸の周りに回転が可能な状態で板状の内壁78が取り付けられている。そして、台70の内部には台70の側方に開口する台開口部74と台70の上面の凹部77に開口する掃除機用吸引口76を備えた台通風路72が設けられている。この台通風路72が本発明の吸引用通風路に相当する。そして、台70の上面の凹部77は、掃除機60の吸引具62(
図2参照)を収容できるように、吸引具62の底面よりも少し大きく形成されている。そして、
図4に点線で示すとおり、台70の下面にはローラー82が嵌め込まれており、台70の台開口部74が設けられた側面には磁石につく性質を有する金属板84が貼り付けられている。
【0038】
そして、台70のローラー82を筐体20の底部のレール36に乗せて、台70の金属板84が筐体20のストッパ38に接触する位置に台70を収納すると、台通風路72の台開口部74と除埃用通風路40の内部開口部44が接合した状態となる。そして、台通風路72と除埃用通風路40が連通し、台通風路72に設けられた掃除機用吸引口76から筐体20に設けられた通風路用開口部26で開口する除埃用通風路40の吸引口42に至る通風路が形成される。
【0039】
図5に、
図1のA−A位置における除埃器10の台70の周囲を拡大した断面図を示す。台70が筐体20に収納された状態で掃除機60を台70に載置するとき、掃除機60の吸引具62を、台70の凹部77に収まるように載せると、吸引具62の開口部64が台70の掃除機用吸引口76と接合して、掃除機60の吸引具62の開口部64が台通風路72と除埃用通風路40を経て、図示を省略した部分で筐体20に設けられた通風路用開口部26で開口する除埃用通風路40の吸引口42に連通する。
【0040】
そして、除埃器10は、台70に掃除機60を載置した状態で、台70のハンドル80を引いて台70と掃除機60を筐体20の外側に移動させると、
図2に示すように、掃除機60に押されて外扉30が回動して開き、さらに外側に移動させると、
図3に示すように、台70の内壁78が筐体20の側面開口部28の内側に当たるので、この位置で外側への移動を終了させることができる。
そして、ハンドル80を押して台70と掃除機60を筐体20の内側に移動させると、外扉30に作用する付勢力により外扉30が回動して閉まり、台70の金属板84が筐体20のストッパ38に当たるので、この位置で内側への移動を終了させることができる。
【0041】
掃除機60は、台70を筐体20に収納した状態で、蓋22を開けて筐体20の上面から筐体20に収納して台70に載置したり、筐体20から取り出したりすることができる。
そして、筐体20の上端開口部32から外扉30の上部を手前に引いて外扉30を180度広げ、外扉30の金属板31と筐体20の側面の磁石製のホルダ39を接近させて磁力により外扉30を筐体20の側面に張り付けておくことができる。そして、外扉30が180度開いた状態では、外扉30の存在を意識せずに、ハンドル80を引いて台70を筐体20の外部に引き出して台70に掃除機60を載置することができ、掃除機60を載置した台70のハンドル80を押して、掃除機60と台70を筐体20の側面から筐体20に収納することができる。そして、掃除機60を載置した台70のハンドル80を引いて、掃除機60と台70を筐体20の側面から筐体20の外部に引き出して、筐体20の外部で台70から掃除機60を下ろすことができる。
そして、台70は、掃除機60を下ろした状態で、筐体20の途中の位置まで引き出し、内壁78を支持棒79を軸に回転させて側面開口部28を通過できる向きに変えることにより、筐体20の側面から筐体20の外部へ取り出すことができる。
【0042】
[実施例1の効果]
実施例1の除埃器10によれば、掃除機60を台70に載置して筐体20に収納した状態で掃除機60の吸引具62の開口部64を台70の掃除機用吸引口76に接合させておくことにより、掃除機60の吸引具62の開口部64が台通風路72の台開口部74から除埃用通風路40を経て筐体20の通風路用開口部26で開口する除埃用通風路40の吸引口42に連通する。そして、筐体20の上面開口部24より掃除機60が露出するため、掃除機60を筐体20に収納した状態で掃除機60を作動させるための操作をすることができる。よって、接続などの準備作業をすることなく、除埃用通風路40の吸引口42にハンディワイパー等の掃除道具の払拭部を当てることにより、掃除道具に吸着した埃を掃除機60の吸引力を利用して除去することができる。また、掃除機60を載置して台70を筐体20の内部に収納した状態では、付勢された外扉30により側面開口部28が塞がれているため、掃除機60の側面が露出しないので外観がすっきりする。
【0043】
そして、台70に掃除機60を載置した状態で、ハンドル80を引いて台70を筐体20の外側に移動させると、掃除機60に押されて外扉30が回動して開き、台70を筐体20の側面下部の外側に引き出した状態では、掃除機60の吸引具62の開口部64が台通風路72を経て台開口部74で筐体20の内部に開口すると共に、筐体20の側面開口部28が台70に取り付けられた内壁78により内側から塞がれるので筐体20の側面の密閉性が保たれる。そこで、静電気クリーナー等の掃除道具の払拭部を筐体20の上面開口部24から筐体20の内部に挿入して振り動かせば、掃除道具から筐体20の内部に振り落とされた埃を掃除機60の吸引力を利用して除去することができる。
【0044】
そして、台70に掃除機60を載置した状態で、ハンドル80を押して台70を筐体20の内側に移動させると、外扉30に作用する付勢力により、外扉30が回動して閉まり、台70に掃除機60を載置して台70を筐体20の内部に収納した状態では、付勢された外扉30により側面開口部28が塞がれて、台通風路72の台開口部74が除埃用通風路40の内部開口部44と接合して、台70の掃除機用吸引口76から筐体20の通風路用開口部26で開口する除埃用通風路40の吸引口42に至る通風路が形成された状態に戻る。
よって、実施例1の除埃器10によれば、筐体20の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、筐体20の通風路用開口部26で開口する除埃用通風路40の吸引口42に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、台70に取り付けられたハンドル80を引いたり押したりすることによる、掃除機60が載置された台70の筐体20の外側への移動及び筐体20の内側への移動というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0045】
[実施例1の変形例]
実施例1の除埃器10では、掃除機60が外扉30を直接押して回転させる構成としたが、外扉30の内側にローラーを備え、掃除機60がローラーを介して外扉30を押す構成としても良い。ローラーを介することで、外扉30と掃除機60の摩擦を低減できるので、掃除機60を載置して台70を引き出すときの負荷を減らすことができ、掃除機60に擦り傷が付くのを防ぐことができる。
なお、実施例1では、側面開口部28を塞ぐ外扉30を備える構成としたが、外扉30は、掃除機60を筐体20に収納したときに外観をすっきりさせるための役割を担うものであって、埃を除去する上では必須ではないので、省略することもできる。外扉30を省略すれば、側面開口部28から筐体20の外側にはみ出す掃除機を台70に載置して使用することもできる。
【0046】
実施例1では掃除機60の開口部64と台70の掃除機用吸引口76を容易に接合するために台70の上面に掃除機60の吸引具62より少し大きな凹部77を設けたが、掃除機60の開口部64と台70の掃除機用吸引口76を容易に接合する方向はこれに限られない。掃除機60を安定して載置するために、台70の凹部77に吸引具62を固定する押さえ板やゴムバンド等の固定治具を設けてもよい。
【0047】
そして、台70の凹部77を掃除機60の吸引具62を余裕を持って収容できる広さ及び深さで形成し、掃除機用吸引口76を掃除機60の吸引具62の開口部64と交差する方向に長めに形成して、吸引具62を凹部77に収容後に凹部77を固い素材で作成した蓋で覆って密閉する構成としても良い。この構成では、掃除機用吸引口76と掃除機60の吸引具62の開口部64に接合する部分があれば、掃除機用吸引口76を含む凹部77全体が掃除機用の吸引口として働くので、この台70の凹部77に吸引具62を収容できる掃除機60であれば、吸引用の掃除機60として使用することができる。
また、蓋の代わりに、凹部77の上部に柔軟性のある素材で作製された筒状のカバーを備える構成とすれば、吸引具62が凹部77の上方にはみ出しても、カバーで吸引具62を包み込んでカバーの口を閉めることにより、掃除機用吸引口76を含む凹部77全体が掃除機用の吸引口として働く。
蓋や筒状のカバーを利用して吸引具62を収容した凹部77を密閉する構成は、掃除機60の吸引具62の開口部64の周囲の高さが一定せず、開口部64を台70の掃除機用吸引口76に接合させても開口部64の周囲に隙間が生じる場合にも有効である。
また、蓋や筒状のカバーを利用して吸引具62を包み込み密封できれば、台70の上面は凹部77を省略して平坦でもよい。
【0048】
実施例1の除埃器10では、掃除機60を筐体20に収納する構成のため、扱いやすさの点でスティックタイプの掃除機が一般的となるが、スティックタイプは吸引力がそれほど強くないものが多い。そこで、より強力な吸引力で除埃したいときは、掃除機60から吸引具62を取り外して吸引具62の開口部64を台70の掃除機用吸引口76に接合させ固定治具で台70に固定し、吸引具62と他の吸引力の強い掃除機の吸い込みパイプとを、継ぎ手パイプ等を経由して接続しても良い。
このように、掃除機を台70に載置しない構成としても、台70を筐体20の内外に移動させることは可能であり、台70の移動操作により、筐体20の内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、除埃用通風路40の吸引口42に掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、ワンタッチで切り換えることができる。
【0049】
実施例1の除埃器10にはコード式の掃除機も充電式の掃除機も使用できる。コード式の場合は、筐体20の上面開口部24からコードを引き出すこともできるし、外扉30を省略するか開放状態として、側面開口部28からコードを引き出すこともできる。
また、筐体20に電源用コードとコンセントの口を設置し、筐体20から掃除機に電気を供給する形式としても良い。その時は、電源用コードの途中に中間スイッチを設けて、中間スイッチを筐体20の上面または側面に配置して、中間スイッチで掃除機の電源のオン、オフができるようにしても良い。
また、充電式の掃除機を使用する場合は、台70に充電機能を持たせて充電機能付きの台としても良い。台70が充電機能を持っていれば、蓄電機能を持った掃除機60を筐体20に収納した状態で充電することができる。
【0050】
台70に取り付けたハンドル80は角度や長さを調節できる構成としても良い。また、ハンドル80の代わりに取っ手を付けても良く、指を掛けられる凹部を設けてもよい。
そして、台70の上面に側面開口部28を通過できるスタンドを追加して、スタンドで掃除機60を支える構成とすることもできる。
そして、台70の支持棒79を省略して、内壁78を台70に直接固定してもよい。このときは、ハンドル80の代わりに指を掛けられる凹部を台70の側面に設けるなど、台70が筐体20の内部に収まる構成とすることで、台70を筐体20の上面から筐体20に収納したり、取り出したりすることができる。
【実施例2】
【0051】
[実施例2の構成]
実施例1では、掃除機を除埃器の筐体の内部に収容できる構成を示したが、本発明では、掃除機を除埃器の外側で接続する構成とすることもできる。
図6に、本発明の実施例2の除埃器10aの外観図を示す。除埃器10aはハンディワイパーや静電気クリーナー等の掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体20aと、筐体20aの内部に設置される除埃用通風路40aとを備え、筐体20aは掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有している。
そして、筐体20aの上面は開閉可能な蓋22aで構成されており、筐体20aの上面の蓋22aには掃除道具の払拭部を筐体20aの内部に挿入することのできる上面開口部24aと、除埃用通風路40aを筐体20aの外部に開口させるための通風路用開口部26aが設けられている。
【0052】
筐体20aの側面には掃除機に接続できるパイプ部材90aが挿通されており、パイプ部材90aが本発明の吸引用部材に相当し、パイプ部材90aの中空部92aが本発明の吸引用通風路に相当する。
パイプ部材90aは軸方向への移動により筐体20aの内外への移動が可能な構成とされており、パイプ部材90aは筐体20aの外側の外周部94aに円筒状の外部リング96aを備えており、パイプ部材90aの中空部92aは筐体20aの側面の外側の外端開口部91aと筐体20aの側面の内側の内端開口部93a(
図7参照)で開口している。
【0053】
図7に、パイプ部材90aを筐体20aの内側に移動させた状態の除埃器10aの透視図を示す。そして、
図8に、パイプ部材90aを筐体20aの内側に移動させた状態でパイプ部材90aを非表示にした透視図を示す。
筐体20aの内部には筐体20aの底面に固定された除埃用通風路40aが設置されている。
図7では、形状の把握の便宜のために筐体20a及び除埃用通風路40aの側面の一部を透視表示している。そして、除埃用通風路40aは筐体20aの上面の蓋22aに設けられた通風路用開口部26aに開口する吸引口42aと筐体20aの内部に開口する内部開口部44aを備えている。
そして、パイプ部材90aは、筐体20aの側面の内側と除埃用通風路40aの間の外周部94aに円筒状の内部リング98aを備えている。
【0054】
除埃用通風路40aの内部開口部44aはパイプ部材90aを挿通することができる筐体20aの側面側の第1開口部46aと筐体20aの内側の第2開口部48aからなっている。そして、除埃用通風路40aの第2開口部48aの外側には、第2開口部48aを覆うことのできる矩形の遮蔽板50aが、上辺を軸に図示しない付勢された蝶番により除埃用通風路40aに取り付けられており、蝶番の付勢力は第2開口部48aを塞ぐ向きに働いている。なお、遮蔽板50aは第2開口部48aを覆うことができれば矩形に限られず丸形でもよい。
パイプ部材90aを筐体20aの内側方向に移動させると、パイプ部材90aの外周部94aが除埃用通風路40aの第1開口部46a及び第2開口部48aに挿通された状態となり、パイプ部材90aの内端開口部93aの側の先端で遮蔽板50aを押し開けてパイプ部材90aの中空部92aの内端開口部93aが筐体20aの内部に開口する。そして、パイプ部材90aの外部リング96aが筐体20aの外側の側面に当たった状態で、パイプ部材90aの筐体20aの内側方向への移動が止まる。
【0055】
図9に、パイプ部材90aを筐体20aの外側に移動させた状態の透視図を示す。
図9では、筐体20aの側面と除埃用通風路40aの側面を透視表示している。パイプ部材90aを筐体20aの外側方向に移動させると、パイプ部材90aの外周部94aが除埃用通風路40aの第1開口部46aのみに挿通された状態となり、パイプ部材90aの中空部92aの内端開口部93aが除埃用通風路40aに開口し、遮蔽板50aが付勢された蝶番により除埃用通風路40aに押しつけられ、除埃用通風路40aの第2開口部48aが遮蔽板50aで塞がれて、パイプ部材90aの中空部92aが除埃用通風路40aに連通する。そして、パイプ部材90aの内部リング98aが筐体20aの内側の側面に当たった状態で、パイプ部材90aの筐体20aの外側への移動が止まる。
遮蔽板50aは付勢されていない蝶番等により回転自在な状態で除埃用通風路40aに取り付けて、自重で垂直に垂れ下がって第2開口部48aを塞ぐ構成としても良い。
【0056】
[実施例2の効果]
実施例2の除埃器10aによれば、パイプ部材90aに掃除機を接続して、パイプ部材90aを筐体20aの内側方向に移動させると、パイプ部材90aの外周部94aが除埃用通風路40aの第1開口部46a及び第2開口部48aに挿通された状態となり、パイプ部材90aの内端開口部93a側の先端で遮蔽板50aを押し開けてパイプ部材90aの中空部92aの内端開口部93aが筐体20aの内部に開口する。よって、静電気クリーナー等の掃除道具の払拭部を筐体20aの上面開口部24aから筐体20aの内部に挿入して振り動かせば、掃除道具から筐体20aの内部に振り落とされた埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
【0057】
そして、パイプ部材90aに掃除機を接続した状態で、パイプ部材90aを筐体20aの外側方向に移動させると、パイプ部材90aの外周部94aが除埃用通風路40aの第1開口部46aのみに挿通された状態となる。そして、パイプ部材90aの中空部92aの内端開口部93aが除埃用通風路40aに開口し、除埃用通風路40aの第2開口部48aが遮蔽板50aで塞がれるので、パイプ部材90aの中空部92aが除埃用通風路40aに連通する。よって、筐体20aの通風路用開口部26aで開口する除埃用通風路40aの吸引口42aにハンディワイパー等の掃除道具の払拭部を当てることにより、掃除道具に吸着した埃を掃除機の吸引力を利用して除去することができる。
よって、実施例2の除埃器10aによれば、筐体20aの内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、除埃用通風路40aの吸引口42aに掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、パイプ部材90aの軸方向への移動操作というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【実施例3】
【0058】
[実施例3の構成]
図10、
図11を用いて、本発明の実施例3の除埃器10bについて説明する。除埃器10bは、筐体20bと筐体20bの内部に設置された除埃用通風路40bと筐体20bの側面に挿通されたパイプ部材90bとを備える。パイプ部材90bが本発明の吸引用部材に相当し、パイプ部材90bの中空部92bが本発明の吸引用通風路に相当する。
除埃器10bの筐体20bの構成は、実施例2の筐体20aと同様であるので、対応する符号を付して、説明は省略する。
パイプ部材90bは軸方向への移動により筐体20bの内外への移動が可能な構成とされている。そして、パイプ部材90bの中空部92bの筐体20bの外側の端部は開口した外端開口部91bとされ、中空部92bの筐体20bの内側の端部は外径がパイプ部材90bの外径よりも大きな円盤状の遮蔽部材97bで遮蔽され、パイプ部材90bの遮蔽部材97bに隣接する部位には外周部94bが中空部92bに達するまで切り欠かれた側面開口部95bが形成されている。そして、パイプ部材90bの筐体20bの外側の外周部94bに円筒状の外部リング96bを備えている。
そして、除埃用通風路40bは筐体20bの上面の蓋22bに設けられた通風路用開口部26bに開口する吸引口42bと筐体20bの内部に開口する内部開口部44bを備えており、内部開口部44bはパイプ部材90bを挿通することができる筐体20bの側面側の第1開口部46bと筐体20bの内側の第2開口部48bからなっている。
【0059】
そして、パイプ部材90bを筐体20bの内側方向に移動させると、パイプ部材90bの外周部94bが除埃用通風路40bの第1開口部46b及び第2開口部48bに挿通された状態となり、パイプ部材90bの側面開口部95bが筐体20bの内部に開口する。そして、パイプ部材90bの外部リング96bが筐体20bの外側の側面に当たった状態で、パイプ部材90bの筐体20bの内側方向への移動が止まる。
そして、パイプ部材90bを筐体20bの外側方向に移動させると、パイプ部材90bの側面開口部95bが除埃用通風路40bの第1開口部46bと第2開口部48bの間に移動して、パイプ部材90bの中空部92bが除埃用通風路40bに連通する。そして、パイプ部材90bの遮蔽部材97bが除埃用通風路40bの側面に当たった状態で、パイプ部材90bの筐体20bの外側への移動が止まる。
【0060】
[実施例3の効果]
実施例3の除埃器10bによれば、パイプ部材90bを筐体20bの内側方向に移動させると、パイプ部材90bの外周部94bが除埃用通風路40bの第1開口部46b及び第2開口部48bに挿通された状態となり、パイプ部材90bの側面開口部95bが筐体20bの内部に開口する。そして、パイプ部材90bを筐体20bの外側方向に移動させると、パイプ部材90bの側面開口部95bが除埃用通風路40bの第1開口部46bと第2開口部48bの間に移動して、パイプ部材90bの中空部92bが除埃用通風路40bに連通する。
よって、実施例3の除埃器10bによれば、筐体20bの内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、筐体20bの通風路用開口部26bで開口する除埃用通風路40bの吸引口42bに掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、パイプ部材90bの軸方向への移動操作というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【実施例4】
【0061】
[実施例4の構成]
上述の実施例1〜実施例3では、吸引用部材である台あるいはパイプ部材を操作することにより埃を除去する方式を切り換える構成について説明したが、本発明では、除埃用通風路を操作して埃を除去する方式を切り換えることもできる。
図12〜
図14を用いて、除埃用通風路を操作して埃を除去する方式を切り換えることができる除埃器10cについて説明する。
図12に、本発明の実施例4の除埃器10cの側面を透視表示した透視図を示す。除埃器10cはハンディワイパーや静電気クリーナー等の掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体20cと、筐体20cの内部に設置される除埃用通風路40cと、筐体20cの内部に設置され除埃用通風路40cを収納する筒状の通風路保持器100cとを備え、筐体20cは掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有している。
そして、筐体20cの上面は開閉可能な蓋22cで構成されており、蓋22cには掃除道具の払拭部を筐体20cの内部に挿入することのできる上面開口部24cと、除埃用通風路40cを筐体20cの外部に開口させるための通風路用開口部26cが設けられている。
筐体20cの側面には掃除機に接続できるパイプ部材90cが挿通されており、パイプ部材90cが本発明の吸引用部材に相当し、パイプ部材90cの中空部92cが本発明の吸引用通風路に相当する。
【0062】
図13は、
図12の状態の除埃器10cを、蓋22cを非表示とし通風路保持器100cと除埃用通風路40cを透視表示して、別角度から見た透視図である。
パイプ部材90cの中空部92cは、筐体20cの側面の外側の外端開口部91cと筐体20cの内側の内端開口部93cで開口しており、パイプ部材90cは、外部リング96cと内部リング98cで筐体20cの側面に固定されている。
通風路保持器100cは、パイプ部材90cの内端開口部93cに接続されるパイプ部材接続口102cと、筐体20cの内部に開口する側面開口部104cと、除埃用通風路40cを挿通することのできる上端開口部106cとを備えた断面が矩形の中空の部材であり、筐体20cの底部に固定されている。そして、幅の広い方の二つの側面の上端開口部106c直下が切り欠かれて半月状の突起保持部108cが形成されている。
除埃用通風路40cは、底部52cを有し、側面の内部開口部44cと、上端の吸引口42cで開口する断面が矩形の中空の部材であって弾力性を有し、通風路保持器100cの内部に挿通された状態で、上下に移動させることができる構成とされている。そして、除埃用通風路40cの幅の広い方の二つの側面の上方の外側に、断面が半円状で横方向に伸びた突起54cが形成されている。
【0063】
図12及び
図13では、除埃用通風路40cを上方に引き上げて除埃用通風路40cの突起54cが通風路保持器100cの突起保持部108cに掛かった状態となり、除埃用通風路40cはこの位置で留まることができる。この位置を上方位置と呼ぶ。
除埃用通風路40cが上方位置に在るときは、除埃用通風路40cの底部52cが通風路保持器100cのパイプ部材接続口102c及び側面開口部104cの上方となり、パイプ部材90cの中空部92cが、通風路保持器100cの除埃用通風路40cよりも下方の空間を経て筐体20cの内部に開口する。
そして、
図12の状態で、除埃用通風路40cの吸引口42cを下方に押して、除埃用通風路40cの底部52cが通風路保持器100cの底部に当たるまで、除埃用通風路40cを通風路保持器100cの中で下方に移動させることができる。そして、除埃用通風路40cの底部52cが通風路保持器100cの底部に当たった時には、吸引口42cが筐体20cの通風路用開口部26cの高さまで押し下げられており、除埃用通風路40cはこの位置で留まることができる。この位置を下方位置とよぶ。
【0064】
図14に、除埃用通風路40cが下方位置にあるときの除埃器10cの透視図を示す。除埃用通風路40cが下方位置にあるときは、
図14に示すとおり、除埃用通風路40cの内部開口部44cが通風路保持器100cのパイプ部材接続口102cと重なり、除埃用通風路40cの側面が通風路保持器100cの側面開口部104cを塞いで、パイプ部材90cの中空部92cの外端開口部91cが除埃用通風路40cを経て除埃用通風路40cの吸引口42に連通する。
そして、除埃用通風路40cを下方位置から上方位置に移動させるときは、筐体20cの通風路用開口部26cの半円状の切り欠き及び通風路保持器100cの突起保持部108cから露出するの除埃用通風路40cの上端部の側面をつまんで引き上げることができる。そして、除埃用通風路40cの突起54cが通風路保持器100cの突起保持部108cに掛かる位置まで引き上げられると、摩擦抵抗が急激に減少するので、引き上げを終了すればよい。
【0065】
[実施例4の効果]
実施例4の除埃器10cによれば、除埃用通風路40cを上方位置に移動させると、除埃用通風路40cの底部52cが通風路保持器100cのパイプ部材接続口102c及び側面開口部104cの上方となり、パイプ部材90cの中空部92cが、通風路保持器100cの除埃用通風路40cよりも下方の空間を経て筐体20cの内部に開口する。
そして、除埃用通風路40cを下方位置に移動させると、除埃用通風路40cの内部開口部44cが通風路保持器100cのパイプ部材接続口102cと重なり、除埃用通風路40cの側面が通風路保持器100cの側面開口部104cを塞いで、パイプ部材90cの中空部92cの外端開口部91cが除埃用通風路40cを経て除埃用通風路40cの吸引口42cに連通する。
よって、実施例4の除埃器10cによれば、筐体20cの内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、筐体20cの通風路用開口部26cで開口する除埃用通風路40cの吸引口42cに掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、除埃用通風路40cの上下方向への移動操作というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0066】
[実施例4の変形例]
実施例4の除埃器10cでは、下方位置で除埃用通風路40cの底部52cが通風路保持器100cの底部に当たる時に、除埃用通風路40cの吸引口42が筐体20cの通風路用開口部26cで開口する構成としたが、下方位置で除埃用通風路40cの底部52cが通風路保持器100cの底部に当たる時に、除埃用通風路40cの吸引口42cが筐体20cの通風路用開口部26cよりも上方に突出する構成としてもよい。
また、除埃器10cに、除埃用通風路40cの突起54cよりも上方に形成された別の突起が通風路保持器100cの突起保持部108cに掛かって除埃用通風路40cが留まることができる中間位置を設け、中間位置ではパイプ部材90cの中空部92cの外端開口部91cが除埃用通風路40cを経て筐体20cの通風路用開口部26cから上方に突出する除埃用通風路40cの吸引口42cに連通するようにしてもよい。この変形例では、吸引口42cによる除埃を、吸引口42cが筐体20cの上面で開口する構成と、吸引口42cが筐体20cの上面から突出する構成から選択することが出来る。
【実施例5】
【0067】
[実施例5の構成]
本発明では、通風路を切り換える為の専用の機器を使用して、埃を除去する方式を切り換えることもできる。
図15〜
図17を用いて、通風路切換器を操作して埃を除去する方式を切り換えることができる除埃器10dについて説明する。
図15に本発明の実施例5の除埃器10dの透視図を示す。除埃器10dはハンディワイパーや静電気クリーナー等の掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、掃除道具の払拭部を収容することのできる筐体20dと、筐体20dの内部に設置される除埃用通風路40dと、除埃用通風路40dの内部に収納される通風路切換器110dとを備え、筐体20dは掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有している。
そして、筐体20dの上面は開閉可能な蓋22dで構成されており、蓋22dには掃除道具の払拭部を筐体20dの内部に挿入することのできる上面開口部24dと、除埃用通風路40dを筐体20dの外部に開口させるための通風路用開口部26dが設けられている。
筐体20dの側面には掃除機に接続できるパイプ部材90dが挿通されており、パイプ部材90dが本発明の吸引用部材に相当し、パイプ部材90dの中空部92dが本発明の吸引用通風路に相当する。
【0068】
図16は、
図15の状態の除埃器10dを、蓋22dを非表示として、別角度から見た透視図である。
パイプ部材90dの中空部92dは、筐体20dの側面の外側の外端開口部91dと筐体20dの内側の内端開口部93dで開口しており、パイプ部材90dは、外部リング96dと内部リング98dで筐体20dの側面に固定されている。
除埃用通風路40dは底部52dが筐体20dの底面に固定された断面が矩形の中空の部材であって、筐体の内部で開口する内部開口部44dと筐体20dの通風路用開口部26dで開口する吸引口42dを備えている。そして、内部開口部44dは、パイプ部材90dの内端開口部93dに接続された第1開口部46dと、第1開口部46dと反対側の側面で筐体20dの内部に開口する第2開口部48dからなる。そして、除埃用通風路40dの第2開口部48dが形成された側面の上端が切り欠かれて半月状の突起保持部58dが形成されている。
【0069】
通風路切換器110dは略板状の部材であって、下部に除埃用通風路40dの中空の部分を塞ぐことができる直方体状の遮断部材112dを備え、板状の部分が除埃用通風路40dの第2開口部48dが形成された側面に面した状態で、除埃用通風路40dの中を上下に移動させることができる。そして、板状の部分の除埃用通風路40dの側の側面の上部に断面が半円状で横方向に伸びた突起117dが形成されており、板状の部分の除埃用通風路40d側の側面の先端に直方体状に保持部118dが形成されている。
【0070】
図15及び
図16は、通風路切換器110dを上方に引き上げて通風路切換器110dの突起117dが除埃用通風路40dの突起保持部58dに掛かった状態を示しており、通風路切換器110dはこの位置で留まることができる。この位置を上方位置と呼ぶ。
通風路切換器110dが上方位置に在るときは、
図16に示すとおり、通風路切換器110dの遮断部材112dが除埃用通風路40dの第1開口部46d及び第2開口部48dの上方となり、パイプ部材90dの中空部92dが、除埃用通風路40dの第1開口部46d及び第2開口部48dを経て筐体20dの内部に開口する。
そして、
図15の状態で、通風路切換器110dの板状の部分の先端を下方に押して、通風路切換器110dの遮断部材112dの底部が除埃用通風路40dの底部52dに当たるまで、通風路切換器110dを除埃用通風路40dの中で下方に移動させることができる。そして、通風路切換器110dの遮断部材112dの底部が除埃用通風路40dの底部52dに当たった時には、通風路切換器110dの板状の部分の先端が筐体20dの通風路用開口部26dの高さまで押し下げられており、通風路切換器110dはこの位置で留まることができる。この位置を下方位置と呼ぶ。
【0071】
図17に、通風路切換器110dが下方位置にあるときの除埃器10dの透視図を示す。通風路切換器110dが下方位置にあるときは、通風路切換器110dの遮断部材112dが除埃用通風路40dの第1開口部46dよりも下方となってパイプ部材90dの内端開口部93dが除埃用通風路40dの内部に開口し、通風路切換器110dの板状の部分が除埃用通風路40dの第2開口部48dを塞いで、パイプ部材90dの中空部92dの外端開口部91dが除埃用通風路40dの吸引口42dに連通する。
なお、通風路切換器110dが下方位置に有るときは、通風路切換器110dの保持部118dは除埃用通風路40dの突起保持部58dから側方に突出し、保持部118dは除埃用通風路40dとは干渉しない。
そして、通風路切換器110dを下方位置から上方位置へ移動させるときは、筐体20dの通風路用開口部26dの半円状の切り欠き及び除埃用通風路40dの突起保持部58dから露出する通風路切換器110dの保持部118dをつまんで引き上げることができる。そして、通風路切換器110dの突起117dが除埃用通風路40dの突起保持部58dに掛かる位置まで引き上げられると、摩擦抵抗が急激に減少するので、引き上げを終了すればよい。
【0072】
[実施例5の効果]
実施例5の除埃器10dによれば、通風路切換器110dを上方位置に移動させると、通風路切換器110dの遮断部材112dが除埃用通風路40dの第1開口部46d及び第2開口部48dの上方となり、パイプ部材90dの中空部92dが、除埃用通風路40dの第1開口部46d及び第2開口部48dを経て筐体20dの内部に開口する。
そして、通風路切換器110dを下方位置に移動させると、通風路切換器110dの遮断部材112dが除埃用通風路40dの第1開口部46dよりも下方となってパイプ部材90dの内端開口部93dが除埃用通風路40dの内部に開口する。そして、通風路切換器110dの板状の部分が除埃用通風路40dの第2開口部48dを塞いで、パイプ部材90dの中空部92dの外端開口部91dが除埃用通風路40dの吸引口42dに連通する。
よって、実施例5の除埃器10dによれば、筐体20dの内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、筐体20dの通風路用開口部26dで開口する除埃用通風路40dの吸引口42dに掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、通風路切換器110dの上下方向への移動操作というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【実施例6】
【0073】
[実施例6の構成]
実施例5では、除埃用通風路に収納する構成の通風路切換器を備えた除埃器10dについて説明したが、通風路切換器の構成は除埃用通風路に収納する構成に限られない。
図18、
図19を用いて、除埃器10dとは異なる構成の通風路切換器を備えた除埃器10eについて説明する。
除埃器10eはハンディワイパーや静電気クリーナー等の掃除道具に吸着した埃を除去する除埃器であって、掃除道具の払拭部を収納することのできる筐体20eと、筐体20eの内部に設置される除埃用通風路40eと、筐体20eの側面に挿通されたパイプ部材90eと、筐体20eの側面に挿通され、筐体20eの側面に対して内側方向及び外側方向に移動させることが可能な通風路切換器110eとを備えている。
図18は通風路切換器110eを筐体20eの内側方向に移動させた状態の除埃器10eの透視図であり、
図19は通風路切換器110eを筐体20eの外側方向に移動させた状態の除埃器10eの透視図である。
【0074】
筐体20eは掃除道具の払拭部を把持部の軸方向と交差する方向に振り動かすことができる大きさの内部空間を有し、筐体20eの上面は開閉可能な蓋22eで構成されており、蓋22eには掃除道具の払拭部を筐体20eの内部に挿入することのできる上面開口部24eと、除埃用通風路40eを筐体20eの外部に開口させるための通風路用開口部26eが設けられている。
パイプ部材90eは中空部92eを備えており、パイプ部材90eが本発明の吸引用部材に相当し、パイプ部材90eの中空部92eが本発明の吸引用通風路に相当する。パイプ部材90eの中空部92eは、筐体20eの側面の外側の外端開口部91eと筐体20eの内側の内端開口部93eで開口しており、パイプ部材90eは、外部リング96eと内部リング98eで筐体20eの側面に固定されている。
【0075】
筐体20eの内部には、除埃用通風路40eに密着させて補助通風路120eが配置されている。補助通風路120eは、底部が筐体20eの底面に固定された断面が矩形の中空の部材であって、上端開口部122eと除埃用通風路40eに面する側面開口部124eとを備えている。
除埃用通風路40eは底部が筐体20eの底面に固定された断面が矩形の中空の部材であって、筐体20eの内部で開口する内部開口部44eと筐体20eの通風路用開口部26eで開口する吸引口42eを備えている。そして、内部開口部44eは、パイプ部材90eの内端開口部93eに接続された第1開口部46eと、第1開口部46eと反対側の側面で補助通風路120eの側面開口部124eに接合する第2開口部48eからなっている。
なお、補助通風路120eを除埃用通風路40eと離して配置し、補助通風路120eの側面開口部124eと除埃用通風路40eの第2開口部48eをパイプで接続してもよい。
【0076】
通風路切換器110eは矩形の通風孔114eを備えた板状の部材であって、パイプ部材90eが挿通された位置よりも上方の筐体20eの側面に挿通され、除埃用通風路40eの側面に形成されたスリットを通過して、補助通風路120eの上端開口部122eに接する状態で配置されている。
そして、通風路切換器110eの筐体20eの外側の端部には、通風路切換器110eをつまみ易くするために板の厚みを厚くした保持部118eが形成されており、保持部118eは筐体20eの側面に挿通できない厚さを有している。そして、通風路切換器110eの筐体20eの内側の端部には下方に伸びる係止部119eが形成されている。
【0077】
そして、通風路切換器110eの保持部118eをつまんで保持部118eが筐体20eの側面に当たるまで筐体20eの内側方向に移動させると、通風路切換器110eの通風孔114eが補助通風路120eの上端開口部122eに重なる位置に移動して上端開口部122eが筐体20eの内部に開口する。そして、通風路切換器110eの板状の部分が除埃用通風路40eを上部と下部に遮断し、パイプ部材90eの中空部92eが除埃用通風路40eの下部及び補助通風路120eを経て筐体20eの内部に開口する。
そして、通風路切換器110eの保持部118eをつまんで通風路切換器110eの係止部119eが補助通風路120eの側面に当たるまで筐体20eの外側方向に移動させると、通風路切換器110eの通風孔114eが除埃用通風路40eの内側の中空の部分に移動して除埃用通風路40eの下部と上部が連通し、通風路切換器110eの板状の部分が補助通風路120eの上端開口部122eを遮蔽して、パイプ部材90eの中空部92eの外端開口部91eが除埃用通風路40eの吸引口42eに連通する。
【0078】
[実施例6の効果]
実施例6の除埃器10eによれば、通風路切換器110eを、保持部118eが筐体20eの側面に当たるまで筐体20eの内側方向に移動させると、補助通風路120eの上端開口部122eが筐体20eの内部に開口し、除埃用通風路40eが上部と下部に遮断されて、パイプ部材90eの中空部92eが除埃用通風路40eの下部及び補助通風路120eを経て筐体20eの内部に開口する。
そして、通風路切換器110eを、係止部119eが補助通風路120eの側面に当たるまで筐体20eの外側方向に移動させると、除埃用通風路40eの下部と上部が連通し、補助通風路120eの上端開口部122eが遮蔽されて、パイプ部材90eの中空部92eの外端開口部91eが除埃用通風路40eの吸引口42eに連通する。
よって、実施例6の除埃器10eによれば、筐体20eの内部で掃除道具を振って埃を除去する除去方式と、筐体20eの通風路用開口部26eで開口する除埃用通風路40eの吸引口42eに掃除道具を当てて埃を吸い取る除去方式を、通風路切換器110eの筐体20eの側面に対する内外方向への移動操作というワンタッチの操作で切り換えることができる。
【0079】
[他の変形例]
実施例2〜実施例6の除埃器では、筐体の内部に棒状の補助具を備える構成としても良い。掃除道具の払拭部を補助具に繰り返し打ち当てることで、払拭部に吸着した埃の離脱を促進させることができる。また、補助具を振動または回転する構成とすれば、払拭部を補助具に当てておくだけで、掃除道具の払拭部からの埃の離脱を促進させることができる。なお、実施例1の除埃器で、筐体の内部に棒状の補助具を備える構成とする場合は、補助具を使用するときは筐体の中央部に起こして使用し、補助具を使用しないときは筐体の側面沿いに収納できるようにして、掃除機の収納に支障がない構成とする。
上述の各実施例では通風路用開口部を筐体の上面に設けたが、通風路用開口部を筐体の側面に設けて、除埃用通風路の吸引口を筐体の側面で開口させることもできる。また、除埃用通風路が固定式のものであれば、除埃用通風路を分岐させて複数の吸引口を設けることもできる。
上述の各実施例では除埃用通風路は断面が矩形の中空の部材を用いているが、除埃用通風路を円筒状の部材とすることもできる。
その他、本発明に係る除埃器はその発明の思想の範囲で、各種の形態で実施できるものである。