(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記フォトルミネッセンス量子ドットの前記粒子は、赤色量子ドット粒子、緑色量子ドット粒子または青色量子ドット粒子であることを特徴とする請求項1または2に記載の感光性樹脂組成物。
前記フォトルミネッセンス量子ドットの前記粒子は、II−VI族半導体化合物;III−V族半導体化合物;IV−VI族半導体化合物;IV族元素またはこれを含む化合物;またはこれらの組合せで構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の感光性樹脂組成物。
前記酸化防止剤は、リン系、硫黄系及びフェノール系酸化防止剤からなる群から選択される少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の感光性樹脂組成物。
前記リン系酸化防止剤は、3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス、6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニルジトリデシル)ホスファイト、オクタデシルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−デシルオキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジイルビスホスホナイト、ビス[2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル及びホスホン酸からなる群から選択される1種以上であることを特徴とする請求項5に記載の感光性樹脂組成物。
前記硫黄系酸化防止剤は、2,2−ビス({[3−(ドデシルチオ)プロピオニル]オキシ}メチル)−1,3−プロパンジイル−ビス[3−(ドデシルチオ)プロピオネート]、2−メルカプトベンズイミダゾール、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)及び2−メルカプトベンズイミダゾールからなる群から選択される1種以上であることを特徴とする請求項5または6に記載の感光性樹脂組成物。
前記フェノール系酸化防止剤は、3,9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエトキシ]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、ペンタエリスリチル・テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3’, 5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−イソシアヌレート、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナムアミド)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−O−クレゾール、1,6−ヘキサンジオール−ビス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン及びテトラキス[メチレン−3−(3,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニルプロピオネート)]メタンからなる群から選択される1種以上であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の感光性樹脂組成物。
前記カラーフィルタは、赤色量子ドット粒子を含有した赤色パターン層、緑色量子ドット粒子を含有した緑色パターン層及び量子ドット粒子を含有しない透明パターン層を含むことを特徴とする請求項11に記載のカラーフィルタ。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明は、フォトルミネッセンス量子ドットの粒子、光重合性化合物、光重合開始剤、アルカリ可溶性樹脂、溶剤及び酸化防止剤を含み、前記酸化防止剤は、組成物の固形分総重量中0.1〜10重量%で含まれることで、発光特性の低下なしに量子効率を高めて、パターン形成性及び発光特性が改善されたカラーフィルタを製造することができる感光性樹脂組成物に関する。
【0029】
<感光性樹脂組成物>
本発明の感光性樹脂組成物は、フォトルミネッセンス量子ドットの粒子、光重合性化合物、光重合開始剤、アルカリ可溶性樹脂、溶剤及び組成物の固形分総重量中0.1〜10重量%で含まれる酸化防止剤を含む。
【0030】
フォトルミネッセンス量子ドットの粒子
本発明の感光性樹脂組成物は、フォトルミネッセンス量子ドットの粒子を含む。
【0031】
量子ドットとは、ナノサイズの半導体物質である。原子が分子を成して、分子は、クラスタという小さい分子の集合体を構成してナノ粒子を形成する。このようなナノ粒子が特に半導体特性を示しているとき、これを量子ドットと言う。
【0032】
量子ドットは、外部からエネルギーを受けて浮き立った状態に至ると、自体(自律)的に該当するエネルギーバンドギャップによるエネルギーを放出する。
【0033】
本発明の感光性樹脂組成物は、このようなフォトルミネッセンス量子ドットの粒子を含むことで、それから製造されたカラーフィルタは、光の照射によって発光(フォトルミネッセンス)できる。
【0034】
カラーフィルタを含む通常の画像表示装置では、白色光がカラーフィルタを透過してカラーが具現される。この過程で、光の一部がカラーフィルタに吸収されるので、光効率が低下される。しかし、本発明の感光性樹脂組成物で製造されたカラーフィルタを含む場合には、カラーフィルタが光源の光により自体発光するので、一層優れた光効率を具現することができる。
【0035】
また、色相を有した光が放出されることなので、色再現性がより優秀であり、フォトルミネッセンスにより全方向に光が放出されることで、視野角も改善できる。
【0036】
本発明による量子ドット粒子は、光による刺激によって発光できる量子ドット粒子であれば、特別に限定されず、例えば、II−VI族半導体化合物;III−V族半導体化合物;IV−VI族半導体化合物;IV族元素またはこれを含む化合物;及びこれらの組合せからなる群から選択されることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0037】
前記II−VI族半導体化合物は、CdS、CdSe、CdTe、ZnS、ZnSe、ZnTe、ZnO、HgS、HgSe、HgTe及びこれらの混合物からなる群から選択される二元化合物;CdSeS、CdSeTe、CdSTe、ZnSeS、ZnSeTe、ZnSTe、HgSeS、HgSeTe、HgSTe、CdZnS、CdZnSe、CdZnTe、CdHgS、CdHgSe、CdHgTe、HgZnS、HgZnSe、HgZnTe及びこれらの混合物からなる群から選択される三元化合物;及びCdZnSeS、CdZnSeTe、CdZnSTe、CdHgSeS、CdHgSeTe、CdHgSTe、HgZnSeS、HgZnSeTe、HgZnSTe及びこれらの混合物からなる群から選択される四元化合物からなる群から選択されることができる。前記III−V族半導体化合物は、GaN、GaP、GaAs、GaSb、AlN、AlP、AlAs、AlSb、InN、InP、InAs、InSb及びこれらの混合物からなる群から選択される二元化合物;GaNP、GaNAs、GaNSb、GaPAs、GaPSb、AlNP、AlNAs、AlNSb、AlPAs、AlPSb、InNP、InNAs、InNSb、InPAs、InPSb、GaAlNP及びこれらの混合物からなる群から選択される三元化合物;及びGaAlNAs、GaAlNSb、GaAlPAs、GaAlPSb、GaInNP、GaInNAs、GaInNSb、GaInPAs、GaInPSb、InAlNP、InAlNAs、InAlNSb、InAlPAs、InAlPSb及びこれらの混合物からなる群から選択される四元化合物からなる群から選択されることができる。前記IV−VI族半導体化合物は、SnS、SnSe、SnTe、PbS、PbSe、PbTe及びこれらの混合物からなる群から選択される二元化合物;SnSeS、SnSeTe、SnSTe、PbSeS、PbSeTe、PbSTe、SnPbS、SnPbSe、SnPbTe及びこれらの混合物からなる群から選択される三元化合物;及びSnPbSSe、SnPbSeTe、SnPbSTe及びこれらの混合物からなる群から選択される四元化合物からなる群から選択されることができる。前記IV族元素またはこれを含む化合物は、Si、Ge及びこれらの混合物からなる群から選択される元素化合物;及びSiC、SiGe及びこれらの混合物からなる群から選択される二元化合物からなる群から選択されることができる。
【0038】
量子ドット粒子は、均質の(homogeneous)単一構造;コア−シェル(core−shell)、勾配(gradient)構造などのような二重構造;またはこれらの混合構造であることができる。
【0039】
コア−シェル(core−shell)の二重構造において、各々のコア(core)とシェル(shell)を構成する物質は、前記言及された互いに相異なっている半導体化合物からなることができる。例えば、前記コアは、CdSe、CdS、ZnS、ZnSe、ZnTe、CdTe、CdSeTe、CdZnS、PbSe、AgInZnS、HgS、HgSe、HgTe、GaN、GaP、GaAs、InP、InAs及びZnOからなる群より選択された一つ以上の物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。前記シェルは、CdSe、ZnSe、ZnS、ZnTe、CdTe、PbS、TiO、SrSe及びHgSeからなる群より選択された一つ以上の物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0040】
通常のカラーフィルタの製造に使用される着色感光性樹脂組成物が色相の具現のために赤、緑、青の着色剤を含むように、フォトルミネッセンス量子ドットの粒子も赤色量子ドット粒子、緑色量子ドット粒子及び青色量子ドット粒子に分類されることができる。本発明による量子ドット粒子は、赤色量子ドット粒子、緑色量子ドット粒子または青色量子ドット粒子であることができる。
【0041】
本発明による量子ドット粒子の直径は、特別に限定されない。
【0042】
前記赤、緑及び青色の量子ドット粒子は、粒径によって分類されることができ、赤、緑、青の手順に粒径が小さくなる。具体的に、赤色量子ドット粒子は、粒径が、5nm以上〜10nm以下、緑色量子ドット粒子は、3nm超過〜5nm以下、青色量子ドット粒子は、1nm以上〜3nm以下であることができる。
【0043】
光の照射時に、赤色量子ドット粒子は、赤色光を放出し、緑色量子ドット粒子は、緑色光を放出し、青色量子ドット粒子は、青色光を放出する。
【0044】
量子ドット粒子は、湿式化学工程(wet chemical process)、有機金属化学蒸着工程または分子ビームエピタキシー工程により合成されることができる。湿式化学工程は、有機溶剤に前駆体物質を入れて粒子を成長させる方法である。結晶が成長される時、有機溶剤が自然に量子ドット結晶の表面に配位されて分散剤としての役目をして結晶の成長を調節するようになるので、有機金属化学蒸着(MOCVD:metal organic chemical vapor deposition)や分子ビームエピタキシー(MBE:molecular beam epitaxy)のような気相蒸着法より容易で安価の工程を通じてナノ粒子の成長を制御することができる。
【0045】
本発明による量子ドット粒子の含量は、特別に限定されず、例えば、感光性樹脂組成物の固形分総重量中、3〜80重量%、好ましくは、5〜70重量%で含まれることができる。含量が前記範囲内であれば、発光効率が高くて、画素パターンの形成が容易である。
【0046】
光重合性化合物
本発明による光重合性化合物は、後述する光重合開始剤の作用により重合することができる化合物として、単官能単量体、2官能単量体、その他の多官能単量体などを挙げることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0047】
前記単官能単量体の具体例としては、ノニルフェニルカルビトルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N−ビニルピロリドンなどを挙げることができる。
【0048】
前記2官能単量体の具体例としては、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイルオキシエチル)エーテル、3−エチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。
【0049】
その他の多官能単量体の具体例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシル化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エトキシル化ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、プロポキシル化ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートコハク酸モノエステルなどを挙げることができる。
【0050】
本発明による光重合性化合物の含量は、特別に限定されず、例えば、感光性樹脂組成物の固形分総重量中5〜70重量%、好ましくは、10〜60重量%で含まれることができる。前記範囲内で、画素パターンの形成が容易であり、パターンの剥離を防止することができる。
【0051】
光重合開始剤
本発明による光重合開始剤は、特別に限定されず、例えば、トリアジン系化合物、アセトフェノン系化合物、ビイミダゾール系化合物、オキシム系化合物などを挙げることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0052】
トリアジン系化合物の種類は、特別に限定されず、具体的には、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシナフチル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−ピペロニル−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシスチリル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(フラン−2−イル)エテニル]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル]−1,3,5−トリアジンなどを挙げることができる。
【0053】
前記アセトフェノン系化合物の種類は、特別に限定されず、具体的には、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケータル、2−ヒドロキシ−1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパン−1−オンのオリゴマーなどを挙げることができる。
【0054】
また、下記化学式1で表示される化合物を挙げることができる。
【0056】
前記式中、R
1〜R
4は、各々独立的に水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜12のアルキル基で置換されるか非置換されたフェニル基、炭素数1〜12のアルキル基で置換されるか非置換されたベンジル基、または炭素数1〜12のアルキル基で置換されるか非置換されたナフチル基を示す。
【0057】
前記化学式1で表示される化合物の種類は、特別に限定されず、具体的には、2−メチル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)エタン−1−オン、2−エチル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)エタン−1−オン、2−プロピル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)エタン−1−オン、2−ブチル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)エタン−1−オン、2−メチル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)プロパン−1−オン、2−メチル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−エチル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)プロパン−1−オン、2−エチル−2−アミノ(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−メチル−2−メチルアミノ(4−モルホリノフェニル)プロパン−1−オン、2−メチル−2−ジメチルアミノ(4−モルホリノフェニル)プロパン−1−オン、2−メチル−2−ジメチルアミノ(4−モルホリノフェニル)プロパン−1−オンなどを挙げることができる。
【0058】
前記ビイミダゾール系化合物の種類は、特別に限定されず、具体的には、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2,3−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(アルコキシフェニル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(トリアルコキシフェニル)ビイミダゾール、4,4’,5,5’位置のフェニル基がカルボアルコキシ基によって置換されているイミダゾール化合物などを挙げることができる。このうち、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2,3−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾールが好ましい。
【0059】
前記オキシム系化合物の種類は、特別に限定されず、具体的には、下記化学式2、化学式3及び化学式4で表示される化合物を挙げることができる。
【0063】
市販品としては、BASF社のIrgaqure−907などを挙げることができる。
【0064】
また、本発明の感光性樹脂組成物は、本発明の目的を害しない範囲内において、当分野で通常使用されるその他の光重合開始剤などをさらに併用することができ、具体的には、ベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合物、アントラセン系化合物などを挙げることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0065】
ベンゾイン系化合物としては、その種類は、特別に限定されず、具体的には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルなどを挙げることができる。
【0066】
ベンゾフェノン系化合物としては、その種類は、特別に限定されず、具体的には、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルスルフィド、3,3’,4,4’−テトラ(tert−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、4,4'−ジ(N,N'−ジメチルアミノ)−ベンゾフェノンなどを挙げることができる。
【0067】
チオキサントン系化合物としては、その種類は、特別に限定されず、具体的には、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどを挙げることができる。
【0068】
アントラセン系化合物としては、その種類は、特別に限定されず、具体的には、9,10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジエトキシアントラセンなどを挙げることができる。
【0069】
その他に、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、10−ブチル−2−クロロアクリドン、2−エチルアントラキノン、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、フェニルグリオキシル酸メチル、チタノセン化合物などをさらに例示することができる。
【0070】
本発明による光重合開始剤の含量は、特別に限定されず、例えば、感光性樹脂組成物の固形分総重量中、0.1〜20重量%、好ましくは、0.5〜15重量%で含まれることができる。前記範囲内で、自発性感光性樹脂組成物が高感度化されて画素部の強度が向上することができ、画素部表面での平滑性が改善され、微細画素パターンの形成が容易である。
【0071】
また、本発明の感光性樹脂組成物は、光重合開始補助剤をさらに含むことができる。この場合、組成物の感度効率性がより高くなり、前記組成物を使用して形成されるカラーフィルタの生産性が向上される。光重合開始補助剤の種類としては、当分野で一般的に用いられるものであれば、特別に限定されず、具体的には、アミン化合物、カルボン酸化合物などを挙げることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0072】
アミン化合物の具体例としては、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどの脂肪族アミン化合物、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通称、ミヒラーズケトン)、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンのような芳香族アミン化合物を挙げることができる。
【0073】
カルボン酸化合物の具体例としては、フェニルチオ酢酸、メチルフェニルチオ酢酸、エチルフェニルチオ酢酸、メチルエチルフェニルチオ酢酸、ジメチルフェニルチオ酢酸、メトキシフェニルチオ酢酸、ジメトキシフェニルチオ酢酸、クロロフェニルチオ酢酸、ジクロロフェニルチオ酢酸、N−フェニルグリシン、フェノキシ酢酸、ナフチルチオ酢酸、N−ナフチルグリシン、ナフトキシ酢酸などの芳香族ヘテロ酢酸類を挙げることができる。
【0074】
本発明による光重合開始補助剤の含量は、特別に限定されず、例えば、感光性樹脂組成物の固形分総重量中、0.1〜20重量%、好ましくは、1〜10重量%で含まれることができる。前記範囲内で、組成物の感度効率性がより高くなり、前記組成物を使用して形成されるカラーフィルタの生産性が向上される。
【0075】
アルカリ可溶性樹脂
アルカリ可溶性樹脂は、カルボキシ基を有するエチレン性不飽和単量体を含んで重合される。これは、パターン形成時の現像処理工程で利用されるアルカリ現像液に対して可溶性を付与する成分である。
【0076】
カルボキシ基を有するエチレン性不飽和単量体は、特別に限定されず、例えば、アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸などのモノカルボン酸類;フマル酸、メサコン酸、イタコン酸などのジカルボン酸類及びこれらの無水物;ω−カルボキシポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレートなどの両末端にカルボキシ基と水酸基とを有するポリマーのモノ(メタ)アクリレート類などを挙げることができ、好ましくは、アクリル酸及びメタアクリル酸であることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0077】
本発明によるアルカリ可溶性樹脂は、前記単量体と共重合可能な少なくとも1種の他の単量体をさらに含んで重合されたものであることができる。例えば、スチレン、ビニルトルエン、メチルスチレン、p−クロロスチレン、o−メトキシスチレン、m−メトキシスチレン、p−メトキシスチレン、o−ビニルベンジルメチルエーテル、m−ビニルベンジルメチルエーテル、p−ビニルベンジルメチルエーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテルなどの芳香族ビニル化合物;N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−o−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−m−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−p−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−o−メチルフェニルマレイミド、N−m−メチルフェニルマレイミド、N−p−メチルフェニルマレイミド、N−o−メトキシフェニルマレイミド、N−m−メトキシフェニルマレイミド、N−p−メトキシフェニルマレイミドなどのN−置換マレイミド系化合物;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレイト類;シクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリシクロ[5.2.1.0
2,6]デカン−8−イル(メタ)アクリレート、2−ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレートなどの脂環族(メタ)アクリレート類;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなどのアリール(メタ)アクリレート類;3−(メタクリロイルオキシメチル)オキセタン、3−(メタクリロイルオキシメチル)−3−エチルオキセタン、3−(メタクリロイルオキシメチル)−2−トリフルオロメチルオキセタン、3−(メタクリロイルオキシメチル)−2−フェニルオキセタン、2−(メタクリロイルオキシメチル)オキセタン、2−(メタクリロイルオキシメチル)−4−トリフルオロメチルオキセタンなどの不飽和オキセタン化合物などを挙げることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0078】
本明細書で、(メタ)アクリレートは、アクリレートまたはメタクリレートを意味する。
【0079】
本発明によるアルカリ可溶性樹脂の含量は、特別に限定されず、例えば、感光性樹脂組成物の固形分総重量中、5〜80重量%、好ましくは、10〜70重量%で含まれることができる。前記範囲内で、現像液への溶解性が十分なのでパターン形成が容易であり、現像時に露光部の画素部分の膜減少が防止されて非画素部分の抜け落ち性が良好になる。
【0080】
溶剤
本発明による溶剤は、特別に限定されず、当分野で通常的に使用される有機溶剤であることができる。
【0081】
前記溶剤の具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルなどのエチレングリコールモノアルキルエーテル類;ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテート、メトキシペンチルアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類;ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類;3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類、γ−ブチロールラクトンなどの環状エステル類;などを挙げることができる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することができる。
【0082】
本発明による溶剤の含量は、特別に限定されず、例えば、感光性樹脂組成物の総重量中、60〜90重量%で含まれることができ、好ましくは、70〜85重量%で含まれることができる。前記溶剤の含量が前記範囲内である場合、塗布性が良好になる効果を提供する。
【0083】
酸化防止剤
フォトミネッセンス量子ドットの粒子を含む感光性樹脂組成物は、ハードベーク工程時に生成されたラジカルが量子ドットの表面酸化を誘発し、この場合、発光特性が低下される問題がある。
【0084】
さて、本発明は、酸化防止剤を特定範囲の含量で含むことで前記問題点を解決する。すなわち、本発明の感光性樹脂組成物は、発光強度及び発光強度の維持率がいずれも著しく優秀である。
【0085】
図1は、本発明の具現例と比較例の発光強度及び発光強度の維持率を比較した図である。
【0086】
本発明による酸化防止剤の含量は、感光性樹脂組成物の固形分総重量中、0.1〜10重量%で含まれる。酸化防止剤の含量が0.1重量%未満であれば、ハードベーク工程における消光現象を抑制しにくいし、10重量%を超過すれば、パターン剥離が発生する問題がある。
【0087】
酸化防止剤は、感光性樹脂組成物の固形分総重量中、0.5〜8重量%で含まれることが、カラー具現及びパターン形成の側面で好ましくて、1〜5重量%で含まれることがより好ましい。
【0088】
本発明で使用可能な酸化防止剤は、その種類が特別な限定されないが、好ましくは、リン系、硫黄系及びフェノール系酸化防止剤からなる群より選択された少なくとも一つを含むことができる。
【0089】
リン系酸化防止剤の種類は、特別に限定されず、具体的には、3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス、6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニルジトリデシル)ホスファイト、オクタデシルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−デシルオキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジイルビスホスホナイト、ビス[2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル及びホスホン酸などを挙げることができる。
【0090】
前記リン系酸化防止剤のうち、耐熱性及び耐熱変色防止の側面で、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス、3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン、及び6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピンなどが好ましい。
【0091】
リン系酸化防止剤の市販品としては、Irgafos 168(BASF社製)、Sumilizer GP(住友化学社製)などを挙げることができる。
【0092】
硫黄系酸化防止剤の種類は、特別に限定されず、具体的には、2,2−ビス({[3−(ドデシルチオ)プロピオニル]オキシ}メチル)−1,3−プロパンジイル−ビス[3−(ドデシルチオ)プロピオネート]、2−メルカプトベンズイミダゾール、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、2−メルカプトベンズイミダゾールなどを挙げることができる。
【0093】
前記硫黄系酸化防止剤のうち、耐熱性及び耐熱変色防止の側面で、2,2−ビス({3−(ドデシルチオ)プロピオニル}オキシ)メチル)1,3−プロパンジイル−ビス[3−(ドデシルチオ)プロピオネート]、2−メルカプトベンズイミダゾールなどが好ましい。
【0094】
硫黄系酸化防止剤の市販品としては、Irganox 1035(BASF社製)などを挙げることができる。
【0095】
フェノール系酸化防止剤の種類は、特別に限定されず、具体的には、3,9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエトキシ]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、ペンタエリスリチル・テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3’, 5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−イソシアヌレート、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナムアミド)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−O−クレゾール、1,6−ヘキサンジオール−ビス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン及びテトラキス[メチレン−3−(3,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニルプロピオネート)]メタンなどを挙げることができる。
【0096】
前記フェノール系酸化防止剤のうち、耐熱性及び耐熱変色防止の側面で、3,9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエトキシ]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ペンタエリスリチル・テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−イソシアヌレート、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナムアミド)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン及び2,4−ビス[(オクチルチオ)メチル]−O−クレゾールなどが好ましい。
【0097】
フェノール系酸化防止剤の市販品としては、Irganox 1010(BASF社製)、ADK STAB AO−80(ADEKA社製)などを挙げることができる。
【0098】
<カラーフィルタ>
また、本発明は、前記感光性樹脂組成物で製造されたカラーフィルタを提供する。
【0099】
本発明のカラーフィルタは、画像表示装置に適用される場合に、表示装置光源の光によって発光することで、より優れた光効率を具現することができる。また、色相を有した光が放出されるので、色再現性がより優秀であり、フォトルミネッセンスにより全方向に光が放出されるので、視野角が改善されて輝度特性が優秀である。
【0100】
カラーフィルタは、基板及び前記基板の上部に形成されたパターン層を含む。
【0101】
基板は、カラーフィルタ自体基板であるか、またはディスプレイ装置などにカラーフィルタが位置される部位であることができ、特別に限定されるものではない。前記基板は、ガラス、シリコン(Si)、シリコン酸化物(SiOx)または高分子基板であることができ、前記高分子基板は、ポリエーテルスルホン(PES:polyethersulfone)またはポリカーボネート(PC:polycarbonate)などであることができる。
【0102】
パターン層は、本発明の感光性樹脂組成物を含む層として、前記感光性樹脂組成物を塗布し、所定のパターンで露光、現像及び熱硬化して形成された層であることができる。
【0103】
前記感光性樹脂組成物で形成されたパターン層は、赤色量子ドット粒子を含んだ赤色パターン層、緑色量子ドット粒子を含んだ緑色パターン層及び青色量子ドット粒子を含んだ青色パターン層を備えることができる。光の照射時に、赤色パターン層は赤色光を放出し、緑色パターン層は緑色光を放出し、青色パターン層は青色光を放出する。
【0104】
このような場合に、画像表示装置への適用時の光源の放出光は、特別に限定されないが、より優秀な輝度及び色再現性の側面で、好ましくは、青色光を放出する光源を使用することができる。
【0105】
本発明の他の一具現例によれば、前記パターン層は、赤色パターン層、緑色パターン層及び量子ドット粒子を含まない透明パターン層を備える。この場合に、これを含む画像表示装置の光源では、青色光を放出する光源を使用することができる。この時、赤色パターン層は、赤色光を放出し、緑色パターン層は、緑色光を放出し、透明パターン層は、青色光がそのまま透過して青色を示す。
【0106】
前記のような基板及びパターン層を含むカラーフィルタは、各パターンの間に形成された隔壁をさらに含むことができ、ブラックマトリックスをさらに含んでもよい。また、カラーフィルタのパターン層の上部に形成された保護膜をさらに含むこともできる。
【0107】
<画像表示装置>
また、本発明は、前記カラーフィルタを含む画像表示装置を提供する。
【0108】
本発明のカラーフィルタは、通常の液晶表示装置だけではなく、電界発光表示装置、プラズマ表示装置、電界放出表示装置など各種画像表示装置に適用が可能である。
【0109】
本発明の画像表示装置は、赤色量子ドット粒子を含有した赤色パターン層、緑色量子ドット粒子を含有した緑色パターン層及び青色量子ドット粒子を含有した青色パターン層を含むカラーフィルタを備えることができる。この場合に、画像表示装置への適用時の光源の放出光は、特別に限定されないが、より優秀な色再現性の側面で、好ましくは、青色光を放出する光源を使用することができる。
【0110】
本発明の他の一具現例によれば、本発明の画像表示装置は、赤色パターン層、緑色パターン層及び量子ドット粒子を含まない透明パターン層を含むカラーフィルタを備えることができる。
【0111】
この時、光源としては、青色光を放出する光源を使用することができる。この場合に、赤色量子ドット粒子は、赤色光を放出し、緑色量子ドット粒子は、緑色光を放出し、透明パターン層は、青色光がそのまま透過して青色を示す。
【0112】
本発明の画像表示装置は、光効率が優秀なので高い輝度を示し、色再現性が優秀であり、広い視野角を有する。
【0113】
以下、本発明の理解を助けるために好ましい実施例を提示する。しかし、これは本発明の好ましい実施態様に過ぎず、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の明細書及び図面内容に基づいてなされた均等な変更および付加は、いずれも本発明の特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【0114】
製造例1.CdSe(コア)/ZnS(シェル)構造のフォトルミネッセンスの緑色量子ドット粒子A−1の合成
CdO(0.4mmol)と酢酸亜鉛(Zinc acetate)(4mmol)、オレイン酸(Oleic acid)(5.5mL)を1−オクタデセン(1−Octadecene)(20mL)と一緒に反応器に入れて、150℃に加熱して反応させた。以後、亜鉛にオレイン酸が置換されることで生成された酢酸を除去するために、前記反応物を100mTorrの真空下に20分間放置した。
【0115】
その後、310℃の熱を加えて透明な混合物を得た。その後、これを20分間310℃で維持した後、0.4mmolのSe粉末と2.3mmolのS粉末を3mLのトリオクチルホスフィン(trioctylphosphine)に溶解させたSe及びS溶液を、酢酸カドミウム(Cd(OAc)
2)及び酢酸亜鉛(Zn(OAc)
2)溶液が入っている反応器に速く注入した。
【0116】
これから得た混合物を310℃で5分間成長させた後、氷浴(ice bath)を利用して成長を中断させた。その後、エタノールで沈澱させて遠心分離機を利用して量子ドットを分離し、余分の不純物はクロロホルム(chloroform)とエタノールを利用して洗浄した。こうすることで、オレイン酸に安定化された、コア粒径とシェル厚さの和が3〜5nmである粒子が分布されたCdSe(コア)/ZnS(シェル)構造の量子ドット粒子(A)を得た。
【0117】
製造例2.アルカリ可溶性樹脂の合成
撹拌機、温度計還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えたフラスコを準備し、N−ベンジルマレイミド45重量部、メタクリル酸45重量部、トリサイクロデシルメタクリレート10重量部、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート4重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、PGMEA)40重量部を投入した。その後、撹拌混合してモノマー滴下ロートを準備し、n−ドデカンチオール6重量部、PGMEA24重量部を入れて撹拌混合して連鎖移動剤滴下ロートを準備した。以後、フラスコにPGMEA395重量部を導入し、フラスコ内の雰囲気を空気から窒素にした後、撹拌しながらフラスコの温度を90℃まで昇温した。
【0118】
その後、滴下ロートからモノマー及び連鎖移動剤の滴下を開始した。滴下は、90℃を維持しながら各々2時間の間進行し、1時間後に110℃に昇温して3時間維持した。その後、ガス導入管を導入させて、酸素/窒素=5/95(v/v)混合ガスのバブリングを開始した。その後、グリシジルメタクリレート10重量部、2,2‘−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)0.4重量部、トリエチルアミン0.8重量部をフラスコ内に投入して、110℃で8時間反応させた。その後、室温まで冷却しながら固形分29.1重量%、重量平均分子量32,000、酸価が114mgKOH/gであるアルカリ可溶性樹脂を得た。
【0119】
実施例及び比較例
(1) 感光性樹脂組成物の製造
下記表1に記載された組成(重量部)を添加し、固形分が20重量%になるように、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈した後、撹拌して感光性樹脂組成物を製造した。
【0121】
(2) カラーフィルタの製造
ガラス基板上に実施例及び比較例の感光性樹脂組成物をスピンコーティング法で塗布した後、加熱板上に置いて、100℃の温度で3分間維持して薄膜を形成した。前記薄膜上に、20mm×20mmの正四角形の透過パターンと、1〜100μmのライン/スペースパターンとを有する試験フォトマスクとを置いて、試験フォトマスクとの間隔を100μmにして紫外線を照射した。
【0122】
この時、紫外線の光源は、ウシオ電機社の超高圧水銀ランプ(USH−250D)を利用して、大気雰囲気下で、200mJ/cm
2の露光量(365nm)で光を照射し、光学フィルタは使わなかった。その後、前記薄膜をpH10.5のKOH水溶液に80秒間つけて現像した。
【0123】
蒸溜水で洗浄した後、窒素ガスを吹いて乾燥し、150℃のオーブンで10分間加熱してカラーフィルタを製造した。製造されたカラーパターンの厚さは、3.0μmであった。
【0124】
実験例
1.発光強度(Intensity)測定
前記実施例及び比較例の組成物で製造されたカラーフィルタにおいて、20mm×20mmのパターン部に365nmTube型4W UV照射機(VL−4LC、VILBERLOURMAT)で光を照射し、フォトルミネッセンスにより放出される波長(550nm)領域の光の強度(intensity)をスペクトラムメートル(Ocean Optics社)で測定し、下記表2及び
図1に示した。
【0125】
測定された光の強度が強いほど優秀なフォトルミネッセンス特性を発揮することと判断できる。
【0126】
発光強度の維持率と関連して、ハードベーク(Hard bake)を200℃で60分間進行し、ハードベーク前の発光強度と後の強度を各々測定し、発光効率が維持される水準を確認した。結果は、下記表2及び
図1に示した。
【0127】
2.パターン特性
パターン剥離の有無を確認するため、光学顕微鏡(ECLIPSE LV100POL)を利用して50倍率で拡大して測定した。結果は、下記表2のようである。
【0129】
前記表2を参考すれば、本発明の範囲に含まれる実施例が比較例1に比べて優秀な発光特性を有することを確認することができた。
【0130】
比較例1、2、3及び実施例1、6、7の結果を比較すると、酸化防止剤の量が増加するほど高い発光強度(intensity)を有し、発光強度がハードべーク後にも高く維持されることを確認することができた。
【0131】
比較例2及び比較例3を参考すれば、酸化防止剤の含量が0.1%未満の場合は、発光光度を維持する効果が不備であった。また、その含量が10%超過の場合には、発光光度は高く維持されるが、現像した以後に画素部パターン剥離を確認することができた。