(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示手段は、前記プラスイオン量、前記マイナスイオン量、及び前記イオン相関値の少なくとも何れかの大きさに対応付けられた色に色づけした状態で、前記プラスイオン量、前記マイナスイオン量、及び前記イオン相関値の少なくとも何れか、あるいはその周辺部を表示する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のイオン状況表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る実施の形態の例やその変更例が、適宜図面に基づいて説明される。尚、当該形態は、下記の例に限定されない。
【0009】
≪構成等≫
図1は本発明に係るイオン状況表示装置1のブロック図であって、イオン状況表示装置1は、複数のイオンセンサ2,2・・と、カメラ4と、演算手段6と、表示手段8と、操作入力手段9を有する。尚、イオンセンサ2は1個であっても良いし、カメラ4や演算手段6、表示手段8、入力手段9は複数設けられても良いし、カメラ4は省略されても良い。
【0010】
図2にも示される各イオンセンサ2は、プラスイオン量又はマイナスイオン量を測定可能なセンサであり、筒型の検知部10と、検知部10に付設された処理部12を備えている。
検知部10は、前後が開放された円筒状のカバー20と、カバー20内に配置された二重円筒状の電極部22と、ファン24を備えている。
電極部22は、前後が開放された円筒状の基準電極26と、その外方に配置されており前後が開放された円筒状である反対電極28を有する。尚、基準電極26より内方の前後面や、反対電極28より外方の前後面は、閉塞されていても良い。
処理部12は、MPU30及び通信手段32を備えており、電極部22及びファン24並びに図示されない電源と電気的に接続されている。MPU30は、基準電極26や反対電極28に印加する電圧や、ファン24の動作(オンオフ)や、通信手段32を制御し、基準電極26における抵抗値を随時把握可能である。尚、MPU30は、ファン24の風量を制御しても良い。
【0011】
MPU30は、イオンセンサ2の電源投入(あるいは測定開始指令の入力)があると、ファン24を作動させ、電極部22(基準電極26と反対電極28の間)において前方から後方への空気の流れを発生させる。そして、MPU30は、基準電極26と反対電極28に所定の電圧を印加し、基準電極26における抵抗値(の変化)を検出することにより、プラスイオン量やマイナスイオン量を測定する。
即ち、プラスイオン量(ここでは1ml(ミリリットル)当たりのプラスイオン数)を測定するイオンセンサ2において、MPU30は基準電極26にマイナスの電圧を印加して反対電極28にプラスの電圧を印加する。電極部22を流れる空気内のプラスイオンは、反対電極28に反発され、基準電極26に収集されて基準電極26の抵抗値を変化させる。この抵抗値あるいはその変化の量は、プラスイオンが多いほど大きく、抵抗値あるいはその変化の量とプラスイオンの量は相関関係にある。MPU30は、その相関関係をデータベース(関数でも良い)として記憶しており、把握した基準電極26の抵抗値あるいはその変化の量をプラスイオン量に変換することで、プラスイオン量を測定可能である。尚、1ml=1cc(
図6(b)参照)である。又、プラスイオン量は、所定時間(例えば10秒間)当たりのプラスイオン数であっても良いし、瞬間的に検出されたプラスイオン数であっても良いし、プラス電荷量密度であっても良い。
又、マイナスイオン量を測定するイオンセンサ2は、MPU30が、基準電極26にプラスの電圧を印加して反対電極28にマイナスの電圧を印加することで、プラスイオン量を測定するイオンセンサ2と同様に、マイナスイオン量を測定可能である。
イオンセンサ2は、粒径が1nm(ナノメートル)のオーダーである小イオンや、粒径が数nm〜10nmのオーダーである中イオンや、十数nmないし数十nm以上のオーダーである大イオンの何れのイオンも検知可能であって良いが、好ましくは、生態への影響が最も大きく視覚的に捉えることができない小イオンを検知対象とする。
尚、各イオンセンサ2は抵抗値を送信し、演算手段6が受信したその抵抗値を用いてイオン量を演算するようにしても良い。
【0012】
イオンセンサ2,2・・は、プラスイオン量を測定する1個のイオンセンサ2とマイナスイオン量を測定する1個のイオンセンサを一対として、ここでは9対(18個)設けられる。一対のイオンセンサ2,2は、順次(例えば1秒間等の所定間隔毎に)、プラスイオン量又はマイナスイオン量を測定して、自身の通信手段32から出力する。尚、イオンセンサ2は、通信手段32におけるイオン量出力指令の受信に基づいてイオン量を送信しても良い。又、イオン量出力指令は、プラスイオン量出力指令とマイナスイオン量出力指令に分けられても良い。更に、一対のイオンセンサ2,2に代えて、プラスイオン量を測定するプラスイオン測定部とマイナスイオン量を測定するマイナスイオン測定部を併有しあるいは切替可能に有している1個のイオンセンサ2において、プラスイオン量及びマイナスイオン量が測定されても良い。
一対のイオンセンサ2,2は、それぞれ、対象空間である1つの部屋の、1枚の壁における、壁に背を向けて部屋をみた場合の上部(天井隣接位置)左、上部中央、上部右、中央部左、中央部中央、中央部右、下部(床隣接位置)左、下部中央、下部右に配置されている。
各イオンセンサ2は、電極部22の前部を部屋の中央へ向けた状態で設置されている。
部屋には、1個以上のイオン発生装置G(ここでは1個のマイナスイオン発生装置)が設置されている。
一対のイオンセンサ2,2毎にそれぞれ識別情報が付されており、ここでは上部左から下部右にかけて順にCH(チャンネル)1〜CH9というチャンネル番号に係る識別情報が付されている。
所定のイオンセンサ2(ここではCH2のマイナスイオンに係るイオンセンサ2)は、温度センサ34及び湿度センサ36を備えており、イオン量に付随して、温度センサ34により得た室温及び湿度センサ36に得た湿度を測定し送信する。尚、イオンセンサ2は、室温出力指令や湿度出力指令により室温や湿度を送信しても良い。又、温度センサ34や湿度センサ36を有するイオンセンサ2は、CH2のマイナスイオンに係るイオンセンサ2以外であっても良いし、任意の複数のイオンセンサ2であっても良い。あるいは、温度センサ34や湿度センサ36は、省略されても良い。
【0013】
カメラ4は、撮像手段40と、通信手段42と、これらを制御するMPU44と、を備えている。
撮像手段40は、静止画である映像を取得する手段であり、例えばレンズと撮像素子と記憶手段の組合せである。尚、撮像手段40は、映像として動画あるいは静止画と動画の組合せを取得するものであっても良いし、記憶手段を備えないものであっても良い。
カメラ4は、撮像手段40が部屋の中央へ向かう状態で、各イオンセンサ2の設置される壁側に設置されており、各イオンセンサ2と向かい合う、部屋の大部分の映像を撮像する。尚、カメラ4は、部屋の隣接箇所に配置されたり、各イオンセンサ2とは異なる側に配置されたりしても良い。又、1台あるいは複数台のカメラ4により、部屋全体の映像が取得されるようにしても良い。
通信手段42は、撮像手段40で取得された映像を送信したり、カメラ4の電源のオンオフの指令や映像の出力の指令等を受信したりするものである。尚、通信手段42は、映像の出力のみを行い入力を受け付けないものであっても良い。
MPU44は、通信手段42において映像出力指令を受信すると、撮像手段40により映像を取得して、通信手段42から出力する。
【0014】
演算手段6は、ここではコンピュータであり、通信手段50と、各種の情報の格納手段52と、これらを制御するCPU54を備えている。
通信手段50は、各種の信号を送受信する手段であり、例えばUSBハブ、ネットワークアダプタ、あるいはこれらの組合せである。演算手段6は、通信手段50を介して、マイナスイオンを発生するイオン発生装置Gと接続されている。イオン発生装置Gは、対象空間の部屋若しくはその隣接箇所に設置されている。尚、イオン発生装置Gは、プラスイオン、あるいはマイナスイオンとプラスイオンの双方を発生しても良い。又、イオン発生装置Gは、複数設けられていても良い。
格納手段52は、プログラムやデータ等の各種の情報を記憶あるいは記録する手段であり、例えばハードディスク、揮発性又は不揮発性のメモリ、メモリディスク及びそのドライブ、あるいはこれらの組合せである。
格納手段52は、イオン状況表示プログラム60を格納しており、CPU54は、イオン状況表示プログラム60を実行することで、イオン状況の表示を行う。
【0015】
格納手段52は、
図3(a)にも示されるイオン量データベース62を格納している。イオン量データベース62は、時刻情報としての日時63と、受信室温64と、受信湿度65と、帯電状態66と、CH1受信プラスイオン量67a+〜CH9受信プラスイオン量67i+と、CH1受信マイナスイオン量67a−〜CH9受信マイナスイオン量67i−と、を対応付けたものである。以下、CH1受信プラスイオン量67a+〜CH9受信プラスイオン量67i+はまとめて受信プラスイオン量67+とされることがあり、CH1受信マイナスイオン量67a−〜CH9受信マイナスイオン量67i−はまとめて受信マイナスイオン量67−とされることがある。尚、イオン量データベース62は、プラスイオン量データベースとマイナスイオン量データベースに分けられても良い。又、日時63は、日付を含まず時刻のみ格納されても良いし、時刻に秒未満を加えたり秒を省略したりしても良い。
CPU54は、通信手段50を介して、各イオンセンサ2からプラスイオン量やマイナスイオン量を受信し、チャンネル毎に一時的に受信プラスイオン量や受信マイナスイオン量を積算する。そして、CPU54は、所定のタイミング(ここでは10秒間毎の所定更新間隔毎)で、その日時63と対応づけて、一時的に積算したチャンネル毎の受信プラスイオン量をイオン量データベース62のCH1受信プラスイオン量67a+〜CH9受信プラスイオン量67i+として格納し、一時的に積算したチャンネル毎の受信マイナスイオン量をイオン量データベース62のCH1受信マイナスイオン量67a−〜CH9受信プラスイオン量67i−として格納する。尚、CPU54は、イオン量の積算に代えて、イオン量の平均値を求めても良い。又、CPU54は、所定更新間隔である10秒間の都度イオン量を受信する等、所定のタイミングに合わせてイオンセンサからイオン量を受信し、イオン量の精算や平均化を行わないようにしても良い。更に、各イオンセンサ2がイオン量出力指令に基づいてイオン量を出力する場合に、CPU54は所定タイミングでイオン量出力指令を発しても良い。
【0016】
更に、CPU54は、通信手段50を介して、CH2のイオンセンサ2から室温や湿度を受信し、格納手段52における所定の格納領域において、最新のものを保存する。そして、CPU54は、上述の所定のタイミングで、その格納領域に格納されている受信室温64や受信湿度65をイオン量データベース62に格納し、その格納領域における室温や湿度をクリアする。尚、温度センサ34や湿度センサ36を備えたイオンセンサ2が接続されていない場合、即ち室温や湿度を受信していない場合、その格納領域に情報がないので、イオン量データベース62における受信室温64や受信湿度65は空欄(−1あるいはEmpty等)とする。尚、CH2のイオンセンサ2が室温出力指令等に基づいて室温等を出力する場合に、CPU54は所定のタイミングで室温出力指令等を発しても良い。
又、帯電状態66に関し、所定のタイミングでイオン発生装置Gが作動している(オンである)ことを把握したCPU54は、帯電状態66を正(True等)としてイオン量データベース62に格納し、所定タイミングで部屋のイオン発生装置Gが作動していない(オフである)ことを把握したCPU54は、帯電状態66を否(False等)としてイオン量データベース62に格納する。
尚、上述の所定のタイミング(所定更新間隔)は、操作入力手段9からの入力に基づいて変更可能にされても良い。又、CPU54は、イオン量データベース62において、所定個数を超えてプラスイオン量67+等を格納した場合に所定個数となるまで古いプラスイオン量67+等を消去したり、電源オフ時等の所定のタイミングでイオン量データベース62の一部あるいは全部を消去したりしても良い。
【0017】
又、格納手段52は、
図3(b)にも示される受信映像データベース70を格納している。受信映像データベース70は、カメラ4から受信した映像である対象空間映像としての受信映像71と、日時63を対応付けたものである。ここでは、受信映像データベース70において、受信映像71が映像ファイル名で示されている。
CPU54は、上述の所定のタイミングで、通信手段50を介してカメラ4に対し映像出力指令を発し、この指令に基づいてカメラ4から発せられた映像に対し、日時63を付して、格納手段52の受信映像データベース70に格納する。尚、イオン量データベース62と受信映像データベース70を一体化しても良い。又、カメラ4は、映像出力指令に基づいて映像を出力するのではなく、順次映像を送信しても良い。更に、CPU54は、受信映像データベース70において、所定個数を超えて受信映像71等を格納した場合に所定個数となるまで古い受信映像71等を消去したり、電源オフ時等の所定のタイミングで受信映像データベース70の一部あるいは全部を消去したりしても良い。加えて、プラスイオン量67+等の格納と受信映像71の格納は、別のタイミングで行われても良い。
【0018】
表示手段8は、各種の情報を表示する手段であり、例えばフラットディスプレイ、あるいはタッチパネルの入力検知膜体以外の部分である。
表示手段8は、表示する情報等を受信する通信手段80(例えば映像入力端子)と、表示体82と、これらを制御するMPU84を備えている。尚、通信手段80は、表示手段8の状態を示す信号等を出力可能であっても良い。
演算手段6のCPU54は、通信手段50,80を介して、表示手段8に対する各種の情報の表示指令を与えることが可能であり、表示手段8のMPU84は、その表示指令に基づき、表示体82において、イオン量ないしその演算結果の表示や、受信映像71ないしその加工映像の表示を行う。CPU54は、イオン量データベース62を参照してイオン量ないしその演算結果に関する表示指令を生成し、又受信映像データベース70を参照して受信映像71ないしその加工映像の表示指令を生成する。尚、表示手段8はMPU84を備えず、CPU54で生成された表示情報をそのまま表示体82において表示するものであっても良い。
【0019】
操作入力手段9は、ユーザの操作の入力を受け付けて伝達する手段であり、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、あるいはこれらの組合せである。
操作入力手段9は、操作の入力を受け付ける入力部90(例えばボタンやキー)と、入力部90における入力内容を送信する通信手段92(例えばUSB端子)を有している。
尚、操作入力手段9は、表示手段8と一体であっても良く、この場合、表示体82外の部分に付設されても良いし、タッチパネルの入力検知膜体のように表示体82と一体であっても良い。又、通信手段92は、操作入力手段9への指令を示す信号等を受信可能であっても良い。更に、操作入力手段9は、MPUを備えていても良い。加えて、イオンセンサ2、カメラ4、演算手段6、表示手段8、及び操作入力手段9の少なくとも何れか2個が一体であっても良い。
【0020】
≪動作等≫
イオン状況表示装置1の動作例が以下主に説明される。
演算手段6(イオン状況表示プログラム60を実行するCPU54)は、直近のイオン状況を表示するリアルタイム表示処理と、保存されたイオン状況を表示する保存データ表示処理を実行可能である。演算手段6は、まずリアルタイム表示処理を行う。尚、最初に実行される処理は、リアルタイム表示処理以外であっても良い。又、少なくとも何れか一つの処理が省略されても良いし、他の表示処理が追加されても良い。
【0021】
リアルタイム表示処理において、演算手段6のCPU54は、イオン量データベース62を参照し、最新の日時63に係る受信室温64等を取得する。
そして、演算手段6は、取得した受信室温64等を、そのままあるいは各種の演算を施したうえで、
図4〜
図5に示されるような画面の何れかを、表示手段8の表示体82において表示させる。演算手段6は、まず
図4(a)に示される画面(リアルタイム1ch画面)を表示させるが、他の画面を初期画面としても良い。
図4(a)において、表示体82には、イオン濃度ラベル100と、イオン濃度カラーバー102と、環境表示部104と、1個のチャンネル番号表示部106と、イオン状況表示部108と、ボタン表示部110が表示される。
ボタン表示部110には、1ch(1チャンネル)ボタン111と、3chボタン112と、6chボタン113と、9chボタン114と、履歴ボタン120と、第1チャンネル選択ボタン122と、第2チャンネル選択ボタン123と、帯電開始終了ボタン124と、記録開始ボタン126と、記録終了ボタン127が表示される。又、CPU54は、ボタン表示部110において、処理状態や画面の遷移等に応じ、ボタンの種類を変化させたり、ボタンを一時的に消去することが可能である。
【0022】
リアルタイム1ch画面に関し、CPU54は、日時63、並びに対応する受信室温64及び受信湿度65を、環境表示部104において表示させる。
又、CPU54は、現在選択されているイオンセンサ2,2に係るチャンネル番号を、チャンネル番号表示部106に表示させる。演算手段6は、操作入力手段9からチャンネル番号に関する選択入力を受けると、選択に係るチャンネル番号をその選択入力に応じ変更する。ここでは、CPU54は、第1チャンネル選択ボタン122に対する入力受付(ポインティングデバイスによるポイントのうえでの押下やタッチパネル入力検知膜体におけるボタン表示部分への入力等)毎に、選択に係るチャンネル番号を1つ減らし(但しCH1の場合は最大のチャンネル番号であるCH9とし)、第2チャンネル選択ボタン123に対する入力受付毎に、選択に係るチャンネル番号を1つ増やす(但しCH9の場合は最小のチャンネル番号であるCH1とする)。尚、初期のチャンネル番号はCH1であるが、他のものにされていても良い。
【0023】
更に、CPU54は、現在選択されているチャンネル番号に係るイオン量等に関する情報を、イオン状況表示部108において表示させる。
CPU54は、取得した受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−のうち、そのチャンネル番号に係るものを用いて、イオン相関値としてのマイナスイオンリッチ比やマイナスイオンリッチ比率を算出する。例えば、選択に係るチャンネル番号がCH1である場合、CH1マイナスイオンリッチ比は、次の式(1)で算出され、CH1マイナスイオンリッチ比率は、次の式(2)で算出される。ここで、|x|はxの絶対値を表す。又、CH1受信プラスイオン量67a+が0である場合、CH1マイナスイオンリッチ比率は無限大(∞)とする。尚、1つの式でマイナスイオンリッチ比率を算出しても良い。又、他のチャンネル番号に係るマイナスイオンリッチ比率の算出は、チャンネル番号CH1の場合と同様である。
CH1マイナスイオンリッチ比=
|CH1受信マイナスイオン量67a−|/|CH1受信プラスイオン量67a+| ・・(1)
CH1マイナスイオンリッチ比率[%]=
CH1マイナスイオンリッチ比×100 ・・(2)
【0024】
CPU54は、演算したマイナスイオンリッチ比率を、イオン状況表示部108の中央に表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130)。イオン濃度ラベル100は、イオン状況表示部108に表示される数値がマイナスイオンリッチ比率である旨を報知する表示である。尚、CPU54は、マイナスイオンリッチ比率に代えて、あるいはマイナスイオンリッチ比率と共に、マイナスイオンリッチ比を表示させても良い。
又、CPU54は、受信映像データベース70を参照し、最新の日時63に係る受信映像71を取得して、イオン状況表示部108に表示させる。このとき、CPU54は、マイナスイオンリッチ比率の値に応じ、受信映像71を加工したうえで表示させ、ここでその加工は、受信映像71に対するマイナスイオンリッチ比率の値に応じた色づけである。イオン状況表示部108では、イオン相関値であるマイナスイオンリッチ比率表示130の背景として受信映像71が表示され、受信映像71は、イオン相関値表示の周辺部となり、その周辺部として色づけ表示されるものである。尚、カメラ4が接続されていないこと等により、受信映像71が存在しない場合には、イオン状況表示部における108における受信映像71の表示を省略しても良く、この場合にイオン状況表示部108の背景に対して単色の色づけを行っても良いし、あるいは受信映像71に代わる所定の映像を適宜色づけして表示しても良い。又、受信映像71に代えて、あるいは受信映像71と共に、マイナスイオンリッチ比率表示130の一部若しくは全部を色づけしても良く、共に色づけする場合にマイナスイオンリッチ比率表示130と受信映像71の色ないし色づけ処理を互いに異なるものとしても良い。
CPU54は、マイナスイオンリッチ比率が0%以上25%未満であると濃い赤色で色づけし、25%以上50%未満であると比較的に薄い赤色で色づけし、50%以上100%未満であると更に薄い赤色で色づけし、100%以上200%未満であると色づけをせず、200%以上500%未満であると薄い青色で色づけし、500%以上1000%未満であると比較的に濃い青色で色づけし、1000%以上10000%未満であると更に濃い青色で色づけし、10000%以上であると一層濃い青色で色づけする。イオン濃度カラーバー102は、マイナスイオンリッチ比率と、それぞれの濃さにおける赤色,青色あるいは無色(加工無し)の対応関係を報知する表示である。尚、これらの色づけは、受信映像71の各画素の色データがRGB(赤緑青)値で表され、値が大きいほど濃い色が表される場合に、各画素のR値あるいはB値に対して所定値を加算するものであっても良い。又、色やその濃さは、他のものであっても良く、全ての段階で色づけされるようにしても良い。以下、色づけや色づけ処理においては、100%以上200%未満であるときのような加工無しの場合を適宜その一部に含むものとする。
【0025】
CPU54は、リアルタイム表示処理中に、1chボタン111への入力を受け付けた場合にも、リアルタイム1ch画面に係る表示を行う。
又、CPU54は、帯電開始終了ボタン124に対する入力を受け付けた場合、イオン発生装置Gに対してオンオフ切替の指令を発する。例えば、CPU54は、初期状態でオフであるイオン発生装置Gに対してオンの指令を発し、「帯電開始」とされていた帯電開始終了ボタン124内の表示を「帯電終了」とする。又、CPU54は、「帯電終了」と表示された帯電開始終了ボタン124への入力を受け付けると、イオン発生装置Gに対してオフの指令を発して、帯電開始終了ボタン124内の表示を「帯電終了」から「帯電開始」に変更する。尚、CPU54は、イオン量データベース62への帯電状態66の格納に関し、イオン発生装置Gと通信して帯電状態66を把握しても良いし、帯電開始終了ボタン124の状態により帯電状態66を把握しても良い。又、演算手段6がイオン発生装置Gと接続されていない場合等において、イオン発生装置Gへの指令をしない以外帯電開始終了ボタン124と同様に成る帯電状態指示ボタンにより、帯電状態66の切り替わりの入力が受け付けられても良い。
【0026】
CPU54は、リアルタイム表示処理中に3chボタン112への入力を受け付けた場合、
図4(b)に示されるような、互いにチャンネル番号の異なる3チャンネル分のイオンセンサ2,2に係るイオン量に関する画面(リアルタイム3ch画面)の表示を行う。
CPU54は、リアルタイム3ch画面の表示について、選択に係るチャンネル番号が3個であることを除き、リアルタイム1ch画面の表示と同様に処理する。
特に、CPU54は、選択に係るチャンネル番号を、3個のチャンネル番号表示部106a,106b,106cにおいて表示させる。
又、CPU54は、第1チャンネル選択ボタン122に対する入力受付毎に、選択に係るチャンネル番号をCH1,CH2,CH3からCH7,CH8,CH9、又CH4,CH5,CH6に変え、そしてCH1,CH2,CH3に戻るものとし、第2チャンネル選択ボタン123に対する入力受付毎に、CH1,CH2,CH3からCH4,CH5,CH6、又CH7,CH8,CH9に変え、そしてCH1,CH2,CH3に戻るものとする。尚、CPU54は、CH1,CH2,CH3からCH2,CH3,CH4、又CH3,CH4,CH5といったように、選択に係るチャンネル番号を変える処理を行っても良い。
更に、CPU54は、最新の日時63に係る受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−から、選択された各チャンネル番号のマイナスイオンリッチ比率を算出し、イオン状況表示部108に表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130)。例えば、選択に係るチャンネル番号がCH1,CH2,CH3である場合、その一対のイオンセンサ2,2の配置に応じ、CH1に係るマイナスイオンリッチ比率をイオン状況表示部108の左部108aに表示させ、CH2に係るマイナスイオンリッチ比率をイオン状況表示部108の中央部108bに表示させ、CH3に係るマイナスイオンリッチ比率をイオン状況表示部108の右部108cに表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130,130・・)。
加えて、CPU54は、受信映像71の左部,中央部,右部のそれぞれに対し、対応するチャンネル番号に係るマイナスイオンリッチ比率に応じた色づけを行って(加工無しの場合を除く)、加工処理後の受信映像71をイオン状況表示部108に表示させる。
【0027】
CPU54は、リアルタイム表示処理中に6chボタン113への入力を受け付けた場合、
図5(a)に示されるような、互いにチャンネル番号の異なる6チャンネル分のイオン量に関する画面(リアルタイム6ch画面)の表示を行う。
CPU54は、リアルタイム6ch画面の表示について、選択に係るチャンネル番号が6個であることを除き、リアルタイム1ch画面の表示やリアルタイム3ch画面の表示と同様に処理する。
即ち、CPU54は、選択に係るチャンネル番号を、6個のチャンネル番号表示部106a〜106fにおいて表示させる。
又、CPU54は、第1チャンネル選択ボタン122に対する入力受付毎に、選択に係るチャンネル番号をCH1〜CH6からCH3〜CH9に変え、又CH3〜CH9からCH6〜CH9及びCH1〜CH3に変え、更に元に戻るようにする。CPU54は、第2チャンネル選択ボタン123についても、変化を逆にして同様に処理する。
加えて、CPU54は、最新の日時63に係る受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−から、選択された各チャンネル番号のマイナスイオンリッチ比率を算出し、イオン状況表示部108に表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130,130・・)。イオン状況表示部108は、上左部108aA,上中央部108bA,上右部108cA,下左部108aB,下中央部108bB,下右部108cBを含んでおり、CPU52は、各部に対し、対応する受信映像71部分の色づけ処理や、対応するマイナスイオンリッチ比率の表示を行う。
【0028】
CPU54は、リアルタイム表示処理中に9chボタン114への入力を受け付けた場合、
図5(b)に示されるような、9チャンネル分のイオン量に関する画面(リアルタイム9ch画面)の表示を行う。
CPU54は、リアルタイム9ch画面の表示について、全9チャンネルについて同時に表示処理することを除き、リアルタイム1ch画面の表示やリアルタイム3ch画面の表示、あるいはリアルタイム6ch画面の表示と同様に処理する。
即ち、CPU54は、9個のチャンネル番号表示部106a〜106iにおいて表示させる。
又、CPU54は、第1チャンネル選択ボタン122や第2チャンネル選択ボタン123への入力を受け付けない。尚、それらの入力を受け付け、表示箇所が変化するようにしても良い。
更に、CPU54は、最新の日時63に係る受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−から、全てのチャンネル番号のマイナスイオンリッチ比率を算出し、イオン状況表示部108に表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130,130・・)。イオン状況表示部108は、上左部108a1,上中央部108b1,上右部108c1,中央左部108a2,中央部108b2,中央右部108c2,下左部108a3,下中央部108b3,下右部108c3を含んでおり、CPU52は、各部に対し、対応する受信映像71部分の色づけ処理や、対応するマイナスイオンリッチ比率の表示を行う。
【0029】
一方、CPU54は、リアルタイム表示処理中に履歴ボタン120に対する入力を受け付けると、
図6(a)に示されるような、イオン量の履歴に関する画面(リアルタイム履歴画面)の表示を行う。
CPU54は、イオン量データベース62を参照し、最新の日時63に係る順番を1番目とし、1番目の次に新しい日時63に係る順番を2番目とし、以下同様に順番を付した場合の1番目から9番目までの日時63や、その日時63に対応する受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−を参照する。9番目等における受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−がない場合、CPU54は、その順番における表示を行わない(空白を表示する)。
そして、CPU54は、第1チャンネル選択ボタン122や第2チャンネル選択ボタン123により選択されたチャンネル番号(初期に選択されているチャンネル番号は例えばCH1)における、1〜9番目の日時63に係るマイナスイオンリッチ比率をそれぞれ演算して表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130,130・・が時系列でなされる)。尚、履歴として表示されるマイナスイオンリッチ比率の数は、9個以外であっても良い。
リアルタイム履歴画面は、リアルタイム9ch表示画面と同様であるが、環境表示部104には日時63における日付及び選択されたチャンネル番号が表示され、チャンネル番号表示部106a〜106iに代えて日時63における時刻の表示と帯電状態66の表示を含む時刻表示部106A〜106Iが表示される。時刻表示部106A〜106Iにおいて、帯電状態66が「正」である場合には「帯電中」と表示され、帯電状態66が「否」である場合には「帯電停止」と表示される。尚、時刻表示部106A〜106Iにおいて、帯電状態66の表示は省略されても良い。又、リアルタイム履歴画面は、リアルタイム9ch表示画面とは異なるレイアウトであっても良い。
又、リアルタイム履歴画面では、9分割されたイオン状況表示部108の各分割部分において、対応する日時63に係るマイナスイオンリッチ比率が表示されると共に(マイナスイオンリッチ比率表示130,130・・)、対応する日時63に係る受信映像71の全体が色づけ処理のうえで表示される。右下部の分割部分が最新(1番目)の表示で、左上部の分割部分が9番目の表示となっているが、その逆等となっていても良い。
【0030】
他方、CPU54は、リアルタイム表示処理中に、記録開始ボタン126に対する入力を受け付けると、所定記録間隔(ここでは5分間)毎にイオン量データベース62の受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−を積算した保存データベース132の記録を開始する。保存データベース132は、イオン量データベース62と同様の内容となっている。ここでは、イオン量データベース62における1個の日時63とその対応要素(1項目)が10秒間に一度取得されるので、保存データベース132における1項目は、イオン量データベース62の30項目分である。尚、CPU54は、受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−の積算値に代えて、あるいはその積算値と共に、受信プラスイオン量67+や受信マイナスイオン量67−の平均値を、保存データベース132に格納しても良い。又、保存データベース132において、イオン量データベース62の1項目毎に算出したチャンネル番号毎のマイナスイオンリッチ比率の平均値が保存されても良い。更に、CPU54は、記録開始後に、表示手段8において記録中である旨を表示させても良い。
又、CPU54は、保存データベース132の最初の項目として、記録開始ボタン126への入力受付時(記録開始時)における、イオン量データベース62の最新の1項目(積算あるいは平均化されていないもの)を、記録初期状態として記録する。
【0031】
そして、CPU54は、記録中に、記録停止ボタン127への入力を受け付けると、保存データベース132への記録を停止すると共に、
図6(b)に示されるような、保存データベース132の内容を表示する画面(保存データ結果画面)の表示を行う(保存データ表示処理)。
CPU54は、保存データ結果画面として、イオン濃度ラベル100と、イオン濃度カラーバー102と、環境表示部104と、初期データ表示部140と、計測後データ表示部142と、初期保存データ表示部144と、計測後保存データ表示部146と、ボタン表示部110を表示させる。
CPU54は、ボタン表示部110において、リアルタイム表示処理における帯電開始終了ボタン124と記録開始ボタン126と記録終了ボタン127を表示させず、結果ボタン150と時刻スライドバー152と閉じるボタン154を表示させる。
【0032】
CPU54は、環境表示部104において、リアルタイム履歴画面と同様、日付及び選択されたチャンネル番号を表示させる。
CPU54は、初期データ表示部140において、保存データベース132の最初の項目(記録初期状態)における、選択されたチャンネル番号の受信プラスイオン量67+と受信マイナスイオン量67−を表示させる。
又、CPU54は、計測後データ表示部142において、保存データベース132の最初の項目(記録初期状態)を除いた全項目における、選択されたチャンネル番号の受信プラスイオン量67+の平均値と受信マイナスイオン量67−の平均値を表示させる。尚、CPU54は、計測後データ表示部142において、保存データベース132の一部の項目(最後の項目のみあるいはその項目と最後から2番目の項目等)における受信プラスイオン量67+(の平均値)と受信マイナスイオン量67−(の平均値)を表示させても良い。
【0033】
更に、CPU54は、初期保存データ表示部144において、保存データベース132の最初の項目における、選択されたチャンネル番号の受信プラスイオン量67+と受信マイナスイオン量67−から算出したマイナスイオンリッチ比率を表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130)。
又、CPU54は、計測後保存データ表示部146において、保存データベース132の全項目(最初の項目を除く)における、選択されたチャンネル番号の受信プラスイオン量67+の積算値と受信マイナスイオン量67−の積算値から算出したマイナスイオンリッチ比率を表示させる(マイナスイオンリッチ比率表示130)。
加えて、CPU54は、保存データベース132における最初の項目の日時に対応する受信映像71を、受信映像データベース70から取得し、初期保存データ表示部144から計測後保存データ表示部146にかけて表示させる。このとき、CPU54は、初期のマイナスイオンリッチ比率や、計測に係る通算のマイナスイオンリッチ比率に応じて、初期保存データ表示部144(受信映像71の左部)や、計測後保存データ表示部146(受信映像71の右部)を、色づけ処理する。尚、保存データベース132の各項目において、1個あるいは複数の受信映像71が日時63と対応付けて格納されても良く、格納される受信映像71は、対応する日時63内であれば、先頭の受信映像71や最後の受信映像71や中間の受信映像71等、何れのものであっても良い。
【0034】
一方、CPU54は、保存データ表示処理中に、1chボタン111への入力を受け付けると、リアルタイム1ch画面と同様である、保存データ1ch画面を表示させる。保存データ1ch画面における日時や室温、湿度、ないしマイナスイオンリッチ比率は、保存データベース132における指定された日時のものが表示される(初期値は例えば記録初期状態のもの)。この日時の指定は、時刻スライドバー152に対する入力によって行うことができ、ここでは記録初期状態の日時が、時刻スライドバー152のノブ156の最左方配置に対応し、記録停止直前の日時が、そのノブ156の最右方配置に対応して、そのノブ156に対するスライド入力によって、保存データベース132の範囲内における任意の日時の指定がなされる。
同様に、CPU54は、保存データ表示処理中に、3chボタン112への入力を受け付けると、リアルタイム3ch画面と同様である、保存データ3ch画面を表示させ、6chボタン113への入力を受け付けると、リアルタイム6ch画面と同様である、保存データ6ch画面を表示させ、9chボタン114への入力を受け付けると、リアルタイム9ch画面と同様である、保存データ9ch画面を表示させる。保存データ3ch画面,保存データ6ch画面,保存データ9ch画面における、日時や室温、湿度、ないしマイナスイオンリッチ比率は、保存データベース132における指定された日時のものが表示される。
又、CPU54は、保存データ表示処理中に、履歴ボタン120への入力を受け付けると、リアルタイム履歴画面と同様である、保存データ履歴画面を表示させる。保存データ履歴画面における、日時、帯電状態ないしマイナスイオンリッチ比率は、保存データベース132における指定された日時範囲のものが表示される。日時範囲も、時刻スライドバー152におけるノブ156のスライドによって指定可能である。保存データ履歴画面では、所定記録間隔(5分間)毎のマイナスイオンリッチ比率等の履歴が表示される。
【0035】
そして、CPU54は、結果ボタン150への入力に応じ、保存データ結果画面を表示させる処理に戻る。
又、CPU54は、閉じるボタン154への入力に応じ、リアルタイム表示処理に戻る。このとき、CPU54は、表示体82において、記録終了時の画面に戻るようにするが、リアルタイム表示処理の初期画面等の別の画面に戻るようにしても良い。
【0036】
≪作用効果等≫
以上のイオン状況表示装置1では、プラスイオン量及びマイナスイオン量を検知する9対のイオンセンサ2,2・・と、イオンセンサ2,2・・から、プラスイオン量及びマイナスイオン量を受信する演算手段6と、演算手段6に接続された表示手段8と、を有しており、演算手段6は、受信したプラスイオン量及びマイナスイオン量即ちCH1受信プラスイオン量67a+〜CH9受信プラスイオン量67i+及びCH1受信マイナスイオン量67a−〜CH9受信マイナスイオン量67i−を格納する格納手段52を備えていると共に、CH1受信プラスイオン量67a+〜CH9受信プラスイオン量67i+及びCH1受信マイナスイオン量67a−〜CH9受信マイナスイオン量67i−から、各チャンネル番号毎のマイナスイオンリッチ比率を演算可能であり、それらマイナスイオンリッチ比率は、チャンネル番号毎のCH1受信プラスイオン量67a+〜CH9受信プラスイオン量67i+とCH1受信マイナスイオン量67a−〜CH9受信マイナスイオン量67i−の比率(マイナスイオン比率)であり、表示手段8は、マイナスイオンリッチ比率を表示する(マイナスイオンリッチ比率表示130)。
よって、測定対象空間である部屋内のプラスイオンとマイナスイオンの関係の状況について明確に表示可能であるイオン状況表示装置1が提供される。
【0037】
又、演算手段6は、CH1受信プラスイオン量67a+〜CH9受信プラスイオン量67i+及びCH1受信マイナスイオン量67a−〜CH9受信マイナスイオン量67i−を、日時63と対応付けて複数格納手段52に格納し、表示手段8は、チャンネル番号毎のマイナスイオンリッチ比率を、日時63に基づいて時系列で表示する。よって、プラスイオンとマイナスイオンの関係の変化の状況について明確に表示可能であり、特に部屋が帯電状態となる前後(部屋におけるイオン発生装置Gの起動前後)における状況が一目で分かるようになってイオン発生装置Gの効果を分かり易く可視化可能である。
更に、一対のイオンセンサ2,2は、複数対配置されており(CH1〜CH9)、表示手段8は、複数対のイオンセンサ2,2・・におけるマイナスイオンリッチ比率を、リアルタイム3ch画面,リアルタイム6ch画面,リアルタイム9ch画面,保存データ3ch画面,保存データ6ch画面,保存データ9ch画面において同時に、又はリアルタイム1ch画面,保存データ1ch画面において切替えて表示する。よって、複数対のイオンセンサ2,2を部屋における異なる位置に配置して、部屋に対する広がりをもった状態でイオン量を把握してそれぞれのマイナスイオンリッチ比率表示を表示することができ、現在や過去における室内全体のイオンの状況について表示可能なイオン状況表示装置1を提供することができる。
【0038】
加えて、表示手段8は、マイナスイオンリッチ比率の大きさに対応付けられた色に色づけした状態で、マイナスイオンリッチ比率表示130の周辺部である受信映像71を表示する。よって、マイナスイオンリッチ比率の大きさが色づけ具合によって一目瞭然となる。
又、部屋の一部(イオンセンサ2,2を設置した壁の逆側部分)の映像である受信映像71を撮影するカメラ4を備えており、イオンセンサ2,2・・は、部屋に設置されており、表示手段8は、受信映像71を表示する。よって、測定対象空間である部屋の状況をイオン状況と共に報知可能であり、帰宅時に部屋内の人数が増加してマイナスイオンリッチ比率が減少し、その後イオン発生装置Gの作動や部屋内の人数の減少によりマイナスイオンリッチ比率が増加した、というような、部屋の状況と合わせたイオン状況を可視化することができる。
更に、演算手段6は、受信映像71を受信可能にカメラ4と接続されていると共に、受信映像71を、日時63と対応付けて複数格納手段52に格納し、表示手段8は、受信映像71を、日時52に基づいて時系列で表示する。よって、部屋の変化の状況と合わせてイオン状況を可視化することが可能となる。
【0039】
≪変更例等≫
上記の形態の一部を変更した変更例等が、以下説明される。
演算手段は、イオン相関値として、マイナスイオンリッチ比率に代えて、あるいはマイナスイオンリッチ比率と共に、マイナスイオンリッチ差を算出しても良い。ここで、マイナスイオンリッチ差は、チャンネル番号毎に算出され、CH1については次の式(3)で示され、他のチャンネル番号でも同様である。尚、マイナスイオンリッチ差は、マイナスイオン量からプラスイオン量を引いたものであっても良い。
CH1マイナスイオンリッチ差=
|CH1受信プラスイオン量67a+|−|CH1受信マイナスイオン量67a−| ・・(3)
【0040】
演算されたマイナスイオンリッチ差は、例えばマイナスイオンリッチ比率と同様に表示可能である。
図7は、その表示のリアルタイム履歴画面に係る模式図である。
図7では、背景(マイナスイオンリッチ差表示の周辺部)は、受信映像に代えて、マイナスイオンリッチ差の大きさに応じて色づけされた1色の静止画とされている。又、
図7では、所定更新間隔が12秒間となっている。
図7(a)は、リアルタイム履歴画面におけるイオン濃度ラベル及びイオン濃度カラーバーの模式図である。イオン濃度ラベルは、「プラスリッチ」,「マイナスリッチ」となっており、マイナスイオンリッチ差が表示されている旨報知している。又、イオン濃度カラーバーは、符号がプラスであるマイナスイオンリッチ差の絶対値が500以上である場合に最も薄い色(白色)となっており、その絶対値が小さくなるにつれて色が少しずつ濃くなり(白色〜薄灰色)、その絶対値が0以上50未満で灰色となり、符号がマイナスであるマイナスイオンリッチ差の絶対値が0を超えて50未満である場合に更に少し濃い灰色となり、その絶対値が大きくなるにつれて色が少しずつ濃くなり(濃灰色〜特濃灰色)、その絶対値が50以上である場合に最も濃い色(黒色)となっていることを示している。
図7(b),(c)は、リアルタイム履歴画面における時刻表示部ないしイオン状況表示部(マイナスイオンリッチ差表示部)の、イオン発生装置作動前(帯電前),作動後(帯電後)における模式図である。マイナスイオンリッチ差が、背景の各種の色づけと共に、時系列で表示されており、帯電前より帯電後において、マイナスイオン量がより豊富であり、部屋の各部においてマイナスイオンが優位である状況が、明確に可視化されている。
【0041】
又、マイナスイオンリッチ比率とマイナスイオンリッチ差は、併せて表示されても良いし、切替えて表示されても良い。切替える場合、表示切替ボタンを設置して、そのボタンへの入力を受け付ける度に、マイナスイオンリッチ比率表示とマイナスイオンリッチ差表示が切替えられても良いし、特定のタイミング毎(例えば5秒間毎)に切替えられても良い。
かような表示により、イオン状況について多様な側面から報知することが可能となる。
【0042】
更に、保存データ表示処理に係るマイナスイオンリッチ比率の初期値は、次のように算出されても良い。
即ち、下記[表1]に示されるように、初期値は、イオン状況表示装置が起動してからの任意時間におけるマイナスイオンリッチ比の平均の100倍として算出される。ここで、任意時間においては、CH1受信プラスイオン量やCH1受信マイナスイオン量等がn組受信され(データ数n,nは自然数)、任意時間の経過後に、保存データ表示処理の実行が開始されるものである。
何れのチャンネル番号でも同じであり、CH1について以下説明される。データ数が1である場合、CH1プラスイオン量をa
1とすると、CH1平均プラスイオン量はa
1である。又、データ数が2である場合、2番目のCH1プラスイオン量をa
2とすると、CH1平均プラスイオン量は(a
1+a
2)/2である。更に、データ数が3である場合、3番目のCH1プラスイオン量をa
3とすると、CH1平均プラスイオン量は(a
1+a
2+a
3)/3である。以下同様に、データ数がnである場合、n番目のCH1プラスイオン量をa
nとすると、CH1平均プラスイオン量はΣa
n/nであり、ここでΣa
nはa
k(k=1〜n)の総和である。同様にして、CH1平均マイナスイオン量は、n番目のCH1マイナスイオン量(絶対値)をb
nとしてΣb
n/nである。
そして、マイナスイオンリッチ比の初期値は、(Σb
n/n)/(Σa
n/n)によって算出され、マイナスイオンリッチ比率の初期値は、その100倍となる。
【0044】
又、イオン相関値として、次に代表してCH1について説明されるマイナスイオンリッチ比変動率が用いられても良い。
即ち、下記[表2]に示されるように、CH1マイナスイオンリッチ比変動率の表示開始指令後(例えばイオン発生装置の起動後や変動率測定開始ボタンへの入力受付後等)におけるCH1プラスイオン量やCH1マイナスイオン量のデータ数をN(自然数)とし、N番目のCH1プラスイオン量,CH1マイナスイオン量をA
N,B
Nとすると、データ数Nにおけるマイナスイオンリッチ比はB
N/A
Nであり、マイナスイオンリッチ比変動率は、上記初期値を用いて、(B
N/A
N)/初期値、即ち(B
N/A
N)/(Σb
n/n)/(Σa
n/n)となる。
例えば、初期値(Σb
n/n)/(Σa
n/n)が0.5である場合において、CH1マイナスイオンリッチ比変動率の表示開始指令後のデータ数が3であるときのCH1プラスイオン量A
Nが100個、CH1マイナスイオン量B
Nが300個であったとすると、B
N/A
Nは3となり、マイナスイオンリッチ比変動率は3/0.5=6となって、マイナスイオン量のプラスイオン量に対する比に関し6倍の変化が起こったことが示される。
尚、マイナスイオンリッチ比変動率は、上述の初期値を用いずに算出されても良く、例えば最新のマイナスイオンリッチ比に対する、所定個数前(例えば所定更新間隔における1個前)のマイナスイオンリッチ比の比として算出されても良い。
【0046】
更に、イオン相関値として、マイナスイオンリッチ差変動率が算出されても良い。マイナスイオンリッチ差変動率は、例えば、最新のマイナスイオンリッチ差を、所定更新間隔に係る1個前のマイナスイオンリッチ差で除して算出される。
同様に、イオン相関値として、プラスイオン量変動率や、マイナスイオン量変動率が算出されても良い。
又、イオン相関値として、マイナスイオンリッチ比率変動率が算出されても良い。マイナスイオンリッチ比率変動率は、マイナスイオンリッチ比変動率を100倍することで算出可能である。
【0047】
各種の変動率は、同時にあるいは切替により組み合わせて表示されても良いし、マイナスイオンリッチ比率やマイナスイオンリッチ差の少なくとも一方と、同時にあるいは切替により表示されても良い。
更に、各チャンネル番号に係るプラスイオン量やマイナスイオン量の少なくとも一方も、マイナスイオンリッチ比率,マイナスイオンリッチ差,マイナスイオンリッチ比変動率,マイナスイオンリッチ差変動率の少なくとも何れかと、同時にあるいは切替により表示されても良い。
要するに、イオン状況表示装置は、プラスイオン量、マイナスイオン量、各種のイオン相関値における、任意の組合せについて表示を行うことが可能である。