(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6768405
(24)【登録日】2020年9月25日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】有極リレー
(51)【国際特許分類】
H01H 50/16 20060101AFI20201005BHJP
H01H 50/36 20060101ALI20201005BHJP
H01H 50/18 20060101ALI20201005BHJP
【FI】
H01H50/16 S
H01H50/36 N
H01H50/18 W
H01H50/18 X
【請求項の数】7
【外国語出願】
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-160226(P2016-160226)
(22)【出願日】2016年8月17日
(65)【公開番号】特開2017-41444(P2017-41444A)
(43)【公開日】2017年2月23日
【審査請求日】2019年8月5日
(31)【優先権主張番号】201510507035.9
(32)【優先日】2015年8月18日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516247340
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス(シェンツェン)カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100130030
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 夕香子
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(74)【代理人】
【識別番号】100189360
【弁理士】
【氏名又は名称】緒方 昭典
(72)【発明者】
【氏名】ファン,グァンシェン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,シャオニン
【審査官】
関 信之
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭52−148344(JP,U)
【文献】
特開昭56−042305(JP,A)
【文献】
実開昭56−008039(JP,U)
【文献】
特開昭61−218032(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 50/16
H01H 50/18
H01H 50/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁ハウジングと、
前記絶縁ハウジング内に装着され、かつ1対の接極子(110、120)、前記1対の接極子(110、120)間に配置される磁石(130)、ならびに前記1対の接極子(110、120)および前記磁石(130)を1つに保持するプラスチック本体(140)を備える、接極子組立体(100)と、
前記絶縁ハウジング内に装着され、かつコイル(220)および前記コイル内に挿入される鉄心(210)を備えるコイル組立体(200)であって、前記鉄心(210)の一方の端部(210a)が前記1対の接極子(110、120)の第1の端部(110a、120a)間に延在し、このとき前記鉄心(210)の他方の端部(210b)が前記1対の接極子(110、120)の第2の端部(110b、120b)間に延在する、コイル組立体(200)と、
を備える有極リレーであって、
前記接極子組立体(100)は、前記接極子組立体(100)が第1の位置と第2の位置との間で回転可能となるように、前記絶縁ハウジング内に回転可能に装着され、
前記接極子組立体(100)が前記第1の位置および前記第2の位置の一方に配置されるとき、前記鉄心(210)の前記一方の端部(210a)は、前記1対の接極子(110、120)の一方の接極子(110)と接触しており、このとき前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)は、前記1対の接極子(110、120)からこれらの間の対応する間隙によって離間されており、したがってこれらと接触していないとともに、
前記接極子組立体(100)の前記プラスチック本体(140)には枢動穴が形成され、前記絶縁ハウジング上には枢動軸(150)が形成され、
前記枢動軸(150)は前記枢動穴内に組み付けられ、この結果、前記接極子組立体(100)は、前記枢動軸(150)を中心に前記第1の位置と前記第2の位置との間で回転可能となり、
前記枢動軸(150)は、前記絶縁ハウジングの底部表面に対して垂直となるように、かつ前記有極リレーの高さ方向に延在するように配置構成され、
前記枢動軸(150)および前記枢動穴は、前記接極子組立体(100)の幾何学中心に対して、前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)に向かって偏移されるように構成される、
有極リレー。
【請求項2】
前記1対の接極子(110、120)が、互いに平行にかつ互いに対面するように配置構成される、第1の接極子(110)および第2の接極子(120)を備え、
前記接極子組立体(100)が前記第1の位置に配置されるとき、前記鉄心(210)の前記一方の端部(210a)は、前記1対の接極子(110、120)の前記第1の接極子(110)と接触しており、このとき前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)は、前記1対の接極子(110、120)からこれらの間の対応する間隙によって離間されており、したがってこれらと接触しておらず、
前記接極子組立体が前記第2の位置に配置されるとき、前記鉄心(210)の前記一方の端部(210a)は、前記1対の接極子(110、120)の前記第1の接極子(110)と接触しており、このとき前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)は、前記1対の接極子(110、120)の前記第2の接極子(120)と接触している、
請求項1に記載の有極リレー。
【請求項3】
前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)の厚さは、前記鉄心(210)の前記一方の端部(210a)の厚さよりも小さく、この結果、前記接極子組立体(100)が前記第1の位置に配置されるとき、前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)は、前記1対の接極子(110、120)から前記これらの間の対応する間隙によって離間され、したがってこれらと接触しないように設けられる、
請求項2に記載の有極リレー。
【請求項4】
前記鉄心の前記他方の端部(210b)の側壁上に切欠き(211)が形成され、この結果、前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)は、前記接極子組立体(100)が前記第1の位置に配置されるとき、前記1対の接極子(110、120)から前記これらの間の対応する間隙によって離間され、したがってこれらと接触しないように設けられる、
請求項2に記載の有極リレー。
【請求項5】
前記有極リレーが単安定有極リレーとなるように選択される、
請求項1から4のいずれか一項に記載の有極リレー。
【請求項6】
前記コイル(220)が電力供給されていないとき、前記接極子組立体(100)は、前記磁石(130)によって生成される磁力の作用下で、前記第2の位置まで回転され、
前記コイル(220)が電力供給されているとき、前記接極子組立体(100)は、前記コイル(220)によって誘導される誘導磁力の作用下で、前記第1の位置まで回転される、
請求項1から5のいずれか一項に記載の有極リレー。
【請求項7】
前記接極子組立体(100)が前記第1の位置に配置されるとき、前記鉄心(210)の前記他方の端部(210b)の表面は、前記1対の接極子(110、120)の前記第2の端部の対面する表面から、前記これらの間の対応する間隙によって離間される、
請求項1から6のいずれか一項に記載の有極リレー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2015年8月18日に中国国家知識産権局に出願された、中国特許出願第201510507035.9号の利益を主張する。その開示の全体を、参照によって本明細書に組み込む。
【0002】
本発明の実施形態は有極リレーに関し、特に、単安定有極リレーに関する。
【背景技術】
【0003】
一般に、有極リレーは、絶縁ハウジングと、この絶縁ハウジング内に収容されるコイル組立体と、接極子組立体と、コンタクト組立体の複数の組と、を備える。コイル組立体は、コイルおよび鉄心を備える。先行技術では、コイルは通常、上から下への設置様式で、絶縁ハウジングの絶縁基部内に装着され、鉄心はコイル内に挿入される。
【0004】
今日、市販の有極リレーは通常、I字形状の磁気回路構成の形態で配置構成され、鉄心の一方の端部は支点として機能し、鉄心の他方の端部は、この支点を中心に枢動可能である。そのような磁気回路構成の場合、第1に、この磁気回路構成が単安定製品のために使用されるときは、接極子と鉄心との間に磁気絶縁板を設けるか、または、接極子と鉄心との間の接触層上に絶縁層を適用する必要がある。これは、結果的に生じる電磁力が急峻に高まるのを防止し、このことにより製品の正常な解放を保証するためであるが、このことはより高いコストにつながる。第2に、鉄心の移動中に支点の位置を変えることが可能であるが、結果として、リレー製品の動作の経路が非連続的になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述の不利益および/または欠点の少なくとも1つの側面を克服または緩和するために成された。
【0006】
本発明の1つの主要な目的は、とりわけ、製造コストを下げることができるだけでなく、動作を連続的に維持することもできる有極リレーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様によれば、絶縁ハウジングと、この絶縁ハウジング内に装着され、かつ1対の接極子、この1対の接極子間に配置される磁石、ならびに1対の接極子および磁石を1つに保持するプラスチック本体を備える、接極子組立体と、絶縁ハウジング内に装着されかつコイルおよびこのコイル内に挿入される鉄心を備えるコイル組立体と、を備える有極リレーが提供される。鉄心の一方の端部は、1対の接極子の第1の端部間に延在し、このとき鉄心の他方の端部は、1対の接極子の第2の端部間に延在する。接極子組立体は、接極子組立体が第1の位置と第2の位置との間で回転可能となるように、絶縁ハウジング内に回転可能に装着される。接極子組立体が第1の位置および第2の位置の一方に配置されるとき、鉄心の一方の端部は、1対の接極子の一方の接極子と接触しており、このとき鉄心の他方の端部は、1対の接極子からこれらの間の対応する間隙によって離間されており、したがってこれらと接触していない。
【0008】
本発明の例示の実施形態によれば、1対の接極子は、互いに平行にかつ互いに対面するように配置構成される、第1の接極子および第2の接極子を備える。接極子組立体が第1の位置に配置されるとき、鉄心の一方の端部は、1対の接極子の第1の接極子と接触しており、このとき鉄心の他方の端部は、1対の接極子からこれらの間の対応する間隙によって離間されており、したがってこれらと接触していない。接極子組立体が第2の位置に配置されるとき、鉄心の一方の端部は1対の接極子の第1の接極子と接触しており、このとき鉄心の他方の端部は、1対の接極子の第2の接極子と接触している。
【0009】
本発明の別の例示の実施形態によれば、鉄心の他方の端部の厚さは、鉄心の一方の端部の厚さよりも小さく、この結果、鉄心の他方の端部は、接極子組立体が第1の位置に配置されるとき、1対の接極子からこれらの間の対応する間隙によって離間され、したがってこれらと接触しないように設けられる。
【0010】
本発明の別の例示の実施形態によれば、鉄心の他方の端部の側壁上に切欠きが形成され、この結果、鉄心の他方の端部は、接極子組立体が第1の位置に配置されるとき、1対の接極子からこれらの間の対応する間隙によって離間され、したがってこれらと接触しないように設けられる。
【0011】
本発明の別の例示の実施形態によれば、接極子組立体のプラスチック本体には枢動穴が形成され、絶縁ハウジング上には枢動軸が形成される。枢動軸は枢動穴内に組み付けられ、この結果、接極子組立体は、枢動軸を中心に第1の位置と第2の位置との間で回転可能である。
【0012】
本発明の別の例示の実施形態によれば、枢動軸は、絶縁ハウジングの底部表面に対して垂直となるように、かつ有極リレーの高さ方向に延在するように、配置構成される。
【0013】
本発明の別の例示の実施形態によれば、枢動軸および枢動穴は、接極子組立体の幾何学中心に対して、鉄心の他方の端部に隣接するよう偏移されるように構成される。
【0014】
本発明の別の例示の実施形態によれば、有極リレーは、単安定有極リレーとなるように選択される。
【0015】
本発明の別の例示の実施形態によれば、コイルが電力供給されていないとき、接極子組立体は、磁石によって生成される磁力の作用下で、第2の位置まで回転される。また、コイルが電力供給されているとき、接極子組立体は、コイルによって誘導される誘導磁力の作用下で、第1の位置まで回転される。
【0016】
本発明の別の例示の実施形態によれば、鉄心の他方の端部の表面は、接極子組立体が第1の位置に配置されるとき、1対の接極子の第2の端部の対面する表面から、これらの間の対応する間隙によって離間されている。
【0017】
本発明の上記の様々な例示の実施形態では、コイルが電力供給されている閉じられた状態において、鉄心の一方の端部は接極子と接触しており、一方で、鉄心の他方の端部は、間隙によって接極子から離間しており、したがってこれと接触しておらず、この結果、結果的に生じる電磁力が有極リレーの閉じられる段の間に急峻に高まる可能性がなくなって、その正常な解放が保証される。したがって、接極子と鉄心との間に磁気絶縁板を設けるかまたは接極子と鉄心との間の接触層上に絶縁層を適用する必要がなく、このことはコストの低下につながる。
【0018】
さらに、本発明のいくつかの例示の実施形態では、接極子組立体は、鉛直な枢動軸を中心に回転可能であり、その移動中の支点のどのような切り替えも回避しており、接極子組立体の動作を安定させ、こうして製品の動作の進行の連続性を保証する。
【0019】
以下の添付の図面を参照して本発明の例示の実施形態について詳細に記載することにより、本発明の上記のおよび他の特徴および利点がより明らかになり、また本発明のより包括的な理解を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】接極子組立体およびコイル組立体のみが示されている、本発明の例示の実施形態による有極リレーの概略斜視図である。
【
図2】
図1に示すような接極子組立体の概略斜視図である。
【
図3】
図2に示すような接極子組立体の1対の接極子および磁石を示す図である。
【
図4】
図1に示すようなコイル組立体の概略斜視図である。
【
図5】コイルが電力供給されているときの、接極子組立体およびコイル組立体の概略斜視図である。
【
図6】
図5に示すような接極子組立体およびコイル組立体の上面図である。
【
図7】コイルが電力供給されていないときの、接極子組立体およびコイル組立体の概略斜視図である。
【
図8】
図7に示すような接極子組立体およびコイル組立体の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本開示の例示の実施形態について、以下で付属の図面を参照して詳細に記載する。これらの図面では、類似の参照符号は類似の要素を指す。ただし本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、したがって、付属の図面を考慮する本発明の実施形態の詳細な説明は、本明細書に提示される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなるように、および当業者に本開示の一般的概念を十分に伝えるように提供される。
【0022】
以下の詳細な説明では、説明の目的で、多数の具体的な詳細が、開示される実施形態の徹底的な理解をもたらすために提示される。ただし、1つまたは複数の実施形態を、これらの具体的な詳細無しに実行できることは明らかであろう。他の場合には、よく知られている構造およびデバイスは、図面を単純化するために概略的に示される。
【0023】
本発明の一般的技術概念によれば、絶縁ハウジングと、この絶縁ハウジング内に装着され、かつ1対の接極子、この1対の接極子間に配置される磁石、ならびに1対の接極子および磁石を1つに保持するプラスチック本体を備える、接極子組立体と、絶縁ハウジング内に装着されかつコイルおよびこの中に挿入される鉄心を備えるコイル組立体と、を備える有極リレーが提供される。鉄心の一方の端部は、1対の接極子のそれぞれの第1の端部間に挿置されるように延在し、このとき鉄心の他方の端部は、1対の接極子のそれぞれの第2の端部間に挿置されるように延在する。接極子組立体は、接極子組立体が第1の位置と第2の位置との間で回転可能となるように、絶縁ハウジング内に回転可能に装着される。接極子組立体が第1の位置および第2の位置の一方に配置される際、鉄心の一方の端部は、1対の接極子の一方の接極子と接触するように構成され、一方で、鉄心の他方の端部は、1対の接極子からこれらの間の対応する間隙によって離間され、したがってこれらと接触しないように構成される。
【0024】
図1は、接極子組立体100およびコイル組立体200のみが示されている、本発明の1つの例示の実施形態による有極リレーの概略斜視図を示す。
【0025】
本発明の例示の実施形態では、有極リレーが開示される。
図1に示すように、有極リレーは主として、絶縁ハウジング(図示せず)と、接極子組立体100と、コイル組立体200と、コンタクト組立体(同じく図示せず)と、を備える。接極子組立体100、コイル組立体200、およびコンタクト組立体は、絶縁ハウジング内に装着される。
【0026】
図2は、
図1に示すような接極子組立体100の概略斜視図を示す。また
図3は、1対の接極子110、120、および
図2に示すような接極子組立体100の磁石130を示す。
【0027】
図1、
図2、および
図3に示すように、ここで示す例示の実施形態では、接極子組立体100は、1対の接極子110、120、これらの1対の接極子110、120間に配置される磁石130、ならびに1対の接極子110、120および磁石130を1つに保持するように構築されるプラスチック本体140を備える。
図2および
図3に見ることができるように、1対の接極子110、120は、互いに平行にかつ互いに対面するように配置構成される、第1の接極子110および第2の接極子120を備える。
【0028】
図4は、
図1に示すようなコイル組立体200の概略斜視図を示す。
【0029】
図1および
図4に示すように、本発明の例示の実施形態では、コイル組立体200は、コイル220、およびコイル220を通過する鉄心210を備える。
【0030】
図1〜
図4に示すように、本発明の例示の実施形態では、鉄心210の一方の端部210aは、1対の接極子110、120のそれぞれの第1の端部110a、120a間に挿置されるように延在し、このとき鉄心210の他方の端部は、1対の接極子110、120のそれぞれの第2の端部110b、120b間に挿置されるように延在する。
【0031】
図1〜
図3に示すように、接極子組立体100のプラスチック本体140には、枢動穴が形成され、絶縁ハウジング上には、枢動軸150が形成される。枢動軸150は枢動穴内に組み付けられ、この結果、接極子組立体100は、枢動軸150を中心に第1の位置(すなわち
図5および
図6に示すような位置)と第2の位置(すなわち
図7および
図8に示すような位置)との間で回転可能となるように構成される。
【0032】
図5は、コイル220が電力供給されているときの、接極子組立体100およびコイル組立体200の概略斜視図を示す。また
図6は、
図5に示すような接極子組立体100およびコイル組立体200の上面図を示す。
【0033】
ここで示すような例示の実施形態では、有極リレーは、単安定有極リレーである。単安定有極リレーに関する限り、コイル220が電力供給されているとき、
図5および
図6に示すように、接極子組立体100は、コイル220によって誘導される誘導磁力の作用下で、第1の位置まで回転される。
【0034】
図5および
図6にも示すように、ここで示されるような例示の実施形態では、接極子組立体100が第1の位置に配置されるとき、すなわちコイル220が電力供給されているとき、鉄心210の一方の端部210aは、1対の接極子110、120の第2の接極子120の第1の端部120aと接触しており、このとき鉄心210の他方の端部210bは、1対の接極子110、120からこれらの間の対応する間隙によって離間されており、したがって1対の接極子110、120の第2の端部110b、120bのいずれの一方とも接触していない。
【0035】
図7は、コイル220が電力供給されていないときの接極子組立体100およびコイル組立体200の概略斜視図を示す。また
図8は、
図7に示すような接極子組立体100およびコイル組立体200の上面図を示す。
【0036】
示される単安定有極リレーに関する限り、コイル220が電力供給されていないとき、
図7および
図8に示すように、接極子組立体100は、磁石130によって生成される磁力の作用下で、第2の位置まで回転される。
【0037】
図7および
図8にも示すように、ここで示されるような例示の実施形態では、接極子組立体100が第2の位置に配置されるとき、すなわちコイル220が電力供給されていないとき、鉄心210の一方の端部210aは、1対の接極子110、120の第1の接極子110の第1の端部110aと接触するように構成され、このとき鉄心210の他方の端部210bは、1対の接極子110、120の第2の接極子120の第2の端部120bと接触している。
【0038】
図4、
図5、および
図6に示すように、本発明の例示の実施形態では、鉄心の他方の端部210bの側壁上に切欠き211が形成され、この結果、鉄心210の他方の端部210bは、接極子組立体100が第1の位置に配置されるとき、1対の接極子110、120からこれらの間の対応する間隙によって離間され、したがってこれらと接触しないように設けられる。
【0039】
本発明の別の例示の実施形態では、鉄心210の他方の端部210bの厚さは、鉄心210の一方の端部210aの厚さよりも小さく、この結果、鉄心210の他方の端部210bは、1対の接極子110、120からこれらの間の対応する間隙によって離間され、したがってこれらと接触しないように設けられる。
【0040】
本発明は、ここで示すような例示の実施形態に限定されず、接極子110、120の屈曲または切断によって、鉄心210の他方の端部210bと1対の接極子110、120との間に間隙を確立することも可能であることに留意すべきである。
【0041】
ここで示すような例示の実施形態では、
図5および
図7に示すように、枢動軸150は、絶縁ハウジングの底部表面に対して垂直となるように、かつ有極リレーの高さ方向に延在するように、配置構成される。
【0042】
ここで示すような例示の実施形態では、同じく
図5および
図7に示すように、枢動軸150および枢動穴は、接極子組立体100の幾何学中心に対して、鉄心210の他方の端部210bに向かって偏移されるように構成される。
【0043】
前述の実施形態では、接極子組立体100が第1の位置に配置されるとき、鉄心210の他方の端部210bの表面は、1対の接極子110、120の第2の端部の対面する表面から、これらの間の対応する空隙によって離間される。したがって、接極子と鉄心との間に磁気絶縁板を設けるかまたは接極子および鉄心上に絶縁層を適用することが不要であり、このことはコストの低下につながる。
【0044】
さらに、本発明のいくつかの例示の実施形態では、接極子組立体は、鉛直な枢動軸を中心に回転可能であり、鉄心の移動中の支点の位置の変化を回避しており、接極子組立体の動作を安定させ、こうして有極リレーの動作の進行の連続性を保証する。
【0045】
上記の実施形態は例示となることを意図しており、限定的であることを意図していないことが、当業者には理解されるであろう。たとえば、当業者は上記の実施形態に対して多くの修正を行うことができ、また、異なる実施形態において記載された様々な特徴を、構成または原理において矛盾することなく、互いに自由に組み合わせることができる。
【0046】
本開示は付属の図面を考慮して記載されているが、図面において開示される実施形態は、本発明の好ましい実施形態を代表的に例示することのみを意図しており、これを制限するものと見なされるべきではない。
【0047】
本発明の一般的概念のいくつかの例示の実施形態が示され記載されたが、これらの実施形態において、本開示の原理および精神から逸脱することなく、様々な変更または修正がなされ得ることが、当業者には理解されるであろう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびそれらの均等物において規定される。
【0048】
本明細書で使用される場合、単数形で記載され「a」または「an」の単語が前に付く要素は、前記の要素またはステップの複数形の除外について明示的に述べられていない限りは、これらを除外しないものとして理解されるべきである。さらに、本発明の「1つの実施形態」への参照は、記載された特徴を同じく組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限りは、特定の特性を有する1つの要素または複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有さないような追加の要素を含んでよい。