特許第6768501号(P6768501)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6768501薬物カセット、自動注入機、および自動注入機システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6768501
(24)【登録日】2020年9月25日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】薬物カセット、自動注入機、および自動注入機システム
(51)【国際特許分類】
   A61M 5/20 20060101AFI20201005BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20201005BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20201005BHJP
   A61K 45/06 20060101ALI20201005BHJP
   A61M 5/24 20060101ALI20201005BHJP
   A61M 5/46 20060101ALI20201005BHJP
【FI】
   A61M5/20
   A61M5/20 550
   A61K39/395 D
   A61K39/395 N
   A61K45/00
   A61K45/06
   A61M5/24 500
   A61M5/46
【請求項の数】11
【全頁数】57
(21)【出願番号】特願2016-502669(P2016-502669)
(86)(22)【出願日】2014年3月14日
(65)【公表番号】特表2016-518879(P2016-518879A)
(43)【公表日】2016年6月30日
(86)【国際出願番号】US2014027950
(87)【国際公開番号】WO2014143815
(87)【国際公開日】20140918
【審査請求日】2017年3月1日
【審判番号】不服2018-16194(P2018-16194/J1)
【審判請求日】2018年12月5日
(31)【優先権主張番号】61/800,000
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506313280
【氏名又は名称】アムゲン・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】アール・ポール・マウンス
(72)【発明者】
【氏名】クリントン・ジャド
(72)【発明者】
【氏名】スハス・クリシュナ
(72)【発明者】
【氏名】ニール・ディー・ジョンストン
(72)【発明者】
【氏名】ゴードン・ジョンストン
(72)【発明者】
【氏名】ジョルジオ・サルド
(72)【発明者】
【氏名】ガブリエレ・ガンツィッティ
(72)【発明者】
【氏名】ホン・ジュン・イェ
【合議体】
【審判長】 内藤 真徳
【審判官】 宮崎 基樹
【審判官】 井上 哲男
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/145685(WO,A1)
【文献】 特表2013−534163(JP,A)
【文献】 特開2008−269219(JP,A)
【文献】 特開2002−333851(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 5/20
A61M 5/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
注入機のためのカセットであって、
筐体と、
前記カセットについての情報を含むコードを定めるカセット識別構成(カセットID)であって、前記コードが、前記注入機によって検出可能および解読可能であり、前記カセットIDが、前記筐体に配置されるか、前記筐体内に埋め込まれるか、前記筐体内に収容される別体の構造体の表面もしくは内部に設けられるか、または、それらの任意の組み合わせである、カセット識別構成(カセットID)と、を備え、
前記カセットIDは、前記カセットが前記注入機内あるいは前記注入機上に置かれたとき、前記注入機の検出器の少なくとも1つの感知要素に接触するための接触システムを備え、
前記接触システムは、前記コードを提供する複数の位置を備え、前記複数の位置のそれぞれは、構造体を有するか、あるいは構造体を有しておらず、前記構造体は、2つ以上の異なる長さから選択される長さを有するタ、2つ以上の異なる深さから選択される深さを有する窪み、あるいはその組み合わせを備え、
前記コードは、少なくとも1つの前記タブの前記長さ、あるいは少なくとも1つの前記窪みの前記深さを含む、前記構造体によって、あるいは前記構造体の欠如によって少なくとも部分的に決定される、カセット。
【請求項2】
前記カセットIDが、前記カセットIDと前記注入機との間の接触を必要としない非接触システム、または、それらの任意の組み合わせを備える、請求項1に記載のカセット。
【請求項3】
前記接触システムはさらに、前記複数の位置と組み合わされた少なくとも1つの導電性ストリップを備え、かつ、
任意選択で、
(a)前記コードは、前記少なくとも1つの導電性ストリップ筐体位置によって少なくとも部分的に決定され、あるいは
(b)前記複数の位置と組み合わされた前記少なくとも1つの導電性ストリップの数が、少なくとも部分的に前記コードを決定する、請求項1に記載のカセット。
【請求項4】
前記構造体が、複数のタブ、複数の窪み、または、それらの組み合わせを備える、請求項3に記載のカセット。
【請求項5】
前記少なくとも1つの導電性ストリップが、真っ直ぐな経路または曲がった経路を形成し、前記コードが、前記少なくとも1つの導電性ストリップの各々の前記経路によって少なくとも部分的に決定される、請求項3に記載のカセット。
【請求項6】
前記非接触システムが、無線周波数(RF)を放つためのデバイス、電磁場(EMF)を放つためのデバイス、磁場(MF)を放つためのデバイス、機械読み取りが可能なデータの光学表現(ORD)を放つためのデバイス、または、それらの任意の組み合わせを備え、前記RF EMF、MF、ORD、または、それらの任意の組み合わせは、前記カセットが前記注入機の内部または表面に置かれるとき、前記注入機の検出器によって感知され、前記コードが、前記RF EMF、MF、ORD、または、それらの任意の組み合わせによって少なくとも部分的に決定される、請求項2に記載のカセット。
【請求項7】
薬物で治療のために充填されるか、または、あらかじめ充填される容器をさらに備える、請求項1に記載のカセット。
【請求項8】
前記情報が、カセットの種類を識別する情報、前記カセットの内容物を識別する情報、前記カセットがOEMカセットであるかどうかを識別する情報、前記カセットについての製造データを識別する情報、または、それらの任意の組み合わせを含み、前記カセットの内容物を識別する前記情報が、容器内の薬物の量および/または薬物特性を含み、かつ、前記情報は、前記注入機が、その運転パラメータを調節もしくは選択すること、あるいは、1つまたは複数の運転プログラムを選択することを可能にする、請求項1に記載のカセット。
【請求項9】
前記薬物が治療薬を含み、前記治療薬が、Epogen(登録商標)、Aranesp(登録商標)、Enbrel(登録商標)、Neulasta(登録商標)、Neupogen(登録商標)、Nplate(登録商標)、Vectibix(登録商標)、Sensipar(登録商標)、Xgeva(登録商標)、Prolia(登録商標)、IL-17受容体Aに対する抗体、アンジオポエチン2の拮抗薬、TNF遮断薬およびTNF阻害剤から成る群から選択される一つを含む、請求項7に記載のカセット。
【請求項10】
前記薬物が治療薬を含み、前記治療薬が、室温において、約19センチポアズの粘度を有する、請求項7に記載のカセット。
【請求項11】
前記薬物が治療薬を含み、前記治療薬が、室温において、約1センチポアズと約320センチポアズとの間の範囲である粘度を有する、請求項7に記載のカセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、注入のシステムおよび装置に関する。より詳細には、本開示は、自動注入機と、自動注入機と共に使用可能なカセットとを備え、注入の前後において、薬物容器の注入針を隠す自動注入機装置に関する。
【背景技術】
【0002】
充填済み皮下注射器は、それらが必要な用量の医薬製品で準備され得ると共に、注射器のストッパを単に前進させるだけで操作されるため、家庭での使用のために用いられ得る。使用される特定の薬剤の費用とは別に、充填済み注射器は経済的に製造され得る。
【0003】
それでもなお、充填済み注射器は欠点を有し得る。具体的には、多くの使用者は、露出された注入針によって怖いと感じさせられるか、または、注入を実施することが本質的にできないと感じるかのいずれかである。露出された針への嫌悪と共に、関連し得る健康上および安全上の問題のため、様々な種類の注入機および他のデバイスが、注入を実施する際に使用者を支援し、薬剤の信頼できる送達を確保し、患者の安全性を確保するために、針を使用者から隠すことと、注入の課題を自動化することとに向けて開発されてきた。以下の特許または特許出願、すなわち、米国特許第8,052,645号および第8,177,749号と、米国特許出願公開第2012/0101439号と、PCT公開WO 2012/145685号とを参照されたく、それらは各々、本明細書において、参照によりその全体において組み込まれている。
【0004】
典型的には、皮下注射器で薬物を患者へと注入するとき、3つの課題が、すなわち、1)患者への針の挿入、2)注射器から患者への薬物の注入、3)注入が完了された後の針の引き抜きが、実施され得る。各々の課題について、注射器への力の大きさおよび方向は、力を加える位置と共に、他の課題と異なる可能性がある。例えば、針の挿入は、非常に短い時間間隔の間、注射器に最小限の力を加えることを必要とし得る。一方、薬剤の注入は、注射器の押子にはるかにより大きな力を加えることを必要とし、この力は、比較的長い時間間隔の間、加えられる必要があり得る。さらに、針の引き抜きは、針の挿入と反対の方向に力を加えることを必要とし得る。これらおよび他の同様の検討事項は、注入過程が自動化されるとき、関連することになり得る。
【0005】
これらの機械的な検討事項に加えて、自動注入機の設計は、使いやすさの検討事項を必要とし得る。具体的には、注射器の注入針が、使用者の視界から操作可能に隠されることが望ましいとされ得る。好ましくは、この隠すことは、注入手順の前、間、および後に保たれる。さらに、注射器の操作が、注射器が注入のために適切に位置決めされているとき、および/または、適切な一連の動作が使用者によって実施されているときのみに限定されることが、望ましいとされ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第8,052,645号
【特許文献2】米国特許第8,177,749号
【特許文献3】米国特許出願公開第2012/0101439号
【特許文献4】WO 2012/145685
【特許文献5】米国特許第4,703,008号
【特許文献6】米国特許第5,441,868号
【特許文献7】米国特許第5,547,933号
【特許文献8】米国特許第5,618,698号
【特許文献9】米国特許第5,621,080号
【特許文献10】米国特許第5,756,349号
【特許文献11】米国特許第5,767,078号
【特許文献12】米国特許第5,773,569号
【特許文献13】米国特許第5,830,851号
【特許文献14】米国特許第5,856,298号
【特許文献15】米国特許第5,955,422号
【特許文献16】米国特許第5,986,047号
【特許文献17】米国特許第6,030,086号
【特許文献18】米国特許第6,310,078号
【特許文献19】米国特許第6,391,633号
【特許文献20】米国特許第6,583,272号
【特許文献21】米国特許第6,586,398号
【特許文献22】米国特許第6,900,292号
【特許文献23】米国特許第6,750,369号
【特許文献24】米国特許第7,030,226号
【特許文献25】米国特許第7,084,245号
【特許文献26】米国特許第7,271,689号
【特許文献27】米国特許出願公開第2002/0155998号
【特許文献28】米国特許出願公開第2003/0077753号
【特許文献29】米国特許出願公開第2003/0082749号
【特許文献30】米国特許出願公開第2003/0143202号
【特許文献31】米国特許出願公開第2003/0215444号
【特許文献32】米国特許出願公開第2004/0009902号
【特許文献33】米国特許出願公開第2004/0071694号
【特許文献34】米国特許出願公開第2004/0091961号
【特許文献35】米国特許出願公開第2004/0143857号
【特許文献36】米国特許出願公開第2004/0157293号
【特許文献37】米国特許出願公開第2004/0175379号
【特許文献38】米国特許出願公開第2004/0175824号
【特許文献39】米国特許出願公開第2004/0229318号
【特許文献40】米国特許出願公開第2004/0248815号
【特許文献41】米国特許出願公開第2004/0266690号
【特許文献42】米国特許出願公開第2005/0019914号
【特許文献43】米国特許出願公開第2005/0026834号
【特許文献44】米国特許出願公開第2005/0096461号
【特許文献45】米国特許出願公開第2005/0107297号
【特許文献46】米国特許出願公開第2005/0107591号
【特許文献47】米国特許出願公開第2005/0124045号
【特許文献48】米国特許出願公開第2005/0124564号
【特許文献49】米国特許出願公開第2005/0137329号
【特許文献50】米国特許出願公開第2005/0142642号
【特許文献51】米国特許出願公開第2005/0143292号
【特許文献52】米国特許出願公開第2005/0153879号
【特許文献53】米国特許出願公開第2005/0158822号
【特許文献54】米国特許出願公開第2005/0158832号
【特許文献55】米国特許出願公開第2005/0170457号
【特許文献56】米国特許出願公開第2005/0181359号
【特許文献57】米国特許出願公開第2005/0181482号
【特許文献58】米国特許出願公開第2005/0192211号
【特許文献59】米国特許出願公開第2005/0202538号
【特許文献60】米国特許出願公開第2005/0227289号
【特許文献61】米国特許出願公開第2005/0244409号
【特許文献62】米国特許出願公開第2006/0040858号
【特許文献63】米国特許出願公開第2006/0088906号
【特許文献64】米国特許出願公開第2006/0111279号
【特許文献65】WO 91/05867
【特許文献66】WO 95/05465
【特許文献67】WO 96/40772
【特許文献68】WO 99/66054
【特許文献69】WO 00/24893
【特許文献70】WO 01/81405
【特許文献71】WO 00/61637
【特許文献72】WO 01/36489
【特許文献73】WO 02/014356
【特許文献74】WO 02/19963
【特許文献75】WO 02/20034
【特許文献76】WO 02/49673
【特許文献77】WO 02/085940
【特許文献78】WO 03/029291
【特許文献79】WO 2003/055526
【特許文献80】WO 2003/084477
【特許文献81】WO 2003/094858
【特許文献82】WO 2004/002417
【特許文献83】WO 2004/002424
【特許文献84】WO 2004/009627
【特許文献85】WO 2004/024761
【特許文献86】WO 2004/033651
【特許文献87】WO 2004/035603
【特許文献88】WO 2004/043382
【特許文献89】WO 2004/101600
【特許文献90】WO 2004/101606
【特許文献91】WO 2004/101611
【特許文献92】WO 2004/106373
【特許文献93】WO 2004/018667
【特許文献94】WO 2005/001025
【特許文献95】WO 2005/001136
【特許文献96】WO 2005/021579
【特許文献97】WO 2005/025606
【特許文献98】WO 2005/032460
【特許文献99】WO 2005/051327
【特許文献100】WO 2005/063808
【特許文献101】WO 2005/063809
【特許文献102】WO 2005/070451
【特許文献103】WO 2005/081687
【特許文献104】WO 2005/084711
【特許文献105】WO 2005/103076
【特許文献106】WO 2005/100403
【特許文献107】WO 2005/092369
【特許文献108】WO 2006/50959
【特許文献109】WO 2006/02646
【特許文献110】WO 2006/29094
【特許文献111】WO 2007/136752
【特許文献112】WO 03/002713
【特許文献113】米国特許出願公開第2004/0181033号
【特許文献114】WO 2004/058988
【特許文献115】WO 2005/047331
【特許文献116】PCT/US2004/03742
【特許文献117】米国特許出願公開第2005/112694号
【特許文献118】米国特許出願公開第2004/097712(A1)号
【特許文献119】WO 03/057134
【特許文献120】米国特許出願公開第2003/0229023号
【特許文献121】WO 2003/030833
【特許文献122】米国特許出願公開第2005/0074821号
【特許文献123】米国特許第6,919,426号
【特許文献124】米国特許第5,789,554号
【特許文献125】WO 06/069202
【特許文献126】米国特許出願公開第2006/0040358号
【特許文献127】米国特許出願公開第2005/0008642号
【特許文献128】米国特許出願公開第2004/0228859号
【特許文献129】WO 06/138729
【特許文献130】WO 05/016970
【特許文献131】WO 07/012614
【特許文献132】WO 07/000328
【特許文献133】WO 06/013472
【特許文献134】WO 05/058967
【特許文献135】WO 03/059951
【特許文献136】米国特許出願公開第2005/0084906号
【特許文献137】米国特許出願公開第2005/0249728号
【特許文献138】米国特許出願公開第2005/0186203号
【特許文献139】米国特許出願公開第2004/0265307号
【特許文献140】米国特許出願公開第2003/0235582号
【特許文献141】米国特許第7,037,498号
【特許文献142】米国特許出願公開第2005/0244408号
【特許文献143】米国特許出願公開第2004/0086503号
【特許文献144】米国特許出願公開第2005/0136063号
【特許文献145】米国特許出願公開第2004/0018191号
【特許文献146】米国特許出願公開第2004/0202655号
【特許文献147】米国特許出願公開第2008/0166352号
【特許文献148】PCT公報WO 07/011941
【特許文献149】米国特許出願公開第2003/0138421号
【特許文献150】米国特許出願第2003/023586号
【特許文献151】米国特許出願公開第2004/0071702号
【特許文献152】米国特許第7,153,507号
【特許文献153】米国特許第6,072,033号
【特許文献154】WO 2008/054603
【特許文献155】米国特許第7,767,206号
【特許文献156】米国特許出願第11/906,094号
【特許文献157】米国特許出願公開第2005/0004353号
【特許文献158】米国特許出願公開第2003/0195156号
【特許文献159】米国特許出願公開第2006/0135431号
【特許文献160】米国特許第6,756,480号
【特許文献161】米国特許第6,835,809号
【特許文献162】米国特許出願公開第2005/0118643号
【特許文献163】WO 2005/017107
【特許文献164】米国特許第7,220,410号
【特許文献165】米国特許第5,686,292号
【特許文献166】米国特許第6,468,529号
【特許文献167】WO 96/38557
【特許文献168】米国特許第7,521,048号
【特許文献169】米国特許出願公開第2009/0234106号
【特許文献170】米国特許第6,803,453号
【特許文献171】米国特許出願公開第2007/0110747号
【特許文献172】WO 2006/081171
【特許文献173】米国特許出願公開第2007/0253951号
【特許文献174】米国特許出願第11/068,289号
【特許文献175】米国特許第8,030,547号
【特許文献176】米国特許出願第13/469,032号
【特許文献177】WO2008/057457
【特許文献178】WO2008/057458
【特許文献179】WO2008/057459
【特許文献180】WO2008/063382
【特許文献181】WO2008/133647
【特許文献182】WO2009/100297
【特許文献183】WO2009/100318
【特許文献184】WO2011/037791
【特許文献185】WO2011/053759
【特許文献186】WO2011/053783
【特許文献187】WO2008/125623
【特許文献188】WO2011/072263
【特許文献189】WO2009/055783
【特許文献190】WO2012/0544438
【特許文献191】WO2010/029513
【特許文献192】WO2011/111007
【特許文献193】WO2010/077854
【特許文献194】WO2012/088313
【特許文献195】WO2012/101251
【特許文献196】WO2012/101252
【特許文献197】WO2012/101253
【特許文献198】WO2012/109530
【特許文献199】WO2001/031007
【特許文献200】米国特許第5,272,064号
【特許文献201】米国特許第5,149,792号
【特許文献202】米国特許第6,235,883号
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Lu et al, 2004, J Biol. Chem. 279:2856-65
【非特許文献2】Maloney et al, 2003, Cancer Res. 63:5073-83
【非特許文献3】Cohen, et al, 2005, Clinical Cancer Res. 11:2063-73
【非特許文献4】Thakur et al., Mol. Immunol. 36:1107-1115 (1999)
【非特許文献5】Do and Chen-Kiang (2002)、Cytokine Growth Factor Rev. 13(1):19-25
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、改良された自動注入機装置が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書で開示されていることは、自動注入機のためのカセットである。しかしながら、本明細書が自動注入機にしばしば言及する一方で、様々な実施形態において、デバイスが注入機としても言及され得ることは、留意されるべきである。自動注入機への言及は、しばしば、注入を自身へと行う患者と関連付けられるが、このような注入は、医療供給者によって投与されてもよい。同様に、注入機の使用は、患者または医療供給者のいずれかによって行われ得る。
【0010】
様々な実施形態において、カセットは、筐体と、カセットについての情報を含むコードを定めるカセット識別構成(カセットID)とを備え得ると共に、コードは、注入機によって検出可能および解読可能であり、カセットIDは、筐体に配置されるか、筐体内に埋め込まれるか、筐体内に収容される別体の構造体の表面もしくは内部に設けられるか、または、それらの任意の組み合わせである。
【0011】
様々な実施形態において、カセットIDは、カセットIDと注入機との間の接触を必要とする接触システム、カセットIDと注入機との間の接触を必要としない非接触システム、または、それらの任意の組み合わせを備え得る。
【0012】
様々な実施形態において、接触システムは、カセットが注入機の内部または表面に置かれるときに注入機の検出器の1つまたは複数の感知要素に接触するための、1つまたは複数のタブ、1つまたは複数の窪み、1つまたは複数の導電性ストリップ、または、それらの任意の組み合わせを備え得る。
【0013】
様々な実施形態において、コードは、1つまたは複数のタブ、窪み、導電性ストリップ、または、それらの任意の組み合わせのうちの1つまたは複数がないことによって、少なくとも部分的に決定され得る。
【0014】
様々な実施形態において、1つまたは複数のタブ、窪み、導電性ストリップ、または、それらの任意の組み合わせは、様々な筐体位置に設けられ、コードは、1つまたは複数のタブ、窪み、導電性ストリップ、または、それらの任意の組み合わせの様々な筐体位置によって、少なくとも部分的に決定される。
【0015】
様々な実施形態において、1つまたは複数のタブ、窪み、導電性ストリップ、または、それらの任意の組み合わせの数が、コードを少なくとも部分的に決定する。
【0016】
様々な実施形態において、1つまたは複数の導電性ストリップの各々は、真っ直ぐな経路または曲がった経路を定め、コードは、1つまたは複数の導電性ストリップの各々の経路によって少なくとも部分的に決定される。
【0017】
様々な実施形態において、1つまたは複数のタブの各々は、2つ以上の異なる長さから選択される長さを有し得、コードは、1つまたは複数のタブの長さによって少なくとも部分的に決定される。
【0018】
様々な実施形態において、1つまたは複数の窪みの各々は、2つ以上の異なる深さから選択される深さを有し得、コードは、1つまたは複数の窪みの深さによって少なくとも部分的に決定される。
【0019】
様々な実施形態において、非接触システムは、無線周波数(RF)を放つためのデバイス、電磁場(EMF)を放つためのデバイス、磁場(MF)を放つためのデバイス、機械読み取りが可能なデータの光学表現(ORD)を放つためのデバイス、または、それらの任意の組み合わせを備え得ると共に、RF EMF、MF、ORD、または、それらの任意の組み合わせは、カセットが注入機の内部または表面に置かれるとき、注入機の検出器によって感知され、コードが、RF EMF、MF、ORD、または、それらの任意の組み合わせによって少なくとも部分的に決定される。
【0020】
様々な実施形態において、カセットは教育用カセットを含み得る。
【0021】
様々な実施形態において、カセットは薬物用カセットを含み得る。
【0022】
カセットの様々な実施形態は、薬物で治療のために充填されるか、または、あらかじめ充填された容器をさらに含み得る。
【0023】
様々な実施形態において、カセットは1回限りの使用のカセットを含み得る。
【0024】
様々な実施形態において、情報は、カセットの種類を識別する情報、カセットの内容物を識別する情報、カセットがOEMカセットであるかどうかを識別する情報、カセットについての製造データを識別する情報、または、それらの任意の組み合わせを含み得る。
【0025】
様々な実施形態において、カセットの内容物を識別する情報は、容器における薬物の量および/または薬物特性を含み得る。
【0026】
様々な実施形態において、薬物特性は薬物の粘度を含み得る。
【0027】
様々な実施形態において、情報は、注入機に、その運転パラメータを調節もしくは選択させるか、または、1つまたは複数の運転プログラムを選択させることができる。
【0028】
様々な実施形態において、運転パラメータは、注入速度、針挿入速度、注入前および注入後の待機時間、針挿入深さ、温度制限、または、それらの任意の組み合わせを含み得る。
【0029】
様々な実施形態において、薬物は治療薬を含み得る。
【0030】
様々な実施形態において、治療薬は、Epogen(登録商標)、Aranesp(登録商標)、Enbrel(登録商標)、Neulasta(登録商標)、Neupogen(登録商標)、Nplate(登録商標)、Vectibix(登録商標)、Sensipar(登録商標)、Xgeva(登録商標)、およびProlia(登録商標)から成る群から選択され得る。
【0031】
様々な実施形態において、治療薬はIL-17受容体Aに対する抗体であり得る。
【0032】
様々な実施形態において、治療薬はアンジオポエチン2の拮抗薬であり得る。
【0033】
様々な実施形態において、治療薬はTNF遮断薬またはTNF阻害剤であり得る。
【0034】
様々な実施形態において、TNF遮断薬またはTNF阻害剤はエタネルセプトであり得る。
【0035】
様々な実施形態において、TNF遮断薬またはTNF阻害剤はアダリムマブ、セルトリズマブ、ゴリムマブ、またはインフリキシマブであり得る。
【0036】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約19センチポアズの粘度を有し得る。
【0037】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約1センチポアズと約320センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0038】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約5センチポアズと約40センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0039】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約10センチポアズと約35センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0040】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約15センチポアズと約30センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0041】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約20センチポアズと約25センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0042】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約16センチポアズと約42センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0043】
様々な実施形態において、治療薬は、室温において、約1センチポアズと約29センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0044】
様々なさらなる実施形態において、カセットは、筐体と、薬物容器を直接的または間接的に保持するための、筐体内に移動可能に配置されるスリーブと、スリーブを筐体と連動させるための係止構成をさらに備え得ると共に、その係止構成は、筐体とスリーブとの一方と関連付けられるバネ付勢部材と、筐体とスリーブとの他方と関連付けられる、バネ付勢部材と連動するための固定部材とを備え得る。
【0045】
様々な実施形態において、係止構成は、バネ付勢部材および固定部材を係止解除するためのカムをさらに備え得る。
【0046】
様々な実施形態において、カムは、バネ付勢部材と関連付けられる。
【0047】
様々な実施形態において、バネ付勢部材は少なくとも1つの係止足を備え、固定部材は少なくとも1つの長穴を備え得ると共に、少なくとも1つの係止足は、スリーブを筐体と連動させるために、係止位置において少なくとも1つの長穴と係合する。
【0048】
様々な実施形態において、少なくとも1つの係止足は手部材に配置される。
【0049】
様々な実施形態において、手部材は、手部材を付勢する少なくとも1つの可撓性のアーム部材によって、筐体とスリーブとの一方と連結される。
【0050】
様々な実施形態において、少なくとも1つのアーム部材は、少なくとも1つの係止足が少なくとも1つの長穴から係合解除される非係止位置において、手部材を付勢する。
【0051】
様々な実施形態において、少なくとも1つのアーム部材は、少なくとも1つの係止足が少なくとも1つの長穴と係合され得る係止位置において、手部材を付勢する。
【0052】
様々な実施形態において、カムは手部材に配置され得る。
【0053】
様々な実施形態において、カムは、注入機の針挿入サイクルの間に、注入機によって作動され得る。
【0054】
様々な実施形態において、少なくとも1つの係止足と少なくとも1つの長穴とは、少なくとも1つの係止足が少なくとも1つの長穴と係合され得る場合に互いと係合する角度の付けられた表面を有して、表面の角度に依存して、その自己係止または自己係止解除を容易にする。
【0055】
様々な実施形態において、係止構成は、バネ付勢部材が筐体へのスリーブの組立と干渉するのを防止するための第2のカムをさらに備え得る。
【0056】
様々な実施形態において、第2のカムは手部材に配置され得る。
【0057】
様々な実施形態において、第2のカムは、手部材の先端の前方へと延びる。
【0058】
カセットの様々な他の実施形態は、筐体と関連付けられる第1の部材と、スリーブと関連付けられる第2の部材とを備えるラッチ機構をさらに備え得る。
【0059】
カセットの様々な他の実施形態は、開口を有する筐体と、筐体に配置され、注入針、および、注入針を覆って配置される針遮蔽体を有する薬物容器と、概して円筒形の本体部分および円筒形本体部分に隣接して配置されるキー部分を備える、針遮蔽体を取り外すためのカセットキャップであって、円筒形本体部分が針遮蔽体と係合し、円筒形本体部分が、筐体にある開口を通じて延び、カセットキャップを筐体から引き抜いて針遮蔽体を取り外すために掴まれ得る部分を有する、カセットキャップと、カセットキャップの曲げまたは屈曲を防止するための曲げ防止構造であって、カセットキャップが、キー部分と関連付けられる第1の部材を少なくとも有し、筐体が、第1の部材と相互作用するための第2の部材を少なくとも有する、曲げ防止構造とを備え得る。
【0060】
様々な実施形態において、第1の部材は第1の対のタブを備え得る。
【0061】
様々な実施形態において、第1の対のタブはキー部分の側壁に配置される。
【0062】
様々な実施形態において、第1の部材は、第1の対のタブから離間される第2の対のタブをさらに備え得る。
【0063】
様々な実施形態において、第2の対のタブは、キー部分の側壁に配置される。
【0064】
様々な実施形態において、タブは側壁の外面から延びる。
【0065】
様々な実施形態において、第1の対のタブはキー部分の第1の端に隣接して配置され、第2の対のタブはキー部分の第2の端に隣接して配置される。
【0066】
様々な実施形態において、第2の部材は一対のリブを備え得る。
【0067】
様々な実施形態において、リブは筐体の側壁に配置される。
【0068】
様々な実施形態において、タブはリブの表面と係合する。
【0069】
様々な実施形態において、リブは側壁の内面から延びる。
【0070】
様々な実施形態において、筐体にある開口を通じて延びる円筒本体の部分が把持フランジを備え得る。
【0071】
様々な実施形態において、スリーブは、薬物で充填される薬物容器を収容する。
【0072】
様々な実施形態において、カセットは使い捨ての1回限りの使用のカセットである。
【0073】
本明細書でさらに開示されているのは、注入機である。様々な実施形態において、注入機は、注入機の運転パラメータを制御するためのプロセッサと、カセット識別構成(カセットID)を有するカセットを支持するための表面であって、カセットIDがカセットについての情報を含むコードを定めする、表面と、カセットIDで定められたコードを解読するように、カセットIDを検出してマイクロプロセッサへと通信するための、プロセッサと通信可能に連結される検出器とを備え得る。
【0074】
様々な実施形態において、検出器は、カセットIDと検出器との間の接触を必要とする接触システム、カセットIDと検出器との間の接触を必要としない非接触システム、または、それらの任意の組み合わせを備え得る。
【0075】
様々な実施形態において、接触システムは、1つまたは複数のスイッチ、2つ以上のポゴピン接続部、または、それらの任意の組み合わせを備え得る。
【0076】
様々な実施形態において、1つまたは複数のスイッチは、オフ状態およびオン状態へと切り替えられ得る。
【0077】
様々な実施形態において、1つまたは複数のスイッチは、オフ状態、第1のオン状態、および、少なくとも第2のオン状態へと切り替えられ得る。
【0078】
様々な実施形態において、2つ以上のポゴピン接続部のうちの少なくとも2つの同時の作動が回路を閉じる。
【0079】
様々な実施形態において、非接触システムは、無線周波数(RF)電磁場(EMF)を受信するためのデバイス、磁場(MF)を受信するためのデバイス、データの光学表現を読み取るためのデバイス、または、それらの任意の組み合わせを備え得る。
【0080】
様々な実施形態において、注入機は再使用可能である。
【0081】
注入機の様々な他の実施形態は、注入機の運転パラメータを制御するためのプロセッサと、カセット識別構成(カセットID)を有するカセットを支持するための表面であって、カセットIDがカセットについての情報を含むコードを定める、表面と、本明細書において具現化されているカセットとの組み合わせで、カセットIDで定められたコードを解読するように、カセットIDを検出してマイクロプロセッサへと通信するための、プロセッサと通信可能に連結される検出器とを備え得る。
【0082】
本明細書でさらに開示されているのは、装置が自動注入機とカセットとを有し、薬物が、注入針と注入針を覆う針遮蔽体とを有する薬物容器に収容でき、薬物容器がカセットに配置でき、カセットには、針を取り外すためのカセットキャップが設けられ得る、装置で薬物を患者へと注入する方法である。様々な実施形態において、方法は、注入機の第1の扉開放状態を作動するステップと、コンピュータ処理で、第1の扉開放状態を作動することに応答して、自動注入機のすべての他の運転状態を作動停止するステップと、コンピュータ処理で、自動注入機へのカセットの有効なものの適切な挿入の後のみ、自動注入機のデバイスオン状態を作動するステップと、コンピュータ処理で、カセットからのカセットキャップの取り外しの後のみ、自動注入機のキャップなし状態を作動するステップと、コンピュータ処理で、自動注入機が注入場所において皮膚との安定した接触に置かれた後のみ、自動注入機の注入準備状態を作動するステップと、コンピュータ処理で、自動注入機の作動の後、自動注入機の注入処理状態を作動するステップと、コンピュータ処理で、自動注入機の扉開放状態を作動し、カセットが自動注入機から取り外されるまで、扉開放状態および自動注入機のデバイスオン状態を維持するステップとを含み得る。
【0083】
様々な実施形態において、カセットの有効なものは未使用のカセットを含み得る。
【0084】
様々な実施形態において、デバイスオン状態は、カセットからのカセットキャップの取り外しを許容し、自動注入機からのカセットの取り外しを許容する第2の手入力作動扉開状態を除いて、自動注入機のすべての他の運転状態を作動停止する。
【0085】
様々な実施形態において、キャップなし状態は、自動注入機からのカセットの取り外しを許容する第2の手入力作動扉開状態を除いて、自動注入機のすべての他の運転状態を作動停止する。
【0086】
様々な実施形態において、自動注入機へのカセットの有効なものの適切な挿入は、カセットを、正しい配向のみで自動注入機へと挿入させることができるように、自動注入機における第2の部材と相互作用する第1の部材をカセットに設けることで実施される。
【0087】
様々な実施形態において、自動注入機における第2の部材は自動注入機の扉に配置され得る。
【0088】
様々な実施形態において、第1の部材は、カセットの筐体においてピンを備えることができ、第2の部材は、自動注入機の扉において長穴を備え得る。
【0089】
様々な実施形態において、第1の部材は、カセットの筐体の形を少なくとも備えることができ、第2の部材は、カセットの筐体の形と一致する扉の形を少なくとも備え得る。
【0090】
さらには、治療を必要としている患者を治療するための方法が、本明細書で開示されている。様々な実施形態において、方法は、薬物を収容するカセットを提供するステップと、注入機を用いて薬物を患者へと投与するステップとを含み得る。
【0091】
様々な実施形態において、方法は、カセットを、薬物を投与する前に、注入機へと挿入するステップをさらに含み得る。
【0092】
添付の図は、本開示による実施形態を示しており、限定ではなく例示となっている。
【図面の簡単な説明】
【0093】
図1】カセットと自動注入機とを備えている自動注入機装置の実施形態の、カセットが自動注入機に取り付けられる前の側面図である。
図2A】自動注入機に取り付けられているカセットを示している、図1の自動注入機装置の前面図である。
図2B】自動注入機に取り付けられているカセットを示している、図1の自動注入機装置の第1の側の側面図である。
図2C】自動注入機に取り付けられているカセットを示している、図1の自動注入機装置の後面図である。
図2D】自動注入機に取り付けられているカセットを示している、図1の自動注入機装置の第2の側の側面図である。
図2E図1の自動注入機装置の自動注入機の第1の端の端面図である。
図2F図1の自動注入機装置の自動注入機の第2の端の端面図である。
図2G図1の自動注入機装置の皮膚センサを制御するための判定論理の実施形態を示している状態図である。
図2H】自動注入機に取り付けられているカセットを示している自動注入機装置の実施形態の断面図である。
図3】カセットの実施形態の分解斜視図である。
図4】カセットに設けられ得る薬物容器の実施形態の側方からの断面図である。
図5A】カセットの実施形態の、上部が下にされた前からの斜視図である。
図5B図5Aのカセットの側方からの断面図である。
図5C】カセットのカセットキャップを取り外した後の図5Aのカセットの側方からの断面図である。
図5D】針注入位置にあるカセットのあらかじめ充填された薬物容器を示している、図5Cのカセットの側方からの断面図である。
図6A】内側スリーブラッチ機構および内側スリーブ係止構成を示している、カセットの実施形態の、下部が下にされた前からの斜視図である。
図6B】内側スリーブラッチ機構および内側スリーブ係止構成の特定の要素を示している、図6Aに示しているカセットの外側筐体の実施形態の下面図である。
図6C】内側スリーブラッチ機構および内側スリーブ係止構成の特定の要素を示している、図3に示しているカセットの内側スリーブの実施形態の、下部が上にされた前からの斜視図である。
図6D】内側スリーブ係止構成の係止足の作用を示している、図6Aのカセットの側方からの断面図である。
図7A】内側スリーブ係止構成の開カムの作用を示している、図6Aのカセットの内部の側面図である。
図7B】内側スリーブ係止構成の開カムの作用を示している、図6Aのカセットの内部の側面図である。
図7C】内側スリーブ係止構成の開カムの作用を示している、図6Aのカセットの内部の側面図である。
図7D】内側スリーブ係止構成の開カムの作用を示している、図6Aのカセットの内部の側面図である。
図7E】内側スリーブ係止構成の開カムの作用を示している、図6Aのカセットの内部の側面図である。
図8A】内側スリーブ係止構成の組立カムの作用を示している、図6Aのカセットの内部の側面図である。
図8B】内側スリーブ係止構成の組立カムの作用を示している、図6Aのカセットの内部の側面図である。
図9A】カセット識別構成を備えたカセットの実施形態の、上部が下にされた前からの斜視図である。
図9B】カセット識別構成を備えたカセットの実施形態の、下部が下にされた前からの斜視図である。
図10A】カセット識別構成の実施形態を示しているカセットの一部の、下部が下にされた斜視図である。
図10B図10Aで具現化されているカセット識別構成を検出および解読するように構成されている自動注入機へと挿入される図10Aのカセットの側方からの断面図である。
図11A】カセット識別構成の別の実施形態を示しているカセットの一部の、下部が下にされた斜視図である。
図11B図11Aで具現化されているカセット識別構成を検出および解読するように構成されている自動注入機へと挿入される図11Aのカセットの側方からの断面図である。
図12A】カセット識別構成の別の実施形態を示しているカセットの一部の、下部が下にされた前からの斜視図である。
図12B図12Aで具現化されているカセット識別構成を検出および解読するように構成されている自動注入機へと挿入される図12Aのカセットの側方からの断面図である。
図13A】カセット識別構成のさらなる実施形態を示しているカセットの一部の、下部が下にされた斜視図である。
図13B】カセット識別構成のさらに別の実施形態を示しているカセットの一部の、下部が下にされた斜視図である。
図13C】カセット識別構成のなおも別の実施形態を示しているカセットの一部の、下部が下にされた斜視図である。
図13D】カセット識別構成の別の実施形態を示しているカセットの一部の、下部が下にされた斜視図である。
図14】あらかじめ充填された薬物容器(ある範囲の異なる薬物および/または充填レベルを含んでいる)の組立を制御するために、および、組み立てられたカセットを適切な梱包作業位置へと追い出すために、カセット識別構成を用いて、単一の製造ラインにおいて異なる製品を組み立てるための方法の実施形態を示している流れ図である。
図15A】カセットのカセットキャップの実施形態の後からの斜視図である。
図15B】カセットに設けられている薬物容器の針遮蔽体に結合された図15Aのカセットキャップを示している、カセットの近位端の側方からの断面図である。
図15C】カセットキャップがカセットから取り外されている状態のカセットの一部の、下部が上にされた前からの斜視図である。
図15D】カセットキャップの片持ち梁係止アームの作用を示している、自動注入機に取り付けられているカセットの近位部分の側方からの断面図である。
図16A図15Aで具現化されているカセットキャップのキー部分を受け入れるための長穴の実施形態を示している、カセットキャップがカセットから取り外されている状態のカセットの外側筐体の近位部分の、上部が下にされた前からの斜視図である。
図16B】カセットキャップがカセットにあり(針遮蔽体が取り外される前)、したがって、針遮蔽体の回転を防止しているとき、外側筐体の長穴とカセットキャップのキーとによって形成された回転防止構造が、カセットキャップがその長手方向のZ軸周りに回転または捩じられるのをどのようにして防止できるかを示している、カセットの、上部が下にされた前からの斜視図である。
図17A】第1および第2の対のタブを備えているキー部分を有するカセットキャップの別の実施形態の、上部が下にされた前からの斜視図である。
図17B図17Aのカセットキャップの側面図である。
図18A図17Aで具現化されているカセットキャップのキー部分のタブを受け入れるための長穴の別の実施形態と、図17Aのカセットキャップのキー部分に設けられているタブと係合するために外側筐体に配置されたリブとを示している、カセットキャップが取り外されている状態のカセットの外側筐体の近位部分の、上部が下にされた前からの斜視図である。
図18B】カセット外側筐体の内部とリブとを示している、カセット外側筐体の近位端の、上部が下にされた後からの斜視図である。
図19A】カセット外側筐体におけるリブのうちの1つと係合されている、カセットキャップキー部分の一方の側におけるタブを示している、カセットキャップが取り付けられている状態のカセットの内部の、前方からの斜視図である。
図19B】カセット外側筐体におけるリブと係合されている、カセットキャップキー部分におけるタブを示している、カセットキャップが取り付けられている状態のカセット外側筐体の近位部分の、下からの断面図である。
図20】カセットキャップのキータブとカセット外側筐体のリブとによって形成された曲げ防止構造が、鉛直軸(X軸)および水平軸(Y軸)においてカセットキャップの屈曲または曲げをどのようにして防止するかを示している、カセットの、上部が下にされた前からの斜視図である。
図21】自動注入機へのカセットの取り付けを示している、自動注入機の装置またはシステムの自動注入機の、下部が上にされた斜視図である。
図22】使用者に、安全および信頼できる順番で注入過程のステップを実行させるための判定論理の実施形態を示している流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0094】
図1は、投与量の医薬製品(薬物)を患者へと注入するために用いられ得る自動注入機のシステムまたは装置100の実施形態を示しており、注入は、患者(使用者)によってしばしば自己投与される。代替で、薬物は医療供給者によって投与され得る。図示しているように、自動注入機のシステムまたは装置100は、取り外し可能なカセット200と、自動注入機または注入機300とを備え得る。カセット200の様々な実施形態は、自動注入機300によって使用者へと注入される薬物を収容するように構成され得る。様々な他の実施形態において、カセット200は、使用者に自動注入機300(教育用カセット)を操作させる教育において、使用されるために構成され得る。自動注入機300は、使用者またはある他の人によって作動されると、自動的に注入を送達するように構成され得る。自動注入機300の様々な実施形態は、自動注入機300へのカセット200の挿入を可能にするために、開位置と閉位置との間で旋回するように構成され得るカセット扉308を有し得る。ある実施形態では、カセット扉308は、カセット200のための挿入入口位置を指示する「カセット」の目印(図示せず)を備え得る。
【0095】
図2A図2Fをまとめて参照すると、自動注入機300の様々な実施形態は、把手区域304と、把手区域304と一列に並ぶカセット受入れ区域306とを有する筐体302を備え得る。手先の器用さの問題で患者を支援するために、自動注入機筐体302の把手区域304は、柔らかい把持領域305Sで、人間工学的に成形された把手部305を定め得る。カセット受入れ区域306は、先に記載したカセット扉308(図2Bおよび図2D)を備えている。カセット扉は、開位置(図1)においてカセット200を受け入れ、カセット200を、閉位置において、自動注入機300の挿入駆動部、押出駆動部、ならびに、他の構造体および構成要素と整列させる。カセット扉308は、カセット200のための挿入入口位置を指示する「カセット」の目印を備え得る。筐体302のカセット受入れ区域306は、カセット200が正しく内部に取り付けられた状態でカセット扉308が閉じられるとき、カセット200の窓と整列する窓310A、310Bを、カセット受入れ区域306の両側に備え得る。1つまたは複数の実施形態では、窓310A、310Bは二重層とされ得る。1つまたは複数のライト(図示せず)が、カセット窓212(図5A)と、カセット200の内側スリーブ220(図5B)内に配置された注射器260とを均一に背後から照らすために、筐体302の内部に設けられ、そのため、使用者は、自動注入機300の窓310A、310Bを通じて注入サイクルを観察でき、つまり、注射器内容物(以後においては「薬物」)押出過程の間、注射器260(図5B)の押子ストッパ264の開始位置および終了位置と共に、カセット200内の注射器の移動を観察できる。
【0096】
なおも図2A図2B図2D、および図2Fを参照すると、自動注入機300は、ユーザーインターフェース312と音声スピーカ(図示せず)とを備え得る。ユーザーインターフェース312(図2Aにおいて最もよく図示されている)は、筐体302のカセット受入れ区域306に配置されてよく、様々な視覚指示を提供する。音声スピーカは、筐体302の内部に配置されてよく、様々な可聴指示を提供する。音声スピーカは、カセット受入れ区域306において筐体302に形成されたスピーカ開口314を介して、外部環境に聞こえるようにやり取りできる。ユーザーインターフェース312と音声スピーカとによって生成される視覚指示および可聴指示は、使用者に、自動注入機300がいつ使用準備ができたか、注入過程の進行、注入完了、なんらかの不具合の発生、および他の情報を伝えることができる。自動注入機300は、1つまたは複数の設定/ミュートスイッチ315と、速度選択スイッチ316と、開始ボタン307と、取り出しボタン317とをさらに備え得る。設定/ミュートスイッチ315(図2B)は、筐体302のカセット受入れ区域306に配置され得る。ミュートスイッチ315は、使用者がエラー音を除いてすべての合成された音をオンオフできるように、および、使用者が注入過程を開始してからミュートスイッチをオフに変える場合に、音が素早く弱められるように、リアルタイムで応答するように、構成され得る。ミュートスイッチ315は、音声スピーカを弱めるために、「ミュート」の目印に向かってスライドするように構成されてもよい。ライト指示部が、「ミュート」状態を確かにするために設けられてもよい。速度選択スイッチ316(図2Aおよび図2B)は、筐体302のカセット受入れ区域306に配置され得る。速度選択スイッチ316は、個人の患者の好みに適応するために、複数のあらかじめ設定された薬物送達(押出)速度から使用者に選択させることができるように構成され得る。速度選択スイッチ316は、3つのスイッチ位置を備え得る。速度選択スイッチの他の実施形態は、2つのスイッチ位置、または、4つ以上のスイッチ位置を備えてもよい。さらに別の実施形態では、速度選択スイッチは、無限に選択可能な方式のものであり得る。ある実施形態では、注入の前にスイッチ316の位置を変えることは、注入の間に薬物押出
の速度を変えるが、一方で、注入の間に速度選択スイッチ316の位置を変えることは、リアルタイムで注入の速度を変えることはない。自動注入機300は、使用者が異なる速度の薬物送達を試すことができるように、1つまたは複数の実演用カセットが設けられてもよい。開始ボタン307は、把手部305の自由端に配置され得る。ボタン307は、ボタン307に親指を置くのを最適化するための窪み307I(図2F)を備え得る。ボタン307は、ボタンを合図として光らせる照明効果を可能とする半透明な材料から製作され得る。取り出しボタン317(図2D)は、筐体302のカセット受入れ区域306に配置され得る。取り出しボタン317は、ボタン317に指を置くのを最適化するための窪み317I(図2F)を備え得る。ある実施形態では、取り出しボタン317は、注入過程の間、偶発的な入力を排除するようにプログラムされ得る自動注入機300のマイクロプロセッサ350(図2H)によって、制御され得る。
【0097】
図2Eを参照すると、筐体302のカセット受入れ区域306とカセット扉308とが、自動注入機300の近位端壁318を形成し得る。近位端壁318は、遮蔽体除去部240(図5A)の除去の後、または、自動注入機300がカセット200を収容していないとき、自動注入機300を支持面に簡単に置くための、幅広で平らな安定した基部として構成され得る。カセット扉308によって形成された近位端壁318の一部は、カセット200が自動注入機300に取り付けられているとき、遮蔽体除去部240をカセット200から除去して開口308Aを通じて引き抜けるように大きさおよび形が定められている開口308Aを備え得る。自動注入機300の近位端壁は、目標ライト320をさらに備え得る。目標ライト320は、遮蔽体除去部240がカセット200から除去されて開口308Aを通じて引き抜かれるときに点灯し、それによって、遮蔽体除去部240が除去されたことを視覚的に指示するように構成され得る。ひとたび点灯されると、目標ライトは、注入場所を見えるようにして選択する上で、使用者を支援する。
【0098】
なおも図2Eを参照すると、自動注入機300は、静電容量に基づいた皮膚センサ380(破線で示されている)または任意の他の適切な皮膚センサをさらに備えている。皮膚センサ380は、信号またはデータをマイクロプロセッサへと通信させることができる手法で、例えば自動注入機300に設けられているマイクロプロセッサへと連結させることができ、そのため、自動注入機300は、自動注入機300の近位端壁318がいつ皮膚に接触したか、または、いつ皮膚に触れたかを、注入場所領域において下向きの圧力を与える必要なく判定できる。皮膚センサ380は、皮膚接触が検出されるとき、スピーカおよびユーザーインターフェースによって生成される可聴指示または視覚指示を介して使用者に案内をするように構築されてもよい。ある実施形態では、皮膚センサ380は、自動注入機300の近位端壁318に組み込まれている2つのパッドまたは電極(図示せず)を備え得る。電極が接触されると、その静電容量信号が増加する。増加が、センサ判定論理でプログラムされ得るマイクロプロセッサによって判定できるくらいに十分である場合、その電極は作動されることになる。皮膚接触が行われたかどうかを判定するために、マイクロプロセッサは電極の静電容量を読み取る。そして、マイクロプロセッサは、電極が両方で皮膚と適切に接触しているときを判定するために、静電容量情報を処理する。
【0099】
図2Gは、本開示の実施形態に従って、自動注入機300のマイクロプロセッサで皮膚センサ380を制御するための判定論理を示している状態図である。過程は、自動注入機のリセットを表している符号400において開始する。そして、論理は、自動注入機のりセットの後の皮膚センサの初期化を表す状態402へと流れる。初期化されると、論理は、センサの電極のいずれも皮膚に接触していない、または、電極のうちの一方だけが皮膚に接触している「接触なし」状態を表す状態404へと進む。両方の電極が、特定の閾時間間隔(例えば、1秒間)未満の間で皮膚に接触している場合、論理は、「接触」状態を表している状態406へと進む。電極のうちの一方が皮膚に接触している場合、または、電極のいずれも皮膚に接触していない場合、論理は状態404へと再び戻る。しかしながら、両方の電極が、閾時間間隔(例えば、1秒間)に等しい時間間隔の間で皮膚に接触している場合、論理は、「接触OK」状態を表している状態408へと進む。一方の電極が皮膚に接触している場合、または、いずれの電極も皮膚に接触していない場合、論理は「解除」状態409へと進む。両方の電極が皮膚に接触している場合、論理は「接触OK」状態408へと再び戻る。一方の電極が閾時間間隔(例えば、1秒間超)を超える間で皮膚に接触している場合、または、いずれの電極も閾時間間隔を超える間で皮膚に接触していない場合、論理は「非接触」状態404へと再び戻る。
【0100】
図2Hに示しているように、自動注入機300の様々な実施形態は、電動式針挿入駆動部330と、電動式薬物押出駆動部340と、マイクロプロセッサ350と、駆動部330、340およびマイクロプロセッサ350に電力を供給するための電池360と、皮膚センサ380とを支持するための筐体302に配置されているシャーシ301を備え得る。筐体302は、人間工学的に成形された把手区域304とカセット受入れ区域306とを定め得る。シャーシ301は、自動注入機300における1つまたは複数のカセット200を支持するための、および、カセット200を、または、1つまたは複数のカセット200のうちの選択されたものを、電動式針挿入駆動部330および電動式薬物押出駆動部340をそれぞれ並べるための支持面301sを備え得る。検出器370が、カセット200の存在、および/または、カセット200についての情報を感知するために、カセット支持面301sの表面または内部に設けられ得る。検出器370は、信号またはデータをマイクロプロセッサ350へと通信させることができる手法で、マイクロプロセッサ350と連結され得る。挿入駆動部330は、挿入ラック332と、挿入駆動モータ331と、ラック332を駆動するために挿入駆動モータ331の回転動作を伝達するための挿入駆動歯車列333とを備え得る。挿入ラックは、例えば、カセット200とそれぞれ相互作用する近位タブ332pおよび遠位タブ332dを含むタブ構成を備え得る。押出駆動部340は、押出駆動モータ341と、押子棒342と、送りネジ343と、押出駆動歯車列344とを備え得る。押子棒342は、送りネジ343および押出駆動歯車列344を通じて、押出駆動モータ341によって駆動され、カセット200内に収容されている薬物容器260の押子264と相互作用できる。自動注入機300は、複数の注入を実行するために使用され得る。
【0101】
なおも図2Hを参照すると、自動注入機300のマイクロプロセッサ350は、マイクロプロセッサ350によって実行されるとき、マイクロプロセッサ350に自動注入機300の様々な運転および機能を制御および監視させることができる命令でプログラムされ得る。例えば、限定ではないが、マイクロプロセッサ350は、電動式挿入駆動部330および電動式押出駆動部340を制御するための命令でプログラムされ得る。このような命令は、注入サイクルおよび過程の流れの各々のステップを制御および監視でき、それによって、針挿入と、薬物押出と、針引き戻しとを自動化し、注入過程および薬物管理が、より信頼され、より正確とされ、より一貫されるように、使用者によって実施される一連の動作を制御する。マイクロプロセッサ350は、使用者への可聴フィードバックおよび視覚フィードバックを制御するための命令もプログラムされ得る。自動化された電源オン自己試験が、自動注入機300の運転と、残っている電池の充電量とを確認する。
【0102】
様々な他の実施形態において、自動注入機300は、他の種類の針挿入駆動部、薬物押出駆動部、ならびに、駆動部を作動および順序付けるための手段を備えてもよい。挿入駆動部および押出駆動部は、このような実施形態において、別々の異なる機構として実施され得るか、または、単一の機構に組み合わされ得る。このような実施形態の挿入駆動部および押出駆動部は、限定なく、モータ、機械的機構(例えば、バネなどの弾性部材)、ガス圧力機構、ガス放出機構、または、それらの任意の組み合わせによって、動力が与えられ得る。様々な伝達機構が、薬物の注入を引き起こすために、動力をカセットに伝達するために使用され得る。加えて、作動および順序付ける手段は、先に記載されたマイクロプロセッサと組み合わされ得るか、または、単独で使用され得る様々な機械的および電子機械的な構成を備え得る。このような実施形態における自動注入機は、複数の注入を実行するために再使用可能であるように構築され得るか、または、一回限りの使い捨ての使用に向けて設計され得る。
【0103】
ここで図3を参照すると、カセット200の様々な実施形態は、外側筐体210と、内側スリーブ220と、薬物を収容するための薬物容器260と、カセットキャップ240と、係止キャップ230と、カバー250とを備え得る。カセット200のこのような実施形態は、自動注入機による薬物の容易な注入を促進して可能にし、1回限りの使い捨ての使用に向けて構築され得る。様々な実施形態において、カセット200の係止キャップ230およびカバー250は、薬物容器260をカセット200から取り外すのに抗するように構築でき、それによって、カセット200の使用の前後における針の突き刺しを防止し、また、薬物容器260がカセット200から取り出される、または、交換されるのを防止もする。また、係止キャップ230およびカバー250は、出荷および輸送の間、薬物容器260を保護する。カセットキャップ240は、様々な実施形態において、薬物容器260と関連付けられた注入針を覆う針遮蔽体266を取り外すように構築され得る。様々な他の実施形態において、カセットキャップ240は、回転または捩じることができず、それによって針遮蔽体266が注入針を損傷するのを防止するように、カセット200の外側筐体210と係合するように構築されてもよい。内側スリーブ220の様々な実施形態は、自動注入機の注入サイクルの間、カセット筐体210内の薬物容器260を、針隠し位置または針注入位置のいずれかに配置するように構築されてもよい。様々な実施形態において、カセット200の外側筐体210および内側スリーブ220は、薬物容器260を保護し、意図しない針の露出または損傷を防止する1つまたは複数の係止構成を備え得る。カセット200の様々な他の実施形態は、自動注入機内のカセット200の取り付け、および/または、カセット200についての情報を通信するために自動注入機と相互作用するカセット識別構成を備え得る。
【0104】
図4に示しているように、薬物容器260は、流体室262を定める胴部261を備えている従来のガラスまたはプラスチックの注射器を備え得る。流体室262は、薬物267の所定の投与量で治療のために充填され得るか、または、あらかじめ充填され得る。薬物は、製品の温度に依存する粘度を有し得る。注射器260は、胴部261の近位端に取り外し可能または固定的に配置された注入針265と、胴部261の遠位端に配置された外向きに延びるフランジ263とをさらに備え得る。注入針265は、注射器胴部261の流体室262から吐き出される所定の投与量の薬物267の分注を可能にするために、流体室262と連通し得る。注射器260は、所定の投与量の薬物267を、注入針265から分注され得るように、室261から排出するために胴部260の流体室262内に配置された、移動可能な押子ストッパ264をさらに備え得る。保護用の針遮蔽体266は、例えば、非剛体の材料から作られ得ると共に、注入針265を覆うために設けられ得る。
【0105】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温(20〜25℃[華氏68〜77度])において、約19センチポアズの粘度を有し得る。
【0106】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温において、約1センチポアズと約320センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0107】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温において、約5センチポアズと約40センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0108】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温において、約10センチポアズと約35センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0109】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温において、約15センチポアズと約30センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0110】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温において、約20センチポアズと約25センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0111】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温において、約16センチポアズと約42センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0112】
ある実施形態では、薬物容器260に収容されている薬物は、室温において、約1センチポアズと約29センチポアズとの間の範囲である粘度を有し得る。
【0113】
図5A図5Dをまとめて参照すると、カセット200の外側筐体210は、上壁210tと、下壁210bと、上壁210tと下壁210bとをそれぞれにおいて連結する側壁210sと、前端壁または近位端壁210peと、開放した後端または遠位端210deとを備え得る。外側筐体210の近位端壁210peは、カセットキャップ240を取り外し可能に受け入れるように構成されている開口214(図5Cおよび図5D)を備え得る。外側筐体210は、内部に内側スリーブ220を保持するように構成され得る一方、カセットキャップ240(図5C)の除去の後、内側スリーブ220を滑動可能な手法において外側筐体210内で自由に移動させることができる。外側筐体210のある実施形態は、その各々の側壁210sに細長い開口または窓212を備え得る。カセット200の外側筐体210は、カセット200がカセット扉に間違った方向および/または配向で挿入されるのを防止するピン215(図5A)または任意の他の適切な機械的構造も備え得る。「矢印」の目印が、カセットをカセット扉へと挿入することに関して適切な方向および配向を指示するために、外側筐体210(図示せず)に設けられてもよい。
【0114】
図5A図5Dをなおも参照すると、内側スリーブ220の様々な実施形態は、近位端222と遠位端224とをそれぞれ備え得る。スリーブ220は、薬物容器260を、しっかりとした手法で内部に直接的または間接的に保持するような大きさおよび寸法とされ得る。内側スリーブ220の近位端222は、薬物容器260の注入針265が通り抜けて延びることができるように構築される開口222aを定め得る(図5C)。内側スリーブ220は、自動注入機の注入サイクルのうちの針挿入サイクルの間に、内側スリーブ220を自動注入機の挿入駆動部によって駆動させることができる駆動柱268をさらに備え得る。図5Cおよび図5Dで見ることができるように、内側スリーブ220は、自動注入機の挿入駆動によってカセット200の外側筐体210を通じて駆動でき、その挿入駆動の間、薬物容器260は、外側筐体210における遠位位置(図5C)から外側筐体210における近位位置(図5D)まで移動し、そして、遠位位置へと戻る。図5Cに示しているように、内側スリーブ220が遠位位置(針隠し位置)にあるとき、薬物容器260の注入針は、カセット200の外側筐体210内に収容されており、使用者による視界から隠されている。図5Dに示しているように、内側スリーブ220が近位位置(針注入位置)にあるとき、薬物容器260の注入針は、カセット200の外側筐体210の近位端壁210peの開口214と自動注入機(図示せず)とを通じて延び出す。係止キャップ230は内側スリーブ220の開放した遠位端224を閉じ、それによって内側スリーブ220内で薬物容器260を係止し、そのため、薬物容器260は、自動注入機300の挿入サイクルの間、内側スリーブ220が自動注入機の挿入駆動によって外側筐体210を通じて前方または後方へと駆動されるとき、内側スリーブ220と共に移動する。カバー250は、外側筐体210の開放している遠位端210deを閉じており、内側スリーブ220および薬物容器260をカセット200の外側筐体210内に包み込むことによって、薬物容器260を不正に変更することを防止しており、また、カセット200の表面的な外観を完結させている。内側スリーブ220は、外側筐体210の側壁210sにある窓212を通じて薬物容器260を見ることができるように、透き通ったポリカーボネートなど、透明な剛体の材料から作られ得る。
【0115】
図6Aおよび図6Bをまとめて参照すると、カセット200の外側筐体210の様々な実施形態は、内側スリーブ220を保持するためにスリーブ220の駆動柱268を掛かり止めし、そのおかげで、薬物容器を保護するために、および、使用者への意図しない針の露出を防ぐために、薬物容器の注入針を針隠し位置に掛かり止めするラッチ機構280を備え得る。図6Bで最良に示しているように、ラッチ機構280は、外側筐体210の下壁210bに形成された、または、挿入駆動部に内側スリーブ220の駆動柱268と係合させることができる筐体210の任意の他の壁に形成された一対の弾性の相対するラッチアーム280aを備え得る。ラッチアーム280aは、内側スリーブ220の駆動柱268が通るように延びる係止戻り止め長穴280b(図6B)を定め得る。
【0116】
カセット200の組立の間、薬物容器を収容している内側スリーブ220は、内側スリーブ220の駆動柱268が外側筐体210のラッチアーム280a同士の間を離すように拡げてその間で滑動し、そして、図6Aに示しているように、ラッチアーム280aの戻り止め長穴280bに入り、そこで掛かり止めされるように、外側筐体210へと挿入され得る。自動注入機の針挿入サイクルの間、挿入駆動部は、遠位タブ332dを近位方向で移動し、それによって、ラッチアーム280aを離すように拡げて内側スリーブ220の駆動柱268との掛かり止めを解除し、それによって、掛かり止め解除された内側スリーブ220の、駆動柱268を介した、カセット外側筐体210を通じての近位および遠位への移動を可能にする。
【0117】
掛かり止め解除されると、駆動挿入部は、内側スリーブ220を、したがって、内部に配置されている薬物容器を針隠し位置から針注入位置へと移動できる。自動注入機の薬物押出サイクルの完了において、挿入駆動部は、駆動柱268を、したがって、使用済みの薬物容器に収容されている内側スリーブ220を、針隠し位置へと戻すように移動し、針隠し位置において、駆動柱268は、ラッチ機構280のラッチアーム280a同士の間で再び掛かり止めされる。
【0118】
ここで図6A図6Dを参照すると、カセットの様々な他の実施形態は、内側スリーブ220が外側筐体210内で針隠し位置から意図せずに移動されるのを防止する内側スリーブ係止構成290を備え得る。内側スリーブ係止構成290は、ラッチ機構280を置き換え得るか、または、図6Aおよび図6Bに示している実施形態にあるとして、重複性を提供し得る。
【0119】
内側スリーブ係止構成290の追加は、重複性を提供し、ラッチ機構280の信頼性を向上して、例えば、使用者を危害から保護し、カセット内容物を保護し、誤用を防止する。内側スリーブ係止構成290は、例えば、自由落下、輸送、および/または取り扱いといったことによって衝撃が引き起こされている間、内側スリーブ220の動作に対する向上された抵抗、または内側スリーブ220の係止を提供する。さらに、内側スリーブ係止構成290は、衝撃エネルギーの吸収を向上することで、カセット構成要素への損傷を防止する。さらには、内側スリーブ係止構成290は、針遮蔽体の取り外しの間、針隠し位置における内側スリーブ220の向上された保持を提供することで、カセット200の外側筐体の外側の環境への注入針の露出を防止する。また、内側スリーブ係止構成290は、自動注入機との相互作用のための位置に内側スリーブ220をより正確に繰り返して置ける。
【0120】
図6Cで示しているように、内側スリーブ係止機構の様々な実施形態は、自動注入機の挿入駆動部によって係止解除されるように構成される片持ち梁係止アーム292を備え得る。片持ち梁係止アーム292は、手部材292hと、手部材292hを内側スリーブ220の一部に連結する2つの可撓性のアーム部材292aとを備え得る。手部材292hは、1つまたは複数の係止足と、1つまたは複数の開カムと、1つまたは複数の組立カムとを備え得る。図示した実施形態では、手部材292hは、2つの係止足292fと、1つの開カム292ocと、1つの組立カム292acとを備えている。2つの係止足292fは、互いから離間され得ると共に、手部材292hの先端縁または近位縁292peにおいて、または、近位縁292peに隣接して周辺に配置され得る。開カム292ocは係止足292fの遠位に配置され得るし、組立カム292acは、手部材292hの近位縁292peから近位へと延び得る。図示した実施形態では、片持ち梁係止アーム292は、内側スリーブの周辺で遠位の下部分220bから、または、自動注入機の挿入駆動部と相互作用できるスリーブの任意の他の部分から延びている。
【0121】
図6Bに示しているように、内側スリーブ係止構成290の様々な実施形態は、カセット外側筐体210の下壁210b、または、内側スリーブ220の片持ち梁係止アーム292と相互作用する筐体の任意の他の壁に設けられた1つまたは複数の係止足受け長穴294をさらに備え得る。1つまたは複数の係止足受け長穴294の各々は、ラッチ機構280のラッチアーム280aを定める一対の細長い長穴282の端に設けられ得る。係止足受け長穴294の各々は、内側スリーブ係止構成290の係止を有効とするために、片持ち梁係止アーム292の係止足292fのうちの対応する一方を受け入れるように作用する。
【0122】
図6Dに示しているように、係止足292fの様々な実施形態は、近位面292fpおよび/または遠位面292fdをそれぞれ備え得る。近位面292fpおよび/または遠位面292fdは、内側スリーブ係止構成の係止を容易にするために、係止足受け長穴294を定めるカセット外側筐体210の壁に対して、概して90度、90度未満(前方へ斜め)、または、90度超(後方へ斜め)である角度で配置され得る。係止足292fの近位面292fpおよび遠位面292fdと係合する係止足受け長穴294の対応する表面は、係止足292fの近位面292fpおよび遠位面292fdの角度と相補的である角度で構築され得る。係止足292fの近位面292fpは図6Dに示しているように後方に斜めにされ、内側スリーブ220が片持ち梁係止アーム292に対して近位へと押されるとき、係止足292fは、外側カセット筐体壁の受け長穴294へとより深く引き込まれ、自己係止に向かう付勢をもたらし得る。したがって、片持ち梁係止アーム292は、それを係止解除するために必要とされる力に対して大きい係止力を提供できる。様々な他の実施形態において、係止足292fの近位面292fpおよび/または遠位面292fdは前方へ斜めにでき、これは、内側スリーブ220を外側筐体210に組み付けるのを支援できる。片持ち梁係止アーム292の可撓性のアーム部材292aは付勢力を加えることができ、この付勢力は、各々の係止足292fを、カセット外側筐体壁210bにおけるその対応する受け長穴294において保持する。他の実施形態では、片持ち梁係止アーム292の可撓性のアーム部材292aは、各々の係止足292fを、カセット外側筐体壁210bにおけるその対応する受け長穴294において保持するために、付勢力を加えることができない。可撓性のアーム部材292aは、係止足292fをその受け長穴294からの係合解除するために曲がることができる。
【0123】
図6Cを参照すると、様々な実施形態において、開カム292ocは、自動注入機の挿入サイクルの間、片持ち梁係止アーム292をカセット外側筐体から離す方へと曲げるように、係止足292fの遠位に配置され得る。片持ち梁係止アーム292の曲げは、係止足292fを外側筐体における受け長穴294から係合解除し、係止足292fが外側筐体に接することと外側筐体上で滑ることとを防止し、それによって、挿入サイクルの間、内側スリーブ220を片持ち梁係止アーム292からの干渉なく自由に移動させることができる。開カム292ocの様々な実施形態は、鼻面296nと結合する遠位斜面296rを有する雄形部材を備え得る。遠位斜面296rは、後方に斜めにされ得る(例えば、遠位斜面296rの角度は、鼻面296nに対して270度未満および180度超であり得る)が、その場合、これより後で説明するように、自動注入機の挿入駆動部によって係合される。他の実施形態では、開カム292ocは、雌部材として構成され得る。
【0124】
図6Cをなおも参照すると、組立カム292acの様々な実施形態は、内側スリーブ220がカセット組立の間に外側筐体210へと挿入されるにつれて、片持ち梁係止アーム292をカセット外側筐体壁210bから離すように曲げることができるように、手部材292hの近位縁292peから近位へと延び得る。組立カム292acの様々な実施形態は、鼻面298nと結合する近位斜面298rを有する雄形部材を備え得る。近位斜面298rは、後方に斜めにされ得る(例えば、近位斜面296rの角度は、鼻面296nに対して270度未満および180度超であり得る)が、その場合、近位斜面298rは、内側スリーブ220がカセット200の組立の間に外側筐体下壁210bに挿入されるとき、外側筐体下壁210bの遠位縁と接触する。他の実施形態では、組立カム292acは、雌部材として構成され得る。
【0125】
様々な他の実施形態において、図6Bにおいて外側筐体の一部として示されている内側スリーブ係止構成の構成要素は内側スリーブ上に設けられ、図6Cにおいて内側スリーブの一部として示されている内側スリーブ係止構成の構成要素は、外側筐体に設けられ得る。様々な他の実施形態において、係止足、長穴、アーム部材、および/またはカムの数は、上記の数より多くても少なくてもよい。さらなる様々な他の実施形態において、片持ち梁係止アームの開カムは、自動注入機の挿入駆動部の挿入ラックに設けられ得る。
【0126】
図7A図7Eを参照すると、内側スリーブ係止構成の様々な実施形態は、自動注入機の挿入サイクルの間、次の手法で作動し得る。図7Aは、カセットを収容している自動注入機の扉が閉じられた後の片持ち梁係止アーム292を示している。図示しているように、係止アーム292の開カム292ocは、内側スリーブ係止構成が係止位置にあるように(つまり、片持ち梁アームの係止足が、図6Dに示しているようなカセット外側筐体壁にあるそれらの対応する受け長穴と係合されるように)、自動注入機挿入ラック332の近位タブ332pから近位へと離間され得る。また、カセットが装填されてから扉が閉じられるとき、自動注入機は、内側スリーブ220の駆動柱268が近位タブ332pと遠位タブ332dとの間に配置されるように、ラック332を動かすことになる。
【0127】
図7Bは、自動注入機の挿入サイクルが開始された後の片持ち梁係止アーム292の開カム292ocの作動を示している。図示しているように、挿入ラック332の近位タブ332pが、開カム292ocの遠位斜面296rと係合するために、近位へと移動されており、片持ち梁係止アーム292のアーム292aを曲げ、係止アーム292を内側スリーブ220に向かって持ち上げ、それによって、係止足292fを外側筐体下壁210bにある受け長穴(見ることはできない)から係合解除している。図示しているように、挿入ラック332の遠位タブ332dは内側スリーブ220の駆動柱268と係合していないが、ラッチ機構280の弾性アーム280aは、挿入ラック332の遠位タブ332dによって係止解除されるところである。
【0128】
図7Cは、挿入ラック332の近位タブ332pがさらに近位へと移動された後の片持ち梁係止アーム292の開カム292ocの作動を示している。図示しているように、挿入ラック332の近位タブ332pが開カム292ocの下に滑り込んでその鼻面296nと係合されており、これによって、片持ち梁係止アーム292、延いては係止足292fを、内側スリーブ220に向かって完全に持ち上げており、そのため、係止足292fは外側筐体下壁210bにある受け長穴(見ることはできない)から係合解除している。さらに、挿入ラック332の遠位タブ332dは、近位へと移動し、ラッチ機構280のアーム280aを開いており、それによって、内側スリーブ220の駆動柱268をラッチ機構280から係止解除している。そして、遠位タブ332dは駆動柱268と係合している。
【0129】
図7Dは、針挿入が完了し、針引き戻しが開始した後の片持ち梁アーム292を示している。図示しているように、挿入ラック332の近位タブ332pは遠位へと動いており、それによって、係止アーム292の開カム292ocから滑り外れ、内側スリーブ220の駆動柱268と係合している。挿入ラックの近位タブ332pが開カム292ocともはや係合しておらず、駆動柱268を遠位へと移動しているため、片持ち梁アーム292のアーム292aは、開カム292ocをカセット外側筐体壁210bに向かって下へと付勢し、係止アーム292の係止足292fをカセット外側筐体下壁210bの内面210isにおいて滑らせることができる一方、内側スリーブ220が筐体210において遠位の針隠し位置へと戻すように駆動されるとき、組立カム292acをカセット外側筐体壁210bの内面から離して保持する。
【0130】
図7Eは、係止足がその対応する受け長穴(見ることができない)と係止的に係合し、それによって、内側スリーブ係止構成を係止位置へと戻して配置し、係止機構(見ることができない)において内側スリーブ220の駆動柱268を再び係止した後の片持ち梁係止アーム292を示している。
【0131】
内側スリーブ係止構成の様々な実施形態は、ここで図8Aおよび図8Bを参照して説明するように、カセット200の組立を容易にするために作動できる。図8Aは、内側スリーブ220が、カセット200の組立の間、カセット外側筐体210の遠位開口端210deへと先ず挿入されるときの片持ち梁係止アーム292を示している。図示しているように、片持ち梁係止アーム292は、アーム292aが中立の非付勢位置で弛緩されている状態で、完全に下の位置にあり、組立カム292acの後方へ斜めの近位斜面298rは、カセット外側筐体210の遠位開放端210deのすぐ内側の持ち上げ傾斜部210rと接触している。
【0132】
図8Bは、内側スリーブ220が外側筐体210へとさらに挿入された後の片持ち梁係止アーム292を示している。図示しているように、組立カム292acは、カセット外側筐体210の持ち上げ傾斜部210rへの滑り上がりが後方へ斜めの近位斜面298rによって助長され、それによって、係止アーム292のアーム(見ることができない)を曲げ、アームを内側スリーブ220に向かって持ち上げている。片持ち梁係止アーム292の持ち上げは、係止足292fが接するのを防止し、したがって、内側スリーブ220がカセット外側筐体210へと完全に挿入されるとき、係止足292fがカセット外側筐体210と干渉するのを防止する。
【0133】
前述の実施形態において、内側スリーブ係止構成は、片持ち梁係止アームが非付勢状態にあるとき、内側スリーブの係止をもたらす。様々な他の実施形態において、内側スリーブ係止構成の片持ち梁係止アームは、付勢されて作動された位置において内側スリーブの係止を提供する。このような実施形態は、例えば、内側スリーブ、延いては薬物容器を、所望の時間に固定位置で保持するために、望ましい可能性がある。また、挿入駆動部のモータが、薬物容器を収容しているスリーブを駆動するため、注入針の深さが制御できる。この特徴は、係止足受け長穴、および/または、さらに説明されるカセット識別構成との組み合わせで、用いられ得る。
【0134】
ここで図9Aおよび図9Bをまとめて参照すると、カセット200の様々な実施形態は、カセット200についての情報を自動注入機へと通信するよう構成され得るカセット識別構成410をさらに備え得る。カセット識別構成410は、カセット外側筐体210の下壁210bの外面に、または、自動注入機によって検出および読み取りできるカセット200の任意の他の部分に設けられ得る。ある実施形態では、カセット識別構成410によって通信される情報は、コードの形態であり得る。具体的には、カセット識別構成410は、各々が特定のカセット200のある特性に対応する複数の異なるコードのうちの1つを生成するように構成され得る。コードは、適切に適合された自動注入機に、自動注入機に挿入されるカセット200の種類、つまり、カセットが教育用カセット(つまり、薬物器を含まないか、または、空の薬物器を含む)であるか、薬物で治療のために充填されている、または、あらかじめ充填されている薬物容器を収容している薬物カセットであるかを決定させることができる。さらに、カセット識別構成410によって通信されるコードは、薬物器に収容されている薬物がなんであるかを、および/または、他のカセット/薬物容器特性を、自動注入機に伝えることができる。さらに、コードは、カセット200が自動注入機に適切な配向で挿入されたかどうかを自動注入機に決定させることができる情報を提供できる。自動注入機は、適切な運転プログラムを自動的に選択するように、および/または、カセット識別構成410によって通信された情報に基づいて運転プログラムの様々な運転パラメータを調節するように、(例えば、先に記載したマイクロプロセッサと共に)構築され得る。例えば、自動注入機が教育用カセットの挿入を検出する場合、自動注入機は、自動注入機の使用について使用者を教育するために、教育用プログラムを自動的に選択できる。別の例では、自動注入機は、特定の薬物であらかじめ充填されている薬物容器を収容している薬物カセットの挿入を検出した場合に、注入速度、針挿入速度、注入前および注入後の待機時間、針挿入深さ、温度制限など、その薬物を注入するための適切な運転パラメータを自動的に選択できる。利用可能な速度範囲は、薬物容器充填容積と、粘度などの薬物特性とに依存し得る。自動注入機によるその運転パラメータの自動
選択は、使用者が所与の薬物のための適切な運転パラメータを決定し、そしてそれらの運転パラメータを自動注入機に手入力しなければならない必要性を排除する。
【0135】
図10Aに示しているように、カセット識別構成410の様々な実施形態は、カセット外側筐体210の下壁210bの表面または内部に設けられている1つまたは複数の突起またはタブ410tを備え得る。タブ410tの数および位置は、カセット200についての情報を表すコード、またはコードの少なくとも一部を定め得る。図10Bに示しているように、カセット識別構成410は、自動注入機扉308が閉じられるときにカセット200がカセット支持面301sと係合するとき、タブ410tの数字および位置を感知するために、自動注入機300のカセット支持面301sの表面または内部に設けられ得る検出器370をさらに備え得る。検出器370は、自動注入機300内に収容されているマイクロプロセッサ350と通信して連結され、それによって、自動注入機300にタブ410tを検出させてカセット200についての情報を表すコードを入手させることができる。様々な実施形態において、検出器370は、複数の従来の平らに面一で搭載される瞬時の押しボタンスイッチ372を備え得る。スイッチ372はタブ410tの対応するものと係合するように配置され得る。スイッチ372のうちの一部または全部は、カセット200が自動注入機300のカセット支持面301sに支持されるとき、タブ410tの配置およびタブが表すコードに依存して、カセット200のタブ410tによって作動され得るか、または、いずれも作動され得ない。そのため、タブ410tによって定められたコードと、コードがカセット200について表す情報とは、解読のために、自動注入機300のマイクロプロセッサ350へと通信され得る。
【0136】
タブ410tは、カセット筐体210の表面または内部におけるそれらの個々の位置によって、互いから識別され得る。タブ410tの有無を利用することで、複数の組み合わせのコードが、各々のコードが特定のカセット200またはカセットの特徴を識別するように作り出され得る。図10Aの実施形態に示しているカセット識別構成410が3つのタブ410tを備えているが、カセット識別構成410の様々な他の実施形態は、利用可能なプログラムコードの数を増加または低減するために、3つを超える、または、3つ未満のタブを備え得る。図10Aに示している実施形態では、3つのタブ410tのうちの1つまたは複数があるおよび/またはないことが、自動注入機300によって検出および解読され得る8つまでの異なるようにできるカセット識別コードを提供する。先に言及したように、各々のコードによって表される情報は、自動注入機300についての複数のプログラム命令のうちの1つを定義するために、ならびに/または、限定されないが、カセット200が認可されたOEMデバイスであることを確証すること、および/もしくは、自動注入機300へのカセット200の適切な挿入を確証することなど、二次情報を自動注入機300へと通信するために使用され得る。
【0137】
カセット識別構成410のタブ410tの様々な他の実施形態は、異なる高さを有し得る。このような実施形態では、自動注入機の押しボタンスイッチ372とマイクロプロセッサ350とは、例えば、限定ではないが、押しボタンスイッチ372のボタン(図示せず)がタブ410tによってスイッチ370へとどれだけ遠くへと押し込まれるかによって、押しボタン372に異なる高さのタブ410t同士の間で識別させることができるように構築され得る。低いタブ410tと高いタブ410tとの両方を備える実施形態は、カセット外側筐体210における各々の可能なタブ位置に、3つの可能な状態のうちの1つを与えることができる。
状態1:タブがない
状態2:低いタブがある
状態3:高いタブがある
カセット識別構成410が、例えば、各々のこのようなタブ410tが低いかまたは高い、3つまでのタブ410tを備える場合、自動注入機は、可能なコードの数を増加するために、27通りまでの異なるタブ状態を検出できることになる。
【0138】
図11Aに示しているように、カセット識別構成410の様々な他の実施形態は、カセット200の外側筐体210の下壁210bに設けられた1つまたは複数の窪み410iを備え得る。図11Bに示しているように、カセット識別構成410のこのような実施形態では、自動注入機300の検出器370は、窪み410iの有無を検出するために、複数の従来のポゴピンスイッチ374を備え得る。コード、検出、解読、およびパラメータ制御の機能は、概して、タブ410tに関連して先に記載したのと同じである。
【0139】
カセット識別構成410の窪み410iの様々な他の実施形態は、異なる深さを有することができる。このような実施形態では、自動注入機のポゴピンスイッチ374とマイクロプロセッサ350とは、可能な異なるコードの数を増加するために、ポゴピンスイッチ374のピン374pが窪みによってスイッチへとどれだけ深く押し込まれるかによって、ポゴピンスイッチ374を異なる深さの窪み同士の間で識別させることができるように構築され得る。
【0140】
様々なさらなる実施形態において、カセットのカセット識別構成410は、前述のタブ410tと窪み410iとの組み合わせを備え得る。したがって、自動注入機は、このような実施形態において、対応する押しボタンスイッチ372およびポゴピンスイッチ374を備えるように構築され得る。
【0141】
カセット識別構成410のタブ410tおよび/または窪み410iによって定められたコードは、カセット200についての情報を自動注入機300へと通信し、自動注入機300は、自動注入機300のプログラムなどを自動的に調節するために、この情報を使用できる。例えば、限定ではないが、1つのタブ410tまたは窪み410iは、カセット200が1mLの薬物で充填されている薬物容器を収容していることを指示するコードを定めることができ、また、2つのタブ410tまたは窪み410iは、カセット200が0.5mLの薬物で充填されている薬物容器を収容していることを指示するコードを定めることができる。同じカセット識別構成における追加のタブ410tまたは窪み410iは、薬物および/または薬物の特性を識別するコードを提供し得る。別の例では、教育用カセットのためのコードは、すべての可能なタブ410tおよび/または窪み410iの存在を備え得る。さらなる例では、タブ410tおよび/または窪み410iのうちの1つがないことは、特定の薬物についてのコードを定め得る。タブ410tおよび/または窪み410iの異なる組み合わせが、自動注入機パラメータを制御する目的のために、異なる薬物の間を識別するために、または、薬物容器のないことを示すために、使用され得る。
【0142】
図12Aに示しているように、カセット識別構成410の様々な実施形態は、カセット外側筐体210の下壁210bの外面に設けられた1つまたは複数の平らな導電性トレースまたは導電性ストリップ410sを備え得る。カセット識別構成410のこのような実施形態では、図12Bに示しているように、自動注入機300の検出器370は、カセット200が自動注入機300へと挿入されたときに導電性ストリップ410sと接触するポゴピン接続部376で構築され得る。導電性ストリップ410sは、カセットの下壁210bの外面に型成形され得るか、その外面にスクリーン印刷され得るか、または、感圧接着剤もしくは任意の他の適切な手段でその外面に付着される、曲げケーブル材料など、別体の構成要素を備え得る。
【0143】
様々な実施形態において、1つまたは複数の導電性ストリップ410sは、カセット200が自動検出器300の支持面301sに搭載されるときに2つのポゴピン接続部376の間で検出器370の電気回路を閉じるように導電性ストリップ410sの各々が作動できる、カセット存在センサとして作動し得る。ある実施形態では、導電性ストリップ410sは、一列に配置されたポゴピン接続部を接続するために、真っ直ぐな経路(例えば、図12Aに示しているような経路)を形成するように構築され得るか、または、ジグザグの経路もしくは曲がった経路を接続することを必要とするポゴピン接続部を接続するために曲がった経路を形成するように構築され得る。他の実施形態では、導電性ストリップ410sは、検出器370の電気回路を介して検出できるコードを定め、さらには、コード、延いては、薬物、充填容量、注入速度など、関連するカセット情報を自動注入機300のマイクロプロセッサ350へと通信する、特定の電気抵抗、静電容量、インダクタンスなどを有するように構築され得る。
【0144】
図12Aおよび図12Bでさらに示しているように、カセット識別構成410の様々な実施形態は、1つまたは複数の導電性ストリップ410sを、先に記載した1つまたは複数のタブ410t(および/または窪み410i)と組み合わせることができる。カセット識別構成410のこのような実施形態では、自動注入機300の検出器370およびマイクロプロセッサ350は、適切な押しボタンスイッチ372およびポゴピンスイッチ374(および/またはポゴピン接続部376)を有するように構築され得る。しかしながら、カセット識別構成410が1つまたは複数の導電性ストリップ410sを備えるだけであり得ることは、理解されるべきである。
【0145】
図13Aに示しているように、カセット識別構成410の様々な他の実施形態は、カセット外側筐体210の下壁210bに埋め込まれた、または、カセット外側筐体210の下壁210bの外面もしくは内面に設けられた、1つまたは複数の磁石410mを備え得る。カセット識別構成410のこのような実施形態では、自動注入機300の検出器370(例えば、図10B図11B、および図12B)は、磁気共鳴(MR)センサ、または、カセット200が自動注入機300に挿入されたときに1つまたは複数の磁石によって作動される他の磁気感知センサとして、構築され得る。1つまたは複数の磁石410mは、MRセンサを作動するだけの強さのものであるのは当然である。磁石およびMRセンサの構成は、単独で、または、他の前述したカセット識別構成410のいずれかとの組み合わせで用いられ得る。
【0146】
図13Bに示しているように、カセット識別構成410の様々なさらなる実施形態は、RF識別(RFID)チップなど、無線周波数(RF)電磁場(EMF)放射デバイス410rfを備え得る。自動注入機300の検出器370(例えば、図10B図11B、および図12B)は、カセット200が自動注入機300へと挿入されるとき、RF EMFデバイス410rfによって作動される、RFIDチップ読取機などのEMF受信デバイスとして構築され得る。RF EMFデバイス410rfは、カセット外側筐体210の下壁210bに、または、RF EMFデバイス410rfを自動注入機300の検出器370と通信させることができるカセット200の任意の適切な部分に型成形され得るか、または、付着され得る。
【0147】
図13Cに示しているように、カセット識別構成410の様々な他の実施形態は、1つまたは複数の光学機械読取可能(OMR)識別子410oを備え得る。1つまたは複数のOMR識別子410oは、限定なく、1つまたは複数のバーコードラベル、1つまたは複数の色コードラベル、1つまたは複数の他の適切なOMR識別子、または、それらの任意の組み合わせを備え得る。バーコードラベルとして具現化されたOMR識別子410oとしては、限定されないが、一次元および二次元のマトリックスコードがあり得る。自動注入機300の検出器370(例えば、図10B図11B、および図12B)は、このような実施形態では、光学スキャナとして構築され得る。OMR識別子410oは、カセットの外側筐体210の下壁210bの外面に、または、自動注入機300の検出器370と相互作用できるカセット200の任意の他の部分もしくは領域に設けられ得る。
【0148】
RF EMFデバイス410rfおよび1つまたは複数のOMR識別子ラベル410oは、カセットがあらかじめ充填された薬物容器と組み立てられる前または後に、カセットに付着され得る。これは、RF EMFデバイス410rfおよび/または1つまたは複数のOMR識別子ラベル410oに、製造の日付、製造の場所、薬物の有効期限、注入の前に薬物を最適な温度に到達させることができるようにするための薬物の温度安定性時間、ならびに、カセット200および薬物がOEM構成要素であることの自動注入機確証など、追加の情報またはプログラムを含ませることができる。
【0149】
図13Dに示しているように、カセット識別構成410の様々な他の実施形態は、各々が構成410によって提供されるコードの一部を定める、1つまたは複数の磁石410mと、RF EMF放射デバイス410rfと、1つまたは複数のOMR識別子410oと、先に記載したタブ410t(および/または窪み410i)とを備え得る。カセット識別構成のこのような実施形態では、自動注入機の検出器370は、カセット識別構成410の対応するカセット要素を検出するために、適切なスイッチ、センサ、受信機、および/またはスキャナ(例えば、図10B図11B、および図12B)で構築され得る。
【0150】
カセット識別構成410は、カセットの製造工程および梱包工程の局面を制御するために用いられてもよい。図14は、あらかじめ充填された薬物容器(ある範囲の異なる薬物および/または充填レベルを含んでいる)の組立を制御してから、組み立てられたカセットを適切な梱包作業位置へと追い出すために、どのように単一の生産または製造ラインが、カセット識別構成を用いて、異なる製品ラインを組み立てるために用いられ得るかの例を示す流れ図を示している。ブロック500は、コンピュータ制御される製造システムを備え得る単一の製造ラインを表しており、ブロック502、504、506、および508は、タブ、窪みなどの自身のカセット識別構成構造(1、2、3、または4)を各々有している、ラインにおける4つの組み立てられていないカセットを表し得る。組み立てられていないカセット502、504、506、および508の各々は、カセット識別構成構造(カセットID構造)と一致する4つの異なる薬物(A、B、C、またはD)のうちの1つを有する薬物容器と組み立てられる。図14に示した実施形態では、製造システムは、カセットID構造1が薬物Cを識別し、カセットID構造2が薬物Bを識別し、カセットID構造3が薬物Dを識別し、カセットID構造4が薬物Aを識別するようにプログラムされ得る。
【0151】
ブロック510では、ラインの製造システムは、組み立てられていないカセット502、504、506、および508の各々のカセットID構造を識別する。組み立てられていないカセット502、504、506、および508の各々に関して、ブロック512でシステムは、薬物A、B、C、およびDであらかじめ充填されている薬物容器514、516、518、および520のうちの一致する1つを、識別されたカセットIDを用いてそれぞれ選択し、それを組み立てられていないカセット502、504、506、および508と組み立てる。そのため、ブロック512では、カセットID構造1を持つ組み立てられていないカセット502が、薬物Cであらかじめ充填された薬物容器518と組み立てられて、組み立てられたカセット522を作り出し、カセットID構造2を持つ組み立てられていないカセット504が、薬物Bであらかじめ充填された薬物容器516と組み立てられて、組み立てられたカセット524を作り出し、カセットID構造3を持つ組み立てられていないカセット506が、薬物Dであらかじめ充填された薬物容器520と組み立てられて、組み立てられたカセット526を作り出し、カセットID構造4を持つ組み立てられていないカセット508が、薬物Aであらかじめ充填された薬物容器514と組み立てられて、組み立てられたカセット528を作り出し得る。
【0152】
ブロック530では、製造システムは、カセットID構造1、2、3、および4をそれぞれ用いて、組み立てられたカセット522、524、526、および528を仕分けし、それらを、薬物C、B、D、およびAについてのそれぞれの梱包532、534、536、および538に配置する。
【0153】
図15Aおよび図15Bは、カセット200のカセットキャップ240の実施形態をまとめて示している。カセットキャップ240は、自動注入機を操作する前に使用者に針遮蔽体266を薬物容器260から除去させる形で、薬物容器260の針遮蔽体266を係合および把持することで、針遮蔽体除去部として機能できる。さらに、カセットキャップ240は、カセット200が自動注入機に適切に設置されない場合にカセット200から容易に引き抜くことができるように、カセット外側筐体210と係止的に係合し得る。これは、例えば、カセット200が使用者によって取り扱われるとき、針遮蔽体266が薬物容器260から不意に除去されるのを防止する。また、遮蔽体除去部240の存在は、カセット200が以前に使用または不正に変更されていないことを指し示している。
【0154】
図15Aに示しているように、カセットキャップ240の様々な実施形態は、概して円筒形の部分241cと、円筒形部分241cの横に配置され、円筒形部分241cと結合している概して矩形のキー部分(キー)241kとによって形成された中空の本体241を備え得る。カセットキャップ240は、さらに、本体241の円筒形部分241cから近位へと延びる先細り部分242をさらに備え得る。外向きに延びるフランジ244が、先細り部分242を集結し、フランジ244の近位端240peにおいてカセットキャップ240を閉じる。フランジ244は、カセットが自動注入機に適切に取り付けられた後、針遮蔽体266を薬物容器260から除去するために、使用者にカセットキャップ240を把持させてカセット200から引っ張り出させることができる指把持部材として機能できる。カセットキャップ240の把持および引っ張りを容易にするために、フランジ244は、器用さの問題のため、使用者によって容易に把持される概して長円の形を有し得る。「矢印」の目印243が、カセットを自動注入機のカセット扉へと挿入することに関して適切な方向および配向を指示するために、カセットキャップ240の先細り部分242に設けられてもよい。
【0155】
円筒形部分241cおよびキー241kは、カセットキャップ240の遠位端240deにおいて開放している。円筒形部分241cの開放した遠位端は、キー241kの開放した遠位端と結合する拡張可能なカラー構造245を定める複数の可撓性の外向きに拡がった舌部245tによって形成され得る。拡張可能なカラー構造245は、カセットキャップ240が、図15Cに示すようなカセットへと再び挿入されるのを防止する。円筒形部分241cは、針遮蔽体を係合および把持する助けとなる金属挿入体246(図15B)を円筒形部分241cに受け入れさせることができる可撓性部材241cfを備え得る。
【0156】
図15Aを再び参照すると、キー241kは、その近位端を閉じる端壁241keを備え得る。端壁241keは、キー241kの下壁241kbを若干超えて延び、それによって停止部241ksを形成し得る。
【0157】
図16Aに示しているように、カセット外側筐体210の近位端壁210peは、筐体210の下壁210bに向かって開口214から延びる長穴214sを備え得る。長穴214sは、カセットキャップ240がカセット200にあり、それによってカセットキャップ回転防止構造を形成しているとき、カセットキャップキー241kの停止部241ksと係合する外側筐体下壁210bの先端210leでカセットキャップ240のキー241kと結合するような、大きさおよび形とされ得る。図16Bに示しているように、長穴214sとキー241kとによって形成された回転防止構造は、カセットキャップ240がカセット200にあり(針遮蔽体が取り外される前)、したがって、針遮蔽体の回転を防止しているとき、カセットキャップ240がその長手方向のZ軸周りに回転または捩じられるのを防止する。これは、針遮蔽体の回転が、注入針の鋭い端により、針遮蔽体の切断またはくり抜きを引き起こす可能性があるため、重要である。したがって、回転防止構造は、カセットキャップ240がカセット200にあるとき、針遮蔽体が注入針によって損傷されるのを防止する。カセットキャップキー241kの停止部241ksは、長手方向のZ軸に沿って注射器に向かって遠位へと押されるのを制限でき、これは、注入針が針遮蔽体を突き抜けて損傷することも防止する。
【0158】
図15A図15Cを再び参照すると、キー241kの下壁241kbは、遠位へと延びる片持ち梁バネ部材247と、バネ部材247の自由端に設けられた、下向きに延びる突起または係止タブ248とによって形成されたカセットキャップ係止構造を定め得る。係止タブ248は、バネ部材247の下面247bと鋭角θを定める傾斜面248sによって形成された下から切り取った部分を備え得る。
【0159】
図15Bおよび図15Cに示しているように、金属管状挿入体246は、針遮蔽体266がカセットキャップ240と共に引き抜かれ得るように、針遮蔽体266の外面を把持するための円筒形本体部分241cの内面241iに設けられ得る。様々な他の実施形態において、金属管状挿入体246は、円筒形本体部分241cの内面241iに形成された把持歯(図示せず)によって置き換えられ得る。カセットキャップ240は、カセット200の外側筐体210の近位端壁210peに形成された開口214を通じて延びることができ、これは、カセット200の外側にカセットキャップ240のフランジまたは把持部材244を配置する。片持ち梁バネ部材247および係止タブ248によって形成されたカセットキャップ240の係止構造は、不正な変更を防止する手法で、カセットキャップ240をカセット200における所定位置に係止するように、カセット外側筐体210の周辺の近位部分内に配置され得る。係止は、カセット200の外側筐体210の下壁210bに定められ得る係止開口210a(図15C)へとタブ248を押し込むかまたは付勢する片持ち梁バネ部材247によって、容易にされ得る。カセット外側筐体210の係止開口210aと係合された係止タブ248は、カセット200が自動注入機内に適切に取り付けられない場合、実質的に、カセット200からのカセットキャップ240の引き抜きを防止する。カセットキャップ240が針遮蔽体266に付着され、カセット200内に係止されるため、針遮蔽体266は、自動注入機における適切な取り付けの前に、注射器260から不意に取り外されることはない。カセットキャップ240の存在は、カセット200が以前に使用または不正に変更されていないことも指し示している。
【0160】
図15Cに示しているように、カセットキャップ240が取り外されると、拡張可能な一部のカラー構造245の舌部245tが外向きに拡張または拡がり、カセットキャップ240とカセットキャップ240に付着された針遮蔽体266(見ることができない)とが、カセット外側筐体210の近位端壁210peにおいて開口214へと再び挿入されるのを防止する。そのため、カセットキャップ240の非存在は、カセット200が以前に使用または不正に変更されていないことを使用者に指し示している。
【0161】
図15Dは、自動注入機のアクセスドアが閉じられた後のカセット200を示している(両方とも見ることができない)。図示しているように、カセット200は、自動注入機シャーシ301の支持面301sに搭載されている。シャーシ301は、信号またはデータをマイクロプロセッサに通信させることができる手法で、自動注入機のマイクロプロセッサに連結されるピンスイッチPを備え得る。自動注入機カセットドアを閉じることは、ピンスイッチPに係止タブ248を押させることができ(これより先で説明するように、カセットに関する特定の条件が満たされる場合)、それによって、片持ち梁バネ部材247を上へと曲げ、カセット外側筐体210の底壁210bにある係止タブ受け開口210a(図15C)から係止タブ248を解除し、それによってカセットキャップ240をカセット200から解除する。係止タブ248が係止解除された状態で、ここで使用者は、カセットキャップ240の把持部材244を把持でき、カセットキャップ240をカセット200および自動注入機から引き抜くことができ、それによって、針遮蔽体266を除去し、注入針265から覆いを外せる。ピンスイッチPは、係止タブ248と係合するとき、カセット200が取り付けられたことを自動注入機が認識するように、自動注入機のマイクロプロセッサに信号を送ってもよい。
【0162】
図17Aに示しているように、キー241kの様々な実施形態は、それぞれキー241kの外側壁面241kswから外へと延びる第1の対のアームまたはタブ270と、第2の対のアームまたはタブ272とをさらに備え得る。図17Bに示しているように、第1の対のアーム270は、キー241の近位端241kpeまたはその近くに配置され、第2の対のアームは、キーの遠位端241kdeまたはその近くに配置され得る。キー241kの各々側部におけるアームは、図17Bに示しているように、一列の形で配置され得る。
【0163】
図18Aおよび図18Bをまとめて参照すると、カセット外側筐体210の様々な実施形態は、その内側壁面210isに設けられた一対のリブ274を備え得る。図18Bに示しているように、外側筐体210の近位端壁210peに形成されたキー受入れ長穴214sは、カセットキャップ240がカセット200から取り外されるとき、第1の対のタブ270および第2の対のタブ272にそれぞれカセット外側筐体210の近位端壁210peを通過させることができる長穴拡張部214sxを備え得る。長穴拡張部214sxは、後でより詳細に説明するように、タブ270、272がリブ274と係合するようにリブ274のすぐ下に配置され得る。
【0164】
図19Aおよび図19Bをまとめて参照すると、リブ274は、カセット外側筐体210の近位端壁210peから長手方向に延び、カセットキャップ240がカセット外側筐体210に配置されるときにリブ674をタブ270、272の両方の対と係合させることができる長さLを有し得る。図19Aに示しているように、キータブ270、272の上面は、カセットキー241kがカセット外側筐体210に配置されるときに外側筐体のリブ274の下面と係合でき、それによって、カセットキャップ曲げ防止構造を形成できる。他の実施形態では、キータブ270、272およびリブ274は、キータブ270、272の下面が外側筐体リブ274の上面と係合するように構築されてもよい。
【0165】
図20で示しているように、曲げ防止構造は、カセットキャップ240が鉛直軸(X軸)および水平軸(Y軸)において屈曲または曲げられるのを防止する。鉛直軸および水平軸における屈曲または曲げは、薬物容器の注入針を曲げ得るか、または、損傷させ得るため、曲げ防止構造は、注入針のこのような曲げ、または、注入針へのこのような損傷を防止する。
【0166】
ここで図21を参照すると、自動注入機システム100は、自動注入機システム100の運転を単純化する安全で信頼できる順番で、注入過程のステップを使用者に実行させるように構築され得る。使用者によって実施される一連の行為を制御することで、注入過程がより確実に行われ得る。したがって、様々な実施形態において、自動注入機システム100は、次のステップの順序通りの実施を使用者に強制する、または、引き起こすように構築される。ステップは、カセット200を自動注入機300に挿入するステップ、自動注入機システム100を注入のために準備するステップ、自動注入機300を皮膚に配置して注入過程を開始するステップ、および、使用済みカセット200を廃棄し、将来の使用のために自動注入機300を保管するステップである。順序通りにこれらのステップを実施することは、自動注入機システムの信頼性と、使用者の安全性とを確保する。
【0167】
前述のように、自動注入機300およびカセット200の様々な実施形態は、フィードバック信号を自動注入機300のマイクロプロセッサ(図示せず)へと提供する機械的構造、電気機械的構造、および他の構造を備え得る。マイクロプロセッサは、命令により実行されるとき、自動注入機システム100が既知の構造である場合、個別論理「状態」を介して自動注入機300を移動させることができるように、これらの信号をマイクロプロセッサによって評価させることができる命令(例えば、アルゴリズム)でプログラムされ得る。
【0168】
ここで図22の流れ図と併せて図21を参照し、自動注入機システム100の様々な機能を制御するための決定論理の実施形態を説明していく。決定論理は、使用者に、カセット200を自動注入機300に挿入するステップ、自動注入機システム100を注入のために準備するステップ、自動注入機300を皮膚に配置して注入過程を開始するステップ、および、使用済みカセット200を廃棄し、将来の使用のために自動注入機300を保管するステップを順序通りに実施させる。
【0169】
自動注入機へのカセットの挿入
ブロック500(オフ、扉閉、カセットなし)では、使用の前、自動注入機システム100は、動作中の唯一のボタンがカセット扉開を開始するボタン(取り出しボタン)であり、すべての他のボタンは非作動とされている状態であり得る。これは、自動注入機システム100を、矢印502で取り出しボタンを押す単一の使用者の行為に応答するだけとさせることができ、すべての他の行為は無視され得るか、または、可能とされ得ない。自動注入機300のカセット扉308がブロック504で開くと、使用者はカセット200を扉へと挿入できる。様々な実施形態において、自動注入機300およびカセット200は、正確な配向のみで挿入を可能にし、挿入軸(z軸)周りでの配向における挿入を防止するために、図22に示すように、自動注入機300のカセット扉308における対応する長穴またはピン216と相互作用するカセット200における1つまたは複数のピン215など、正確な配向のみでカセット200の挿入を可能にする特定の構造を備え得る。カセット200は、x軸の周りの回転を防止するために、自動注入機300のカセット扉308と一致する先細りの形または他の構造を有してもよい。
【0170】
使用者がカセット200を挿入するのを待つ間、自動注入機300は、ブロック506(扉が閉じるのを待機A)における既知の状態へと移行でき、そこでは、扉を閉じることを除いて、開始ボタンや取り出しボタンを押すなどといった、使用者によるすべての他の行為が無視され得る。
【0171】
これは、自動注入機システム100がブロック500の以前の既知の状態へと移るとき、注入過程に進むために、矢印508でカセット200のある状態でカセット扉308を閉じるか、または、矢印510でカセット200のない状態で扉を閉じるかのいずれかを使用者に強制できる。使用者が必要とされる行為を実施しないことを選択する場合、自動注入機システム100は、ブロック512(扉開)で同じ状態に留まり続ける。
【0172】
使用者が、矢印508で既知でない構造のカセット200および/または使用済みカセット200をカセット扉308へと挿入して閉じる場合、自動注入機システム100は、例えば先に記載したカセット識別構成を用いてこの状態を検出し、過程をブロック516における次の状態へと続けさせることができない。したがって、使用者は、進むためには、有効なカセット200(既知の構造および未使用)を正しい配向で自動注入機300へと挿入するように強制される。
【0173】
注入のための自動注入機システムの準備
自動注入機300のカセット扉308が有効なカセット200のある状態で閉じられると、自動注入機システム100は、ブロック514(デバイス起動)において作動状態へと移り得る。この構造における使用者による次のステップは、矢印518でカセットキャップ240を取り外すことである。前述したように、自動注入機システム100は、様々な実施形態において、カセットキャップ240の存在または非存在を検出でき得るし、自動注入機300に設けられ得るカセットキャップ取り外しスイッチの状態において存在から非存在への移行を監視もでき得る。この移行は、使用者によるカセットキャップ240の取り外しと、自動注入機システム100をブロック520の状態(キャップなし)へと移すこととを検出するために、自動注入機システム100によって用いられ得る。これは、注入過程に進むために、矢印518でカセットキャップ240を取り外させるか、または、矢印522で取り出しボタンを押し、カセット200を取り外すことができるようにブロック524(扉を開けるA)で扉を開け、自動注入機システム100をブロック506(扉が閉じるのを待機A)で最後の既知の状態に戻すことによって処理を中断するかのいずれかを、使用者に強制することができる。使用者が必要とされる行為を実施しないことを選択する場合、自動注入機システム100は、ブロック515(スリープにおけるカセット)で同じ状態に留まり続ける。
【0174】
これらの行為が使用者によって本当に意図されており、偶発的に開始されたのではないことを確実にするために、カセットキャップの取り外しおよび中断の過程は、明確な行為を必要とし得る。カセットキャップ取り外しは、使用者または患者が、針遮蔽体を取り外すために、目的を持ってカセットキャップを掴んで引き剥がすことを必要とするように、最小の引き剥がし力と引き剥がし方向とを有し得る。別の言い方をすれば、カセットキャップが通常の取り扱いによって偶発的に取り外しできないように、取り外しのための最小の取り外し力および方向(真っ直ぐと下に引っ張る)がある。中断の目的のため、これは、取り外し過程が開始される前に、矢印522で、設定時間の間、使用者が取り出しボタンを押して保持することを必要とすることで達成され得る。
【0175】
皮膚への配置および注入過程の開始
有効なカセット200が自動注入機300に挿入されており、カセットキャップ240が取り外されており、自動注入機システム100がブロック520(キャップなし)の状態にある場合、使用者は、矢印526において、注入場所(皮膚)に自動注入機300を配置できる。前述のように、自動注入機300の様々な実施形態は、自動注入機システム100に注入場所への近接を検出させることができる皮膚センサを備え得る。そのため、自動注入機システム100は、使用者に、注入場所が検出されたときだけ注入過程へと進ませることができる。前述のように、マイクロプロセッサは、皮膚センサからの連続した肯定的な信号を検出するときのみ、注入場所の存在を指示させることができる命令でプログラムされ得る。これは、使用者が過程に委ねられており、ブロック528(注入準備)の状態へと移るために、注入場所と安定して接触していることを確実にする。前述のように、カセットキャップ240の様々な実施形態は、ひとたび取り外されるとカセット200に再び挿入させることができない構造を有することができ、それによって、使用者がカセットキャップ240を再び挿入し、ブロック514(デバイス起動)の前の状態へと戻すように移すのを防止している。
【0176】
これは、ブロック534において注入過程に進むために、自動注入機300を注入場所で安定して接触まま保持するか、または、矢印522で取り出しボタンを押し、カセット取り外しを許容するためにブロック524で扉を開け、自動注入機システム100をブロック506(扉が閉じるのを待機A)で扉が開いた後の最後の既知の状態に戻すことによって処理を中断するかのいずれかを、使用者に強制する。安定した信号が矢印530で得られない場合、自動注入機システム100は、ブロック520(キャップなし)の状態で留まり続け得る。注入場所の接触が時間内における任意の時点で失われた場合、自動注入機システム100は、ブロック520(キャップなし)の状態に戻り得る。
【0177】
上記の条件が満たされ、自動注入機システム100がブロック528(注入準備)の状態にあると、この構造における使用者は、矢印532で注入を作動させる。開始されると、自動注入機システム100は、その起こり得る一度確認された構造を確認するために、カセット識別構成および皮膚センサなどを再確認でき、自動注入機システム100は、ブロック548(扉が閉じるのを待機B)でのカセットの取り出しおよび廃棄を可能とするために、ブロック536(注入進行)における針注入および薬物押出、ブロック538における(針引き戻し)、ブロック540における(注入完了)、ブロック542における(押子引き戻し)、および、ブロック544における(自動で扉を開ける)を順序通りに自動的に実行できる。使用者による注入開始のすぐ後、自動注入機300におけるすべての他のボタンおよびスイッチは、注入過程の間の使用者によるボタンの意図しない作動を防止するために無効とされ得る。
【0178】
注入過程の間、自動注入機システム100は、ブロック564において、注入場所の接触の状態を常に連続して監視する。処理は、時間内の任意の時点で、所定の時間の間、注入場所の接触が失われた場合(例えば、使用者が、意図的に自動注入機300を注入場所から取り外す、または、信頼できる送達処理が確保され得ないような方法で位置を調節する)、終了され得る。また、自動注入機システム100は、注入過程の間、ブロック560(針詰まり不具合)、ブロック562(押子詰まり不具合)、ブロック566(針引き戻し不具合)、ブロック568(デバイス故障)、およびブロック570(カセット不具合)において、様々な機械的不具合を確認できる。
【0179】
使用済みカセットの廃棄および将来の使用のための自動注入機の保管
注入過程が完了し、自動注入機システム100がブロック548(扉が閉じるのを待機B)の状態になると、使用者は、使用済みカセット200を取り外しおよび廃棄し、矢印550で自動注入機300のカセット扉308を閉じると考えられる。使用者にこれを行わせるために、自動注入機システム100は、ブロック548の状態で、使用者がカセット200のある自動注入機300のカセット扉308を閉じることができないように構成され得る。扉を閉じることが矢印552で試みられる場合、自動注入機システム100は、カセット200を検出でき、ブロック554で扉をすぐに再び開けることができる。これは、自動注入機システム100がブロック550(オフ)の状態に移り、将来の使用のために自動注入機300を保管するために、使用者にカセット200のない状態でカセット扉308を閉じさせることができる。使用者が必要とされる行為を実施しないことを選択する場合、自動注入機システム100は、ブロック556(扉開スリープB)で同じ状態に留まり続け得る。
【0180】
カセットの薬物容器は、液体または凍結乾燥された形態であり得る赤血球生成促進剤(ESA)などの医薬製品で、治療のために充填され得るか、または、あらかじめ充填され得る。ESAは、赤血球生成促進タンパク質であり得る。本明細書で用いられるとき、「血球生成促進タンパク質」は、例えば、受容体と結合して受容体の二量化を引き起こすことによって、エリスロポエチン受容体の活性化を直接的または間接的に引き起こす任意のタンパク質を意味する。赤血球生成促進タンパク質は、エリスロポエチンと、エリスロポエチン受容体と結合して受容体を活性化するエリスロポエチンの変異体、類似体、もしくは誘導体、エリスロポエチン受容体と結合して受容体を活性化する抗体、または、エリスロポエチン受容体と結合して受容体を活性化するペプチドとを含む。赤血球生成促進タンパク質には、限定されないが、エポエチンアルファ、エポエチンベータ、エポエチンデルタ、エポエチンオメガ、エポエチンイオタ、エポエチンゼータ、およびそれらの類似体、ペグエリスロポエチン、カルバミルエリスロポエチン、模倣ペプチド(EMPl/ヘマタイドを含む)、ならびに、模倣抗体がある。例示の赤血球生成促進タンパク質には、エリスロポエチン、ダーベポエチン、エリスロポエチン作動薬変異体、および、エリスロポエチン受容体と結合して活性化するペプチドまたは抗体がある。
【0181】
赤血球生成促進タンパク質には、限定なく、Epogen(登録商標)(エポエチンアルファ)、Aranesp(登録商標)(ダーベポエチンアルファ)、Dynepo(登録商標)(エポエチンデルタ)、Mircera(登録商標)(メトキシポリエチレングリコール-エポエチンベータ)、Hematide(商標)(peginesatide)、MRK-2578、INS-22、Retacrit(登録商標)(エポエチンゼータ)、Neorecormon(登録商標)(エポエチンベータ)、Silapo(商標)(エポエチンゼータ)、Binocrit(登録商標)(エポエチンアルファ)、エポエチンアルファHexal、Abseamed(商標)(エポエチンアルファ)、Ratioepo(商標)(エポエチンシータ)、Eporatio(商標)(エポエチンシータ)、Biopoin(商標)(エポエチンシータ)、エポエチンアルファ、エポエチンベータ、エポエチンゼータ、エポエチンシータ、およびエポエチンデルタがある。
【0182】
赤血球生成促進タンパク質という用語は、米国特許第4,703,008号、第5,441,868号、第5,547,933号、第5,618,698号、第5,621,080号、第5,756,349号、第5,767,078号、第5,773,569号、第5,830,851号、第5,856,298号、第5,955,422号、第5,986,047号、第6,030,086号、第6,310,078号、第6,391,633号、第6,583,272号、第6,586,398号、第6,900,292号、第6,750,369号、第7,030,226号、第7,084,245号、第、および7,271,689号、米国特許出願公開第2002/0155998号、第2003/0077753号、第2003/0082749号、第2003/0143202号、第2003/0215444号、第2004/0009902号、第2004/0071694号、第2004/0091961号、第2004/0143857号、第2004/0157293号、第2004/0175379号、第2004/0175824号、第2004/0229318号、第2004/0248815号、第2004/0266690号、第2005/0019914号、第2005/0026834号、第2005/0096461号、第2005/0107297号、第2005/0107591号、第2005/0124045号、第2005/0124564号、第2005/0137329号、第2005/0142642号、第2005/0143292号、第2005/0153879号、第2005/0158822号、第2005/0158832号、第2005/0170457号、第2005/0181359号、第2005/0181482号、第2005/0192211号、第2005/0202538号、第2005/0227289号、第2005/0244409号、第2006/0040858号、第2006/0088906号、および第2006/0111279号、PCT公開WO 91/05867、WO 95/05465、WO 96/40772、WO 99/66054、WO 00/24893、WO 01/81405、WO 00/61637、WO 01/36489、WO 02/014356、WO 02/19963、WO 02/20034、WO 02/49673、WO 02/085940、WO 03/029291、WO 2003/055526、WO 2003/084477、WO 2003/094858、WO 2004/002417、WO 2004/002424、WO 2004/009627、WO 2004/024761、WO 2004/033651、WO 2004/035603、WO 2004/043382、WO 2004/101600、WO 2004/101606、WO 2004/101611、WO 2004/106373、WO 2004/018667、WO 2005/001025、WO 2005/001136、WO 2005/021579、WO 2005/025606、WO 2005/032460、WO 2005/051327、WO 2005/063808、WO 2005/063809、WO 2005/070451、WO 2005/081687、WO 2005/084711、WO 2005/103076、WO 2005/100403、WO 2005/092369、WO 2006/50959、WO 2006/02646、WO 2006/29094、およびWO 2007/136752の特許または特許出願に開示されているような分子、または変異体、または類似体をさらに含み、これらは各々、本明細書において、参照によりその全体において組み込まれている。
【0183】
代替として、カセットの薬物容器は、他の製品で、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。使用され得る他の医薬薬品の例には、限定されないが、生物学的製剤などの治療用物質(例えば、Enbrel(登録商標)(エタネルセプト、TNF-受容体/Fc融合タンパク質、TNF遮断薬)、アダリムマブ、インフリキシマブ、セルトリズマブペゴル、およびゴリムマブなどの抗TNF抗体;ウステキヌマブ、アバタセプトとしても知られているCTL4A:Fcなどの他のFc融合などの抗IL-12抗体Fc;Neulasta(登録商標)(ペグフィルグラスチム、ペグG-CSF、ペグhu-met-G-CSF)、Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム、G-CSF、hu-met-G-CSF)、Nplate(登録商標)(ロミプロスチム)、Vectibix(登録商標)(パニツムマブ)、Sensipar(登録商標)(シナカルセト)、Xgeva(登録商標)、およびProlia(登録商標)(各デノスマブ、AMG 162);ならびに、他の小分子薬物、治療抗体、ポリペプチド、タンパク質、または、鉄(例えば、フェルモキシトール、デキストラン鉄、グルコン酸鉄、および鉄スクロース)などの他の化学品があり得る。治療は、液体の形態であり得るか、または、凍結乾燥された形態から再構成され得る。
【0184】
カセットの薬物容器において用いられ得る特に例示的なタンパク質の中には、抗体と、ペプチボディと、ペグタンパク質と、ポリペプチドと、例えば、OPGL;IL-4受容体;インターロイキン1-受容体1(「IL1-Pv1」);アンジオポエチン-2(Ang2);NGF;CD22;IGF-1;B-7関連タンパク質1(B7RP1);IL-15;IL-17受容体A:IFNガンマ;TALL-1;上皮小体ホルモン("PTH");トロンボポエチン受容体(「TPO-R」);肝細胞増殖因子(「HGF」);TRAIL-R2;アクチビンA;TGF-ベータ;アミロイド-ベータ;c-Kit;α4β7:およびIL-23、または、そのサブユニットのうちの1つ;および他の治療タンパク質に特異的に結合するタンパク質といった、関連するタンパク質(その融合、断片、類似体、変異体、または誘導体を含む)とがある。
【0185】
カセットの薬物容器は、限定されず、本明細書において、OPGL特異抗体および抗体に関連するタンパク質に関して、その全体において組み込まれているPCT公報WO 03/002713に記載されている抗体であって、具体的には、その公報に説明されている配列を有するもの、具体的には、限定されず、その公報において図2に説明されているSEQ ID NO:2の軽鎖、および/または、その公報において図4に説明されているSEQ ID NO:4の重鎖のいずれかを有するOPGL特異抗体を含む、9H7、18B2、2D8、2E11、16E1、および22B3で表される抗体を含む、特には、完全にヒト化されたモノクローナル抗体である、完全にヒト化されたまたはヒトのOPGL特異抗体を含む、OPGL特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質など(RANKL特異抗体、ペプチボディなどとも称される)で、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。先の軽鎖および重鎖の各々は、前述の公報で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0186】
カセットの薬物容器は、具体的には、米国特許出願公開第2004/0181033号およびPCT公報WO 2004/058988に記載されているものといった、ミオスタチン特異ペプチボディを含む、タンパク質、ペプチボディ、および関連するタンパク質を結合するミオスタチンで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願公開第2004/0181033号およびPCT公報WO 2004/058988は、参照により、本明細書においてそれらの全体において、具体的には、限定されず、TN8-19-1からTN8-19-40、TN8-19 con1、およびTN8-19 con2を含んだSEQ ID NOS:305-351のものを含むmTN8-19ファミリーのペプチボディ;SEQ ID NOS:357-383のmL2ファミリー、SEQ ID NOS:384-409のmL15ファミリー、SEQ ID NOS:410-438のmL17ファミリー、SEQ ID NOS:439-446のmL20ファミリー、SEQ ID NOS:447-452のmL21ファミリー、SEQ ID NOS:453-454のmL24ファミリー、SEQ ID NOS:615-631のペプチボディを含む、ミオスタチン特異ペプチボディに関する部分において、組み込まれている。それらの各々は、前述の公報で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0187】
カセットの薬物容器は、PCT公報WO 2005/047331またはPCT出願PCT/US2004/03742、および、米国特許出願公開第2005/112694号に記載されているものを含む、特には、IL-4および/またはIL-3を受容体に結合することで媒介される、活動を抑制するものといった、IL-4受容体特異ペプチボディ、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。PCT公報WO 2005/047331またはPCT出願PCT/US2004/03742、および、米国特許出願公開第2005/112694号は、本明細書において、参照により、それらの全体において、具体的には、IL-4受容体特異抗体であって、それらに記載されているような抗体であって、具体的には、限定なく、L1H1、L1H2、L1H3、L1H4、L1H5、L1H6、L1H7、L1H8、L1H9、L1H10、L1H11、L2H1、L2H2、L2H3、L2H4、L2H5、L2H6、L2H7、L2H8、L2H9、L2H10、L2H11、L2H12、L2H13、L2H14、L3H1、L4H1、L5H1、L6H1のそれらで指定されているものに関する部分において、組み込まれている。これらの抗体の各々は、前述の公報で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0188】
カセットの薬物容器は、限定なく、米国特許出願公開第2004/097712(A1)号に記載されているものを含む、IL1-Rl特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願公開第2004/097712(A1)号は、本明細書において、参照により、それらの全体において、具体的には、IL1-Rl特異結合タンパク質、モノクローナル抗体であって、特には、限定なく、15CA、26F5、27F2、24E12、および10H7のそれらで指定されているものに関する部分において、組み込まれている。これらのモノクローナル抗体の各々は、前述の米国特許出願公開で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0189】
カセットの薬物容器は、限定なく、PCT公報WO 03/057134、および米国特許出願公開第2003/0229023号に記載されているものを含む、Ang2特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。PCT公報WO 03/057134および米国特許出願公開第2003/0229023号の各々は、本明細書において、参照により、それらの全体において、具体的には、Ang2特異抗体およびペプチボディなど、特には、それらに記載されており、限定されず、L1(N)、L1(N) WT、L1(N) IK WT、2xLl(N)、2xLl(N) WT、Con4 (N)、Con4 (N) IK WT、2xCon4 (N) IK、LIC、LIC IK、2xLlC、Con4C、Con4C IK、2xCon4C IK、Con4-Ll (N)、Con4-LlC、TN-12-9 (N)、C17 (N)、TN8-8(N)、TN8-14 (N)、Con 1 (N)を含む配列のものに関する部分において、組み込まれている。また、PCT公報WO 2003/030833は、本明細書において、参照により、同じことに関して、具体的には、そこに記載されているような様々な置換におけるAb526、Ab528、Ab531、Ab533、Ab535、Ab536、Ab537、Ab540、Ab543、Ab544、Ab545、Ab546、A551、Ab553、Ab555、Ab558、Ab559、Ab565、AbF1AbFD、AbFE、AbFJ、AbFK、AbG1D4、AbGC1E8、AbH1C12、Ab1A1、Ab1F、Ab1K、Ab1P、およびAb1Pに関して、その全体において組み込まれている。これらの各々は、前述の公報で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0190】
カセットの薬物容器は、具体的には、限定なく、米国特許出願公開第2005/0074821号および米国特許第6,919,426号に記載されているものを含む、NGF特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願公開第2005/0074821号および米国特許第6,919,426号は、本明細書において、参照により、それらの全体において、具体的には、4D4、4G6、6H9、7H2、14D10、および14D11のそれらで指定されているNGF特異抗体を限定されることなく含む、NGF特異抗体と、この点において関連するタンパク質とについて、具体的には組み込まれている。これらのNGF特異抗体の各々は、前述の公報で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0191】
カセットの薬物容器は、米国特許第5,789,554号に記載されているものなど、CD22特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許第5,789,554号は、本明細書において、参照により、それらの全体において、ヒト化されたモノクローナル抗体および完全にヒトのモノクローナル抗体を限定されることなく含み、特には、例えば、ヒト-マウスモノクローナル抗体hLL2カッパ鎖と連結されるヒト-マウスモノクローナル抗体hLL2ガンマ鎖二硫化物の二量体など、ヒトCD22特異IgGを限定されることなく含み、例えば、CAS登録番号501423-23-0である、エプラツズマブにおけるヒトCD22特異完全ヒト化抗体を限定されることなく含む、ヒト化されたモノクローナル抗体および完全にヒトのモノクローナル抗体など、特にはヒトCD22特異抗体といった、CD22特異抗体および関連するタンパク質に関して、組み込まれている。
【0192】
カセットの薬物容器は、PCT公報WO 06/069202に記載されているものなど、IGF-1受容体特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。PCT公報WO 06/069202は、参照により、その全体において、L1H1、L2H2、L3H3、L4H4、L5H5、L6H6、L7H7、L8H8、L9H9、L10H10、L11H11、L12H12、L13H13、L14H14、L15H15、L16H16、L17H17、L18H18、L19H19、L20H20、L21H21、L22H22、L23H23、L24H24、L25H25、L26H26、L27H27、L28H28、L29H29、L30H30、L31H31、L32H32、L33H33、L34H34、L35H35、L36H36、L37H37、L38H38、L39H39、L40H40、L41H41、L42H42、L43H43、L44H44、L45H45、L46H46、L47H47、L48H48、L49H49、L50H50、L51H51、L52H52、およびIGF-1R結合断片およびその誘導体とそこで指定されているIGF-1特異抗体を限定されることなく含む、IGF-1受容体特異抗体および関連するタンパク質に関して、組み込まれている。これらのIGF-1特異抗体の各々は、前述の国際公開で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0193】
本発明の方法および組成で使用するための抗IGF-1Rの非限定的な例の中には、(i)例えば、記載されている抗体1A(DSMZ受託番号DSM ACC 2586)、抗体8(DSMZ受託番号DSM ACC 2589)、抗体23(DSMZ受託番号DSM ACC 2588)、および抗体18を限定されることなく含む米国特許出願公開第2006/0040358号(2006年2月23日公開)、米国特許出願公開第2005/0008642号(2005年1月13日公開)、米国特許出願公開第2004/0228859号(2004年11月18日公開)、(ii)記載されている抗体2F8、A12、およびIMC-A12を限定されることなく含むPCT公開WO 06/138729(2006年12月28日公開)、WO 05/016970(2005年2月24日公開)、およびLu et al, 2004, J Biol. Chem. 279:2856-65、(iii)PCT公開WO 07/012614(2007年2月1日公開)、PCT公開WO 07/000328(2007年1月4日公開)、PCT公開WO 06/013472(2006年2月9日公開)、PCT公開WO 05/058967(2005年6月30日公開)、およびPCT公開WO 03/059951(2003年7月24日公開)、(iv)記載されている抗体7C10、キメラ抗体C7C10、抗体h7C10、抗体7H2M、キメラ抗体*7C10、抗体GM 607、ヒト化された抗体7C10バージョン1、ヒト化された抗体7C10バージョン2、ヒト化された抗体7C10バージョン3、および抗体7H2HMを限定されることなく含む米国特許出願公開第2005/0084906号(2005年4月21日公開)、(v)記載されている抗体EM164、再表面形成されたEM164、ヒト化されたEM164、huEM164 v1.0、huEM164 v1.1、huEM164 v1.2、およびhuEM164 v1.3を限定されることなく含む米国特許出願公開第2005/0249728号(2005年11月10日公開)、米国特許出願公開第2005/0186203号(2005年8月25日公開)、米国特許出願公開第2004/0265307号(2004年12月30日公開)、米国特許出願公開第2003/0235582号(2003年12月25日公開)、およびMaloney et al, 2003, Cancer Res. 63:5073-83、(vi)記載されているATCC受託番号PTA-2792、PTA-2788、PTA-2790、PTA-2791、PTA-2789、PTA-2793を有するハイブリドーマによって生成される抗体の各々を限定されることなく含む抗体751,871、抗体2.12.1、2.13.2、2.14.3、3.1.1、4.9.2、および4.17.3を限定されることなく含む米国特許第7,037,498号(2006年5月2日発行)、米国特許出願公開第2005/0244408号(2005年11月30日公開)、米国特許出願公開第2004/0086503号(2004年5月6日公開)、およびCohen, et al, 2005, Clinical Cancer Res. 11:2063-73、(vii)記載されている抗体19D12と、プラスミド15H12/19D12 HCA (γ4)においてポリヌクレオチドによってコードされ、番号PTA-5214においてATCCに受託された重鎖、および、プラスミド15H12/19D12 LCF (κ)においてポリヌクレオチドによってコードされ、番号PTA5220においてATCCに受託された軽鎖を備える抗体とを限定されることなく含む米国特許出願公開第2005/0136063号(2005年6月23日公開)および米国特許出願公開第2004/0018191号(2004年1月29日公開)、(viii)記載されている抗体PINT-6A1、PINT-7A2、PINT-7A4、PINT-7A5、PINT-7A6、PINT-8A1、PINT-9A2、PINT-11A1、PINT-11A2、PINT-11A3、PINT-11A4、PINT-11A5、PINT-11A7、PINT-11A12、PINT-12A1、PINT-12A2、PINT-12A3、PINT-12A4、およびPINT-12A5を限定されることなく含む米国特許出願公開第2004/0202655号(2004年10月14日公開)に記載されているものの各々および全部もある。それらの各々および全部は、本明細書において、参照により、それらの全体において、特には、IGF-1受容体を対象とする前述の抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などに関して、組み込まれている。
【0194】
カセットの薬物容器は、具体的にはB7RP特異完全ヒトモノクローナルIgG2抗体、具体的にはB7RP-1の第1の免疫グロブリン様ドメインにおけるエピトープと結合する完全なヒトIgG2モノクローナル抗体、特には、具体的には活性化されたT細胞において、B7RP-1の、その自然受容体であるICOSとの相互作用を抑制するもの、特には、前述の観点のすべてにおいて、米国特許出願公開第2008/0166352号およびPCT公報WO 07/011941で開示されているものといった、タンパク質1特異抗体、ペプチボディ、関連するタンパク質など(「B7RP-1」は、文献において、B7H2、ICOSL、B7h、およびCD275とも称される)で、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願公開第2008/0166352号およびPCT公報WO 07/011941は、本明細書において、参照により、それらの全体において、16H(軽鎖可変配列SEQ ID NO:1および重鎖可変配列SEQ ID NO:7を有する)、5D(軽鎖可変配列SEQ ID NO:2および重鎖可変配列SEQ ID NO:9を有する)、2H(軽鎖可変配列SEQ ID NO:3および重鎖可変配列SEQ ID NO:10を有する)、43H(軽鎖可変配列SEQ ID NO:6および重鎖可変配列SEQ ID NO:14を有する)、41H(軽鎖可変配列SEQ ID NO:5および重鎖可変配列SEQ ID NO:13を有する)、および15H(軽鎖可変配列SEQ ID NO:4および重鎖可変配列SEQ ID NO:12を有する)のそれらで指定されている抗体を限定されることなく含む、このような抗体および関連するタンパク質に関して、組み込まれている。これらの抗体の各々は、前述の米国特許出願公開で開示されているとして、参照により、本明細書においてその全体において完全に、個別的かつ具体的に組み込まれている。
【0195】
カセットの薬物容器は、具体的にはヒト化されたモノクローナル抗体、特には、米国特許出願公開第2003/0138421号、第2003/023586号、第2004/0071702号、および米国特許第7,153,507号で開示されているものなど、IL-15特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。これら文献の各々は、本明細書において、参照により、その全体において、例えば限定されることなくHuMax IL-15抗体、および、例えば146B7などの関連するタンパク質を含む、IL-15特異抗体および関連するタンパク質に関して、組み込まれている。
【0196】
カセットの薬物容器は、ヒトIL-17受容体Aに対する拮抗ヒトモノクローナル抗体を備える医薬組成物で、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。IL-17受容体Aの特性、クローニング、および調合は、本明細書において参照によりその全体において組み込まれている2000年6月6日に発行された米国特許第6,072,033号に記載されている。ヒトIL-17Aのアミノ酸配列は、米国特許第6,072,033号のSEQ ID NO:10(GenBank受入れ番号NM_014339)に示されている。このような抗体は、参照によりその全体において組み込まれているWO 2008/054603に開示されているもの、または、参照によりその全体において組み込まれている、2010年8月3日に発行された米国特許第7,767,206号と米国特許出願第11/906,094号とにおいて請求された抗体を含み得る。
【0197】
カセットの薬物容器は、特にはヒトIFNガンマ特異抗体、具体的には、例えば、米国特許出願公開第2005/0004353号に記載されているものなど、完全なヒト抗IFNガンマ抗体といった、IFNガンマ特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願公開第2005/0004353号は、本明細書において、参照により、その全体において、特には、例えば、1118、1118*、1119、1121、および1121*とそこで指定されている抗体といった、IFNガンマ特異抗体に関して、組み込まれている。これらの抗体の各々の重鎖および軽鎖の全体の配列は、それらの重鎖可変領域および軽鎖可変領域と相補性決定領域との配列と共に、参照により、本明細書において、その全体において完全に、前述の米国特許出願公開およびThakur et al., Mol. Immunol. 36:1107-1115 (1999)に開示されているとして、個別的かつ具体的に各々組み込まれている。また、前述の米国特許出願公開で提供されているこれらの抗体の特性の記載は、参照により、本明細書において、その全体において組み込まれてもいる。具体的な抗体としては、米国特許出願公開に開示されているように、SEQ ID NO:17の重鎖およびSEQ ID NO:18の軽鎖を有するものを備え、それらは、SEQ ID NO:6の重鎖可変領域およびSEQ ID NO:8の軽鎖可変領域を有するもの、SEQ ID NO:19の重鎖およびSEQ ID NO:20の軽鎖を有するもの、SEQ ID NO:10の重鎖可変領域およびSEQ ID NO:12の軽鎖可変領域を有するもの、SEQ ID NO:32の重鎖およびSEQ ID NO:20の軽鎖を有するもの、SEQ ID NO:30の重鎖可変領域およびSEQ ID NO:12の軽鎖可変領域を有するもの、SEQ ID NO:21の重鎖配列およびSEQ ID NO:22の軽鎖配列を有するもの、SEQ ID NO:14の重鎖可変領域およびSEQ ID NO:16の軽鎖可変領域を有するもの、SEQ ID NO:21の重鎖およびSEQ ID NO:33の軽鎖を有するもの、ならびに、SEQ ID NO:14の重鎖可変領域およびSEQ ID NO:31の軽鎖可変領域を有するものがある。検討される特定の抗体は、前述の米国特許出願公開に開示されており、そこで開示されているような、SEQ ID NO:17の完全な重鎖と、そこで開示されているSEQ ID NO:18の完全な軽鎖とを有する抗体1119である。
【0198】
カセットの薬物容器は、米国特許出願公開第2003/0195156号および第2006/0135431号で開示されているものなど、TALL-1特異抗体、ペプチボディ、関連するタンパク質など、および他のTALL特異結合タンパク質で、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。これらの文献の各々は、本明細書において、参照により、その全体において、TALL-1結合タンパク質、特には、各々が参照により、本明細書において、その全体において、先の米国特許出願公開で開示されているとして完全に、個別的かつ具体的に組み込まれているその表4および表5Bの分子に関して、組み込まれている。
【0199】
カセットの薬物容器は、米国特許第6,756,480号に記載されているものなど、PTH特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許第6,756,480号は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはPTHを結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0200】
カセットの薬物容器は、米国特許第6,835,809号に記載されているものなど、TPO-R特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許第6,835,809号は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはTPO-Rを結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0201】
カセットの薬物容器は、米国特許出願公開第2005/0118643号およびPCT公報WO 2005/017107に記載されている、肝細胞増殖因子/分散(HGF/SF)を中和する完全なヒトのモノクローナル抗体、米国特許第7,220,410号に記載されているhuL2G7、および、米国特許第5,686,292号、米国特許第6,468,529号、およびPCT公報WO 96/38557に記載されているOA-5d5など、HGF/SF:cMet軸(HGF/SF:c-Met)を対象とするもの含む、HGF特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。これらの文献の各々は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはHGFを結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0202】
カセットの薬物容器は、米国特許第7,521,048号に記載されているものなど、TRAIL-R2特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許第7,521,048号は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはTRAIL-R2を結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0203】
カセットの薬物容器は、米国特許出願公開第2009/0234106号に記載されているものを限定され得ることなく含む、アクチビンA特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願公開第2009/0234106号は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはアクチビンAを結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0204】
カセットの薬物容器は、米国特許第6,803,453号および米国特許出願公開第2007/0110747号に記載されているものを限定されることなく含む、TGF-ベータ特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許第6,803,453号および米国特許出願公開第2007/0110747号の各々は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはTGF-ベータを結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0205】
カセットの薬物容器は、PCT公開WO 2006/081171に記載されているものを限定されることなく含む、アミロイド-ベータ特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。PCT公開WO 2006/081171は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはアミロイド-ベータタンパク質を結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。検討されているある抗体は、国際公開に開示されているような、SEQ ID NO:8を含む重鎖可変領域と、SEQ ID NO:6を含む軽鎖可変領域とを有する抗体である。
【0206】
カセットの薬物容器は、米国特許出願公開第2007/0253951号に記載されているものを限定されることなく含む、c-Kit特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願公開第2007/0253951号は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはc-Kitおよび/または他の幹細胞因子受容体を結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0207】
カセットの薬物容器は、米国特許出願第11/068,289号に記載されているものを限定されることなく含む、OX40L特異抗体、ペプチボディ、および関連するタンパク質などで、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。米国特許出願第11/068,289号は、本明細書において、参照により、その全体において、特にはOX40Lおよび/またはOX40受容体の他のリガンドを結合するタンパク質に関する部分において、組み込まれている。
【0208】
カセットの薬物容器は、以下のものを限定されることなく含む他の例示のタンパク質で、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。それらは、Activase(登録商標)(アルテプラーゼ、tPA);Aranesp(登録商標)(ダルベポエチンアルファ)、Epogen(登録商標)(エポエチンアルファまたはエリスロポエチン);Avonex(登録商標)(インターフェロンベータ-1a);Bexxar(登録商標)(トシツモマブ、抗CD22モノクローナル抗体);Betaseron(登録商標)(インターフェロンベータ);Campath(登録商標)(アレムツズマブ、抗CD52モノクローナル抗体);Dynepo(登録商標)(エポエチンデルタ);Velcade(登録商標)(ボルテゾミブ);MLN0002(抗α4β7mAb);MLN1202(抗CCR2ケモカイン受容体mAb);Enbrel(登録商標)(エタネルセプト、TNF-受容体/Fc融合タンパク質、TNF遮断薬);Eprex(登録商標)エポエチンアルファ);Erbitux(登録商標)(セツキシマブ、抗EGFR/FIERI/c-ErbB-1);Genotropin(登録商標)(ソマトロピン、ヒト成長ホルモン);Herceptin(登録商標)(トラスツズマブ、抗HER2/neu(erbB2)受容体mAb);Humatrope(登録商標)(ソマトロピン、ヒト成長ホルモン);Humira(登録商標)(アダリムマブ);溶液中のインスリン;Infergen(登録商標)(インターフェロンアルファcon-1);Natrecor(登録商標)(ネシリチド);組み換え型ヒトB型ナトリウム利尿ペプチド(hBNP);Kineret(登録商標)(アナキンラ)、Leukine(登録商標)(サルガモスチム、rhuGM-CSF);LymphoCide(登録商標)(エプラツズマブ、抗CD22mAb);Lymphostat B(登録商標)(ベリムマブ、抗BlyS mAb);Metalyse(登録商標)(テネクテプラーゼ、t-PA類似体);Mircera(登録商標)(メトキシポリエチレングリコール-エポエチンベータ);Mylotarg(登録商標)(ゲムツズマブオゾガマイシン);Raptiva(登録商標)(エファリズマブ);Cimzia(登録商標)(セルトリズマブペゴル、CDP 870);Soliris(商標)(エクリズマブ);パキセリズマブ(抗C5補体);MEDI-524(Numax(登録商標));Lucentis(登録商標)(ラニビズマブ);17-1A(エドレコロマブ、Panorex(登録商標));Trabio(登録商標)(レルデリムマブ);TheraCim hR3(ニモツズマブ);オムニターグ(ペルツズマブ、2C4);Osidem(登録商標)(IDM-1);OvaRex(登録商標)(B43.13);Nuvion(登録商標)(ビジリズマブ);カンツズマブメルタンシン(huC242-DMl);NeoRecormon(登録商標)(エポエチンベータ);Neumega(登録商標)(オプレルベキン、ヒトインターロイキン-11);Neulasta(登録商標)(ペグフィルグラスチム、ペグG-CSF、ペグhu-Met-G-CSF);Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム、G-CSF、hu-MetG-CSF);Orthoclone OKT3(登録商標)(ムロモナブ-CD3、抗CD3モノクローナル抗体)、Procrit(登録商標)(エポエチンアルファ);Remicade(登録商標)(インフリキシマブ、抗TNFaモノクローナル抗体)、Reopro(登録商標)(アブシキシマブ、抗GP IIb/IIia受容体モノクローナル抗体)、Actemra(登録商標)(抗IL6受容体mAb)、Avastin(登録商標)(ベバシズマブ)、HuMax-CD4(ザノリムマブ)、Rituxan(登録商標)(リツキシマブ、抗CD20 mAb);Tarceva(登録商標)(エルロチニブ);Roferon-A(登録商標)-(インターフェロンアルファ-2a);Simulect(登録商標)(バシリキシマブ);Prexige(登録商標)(ルミラコキシブ);Synagis(登録商標)(パリビズマブ);146B7-CHO(抗IL15抗体、米国特許第7,153,507号を参照)、Tysabri(登録商標)(ナタリズマブ、抗α4インテグリンmAb);Valortim(登録商標)(MDX-1303、抗B.炭疽菌防御抗原mAb);ABthrax(商標);Vectibix(登録商標)(パニツムマブ);Xolair(登録商標)(オマリズマブ)、ETI211(抗MRSA mAb)、IL-1 Trap(ヒトIgG1のFc部分および両方のIL-1受容体成分の細胞外領域(Type I受容体および受容体アクセサリータンパク質))、VEGF Trap(IgG1 Fcに融合したVEGFR1のIg領域)、Zenapax(登録商標)(ダクリズマブ);Zenapax(登録商標)(ダクリズマブ、抗IL-2Rα mAb)、Zevalin(登録商標)(イブリツモマブチウキセタン)、Zetia(エゼチミブ)、アタシセプト(TACI-Ig)、抗CD80モノクローナル抗体(mAb)(ガリキシマブ)、抗CD23 mAb(ルミリキシマブ)、BR2-Fc(huBR3/huFc融合タンパク質、可溶性BAFF拮抗薬);CNTO 148(ゴリムマブ、抗TNFα mAb);HGS-ETR1(マパツムマブ;ヒト抗TRAIL受容体-1 mAb);HuMax-CD20(オクレリズマブ、抗CD20ヒトmAb);HuMax-EGFR(ザルツムマブ);M200(ボロシキシマブ、抗α5βiインテグリンmAb);MDX-010(イピリムマブ、抗CTLA-4 mAbおよびVEGFR-1(IMC-18F1);抗BR3 mAb;抗C.ディフィシル毒素Aおよび毒素B C mAbs MDX-066(CDA-1)およびMDX-1388);抗CD22 dsFv-PE38共役(CAT-3888およびCAT-8015);抗CD25 mAb(HuMax-TAC);抗CD3 mAb(NI-0401);アデカツムマブ;抗CD30 mAb(MDX-060);MDX-1333(抗IFNAR);抗CD38 mAb(HuMax CD38);抗CD40L mAb;抗Cripto mAb;抗CTGF特発性肺線維症Phase I Fibrogen(FG-3019);抗CTLA4 mAb;抗エオタキシンmAb(CAT-213);抗FGF8 mAb;抗ガングリオシドGD2 mAb;抗ガングリオシドGM2 mAb;抗GDF-8ヒトmAb(MYO-029);抗GM-CSF受容体mAb(CAM-3001);抗HepC mAb(HuMax HepC);抗IFNα mAb(MEDI-545、MDX-1103);抗IGFIR mAb;抗IGF-lR mAb(HuMax-Infiam);抗IL12 mAb(ABT-874);抗IL12/IL23 mAb(CN
TO 1275);抗IL13 mAb(CAT-354);抗IL2Ra mAb(HuMax-TAC);抗IL5受容体mAb;抗インテグリン受容体mAb(MDX-018、CNTO 95);抗IP 10潰瘍性大腸炎mAb(MDX- 1100);抗LLY抗体;BMS-66513;抗マンノース受容体/hCGβ mAb(MDX-1307);抗メソテリンdsFv-PE38共役(CAT-5001);抗PD1mAb(MDX-1106 (ONO-4538));抗PDGFRα抗体(IMC-3G3);抗TGFβ mAb(GC-1008);抗TRAIL受容体-2ヒトmAb(HGS-ETR2);抗TWEAK mAb;抗VEGFR/Flt-1 mAb;抗ZP3 mAb(HuMax-ZP3);NVS抗体#1;およびNVS抗体#2;限定されることなく、ロモソズマブ(romosozumab)、ブロソズマブ(blosozumab)、またはBPS 804(Novartis)などのスクレロスチン抗体である。同じく含まれ得るのは、リロツムマブ、ビキサロマ、トレバナニブ、ガニツマブ、コナツムマブ、モテサニブ二リン酸塩、ブロダルマブ、ビヅピプラント、パニツムマブ、デノスマブ、ロモソヅマブ、NPLATE、PROLIA、VECTIBIX、またはXGEVAなどの治療物質であり得る。また、AIに含まれ得るのは、例えば、米国特許第8,030,547号、米国特許出願第13/469,032号、WO2008/057457、WO2008/057458、WO2008/057459、WO2008/063382、WO2008/133647、WO2009/100297、WO2009/100318、WO2011/037791、WO2011/053759、WO2011/053783、WO2008/125623、WO2011/072263、WO2009/055783、WO2012/0544438、WO2010/029513、WO2011/111007、WO2010/077854、WO2012/088313、WO2012/101251、WO2012/101252,WO2012/101253、WO2012/109530、およびWO2001/031007といった、ヒトプロタンパク質転換酵素ズブチリシン/Kexin Type 9(PCSK9)を結合する
モノクローナル抗体(IgG)であり得る。
【0209】
カセットの薬物容器は、限定されることなく、前述のタンパク質および/または以下の抗原を含むタンパク質のうちの任意のものまたは組み合わせを認識するものを限定されることなく含む抗体で、治療のために充填されてもよく、または、あらかじめ充填されてもよい。それらの抗原は、CD2、CD3、CD4、CD8、CD11a、CD14、CD18、CD20、CD22、CD23、CD25、CD33、CD40、CD44、CD52、CD80(B7.1)、CD86(B7.2)、CD147、IL-1α、IL-1β、IL-2、IL-3、IL-7、IL-4、IL-5、IL-8、IL-10、IL-2受容体、IL-4受容体、IL-6受容体、IL-13受容体、IL-18受容体サブユニット、FGL2、PDGF-βおよびその類似体(米国特許第5,272,064号および第5,149,792号を参照)、VEGF、TGF、TGF-β2、TGF-β1、EGF受容体(米国特許第6,235,883号参照)、VEGF受容体、肝細胞増殖因子、オステオプロテグリンリガンド、インターフェロンガンマ、Bリンパ球刺激因子(BlyS、または、BAFF、THANK、TALL-1、およびzTNF4としても知られている;Do and Chen-Kiang (2002)、Cytokine Growth Factor Rev. 13(1):19-25を参照)、C5補体、IgE、腫瘍抗原CA125、腫瘍抗原MUC1、PEM抗原、LCG(肺癌との関連で発現される遺伝子産物である)、HER-2、腫瘍関連糖タンパク質TAG-72、SK-1抗原、大腸および/または膵臓の癌で患者の血清に高いレベルで存在する腫瘍関連エピトープ、乳、大腸、扁平上皮細胞、前立腺、膵臓、肺、および/もしくは腎臓の癌細胞において、ならびに/または、黒色腫、神経膠腫、もしくは神経芽細胞腫において発現される癌関連エピトープまたはタンパク質、腫瘍の壊死性コア、インテグリンアルファ4ベータ7、インテグリンVLA-4、B2インテグリン、TRAIL受容体1、2、3、および4、RANK、RANKリガンド、TNF-α、接着分子VAP-1、上皮細胞接着分子(EpCAM)、細胞間接着分子-3(ICAM-3)、白血球インテグリン接着、血小板糖タンパク質gp Ilb/IIIa、心臓ミオシン重鎖、上皮小体ホルモン、rNAPc2(因子VIIa組織因子の阻害剤である)、MHC I、癌胎児性抗原(CEA)、アルファフェトプロテイン(AFP)、腫瘍壊死因子(TNF)、CTLA-4(細胞毒性Tリンパ球関連抗原である)、Fc-γ-1受容体、HLA-DR 10ベータ、HLA-DR抗原、L-セレクチン、呼吸器合胞体ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、肝炎Bウイルス(HBV)、ミュータンス菌、および黄色ブドウ球菌である。
【0210】
カセットの薬物容器に収容され得る既知の抗体の追加の例には、限定されることなく、アダリムマブ、ベバシズマブ、インフリキシマブ、アブシキシマブ、アレムツズマブ、バピネオズマブ、バシリキシマブ、ベリムマブ、ブリアキヌマブ、カナキヌマブ、セルトリズマブペゴル、セツキシマブ、コナツムマブ、デノスマブ、エクリズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、ゴリムマブ、イブリツモマブチウキセタン、ラベツズマブ、マパツムマブ、マツズマブ、メポリズマブ、モタビズマブ、ムロモナブ-CD3、ナタリズマブ、ニモツズマブ、オファツムマブ、オマリズマブ、オレゴボマブ、パリビズマブ、パニツムマブ、ペルツモマブ、ペルツズマブ、ラニビズマブ、リツキシマブ、ロベリツマブ、トシリズマブ、トシツモマブ、トラスツズマブ、ウステキヌマブ、ザルツムマブ、およびザノリムマブがあり得る。
【0211】
自動注入機システム、カセット、および自動注入機は、例示の実施形態の観点から説明されてきたが、それに限定されることはない。むしろ、添付の特許請求の範囲は、自動注入機システム、カセット、自動注入機、および、それらの要素の等価の範囲および領域から逸脱することなく当業者によって作られ得る他の変形およびその実施形態を含むように、幅広く解釈されるべきである。なお、本開示は以下の条項による実施形態を含む。
A1.注入機であって、
前記注入機の運転パラメータを制御するためのプロセッサと、
カセット識別構成(カセットID)を有するカセットを支持するための表面であって、前記カセットIDが前記カセットについての情報を含むコードを定める、表面と、
前記カセットIDで定められた前記コードを解読するように、前記カセットIDを検出して前記マイクロプロセッサへと通信するための、前記プロセッサと通信可能に連結される検出器と
を備える注入機。
A2.前記検出器が、前記カセットIDと前記検出器との間の接触を必要とする接触システム、前記カセットIDと前記検出器との間の接触を必要としない非接触システム、または、それらの任意の組み合わせを備える、条項A1に記載の注入機。
A3.前記接触システムが、1つまたは複数のスイッチ、2つ以上のポゴピン接続部、または、それらの任意の組み合わせを備える、条項A2に記載の注入機。
A4.前記1つまたは複数のスイッチがオフ状態およびオン状態へと切り替えられ得る、条項A3に記載の注入機。
A5.前記1つまたは複数のスイッチがオフ状態、第1のオン状態、および、少なくとも第2のオン状態へと切り替えられ得る、条項A3に記載の注入機。
A6.前記2つ以上のポゴピン接続部のうちの少なくとも2つの同時の作動が回路を閉じる、条項A3に記載の注入機。
A7.前記非接触システムが、無線周波数(RF)電磁場(EMF)を受信するためのデバイス、磁場(MF)を受信するためのデバイス、データの光学表現を読み取るためのデバイス、または、それらの任意の組み合わせを備える、条項A2に記載の注入機。
A8.注入機であって、
前記注入機の運転パラメータを制御するためのプロセッサと、
カセット識別構成(カセットID)を有するカセットを支持するための表面であって、前記カセットIDが前記カセットについての情報を含むコードを定める、表面と、
カセットとの組み合わせで、前記カセットIDで定められた前記コードを解読するように、前記カセットIDを検出して前記マイクロプロセッサへと通信するための、前記プロセッサと通信可能に連結される検出器と
を備える注入機。
B1.注入機のためのカセットであって、
筐体と、
薬物容器を直接的または間接的に保持するための、前記筐体内に移動可能に配置されるスリーブと、
前記筐体と前記スリーブとの一方と関連付けられるバネ付勢部材と、前記筐体と前記スリーブとの他方と関連付けられる、バネ付勢部材と連動するための固定部材とを備える、前記スリーブを前記筐体と連動させるための係止構成と
を備えるカセット。
B2.前記係止構成は、前記バネ付勢部材および前記固定部材を係止解除するためのカムをさらに備える、条項B1に記載のカセット。
B3.前記カムが前記バネ付勢部材と関連付けられる、条項B2に記載のカセット。
B4.前記バネ付勢部材が少なくとも1つの係止足を備え、前記固定部材が少なくとも1つの長穴を備え、前記少なくとも1つの係止足が、前記スリーブを前記筐体と連動させるために、係止位置において前記少なくとも1つの長穴と係合する、条項B1に記載のカセット。
B5.前記少なくとも1つの係止足が手部材に配置される、条項B4に記載のカセット。
B6.前記手部材が、前記手部材を付勢する少なくとも1つの可撓性のアーム部材によって、前記筐体と前記スリーブとの前記一方と連結される、条項B5に記載のカセット。
B7.前記少なくとも1つのアーム部材が、前記少なくとも1つの係止足が前記少なくとも1つの長穴から係合解除される非係止位置において、前記手部材を付勢する、条項B6に記載のカセット。
B8.前記少なくとも1つのアーム部材が、前記少なくとも1つの係止足が前記少なくとも1つの長穴と係合される前記係止位置において、前記手部材を付勢する、条項B6に記載のカセット。
B9.前記カムが前記手部材に配置される、条項B6に記載のカセット。
B10.前記カムが、前記注入機の針挿入サイクルの間に、前記注入機によって作動される、条項B2に記載のカセット。
B11.前記少なくとも1つの係止足と前記少なくとも1つの長穴とが、前記少なくとも1つの係止足が前記少なくとも1つの長穴と係合される場合に互いと係合する角度の付けられた表面を有して、前記表面の角度に依存して、その自己係止または自己係止解除を容易にする、条項B2に記載のカセット。
B12.前記係止構成が、前記バネ付勢部材が前記筐体への前記スリーブの組立と干渉するのを防止するための第2のカムをさらに備える、条項B1に記載のカセット。
B13.前記第2のカムが前記手部材に配置される、条項B12に記載のカセット。
B14.前記第2のカムが前記手部材の先端の前方へと延びる、条項B13に記載のカセット。
B15.前記筐体と関連付けられる第1の部材と、前記スリーブと関連付けられる第2の部材とを備えるラッチ機構をさらに備える、条項B1に記載のカセット。
B16.前記スリーブに配置され、注入針、および、前記注入針を覆って配置される針遮蔽体を有する薬物容器と、
概して円筒形の本体部分および前記円筒形本体部分に隣接して配置されるキー部分を備える、前記針遮蔽体を取り外すためのカセットキャップであって、前記円筒形本体部分が前記針遮蔽体と係合し、前記円筒形本体部分が、前記筐体にある開口を通じて延び、前記カセットキャップを前記筐体から引き抜いて前記針遮蔽体を取り外すために掴まれ得る部分を有する、カセットキャップと、
前記カセットキャップの曲げまたは屈曲を防止するための曲げ防止構造であって、前記カセットキャップが、前記キー部分と関連付けられる第1の部材を少なくとも有し、前記筐体が、前記第1の部材と相互作用するための第2の部材を少なくとも有する、曲げ防止構造と
をさらに備える、条項B1からB3のいずれか一項に記載のカセット。
C1.注入機のためのカセットであって、
開口を有する筐体と、
前記筐体に配置され、注入針、および、前記注入針を覆って配置される針遮蔽体を有する薬物容器と、
概して円筒形の本体部分および前記円筒形本体部分に隣接して配置されるキー部分を備える、前記針遮蔽体を取り外すためのカセットキャップであって、前記円筒形本体部分が前記針遮蔽体と係合し、前記円筒形本体部分が、前記筐体にある開口を通じて延び、前記カセットキャップを前記筐体から引き抜いて前記針遮蔽体を取り外すために掴まれ得る部分を有する、カセットキャップと、
前記カセットキャップの曲げまたは屈曲を防止するための曲げ防止構造であって、前記カセットキャップが、前記キー部分と関連付けられる第1の部材を少なくとも有し、前記筐体が、前記第1の部材と相互作用するための第2の部材を少なくとも有する、曲げ防止構造と
を備えるカセット。
C2.前記第1の部材が第1の対のタブを備える、条項C1に記載のカセット。
C3,前記第1の対のタブが前記キー部分の側壁に配置される、条項C2に記載のカセット。
C4.前記第1の部材が、前記第1の対のタブから離間される第2の対のタブをさらに備える、条項C2に記載のカセット。
C5.前記第2の対のタブが前記キー部分の側壁に配置される、条項C4に記載のカセット。
C6.前記タブが前記側壁の外面から延びる、条項C5に記載のカセット。
C7.前記第1の対のタブが前記キー部分の第1の端に隣接して配置され、前記第2の対のタブが前記キー部分の第2の端に隣接して配置される、条項C4に記載のカセット。
C8.前記第2の部材が一対のリブを備える、条項C1に記載のカセット。
C9.前記リブが前記筐体の側壁に配置される、条項C8に記載のカセット。
C10.前記タブの表面が前記リブの表面と係合する、条項C9に記載のカセット。
C11.前記リブが前記側壁の内面から延びる、条項C9に記載のカセット。
C12.前記筐体にある前記開口を通じて延びる前記円筒本体の前記部分が把持フランジを備える、条項C1に記載のカセット。
【符号の説明】
【0212】
100 自動注入器システム
200 カセット
210 カセット外側筐体
210a 係止開口
210b 下壁、カセット外側筐体壁
210de 遠位端
210is 内側壁面
210pe 近位端壁
210s 側壁
210t 上壁
212 窓、開口
214 開口
214s 長穴
214sx 長穴拡張部
215 ピン
220 内側スリーブ
220b 下部分
222 近位端
222a
224 遠位端
230 係止キャップ
240 カセットキャップ
240de 遠位端
240pe 近位端
241 本体
241c 円筒形本体部分
241cf 可撓性部材
241i 内面
241k キー部分、キー
241kb 下壁
241kde 遠位端
241ke 端壁
241kpe 近位端
241ks 停止部
241ksw 外側壁面
242 先細り部分
243 目印
244 フランジ、把持部材
245 カラー構造
245t 舌部
246 金属管状挿入体
247 片持ち梁バネ部材
248 突起、係止タブ
250 カバー
260 薬物容器
261 胴部
262 流体室
263 フランジ
264 押子ストッパ
265 注入針
266 針遮蔽体
267 薬物
268 駆動柱
270 アーム、タブ、キータブ
272 アーム、タブ、キータブ
274 リブ
280 ラッチ機構
280a ラッチアーム
292 片持ち梁係止アーム
292a アーム部材
292ac 組立カム
292f 係止足
292fp 近位面
292fd 遠位面
292h 手部材
292oc 開カム
292pe 先端縁、近位縁
294 係止足受け長穴
296n 鼻面
296r 遠位斜面
298n 鼻面
298r 近位斜面
300 自動注入機、注入機
301 シャーシ
301s 支持面
302 筐体
304 把手区域
305 把手部
305S 把持領域
306 カセット受入れ区域
307 開始ボタン
307I 窪み
308 カセット扉
308A 開口
310A 窓
310B 窓
312 ユーザーインターフェース
315 設定/ミュートスイッチ
316 速度選択スイッチ
317 取り出しボタン
317I 窪み
318 近位端壁
320 目標ライト
330 電動式針挿入駆動部
331 挿入駆動モータ
332 挿入ラック
332d 遠位タブ
332p 近位タブ
333 挿入駆動歯車列
340 電動式薬物押出駆動部
341 押出駆動モータ
342 押子棒
343 送りネジ
344 押出駆動歯車列
350 マイクロプロセッサ
360 電池
370 検出器
372 押しボタンスイッチ
374n スイッチ
374p ピン
376 ポゴピン接続部
380 皮膚センサ
410 カセット識別構成
410i 窪み
410m 磁石
410o 光学機械読取可能(OMR)識別子、OMR識別子ラベル
410rf 無線周波数(RF)電磁場(EMF)放射デバイス
410s 導電性トレース、導電性ストリップ
410t 突起、タブ
L 長さ
P ピンスイッチ
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図2G
図2H
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図6D
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図8A
図8B
図9A
図9B
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B
図13A
図13B
図13C
図13D
図14
図15A
図15B
図15C
図15D
図16A
図16B
図17A
図17B
図18A
図18B
図19A
図19B
図20
図21
図22