【課題を解決するための手段】
【0007】
[0007]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている少なくとも1つの導電層を含んでいてよい電極に関する。導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、ここで導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよい。本発明の大部分はバイオセンサー部品として用いられる電極に関するが、本電極は他の最終用途において同様に用いることができると意図される。その結果、バイオセンサーにおいて用いられる電極に関係する本明細書における任意の開示は、ここではこの技術を当業者によって適切に適用することができる全ての電極に対する適用性を包含すると意図される。
【0008】
[0008]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている少なくとも1つの導電層を含んでいてよいバイオセンサー部品に関する。導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、ここで導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよい。
【0009】
[0009]一態様においては、本発明は、基材、及び基材上に被覆されている少なくとも1つの導電層を含み、導電層は55〜60重量%の範囲のニッケル及び15〜34重量%の範囲のクロムを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であるバイオセンサー部品に関する。
【0010】
[0010]一態様においては、本発明は、基材、及び基材上に被覆されている少なくとも1つの導電層を含み、導電層は、55〜60重量%の範囲のニッケル、15〜34重量%の範囲のクロム、及び7〜17重量%の範囲のモリブデンを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であるバイオセンサー部品に関する。
【0011】
[0011]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は56〜58重量%の範囲のニッケル及び15〜17重量%の範囲のクロムを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0012】
[0012]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は、56〜58重量%の範囲のニッケル、及び15〜17重量%の範囲のクロム、並びに15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0013】
[0013]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は54〜57重量%の範囲のニッケル及び21〜23重量%の範囲のクロムを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0014】
[0014]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は、54〜57重量%の範囲のニッケル、21〜23重量%の範囲のクロム、及び12〜14重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0015】
[0015]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は58〜60重量%の範囲のニッケル及び22〜24重量%の範囲のクロムを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0016】
[0016]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は、58〜60重量%の範囲のニッケル、22〜24重量%の範囲のクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0017】
[0017]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は、54〜57重量%の範囲のニッケル、32〜34重量%の範囲のクロムを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0018】
[0018]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は、54〜57重量%の範囲のニッケル、32〜34重量%の範囲のクロム、及び7〜9重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。
【0019】
[0019]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は、56〜58重量%の範囲のニッケル、15〜17重量%の範囲のクロムを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。導電層は、物理蒸着によって基材上に被覆されていてよく、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている少なくとも1種類の任意のポリマー、例えばポリカーボネート、シリコーンポリマー、アクリル樹脂、PET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、変性PCT、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。
【0020】
[0020]本発明の幾つかの態様においては、導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよい。幾つかの態様においては、本バイオセンサー部品はまた、ASTM−D1003によって測定して20%以下、又は15%以下、又は10%以下、又は5以下、又は0.01〜20%、又は0.01〜15%、又は0.01〜10%、或いは0.01〜5%の可視光透過率を有していてもよい。
【0021】
[0021]幾つかの態様においては、導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は20%以下の可視光透過率を有する。
【0022】
[0022]幾つかの態様においては、導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は15%以下の可視光透過率を有する。
【0023】
[0023]幾つかの態様においては、導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は10%以下の可視光透過率を有する。
【0024】
[0024]幾つかの態様においては、導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は5%以下の可視光透過率を有する。
【0025】
[0025]一形態においては、本発明の幾つかの態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層は、56〜58重量%の範囲のニッケル、15〜17重量%の範囲のクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよく、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%、又は50〜98重量%、又は50〜97重量%、又は50〜96重量%、又は50〜95重量%、又は50〜94重量%、又は50〜93重量%、又は50〜92重量%、又は50〜91重量%、或いは50〜90重量%の範囲であってよいバイオセンサー部品に関する。導電層は、物理蒸着など(しかしながらこれに限定されない)の当該技術において公知の任意の手段によって基材上に被覆されていてよく、これは当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている少なくとも1種類の任意のポリマー、例えばポリカーボネート、シリコーンポリマー、アクリル樹脂、PET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、PCTA、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有し、基材は25〜500μmの間の厚さを有していて、バイオセンサー部品は、20%以下、又は15%以下、又は10%以下、或いは5%以下の可視光透過率を有する。
【0026】
[0026]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含む、バイオセンサーのための電極に関する。導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%以下偏位している用量応答勾配を有することができる。
【0027】
[0027]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含む、バイオセンサーのための電極に関する。導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位していてよい用量応答勾配を有することができる。一態様においては、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として55〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び15〜34重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよい。
【0028】
[0028]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位している用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として55〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜34重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び7〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0029】
[0029]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位していてよい用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。一態様においては、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよい。
【0030】
[0030]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位している用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。一態様においては、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0031】
[0031]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位している用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び21〜23重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよい。
【0032】
[0032]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位している用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、21〜23重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び12〜14重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0033】
[0033]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位している用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として58〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び22〜24重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよい。
【0034】
[0034]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位していてよい用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として58〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、22〜24重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0035】
[0035]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位してよい用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。一態様ににおいては、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び32〜34重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよい。
【0036】
[0036]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位していてよい用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、32〜34重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び7〜9重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0037】
[0037]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位していてよい用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。一態様においては、導電層は、物理蒸着など(しかしながらこれに限定されない)の当該技術において公知の任意の手段によって基材上に被覆されていてよく、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている少なくとも1種類の任意のポリマー、例えばポリカーボネート、シリコーンポリマー、アクリル樹脂、PET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、PCTA、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%、又は15%、又は10%、又は5%以下の可視光透過率を有していてよい。
【0038】
[0038]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から20%、又は15%、又は10%、又は5%以下偏位していてよい用量応答勾配を有していてよいバイオセンサーのための電極に関する。導電層は、導電層の全重量を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。導電層は、物理蒸着など(しかしながらこれに限定されない)の当該技術において公知の任意の手段によって基材上に被覆されていてよく、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている少なくとも1種類の任意のポリマー、例えばポリカーボネート、シリコーンポリマー、アクリル樹脂、PET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、PCTA、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%、又は15%、又は10%、又は5%以下の可視光透過率を有していてよい。本電極はバイオセンサーのための作用電極であってよい。
【0039】
[0039]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、導電層は、タイプ1のクロノアンペロメトリー試験によって測定してパラジウムの用量応答勾配から10%以下偏位している用量応答勾配を有し、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい血糖センサーのための電極に関する。導電層は、物理蒸着など(しかしながらこれに限定されない)の当該技術において公知の任意の手段によって基材上に被覆されていてよく、これは、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている少なくとも1種類の任意のポリマー、例えばポリカーボネート、シリコーンポリマー、アクリル樹脂、PET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、PCTA、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%、又は15%、又は10%、又は5%以下の可視光透過率を有していてよい。本電極はバイオセンサーのための作用電極であってよく、バイオセンサーは血糖センサーであってよい。
【0040】
[0040]基材は、ナイロン、ポリエステル、コポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド;ポリスチレン、ポリスチレンコポリマー、スチレンアクリロニトリルコポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー、ポリ(メチルメタクリレート)、アクリルコポリマー、ポリ(エーテル−イミド);ポリフェニレンオキシド、又はポリ(フェニレンオキシド)/ポリスチレンブレンド、ポリスチレン樹脂;ポリフェニレンスルフィド;ポリフェニレンスルフィド/スルホン;ポリ(エステル−カーボネート);ポリカーボネート;ポリスルホン;ポリスルホンエーテル;及びポリ(エーテル−ケトン);或いは任意の他の上記のポリマーの混合物からなる群から選択される少なくとも1種類のポリマーなど(しかしながらこれらに限定されない)の当該技術において公知の任意のポリマー組成物を含んでいてよい。
【0041】
[0041]一態様においては、基材は、エチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、及び2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールからなる群から選択される少なくとも1種類のグリコールの残基を含む少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0042】
[0042]一態様においては、基材は、テレフタル酸及び/又はジメチルテレフタレートの残基、並びにエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、及び2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールからなる群から選択される少なくとも1種類のグリコールの残基を含む少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0043】
[0043]一態様においては、基材は、テレフタル酸及びイソフタル酸及び/又はジメチルテレフタレートのようなそれらのエステルの残基を含む酸成分、並びにエチレングリコール残基、1,4−シクロヘキサンジメタノール残基、及び2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールからなる群から選択される少なくとも1種類のグリコールの残基を含むグリコール成分を含む少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0044】
[0044]一態様ににおいては、基材は、テレフタル酸残基、又はそのエステル、或いはその混合物、並びに1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含む少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0045】
[0045]一態様においては、基材は、テレフタル酸残基、又はそのエステル、或いはその混合物、並びに1,4−シクロヘキサンジメタノール残基及び/又は2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基から形成される少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0046】
[0046]一態様においては、基材は、テレフタル酸残基、又はそのエステル、或いはその混合物、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基から形成される少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0047】
[0047]一態様においては、基材は、テレフタル酸残基、又はそのエステル、或いはその混合物、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基、及びエチレングリコール残基から形成される少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0048】
[0048]一態様においては、基材は、テレフタル酸残基、又はそのエステル、或いはその混合物、エチレングリコール残基、及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含む少なくとも1種類のポリエステルを含んでいてよい。
【0049】
[0049]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができるバイオセンサーのための電極に関する。
【0050】
[0050]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができ、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、55〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び15〜34重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよいバイオセンサーのための電極に関する。
【0051】
[0051]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができ、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、55〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜34重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び7〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよいバイオセンサーのための電極に関する。
【0052】
[0052]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができ、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよいバイオセンサーのための電極に関する。
【0053】
[0053]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができ、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよいバイオセンサーのための電極に関する。
【0054】
[0054]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができ、導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び21〜23重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよいバイオセンサーのための電極に関する。
【0055】
[0055]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含むバイオセンサーのための電極に関する。導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができる。導電層は更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、21〜23重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び12〜14重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0056】
[0056]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含むバイオセンサーのための電極に関する。導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができる。導電層は更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、58〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び22〜24重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよい。
【0057】
[0057]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができるバイオセンサーのための電極に関する。導電層は更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、58〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、22〜24重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0058】
[0058]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができるバイオセンサーのための電極に関する。導電層は更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び32〜34重量%の範囲の重量%を有するクロムを含んでいてよい。
【0059】
[0059]一形態においては、本発明の複数の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができるバイオセンサーのための電極に関する。導電層は更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、32〜34重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び7〜9重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。
【0060】
[0060]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含み、導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができるバイオセンサーのための電極に関する。導電層は更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。導電層は、物理蒸着など(しかしながらこれに限定されない)の当業者に公知の任意の方法によって基材上に被覆されていてよく、これは、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている任意のポリマー、例えばPET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%以下の可視光透過率を有していてよい。
【0061】
[0061]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含むバイオセンサーのための電極に関する。導電層はニッケル及びクロムを含み、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができる。導電層は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。導電層は、物理蒸着などの当業者に公知の任意の手段によって基材上に被覆されていてよく、これは、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている任意のポリマー、例えばPET(テレフタル酸(TPA)とエチレングリコール(EG)のホモポリマー)、変性PET、例えばPETG(CHDM(1,4−シクロヘキサンジメタノール)よりも高いモルパーセントのEGを含むPET)、又はPCTG(CHDMよりも高いモルパーセントのEG(エチレングリコール)を含むPET)、PCT(ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、変性PCT、TMCD(2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール)及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は20%以下の可視光透過率を有していてよい。本電極はバイオセンサーのための作用電極であってよい。
【0062】
[0062]本発明の1以上の態様は、基材、及び基材上に被覆されている導電層を含むバイオセンサーのための電極に関する。導電層はニッケル及びクロムを含んでいてよく、タイプ1のリニアスイープボルタンメトリー試験によって測定して、電極は、飽和カロメル参照電極に対して測定して、掃引中に電極に印加される−60mVの電位において0.5μA未満の電流を生成するように作動させることができる。導電層は更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として、56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含んでいてよい。導電層は、物理蒸着などの当業者に公知の任意の手段によって基材上に被覆されていてよく、これは、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている任意のポリマー、例えばPET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、変性PCT、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD(ポリ(1,4−シクロヘキサンジメタノール−1,4−ジカルボキシレート)、又はPEN(ポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート))(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%以下の可視光透過率を有していてよい。電極はバイオセンサーのための作用電極であってよく、バイオセンサーは血糖センサーであってよい。
【0063】
[0063]本発明における導電層は、本出願において開示されている任意の合金組成物を含む単一層から構成することができる。幾つかの態様においては、合金組成物は、複数の元素の固溶体(単一相)、複数の金属相の混合物(2以上の溶体)、又は相の間に明確な境界を有しない金属間化合物であってよい合金を含む。
【0064】
[0064]本発明の1以上の態様は、バイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は50〜99重量%の範囲であってよい。更に、導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。
【0065】
[0065]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として55〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び15〜34重量%の範囲の重量%を有するクロムを含ませることができる。
【0066】
[0066]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として55〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜34重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び7〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。
【0067】
[0067]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロムを含ませることができる。
【0068】
[0068]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。
【0069】
[0069]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲である。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び21〜23重量%の範囲の重量%を有するクロムを含ませることができる。
【0070】
[0070]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、21〜23重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び12〜14重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。
【0071】
[0071]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲である。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として58〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び22〜24重量%の範囲の重量%を有するクロムを含ませることができる。
【0072】
[0072]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として58〜60重量%の範囲の重量%を有するニッケル、22〜24重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。
【0073】
[0073]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、及び32〜34重量%の範囲の重量%を有するクロムを含ませることができる。
【0074】
[0074]一形態においては、本発明の複数の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として54〜57重量%の範囲の重量%を有するニッケル、32〜34重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び7〜9重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。
【0075】
[0075]本発明の1以上の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は、ASTM−F1711−96によって測定して5000、2000、100、80、60、50、40、20、10、又は5オーム/スクエア以下のシート抵抗を有していてよい。幾つかの態様においては、導電層は、ASTM−F1711−96によって測定して1〜5000オーム/スクエア、1〜4000オーム/スクエア、1〜3000オーム/スクエア、1〜2000オーム/スクエア、1〜1000オーム/スクエア、1〜500オーム/スクエア、5〜100オーム/スクエア、10〜80オーム/スクエア、20〜60オーム/スクエア、又は40〜50オーム/スクエアの間のシート抵抗を有していてよい。導電層は、2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。導電層は、当業者に公知の任意の方法、例えば物理蒸着によって基材上に被覆することができ、これは、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている任意のポリマー、例えばPET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、変性PCT、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%以下の可視光透過率を有していてよい。
【0076】
[0076]本発明の1以上の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は、2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。導電層は、当業者に公知の任意の方法、例えば物理蒸着によって基材上に被覆することができ、これは、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている任意のポリマー、例えばPET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、変性PCT、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%以下の可視光透過率を有していてよい。電極はバイオセンサーのための作用電極であってよい。
【0077】
[0077]本発明の1以上の態様はバイオセンサーのための電極を形成する方法に関する。この方法は、(a)基材を与え;(b)ターゲットを与え;そして(c)基材の少なくとも一部にターゲットからの材料を物理蒸着して、それによって基材上に導電層を形成する;ことを含む。導電材料にはニッケル及びクロムを含ませることができ、導電層中のニッケル及びクロムの合計重量%は、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として50〜99重量%の範囲であってよい。導電層は、2000オーム/スクエア未満のシート抵抗を有していてよい。導電層には更に、導電層の全重量(100重量%に等しい)を基準として56〜58重量%の範囲の重量%を有するニッケル、15〜17重量%の範囲の重量%を有するクロム、及び15〜17重量%の範囲の重量%を有するモリブデンを含ませることができる。導電層は、当業者に公知の任意の方法、例えば物理蒸着によって基材上に被覆することができ、これは、当該技術において記載されており、及び/又は本明細書中に記載されている任意のポリマー、例えばPET、変性PET、例えばPETG、又はPCTG、PCT、変性PCT、TMCD及びCHDMを含むポリエステル、PCCD、又はPEN(しかしながらこれらに限定されない)を含んでいてよい。導電層は15〜200nmの間の厚さを有していてよく、基材は25〜500μmの間の厚さを有していてよく、バイオセンサー部品は、20%以下の可視光透過率を有していてよい。電極はバイオセンサーのための作用電極であってよく、バイオセンサーは血糖センサーであってよい。
【0078】
[0078]ここで、以下の図面を参照して本発明の複数の態様を記載する。