特許第6768669号(P6768669)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6768669-伝熱管支持具(とその変形) 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6768669
(24)【登録日】2020年9月25日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】伝熱管支持具(とその変形)
(51)【国際特許分類】
   F28F 9/007 20060101AFI20201005BHJP
【FI】
   F28F9/007
【請求項の数】11
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-535057(P2017-535057)
(86)(22)【出願日】2015年12月1日
(65)【公表番号】特表2018-502269(P2018-502269A)
(43)【公表日】2018年1月25日
(86)【国際出願番号】RU2015000837
(87)【国際公開番号】WO2016108729
(87)【国際公開日】20160707
【審査請求日】2018年11月2日
(31)【優先権主張番号】2014153832
(32)【優先日】2014年12月30日
(33)【優先権主張国】RU
(73)【特許権者】
【識別番号】517166158
【氏名又は名称】ジョイント・ストック・カンパニー「エーケーエムイー エンジニアリング」
(74)【代理人】
【識別番号】110001900
【氏名又は名称】特許業務法人 ナカジマ知的財産綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ネーヴィン ヴィクトル セメノヴィッチ
(72)【発明者】
【氏名】ヴァクフルシン ミハイル ペトロヴィッチ
【審査官】 久島 弘太郎
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第04359088(US,A)
【文献】 特開平04−151497(JP,A)
【文献】 特開平11−201684(JP,A)
【文献】 特開平04−240397(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28F 9/007
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱交換器において、間隔を空けて複数の伝熱管を支持する伝熱管支持具であって、
円筒形状の外殻部材(シェル)と、所定長だけ離れて少なくとも2段に配置された複数枚の板状部材(プレート)とから成るスペーサーグリッドを少なくとも1つ備え
各プレートの幅方向は前記シェルの軸に平行な平面内にあり、
全てのプレートの端が前記シェルに固定されており、
各段の複数枚のプレートは、所定長の隙間を保って、互いに平行に位置しており、
二つの隣接する段の一枚のプレートが存在するそれぞれ二つの平面は、角度60°で交差し、当該プレートは、直線セグメントに沿って相互接続され、前記直線セグメントは、前記平面の抑制であり、スペーサーグリッド内に配置される
ことを特徴とする伝熱管支持具。
【請求項2】
隣接するプレート間の前記所定長と、隣接する伝熱管の中心を結ぶ線上におけるプレートの厚さの合計は、隣接する伝熱管の間隔に等しい
ことを特徴とする請求項1に記載の伝熱管支持具。
【請求項3】
記シェルの軸方向から見たときに異なる段間で交差するプレートによって形成されている各区画(セル)の穴あけまたは展開の許容量だけ、プレート間の前記所定の間隙が、前記伝熱管の直径よりも小さく選択される
ことを特徴とする請求項2に記載の伝熱管支持具。
【請求項4】
各スペーサーグリッドは単独で使用されるように設計されており、プレートの幅はすべての段で等しいことを特徴とする請求項1に記載の伝熱管支持具。
【請求項5】
スペーサーグリッドは、2つが組み合わされて使用されるように設計されており、
各スペーサーグリッドでは、1段のプレートは隣接する他段のプレートよりも幅が狭く、
両方のスペーサーグリッドは、幅の狭いプレートが両端に一致するように接合される
ことを特徴とする請求項1に記載の伝熱管支持具。
【請求項6】
熱交換器において、間隔を空けて複数の伝熱管を支持する伝熱管支持具であって、
円筒形状のシェルと、所定長だけ離れて少なくとも2段に配置された複数枚のプレートとから成るスペーサーグリッドを少なくとも1つ備え
各段において、前記シェルの軸を通過する平面上に3枚の仕切板が配置され、各仕切板が存在する平面と、当該仕切板に隣接する仕切板が存在する平面とは、角度60°で交差し、各仕切板の両端は、前記シェルに固定され、
各プレートの幅方向は前記シェルの軸に平行な平面内にあり、
各段において、隣接する2枚の仕切板とそれらの間に位置する前記シェルの縁により形成される1つの仕切区画内の全てのプレートの両端は、それぞれ、前記シェルと1枚の仕切板、又は隣接する2枚の仕切板に固定され、各仕切区画内の各プレートは、所定長の隙間を保って、当該プレートに隣接するプレート、及び、当該プレートが固定されていない側の仕切板に、平行に位置しており、
二つの隣接する段の一つの仕切区画内の一枚のプレートが存在する如何なる二つの平面も、角度60°で交差し、当該プレートは、前記平面の抑制であり、仕切区画内に存在する直線セグメントに沿って相互接続される
ことを特徴とする伝熱管支持具。
【請求項7】
隣接するプレート間の前記所定長と、隣接する伝熱管の中心を結ぶ線上におけるプレートの厚さの合計は、隣接する伝熱管の間隔に等しい
ことを特徴とする請求項6に記載の伝熱管支持具。
【請求項8】
各仕切区画において、当該仕切区画の両方の段の交差するプレートに形成される各セルの穴あけまたは展開の許容量だけ、プレート間の前記所定の間隙が、前記伝熱管の直径よりも小さく選択される
ことを特徴とする請求項7に記載の伝熱管支持具。
【請求項9】
各スペーサーグリッドは単独で使用されるように設計されており、プレートの幅はすべての段で等しいことを特徴とする請求項6に記載の伝熱管支持具。
【請求項10】
スペーサーグリッドは、2つが組み合わされて使用されるように設計されており、
各スペーサーグリッドでは、1段のプレートは隣接する他段のプレートよりも幅が狭く、
両方のスペーサーグリッドは、幅の狭いプレートが両端に一致するように接合される
ことを特徴とする請求項6に記載の伝熱管支持具。
【請求項11】
いずれの段においても仕切板が中実であることを特徴とする請求項6に記載の伝熱管支持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原子力工業を含む様々な分野の熱システムに利用される熱交換器に関し、特に、液状の重金属から成る冷却媒体の中での動作を主な用途として設計された熱交換器の配管に間隔を空けさせる支持具に関する。
【背景技術】
【0002】
現在使用されている伝熱管支持具は多様である。例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載された構成では、伝熱管束が、かなり製造しにくい輪郭を持つ板(仕切板)により固定されている。本発明に最も類似する技術は、特許文献4に記載された伝熱管支持具である。この支持具はスペーサーグリッドを含む。このグリッドは2本の円筒形状の外殻部材(シェル)から成り、これらのシェルは中間の環状部材によって同軸に接続されている。各シェルには複数本の円筒部材(スリーブ)が設置されており、各スリーブの内側を上記の伝熱管が通る。これらのスリーブは所定長の隙間ずつ離れるように間隔を空けており、梁(ブリッジ)で固定されている。シェル間で共通の軸方向から見たとき、いずれのシェルにおいてもスリーブは、正三角形の角に位置するように並べられている。特許文献5および特許文献6にも、類似する技術が記載されている。特許文献7は次の技術を開示するものとして知られている。スペーサーグリッドが中実の部材から製造されている一方、このグリッドの区画(セル)が主にフライス加工によって形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】ソ連発明者証第1556253号明細書
【特許文献2】ロシア特許第2153643号明細書
【特許文献3】ロシア実用新案第6224号明細書
【特許文献4】ソ連発明者証第515025号明細書
【特許文献5】ロシア特許第2384807号明細書
【特許文献6】ロシア特許第2386915号明細書
【特許文献7】ソ連発明者証第400797号明細書
【特許文献8】ロシア特許第2534337号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの装置において伝熱管を固定している構造は、特に、腐食、振動、および高温の影響下では明らかに信頼性が不十分である。なぜなら、異なるシェル間ではスリーブが相互に接続されていないので、共通軸の径方向において伝熱管の固定がしっかりしていないからである。したがって、本発明の目的には、伝熱管に間隔を空けさせると同時にそれらの固定を更に確実にする伝熱管支持具の開発が含まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的は、以下に示す本発明に固有の特徴によって達成される。
本発明の第1観点による伝熱管支持具は、筒状のシェルと、少なくとも2段に配置された複数枚の板状部材(プレート)とから成るスペーサーグリッドを少なくとも1つ備えている。各スペーサーグリッドでは、各段のプレートは間隔を空けて並び、所定長の隙間ずつ離れている。各プレートの幅方向はシェルの軸に平行な平面内にある。すべてのプレートは、段ごとに所定長の隙間を保って互いに平行に位置するように端がシェルに固定されている。シェルの軸方向から見たとき、段の異なるプレートは互いに角度60°で交差し、交点で互いに固定されている。
本発明のこの第1実施形態の特徴は次の点にあってもよい。所定長の隙間と各プレートの厚さとの和は伝熱管の間隔に等しくてもよい。さらに、所定長の隙間は伝熱管の直径よりも小さくてもよく、その差は、シェルの軸方向から見たときに異なる段間で交差するプレートによって形成されている各セルに対するドリル加工またはリーマー加工の許容差であってもよい。
【0006】
本発明の第1実施形態の特徴は次の点にあってもよい。各スペーサーグリッドは単独で使用されてもよく、プレートの幅はすべての段で等しくてもよい。
本発明の第1実施形態の特徴は次の点にもあってもよい。スペーサーグリッドは2つずつ組み合わされて使用されてもよい。各スペーサーグリッドでは、1段のプレートは他段のプレートよりも幅が狭く、シェルの軸方向から見たとき、その1段のプレートに対して他段のプレートは方向が時計まわりに回転していてもよい。両方のスペーサーグリッドは、それぞれの1段のプレートの端が揃うように結合していてもよい。
【0007】
本発明の第2観点による伝熱管支持具は、円筒形状のシェルと、少なくとも2段に配置された複数枚のプレートと、シェルの軸を貫通している3枚の仕切板とから成るスペーサーグリッドを少なくとも1つ備えている。各スペーサーグリッドでは、3枚の仕切板は各端が60°ずつ変位してシェルに接続されている。各段のプレートは間隔を空けて並び、所定長の隙間ずつ離れている。各プレートの幅方向はシェルの軸に平行な平面内にある。各段のプレートはいずれの部分においても、所定長の隙間を保って互いに平行であり、かつそれらが接続されていない1枚の仕切板に対しても平行であるように、シェルといずれか1枚の仕切板との両方に、または隣接する2枚の仕切板の両方に端が接続されている。シェルの軸方向から見たとき、段の異なるプレートは互いに角度60°で交差し、交点で互いに固定されている。
本発明のこの第2実施形態の特徴は次の点にあってもよい。所定長の隙間と各プレートの厚さとの和は伝熱管の間隔に等しくてもよい。さらに、所定長の隙間は伝熱管の直径よりも小さくてもよく、その差は、シェルの軸方向から見たときに異なる段間で交差するプレートによって形成されている各セルに対するドリル加工またはリーマー加工の許容差であってもよい。
【0008】
本発明の第2実施形態の特徴は次の点にあってもよい。各スペーサーグリッドは単独で使用されてもよく、プレートの幅はすべての段で等しくてもよい。
本発明の第2実施形態の特徴は次の点にあってもよい。スペーサーグリッドは2つずつ組み合わされて使用されてもよい。各スペーサーグリッドでは、1段のプレートは他段のプレートよりも幅が狭く、シェルの軸方向から見たとき、その1段のプレートに対して他段のプレートは方向が時計まわりに回転していてもよい。両方のスペーサーグリッドは、それぞれの1段のプレートの端が所定の部分の中で揃うように結合していてもよい。
【0009】
本発明の第2実施形態の特徴は、いずれの段においても仕切板が中実に設計されている点にあってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施により、以下の技術的効果が得られる:
・伝熱管に間隔を空けさせると同時に、それらを更に確実に固定することができる。
・シェル間の共通軸の径方向において伝熱管を更に確実に固定することができる。
・伝熱管を軸方向においては可動にできる。
・スペーサーグリッド内に形成されたセルを互いに独立にすることができる。
・耐振動性が高い。
・耐熱性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1実施形態による支持具をシェルの軸方向から見た図である。
図2図1の示す支持具において、段の異なるプレート間の接続部を示す概略図である。
図3】本発明の第2実施形態による支持具をシェルの軸方向から見た図である。この支持具では、2つのスペーサーグリッドが組み合わされて用いられている。
図4】3段のプレート群からなる支持具の概観図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明による伝熱管支持具は、当業者には周知であるバヨネット管(Field tube。例えば、特許文献8参照。)の形に作られた蒸気を発生させる配管(伝熱管)の耐振動性を確保するように設計されている。これらの伝熱管は腐食環境での利用を目的とし、この環境は、伝熱管の周囲を流れる冷却材である液状の重金属の振動、フレッチング、および酸素の活量を特徴とするので、伝熱管を適正に固定することが非常に重要である。本発明は、以下で説明されるスペーサーグリッドの内部に形成されたセルの中に伝熱管を配置する。これにより、伝熱管の固定に対する高い信頼性を確保する。
【0013】
本発明の第1実施形態による伝熱管支持具は、図1が示すように設計されている。この図は、十字形で示されたシェルの軸の方向から見たものである。この支持具はスペーサーグリッド(参照符号“1”で示されている。)を含む。スペーサーグリッド1は、筒状のシェル2(図1にはその内面が破線で示されている。)、および2段の板状部材(プレート)の群3、4からなる。第1段のプレート3の後方に第2段のプレート4は位置する。各段ではプレート3、4が間隔を空けてシェルに接続され、互いに所定長の隙間だけ離されている。隙間の大きさは両段で等しい。第1段のプレート3と第2段のプレート4とは、シェルの軸方向から見たとき、角度60°で交差している。各プレート3、4の幅方向は、シェルの軸に平行な平面内にある。各プレート3、4の厚みは図1に示されている。プレート群3、4の隙間と各プレートの厚みとの和が伝熱管(図は示していない。)の間隔に等しい。
【0014】
次の設計事項も本発明の想定内である。プレート群3、4の隙間は伝熱管の直径よりも小さく、その差は、シェルの軸方向から見たときに両段のプレートが互いに交差して形成している各区画(セル)に対するドリル加工またはリーマー加工の許容差である。図1は7本の伝熱管用の支持具を示す。中央のセルはひし形である一方、他のセルは丸いが、周の一部がひし形の一角に変化しており、その角度は中央のセルの角度と等しい。図1のセルにはドリル加工もリーマー加工もされていない。
【0015】
図2は、図1の示す支持具において、段の異なるプレート間の接続部を示す概略図である。図の簡略化を目的として、すべてのプレート3、4はシェル2の壁まで、その全長にわたって二次元的に示されている。段の異なるプレート3、4の間の接続部5は意図的に引き伸ばされて描かれているが、実際にはずっと短くてもよく、完全に欠落していてもよい。すなわち、プレート3はプレート4との交点においてプレート4に接続されていてもよい。したがって、第1段のプレート3と第2段のプレート4との隙間は、技術的に考慮されるべき事項に応じて、どのような大きさにも想定可能である。
【0016】
図2において、プレート3、4の幅はほぼ同一である。この設計では、本発明の第1実施形態による支持具は単独で使用可能である。しかし、スペーサーグリッド1には別の設計もある。この設計では、第2段のプレート4が第1段のプレート3よりも狭く、例えばその半分である。この場合、スペーサーグリッド1が2つ組み合わされ、幅の狭いプレートに互いの端を共有させることができる。各スペーサーグリッド1の1段のプレート3(幅の広いプレート)は、シェルの軸方向から見たとき、幅の狭いプレートに対して例えば時計方向に回転しているので、スペーサーグリッド1が2つ組み合わされることにより、セルが六角形状になる。
【0017】
図3は、本発明の第2実施形態による伝熱管支持具を示す。この支持具はスペーサーグリッド(参照符号“6”で示されている。)を含む。このスペーサーグリッド6は、円筒形状のシェル2、および2段のプレート群3、4から成る。これらのプレート3、4は間隔を空けて並べられ、互いに所定長の隙間(図1のスペーサーグリッドでのものと同じである。)だけ離されている。図1の支持具と全く同様に、図3の示す支持具ではプレート3、4の隙間の大きさが両段で等しい。第1段のプレート3と第2段のプレート4とは、シェルの軸方向から見たとき、角度60°で交差している。各プレート3、4の幅方向は、シェルの軸に平行な平面内にある。各プレート3、4の厚みは図3に示されている。図1の支持具と同様に、プレート3、4の隙間の大きさと各プレートの厚みとの和が伝熱管(図は示していない。)の間隔に等しい。
【0018】
本発明の第2実施形態は第1実施形態とは異なり、円筒形状の軸を貫通している3枚の仕切板7を使用している。仕切板7は端がシェル2に接続されており、60°ずつ間隔を空けている。隣接する2枚の仕切板7とそれらの間に位置するシェル2の縁とによって形成されている1つの区画では、各段のプレート3、4の両端が、シェル2と2枚の仕切板7の一方とに接続され、または、2枚の仕切板7の両方に接続されている。これにより、いずれの区画においても各段のプレート3、4は間隔を空けて並べられ、所定長の隙間だけ離されており、相互に平行であり、かつそれらが接続されていない残りの仕切板7に対しても平行である。図1の支持具と同様に、両段のプレートは、シェルの軸方向から見たとき、互いに角度60°で交差しており、交点で互いに固定されている。
【0019】
両段において仕切板7は中実であってもよい。すなわち、仕切板7は、円筒形状のシェル2の全長にわたって広がっていてもよい。その他に、1段の仕切板7が別の段の仕切板から分離されていてもよい。
本発明の第2実施形態による支持具は、本発明の第1実施形態によるものと同様、両段においてプレート3、4の幅が等しい場合には単独で使用可能である。しかし、スペーサーグリッド6には別の設計もある。第2段のプレート4が第1段のプレート3よりも幅が狭く、例えばその半分である。この場合、スペーサーグリッド6が2つ組み合わされ、幅の狭いプレートに互いの端を共有させることができる。各スペーサーグリッド6の1段のプレート3(幅の広いプレート)は、シェルの軸方向から見たとき、幅の狭いプレートに対して例えば時計方向に回転しているので、スペーサーグリッド6が2つ組み合わされることにより、セルが六角形状になる。この結果、伝熱管の固定に対する信頼性が向上する。 図4は、3段のプレートを有する伝熱管支持具を示す。
【0020】
以上のように、本発明の実施形態はいずれも、2段または3段のプレートによって形成されるセルにおいて伝熱管に間隔を空けさせると同時に、これらの伝熱管を更に確実に固定することができる。
図1
図2
図3
図4