【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を達成するために、鋭意検討した結果、後述するベンズイミダゾール環を有する化合物またはその製薬学的に許容される塩が、Nav1.7遺伝子発現細胞において、Naチャネルを介した膜電位変化ないしはNaイオン電流そのものを阻害すること、すなわちNav1.7に対して阻害活性を持つブロッカーであることを見出した。更に、該誘導体はまた、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症または発作性激痛症等の疾患に対する治療薬または予防薬として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明によれば、下記式(1)で表されるベンズイミダゾール化合物(以下、「式(I)で表される化合物」または「式(I)の化合物」と称することもある)又はその製薬学的に許容される塩(以下、「本発明の化合物」と称することもある)が提供される。
【0009】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[項1]
下記式(I):
【化2】
[式(I)中、
R
1a、R
1b、R
1cおよびR
1dは、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルアミノ(該アルキル、該アルコキシおよび該アルキルアミノにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)、C
3−7シクロアルキル、C
3−7シクロアルコキシ、C
3−7シクロアルキルアミノ(該シクロアルキル、該シクロアルコキシおよび該シクロアルキルアミノにおけるシクロアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)、C
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリールまたは5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールおよび該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルチオおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)を表し、但し、R
1a、R
1b、R
1cまたはR
1dの少なくとも1つは上記のC
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリールまたは5〜12員のヘテロアリールオキシを表し、
R
2およびR
3は、各々独立して、水素、C
1−6アルキル(該アルキルは、シアノ、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)、またはC
3−10シクロアルキルを表し、
R
4は、水素、C
1−6アルキル(該アルキルは、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、またはC
3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
mは、1、2または3を表し、
Lは、CR
7R
8を表し(mが2または3を表す場合、それぞれのCR
7R
8は、各々独立し、同一でも異なってもよい)、
R
7およびR
8は、各々独立して、水素、水酸基、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C
3−7シクロアルキル、またはC
3−7シクロアルコキシ(該シクロアルキルおよび該シクロアルコキシにおけるシクロアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、あるいは、
R
2、R
3および−OR
4において、
R
2とR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、−OR
4と共に下記式(II):
【化3】
[式(II)中、
eおよびfは、各々独立して、1、2または3を表し、
R
4は、上記と同義であり、
Vは単結合または酸素原子を表し、
R
5a、R
5b、R
5cおよびR
5dは、各々独立して、水素、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルキル、またはC
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表す]で表される基を形成してもよく、あるいは、
R
2、R
3、−OR
4およびLにおけるCR
7R
8において、
R
2とR
7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、R
3、−OR
4およびR
8と共に下記式(IV):
【化4】
[式(IV)中、
m
1は、0または1を表し、
m
1が1のとき、m
2は、0または1を表し、jは、1、2、3または4を表し、
m
1が0のとき、m
2は、0、1または2を表し、jは、1、2、3または4を表し、
R
3、R
4、R
8およびLは、上記と同義であり、
R
9a、R
9b、R
9cおよびR
9dは、各々独立して、水素、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルキル、またはC
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表す]で表される基を形成してもよく、または、
R
3と−OR
4が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、R
2と共に下記式(III):
【化5】
[式(III)中、
hは、1、2、3または4を表し、
R
2は、上記と同義であり、
R
6a、R
6bおよびR
6cは、各々独立して、水素、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルキル、またはC
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表す]で表される基を形成してもよく(ただし、R
2、R
3および−OR
4が同時に一緒になって環を形成することはない)、
置換基群Aは、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルコキシ、C
3−7シクロアルキルおよびC
3−7シクロアルコキシを表し、
置換基群Bは、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
3−7シクロアルキルおよびC
3−7シクロアルコキシを表す]
で表される化合物またはその製薬学的に許容される塩、ただし、以下の化合物は除く、
6−[6−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]−1−(2−メトキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール、
2−[5−(3,5−ジメチル−1,2−オキサゾール−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]エタノール、
2−{5−[5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノール、
2−{5−[3−(2−メトキシエチル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノール、
2−{5−[3−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノール、
2−ブチル−6−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1(2H)−オン、
6−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]−2−(3−メチルブチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1(2H)−オン、
2−{5−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}エタノール、
6−(2−クロロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボニトリル、
2−クロロ−6−{7−フルオロ−1−[(1S,3S)−3−メトキシシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン、および
2−{5−[2−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−イミダゾール−1−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノール。
【0010】
[項2]
下記式(I):
【化6】
[式(I)中、
R
1a、R
1b、R
1cおよびR
1dは、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルアミノ(該アルキル、該アルコキシおよび該アルキルアミノにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)、C
3−7シクロアルキル、C
3−7シクロアルコキシ、C
3−7シクロアルキルアミノ(該シクロアルキル、該シクロアルコキシおよび該シクロアルキルアミノにおけるシクロアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)、C
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリールまたは5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールおよび該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルチオおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)を表し、但し、R
1a、R
1b、R
1cまたはR
1dの少なくとも1つは上記のC
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリールまたは5〜12員のヘテロアリールオキシを表し、
R
2およびR
3は、各々独立して、水素、C
1−6アルキル(該アルキルは、シアノ、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)、またはC
3−10シクロアルキルを表し、
R
4は、水素、C
1−6アルキル(該アルキルは、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、またはC
3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
mは、1、2または3を表し、
Lは、CR
7R
8を表し(mが2または3を表す場合、それぞれのCR
7R
8は、各々独立し、同一でも異なってもよい)、
R
7およびR
8は、各々独立して、水素、水酸基、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C
3−7シクロアルキル、またはC
3−7シクロアルコキシ(該シクロアルキルおよび該シクロアルコキシにおけるシクロアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、あるいは、
R
2、R
3および−OR
4において、
R
2とR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、−OR
4と共に下記式(II):
【化7】
[式(II)中、
eおよびfは、各々独立して、1、2または3を表し、
R
4は、上記と同義であり、
Vは単結合または酸素原子を表し、
R
5a、R
5b、R
5cおよびR
5dは、各々独立して、水素、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルキル、またはC
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表す]で表される基を形成してもよく、または、
R
3と−OR
4が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、R
2と共に下記式(III):
【化8】
[式(III)中、
hは、1、2、3または4を表し、
R
2は、上記と同義であり、
R
6a、R
6bおよびR
6cは、各々独立して、水素、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルキル、またはC
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表す]で表される基を形成してもよく(ただし、R
2、R
3および−OR
4が同時に一緒になって環を形成することはない)、
置換基群Aは、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルコキシ、C
3−7シクロアルキルおよびC
3−7シクロアルコキシを表し、
置換基群Bは、ハロゲン、水酸基、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
3−7シクロアルキルおよびC
3−7シクロアルコキシを表す]
で表される、項1に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0011】
[項3]
R
1a、R
1b、R
1cおよびR
1dが、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシにおけるアルキル部分は、各々独立して、1〜3個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよい)、C
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリール、または5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールおよび該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1または2に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0012】
[項4]
R
1a、R
1b、R
1cおよびR
1dが、各々独立して、水素、C
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリール、または5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールおよび該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲンおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0013】
[項5]
R
1aおよびR
1dが、水素である、項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0014】
[項6]
R
2およびR
3が、各々独立して、水素またはC
1−6アルキル(該アルキルは、シアノ、ハロゲン、水酸基および置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)であり、ただし、R
2およびR
3が同時に水素ではなく、あるいは、
R
2とR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、−OR
4と共に式(IIa):
【化9】
[式(IIa)中、
eおよびfが、各々独立して、1または2であり、
R
4およびVは、項1と同義であり、
R
5a、R
5b、R
5cおよびR
5dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]で表される基を形成してもよい、あるいは、
R
2、R
3、−OR
4およびLにおけるCR
7R
8において、R
2とR
7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、R
3、−OR
4およびR
8と共に下記式(IVa);
【化10】
[式(IVa)中、
m
1が、0であり、
m
2が、1または2であり、jが、1、2または3であり、
R
3は、上記と同義であり、
R
4、R
8およびLは、項1と同義であり、
R
9a、R
9b、R
9cおよびR
9dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]
で表される基を形成してもよい、項1および項3〜5のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0015】
[項7]
R
2およびR
3が、1〜5個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよいC
1−6アルキルであり、あるいは、R
2とR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、−OR
4と共に式(IIb):
【化11】
[式(IIb)中、
eおよびfが、各々独立して、1または2であり、
R
4およびVは、項1と同義であり、
R
5a、R
5b、R
5cおよびR
5dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]
で表される基を形成してもよい、
あるいは、R
2、R
3、−OR
4およびLにおけるCR
7R
8において、R
2とR
7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、R
3、−OR
4およびR
8と共に下記式(IVa);
【化12】
[式(IVa)中、
m
1が、0であり、
m
2が、1または2であり、jが、1、2または3であり、
R
4が、水素であり、
R
8およびLは、項1と同義であり、
R
9a、R
9b、R
9cおよびR
9dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]
で表される基を形成してもよい、項1および項3〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0016】
[項8]
R
2およびR
3が、各々独立して、水素またはC
1−6アルキル(該アルキルは、シアノ、ハロゲン、水酸基および置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよい)であり、あるいは、R
2とR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、−OR
4と共に式(IIa):
【化13】
[式(IIa)中、
eおよびfが、各々独立して、1または2であり、
R
4およびVは項1と同義であり、
R
5a、R
5b、R
5cおよびR
5dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]
で表される基を形成してもよい、項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0017】
[項9]
R
2およびR
3が、各々独立して、水素または1〜5個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよいC
1−6アルキルであり、あるいは、R
2とR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、−OR
4と共に式(IIb):
【化14】
[式(IIb)中、
eおよびfが、各々独立して、1または2であり、
R
4およびVは項1と同義であり、
R
5a、R
5b、R
5cおよびR
5dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]
で表される基を形成してもよい、項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0018】
[項10]
R
2およびR
3が、各々独立して、水素または1〜5個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよいC
1−6アルキルであり、R
2とR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成しない、項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0019】
[項11]
R
4が、水素、1〜3個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよいC
1−4アルキルまたはC
3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、ハロゲン、水酸基および置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、あるいは、R
3と−OR
4が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、R
2と共に式(IIIa):
【化15】
[式(IIIa)中、
hが、1、2または3であり、
R
2は項1と同義であり、
R
6a、R
6bおよびR
6cが、各々独立して、水素、ハロゲンまたは1〜3個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよいC
1−4アルキルである]
で表される基を形成してもよい、項1〜5および項10のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0020】
[項12]
R
4が、水素、1〜3個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよいC
1−4アルキルまたはC
3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、ハロゲン、水酸基および置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、R
3と−OR
4が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成しない、項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0021】
[項13]
R
4が、水素である、項1〜12のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0022】
[項14]
R
7およびR
8が、各々独立して、水素またはC
1−4アルキル(該アルキルは、ハロゲン、水酸基、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシ、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル、置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
3−7シクロアルコキシおよび置換基群Bから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい3〜7員の非芳香族複素環からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、
mが1または2である、項1〜13のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0023】
[項15]
R
7およびR
8が水素であり、
mが1である、項1〜14のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0024】
[項16]
R
1bまたはR
1cが、C
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリールまたは5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールおよび該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜15のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0025】
[項17]
R
1bが、C
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリール、または5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールおよび該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜16のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0026】
[項18]
R
1cが、C
6−10アリール、C
6−10アリールオキシ、5〜12員のヘテロアリール、または5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールおよび該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜16のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0027】
[項19]
R
1bまたはR
1cが、C
6−10アリールオキシまたは5〜12員のヘテロアリールオキシ(該アリールオキシにおけるアリール部分ならびに該ヘテロアリールオキシにおけるヘテロアリール部分は、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜16のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0028】
[項20]
R
1bまたはR
1cが、C
6−10アリールまたは5〜12員のヘテロアリール(該アリールおよび該ヘテロアリールは、各々独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキル、置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルコキシおよび置換基群Aから独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−4アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜16のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0029】
[項21]
R
2およびR
3が、1〜5個の同一もしくは異なるハロゲンで置換されていてもよいC
1−6アルキルである、項1〜20のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0030】
[項22]
R
2およびR
3が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、−OR
4と共に式(IIb):
【化16】
[式(IIb)中、
eおよびfが、各々独立して、1または2であり、
R
4およびVは、項1と同義であり、
R
5a、R
5b、R
5cおよびR
5dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]
で表される基を形成してもよい、
あるいは、R
2、R
3、−OR
4およびLにおけるCR
7R
8において、R
2とR
7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって環を形成し、R
3、−OR
4およびR
8と共に下記式(IVa);
【化17】
[式(IVa)中、
m
1が0であり、
m
2が1または2であり、jが1、2または3であり、
R
4が水素であり、
R
8およびLは、項1と同義であり、
R
9a、R
9b、R
9cおよびR
9dが、各々独立して、水素またはハロゲンである]
で表される基を形成してもよい、項1および項3〜20のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩。
【0031】
[項23]
以下の化合物群から選択される、項1または2に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩:
実施例1:1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例2:6−(4−フルオロフェノキシ)−1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−1H−ベンズイミダゾール、
実施例7:1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール、
実施例9:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例10:1−[2−(シクロペンチルオキシ)エチル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール、
実施例11:2−メチル−1−{6−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例12:1−[2−(シクロペンチルオキシ)エチル]−6−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ベンズイミダゾール、
実施例14:2−メチル−1−[6−(4−メチルフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]プロパン−2−オール、
実施例15:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例20:1−[6−(4−クロロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例22:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例24:2−メチル−1−{6−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例25:2−メチル−1−(6−{[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例28:2−メチル−1−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例51:2−メチル−1−(5−{[5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例52:2−メチル−1−(5−{[5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例53:1−(5−{[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例54:1−{5−[(5−クロロ−3−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例56:3−[(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)メチル]オキセタン−3−オール、
実施例58:1−[(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)メチル]シクロブタノール、
実施例59:2−メチル−4−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)ブタン−2−オール、
実施例60:2−メチル−1−(6−{[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例93:3−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}メチル)オキセタン−3−オール、
実施例94:3−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}メチル)オキセタン−3−オール、
実施例101:4−[6−(4−クロロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルブタン−2−オール、
実施例110:3−{[6−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]メチル}オキセタン−3−オール、
実施例118:cis−4−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)シクロヘキサノール、
実施例123:1−{6−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例130:1−[6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例148:3−({6−[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}メチル)オキセタン−3−オール、
実施例173:4−{6−[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−2−メチルブタン−2−オール、
実施例176:1−{5−[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例179:2−メチル−1−{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例181:1−{5−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例205:3−({5−[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}メチル)オキセタン−3−オール、および
実施例229:(3S)−2−メチル−3−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)ブタン−2−オール。
【0032】
[項24]
以下の化合物群から選択される、項1または2に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩:
実施例1:1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例2:6−(4−フルオロフェノキシ)−1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−1H−ベンズイミダゾール、
実施例7:1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール、
実施例9:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例10:1−[2−(シクロペンチルオキシ)エチル]−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール、
実施例11:2−メチル−1−{6−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例12:1−[2−(シクロペンチルオキシ)エチル]−6−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ベンズイミダゾール、
実施例14:2−メチル−1−[6−(4−メチルフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]プロパン−2−オール、
実施例15:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例20:1−[6−(4−クロロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例22:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例24:2−メチル−1−{6−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例25:2−メチル−1−(6−{[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例28:2−メチル−1−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例51:2−メチル−1−(5−{[5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例52:2−メチル−1−(5−{[5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例53:1−(5−{[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例54:1−{5−[(5−クロロ−3−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例56:3−[(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)メチル]オキセタン−3−オール、
実施例58:1−[(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)メチル]シクロブタノール、
実施例59:2−メチル−4−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)ブタン−2−オール、および
実施例60:2−メチル−1−(6−{[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール。
【0033】
[項25]
以下の化合物群から選択される、項1または2に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩:
実施例1:1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例9:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例11:2−メチル−1−{6−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例15:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例20:1−[6−(4−クロロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例22:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例24:2−メチル−1−{6−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例28:2−メチル−1−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例51:2−メチル−1−(5−{[5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例53:1−(5−{[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例59:2−メチル−4−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)ブタン−2−オール、
実施例60:2−メチル−1−(6−{[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例94:3−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}メチル)オキセタン−3−オール、
実施例101:4−[6−(4−クロロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルブタン−2−オール、
実施例118:cis−4−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)シクロヘキサノール、
実施例123:1−{6−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例148:3−({6−[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}メチル)オキセタン−3−オール、
実施例205:3−({5−[2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}メチル)オキセタン−3−オール、および
実施例229:(3S)−2−メチル−3−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)ブタン−2−オール。
【0034】
[項26]
以下の化合物群から選択される、項1または2に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩:
実施例1:1−[6−(4−フルオロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例9:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例11:2−メチル−1−{6−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例15:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例20:1−[6−(4−クロロフェノキシ)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例22:2−メチル−1−{6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例24:2−メチル−1−{6−[(6−メチルピリジン−3−イル)オキシ]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}プロパン−2−オール、
実施例28:2−メチル−1−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例51:2−メチル−1−(5−{[5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール、
実施例53:1−(5−{[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール、
実施例59:2−メチル−4−(6−{[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)ブタン−2−オール、および
実施例60:2−メチル−1−(6−{[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−2−イル]オキシ}−1H−ベンズイミダゾール−1−イル)プロパン−2−オール。
【0035】
[項27]
項1〜26のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物。
【0036】
[項28]
項1〜26のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)が関与する疾患の治療薬。
[項29]
項1〜26のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩、または
6−[6−クロロ−2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−4−イル]−1−(2−メトキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール、
2−[5−(3,5−ジメチル−1,2−オキサゾール−4−イル)−1H−ベンズイミダゾール−1−イル]エタノール、
2−{5−[5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノール、
2−{5−[3−(2−メトキシエチル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノール、
2−{5−[3−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノール、
2−ブチル−6−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1(2H)−オン、
6−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]−2−(3−メチルブチル)−3,4−ジヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1(2H)−オン、
2−{5−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−5−イル]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}エタノール、
6−(2−クロロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボニトリル、
2−クロロ−6−{7−フルオロ−1−[(1S,3S)−3−メトキシシクロヘキシル]−1H−ベンズイミダゾール−5−イル}−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン、および
2−{5−[2−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−イミダゾール−1−イル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}エタノールから選択される化合物またはその製薬学的に許容される塩。
[項30]
項29に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)が関与する疾患の治療薬。
【0037】
なお、項29においては、引用する項1の末尾の但し書きで除外された11化合物が除外されない範囲の化合物での項1〜26のいずれか一項と同義である。
【0038】
[項31]
項1〜26のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療薬。
[項32]
項29に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療薬。
【0039】
[項33]
項1〜26のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩と、抗てんかん薬、抗うつ薬、麻薬性鎮痛薬、抗炎症薬、還元酵素阻害剤およびプロスタグランジン誘導体製剤から選択される少なくとも1種以上の薬剤とを組み合わせてなる医薬。
[項34]
項29に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩と、抗てんかん薬、抗うつ薬、麻薬性鎮痛薬、抗炎症薬、還元酵素阻害剤およびプロスタグランジン誘導体製剤から選択される少なくとも1種以上の薬剤とを組み合わせてなる医薬。
【0040】
[項35]
神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療剤を製造するための、項1〜26のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩の使用。
[項36]
神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療剤を製造するための、
項29に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩の使用。
【0041】
[項37]
項1〜26のいずれか一項に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩の有効量を哺乳動物に投与することを含む、当該哺乳動物における神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療方法。
[項38]
項29に記載の化合物またはその製薬学的に許容される塩の有効量を哺乳動物に投与することを含む、当該哺乳動物における神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療方法。