【文献】
IT先進国・アイルランド発 カード関連ソフトウェア最新ショウケース,CardWave,(株)シーメディア,2003年 1月20日,第16巻 第2号,p.24−25
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る決済システムおよび決済方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本願に係る決済システムおよび決済方法が限定されるものではない。
【0010】
[第1の実施形態]
以下の実施の形態では、第1の実施形態に係る決済システム100の概要、サーバ装置10の構成、店舗装置20の構成を順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。なお、以下の実施の形態の説明では、クレジットカードを用いて商品を購入する場合を例に説明するが、これに限定されるものではなく、デビットカードやQRコード(登録商標)を用いて商品を購入してもよい。
【0011】
[決済システムの構成]
図1は、第1の実施形態に係る決済システムの概要を示す図である。第1の実施形態に係る決済システム100は、サーバ装置10、店舗装置20、端末30、ペイメントゲートウェイ40、およびカード会社50を有する。なお、
図1に示す構成は一例にすぎず、具体的な構成や各装置の数は特に限定されない。
【0012】
決済システム100では、利用者がクレジットカードを用いて外国の店舗で会計する際に自国通貨での支払額を確認することができ、現在の確定した為替レートに基づいて自国通貨で買い物ができるサービスを提供する。
【0013】
なお、以下の
図1の説明では、アメリカのカード利用者が日本へ旅行する場合のシチュエーションを用いて適宜説明する。このため、利用者の自国が「アメリカ」であり、第一の国が「アメリカ」であり、第二の国が「日本」である場合を例にして適宜説明する。
【0014】
決済システム100のサーバ装置10は、所定の契機に、所定期間適用される為替レートをクレジットカードの加盟店装置に通知する。例えば、サーバ装置10は、1日に1回、当日の為替レートを通知する。なお、サーバ装置10は、通知する為替レートをどのように決定してもよい。
【0015】
また、サーバ装置10は、店舗装置20から通知された売上情報と購入時の為替レートとに基づいて、店舗装置20への支払金額を決定し、決定した金額を、店舗装置20にとっての自国通貨である第二の国の通貨で店舗装置20に支払うように制御する。例えば、サーバ装置10は、利用者の支払いをドル(アメリカドル)でペイメントゲートウェイ40から受け取り、通貨をアメリカドルから日本円に変換して、日本の店舗装置20へは日本円で支払う。
【0016】
店舗装置20は、クレジットカード決済が可能なカード加盟店の決済を実現するための情報処理装置であり、例えば、サーバやクラウドシステム等により実現される。店舗装置20は、サーバ装置10から通知された為替レートを基に、商品の購入に対する支払金額を利用者が指定する第一の国の通貨の形式で端末30に表示するように制御する。例えば、店舗装置20は、カード利用者が購入しようとしている商品の日本円の価格と為替レートとから、ドルでの支払金額を計算し、計算したドルでの支払金額を、カード利用者の端末30に表示させる。
【0017】
また、店舗装置20は、カード利用者がクレジットカードで商品の購入を行った場合には、サーバ装置10から通知された為替レートを基に計算された第一の国の通貨の売上情報をサーバ装置10に通知する。なお、カード加盟店は、コンビニ等の実店舗に限定されるものではなく、ウェブサイトで販売するEC(Electronic Commerce)サイトであってもよい。
【0018】
端末30は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。なお、端末30は、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。また、端末30は、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを用いて、現在位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を出力する機能を有する。
【0019】
ペイメントゲートウェイ40は、クレジットカードショッピングの非対面市場における販売事業者に、データ処理と業務処理をはじめとした、クレジットカード決済業務全般にわたるサービスを提供する情報処理装置等を有し、例えば、サーバやクラウドシステム等により実現される。カード会社50は、商品を購入する際の後払い決済であるクレジットカード決済を行うための情報処理装置等を有し、例えば、サーバやクラウドシステム等により実現される。
【0020】
決済システム100では、カード利用者が旅行先の外国で買い物する際に、端末30に自国通貨で支払金額を表示することができ、さらに購入時に表示された自国通貨の金額にて決済額を確定させることが可能である。また、決済システム100において、カード利用者にとっては、クレジットカードで支払うフローは従来から変更がないため、自国でクレジットカードで買い物を行う場合と変わらずに外国で買い物を行うことができる。
【0021】
ここで、
図1の例を用いて、カード利用者が店舗での商品購入について、クレジットカードによる決済を選択した場合に、商品購入の支払いが完了するまでの一連の処理を説明する。
図1に例示するように、サーバ装置10は、1日に1回、当日の為替レートをカード加盟店の店舗装置20に通知する(
図1の(1)参照)。店舗装置20は、サーバ装置10から為替レートを受信すると、為替レートを記憶する。
【0022】
また、店舗装置20は、端末30から価格表示の要求を受け付けると、サーバ装置10から通知された為替レートを基に、商品の価格(支払金額)の表示を利用者が指定する通貨(例えば、アメリカドル)の形式で端末30に表示するように制御する(
図1の(2)参照)。
【0023】
例えば、店舗装置20は、端末30から利用者が購入しようとしている商品の画像を受け付けた場合に、該画像に含まれる商品の価格を特定し、商品の価格と為替レートとを用いて、利用者が指定する通貨での支払金額を計算し、商品の支払金額の表示を利用者が指定する通貨(例えば、アメリカドル)の形式で端末30に表示するように制御する。
【0024】
図2は、端末に表示される自国通貨での価格表示例を示す図である。例えば、
図2の例では、端末30が、コンビニなどの店舗に陳列されている商品の画像をカメラで撮影し、店舗装置20に画像を送信する。そして、店舗装置20は、商品の画像に、日本円とアメリカドルの価格両方を端末30に表示させる。なお、表示される価格は、クレジットカード決済の手数料を含めたカード利用者が実際に支払う値段であり、店頭で表示されている価格とは異なるものとする。また、手数料は、店舗ごとに異なるものであってもよい。
【0025】
そして、例えば、カード利用者が、商品の購入について、カード利用者にとっての自国通貨(アメリカドル)でのクレジットカードによる決済を選択した場合には(
図1の(3)参照)、店舗装置20は、自国通貨(アメリカドル)での商品購入に関する売上情報をサーバ装置10に通知する(
図1の(4)参照)。また、店舗装置20は、クレジットカード決済を行うためのオーソリ依頼をペイメントゲートウェイ40に通知する(
図1の(5)参照)。
【0026】
そして、ペイメントゲートウェイ40は、オーソリ依頼をカード会社50に通知する(
図1の(6)参照)。続いて、カード会社50は、オーソリ結果をペイメントゲートウェイ40に通知する(
図1の(7)参照)。ペイメントゲートウェイ40は、オーソリ結果を店舗装置20に通知する(
図1の(8)参照)。カード加盟店では、オーソリ結果が問題なければ、カード利用者に商品を提供する(
図1の(9)参照)。
【0027】
そして、カード会社50は、クレジットカード決済による売上情報の結果をペイメントゲートウェイ40に通知する(
図1の(10)参照)。ペイメントゲートウェイ40は、売上情報の結果を店舗装置20に通知する(
図1の(11)参照)。
【0028】
その後、カード利用者は、従来と同様に、カード利用者にとっての自国通貨(アメリカドル)でカード会社に支払いを行う(
図1の(12)参照)。そして、カード会社50は、ペイメントゲートウェイ40にアメリカドルで入金を行う(
図1の(13)参照)。そして、ペイメントゲートウェイ40は、サーバ装置10へアメリカドルで入金を行う(
図1の(14)参照)。なお、
図1の(3)〜(13)の処理は、従来のクレジットカード決済での流れと同じである。
【0029】
その後、サーバ装置10は、アメリカドルの入金を確認すると、通貨交換を行い(
図1の(15)参照)、カード加盟店に日本円を入金する。なお、ここで通貨交換の手数料が発生していてもよい。また、店舗装置20は、カード利用者が購入した商品を返品する場合には、購入時と同じ為替レートに基づいて返金するものとする。
【0030】
上述したように、
図1の(3)〜(13)の処理は、カード利用者が、自国でクレジットカードを使用して自国の通貨でカード会社50に支払いをする場合と、同様の処理である。つまり、カード利用者やカード会社50にとっては、本実施形態の決済システム100においてクレジットカードを使用して買い物をする場合と、自国で通常通りクレジットカードで買い物をする場合とでは、フローが同じである。
【0031】
また、決済システム100では、利用者がクレジットカードを用いて外国の店舗で会計する際に、会計時に自国通貨での支払額を確認することができる。また、決済システム100では、購入時に金額にて決済額を確定することができるため、為替レート変動のリスクを考慮することがなく、カード利用者は安心して買い物を行うことが可能である。
【0032】
[サーバ装置の構成]
次に、
図2を用いて、サーバ装置10の構成を説明する。
図2は、第1の実施形態に係るサーバ装置の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、このサーバ装置10は、通信処理部11、制御部12および記憶部13を有する。以下にサーバ装置10が有する各部の処理を説明する。なお、サーバ装置10の各機能を複数の装置に分散して持たせるようにしてもよい。
【0033】
通信処理部11は、各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、カード加盟店の店舗装置20やペイメントゲートウェイ40との間で行われる通信を制御する。
【0034】
記憶部13は、制御部12による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本実施形態に関連するものとして、売上情報記憶部13aを有する。例えば、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
【0035】
売上情報記憶部13aは、カード加盟店の売上に関する情報を記憶する。例えば、
図4に例示するように、売上情報記憶部13aは、クレジットカードによる決済が選択された場合の売上に関する情報として、商品を購入した利用者の氏名を示す「購入者名」と、購入された商品の名称を示す「商品名」と、商品購入による「売上金額」と、購入した日時を示す「購入日時」と、購入時の為替レートを示す「購入時為替レート」とを対応付けて記憶する。なお、
図4の例では、売上情報記憶部13aは、購入時為替レートとして、1アメリカドルに対する円の値段を記憶している。
【0036】
制御部12は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本実施形態に関連するものとしては、レート通知部12aおよび支払制御部12bを有する。ここで、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。
【0037】
レート通知部12aは、所定の契機に、為替レートをクレジットカードの加盟店の店舗装置20に通知する。例えば、レート通知部12aは、1日に1回、当日の為替レートを店舗装置20に通知する。また、レート通知部12aは、カード利用者ごとに、所定期間適用される為替レートを店舗装置20に通知するようにしてもよい。例えば、レート通知部12aは、所定期間外国へ旅行するカード利用者に対して適用する為替レートとして、旅行期間中に固定的に適用される為替レートを店舗装置20に通知するようにしてもよい。
【0038】
支払制御部12bは、店舗装置20から通知された売上情報と購入時の為替レートとに基づいて、店舗装置20への支払金額を決定し、決定した金額を、店舗装置20にとっての自国通貨である第二の国の通貨で店舗装置20に支払うように制御する。
【0039】
例えば、支払制御部12bは、カード利用者からカード会社50へ第一の国の通貨で支払いがあり、カード会社50からペイメントゲートウェイ40を介して第一の通貨で入金があった場合には、売上情報記憶部13aに記憶された売上情報を読み出し、読み出した売上情報の売上金額とカード利用者が商品を購入した際の為替レートとから第二の通貨での支払金額を計算し、支払金額から所定の手数料を差し引いた金額を第二の国の通貨で店舗装置20に支払う。
【0040】
[店舗装置の構成]
次に、
図5を用いて、店舗装置20の構成を説明する。
図2は、第1の実施形態に係る店舗装置の構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、この店舗装置20は、通信処理部21、制御部22および記憶部23を有する。以下に店舗装置20が有する各部の処理を説明する。なお、店舗装置20の各機能を複数の装置に分散して持たせるようにしてもよい。
【0041】
通信処理部21は、各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、サーバ装置10や端末30との間で行われる通信を制御する。
【0042】
記憶部23は、制御部22による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本実施形態に関連するものとして、商品リスト記憶部23a、為替レート記憶部23bおよび売上情報記憶部23cを有する。例えば、記憶部23は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
【0043】
商品リスト記憶部23aは、カード加盟店で販売している商品のリストを記憶する。例えば、商品リスト記憶部23aは、
図6に例示するように、カード加盟店ごとに、販売している商品について、商品の名称を示す「商品名」と、商品の販売価格を示す「商品価格」とを対応付けて記憶する。
【0044】
為替レート記憶部23bは、サーバ装置10から通知される為替レートの情報を記憶する。例えば、為替レート記憶部23bは、サーバ装置10から1日1回為替レートが通知される場合には、日付と為替レートとを対応付けて記憶する。また、為替レート記憶部23bは、適用する為替レートがカード利用者ごとに異なる場合には、カード利用者と為替レートを対応付けて記憶する。
【0045】
売上情報記憶部23cは、カード加盟店の売上に関する情報を記憶する。例えば、売上情報記憶部23cは、クレジットカードによる決済が選択された場合の売上に関する情報として、前述の
図4と同様に、「購入者名」と、「商品名」と、「売上金額」と、「購入日時」と、「購入時為替レート」とを対応付けて記憶する。
【0046】
制御部22は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本実施形態に関連するものとしては、為替レート格納部22a、表示制御部22bおよび売上通知部22cを有する。ここで、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路である。
【0047】
為替レート格納部22aは、サーバ装置10から為替レートを受信すると、受信した為替レートを為替レート記憶部23bに格納する。例えば、為替レート格納部22aは、サーバ装置10から為替レートを1日1回受信し、日付と為替レートとを対応付けて為替レート記憶部23bに格納する。
【0048】
表示制御部22bは、サーバ装置10から通知された為替レートを基に、商品の購入に対する支払金額の表示を利用者が指定する第一の国の通貨の形式で利用者の端末30に表示するように制御する。例えば、表示制御部22bは、端末30から利用者が購入しようとしている商品を含む画像を受け付けた場合に、該画像に含まれる商品の価格を特定し、商品の価格と為替レートと手数料とを用いて、利用者が指定する通貨での支払金額を計算し、計算した支払金額を画像に表示するように制御する。ここで、表示制御部22bは、例えば、サーバ装置10の手数料や、カード会社や店舗ごとに異なる手数料等を上乗せして支払金額を計算して、該支払金額を表示するものとする。また、表示制御部22bが表示する支払金額は、利用者が実際に支払う金額そのものである。
【0049】
また、表示制御部22bは、利用者が所定の条件を満たす場合には、為替レートを利用者に優遇することで、割引した支払金額を計算するようにしてもよい。例えば、表示制御部22bは、店舗等が発行する電子クーポンを利用者が保持している場合に、クーポンの内容に応じて為替レートを変更し、割引した支払金額を計算するようにしてもよい。
【0050】
また、例えば、表示制御部22bは、ユーザの購入履歴に応じて、支払金額を割引してもよい。具体的には、表示制御部22bは、売上情報記憶部23cを参照し、特定の高額商品の購入履歴がある場合や、所定金額以上の購入履歴がある場合に、所定期間における買い物の支払い金額を割引して計算するようにしてもよい。
【0051】
また、例えば、表示制御部22bは、利用回数や購入累積額などに応じて変動する会員ランクに基づいて、支払金額を割引してもよい。ここで、会員ランクとは、例えば、決済システム100を利用した利用回数が所定の閾値を超えたり、購入累積額が所定の金額を超えたりした場合に段階的にランクアップするものとする。そして、表示制御部22bは、会員ランクに応じて為替レートを変更し、割引した支払金額を計算するようにしてもよい。
【0052】
また、例えば、表示制御部22bは、アライアンスのスタンプラリーに応じて、支払金額を割引してもよい。ここで、スタンプラリーとは、例えば、複数の店舗で共通して使用できるスタンプラリーである。表示制御部22bは、スタンプラリーで集めたスタンプに応じて為替レートを変更し、割引した支払金額を計算するようにしてもよい。
【0053】
より具体的に説明すると、表示制御部22bは、端末30から利用者が購入しようとしている商品を含む画像を受け付けると、画像を解析し、画像に含まれる商品の商品名を特定する。なお、表示制御部22bは、画像解析の処理を行ってもよいし、外部の装置に依頼してもよい。そして、表示制御部22bは、商品リスト記憶部23aから商品名に対応する商品価格を特定する。そして、表示制御部22bは、為替レートから適用する為替レートを読み出し、商品価格と為替レートと手数料とから、第一の国の通貨での支払金額を計算し、計算した支払金額を画像に表示するように制御する。
【0054】
また、表示制御部22bは、端末30から位置情報を取得し、該位置情報を基に端末30が位置する店舗を特定し、特定した店舗に応じた商品の価格および手数料に応じて、第一の国の通貨での商品の購入に対する支払金額を計算し、計算した支払金額を端末30に表示するように制御してもよい。
【0055】
例えば、表示制御部22bは、端末30から位置情報を取得し、該位置情報を基に端末30が位置する店舗を特定し、特定した店舗に対応する商品リストを商品リスト記憶部23aから読み出し、特定した店舗の商品リストから商品名に対応する商品価格を特定する。また、表示制御部22bは、店舗ごとに手数料が異なる場合には、特定した店舗の手数料を特定する。そして、表示制御部22bは、為替レートから適用する為替レートを読み出し、商品価格と為替レートと手数料とから、第一の国の通貨での支払金額を計算し、計算した支払金額を商品の画像に表示するように制御する。
【0056】
売上通知部22cは、利用者がクレジットカードで商品の購入を行った場合には、サーバ装置10から通知された為替レートを基に計算された第一の国の通貨の売上情報をサーバ装置10に通知する。例えば、売上通知部22cは、外国からの旅行者である利用者が自国通貨でクレジットカードによる決済を選択した場合には、サーバ装置10から通知された為替レートを基に計算された第一の国の通貨の売上情報を売上情報記憶部23cに格納するとともに、サーバ装置10に通知する。
【0057】
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態に係る決済システム100のサーバ装置10が、所定の契機に、為替レートをクレジットカードの店舗装置20に通知する。また、店舗装置20が、サーバ装置10から通知された為替レートを基に、商品の購入に対する支払金額の表示を利用者が指定する第一の国の通貨の形式で端末30に表示するように制御する。そして、店舗装置20が、利用者がクレジットカードで商品の購入を行った場合には、サーバ装置10から通知された為替レートを基に計算された第一の国の通貨の売上情報をサーバ装置10に通知する。そして、サーバ装置10は、店舗装置20から通知された売上情報と購入時の為替レートとに基づいて、店舗装置20への支払金額を決定し、決定した金額を、店舗装置20にとっての自国通貨である第二の国の通貨で店舗装置20に支払う。このため、外国において、利用者が自国通貨での価格を確認しながら自国通貨で商品を購入することが可能である。
【0058】
また、店舗装置20は、端末30から利用者が購入しようとしている商品を含む画像を受け付けた場合に、該画像に含まれる商品の価格を特定し、商品の価格と為替レートとを用いて、第一の国の通貨での商品の購入に対する支払金額を計算し、計算した支払金額を商品の画像に表示する。このため、例えば、利用者は、端末30において所定のアプリケーションを起動し、端末30のカメラで購入したい商品を撮影することで、自国通貨での支払金額が端末30に表示されるため、利用者が自国通貨での価格を容易に把握することが可能である。
【0059】
また、サーバ装置10は、利用者ごとに、所定期間適用される為替レートを店舗装置20に通知する。このため、決済システム100では、例えば、所定期間外国へ旅行するカード利用者に対して適用する為替レートを所定期間だけ固定することで、特定のカード利用者に対して旅行期間中の為替レートを固定とすることが可能である。
【0060】
また、店舗装置20は、端末30から位置情報を取得し、該位置情報を基に端末30が位置する店舗を特定し、特定した店舗に応じた商品の価格および手数料に応じて、第一の国の通貨での商品の購入に対する支払金額を計算し、計算した支払金額を画像に表示するように制御する。このため、決済システム100では、店舗に応じて、商品の価格や手数料が異なる場合であっても、店舗に応じた価格を利用者の自国通貨で端末30に表示することが可能である。
【0061】
(システム構成等)
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0062】
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0063】
(プログラム)
また、上記実施形態において説明した各装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係るサーバ装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
【0064】
図7は、プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図7に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
【0065】
メモリ1010は、
図7に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、
図7に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、
図7に例示するように、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、
図7に例示するように、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、
図7に例示するように、例えばディスプレイ1130に接続される。
【0066】
ここで、
図7に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記の、プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
【0067】
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
【0068】
なお、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
【0069】
上記の実施形態やその変形は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【解決手段】決済システム100のサーバ装置10が、所定の契機に、為替レートを店舗装置20に通知する。また、店舗装置20が、サーバ装置10から通知された為替レートを基に、商品の購入に対する支払金額の表示を利用者が指定する第一の国の通貨の形式で端末30に表示するように制御する。そして、店舗装置20が、利用者が商品の購入を行った場合には、サーバ装置10から通知された為替レートを基に計算された第一の国の通貨の売上情報をサーバ装置10に通知する。そして、サーバ装置10は、店舗装置20から通知された売上情報と購入時の為替レートとに基づいて、店舗装置20への支払金額を決定し、決定した金額を、店舗装置20にとっての自国通貨である第二の国の通貨で店舗装置20に支払う。