(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6768953
(24)【登録日】2020年9月25日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】小型部品用の電気めっき装置
(51)【国際特許分類】
C25D 17/16 20060101AFI20201005BHJP
C25D 21/00 20060101ALI20201005BHJP
C25D 17/22 20060101ALI20201005BHJP
【FI】
C25D17/16 B
C25D21/00 F
C25D17/22
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-524505(P2019-524505)
(86)(22)【出願日】2017年12月26日
(65)【公表番号】特表2019-522733(P2019-522733A)
(43)【公表日】2019年8月15日
(86)【国際出願番号】CN2017118615
(87)【国際公開番号】WO2018121526
(87)【国際公開日】20180705
【審査請求日】2019年1月18日
(31)【優先権主張番号】62/439,606
(32)【優先日】2016年12月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519020465
【氏名又は名称】▲漢▼▲瑪▼科技股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】黄 愽道
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 耀崇
【審査官】
國方 康伸
(56)【参考文献】
【文献】
特開平08−239799(JP,A)
【文献】
特開2011−190492(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C25D 13/00−21/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの電気めっきユニットを含む小型部品用の電気めっき装置であって、
前記少なくとも1つの電気めっきユニットが、
移動フレームと、
円筒体、回転軸及び係合部を有し、前記回転軸の第1端が前記円筒体に設けられ、前記係合部が前記円筒体の底部に設けられる電気めっきバレルと、
電気めっき液を収納して前記電気めっきバレルを浸漬させる電気めっき槽と、
前記電気めっき槽の下方に配置され、駆動モータを有する駆動器と、
を含み、
前記係合部と前記駆動モータとを係合させることで前記電気めっきバレルを回転させることを特徴とする、小型部品用の電気めっき装置。
【請求項2】
前記移動フレームは、固定板と、前記固定板の両側に取り付けられる2つの側板と、前記2つの側板の間に設けられる2つの補助レバーであって、前記補助レバーの上方に前記円筒体が位置する、2つの補助レバーと、前記固定板に枢着されて、前記回転軸の第2端と一体に組み合わせられる陰極電流通過用ロータリージョイントとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の小型部品用の電気めっき装置。
【請求項3】
前記移動フレームは、前記固定板の底部の両側に設けられて陰極リングに電気的に接続される2つの陰極ホルダをさらに有することを特徴とする、請求項2に記載の小型部品用の電気めっき装置。
【請求項4】
前記円筒体は、ベース、周壁、及び上蓋を有し、前記ベースが前記周壁に結合され、前記周壁内に前記陰極リングが形成され、前記回転軸が前記ベースから前記上蓋に接続されて外へ延びていることを特徴とする、請求項3に記載の小型部品用の電気めっき装置。
【請求項5】
電気めっき液を収納して前記電気めっきバレルを浸漬する別の電気めっき槽を備え、
前記前記移動フレームは、前記電気めっきバレルを、前記別の電気めっき槽に移動することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の小型部品用の電気めっき装置。
【請求項6】
ロータリージョイントにより、前記電気めっきバレルの円筒体と回転軸を同時に前記移動フレームから取り外せる、請求項1から5のいずれか一項に記載の小型部品用の電気めっき装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気めっき装置に関し、特に小型部品用の電気めっき装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、電気めっきには、ラックめっきとバレルめっきの2種の方式がある。ラックめっきとは、部品を引っ掛け治具に掛けてめっき層の析出処理を行う電気めっき方式であり、大寸法部品の電気めっきに用いられるのが一般的である。形状や大きさなどにより引っ掛けることができなかったり引っ掛けにくかったりする小型部品の場合には、一般的にバレルめっきが用いられる。バレルめっきはバレル電気めっきとも呼ばれ、所定数の小型部品を専用のバレル内に投入して、回転状態で間接導電方式により部品の表面へ各種の金属めっき層又は合金めっき層を析出させることで、表面保護、装飾又は機能付与の目的を果たす。バレルめっきは、ラックめっきに比べて、めっき部品へのめっき方式が大きく異なっており、ラックめっきが部品を分離させた状態で行われるのに対して、バレルめっきは多数の部品が集まったり分離したりしながら行われ、このような過程において部品の混合周期が発生し、また、ラックめっきが部品を完全に露出させた状態で行われるのに対して、バレルめっきは密閉したバレル(壁板に孔を有する)内において低い溶液濃度で行われる。部品へのめっき方式の相異によって、バレルめっきには、混合周期による欠点及びバレルめっきによる構造上の欠点の2つの欠点がある。上記欠点がバレルめっきの生産効率及び製品の品質向上に悪影響を与えて、バレルめっきの利点を十分に活用することはできない。
【0003】
また、従来のバレルめっき技術は、バレルを駆動装置に接続して、めっきすべきワークをバレルに装填した後、電気めっき槽内に入れて駆動装置を作動させて、めっきすべきワークを反転させ、電解液と接触させて電気化学的作用を生じさせることであり、通常、多数の針状または薄片状のマイクロエレクトロニクス部品の表面電気めっきが電気めっきバレル内で行われているので、従来技術では多くの種類のめっきバレルがあり、ほとんどの電気めっきバレルは水平駆動装置により駆動されるものであり、構造が複雑であり、溶液が繰り替えしにくく、電気めっき効率が低く、メンテナンスコストが高いという問題を抱える場合が多い。
【0004】
また、駆動軸の下端部に電気めっきバレルが配置され、陽極を備えた電気めっき槽が回転駆動され、電気めっきバレルの回転駆動時の遠心力によって電気めっきバレルの内部から外部へ流れ、さらに外部から内部へ流れるものもあるが、電気めっきバレルは駆動軸の下端に固定されており、移動や交換ができないため、槽の間で自動的に移動するという電気めっき工程ができない。
【0005】
したがって、上述した従来技術の問題点を解決するために、改良された小型部品用の電気めっき装置を提供することが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上に鑑み、本発明の主たる目的は、駆動器を電気めっき槽の下方に配置し、係合部と駆動モータとを係合させることで電気めっきバレルを回転させて、このように電気めっきバレルを1つの電気めっき槽から別の電気めっき槽へ移動するという槽切り替え作業を容易に実施でき、電気めっきバレル底部における強制渦流形成羽根で電気めっき液の繰り替えを高速化し、混合周期による欠点及びバレルめっきの構造上の欠点を解消し、さらに小型部品の電気めっき速度及び効率を改善する、小型部品用の電気めっき装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成させるために、本発明は、少なくとも1つの電気めっきユニットを備える小型部品用の電気めっき装置であって、前記少なくとも1つの電気めっきユニットが、移動フレームと、円筒体、回転軸及び係合部を有し、前記回転軸の第1端が前記円筒体に設けられ、前記係合部が前記円筒体の底部に設けられる電気めっきバレルと、電気めっき液を収納して前記電気めっきバレルを浸漬させる電気めっき槽と、前記係合部を回転駆動して、前記電気めっきバレルを連動して回転させて、遠心力を発生させる駆動器とを含む、小型部品用の電気めっき装置を提供する。
【0008】
本発明の一実施例において、前記駆動器は、前記電気めっきバレルの係合部に係合されて前記円筒体を断続的に駆動回転させる駆動モータを有する。
【0009】
本発明の一実施例において、前記移動フレームは、1つの固定板と、前記固定板の両側に取り付けられる2つの側板と、前記2つの側板間に設けられる2つの補助レバーであって、前記補助レバーの上方に前記円筒体が位置する、2つの補助レバーと、前記固定板に枢着されて、前記回転軸の第2端と一体に組み合わせられるロータリージョイントとを含む。
【0010】
本発明の一実施例において、前記移動フレームは、前記固定板の底部の両側に設けられて陰極リングに電気的に接続される2つの陰極ホルダをさらに有する。
【0011】
本発明の一実施例において、前記円筒体はベース、周壁及び上蓋を有し、前記ベースが前記周壁に結合され、前記周壁内に前記陰極リングが形成され、前記回転軸が前記ベースから前記上蓋に接続されて外へ延びている。
【0012】
本発明の一実施例において、前記電気めっき装置は、前記駆動モータに設けられて前記電気めっき槽から漏出した液体を受けるトレイをさらに有する。
【発明の効果】
【0013】
上記のとおり、前記駆動器を前記電気めっき槽の下方に配置し、前記係合部と前記駆動モータを係合することで、前記電気めっきバレルを連動して回転させることにより、前記電気めっきバレルを容易に移動させたり交換したりすることができるだけでなく、小型部品の電気めっき速度及び効率を向上させることができ、小型部品の電気めっき装置の構造の簡素化により、その後のメンテナンスコストを削減させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明による小型部品用の電気めっき装置の好適な第1実施例の部分構造の模式図である。
【
図2】本発明による小型部品用の電気めっき装置の好適な第1実施例の部分構造の模式図である。
【
図3】本発明による小型部品用の電気めっき装置の好適な第2実施例の局所構造の斜視図である。
【
図5】本発明による小型部品用の電気めっき装置の好適な第2実施例で示される2つの電気めっき槽の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の各実施例の説明は、図面を参照しながら、本発明の実施可能な特定の実施例を例示する。また、本発明に記載の上、下、頂、底、前、後、左、右、内、外、側面、周辺、中心、水平、横方向、垂直、縦方向、軸方向、径方向、最上層または最下層などの方向に関する用語は図面に基づく方向のみを指す。したがって、使用される方向に関する用語は、本発明の説明および理解のためであり、本発明を制限するものではない。
【0016】
図1及び
図2には、例えばチップ型抵抗器、インダクタ、コンデンサ、コネクタ、精密部品などの各種小型部品を電気めっき又は化学めっきするための本発明による小型部品用の電気めっき装置の好適な第1実施例が示されている。小型部品用の電気めっき装置は、ベース本体101及び1つ以上の電気めっきユニット102を含む。本発明では、各ユニットの詳細な構造、組立関係、及び動作原理について後に詳述する。
【0017】
さらに、
図1及び
図2に示されるように、小型部品用の電気めっき装置では、電気めっきユニット102はベース本体101に設けられ、且つ、各々の電気めっきユニット102は、電気めっきバレル2、電気めっき槽3、駆動器4及び移動フレーム5を含む。なお、他の実施例では、ベース本体101に複数の電気めっきユニット102が設けられてもよく、本実施例のみに制限されない。
【0018】
さらに、
図1及び
図2に示されるように、電気めっきバレル2は、円筒体21、回転軸22、係合部23及び電流伝達層24を含み、回転軸22の第1端221が円筒体21に設けられ、係合部23が円筒体21の底部に設けられる。さらに、円筒体21は、ベース211、周壁212、及び上蓋213を有し、ベース211のボスが周壁212に係合され、周壁212内に陰極リング210が形成され、且つ上蓋213が周壁212に被せられて内部空間(図示せず)を画定し、且つ電流伝達層24が円筒体21のベース211に設けられ、ベース211から上蓋213に接続されて外へ延びている。
【0019】
さらに、
図1及び
図2に示されるように、電気めっき槽3は、長方形容器であり、内部に仕切板103が設けられ、仕切板103の上方に電気めっき液が収容され、電気めっきバレル2は電気めっき槽3に浸漬されることができ、且つ電気めっき槽3内に1つ又は複数の陽極バスケット103が浸漬され得る。
【0020】
さらに、
図1及び
図2に示されるように、駆動器4は、電気めっき槽3の底部の下方に設けられて、係合部23を回転駆動して、電気めっきバレル2を連動して回転させ、且つ駆動器4は、駆動モータ41及び電極ジョイント42を有し、駆動モータ41は、直流駆動モータであって、例えば係合部23の1つの挟持爪が駆動モータ41の1つの凹溝に係合されるなどして、電気めっきバレル2の係合部23に係合されており、円筒体21が係合部23の連動によって回転するようになっている。電極ジョイント42は、駆動モータ41に設けられ、陰極に電気的に接続される。また、電気めっきバレル2は、係合部23内に設けられて電極ジョイント42に電気的に接触する陰極導体25をさらに有する。
【0021】
さらに、
図1及び
図2に示されるように、移動フレーム5は、ベース本体101に取り付けられ、ベース本体101において移動し、且つ電気めっき槽3の頂部に位置し、移動フレーム5を移動させることにより電気めっきバレル2を電気めっき槽3から取り出して、別の電気めっき槽(図示せず)に設けることができる。さらに、回転軸22の第2端222が移動フレーム5に枢着され、係合部23が第1端221の下方に位置する。さらに、移動フレーム5は、1つの固定板51と、2つの側板52と、2つの位置合わせブロック53と、2つの補助レバー54と、1つの蓋体55と、を有し、固定板51は回転軸22の第2端222が枢着されており、2つの側板52は固定板51の両側に取り付けられ、2つの位置合わせブロック53は固定板51の両側に取り付けられ、且つ両側の側板52の外側に位置し、両側の位置合わせブロック53はそれぞれ、側板52に位置合わせして固定され、2つの補助レバー54は、側板52の間に設けられ、円筒体21は補助レバー54の上方に位置し、蓋体55は回転軸22の第1端221に一体に螺合されることにより固定板51に固定される。
【0022】
さらに、
図1及び
図2に示されるように、ベース本体101は昇降シート7を有し、移動フレーム5は昇降シート7に設けられ、且つ移動フレーム5は、昇降シート7により、電気めっき槽3に近い浸漬位置と電気めっき槽3から離れた準備位置との間で移動するように駆動される。
【0023】
さらに、電気めっきバレル2の円筒体21の周壁212の内側壁に陰極リング210が取り付けられ、陰極リング210は係合部23内の陰極導体25に接続されて、電極ジョイント42に電気的に接続され、且つ電気めっきバレル2の回転時の遠心力により、円筒体21における小型部品を陰極リングの表面に移動させるようにしてもよい。
【0024】
なお、電流伝達層24は、チタン金属又はチタンめっき、チタンスプレー物質で製造され、円筒体21はプラスチック類材質で製造され、電流伝達層24及び円筒体21の間には、プラスチック類材質で製造される中間層(図示せず)が設けられている。
【0025】
上記構造によれば、駆動器4を電気めっき槽3の底部の下方に配置し、係合部23と駆動モータ41を係合させることで、電気めっきバレル2を断続的に回転させ、且つ陰極リングの表面を電極ジョイント42に電気的に接続可能にし、同時に電気めっきバレル2の回転時の遠心力により、円筒体21内の小型部品を陰極リングの表面に移動させることによって、小型部品の表面へ均一に電気めっきするという効果が得られる。
【0026】
上記のとおり、駆動器4を電気めっき槽3内に配置し、且つ係合部23と駆動モータ41を係合させることで、電気めっきバレル2を連動して回転させることにより、電気めっきバレル2の移動や交換が容易になるとともに、小型部品の電気めっき速度及び効率を向上させることができ、さらに、小型部品用の電気めっき装置は、構成が簡単であるため、その後のメンテナンスコストが低減される。
【0027】
図3、
図4及び
図5には、本発明による小型部品用の電気めっき装置の好適な第2実施例が示されており、上記した好適な第1実施例と同じユニットの名称及び図面の番号が使用されているが、これら2つの実施例では以下の特徴が異なる。移動フレーム5がロボットアームなどの外部装置で移動できるため、電気めっきバレル2を1つの電気めっき槽3から別の電気めっき槽3’に移動することができ、また、電気めっきバレル2は、周壁212と間隔を空けて円筒体21内に設けられる電力線ガイドリング26をさらに有し、移動フレーム5は1つの固定板51と、2つの側板52と、2つの補助レバー54と、2つの掴持部材56と、1つのロータリージョイント57と、2つの陰極ホルダ58とを含み、側板52は固定板51の両側に取り付けられ、補助レバー54は両側の側板52の間に設けられ、円筒体21は補助レバー54の上方に位置し、掴持部材56はそれぞれ間隔を空けて固定板51の頂面の両側に設けられ、ロータリージョイント57は固定板51に枢着されて、回転軸22の第2端222に一体に取り付けられ、陰極ホルダ58は固定板51の底部の両側に設けられ、陰極ワイヤ59を介して回転軸22により陰極リング210に電気的に接続される。さらに、円筒体21の底部には、電気めっき液の繰り替えを加速化する強制渦流形成羽根が設けられ、駆動モータ41は電気めっき槽3の底部の下方に設けられ、且つ電気めっき装置は、駆動モータ41と電気めっき槽3の底部の間に設けられて電気めっき槽3から漏れる液体を受けるトレイ43をさらに有する。
【0028】
上記構造によれば、ロータリージョイント57を緩めることにより円筒体21と回転軸22を同時に移動フレーム5から取り外すことができ、固定板51の底部の両側にある陰極ホルダ58は、電気的に接触すると、陰極リング210に電気的に接続され、固定板51が移動すると通電が切れる。また、陰極リング210が所定回転数まで加速すると、円筒体21内の小型部品(被めっき物)が遠心力により陰極リング210に密着して通電することで電気めっきが行われ、所定時間後、通電が切れてして陰極リング210が低回転数に減速され、円筒体21内の小型部品(被めっき物)が重力により円筒体21の底部に落ちて混合し、続いて小型部品(被めっき物)が混合した後、陰極リング210が所定回転数まで加速し、このように、小型部品(被めっき物)の低速混合及び加速電気めっきの後、低速混合及び加速電気めっきを断続的に行うことによって、小型部品(被めっき物)の表面を均一に電気めっきするという効果が得られる。
【0029】
本発明について、関連する上記実施例にて説明したが、上記実施例は本発明の好適な実施例に過ぎない。なお、開示されている実施例は本発明の範囲を制限するものではない。むしろ、特許請求の趣旨及び範囲に含まれる変更及び同等の構成はいずれも本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0030】
21 円筒体
210 陰極リング
212 周壁
22 回転軸
25 陰極導体
26 電力線ガイドリング
4 駆動器
42 電極ジョイント
51 固定板
52 側板
54 補助レバー
57 ロータリージョイント
59 陰極ワイヤ