特許第6769084号(P6769084)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6769084
(24)【登録日】2020年9月28日
(45)【発行日】2020年10月14日
(54)【発明の名称】車両用灯具
(51)【国際特許分類】
   F21S 43/20 20180101AFI20201005BHJP
   F21S 43/14 20180101ALI20201005BHJP
   F21V 5/04 20060101ALI20201005BHJP
   F21V 5/02 20060101ALI20201005BHJP
   G02B 3/08 20060101ALI20201005BHJP
   G02B 3/04 20060101ALI20201005BHJP
   G02B 5/04 20060101ALI20201005BHJP
   F21W 103/10 20180101ALN20201005BHJP
   F21W 103/55 20180101ALN20201005BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20201005BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20201005BHJP
【FI】
   F21S43/20
   F21S43/14
   F21V5/04 500
   F21V5/02 100
   G02B3/08
   G02B3/04
   G02B5/04 A
   F21W103:10
   F21W103:55
   F21Y115:10 500
   F21Y115:15
【請求項の数】5
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-86380(P2016-86380)
(22)【出願日】2016年4月22日
(65)【公開番号】特開2017-195159(P2017-195159A)
(43)【公開日】2017年10月26日
【審査請求日】2019年4月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大森 洋介
【審査官】 杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−026185(JP,A)
【文献】 特開2005−183090(JP,A)
【文献】 特開2012−109062(JP,A)
【文献】 特開2014−110213(JP,A)
【文献】 特開2016−054093(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 43/20
F21S 43/14
F21V 5/02
F21V 5/04
G02B 3/04
G02B 3/08
G02B 5/04
F21W 103/10
F21W 103/55
F21Y 115/10
F21Y 115/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光面を有する光源と、
前記発光面に対向して配置され前記光源からの光が入射する入射面と、前記光を出射する出射面とを有するレンズと、
を備え、
前記入射面は、前記発光面側に突出する突出部を有し、かつ前記出射面から出射される前記光が所定の照射領域に照射されるように形成され、
前記突出部は、前記レンズの光軸方向から見た場合に前記発光面の中央部に重なる位置に配置され前記発光面側に尖った形状の先端部と、前記先端部に繋がり前記先端部に近づくにつれて前記光軸に垂直な平面に対する傾きが徐々に急峻になる傾斜部とを有し、
前記出射面は、車両に搭載された状態における鉛直方向の断面形状が楕円又は楕円基調の形状であり、かつ水平方向の断面形状が所定の曲率を有する形状であり、
前記入射面は、前記突出部の前記先端部から前記傾斜部を経て外周部に至る部分が、前記出射面側に凸状に湾曲した形状であり、
前記突出部は、角部を有する形状である
車両用灯具。
【請求項2】
前記入射面は、前記水平方向の少なくとも一方の端部にプリズム部を有し、
前記プリズム部は、前記発光面から直接前記入射面の前記水平方向の外側に向けて進行する光の一部及び前記入射面で反射されて前記入射面の水平方向の外側に向けて進行する光の一部を前記照射領域に照射されるように屈折させるプリズム面を有する請求項に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記突出部は、前記水平方向に複数並んで配置されている請求項1又は請求項に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記レンズは、車両に搭載された状態において前方又は後方から見た場合に、矩形状に形成され、前記水平方向の寸法が前記鉛直方向の寸法よりも大きい請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記光源及び前記レンズは、デイタイムランニングランプ及びクリアランスランプのうち少なくとも一方に用いられる請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
デイタイムランニングランプやクリアランスランプ等、車両に取り付けられる車両用灯具は、光源と、当該光源からの光を照射するレンズとを備える。このような車両用灯具では、車両の外部において広い角度から視認可能となるように、光源からの光を十分に拡散させて出射する構成が求められている。例えば、レンズの前方に配置されるアウターレンズにプリズムを設けることで、レンズから出射した光を拡散する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−280880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両用灯具では、アウターレンズにプリズムを設ける構成であるため、プリズムを配置する場所によっては意匠性が損なわれる可能性がある。したがって、光源からの光をレンズにおいて十分に拡散させて出射可能な構成が求められている。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、光源からの光をレンズにおいて十分に拡散させて出射可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用灯具は、発光面を有する光源と、前記発光面に対向して配置され前記光源からの光が入射する入射面と、前記光を出射する出射面とを有するレンズと、を備え、前記入射面は、前記発光面側に突出する突出部を有し、かつ前記出射面から出射される前記光が所定の照射領域に照射されるように形成され、前記突出部は、前記レンズの光軸方向から見た場合に前記発光面の中央部に重なる位置に配置され前記発光面側に尖った形状の先端部と、前記先端部に近づくにつれて前記光軸に垂直な平面に対する傾きが徐々に急峻になる傾斜部とを有し、前記出射面は、車両に搭載された状態における鉛直方向の断面形状が楕円又は楕円基調の形状であり、かつ水平方向の断面形状が所定の曲率を有する形状である。
【0007】
また、上記の車両用灯具において、前記入射面は、前記突出部の前記先端部から前記傾斜部を経て外周部に至る部分が、前記出射面側に凸状に湾曲した形状であってもよい。
【0008】
また、上記の車両用灯具において、前記入射面は、前記水平方向の少なくとも一方の端部にプリズム部を有し、前記プリズム部は、前記発光面から直接前記入射面の前記水平方向の外側に向けて進行する光の一部及び前記入射面で反射されて前記入射面の水平方向の外側に向けて進行する光の一部を前記照射領域に照射されるように屈折させるプリズム面を有してもよい。
【0009】
また、上記の車両用灯具において、前記突出部は、前記水平方向に複数並んで配置されていてもよい。
【0010】
また、上記の車両用灯具において、前記レンズは、車両に搭載された状態において前方又は後方から見た場合に、矩形状に形成され、前記水平方向の寸法が前記鉛直方向の寸法よりも大きくてもよい。
【0011】
また、上記の車両用灯具において、前記光源及び前記レンズは、デイタイムランニングランプ及びクリアランスランプのうち少なくとも一方に用いられてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、光源からの光をレンズにおいて十分に拡散させて出射可能な車両用灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、第1実施形態に係る車両用灯具の一例を示す図である。
図2図2は、レンズを前方から見た場合の図である。
図3図3は、レンズを水平方向の側方から見た場合の図である。
図4図4は、図2におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。
図5図5は、図2におけるB−B断面に沿った構成を示す図である。
図6図6は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図7図7は、変形例に係る車両用灯具の一例を示す図である。
図8図8は、第2実施形態に係る車両用灯具の一例を示す図である。
図9図9は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図10図10は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図11図11は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図12図12は、第3実施形態に係る車両用灯具の一例を示す図である。
図13図13は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図14図14は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図15図15は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図16図16は、照射領域に照射される光のパターンを示す図である。
図17図17は、変形例に係る車両用灯具のレンズの一例を示す図である。
図18図18は、変形例に係る車両用灯具のレンズの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る車両用灯具の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0015】
以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、車両用前照灯が車両に取り付けられた状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。
【0016】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る車両用灯具100の一例を示す図である。図1は、車両用灯具100を鉛直方向の上方から見た状態を示している。図1に示す車両用灯具100は、例えばデイタイムランニングランプ(昼間灯)やクリアランスランプ(車幅灯)等の自動車用の灯具である。なお、車両用灯具100は、昼間灯機能及び車幅灯機能の両方を有するものであってもよい。
【0017】
図1に示すように、車両用灯具100は、光源10と、レンズ20とを備えている。車両用灯具100は、ランプハウジング(不図示)に収容されている。なお、ランプハウジングには、ヘッドランプなど他の車両用灯具(不図示)が収容されてもよい。また、レンズ20の前方には、不図示のアウターレンズが配置される。
【0018】
光源10は、基板11と、当該基板11上に実装された発光チップ12とを有する。基板11は、例えば不図示のヒートシンクに固定されている。発光チップ12は、基板11に実装されている。発光チップ12は、例えば後述するレンズ20の光源10側の焦点又は当該焦点の近傍に配置される。この場合、レンズ20の光源10側の焦点は、レンズ20の出射面22側から光を入射したときに、入射面21から出射される光の光路と光軸との交点である。発光チップ12は、本実施形態において、例えばLEDやOEL、OLED(有機EL)などの半導体型光源である。発光チップ12は、発光面12fを有している。発光面12fは、例えば前方に向けられている。発光チップ12は、発光面12fからランバーシアン分布を形成するように光を出射する。
【0019】
レンズ20は、光源10からの光を例えば車両の前方に出射する。レンズ20は、例えばPC材、PMMA材、PCO材などの樹脂を用いて形成されている。半導体型光源である光源10からの光は高い熱を持たないため、樹脂製のレンズ20を用いることが可能である。
【0020】
図2は、レンズ20を前方から見た場合の図である。図3は、レンズ20を水平方向の側方から見た場合の図である。図1から図3に示すように、レンズ20は、入射面21と、出射面22とを有している。入射面21は、後方に向けられており、発光チップ12の発光面12fに対向して配置される。入射面21は、発光面12fから出射された光が直接入射する。入射面21は、光源10側に向けて突出する突出部23を有している。
【0021】
突出部23は、先端部23t及び傾斜部23gを有している。先端部23tは、レンズ20の光軸AX上に配置される。また、先端部23tは、例えばレンズ20の光軸AXの軸線方向から見た場合に発光面12fの中央部12pに重なる部分に配置される。本実施形態では、発光チップ12が1つ設けられており、当該発光チップ12に対応して突出部23が1つ設けられている。傾斜部23gは、鉛直断面形状及び水平断面形状のそれぞれについて、先端部23tに近づくにつれて徐々に尖っていくように形成されている。つまり、傾斜部23gは、先端部23tに繋がり、先端部23tに近づくにつれて光軸AXの軸線方向に垂直な平面に対する傾きが徐々に急峻になるように形成されている。入射面21は、突出部23が設けられることにより、先端部23tから傾斜部23gを経て外周部に至る部分が、出射面22側に凸状に湾曲した形状となっている。傾斜部23gは、例えば平面状の部分及び曲面状の部分のうち少なくとも一方を含む。
【0022】
先端部23tは、発光面12f側に尖った形状である。本実施形態において、先端部23tは、例えば丸みを帯びた形状に形成されるが、これに限定するものではなく、平面状に形成されてもよい。この場合、先端部23tは、例えば光軸AXの軸線方向に垂直な平面に平行な平面状に形成されてもよい。本実施形態では、先端部23tは、レンズ20の光軸AX上に配置されている。
【0023】
出射面22は、前方に向けられている。出射面22は、前方に向けて凸状となる曲面を有する。出射面22は、車両に搭載された状態において、例えば鉛直断面形状が楕円又は楕円基調の形状であり、水平断面形状が所定の曲率を有する形状である。このため、出射面22は、鉛直方向よりも水平方向に光をより拡散して出射可能となっている。図3に示すように、出射面22は、例えば前方側から見た場合、角部が丸みを帯びた矩形状に形成される。出射面22は、水平方向の寸法が鉛直方向の寸法よりも大きくなっている。
【0024】
上記のように構成された車両用灯具100の光源10の発光チップ12を点灯すると、発光チップ12の発光面12fから光が放射される。発光面12fから放射された光は、レンズ20の入射面21に入射する。
【0025】
図4は、図2におけるA−A断面に沿った構成を示す図であり、レンズ20の水平方向の断面を示している。例えば、図4に示すように、入射面21のうち突出部23の先端部23tの近傍に入射する光L1、L2は、突出部23によって光軸AX側に集光され、出射面22から光軸AXに対して水平方向の内側に出射する。また、例えば入射面21のうち突出部23の先端部23tの周辺に入射する光L3、L4は、突出部23によって屈折され、出射面22から光軸AXに対して水平方向の外側に出射する。このように、突出部23に入射する光は、水平方向に拡散されて出射する。
【0026】
また、レンズ20は、入射面21が先端部23tから外周にかけて、出射面22側に凸状となるように湾曲した形状となっている。このため、入射面21のうち水平方向において突出部23の外側に到達する光L5、L6や、水平方向の両端部に到達する光L7、L8が、入射面21に入射しやすくなる。よって、発光面12fからの光を有効的に利用可能となる。
【0027】
また、図5は、図2におけるB−B断面に沿った構成を示す図であり、レンズ20の鉛直方向の断面を示している。図5に示すように、入射面21のうち突出部23の先端部23tに入射する光や、先端部23t近傍の傾斜部23gに入射する光L11、L12等は、突出部23によって光軸AX側に集光され、出射面22から光軸AXに対して鉛直方向の内側に出射する。また、例えば入射面21の突出部23のうち外周側の傾斜部23gに入射する光L13、L14は、出射面22から光軸AXに対して鉛直方向の外側に出射する。このように、突出部23に入射する光は、鉛直方向に拡散されて出射する。また、入射面21のうち鉛直方向において突出部23の外側に到達する光L15、L16や、鉛直方向の両端部に到達する光L17、L18が、入射面21に入射しやすくなる。よって、発光面12fからの光を有効的に利用可能となる。
【0028】
図6は、車両の前方の照射領域IAに照射される光のパターンを示す図である。図6に示すように、車両の前方の照射領域IAに照射された光は、パターンP1を形成する。パターンP1は、例えば入射面21のうち突出部23の先端部23t及びその近傍に入射する光(例えば、上記光L1、L2、L11、L12等)を含む領域t1と、入射面21の突出部23のうち外周側の傾斜部23gに入射する光(例えば、上記光L3、L4、L13、L14等)を含む領域s1と、入射面21のうち突出部23の外側に入射する光(例えば、上記光L5、L6、L7、L8、L15、L16、L17、L18等)を含む領域u1とが形成される。パターンP1は、例えば鉛直方向Vに対して水平方向Hに広がった形状となる。
【0029】
以上のように、本実施形態に係る車両用灯具100は、発光面12fを有する光源10と、入射面21及び出射面22を有するレンズ20とを備え、レンズ20は、入射面21が発光面12f側に突出する突出部23を有し、突出部23がレンズ20の光軸AXの軸線方向から見た場合に発光面12fの中央部に重なる位置に配置され発光面12f側に尖った形状の先端部23tと、先端部23tに繋がり先端部23tに近づくにつれて光軸AXに垂直な平面に対する傾きが徐々に急峻になる傾斜部23gとを有する。このため、レンズ20は、突出部23に入射した光を出射面22から光を拡散させて出射可能である。このように、レンズ20において光を十分に拡散させて出射可能であるため、例えばレンズ20の前方に配置されるアウターレンズにプリズム等を設けなくても済むことになる。これにより、車両用灯具100は、光源10からの光をレンズ20において十分に拡散させて出射可能となる。
【0030】
また、車両用灯具100は、出射面22の鉛直断面形状が楕円又は楕円基調の形状であり、水平断面形状が所定の曲率を有する形状であるため、出射面22は、鉛直方向よりも水平方向に光をより拡散して出射することができる。これにより、車両用灯具100は、デイタイムランニングランプやクリアランスランプに適用された場合、車両の外部において水平方向の広い角度から視認可能となる。
【0031】
また、本実施形態に係る車両用灯具100は、レンズ20の入射面21のうち先端部23tから傾斜部23gを経て外周部に至る部分が、出射面22側に凸状となるように湾曲した形状となっている。このため、入射面21のうち突出部23の外側に到達する光や、入射面21の外周部に到達する光等、発光面12fから入射面21の外側に向かう光が入射面21に入射しやすくなる。よって、発光面12fからの光を有効的に利用可能となる。
【0032】
また、車両用灯具100は、発光面12fから入射面21の外側に向かう光を入射面21に入射可能であるため、発光面12fと入射面21との間隔を近接させて配置させることができる。これにより、車両用灯具100が設けられるランプハウジングにおいて省スペース化を図ることができる。
【0033】
図7は、変形例に係る車両用灯具100Aの一例を示す図である。図7に示すように、車両用灯具100Aは、上記構成に加えて、レンズ20Aがプリズム部24を有する構成であってもよい。プリズム部24は、例えばレンズ20Aの入射面のうち水平方向の両方の端部に配置されている。なお、プリズム部24の配置はこれに限定されるものではなく、水平方向のいずれか一方の端部に配置される構成であってもよい。
【0034】
プリズム部24は、プリズム面24aを有する。プリズム面24aは、例えば平面状に形成され、光軸AXに垂直な平面に対して発光面12f側に傾いて配置される。プリズム面24aは、発光面12fから入射面21の水平方向の外側に向けて進行する光の光路上に配置される。プリズム面24aは、発光面12fから直接入射面21の水平方向の外側に向けて進行する光の一部及び入射面21で反射されて当該入射面21の水平方向の外側に向けて進行する光の一部を照射領域に照射されるように屈折させる。
【0035】
発光面12fからの出射角度によっては、当該発光面12fから出射される光の一部が傾斜部23gによって入射面21の外側に向けて全反射されてしまう場合がある。プリズム部24が設けられない構成では、当該全反射された光がそのまま迷光となってしまい、有効に利用できない。これに対して、プリズム部24が設けられる上記構成では、プリズム部24により、傾斜部23gで全反射された光の一部を照射領域に照射されるように屈折させることで、当該光の一部を有効利用することができる。これにより、発光面12fから出射される光の無駄を低減することができる。
【0036】
レンズ20Aは、プリズム部24を有するため、上記のように入射面21の水平方向の外側を通過する光についても照射領域IAに照射することができる。この場合、図6に示すように、照射領域IAに形成されるパターンP1Aは、プリズム部24によって照射領域IAに照射される光を含む領域prを有している。したがって、パターンP1Aは、上記のパターンP1に比べて、領域prの分、水平方向に広がった形状となる。これにより、車両用灯具100は、光源10からの光をより水平方向に拡散させて出射可能となる。
【0037】
<第2実施形態>
図8は、第2実施形態に係る車両用灯具200の一例を示す図である。本実施形態に係る車両用灯具200は、光源110が2つの発光チップ12を有し、レンズ120が入射面21に2つの突出部23を有する構成となっている点で、第1実施形態に係る車両用灯具100とは異なっている。車両用灯具200の他の構成については、第1実施形態に係る車両用灯具100と同様である。第2実施形態では、第1実施形態に係る車両用灯具100と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0038】
図8に示すように、光源110は、基板111と、当該基板111上に実装された2つの発光チップ12A及び12Bとを有する。発光チップ12A及び12Bは、例えば水平方向に並んで基板111に実装されている。発光チップ12A及び12Bは、例えば水平方向についてレンズ120の光軸AXの両側に配置され、光軸AXからの距離がそれぞれ等しくなる位置に配置される。発光チップ12A及び12Bのそれぞれは、例えば第1実施形態に記載の発光チップ12と同様の構成である。
【0039】
レンズ120は、入射面121と、出射面122とを有している。入射面121は、後方に向けられており、発光チップ12A及び12Bの発光面12fに対向して配置される。入射面121は、発光面12fから出射された光が直接入射する。入射面121は、光源110側に向けて突出する2つの突出部23A及び23Bを有している。
【0040】
突出部23Aは、例えばレンズ120の光軸AXの軸線方向から見た場合に発光チップ12Aの発光面12fの中央部12pに重なる部分に先端部23tを有している。また、突出部23Bは、例えばレンズ120の光軸AXの軸線方向から見た場合に発光チップ12Bの発光面12fの中央部12pに重なる部分に先端部23tを有している。
【0041】
突出部23A及び23Bは、例えば水平方向に並んで配置されている。突出部23A及び23Bは、先端部23t同士が例えば水平方向についてレンズ120の光軸AXの両側に配置され、光軸AXからの距離がそれぞれ等しくなる位置に配置される。したがって、突出部23Aは、発光チップ12Aに対応して配置されている。また、突出部23Bは、発光チップ12Bに対応して配置されている。突出部23A及び23Bのそれぞれは、例えば第1実施形態に記載の突出部23と同様の形状であり、例えば先端部23tに繋がり先端部23tに近づくにつれて光軸AXに垂直な平面に対する傾きが徐々に急峻になる傾斜部23gを有している。突出部23A及び突出部23Bが設けられることにより、入射面121には2つの光制御領域が形成される。
【0042】
出射面122は、前方に向けられている。出射面122は、前方に向けて凸状となる曲面を有する。出射面122は、車両に搭載された状態において、例えば鉛直断面形状が楕円又は楕円基調の形状であり、水平断面形状が所定の曲率を有する形状である。出射面122は、鉛直断面形状及び水平断面形状における曲率が第1実施形態に記載のレンズ20の出射面22と同一であってもよいし、異なってもよい。
【0043】
また、レンズ120は、プリズム部24を有する構成であってもよい。この場合、プリズム部24は、例えばレンズ120の入射面121のうち水平方向の両方の端部に配置される。なお、プリズム部24の配置はこれに限定されるものではなく、水平方向のいずれか一方の端部に配置される構成であってもよい。プリズム部24のそれぞれは、例えば第1実施形態と同様の構成とすることができる。
【0044】
上記のように構成された車両用灯具200の光源110の発光チップ12A及び12Bを点灯すると、発光チップ12A及び12Bの発光面12fから光が放射される。発光面12fから放射された光は、レンズ120の入射面121に入射する。入射面121のうち突出部23A及び23Bに入射する光は、水平方向に拡散されて出射する。また、入射面121のうち突出部23A及び23Bの外側に到達する光や、外周部に到達する光が、入射面121に入射しやすくなる。
【0045】
図9は、発光チップ12Aから放射され、車両の前方の照射領域IAに照射される光のパターンを示す図である。図9に示すように、当該光は、パターンPAを形成する。パターンPAは、例えば突出部23Aの先端部23tに入射する光や、先端部23t近傍の傾斜部23gに入射する光を含む領域taと、突出部23Aのうち先端部23tから離れた部分の傾斜部23gに入射する光を含む領域saと、入射面121のうち突出部23Aの外側に入射する光を含む領域uaとを有している。パターンPAは、例えば水平方向Hの基準位置から水平方向の一方(図9では右方)に広がった形状となる。
【0046】
図10は、発光チップ12Bから放射され、車両の前方の照射領域IAに照射される光のパターンを示す図である。図10に示すように、当該光は、パターンPBを形成する。パターンPBは、例えば突出部23Bの先端部23tに入射する光や、先端部23t近傍の傾斜部23gに入射する光を含む領域tbと、突出部23Bのうち先端部23tから離れた部分の傾斜部23gに入射する光を含む領域sbと、入射面121のうち突出部23Bの外側に入射する光を含む領域ubとを有している。パターンPBは、例えば水平方向Hの基準位置から水平方向の他方(図10では左方)に広がった形状となる。
【0047】
図11は、図9に示すパターンPAと図10に示すパターンPBとが重なり合った状態のパターンを示す図である。図11に示すように、発光チップ12A及び12Bから放射された光は、レンズ120によって照射領域IAに照射され、パターンP2を形成する。パターンP2は、図9に示すパターンPAと、図10に示すパターンPBとが重なり合った状態となる。パターンP2は、上記領域ta及びtbが重なって形成される領域t2と、上記領域sa及びsbが重なって形成される領域s2と、上記領域ua及びubが重なって形成される領域u2とを有している。パターンP2は、例えば水平方向Hの基準位置から水平方向の左右方向に広がった形状となる。
【0048】
本実施形態に係る車両用灯具200は、2つの発光チップ12A及び12Bからの光をレンズ120によって照射領域IAに照射するため、発光チップ12が1つである場合に比べて、パターンP2の明るさを向上させることができる。また、2つの発光チップ12A及び12Bが1つの出射面122を共有するため、2つの発光チップ12A及び12Bを用いる場合であっても、出射面122が1つである意匠面を得ることができる。また、各発光チップ12A及び12Bに対応して突出部23A及び23Bが設けられるため、レンズ120が出射面122から光を広角方向に出射可能である。これにより、車両用灯具200は、光源110からの光を水平方向に十分に拡散させて出射可能となる。
【0049】
また、プリズム部24を有する場合、パターンP2は、当該プリズム部24によって照射領域IAに照射される光を含む領域prを有する。この場合、パターンP2は、領域prの分、水平方向に広がった形状となる。これにより、車両用灯具200は、光源110からの光をより水平方向に拡散させて出射可能となる。
【0050】
<第3実施形態>
図12は、第3実施形態に係る車両用灯具300の一例を示す図である。本実施形態に係る車両用灯具300は、光源210が3つの発光チップ12を有し、レンズ220が入射面21に3つの突出部23を有する構成となっている点で、第1実施形態に係る車両用灯具100とは異なっている。車両用灯具300の他の構成については、第1実施形態に係る車両用灯具100と同様である。第3実施形態では、第1実施形態に係る車両用灯具100と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0051】
図12に示すように、光源210は、基板211と、当該基板211上に実装された3つの発光チップ12C、12D及び12Eとを有する。発光チップ12C、12D及び12Eは、例えば水平方向に並んで基板211に実装されている。発光チップ12C、12D及び12Eのうち、水平方向の中央に配置される発光チップ12Dは、レンズ220の焦点又は焦点の近傍に配置される。発光チップ12C及び12Eは、水平方向について発光チップ12Dの両側に配置され、発光チップ12Dからの距離がそれぞれ等しくなる位置に配置される。発光チップ12C、12D及び12Eのそれぞれは、例えば第1実施形態に記載の発光チップ12と同様の構成である。
【0052】
レンズ220は、入射面221と、出射面222とを有している。入射面221は、後方に向けられており、発光チップ12C、12D及び12Eの発光面12fに対向して配置される。入射面221は、発光面12fから出射された光が直接入射する。入射面221は、光源110側に向けて突出する3つの突出部23C、23D及び23Eを有している。
【0053】
突出部23Cは、例えばレンズ120の光軸AXの軸線方向から見た場合に発光チップ12Cの発光面12fの中央部12pに重なる部分に先端部23tを有している。また、突出部23Dは、例えばレンズ120の光軸AXの軸線方向から見た場合に発光チップ12Dの発光面12fの中央部12pに重なる部分に先端部23tを有している。また、突出部23Eは、例えばレンズ120の光軸AXの軸線方向から見た場合に発光チップ12Eの発光面12fの中央部12pに重なる部分に先端部23tを有している。
【0054】
突出部23C、23D及び23Eは、例えば水平方向に並んで配置されている。突出部23C及び23Eは、先端部23t同士が例えば水平方向についてレンズ220の光軸AXの両側に配置され、光軸AXからの距離がそれぞれ等しくなる位置に配置される。また、突出部23Dは、先端部23tが光軸AX上に配置される。したがって、突出部23Cは、発光チップ12Cに対応して配置されている。また、突出部23Dは、発光チップ12Dに対応して配置されている。また、突出部23Eは、発光チップ12Eに対応して配置されている。突出部23C、23D及び23Eのそれぞれは、例えば第1実施形態に記載の突出部23と同様の形状であり、例えば先端部23tに繋がり先端部23tに近づくにつれて光軸AXに垂直な平面に対する傾きが徐々に急峻になる傾斜部23gを有している。突出部23C、23D及び23Eが設けられることにより、入射面221には3つの光制御領域が形成される。
【0055】
出射面222は、前方に向けられている。出射面222は、前方に向けて凸状となる曲面を有する。出射面222は、車両に搭載された状態において、例えば鉛直断面形状が楕円又は楕円基調の形状であり、水平断面形状が所定の曲率を有する形状である。出射面222は、鉛直断面形状及び水平断面形状における曲率が第1実施形態に記載のレンズ20の出射面22と同一であってもよいし、異なってもよい。
【0056】
また、レンズ220は、プリズム部24を有する構成であってもよい。この場合、プリズム部24は、例えばレンズ220の入射面221のうち水平方向の両方の端部に配置される。なお、プリズム部24の配置はこれに限定されるものではなく、水平方向のいずれか一方の端部に配置される構成であってもよい。プリズム部24のそれぞれは、例えば第1実施形態と同様の構成とすることができる。
【0057】
上記のように構成された車両用灯具300の光源210の発光チップ12C、12D及び12Eを点灯すると、発光チップ12C、12D及び12Eの発光面12fから光が放射される。発光面12fから放射された光は、レンズ220の入射面221に入射する。入射面221のうち突出部23C、23D及び23Eに入射する光は、水平方向に拡散されて出射する。また、入射面221のうち突出部23C、23D及び23Eの外側に到達する光や、外周部に到達する光が、入射面221に入射しやすくなる。
【0058】
図13は、発光チップ12Cから放射され、車両の前方の照射領域IAに照射される光のパターンを示す図である。図13に示すように、当該光は、パターンPCを形成する。パターンPCは、例えば突出部23Cの先端部23tに入射する光や、先端部23t近傍の傾斜部23gに入射する光を含む領域tcと、突出部23Cのうち先端部23tから離れた部分の傾斜部23gに入射する光を含む領域scと、入射面121のうち突出部23Cの外側に入射する光を含む領域ucとを有している。パターンPCは、例えば水平方向Hの基準位置から水平方向の一方(図13では左方)に広がった形状となる。
【0059】
図14は、発光チップ12Dから放射され、車両の前方の照射領域IAに照射される光のパターンを示す図である。図14に示すように、当該光は、パターンPDを形成する。パターンPDは、例えば突出部23Dの先端部23tに入射する光や、先端部23t近傍の傾斜部23gに入射する光を含む領域tdと、突出部23Dのうち先端部23tから離れた部分の傾斜部23gに入射する光を含む領域sdと、入射面221のうち突出部23Dの外側に入射する光を含む領域udとを有している。パターンPDは、例えば水平方向Hの基準位置を中心とした形状となる。
【0060】
図15は、発光チップ12Eから放射され、車両の前方の照射領域IAに照射される光のパターンを示す図である。図15に示すように、当該光は、パターンPEを形成する。パターンPEは、例えば突出部23Eの先端部23tに入射する光や、先端部23t近傍の傾斜部23gに入射する光を含む領域teと、突出部23Eのうち先端部23tから離れた部分の傾斜部23gに入射する光を含む領域seと、入射面221のうち突出部23Eの外側に入射する光を含む領域ueとを有している。パターンPEは、例えば水平方向Hの基準位置から水平方向の他方(図15では右方)に広がった形状となる。
【0061】
図16は、図13に示すパターンPCと、図14に示すパターンPDと、図15に示すパターンPEとが重なり合った状態のパターンを示す図である。図16に示すように、発光チップ12C、12D及び12Eから放射された光は、レンズ220によって照射領域IAに照射され、パターンP3を形成する。パターンP3は、図13に示すパターンPCと、図14に示すパターンPDと、図15に示すパターンPEとが重なり合った状態となる。パターンP3は、例えば上記領域tc、td及びteが重なって形成される領域t3と、上記領域sc、sd及びseが重なって形成される領域s3と、上記領域uc、ud及びueが重なって形成される領域u3とを有している。パターンP3は、例えば水平方向Hの基準位置から水平方向の左右方向に広がった形状となる。
【0062】
本実施形態に係る車両用灯具300は、3つの発光チップ12C、12D及び12Eからの光をレンズ220によって照射領域IAに照射するため、発光チップ12が1つである場合に比べて、パターンP3の明るさをさらに向上させることができる。また、3つの発光チップ12C、12D及び12Eが1つの出射面222を共有するため、3つの発光チップ12C、12D及び12Eを用いる場合であっても、出射面222が1つである意匠面を得ることができる。また、各発光チップ12C、12D及び12Eに対応して突出部23C、23D及び23Eが設けられるため、レンズ220が出射面222から光を広角方向に出射可能である。これにより、車両用灯具300は、光源210からの光を水平方向に十分に拡散させて出射可能となる。
【0063】
また、プリズム部24を有する場合、パターンP3は、当該プリズム部24によって照射領域IAに照射される光を含む領域prを有する。この場合、パターンP3は、領域prの分、水平方向に広がった形状となる。これにより、車両用灯具300は、光源210からの光をより水平方向に拡散させて出射可能となる。
【0064】
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。図17及び図18は、変形例に係る車両用灯具のレンズの一例を示す図である。なお、図17及び図18では、突出部23の図示を省略している。例えば、図17に示すレンズ20Bのように、入射面21が鉛直方向に並んで配置される複数のセグメントSGa〜SGeを有する構成であってもよい。レンズ20Bは、セグメントSGa〜SGe毎に光軸AXに垂直な平面に対する傾きが設定される。入射面21は、例えば隣り合うセグメントの間が滑らかであってもよい。また、入射面21は、例えば隣り合うセグメントの間が滑らかではなく、折れ曲った部分を有する構成であってもよい。入射面21にセグメントSGa〜SGeが設けられることにより、レンズ20Bは、出射面22から出射される光の出射方向が鉛直方向について微調整されることになる。
【0065】
また、図18に示すレンズ20Cのように、入射面21が水平方向に並んで配置される複数のセグメントSGf〜SGjを有する構成であってもよい。レンズ20Cは、セグメントSGf〜SGj毎に光軸AXに垂直な平面に対する傾きが設定される。レンズ20Cにおいても同様に、入射面21は、例えば隣り合うセグメントの間が滑らかであってもよい。また、入射面21は、例えば隣り合うセグメントの間が滑らかではなく、折れ曲った部分を有する構成であってもよい。入射面21にセグメントSGf〜SGjが設けられることにより、レンズ20Cは、出射面22から出射される光の出射方向が水平方向について微調整されることになる。
【符号の説明】
【0066】
10,110,210 光源
11,111,211 基板
12,12A,12B,12C,12D,12E 発光チップ
12f 発光面
12p 中央部
20,20A,20B,20C,120,220 レンズ
21,121,221 入射面
22,122,222 出射面
23,23A,23B,23C,23D,23E 突出部
23g 傾斜部
23t 先端部
24 プリズム部
24a プリズム面
100,100A,200,300 車両用灯具
H 水平方向
V 鉛直方向
L1〜L8,L11〜L18 光
P1〜P3,P1A、PA〜PE パターン
IA 照射領域
AX 光軸
SGa〜SGe,SGf〜SGj セグメント
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18