(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
【0010】
(実施形態1)
図1は、実施形態1のプリンタ100を備える商品情報処理装置1の斜視図である。商品情報処理装置1は、例えば、POS(Point of sales)端末である。商品情報処理装置1は、各ストアに設置され、オペレータによって操作される。商品情報処理装置1はネットワークを介して不図示のストアサーバ(POSサーバ)と接続されている。
【0011】
プリンタ100は商品情報処理装置1に固定或いは内蔵されている。プリンタ100は、商品情報処理装置1の正面から見て、商品情報処理装置1の中央より左側に配置されている。勿論、プリンタ100は、商品情報処理装置1の正面から見て、商品情報処理装置1の中央より右側に配置されていてもよい。正面とは、オペレータ等のユーザが位置する側、すなわち、
図1の白抜き矢印で示される側のことである。
【0012】
図2は、商品情報処理装置1からプリンタ100を取り出したものである。プリンタ100は、レシートを発行するためのレシートプリンタである。プリンタ100は、ロール紙PRを着脱可能に構成されている。ロール紙PRは、用紙Sが巻き回されたロール状の印字媒体である。ロール紙PRから取り出される用紙Sの幅は、ロール紙PRの軸方向の幅と等しい。以下の説明では、用紙Sの幅、すなわち、ロール紙PRの軸方向の幅のことを用紙幅Wという。プリンタ100は、装着されたロール紙PRから用紙Sを取り出し、取引明細等の情報を印刷する。
【0013】
プリンタ100は、レシートを排出する排出口21と、ロール紙交換のための出入口に配置された蓋22と、を備える。プリンタ100は、ロール紙PRから取り出された用紙Sに情報を印刷し、排出口21から排出する。ロール紙PRに用紙Sがなくなったら、オペレータは、蓋22を開けてロール紙PRを交換する。
【0014】
なお、
図1、
図2に示す外観はあくまで一例であり、様々な変形が可能である。以下の説明では、プリンタ100の前側(例えば、オペレータ等のユーザが位置する側)を「装置前側」、その反対を「装置後側」という。
図2の例であれば、装置前側は白抜き矢印の方向であり、装置後側はその反対の方向である。プリンタ100は、装置前側が商品情報処理装置1の正面、装置後側が商品情報処理装置1の背面となるように、商品情報処理装置1に固定されている。
【0015】
図3は、プリンタ100のブロック図である。また、
図4は、プリンタ100の内部構造を示す図である。プリンタ100は、
図3に示すように、制御部11と、通信インタフェース12と、搬送部13と、印刷部14と、カット部15と、検出部16と、を備える。
【0016】
制御部11は、プロセッサ等の処理装置である。制御部11は不図示のROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)に格納されているプログラムに従って動作することで、プリンタ100の各部を制御する。
【0017】
通信インタフェース12は、商品情報処理装置1の制御装置(例えば、プロセッサ)と通信する通信インタフェースである。通信インタフェース12は、商品情報処理装置1から各種データを取得する。通信インタフェース12が商品情報処理装置1から取得するデータには、印刷部14がレシートに印刷する情報(例えば、取引明細)が含まれる。
【0018】
搬送部13は、ロール紙PRから取り出された用紙Sを印刷部14に向けて搬送するための装置(或いは機構)である。搬送部13は、印刷部14のプラテンローラ142の回転により用紙Sが搬送され、ロール紙PRから用紙Sを引き出す構成であってもよい。
【0019】
印刷部14は、用紙Sに取引明細等の各種情報を印字するための印刷装置である。印刷部14は、サーマル方式のプリントユニットである。印刷部14は、
図4に示すように、サーマルヘッド141と、プラテンローラ142と、を備える。印刷部14は、制御部11の制御に従って取引明細等の情報を用紙Sに印字する。
【0020】
カット部15は、用紙Sからレシートとなる部分を切り離すためのカッターである。カット部15は、例えば、用紙Sの長手方向に対して垂直な方向に動くローラーカッターである。勿論、カット部15の構成はこれに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0021】
プリンタ100は、
図4に示すように、ロール紙PRを格納するホルダ17を備えている。ホルダ17は、ロール紙PRの芯が固定されないクラムシェル型のホルダである。ホルダ17の幅は、ロール紙PRが容易に格納できるように、ロール紙PRの用紙幅Wより若干大きい。ロール紙PRは、用紙Sが取り出されるのに伴い、ホルダ17の中で回転する。
【0022】
なお、以下の説明では、回転によりロール紙PRが進行しようとする方向のことを回転進行方向という。また、回転進行方向の反対の方向のことを単に反対方向という。
図4の例であれば、ロール紙PRは、用紙Sが取り出されるのに伴い図面時計回りに回転するので、回転進行方向はD1の方向である。また、反対方向はD2の方向である。なお、ロール紙PRが図面反時計回りに回転するのであれば、回転進行方向はD2、反対方向はD1となるので注意を要する。本実施形態では、回転進行方向D1は装置後側(商品情報処理装置1の背面側)と一致しており、反対方向D2は装置前側(商品情報処理装置1の正面側)と一致している。しかしながら、回転進行方向D1は装置前側(商品情報処理装置1の正面側)、反対方向D2は装置後側(商品情報処理装置1の背面側)となっていてもよい。
【0023】
ホルダ17の底部には落込部18が配置されている。落込部18は、ロール紙PRが予め設定された径より小さくなった場合に、落下して嵌まり込むための凹部である。以下の説明では、落込部18に嵌まり込むまで小さくなったロール紙PRのことを小径ロールPRsという。
【0024】
落込部18には、検出部16が配置されている。検出部16は、小径ロールPRsを検出するためのセンサーである。検出部16は、例えば、小径ロールPRsの重さでONするボタンスイッチである。検出部16は、予め設定された距離内に小径ロールPRsがあるか否かを検出する光センサーであってもよい。例えば、検出部16は、落込部18の側面に設けられた反射式センサーであってもよい。また、検出部16は、アクチュエータ+フォトセンサ、LED(Light Emitting Diode)+ダイオード等、他の方式であってもよい。検出部16は、落込部18に嵌まり込んだロール紙PRを検出する検出手段として機能する。検出部16は、ロール紙PRを検出すると、制御部11にロール紙PRを検出したことを通知する。
【0025】
ホルダ17には、落込部18の入口18aを挟むように、1対の支持ローラ191、192が配置されている。支持ローラ191は、入口18aの回転進行方向D1側に配置されており、支持ローラ192は入口18aの反対方向D2側に配置されている。支持ローラ191、192は、ホルダ17の底部で、ロール紙PRを回転可能に支持する。
【0026】
なお、以下の説明では、落込部の入口の回転進行方向側に配置された支持ローラのことを進行側支持ローラ、反対方向側に配置された支持ローラのことを反対側支持ローラという。本実施形態の場合、支持ローラ191が進行側支持ローラであり、支持ローラ192が反対側支持ローラである。
図5は、ホルダ17を斜め上方向から見た図である。
図5には、支持ローラ191、192がホルダ17に配置された様子が示されている。支持ローラ191、192は細長のローラである。支持ローラ191、192は、その軸方向がロール紙PRの軸方向と平行となるよう、ホルダ17に固定されている。
【0027】
図6は、支持ローラ191と支持ローラ192の位置関係はそのままに、支持ローラ191、192のみをプリンタ100から取り出したものである。
【0028】
支持ローラ191は、シャフト191aと、シャフト191aに配置された3つのローラ部191b、191c、191dと、を備える。支持ローラ191は、長幅ローラである。長幅ローラとは、シャフトの軸方向の幅がロール紙の用紙幅と同じ或いは用紙幅より長いローラのことである。本実施形態の場合、シャフト191aの軸方向の幅L1はロール紙PRの用紙幅Wより長くなっている。勿論、シャフト191aの幅L1は用紙幅Wと同じであってもよい。なお、2つの幅に若干の差(例えば、プラスマイナス10%の差)があっても、それらは同じ幅とみなすことができる。すなわち、シャフト191aの幅L1がロール紙PRの用紙幅Wの90%〜110%の範囲内であれば、シャフト191aの幅L1とロール紙PRの用紙幅Wは同じである。
【0029】
支持ローラ192は、シャフト192aと、シャフト192aに配置された2つのローラ部192b、192cと、を備える。支持ローラ192は、短幅ローラである。短幅ローラとは、シャフトの軸方向の幅がロール紙の用紙幅より短いローラのことである。本実施形態の場合、シャフト192aの軸方向の幅L2はロール紙PRの用紙幅Wより短くなっている。支持ローラ192は、装置前側から見て右寄り(図のD3側)に固定されている。
【0030】
支持ローラ192のローラ部192b、192cの径は、支持ローラ191のローラ部191b、191c、191dの径と同じとなっている。しかしながら、これらの径は異なっていてもよい。例えば、ローラ部192b、192cの径は、支持ローラ191のローラ部191b、191c、191dの径より小さくてもよい。支持ローラ191と支持ローラ192の間隔、すなわち、ロール紙PRの軸方向から見た、支持ローラ191のローラ部の外周から支持ローラ192のローラ部の外周までの距離は、装置設計者が検出させたい小径ロールPRsの径と同じとなっている。
【0031】
なお、図に示した支持ローラ191、192はあくまで一例である。支持ローラ191、192の構成は、様々に変形可能である。例えば、支持ローラ191、192に配置されるローラ部は、図に示した数(3或いは2)より多くてもよいし、少なくてもよい。また、ローラ部の構成も任意に変更可能である。例えば、ローラ部は、
図6に示すような円盤状の部材を複数重ねたものではなく、単純に1つの円柱形の部材であってもよい。1つの支持ローラに1つローラ部が配置されていてもよい。そして、ローラ部の軸方向の幅はシャフトの幅より若干小さな幅(例えば、10〜30%程度小さな幅)であってもよい。
【0032】
上述したように、支持ローラ192は短幅ローラである。そのため、支持ローラ192の軸方向の延長部にはシャフト192aが配置されない部分が形成される。以下の説明では、ロール紙のホルダ内部で、短幅ローラの軸方向の延長部に形成される、シャフトが配置されていない部分のことをシャフト非配置部分という。本実施形態の支持ローラ192は、
図6に示すように、装置前側から見て右寄りに配置されている。そのため、シャフト非配置部分は、支持ローラ192の左側に形成される。
図6の例であれば、支持ローラ192のD4側にシャフト非配置部分が形成される。
【0033】
シャフト非配置部分は、人の指が挿入可能な空隙20となっている。この空隙20は、例えば、縦方向(D1、D2方向)横方向(D3、D4方向)の幅がそれぞれ1.5cm〜3cmの四角形の領域である。もちろん、空隙20の大きさはこの例に限定されるものではない。空隙20は1.5cm〜3cmより大きくてもよいし、小さくてもよい。空隙20がホルダ17内に形成されることにより、ユーザは指で小径ロールPRsの周面に容易にアクセスすることが可能になる。
【0034】
次に、このような構成を有するプリンタ100の動作について説明する。
【0035】
プリンタ100の制御部11は、商品情報処理装置1からの印刷命令に基づき印刷を開始する。制御部11は、搬送部13を制御してロール紙PRから用紙Sを取り出すとともに、印刷部14を制御して用紙Sに情報を印刷する。制御部11は、用紙Sから情報が印刷された部分を切り離し、レシートとして排出口21から排出する。
【0036】
印刷の繰り返しによりロール紙PRの径は小さくなる。最終的に、ロール紙PRは小径ロールPRsの大きさまで小さくなる。ホルダ17はロール紙PRの芯が固定されないクラムシェル型のホルダである。そのため、ロール紙PRは小径ロールPRsの大きさまで小さくなると、ホルダ17の底部にある落込部18に落下して嵌まり込む。
図7は、小径ロールPRsが落込部18に嵌まり込んだ様子を示す図である。
【0037】
小径ロールPRsが落込部18に嵌まり込むと、検出部16が小径ロールPRsを検出する。そうすると、検出部16は制御部11に対して小径ロールPRsが検出されたことを通知する。検出部16の通知を受け、制御部11は、ロール紙PRが交換時期であることをオペレータに通知する。例えば、制御部11は、商品情報処理装置1の制御装置を介し、商品情報処理装置1の出力装置(例えば、ディスプレイ、スピーカー、或いは発光装置)に、ロール紙PRの交換時期が来たことを出力する。プリンタ100がディスプレイ、スピーカー、発光装置等の出力装置を備えるのであれば、制御部11はプリンタ100の出力装置にロール紙PRの交換時期が来たことを出力してもよい。
【0038】
ロール紙PRの交換時期が来ると、オペレータはロール紙PR(小径ロールPRs)の交換を行う。
図8は、オペレータが落込部18から小径ロールPRsを取り出している様子を示す図である。上述したように、落込部18のD2側には人の指を挿入可能な空隙20が形成されている。オペレータは、
図8に示すように、空隙20に指を挿入して落込部18から小径ロールPRsを取り出す。
【0039】
本実施形態によれば、ホルダ17の底部に配置された支持ローラの一方(支持ローラ192)が短幅ローラになっている。そして、短幅ローラの軸方向の延長部にあるシャフト非配置部分は、人の指が挿入可能な空隙20となっている。したがって、オペレータ等のユーザは落込部18に嵌まり込んだロール紙PR(小径ロールPRs)を指で容易に取り出すことができる。
【0040】
また、進行側支持ローラ(本実施形態の場合、支持ローラ191)は長幅ロールとなっている。プリンタ100がロール紙PRから用紙Sを取り出す際に、ロール紙PRは回転進行方向D1に進もうとする。回転進行方向D1側の支持ローラ191は長幅ロールであるので、ホルダ17内でのロール紙PRの回転が安定する。
【0041】
また、本実施形態のプリンタ100は、短幅ローラである支持ローラ192が装置前側に配置されており、その短幅ローラは右側(D3側)に寄っている。そのため、右手で小径ロールPRsを掴むときには、ちょうど親指の位置に空隙20が位置することになる。よって、右手で小径ロールPRsを掴むユーザは落込部18から容易に小径ロールPRsを取り出せる。
【0042】
特に、プリンタ100が、商品情報処理装置1の正面から見て商品情報処理装置1の中央より右側に配置されているときは、多くのオペレータは、右利き左利きに関わらず、右手で小径ロールPRを取り出すことになる。よって、プリンタ100が商品情報処理装置1の右側に配置されている場合、短幅ローラを右側(D3側)に寄せることによって、オペレータは容易に小径ロールPRsを落込部18から取り出せる。
【0043】
(実施形態2)
実施形態1では、短幅ローラ(支持ローラ192)は、装置前側(プリンタ100の正面)から見て右寄りに配置されていた。しかしながら、短幅ローラは、装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されていてもよい。
図9は、実施形態2の支持ローラ191A、192Aを示す図である。
【0044】
支持ローラ191Aは、シャフト191aと、ローラ部191b、191c、191dと、を備える長幅ローラである。支持ローラ192Aは、シャフト192aと、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ191Aが進行側支持ローラであり、支持ローラ192Aが反対側支持ローラである。
【0045】
支持ローラ192Aは、装置前側に配置されており、さらに、装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されている。そのため、支持ローラ192Aの右側(D3側)に形成されるシャフト非配置部分が空隙20Aとなっている。空隙20Aには人の指が挿入可能である。空隙20Aの大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0046】
このように構成することにより、ユーザが左手で小径ロールPRsを掴むときには、ちょうど親指の位置に空隙20Aが位置することになる。よって、左手で小径ロールPRsを掴むユーザは、容易に落込部18から小径ロールPRsを取り出せる。
【0047】
特に、プリンタ100が、
図1に示すように、商品情報処理装置1の正面から見て、商品情報処理装置1の左側に配置されているときは、多くのオペレータは、右利き左利きに関わらず、左手で小径ロールPRを取り出すことになる。よって、プリンタ100が商品情報処理装置1の左側に配置されている場合には、短幅ローラが右側(D3側)に寄っていることによって、ユーザは容易に落込部18から小径ロールPRsを取り出せるようになる。
【0048】
(実施形態3)
実施形態1では、進行側支持ローラ(
図6の例の場合、支持ローラ191)は長幅ローラであり、反対側支持ローラ(
図6の場合、支持ローラ192)は短幅ローラであるものとした。しかしながら、進行側支持ローラが短幅ローラで、反対側支持ローラが長幅ローラであってもよい。
図10は、実施形態3の支持ローラ191B、192Bを示す図である。
【0049】
支持ローラ191Bは、シャフト191a1と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192Bは、シャフト192a1と、ローラ部192b、192c、192dと、を備える長幅ローラである。支持ローラ191Bが進行側支持ローラであり、支持ローラ192Bが反対側支持ローラである。
【0050】
支持ローラ192Bは、装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されている。そのため、支持ローラ192Bの左側(D4側)に形成されるシャフト非配置部分は空隙20Bとなっている。空隙20Bには人の指が挿入可能である。空隙20Bの大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0051】
本実施形態によれば、人差し指や小指で小径ロールPRsを取り出すのが容易になる。なお、
図10の例では、反対側支持ローラである支持ローラ191B(短幅ローラ)は装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されているが、左寄り(D4側)に配置されていてもよい。この場合、空隙20Bは支持ローラ192Bの右側(D3側)に形成される。
【0052】
(実施形態4)
実施形態1では、短幅ローラはホルダ17内で軸方向のいずれか一方に寄っているものとした。しかしながら、短幅ローラは、軸方向の双方の延長部に空隙が形成されるように、軸方向の中程に配置されていてもよい。
図11は、実施形態4の支持ローラ191C、192Cを示す図である。
【0053】
支持ローラ191Cは、シャフト191aと、ローラ部191b、191c、191dと、を備える長幅ローラである。支持ローラ192Cは、シャフト192a2と、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ191Cが進行側支持ローラであり、支持ローラ192Cが反対側支持ローラである。
【0054】
短幅ローラ(支持ローラ192C)のシャフト191a2の幅L3は、軸方向の双方に人の指が挿入可能な空隙ができる長さである。例えば、幅L3は、長幅ローラの幅L1の半分である。そのため、短幅ローラの軸方向の延長部(シャフト非配置部分)は、双方とも人の指が挿入可能な空隙となっている。具体的には、支持ローラ192Cの右側(D3側)には空隙20C1が形成されており、左側(D4側)には空隙20C2が形成されている。空隙20C1、20C2の大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0055】
本実施形態によれば、短幅ローラの左右双方が空隙となっているので、ロール紙PRを左手で交換する場合も右手で交換する場合も、どちらの場合も、小径ロールPRsを落込部18から取り出すのが容易になる。
【0056】
(実施形態5)
実施形態4では、進行側支持ローラが長幅ローラ(支持ローラ191C)であり、反対側支持ローラ(支持ローラ192C)が短幅ローラであったが、進行側支持ローラが短幅ローラであってもよい。
図12は、支持ローラ191、192の変形例として支持ローラ191Dを示す図である。
【0057】
支持ローラ191Dは、シャフト191a2と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192Dは、シャフト192a1と、ローラ部192b、192c、192dと、を備える長幅ローラである。支持ローラ191Dが進行側支持ローラであり、支持ローラ192Dが反対側支持ローラである。
【0058】
短幅ローラ(支持ローラ192D)のシャフト192a2の幅L3は、軸方向の双方に人の指が挿入可能な空隙ができる長さである。そのため、短幅ローラの軸方向の延長部(シャフト非配置部分)は、双方とも人の指が挿入可能な空隙となっている。具体的には、支持ローラ192Dの右側(D3側)には空隙20D1が形成されており、左側(D4側)には空隙20D2が形成されている。空隙20D1、20D2の大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0059】
本実施形態によれば、短幅ローラの左右双方が空隙となっているので、ロール紙PRを左手で交換する場合も右手で交換する場合も、どちらの場合も、小径ロールPRsを落込部18から取り出すのが容易になる。
【0060】
(実施形態6)
実施形態1では、進行側支持ローラと反対側支持ローラの一方が長幅ローラで、他方が短幅ローラであった。しかしながら、進行側支持ローラ及び反対側支持ローラはいずれも短幅ローラであってもよい。
図13は、実施形態6の支持ローラ191E、192Eを示す図である。
【0061】
支持ローラ191Eは、シャフト191a1と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192Eは、シャフト192aと、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ191Eが進行側支持ローラであり、支持ローラ192Eが反対側支持ローラである。
【0062】
進行側支持ローラは軸方向の一方に寄っており、反対側支持ローラは進行側支持ローラが寄った側とは反対側に寄っている。より具体的には、支持ローラ191Eは装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されており、支持ローラ192Eは装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されている。
【0063】
支持ローラ191Eの左側(D4側)に形成されるシャフト非配置部分は空隙20E1となっており、支持ローラ192Eの右側(D3側)に形成されるシャフト非配置部分は空隙20E2となっている。空隙20E1、20E2には人の指が挿入可能である。空隙20E1、20E2の大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。なお、
図13の例では、シャフト191a1とシャフト192aの幅は双方ともにL2となっているが、これらの幅は異なっていてもよい。
【0064】
本実施形態によれば、回転進行方向D1側と反対方向D2側双方に空隙が形成されているので、親指で小径ロールPRsを取り出すことも、人差し指もしくは小指で小径ロールPRsを取り出すことも、どちらも可能となる。
【0065】
(実施形態7)
実施形態6では、進行側支持ローラは右側(D3側)、反対側支持ローラは左側(D4側)に寄っていた。しかしながら、進行側支持ローラは左側(D4側)、反対側支持ローラは右側(D3側)に寄っていてもよい。
図14は、実施形態7の支持ローラ191F、192Fを示す図である。
【0066】
支持ローラ191Fは、シャフト191a1と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192Fは、シャフト192aと、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ191Fは装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されており、支持ローラ192Fは装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されている。
【0067】
支持ローラ192Fの左側(D4側)に形成されるシャフト非配置部分は空隙20F1となっており、支持ローラ192Fの右側(D3側)に形成されるシャフト非配置部分は空隙20F2となっている。空隙20E1、20E2には人の指が挿入可能である。空隙20F1、20F2の大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0068】
なお、
図14の例では、シャフト191a1とシャフト192aの幅は双方ともにL2となっているが、これらの幅は異なっていてもよい。
【0069】
本実施形態によれば、回転進行方向D1側と反対方向D2側双方に空隙が形成されているので、親指で小径ロールPRsを取り出すことも、人差し指もしくは小指で小径ロールPRsを取り出すことも、どちらも可能となる。
【0070】
(実施形態8)
実施形態1では、落込部18の入口18aの反対方向D2には支持ローラが1つのみ配置されていた。しかしながら、入口18aの反対方向D2には複数の支持ローラが配置されていてもよい。
図15は、実施形態8の支持ローラ191G、192G1、192G2を示す図である。
【0071】
支持ローラ191G(進行側支持ローラ)は、シャフト191aと、ローラ部191b、191c、191dと、を備える長幅ローラである。支持ローラ192G1(第1の反対側支持ローラ)は、シャフト192a3と、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192G2(第2の反対側支持ローラ)は、シャフト192a3と、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192G1は装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されており、支持ローラ192G2は装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されている。
【0072】
支持ローラ192G1、192G2は軸方向が一致するように一列に配置されている。支持ローラ192G1と支持ローラ192G2の間に形成されるシャフト非配置部分は空隙20Gとなっている。空隙20Gには人の指が挿入可能である。空隙20Gはロール紙PRの軸方向中央に位置していてもよい。空隙20Gの大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0073】
なお、
図15の例では、支持ローラ192G1のシャフト192a3と支持ローラ192G2のシャフト192a3の幅は双方ともにL4となっているが、これらの幅は異なっていてもよい。
【0074】
本実施形態によれば、空隙20Gが中央に形成されているので、落込部18に嵌まり込んだロール紙PR(小径ロールPRs)の取り出しが容易になる。特に、ロール紙PRの軸方向中央に空隙20Gを配置すれば、小径ロールPRsの重心近くに指が位置することになるので、小径ロールPRsを持ち上げたとしても小径ロールPRsがあまり左右に傾かない。よって、小径ロールPRsの取り出しがさらに容易になる。
【0075】
(実施形態9)
実施形態8では、落込部18の入口18aの反対方向D2に複数の支持ローラが配置されていた。しかしながら、複数の支持ローラは、入口18aの回転進行方向D1に配置されていてもよい。
図16は、実施形態9の支持ローラ191H1、191H2、192Hを示す図である。
【0076】
支持ローラ191H1(第1の進行側支持ローラ)は、シャフト191a3と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ191H2(第2の進行側支持ローラ)は、シャフト191a3と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192H(反対側支持ローラ)は、シャフト192a1と、ローラ部192b、192c、192dと、を備える長幅ローラである。支持ローラ191H1は装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されており、支持ローラ191H2は装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されている。
【0077】
支持ローラ191H1、191H2は軸方向が一致するように一列に配置されている。支持ローラ191H1と支持ローラ191H2の間に形成されるシャフト非配置部分は空隙20Hとなっている。空隙20Hには人の指が挿入可能である。空隙20Hはロール紙PRの軸方向中央に位置していてもよい。空隙20Hの大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0078】
なお、
図16の例では、支持ローラ191H1のシャフト191a3と支持ローラ191H2のシャフト191a3の幅は双方ともにL4となっているが、これらの幅は異なっていてもよい。
【0079】
本実施形態によれば、空隙20Hが中央に形成されているので、落込部18に嵌まり込んだロール紙PR(小径ロールPRs)の取り出しが容易になる。特に、ロール紙PRの軸方向中央に空隙20Hを配置すれば、小径ロールPRsの重心近くに指が位置することになるので、小径ロールPRsを持ち上げたとしても小径ロールPRsがあまり左右に傾かない。よって、小径ロールPRsの取り出しがさらに容易になる。
【0080】
(実施形態10)
実施形態8、9では、回転進行方向D1と反対方向D2のいずれか一方に複数の支持ローラが配置されていた。しかしながら、複数の支持ローラは、回転進行方向D1と反対方向D2の双方に配置されていてもよい。
図17は、実施形態10の支持ローラ191I1、191I2、192I1、192I2を示す図である。
【0081】
支持ローラ191I1(第1の進行側支持ローラ)は、シャフト191a3と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ191I2(第2の進行側支持ローラ)は、シャフト191a3と、ローラ部191b、191cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192I1(第1の反対側支持ローラ)は、シャフト192a3と、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。支持ローラ192I2(第2の反対側支持ローラ)は、シャフト192a3と、ローラ部192b、192cと、を備える短幅ローラである。
【0082】
支持ローラ191I1、191I2は軸方向が一致するように一列に配置されている。支持ローラ191I1は装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されており、支持ローラ191I2は装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されている。また、支持ローラ192I1、192I2は軸方向が一致するように一列に配置されている。支持ローラ192I1は装置前側から見て右寄り(D3側)に配置されており、支持ローラ192I2は装置前側から見て左寄り(D4側)に配置されている。
【0083】
支持ローラ191I1と支持ローラ191I2の間に形成されるシャフト非配置部分は空隙20I1(第1のシャフト非配置部分)となっている。また、支持ローラ192I1と支持ローラ192I2の間に形成されるシャフト非配置部分は空隙20I2(第2のシャフト非配置部分)となっている。空隙20I1、20I2には人の指が挿入可能である。2つのシャフト非配置部分(空隙20I1と空隙20I2)は、いずれもロール紙PRの軸方向中央に配置されており、前後方向に対向した状態となっている。もちろん、空隙20I1と空隙20I2は対向していなくてもよい。空隙20I1、I2の大きさは
図6の空隙20と同じであってもよい。
【0084】
なお、
図17の例では、支持ローラ191H1のシャフト191a3、支持ローラ191H2のシャフト191a3、支持ローラ192H1のシャフト192a3、及び支持ローラ192H2のシャフト192a3の幅はいずれもL4となっているが、これらの幅は異なっていてもよい。
【0085】
本実施形態によれば、入口18aの前後に空隙(空隙20I1、20I2)が形成されているので、落込部18に嵌まり込んだ小径ロールPRsを前後から掴むことができる。よって、小径ロールPRsの取り出しが容易になる。特に、ロール紙PRの軸方向中央に空隙20I1、20I2を配置すれば、小径ロールPRsの重心近くに指が位置することになるので、小径ロールPRsを持ち上げたとしても小径ロールPRsがあまり左右に傾かない。よって、小径ロールPRsの取り出しがさらに容易になる。
【0086】
上述の各実施形態はそれぞれ一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0087】
例えば、実施形態1〜10では、支持ローラは入口18aの回転進行方向D1に1つ或いは2つ、入口18aの反対方向D2に1つ或いは2つ配置されていた。しかしながら、支持ローラが配置される数は実施形態1〜10の例に限定されない。2つより多くの支持ローラが入口18aの回転進行方向に配置されていてもよい。また、2つより多くの支持ローラが入口18aの反対方向に配置されていてもよい。この場合、複数の支持ローラの少なくとも1つは短幅ローラであってもよい。そして、短幅ローラの軸方向の延長部に形成されるシャフト非配置部分は、人の指が挿入可能な空隙となっていてもよい。また、1つの支持ローラに配置されるローラ部の数も任意に変更可能である。ローラ部の形状も任意に変更可能である。
【0088】
また、上述の実施形態では、排出口21は上向きに開口しているものとしたが、排出口21は必ずしも上向きに開口していなくてもよい。例えば、排出口21は水平方向に開口していてもよい。
【0089】
また、上述の実施形態では、印刷部14はサーマル方式のプリントユニットであるものとしたが、印刷部14はサーマル方式のプリントユニットに限定されない。例えば、印刷部14は、ドットインパクト方式、インクジェット方式、或いは電子写真方式のプリントユニットであってもよい。
【0090】
また、上述の実施形態では、プリンタ100は商品情報処理装置1に固定或いは内蔵されるものとしたが、プリンタ100は商品情報処理装置1に外付できるよう構成されていてもよい。例えば、プリンタ100はUSB(Universal Serial Bus)等の接続インタフェースを備え、USBケーブル等の通信ケーブルで商品情報処理装置1に接続できるよう構成されていてもよい。
【0091】
また、プリンタ100は、ユーザインタフェースを備え、商品情報処理装置1から独立して単体で動作できるよう構成されていてもよい。また、プリンタ100は、パーソナルコンピュータに接続され、パーソナルコンピュータの指示に基づいて動作するよう構成されていてもよい。
【0092】
また、上述の実施形態では、商品情報処理装置1は、POS端末であるものとしたが、商品情報処理装置1はPOS端末に限定されない。例えば、商品情報処理装置1は、ネットワーク接続機能を持たない単体動作型のキャッシュレジスターであってもよい。
【0093】
また、上述の実施形態では、プリンタ100はPOS端末或いは単体動作型のキャッシュレジスターに設置されるものとしたが、プリンタ100が設置される装置は、自動販売機等、他の装置であってもよい。
【0094】
また、上述の実施形態では、プリンタ100はレシートプリンタであるものとして説明したが、プリンタ100は必ずしもレシートプリンタでなくてもよい。例えば、プリンタ100はラベルプリンタであってもよい。このとき、プリンタ100に格納されるロール紙PRは、ラベル台紙が巻き回された、ラベル用のロール紙であってもよい。勿論、プリンタ100は、レシートプリンタ、ラベルプリンタ以外のプリンタであってもよい。
【0095】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0096】
上述の実施形態は以下の付記のようにも記載され得る。もちろん、上述の実施形態は、以下の付記のみに限定されるものではない。
【0097】
(付記1)
ロール紙から取り出された用紙に印刷を行うプリンタであって、
前記ロール紙を格納するホルダと、
前記ホルダの底部に位置し、前記ホルダに格納された前記ロール紙が予め設定された径より小さくなった場合に、該ロール紙が落下して嵌まり込む落込部と、
シャフトをそれぞれ有し、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する複数の支持ローラと、を備え、
前記複数の支持ローラは、前記落込部の入口を挟むように、少なくとも1つの支持ローラが前記入口の前記ロール紙の回転進行方向側に、他の少なくとも1つの支持ローラが前記入口の前記回転進行方向の反対方向側に配置されており、
前記複数の支持ローラの少なくとも1つは、そのシャフトの軸方向の幅が前記ロール紙の用紙幅より短い短幅ローラであり、
前記短幅ローラの軸方向の延長部にあるシャフト非配置部分に空隙が設けられている、
プリンタ。
【0098】
(付記2)
ロール紙から取り出された用紙に印刷を行うプリンタであって、
前記ロール紙を格納するホルダと、
前記ホルダの底部に位置し、前記ホルダに格納された前記ロール紙が予め設定された径より小さくなった場合に、該ロール紙が落下して嵌まり込む落込部と、
シャフトを有し、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する進行側支持ローラと、
シャフトを有し、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する反対側支持ローラと、を備え、
前記進行側支持ローラ及び前記反対側支持ローラは、前記落込部の入口を挟むように、前記進行側支持ローラが前記入口の前記ロール紙の回転進行方向側に、前記反対側支持ローラが前記入口の前記回転進行方向の反対方向側に配置されており、
前記進行側支持ローラ及び前記反対側支持ローラの少なくとも一方は、そのシャフトの軸方向の幅が前記ロール紙の用紙幅より短い短幅ローラであり、
前記短幅ローラの軸方向の延長部にあるシャフト非配置部分に空隙が設けられている、
プリンタ。
【0099】
(付記3)
前記進行側支持ローラ及び前記反対側支持ローラはいずれも前記短幅ローラである、
付記2に記載のプリンタ。
【0100】
(付記4)
前記進行側支持ローラは軸方向の一方に寄っており、
前記反対側支持ローラは前記進行側支持ローラが寄った側とは反対側に寄っている、
付記3に記載のプリンタ。
【0101】
(付記5)
前記進行側支持ローラはそのシャフトの軸方向の幅が前記用紙幅と同じ或いは前記用紙幅より長い長幅ローラであり、
前記反対側支持ローラは前記短幅ローラである、
付記2に記載のプリンタ。
【0102】
(付記6)
前記進行側支持ローラは前記短幅ローラであり、
前記反対側支持ローラはその軸方向の幅が前記用紙幅と同じ或いは前記用紙幅より長い長幅ローラである、
付記2に記載のプリンタ。
【0103】
(付記7)
前記短幅ローラの軸方向の一方の延長部および他方の延長部の双方に空隙が設けられている、
付記5又は6に記載のプリンタ。
【0104】
(付記8)
ロール紙から取り出された用紙に印刷を行うプリンタであって、
前記ロール紙を格納するホルダと、
前記ホルダの底部に位置し、前記ホルダに格納された前記ロール紙が予め設定された径より小さくなった場合に、該ロール紙が落下して嵌まり込む落込部と、
シャフトをそれぞれ有し、前記落込部の入口の前記ロール紙の回転進行方向側に配置され、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する第1、第2の進行側支持ローラと、
シャフトを有し、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する反対側支持ローラと、を備え、
前記第1、第2の進行側支持ローラ及び前記反対側支持ローラは、前記落込部の入口を挟むように、前記第1、第2の進行側支持ローラが前記入口の前記ロール紙の回転進行方向側に、前記反対側支持ローラが前記入口の前記回転進行方向の反対方向側に配置されており、
前記第1、第2の進行側支持ローラは軸方向が一致するように一列に配置されており、前記第1、第2の進行側支持ローラの間に形成されるシャフト非配置部分に空隙が設けられている、
プリンタ。
【0105】
(付記9)
前記第1、第2の進行側支持ローラは、前記シャフト非配置部分が前記ロール紙の軸方向中央に位置するよう配置されている、
付記8に記載のプリンタ。
【0106】
(付記10)
ロール紙から取り出された用紙に印刷を行うプリンタであって、
前記ロール紙を格納するホルダと、
前記ホルダの底部に位置し、前記ホルダに格納された前記ロール紙が予め設定された径より小さくなった場合に、該ロール紙が落下して嵌まり込む落込部と、
シャフトを有し、前記落込部の入口の前記ロール紙の回転進行方向側に配置され、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する進行側支持ローラと、
シャフトをそれぞれ有し、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する第1、第2の反対側支持ローラと、を備え、
前記進行側支持ローラ及び前記第1、第2の反対側支持ローラは、前記落込部の入口を挟むように、前記進行側支持ローラが前記入口の前記ロール紙の回転進行方向側に、前記第1、第2の反対側支持ローラが前記入口の前記回転進行方向の反対方向側に配置されており、
前記第1、第2の反対側支持ローラは軸方向が一致するように一列に配置されており、前記第1、第2の反対側支持ローラの間に形成されるシャフト非配置部分に空隙が設けられている、
プリンタ。
【0107】
(付記11)
前記第1、第2の反対側支持ローラは、前記シャフト非配置部分が前記ロール紙の軸方向中央に位置するよう配置されている、
付記10に記載のプリンタ。
【0108】
(付記12)
ロール紙から取り出された用紙に印刷を行うプリンタであって、
前記ロール紙を格納するホルダと、
前記ホルダの底部に位置し、前記ホルダに格納された前記ロール紙が予め設定された径より小さくなった場合に、該ロール紙が落下して嵌まり込む落込部と、
シャフトをそれぞれ有し、前記落込部の入口の前記ロール紙の回転進行方向側に配置され、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する第1、第2の進行側支持ローラと、
シャフトをそれぞれ有し、前記ホルダに格納された前記ロール紙を回転可能に支持する第1、第2の反対側支持ローラと、を備え、
前記第1、第2の進行側支持ローラ及び前記第1、第2の反対側支持ローラは、前記落込部の入口を挟むように、前記第1、第2の進行側支持ローラが前記入口の前記ロール紙の回転進行方向側に、前記第1、第2の反対側支持ローラが前記入口の前記回転進行方向の反対方向側に配置されており、
前記第1、第2の進行側支持ローラは軸方向が一致するように一列に配置されており、前記第1、第2の進行側支持ローラの間に形成される第1のシャフト非配置部分に空隙が設けられており、
前記第1、第2の反対側支持ローラは軸方向が一致するように一列に配置されており、前記第1、第2の反対側支持ローラの間に形成される第2のシャフト非配置部分に空隙が設けられている、
プリンタ。
【0109】
(付記13)
前記第1、第2の進行側支持ローラ及び前記第1、第2の反対側支持ローラは、前記第1のシャフト非配置部分と前記第2のシャフト非配置部分が対向するように配置されている、
付記12に記載のプリンタ。
【0110】
(付記14)
前記第1、第2の進行側支持ローラは、前記第1のシャフト非配置部分が前記ロール紙の軸方向中央に位置するよう配置されており、
前記第1、第2の反対側支持ローラは、前記第2のシャフト非配置部分が前記ロール紙の軸方向中央に位置するよう配置されている、
付記13に記載のプリンタ。
【0111】
(付記15)
前記落込部に嵌まり込んだ前記ロール紙を検出する検出手段を備える、
付記1乃至14のいずれか1つに記載のプリンタ。
【0112】
(付記16)
付記1乃至15のいずれか1つに記載のプリンタを備える、
商品情報処理装置。