(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数のノードを有する出発地から目的地までの経路候補を探索し、前記経路候補毎にコストを管理し、前記コストに基づいて前記経路候補のうちから案内用経路を選択するナビゲーション装置であって、
走行困難区間を含む第一の経路候補を探索した場合、
前記第一の経路候補のコストに所定のペナルティコストを加算したコストを前記第一の経路候補のコストとして管理し、
前記第一の経路候補に含まれる走行困難区間の第一のノードから目的地に至る第一の部分経路と、前記第一の経路候補における出発地から前記第一のノードに隣接する第二のノードであって前記走行困難区間の構成ノードでない前記第二のノードに至る第二の部分経路と、を接続した代替経路を第二の経路候補として特定し、
前記第一の部分経路のコストと、前記第二の各部分経路のコストと、前記第一の部分経路と前記第二の部分経路の接続にかかるコストである接続コストの和を前記第二の経路候補のコストとして管理し、
前記第一の経路候補のコストと前記第二の経路候補のコストとを比較し、コストの小さいものを案内用経路として選択する経路探索部を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
複数のノードを有する出発地から目的地までの経路候補を探索し、前記経路候補毎にコストを管理し、前記コストに基づいて前記経路候補のうちから案内用経路を選択するナビゲーション装置であって、
走行困難区間を含む第一の経路候補を探索した場合、
前記第一の経路候補のコストに所定のペナルティコストを加算したコストを前記第一の経路候補のコストとして管理し、
前記第一の経路候補に含まれる走行困難区間の第一のノードから目的地に至る第一の部分経路と、前記第一の経路候補における出発地から前記第一のノードに隣接する第二のノードに至る第二の部分経路と、を接続した代替経路を第二の経路候補として特定し、
前記第一の部分経路のコストと、前記第二の各部分経路のコストと、前記第一の部分経路と前記第二の部分経路の接続にかかるコストである接続コストの和を前記第二の経路候補のコストとして管理し、
前記第一の経路候補のコストと前記第二の経路候補のコストとを比較し、コストの小さいものを案内用経路として選択する経路探索部と、
出力部と、
前記第一の経路候補と前記第二の経路候補との間で、コストの差が所定値より小さい場合、両方の経路候補の情報と、前記第二の経路候補の方が前記第一の経路候補より走行しやすい旨の情報とを、前記出力部に出力する経路誘導部と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
ナビゲーション装置と接続され、複数のノードを有する出発地から目的地までの経路候補を探索し、前記経路候補毎にコストを管理し、前記コストに基づいて前記経路候補のうちから案内用経路を選択する経路探索サーバであって、
走行困難区間を含む第一の経路候補を探索した場合、
前記第一の経路候補のコストに所定のペナルティコストを加算したコストを前記第一の経路候補のコストとして管理し、前記第一の経路候補に含まれる走行困難区間の第一のノードから目的地に至る第一の部分経路と、前記第一の経路候補における出発地から前記第一のノードに隣接する第二のノードであって前記走行困難区間の構成ノードでない前記第二のノードに至る第二の部分経路と、を接続した代替経路を第二の経路候補として特定し、前記第一の部分経路のコストと、前記第二の各部分経路のコストと、前記第一の部分経路と前記第二の部分経路の接続にかかるコストである接続コストの和を前記第二の経路候補のコストとして管理し、前記第一の経路候補のコストと前記第二の経路候補のコストとを比較し、コストの小さいものを案内用経路として選択する経路探索部と、
前記案内用経路の情報を前記ナビゲーション装置に送信する経路送信部と、
を備えることを特徴とする経路探索サーバ。
複数のノードを有する出発地から目的地までの経路候補を探索し、前記経路候補毎にコストを管理し、前記コストに基づいて前記経路候補のうちから案内用経路を選択するナビゲーション装置による経路探索方法であって、
走行困難区間を含む第一の経路候補を探索した場合、
前記第一の経路候補のコストに所定のペナルティコストを加算したコストを前記第一の経路候補のコストとして管理する処理と、
前記第一の経路候補に含まれる走行困難区間の第一のノードから目的地に至る第一の部分経路と、前記第一の経路候補における出発地から前記第一のノードに隣接する第二のノードであって前記走行困難区間の構成ノードでない前記第二のノードに至る第二の部分経路と、を接続した代替経路を第二の経路候補として特定する処理と、
前記第一の部分経路のコストと、前記第二の各部分経路のコストと、前記第一の部分経路と前記第二の部分経路の接続にかかるコストである接続コストの和を前記第二の経路候補のコストとして管理する処理と、
前記第一の経路候補のコストと前記第二の経路候補のコストとを比較し、コストの小さいものを案内用経路として選択する処理と、
を実行することを特徴とする経路探索方法。
複数のノードを有する出発地から目的地までの経路候補を探索し、前記経路候補毎にコストを管理し、前記コストに基づいて前記経路候補のうちから案内用経路を選択するナビゲーション装置による経路探索方法であって、
走行困難区間を含む第一の経路候補を探索した場合、
前記第一の経路候補のコストに所定のペナルティコストを加算したコストを前記第一の経路候補のコストとして管理する処理と、
前記第一の経路候補に含まれる走行困難区間の第一のノードから目的地に至る第一の部分経路と、前記第一の経路候補における出発地から前記第一のノードに隣接する第二のノードに至る第二の部分経路と、を接続した代替経路を第二の経路候補として特定する処理と、
前記第一の部分経路のコストと、前記第二の各部分経路のコストと、前記第一の部分経路と前記第二の部分経路の接続にかかるコストである接続コストの和を前記第二の経路候補のコストとして管理する処理と、
前記第一の経路候補のコストと前記第二の経路候補のコストとを比較し、コストの小さいものを案内用経路として選択する処理と、
を実行し、
前記ナビゲーション装置が、
出力部を備え、
前記第一の経路候補と前記第二の経路候補との間で、コストの差が所定値より小さい場合、両方の経路候補の情報と、前記第二の経路候補の方が前記第一の経路候補より走行しやすい旨の情報とを、前記出力部に出力する、
ことを特徴とする経路探索方法。
ナビゲーション装置と接続され、複数のノードを有する出発地から目的地までの経路候補を探索し、前記経路候補毎にコストを管理し、前記コストに基づいて前記経路候補のうちから案内用経路を選択する経路探索サーバによる経路探索方法であって、
走行困難区間を含む第一の経路候補を探索した場合、
前記第一の経路候補のコストに所定のペナルティコストを加算したコストを前記第一の経路候補のコストとして管理する処理と、
前記第一の経路候補に含まれる走行困難区間の第一のノードから目的地に至る第一の部分経路と、前記第一の経路候補における出発地から前記第一のノードに隣接する第二のノードであって前記走行困難区間の構成ノードでない前記第二のノードに至る第二の部分経路と、を接続した代替経路を第二の経路候補として特定する処理と、
前記第一の部分経路のコストと、前記第二の各部分経路のコストと、前記第一の部分経路と前記第二の部分経路の接続にかかるコストである接続コストの和を前記第二の経路候補のコストとして管理する処理と、
前記第一の経路候補のコストと前記第二の経路候補のコストとを比較し、コストの小さいものを案内用経路として選択する処理と、
前記案内用経路の情報を前記ナビゲーション装置に送信する処理と、
を実行することを特徴とする経路探索方法。
【発明を実施するための形態】
【0017】
−−−実施例1−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、実施例1におけるシステム構成例を示す図である。
図1に示すシステム構成では、車両100にナビゲーション装置200が搭載された構成を例示している。こうした構成におけるナビゲーション装置200は、経路案内に際して走行困難区間を適宜に排除すると共に、その代替経路の経路品質を良好なものとする装置である。こうしたナビゲーション装置200は、ドライバからの要求に応じて目的地までの経路を探索し、当該ドライバへの案内や自動運転車両の制御を実現する。
【0018】
図1で例示するナビゲーション装置200は、上述のドライバが操作する車両100に搭載されている。この車両100は、一般的な自動車としての機構の他に、ナビゲーション装置200および車両制御ECU(Electronic Control Unit)300を備えている。
【0019】
このうちナビゲーション装置200は、出力部210、操作部220、制御部230、記憶部240、センサ250、外部通信部260、および、車両通信部270を備えている。以下では、このナビゲーション装置200が経路を探索し、車両100のドライバへの案内を行い、或いは自動運転車両に経路を送信する一連の流れを説明する。
【0020】
まず、制御部230の自車位置推定部231は、GPS(Global Positioning System)ユニットなどの適宜な測位センサや、ジャイロセンサ、加速度センサなどを含むセンサ250から得た情報と、車両通信部270から取得した車速情報とを用いて、自車位置を推定する。なお、車両通信部270は、CAN(Controller Area Network)などの規格に対応したものとなっている。
【0021】
一方、車両100のドライバが、タッチパネルなどの操作部220から目的地設定操作を行ったとする。この場合、制御部230の経路探索部232は、上述で推定した自車位置から目的地までの間について経路探索を行う。
【0022】
この経路探索は、経路探索部232が地図データ241を用いて、ダイクストラ法などのアルゴリズムにより実現する。この際、WiFiモジュールなどの外部通信部260を通して、目的地周辺やそこに至る道路等に関する最新の交通情報を受信し、経路探索に適宜用いるとしてもよい。また、上述の地図データ241は、自動運転を目的として整備が進んでいる、高精度な道路データを含んでいてもよい。
【0023】
また、制御部230の経路誘導部233は、上述の経路探索で得た経路の情報に基づき、画面表示や音声発話によりドライバを案内するための情報を作成し、これを、ディスプレイである表示部211やスピーカである音声出力部212などの出力部210に出力する。なお、車両100が経路に沿った自動運転に対応している場合、経路送信部234が上述の経路探索で得た経路の情報を、車両通信部270を通して車両制御ECU300に送信する。
【0024】
また、上述のナビゲーション装置200のハードウェア構成は、例えば
図2に例示するものとなる。ナビゲーション装置200は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置201、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ203、記憶装置201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置204、ユーザたるドライバからのタッチ入力や音声入力を受け付ける入力装置205、処理データの表示や音声出力を行うディスプレイやスピーカー等の出力装置206、適宜な通信路を介して他装置とのデータ通信処理を担う通信装置207、を備える。
【0025】
なお、
図1で示した構成のうち、出力部210は出力装置206により実装され、操作部220は入力装置205により実装され、制御部230は演算装置204により実装され、記憶部240は記憶装置201により実装され、外部通信部260および車両通信部270は通信装置207により実装される。また、記憶装置201内には、本実施形態のナビゲーション装置200として必要な機能を実装する為のプログラム202に加えて、上述の地図データ241と、経路候補管理テーブル242(後述)が少なくとも記憶されている。
【0026】
次に、
図3Aおよび
図3Bを用いて、走行困難区間を含む経路について説明する。ここで想定する状況において、
図3Aで示すように、自車両が片側4車線(車線1〜4)の本線道路に左折合流しようとしている。この場合の経路は、本線道路の車線1に進入した後、直近交差点Yで車線4から右折するものである。そのため、当該自車両は直近交差点Yまで走行する間に、車線1から車線2、車線2から車線3、車線3から車線4へと、合計3回のレーン移動をする必要が生じる。しかし、本線道路への合流地点Xから直近交差点Yまでの距離Zが所定基準より短い場合、上述の3回のレーン移動は困難である。さらに、本線道路上を他車両が走行していた場合、無理にレーン移動しようとすると衝突する恐れがあり危険である。そのため、
図3Aのような経路は案内用経路として選択せず、抑止する必要がある。より具体的には、経路探索を行う際、
図3Bに示したリンク、ノードで構成される走行困難区間を通ることを抑止する必要がある。
【0027】
以下、本実施形態における経路探索方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する経路探索方法に対応する各種動作は、ナビゲーション装置200がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0028】
図4は、経路探索終了時、経路が走行困難区間Rを含んでいる状態を示す図であり、また、
図5は、実施例1における経路探索方法のフロー例1を示す図である。これら
図4及び
図5を参照して、探索後の経路から走行困難区間Rを検出する処理について説明する。
【0029】
図4に示すように自車両は出発地Sに位置しており、この自車両のドライバによってナビゲーション装置200にて目的地Gが設定されたとする。この場合、ナビゲーション装置200は、ダイクストラ法に従って経路探索を開始する。ダイクストラ法では、未確定のノードのうち、出発地からのコストが最も小さいノードの確定と、確定させたノードに隣接するノードのコストの更新、という処理を繰り返す。
【0030】
上述のノードの確定処理では、出発地Sからそのノードに至るまでのコストを登録するのに加え、そのノードに至る1つ前のノードを登録する。例えば、図中におけるノードbを確定させる場合、1つ前のノードeを、また、ノードdを確定させる際は1つ前のノードcを登録することとなる。
【0031】
ナビゲーション装置200は、こうした一連の処理を継続していき、目的地Gに到達する(ノードGのコストが更新される)と、その時点で処理を打ち切る。その後、ノードGから、確定時に登録した1つ前のノードをG→k→d→c→b→e→Sと順次辿り、さらにそれを逆向きに再構築することで、経路X(S→e→b→c→d→k→G)を作成することができる。ここで、区間e→b→c→d→kは走行困難区間Rであるとする。
【0032】
こうして経路Xを探索したナビゲーション装置200が、当該経路Xに含まれる走行困難区間Rを検出するフローについて、
図5に基づき説明する。
【0033】
この場合、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、上述の経路Xを構成するノード数(経路Xの場合は、S、e、b、c、d、k、Gの7つ)だけ、すなわち各ノードについてS1402からS1413までの処理を繰り返すループを開始する(S1401)。
【0034】
続いて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、今次のループにて処理対象とした所定ノードに接続するリンクの数が3以上であるか否かを判定する(S1402)。一般的に、合流地点には3本以上の道路が接続しているため、本判定を行う。なお、こうした判定には、地図データ241が、各ノードおよび各リンクに関して保持する情報を利用するものとする(以下の各判定でも同様)。
【0035】
上述の判定の結果、該当ノードに接続するリンクの数が3以上でなかった場合(S1402:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、処理を次のノードに関する処理に進める。
【0036】
他方、上述の判定の結果、該当ノードに接続するリンクの数が3以上であった場合(S1402:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、該当ノードの退出リンクが2車線以上の道路であるか否かを判定する(S1403)。
【0037】
上述の判定の結果、該当ノードの退出リンクが2車線以上の道路でなかった場合(S1403:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、次のノードに関する処理に進む。
【0038】
他方、上述の判定の結果、該当ノードの退出リンクが2車線以上の道路であった場合(S1403:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、該当ノードの退出リンクの道路種別が高速道路であるか、一般道路であるかを判定する(S1404)。退出リンクの道路種別が高速道路であるか一般道路であるかによって、走行困難区間の構成が異なるため、本判定を行う。
【0039】
上述の判定の結果、該当ノードの退出リンクの道路種別が高速道路であった場合(S1404:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、進入リンクのリンク種別がランプまたはJCT(ジャンクション、渡り線とも呼ぶ)であるか(S1405)、退出リンクのリンク種別が本線道路であるか(S1406)について判定する。
【0040】
このS1405、S1406のいずれかの判定結果がNo、すなわち進入リンクのリンク種別がランプまたはJCTでないか、退出リンクのリンク種別が本線道路でない場合、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、次のノードに関する処理に進む。
【0041】
他方、上述のS1405、S1406の判定結果がともにYes、すなわち進入リンクのリンク種別がランプまたはJCT(ジャンクション、渡り線とも呼ぶ)であり、かつ、退出リンクのリンク種別が本線道路である場合、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、当該ノードが合流地点であると判定する。
【0042】
また、上述のS1404の判定において、該当ノードの退出リンクの道路種別が一般道路であった場合(S1404:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、該当ノードに信号機が設置されていないこと(S1407)、進入リンクの道路種別に対して、退出リンクの道路種別の方が格上(より太い、幹線道路)であること(S1408)を判定する。
【0043】
上述のS1407における判定の結果、該当ノードに信号機が設置されている場合(S1407:Yes)、または、S1408における判定の結果、進入リンクの道路種別に対して、退出リンクの道路種別の方が格上でない場合(S1407:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、次のノードに関する処理に進む。
【0044】
一方、S1407における判定の結果、該当ノードに信号機が設置されていない場合(S1407:No)、かつS1408における判定の結果、進入リンクの道路種別に対して、退出リンクの道路種別の方が格上である場合(S1408:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、当該ノードが合流地点であると判定する。
【0045】
続いて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、上述の各判定で特定した合流地点から経路上の所定距離内に右左折を含む分岐地点があるか否かを判定する(S1409)。
【0046】
上述の判定の結果、合流地点から経路上の所定距離内に右左折を含む分岐地点が無い場合(S1409:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、次のノードに関する処理に進む。他方、上述の判定の結果、合流地点から経路上の所定距離内に右左折を含む分岐地点がある場合(S1409:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、該当分岐地点におけるレーン位置を特定し(S1410)、合流から分岐までに必要なレーン移動回数を算出する(S1411)。
【0047】
続いて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、合流から分岐までの距離に対してレーン移動回数が、所定基準より多いか否かを判定する(S1412)。この場合、具体的には、合流から分岐までの距離d(例:0.5km)で、レーン移動回数k(例:2)を除算したk/d(例:4)の値が、所定の閾値(例:2)より大きいか否か判定する。
【0048】
上述の判定の結果、合流から分岐までの距離に対するレーン移動回数が、所定基準より少ない場合(S1412:No)、すなわち、距離当たりのレーン移動回数が閾値以下で走行困難ではないと判定し、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、次のノードに関する処理に進む。
【0049】
他方、上述の判定の結果、合流から分岐までの距離に対してレーン移動回数が所定基準より多い場合(S1412:Yes)、
ナビゲーション装置200の経路探索部232は、経路上に当該ノードを合流地点とする走行困難区間が存在すると判定し、その走行困難区間Rの構成ノード(
図4におけるノードe、b、c、d、k)を、記憶装置101に記憶する(S1413)。
【0050】
次に、
図6及び
図7を参照して、上述の走行困難区間Rを通る経路Xを抑止した結果、ドライバに提示可能な代替経路について説明する。
【0051】
このうち
図6は、従来技術で提示可能な代替経路の一例を示している。
図4における経路Xに走行困難区間Rが含まれていた場合に、経路Xを抑止して代替経路を得る方法として、経路Xが目的地Gに到達した直後の状態から経路探索を再開する方法がある。これにより、未確定ノードの確定、コストの更新処理が進むため、走行困難区間Rの一部を通り、ノードqから目的地Gに到達する代替経路Aや、走行困難区間Rを一切通らず、ノードpから目的地Gに到達する代替経路Bなどを提示可能となる。
【0052】
一方、
図7は、従来技術で提示できない代替経路の一例を示している。
図6における代替経路Aや代替経路Bは、探索を再開することで提示できるのに対して、
図7における代替経路Yや代替経路Zは提示できない。これは、先述したダイクストラ法のノード確定処理において、そのノードに至る1つ前のノードを登録することが理由となっている。
【0053】
例えば、ノードbを確定した時点で1つ前のノードeを登録するため、ノードaからノードbに至る代替経路Yは提示できなくなる。また、ノードdを確定した時点で1つ前のノードcを登録するため、ノードgからノードdに至る代替経路Zは提示できなくなる。 本発明は、
図7の代替経路Yや代替経路Zで例示される、従来技術では提示できない経路を提示可能とするものであり、代替経路となり得る経路候補のバリエーションを増やすことにより、走行困難区間を含む経路を抑止した場合の代替経路の品質を向上することができる。
【0054】
続いて、
図8A、
図8B及び
図9を参照して、経路候補追加処理及び経路選択処理のフローについて説明する。この場合、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、
既に図5のフローにて得ている経路候補が走行困難区間を含んでおり、当該走行困難区間の構成ノードが記憶装置101にて記憶されているか否かを判定する(S1801)。なお、当該判定の対象となる走行困難区間は、
図5のフローにおける処理で特定されたものである。
【0055】
上述の判定の結果、該当経路候補が走行困難区間を含んでいなかった場合(S1801:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、走行困難区間を含んでいない該当経路候補を案内用経路として選択し(S1814)、処理を終了する。
【0056】
一方、上述の判定の結果、該当経路候補が走行困難区間を含んでおり、走行困難区間の構成ノードが記憶装置101にて記憶されていた場合(S1801:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、該当経路候補に所定のペナルティコスト(例:所要時間や有料道路料金などであり、例えば、距離当たりのレーン移動回数の多さなど走行困難性の高さに応じて予め定めた所定値)を加算する(S1802)。これにより、走行困難区間を含む元の経路候補が案内用経路として選択されにくくする。
【0057】
続いて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、上述の走行困難区間の構成ノードの隣接ノードの情報を取得する(S1803)。具体的には、
図8に示す走行困難区間の構成ノードbに隣接するノードa及びノードi、ノードcに隣接するノードf及びノードj、ノードdに隣接するノードg及びノードm、および、ノードkに隣接するノードj及びノードl、の各情報を取得する。
【0058】
ここで、走行困難区間の最初のノードであるノードeの隣接ノードは取得しない。その理由は、走行困難区間の最初のノードを含めてしまうと、追加する経路候補が必ず走行困難区間を含むことになるためである。また、同様の理由で、走行困難区間の構成ノードに隣接するノードが走行困難区間の構成ノードであった場合は取得しない。例えば、走行困難区間の構成ノードbに隣接するノードc、ノードkに隣接するノードdなどは取得しない。
【0059】
以降、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、S1804からS1810までの各処理を、上述の隣接ノード数(
図8の例では7)だけ繰り返す(S1804〜S1811)。
【0060】
このループにおいて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、今次の処理対象とした隣接ノードが探索済みか否かを判定する(S1805)。ここで、「探索済み」は、経路探索終了時までにコストが1度でも更新されたノードの状態を意味し、確定か未確定かは問わない。
【0061】
上述の判定の結果、隣接ノードが探索済みでなかった場合(S1805:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、次の隣接ノードに関する処理に進む。
【0062】
他方、上述の判定の結果、隣接ノードが探索済みであった場合(S1805:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、当該隣接ノードから走行困難区間に進入可能であるか否かを判定する(S1806)。例えば、
図8で、走行困難区間Rの構成ノードに隣接するノードaからノードbに進入可能であるかを判定する。進入できない要因としては、一方通行や、右左折禁止などの通行規制が挙げられる。
【0063】
上述の判定の結果、隣接ノードから走行困難区間Rに進入可能でない場合(S1806:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、次の隣接ノードに関する処理に進む。
【0064】
他方、上述の判定の結果、隣接ノードから走行困難区間Rに進入可能である場合(S1806:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、走行困難区間Rの構成ノードに隣接するノードから走行困難区間Rに進入する場合のコスト、すなわち接続コストを計算する(S1807)。
図8の例では、例えば、ノードaからノードbに向かうコストに相当する。
【0065】
続いて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、上述の走行困難区間Rの構成ノードから目的地Gに至る部分経路と、出発地Sから走行困難区間Rの構成ノードに隣接する探索済みのノードに至る部分経路とを接続する(S1808)。
【0066】
図8の例であれば、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、例えば、ノードbからノードc、d、kを経由して目的地Gに至る第一の部分経路Cと、出発地Sからノードaに至る第二の部分経路Dとを接続し、S→a→b→c→d→k→Gの順に目的地に向かう経路候補を作成する。
【0067】
なお、接続後の経路候補のコスト総和は、(第一の部分経路Cのコスト)+(第二の部分経路Dのコスト)+(接続コスト)となる。接続コストの計算で考慮するものとして、いくつかのパターンが考えられる。ノードaとbの間のリンクコストだけを接続コストとしてもよいし、ノードaで合流する際の角度コスト(例:出発地Sからノードaの車線に合流する際の、車両進行方向の延長線と該当車線の延長線との間で成す夾角の大きさに応じて予め定めた時間等のコスト)を加味してもよい。さらに、元の経路候補におけるノードcのコストは、ノードeからbで合流する際の角度コストを加味して計算されているため、その角度コストと、接続後の経路候補中のノードaからノードbを通過する際の角度コストとの差分を加味してもよい。
【0068】
続いて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、S1808における接続処理で得られた経路候補が走行困難区間を含んでいるか否かを判定する(S1809)。この判定処理は、
図5に示すフローと同様のため、説明は省略する。
【0069】
上述の判定の結果、接続処理で得られた経路候補が走行困難区間を含んでいた場合(S1809:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、該当経路候補を経路候補としての追加対象外とし、次の隣接ノードに関する処理に進む。
【0070】
他方、上述の判定の結果、接続処理で得られた経路候補が走行困難区間を含んでいなかった場合(S1809:No)、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、S1808における接続処理で得ている経路候補を、経路候補管理テーブル242(
図10参照、説明は後述)に追加する(S1810)。
【0071】
ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、上述のS1804からS1810までの各処理を、隣接ノード数分繰り返した後、経路候補管理テーブル242に追加した経路候補があるか否かを判定する(S1812)。
【0072】
上述の判定の結果、経路候補管理テーブル242に追加した経路候補がなければ(S1812:No)、ナビゲーション装置200
の経路誘導部233は、走行困難区間を含む元の経路候補だけしか経路候補がないため、元の経路候補を案内用経路として選択し(S1814)、処理を終了する。
【0073】
他方、上述の判定の結果、経路候補管理テーブル242に追加した経路候補があれば(S1812:Yes)、ナビゲーション装置200
の経路誘導部233は、経路候補管理テーブル242の中で、コストが最も小さい経路候補を案内用経路として選択し、これの情報を表示部211や音声出力部212で出力し(S1813)、当該フローを終了する。
【0074】
以上で説明したフローにより、
図7で例示した代替経路Yや代替経路Zを経路候補として追加でき、コストが最も小さかった場合は、案内用経路としてユーザたるドライバに提示可能となる。
【0075】
なお、経路候補を追加する処理のフローは、これに限定されるものではない。例えば、
図9では、走行困難区間の構成ノードに隣接するノードを取得して探索済みか否かを判定したが、判定対象とするノードを、走行困難区間の構成ノードから2つ以上離れたノードまで拡張してもよい。その場合は、複数のリンクを跨ぐ際のコストを接続コストとする必要がある。
【0076】
次に、
図10を参照して、上述の経路候補管理テーブル242について説明する。経路候補管理テーブル242は、最も早く目的地に到達した元の経路候補や、
図9のフローで追加した経路候補を管理するためのテーブルである(
図9、S1810参照)。
【0077】
こうした経路候補管理テーブル242は、経路候補ID901、コスト902、走行困難区間通過フラグ903、経路長904、自動運転区間長905、経路内リンク数906、および、経路内リンクID列907で構成される。
【0078】
このうち経路候補ID901は、複数ある経路候補を一意に識別するための番号である。また、コスト902は、該当経路候補のコスト総和である。その経路候補が走行困難区間を含む場合はペナルティコスト加算後の値を、
図9のフローで追加した経路候補の場合は2つの部分経路のコストと接続コストの総和が設定されている。
【0079】
また、走行困難区間通過フラグ903は、該当経路候補が走行困難区間を通過していれば「1」が、そうでなければ「0」が設定さている。また、経路長904は、該当経路候補における出発地から目的地までのリンクの長さの総和である。
【0080】
また、自動運転区間長905は、該当経路候補のうち自動運転が可能な区間の長さである。自動運転は高速道路から導入開始が見込まれる。このことから、経路候補のうち、道路種別が高速道路であるリンクの長さの総和を設定してもよいし、
図1における地図データ241に格納される各リンクに、自動運転の可否を示す情報が付与されている場合は、経路候補のうち、自動運転が可能であることを示す情報が付与されたリンクの長さの総和を設定してもよい。
【0081】
また、経路内リンク数906は、経路候補を構成するリンクの数である。また、経路内リンクID列907は、経路候補を構成するリンクを識別するためのIDの列である。以上、経路候補管理テーブル242について説明したが、上述のテーブル構成に限定されるものではない。例えば、経路内のリンクが存在するメッシュ(地図データの管理単位)を特定する情報を含めてもよいし、各リンクの方向や属性情報を追加してもよい。
【0082】
次に、
図11A、
図11Bを参照して、走行困難区間Rを含む経路候補とその代替経路の案内方法について説明する。経路探索及び経路候補追加処理の結果、走行困難区間Rを含む経路候補と、追加した経路候補が得られたとき、コスト総和の大小が僅差となることが考えられる。
【0083】
この場合、ナビゲーション装置200
の経路誘導部233は、ユーザが案内用経路を適宜に選択できるよう、表示部211や音声出力部212を通して複数の経路候補をドライバに提示するとしてもよい。
【0084】
例えば
図11Aに示すように、走行困難区間Rを含む経路候補である経路Xと、追加した経路候補である代替経路Yが得られたとする。また、ノードa、b、dは高速道路のIC(インターチェンジ)に対応しており、経路XはノードbのICから高速道路に乗り、ノードdのICで高速道路を降りる経路である。また、代替経路YはノードaのICから高速道路に乗り、ノードdのICで高速道路を降りる経路である。
【0085】
本発明は、走行困難区間Rより手前(出発地側)で経路が変化する代替経路を提示できることが特徴であるため、例えば「1つ手前のICから高速道路に乗る」といった経路の提示が可能となる。
【0086】
このとき、経路Xと代替経路Yとの間で、それぞれのコスト総和の大小が僅差だった場合、ナビゲーション装置200
の経路誘導部233は、
図11Bに示すような出力部210における画面1100や音声の出力によって、ドライバに対し各経路候補の比較結果を提示する。「有料優先」の経路候補が経路Xに、「走りやすさ優先」の経路候補が代替経路Yに対応する。この場合の画面1100には、各経路候補の自動運転区間や、乗り/降りの各ICなどを表示し、さらに、音声では代替経路Yを提示した理由である「余裕を持って車線変更できる」ことを発話する。このように、本発明により追加した経路候補を、追加した理由とともに提示することにより、ユーザが、自身の運転技量や好みなどに応じて自由に案内用経路を選択することが可能となる。
【0087】
−−−実施例2−−−
続いて、
図9に示したフローにおいて追加経路候補が見つからなかった場合、つまり、走行困難区間を含む経路候補だけしか特定出来なかった場合に、再探索を行うことで、走行困難区間を含む経路が案内用経路となることを回避する処理について、
図12に基づき説明する。なお、
図9のフローと共通するステップについては、同じ符号を付け、説明は省略するものとする。ここでは、S1812での判定ステップから説明を行う。
【0088】
ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、S1812において、経路候補管理テーブル242にて追加した経路候補が無いことが判明した場合(S1812:No)、走行困難区間の最終ノードに向かうリンクに擬似的に通行規制を設定する(S2101)。具体的には、
図4のノードdからkに向かうリンクに通行規制(例:通行止めの情報を設定)を設定する。これにより、再探索を行う際に、ノードdからkのコストを更新しないため、結果として、経路が走行困難区間を含むのを抑止することができる。
【0089】
続いて、ナビゲーション装置200
の経路探索部232は、出発地Sから目的地Gまでの経路を再探索し(S2102)、目的地Gのノードのコストが更新された時点で、処理を打ち切り、走行困難区間を検出するフロー(
図5参照)に移る。走行困難区間の検出を再び行う理由は、S2101で設定した擬似的な通行規制により、1度目の探索で検出した走行困難区間を含む経路を抑止することはできるが、再探索した結果、別の走行困難区間を通る可能性があるためである。もし、再探索後の経路も走行困難区間を含んでいた場合は、経路候補を追加するフロー(
図9参照)に移る。以上で説明した実施例2により、走行困難区間を含む経路が案内用経路として選択される可能性をさらに低くし、結果として、よりユーザは安全・安心な案内用経路で走行することができる。
【0090】
−−−実施例3−−−
実施例3では、ナビゲーション装置200に代わって経路探索サーバ400が経路探索を行い、得られた経路情報をナビゲーション装置200に送信する構成を示す。例えば、高頻度で電子地図をアップデートし、道路管理者等の提供する最新の交通情報も保持する経路探索サーバ400が経路探索を行うとすれば、最新の交通情報や地図データ431を用いて経路探索を行える利点がある。また、ナビゲーション装置200の処理負荷を低減することができる。
【0091】
図13および
図14を参照して、実施例3における経路探索サーバ400について説明する。この場合の経路探索サーバ400は、制御部410、通信部420、および、記憶部430を備えている。また、経路探索サーバ400のハードウェア構成は、必要な機能を実装するプログラム402等を保持する記憶装置401、メモリ403、演算装置404、および、通信装置405を含んでいる。サーバ装置であるため、入力装置および出力装置は必須構成ではないが、備えるとしてもよい。また、記憶装置401には、実施例1、2のナビゲーション装置200と同様に、地図データ431および経路候補管理テーブル432を保持するものとする。
【0092】
この場合のナビゲーション装置200は、携帯電話網などの適宜な通信網500を介して、車両100の自車位置およびドライバが設定した目的地の情報601を、経路探索サーバ400に送信する。
【0093】
一方、経路探索サーバ400は、上述のナビゲーション装置200が送信してきた、上述の自車位置および目的地の情報601を通信部420で受信すると、経路探索部411により、地図データ431を用いた経路探索を行う。なお、経路探索後の走行困難区間を検出する処理(
図5参照)や、経路候補を追加する処理(
図9参照)は、先述のナビゲーション装置200におけるフローと同じである。そのため該当処理の説明は省略する。
【0094】
また、経路探索サーバ400
の経路送信部412は、案内用経路の選択が完了すると、その経路情報602をナビゲーション装置200に送信する。ナビゲーション装置200は、経路探索サーバ400から受信した経路情報602を、案内用経路として出力部210で出力して案内を行う。
【0095】
なお、経路探索サーバ400
の経路送信部412は、経路探索を行った結果、コストの大小が僅差である経路候補が複数あった場合、当該複数の経路候補を経路情報602としてナビゲーション装置200に送信してもよい。この場合のナビゲーション装置200
の経路誘導部233は、
図11に示した案内方法により、ユーザたるドライバに複数の経路候補を提示する。さらに、車両100が経路に沿った自動運転に対応している場合、ナビゲーション装置200
の経路送信部234は、当該経路の情報を車両制御ECU300に送信して車両制御に用いるものとできる。なお、経路情報602のデータフォーマットについては、
図10に示した経路候補管理テーブルと同じものであってもよいし、他のフォーマットであってもよい。
【0096】
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、経路探索開始時に、目的地が1つに決められておらず、探索対象のエリアに属するノードのコストが更新できなくなるまで探索を継続する場合が考えられる。そのような場合においても、探索終了までに到達したあるノードに注目して、それを目的地とみなせば、出発地から目的地に至る経路候補が成立するため、本発明を適用できる。
【0097】
こうした本実施形態によれば、走行困難区間を含む経路の代替経路となり得る経路候補のバリエーションを増やした上で、コストが最小となる経路候補を選択するため、結果として提示される案内用経路の品質が向上する。すなわち、経路案内に際して走行困難区間を適宜に排除すると共に、その代替経路の経路品質を良好なものとできる。
【0098】
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のナビゲーション装置において、
前記経路探索部は、前記代替経路が走行困難区間を含む場合、当該代替経路を
前記第二の経路候補としないものである、としてもよい。
【0099】
これによれば、走行困難区間を含む経路を代替経路として新たに提案する事態を回避出来る。
【0100】
また、本実施形態のナビゲーション装置において、
前記経路探索部は、前記代替経路において、
前記第二のノードから前記走行困難区間の
前記第一のノードに至る間に通行規制がある場合、当該代替経路を経路候補としないものである、としてもよい。
【0101】
これによれば、通行規制により走行出来ない区間を含む経路を代替経路として新たに提案する事態を回避出来る。
【0102】
また、本実施形態のナビゲーション装置において、
出力部と、前記第一の経路候補と前記第二の経路候補との間で、コストの差が所定値より小さい場合、両方の経路候補の情報と、
前記第二の経路候補の方が
前記第一の経路候補より走行しやすい旨の情報とを、前記出力部に出力する経路誘導部と、を更に備えるとしてもよい。
【0103】
これによれば、走行困難区間を含む経路と含まない代替経路とで、所要時間や所要金額といったコスト面で差異が少ない場合に、案内用経路の選択をユーザに委ねうるインターフェイスを提供可能となる。また、走行困難区間が含まれない経路候補の存在をユーザに明示的に示すこともできる。
【0104】
また、本実施形態のナビゲーション装置において、前記経路探索部は、特定した経路候補が、
前記第一の経路候補のみであった場合、
前記第一の経路候補またはその周囲の所定箇所に通行規制を擬似的に設定し、経路の再探索を行うものである、としてもよい。
【0105】
これによれば、ユーザが走行困難区間が含まれる経路を選ばざるをえない状況の発生を的確に回避することが出来る。
【0106】
また、本実施形態の経路探索方法において、前記ナビゲーション装置が、前記代替経路が走行困難区間を含む場合、当該代替経路を
前記第二の経路候補としない、としてもよい。
【0107】
また、本実施形態の経路探索方法において、前記ナビゲーション装置が、前記代替経路において、
前記第二のノードから前記走行困難区間の
前記第一のノードに至る間に通行規制がある場合、当該代替経路を経路候補としない、としてもよい。
【0108】
また、本実施形態の経路探索方法において、前記ナビゲーション装置が、
出力部を備え、前記第一の経路候補と前記第二の経路候補との間で、コストの差が所定値より小さい場合、両方の経路候補の情報と、
前記第二の経路候補の方が
前記第一の経路候補より走行しやすい旨の情報とを、
前記出力部に出力する、としてもよい。
【0109】
また、本実施形態の経路探索方法において、前記ナビゲーション装置が、特定した経路候補が、
前記第一の経路候補のみであった場合、
前記第一の経路候補またはその周囲の所定箇所に通行規制を擬似的に設定し、経路の再探索を行う、としてもよい。