(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ハンドル(2)と、駆動可能なカッター要素(4)及び剪断フォイル(5)を含む少なくとも1つのカッターユニット(100)を含むシェーバーヘッド(3)とを備える電気シェーバーであって、前記シェーバーヘッド(3)は、支持構造体(30)によって前記ハンドル(2)に連結されており、前記シェーバーヘッド(3)及び/又は前記少なくとも1つのカッターユニット(100)は、前記ハンドルの長手方向軸(20)に対して横方向に延在し、かつ前記少なくとも1つのカッター要素(4)のカッター振動軸(8)と実質的に平行に延在する主軸(40)を有する細長い輪郭を有し、前記シェーバーヘッド(3)は、前記シェーバーヘッド(3)の下面(201)と前記ハンドル(2)の上面(202)との間に画定される間隙(200)により前記ハンドル(2)から離間して位置付けられ、前記間隙(200)は、前記支持構造体(30)の周囲のシェーバー(1)の外側輪郭に周辺収縮部を形成し、かつ前記間隙(200)に架設する前記支持構造体(30)へのアクセスを与え、前記支持構造体(30)は、一方では前記ハンドル(2)に、そして他方では前記シェーバーヘッド(3)に枢動可能に連結された一対のリンクアーム(31、32)を含む四継手リンク機構を含んで、前記ハンドル(2)に対する前記シェーバーヘッド(3)の旋回及び/又は傾動を可能にし、前記一対のリンクアーム(31、32)は、覆われることなく前記間隙(200)を通って延在し、かつ前記間隙(200)を介して自由にアクセス可能であり、前記リンクアーム(31、32)の動きがユーザに視認可能である、電気シェーバー。
前記リンクアーム(31、32)の各々が、シェーバーヘッド部に連結されたヘッド継手(31a、32a)と、前記ハンドル(2)又はそれに連結されたベース部に連結されたハンドル継手(31b、32b)とを有し、前記ヘッド継手(31a、32a)及び前記ハンドル継手(31b、32b)は、互いに平行に延在し、かつ前記ハンドル(2)の長手方向軸に対して実質的に横方向に延在する枢動軸を画定する、請求項1に記載の電気シェーバー。
前記リンクアーム(31、32)は、前記リンクアーム(31、32)のヘッド継手(31a、32a)が前記リンクアーム(31、32)のハンドル継手(31b、32b)よりも前記ハンドル(2)から更に離れる直立構成で取り付けられている、請求項2に記載の電気シェーバー。
前記リンクアーム(31、32)は、ヘッド継手(31a、32a)及びハンドル継手(31b、32b)を通って延在するそれらの長手方向軸を有して、前記ハンドル(2)の前記長手方向軸(20)に対して鋭角に傾斜している共通平面内に配置され、前記鋭角(204)は、5°〜40°又は10°〜30°の範囲である、請求項2又は3に記載の電気シェーバー。
前記リンクアーム(31、32)は、旋回軸及び/又は傾動軸に実質的に平行に延在する第1の脚、及びそれに実質的に垂直に延在する第2の脚を含むU字形又はT字形又はL字形の断面を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記間隙(200)によって囲まれ、かつ前記支持構造体(30)を含むネック(203)が、前記ハンドル(2)の前記長手方向軸(20)に対して横方向の断面を考慮すると、前記ハンドル(2)及び/又は前記シェーバーヘッド(3)の最大断面積の50%未満又は30%未満の断面積を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記間隙(200)は、その最小断面において、3mmより大きい、又は5mmより大きい幅を有し、前記幅は、前記ハンドル(2)の前記上面(202)から前記シェーバーヘッド(3)の前記下面(201)までの距離に対応する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記間隙(200)が、前記シェーバー(1)の一方の側からそれと反対側の前記シェーバー(1)の他方の側へ向かう少なくとも1つの視界チャネルを形成する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記ハンドル(2)のハウジング(300)によって形成された前記上面(202)、及び/又は前記シェーバーヘッド(3)の前記下面(201)は、凸状又はドーム状の輪郭を有し、前記間隙(200)は、前記上面(202)の中心及び/又は前記下面(201)の中心において最小幅を有し、この幅は前記上面(202)及び/又は前記下面(201)の外周に向かって連続的に増大する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記ハンドル(2)が、前記上面(202)に隣接するその端部において、前記ハンドル(2)の裏側(206)から突出する膨潤部(205)を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記ハンドル(2)が細長い形状を有し、その断面積が、下面(207)から前記下面(207)の反対側の前記上面(202)にかけて本質的に連続的に増加する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記シェーバーヘッド(3)の中立位置又は中間位置又は非傾動位置にある、前記リンクアーム(31、32)は、前記リンクアーム(31、32)のハンドル継手(31b、32b)の互いからの距離が、前記リンクアーム(31、32)のヘッド継手(31a、32a)の互いからの距離よりも大きい、ダブルピッチルーフ型構成で配置されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
付勢手段(70)が、前記シェーバーヘッド(3)を、前記ハンドル(2)から離れるように及び/又はベース部(45)から離れるように、付勢するために設けられ、それによって、前記シェーバーヘッド(3)を前記リンクアーム(31、32)の中立位置又は非傾動位置に付勢し、かつ前記カッターユニット(100)の浮動を可能にする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
モータ(93)を含む駆動ユニットが前記ハンドル(2)内に収容され、前記モータ(93)を前記カッター要素(4)に連結するドライブトレインは、前記ハンドル(2)から前記シェーバーヘッド(3)内の前記カッター要素(4)まで延在する細長い駆動トランスミッタ(9)を含み、前記細長い駆動トランスミッタ(9)は、前記ハンドル(2)のハウジング(300)の外側に延在するシャフト部分を有するシャフト(90)を含み、前記シャフト部分は、前記駆動トランスミッタ(9)の反対側に配置された前記一対のリンクアーム(31、32)の中間に延在し、及び/又は前記リンクアーム(31、32)のハンドル継手(31b、32b)は、前記シャフト部分の反対側に延在する枢動軸を画定する、請求項2〜4及び12のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
【背景技術】
【0002】
電気シェーバーは、通常、カッター要素が剪断フォイルの下で往復運動する振動方式で電気駆動ユニットによって駆動される1つ以上のカッター要素を有し、このようなカッター要素又はアンダーカッターは細長い形状を有してよく、かつその長手方向軸に沿って往復運動することができる。他の型の電気シェーバーでは、振動様式又は連続様式で駆動され得る回転カッター要素を用いている。電気駆動ユニットは、電気モータ又は磁気型リニアモータを含むことができ、駆動ユニットは、モータの駆動運動をカッター要素に伝達するための細長い駆動トランスミッタなどの要素を有するドライブトレインを含むことができ、モータはシェーバーのハンドル部分内に、又はその代わりに、そのシェーバーヘッド内に受け入れられることができる。
【0003】
駆動ユニット及びドライブトレインのアーキテクチャにかかわらず、カッター要素は、上述の切断動作に加えて、剃毛する皮膚の輪郭に自己適合するために、他の方向に移動可能とすることができる。例えば、カッター要素は、シェーバーのハンドルに対して1つ以上の軸を中心に旋回可能なシェーバーヘッドの一部とすることができ、シェーバーヘッドをハンドルに連結する支持構造体は、シェーバーヘッドが細長いカッター要素及び/又はその往復軸と実質的に平行に延在する旋回軸を中心に旋回することを可能にすることができる。それに加えて又はその代わりに、支持構造体は、ハンドルの長手方向軸を横切って延在し、かつ細長いカッター要素及び/又はその往復軸を横切って延在する傾動軸の周りに、シェーバーヘッドを傾動させることができる。そのようなシェーバーヘッドの動きに加えて、又はその代わりに、剃毛する皮膚の輪郭に対する位置を調整するために、カッター要素がシェーバーヘッド内に降下し、及び/又はシェーバーヘッドがハンドルに向かって降下することができる。
【0004】
シェーバーヘッドをハンドルに連結する支持構造体は、前述の旋回及び/又は傾動運動を可能にし、かつ駆動ユニットからカッター要素まで延在するドライブトレインとの衝突を回避するために、異なる構成を有してもよい。例えば、支持構造体は、一方ではハンドルに枢動可能に取り付けられ、他方ではシェーバーヘッドフレームなどのシェーバーヘッド部分に枢動可能に取り付けられている一対のリンクアームによって形成されたいわゆる四継手リンク機構を含むことができ、リンクアームをハンドル及びシェーバーヘッドにそれぞれ連結する枢動可能な継手は、互いに平行で、かつそのような四継手リンク機構によって画定される傾動軸又は旋回軸に平行な旋回軸を画定することができる。リンクアームの旋回運動又は回転運動のために、シェーバーヘッドは、皮膚の輪郭により良く追従するようにその回転位置を調整するために傾動又は旋回することができる。
【0005】
そのような支持構造体は時には清掃がかなり困難である。カッター要素からの毛の埃又は毛の屑は、支持構造体及び隣接する表面に付着することがあり、かつシェーバーヘッドの可動性を損ない得る角部及び凹部に、塊又は堆積物を形成することがある。
【0006】
例えば、先行技術文献の米国特許出願公開第2010/0175264(A1)号は、シェーバーヘッドのハンドルに対するそのような四継手リンク機構を示しており、リンクアームは一種の振り子又は吊り下げ構成で配置されている。ハンドルに取り付けられたインターポーザ部分は、シェーバーヘッド内に上方に突出する2つのポールを含み、リンクアームは、そのようなポールの上端部に枢動可能に取り付けられてハンドルに向かって下方に延在するか垂下する。このような吊り下げリンクアームの下端部は、シェーバーヘッドフレームに枢動可能に連結されている。
【0007】
電気シェーバーのシェーバーヘッドをそのハンドルに移動可能に連結する同様の支持構造体が、参考文献の特開2016−77464(A)号により示されており、一対の吊り下げリンクアームを含む四継手リンク機構も示されている。
【0008】
旋回軸及び傾動軸を中心とした電気シェーバーのシェーバーヘッドの旋回及び傾動を可能にする別の支持構造体は、欧州特許第2435218(B1)号により示されており、クレードル状のハンドル部分に枢動可能に取り付けられ、他方では、カッター要素が支持されているカッターフレームを枢動可能に支持するシェーバーヘッドフレームを含むカルダン支持構造体を提案している。
【0009】
米国特許出願公開第2008/0034591(A1)号は、シェーバーヘッド内で往復運動するカッター要素を有する電気シェーバーを開示しており、シェーバーヘッドは、ハンドルとシェーバーヘッドとの間に配置されたボール継手によってハンドルに対して様々な方向に枢動できる。ハンドル内に受け入れられたモータの作用は、ばねによってヘッド内のカッター要素に伝達される。
【0010】
欧州特許第1547735(A1)号は、四継手リンク機構を介してハンドルに枢動可能に連結されたシェーバーヘッドを有するシェーバーを示している。より具体的には、中央支柱がハンドルの上面からシェーバーヘッド内に突出しており、シェーバーヘッドを中央支柱に連結する一対のリンク機構アームがシェーバーヘッド内に収容されている。
【0011】
更に、オーストリア特許第409604(B)号は、剃毛する皮膚に対するカッター要素の位置の調整を可能にし、かつシェーバーハウジングの長手方向軸と平行な軸を中心に回転可能に振動させるために、振動する切断運動に加えて、シェーバーの長手方向軸及びカッター要素の振動軸に垂直な軸を中心に枢動することができるカッター要素を有する電気シェーバーを示している。駆動モータをカッター要素に連結する伝達トレインは、シェーバーハウジングの長手方向軸と平行な枢動軸を中心に回転可能に振動する連結構造を含む。
【0012】
米国特許出願公開第2009/0025229(A1)号は、電気シェーバーのカッター要素のための駆動ユニットを開示しており、駆動ユニットは、シェーバーハウジングからシェーバーヘッドに向かって延在する伝達ピンを含み、伝達ピンの振動駆動運動は、シェーバーヘッド内で振動往復運動するように支持された振動ブリッジを介してカッター要素に加えられ、振動ブリッジは、カッター要素の動きを調整することを可能にするために、降伏結合アームを含む。同様の伝達アーキテクチャが米国特許第7,841,090(B2)号より知られている。
【0013】
カッター要素の動きを適合させることを可能にする更なる電気シェーバーが、欧州特許第1886775(A1)号、ドイツ特許第202015103618(U1)号、欧州特許第1935585(A1)号、ドイツ特許第102008031132(A1)号、米国特許出願公開第2004/231160(A1)号、米国特許第3,748,371(B)号、フランス特許第1391957(A)号、イギリス特許第811,207(B)号、及び米国特許第5,704,126(B)号において知られている。
【発明を実施するための形態】
【0026】
支持構造体のより容易な清掃及びより良好な保守を可能にするために、シェーバーヘッドがハンドルから離間されて位置付けられ、その結果、互いに向き合っているシェーバーヘッドの下面とハンドルの上面との間には間隙ができ、その結果、シェーバー全体を考慮すると、シェーバーの外側輪郭は、シェーバーヘッドとそれに隣接するハンドルの端部との間に、著しく、実質的にリング形状の収縮部を備えられ、この収縮部は、ハンドルの上面及びシェーバーヘッドの下面の中央領域に位置付けることができる前述の支持構造体を囲む。間隙は、ネック部を形成するようにシェーバー本体を著しく狭め、かつハンドルハウジングをシェーバーヘッドハウジングから分離する、ハウジング間隙を形成することができる。そのような収縮部及び前述の間隙のために、シェーバーヘッドの実質的に下面全体及びハンドルの実質的に上面全体は覆われておらず、周囲から視認可能である。シェーバーヘッド部分がハンドルの凹部又はハンドルの内部に貫通し、かつハンドル部分がシェーバーヘッドに相互貫入していた従来のシェーバーヘッド設計とは対照的に、シェーバーヘッドの分離された下面及びハンドルの上面は、そのような相互貫入部分又は交絡部分の除去により、より容易に清掃することができる。更に、シェーバーヘッドの下面及びハンドルの上面は、実質的にポケット又は突出部又は縁及び角のない滑らかな輪郭を有することができ、それによってシェーバーヘッドの下面及びハンドルの上面への毛埃の付着を回避する。
【0027】
シェーバーヘッドとハンドルとの間のネックは、前述の支持構造体及び場合によっては駆動トランスミッタを含むことができ、シェーバーヘッドの断面積及びハンドルの断面積よりも著しく小さい断面積を有することができる。例えば、ハンドルの長手方向軸を横切る横断面を考慮すると、ネックの断面積は、ハンドルの断面積及び/又はシェーバーヘッドの断面積の50%未満又は30%未満、又は更には20%未満とすることができる。
【0028】
シェーバーヘッドの下面とハンドルの上面との間の間隔は、測定される場所によって異なってもよい。別の態様によれば、間隙は、その最小部分において、3mmを超える又は5mmを超える又は10mmを超える幅を有することができ、幅は、ハンドルの上面からのシェーバーヘッドの下面の距離に対応する。特に、そのような幅は、ハンドルの長手方向軸に平行な軸に沿って測定することができ、すなわち、シェーバーヘッドの下面とハンドルの上面との間の前述の距離は、ハンドルの長手方向軸に実質的に平行であると考えることができる。
【0029】
ハンドルの前述の上面及びシェーバーの下面はそれぞれ凸状の、特にドーム状の輪郭を有することができ、かつ互いに対して位置付けることができ、ハンドルとシェーバーヘッドとの間の間隙の前述の最小幅は、それらの上面及び下面の中央領域に、例えばハンドルを通って中心長手方向軸に近接する位置に位置付けることができる。間隙の幅及び/又はハンドルの上面とシェーバーヘッドの下面との間の距離は、これらの上面及び下面の外周に向かって連続的に増加することができる。シェーバーの中心に向かって減少する間隙幅を提供するそのようなドーム状の輪郭は、吹き込む空気又はすすぐ水の速度を速くするジョウゴと同様に、支持構造体並びに上面及び下面の内側部分を清掃するのに役立つ。
【0030】
シェーバーの人間工学的取り扱いを改善するために、シェーバーヘッドは、ハンドルの長手方向軸に対して鋭角でハンドルの前面に向かって傾斜した機能面を有することができ、鋭角は変化することができる。例えば、鋭角は、45°〜85°、又は例えば55°〜80°の範囲とすることができる。このような傾斜は、手又は腕を不自然な位置に傾斜させることなく、機能面を有するシェーバーを剃毛する皮膚と平行に保持することを、より容易にする。上述の機能面は、少なくとも1つのカッターユニットが位置付けられるシェーバーヘッドの表面であり、例えば、一対のこのような細長いカッターユニットは、このような機能面上で互いに平行に位置付けることができる。長毛カッター及び/又は冷却要素及び/又は潤滑要素などの追加の機能要素もそのような機能面上に位置付けることができ、例えば、長毛カッターは一対の切断ユニットの間又はその側面に沿って位置付けることができる。
【0031】
機能面を有するシェーバーヘッドが傾斜しているハンドルの前述の前面は、ハンドルの側面とみなすことができ、ハンドルを手で握ったとき、及び/又はユーザがシェーバーを握り、かつ見ているときに開いたままである又は触れられていない。通常、オン/オフキー又はスイッチなどの少なくとも1つの操作キーを、ハンドルのそのような前面に位置付けることができる。
【0032】
ハンドルの人間工学的な握り、及び握り手におけるハンドルの位置付けを自明にすることを可能にするために、ハンドルは、ハンドルの上面に隣接するその端部において、ハンドルの裏側からハンドルの長手方向軸に対して横方向に突出する膨潤部を有することができる。裏側は、シェーバーの電源スイッチが位置付けられているハンドル側と反対側のハンドル側、及び/又は手指に触れるハンドル側、及び/又はハンドルをつかむ掌若しくは手の内側面とすることができる。そのような膨潤部又は突出部は、人差し指及び/又はそれに隣接する中手骨の縁にぴったりとはまるために、滑らかな凸状輪郭を有することができ、及び/又はハンドルの裏側を横切ってハンドルの長手方向軸に対して実質的に横方向に延在することができる。
【0033】
そのような膨潤部の領域では、ハンドルの長手方向軸を横切る断面におけるハンドルの断面は、そのような膨潤部に隣接するハンドル部分のハンドルの断面よりも、断面積で少なくとも10%、又は少なくとも20%大きくすることができる。その代わりに又はそれに加えて、膨潤部は、3mm〜20mm、又は5mm〜15mmの範囲の突出距離だけ、膨潤部に隣接するハンドル部分の輪郭から突出することができる。
【0034】
ハンドル全体を考慮すると、ハンドルは細長い形状を有することができ、その断面は、ハンドルの下面からハンドルの下面と反対側のハンドルの上面まで、少なくとも実質的に連続的に増加することができる。「実質的に連続的」とは、表示部又は操作キー部など断面が大きくならない部分を除外するものではない。それにもかかわらず、より大きい割合を考慮すると、ハンドルの断面は下端部から上端部に向かって増加することができる。言い換えれば、ハンドルの断面は、シェーバーヘッドに向かって連続的に増大することができる。断面形状は変化することができ、そのような断面形状は実質的に丸みを帯びた形状及び/又は円形及び/又は楕円形及び/又は長円形とすることができる。
【0035】
シェーバーの人間工学を更に改善するために、及び/又はシェーバーヘッドを剃毛する皮膚の輪郭に自己調整させることを可能にするために、シェーバーヘッドをハンドルに連結する支持構造体は、ハンドルに対するシェーバーヘッドの動きを調整できるように構成することができる。特に、支持構造体は、ハンドルに対する少なくとも1つの回転軸の周りのシェーバーヘッドの旋回運動を可能にするように構成することができる。例えば、支持構造体は、ハンドルの長手方向軸に対して本質的に垂直に延在する傾動軸及び/又は旋回軸を提供するように構成されることができ、その結果、シェーバーヘッドがハンドルに対して傾動及び/又は旋回することができる。
【0036】
一態様によれば、支持構造体は、一方では、ハンドル又はハンドルに連結されたベース部に枢動可能に連結され、他方では、シェーバーヘッドに枢動可能に連結された、少なくとも2つのリンクアームを含む四継手リンク機構を備えることができ、リンクアームをハンドル及びシェーバーヘッドに連結する枢動軸は、それぞれ、カッターユニットを駆動するために、互いに実質的に平行に、かつハンドルの長手方向軸及び/又はドライブトレインのシャフトを実質的に横切って延在することができる。横方向とは、数学的な意味で必ずしも正確に垂直を意味するわけではないが、90°±25°又は90°±15°のように少なくともほぼ垂直を意味するとみなすことができる。
【0037】
例えば、四継手リンク機構のリンクアームは、中立位置すなわち非回転位置にあるシェーバーヘッドを考慮すると、ピッチルーフ形状又はΛ形状に配置することができ、各リンクアームは、ハンドルの長手方向軸を含む中心面、及び/又はリンクアームのハンドル継手の間の中間にあり、かつリンクアームのそのようなハンドル継手を通って枢動軸に平行に延在する中心面に向かってわずかに傾斜している。例えば、細長いリンクアームは、それらの長手方向軸とともに、そのような中心面に対して5°〜45°又は10°〜25°の範囲の鋭角で延在することができるが、他の構成も可能である。
【0038】
他の態様によれば、リンクアームのハンドル継手間の距離は、リンクアームのヘッド継手間の距離よりも大きくすることができ、距離の差は異なって選択することができる。例えば、ハンドル継手間の距離は、ヘッド継手間の距離の105%〜200%又は120%〜150%の範囲内とすることができるが、しかしながら、そのような距離の差は、リンクアームの長さによって異なっていてよい。
【0039】
ハンドルポイントとリンクアームのヘッドポイントとの間の距離の差にかかわらず、リンクアームの長さは、ハンドルに対するシェーバーヘッドの小型の構成を可能にするために、かなり短く選択することができる。特に、小型の構成と支持構造体の高い安定性とを組み合わせるために、リンクアームはそれぞれ、リンクアームのハンドル継手間の距離よりも短い、及び/又はアーム間のヘッド継手間の距離よりも短い長さを有することができる。
【0040】
上述のリンクアームは、シェーバーヘッドとハンドルとの間の間隙を介して覆われなくてもよく、及び/又は自由にアクセス可能とすることができる。そのような覆われていない構成は、リンクアームの可動性を損なう可能性がある毛の屑及び堆積物を除去するために、リンクアームを容易に清掃することを可能にする。
【0041】
リンクアームに十分な安定性及び剛性を与え、それにもかかわらず、小型な設計を与えるために、リンクアームは、U字形又はL字形又はT字形の断面を有することができ、断面の主脚部はリンクアームの枢動軸に平行に配置され、かつ断面の更なる少なくとも1つの脚部はそれに対して垂直に配置されている。そのようなU字形又はL字形又はT字形の断面は、毛の埃及び付着物を捕らえる傾向があるが、それにもかかわらず、リンクアームがシェーバーヘッドとハンドルとの間に覆われることなく位置付けられるので、容易に清掃することができる。この結果、非常に小型かつ軽量であり、それにもかかわらず、剛性があり安定した設計を、保守及び洗浄を犠牲にすることなく使用することができる。
【0042】
支持構造体の前述の要素、特に四継手リンク機構のリンクアームに加えて、駆動トランスミッタはハンドルとシェーバーヘッドとの間の間隙に架設することができ、そのような駆動トランスミッタは、ハンドル内に収容された駆動ユニットを、シェーバーヘッドの少なくとも1つのカッター要素に連結することができる。より具体的には、そのような駆動トランスミッタは、ハンドルからシェーバーヘッドの内部に延在するシャフト又はシャフト状の細長い駆動要素を含むことができる。そのような駆動トランスミッタは、少なくとも部分的に覆われていなくてもよく、又は間隙を通って延在するスリーブ状の細長いトランスミッタハウジング内に収容することができる。
【0043】
したがって、支持構造体が前述の一対のリンクアームを含む場合、3つの要素が、ハンドル及びシェーバーヘッドに、すなわち一対のリンクアーム及び駆動トランスミッタに、架設することができる。一態様によれば、駆動トランスミッタは、ハンドルとシェーバーヘッドとの間の間隙を通ってリンクアームから離間して個別に延在し、それらの各要素の清掃を可能にすることができる。これら3つの別々の要素の小型の構成を達成するために、駆動トランスミッタは一対のリンクアーム間の中間又は中央に配置することができる。しかしながら、駆動トランスミッタはまた、リンクアームを含む平面からオフセットさせることができる。
【0044】
リンクアームは、それらの長手方向軸を有して、ハンドルの長手方向軸と実質的に平行とすることができる共通平面内に配置することができる。しかしながら、代替の態様によれば、リンクアームは、ハンドルの長手方向軸に対して傾斜して位置付けることができる。より具体的には、リンクアームの長手方向軸を含む共通平面は、ハンドルの長手方向軸に対して鋭角でハンドルの前面に向かって傾斜することができ、そのような鋭角は例えば5°〜40°又は10°〜30°の範囲とすることができる。このようにリンクアームをシェーバーの前面側に傾斜させることにより、人間工学的な取り扱いが改善される。特に、そのような傾斜リンクアーム構成によって提供される傾動軸は、ハンドルの長手方向軸に対して鋭角に延在することができ、そのような鋭角は、例えば60°〜85°又は70°〜80°の範囲とすることができ、通常とは異なる手の位置付けなしに、剃毛する皮膚に接触するシェーバーヘッドの傾動を可能とする。
【0045】
一態様によれば、シェーバーヘッドの少なくとも1つのカッター要素は、ハンドルを形成するシェーバーハウジング内に収容することができる電気モータ又は磁気型リニアモータを備える駆動ユニットによって、駆動することができる。ハンドル内のそのようなモータは、シェーバーヘッド内に延在する上述の細長いトランスミッタを備えるドライブトレインによって、シェーバーヘッド内のカッター要素に連結することができる。例えば、ドライブトレインは、モータによって振動するように回転されるシャフトを含むことができ、このようなシャフトは、ハンドルからシェーバーヘッド内に延在することができ、したがって、支持構造体を通過して、シェーバーヘッドをハンドルに対し傾動及び/又は旋回させることを可能とする。
【0046】
支持構造体、特に前述の四継手リンク機構を通過するこのようなドライブトレインは、ハンドル及び/又はシェーバーヘッドの中央領域に延在することができ、四継手リンク機構の前述のリンクアーム間の領域を通って延在することができる。言い換えれば、リンクアームは、ドライブトレインの反対側に位置付けることができ、及び/又はそれらの間で前述のドライブシャフト又は細長いトランスミッタを挟むことができる。代替的に、リンクアームは、ドライブトレイン又はトランスミッタの片側に設けることができる。例えば、リンクアームは、リンクアームによって画定される回転軸の方向にオフセットされることができ、その結果、ドライブトレインはリンクアームの一方の側で支持構造体を通過する。それに加えて又はその代わりに、リンクアームはまた、そのようなトランスミッタに対して、リンクアームによって画定される回転軸に対して垂直な方向にオフセットされることもできる。
【0047】
前述のようなシャフトの回転振動を少なくとも1つのカッター要素の線形振動に変換するために、クランクアームがシャフトに取り付けることができ、そのようなクランクアームはシェーバーヘッド内に位置付けることができ、及び/又はカッター要素を駆動するための少なくとも1つの駆動ピンを支持することができる。例えば、そのような駆動ピンは、シャフトと実質的に平行に延在することができ、かつシャフト軸に対して偏心して延在するようにクランクアームに固定的に取り付けることができる。中立位置にあるクランクアームが、カッター要素の所望の線形振動に対して実質的に垂直に延在すると、そのような駆動ピンは、所望のカッター要素の振動に対して接線方向に屈曲した経路に沿って移動し、かつしたがってほぼ線形の振動を行う。
【0048】
四継手リンク機構によって画定される回転軸は、リンクアーム及びそのヘッド/ハンドル継手の枢動軸と実質的に平行に延在することができる。特に、リンクアームのヘッド継手及びハンドル継手は、シェーバーヘッド部分及びそのハンドル又はベース部分に枢動可能に連結することができ、そのようなヘッド継手及びハンドル継手によって画定されるすべての枢動軸は、互いに実質的に平行に、及び/又は細長いリンクアームの長手方向軸に対して実質的に垂直に、延在することができる。
【0049】
四継手リンク機構がハンドルの長手方向軸及びカッター振動軸を横切る傾動軸を画定するとき、そのような傾動軸は、リンクアームによって画定される共通平面及び/又はハンドルの長手方向軸に対して正確に垂直に延在する必要はないが、共通平面及び/又はハンドルの長手方向軸に対して、鋭角でわずかに傾斜することができる。例えば、そのような傾動軸は、共通平面及び/又はハンドルの長手方向軸に対して75°〜89°の範囲の角度で延在することができ、しかしながら、傾動軸が共通平面及び/又はハンドルの長手方向軸に対して90°の角度で延在する正確に垂直な構成を有することも可能である。
【0050】
ハンドルの長手方向軸に対する傾動軸の傾斜とは無関係に、シェーバーヘッドのためのそのような傾動軸を提供する四継手リンク機構のリンクアームは、異なる位置及び/又は向きに配置することができる。例えば、リンクアームは、ハンドルの長手方向軸及び/若しくはそのようなハンドルの長手方向軸を含む中心面に対して、並びに/又はドライブトレインに対してオフセットさせることができる共通平面内に位置付けることができ、そのような長手方向軸からのオフセットは、傾動軸の方向に与えられることができる。
【0051】
皮膚に対するカッター要素の角度位置の応答性のある自己調整を達成し、かつカッター要素を駆動するためのドライブトレインと支持構造体との衝突を回避するために、四継手リンク機構の一対のリンクアームは、シェーバーヘッド部分に連結されたリンクアームのヘッド継手が、ハンドルに連結されたリンクアームのハンドル継手、又はそのようなハンドルに連結されたベース部よりもハンドルから更に離れている、垂直な直立構成で配置されている。
【0052】
このような直立リンクアーム構成は、支持構造体の領域内でドライブトレインに広がるためのより大きな空間を与えるだけでなく、シェーバーヘッド運動の向上をもたらし、直立リンクアームは振り子アームをぶら下げるよりもその位置を離れやすいので、剃毛する皮膚からの接触圧力が小さい状態でのシェーバーヘッドの角度調整を可能とする。更に、そのような直立リンクアーム構成は、シェーバーヘッドを回転変位させるときに瞬間回転中心がそれに沿って移動するポールホード又は経路の改良された構成を可能にする。四継手リンク機構のリンクアームの前述の直立構成のために、そのようなトランスミッタ構造のためのシェーバーヘッドの領域に十分なスペースがあり、回転振動シャフトはリンクアームの中間に延在することができる。
【0053】
リンクアームの上端はハンドルに連結され、かつリンクアームの吊り下げられた下端はシェーバーヘッドに連結されている、リンクアームの吊り下げ又は振り子の構成とは対照的に、−シェーバーヘッドがハンドルの上にある状態でシェーバーを直立させた状態にする場合を考慮すると−そのような直立構成は、ドライブトレインに、及びシェーバーヘッド支持体のより良い運動に、使用することができる追加のスペースを提供し、かつハンドルとシェーバーヘッドとの間のシェーバーのネックの清掃をより容易にする。リンクアームの下端部はハンドル又はベース部に連結され、かつリンクアームの上端部はシェーバーヘッド部分に連結される、−シェーバーの前述の直立させた状態を考慮すると−このような直立構成の場合と同様に、リンクアームの上端に達するためにハンドル又はベース部分をシェーバーヘッド内に深く延在する必要がないので、シェーバーヘッドの領域のスペースが大幅に節約され、シェーバーヘッドを通って延在するドライブトレインにより大きな自由度及びスペースが与えられる。加えて、直立構成は、容易な清掃及び皮膚の輪郭に接触する機能面への圧力に対するより速い応答を与えるシェーバーヘッド運動を可能にする。
【0054】
特に、四継手リンク機構のリンクアームは、カッター要素を通って及び/又はそれに隣接して延在する経路に沿って移動する瞬間回転中心を画定するように構成することができる。このような瞬間回転中心の経路がカッター要素の機能面に非常に近接して延在しているため、剃毛する皮膚に沿ったシェーバーの滑りによる摩擦力は瞬間回転中心に対して短いレバーアームしか有していないので、このような摩擦力は、シェーバーヘッドの望ましくない角度移動を生じさせない。他方、シェーバーヘッドの機能面への圧力は、このような機能面に対して主に横方向又は垂直に作用するものであり、シェーバーヘッドがその角度位置を調整して皮膚の輪郭に沿うようにする。
【0055】
リンクアームの形状は、ハンドルに対するシェーバーヘッドの動き及び回転の、通常制限されている動作範囲を考慮すると、瞬間回転中心の経路が、ほんのわずかに屈曲しているか、及び/又は平坦又は浅い輪郭を有するようになるように選択することができるので、その結果、瞬間回転中心がカッター要素に対して、特にそのようなカッター要素の機能面に対して、近接して留まり、それが、シェーバーヘッドが皮膚に沿って動かされるときに摩擦力のレバーアームを小さく保つ。より具体的には、瞬間回転中心の経路は、その頂上部又は頂点がカッターユニットの中心に位置するカッターユニットの領域に位置付けることができる凸状曲線を形成することができる。例えば、リンクアームは、シェーバーヘッドをその動作範囲内で、すなわちその最大端位置間で、回転させるときに瞬間回転中心が移動する経路全体がシェーバーヘッド内に延在するように構成することができる。より具体的には、経路の少なくとも中央部分、例えばその中心から経路の長さの±3分の1は、シェーバーヘッドの上半分に延在することができ、このような上半分はハンドルから更に離れたシェーバーヘッドの半分を意味する。
【0056】
その中立位置の周りの領域でシェーバーヘッドのより高い安定性を達成するために、及び/又は初期回転が行われた後に更に容易な回転を可能にするために、四継手リンク機構は、四点リンク機構によって画定される軸の周りを回転するときに、シェーバーヘッドがハンドルに向かって降下して、瞬間回転中心がシェーバーヘッドの降下側から更に離れるように移動するように構成することができる。例えば、シェーバーヘッドを傾動又は回転させ、−シェーバーヘッドを旋回軸又は傾動軸の方向から見たとき−その結果、シェーバーヘッドの右側端がハンドルに向かって移動すると、瞬間回転中心がシェーバーヘッドの左側端に向かって移動する。瞬間回転中心の非降下側の、反対側の端部へのそのような移動のために、傾動力のレバーアームは瞬間回転中心の移動のために増加する。例えば、瞬間回転中心がシェーバーヘッドの左端側に向かって移動するとき、瞬間回転中心の右側に位置付けられた接触面の全体部分は、シェーバーヘッドを瞬間回転中心の周りに更に回転させるレバーアームを有する。
【0057】
四点リンク機構は、ハンドルの長手方向軸を実質的に横切って、かつシェーバーヘッドの主軸を横切って、延在する傾動軸の周りでシェーバーヘッドを傾動させることを可能にするように設けられることができ、そのようなシェーバーヘッドの主軸は、シェーバーヘッドのより長い側面と平行に、及び/又はカッター要素の往復軸と平行に、及び/又は細長いカッター要素自体の長手方向軸と平行に延在することができる。例えば、シェーバーヘッドが、機能面に隣接する一対の大きい側面、並びに機能面及び大きい側面に隣接する一対の小さい側面を有する、実質的に、−おおまかに言って−細長いブロック様の形状を有する場合、前述の主軸は、より大きい側面及び機能面と平行に延在することができる。このようにシェーバーヘッドの主軸を画定すると、前述の傾動軸は、ハンドルの長手方向軸及びシェーバーヘッドの主軸によって画定される平面に対して、実質的に垂直又は横方向に延在するように画定することができる。
【0058】
その代わりに又はそれに加えて、前述の四継手リンク機構はまた、シェーバーヘッドのための旋回軸を画定するために提供されることができ、旋回軸はハンドルの長手方向軸に対して実質的に垂直に、かつシェーバーヘッドの前述の主軸に対して平行に延在する。
【0059】
一態様によれば、シェーバーヘッドの傾動を可能にする四継手リンク機構は、四継手リンク機構及びその一対のリンクアームによって画定される傾動軸の周りでハンドルに対して傾動することができるシェーバーヘッドフレームなどのシェーバーヘッド部分を支持することができ、そのような傾動可能なシェーバーヘッド部分は、そのような枢動軸受によって画定される旋回軸の周りを旋回することができるカッター要素支持部などの更なるシェーバーヘッド部分を枢動可能に支持する。言い換えれば、旋回支持体又は旋回軸受は四継手リンク機構によって傾動可能に支持されている。
【0060】
代替的に、四継手リンク機構のリンクアームがそれらのハンドル継手と連結されるベース部分を有することも可能であり、ハンドルに対して枢動可能に支持され、その結果、ベース部が、このような枢動軸受によって画定される旋回軸の周りを旋回することができる。そのような構成では、シェーバーヘッドの傾動運動を可能にする四継手リンク機構はハンドルに対して旋回することができる。
【0061】
シェーバーヘッドが旋回軸の周りを旋回し、かつ傾動軸を中心に傾動するように支持されると、支持構造体は、旋回軸及び傾動軸が互いに近接し、及び/又はシェーバーヘッドの機能面に近接し、及び/又はカッター要素の近くに位置付けられるように構成することができる。特に、旋回軸は、カッター要素を通って及び/又はカッター要素の機能面に隣接して延在するように支持構造体によって画定されることができ、その結果、旋回軸を横切る摩擦面は、−剃毛する皮膚に沿ってカッターヘッドの機能面を動かす場合−このような旋回軸に対して、レバーアームがまったくないか、又は有意差がないか、又は非常に小さいレバーアームを有し、その結果、そのような摩擦力はシェーバーヘッドの望ましくない旋回を引き起こさない。このような旋回軸は、旋回軸をカッター要素に対して所望の位置に保つものとして、前述のように枢動軸受によって画定することができる。
【0062】
これら及び他の特徴は図面に示す例から明らかになる。
図1から分かるように、シェーバー1は、シェーバーを保持するためのハンドル2を形成するシェーバーハウジング300を有することができ、このハンドル2は、−おおまかに言って−シェーバーを人間工学的につかむ又は保持することを可能にする、実質的に円筒形状又は箱形状又は骨形状などの異なる形状を有することができ、そのようなシェーバーハンドル2は、
図1を参照するに、ハンドルの細長い形状のために、長手方向軸20を有する。
【0063】
より具体的には、ハンドル2は、丸形、円形、長円形又は楕円形の断面形状を有することができ、それらの形状の混合が可能である。断面形状に関係なく、断面はハンドルの一方の端部から他方の端部まで連続的に増加することができる。
【0064】
ハンドル2の一方の端部には、シェーバーヘッド3がハンドル2に取り付けられており、シェーバーヘッド3は、旋回軸7及び傾動軸11を中心にして旋回可能に支持されており、旋回軸7及び傾動軸11は、互いに実質的に垂直に、かつ前述の長手方向ハンドル軸20に垂直に延在することができる。
【0065】
シェーバーヘッド3の横長の主軸40を考慮すると、旋回軸7はそのような主軸40に対して平行に延在することができ、一方で、傾動軸11はそのような主軸40に対して垂直に延在することができる。このような主軸40は、シェーバーヘッド3の大きい方の側面55及び57に平行に、及び/又は細長いカッター要素4の長手方向軸に平行に、及び/又は長手方向ハンドル軸20に実質的に垂直に延在すると考えることができる。
図1から分かるように、シェーバーヘッド3は、−おおまかに言って−ハンドル2とは反対側を向いている機能面56の反対側に配置された一対のより大きい側面55及び57を備えた、細長い箱状の形状を有することができる。シェーバーヘッド3は更に、前述の大きい側面55及び57並びに機能面56に隣接する2つの小さい側面58及び59を有する。
図1から分かるように、シェーバーヘッド3の前述の箱形は、数学的な立方体又は平行六面体を−少なくとも必須ではなく−意味するわけではないが、丸みを帯びた縁及び/又は丸みを帯びた角及び/又はわずかに凸形及び/又は凹状の表面を含むことができる。それにもかかわらず、シェーバーヘッド3は、−おおまかに言って−前述の主軸40の方向への延長部がそれに対して垂直な2つの方向への延長部よりも著しく長い、細長い実質的に長方形の箱形状の本体を形成する。例えば、主軸40に沿ったシェーバーヘッドの長さは、主軸40に垂直で、かつハンドルの長手方向軸20を横切る方向に測定されたシェーバーヘッドの幅の130%より大きく、又は150%より大きく、又は200%より大きくすることができる。
【0066】
シェーバーヘッド3は、一対の細長いカッターユニット100を備えることができ、それぞれが、前述の主軸40と平行に延在することができる往復軸8に沿って往復摺動するように駆動することができる細長いカッター要素4を含む。カッター要素4は、カッター要素4を覆う剪断フォイル5と協働して、かつその下を往復運動することができる。
【0067】
カッター要素4はシェーバーヘッド3に対して、より具体的にはシェーバーヘッドフレーム6に対して移動可能に支持することができ、一方では、カッター要素4は、旋回軸7及び傾動軸11を中心にして、シェーバーヘッド3とともに旋回及び傾動することができ、他方では、カッター要素4は、シェーバーヘッドフレーム6に対して切断軸又は往復軸8に沿って振動することができ、往復軸8は、細長いカッター要素4の長手方向軸と平行に延在することができる。これらの自由度に加えて、カッター要素4は、追加の軸に沿って及び/又は追加の軸の周りで、シェーバーヘッドフレーム6に対して移動可能とすることができる。例えば、カッター要素4は、シェーバーヘッド3がそれと位置合わせした位置にあるとき、シェーバーヘッド3内に降下する、すなわち長手方向ハンドル軸20と実質的に平行な軸に沿って変位することができる。
【0068】
シェーバーヘッド3は、前述の一対のカッター要素4の間又はその側面に沿って配置することができる長毛カッターなどの、更なる機能要素を含むことができる。更に、直線的に振動する前述の細長いカッター要素4に加えて、又はその代わりに、回転又は回転振動することができる回転型のカッター要素を提供することも可能であるとも言える。
【0069】
前述したように、ハンドル2の断面はその一方の端部から他方の端部まで増大することができる。より具体的には、断面はシェーバーヘッド3に向かって大きくなることができ、断面はハンドルの下面207から上面202に向かって連続的に及び/又はわずかに増加することができる。
【0070】
図1bから分かるように、ハンドル2は、シェーバーヘッド3に隣接するその上端部に膨潤部205を含むことができ、このような膨潤部205は、人差し指又はそれに隣接する中手骨の縁部にぴったりとはまるように、滑らかな凸状輪郭を有し、かつハンドル2の裏側206を横切ってハンドルの長手方向軸を実質的に横切って延在するソーセージ状の突出部を形成することができる。長手方向軸20を横切る突出部の高さ209は、例えば、3〜20mm、又は5〜15mm、又は10〜20mmの範囲とすることができる。
【0071】
図2及び
図3から分かるように、シェーバーヘッド3は、平行軸の周りを枢動することができる一対のリンクアーム31及び32を含み得る四継手リンク機構33を含み得る、支持構造体30によってハンドル2上に支持されている。そのようなリンクアーム31及び32は、
図5に示すように、棒状、又はU字状の断面を含むフレーム状の構造を有することができる。
【0072】
リンクアーム31及び32は、シェーバーヘッド3に連結されたリンクアーム31及び32の端部が、ハンドル2に連結されたリンクアーム31及び32の反対側の端部、又はそのようなハンドル2に連結されたベース部45より、ハンドル2から更に離れている、垂直な直立構成で配置されている。言い換えれば、シェーバーヘッド3をハンドル2の上方に立てた状態でシェーバー1を直立させた状態を考慮すると、リンクアーム31及び32の上端部はシェーバーヘッド部分に連結され、一方で、リンクアーム31及び32の下端部は、ハンドル2又はそれに取り付けられたベース部に連結されている。
【0073】
シェーバーヘッド3の主軸40が長手方向ハンドル軸20に対して実質的に垂直に延在する、シェーバーヘッド3の中立位置又は非傾動位置では、
図2(a)を参照すると、リンクアーム31及び32は、長手方向ハンドル軸20を含む中心面に関して対称に配置されることができる。より具体的には、リンクアーム31及び32は、そのような中心面に対して鋭角に傾斜することができる。
【0074】
図2及び
図3から分かるように、リンクアーム31及び32がハンドル2又はベース部45に枢動可能に連結されている、ハンドル継手31b及び32bは、リンクアーム31及び32がシェーバーヘッド部分に枢動可能に連結されているヘッド継手31aと32aとの間の距離よりも、大きい距離L1で、互いに離間している。距離L1の距離L2に対する比率は、上記で説明した所望の運動を達成するため、変化することができ、及び/又はリンクアーム31及び32の長さに適合させることができる。
【0075】
図2から分かるように、シェーバーヘッドフレーム6は、傾動軸11に平行な枢動軸を画定するそれらのヘッド継手31a及び32aにおいて、リンクアーム31及び32に連結されることができる。この結果、シェーバーヘッドフレーム6は、傾動軸11を中心にハンドル2に対して傾動することができる。
【0076】
更に、シェーバーヘッドフレーム6は、カッター支持フレーム46などの他のシェーバーヘッド部分を枢動可能に支持して、そのようなカッター支持フレーム46が、シェーバーヘッドフレーム6とカッター支持フレーム46との間のそのような枢動軸受によって画定される旋回軸7の周りを旋回できるようにすることができる。そのような枢動軸受は、孔又は凹部内に受け入れられたシャフト又は屑(stubble)を含むことができ、旋回軸7は、シェーバーヘッドフレーム6に対して固定することができる。
【0077】
前述のカッター要素4は、カッター支持フレーム46に支持されることができ、カッター要素4は、カッター支持フレーム46に対して往復軸8に沿って前述の往復駆動運動を実行することを可能にすることができる。更に、カッター要素4は、そのようなカッター支持フレーム46に対してハンドル2に向かって降下することができる。
【0078】
図1から分かるように、シェーバーヘッド3がハンドル2から離間されて位置付けられているので、リンクアーム31及び32は覆われておらず、周囲からアクセス可能である。より具体的には、シェーバーヘッド3は、シェーバーヘッドの下面201とハンドル2の上面202との間に間隙200が画定されるようにハンドルから分離され、かつ離間されており、間隙200は、リンクアーム31及び32の周りのシェーバー1の外側輪郭において実質的にリング形状の収縮部を形成し、その結果、そのようなリンクアーム31及び32へのアクセスが周囲から与えられる。したがって、ユーザは、シェーバーヘッド3が傾動しているとき又は回転しているときに、リンクアーム31及び32が動くのを見ることができる。
【0079】
リンクアーム31及び32に加えて、間隙200はまた、カッター要素4をハンドル2の内部に収容することができるモータ93に連結するために、ハンドル2からシェーバーヘッド3内のカッター要素4まで延在する細長い駆動トランスミッタ9によって架設されることができる。このような細長い駆動トランスミッタ9は、往復摺動して回転するように、すなわち、ある程度前後に回転するように駆動することができるシャフト90を含むことができる。
図4から分かるように、クランク要素92はシャフト90に回転可能に固定され、かつシェーバーヘッド3の内側に収容されることができる。そのようなクランク要素92は、カッター要素4のそれぞれに対して駆動ピン91を堅固に支持することができる。シャフト90の中立位置にあるクランク要素92は、細長いカッター要素4の長手方向軸を横切って延在することができ、その結果、駆動ピン91はカッター要素4の長手方向軸に沿って前後に動く。より具体的には、そのような駆動ピン91は円のセグメントに沿って運動を実行する。しかしながら、回転振動は制限された振幅を有し、かつ円形セグメントはカッター要素4の長手方向軸に対して接線方向であるので、そのような動きはカッター要素の長手方向軸に沿った直線的な動きに近似すると考えることができる。
【0080】
シャフト90は、回転可能に支持されることができるが、他の方法ではハンドルハウジング300によって固定されているので、その結果、シャフト90及び駆動ピン91はそれぞれ、ハンドル2に対して固定の向きを有する軸を画定する。
【0081】
前述のシャフト90に関して前述の細長い駆動トランスミッタ9は、リンクアーム31及び32から分離して間隙200を通って延在することができる。したがって、互いに離間した3つの別々の要素、すなわちリンクアーム31及び32並びに細長い駆動トランスミッタ9は、前述の間隙200に架設することができる。
【0082】
リンクアーム31及び32並びに駆動トランスミッタ9は一緒にハンドル2をシェーバーヘッド3に連結するネック203を形成し、このネック203は間隙200によって囲まれ、かつハンドル2の長手方向軸20を横切る断面を考慮すると、ハンドル2及び/又はシェーバーヘッド3の断面積よりも著しく小さい断面積を有する。
【0083】
図1から分かるように、ハンドル2の上面202及びシェーバーヘッド3の下面201はそれぞれドーム状の輪郭を有することができ、その結果、前述の間隙200は、それらのドーム状の下面及び上面の中心において最小幅を有することができ、間隙200の幅は、下面201及び/又は上面202の外周に向かって連続的に増加することができる。間隙200の最小幅は、リンクアーム31と32との間、及び/又はトランスミッタ9とリンクアーム31及び32との間、及び/又はシェーバーの中央領域に位置付けることができる。
【0084】
間隙200のその中央における最小幅は、少なくとも3mm、又は少なくとも5mm、又は少なくとも10mmとすることができる。
【0085】
間隙200は、ユーザがシェーバーヘッド3とハンドル2との間の間隔を通して見ることを可能にする、視界チャネルを形成することができる。前面208から背面206へ向かう少なくとも1つの視界チャネル、及び/又はシェーバーの左側から右側へ向かう少なくとも1つの視界チャネルがあってもよく、
図1(a)及び
図1(b)を参照すると、そのような視界チャネルはシェーバーヘッド3の下及びハンドル2の上に延在する。
【0086】
図1の部分(b)から分かるように、カッターユニット100が配置されている機能面56を有するシェーバーヘッド3は、ハンドル2の長手方向軸20に対して鋭角でハンドル2の前面208に向けて傾動させることができ、この鋭角は、例えば45°〜85°の範囲で配置することができる。
【0087】
図1(b)から分かるように、前述のリンクアーム31及び32もまた、ハンドル2の前面208に向かって傾斜させることができる。より具体的には、リンクアーム31及び32は、それらの長手方向軸を有して、例えば、5°〜40°の範囲とすることができる鋭角204でハンドル2の長手方向軸20に向かって傾斜している、共通平面内に配置することができる。それに加えて又はその代わりに、リンクアーム31及び32によって画定されるそのような共通平面は、シェーバーヘッド6の機能面56に対して接線方向の、及び/又はカッター要素4によって画定される平面に対して実質的に垂直に延在することができる。
【0088】
四継手リンク機構33の前述の垂直構成により、シェーバーヘッド3は、傾動させた後、シェーバーヘッド3をハンドル2から離れるように、及び/又はベース部45から離れるように促す付勢手段70によって、中立位置又は非傾動位置に戻すことができる。
図4から分かるように、このような付勢手段70は、カッターユニットをハンドル2から離れる方向に促すばね装置を含むことができ、そのようなばねは、往復摺動するようにカッター要素4を駆動するために、前述のカッターユニット100とドライブトレイン要素との間に位置付けることができる。付勢手段70は、リンクアーム31及び32並びにしたがってシェーバーヘッド3をそれらの/その中立の非傾動位置に付勢すること、かつカッターユニット4が降下及び/又は浮動することを可能にすることを含む、二重機能又は多重機能を果たすことができる。
【0089】
シェーバーヘッド構造に対するカッター要素4のこのような降下に加えて又はその代わりに、カッター要素4を含むシェーバーヘッド3全体の降下を可能にすることも可能であろう。例えば、前述のリンクアーム31及び32は、ハンドル2に直接連結される必要はないが、それらは、基本的にハンドル2の長手方向軸20に沿って移動されるようにハンドル2上に移動可能に支持することができるベース部45に連結することができる。言い換えれば、リンクアーム31及び32、したがってシェーバーヘッド3全体を枢動可能に支持するベース部45は、ハンドル2に向かって降下することができ、付勢装置又はばね装置をハンドル2とベース部分45との間に設けて、ベース部分45をハンドル2から離れるように及び/又はシェーバーヘッド3に向かって付勢又は促すことができ、その結果、シェーバーヘッド3は付勢力又はばね力に抗して降下することができる。しかしながら、代替的には、そのようなベース部45もハンドル2に堅固に取り付けることができる。
【0090】
図2及び
図3から分かるように、傾動運動を可能にする四継手リンク機構33がハンドル2と旋回支持構造体34との間に配置されているので、旋回支持構造体は、傾動軸11を中心に傾動動作を実行することができる。
【0091】
図2及び
図3に示すように、旋回軸7はカッター要素4を通って又は非常に近接して延在することができ、一対のカッター要素が設けられている場合、旋回軸7はカッター要素4の間に延在することができる。例えば、旋回軸7は、シェーバーヘッド3の上半分、すなわちハンドル2から更に離れたシェーバーヘッド3の半分内に延在することができ、又はシェーバーヘッド3の最上部の4分の1、若しくはブロック状のカッター要素4が収容されているシェーバーヘッド3の上部を通って延在することができる。
【0092】
四継手リンク機構33によって画定される傾動軸11は、旋回軸7の近くに位置付けることができる。より具体的には、四継手リンク機構33並びにリンクアーム31及び32の移動により、傾動軸11が移動することができる。
図2から分かるように、一方は、リンクアーム31のうちの一方のヘッド及びハンドル継手部31a及び31bを貫通し、他方はリンクアーム32のうちの他方のヘッド及びハンドル継手部32a及び32bを貫通する、2本の仮想直線の交点が、傾動軸11に対応する瞬間回転中心61を画定し、瞬間回転中心61は経路60に沿って移動することができ、これはしばしばポールホード又は中心軌跡と呼ばれる。
【0093】
リンクアーム31及び32は、特に、その長さ、並びにヘッド継手及びハンドル継手の位置付けにおいて、シェーバーの操作中にハンドルに対してシェーバーヘッドを傾動させるという限られた作業範囲を考慮すると、瞬間回転中心61に関して傾動軸11はそれに沿って移動することができる、経路60が、機能面56に向かって凸状である屈曲した輪郭を有するように構成することができ、このような経路60の凸状曲線は、シェーバーヘッド3が傾動軸11を中心に傾動している場合でも、瞬間回転中心61を旋回軸7に近接して維持する、かなり浅い輪郭を有することができる。
【0094】
その傾動に関するシェーバーヘッド3の運動は、輪郭適合した良好な制御及びシェーバーの取り扱いの改善を提供することができる。特に、シェーバーヘッド3が中立位置又は非傾動位置にあるとき、又はわずかに傾動したときに、シェーバーヘッド3は傾動に対して安定性が増し、一方で、シェーバーヘッドは、すでにある程度傾動していると、更に傾動しやすくなる。言い換えれば、傾動角度が大きくなるにつれて、シェーバーヘッドが傾動しやくなる。
【0095】
これは、その端部側でシェーバーヘッド3が傾動時にハンドルに向かって降下する、シェーバーヘッド3の端部側から離れるように移動する傾動軸11を画定する瞬間回転中心によって達成されるか、又は少なくとも支持されることができる。例えば、シェーバーヘッド3の右側は時計回りに傾動しているため、降下することができる。傾動軸11を生じさせる四継手リンク機構33の構成により、より具体的には、経路60に沿ってシェーバーヘッド3の左端側に向かって移動する瞬間回転中心により、シェーバーヘッド3を更に傾動させるように促す接触力のレバーアームは、傾動角度が大きくなるにつれてレバーアームを増大させる。更にシェーバーヘッド3が右側に傾動すると、瞬間回転中心が更に左側に移動し、それによって接触圧力が機能面のレバーアームとなってシェーバーヘッド3を更に傾動させる部分が増加する。
【0096】
本明細書にて開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、このような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することが意図される。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。