(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
非係止部材(710)をさらに備え、前記非係止部材(710)は、前記針の近位端(50)が前記非係止部材(710)を移動させることにより前記エネルギー蓄積部材(718)を前記第1のモードから前記第2のモードへ移動させるように構成されている、請求項2に記載のシステム。
係止モードと非係止モードとを有する係止部材(714)をさらに備え、前記係止モードは、前記エネルギー蓄積部材(718)の前記第1のモードに対応し、前記非係止モードは、前記エネルギー蓄積部材(718)の前記第2のモードに対応し、前記係止部材(714)を前記係止モードから前記非係止モードへ起動させることは、前記係止部材(714)が起動されて前記針が格納されたことを知らせる可聴合図をもたらす、請求項2または請求項3に記載のシステム。
前記ストッパー部材(36)を前記内部薬剤チャンバ(40)の遠位端へ挿入することにより前記針が前記ストッパー部材(36)を通して近位に引っ張られるように、前記針の近位端(50)および前記エネルギー蓄積部材(718)を選択的に連結するように構成されている針格納機構(712)をさらに備える、請求項2〜4のいずれか一項に記載のシステム。
前記針が前記注射器本体(36)に対して移動不可能である係止構成と、前記針が前記注射器本体(36)に対して自由に移動可能である非係止構成とを有する針係止部(616)をさらに備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載のシステム。
前記ストッパー部材(36)を前記内部薬剤チャンバ(40)の遠位端へ挿入することにより、前記針係止部(616)を前記係止構成から前記非係止構成へ移動させる、請求項9に記載のシステム。
前記針係止部(616)が前記係止構成から前記非係止構成へ移動した後、前記エネルギー蓄積部材(718)は、前記針を近位に引っ張るために、前記第1のモードから前記第2のモードへ移動する、請求項10に記載のシステム。
前記近位部材は、近位連結接合部を有し、前記近位部材は、一片の平坦な板金材料、一片の平坦なプラスチック材料、一片の中実な金属材料、または、一片の中実なプラスチック材料を含む、請求項19に記載のシステム。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されることで、ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように構成されているアンカー幾何形状を備える、針、を備える。
【0009】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針;ならびに注射器本体及び針に動作可能に連結した連結部材であって、針が注射器本体に着脱可能に連結する第1の状態と、針が注射器本体に対して自由に格納できる第2の状態と、を有する、連結部材、を備える。
【0010】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成され、近位端及び遠位端を有する、ストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に連結する、針、を備え、ストッパー部材の遠位端は、事前形成された針連結機構を有しないように構成されている。
【0011】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体、及びルアーテーパを画定する遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成され、近位端及び遠位端を有する、ストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に連結する、針、を備え、針近位端は、ルアーテーパの外側表面に着脱可能に連結するように構成されている。
【0012】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材の完全に挿入された位置への格納の際に、ストッパー部材に連結することで、ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に収容するように構成されている、針、を備え、針が、内部薬剤チャンバ中へと、針の遠位端が内部薬剤チャンバ内に収容される位置に格納される際に、注射器本体の長手方向軸と整列しなくなることで、内部薬剤チャンバから出て再挿入されることを防止するようにする。
【0013】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った遠位端を有する針;ならびに針ドア部材であって、注射器本体に移動可能に連結し、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を促進する第1の状態と、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を防止する第2の状態と、を有するように構成されている、針ドア部材、を備える。
【0014】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体、及びルアーテーパを画定する遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成され、近位端及び遠位端を有する、ストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;遠位針接合部に着脱可能に連結し、内部薬剤チャンバを封止するように構成されている、薬剤キャップ;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、薬剤キャップが除去された後でルアーテーパの外側表面に着脱可能に連結するように構成されている連結部分と、ストッパー部材の注射器本体に対する引き込みの際に、針が注射器本体に対して引き込まれ得るように、ストッパー部材に連結するように構成されている格納部分と、を備える、針、を備える。
【0015】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った近位端及び遠位端を有する針;ならびに少なくとも針の尖った遠位端を一時的に収納及び保護すると同時に、ユーザーによる設置時に、針の尖った近位端を注射器本体との接合のために整列させるようにも構成されている、内部容積を画定する針被覆部材、を備える。
【0016】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った近位端及び遠位端を有する針;ならびに少なくとも針の尖った遠位端を一時的に収納及び保護するように構成されている内部容積を画定し、少なくとも1つのスナップオーバー式戻り止め接合部によって針と着脱可能に連結可能である、針被覆部材、を備える。
【0017】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端、ならびにそれらの間に画定される気泡排出内腔を有する針であって、気泡排出内腔が、針の中へと画定され、薬剤チャンバの遠位端に直接隣接して位置付けられる入口ポートを備えることで、薬剤チャンバ内の気泡が、薬剤チャンバへの針の近位端の突出の度合いに関わらず、ストッパー部材の挿入によって放出され得るようにする、針、を備える。
【0018】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに尖った近位端及び遠位端を有する針;近位端及び遠位端を有し、薬剤チャンバ内に封止可能に配設されている遠位封止要素であって、針近位端に解放可能に連結することで、封止された接合部がそれらの間に提供されるようにする、遠位封止要素、を備え;第1の連結モードにおいて、針の尖った近位端は、遠位封止要素が針近位端を把持するように、少なくとも部分的に遠位封止要素を通して位置付けられ;第2の解放モードにおいて、拡張要素は、針が遠位封止要素から解放可能となるように、遠位封止要素と針の尖った端部との間の接合部を拡張する。
【0019】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った近位端及び遠位端を有する針;針の近位端の少なくとも一部の周囲に着脱可能に連結し、針の近位端を、それから離れて拡張されるまで把持するように構成されている、遠位封止要素;ならびに拡張要素であって、針近位端に連結し、遠位封止要素を針の近位端から離して拡張して、針を、遠位封止要素の拡張要素に向けた前進によって遠位封止要素から解放すると同時に、拡張要素及び相互連結した針が、注射器本体に対して実質的に不動のままであるように構成されている、拡張要素、を備える。
【0020】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位端に連結する、針;ならびに注射器本体に動作可能に連結し、少なくとも針の遠位端が通過し得る内腔を画定する針鞘であって、針鞘が、針の近位端に向けて圧縮されて、注射のために針の遠位端を露出する、第1の状態と、針鞘が、針遠位端を越えて前方に前進して、針を実質的に被覆し、針の遠位端との接触を防止する、第2の状態と、を有するように構成されている、針鞘、を備え;第1の状態において、ストッパー部材が注射器本体に対して所定の位置に前進するまで針鞘を第1の位置に保持する鞘保持要素がない場合、エネルギー蓄積部材が圧縮されて針鞘を付勢し、第2の状態へと前方に弾く。
【0021】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位端に連結する、針;ならびに注射器本体に動作可能に連結し、少なくとも針の遠位端が通過し得る内腔を画定する伸縮式針鞘であって、伸縮式針鞘が、針鞘が、針の近位端に向けて伸縮自在に圧縮されて、注射のために針の遠位端を露出する、第1の状態と、針鞘が、針遠位端を越えて前方に伸縮自在に前進して、針を実質的に被覆し、針の遠位端との接触を防止する、第2の状態と、を有するように構成されている、伸縮式針鞘、を備え;第1の状態において、ストッパー部材が注射器本体に対して所定の位置に前進するまで針鞘を第1の位置に保持する鞘保持要素がない場合、エネルギー蓄積部材が圧縮されて針鞘を付勢し、第2の状態へと前方に弾く。
【0022】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体、及び内部薬剤チャンバに流体連結している内部表面を画定するルアーテーパを備える遠位接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ルアーテーパの内部表面に着脱可能に取り付けられる、針、を備える。
【0023】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されている、プランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に取り付けられる、針;ならびに針と遠位針接合部との間で動作可能に連結している針封止部であって、針の外部表面と遠位針接合部との間の流体流動を防止するように構成されている、針封止部、を備え;針は、少なくとも1つの放射状に突出している係止機構に連結し、この係止機構は、機械的係止部と接合して、係止構成で注射器に対する針の軸方向運動を防止し、非係止構成で注射器本体に対して針の針の運動を促進するように構成されている。
【0024】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に取り付けられる、針;針と遠位針接合部との間で動作可能に連結している針封止部であって、針の外部表面と遠位針接合部との間の流体流動を防止するように構成されている、針封止部;ならびに注射器本体の遠位端に連結している係止輪であって、係止陥凹及び格納アパーチャーを有するように構成されている、係止輪、を備え;針は、少なくとも1つの板ばね係止機構に連結し、この係止機構は、近位端及び遠位端を有し、遠位端は、針に固定して連結し、非拘束時に、近位端は、遠位端に対して片持式に曲がるように自由に移動するが、針に対して実質的に同じ高さの位置に戻るように付勢され;係止構成において、板ばね係止機構の近位端は、針の注射器本体に対する軸方向の格納を防止するように係止陥凹の中へと片持式に支持され;注射器本体に対する針の僅かな挿入の際に、板ばね係止機構の近位端は、係止陥凹から除去され、針に対して実質的に同じ高さの位置へと曲がって戻ることで、針及び板ばね係止機構が、非係止構成をとり、かつ格納アパーチャーを通して注射器本体に対して自由に格納されるようにする。
【0025】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、プランジャ部材中に少なくとも部分的に挿入されることで、プランジャ部材の格納の際に、針を近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように構成されているアンカー幾何形状を備える、針、を備える。
【0026】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、針近位端とストッパー部材との間に流体封止連結を形成するために、ストッパー部材の少なくとも一部を横切って穿刺するように構成されているアンカー幾何形状を備え、流体封止連結が、近位端と前記ストッパー部材との間の接合部にてストッパー部材を横切って出る流体の通過を実質的に防止する、針、を備える。
【0027】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材の注射器本体に対する操作の際に内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能であり、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で相互連結する、針、を備え、プランジャ係止部材は、実質的にプランジャ部材によって画定される内腔内に配設される。注射器本体は、市販の注射器本体を含み得る。注射器本体は、概して円筒形の幾何形状を備えてもよい。薬剤チャンバは、約0.5cc〜約5ccの薬剤を収容するように構成されていてもよい。薬剤チャンバは、0.5cc、1cc、2.25cc、3cc、及び5ccから成る群から選択される薬剤の体積を収容するように構成されていてもよい。注射器本体は、ガラス材料を含み得る。注射器本体は、ポリマー材料を含み得る。ポリマー材料は、COP、COC、ポリエステル、及びポリプロピレンから成る群から選択されてもよい。注射器本体は、金属を含み得る。注射器本体は、1つ以上の他のデバイス要素に機械的に連結するように構成されている遠位外側幾何形状を備えてもよい。注射器本体の遠位外側幾何形状は、ルアーロック接合部を含み得る。注射器本体の遠位外側幾何形状は、ルアーテーパ接合部を含み得る。注射器本体は、遠位薬剤ポートを画定してもよい。針は、注射器本体の遠位薬剤ポートを通して挿入可能であるように選択された最大外径を有してもよい。遠位薬剤ポートは、約1mmの内径を備えてもよい。針は、約34ゲージ〜約20ゲージのサイズを有し得る。ストッパー部材は、針の尖った近位端によって少なくとも部分的に貫通されるように構成されていてもよい。針は、ストッパー部材中に少なくとも部分的に貫通した後の引き抜きに抵抗するように構成されている、少なくとも1つのアンカー要素を有し得る。少なくとも1つのアンカー要素は、かかり、スカイブカット、フック幾何形状、矢じり幾何形状、波形放射状幾何形状、拡張型ファセット化かかり構成、及び比較的小さい断面状態で挿入可能でありより大きい断面状態に変形するように構成されている変形式部材、から成る群から選択されてもよい。ストッパーは、注射器本体と共に実質的に封止するために、注射器本体の内側幾何形状に実質的に一致するように選択された外側幾何形状を有し得る。ストッパーは、クロロブチルゴム、ブロモブチルゴム、及びシリコンゴムから成る群から選択される、エラストマー材料を含み得る。本システムは、薬剤材料をストッパーから隔離するために、ストッパーの少なくとも一部に適用された封止剤コーティングを更に備えてもよい。封止剤コーティングは、PTFEフィルムを含み得る。本システムは、ストッパーと注射器本体との間に導入された潤滑剤層を更に備えてもよい。潤滑剤層は、シリコン油を含み得る。ストッパー部材の遠位部分は、従来の市販のコンプライアントストッパーを含み得る。ストッパー部材は、針への連結のための陥凹または突出部を持たない未改質の中実コンプライアント部材を備えてもよい。針は、少なくとも1つの放射状に突出している係止表面機構を備えてもよい。針の近位端は、少なくとも1つのアンカー要素に対して近位に位置する少なくとも1つの貫通要素を備えてもよい。貫通要素は、尖った先端を備えてもよい。貫通要素は、中実構造を備えてもよく、この中実構造は、それを通して画定される内腔またはアパーチャーを持たない。針は、それを通した注射通路を画定し、この注射通路は、針の遠位端からアンカー要素の遠位端の近位にある場所へと通じるように選択され得る。針は、カニューレ部材、ハブ部材、及び近位部材を備えてもよい。カニューレ部材及びハブ部材は、同じ材料片から形成され得る。カニューレ部材及びハブ部材は、共に固定して連結して針の一部を形成する、別々に形成された要素を備えてもよい。近位部材も、カニューレ部材及びハブ部材に固定して連結して針の一部を形成する、別々に形成された要素を備えてもよい。ハブ部材は、一片の管材から形成され得る。近位部材は、近位連結接合部を有する一片の平坦な板金を含み得る。カニューレ部材は、金属を含み得る。ハブは、金属またはプラスチック材料を含み得る。近位部材は、金属またはプラスチック材料を含み得る。本システムは、ストッパー部材と注射器本体との間で動作可能に連結したエネルギー蓄積部材を更に備えてもよく、このエネルギー蓄積部材は、注射器本体に対するストッパー部材の格納を促進するように構成されていてもよい。プランジャ部材は、内部容積を画定するプランジャ部材本体を備えてもよく、エネルギー蓄積部材は、プランジャ部材本体の内部容積の実質的に内部に収納されている。本システムは、プランジャ部材に動作可能に連結し、プランジャ部材本体の内部容積内に実質的に収納される、係止部材を更に備えてもよく、この係止部材は、係止部材がエネルギー蓄積部材をエネルギー蓄積状態で維持する、第1の機械的状態と、係止部材が、エネルギー蓄積部材に、エネルギー蓄積部材によって蓄積されたエネルギーを放出させて、注射器本体に対するストッパー部材の格納を支援する、第2の機械的状態と、を有するように構成されていてもよい。係止部材は、トリガ部分を備え、このトリガ部分は、プランジャ部材本体の内部容積の外側に延在し、注射器本体に動作可能に連結することで、プランジャ部材及び相互連結したストッパー部材が注射器本体に対して所定の挿入位置に到達するときに、エネルギー蓄積部材が自動的に解放され得るように構成されている。所定の挿入位置は、ストッパーが注射器本体に対して完全な挿入状態で位置付けられる位置であり得る。エネルギー蓄積部材は、ばねであってもよい。ばねは、ステンレス鋼、炭素鋼、ベリリウム銅合金、ニッケルチタン合金、クロムシリコン合金、及びコバルトニッケル合金から成る群から選択される材料を含み得る。ばねは、エラストマー性ポリマーを含み得る。エラストマー性ポリマーは、スチレン系ポリマー、コポリエステルポリマー、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンブレンド、ポリオレフィン合金、ポリオレフィンプラストマー、ポリオレフィンプラストマー、及びゴムから成る群から選択され得る。エネルギー蓄積部材は、中実ペレット部材を含んでもよい。中実ペレット部材は、スチレン系ポリマー、コポリエステルポリマー、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンブレンド、ポリオレフィン合金、ポリオレフィンプラストマー、ポリオレフィンプラストマー、及びゴムから成る群から選択される、エラストマー性ポリマーであり得る。ばねは、単一の概して螺旋形状のコイルを含んでもよい。ばねは、複数の概して螺旋形状のコイルを含んでもよい。複数の概して螺旋形状のコイルを含むコイルのうちの少なくとも2つは、同軸上で整列していてもよい。複数の概して螺旋形状のコイルを含むコイルのうちの少なくとも2つは、長手方向に平行に整列していてもよい。同軸上で整列した螺旋形状のコイルも、長手方向に平行に整列し得る。同軸上かつ長手方向に平行に整列している螺旋形状のコイルは、コイルの圧縮時にコイルの干渉を防止するように、互いに対して反対の巻回方向で螺旋状に巻回され得る。本システムは、プランジャの格納が相互連結したストッパー部材及び針を格納し、その結果、針の少なくとも一部が注射器本体の内部薬剤チャンバ中に引き込まれるように構成されていてもよい。プランジャは、注射器本体に対するプランジャの手動挿入及び格納制御を促進するように構成されている近位サムパッドを備えてもよい。プランジャは、ストッパー部材中に螺旋状に挿入され、かかる挿入によりストッパー部材に連結するように構成されている、プランジャ遠位端ねじ接合部を備え得る。プランジャ部材は、プランジャ部材の表面に位置付けられた複数のラチェット機構を備えてもよく、このラチェット機構は、プランジャ部材が注射器本体に対して所定の位置に最初に挿入された後で、注射器本体に対するプランジャ部材の再挿入を防止するように構成されていてもよい。所定の位置は、ストッパー部材が注射器本体に対してプランジャ部材によって完全に挿入されている位置へと前進した位置であり得る。本システムは、プランジャ部材と注射器本体との間で動作可能に連結する係止部材を更に備え、この係止部は、ラチェット機構に係合可能な少なくとも1つのラチェット歯、及び注射器本体のハンドル部分に係合可能な近位接合部を備える。本システムは、注射器本体に連結し、係止部材のトリガ部分に、プランジャ部材の少なくとも一部を通して画定されたトリガ係合ウィンドウを通して係合するように構成されている、トリガ係合部材を更に備えてもよい。本システムは、ストッパーが内部薬剤チャンバに挿入されるときに真空荷重が生じるように、ストッパー部材を注射器本体の内部薬剤チャンバ内にカプセル化するように構成されている近位封止部を更に備えてもよい。本システムは、プランジャ部材及び注射器本体に動作可能に連結する制動部材を更に備えてもよく、この制動部材は、注射器本体に対するプランジャ部材の挿入を促進するが、制動部材が制動解除構成の第2のモードに配置されるまで、第1のモードにおいて注射器本体に対するプランジャ部材の格納に抵抗するように構成されている。制動部材は、プレートアパーチャー制動部を備えてもよい。プレートアパーチャー制動部は、一片の板金を含んでもよく、それを通してアパーチャーが形成されている。本システムは、プランジャが注射器本体に対して完全に挿入された後で、注射器本体に対するプランジャの格納を促進するように構成されている、ばね部材を更に備えてもよい。プレートアパーチャー制動部は、ばね部材の少なくとも一部の可塑性変形を誘導することによって、第1のモードから第2のモードに切り替わるように構成されていてもよい。プランジャ部材の格納は、第2のモードにおいて格納始動荷重の適用を通して促進され得る。格納始動荷重は、制動部材に動作可能に連結したばね部材によって適用されてもよい。格納開始荷重は、プランジャ部材と注射器本体との間で連結したばね部材によって適用されてもよい。ばね部材は、コイルばね、板ばね、及びエラストマーばね要素から成る群から選択され得る。ばね部材は、コイルばね、板ばね、及びエラストマーばね要素から成る群から選択され得る。真空荷重は、プランジャを注射器本体に対して少なくとも部分的に格納するのに十分であり得る。プランジャの格納は、針の少なくとも一部が注射器本体の内部薬剤チャンバ中に引き込まれるように、相互連結したストッパー部材及び針を格納してもよい。本システムは、少なくとも針の尖った遠位端を一時的に収納及び保護すると同時に、ユーザーによる設置時に、針の尖った近位端を、注射器本体との接合のために整列させるようにも構成されている、内部容積を画定する針被覆部材を更に備えてもよい。針被覆部材は、少なくとも1つのスナップオーバー式戻り止め接合部によって針に着脱可能に連結し得る。針被覆部材は、少なくとも2つのスナップオーバー式戻り止め接合部によって針に着脱可能に連結し得る。スナップオーバー式戻り止め接合部は、戻り止めがねじり荷重によって機械的に克服されるまで、針の軸と実質的に整列している軸を中心とした針被覆部材の回転を防止するように配向されてもよい。
ナップオーバー式戻り止め接合部は、戻り止めが軸荷重によって機械的に克服されるまで、針に対する針被覆部材の軸方向運動を防止するように配向されてもよい。針被覆部材の内部容積は、針及び注射器本体が手動で相互連結されるときに、針の尖った近位端を注射器本体に対して誘導するように構成されている、複数の内向きの放射状の突出表面を備えていてもよい。薬剤チャンバは、チャンバの長さによって画定されてもよく、針は、チャンバの長さ以上である針の長さによって画定される。本システムは、注射器本体の近位端に連結した延長部材を更に備えてもよく、この延長部材は、プランジャ部材に動作可能に連結し、針が内部薬剤チャンバ及び延長部材によって画定される容積中に完全に引き込まれるときに、針の少なくとも一部を収納するように構成され得る。本システムは、注射器本体の近位端に連結した延長部材を更に備えてもよく、この延長部材は、プランジャ部材に動作可能に連結し、ストッパーがそれが少なくとも部分的に内部薬剤チャンバを出る程度に引き込まれる場合に、ストッパー部材を収容するように構成され、この延長部材は、ストッパー部材の延長チャンバ中への引き込みの際に遠位表面に直接隣接して位置付けられる流体収容表面を備え、この流体収容表面は、薬剤の残留液滴を収容するように構成され、それらが流体収容表面によって収容されるようになるまで、ストッパー部材の遠位表面に連結したままであり得る。プランジャ部材は、プランジャ係止部材が非係止状態にあるときに、操作者によって手動で格納されるように構成されていてもよい。針の遠位端は、内部薬剤チャンバ内に構造的にカプセル化されるようになってもよい。針の遠位端は、針ドア部材によって構造的にカプセル化されるようになってもよく、この針ドア部材は、注射器本体に移動可能に連結し、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を促進する第1の状態と、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を防止する第2の状態と、を有するように構成され得る。
【0028】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材の注射器本体に対する操作の際に内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能であり、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で摺動可能かつ回転可能に相互連結することで、プランジャ部材の注射器部材に対する実質的に完全な挿入の際に、係止状態から非係止状態に変換し、かつプランジャ部材がストッパー部材を完全挿入位置に挿入することを可能にするために、プランジャ係止部材が、軸方向に移動し、回転もする、針と、を備え、内部薬剤チャンバの内容物の実質的に全ては、針から放出され得る。
【0029】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;近位操作インターフェースを使用してストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;プランジャ部材を通して画定される内腔内に配設されるばね部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材の注射器本体に対する操作の際に内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能であり、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で相互連結する、針、を備え;プランジャ係止部材は、実質的にプランジャ部材の内腔内に配設され、ばね部材が、係止状態において、非係止状態にあるときよりも圧縮されるように、ばね部材に連結し、近位操作インターフェースは、非係止状態におけるプランジャ部材格納速度を制御するために、手動の係合を促進するように構成されている。
【0030】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び尖った遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材の注射器本体に対する操作の際に内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能であり、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で相互連結する、針、を備え;プランジャ係止部材は、実質的にプランジャ部材によって画定される内腔内に配設され;非係止状態において、プランジャ部材が、プランジャ部材注射器本体の移動を防止するように構成されているプランジャ係止部材を備える1つ以上の歯様構造によって、注射器本体に対して再挿入されるのを少なくとも部分的に防止する。
【0031】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材に連結し、ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するように構成されている、プランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されることで、ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように構成されているアンカー幾何形状を備える、針、を備え;ストッパー部材は、ねじ式近位接合部を画定し、プランジャ部材は、ストッパー部材のねじ式近位接合部中に螺旋状に連結するように構成されている遠位ねじ式接合部を有し、遠位ねじ式接合部がストッパー部材のねじ式近位接合部に対して意図的に小さいことで、かかる螺旋状の連結の際に、ストッパー部材の外側幾何形状は、ストッパー部材とプランジャ部材の遠位ねじ式接合部との間の螺旋状の相互連結により実質的に増加しない。
【0032】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、近位端及び遠位端を有し、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して移動させるために手動で操作されるように構成されている近位接合部を備える、プランジャ部材;尖った遠位端を有する針;ならびに注射器本体の近位端に連結しているフランジ延長部材であって、プランジャ部材に動作可能に連結し、プランジャ部材の注射器本体に対する挿入を引き起こすのに必要な軸方向の圧縮スロー距離を減少させる、注射器本体のための近位操作インターフェースを提供するように構成されている、フランジ延長部材、を備える。
【0033】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、近位端及び遠位端を有し、チャンバの長さを有する内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して移動させるために手動で操作されるように構成されている近位接合部を備える、プランジャ部材;尖った遠位端を有し、チャンバの長さ以上である針の長さによって画定される針;ならびに注射器本体の近位端に連結した延長部材であって、プランジャ部材に動作可能に連結し、針が内部薬剤チャンバ及び延長部材によって画定される容積中に完全に引き込まれるときに、針の少なくとも一部を収納するように構成されている、延長部材、を備える。
【0034】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;近位接合部を備え、ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されている、プランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されることで、ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように構成されているアンカー幾何形状を備える、針;注射器本体の近位端に連結し、プランジャ部材の近位接合部に対する注射器本体のための近位操作インターフェースを提供するように構成されている、フランジ部材、を備え;フランジ部材は、意図的に脱連結が困難であるために、プランジャ部材と注射器本体との間の移動可能な連結を保持する連結機構と組み立てられるように構成されている、2つ以上の部品の組立体を備える。
【0035】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定し、遠位に位置付けられたねじ式ルアーロック接続具に固定して連結する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;ならびに近位端及び遠位端を有する針であって、針近位端が、針連結部材を使用してルアーロック接続具に連結し、針連結部材が、ルアーロック接続具に対してラチェット連結係合を含むことで、針連結部材が、第1の方向の回転によってルアーロック接続具上に容易にねじ込まれ得るが、第1の方向と反対の第2の方向の回転による脱連結は防止され得るようにする、針、を備える。
【0036】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されることで、ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように構成されているアンカー幾何形状を備える、針;針上の第1の既知の場所に連結する第1のイメージングマーカー;針上の第2の既知の場所に連結する第2のイメージングマーカー;ならびに第1及び第2のイメージングマーカーの位置を検出することで、針の配向を全体座標システムに対して決定し得るように構成されている、イメージングシステム、を備える。
【0037】
別の実施形態は、注射のためのシステムを対象とし、本システムは、近位端及び遠位端を有し、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材であって、薬剤チャンバ内の薬剤と直接接触するように構成されている遠位表面を備える、ストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して移動させるために手動で操作されるように構成されている近位接合部を備える、プランジャ部材;尖った遠位端を有する針;ならびに注射器本体の近位端に連結した延長部材であって、延長部材が、プランジャ部材に動作可能に連結し、ストッパーがそれが少なくとも部分的に内部薬剤チャンバを出る程度に引き込まれる場合に、ストッパー部材を収容するように構成され、延長部材が、ストッパー部材の延長チャンバ中への引き込みの際に遠位表面に直接隣接して位置付けられる流体収容表面を備え、流体収容表面が、薬剤の残留液滴を収容するように構成され、それらが流体収容表面によって収容されるようになるまで、ストッパー部材の遠位表面に連結したままであり得る、延長部材、を備える。
【0038】
本発明の別の実施形態は、凍結乾燥形態で提供されてもよい注射可能な薬剤を患者に投与するための格納可能な安全注射システムを対象とする。本システムは、針格納機構の不注意による始動を防止し、同時に、凍結乾燥した薬剤成分を、本注射システムの注射器本体内に収納され得る希釈成分で戻すかまたはそれと組み合わせるための機構を備えてもよい。本システムは、深さ止めを備えてもよく、この深さ止めは、格納機構の係止部の移動を一時的に防止することによって、針格納機構の不注意による始動を防止するように構成されているバイアルアダプター構成要素に取り付けられる。
【0039】
本発明の別の実施形態は、凍結乾燥形態で提供されてもよい注射可能な薬剤を患者に投与するための格納可能な安全注射器注射システムを対象とし、凍結乾燥形態の薬剤は最初はバイアル中に収容されてもよく、注射器本体の薬剤チャンバ内に収容されている希釈剤が、手動による振とうまたは撹拌などによって、凍結乾燥した薬剤と確実に混合され得るように、バイアルを、格納可能な安全注射器注射システムを備える注射器本体に連結するために、アダプターを提供してもよい。凍結乾燥した薬剤のバイアルアダプターは、所定の荷重及び/またはトルクで解放して、バイアルアダプター及び注射器本体が適切に連結したことを示すように構成されているクラッチ機構を備えてもよい。クラッチ機構は、注射器本体ルアーロックリングの過大なトルキングを防止し、それにより、振とうまたは撹拌の際にバイアルアダプターの注射器本体からの脱係合を引き起こし得るリングの損傷または緩みを防止するように構成され得る。バイアルアダプターは、細長い形状を含んでもよく、これは、注射器本体を、注射器本体の一部に連結するかまたはそれらを含む指操作フランジ構成要素に取り付けてもよい細長いバイアルアダプター形状の一部によって少なくとも部分的にカプセル化することによって、注射器本体と凍結乾燥した薬剤のバイアルとの間の連結を強化するように構成されている。本システムは、針被覆部または遮蔽部を備えてもよく、これは、注射針部材の1つ以上の部分を単離し、針部材の一部を注射器本体に対して連結位置へと誘導し、針を所定のトルク荷重ウィンドウ内で注射器本体のルアーロックアダプターに取り付けるためにクラッチ機構を提供するように構成されている。針被覆部または遮蔽部は、所定の最大トルク荷重が達成されるまで解放しないように構成され得る。バイアルアダプター、針組立体、及び希釈剤を充填した安全注射用注射器本体は、一実施形態ではキットしてエンドユーザーに提示されてもよい。本システムは、近位機構を備えてもよく、この近位機構は、格納が所望されるまで格納機構の係止部材が移動するのを防止することによって、針部材格納機構の不注意による始動を防止するように構成されている。
【0040】
本発明の別の実施形態は、注射器本体の遠位部分に対して針突刺構成で取り付けられた針を持つ格納可能な安全注射用注射器システムを対象とする。突刺針組立体、針係止機構、及びプランジャ構造は、注射器本体と動作可能に連結してもよく、プランジャ構造は、針格納機構の始動の前に、総投与量の薬剤が注射器本体の薬剤チャンバから放出されることを確実にすることを支援するために、所定の軸方向のコンプライアンスを有する。針格納機構の始動を制御するための係止機構は、針組立体構成要素の1つ以上の部分の中に画定される1つ以上の機構から離れてまたはそれに対して移動して、針を注射器本体に対して格納するために格納メカニズムを解放するように構成されている1つ以上の要素を備えてもよい。
【0041】
本発明の別の実施形態は、凍結乾燥形態で提供され、デュアルチャンバ注射器本体の形態で操作者に提示される注射可能な薬剤を患者に投与するための格納可能な安全針注射器注射システムを対象とし、これにおいては、凍結乾燥した薬剤成分などの第1の薬剤成分と、希釈液などの第2の薬剤成分との両方が、同じ注射器本体内に収納され、これらは、プランジャを完全に挿入して混合した薬剤を針部材遠位先端を通して患者へと注射する前に、本システムのプランジャ構成要素を操作することによって、患者への注射に備えて混合され得る。本システムは、2つの構成要素を、針の一部を通して及び/またはプランジャ先端若しくはストッパー組立体の一部の周囲で、一方の構成要素を他方へと送達することによって混合するように構成されていてもよい。一実施形態では、バイパス幾何形状を注射器本体中に創出して、一方の構成要素がプランジャ先端またはストッパー組立体の一部の周囲をプランジャ組立体の注射器本体に対する所定の長手方向の相対的位置で通過することを促進してもよい。
【0042】
本発明の別の実施形態は、注射可能な薬剤を患者に投与するための格納可能な安全針注射器注射システムを対象とし、格納機構は、針部材を、プランジャ組立体の領域の中に実質的にまたは完全に格納するように構成されている。針部材は、それがプランジャ組立体の遠位端にてコンプライアントプランジャ先端またはストッパーを通して格納された後で、プランジャ組立体収納部の内径の中に格納されるように構成されていてもよい。カートリッジ型構成を利用して注射を実施してもよく、これにおいては、再利用可能な収納部、ペン型収納部構成、または自己注射器構成が、格納可能な安全針注射器注射システムの周囲に装備される。
【0043】
本発明の前述の実施形態及び他の実施形態を、以下の発明を実施するための形態において記載する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【
図1A】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図1B】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図2A】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図2B】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図3】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図4A】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図4B】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図5A】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図5B】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図5C】従来の注射用シリンジ構成の様々な態様を例示する。
【
図6A】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6B】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6C】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6D】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6E】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6F】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6G】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6H】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6I】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6J】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6K】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6L】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6M】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6N】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6O】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6P】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6Q】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6R】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図6S】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7A】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7B】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7C】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7D】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7E】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7F】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7G】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7H】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7I】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図7J】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図8A】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8B】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8C】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8D】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8E】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8F】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8G】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8H】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8I】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8J】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8K】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8L】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8M】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8N】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8O】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図8P】遠位に配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図9A】注射器本体の薬剤チャンバの遠位端に隣接して配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図9B】注射器本体の薬剤チャンバの遠位端に隣接して配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図9C】注射器本体の薬剤チャンバの遠位端に隣接して配設された有鍵針及び係止部材接合部を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10A】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10B】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10C】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10D】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10E】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10F】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10G】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10H】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10I】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10J】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10K】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図10L】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図11A】連結部材の一部を制御可能に妨害して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図11B】連結部材の一部を制御可能に妨害して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図11C】連結部材の一部を制御可能に妨害して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図11D】連結部材の一部を制御可能に妨害して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図12A】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12B】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12C】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12D】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12E】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12F】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12G】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12H】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12I】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12J】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12K】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12L】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12M】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12N】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図12O】連結部材の一部を制御可能に拡張して、安全な位置への格納のために針を解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する
【
図13A】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13B】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13C】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13D】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13E】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13F】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13G】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13H】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13I】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図13J】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14A】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14B】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14C】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14D】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14E】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14F】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14G】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図14H】安全注射システム及びその部分の様々な態様を例示する。
【
図15】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図16】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図17】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図18A】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図18B】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図19】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図20】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図21】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図22】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図23】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図24】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図25】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図26】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図27】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図28】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図29】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図30】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図31】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図32】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図33】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図34】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図35】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図36】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図37】
図6A〜12Oを参照して説明するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスを例示する。
【
図38A】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図38B】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図38C】遠位針先端が使用後に保護されている構成へと引き込まれ得る安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図39A】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図39B】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図40A】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図40B】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図40C】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図41A】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図41B】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図41C】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図41D】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図41E】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図41F】プランジャ及び/または針格納機構が、格納機構の始動なくプランジャの移動を促進するために、一時的に迂回するかまたは無効になり得る、安全注射システム構成の様々な態様を例示する。
【
図43A】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図43B】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図43C】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図43D】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図43E】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図43F】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図43G】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図43H】クラッチ式バイアルアダプター構成の様々な態様を例示する。
【
図44A】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44B】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44C】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44D】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44E】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44F】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44G】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44H】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44I】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44J】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44K】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図44L】注射の準備を支援するために安定器組立体を利用する、安全な混合及び注射システムの様々な態様を例示する。
【
図45A】過大なトルキングを防止するように構成されている針及び針被覆部係合構成の様々な態様を例示する。
【
図45B】過大なトルキングを防止するように構成されている針及び針被覆部係合構成の様々な態様を例示する。
【
図45C】過大なトルキングを防止するように構成されている針及び針被覆部係合構成の様々な態様を例示する。
【
図45D】過大なトルキングを防止するように構成されている針及び針被覆部係合構成の様々な態様を例示する。
【
図47A】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図47B】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図47C】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図47D】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図47E】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図47F】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図47G】片持式係止機構を利用して、安全な位置への格納のために針を制御可能に解放し得る、安全注射システムの様々な態様を例示する。
【
図48A】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48B】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48C】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48D】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48E】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48F】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48G】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48H】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48I】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48J】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図48K】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図49A】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図49B】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図49C】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50A】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50B】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50C】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50D】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50E】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50F】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50G】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50H】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50I】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50J】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50K】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50L】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50M】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50N】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50O】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図50P】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図51A】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図51B】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図51C】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図51D】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図51E】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図51F】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図51G】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図51H】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52A】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52B】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52C】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52D】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52E】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52F】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52G】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図52H】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図53A】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図53B】安全注射構成の様々な態様を示し、この構成としては、「針突刺」型注射システムとして利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54D】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54E】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54F】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54G】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図54H】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図54I】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図54J】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図54K】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54L】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54M】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54N】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54O】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図54P】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55D】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55E】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55F】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55G】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55H】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55I】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図55J】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図56A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図56B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図56C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図56D】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図56E】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図56F】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図57A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図57B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図57C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図58A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図58B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図58C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図58D】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図58E】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図58F】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図58G】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、混合して使用直前に注射可能な溶液を形成するように設計されている薬剤成分を利用し得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図59A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図59C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59D】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59E】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59F】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59G】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59H】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59I】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図59J】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図59K】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図59L】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60D】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60E】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60F】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60G】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60H】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60I】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60J】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60K】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図60L】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61A】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61B】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61C】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61D】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61E】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61F】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61G】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
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図61H】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61I】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61J】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61K】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61L】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61M】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61N】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61O】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61P】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61Q】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61R】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【
図61S】安全注射構成の様々な態様を例示し、この構成としては、針格納機構が実質的にプランジャ収納部内に収納され得る構成が挙げられるが、これに限定されない。
【発明を実施するための形態】
【0045】
図6A〜6Bを参照すると、薬剤チャンバ(40)を画定する従来の市販の充填済み注射器本体(34)を持つ安全注射システムの2つの直交図(orthogonal view)が示され、ストッパー部材(36)は、薬剤チャンバの近位側を閉塞し、一方で、遠位針先端(48)が露出して注射の準備ができている状態で示される針組立体(46)は、操作者によるプランジャ組立体(44)の注射器本体(34)に対する挿入に供される、薬剤のチャンバ(40)からの遠位の排出を制御する。針組立体(46)は、ルアー接合部(14)を使用して、針部材の近位端(50)がルアー接合部(14)を通って薬剤チャンバ(40)へと延在した状態で注射器本体(34)に着脱可能に連結する。強制的に連結すると(即ち、精密なスナップ適合により)脱連結が困難であるように構成されている2つの嵌め合い側部を備えるフランジ連結組立体(56)は、注射器本体(34)の近位端に適合し、プランジャ組立体(44)に、それが注射器本体(34)に対して挿入または格納されるときに、摺動可能な接合を提供する
【0046】
図6Cは、
図6Aに示すものなどの構成の展開図を例示し、これには、露出した遠位針先端(48)を覆って保護的に連結するように構成されている針被覆部材(62)も追加されている。針組立体(46)は、近位針部分(50)と遠位針部分(48)との間で連結する針ハブ部材(58)を備える。フランジ連結組立体(56)の2つの嵌め合い部分(52、54)は、分解して、かつそれらが連結し得る従来の注射器本体(34)のフランジ幾何形状(38)に隣接して示す。2つの嵌め合い部分の大きい方(54)は、以下で更に説明する通り、内側に突出し、係止構成と接合するように機能する係止停止機構を備える。プランジャ組立体(44)は、従来のストッパー部材(36)を備えるコンプライアント材料(即ち、ブチルゴム材料など)の中にねじ込まれるように構成されているねじ式接合部(60)に連結するプランジャハブ部材(64)を備える。
【0047】
図6Dは、プランジャ収納部材(70)を特徴とするプランジャ組立体(44)の展開図を例示し、このプランジャ収納部材(70)は、サムパッドなどのプランジャ操作インターフェース(128)、以下に記載の係止回転収納機構(124)、及びプランジャ収納部材(70)内で同軸上に配設されて所望のばね定数性能を提供するように構成されている示される2つのばね部材(66、68)などの1つ以上のエネルギー蓄積部材を収納するように画定される内部チャンバを特徴とする。ばね部材(66、68)は、係止ハブ部材(72)に対して荷重を提供するように構成され、この係止ハブ部材(72)は、以下に記載のように、プランジャ収納部材(70)に対する制御された解放のための係止部材(74)に回転可能に連結する。解放時、係止ハブ部材(72)は、以下で更に詳細に説明するように、フランジ連結部材(52)の係止停止機構に対して押して、ストッパー(36)を近位に格納する。
【0048】
図6E〜6Kは、針ハブ組立体(58)を持たない既に示した針組立体(46)の要素を備える針棘組立体(76)の態様を例示する。
図6Eを参照すると、針棘組立体(76)の遠位部分(48)は、注射部材(78)上に形成された尖った皮下注射針先端を備える。近位部分(50)も、遠位部分を形成する連結部材(80)中に形成される尖った先端を備える。遠位レリーフ幾何形状(110)が中に形成されている中空接合部材(82)が連結部材を管状注射部材(78)に連結させる。これらの要素は、
図6G〜6Iにおいてより大きく拡大して断面で示す。特に、
図6Iのクローズアップ断面図を参照すると、注射部材(78)、連結部材(80)、及び中空接合部材(82)の相互連結が示されている。これらの要素は、締まりばめ、溶接、及び/または接着を用いて共にまとめられてもよい。示す実施形態における連結部材(84)の最近位端は、「ハープーン」型幾何形状を備え、この幾何形状は、それが接合し得るコンプライアント部材、例えば、ストッパー部材の一部に穿刺しそれを握持するように構成されている。
図6J及び6Kは、連結部材の様々な態様のクローズアップ図を例示し、この連結部材は、例えば、レーザー切断、エッチング、及び/または機械加工技法を使用して、薄い板金構成要素から形成され得る。ハープーン幾何形状の反対側の連結部材(80)の端部は、僅かなばね荷重によって接合部材(82)中に締まりばめされるように構成されている、繋ぎ接合部(86)を備えてもよい。
【0049】
図6L〜6Sを参照すると、針棘組立体(76;注射部材(78)、接合部材(82)、及び連結部材(80)を備える)及び針ハブ組立体を備える針組立体(46)は、複数の内向きの放射状突出表面(88)を特徴とし得る針被覆部(62)内に形成される内部チャンバ中に挿入されてもよく、内向きの放射状突出表面(88)は、針組立体(46)の針被覆部(62)に対する整列を維持することで、針組立体を針被覆部内に予測通りに収納したままにし得、かつ針組立体を予測通りに注射器本体に連結させ得るように構成されている。
図6Mは、針ハブ組立体(58)の一実施形態の展開図を示し、この針ハブ組立体(58)は、針棘組立体(76)を少なくとも一時的にかつ少なくとも部分的に収納すると同時に、針棘組立体(76)が露出し再使用されるかまたは危険となる可能性がある、遠位針端部(48)の針ハブ組立体(58)を越えた針棘組立体(76)の再挿入を防止する構成へと制御可能に変換するように構成されている。全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第61/841,702号に記載のものと同様に、針ハブ組立体は、2つの屈曲可能なアーム(98)を有する連結部材(96)を備えてもよく、この屈曲可能なアーム(98)は、摺動可能なドア部材(94)と接合して、
図6Lのように組み立てたときに、針棘組立体(76)が、近位収納部(92)を通過し、封止Oリング(108)を通過し、連結部材(96)に形成されたアパーチャー(100)を通過し、2つのアーム(98)の間を通り、摺動可能なドア部材(94)に形成されたアパーチャー(102)を通過し、遠位収納部(90)を通過するように構成されている。針棘組立体(76)が針収納組立体(58)に対して近位に移動するとき、注射部材(78)の遠位部分(48)が摺動可能なドア部材(94)のアパーチャー(102)を通過するとすぐに、ドア部材(94)の側部の傾斜した接合幾何形状(106)に対して屈曲した状態にあるアーム(98)の荷重により、摺動可能なドア部材(106)が針棘(76)の長手方向軸に対して直交して摺動するかまたはずれて、窪みまたは陥没(ドアを通過する明らかなアパーチャーまたは通路ではない)を特徴とするドア部材(94)の部分(104)を、続いてかかる針先端(48)を針ハブ組立体(58)を越えて挿入しようとする場合に、針先端(48)の通路に配置する(換言すると、ここでドア(94)は、針ハブ組立体(58)を通過し切る更なる再挿入を阻止する)。
【0050】
図6N〜6Sは、針組立体(46)の針被覆部材(62)との接合を例示する。示す実施形態では、複数のラグ接合機構(112)が針ハブ組立体(58)の外部表面中に形成され、これは挿入(114)及び転動(116)の両方のための戻り止め接合機構を持つ複数の「L形状」スロット(113)と接合するように構成され、それにより、針組立体(46)が、針被覆部材中に挿入され、針被覆部及び針組立体(46)の軸方向の整列を維持するように、針ハブ組立体(58)に係合する複数の内向きの放射状突出表面(88)によって誘導され、その後、針ハブ組立体ラグ接合機構(112)は、「L形状」スロット(113)を通して挿入されるかまたはねじられるときに、戻り止め接合機構(114、116)にスナップオーバーされ得る。かかる針被覆部(62)と針組立体(46)との比較的頑丈な連結は、針組立体(46)の注射器本体(34)への手動による連結を支援するように構成されており、これは、針被覆部(62)戻り止め接合機構(即ち、ねじり用に1つ、挿入/格納要に1つ)が手動で克服された後で、近位部分(50)が、内向きの放射状突出表面(88)の支援により、主題の注射器本体(34)のルアーアダプター(14)中に真っすぐ誘導されるからである。一実施形態では、戻り止め接合幾何形状は、回転抵抗性の戻り止めを通過し針被覆部(62)を除去して針を露出させるのに求められる回転荷重が、針組立体が注射器本体に回転によって十分に連結したことを確実にするのに求められる回転荷重以上であるように、具体的に構成されている(即ち、幾何学的なサイズ決定及び公差)。かかる構成により、針が針被覆部(62)から除去される前に、針組立体が実際に注射器本体に十分に連結していることを更に確認することができる。この一連の回転及び軸による戻り止めは、本明細書で例示及び記載するものなどの格納可能な針及びハブ組立体と共に、または従来の(即ち、格納不可能な針及びハブ組立体上の)注射システムと共に使用され得る。
【0051】
図7A〜7Jを参照すると、安全注射システムのための様々な例示的プロセスステップが示される。
図7A及び7Bを参照すると、完全な安全注射システムが、針被覆部が針組立体の遠位部分(48)を覆った状態で示される。
図7Bの断面図は、ばね部材(66、68)が、係止部材(74)によって定位置に保たれながら係止ハブ部材(72)によって保持される蓄積されたポテンシャルエネルギー構成で圧縮されることを示す。
図7C及び7Dを参照すると、針被覆部(62)が、針遠位部分(48)を患者に対して注射の準備ができている構成で露出するために除去されている(即ち、ねじった後で針ハブ組立体に対して引っ張って、上記の2つの保持戻り止め機構を克服することなどによって)。
図7E及び7Fを参照すると、注射器本体(34)に連結するフランジ連結組立体(56)の指による捕捉と組み合わせた近位プランジャ接合部(128)の親指による押し下げなどにりプランジャ(70)及びストッパー(36)を注射器本体(34)に対して操作することによって、薬剤チャンバ(40)の内容物が針(48)遠位先端(48)からほぼ完全に放出されている。
図7Fの断面図に示すように、ストッパー(36)挿入スロー距離の僅かな部分(99)は、ストッパー(36)及びプランジャ(70)の完全挿入まで残る。ばね部材(66、68)は、係止部材(74)によって保持されるとき、蓄積されたポテンシャルエネルギー構成に留まる。
図7G及び7Hを参照すると、ストッパー部材(36)が注射器本体(34)に対して完全に挿入された直後であり、針(50)の近位端のハープーン幾何形状によって穿刺され、それによりストッパー(36)及び針(50)が連結している。係止部材(74)は、フランジ連結組立体(56)の係止停止機構(126)と接合しており、それにより係止部材(74)が示すように回転することで(プランジャ収納部材70の係止回転収納機構124によって提供されるレリーフによって促進される)、それが係止接合機構(122)から脱連結となり、係止ハブ部材(72)を解放して、ばね部材(66、68)の蓄積されたポテンシャルエネルギーを使用してプランジャ収納部(70)とフランジ連結組立体(56)の係止停止機構(126)との間に圧縮荷重を適用するようにし、それにより、針の遠位部分(48)が7I〜7Jに示すように注射器本体(34)の薬剤チャンバ(40)内に安全に収納されるように、プランジャ収納部(70)、ストッパー部材(36)、相互連結するようになった針組立体(48、50)が、プランジャ収納部(70)と共に近位に引っ張られる。加えて、針を、その遠位部分(48)が外側に露出され得るように前進させるいずれの更なる試みも、上記のような針ハブ組立体(58)内の摺動可能なドア部材(94)の閉鎖によって無効となる。
【0052】
飛んで
図13A〜14Hを参照すると、
図13A〜14Hの構成にある注射器本体(34)が
図6A〜7Jのものよりも著しく短いことを除いて、
図6A〜7Jを参照して説明したものと同様の構成が示されている。例えば、1つの変形では、
図6A〜7Jの実施形態の注射器本体は、市販の3ミリメートルの注射器本体であり得、
図13A〜14Hの注射器本体は、市販の1ミリメートルの注射器本体であり得、これは、針組立体の長さ未満である薬剤チャンバの長さを有することで、注射器本体の薬剤チャンバの保護管理内に少なくとも部分的に位置付けられることで、鋭利物の危険性または再使用の防止という目的を困難にする。
図13G〜13Jに示すように、
図6A〜7Jの実施形態のものと同様の安全機能性は、フランジ連結組立体(56、嵌め合い構成要素52及び54)の伸長した長さ寸法(130)を使用して達成してもよく、この長さ寸法(130)は、針の遠位先端(48)を注射器本体(34)の領域の中に配置することができるように注射器本体(34)の近位側を越えて格納する必要があり得る針/プランジャ相互連結組立体の近位部分を収めるように構成される。
図13G及び13Hを参照すると、これまでに薬剤チャンバ(40)内に収容された薬剤の残りの液滴が近傍を出てしまうのを防止するために、ウィッキング表面機構及び幾何形状(132)が、ストッパーが注射器本体(34)からフランジ連結組立体(56)内に形成される内部容積中に引き込まれるときに通過する表面に形成されている。
図14A〜14Hは、
図7A〜7Jのものと同等である注射システムプロセスを例示し、
図14A〜14Bは、針被覆部(62)が定位置にある使用の準備ができた組立体を示し;
図14C〜14Dは、針被覆部が除去され、針遠位先端(48)が露出している使用の準備ができた組立体を例示し;
図14E〜14Fは、針部材の近位部分(50)がストッパー部材(36)中に穿刺しそれに連結している完全なストッパー部材(36)の挿入を示し、またばね部材(66、68)がプランジャ/ストッパー/針組立体の格納を自由に引き起こすように(かかる格納は
図14G及び14Hに示す)係止停止機構(126)によって回転する係止部材(74)も示し、これにおいては、ストッパー部材(36)は、ストッパー部材(36)及び針の近位部分(50)がフランジ連結組立体(56)内に形成された内部容積内に収容されるときに、いずれの残留している薬剤の液滴もそこに収容するように、ウィッキング表面機構及び幾何形状(132)を越えて格納されており;摺動可能なドア部材(94)は、注射器本体(34)に対する針部材の遠位部分(48)のいかなる再挿入も防止するように、阻止位置に移動している。上記のように、フランジ連結組立体の長さを伸ばして、注射器本体に対して様々な長さの針部材を収めることができる。
図14G〜14Hに例示する構成は、再挿入が阻止され得るように、摺動可能なドア部材(94)を越えて針の遠位端(48)を引き込むのにちょうど十分な長さを有し、更なるフランジ連結組立体(56)の長さ(130)を、針遠位先端(49)をストッパー(36)及びプランジャ(70)の格納時に注射器本体(34)の領域内に十分に配置するために、他の変形に含めてもよい。
【0053】
図6A〜7J及び13A〜14Hを参照して上に記載した実施形態がばね格納構成を特徴とする一方で、他の実施形態は、ばね金物類を避け、手動手段による格納(プランジャ操作インターフェース128に対する格納するための引っ張りなどによって)、または真空によって支援される格納構成、例えば、参照の出願によって組み込まれている前述の構成に記載のものを特徴としてもよく、それにより、手動のストッパー挿入中に真空荷重が注射器本体(34)の領域内において生じ、これを、それが針組立体の一部に沿って安全構成へと引っ張るときに、同じストッパーの格納中の支援に使用することができる。
【0054】
図8A〜12Oを参照すると、様々な安全注射システム構成が針/注射器本体接合構成について例示され、この針/注射器本体接合構成は、かかる構成の各々において、針の一部が注射器本体(34)の従来の遠位テーパ構造(144)(即ち、ルアーテーパなど)によって支持されるか、またはその中に「突刺される」ということに起因して、「針突刺」構成と称され得る。これらの構成は、針が注射用途のために「突刺され」、その後、前述の構成のものに多少類似した様式で、格納、安全な貯蔵、及び再使用防止のために、これらの突刺された相互連結から制御可能に解放され得ることを例示する。
【0055】
図8A〜8Pを参照すると、針を突刺構成へと制御可能に連結し、針を突刺構成から解放するための様々な態様が示される。
図8Aに示すように、針組立体(138)は、カニューレ様の幾何形状を有する遠位端(140)及び尖った遠位先端(152)を備えてもよい。放射状に突出している係止表面機構(148)は、遠位針部分(140)中に形成されるか、またはそれに固定して連結してもよく、示すように遠位に配設された係止部材(146)を有する注射器本体に対する突刺構成からの針の連結及び解放において、キーイング機能を行うように構成されてもよく、ここでは、有鍵接合により、放射状に突出している係止表面機構(148)を使用して針を注射器本体に対して「ロックイン」または「ロック解除」することが可能となり、これについては以下で更に詳細に記載する。針組立体(138)は、遠位針部分(140)の近位端に連結する封止部材(134)及び荷重板(136)を更に備えてもよく、これらに、近位針部材(142)の遠位端が連結点(152)にて固定して連結する。これらの部材を、
図8D〜8Gにおいて非連結形態で示す。針組立体の近位端(142)は、ハープーン近位端機構(84)を持つねじった板金片を備え、このねじりは、相対的旋回を防止または拘束しながら近位端をコンプライアント部材中に挿入または穿刺するときに、ねじりモーメント荷重が蓄積されるように意図的に構成され、かかる回転の拘束の解放時に、モーメント荷重が相対的転動運動を創出し、これを利用して、有鍵接合をロック解除することができる。換言すると、
図8H〜8Jを参照すると、係止部材(146)は、遠位針部材(140)がそれを通して位置付けられ得るように構成され、放射状に突出している係止表面機構(148)は、係止部材と放射状に突出している係止表面機構(148)との間の格納運動が防止される第1の位置(154)にあるか、係止部材が放射状に突出している係止表面機構(148)の係止部材を通した軸方向の除去/引き込みを収めるように構成されている第2の位置(156)に転動するかのいずれかである。故に、針組立体(138)を市販の注射器本体(34)に対して突刺位置に組み立てるために、針組立体(138)は、封止部材(134)が注射器本体(34)の薬剤チャンバ(40)の内側の遠位壁に対して着座するまで、
図8Kに示すように、薬剤チャンバ(40)を通して挿入されてもよく、その後、係止部材は、放射状に突出している係止表面機構(148)を含む針の遠位部分(140)及び針組立体の上に挿入されてもよく、放射状に突出している係止表面機構(148)が、まず適合させたアパーチャーまたは孔を通過し(即ち、上記の第2の位置において、
図8I中の156の位置で)、係止部材(146)を通過し、その後、回転して放射状に突出している係止表面機構(148)をロック位置に(即ち、上記の第1の位置において、
図8I中の154の位置で、針部材が係止部材146に対して引き込まれることができないように)再配置するように、係止部材に対して挿入され回転してもよい。かかる動作は、例えば
図8N〜8Pで更に例示する。
図8Mに示すように、針組立体を注射器本体及び相互連結した係止部材(146)に対してロック解除するために、針組立体の注射器本体(34)に向けた挿入の組み合わせた荷重パラダイムを、放射状に突出している係止表面機構(148)を上記の第2の位置に回転して転がすための回転運動と併せて利用してもよく、これにおいては、放射状に突出している係止表面機構(148)は、係止部材(146)を越えて引き込まれ得る。故に、一実施形態では、プランジャ部材(70)がストッパー部材(36)を針部材のねじった近位端(142)上に押しつけることは、3つのことを達成し、その3つとは、放射状に突出している係止表面機構(148)を係止部材(146)に対してねじるためのモーメント荷重を構築すること、放射状に突出している係止表面機構(148)を係止部材(146)に対して押すこと、及び上記のようなばね荷重、真空、または手動の格納手段を使用して安全位置へと格納され得るように、近位針(142)のハープーン機構を穿刺してストッパー部材(36)との連結関係に至らせること、である
【0056】
図9A〜9Cを参照すると、別の有鍵針の突刺/非突刺構成が例示され、これにおいては、近位針部分(166)は、キーイング機構(176)を備える遠位部分を有し、これは、注射器本体(34)の内径に封止するように構成されている封止部材(168)と膨張リング(172)との間に位置付けられる荷重板(170)を通して形成されるスロット(174)を通してロック可能に/ロック解除可能に接合し得る。ストッパー及びプランジャと接合するときのロック及びロック解除動作は、上記のものと同様であってもよく、有鍵接合は、
図8A〜8Pの実施形態のように、注射器本体(34)に対して外側ではなく内側に位置付けられる。
【0057】
図10A〜10Lは、市販の注射器本体(34)に対する針組立体のための別の突刺/非突刺構成を例示し、これにおいては、近位側が針組立体(180)に対して自由に回転または屈曲する、針組立体(180)の遠位部分(182)に遠位に固定して取り付けられる片持式係止機構(192)を、挿入荷重のみによる(即ち、前述の構成のように、ねじりまたはモーメント荷重なしの)制御された非係止に使用してもよい。
図10A〜10Eは、針組立体が、患者の組織に進入する間に軸方向に荷重されるときに格納されないように構成されている位置で係止された、使用の準備ができている注射システムを例示し、
図10Fに示すように、これは、かかる構成において、片持式係止機構(192)の近位端(196)が、係止部材のノーズピース(190)中に形成された陥凹(194)の中に捕捉されることに起因する。
図10Gの展開図ならびに
図10H及び10Iの詳細図に示すように、針組立体(180)は、遠位針部分(182)、近位針部分(184)、針センタリングブッシュ(202)、封止部材(186;コンプライアンスを増加させるために、
図10J及び10Kに示すようにリブ及び/または他のレリーフ幾何形状(204)を有するように構成されてもよい)、及び
図10Gに示すようにプランジャ部材(70)に連結するストッパー(36)と接合するように構成されている荷重板(186)を備えてもよい。係止部材ノーズピース(190)、閉塞要素(201)、及びキャップ部材(200)も、
図10Gに示す。システム組立体において、針組立体(180)は、注射器本体(34)の遠位端(144)及び係止機構(192)の近位端(196)を通してねじ込まれた針遠位端(182)が露出した状態で(付勢されて格納のために「同じ高さの」構成へと針遠位端182に向けて屈曲することが好ましい)、
図10Gに示すように、市販の注射器本体(34)を通して挿入されてもよく、その後、係止機構(192)の遠位端(196)が外向きに屈曲し、係止部材ノーズピース(190)の陥凹(194)に適合してもよく、針遠位部分(182)を覆う閉塞要素(201)及びキャップ部材(200)のねじ込みが続き、結果、
図10Fに示す構築がもたらされる。プランジャを完全挿入してストッパー部材を荷重板(188)に対して押す際に、針組立体(180)は、係止機構(192)の遠位端(196)が陥凹(194)から出て来て、針部材(182)に対して同じ高さの位置へとスナップによりはめ込むことを可能にするのにちょうど十分なように挿入され、これが、上記のようなばね荷重機構、真空荷重支援、または手動の格納などによって、針組立体(180)を注射器本体(34)に対して安全位置へと引き込む。針遠位部分(182)の遠位先端を閉塞部材(201)を越えて格納することで、閉塞部材(201)は、かかる閉塞部材(201)を再整列させて、針遠位部分(182)のこの閉塞部材(201)を越えた再挿入を可能にすることが極めて困難となるように、閉塞部材(201)を収容する小さいコンパートメントの内側の周囲で自由に移動/再配向できるように構成され、故に、閉塞部材(201)は、遠位針通路を機能的に閉塞し、針の再露出を防止することにおいて前述の摺動可能なドア部材(94)に多少類似して機能する。
【0058】
図11A〜11Dを参照すると、別の実施形態では、1つ以上の構造部材及び/または封止部材が、針を、突刺構成から、それを安全位置に引き込み得る非突刺構成へと解放するように改変されてもよい。
図11Aに示すように、針組立体は、遠位部分(218)と、薬剤の患者への注射中に、針組立体を突刺構成に固定して保持し、その後、ストッパー部材(36)及びプランジャ(70)の注射器本体(34)に対する完全挿入位置にて、1つ以上の封止部材及び/または構造部材(208、206)の把握を解放することで、針部材が近位に引き込まれて、1つ以上の封止部材及び/または構造部材(208、206)を後にするように構成されている、1つ以上の封止部材及び/または構造部材(208、206)に連結する近位部分(216)と、を備えてもよい。
図11Bに示す断面図において示すように、針は、突刺構成にあり、注射の準備ができている。
図11Cに示すように、ストッパー部材(36)が注射器本体(34)に対して完全に挿入された状態では、封止部材(208)は無傷のままであるが、針組立体の一部は、封止/把握部分212などの複合体安定化部材(206;ここではコンプライアント封止/把握部分212及びより剛性の構造部分210を備える)の一部を破砕または切断し、それにより針を安定化部材(206)に対して軸方向に解放することで、針が、上記のようなばね荷重機構、真空荷重支援、または手動の格納などによって、注射器本体(34)に対して安全位置へと格納され得るようにする(例えば、
図11Dに示すように)。
【0059】
図12A〜12Oを参照すると、
図11A〜11Dのものに多少類似している実施形態が例示され、これにおいては、封止/把握グロメット部材(222)が、針組立体(224)に連結するスペーサー/拡張器組立体(232)の拡張器部分(234)によって拡張され、この拡張により、グロメットは、針組立体(224)を患者注射使用のための「突刺」型の構成に保持する把握安定化構成から、針組立体(224)が、上記のようにばね荷重機構、真空荷重支援、または手動の格納などによって、
図12M〜12Oのように注射器本体(34)に対して安全位置に引き込まれ得る「非突刺」構成へと変換する。
図12A、12C、及び12D〜12Fは、使用の準備ができている安全注射システムを例示し、
図12Aは、使用前の針を覆う保護用針キャップ(220)も示す。
図12B、12E、及び12Fに示すように、ハープーン構成(84)を特徴とする近位端(226)、患者への注射のための尖った遠位端(228)、及び近位端と遠位端とを連結するための連結輪(230)を備える針組立体(224)は、連結輪(240)によって拡張管(234)に連結したスペーサー部材(238)を特徴とするスペーサー/拡張器組立体(232)を通して挿入されてもよく、このスペーサーは、スナップリング(236)を使用して注射器本体(34)の遠位端(144)に対して固定して保持されてもよく、針組立体は、
図12Fにおいて「223」と標識する場所の周囲の針部材の近位部分(226)へのグロメット部材(222)の把握がない場合、スペーサー/拡張器組立体(232)の内側を通して摺動可能である。この把握は、実質的に従来の組織内注射の荷重に耐えるのに十分であるように構成され、故に、針を注射器本体(34)に対して「突刺」構成に配置する。
図12G〜12Iは、プランジャ及びストッパーが、注射内腔(244)を通して薬剤を患者へと注射するために挿入されることを例示する。
図12J〜12Lを参照すると、
図12Lで詳細に示すようなプランジャ及びストッパー(36)の完全着座構成への更なる挿入荷重により、拡張管(234)は、それまでは把握領域(即ち、
図12F中では)であった部分を横切って前進し、針が、
図12M〜12Oに示すように、上記のようにばね荷重機構、真空荷重支援、または手動の格納によって、注射器本体(34)に対する安全位置へとスペーサー/拡張器組立体及び注射器本体に対して自由に格納されるようにする。
【0060】
これらの実施形態の様々な構成要素のための好適なポリマー材料としては、アセタール、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS、ナイロン、ガラス充填ナイロン、ガラス充填アセタール、PEEK、ガラス充填PEEK、カーボンファイバー充填PEEK、COC(環状オレフィンコポリマー)、COP(環状オレフィンポリマー)、PEI(Ultem)、ガラス充填PEI、及びPEKK、ならびにこれらのコポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。
【0061】
プランジャ挿入部材などの構造に好適な構造用金属としては、ステンレス鋼、クロムコーティングした鋼、真鍮、ニッケル、及びチタン、ならびにこれらの合金が挙げられるが、これらに限定されない。
【0062】
好適な針部材のサイズは、約34ゲージ/6ミリメートル長〜約20ゲージ/2.5インチ長の範囲である。
【0063】
図15〜37を参照すると、
図6A〜12Oを参照して記載するものなどの安全注射構成を利用して注射手順を実施するためのプロセスが例示される。
【0064】
図15を参照すると、1つの方法は、(302)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、アンカー幾何形状を備える、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(304)ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように、針のアンカー幾何形状をストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入すること、を含み得る。
【0065】
図16を参照すると、1つの方法は、(306)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針;及び注射器本体及び針に動作可能に連結する連結部材、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(308)連結部材を、針が注射器本体に着脱可能に連結する第1の状態と、針が注射器本体に対して自由に格納できる第2の状態との間で移動させること;ならびに(310)連結部材を、針が注射器本体に対する更なる挿入から機械的に防止される第3の状態へと移動させること、を含み得る。
【0066】
図17を参照すると、1つの方法は、(312)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材の完全に挿入された位置への格納の際に、ストッパー部材に連結することで、ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に収容するように構成されている、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(314)針が、内部薬剤チャンバ中へと、針の遠位端が内部薬剤チャンバ内に収容される位置に格納される際に、針を、注射器本体の長手方向軸と整列させないことで、針が内部薬剤チャンバから出て再挿入されることを防止するようにすること;ならびに(316)針が注射器本体の長手方向軸と整列しなくなった後で、針を注射器本体に対して再挿入しようとする際に、針を、塑性的に変形するように(針の少なくとも1つの部分を屈曲させることなどによって)構成すること、を含み得る。
【0067】
図18Aを参照すると、1つの方法は、(318)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った遠位端を有する針;及び注射器本体に移動可能に連結する針ドア部材、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(320)針ドア部材を、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を促進する第1の状態から、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を防止する第2の状態へと移動させること;ならびに(322)針ドア部材を、針の長手方向軸に対して平面(針の長手方向軸に対して実質的に垂直である平面など)で摺動可能に移動させること、を含み得る。
【0068】
図18Bを参照すると、1つの方法は、(318)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った遠位端を有する針;及び注射器本体に移動可能に連結する針ドア部材、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(320)針ドア部材を、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を促進する第1の状態から、針ドア部材が注射器本体に対する針の挿入を防止する第2の状態へと移動させること;ならびに(324)針ドア部材を針の長手方向軸に対して回転させること(針の長手方向軸と実質的に交差するかまたは交差しない回転軸を中心とした回転など)、を含み得る。
【0069】
図19を参照すると、1つの方法は、(326)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体、及びルアーテーパを画定する遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成され、近位端及び遠位端を有する、ストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び遠位針接合部に着脱可能に連結し、内部薬剤チャンバを封止するように構成されている、薬剤キャップ、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(328)薬剤キャップを除去すること;ならびに(330)針を注射器本体に着脱可能に連結することであって、針が、近位端及び遠位端を有し、近位端が、薬剤キャップが除去された後でルアーテーパの外側表面に着脱可能に連結するように構成されている連結部分と、ストッパー部材の注射器本体に対する引き込みの際に、針が注射器本体に対して引き込まれ得るように、ストッパー部材に連結するように構成されている格納部分と、を備える、連結すること、を含み得る。
【0070】
図20を参照すると、1つの方法は、(332)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った近位端及び遠位端を有する針;及び少なくとも針の尖った遠位端を一時的に収納及び保護するように構成されている内部容積を画定する針被覆部材、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(334)針被覆部材を利用して、針の尖った近位端を、注射器本体との接合のために、これら2つがユーザーによって接合されるときに、整列させること、を含み得る。
【0071】
図21を参照すると、1つの方法は、(336)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った近位端及び遠位端を有する針;及び少なくとも針の尖った遠位端を一時的に収納及び保護するように構成されている内部容積を画定する針被覆部材、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(338)針被覆部材及び針を、少なくとも1つのスナップオーバー式戻り止め接合部、例えば、針及び針被覆部の相対的回転を防止するように配向された1つの戻り止め接合部、及び針及び針被覆部の相対的挿入/格納を防止するように配向された1つの戻り止め接合部によって、着脱可能に連結すること;ならびに(340)針被覆部材を使用して、針の尖った近位端を、注射器本体との接合のために、これら2つがユーザーによって接合されるときに、整列させること、を含み得る。
【0072】
図22を参照すると、1つの方法は、(342)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び近位端及び遠位端、及びそれらの間に画定される気泡排出内腔を有する針であって、気泡排出内腔が、針の中へと画定され、薬剤チャンバの遠位端に直接隣接して位置付けられる入口ポートを備える、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(344)薬剤チャンバ内の気泡を、薬剤チャンバへの針の近位端の突出の度合いに関わらず、ストッパー部材の挿入によって放出すること、を含み得る。
【0073】
図23を参照すると、1つの方法は、(346)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び尖った近位端及び遠位端を有する針;近位端及び遠位端を有し、薬剤チャンバ内に封止可能に配設されている遠位封止要素であって、針近位端に解放可能に連結することで、封止された接合部がそれらの間に提供されるようにする、遠位封止要素、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(348)第1の連結モードにおいて、針の尖った近位端を、遠位封止要素が針近位端を把持するように、少なくとも部分的に遠位封止要素を通して位置付けること;ならびに(350)第2の解放モードにおいて、拡張要素を使用して、針が遠位封止要素から解放可能となるように、遠位封止要素と針の尖った近位端との間の接合部を拡張すること;ならびに(352)ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように、尖った針近位端をストッパー部材に連結すること(尖った針近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されるように構成されているアンカー幾何形状を備えるようにすることなどによって);ならびに(354)プランジャを注射器本体に対して前進させて、薬剤を内部薬剤チャンバから針の遠位端を通して強制的に放出すること、を含み得る。
【0074】
図24を参照すると、1つの方法は、(356)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;尖った近位端及び遠位端を有する針;針の近位端の少なくとも一部の周囲に着脱可能に連結し、針の近位端を、それから離れて拡張されるまで把持するように構成されている、遠位封止要素;及び針近位端に連結する拡張要素、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(358)遠位封止要素を針の前記近位端から離して拡張して、針を、遠位封止要素の拡張要素に向けた前進によって遠位封止要素から解放すると同時に、拡張要素及び相互連結した針が、注射器本体に対して実質的に不動のままであること;ならびに(360)ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように、尖った針近位端をストッパー部材に連結すること(尖った針近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されるように構成されているアンカー幾何形状を備えるようにすることなどによって);ならびに(362)プランジャを注射器本体に対して前進させて、薬剤を内部薬剤チャンバから針の遠位端を通して強制的に放出すること、を含み得る。
【0075】
図25を参照すると、1つの方法は、(364)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位端に連結する、針;及び注射器本体に動作可能に連結し、少なくとも針の遠位端が通過し得る内腔を画定する針鞘であって、針鞘が、針の近位端に向けて圧縮されて、注射のために針の遠位端を露出する、第1の状態と、針鞘が、針遠位端を越えて前方に前進して、針を実質的に被覆し、針の遠位端との接触を防止する、第2の状態と、を有するように構成され、第1の状態において、ストッパー部材が注射器本体に対して所定の位置(ストッパー部材が注射器本体に対して最大前進位置に前進する位置など;この所定の位置にて、プランジャが、針に対して、鞘保持要素を解放し得る荷重を適用し得る)に前進するまで針鞘を第1の位置に保持する鞘保持要素がない場合、エネルギー蓄積部材(ばねなど)が圧縮されて針鞘を付勢し、第2の状態へと前方に弾く、針鞘、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(366)ストッパー部材を、注射器本体に対して所定の位置へと前進させて、針鞘を、針遠位端を越えて前方に前進させること;ならびに(368)針鞘が注射器本体に対する所定の軸方向延長位置を過ぎて第2の状態に前進するのを抑制するために鞘制限部材を使用すること、を含み得る。
【0076】
図26を参照すると、1つの方法は、(370)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位端に連結する、針;及び注射器本体に動作可能に連結し、少なくとも針の遠位端が通過し得る内腔を画定する伸縮式針鞘であって、伸縮式針鞘が、針鞘が、針の近位端に向けて伸縮自在に圧縮されて、注射のために針の遠位端を露出する、第1の状態と、針鞘が、針遠位端を越えて前方に伸縮自在に前進して、針を実質的に被覆し、針の遠位端との接触を防止する、第2の状態と、を有するように構成され、第1の状態において、ストッパー部材が注射器本体に対して所定の位置(ストッパー部材が注射器本体に対して最大前進位置に前進する位置など;この所定の位置にて、プランジャが、針に対して、鞘保持要素を解放し得る荷重を適用し得る)に前進するまで針鞘を第1の位置に保持する鞘保持要素がない場合、エネルギー蓄積部材(ばねなど)が圧縮されて針鞘を付勢し、第2の状態へと前方に弾く、針鞘、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(372)ストッパー部材を、注射器本体に対して所定の位置へと前進させて、針鞘を、針遠位端を越えて前方に伸縮自在に前進させること;ならびに(374)針鞘が注射器本体に対する所定の軸方向延長位置を過ぎて第2の状態に前進するのを抑制するために鞘制限部材を使用すること、を含み得る。
【0077】
図27を参照すると、1つの方法は、(376)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体、及び内部薬剤チャンバに流体連結している内部表面を画定するルアーテーパを備える遠位接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;及びストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材、を備える注射用組立体を提供すること;(378)近位端及び遠位端を有する針を、針の近位端が注射器本体のルアーテーパの内部表面に着脱可能に取り付けられるように注射器本体に連結すること;ならびに(380)プランジャを注射器本体に対して前進させて、薬剤を内部薬剤チャンバから針の遠位端を通して強制的に放出すること、を含み得る。
【0078】
図28を参照すると、1つの方法は、(382)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されている、プランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に取り付けられる、針;ならびに針と遠位針接合部との間で動作可能に連結している針封止部であって、針の外部表面と遠位針接合部との間の流体流動を防止するように構成されている、針封止部、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(384)針を、少なくとも1つの放射状に突出している係止機構に連結することであって、係止機構が、機械的係止部と接合して、係止構成で注射器に対する針の軸方向運動を防止し、非係止構成で注射器本体に対して針の針の運動を促進するように構成されている、連結すること;ならびに(386)プランジャを注射器本体に対して前進させて、薬剤を内部薬剤チャンバから針の遠位端を通して強制的に放出すること、を含み得る。
【0079】
図29を参照すると、1つの方法は、(388)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、プランジャ部材中に少なくとも部分的に挿入されることで、プランジャ部材の格納の際に、針を近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように構成されているアンカー幾何形状を備える、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(390)針を内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容したままにするように、プランジャ部材を格納すること;ならびに(392)注射器本体に対して完全に挿入された位置への挿入の際に、針を格納するためにプランジャ部材が格納され得る間に、ストッパーが定位置に留まるように、ストッパーをプランジャ部材に着脱可能に連結すること、を含み得る。
【0080】
図30を参照すると、1つの方法は、(394)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能である、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(396)プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材を注射器本体に対して操作することであって、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で相互連結し、これにおいて、プランジャ係止部材が、実質的にプランジャ部材によって画定される内腔内に配設される、操作すること、を含み得る。
【0081】
図31を参照すると、1つの方法は、(398)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能である、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(400)プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材を注射器本体に対して操作することであって、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で摺動可能かつ回転可能に相互連結することで、プランジャ部材の注射器部材に対する実質的に完全な挿入の際に、プランジャ係止部材が、軸方向に移動し、また回転もして、係止状態から非係止状態に変換し、かつプランジャ部材がストッパー部材を、内部薬剤チャンバの内容物の実質的に全てが針から放出され得る完全挿入位置に挿入することを可能にする、操作すること、を含み得る。
【0082】
図32を参照すると、1つの方法は、(402)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;近位操作インターフェースを使用してストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;プランジャ部材を通して画定される内腔内に配設されるばね部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能である、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(404)プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材を注射器本体に対して操作することであって、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で相互連結する、操作すること、を含んでもよく;プランジャ係止部材は、実質的にプランジャ部材の内腔内に配設され、ばね部材が、係止状態において、非係止状態にあるときよりも圧縮されるように、ばね部材に連結し、近位操作インターフェースは、非係止状態におけるプランジャ部材格納速度を制御するために、手動の係合を促進するように構成されている。
【0083】
図33を参照すると、1つの方法は、(406)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体及び遠位針接合部;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;及び近位端及び尖った遠位端を有する針であって、近位端が、注射器本体の遠位針接合部に着脱可能に連結し、内部薬剤チャンバ中に少なくとも部分的に格納可能である、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(408)プランジャ係止部材を係止状態から非係止状態に転換するために、プランジャ部材を注射器本体に対して操作することであって、プランジャ係止部材が、注射器本体とプランジャ部材との間で相互連結する、操作すること、を含んでもよく;プランジャ係止部材は、実質的にプランジャ部材によって画定される内腔内に配設され;非係止状態において、プランジャ部材は、プランジャ部材注射器本体の移動を防止するように構成されているプランジャ係止部材を備える1つ以上の歯様構造によって、注射器本体に対して再挿入されるのを少なくとも部分的に防止する。
【0084】
図34を参照すると、1つの方法は、(410)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材に連結し、ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するように構成されている、プランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されるように構成されているアンカー幾何形状を備える、針、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(412)針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するために、ストッパー部材を格納することを含んでもよく;ストッパー部材は、ねじ式近位接合部を画定し、プランジャ部材は、ストッパー部材のねじ式近位接合部中に螺旋状に連結するように構成されている遠位ねじ式接合部を有し、遠位ねじ式接合部がストッパー部材のねじ式近位接合部に対して意図的に小さいことで、かかる螺旋状の連結の際に、ストッパー部材の外側幾何形状は、ストッパー部材とプランジャ部材の遠位ねじ式接合部との間の螺旋状の相互連結により実質的に増加しない。
【0085】
図35を参照すると、1つの方法は、(414)近位端及び遠位端を有し、チャンバの長さを有する内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して移動させるために手動で操作されるように構成されている近位接合部を備える、プランジャ部材;尖った遠位端を有し、チャンバの長さ以上である針の長さによって画定される針;及び注射器本体の近位端に連結し、プランジャ部材に動作可能に連結する、延長部材、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(416)針を内部薬剤チャンバ及び延長部材によって画定される容積中に完全に引き込むこと;ならびに(418)針の少なくとも一部を延長部材内に収納すること、を含み得る。
【0086】
図36を参照すると、1つの方法は、(420)内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して挿入するために手動で操作されるように構成されているプランジャ部材;近位端及び遠位端を有する針であって、近位端が、ストッパー部材中に少なくとも部分的に挿入されることで、ストッパー部材の格納の際に、針をストッパーと共に近位に引っ張って、内部薬剤チャンバ内に少なくとも部分的に収容するように構成されているアンカー幾何形状を備える、針;針上の第1の既知の場所に連結する第1のイメージングマーカー(金属ビーズ、金属リング、及び放射線放出ビーコンなど);及び針上の第2の既知の場所に連結する第2のイメージングマーカー(金属ビーズ、金属リング、及び放射線放出ビーコン)、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(422)イメージングシステムを利用して、第1及び第2のイメージングマーカーの位置を検出することで、針の配向を全体座標システムに対して決定し得ること、を含み得る。
【0087】
図37を参照すると、1つの方法は、(424)近位端及び遠位端を有し、内部薬剤チャンバを画定する注射器本体;薬剤を薬剤チャンバ内に収容するために内部薬剤チャンバに挿入されるように構成されているストッパー部材であって、薬剤チャンバ内の薬剤と直接接触するように構成されている遠位表面を備える、ストッパー部材;ストッパー部材を注射器本体に対して移動させるために手動で操作されるように構成されている近位接合部を備える、プランジャ部材;尖った遠位端を有する針;及び注射器本体の近位端に連結する延長部材であって、プランジャ部材に動作可能に連結し、ストッパーがそれが少なくとも部分的に内部薬剤チャンバを出る程度に引き込まれる場合に、ストッパー部材を収容するように構成されている、延長部材、を備える注射用組立体を提供すること;ならびに(426)ストッパー部材の少なくとも一部を延長部材中に引き込むこと;ならびに(428)薬剤の残留液滴を収容するように構成され、それらが、ストッパー部材の延長チャンバ中への引き込みの際に遠位表面に直接隣接して位置付けられる流体収容表面(残留液滴を保持するように構成されている1つ以上の溝付き幾何形状を画定し、かつ/または残留液滴を保持するように構成されている1つ以上の穿孔を画定するもの)によって収容されるようになるまで、ストッパー部材の遠位表面に連結したままであり得る、薬剤の残留液滴を収容すること、を含んでもよく、吸収性部材が流体収容表面に流体連結してもよく、この吸収性部材は、残留液滴を吸収し保持するように構成されている。
【0088】
図38A〜38Cを参照すると、
図38A〜38Cの実施形態が屈曲形状の針部材(504)に固定して連結する機械的阻止部材(506)の使用によって注射器本体(34)の遠位端(144)に着脱可能に連結することを除いて、
図8A〜8Pを参照して記載するものと多少類似した針突刺構成で、針組立体(502)が注射器本体(34)に着脱可能に連結する実施形態が示される。
図38Aを参照すると、使用(即ち、薬剤の患者への注射)の準備ができている構成で、針組立体が、阻止部材(506)及び注射器本体(34)端部(144)の遠位表面(516)の機械的接合によって、定位置に保持されている。プランジャ(図示せず)が完全に挿入されるとき、それは、ばね部材(510)(ここでは所望のばね定数を提供するための星形構成)に対する圧縮荷重を示し、これは、最終的には、屈曲した針部材(504)を、阻止部材(506)を注射器本体(34)端部(144)の遠位表面(516)から脱連結するのに十分に大きい距離で、注射器本体(34)端部(144)に対して遠位に挿入することで、屈曲した針部材(504)がその無荷重位置へと自由に偏向することを可能にし、それにより、阻止部材が注射器本体(34)端部(144)のアパーチャーを通して自由に滑動することで、針が上記のハープーン接合などによってプランジャの格納と共に格納され得るようにし、このハープーン接合においては、針部材のハープーン形状(84)の近位端(512)が、プランジャ部材中に穿刺及び連結することで、針部材の遠位先端(514)がプランジャ部材によって安全構成へと引き込まれ得、それにより遠位先端(514)が注射器本体(34)によって遮蔽されるようにする。
図38Cは、前述の構成要素の展開図を例示する。
【0089】
図39A〜41Fを参照すると、プランジャが、上記の針を引き込む係止機構を起動することなく、注射器本体に対して完全にまたはほぼ完全に挿入されることを可能にする構成が提示される。これは、まず薬剤チャンバ(40)の内容物をプランジャ部材の挿入によって放出し、次に、プランジャ部材を格納して薬剤チャンバを再充填し、最後にプランジャ部材を挿入して患者への注射を実施し、その後に針の格納が望まれることが有用であるシナリオにおいて有用であり得る。1つのかかるシナリオは、凍結乾燥したまたはフリーズドライの薬剤の使用を伴う。ある特定の凍結乾燥した薬剤のシナリオでは、薬剤の一部分は、バイアル中の粉末形態で供給され、一方で薬剤の別の部分は、充填済み注射器本体などの中の液体形態で供給される。
図39A〜41Fを参照して本明細書で記載する構成を利用して、上記のように、a)注射器本体を外部の凍結乾燥した薬剤のバイアルに連結し;b)プランジャ部材の注射器本体に対する挿入によって、注射器本体の薬剤チャンバの液体内容物を外部の凍結乾燥した薬剤のバイアルに注射することを促進して、液体内容物と粉末内容物とが外部バイアル中で組み合わされかつ/または混合され得るようにし;c)混合された薬剤内容物をプランジャの格納によって外部バイアルから注射器本体の薬剤チャンバへと導入することを促進し;d)外部バイアルの注射器本体からの脱連結、及び注射針組立体のその場所における連結を促進し;e)薬剤チャンバの混合された薬剤内容物の針を通した患者への注射、続く注射器本体に対する安全構成への針の格納を促進し得る。簡単な言葉にすると、かかる構成により、プランジャは、格納が所望されるまで(概して、実際の注射を打って薬剤を薬剤チャンバから針部材を通して患者へと放出した後)、自動針格納機構を起動することなく挿入及び格納されることができる。
【0090】
図39A〜39Bを参照すると、バイアルアダプター組立体(518)が示され、このバイアルアダプター組立体(518)は、関連の薬剤へのアクセスを得るために外部薬剤バイアルの封止を通して穿刺するように構成されている尖った薬剤回収インターフェース(522)に連結した外部バイアルアダプターキャップ(520)を備える。組立体(518)の近位端は、注射器組立体の同様の接合部に着脱可能に連結するように構成されているルアー接合部(524)を備え、プランジャ挿入停止部材(526)がルアー接合部(524)を通して固定して連結し、このプランジャ挿入停止部材(526)は、関連する注射器組立体のプランジャの完全挿入を防止することで、関連する係止機構の完全機能を防止し、これを受けて上記のようにプランジャの格納を防止するように構成されている。
図40A〜40Cを参照すると、バイアルアダプター組立体(518)がルアー接合部を使用して針組立体の遠位端に連結し、針組立体のプランジャ(36)がプランジャ/針格納機構を始動することなく挿入されること(
図40Bに示す通り)を可能にする、順序が例示される。次に、プランジャを格納して組み合わせた薬剤を注射器本体(34)の薬剤チャンバ(40)中に取り込んだ後、
図40Cに示すように、バイアルアダプター組立体(518)を除去して針組立体(46)で置き換えることで、組み合わせた薬剤を患者に注射し、続いて該当する格納機構を使用して上記のプランジャ及び針部材を格納し得るようにする。
【0091】
図41A〜41Fを参照すると、別の実施形態においては、プランジャの注射器本体に対する完全挿入を阻止して格納の始動を防止するのではなく、
図39A〜40Cを参照して上で記載したように、格納の始動は、係止/格納構成部品の移動を防止すること(即ち、係止部材74のプランジャ収納部70または係止部回転収納機構124に対する回転を防止すること)によって一時的に防止されてもよい。
図41A〜41Cは、
図7Bのものと同様であるが、最初の挿入の際に係止部材(74)のプランジャ収納部70または係止部回転収納機構124に対する回転を防止するように構成されている係止部回転阻止部材(532)を備える異なる近位接合部組立体(528)を伴う組立体の異なって拡大した図を例示する。
図41Dを参照すると、係止部回転阻止部材(532)が係止部材(74)に向けて遠位に延在している接近図が示され、完全挿入により、この係止部回転阻止部材(532)が、係止部回転収納機構124中に適合して係止部材(74)の回転を防止することで、プランジャ格納機構が起動するのを防止する。近位接合部組立体(528)の外側収納部材(530)が注射器本体またはプランジャ収納部(70)に対して張力をかけられるとき、係止部回転阻止部材(532)に固定して連結するばね板(534)は、外側収納部材(530)に対して移動可能に連結する構成へと移動し、これが、係止部回転阻止部材(532)の運動を促進し、この運動は、それが係止部材(74)のプランジャ収納部70または係止部回転収納機構124に対する回転のための機械的阻止となるのを防止するのに十分なものである。換言すると、ばね板(534)が外側収納部材(530)に対して移動可能に連結した構成に移動した後で、例えば
図7A〜7Jに関係して上に記載したように、係止機構ならびにプランジャ部材(36)及び針部材のばね(68)を介した完全挿入が動作する。
図41E及び41Fは、ばね板(534)が外側収納部材(530)に対して移動可能に連結した構成へと移動する前に、外側収納部材の内部に対して係合するように構成されている複数のばね部材(536)を持つばね板(534)を例示するために、外側収納部材を除去して示す。
図42は、
図41Fに例示する構造の一部の接近図を例示する。
【0092】
図43A〜43Hを参照すると、バイアルアダプター組立体構成の様々な態様が例示され、ここでは、クラッチ式ルアー構成が、注射準備中の注射器本体(34)に対するバイアルアダプター及び関連するバイアルの過大なトルキングを防止する。
図43A及び43Bを参照すると、バイアルアダプター組立体が、着脱可能な封止(554)を特徴とするカプセル化収納部または被覆部(552)中でもたらされ得る。
図43C及び43Dを参照すると、被覆部を除去してバイアルアダプター組立体(556)が可視となっており、これは、
図43E及び43Fに示すように、標準的なバイアル(560)の外部機構とのスナップ適合を提供するように構成されているバイアル連結キャップ(521)を備える。尖った薬剤回収接合部(522)は、バイアル(560)上の一体型封止中に穿刺して、バイアル(560)内の薬剤へのアクセスを持つ連結した注射器本体を提供するように構成されている。別のバイアルアダプター構成は、
図39A〜39Bを参照して上に記載され、これは、バイアルアダプター連結キャップ(520、例えば
図39Bを参照されたい)に対して実質的に固定されるルアー接合部(524)を持つ。
図43A〜43Hに例示するバイアルアダプター組立体(556)は、バイアルアダプター連結キャップ(521)に対するクラッチ式の回転式連結接合部(558)を持つルアー接合部(524)を特徴とし、これは、注射器本体(34、例えば
図43Hを参照されたい)に対するバイアルアダプターキャップ(521)の過大なトルキング、例えば、注射器本体(34)に連結し得るルアーロックリングまたは適合(14)を横切って通過し得るトルクを防止するように構成されている。選ばれたガラスまたはプラスチックの本体を持つ注射器本体の場合、ルアーロックリングまたは適合(14、18)は、注射器本体の雄ルアー機構にスナップ適合接続を介して連結してもよい。デバイスを注射器に組み立てる間のリングの過大なトルキングにより、ルアーロックリングが注射器本体に対してねじれ、かかるねじれにより、ルアーロックリングのスナップ適合接続が緩むことで、今後のデバイスの注射器本体への確実な取り付けが阻まれ得る。
図43Gに示すように、一実施形態では、複数のクラッチランプ接合機構(562)がバイアルアダプターキャップ(521)の内部表面に形成され、ルアー接合部材の外周にある複数の突出機構と係合することで、所定の量のトルクが接合部にて適用された後で、突出機構がクラッチランプ接合機構(562)上を移動することになり、接合部が次のランプ/突出接合部が係合するようになるまで、効率的に前方に惰性で回転するのを可能にするように構成される。この係合がクラッチ構成を提供し、それにより、最大トルクが達成された後、接合部が転動し、次のランプ/突出部接合構成への更なる前進が達成されるまで、トルクを効果的に解放する。トルクがかかる所定の最大値を超えるのを防止することは、注射器本体のルアー組立体と注射器本体自体との間の圧入接合などの組立体全体の他の部分の偶発的な除去または破砕を防止すると考えられる。
【0093】
図44A〜44Lを参照すると、安定化構成の様々な態様が例示され、これらは、様々な構成要素の組み立てを、それらが空間において急速に振動するときに、機械的に安定化するように設計されている安定器組立体を特徴とする(例えば、粉末を注射前に液体と混合する必要があり得る凍結乾燥した薬剤を特徴とするものなどの多成分注射薬剤構成を参照して上に記載したように、操作者の手を使用して、中に収容され得る薬剤を混合するためにかかる構成要素を振ることが望ましい場合など)。
図44Aを参照すると、示す安定器組立体(570)の遠位端は、例えば
図43C及び43Dにおいて取り上げるものに非常に酷似し得るバイアルアダプター連結キャップ部分(568)を備え、これは、主要管状シャフト部分(576)に固定して連結し、この主要管状シャフト部分(576)は、注射器本体(34)を視認し得るようにそれを通して画定される1つ以上の可視化ウィンドウ(566)を有し得る。示す安定化組立体(570)の近位端は、フランジ連結組立体(56)上の1つ以上の連結機構(573)にねじ込み可能に連結するように構成されている回転式連結接合部(572)を備える。1つ以上の連結機構(573)は、適切な接続が達成されたときに触知性及び/または可聴指示を操作者に提供するために、回転式のスナップオーバー式戻り止め(575)を備えてもよい。戻り止め(575)に必要なばね力を創出するために、安定器組立体(572)の近位端は、安定器組立体のシャフトをねじ式接合部(572)に隣接した領域において軸方向に延在可能にするために、切り取り部分(例えば
図44Iを参照されたい)を画定し得る。他の回転式戻り止め構成を、このバイアルアダプターデバイスにおいて用いてもよい。針組立体及び針被覆部を参照して本明細書に記載のものなどの放射状に突出している戻り止めも、この連結接合部に適用し得る。一実施形態では、バイアル安定器(570)と注射器本体(34)との間のねじ込み可能に連結した接合部も、接続が適当に行われないときに、操作者に指示するように構成されてもよい。操作者が接続部を共にねじ留めし、戻り止めをスナップオーバーしない場合、ねじ込み式接続のねじピッチは、バイアル安定器(570)を注射器から後退して押し出すのに十分大きく構成され得る。これは、接合部を再接続するように操作者に示す。
図44Iに示すように、バイアルアダプター連結キャプ部分(568)の遠位端は、組立体がテーブルなどの平坦な表面に配置されるときに転動することを防止するように、長円形または非円形のフランジ幾何形状(578)を有してもよい。
図44B(ならびに
図44C及び44Dの断面図)は、係合した薬剤バイアル(560)を持つ組立体、及び注射器本体(34)を、その構成要素を損傷または偶発的に脱連結することなく手で安全に振とうされるように設計されている実質的に安定した構成で例示する。可撓性封止構成要素(574)は可撓性接合を提供し、これは、連結係合によって圧縮されるかまたは膨張して、流体をバイアル(560)と注射器本体(34)との間に通し得る。あるいは、バイアル安定器連結キャップ部分(568)と注射器(34)との間の封止は、6パーセントルアーテーパ接続などのルアーテーパ接続を使用することによって獲得され得る。
図44E(及び断面
図44F)、44I、及び44Jは、安定器組立体実施形態の他の視野を例示する。典型的な組立体の様々な構成要素を示すために、
図44Hは別の組み立てた図を提供し、
図44Gは展開図を例示し、
図44Kは断面図を例示する。
図44Lは、
図44Kの断面図の一部のクローズアップ図を例示し、一実施形態において、ナイロンなどのポリマー材料(580)の薄層が、針部分がプランジャ先端(36)を通して穿刺する位置にて定位置に留まり得ることを例示する。この追加の量の材料(580)を利用して、かかる針構成要素の押し通しに必要とされる荷重を強化し、加えてプランジャ先端(36)の遠位端から出た/離れた針の引き戻しに対する抵抗性を強化し得る。
【0094】
図45Aを参照すると、針被覆部(62)及び針組立体(46)は、上記と同様であるが、機械的接合部の幾何形状においてある特定の機構を追加して例示される。示す実施形態では、針被覆部(62)及び針組立体(46)は、挿入及び回転によって接合されてもよい。
図45Bに示す針組立体(46)及び針被覆部(62)は、輸送または貯蔵に好適であり得る構成を例示し、ここでは、遠位収納ラグ(112)が回転式戻り止め(582)と大型の軸式戻り止め(581)との間に捕らえられることで、針が収納部内に収容され、回転式戻り止め(582)がスナップオーバーされるまで概して取り外されないようにする。使用中、示す針組立体(46)実施形態は、回転トルクを針に相互連結する針被覆部の外部に適用し、同時に、注射器を動かさずに保持するかまたは拮抗荷重をかけて(counterloading)針被覆部(62)に適用されたトルクに拮抗することによって、注射器組立体のルアーロック接合部(14)に連結してもよい。
図45B〜45Dに示すように、戻り止めを安定位置に誘導し、過大なトルキングを防止するために、機械的拘束エンベロープが戻り止め接合機構(581、582、584、586)により効果的に創出される。機械的拘束エンベロープの1つの側は、最低量のトルクが針被覆部に相互連結した針によってルアー接合部に適用されるとスナップオーバーする回転式戻り止め(582)によって画定される。針被覆部は、この回転式戻り止めがスナップオーバーするまで針から除去することができないことが意図されている。この針被覆部内の針の閉じ込めは、操作者が、最低量のトルクが針から相互連結した針被覆部を介してルアーロック接合部に適用されるまで、針を露出させることを禁止し、漏出のない頑丈な機械的連結を確実にする。機械的拘束エンベロープの第2の側は、第2の回転式戻り止め(586)によって画定され、この第2の回転式戻り止め(586)は、最大トルクに達すると針被覆部を針から脱連結させるように構成されている。この第2の回転式戻り止めは、針及び針被覆部の長手方向軸に対して角度のある表面を有し、これは、遠位収納ラグ(112)と接触すると、針被覆部に軸方向の力を与え、針被覆部を針から取り外す。機械的拘束エンベロープの第3の側は、より小さい軸による戻り止め(584)によって提供される。この軸による戻り止めは、針が第1の戻り止め(582)にスナップオーバーすると、遠位収納部(112)上のラグに遭遇する。軸による戻り止めは、針被覆部が自由に針から落ちることを防止するのに十分な軸方向の力を提供すると同時に、操作者が注射を行う準備ができたときに、ユーザーが針から針被覆部を外すことを可能にすることが意図されている。
図45B〜45Dのクローズアップ図を参照すると、この実施形態では、針組立体(46)の遠位収納部(90)の外側から突出するラグ接合機構(112)は、針被覆部(62)に対する適切な挿入位置に挿入された後で、転動して、まず第1の回転式戻り止め接合機構(582)を渡り、その後、特定のラグ接合機構が、第1の回転式戻り止め接合機構(582)と、第2の(586)及び軸による戻り止め接合機構(584)との間に閉じ込められて(
図45Cに示す通り)、使用/注射に対して針を露出させるために、本質的に被覆部の針からの除去に好適な捕らわれて安定した構成にあるようにする。接合部が過大にトルキングされる場合には、ラグ接合機構(112)が、ランプ様幾何形状を有するように構成されている第3の回転式戻り止め接合機構(586)に対して促され、この幾何形状が、針組立体遠位収納部(90)を、針被覆部(62)に対して安定した連結構成から離れる方向に近位に押すことになる。
【0095】
図46はキット組立体(590)を例示し、ここでは、注射用組立体(34、56、44)が安定器組立体(570)及び1つ以上の針/針被覆部組立体(62/46)と共に梱包され得る。
図46中の注射器組立体は、上で示したばね格納型注射器の手動格納型である。この手動格納型注射器のプランジャロッドは、一度針が注射器中に格納されると再前進を防止するために、係止部を有してもよい。この手動格納型注射器の指フランジ(56)は、バイアルアクセスデバイス(570)への接続のためのねじ式接合部を有する。この指フランジは、片面であることが意図され、
図44Gに示すように、多部品クラムシェルの代わりにその面からスナップオンされる。
【0096】
図47A〜47Gを参照すると、注射の前に混合する必要がある薬剤を参照して上で説明したものなど、近位挿入組立体を利用して、所望のプランジャ挿入及び引き抜き動作が完了するまで安全針構成の引き抜きを防止してもよい。
図47A及び
図47Bのクローズアップ図(及び
図47Bと同じ組立体の回転させた図である
図47C)を参照すると、回転阻止接合部(592)を利用して、係止接合機構(122)が針引き込み機構に係合するのを防止するために、係止部材(74)の回転を一時的に阻止または防止してもよい。
図47D(及び
図47Eの回転させた図)を参照すると、フランジ連結組立体(56)と近位操作インターフェース(594)との間の十分な相対的圧縮荷重の際に、傾斜した近位幾何形状を持つ接合部材(598)を利用して一対の連結アーム(600、601)を強制的に開放してもよく、かかる力が、操作者にばね様の抵抗性を提供する。接合部材(598)の運動により、近位操作インターフェース(594)を収納部(596)に対して僅かに近位に引くことで、連結アーム(602、603)の第2のセットが別の傾斜したインターフェース上で(かかる強制が操作者にばね様の抵抗性を提供する)及び安定しロックされた位置へと引かれ、それにより、
図47F(及び回転させた視野である
図47G)に示すように、回転阻止接合部(592)が、それが係止部材(74)の回転動作にそれ以上干渉しないように近位に引かれ、かつ針引き込み機構を有効にする。フランジ連結組立体(56)の近位操作インターフェース(594)に対する強制的な荷重の後で近位操作インターフェース(594)を収納部(596)に対して考えた上で意図的に引くことなく、針引き込み機構が有効になることはない。
【0097】
図48A〜53Bを参照すると、「針突刺」構成と称され得る安全注射構成の様々な態様が例示され、この「針突刺」という呼称は、ユーザーへの提示の際に、この種類の注射器または注射用組立体の針部分の注射用端部が、概して既に注射器本体(34)に対して連結または「突刺されて」いることに関係する。換言すると、針組立体の1つ以上の部分が使用場所にて(即ち、使用の直前に)注射器本体(34)に着脱可能に連結し得る上記の様々な構成に対して、針突刺構成においては、針は既に注射器本体(34)に連結し、注射のための位置にあり、その後、保護構成に安全に引き込まれ得る。上記の非突刺構成からの近位金物要素の多くは、共通の例示要素及びその標識から明らかなように、針突刺構成において利用してもよい。
【0098】
図48A〜48kを参照すると、1つの針突刺構成が例示され、これにおいては、ユーザーへの提示の際に、針連結用組立体(606;これは近位収納部分608及び遠位収納部分610を備える)、針遠位先端(48)、針接合部材(83、例えば
図48Dを参照されたい)、及び針近位端(50)を備える、針組立体が、針被覆部材(63)の除去の後で注射の準備ができている位置に装着され、この針被覆部材(63)は、貯蔵中に針遠位先端(48)と接合するためにエラストマー性封止材料をその内側表面に備えてもよい。
図48D及び48Eを参照すると、針接合部材(83)は、ネックダウンまたは放射状に減少する部分(111)を有するように構成され、これは、係止部材(612)及び移動式阻止部材(614)と接合するように構成されることで、注射中は、針遠位先端(48)、針接合部材(83)、及び針近位端(50)は注射器本体(34)に対する位置に固定されたままであるが、プランジャ組立体(44)のフランジ連結組立体(56)に対する完全挿入の後は(即ち、注射器本体34の薬剤チャンバ40内に収容され得る薬剤の全放出後は)、移動式阻止部材(614)が遠位収納部分(610)に対して前進し、それにより、係止部材(612)の複数の(例示は2つの)片持式係止部材(616)が移動式阻止部材(614)によってどかされて、針遠位端(48)、接合部材(83)、及び近位端(50)が、それらの連結を通して(即ち、近位端が、上記のように、プランジャ組立体ばね構成がそれと関連する係止機構によって始動した後でプランジャ組立体44内でばねによって近位に引かれるプランジャ先端36を通して穿刺されることによって)格納されるのを可能にすることで、針遠位端(48)を安全に注射器本体(34)内に配置するようにする。換言すると、片持式係止部材(616)は、それらが完全なプランジャ挿入において移動式阻止部材(614)によって押されてどかされるまで、注射中に針遠位端(48)の位置を保持し、その後、針が自由に引き込まれ、プランジャ組立体(44)内ばね引き込み機構が起動して引き込みをもたらした。
図48Cを参照すると、最初の組み立て時には(即ち、工場または処理施設においてであって、「針突刺」構成での現場ではない)、近位収納組立体(608)は、注射器本体の製造時に注射器本体中に形成された、注射器本体の僅かに陥凹のある放射状部分(602)上にスナップ適合するように(即ち、近位収納組立体を備えるかまたはそれに連結するスナップリング要素604を使用して)構成されている。
図48Fは、動作中のかかる構築の断面図を例示し、
図48G〜48Iは、針部分(48、83、50、111)に対する係止部材(612)及び片持式部材(616)をより直接的に可視化するための部分的なワイヤフレーム直交図を例示する。
図48J〜48Kを参照すると、一実施形態では、プランジャ組立体の少なくとも1つの伸長部分は、陥凹のある幾何形状(71)を備えてもよく、これは、制限された量の軸方向コンプライアンスを提供して、操作者がプランジャ組立体(44)を注射器本体(34)及びフランジ連結組立体(56)中に/に対して軸方向にもう少し先に押すことを可能にし、格納機構が、プランジャ先端(36)の完全挿入の際に、針を格納するモードへとその中の係止機構によって完全に切り替わることを確実にするように構成されている。
【0099】
図49A〜49Cを参照すると、別の実施形態において、近位収納部分(622)及び遠位収納部分(624)を備える針連結用組立体(620)は、針組立体(48、83、50)を中心として移動可能に連結し、注射のために針を軸方向に固定した位置で保持するように構成され、次いで、プランジャ先端(36)の完全挿入後に、複数の回転式部材(628)の各々が、遠位格納部の内部表面と接合することによって、回転(630)へと促されて、回転式部材(628)の突出部分(632)を回転させて針接合部材(83)のネックダウン部分(111)との係合から外すことにより、上記のように、針接合部材(83)の軸方向運動を可能にし、相互連結した針遠位先端(48)及び近位端(50)が安全位置への格納をもたらすことを可能する。
【0100】
図50A〜50Pを参照すると、移動式阻止部材(636)を利用して、係止部材(634)をどかし、針遠位部分(48)の安全位置への軸方向の格納を可能にする、別の実施形態が示される。
図50A〜50Eは、使用中の一連の構成の例示し、
図50F、50H、50J、50L、及び50Nは、それぞれ、50A〜50Eに対応する断面図を例示し、
図50G、50I、50K、50M、50O、及び50Pは、それぞれ、
図50F、50H、50J、50L、及び50Nの接近断面図である。
【0101】
図50Aは、針キャップ(63)が定位置にあり、針連結用組立体(638)に連結して、使用の準備ができている組立体の提示を例示する。
図50Bは、針キャップ(63)を除去し、注射の準備ができている、同じ組立体を例示する。
図50F及び50Gの断面図に示すように、係止構造(534)は、針接合部材(83)の陥凹のある部分またはネックダウン部分(111)に対して係合して、注射中に針の遠位先端(48)の一時的な軸方向の固定を提供する。
図50B、50C、及び50Dは、プランジャ部材(36)を注射器本体(34)に対して前進させることによる注射(即ち、患者への)を例示する。
図50D及び関係する断面図(
図50L及び50M)は、プランジャ部材(36)が注射器本体(34)中に完全に着座し、移動式阻止部材(636)が遠位に前進したことによる完全な注射を例示し、それにより、移動式阻止部材(636)の機構が係止部材(634)を針接合部材(83、111)から離して押すことで、
図50E及び関係する断面図に示すように、針接合部材(83)が注射器本体(34)に対して軸方向に移動して安全位置へと近位に格納することを可能し、その後、係止部材(634)が、閉塞形状に飛び込んで、針遠位先端(48)の更なる挿入を防止するように構成されている。移動式阻止部材(636)の遠位先端分は、外部視点から遠位に可視化されて注射器が利用されたことを確認してもよい。
図50Pは、針連結用組立体(638)がスナップリング(604)適合(即ち、注射器本体34の僅かに放射状の階段状陥凹のある部分と接合する)を使用して注射器本体(34)に連結し得ることを例示する。
【0102】
図51A〜51Hを参照すると、別の安全注射用針突刺実施形態が順番に例示され、それぞれ
図51B、51D、51F、及び51Hは、接近断面図である。
図51Aを参照すると、針突刺型注射器組立体は、キャップを除去して使用の準備ができた状態である。針連結用組立体(654)内の係止構造(652)は、針接合部材(83)を、陥凹のある部分/ネックダウン部分(111)との機械的な接合によって、軸方向に固定した場所で保持する。
図51C及び51Dは、プランジャ先端(36)の軸方向の前進による注射を例示する。
図51E及び51Fを参照すると、プランジャ先端(36)の注射器本体(34)に対する完全挿入により、移動式阻止部材(656)が係止部材(652)をどかし、それにより、針接合部材(83)が自由になって注射器本体(34)に対して軸方向に移動し、針遠位部分(48)の更なる挿入が阻止される安全位置へと格納される。再び、針連結用組立体(654)は、スナップリングを使用するスナップ適合によって、注射器本体に接合し得る。
【0103】
図52A〜52Hを参照すると、別の安全注射用針突刺実施形態が順番に例示され、それぞれ
図52B、52D、52F、及び52Hは、接近断面図である。
図52Aを参照すると、針突刺型注射器組立体は、キャップを除去して使用の準備ができた状態である。針連結用組立体(672)内の係止構造(670)は、針接合部材(83)を、陥凹のある部分/ネックダウン部分(111)との機械的な接合によって、軸方向に固定した場所で保持する。
図52C及び52Dは、プランジャ先端(36)の軸方向の前進による注射を例示する。
図52E及び52Fを参照すると、プランジャ先端(36)の注射器本体(34)に対する完全挿入により、移動式阻止部材(674)が係止部材(670)をどかし、それにより、針接合部材(83)が自由になって注射器本体(34)に対して軸方向に移動し、針遠位部分(48)の更なる挿入が阻止される安全位置へと格納される。再び、針連結用組立体(672)は、スナップリング(604)を使用するスナップ適合によって、注射器本体に接合し得る。
【0104】
図53A〜53Bを参照すると、針近位端(50)をプランジャ先端(36)に軸により連結するための1つの構成は、
図53Aに示すように、コンプライアントブチルゴムまたは他の材料と、ポリマーの薄層(682)などのより硬質の材料の薄層との両方を通した穿刺によることを上に記載した。
図53Bは代替的な構成を例示し、これにおいては、プランジャ組立体が2つ以上の片持式部材(684、686)を備えるように構成され、片持式部材(684、686)が、圧縮方向に比較的容易に横断され(即ち、針近位端50による穿刺運動中に)、軸方向の張力運動における脱連結が比較的困難である(即ち、針遠位先端を安全構成に引くためのプランジャ組立体からの針格納荷重によって)ように構成されている。
【0105】
図54A〜58Gを参照すると、多成分薬剤の注射を促進するように設計されている構成の様々な態様が例示され、これにおいては、患者への送達の直前に2つ以上の薬剤成分が組み合わされて注射用混合物または溶液を形成する。1つの変形においては、希釈液(252)を、上で考察したように、粉末形態などの実質的に非液体の形態(254)である、フリーズドライまたは凍結乾燥した薬物成分などの薬品と、注射の直前に組み合わせてもよい。
図54A〜58Gを参照して本明細書に記載する構成は、デュアルチャンバ構成に関し、これにおいては、同じ注射器本体(34)内の2つ以上のチャンバを利用して、注射用溶液を運搬、混合、及び注射する。
【0106】
図54A〜54Pを参照すると、1つの変形の様々な態様が示され、これにおいては、2つのチャンバが注射器本体(34)の内部の2つの部分の間でストッパー部材(36)によって形成されることで、遠位部分がエアギャップまたはガスギャップ及び非液体薬剤(254)を収容し、ストッパー部材(36)の反対側の近位部分が、第2のストッパー部材(32)によって近位に収容される希釈液(252)を収容する。断面図を
図54Bに示す。
図54C、及び
図54D中の関連する断面図を参照すると、針連結用組立体の様々な構成要素(ここでは、いわゆる「突刺」針連結用組立体606が例示されるが、ルアー連結及び突刺構成を含む上記の他の針組立体を利用してもよい)。ラグ機構(258)は、例えば、
図54Aに示すように、針連結用組立体(606)の針被覆部材(65)への連結を支援するように構成されている。小型のOリングを針シャフトの周囲の封止部材(260)として利用してもよく、一方で、より大型のOリングを注射器本体(34)/針連結用組立体(606)接合部における封止部材(262)として利用してもよい。あるいは、小型のOリング(260)及び大型のOリング(262)を組み合わせて、Oリング封止機能の両方を行う単一の封止部としてもよい。近位に位置する混合ポート(270)は、希釈液の進入を可能にし、より遠位に位置する混合アパーチャー(266)から放出されるように構成され、内腔プラグ(268)は、針内腔を意図的に閉塞して、
図54Mを参照して記載したものなどの条件下で、近位混合ポート(270)から遠位混合アパーチャー(266)への流動経路を創出する。
図54E〜54Jを参照すると、いくつかの近位幾何形状構成を持つ好適な針組立体の様々な態様が例示される。
図54Eを参照すると、近位ハープーン接合部(84)は、ストッパー部材(32、36)中に穿刺し、それと連結するか、またはプランジャロッド中の連結機構(プランジャ格納係止機構など;好適なプランジャ格納係止機構は、例えば、
図55Gの実施形態、要素704を参照して例示する)と連結するように構成され、
図54Fは、スパイク型ハープーン連結接合部(85)を例示し、これは、両方のストッパー部材(32、36)を貫通し、プランジャロッド中の係止機構と連結して、注射が患者に行われた後の針部材の格納中に、互いに対する2つのストッパーの相互接続を強化するように構成されている。
図54G及び接近詳細
図54Iは、注射器(34)の近位部分から遠位部分への液体の移送中の、穿刺されたストッパー部材との連結を強化し保持するように構成されている摩擦隆起機構(284)を例示する。摩擦隆起機構(284、286)の遠位である区域は、ストッパー部材(32、36)が薬物溶液の注射中に遠位に移動する時に摩擦を増大させるために、外径が減少していてもよい。
図54H及び接近詳細
図54Jは、穿刺されたストッパー部材との連結を強化し保持するように構成されている三角形の摩擦機構(286)を例示する。
図54K〜54Pは、上記のものなどのデュアルチャンバを利用する注射手順のための一連の動作を例示する。
図54Kを参照すると、注射用組立体は安全構成にあり、組立体はこの構成で注射患者ケアシナリオへと発送または持ち込まれてもよく、非液体薬物成分(254)は希釈液成分(252)から隔離され、これらは両方ともストッパー部材(36)の反対側で注射器本体の中にある。
図54Lは、遠位ストッパー部材(36)及び近位ストッパー部材(32)を注射器本体(34)に対して前進させる、プランジャ組立体(44)の最初の挿入運動を例示する。
図54Mを参照すると、針組立体の近位端を遠位ストッパー部材(36)を横切って穿刺するのに十分な更なる前進により、流体経路が注射器本体(34)の2つの以前は隔離されていたチャンバ間に形成されることで、希釈流体(252)が近位混合ポートに流入し、より遠位の混合アパーチャーを出て、非液体薬剤成分(254)に到達するようになる。
図54Nは、ストッパー部材(36、32)が互いに直接隣接するまで更に挿入することにより、希釈剤(252)と以前は非液体であった成分(254)とが混合して薬剤溶液(272)を形成する。
図54Nを参照すると、こうして混合した溶液の注射の準備ができた組立体(272)により、針被覆部材(63)が
図54Oに示すように除去されてもよく、患者は露出した針遠位端(48)によって注射を受け得る。
図54Oに示すプランジャ組立体(44)及び関連するストッパー組立体(36、32)の完全な陥没/挿入により、上記のように、また本明細書で
図54Pに示すように、針が注射器本体(34)内の安全位置に格納され得る。
【0107】
既存の凍結乾燥製造プロセスは、注射器チャンバの内部で薬物の凍結乾燥(フリーズドライ)を行い、この注射器チャンバは、ストッパーにより薬物の近位で封止され、注射器の遠位先端が開放することで、薬物が注射器の先端の内径(「ID」)を通して凍結乾燥プロセスに露出する。この既存のプロセスでは概して、伝統的な糊付けされた突刺針の使用は可能ではなく、これは、針が、糊硬化プロセスにより凍結乾燥の前に定位置にある必要があるためである。伝統的な25ゲージ〜34ゲージの突刺針のIDは、約0.010インチ〜0.003インチであり、概して、妥当な時間内での凍結乾燥を可能にするには断面が小さすぎる。
図54A〜Gに示す突刺針組立体は、先端のIDが凍結乾燥を可能にする約0.040インチであるルアーテーパ先端の注射器を使用する。
図54A〜58Gの突刺針は、凍結乾燥が行われ、薬物容器を封止し、既存の凍結乾燥製造プロセスの使用を可能にした後で、スナップ適合によって注射器に取り付けられる。
【0108】
図55A〜55Hを参照すると、実施形態の様々な態様が例示され、これにおいては、拡大した遠位周面(274)を持つ概して円筒形のストッパーは、静止時に注射器本体(34)の2つのサブチャンバを分けるが、概して円筒形のストッパー(274)が近位に引かれるときには、近位流体構成要素(276)の周囲を通過することを可能にし(
図55Gは通過流276を示す接近断面図を示す)、それにより、拡大した遠位周面(274)によってその可撓性の遠位部分の有効径を減少させるように構成される。故に、
図55Cを参照すると、概して円筒形のストッパー(274)が近位ストッパー部材(32)と直接接合するように、概して円筒形のストッパー(274)が近位に最後まで引かれることで(簡略化したプランジャ組立体45を例示目的で
図55A〜55Hに示すが、他の実施形態では、描出要素44を参照して上に記載したものなどの格納組立体を利用してもよい)、それまで2つのストッパー部材(274、32)の間に収容されていた流体が、概して円筒形のストッパー(274)の反対側に前進して、非液体の凍結乾燥した薬物成分などの概して円筒形のストッパー(274)のかかる反対側に収容され得る薬剤要素と組み合わされるようになる。接近断面
図55G及び55Hを参照すると、様々な実施形態で上に記載したように、注射器本体(34)に対して自動的に引き込むように構成されているプランジャ組立体を使用して患者に注射した後で、針の注射器本体(34)への引き込みを促進するために、かかる注射が完了した後で(即ち、プランジャ組立体が注射器本体に対して完全に挿入された後で)、針組立体が連結し得る(ハープーン様の近位針接合部50、84などによって)ストッパー(近位の32;遠位の36、274、または280)の一方または両方とプランジャ組立体(45)との間の連結を強化することが望ましくあり得る。
図55G及び55Hの実施形態を参照すると、1つ以上のネックダウンまたは鋸歯状機構(702)がプランジャ組立体(45)に沿って位置付けられてもよく、それにより、
図55Hに示すように、注射前の薬物混合のための概して円筒形のストッパー(274)の引き込み(246)の際に、1つ以上の係止部材(704)が鋸歯状機構に飛び込んで、プランジャ組立体を注射器本体(34)に対する位置にロックすることで、2つのストッパー部材(274、32)がかかる係止/鋸歯(704/702)接合によって共に連結するようにする。かかるプランジャ格納によって誘発される薬剤成分の混合が完了すると、混合された薬剤溶液は、その後、
図55Eに示すように、針被覆部材(63)を除去しプランジャ組立体(45)を前進させることによって注射され得、概して円筒形のストッパー(274)は、遠位周面が、遠位に押されるときに注射器本体(34)の内部に対して封止されるように構成される(即ち、この独特なストッパーは、注射器本体内に収容され、プランジャ組立体45によって移動させられる一方向弁のようなものである)。プランジャ組立体(45)及び関連するストッパー組立体(274、32)の完全な陥没/挿入により、上記のように、針が注射器本体(34)内の安全位置に格納され得る。
【0109】
図55I及び55Jを参照すると、代替的な変形が示され、これにおいては、ストッパー(288)は、それを通して形成される弁を備え、この弁は、ストッパー(288)に取り付けられているプランジャ組立体を注射器本体(34)に対して引くかまたは引き込む(246)ことによって開放され得る。
図55Iを参照すると、プランジャ組立体(45)によりストッパー(288)に適用される荷重が実質的にない状態または押圧荷重では、流体がストッパー(288)を横切って通過することはできない。
図55Jを参照すると、注射器本体(34)に対してプランジャ組立体(45)に適用される格納または引き込み(246)荷重により、通路(298)が、近位ストッパー部分(294)の過渡的変形に起因して主要な遠位ストッパー本体(289)と遠位ストッパー部分(296)との間で開放し、それにより、薬剤流体が、ストッパー(288)を横切って1つ以上の近位チャネルまたは内腔(292)を通り、開放した通路(298)を横切り、遠位チャネル(290)を出て流れる(300、301)ようになり、材料の構造係数、及び近位ストッパー部分(294)などの機構の幾何形状は、この流体通路を、プランジャ組立体(45)の注射器本体(34)に対する格納/引き込み(246)中に開放し、かかる荷重下にないときに閉鎖するように特別に選択され得る。
【0110】
図56A〜56Fを参照すると、混合した溶液の注射中の挿入摩擦を最低限に抑えるために、概して円筒形のストッパー(274)を、それが引き込まれて薬剤成分の混合を完了した後で、物理的に収容することが望ましくあり得る。
図56A〜56Cに示すように、完全格納の際に、概して円筒形のストッパー(274)がストッパー収容カップ(278)内に物理的に収容されることで、プランジャ組立体(45)の挿入の際に、近位ストッパー部材(32)のみが注射中に封止機能を提供しながら、概して円筒形のストッパー(274)はストッパー収容カップ(278)内に収容されたままであるようにする。
図56Fに示すように、プランジャ組立体(45)及び関連するストッパー組立体(274、32)の完全な陥没/挿入により、上記のように、針が注射器本体(34)内の安全位置に格納され得る。
【0111】
図57A〜57Cは、
図56A〜56Fのものと同様の構成の態様を例示するが、遠位ストッパー部材が、複数の周辺が広がった「拭き取り」縁部(280)を持つ概して円筒形のストッパー組立体を備えて、遠位に(即ち、遠位針先端に向かって)押されるときに封止効果を促進し、かつ近位に引き込まれるときにかかるストッパー組立体(280)の周囲の流体通過も促進する点が異なる。
図57Cを参照すると、ストッパー組立体(280)の遠位表面(706)は、注射器本体(34)の内側の遠位端の接合面(708)と緊密に合致するように外形が形成されて、注射が行われた後でチャンバ中に残留しているいずれの薬物も最低限に抑えることで正確な薬剤用量を確実にする。
【0112】
図58A〜58Gを参照すると、別のデュアルチャンバ実施形態が例示され、これにおいては、
図54A〜54Pの実施形態のように、混合を促進するために針の一部を通した選択的な流体通過を可能にするのではなく、注射器本体(34)構成が、バイパス通路(282)を特徴とし、このバイパス通路(282)は、特定の注射器本体構成中に形成され、遠位ストッパー部材(36)を
図58Cに示すものなどの位置に挿入する際に、バイパス通路(282)によって加圧流体が遠位ストッパー部材(36)を迂回し、プランジャ組立体(44)及び関連するストッパー組立体(36、32)の更なる挿入を使用して注射され得る混合された薬剤溶液(272)を形成するために、それまで隔離されていた他の薬剤成分(274)にアクセスできるように位置付けられ、これは、
図58D〜58Fに示す通りである。例えば、
図55Gの実施形態を参照して上で記載したように、ストッパー(32、36)を互いに連結した状態にして、自動的に格納するプランジャ組立体(44)に直接連結する近位ストッパー部材(32)だけでなく遠位ストッパー部材(36)の自動引き込みも促進することで、遠位ストッパー部材(36)または両方のストッパー部材(36、32)に連結し得る針組立体が、適切なときに少なくとも部分的に注射器本体内で安全位置へと引き込まれるのを確実にすることが望ましくあり得る。
図58A及び58Bを参照すると、示す遠位ストッパー部材(36)は、近位のハープーン様連結部材(708)を特徴とし、これは、2つのストッパー部材(36、32)が互いに対して促されるとき、例えば、
図58Fに示す注射中に、近位ストッパー部材(32)中に穿刺するかまたはそれに連結するように構成されている。
図58Gに示すように、プランジャ組立体(44)及び関連するストッパー組立体(36、32)を完全に陥没/挿入して薬剤溶液(272)を患者に報放出した後、針は、上記のように、注射器本体(34)内の安全位置に格納され得る。
【0113】
図59A〜61Sを参照すると、安全針格納金物類の大部分がプランジャ収納部の中に存在する様々な実施形態が例示される。例えば、
図59A〜59Lの実施形態を参照すると、安全注射構成は、適切なときに近位針端部(50)によって貫通されて針の格納を支援するように構成されているプランジャ先端(36)を装備した従来の注射器本体(34)を備え、このプランジャ先端(36)は、一連の使用における適当なときに針を格納するように構成されている以下に記載のような組立体の様々な他の部分によって占有される内部容積を画定するプランジャ収納部材(69)によってプランジャ操作インターフェース(128)に連結する。針突刺係止構成を参照して上に記載したものと同様の針連結用組立体(606)が例示の実施形態に含まれ、他の実施形態は、注射器本体(34)に連結するルアー型針組立体を備えてもよく、これは上記の通りである。示す型の注射器本体(34)は、従来の小径フランジ(33)幾何形状を備え、これは、操作者の親指がプランジャ操作インターフェース(128)と接合している間に、例えば、操作者の人差し指と中指との間で操作または接合されてもよい。
図59A及び59Bは、遠位針先端(48)を機械的に隔離するために針被覆部(63)が定位置にある利用前の組立体を示す。
図59Cを参照すると、針被覆部(63)が除去され、組立体は患者への注射の準備ができている。
図59Dを参照すると、遠位針端部(48)が患者の組織構造中に挿入または穿刺された後、プランジャ操作インターフェース(128)が注射器本体(34)から離れて短時間引かれて、針遠位先端(48)が血管などの望ましくない組織構造部分内に静止しないことを確認するために「吸引」またはチェックし得る。例えば、遠位針先端(48)が血管内に静止している場合、プランジャ先端(36)を僅かに引き出すと、患者の血液の小さい印が薬剤チャンバ(40)内に現れる可能性があり、操作者はこれを見て、遠位針先端(48)を再度位置付けることができる。
【0114】
図59Eを参照して、所望の遠位針先端部分が確認されると、プランジャ操作インターフェース(128)が注射器本体(34)に対して挿入され、薬剤が、薬剤チャンバ(40)から針先端(48)を通り患者へと放出される。
図59Fは、
図59Eの構成の断面図を例示する。
図59Gを参照すると、プランジャ先端(36)が注射器本体(34)中に完全に着座すると、近位針端部(50)がプランジャ先端(36)を通して穿刺され、同時に、プランジャ先端(36)を備える材料の弾性変形が、製造及び組み立て公差に起因する注射器本体及び他の構成要素の幾何学的変化を請け合いながら、プランジャ先端が注射器本体の底部に達して薬剤の全てを放出し、ばねを起動して針を格納することを可能にする。
図59Hを参照すると、
図53Bを参照して記載したもの(684、686)と同様の針格納機構(712)は、プランジャ先端(36)中に穿刺し、それによって捕捉された後の近位針先端(50)の引き抜きを防止するように構成されている。プランジャ先端(36)の完全挿入により、針係止部(616)は、
図59Hに示すように、針本体に対するそのそれまでの接合位置(111)に着座しなくなることで、針の格納を可能にするように構成され、それに付随して、
図59G/59Hから
図59I/59Jへの進行に示すように、近位針端部(50)は、非係止部材(710)またはロッドに直接当接するかまたはそれに対して圧縮されるように構成され、この非係止部材(710)またはロッドは、回転式係止部材(714)を2つの状態のいずれかに位置付けるかまたは構成することを可能にするように構成される。
図59G及び関連する断面
図59Hに示す回転式係止部材(714)の第1の構成は、「係止」条件であり、ここでは、回転式係止部材(714)は、非係止部材(710)の近位側を更に備える近位近位機構によって、
図59Hに示す位置に保持される。この係止条件において、ばねなどの圧縮されたエネルギー蓄積部材(718)によって生成された荷重は、係止部材(714)の幾何学的状態によって反発されて、エネルギー蓄積部材(718)の圧縮状態を維持する。
図59I及び関連する断面
図59Jに示す回転式係止部材(714)の第2の構成は、「非係止」条件と称されてもよく、これにおいては、非係止部材(710)は、針近位端(50)から荷重によってより近位に移動して、回転式係止部材(714)を自由に回転させる。この第2の構成において、
図59Jに示すように、回転式係止部材(714)が回転してロック接合ウィンドウ(716)から出ることで、圧縮されたエネルギー蓄積部材(718)によって生成された荷重が回転式係止部材(714)によって反発され、エネルギー蓄積部材(718)が、
図59K及び関連する断面
図59Lに示すように、長手方向に自由に拡張することにより、プランジャ先端(36)を近位に押し、これが針を格納する。
図59Jを参照すると、非係止構成において、非係止部材(710)は近位に移動し、回転式係止部材(714)は、係止位置から回転するように構成され、この係止位置において、回転式係止部材(714)はロック接合ウィンドウ(716)内に着座し、この係止部分の接合により、ばねを備え得る蓄積構成にあるエネルギー蓄積部材(718)が非係止位置へと維持され、この非係止位置において、
図59I、及び
図59Jの断面図に示すように、回転式係止部材(714)がロック接合ウィンドウから僅かに出て回転して、エネルギー蓄積部材(718)中に蓄積されたポテンシャルエネルギーが解放されるときに、エネルギー蓄積部材(718)を解放して、プランジャ先端(36)を右に加速させ移動させることにより、針遠位先端(48)が注射器本体(34)内に安全にカプセル化された状態になるように、
図59K、及び
図59Lの断面図に示す通り、相互連結した近位針先端(50)をそれと共に引く。上記のように、この構成に入ると、針組立体(606)は、好ましくは、遠位針先端(48)の注射器本体(34)に対するいずれの更なる再挿入も防止するように構成され、換言すると、針先端の再露出は、かかる安全構成を用いて防止される。
図59Mを参照すると、一実施形態では、プランジャ先端(36)は固体であり、針近位端(50)の離断を促進するために、いずれの事前に形成された貫通孔も有しない。示すように、例えば、
図59Lにおいて、針のプランジャ先端(36)を通した完全格納は、針がプランジャ先端に貫入することを必要する。針近位端(50)に対する「グリップ」を失わずに針をプランジャ先端(36)を通して引くために、プランジャ先端(36)を通る針の貫入力は、概して、近位針先端(50)のプランジャ先端(36)を通した穿刺によって近位針先端(50)と針保持機構(712)との間に形成された接合部によって提供される「グリップ」荷重を超過しないように十分に低い必要がある。一実施形態では、実験により、針組立体とプランジャ先端との間の貫入力は、プランジャ先端(36)の製造にゴムが使用されるかエラストマー材料が使用されるかによって、約1〜約4lbfであることが示された。針がエラストマー性プランジャ先端(36)を通して引かれるときの抵抗性を更に最低限に抑えるために、一実施形態では、
図59Mに示すように、面取りした幾何形状(734)を針接合部材(83)の近位幾何形状側に創出することが望ましい。
【0115】
図59G及び59Hを参照して上で考察したように、
図59A〜59Mの実施形態では、プランジャ先端(36)を備えるエラストマー材料を利用して、製造、組み立て、温度、または他の因子に起因して存在し得る僅かな幾何学的公差への対処を支援する。使用中、操作者は、プランジャ先端(36)を挿入し続けるのに必要な挿入荷重の増大によって、プランジャ先端(36)の注射器本体(34)に対する完全挿入位置が達成されていくのを感じる。操作者は、かかる増大する挿入抵抗荷重に対するかかる挿入を「カチッ」という音が聞こえるまで続けるように訓練されていてもよく、この音は、針係止機構が起動し、それにより、針が格納され得るように針を注射器本体に対して長手方向に解放したことを知らせるものである。
図60A〜60Lの実施形態を参照すると、かかる幾何学的公差への対応のためにプランジャ先端(36)のエラストマー性コンプライアンスのみに頼るのではなく、連結部材(722)をプランジャ先端(36)とプランジャ収納部(67)との間で移動可能に相互連結させて、ある特定の挿入荷重が得られるまで間隙(720、例えば
図60Fに示す通り)が保持されるようにし、その後、この間隙(720)は、
図60G及び関連する断面
図60Hに示すように、連結部材(722)の近位端がプランジャ収納部(67)に対して右に摺動することによって閉鎖されて、間隙を排除する。
図60A及び60Bは、保護キャップ(63)が遠位針先端(48)を隔離している、使用の準備ができたかかる注射用組立体を例示する。
図60Cは、保護キャップ(63)が除去され、注射の準備ができている状態を例示する。
図60Dは、上記のような吸引ステップを例示し、これにおいては、プランジャは、針の場所を確認するために、患者に対して後方に引かれてもよい。
【0116】
故に、使用中、プランジャ先端(36)の注射器本体(34)に対する完全挿入の際に、いくつかのことが起きる。針係止(616)機構が非係止となって針の格納を可能にし;
図60I及び関連する断面
図60Jに示すように、挿入荷重閾値を超過したことで、連結部材(722)が間隙(720)を潰し、捕捉機構(712)による針近位端(50)の完全な捕捉を可能にし、非係止部材(710)に当接する針近位端(50)からの圧縮荷重により、回転式係止部材(714)がプランジャ収納部材(67)中に画定されたロック接合ウィンドウ(716)に対して係止位置から出て自由に回転できるようになり;
図60K及び関連する断面
図60Lは、遠位針先端(48)が注射器本体(34)内に収容されるように針が格納された後の組立体の状態を例示する。
【0117】
図61A〜61Sを参照すると、別の実施形態では、
図59A〜59Lまたは60A〜60Aのものと同様であるが注射器本体フランジ(33)を持たない構成を、
図61C、61F、61I、61L、61O、及び61Rに示すものなどの「ペン」または「再使用」収納インターフェースと共に利用してもよい。
図61Aを参照すると、
図59Aのものと同様の安全注射構成を示すが、
図61Aの実施形態は、近位フランジ(
図59Aの要素33)を組み込まず、手動操作インターフェース(
図59Aの要素128)ではなく、ペンまたは再使用収納構成のプランジャ連結部材(730)遠位端と接合するように構成されている近位端(129)を有するプランジャ収納部(69)を有する、注射器本体(34)を有することを除く。
図61Bは、
図61Aの構成の断面図を例示する。
図61Cの組立図に示すように、
図61Aの構成は、ペンまたは再使用収納組立体内に少なくとも一時的に収納されてもよく;示すペンまたは再使用収納組立体は、遠位収納部分(726)を備え、これは、中の注射構成要素を可視化するために、それを通したウィンドウ(724)を画定し;近位収納部分(728)は、プランジャ連結部材(730)に移動可能に連結し、その遠位部分は、プランジャ収納部(69)近位端(129)に着脱可能に連結し;プランジャ操作インターフェース(732)は、プランジャ連結部材(730)の近位端に連結する。
図61D、61E、及び61Fは、保護用針キャップ(63)を除去し、針遠位先端(48)の注射の準備ができている、それぞれ、
図61A、61B、及び61Cと同様の構成を例示する。
図61G、61J、及び61M(ならびにそれぞれ、注射用組立体断面
図61H、61K、及び61N、ならびにペンまたは再使用収納組立体統合断面
図61I、61L、及び61O)を参照すると、注射用組立体は、ユーザーによる手動操作が、注射用組立体ではなく、注射用組立体に少なくとも一時的に連結するペンまたは再使用収納部に向けられることを除いて、
図59E/59F、59G/59H、及び59I/59Jに関して記載のように操作される。プランジャ先端(36)の完全挿入の際、針は、非係止となり、プランジャ先端(36)によって近位に捕捉され、
図61P、61Q、及び61Rに示すように、近位回転式係止部材(714)の荷重により針の格納が起こり、
図61Sに示すように、安全に使用され、使い捨てられる注射用組立体カートリッジが残る。
図61H及び61Iを参照すると、ガラス材料から構築されるものなどの注射器本体(34)は、上記の突刺針組立体(606)などの突刺針組立体の取り付けのために、一端にルアーテーパを備えてもよい。代替的実施形態では、カートリッジ注射器本体を利用してもよく、これは、薬剤をガラスカートリッジの内部に封止するためにゴム封止及びアルミニウムクリンプから成る、薬剤バイアル用のものと同様のガラスフランジ構成を有する。かかる実施形態では、
図61Iに示すものと同様の針構成は、ガラスフランジとスナップオーバーして、薬剤をカートリッジ内に封止してもよく、アルミニウムクリンプは、プラスチックの針収納部で置き換えてもよい。
【0118】
上述のように、
図59A〜61Sの構成は、本明細書で詳述する突刺針針収納/係止構成を使用して例示されるが、かかる構成はまた、ルアー型連結及び関連する金物類を利用してもよく、これも本明細書で詳述する。ある特定の状況では、針突刺構成は、記載の実施形態の糊/接着剤を含まない性質、接着剤を含まない突刺連結構成には処理中の温度に対する制限がさほどない場合があることにより「焼き付ける」ことができるシリコーンフィルム、また、前述の突刺連結構成が、突刺連結に対してであってもルアー型注射器本体を利用し、タングステンを含まないロッドを使用して完了し得るため、好ましくは、針アパーチャーを形成するためにタングステンのピンへの露出がない、前述の針突刺連結構成のタングステンを含まない性質などの特性のために、望ましくあり得る。
【0119】
本発明の様々な例示的実施形態が本明細書に記載される。これらの例は、非限定的な意味で参照される。これらは、本発明のより広範に適用可能な態様を例示するために提供されるものである。様々な変更が記載の発明に成されてもよく、等価物が本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく置き換えられてもよい。加えて、多くの改変を行って、特定の状況、材料、組成物、プロセス、プロセス行為(複数可)またはステップ(複数可)を、本発明の目的(複数可)、趣旨、または範囲に適合させてもよい。更に、本明細書に記載及び例示の個々の変形の各々は、本発明の範囲または趣旨から逸脱することなく、他のいくつかの実施形態のいずれかの特徴から容易に分けることができるか、またはそれらと組み合わせることができる、別個の構成要素及び機構を有することが、当業者には理解されるであろう。かかる改変の全ては、本開示に関連する特許請求の範囲内であることが意図されている。
【0120】
主題の診断または介入手順を実行するための記載のデバイスのいずれも、かかる介入の実施における使用のための梱包された組み合わせとして提供され得る。これらの供給「キット」は、使用説明書を更に含んでもよく、かかる目的に一般的に採用される滅菌トレーまたは容器に梱包されてもよい。
【0121】
本発明は、主題のデバイスを使用して行われ得る方法を含む。本方法は、かかる好適なデバイスを提供する行為を含み得る。かかる準備は、エンドユーザーによって行われ得る。換言すると、「提供する」行為は、単に、エンドユーザーが、主題の方法において必須のデバイスを提供するために、獲得する、アクセスする、臨む、位置付ける、セットアップする、始動させる、電源を入れる、または行動することを必要とするのみである。本明細書で挙げる方法は、挙げた事象を論理的に可能ないずれの順序で実行してもよく、事象を挙げた順序で実行してもよい。
【0122】
本発明の例示的態様は、材料選択及び製造についての詳細と共に上に記載した。本発明の他の詳細については、上で参照した特許及び出版物に関連して理解され得、同様に、当業者には概して既知であるか、または理解され得る。例えば、当業者であれば、1つ以上の滑らかなコーティング(例えば、ポリビニルピロリドン系組成物などの親水性ポリマー、テトラフルオロエチレンなどのフルオロポリマー、親水性ゲル、またはシリコーン)を、器具類の他の部分または近隣の組織構造に対するかかる物体の低摩擦性操作または前進を促進するために、所望の場合、例えば、移動可能に連結した部品の比較的大きい界面などのデバイスの様々な部分に関連して使用してもよいことを理解するであろう。本発明の方法に基づく態様に関しても、一般的または論理的に採用される更なる行為という点で、同じことが当てはまり得る。
【0123】
加えて、本発明は、任意選択で様々な機構を組み込むいくつかの例を参照して記載されたが、本発明は、本発明の各変形に関して企図されるとして記載されるかまたは示されるものに限定されない。様々な変更が記載の発明に成されてもよく、等価物(本明細書に引用されているか、またはある程度の簡潔性のために含まれていないか)が本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく置き換えられてもよい。加えて、値の範囲が提供される場合には、その範囲の上限と下限との間のあらゆる介在値、及びその記述される範囲内のいずれの他の記述された値または介在値も、本発明に包含されることを理解されたい。
【0124】
また、記載する発明の変形のいずれの他の機構も、独立して、または本明細書に記載の機構のうちの任意の1つ以上と組み合わせて、示され特許請求され得ることが企図されている。単数の物品への参照は、複数の同じ物品が存在する可能性を含む。より具体的には、本明細書及びこれに関連する特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「an」、「前記(said)」、及び「the」は、別途具体的に述べられない限り、複数の指示対象を含む。換言すると、これらの冠詞の使用は、上記の説明及び本開示に関連する特許請求の範囲において、対象の物品のうちの「少なくとも1つ」を考慮に入れている。かかる特許請求の範囲は、いずれの任意選択の要素も除外して作成されている場合があることを更に記しておく。このため、この記述は、特許請求の範囲の要素の列挙に関連する、「単に」、「のみ」、及び同様のものなどの排他的な語の使用、または「否定的な」制限の使用について、先行する記載として働くように意図されている。
【0125】
かかる排他的な語を使用することなく、本開示に関連する特許請求の範囲における「備える(comprising)」という用語は、所与の数の要素がかかる特許請求の範囲に列挙されているか、または機構の追加がかかる特許請求の範囲に示される要素の性質を変容させるものと見なされ得るかに関わらず、任意の追加の要素を含むことを考慮に入れている。本明細書で具体的に定義されている場合を除き、本明細書で使用される全ての技術的及び科学的用語は、特許請求の範囲の有効性を維持しながら、可能な限り幅広く一般に理解されている意味で付与されるものである。
【0126】
本発明の幅は、提供する例及び/または対象の明細書に限定されるべきではなく、本開示に関連する特許請求の範囲の言語の範囲によってのみ限定される。