特許第6771363号(P6771363)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6771363センサ装置、センサ装置の本体部及びセンサ装置用シート
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6771363
(24)【登録日】2020年10月1日
(45)【発行日】2020年10月21日
(54)【発明の名称】センサ装置、センサ装置の本体部及びセンサ装置用シート
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/00 20060101AFI20201012BHJP
【FI】
   A61B5/00 B
【請求項の数】10
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-220013(P2016-220013)
(22)【出願日】2016年11月10日
(65)【公開番号】特開2018-75256(P2018-75256A)
(43)【公開日】2018年5月17日
【審査請求日】2019年9月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000230962
【氏名又は名称】日本光電工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松村 文幸
(72)【発明者】
【氏名】池谷 浩彦
(72)【発明者】
【氏名】今野 徳人
(72)【発明者】
【氏名】酒井 潤
【審査官】 増渕 俊仁
(56)【参考文献】
【文献】 特表2017−506121(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/127218(WO,A1)
【文献】 特表2008−532596(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/094513(WO,A2)
【文献】 特表2009−536065(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00−5/22
A61B 9/00−10/06
A61L 15/00
G01N 33/48−33/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の体表面に貼り付けられた状態で携帯可能なセンサ装置であって、
前記使用者に関する情報を計測可能な計測部と、
前記計測部の計測結果に対応した処理を行う本体部と、
前記本体部を収容する本体部収容部を有するシート部と、
前記シート部の一面側に設けられた粘着部と、を備え、
前記シート部および前記粘着部は、前記本体部収容部に対応する位置に形成された破断予定部を有し、
前記破断予定部は、当該センサ装置が前記使用者から剥がされる力と前記粘着部の粘着力により破断されるセンサ装置。
【請求項2】
前記本体部及び前記本体部収容部は平面視で矩形状に形成され、
前記破断予定部は、前記本体部収容部の連続する三辺に対応する位置に形成されている請求項1記載のセンサ装置。
【請求項3】
前記粘着部は、異なる粘着力を有する第一領域および第二領域を含み、
前記第二領域は、前記第一領域よりも強い粘着力を有し、
前記粘着部に形成された前記破断予定部は、前記第一領域と前記第二領域の境界部分に形成されている請求項1または2に記載のセンサ装置。
【請求項4】
前記破断予定部は、鎖線状に設けられた切り込み部で形成される請求項1から3のいずれか一項に記載のセンサ装置。
【請求項5】
前記破断予定部は、注目色で着色されている請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ装置。
【請求項6】
前記本体部は、
前記計測部の計測結果に対応した解析を行う解析部と、
前記解析部の解析結果を記憶する記憶部と、を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のセンサ装置。
【請求項7】
前記本体部は、
前記記憶部に記憶された前記解析結果を前記センサ装置の外部に送信する送信部と、を有する請求項6に記載のセンサ装置。
【請求項8】
前記計測部は、前記本体部または前記粘着部の少なくともいずれかの一部として設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載のセンサ装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一のセンサ装置に用いられる前記本体部。
【請求項10】
使用者の体表面に貼り付けられた状態で携帯可能なセンサ装置用シートであって、
前記使用者に関する情報を計測可能な計測部と、
前記計測部の計測結果に対応した処理を行う本体部を収容する本体部収容部を有するシート部と、
前記シート部の一面側に設けられた粘着部と、を備え、
前記シート部および前記粘着部は、前記本体部収容部に対応する位置に形成された破断予定部を有し、
前記破断予定部は、前記シート部が前記使用者から剥がされる力と前記粘着部の粘着力により破断するセンサ装置用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報等の使用者に関する情報を計測する本体部を再利用可能なセンサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
健康モニタリングに用いられる装着型センサが知られている(特許文献1)。この装着型センサは、使い捨て式モジュールと、再使用可能モジュールとを具える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2015‐520655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の装着型センサは、再利用可能モジュールを使い捨て式モジュールに連結し、カバーを使い捨て式モジュールに連結して構成されている。
この装着型センサのように、使い捨て部分と再使用されるセンサとからなるセンサ装置では、カバー等の使い捨て部分は比較的安価であるが、再使用されるセンサモジュールは高価である。
そのため、センサモジュールを装着型センサから取り外して再利用したいという要望がある。
【0005】
しかし、従来の装着型センサ装置のようなセンサ装置は、センサモジュールがカバー等の内部に組み込まれていて外部からは見えず、センサモジュールを使い捨てのカバー等と分別して取り出せるという認識はされ難く、カバー等の廃棄と同時にセンサモジュールも廃棄されてしまっていた。
特に、多忙な医療現場では、多種多様なセンサを使用している。そのため、組み込まれたセンサモジュールについて、使い捨て部分と分別できるセンサモジュールなのか、センサモジュールを含めた装着型センサ装置の全体が使い捨てなのかを、個別に把握することが難しく、センサモジュールの分別回収も十分に行われていなかった。
【0006】
本発明は、計測後に本体部をセンサ装置から取り外すことができると認識させることにより、本体部を再利用可能なセンサ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のセンサ装置は、使用者の体表面に貼り付けられた状態で携帯可能なセンサ装置であって、
前記使用者に関する情報を計測可能な計測部と、
前記計測部の計測結果に対応した処理を行う本体部と、
前記本体部を収容する本体部収容部を有するシート部と、
前記シート部の一面側に設けられた粘着部と、を備え、
前記シート部および前記粘着部は、前記本体部収容部に対応する位置に形成された破断予定部を有し、
前記破断予定部は、当該センサ装置が前記使用者から剥がされる力と前記粘着部の粘着力により破断されるように構成されている。
【0008】
上記構成によれば、破断予定部が破断されて、本体部収容部に収容された本体部がセンサ装置から露出する。この本体部の露出により、センサ装置を剥がす者は本体部を容易に目視することができ、この目視により本体部はセンサ装置から取り外し可能であることを認識することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、計測後に本体部をセンサ装置から取り外すことができると認識させることができ、センサ装置の本体部を取り外して再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係るセンサ装置の分解斜視図である。
図2】センサ装置の平面図である。
図3】本体部の機能ブロック図である。
図4】センサ装置に本体部を挿入する説明図であり、本体部の挿入前のシート部を示す説明図である。
図5】センサ装置に本体部を挿入する説明図であり、シート部に本体部を挿入する状態を示す説明図である。
図6】センサ装置を使用者から剥がすときに本体部が露出する状態を説明する説明図である。
図7】センサ装置の変形例の底面図である。
図8】センサ装置の変形例の底面図である。
図9】センサ装置の変形例の底面図である。
図10】センサ装置の変形例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係るセンサ装置の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
センサ装置は、センサ装置の使用者に関する情報を計測可能な計測部と、計測部の計測結果に対応した処理を行う本体部と、本体部を収容する本体部収容部を有するシート部と、シート部の一面側に設けられた粘着部と、が備えられている。このセンサ装置は、使用者の胸部等の生体組織面すなわち体表面(皮膚)に直接貼り付けられた状態で携帯可能で、計測終了後は使用者の体表面から取り外される装置である。
センサ装置1は、少なくとも、再利用可能なセンサ等である本体部4と、使用者の体表面に直接貼り付けられて使用後は廃棄されるシート部2及び粘着部3とを備えている。
【0012】
<センサ装置用シート>
センサ装置用シート1aは、センサ装置1に用いられて使用者の体表面に直接貼り付けられて使用されるシートであり、生体情報の計測終了後は廃棄されるシートである。図1は本実施形態のセンサ装置の分解斜視図、図2はセンサ装置の平面図である。図2に示すセンサ装置の面をセンサ装置1の表面とし、図2に示すセンサ装置1の表面と反対側の面をセンサ装置の裏面とする。
【0013】
センサ装置用シート1aは、図1に示すように、複数の層2a,2b,2cが積層されたシート部2と、シート部2の一面側に設けられた粘着部3とを備えている。
【0014】
センサ装置用シート1aの材料は、使用者の胸部等の生体組織面すなわち体表面(皮膚)に直接貼り付けて用いることができる材料であって、センサ装置用シート1aに収容される本体部4が破損しない材料であれば、各種の材料を用いることができ、例えばゴムシート等の弾性を有する材料で形成することができる。
【0015】
図1及び図2に示すセンサ装置用シート1aは平面視で角を丸めた長方形形状で形成されているが、センサ装置用シート1aの形状は平面視で角を丸めた長方形形状に限らず、使用者の体表面に直接貼り付けて用いることができる形状であればよく、平面視で角を直角とした矩形形状、楕円形状、正方形形状等の各種の形状で形成することができる。
【0016】
<シート部>
シート部2は、本体部4を収容可能な本体部収容部5を有する構成とされている。図1に示すように、シート部2は、本体部収容部5と、ソケット部6と、計測結果をセンサ装置1の外部に送信する送信用アンテナ7と、本体部4を駆動する駆動用電池8と、蓋部9とを備えている。
【0017】
図1のシート部2は複数の層2a,2b,2cを積層して構成されているが、センサ装置用シート1aのシート部2は積層構造に限らず、本体部4を内蔵可能な厚みを有する構造であれば各種のものを用いることができる。シート部2は、例えば、分厚い一枚のシートで形成することができる。
【0018】
<本体部収容部>
本体部収容部5は、本体部4を収容する空間であり、シート部2に形成されている。一例として、本体部収容部5は、シート部2の厚み方向およびシート部2の長方形形状の長尺方向において、本体部4の全体(本体部4の体積)よりも大きく、シート部2の全体よりも小さい空間部で構成されている。本体部収容部5は、シート部2の内部であって粘着部3に面しない位置に形成してもよい。
図1では、本体部収容部5は平面視で略円形形状の輪郭を有する空間で構成されている。
本体部収容部5の輪郭は、図1に示す略円形形状に限らず、本体部4を収容できる空間を区画する二次元平面形状であれば各種の形状とすることができる。本体部収容部5は、例えば、横長長方形の輪郭とすることができる。
【0019】
<ソケット部>
ソケット部6は、本体部4を挿入した状態で、本体部4を本体部収容部5に収容可能なシート部2の所定位置に設けられている。ソケット部は、センサ装置用シート1aと本体部4を電気的に接続するように構成されている。
【0020】
ソケット部6は、本体部4を本体部収容部5に収容できるものであれば各種の構成のものを用いることができる。ソケット部6は、本体部4のほぼ全体を嵌入し、本体部4がセンサ装置1から露出するときに本体部4を指等で取り出す部位を切り欠いた枠部で形成してもよい。また、ソケット部6は、矩形の本体部4の一辺を嵌め込み、本体部4の嵌め込まれていない三辺を本体部収容部5に位置させる形状に形成してもよい。
【0021】
<駆動用電池>
図1に、本体部4を駆動する駆動用電池8が示されている。駆動用電池8は、計測部21、解析部22、記憶部23、送信部24等の各部の動作に必要な電力を供給するように構成されている。
なお、センサ装置1の動作に必要な電力の供給は、駆動用電池8による供給に限らない。例えば、図3に示すように、計測部21、解析部22、記憶部23、送信部24等の各部に接続される電源部25を備えて、この電源部25から必要な電力が供給されるように構成してもよい。
【0022】
<蓋部>
蓋部9は、本体部4をシート部2に取り付ける開口部であり、シート部2の表面に形成されている。蓋部9は、図2では矩形の三辺を切断した平面視突状の開口で形成されている。
蓋部9は、平面視で本体部収容部5の輪郭と重なるシート部2の表面に形成してもよく、平面視で本体部収容部5の輪郭よりも大きい面積の輪郭で形成してもよい。また、本体部収容部5が矩形の場合には、蓋部9を、本体部収容部5の四辺を含んで本体部収容部5の四辺よりも大きい四辺で構成する矩形の三辺を切断することにより形成してもよい。
蓋部9は、本体部4が破損しないように、センサ装置用シート1aと同質の材料で形成してもよく、例えばゴムシート等の弾性を有する材料で形成してもよい。
【0023】
<粘着部>
図1に示す粘着部3は、使用者に関する情報(後述する)を計測する計測時に使用者の体表面に貼り付けられた状態を維持できる粘着力を有する所定厚みの部材で形成されている。
粘着部3は、使用者に関する情報を計測する計測時に使用者の体表面に貼り付けられた状態を維持でき、センサ装置1が使用者から剥がされる力が大きくなったときには使用者の体表面から剥がされる粘着力を有するものであればよく、各種の粘着剤、接着剤等で形成することができる。一例として、粘着部3は、図1に示す層構造で形成することができる。
【0024】
粘着部3は、導電性を有しない粘着剤に、使用者の体表面から生体電位を取得する電極(不図示)を配置した構成とすることもできる。
この電極は、体表面に直接接する粘着部3の部位に複数配置するように構成されてもよく、一例として、体表面から生体電位を取得する2つの電極で構成することができる。この電極は、生体情報の計測や使用者の周辺環境の検出等の使用者に関する情報の計測に一般的に用いられる各種の電極を用いることができる。
【0025】
また、粘着部3は、導電性を有する粘着剤で形成することができる。導電性を有する材料で構成される粘着部3は、生体情報の計測や使用者の周辺環境の検出等の使用者に関する情報の計測に用いられる電極を兼ねるように構成されてもよい。電極を兼ねる粘着部3は、ソケット部6及びシート部2と接触するように配置されて、使用者の体表面から生体電位を取得するように形成することができる。
【0026】
また、粘着部3の厚みは、使用者に関する情報を計測する計測時に使用者の体表面に貼り付けられた状態を維持でき、センサ装置1が使用者から剥がされる力が大きくなったときに使用者の体表面から粘着部を剥がすことができるものであれば、適宜の厚みで形成することができる。
なお、粘着部の下面に剥離紙をさらに重ねて、センサ装置1の使用前における粘着部の汚れ等を防止してもよい。
【0027】
<破断予定部>
センサ装置1は、センサ装置1が使用者の体表面から剥がされるときに破断する破断予定部10を有している。
【0028】
破断予定部10は、シート部2に形成される破断予定部10a及び粘着部3に形成される破断予定部10bで構成されている。
また、破断予定部10は、本体部収容部5に対応する位置に形成されている。破断予定部10が形成される本体部収容部5に対応する位置は、本体部収容部5に収容した本体部4が、破断予定部10が破断したときに露出する位置であればよく、平面視で本体部収容部5の輪郭と重なる部分としてもよく、本体部収容部5の輪郭の近傍としてもよい。
【0029】
シート部2に設けられる破断予定部10aは、シート部2の粘着部3側(シート部2の裏面側)に形成されている。
シート部2に設けられる破断予定部10aは、本体部収容部5の下面から粘着部3に至る部分を、鎖線状態である切り込み部とすることにより形成することができる。図1に示すシート部2の破断予定部10aは、本体部収容部5の輪郭と重なる鎖線状態の切り込み部により略円形形状で形成されている。
【0030】
粘着部3に設けられる破断予定部10bは、使用者の体表面に接する粘着部3の面に、使用者の体表面に接する粘着部3の面(図2に示すセンサ装置1の裏面)に至る粘着部3の厚み全域を、鎖線状態である切り込み部とすることにより形成することができる。
粘着部3の破断予定部10bは、シート部2の破断予定部が鎖線状態の切り込み部である場合、シート部2の鎖線状態の切り込み部の鎖線の間隔と平面視で重なる位置に形成される鎖線状態の切り込み部で構成してもよい。
図1に示す粘着部3の破断予定部10bは、シート部2の切り込み部及び本体部収容部5の輪郭と重なる鎖線状態の切り込み部により略円形形状で形成されている。
【0031】
なお、図1に示す破断予定部10(10a,10b)は、蓋部9の開閉の向きと同一の向きに破断する切り込み部で形成されているが、破断予定部10を蓋部9と異なる向きに破断する蓋部9の鏡面形状の相似形状に重なる鎖線状態で形成してもよい。
【0032】
<計測部>
センサ装置は、使用者に関する情報を計測可能な計測部21を有している。計測部21は、計測結果に関する計測信号を生成するように構成されている。生成された計測信号は、記憶部23に送信されるようになっている。
【0033】
使用者に関する情報には、生体情報及び周辺環境情報が含まれる。
生体情報とは、使用者の生体に関する各種の情報であり、使用者の体温、心電図、心拍数、インピーダンス呼吸、サーミスタ呼吸、脈拍、動脈血酸素飽和度、血糖値、心拍出量、脳波、筋電図等が含まれる。
周辺環境情報とは、計測時における使用者の周辺の各種環境に関する情報であり、加速度、位置情報、大気圧、周辺温度、周辺湿度、騒音、周辺照度等の情報が含まれる。周辺環境情報の計測の一例としては、心電図の計測開始時刻における使用者の地理的位置の情報、心電図の計測開始時刻の周辺温度及びセンサ装置の加速度、心電図の計測終了時刻における使用者の地理的位置の情報、心電図の計測終了時刻の周辺温度及びセンサ装置の加速度であり、この加速度の変化が大きい場合には使用者が転倒している可能性があることを検知することができる。
【0034】
計測部21は、本体部4の一部として設けられてもよい。本体部4の一部として設けられる計測部21は、図3に示すように、本体部4の記憶部23に計測信号を送信可能に接続されている。
計測部21は、粘着部3の一部として設けられてもよい。粘着部3の一部として設けられる計測部21は、導電性を有する粘着部3により記憶部23に接続されるように構成されてもよい。粘着部3の一部として設けられる計測部21は、導電性を有しない粘着部3の一部として、使用者の計測に用いる電極(不図示)により、記憶部23と接続されるように構成されても良い。
計測部21は、本体部4の一部として設けられ、かつ、粘着部3の一部として設けられてもよい。本体部4の一部として設けられる計測部21及び粘着部3の一部として設けられる計測部21は、使用者に関する同一の情報を計測する計測部21としてもよく、使用者に関する異なる情報を計測する計測部21としてもよい。例えば、本体部4の一部として設けられる計測部21に加速度センサを用い、粘着部3の一部として設けられる計測部21に心電図センサを用いることができる。
【0035】
<本体部>
センサ装置1は、使用者の体表面に貼り付けられた状態で携帯可能なセンサ装置1に適する本体部4を有している。
本体部4は、計測部21の計測結果に対応した処理を行うように構成されている。本体部4は、少なくとも図3に示す記憶部23を有している。記憶部23は、計測部21から受信する計測信号を記憶するように構成されている。
【0036】
本体部4は、記憶部23に加えて、図3に示すように、解析部22を有する構成とすることができる。解析部22は、計測部21から受信する計測信号に応じた解析を行い、解析結果に応じた解析信号を生成するように構成されている。生成された解析信号は、解析部22から記憶部23に送信されるようになっている。解析部22から解析信号を受信した記憶部23は、解析信号を記憶するように構成されている。
【0037】
センサ装置1は、記憶部23に記憶した解析信号をセンサ装置1の外部に送信する送信部24を有している。送信部24は、センサ装置1の外部に解析信号等の使用者に関する情報を送信できるものであれば良く、一例として、汎用プロトコルに従って解析信号を送信する無線装置を用いることができる。
送信部24は、本体部4に設けられてもよく、本体部4以外の所定位置、例えば図1の送信用アンテナ7の近傍に設けられてもよい。
【0038】
本体部4は、使用者の体表面に貼り付けて生体情報の計測を行う各種の装置を用いることができ、一例として、計測部21、解析部22、記憶部23及び送信部24の機能を備えたSDカード型送信機を用いることができる。記憶部23に記憶された計測信号は、解析部22により解析されて送信部24により本体部4の外部に送信されてもよく、計測終了後にパソコン等の外部機器により検出されて解析されてもよい。
【0039】
センサ装置1は、センサ装置1の外部において、記憶部23に記憶した計測信号を直接取得するように構成し、送信部24を有さない構成とすることができる。一例として、計測部21の計測結果、計測信号、解析部22の解析結果、解析信号等の使用者に関する情報を本体部4の記憶部23に記憶する構成とし、計測終了後に本体部4をセンサ装置1から取り出してパソコン等の外部装置に接続し、外部装置の操作により記憶部23に記憶された使用者に関する情報を取得する構成とすることができる。
【0040】
<本体部の組み込み>
本体部4をシート部2に組み込む動作について、図4及び図5を用いて説明する。図4は本体部の挿入前のシート部を示す説明図であり、図5はシート部に本体部を挿入する状態を示す説明図である。図4及び図5に示す本体部4には、計測部21、解析部22、記憶部23、送信部24を有する記録媒体が用いられる。
【0041】
図4に示すように、シート部2の表面側に形成された蓋部9を、シート部2の表面から離れる方向(センサ装置1の上方向。使用者の体表面から離れる方向。センサ装置1における粘着部3と逆の方向)に持ち上げると、シート部2の表面が開く。シート部2の表面が開くと、図5に示すように、本体部収容部5及びソケット部6が露出する。
露出したソケット部6に本体部4を挿入して、本体部4をソケット部6に嵌め込んで固定し、本体部4を本体部収容部5内に配置する。
本体部4を本体部収容部5に配置した状態で、蓋部9を、図4の開いた状態から、本体部4に重ねる方向(シート部2に近づける方向)に移動させ、蓋部9を粘着部3側に向けて押し当てて、蓋部9を閉じる。この蓋部9の閉塞により、本体部の取り付けが完了する。
【0042】
<センサ装置による生体情報の計測>
センサ装置1は、計測時に粘着部3を使用者の体表面に貼り付けて、体温や心電図等の使用者に関する情報を計測する。計測部21は、計測結果に関する計測結果信号を生成する。計測結果信号は、計測部21から解析部22に送信さる。解析部22は、受信した計測結果信号を解析して、解析結果に応じた解析結果信号を生成する。解析結果信号は、解析部22から記憶部23に送信されて記憶部23に記憶され、送信部24から送信用アンテナ7を通じてセンサ装置1の外部に送信される。送信された解析結果信号を不図示の解析機器で確認して解析することにより、心電図等の計測結果(生体情報)が確認され解析されて、心疾患の発見等に利用される。
【0043】
<本体部の取り出し>
センサ装置1を用いた生体情報の計測の終了後に、センサ装置1から本体部4を取り出す動作について、図6を用いて説明する。
図6は、センサ装置1が使用者の体表面から半分程度剥がれた状態を示す説明図である。
【0044】
使用者の生体情報の計測が終了し、解析結果信号が送信部24からセンサ装置1の外部に送信された後、センサ装置1を使用者の胸部等の体の表面から剥がすため、シート部2の一端(縁)を爪等で引っ張って剥がしていく。このとき、センサ装置1が使用者から剥がされる力は、センサ装置1のシート部2を引っ張る引っ張り力となってシート部2および粘着部3に加わるが、使用者の体表面への粘着状態を維持しようとする粘着部3の粘着力が対抗して、センサ装置1は使用者の体の表面に貼付された状態を維持している。
【0045】
センサ装置1を剥がすために、さらにシート部2を引っ張る引っ張り力を大きくしていくと、シート部2を引っ張る引っ張り力は、使用者の体表面への粘着状態を維持しようとする粘着部3の粘着力に対して徐々に大きくなっていき、粘着部3の粘着力の大きさに近づいていき、粘着部3の粘着力よりも上回る大きさになっていく。
この粘着力に対する引っ張り力の増加に伴って、シート部2に形成した破断予定部10a及び粘着部3に形成した破断予定部10bが変化していく。
すなわち、シート部2における破断予定部10a及び粘着部3における破断予定部10bは、破断予定部10a,10bである切り込み部の鎖線状態が引っ張られて、鎖線状態から切離状態に変化してゆく。
そして、センサ装置1を使用者から剥がす力がさらに加わると、シート部2の破断予定部10aおよび粘着部3の破断予定部10bの一部が破断する。
【0046】
シート部2の破断予定部10aの一部および粘着部3の破断予定部10bの一部が破断した後、センサ装置1を使用者から剥がす力をさらに加えて、センサ装置1を半分程度剥がしていき、図6に示す位置までシート部2を剥がしていく。
【0047】
図6に示すように、センサ装置1は使用者の体表面から半分程度剥がれ、シート部2の破断予定部10aの全体及び粘着部3の破断予定部10bの全体が破断している。本体部収容部5は大きく開き、本体部4が使用者の体表面に載置されて、本体部4がセンサ装置1から露出している。
センサ装置1の使用者やセンサ装置1を剥がす看護師等は、図6に示すように、体の表面に本体部4が露出している状態を目視することができ、本体部4が使い捨てではなく回収して再利用できる部位であることを認識することができる。本体部4は本体部4を目視する使用者等により確実に回収される。
回収された本体部4は、新たなセンサ装置に組み込んで、再利用することができる。
【0048】
以上説明したように、本実施形態に係るセンサ装置1及びセンサ装置用シート1aによれば、シート部2及び粘着部3に破断予定部10(10a,10b)が形成されているので、使用者の体表面からセンサ装置1を剥がしてゆき、使用者から剥がされる力が使用者の体表面への粘着を維持しようとする粘着部3の粘着力よりも強くなったときに、破断予定部10(10a,10b)が破断して、本体部収容部5に収容された本体部4がセンサ装置1から露出する。この本体部4の露出により、センサ装置1を剥がす者は、本体部4を容易に目視することができ、この目視によりセンサ装置1を剥がす者等に本体部4はセンサ装置1から取り外し可能であることを認識させることができる。
そして、本体部4がセンサ装置1から露出することにより、本体部4は、センサ装置1を剥がす者やセンサ装置1の使用者等により取り外して回収されることとなり、別の新たなセンサ装置に再利用することが可能となる。
【0049】
<変形例1>
シート部2に形成される破断予定部10a及び粘着部3に形成される破断予定部10bは、図1及び図6に示す形状に限らず、センサ装置1が使用者から剥がされる力と粘着部3の粘着力により破断することに適したものであればよい。図7は、破断予定部の変形例を示すセンサ装置1の底面図である。
【0050】
図7に示すように、センサ装置1は、矩形の本体部4(不図示)を収容する矩形形状の本体部収容部5を備えている。
破断予定部10は、本体部収容部5の矩形状の連続する三辺に対応する位置に形成されている。シート部2の破断予定部10cは、平面視で本体部収容部5の矩形形状に相似する矩形形状の連続する三辺に重なるシート部2の部分に鎖線状の切り込み部により形成されている。また、粘着部3の破断予定部10dは、シート部2の破断予定部10cに重なる位置に鎖線状の切り込み部により形成されている。
なお、図7及び図8に示す符号11は使用者の生体情報を計測する本体部の露出部位であり、一例として、体温を計測する温度センサ端子等である。
【0051】
図7に示す矩形の破断予定部10(10c,10d)を形成したセンサ装置1から、本体部4を取り出す動作について説明する。
【0052】
計測終了後に、センサ装置1を剥がすために、図7のシート部2の右側の短辺を引っ張っていくと、引っ張っているシート部2に近い破断予定部10c,10dの一辺が最初に破断する。さらにシート部2を引っ張っていくと、破断予定部10c,10dの最初に破断した一辺に隣接する二辺が徐々に破断していき、本体部収容部5の一部がシート部2から露出し、本体部収容部5から本体部4が露出していく。
【0053】
さらにシート部2を体表面から剥がしていくと、破断予定部10(10c、10d)の全体が破断して、破断予定部10(10c,10d)の全体が剥離途中のセンサ装置1から露出し、本体部4の全体がセンサ装置1から露出して、使用者等に本体部4が目視される。
【0054】
以上説明したように、変形例1に係るセンサ装置1によれば、シート部2の破断予定部10c及び粘着部3の破断予定部10dは、平面視で本体部収容部の連続する三辺に対応する位置に鎖線状態の切り込み部で形成されているので、破断予定部10(10c、10d)を形成する一辺が最初に破断し、最初に破断した辺に隣接する破断予定部10(10c、10d)の二辺が破断し、さらにシート部2を引っ張ることにより破断予定部10(10c、10d)の全体が破断して、本体部収容部5に収容された本体部4がセンサ装置1から露出する。この本体部4の露出により、センサ装置1を剥がす者は、本体部4を容易に目視することができる。
【0055】
<変形例2>
シート部2に形成される破断予定部及び粘着部3に形成される破断予定部10は、図1図6図7に示す形状に限らない。図8は破断予定部の変形例を示すセンサ装置1の底面図である。
【0056】
図8に示す本体部収容部5は、矩形形状の本体部4(不図示)に相似する矩形形状で形成されている。シート部2に形成する破断予定部10eは、本体部収容部5と相似する矩形形状の四辺すべてに重なるシート部2に設けた鎖線状態による切り込み部で構成されている。また、粘着部3に形成される破断予定部10fは、シート部2の破断予定部10eに重なる位置に鎖線状の切り込み部により形成されている。
【0057】
図8に示す矩形の破断予定部10(10e,10f)を形成したセンサ装置1から、本体部4を取り出す動作について説明する。
【0058】
計測終了後に、センサ装置1を剥がすために、破断予定部10(10e,10f)の一部に重なるシート部2の位置まで、シート部2を引っ張って使用者の体表面から剥がしていくと、引っ張っているシート部2に近い破断予定部10(10e,10f)の一辺が最初に破断する。さらにシート部2を引っ張っていくと、破断予定部10(10e,10f)の最初に破断した一辺に隣接する二辺が徐々に破断していき、さらにシート部2を引っ張っていくと破断予定部10(10e,10f)の全体が破断して、破断予定部10(10e,10f)の全体が剥離途中のセンサ装置1から露出して本体部収容部5の全体もセンサ装置1から露出し、本体部4の全体がセンサ装置1から露出して、本体部4が使用者等に目視される。
【0059】
以上説明したように、変形例2に係るセンサ装置1によれば、シート部2の破断予定部10e及び粘着部3の破断予定部10fは、鎖線状態で矩形の切り込み部に形成されているので、破断予定部10(10e,10f)の全体が破断して、本体部収容部5に収容された本体部4がセンサ装置1から露出する。この本体部4の露出により、センサ装置1を剥がす者は、本体部4を容易に目視することができる。
【0060】
<変形例3>
粘着部3に設けられる破断予定部10は、センサ装置が使用者から剥がされる力と粘着部の粘着力により破断するものであればよく、粘着力の強弱を利用して形成することができる。図9は、粘着部3に設けられる破断予定部10gの底面図である。
【0061】
図9に示す粘着部3は、異なる粘着力の第一領域12および第二領域13で形成されている。第二領域13の粘着力は、第一領域12よりも強い粘着力で形成されている。
破断予定部10gは第一領域12と第二領域13との境界部分に形成されている。
【0062】
図9に示す破断予定部10gを形成したセンサ装置1から、本体部4を取り出す動作について説明する。
【0063】
計測終了後に、シート部2を引っ張って剥がしていくと、第二領域13の粘着力は第一領域12の粘着力よりも強いため、第一領域12と第二領域13の境界に形成された破断予定部10gが破断する。
破断予定部10gが破断すると本体部収容部5がシート部2から露出し、本体部収容部5から本体部4が露出して、本体部4が使用者等に目視される。
【0064】
このように、使用者や看護師等は、切り込み部を粘着部3に設けなくても、図9に示す破断予定部10gを破断させることができ、使用者の体表面側に本体部4が露出している状態をより容易に目視することができる。
【0065】
<変形例4>
粘着力の強弱を利用して形成される粘着部に形成される破断予定部は、図9に示す第一領域12及び第二領域13の境界に限らず、粘着力の強弱により破断する各種の構成とすることができる。
例えば、図9に示す粘着部3の破断予定部10gに重なる線状部分を変形例4における第二領域(不図示)とし、図9に示す破断予定部10gで囲まれた領域及び図9における第一領域12を変形例4における第一領域(不図示)とし、第二領域を第一領域よりも強い粘着力で構成することにより、図9に示す粘着部3の破断予定部10gに重なる線状部分で構成される矩形形状を破断予定部(不図示)とすることができる。
【0066】
第4変形例の破断予定部は、シート部2を引っ張る力が粘着部3の第一領域の粘着力よりも上回ると破断予定部が破断して、本体部収容部5から本体部4が露出して、本体部4が使用者等に目視される。
【0067】
<変形例5>
破断予定部10(10a,10b、10c,10d,10e,10f,10g)は、目視されやすくする各種の構成とすることができる。
例えば、破断予定部10(10a,10b、10c,10d,10e,10f,10g)を、目視されやすい注目色に着色する構成とすることができる。
注目色は、使用者の生体情報を計測する携帯可能なセンサ装置に通常用いられない色、例えば、各種の蛍光色や、警告・危険を知らせる部位に用いられる赤色を用いることができる。
【0068】
このように、破断予定部10(10a,10b、10c,10d,10e,10f,10g)を注目色で着色したので、破断予定部10(10a,10b、10c,10d,10e,10f,10g)が破断すると、一般的なセンサ装置の色(使用者の体表面と近い色、例えば肌色や乳白色や白色等)に対して破断予定部10(10a,10b、10c,10d,10e,10f,10g)の輪郭が際立って目立ち、使用者に目視されやすくなり、体表面側に本体部4が露出している状態をより容易に目視することができる。
【0069】
<変形例6>
図2に示す蓋部9は、蓋部9を閉じることにより本体部4を収容する構成としているが、シート部2に、本体部4をより確実に収容するための構成をさらに設けてもよい。図10は、本体部4をシート部2により確実に収容するための構成として、蓋部9及びシート部2に形成される接合構造の説明図である。
【0070】
図10に示すように、蓋部9には、蓋部9をシート部2の表面に向けて押し当てたときにシート部2に接する蓋部9の裏面に接合部14を設けている。また、接合部14に対応するシート部2の部位に、接合部14と接合する被接合部15を設けている。
接合部14及び被接合部15は、繰り返し着脱可能な接合部及び被接合部としてもよいが、本体部4を本体部収容部5に確実に収容し、この収容状態を確実に維持するために、接合部を接合した後は接合部が剥がれずに被接合部に固着される構成とすることができる。例えば、接合部14及び被接合部15を剥離紙付きのシールで構成してもよい。
【0071】
接合構造を形成したセンサ装置1に、本体部4を組み込む動作を、図10を用いて説明する。
【0072】
蓋部9を、シート部2の表面から離れる方向(センサ装置1の上方向。使用者の体表面から離れる方向。センサ装置1における粘着部3と逆の方向)に持ち上げてシート部2の表面を開き、ソケット部6に本体部4を挿入して本体部4を本体部収容部5内に配置し、本体部4をシート部2に組み込む。
本体部4をシート部2に組み込んだ後、接合部14を被接合部15に重ねて接合する。接合部14を被接合部15に重ねて接合することにより、蓋部9が閉じ、本体部4が本体部収容部5に確実に収容される。
このような接合構造を設けたセンサ装置1を使用者の体表面に貼り付けるときに、仮にセンサ装置1を折り曲げたとしても、接合構造により蓋部9は外れることがなく、本体部4は本体部収容部5に収容された状態を確実に維持する。
【0073】
本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【符号の説明】
【0074】
1 センサ装置、 2 シート部、 3 粘着部、 4 本体部、 5 本体部収容部、 6 ソケット部、 7 送信用アンテナ、 8 駆動用電池、 9 蓋部、 10,10a,10b、10c,10d,10e,10f,10g 破断予定部、 12 第一領域、 13 第二領域、 14 接合部、 15 被接合部、 21 計測部、 22 解析部、 23 記憶部、 24 送信部、 25 電源部
図1
図2
図3
図4
図5
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図8
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図10