特許第6771561号(P6771561)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京小米移動軟件有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000004
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000005
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000006
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000007
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000008
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000009
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000010
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000011
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000012
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000013
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000014
  • 特許6771561-室内光強度調整方法及び装置 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6771561
(24)【登録日】2020年10月1日
(45)【発行日】2020年10月21日
(54)【発明の名称】室内光強度調整方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   A47H 5/02 20060101AFI20201012BHJP
   E06B 9/264 20060101ALI20201012BHJP
【FI】
   A47H5/02
   E06B9/264 C
【請求項の数】10
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2018-528031(P2018-528031)
(86)(22)【出願日】2018年4月12日
(65)【公表番号】特表2020-504629(P2020-504629A)
(43)【公表日】2020年2月13日
(86)【国際出願番号】CN2018082883
(87)【国際公開番号】WO2019091049
(87)【国際公開日】20190516
【審査請求日】2018年9月26日
(31)【優先権主張番号】201711117745.6
(32)【優先日】2017年11月13日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】特許業務法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】呉 珂
【審査官】 桐山 愛世
(56)【参考文献】
【文献】 特開平05−334863(JP,A)
【文献】 特開2009−017354(JP,A)
【文献】 特開昭62−082194(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0061258(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第106802574(CN,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02851894(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47H 5/00
A47H 5/02
E06B 9/264
E06B 9/24
H05B 37/00−39/10
H03J 9/00−9/06
H04Q 9/00−9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得するステップと、
室内光強度値を採取するステップと、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするステップと、を含む室内光強度調整方法であって、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得する前記ステップは、
室内で作動している電気機器を取得するステップと、
前記室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の前記電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定するステップと、
前記対象調整テーブルから、前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得するステップと、
を含む
ことを特徴とする室内光強度調整方法。
【請求項2】
前記光強度調整装置は、カーテンを含み、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、前記室内における光強度調整装置を調整するステップは、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいか否かを検出するステップと、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいことが検出された場合に、前記カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御するステップと、
前記カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップと、を含み、
前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記室内光強度値が前記目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御するステップと、
前記カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップと、をさらに含み、
前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より小さくないことである、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
光強度に影響される少なくとも1つの電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得するステップと、
室内の全ての電気機器を取得するステップと、
前記全ての電気機器のうち、前記所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出するステップと、
前記電気機器候補と前記所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得するステップと、
をさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項5】
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動しているか否かを検出する検出モジュールと、
前記検出モジュールにより室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得する第1の取得モジュールと、
室内光強度値を採取する採取モジュールと、
前記採取モジュールによって採取された前記室内光強度値と前記第1の取得モジュールによって取得された前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにする調整モジュールと、
を含む室内光強度調整装置であって、
前記検出モジュールは、第1の取得サブモジュールと第4の検出サブモジュールとを含み、前記第1の取得モジュールは、決定サブモジュールと第2の取得サブモジュールとを含み、
前記第1の取得サブモジュールは、室内で作動している電気機器を取得し、
前記第4の検出サブモジュールは、前記第1の取得サブモジュールによって取得された前記室内で作動している電気機器の中に、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在するか否かを検出し、
前記決定サブモジュールは、第4の検出サブモジュールにより前記室内で作動している電気機器の中に、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定し、前記対象調整テーブルには、前記電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれ、
前記第2の取得サブモジュールは、前記対象調整テーブルから、前記決定サブモジュールによって決定された前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得する、
ことを特徴とする室内光強度調整装置。
【請求項6】
前記光強度調整装置は、カーテンを含み、前記調整モジュールは、第1の検出サブモジュールと、第1の制御サブモジュールと、第2の検出サブモジュールと、第2の制御サブモジュールと、を含み、
前記第1の検出サブモジュールは、前記採取モジュールによって採取された前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいか否かを検出し、
前記第1の制御サブモジュールは、前記第1の検出サブモジュールにより前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいことが検出された場合に、前記カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御し、
前記第2の検出サブモジュールは、前記カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、
前記第2の制御サブモジュールは、前記第2の検出サブモジュールにより調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御し、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことである、
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項7】
前記調整モジュールは、第3の制御サブモジュールと、第3の検出サブモジュールと、第4の制御サブモジュールと、をさらに含み、
前記第3の制御サブモジュールは、前記第1の検出サブモジュールにより前記室内光強度値が前記目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御し、
前記第3の検出サブモジュールは、前記カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、
前記第4の制御サブモジュールは、前記第3の検出サブモジュールにより調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御し、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より小さくないことである、
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項8】
前記検出モジュールは、第3の取得サブモジュールと、第4の取得サブモジュールと、第5の検出サブモジュールと、第5の取得サブモジュールと、をさらに含み、
前記第3の取得サブモジュールは、光強度に影響される少なくとも1つの電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得し、
前記第4の取得サブモジュールは、室内の全ての電気機器を取得し、
前記第5の検出サブモジュールは、前記第4の取得サブモジュールによって取得された前記全ての電気機器のうち、前記第3の取得サブモジュールによって取得された前記所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出し、
前記第5の取得サブモジュールは、前記第5の検出サブモジュールによって取得された前記電気機器候補と、前記第3の取得サブモジュールによって取得された前記所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得する、
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項9】
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、を含む室内光強度調整装置であって、
前記プロセッサは、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得し、
室内光強度値を採取し、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするように構成され
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得することは、
室内で作動している電気機器を取得することと、
前記室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の前記電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定することと、
前記対象調整テーブルから、前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得することと、
を含む
ことを特徴とする室内光強度調整装置。
【請求項10】
コンピュータ命令が記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、該コンピュータ命令がプロセッサによって実行される場合に、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得するステップと、
室内光強度値を採取するステップと、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするステップと、が実現され
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得する前記ステップは、
室内で作動している電気機器を取得するステップと、
前記室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の前記電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定するステップと、
前記対象調整テーブルから、前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得するステップと、
を含む
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動制御技術分野に関し、特に室内光強度調整方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが電気機器の表示装置に表示された画像を見る際に、光強度に対する表示装置の受光能力が異なっているため、より良い視認効果を得るために、ユーザは、現在の電気機器に基づいて、カーテンを調整して室内光強度を制御する。例えば、ユーザが液晶テレビを見る場合に、液晶テレビの自発光輝度が高いため、光強度に対する要求が高くなく、この場合、ユーザがカーテンを調整する必要がないが、ユーザが投影装置を見る場合に、低い光強度を必要とするため、ユーザは、カーテンを閉める必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術における技術的課題を解決するために、本開示の実施例は、室内光強度調整方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の実施例の第1側面によれば、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得するステップと、
室内光強度値を採取するステップと、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするステップと、を含む室内光強度調整方法を提供する。
【0005】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得し、室内光強度値を採取し、室内光強度値と目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための室内における光強度調整装置を調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにする。ここで、取得された目標光強度値要求と採取された室内光強度値とに基づいて、室内における光強度調整装置を自動的に調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにし、電気機器の映像視認効果を有効的に向上させることができる。
【0006】
一実施例において、前記光強度調整装置は、カーテンを含み、前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内における光強度調整装置を調整するステップは、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいか否かを検出するステップと、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいことが検出された場合に、前記カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御するステップと、
前記カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップと、を含み、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことである。
【0007】
一実施例において、前記方法は、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御するステップと、
前記カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップと、をさらに含み、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より小さくないことである。
【0008】
一実施例において、室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得するステップは、
室内で作動している電気機器を取得するステップと、
前記室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の前記電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定するステップと、
前記対象調整テーブルから、前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得するステップと、を含む。
【0009】
一実施例において、前記方法は、
光強度に影響される全ての電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得するステップと、
室内の全ての電気機器を取得するステップと、
前記全ての電気機器のうち、前記所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出するステップと、
前記電気機器候補と前記所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得するステップと、をさらに含む。
【0010】
本開示の実施例の第2の側面によれば、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動しているか否かを検出する検出モジュールと、
前記検出モジュールにより室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得する第1の取得モジュールと、
室内光強度値を採取する採取モジュールと、
前記採取モジュールによって採取された前記室内光強度値と前記第1の取得モジュールによって取得された前記目標光強度値要求とに基づいて、前記室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにする調整モジュールと、
を含む室内光強度調整装置を提供する。
【0011】
一実施例において、前記光強度調整装置は、カーテンを含み、前記調整モジュールは、第1の検出サブモジュールと、第1の制御サブモジュールと、第2の検出サブモジュールと、第2の制御サブモジュールと、を含み、
前記第1の検出サブモジュールは、前記採取モジュールによって採取された前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいか否かを検出し、
前記第1の制御サブモジュールは、前記第1の検出サブモジュールにより前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいことが検出された場合に、前記カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御し、
前記第2の検出サブモジュールは、前記カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、
前記第2の制御サブモジュールは、前記第2の検出サブモジュールにより調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御し、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことである。
【0012】
一実施例において、前記調整モジュールは、第3の制御サブモジュールと、第3の検出サブモジュールと、第4の制御サブモジュールと、をさらに含み、
前記第3の制御サブモジュールは、前記第1の検出サブモジュールにより前記室内光強度値が前記目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御し、
前記第3の検出サブモジュールは、前記カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、
前記第4の制御サブモジュールは、前記第3の検出サブモジュールにより調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御し、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より小さくないことである。
【0013】
一実施例において、前記検出モジュールは、第1の取得サブモジュールと第4の検出サブモジュールとを含み、前記第1の取得モジュールは、決定サブモジュールと第2の取得サブモジュールとを含み、
前記第1の取得サブモジュールは、室内で作動している電気機器を取得し、
前記第4の検出サブモジュールは、前記第1の取得サブモジュールによって取得された前記室内で作動している電気機器の中に、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在するか否かを検出し、
前記決定サブモジュールは、第4の検出サブモジュールにより前記室内で作動している電気機器の中に、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定し、前記対象調整テーブルには、前記電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれ、
前記第2の取得サブモジュールは、前記対象調整テーブルから、前記決定サブモジュールによって決定された前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得する。
【0014】
一実施例において、前記検出モジュールは、第3の取得サブモジュールと、第4の取得サブモジュールと、第5の検出サブモジュールと、第5の取得サブモジュールと、をさらに含み、
前記第3の取得サブモジュールは、光強度に影響される全ての電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得し、
前記第4の取得サブモジュールは、室内の全ての電気機器を取得し、
前記第5の検出サブモジュールは、前記第4の取得サブモジュールによって取得された前記全ての電気機器のうち、前記第3の取得サブモジュールによって取得された前記所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出し、
前記第5の取得サブモジュールは、前記第5の検出サブモジュールによって取得された前記電気機器候補と、前記第3の取得サブモジュールによって取得された前記所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得する。
【0015】
本開示の実施例的第3の側面によれば、室内光強度調整装置を提供し、該室内光強度調整装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得し、
室内光強度値を採取し、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するため前記の室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするように構成される。
【0016】
本開示の実施例的第4の側面によれば、コンピュータ命令が記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータ命令がプロセッサに実行される場合に、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得するステップと、
室内光強度値を採取するステップと、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするステップと、が実現される。
【0017】
なお、以上の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、単に例示及び解釈するためのものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
ここの図面は、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本開示の実施例を示しており、説明と共に、本開示の原理を説明する。
図1】例示的な一実施例による本開示の方法が適用されることを示した場面図である。
図2】例示的な実施例1による室内光強度調整方法を示すフローチャートである。
図3】例示的な実施例1によるカーテンを示す概略図である。
図4】例示的な実施例1によるカーテンを示す概略図である。
図5】例示的な実施例1によるカーテンを示す概略図である。
図6】例示的な実施例2による室内光強度調整方法を示すフローチャートである。
図7】例示的な実施例1による室内光強度調整装置を示すブロック図である。
図8】例示的な実施例1による室内光強度調整装置における調整モジュール14を示すブロック図である。
図9】例示的な実施例2による室内光強度調整装置における調整モジュール14を示すブロック図である。
図10】例示的な実施例2による室内光強度調整装置を示すブロック図である。
図11】例示的な一実施例による室内光強度調整装置における検出モジュール11を示すブロック図である。
図12】例示的な一実施例による室内光強度調整装置80を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
ここで例示的な実施例を詳細に説明し、その例が添付図面に示される。以下の説明が図面に係る場合に、他の示しがない限り、異なる図面における同一の番号が、同一又は類似の要素を示す。以下の例示的な実施例に記載される実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろそれらは、単に特許請求の範囲に詳述されているような、本開示の一部の側面と一致する装置及び方法の例である。
【0020】
実際の生活では、異なる電気機器における光強度に対する要求は異なる。図1に示すように、室内に光強度に影響される対象電気機器が、テレビであり、ユーザがテレビを見ている際に、室内光強度値がテレビの光強度に対する要求を満たさなければ、ユーザは、カーテンの開閉状態を手動で調整する必要がある。しかし、ユーザが手動で操作することは、手間がかかり、ユーザの体験が悪く、しかもユーザが経験に応じてカーテンの開閉状態を調整するため、室内光強度値は、映像視認の最適効果に達することができない。
【0021】
上記技術的課題を解決するために、図1に示す場面図に基づいて、本開示の実施例は、室内光強度調整方法を提供する。図2に示すように、前記方法は、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得するステップS101と、
室内光強度値を採取するステップS102と、
室内光強度値と目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにするステップS103と、を含む。
【0022】
室内における各電気機器は、それぞれの最適な目標光強度値要求があり、つまり、該目標光強度値要求が満たされた状態で、電気機器の映像視認効果が最適である。
【0023】
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、より良い映像視認効果を奏するために、対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得し、室内光強度値を採取し、室内光強度値と目標光強度値とに基づいて、室内における光強度調整装置を調整する。ここで、光強度調整装置は、室内の光強度を変更して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにすることにより、より良い映像視認効果を奏する。
【0024】
例示的には、上記室内光強度値は、光強度センサによって取得されてもよい。上記ステップS101とステップS103は、コントローラによって実行されてもよい。
【0025】
光強度調整装置は、室内照明装置、カーテン又は窓などを含むが、これらに限定されない。室内光強度値は、室外から室内に照射された光の光強度値、室内照明装置の光強度値、及び他の発光装置の光強度値のうち少なくとも1つを含むことができるが、本開示は、それに対して限定しない。
【0026】
例示的には、光強度調整装置が窓である場合に、上記調整ステップは、室内光強度値と目標光強度値要求とに基づいて、窓の透光率を調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにするステップとして実施されてもよい。
【0027】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得し、室内光強度値を採取し、室内光強度値と目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための室内における光強度調整装置を調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにする。ここで、取得された目標光強度値要求と採取された室内光強度値とに基づいて、室内における光強度調整装置を自動的に調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにし、電気機器の映像視認効果を有効的に向上させることができる。
【0028】
光強度調整装置がカーテンを含む場合に、上記ステップS103は、
室内光強度値が目標光強度値より大きいか否かを検出するステップa1と、
室内光強度値が目標光強度値より大きいことが検出された場合に、カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御するステップa2と、
カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップa3とを含んでもよい。ここで、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことである。
【0029】
カーテンを調整する過程において、室内光強度値と目標光強度値との大きさ関係を検出する。これは、異なる大きさ関係に対応する調整策略も異なる可能性があるからである。室内光強度値が目標光強度値より大きいことが検出された場合に、遮光する必要がある。そのため、カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御する。カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値をリアルタイムに検出し、室内光強度値が目標光強度値より大きくないことが検出された場合に、カーテンが現在の状態を維持するように制御する。
【0030】
当然ながら、実際の使用では、まず、カーテンがどんな閉状態にある場合に室内光強度値が目標光強度値要求を満たすのかを算出し、そして直接にカーテンを上記閉状態に従って閉じるように制御することも可能である。
【0031】
ここで、カーテンの種類は、図3に示したカーテン、図4に示したカーテン、図5に示したカーテン、及び他のタイプのカーテンを含むが、これらに限定されない。本開示は、カーテンのタイプを限定しない。
【0032】
カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御することは、図3のカーテンを例とし、カーテンを所定の閉じる速度で右へ閉じるように制御する方式と、図4のカーテンを例とし、カーテンにおける二枚のカーテン布を所定の閉じる速度で真ん中へ閉じるように制御する方式と、まずカーテンにおける左のカーテン布を所定の閉じる速度で右へ閉じるように制御し、続いてカーテンにおける右のカーテン布を所定の閉じる速度で左へ閉じるように制御する方式と、図5に示したカーテンを例とし、カーテンを所定の閉じる速度で上から下への順で各ブラインドを閉じるように制御し、又は、カーテンを所定の閉じる速度でカーテン体などを下ろすように制御する方式とを含んでもよいが、これらに限定されない。なお、本開示は、カーテンの閉じる方式を限定しない。
【0033】
例示的には、上記ステップa1〜a3は、同様に上記コントローラによって実行されてもよい。当然ながら、カーテン自身のプロセッサによりカーテンを閉じるように制御してもよい。本開示は、これを限定しない。
【0034】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。室内光強度値と目標光強度値要求とに基づいて、カーテンの開閉状態を決定することにより、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすように効果的に調整することができる。
【0035】
一実施例において、光強度調整装置が室内照明装置をさらに含む場合に、上記ステップa3は、以下のステップのように実施されてもよい。
カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、カーテンが完全閉状態にある場合に、室内光強度値が依然として目標光強度値要求を満たしていないことが検出されると、室内照明装置の照明パラメータを調整して、調整された室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにする。
【0036】
カーテンを完全な閉状態にした後、室内光強度値が依然として目標光強度値より大きい可能性があり、この場合、室内における室内照明装置の照明パラメータをさらに調整することができる。例示的には、室内照明装置の発光輝度を低減させることにより、室内光強度値を目標光強度値にすることができる。
【0037】
上記室内照明装置の照明パラメータを調整することは、所定の調整速度で室内照明装置の発光輝度を低減させ、低減させる過程において、室内光強度値をリアルタイムに検出し、室内光強度値が目標光強度値であることが検出された場合に、室内照明装置の発光輝度が現在の輝度であるように制御することができることと、室内光強度値と目標光強度値とに基づいて、室内照明装置の発光輝度の調整値を決定し、直接に該調整値に基づいて室内照明装置の発光輝度を調整して、室内光強度値を目標光強度値にすることができることとを含む。
【0038】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。カーテンを完全に閉じた後、室内光強度値が依然として目標光強度値要求を満たしていない場合に、さらに室内照明装置の発光輝度を調整することにより、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすように効果的に調整することができる。
【0039】
一実施例において、上記方法は、
室内光強度値が目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御するステップb1と、
カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップb2と、を含む。ここで、目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が目標光強度値要求より小さくないことである。
【0040】
室内光強度値が目標光強度値より小さいことが検出された場合に、カーテンを開けて室内光強度値を高める必要があるため、カーテンを所定の規則に従って開くように制御する。カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値をリアルタイムに検出し、室内光強度値が目標光強度値より小さくないことが検出された場合に、カーテンが現在の状態を維持するように制御する。
【0041】
当然ながら、実際の使用では、まず、カーテンがどのような閉状態にある場合に室内光強度値が目標光強度値要求を満たすのかを算出し、そして直接にカーテンを上記閉状態に従って閉じるように制御してもよい。
【0042】
例示的には、上記ステップb1とステップb2とは、同様に上記コントローラによって実行することができる。当然ながら、カーテン自身のプロセッサにより、カーテンを閉じるように制御してもよい。本開示は、これを限定しない。
【0043】
ここで、カーテンの種類は、図3に示したカーテン、図4に示したカーテン、図5に示したカーテン、及び他のタイプのカーテンを含むが、これらに限定されない。本開示は、カーテンのタイプを限定しない。
【0044】
カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御することは、図3のカーテンを例とし、カーテンを所定の閉じる速度で右へ閉じるように制御する方式と、図4のカーテンを例とし、カーテンにおける二枚のカーテン布を所定の閉じる速度で真ん中へ閉じるように制御する方式と、まず、カーテンにおける左のカーテン布を所定の閉じる速度で右へ閉じるように制御し、次に、カーテンにおける右のカーテン布を所定の閉じる速度で左へ閉じるように制御する方式と、図5に示したカーテンを例とし、カーテンを所定の閉じる速度で上から下への順で各ブラインドを閉じるように制御し、又は、カーテンを所定の閉じる速度でカーテン体などを下ろすように制御する方式とを含んでもよいが、これらに限定されない。なお、本開示は、カーテンの閉じる方式を限定しない。
【0045】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。室内光強度値と目標光強度値要求とに基づいて、カーテンの開閉状態を決定することにより、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすように効果的に調整することができる。
【0046】
好ましくは、上記各実施例において、目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が目標光強度値要求と等しいことである。
【0047】
一実施例において、光強度調整装置は、室内照明装置をさらに含み、上記ステップb2は、
カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、カーテンが完全な開状態にある場合に、調整された室内光強度値が目標光強度値より小さいことが検出されると、室内照明装置の照明パラメータを調整して、調整された室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにするステップとして実施されてもよい。
【0048】
カーテンを完全な開状態にした後、室内光強度値が依然として目標光強度値より小さい可能性があり、この場合、さらに室内における室内照明装置の照明パラメータを調整することができる。例示的には、室内照明装置の発光輝度を上げることにより、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにすることができる。
【0049】
上記室内照明装置の照明パラメータを調整することは、所定の調整速度で室内照明装置の発光輝度を上げ、上げる過程において、室内光強度値をリアルタイムに検出し、室内光強度値が目標光強度値を満たすことが検出された場合に、室内照明装置の発光輝度が現在の輝度であるように制御することができることと、室内光強度値と目標光強度値とに基づいて、室内照明装置の発光輝度の調整値を決定し、直接に該調整値に基づいて室内照明装置の発光輝度を調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにすることができることと、を含む。
【0050】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。カーテンを完全に上げた後、室内光強度値が依然として目標光強度値要求より小さい場合に、さらに室内照明装置の発光輝度を調整することにより、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすように効果的に調整することができる。
【0051】
一実施例において、光強度調整装置が室内照明装置を含む場合に、室内光強度値と目標光強度値との関係に基づいて、直接に室内照明装置の照明パラメータを調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにする。室内照明装置の照明パラメータが既に限界値まで調整されても、室内光強度値が依然として目標光強度値と異なっている場合に、さらに、カーテンの開閉状態を調整して、室内光強度値が目標光強度値要求を満たすようにすることが出来る。
【0052】
一実施例において、上記ステップS101は、
室内で作動している電気機器を取得するステップc1と、
室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が対象電気機器であると決定するステップc2と、
対象調整テーブルから、対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得するステップc3と、を含んでもよい。
【0053】
ここで、コントローラにより室内で作動している電気機器を取得することができる。この場合、コントローラは、室内の電気機器と情報のインタラクションを行うことにより、室内で作動している電気機器を取得する。例えば、室内の電気機器が作動する時に、該電気機器は、主動的に該電気機器の作動開始を通知する通知情報をコントローラに送信して、コントローラが室内で作動している電気機器を取得させることができる。
【0054】
室内に複数種類の電気機器が同時に作動している可能性があり、各電気機器が全て光強度に影響されるわけではないので、室内で作動している電気機器のうち、光強度に影響される対象電気機器を抽出し、該種類の対象電気機器の目標光強度値要求に基づいて室内光強度値を調整する。
【0055】
1つの対象調整テーブルを予め設定し、該対象調整テーブルには、各電気機器候補と各電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれている。室内で作動している電気機器を取得した後、該対象調整テーブル中の電気機器候補から、室内で作動している電気機器と同一の電気機器を検索し、該電気機器が対象電気機器であり、該対象調整テーブルから該対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得する。
【0056】
一実施例において、対象調整テーブルは、表1に示すように、表1には、テレビ及びプロジェクタである2種類の電気機器候補が含まれ、テレビの目標光強度値要求が目標光強度値Aであり、プロジェクタの目標光強度値要求が目標光強度値Bである。この場合、取得された室内で作動している電気機器がテレビ、冷蔵庫、及び洗濯機である。室内で作動している電気機器に基づいて、表1中の電気機器候補から検索した後、対象電気機器がテレビであると決定し、表1からテレビの目標光強度値要求である目標光強度値を取得する。
【表1】
【0057】
他の一実施例において、対象調整テーブルは、表2に示すように、表2には、テレビ及びプロジェクタである2種類の電気機器候補が含まれ、テレビの目標光強度値要求が目標光強度値Aと等しく、プロジェクタの目標光強度値要求が目標光強度値B以下である。
【表2】
【0058】
例示的には、取得された室内で作動している電気機器がテレビ、冷蔵庫、及び洗濯機であり、室内で作動している電気機器に基づいて、表1中の電気機器候補から検索した後、対象電気機器がテレビであると決定し、表1からテレビの目標光強度値要求が目標光強度値Aと等しいことを取得する。さらに、室内光強度値を採取する。この場合、上記ステップS103は、室内光強度値と目標光強度値要求とに基づいて、室内における光強度調整装置を調整して、室内光強度値が目標光強度値Aと等しいようにするステップとして実施されてもよい。
【0059】
なお、目標光強度値を決定する上記過程は、ローカルコントローラにおいて達成されてもよいし、サーバにより達成されもよい。サーバにより達成される場合に、取得された室内で作動している電気機器をサーバに送信する必要がある。本開示は、これを限定しない。
【0060】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。対象調整テーブルにより、対象電気機器及び対象電気機器に対応する目標光強度値要求を決定し、室内光強度値の調整効率を上げることができる。
【0061】
一実施例において、上記対象調整テーブルは、ビッグデータから取得されるものであってもよい。ビッグデータから取得されるものであれば、対象調整テーブルに含まれる電気機器候補の数は、ユーザの室内の現在の電気機器数より多いことになる。これにより、上記対象調整テーブルにより対象電気機器を決定する時間が増え、上記対象調整テーブルにより対象電気機器を決定する時間を減らすために、上記方法は、
光強度に影響される全ての電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得するステップd1と、
室内の全ての電気機器を取得するステップd2と、
全ての電気機器のうち、所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出するステップd3と、
電気機器候補と所定の調整テーブルとに基づいて対象調整テーブルを取得するステップd4と、をさらに含む。
【0062】
対象調整テーブルを取得する上記過程は、ローカルコントローラにおいて達成されてもよいし、サーバにより達成されてもよい。サーバにより達成される場合に、本開示は、これを限定しない。
【0063】
上記所定の調整テーブルは、ビッグデータから取得されるものであってもよい。該所定の調整テーブルには、全ての光強度に影響される電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる。所定の調整テーブルを取得した後、室内の全ての電気機器を取得し、室内の電気機器のうち、所定の調整テーブルに含まれる電気機器を検出し、所定の調整テーブルに含まれる電気機器の目標光強度値要求を取得し、所定の調整テーブルに含まれる電気機器と所定の調整テーブルに含まれる電気機器の目標光強度値要求とで上記対象調整テーブルを作成する。
【0064】
本開示の実施例が提供する技術案は、以下のような有益な効果を含むことができる。室内の電気機器のみを含む対象調整テーブルを作成することにより、対象調整テーブルから目標光強度値要求を取得する効率を向上させることができる。
【0065】
図6は、例示的な実施例2による室内光強度調整方法を示すフローチャートであり、図6に示すように、該方法は、
光強度に影響される全ての電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得するステップS201と、
室内の全ての電気機器を取得するステップS202と、
全ての電気機器のうち、所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出するステップS203と、
電気機器候補と所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得するステップS204と、
室内で作動している電気機器を取得するステップS205と、
室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が対象電気機器であると決定するステップS206と、
対象調整テーブルから、対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得するステップS207と、
室内光強度値を採取するステップS208と、
室内光強度値が目標光強度値より大きいか否かを検出し、室内光強度値が目標光強度値より大きいことが検出された場合に、ステップS2010〜S2011を実行し、室内光強度値が目標光強度値より小さいことが検出された場合に、ステップS2012〜S2013を実行するステップS209と、
カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御するステップS2010と、
カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が目標光強度値要求より大きくないことが検出された場合に、カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップS2011と、
カーテンを所定の規則に従って開くように制御するステップS2012と、
カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が目標光強度値要求と等しいことが検出された場合に、カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップS2013と、を含む。
【0066】
下記が本開示の装置実施例であり、本開示の方法の実施例を実行する。
【0067】
図7は、例示的な一実施例による室内光強度調整装置を示すブロック図である。該装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は二者の組み合わせにより、電気機器の一部又は全部を構成する。図7に示すように、該室内光強度調整装置は、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動しているか否かを検出する検出モジュール11と、
前記検出モジュール11により室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得する第1の取得モジュール12と、
室内光強度値を採取する採取モジュール13と、
前記採取モジュール13によって採取された前記室内光強度値と前記第1の取得モジュール12によって取得された前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにする調整モジュール14と、含む。
【0068】
一実施例において、図8に示すように、前記光強度調整装置はカーテンを含み、前記調整モジュール14は、第1の検出サブモジュール141と、第1の制御サブモジュール142と、第2の検出サブモジュール143と、第2の制御サブモジュール144と、を含む。
前記第1の検出サブモジュール141は、前記採取モジュール13よって採取された前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいか否かを検出する。
前記第1の制御サブモジュール142は、前記第1の検出サブモジュール141によって検出された前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きい場合に、前記カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御する。
前記第2の検出サブモジュール143は、前記カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出する。
前記第2の制御サブモジュール144は、前記第2の検出サブモジュール143により調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御し、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことである。
【0069】
一実施例において、図9に示すように、前記調整モジュール14は、第3の制御サブモジュール145と、第3の検出サブモジュール146と、第4の制御サブモジュール147と、を含む。
前記第3の制御サブモジュール145は、前記第1の検出サブモジュール141により前記室内光強度値が前記目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御する。
前記第3の検出サブモジュール146は、前記カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出する。
前記第4の制御サブモジュール147は、前記第3の検出サブモジュール146により調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御し、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より小さくないことである。
【0070】
一実施例において、図10に示すように、前記検出モジュール11は、第1の取得サブモジュール111と第4の検出サブモジュール112とを含み、前記第1の取得モジュール12は、決定サブモジュール121と第2の取得サブモジュール122とを含む。
前記第1の取得サブモジュール111は、室内で作動している電気機器を取得する。
前記第4の検出サブモジュール112は、前記第1の取得サブモジュール111によって取得された前記室内で作動している電気機器の中に、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在するか否かを検出する。
前記決定サブモジュール121は、第4の検出サブモジュール112により前記室内で作動している電気機器の中に、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定し、前記対象調整テーブルには、前記電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる。
前記第2の取得サブモジュール122は、前記対象調整テーブルから、前記決定サブモジュール121によって決定された前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得する。
【0071】
一実施例において、図11に示すように、前記検出モジュール11は、第3の取得サブモジュール113と、第4の取得サブモジュール114と、第5の検出サブモジュール115と、第5の取得サブモジュール116と、をさらに含む。
前記第3の取得サブモジュール113は、光強度に影響される全ての電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得する。
前記第4の取得サブモジュール114は、室内の全ての電気機器を取得する。
前記第5の検出サブモジュール115は、前記第4の取得サブモジュール114によって取得された前記全ての電気機器のうち、前記第3の取得サブモジュール113によって取得された前記所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出する。
前記第5の取得サブモジュール116は、前記第5の検出サブモジュール115によって取得された前記電気機器候補と前記第3の取得サブモジュール143によって取得された前記所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得する。
【0072】
本開示の実施例の第3の側面によれば、室内光強度調整装置を提供し、該室内光強度調整装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得し、
室内光強度値を採取し、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするように構成される。
【0073】
上記プロセッサは、さらに、
前記光強度調整装置が、カーテンを含み、前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値を前記目標光強度値にすることが、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいか否かを検出することと、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいことが検出された場合に、前記カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御することと、
前記カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御し、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことであることと、を含むように構成されてもよい。
【0074】
前記方法は、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御するステップと、
前記カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップと、をさらに含み、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より小さくないことである。
【0075】
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時に必要とされる目標光強度値要求を取得するステップは、
室内で作動している電気機器を取得するステップと、
前記室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定するステップと、
前記対象調整テーブルから、前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得するステップと、を含む。
【0076】
前記方法は、
光強度に影響される全ての電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得するステップと、
室内の全ての電気機器を取得するステップと、
前記全ての電気機器のうち、前記所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出するステップと、
前記電気機器候補と前記所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得するステップと、をさらに含む。
【0077】
上記実施例における装置について、その中の各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、既に関連該方法の実施例において詳細に説明したので、ここでは、詳しく説明しない。
【0078】
図12は、例示的な一実施例による室内光強度調整装置80を示すブロック図であり、該装置は、端末装置に適する。
【0079】
装置80は、プロセッサユニット802、メモリ804、電源ユニット806、マルチマルチメディアユニット808、オーディオユニット810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサユニット814、及び通信ユニット816のうち1つ又は複数を含んでもよい。
【0080】
プロセッサユニット802は、通常、装置80の全体の操作、例えば、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作を制御する。プロセッサユニット802は、上記方法の全部又は一部のステップを達成するために、命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ820を含むことができる。また、プロセッサユニット802は、プロセッサユニット802と他のユニットとの間のインタラクションを容易にするために、1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、プロセッサユニット802は、マルチメディアユニット808とプロセッサユニット802との間のインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0081】
メモリ804は、各タイプのデータを記憶して装置80での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例は、装置80で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡者データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、及びビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラム可能な読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、ディスク又は光ディスクのような、任意のタイプの揮発性又は非揮発性記憶装置又はこれらの組合せによって実現することができる。
【0082】
電源ユニット806は、装置80の各ユニットに電力を提供する。電源ユニット806は、電源管理システムと、1つ又は複数の電源と、装置80の電力の生成、管理及び配分に関連する他のユニットとを含んでもよい。
【0083】
マルチメディアユニット808は、前記装置80とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含む場合に、スクリーンは、タッチスクリーンとして実現されてユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは、タッチパネルをタッチ及びスライドするジェスチャを感知する1つ又は複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作のエッジを感知することができるほか、前記タッチ又はスライド操作に関する持続時間及び圧力を感知することができる。一部の実施例において、マルチメディアユニット808は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。装置80が操作モードにあり、例えば、撮影モード又はビデオモードにある場合に、フロントカメラ及び/又はバックカメラは、外部のマルチメディアのデータを受信することができる。各フロントカメラ及びバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであり、又は焦点距離と光学ズーム機能を備えていてもよい。
【0084】
オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオユニット810は、1つのマイク(MIC)を含む。装置80が操作モード、例えば、呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードにある場合に、マイクは、外部のオーディオ信号を受信するように構成される。受信したオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶され、又は通信ユニット816を介して送信される。一部の実施例において、オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力する1つのスピーカをさらに含む。
【0085】
I/Oインターフェース812は、プロセッサユニット802とペリフェラルインターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供する。上記ペリフェラルインターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、開始ボタン、及びロックボタンなどを含むが、これらに限定されない。
【0086】
センサユニット814は、各方面の状態評価を装置80に提供する1つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサユニット814は、装置80のオン/オフ状態、及びユニットの相対的位置決めを検出することができ、前記ユニットは、例えば、装置80のディスプレイ及びキーパッドである。センサユニット814は、さらに、装置80又は装置80の1つユニットの位置変化、ユーザと装置80との接触あり又はなし、装置80の方位又は加速/減速、及び装置80の温度変化を検出することができる。センサユニット814は、いずれの物理的接触なしで近くの物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むことができる。センサユニット814は、光センサ、例えば、結像応用に使用されるCMOS又はCCDイメージセンサをさらに含むことができる。一部の実施例において、該センサユニット814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は温度センサを含むことができる。
【0087】
通信ユニット816は、装置80と他の装置との間の有線又は無線通信を容易にするように構成される。装置80は、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせなどの通信規格に基づいた無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例において、通信ユニット816は、ブロードキャストチャネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例において、前記通信ユニット816は、短距離通信を容易にするための近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ結合(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、及び他の技術に基づいて、実現することができる。
【0088】
例示的な実施例において、装置80は、上記方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子ユニットによって実現することができる。
【0089】
例示的な実施例において、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ804も提供され、上記命令が、装置80のプロセッサ820によって実行されることにより、上記方法を実行することができる。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などであってもよい。
【0090】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体中の命令が装置80のプロセッサによって実行される場合に、装置80が上記室内光強度調整方法を実行することができ、前記方法は、
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時の目標光強度値要求を取得するステップと、
室内光強度値を採取するステップと、
前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、室内の光強度を変更するための前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすようにするステップと、を含む。
【0091】
前記光強度調整装置は、カーテンを含み、前記室内光強度値と前記目標光強度値要求とに基づいて、前記室内における光強度調整装置を調整して、前記室内光強度値を前記目標光強度値にするステップは、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいか否かを検出するステップと、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より大きいことが検出された場合に、前記カーテンを所定の規則に従って閉じるように制御するステップと、
前記カーテンを閉じる過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップと、を含み、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より大きくないことである。
【0092】
前記方法は、
前記室内光強度値が前記目標光強度値より小さいことが検出された場合に、室内のカーテンを所定の規則に従って開くように制御するステップと、
前記カーテンを開く過程において、調整された室内光強度値を検出し、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求を満たすことが検出された場合に、前記カーテンが現在の状態を維持するように制御するステップと、をさらに含み、前記目標光強度値要求を満たすとは、調整された室内光強度値が前記目標光強度値要求より小さくないことである。
【0093】
室内に光強度に影響される対象電気機器が作動していることが検出された場合に、前記対象電気機器が作動する時に必要とされる目標光強度値要求を取得するステップは、
室内で作動している電気機器を取得するステップと、
前記室内で作動している電気機器の中に、電気機器候補と前記電気機器候補が作動する時に必要とされる目標光強度値要求とのマッピング関係が含まれる対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が存在することが検出された場合に、前記室内で作動している電気機器のうち、対象調整テーブル中の電気機器候補と同一の電気機器が前記対象電気機器であると決定するステップと、
前記対象調整テーブルから、前記対象電気機器に対応する目標光強度値要求を取得するステップと、を含む。
【0094】
前記方法は、
光強度に影響される全ての電気機器と各電気機器に対応する目標光強度値要求とが含まれる所定の調整テーブルを取得するステップと、
室内の全ての電気機器を取得するステップと、
前記全ての電気機器のうち、前記所定の調整テーブルに含まれる電気機器候補を検出するステップと、
前記電気機器候補と前記所定の調整テーブルとに基づいて、対象調整テーブルを取得するステップと、をさらに含む。
【0095】
当業者は、本明細書および本明細書に開示された開示の実施を考慮すると、本開示の他の実施案を容易に想到することができる。本出願は、本開示の一般的原理に従う本開示のあらゆる変形、用途、又は適応的な変更を含み、しかも、本開示によって開示されていないこの技術分野における周知知識又は慣用技術手段を含むことを主旨とする。明細書及び実施例は、単に例示するものであり、本開示の本当の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0096】
なお、本開示は、上記説明及び図面に示されている厳密な構成に限定されず、その範囲から逸脱しない範囲において、様々な修正及び変更を行うことができる。本開示の範囲は、下記の特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12