特許第6771808号(P6771808)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ザニーニ オート グループ、エス.エー.の特許一覧

<>
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000002
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000003
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000004
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000005
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000006
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000007
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000008
  • 特許6771808-車両ホイールトリム 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6771808
(24)【登録日】2020年10月2日
(45)【発行日】2020年10月21日
(54)【発明の名称】車両ホイールトリム
(51)【国際特許分類】
   B60B 7/06 20060101AFI20201012BHJP
【FI】
   B60B7/06 C
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-533036(P2017-533036)
(86)(22)【出願日】2015年12月16日
(65)【公表番号】特表2018-503551(P2018-503551A)
(43)【公表日】2018年2月8日
(86)【国際出願番号】ES2015070916
(87)【国際公開番号】WO2016097451
(87)【国際公開日】20160623
【審査請求日】2018年11月30日
(31)【優先権主張番号】14382522.2
(32)【優先日】2014年12月16日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】515015698
【氏名又は名称】ザニーニ オート グループ、エス.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】110002103
【氏名又は名称】特許業務法人にじいろ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】メイヤー プジャダス,アウグスト
(72)【発明者】
【氏名】ドミンゲス サンタロ,グイレム
(72)【発明者】
【氏名】マスカロ エレザ,マーカル
【審査官】 小河 了一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−075404(JP,U)
【文献】 特開2010−047061(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0248852(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第103895446(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60B 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両ホイールトリムであって、その使用の位置において車両ホイールをカバーするディスク(1)および前記ディスク(1)を前記ホイールに固定するための手段を含み、前記ディスク(1)を前記ホイールに固定するための手段は、前記ホイールを車両に締結する複数のネジ(7)に吸着する複数の磁石(2)を有し、
前記ディスク(1)には筒状の複数のハウジング(3)が設けられ、
前記ハウジング(3)の内側には前記磁石(2)が収納され、
前記磁石は前記ハウジング(3)に固定エレメント(4)により固定され、
前記固定エレメント(4)は、
前記ハウジング(3)の内面に当接する脚(4a)を有するクリップ、
前記ディスク(1)のリブ(5)に結合されるフック、
前記磁石(2)の孔を通して、前記ハウジング(3)の底面にネジ込まれるネジ、
前記ハウジング(3)内の突起物(6)に圧力により前記磁石を固定するための弾性タブ、
前記磁石(2)がネジ込まれる前記ハウジング(3)の内側ねじ切り、
前記ハウジング(3)のスロットに結合される前記磁石の突起、
のいずれかにより構成される、車両ホイールトリム。
【請求項2】
請求項に記載の車両ホイールトリムであって、前記ハウジング(3)は、前記ディスク(1)の中心の周りに等距離に配置される、車両ホイールトリム。
【請求項3】
請求項に記載の車両ホイールトリムであって、前記固定エレメント(4)を構成する前記フックは、前記磁石(2)のための前記ハウジング(3)と1つの小片のみで構成されている、車両ホイールトリム。
【請求項4】
請求項に記載の車両ホイールトリムであって、前記固定エレメント(4)を構成する前記弾性のあるタブは、前記磁石(2)のための前記ハウジング(3)と1つの小片のみで構成されている、車両ホイールトリム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両ホイールトリムに関し、これは磁石の手段によってトリムを車両ホイールのリムへの固定を可能にさせる。
【背景技術】
【0002】
ホイールトリムは、ホイールのリムの外側に連結されるエレメントであり、車両の空気力学に対して、スタイルおよびいくつかの場合において、また改善も提供する目的を有することができる。
【0003】
車両のホイールのリムへのトリムの固定は、圧力を使用してリムの表面に連結されたプラスチックエレメントによって伝統的になされてきた。
【0004】
たとえば、ホイールのリムにトリムを連結するために使用される解決法は、その内側部において柔軟な金属の環をホイールトリムに付けることからなり、それは圧力の手段によってホイールトリムの固定モジュールに収まる。
【0005】
環と連結するこのシステムの主な不都合なことは、前記固定モジュールにおける環の配置が、手動で個々にそれぞれの固定モジュールにおいて環を連結しなければならないことであり、これは不便で、および費用がかかる。
【0006】
また、リムを車両に締結するネジを介してホイールトリムをリムに固定することに基づいたいくつかの保定システムがある。このタイプの解決法は、特殊な形状をもつネジを必要とし、自動車製造業者よって求められる標準化を妨げる。本発明は、一般に使用される(標準的な)ネジを介して車両のリムにおけるトリムの保定を可能にする。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、車両のリムへのホイールトリムの迅速で、単純で、かつ直観的な固定を可能にすることである。また、これは、リムおよびネジの標準化のレベルにおいて重要な利点を提供するはずである。
【0008】
本発明の車両ホイールトリムは、上述した欠点を解決し、および下で記述したその他の利点を有する。
【0009】
本発明に従った車両ホイールトリムは、その使用の位置において車両ホイールのリムをカバーするディスクおよびリムにディスクを固定する手段を含み、およびディスクをリムに固定するための手段が、リムを車両に締結するネジに固定させることができる複数の磁石を含むことを特徴とする。
【0010】
好都合には、磁石のそれぞれは、ハウジングの内部に配置され、および磁石のそれぞれの1つは、前記ハウジングにそれを固定するための固定エレメントと結合される。
【0011】
好ましくは、前記ハウジングは、前記ディスクの中心の周りに等距離に置かれる。
【0012】
第1の実施形態によれば、前記固定エレメントは、ハウジングの内面に当接する脚と共に提供されるクリップであることができる。
【0013】
もう一つの実施形態によれば、前記固定エレメントは、前記ディスクのリブに結合されるフックであることができ、その固定エレメントは、前記ハウジングと1つの小片のみでできていることができる。
【0014】
2つのその他の可能な実施形態によれば、前記固定エレメントは、磁石の孔に収納され、および前記ハウジングの底面の中にネジでとめられるネジであることができる、またはさらにハウジングに相補的な突起物と圧力を使用して連結される複数の弾性のあるタブであることができる。この場合において、弾性のあるタブは、前記ハウジングと1つの小片のみでできていることができる。
【0015】
必要に応じて、前記固定エレメントは、2つの代わりの実施形態によれば、磁石のための前記ハウジングのより低いねじ切りまたは磁石のための前記ハウジングのスロットにおいて圧力を使用して連結される突起物であり得る。
【0016】
本発明の車両ホイールトリムにより、車両ホイールのリムへのトリムの迅速で、単純で、かつ直観的な固定を達成することができ、またリムおよびネジの標準化のレベルにて重要な利点を提供する。
【0017】
先の記述をより容易に理解できるようにするのを助ける目的のために、模式的に、および図解によって、および限定でなく実施形態を表す図面のセットを添付してある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】第1の実施形態に従った、本発明のホイールトリムの斜視図である。
図2】前記第1の実施形態に従ったハウジング、磁石および固定エレメントの分解斜視図である。
図3】第2の実施形態によれば、本発明のホイールトリムの詳細の斜視図である。
図4】前記第2の実施形態に従ったハウジング、磁石および固定エレメントの斜視図である。
図5】本発明のホイールトリムの第3の実施形態に従ったハウジング、磁石および固定エレメントの斜視図である。
図6】前記第3の実施形態に従ったハウジングの斜視図である。
図7】本発明のホイールトリムの第4の実施形態に従ったハウジング、磁石および固定エレメントの横断面である。
図8】前記第4の実施形態に従ったハウジング、磁石および固定エレメントの横断面の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る車両ホイールトリムを4つの実施形態により説明する。説明の便宜上、これらの実施形態の記述において、同じ参照番号は、同じ機能を実行する構成要素を示す。
【0020】
図1および図2は、本発明の第1の実施形態に係る車両ホイールトリムを示す。
【0021】
本実施形態によれば、ホイールトリムは、ディスク(1)に作られた複数のハウジング(3)内に収納された複数の磁石(2)によってホイールのリム(図に示していない)に装着される。
【0022】
車両にホイールのリムを締結する複数のネジ(7)に、ホイールトリムが磁石(2)により固定される。
【0023】
本実施形態によれば、ハウジング(3)は、ディスク(1)の中心の周りに等距離に置かれた管状の、プラスチック突起物であり、これらはリブ(5)によって環状に連結される。
【0024】
図2に見られるように、それぞれの磁石(2)は、つながった固定エレメント(4)を有してそのハウジング(3)の内部に磁石(2)を固定させ、その偶発的な離脱を防ぐ。
【0025】
この実施形態によれば、固定エレメント(4)は、脚(4a)を備えたクリップであり、脚(4a)はハウジング(3)の内面に当接している。
【0026】
図3および4は、本発明の第2の実施形態に係る車両ホイールトリムを示す。明確にするために図3がホイールトリムの一部のみを示すことに留意すべきである。
【0027】
この場合において、磁石(2)の固定は、フック-タイプ固定エレメント(4)によって行われ、これは本実施形態のホイールトリムを構成するディスク(1)のリブ(5)に結合される。
【0028】
フック-タイプ固定エレメント(4)は、図4においてより良く参照することができるように、磁石2のためのハウジング3と1つの金属の小片(フック)のみで好ましくは構成される。
【0029】
図5および図6は、本発明の第3の実施形態に係る車両ホイールトリムを示す。以前の場合のように、明確にするために、これらの図は、ホイールトリムの一部のみを示すことに留意すべきである。
【0030】
本第3の実施形態によれば、固定エレメント(4)は、ハウジング(3)のより低い部分または基部にそれ自体をねじ切っている磁石(2)のスルーホールに収納されているネジであり、これは図6に見られるように相補的な孔を備えることができる。
【0031】
図7および図8は、本発明の第4の実施形態に係る車両ホイールトリムを示す。以前の場合のように、明確にするために、これらの図は、ホイールトリムの一部のみを示すことに留意すべきである。
【0032】
本第4の実施形態によれば、固定エレメント(4)は、磁石(2)のためのハウジング(3)に相補的な突起物(6)と圧力を使用して連結された複数の弾性のあるタブで構成される。
【0033】
この実施形態によれば、固定エレメント(4)を構成するこれらの弾性のあるタブは、磁石(2)のためのハウジング(3)と1つの小片のみで構成される。
【0034】
この実施形態のこれらの弾性のあるタブは、相補的なスロットに収納された突起物によって、内側ねじ切りまたは圧力を使用する結合によって代用することができることに留意すべきである。
【0035】
本発明の特定の実施形態に対して参照したという事実にもかかわらず、多くのバリエーションおよび変更が記述した車両ホイールのためのホイールキャップに加えられてもよいこと、および添付の特許請求の範囲よって定義された保護の範囲を損なわずに、全ての上述した詳細がその他の技術的に均等なものによって置換されてもよいことは、当業者には明らかである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8