【文献】
Bioorgnic & Medicinal Chemistry Letters,2007年,Vol.17,pp.6836-6840
【文献】
Bioorgnic & Medicinal Chemistry Letters,2008年,Vol.18,pp.3219-3223
【文献】
Bioorgnic & Medicinal Chemistry,2008年,Vol.16,pp.5795-5802
【文献】
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【文献】
Database REGISTRY,2011年,RN 1285307-47-2, RN 1273865-95-4, Retrieved from STN international [online] ;retrieved on 21 August 2019
【文献】
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Database REGISTRY,2001年,RN 349421-46-1, RN 349418-55-9, Retrieved from STN international [online] ;retrieved on 21 August 2019
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【文献】
Database REGISTRY,2012年,RN 1389487-01-7, Retrieved from STN international [online] ;retrieved on 21 August 2019
【文献】
Database REGISTRY,2011年,RN 1283500-85-5, Retrieved from STN international [online] ;retrieved on 21 August 2019
【文献】
Database REGISTRY,2001年,RN 349437-62-3, Retrieved from STN international [online] ;retrieved on 21 August 2019
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
それを必要としている患者に請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物または請求項28もしくは29に記載の組成物の有効量を投与することを含む、ネクローシス関連疾患または状態の治療における使用のための、請求項28または29に記載の組成物。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の特定の実施形態および実施例の記載は、限定するものではなく、実例として提供される。当業者は、本質的に類似の結果を得るために変更または修正することが可能であろう、様々な重大ではないパラメーターを容易に認識するであろう。本発明は、多数の実施形態を提供する。
【0014】
1.本発明は、細胞ネクローシスおよび/またはヒト受容体相互作用タンパク質1キナーゼ(RIP1)のアミド阻害薬を提供する。
【0015】
2.特定の実施形態において、対象化合物は、次式:
【化3】
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【0016】
(式中、
R1は、C3〜C14環式または複素環式部分、好ましくは、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C3〜C9シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル;あるいは置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C5〜C14アリールであり;
R2〜R4は、独立して、H、置換されたかもしくは未置換のヘテロ原子、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C1〜C9アルキル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C9アルケニル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C9アルキニルおよび置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C5〜C14アリールであり、各ヘテロ原子は、独立して、酸素、リン、イオウもしくは窒素である)
のアミド化合物、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0017】
次の構造:
【化4】
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【0018】
のライブラリー・スクリーニング・ヒットの初期化合物は、本発明の範囲から除外される。
【0019】
例えば、式Iの化合物は、R1がフェニルであり、R3がHであり、かつR4が1,1−ジメチルプロピルである場合、R2はH以外であり、すなわち、置換されたかもしくは未置換のヘテロ原子、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C1〜C9アルキル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C9アルケニル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C9アルキニルおよび置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C5〜C14アリールであり、各ヘテロ原子は、独立して、酸素、リン、イオウもしくは窒素であるという条件を含む。
【0020】
2.特定の態様において、
R
1は、(a)置換されたかもしくは未置換のフェニル;
(b)置換されたかもしくは未置換の2−、3−または4−ピリジン;
(c)置換されたかもしくは未置換のナフチルまたは3−アザナフチル;
(d)0〜3ヘテロ原子シクロヘキシル、シクロペンチル、例えば、テトラヒドロフラン;あるいは
(e)0〜3ヘテロ原子シクロペンテンまたはシクロペンタジエン、例えば、ピロール、アゾール(例えば、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ペンタゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾールまたはイソチアゾール)、フラン、ジオキソールチオフェン、ジチオールまたはオキサチオール、好ましくは2部分、例えば、2−アゾール、2−ピロール、2−アゾール(例えば、2−ピラゾール、2−イミダゾール、2−オキサゾール、2−イソオキサゾール、2−チオゾールまたは2−イソチオゾール)、2−フラン、2−チオフェン、2−オキソール、ジオキソールまたは2−チオールであり;かつ/あるいは
R
2は、H、ヒドロキシル、C1〜C4アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル)またはC1〜C4アルコキシル(例えば、メトキシル)であり;かつ/あるいは
R
3は、Hまたはメチルであり、かつ/あるいは
R
4は、1−ジメチルプロピルである。
【0021】
全ての可能な組合せは、それぞれが明白に記載されるかのように包含される。したがって、態様および実施形態には、例えば、R
1が、置換されたかもしくは未置換のフェニルであり;R
2が、H、ヒドロキシル、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシルであり、R
3がHまたはメチルであり、かつR
4が1−ジメチルプロピルである組合せが含まれる。
【0022】
3.そのような組合せの別の例として、一態様において、化合物は、次式:
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
【0023】
(式中、
R
1は、(a)置換されたかもしくは未置換のフェニル;
(b)置換されたかもしくは未置換の2−、3−または4−ピリジン;
(c)置換されたかもしくは未置換のナフチルまたは3−アザナフチル;
(d)0〜3ヘテロ原子シクロヘキシル、シクロペンチル、例えば、テトラヒドロフラン;あるいは
(e)0〜3ヘテロ原子シクロペンテンまたはシクロペンタジエン、例えば、ピロール、アゾール(特に、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ペンタゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾールまたはイソチアゾール)、フラン、ジオキソールチオフェン、ジチオールまたはオキサチオールであり;
R
2は、H、ヒドロキシル、C1〜C4アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル)またはC1〜C4アルコキシル(例えば、メトキシル)であり;かつ
R
3は、Hまたはメチルである)のもの、
あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0024】
4. 別の態様において、化合物は、次式:
【化6】
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【0025】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のフェニルであり、かつ
R
2は、H、OH、または置換されたかもしくは未置換のC1〜C9アルキルである)のもの、
あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0026】
5.実施形態において、R1およびR2は、以下の通りである。
【表1】
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【0027】
6.別の態様において、化合物は、次式:
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0028】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換の2−、3−または4−ピリジンであり、かつ
R
2は、H、Meである)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0029】
7.実施形態において、R1は、以下の通りである。
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0030】
8.別の態様において、化合物は、次式:
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0031】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のシクロヘキシルである)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0032】
9.実施形態において、R1は、以下の通りである。
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0033】
10.別の態様において、化合物は、次式:
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0034】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換の2−アゾール、2−ピロール、2−フラン、2−チオフェン、2−オキソール、ジオキソールまたは2−チオールであり、好ましくは、2−アゾールは、2−ピラゾール、2−イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ペンタゾール、2−オキサゾール、2−イソオキサゾール、2−チオゾールまたは2−イソチオゾールであり;
R
2は、Me、OHまたはOMeであり、かつ
R
3は、HまたはMeである)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0035】
11.実施形態において、R1、R2およびS/D結合は、以下の通りである。
【表4】
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【0036】
12.別の態様において、化合物は、次式:
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
【0037】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のナフチルまたは3−アザナフチルである)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0038】
13.実施形態において、R1は、以下の通りである。
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0039】
14.別の態様において、化合物は、次式:
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
【0040】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のフェニル;好ましくは未置換のフェニルであり、
R
2は、H、Me、OH、MeOHまたはOMeであり、かつ
R
3は、H、Me、OH、MeOH、OMeまたは置換されたかもしくは未置換のC1〜C6アルキル、好ましくは未置換である)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0041】
15.実施形態において、R1、R2およびR3は、以下の通りである。
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0042】
16.別の態様において、化合物は、次式:
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
【0043】
(式中、
R
2は、H、OHまたは置換されたかもしくは未置換のC1〜C6アルキルであり、かつ
R
4は、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C1〜C6アルキル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C6アルケニル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C6アルキニルおよび置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C6〜C14アリールであり、各ヘテロ原子は、独立して、酸素、リン、イオウもしくは窒素であり、
nは、0、1、2、3、4または5である)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。実施形態において、R4は、1−ジメチルプロピルまたはフッ素化型、例えば、1−ジメチル,2−ジフルオロプロピルである。
【0044】
17.実施形態において、(F)n、R2およびR4は、以下の通りである。
【表7】
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【0045】
18.別の態様において、化合物は、次式:
【化13】
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【0046】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のフェニルであり;かつ
R
3は、置換された
ヘテロ原子、および置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C1〜C6アルキルであり、各ヘテロ原子は、独立して、酸素、リン、イオウもしくは窒素である)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0047】
19.実施形態において、R1およびR3は、以下の通りである。
【表8】
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【0048】
20.別の態様において、化合物は、次式:
【化14】
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【0049】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のフェニルであり;かつ
R
2は、Hまたはメチルであり;かつ
R
3は、Hまたはメチルである)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0050】
21.実施形態において、R1、R2およびR3は、以下の通りである。
【表9】
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【0051】
22.別の態様において、化合物は、次式:
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0052】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のフェニルであり;かつ
R
3は、Hまたはメチルであり;かつ
R
4は、置換されたかもしくは未置換のC1〜C6アルキルである)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0053】
23.実施形態において、R1、R2およびR3は、以下の通りである。
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0054】
24.別の態様において、化合物は、次式:
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0055】
(式中、
R
1は、置換されたかもしくは未置換のフェニルであり;かつ
R
2は、H、メチルまたはエチルであり;かつ
R
3およびR
4は、独立して、H、低級アルキルであり、かつ連結して、置換されたかもしくは未置換のC3〜C8
ヘテロシクロアルキルを形成し得る)のもの、あるいは
上記アミド化合物の対応するスルホンアミド、あるいは
上記化合物の薬学的に許容される塩、水素化物または立体異性体である。
【0056】
25.実施形態において、R1、R2、R3およびR4は、以下の通りである。
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0057】
26.実施形態において、対象化合物は、表1の式を有する。
【0058】
27.実施形態において、本発明は、単位用量の対象化合物および薬学的に許容される付形剤を含む医薬組成物を提供する。
【0059】
28.実施形態において、本発明は、単位用量の対象化合物および薬学的に許容される付形剤、ならびにネクローシス関連疾患または状態のための異なる治療薬を含む医薬組成物を提供する。
【0060】
29.実施形態において、本発明は、それを必要としている患者に、対象化合物または組成物の有効量を投与することを含む、ネクローシス関連疾患または状態を治療する方法を提供する。
【0061】
30.実施形態において、本発明の治療方法は、ネクローシス関連疾患または状態を診断する先行の工程、または、ネクローシス関連疾患または状態の結果的改善を検出するその後の工程を含む。
【0062】
適用可能な疾患または状態は、ネクローシス(ネクロトーシスを含む)に関連し、かつ中枢または末梢神経系の神経変性疾患、内毒素/敗血症ショック、回腸末端炎、心筋炎、関節炎、アテロスクレローゼ、急性腸炎、虚血性ネクローシス、腎不全または細胞死から生じる病状であって、網膜ニューロン、心筋または免疫細胞死、例えば、化学療法または輻射誘導性ネクローシスを含むもの;薬剤誘導性肝障害または有毒性急性肝炎などを含む肝疾患、壊死性膵炎を含む膵臓疾患、心臓、腸間膜、網膜、肝臓または脳/大脳の虚血性傷害、腎炎、再灌流または器官貯蔵の間の虚血性傷害、外傷性脳傷害を含む頭部の外傷、卒中、敗血症ショック、冠状動脈心臓疾患、心筋症、心筋梗塞、骨無血管性ネクローシス、かま状赤血球疾患、筋消耗、胃腸疾患、結核、糖尿病、血管の病態の変化、筋ジストロフィー、移植片対宿主疾患、ウイルス、細菌および真菌感染、クローン病、潰瘍性大腸炎、ぜんそくなどを含む。
【0063】
代表的な適用可能なウイルスは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、エプスタイン−バールウイルス(EBV)、サイトメガロウイルス(CMV)5、ヒトヘルペスウイルス(HHV)、単純ヘルペスウイルス(HSV)、ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)5、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、麻疹ウイルス、パポバウイルス(JCおよびBK)、肝炎ウイルス、アデノウイルス、パルボウイルスおよびヒトパピローマウイルスである。ウイルス感染によって引き起こされる代表的な疾患としては、限定されないが、水痘、サイトメガロウイルス感染、性器ヘルペス症、B型肝炎およびC、インフルエンザおよび帯状ヘルペスが含まれる。
【0064】
代表的な適用可能な細菌としては、限定されないが、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、エンテロバクター属(Enterobacter species)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、大腸菌(Escherichia coli)(例えば、大腸菌O157:H7)、A群連鎖球菌(Group A streptococci)、ヘモフィルスインフルエンザ(Haemophilus influenzae)、ピロリ菌(Helicobacter pylori)、リステリア菌(listeria)、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、肺炎レンサ球菌(S.pneumoniae)、サルモネラ菌(Salmonella)、赤痢菌(Shigella)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)および表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)が含まれる。細菌感染によって引き起こされる代表的な疾患としては、限定されないが、炭疽病、コレラ、ジフテリア、食品由来疾病、ハンセン病、髄膜炎、消化性潰瘍疾患、肺炎、敗血症、破傷風、結核、腸チフスおよび尿路感染症が含まれる。
【0065】
代表的な適用可能な神経変性疾患は、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、HIV関連認知症、脳虚血、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、レビー小体秒、メンケス病、ウィルソン病、クロイツフェルト−ヤコブ病およびファール病である。
【0066】
代表的な適用可能な筋ジストロフィーまたは関連疾患は、ベッカー筋ジストロフィー、デュシェンヌ筋ジストロフィー、筋強直性ジストロフィー、肢帯型筋ジストロフィー、ランドゥジー・デジュリン筋ジストロフィー、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(シュタイナート病)、先天性筋強直症、トムセン病およびポンペ病である。筋消耗は、がん、AIDS、心臓麻痺および慢性閉塞性肺疾患と関連する可能性があり、ならびに集中治療の壊死性ミオパシーを含む。
【0067】
矛盾しない限り、または他に記載されない限り、これらの記載中および本明細書全体において、「a」および「an」という用語は、1つまたはそれ以上を意味し、かつ「or」という用語は、および/またはを意味し、そしてポリヌクレオチド配列は、逆ストランド、ならびに本明細書に記載される代わりのバックボーンを含むように理解される。さらに、属は、その属の全ての要素の記述のための短縮形として列挙され;例えば、(C1〜C3)アルキルの記述は、全てのC1〜C3アルキル:その異性体を含む、メチル、エチルおよびプロピルの記載のための短縮形である。
【0068】
「ヘテロ原子」という用語は、本明細書で使用される場合、一般に、炭素または水素以外のいずれかの原子を意味する。好ましいヘテロ原子としては、酸素(O)、リン(P)、イオウ(S)、窒素(N)およびハロゲンが含まれ、そして好ましいヘテロ原子官能基は、ハロホルミル、ヒドロキシル、アルデヒド、アミン、アゾ、カルボキシル、シアニル、トシアニル(thocyanyl)、カルボニル、ハロ、ヒドロペルオキシル、イミン、アルジミン、イソシアニド、イスシアンテ(iscyante)、硝酸、ニトリル、亜硝酸、ニトロ、ニトロソ、リン酸、ホスホノ、スルフィド、スルホニル、スルホおよびスルフヒドリルである。
【0069】
それ自体、または別の置換基の一部としての「アルキル」という用語は、他に記載されない限り、指定数の炭素原子を有する、完全飽和である直鎖または分岐鎖または環状の炭化水素基、またはそれらの組合せを意味する(すなわち、C1〜C8は、1から8個の炭素を意味する)。アルキル基の例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、シクロヘキシル、(シクロヘキシル)メチル、シクロプロピルメチルならびにその相同体および異性体、例えば、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチルなどが含まれる。
【0070】
それ自体、または別の置換基の一部としての「アルケニル」という用語は、指定数の炭素原子(すなわち、C2〜C8は2から8個の炭素を意味する)および1またはそれ以上の二重結合を有するモノ不飽和もしくはポリ不飽和であり得る直鎖または分岐鎖または環状の炭化水素基またはそれらの組合せを意味する。アルケニル基の例には、ビニル、2−プロペニル、クロチル、2−イソペンテニル、2−(ブタジエニル)、2,4−ペンタジエニル、3−(1,4−ペンタジエニル)ならびにそれらのより高度の相同体および異性体が含まれる。
【0071】
それ自体、または別の置換基の一部としての「アルキニル」という用語は、指定数の炭素原子(すなわち、C2〜C8は2から8個の炭素を意味する)および1またはそれ以上の三重結合を有するモノ不飽和もしくはポリ不飽和であり得る直鎖または分岐鎖の炭化水素基またはそれらの組合せを意味する。アルキニル基の例には、エチニル、1−および3−プロピニル、3−ブチニルならびにそれらのより高度の相同体および異性体が含まれる。
【0072】
それ自体、または別の置換基の一部としての「アルキレン」という用語は、アルキルから誘導される2価の基を意味し、例えば、−CH
2−CH
2−CH
2−CH
2−である。代表的には、アルキル(またはアルキレン)基は1〜24個の炭素原子を有し、10個以下の炭素原子を有する基が本発明においては好ましい。「低級アルキル」または「低級アルキレン」は、より短鎖のアルキルまたはアルキレン基であり、一般的には8個以下の炭素原子を有する。
【0073】
「アルコキシ」、「アルキルアミノ」および「アルキルチオ」(またはチオアルコキシ)という用語は、それらの従来の意味で用いられ、それぞれ、酸素原子、アミノ基またはイオウ原子を介して、分子の残りの部分に結合したアルキル基を指す。
【0074】
それ自体、または別の用語と組み合わせての「ヘテロアルキル」という用語は、他に記載されない限り、指定数の炭素原子およびO、N、P、SiおよびSからなる群から選択される1から3個のヘテロ原子からなる、安定な直鎖または分岐鎖または環状の炭化水素基、またはそれらの組合せを意味し、窒素、イオウおよびリン原子は酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子は4級化されていてもよい。(1または複数の)ヘテロ原子O、N、PおよびSは、ヘテロアルキル基のいずれかの内部の位置にでも配置されていてよい。ヘテロ原子Siは、アルキル基が分子の残りの部分に結合している位置を含めて、ヘテロアルキル基のいずれの位置にでも配置されていてよい。例としては、−CH
2−CH
2−O−CH
3、−CH
2−CH
2−NH−CH
3、−CH
2−CH
2−N(CH
3)−CH
3、−CH
2−S−CH
2−CH
3、−CH
2−CH
2、−S(O)−CH
3、−CH
2−CH
2−S(O)
2−CH
3、−CH=CH−O−CH
3、−Si(CH
3)
3、−CH
2−CH=N−OCH
3および−CH=CH−N(CH3)−CH
3が含まれる。2個までのヘテロ原子が連続していてもよく、例えば、−CH
2−NH−OCH
3および−CH
2−O−Si(CH
3)
3であり得る。
【0075】
同様に、それ自体、または別の置換基の一部としての「ヘテロアルキレン」という用語は、ヘテロアルキルから誘導される二価の基を意味し、例えば、−CH
2−CH
2−S−CH
2−CH
2−および−CH
2−S−CH
2−CH
2−NH−CH
2−である。ヘテロアルキレン基の場合、ヘテロ原子が鎖末端の一方または両方を占有していることも可能である(例えば、アルキレンオキシ、アルキレンジオキシ、アルキレンアミノ、アルキレンジアミノなど)。さらに、アルキレンおよびヘテロアルキレン連結基の場合、連結基の位置についての示唆はない。
【0076】
それ自体、または他の用語と組み合わせて、「シクロアルキル」および「ヘテロシクロアルキル」という用語は、他に記載されない限り、それぞれ、「アルキル」および「ヘテロアルキル」の環状型を表す。したがって、シクロアルキル基は、指定数の炭素原子を有し(すなわち、C3〜C8は3から8個の炭素を意味する)、1個もしくは2個の二重結合を有していてもよい。ヘテロシクロアルキル基は、指定数の炭素原子、ならびにO、N、SiおよびSからなる群から選択される1から3個のヘテロ原子からなり、窒素原子およびイオウ原子は酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子は4級化されていてもよい。さらに、ヘテロシクロアルキルの場合、ヘテロ原子は、複素環が分子の残りの部分に結合している位置を占有することができる。シクロアルキルの例には、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、シクロヘプチルなどが含まれる。ヘテロシクロアルキルの例には、1−(1,2,5,6−テトラヒドロピリジル)、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−モルホリニル、3−モルホリニル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロチエン−2−イル、テトラヒドロチエン−3−イル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニルなどが含まれる。
【0077】
それ自体、または別の置換基の一部としての「ハロ」および「ハロゲン」という用語は、他に記載されない限り、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子を意味する。さらに、「ハロアルキル」などの用語は、1から(2m’+1)個の範囲の数の、同一または異なることが可能であるハロゲン原子で置換されたアルキルを含むことを意味する。ここで、m’はアルキル基における総炭素原子数である。例えば、「ハロ(C1〜C4)アルキル」という用語は、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、4−クロロブチル、3−ブロモプロピルなどを含むことを意味する。したがって、「ハロアルキル」という用語は、モノハロアルキル(1個のハロゲン原子で置換されたアルキル)およびポリハロアルキル(2から(2m’+1)個の範囲の数のハロゲン原子で置換されたアルキルであって、m’はアルキル基における総炭素原子数である。)を含む。「パーハロアルキル」という用語は、他に記載されない限り、(2m’+1)ハロゲン原子で置換されたアルキルを意味し、m’はアルキル基における炭素原子の総数である。例えば、「パーハロ(C1〜C4)アルキル」という用語は、トリフルオロメチル、ペンタクロロエチル、1,1,1−トリフルオロ−2−ブロモ−2−クロロエチルなどを含むことを意味する。
【0078】
「アシル」という用語は、酸のヒドロキシ部分の脱離によって有機酸から誘導される基を指す。したがって、アシルには、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、デカノイル、ピバロイル、ベンゾイルなどが含まれる。
【0079】
「アリール」という用語は、他に記載されない限り、一緒に縮合しているか共有結合的に連結されている単環または多環(3環まで)であることが可能であるポリ不飽和の、代表的には芳香族炭化水素置換基を意味する。アリール基の非限定的な例としては、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、4−ビフェニルおよび1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンなどが含まれる。
【0080】
「ヘテロアリール」という用語は、N、OおよびSから選択される0から4個のヘテロ原子を含有するアリール基(または環)を指し、窒素原子およびイオウ原子は酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子は4級化されていてもよい。ヘテロアリール基は、ヘテロ原子を介して分子の残りの部分に結合することが可能である。ヘテロアリール基の非限定的な例には、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−ピラゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、ピラジニル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、2−フェニル−4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジル、4−ピリミジル、5−ベンゾチアゾリル、プリニル、2−ベンズイミダゾリル、5−インドリル、1−イソキノリル、5−イソキノリル、2−キノキザリニル、5−キノキザリニル、3−キノリルおよび6−キノリルが含まれる。
【0081】
簡潔のため、他の用語と組み合わせて使用される場合の「アリール」という用語(例えば、アリールオキシ、アリールチオキシ、アリールアルキル)には、上記で定義されるアリール環およびヘテロアリール環の両方が含まれる。したがって、「アリールアルキル」という用語は、アリール基が、アルキル基に結合している基(例えば、ベンジル、フェネチル、ピリジルメチルなど)を含むように意味され、これには、炭素原子(例えば、メチレン基)が、例えば、酸素原子によって置き換わっているアルキル基に結合しているものも含む(例えば、フェノキシメチル、2−ピリジルオキシメチル、3−(1−ナフチルオキシ)プロピルなど)。
【0082】
上記用語(例えば、「アルキル」、「ヘテロアルキル」、「アリール」および「ヘテロアリール」)のそれぞれは、指定の基の置換型および非置換型の両方を含むことを意味する。各種類の基についての好ましい置換基を下記に提供する。
【0083】
アルキル基およびヘテロアルキル基(ならびにアルキレン、アルケニル、ヘテロアルキレン、ヘテロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニルおよびヘテロシクロアルケニルと称される基)の置換基は、0から3の範囲の数の、−OR’、=O、=NR’、=N−OR’、−NR’R’’、−SR’、ハロゲン、−SiR’R’’R’’’、−OC(O)R’、−C(O)R’、−CO
2R’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’−C(O)NR’’R’’’、−NR’−SO
2NR’’’、−NR’’CO
2R’、−NH−C(NH
2)=NH、−NR’C(NH
2)=NH、−NH−C(NH
2)=NR’、−S(O)R’、−SO
2R’、−SO
2NR’R’’、−NR’’SO
2R、−CNおよび−NO
2から選択される種々の基であることができ、0、1または2個の置換基を有する基が特に好ましい。R’、R’’およびR’’’は、それぞれ独立して、水素、未置換の(C1〜C8)アルキルおよびヘテロアルキル、未置換のアリール、1〜3個のハロゲンで置換されたアリール、未置換のアルキル、アルコキシまたはチオアルコキシ基、またはアリール−(C1〜C4)アルキル基を指す。R’およびR’’が同一の窒素原子に結合している場合、その窒素原子と一体となって、5、6または7員環を形成することが可能である。例えば、−NR’R’’は、1−ピロリジニルおよび4−モルホリニルを含むことを意味する。代表的には、アルキルまたはヘテロアルキル基は、0〜3個の置換基を有し、2個以下の置換基を有する基が本発明においては好ましい。より好ましくは、アルキル基またはヘテロアルキル基は、未置換であるか、または一置換である。より好ましくは、アルキル基またはヘテロアルキル基は、未置換である。上記置換基についての記載から、当業者は、「アルキル」という用語が、トリハロアルキル(例えば、−CF
3および−CH
2CF
3)などの基を含むことを意味することを理解するであろう。
【0084】
アルキル基およびヘテロアルキル基の好ましい置換基は、−OR’、=O、−NR’R’’、−SR’、ハロゲン、−SiR’R’’R’’’、−OC(O)R’、−C(O)R’、−CO
2R’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’’CO
2R’、−NR’−SO
2NR’’R’’’、−S(O)R’、−SO2R’、−SO
2NR’R’’、−NR’’SO
2R、−CNおよび−NO
2から選択され、R’およびR’’は上記で定義の通りである。さらに好ましい置換基は、−OR’、=O、−NR’R’’、ハロゲン、−OC(O)R’、−CO
2R’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’’CO
2R’、−NR’−SO
2NR’’R’’’、−SO
2R’、−SO
2NR’R’’、−NR’’SO
2R、−CNおよび−NO
2から選択される。
【0085】
同様に、アリール基およびヘテロアリール基の置換基は多様であり、0から芳香環系上の空原子価の総数の範囲の数のハロゲン、−OR’、−OC(O)R’、−NR’R’’、−SR’、−R’、−CN、−NO
2、−CO
2R’、−CONR’R’’、−C(O)R’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’’CO2R’、−NR’−C(O)NR’’R’’’、−NR’−SO
2NR’’R’’’、−NH−C(NH
2)=NH、−NR’C(NH
2)=NH、−NH−C(NH2)=NR’、−S(O)R’、−SO
2R’、−SO
2NR’R’’、−NR’’SO
2R、−N
3、−CH(Ph)
2、ペルフルオロ(C1〜C4)アルコキシおよびペルフルオロ(C1〜C4)アルキルから選択され;R’、R’’およびR’’’は独立して、水素、(C1〜C8)アルキルおよびヘテロアルキル、未置換のアリールおよびヘテロアリール、(未置換のアリール)−(C1〜C4)アルキルおよび(未置換のアリール)オキシ−(C1〜C4)アルキルから選択される。アリール基が、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンである場合、それは置換されているか、または未置換の(C3〜C7)スピロシクロアルキル基で置換され得る。(C3〜C7)スピロシクロアルキル基は、「シクロアルキル」について本明細書で定義の方法と同様に置換され得る。代表的には、アリールまたはヘテロアリール基は、0〜3個の置換基を有し、2個以下の置換基を有する基が本発明においては好ましい。本発明の一実施形態において、アリール基またはヘテロアリール基は、未置換であるか、または一置換である。別の実施形態において、アリール基またはヘテロアリール基は、未置換である。
【0086】
アリール基およびヘテロアリール基の好ましい置換基は、ハロゲン、−OR’、−OC(O)R’、−NR’R’’、−SR’、−R’、−CN、−NO
2、−CO
2R’、−CONR’R’’、−C(O)R’,−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−S(O)R’、−SO
2R’、−SO
2NR’R’’、−NR’’SO
2R、−N
3、−CH(Ph)
2、ペルフルオロ(C1〜C4)アルコキシおよびペルフルオロ(C1〜C4)アルキルから選択され、R’およびR’’は上記で定義の通りである。さらに好ましい置換基は、ハロゲン、−OR’、−OC(O)R’、−NR’R’’、−R’、−CN、−NO
2、−CO
2R’、−CONR’R’’、−NR’’C(O)R’、−SO
2R’、−SO
2NR’R’’、−NR’’SO
2R、ペルフルオロ(C1〜C4)アルコキシおよびペルフルオロ(C1〜C4)アルキルから選択される。
【0087】
本明細書で使用される置換基−CO
2Hには、それの生物学的等価性代替形が含まれ、例えば、The Practice of Medicinal Chemistry;Wermuth,C.G.,Ed.;Academic Press:New York,1996;p.203を参照のこと。
【0088】
アリール環またはヘテロアリール環の隣接原子上の置換基のうちの2つが、式−T−C(O)−(CH
2)q−U−の置換基によって置き換わっていてもよく、TおよびUは、独立して、−NH−、−O−、−CH
2−または単結合であり、qは、0〜2の整数である。あるいは、アリール環またはヘテロアリール環の隣接原子上の置換基のうちの2つが、式−A−(CH2)r−B−の置換基によって置き換わっていてもよく、AおよびBは、独立して、−CH
2−、−O−、−NH−、−S−、−S(O)−、−S(O)
2−、−S(O)
2NR’−または単結合であり、rは、1〜3の整数である。そうして形成される新たな環の単結合のうちの1つが、二重結合で置き換わっていてもよい。あるいは、アリール環またはヘテロアリール環の隣接原子上の置換基のうちの2つが、式−(CH
2)s−X−(CH
2)t−の置換基によって置き換わっていてもよく、sおよびtは、独立して、0〜3の整数であり、Xは−O−、−NR’−、−S−、−S(O)−、−S(O)
2−または−S(O)
2NR’−である。−NR’−および−S(O)
2NR’−における置換基R’は、水素または未置換の(C1〜C6)アルキルから選択される。
【0089】
好ましい置換基が、本明細書中に開示され、そして表、構造、実施例および請求項に実証され、そして本発明の種々の化合物にわたって適用され得、すなわち、いずれの所与の化合物の置換基も、他の化合物と組み合わせて使用され得る。
【0090】
特定の実施形態において、適用可能な置換基は、独立して、置換されたかもしくは未置換のヘテロ原子、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C1〜C6アルキル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C6アルケニル、置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C2〜C6アルキニル、または置換されたかもしくは未置換の0〜3ヘテロ原子C6〜C14アリールであり、各ヘテロ原子は、独立して、酸素、リン、イオウもしくは窒素である。
【0091】
より特定の実施形態において、適用可能な置換基は、独立して、アルデヒド、アルジミン、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルオキシ、アルキル、アミン、アゾ、ハロゲン、カルバモイル、カルボニル、カルボキシアミド、カルボキシル、シアニル、エステル、ハロ、ハロホルミル、ヒドロペルオキシル、ヒドロキシル、イミン、イソシアニド、イスシアンテ(iscyante)、N−tert−ブトキシカルボニル、硝酸、ニトリル、亜硝酸、ニトロ、ニトロソ、リン酸、ホスホノ、スルフィド、スルホニル、スルホ、スルフヒドリル、チオール、チオシアニル、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメチルエーテル(OCF3)である。
【0092】
「薬学的に許容される塩」という用語は、本明細書に記載の化合物において見られる特定の置換基次第で、比較的無毒性の酸または塩基を用いて調製される活性化合物の塩を含むことを意味する。本発明の化合物が相対的に酸性の官能基を含む場合、そのままで、または適切な不活性溶媒中で、そのような化合物の中性型を、十分な量の所望の塩基と接触させることで、塩基付加塩を得ることができる。薬学的に許容される塩基付加塩の例には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、有機アミノ、またはマグネシウム塩、または類似の塩が含まれる。本発明の化合物が相対的に塩基性の官能基を含む場合、そのままで、または適切な不活性溶媒中で、そのような化合物の中性型を、十分な量の所望の酸と接触させることで、酸付加塩を得ることができる。薬学的に許容される酸付加塩の例には、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、モノ水素炭酸、リン酸、モノ水素リン酸、二水素リン酸、硫酸、モノ水素硫酸、ヨウ化水素酸または亜リン酸類などの無機酸から誘導される塩、ならびに酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸などの比較的無毒性の有機酸から誘導される塩が含まれる。アルギン酸などのアミノ酸の塩、ならびにグルクロン酸およびガラクツロン酸などの有機酸の塩も含まれる。本発明のある種の特定の化合物は、塩基性および酸性の両方の官能基を含み、それによって、その化合物を塩基付加塩または酸付加塩に変換することが可能である。
【0093】
化合物の中性型は、従来の方法で塩を塩基または酸と接触させ、親化合物を単離することで再生させることができる。親型化合物は、極性溶媒中での溶解度などのある種の物理特性において各種塩型とは異なるが、それ以外の点では、塩は本発明の意図に関しては、親型化合物と等価である。
【0094】
塩型に加えて、本発明は、プロドラッグ型の化合物を提供する。本明細書に記載される化合物のプロドラッグとは、生理条件下での化学的変化を受けて、本発明の化合物を与える化合物である。さらに、プロドラッグは、エクス・ビボ環境で、化学的または生化学的方法によって本発明の化合物に変換することができる。例えば、プロドラッグは、適切な酵素または化学試薬とともに経皮貼付剤貯留部に入れた場合に、本発明の化合物にゆっくり変換されることが可能である。プロドラッグは、状況により、親薬剤よりも投与が簡単になり得ることから、有用である場合が多い。それらは、例えば、親薬剤よりも、経口投与によって、より生物学的利用可能となり得る。プロドラッグではまた、親薬剤よりも薬理組成物での溶解度が改善され得る。当業界では、非常に多様なプロドラッグ誘導体が知られており、プロドラッグの加水分解的開裂または酸化的活性化に依存するものなどがある。プロドラッグの一例としては、限定されないが、エステル(「プロドラッグ」)として投与されるが、代謝的に加水分解されて活性体であるカルボン酸となる本発明の化合物があり得る。追加的な例としては、本発明の化合物のペプチジル誘導体が含まれる。
【0095】
本発明のある種の化合物は、非溶媒和型ならびに水和型などの溶媒和型で存在することができる。一般に、溶媒和型は非溶媒和型と等価であり、本発明の範囲に包含されるものとする。本発明のある種の化合物は、複数の結晶型または非晶質型で存在し得る。一般に、本発明によって想定される使用については、全ての物理形態が等価であり、本発明の範囲に包含されるように意図される。
【0096】
本発明のある種の化合物は、不斉炭素原子(光学中心)または二重結合を有する。ラセミ体、ジアステレオマー、幾何異性体および個々の異性体は全て、本発明の範囲内に包含されるものとする。
【0097】
本発明の化合物は、そのような化合物を構成する1つまたはそれ以上の原子において、不自然な割合の原子アイソトープも含み得る。例えば、化合物は、例えば、トリチウム(
3H)、ヨウ素−125(
125I)または炭素−14(
14C)などの放射性同位元素で放射標識されてよい。本発明の化合物の全ての同位体的変形物は、放射性であるか否かにかかわらず、本発明の範囲内に含まれるように意図される。
【0098】
「治療有効量」という用語は、例えば投与時に、研究者、獣医、医師または他の臨床医によって求められる組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的応答を、いくらか有意な範囲まで引き出すであろう、治療される状態または障害の症状の1つまたはそれ以上の進行を予防するか、またはそれを、いくらかの範囲まで軽減するために十分である、対象の化合物の量を意味する。治療有効量は、化合物、疾病およびその重症度、ならびに治療される哺乳動物の年齢、体重などによって異なるであろう。
【0099】
本発明は、対象の化合物および薬学的に許容される付形剤を含んでなる医薬組成物、特に、対象の化合物の単位投与量を含んでなるそのような組成物、特に、(本明細書中の)適用可能な疾患または状態を治療するための組成物の使用を説明する取扱説明書と共に包装されたそのような組成物を提供する。
【0100】
投与のための組成物は、バルク液溶液もしくは懸濁液、またはバルク粉剤の形態を取ることができる。しかしながらより一般的には、その組成物は、正確な投与を容易にするために単位製剤で提供される。「単位製剤」という用語は、ヒト対象者および他の哺乳動物への単位用量として好適な物理的に分離された単位を指し、各単位は、好適な医薬付形剤と組み合わせて、所望の治療効果を生じさせるよう計算された所定量の活性材料を含む。代表的な単位製剤には、液体組成物の充填済みかつ計量済みのアンプルおよび注射器、または固体組成物の場合は丸薬、錠剤、カプセル、ロゼンジ剤などが含まれる。そのような組成物において、化合物は、通常、マイナー成分(約0.1〜約50重量%、または好ましくは、約1〜約40重量%)であり、剰余が、望ましい投薬形態を形成するために有用である、種々の媒体または担体および加工助剤である。
【0101】
好適な付形剤または担体および投与される組成物の製造方法が公知であり、当業者には明らかであって、Remington’s Pharmaceutical Science,Mack Publishing Co,NJ(1991)などの刊行物により詳細に記載されている。加えて、化合物は、本明細書に記載される他の治療剤または当該技術において既知のもの、特に他の抗ネクローシス剤と組み合わせて有利に使用され得る。したがって、組成物は、別々に、一緒に、または単一投与単位中に組み合わせて投与され得る。
【0102】
投与される量は、化合物の配合、投与の経路など次第であり、一般に、ルーチンな試験において経験的に決定され、そして標的、宿主および投与の経路などによって変形が必ず生じるであろう。一般に、調製の単位投与における活性化合物の量は、特定の適用に従って、約1、3、10または30〜約30、100、300または1000mgに変動し得るか、または調整され得る。特定の実施形態において、単位剤形は、少なくとも6、9または12単位剤形のシートを含んでなるブリスターパックなどの、連続的な使用に適合するマルチパックに包装される。利用された実際の投与量は、患者の必要条件および治療される状態の重症度次第で変動し得る。特定の状況のための適切な投与量の決定は、当業者の範囲内である。一般に、治療は、化合物の最適用量未満である、より少ない投与量で開始される。その後、その状況下で最適な効果に達するまで、投与量を少量ずつ増加させる。利便性のため、所望であれば、全1日投与量は分割され得、そして1日の間に数部分に分けて投与され得る。
【0103】
化合物は、限定されないが、予防および/または治療のため、エアゾールによって、または経皮的になど、非経口、局所的(topical)、経口または局所(local)投与を含む、様々な方法によって投与することができる。また、熟練した臨床医の知識に従って、治療プロトコル(例えば、投与量および投与時間)は、患者に投与された治療薬の観察された効果から判断して、そして投与された治療薬に対する疾患の観察された反応から判断して、変更可能である。
【0104】
本発明の治療剤は、治療有効投与および量において、患者の治療のための治療有効プロトコルのプロセスにおいて投与することができる。最適な投与量は、それぞれの化合物に関して、化合物特有であり、かつ一般に経験的に決定されるが、より効力のある化合物の場合、患者1キログラムあたりのミクログラム(ug)量、例えば、約1、10または100ug/kg〜約0.01、0.1、1、10または100mg/患者体重kgの範囲で、十分であり得る。
【0105】
一般に、臨床試験でのルーチンな実験によって、最適治療効果のために、それぞれの治療、それぞれ投与プロトコルのために特定の範囲が決定され、そして特定の患者への投与は、患者の状態および初期投与に対する反応性次第で、有効かつ安全な範囲内で調整されるであろう。しかしながら、最終投与プロトコルは、患者の年齢、状態および体形、ならびに化合物効力、治療される疾患の重症度などを考慮する主事医の判断によって調節されるであろう。例えば、化合物の投与レジメンは、2〜4(好ましくは2)の分割投与において、10mg〜2000mg/日、好ましくは、10〜1000mg/日、より好ましくは、50〜600mg/日の経口投与であり得る。断続的療法(例えば、3週間のうち1週間は投与なし、または4週間のうち3週間は投与なし)も使用され得る。
【0106】
本明細書に記載の実施例および実施形態は、例示のみを目的とするものであり、それらを考慮した上での各種改変または変更が当業者に示唆され、それらが本願の精神および範囲ならびに添付の特許請求の範囲に包含されるべきものであることは理解される。本明細書で引用の全ての刊行物、特許および特許出願は、それらの中での引用を含めて、全ての目的に関して、参照によってそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
【0107】
[実施例]
【表12】
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【0108】
2.化合物調製
化合物1 N−(2−フルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化17】
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【0109】
撹拌しながら、トルエン中2,2−ジメチル酪酸(5.22g)に、SOCl
2(30ml)を添加した。次いで、反応混合物を5時間80℃まで加温した。溶媒の除去後、4.268gの2,2−ジメチルブタノイルクロリドが得られ、これをDCM中に溶解し、そして0℃で、TEA(4.8g)を含有するDCM中に溶解された(2−フルオロフェニル)メタンアミン(1.698g)に滴下した。撹拌を室温で10時間続けた。TLCによって判定されるように、全てのアミンが消費された後、混合物を氷水でクエンチした。DCMで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(2.57g、72.6%)を得た。
1H NMR(CDCl
3):δ7.30−7.34(m,1H),7.23−7.25(m,1H),7.00−7.11(m,2H),6.06(br,1H),4.48(d,2H,J=6.0Hz),1.55(q,2H,J=7.6Hz),1.16(s,6H),0.81(t,3H,J=7.6Hz).
化合物2 N−ベンジルピバルアミドの調製
【化18】
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【0110】
フェニルメタンアミド(80.3mg)およびトリエチルアミン(0.625ml)をDCM(2ml)中に溶解し、塩化ピバロイル(120mg)を0℃で添加し、そして混合物を室温で3時間撹拌した 。混合物を氷水でクエンチした。DCMで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(58.6mg、40.9%)を得た。
1H NMR(CDCl
3):δ7.25−7.37(m,5H),5.89(br,1H),4.45(d,2H,J=5.6Hz),1.23(s,9H).
化合物3 N−(2−ブロモベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化19】
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【0111】
化合物1に関して概説された手順に従って、(2−ブロモフェニル)メタンアミン(93mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(80.76mg)から、58.3%で表題の化合物3を調製した。
1H NMR(CDCl
3):δ7.55(d,1H,J=8.0Hz),7.37−7.40(m,1H),7.26−7.30(m,1H),7.12−7.17(m,1H)6.14(br,1H),4.50(d,2H,J=6.0Hz),1.55(q,2H,J=7.6Hz),1.16(s,6H),0.80(t,3H,J=7.6Hz).
化合物4 2,2−ジメチル−N−(2−(トリフルオロメチル)ベンジル)ブタンアミドの調製
【化20】
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【0112】
化合物1に関して概説された手順に従って、2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンアミン(87.6mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(105mg)から、71%で表題の化合物4を調製した。
1H NMR(CDCl
3):δ7.64−7.66(d,1H,J=8.0Hz),7.50−7.56(m,2H),7.36−7.40(m,1H),5.97(br,1H),4.62(d,2H,J=4.8Hz),1.55(q,2H,J=7.6Hz),1.15(s,6H),0.80(t,3H,J=7.6Hz).
化合物5 N−(3−フルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化21】
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【0113】
化合物1に関して概説された手順に従って、(3−フルオロフェニル)メタンアミン(93mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(80.74mg)から、70%の収率で表題の化合物5を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:7.33−7.27(m,1H),7.04(d,J=8.0Hz,1H),6.93−6.98(m,2H),4.45(d,J=5.8Hz,2H),1.58(q,J=7.5Hz,3H),1.19(s,6H),0.86(t,J=7.5Hz,3H).
化合物6 N−(3−ブロモベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化22】
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【0114】
化合物1に関して概説された手順に従って、(3−ブロモフェニル)メタンアミン(93mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(105mg)から、87%で表題の化合物6を調製した。
1H NMR(CDCl
3):δ7.38−7.41(m,2H),7.17−7.21(m,2H),5.96(br,1H),4.42(d,2H,J=6.0Hz),1.55(q,2H,J=7.6Hz),1.15(s,6H),0.80(t,3H,J=7.6Hz).
化合物7 N−(2,4−ジフルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化23】
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【0115】
化合物1に関して概説された手順に従って、(2,4−ジフルオロフェニル)メタンアミン(228.8mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(430.3mg)から、40.9%の収率で表題の化合物7を調製した。
1H NMR(CDCl
3):δ7.30−7.36(m,1H),6.77−6.86(m,2H),5.97(br,1H),4.44(d,2H,J=6.0Hz),1.55(q,2H,J=7.6Hz),1.17(s,6H),0.80(t,3H,J=7.6Hz).
化合物8 N−(3,4−ジフルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化24】
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【0116】
化合物1に関して概説された手順に従って、(3,4−ジフルオロフェニル)メタンアミン(114.4mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(215mg)から、71.3%の収率で表題の化合物8を調製した。
1H NMR(CDCl
3):δ7.06−7.14(m,2H),6.97−7.00(m,1H),5.95(br,1H),4.40(d,2H,J=6.0Hz),1.56(q,2H,J=7.6Hz),1.17(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).
化合物9 2,2−ジメチル−N−(ピリジン−3−イルメチル)ブタンアミドの調製
【化25】
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【0117】
化合物1に関して概説された手順に従って、ピリジン−3−イルメタンアミン(54.07mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(134.6mg)から、51.2%の収率で表題の化合物9を調製した。
1H NMR(CDCl
3):δ8.52(s,2H)7.61−7.64(m,1H),7.25−7.28(m,1H),6.05(br,1H),4.47(d,2H,J=6.0Hz),1.58(q,2H,J=7.6Hz),1.18(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).
化合物10 N−エチル−N−(2−フルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化26】
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【0118】
N−(2−フルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミド(40mg)を4mlの乾燥DMF中に溶解し、N2下、0℃で8.61mgのNaHを添加し、そして2時間撹拌した。ヨウ化エチル(56.2mg)を添加し、そして混合物を室温まで加温し、そして11時間撹拌した。混合物を冷水でクエンチし、そしてDCMで抽出し、組み合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、そして残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物(9.3mg、20.6%)を得た。
1H NMR(CDCl
3):δ7.22−7.26(m,2H),7.03−7.12(m,2H),4.69(s,2H),3.43(d,2H,J=5.2Hz),1.67(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),1.17(t,3H,J=6.8Hz),0.89(t,3H,J=7.6Hz).
化合物11 N−(2−フルオロベンジル)−2,2−ジメチル−N−(プロプ−2−イン−1−イル)ブタンアミドの調製
【化27】
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【0119】
化合物10に関して概説された手順に従って、42%の収率でN−(2−フルオロベンジル)プロプ−2−イン−1−アミンを調製した。68.2mgのアミドが出発材料として使用され、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(170mg)と反応させ、所望の化合物11が30%収率で調製された。
1H NMR(CDCl
3):δ7.23−7.26(m,2H),7.03−7.13(m,2H),4.83(s,2H),4.15(d,2H,J=2.4Hz),2.23(t,1H,J=2.4Hz),1.70(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.89(t,3H,J=7.6Hz).
化合物12 N−(2−フルオロベンジル)−2,2−ジメチル−N−(3−オキソブチル)ブタンアミドの調製
【化28】
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【0120】
EtOH(1ml)中の(2−フルオロフェニル)メタンアミン(125mg)、パラホルムアルデヒド(36mg)、アセトン(116mg)および濃塩酸(0.1ml)の混合物を16時間、110℃において密閉フラスコ中で加熱した。混合物を室温まで冷却した後、溶媒を除去し、EtOAcを添加し、得られた懸濁液を1時間、強力に撹拌し、次いで、ろ過し、EtOAcで洗浄し、200mgの4−((2−フルオロベンジル)アミノ)ブタン−2−オンが得られ、これは、さらなる精製をせず、次のステップで直接使用した。
【0121】
得られたアミド(200mg)を、乾燥THF(10ml)中に溶解し、そしてTEA(0.3ml)を添加した。混合物を0℃まで冷却し、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(274mg)を添加し、4時間、室温で撹拌した。混合物を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。組み合わせた有機層をブラインで洗浄し、そしてNa
2S0
4上で乾燥させた。溶媒の除去後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、化合物12(180mg、60%)が得られた。
1H NMR(CDCl
3):δ7.23−7.28(m,1H),7.10−7.19(m,2H),7.02−7.07(m,1H),4.75(s,2H),3.54(br,2H),2.77(t,2H,J=7.2Hz),2.13(s,3H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.23(s,6H),0.89(t,3H,J=7.6Hz).
化合物13:N−(2−フルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化29】
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【0122】
試薬および条件:(a):(1)CH
3NH
2.HCl、K
2CO
3、MeOH、室温、1.5時間;(b):NaBH
4;(c)2,2−ジメチルブタノイルクロリド、DIEA、THF、室温、2時間。
【0123】
5mLのMeOH中のK
2CO
3(207mg、1.5mmoL)およびメタンアミンヒドロクロリド(202mg、3.0mmoL)の混合物を30分間、室温で撹拌した。次いで、2−フルオロベンズアルデヒド(248mg、2.0mmoL)を混合物に添加し、室温で1時間、撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、そしてNaBH
4(113.5mg、3.0mmoL)を数部分に分けて添加した。混合物を0℃で1時間、撹拌した。固体をろ過し、そしてEtOAcで洗浄した。ろ液を乾固するまで蒸発させ、残留物をEtOAc中に溶解し、そして水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。残留物を10mLの乾燥THF中に溶解した。DIEA(264mg、2.05mmoL)を添加し、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg、2.05mmoL)を窒素下、0℃において溶液にゆっくり添加し、次いで、室温で2時間撹拌した。溶液に15mLの水を添加し、そしてEtOAc(10mL×3回)で抽出した。組み合わせた有機層を1M HCl、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/2)によって精製し、茶色固体として230mgの1(全収率=45.1%)を得た。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ(ppm)7.22−7.28(m,2H),7.01−7.12(m,2H),4.68(s,2H),3.05(s,3H),1.65(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.89(t,3H,J=7.6Hz)C
14H
20FNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、238.2;実測値、238.4。
【0124】
化合物14:N−(2−クロロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化30】
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【0125】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−クロロベンズアルデヒド(281mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、48%の収率で表題の化合物14を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.35−7.37(m,1H),7.16−7.25(m,3H),4.74(s,2H),3.05(s,3H),1.70(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.91(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
20ClNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、254.2;実測値、254.4。
【0126】
化合物15:N−(2−メトキシベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化31】
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【0127】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−メトキシベンズアルデヒド(136mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、65%の収率で表題の化合物15を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.21−7.26(m,1H),7.09−7.13(m,1H),6.86−6.95(m,2H),4.66(s,2H),3.83(s,3H),2.99(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz)C
15H
23NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、250.1;実測値、250.3。
【0128】
化合物16:N−(3−フルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化32】
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【0129】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−フルオロベンズアルデヒド(124mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、65%の収率で表題の化合物16を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.25−7.31(m,1H),6.91−7.01(m,3H),4.61(s,2H),3.01(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
20FNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、238.1;実測値、238.4。
【0130】
化合物17:N−(3−シアノベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化33】
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【0131】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−ホルミルベンゾニトリル(131mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、62%の収率で表題の化合物17を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.41−7.56(m,4H),4.61(s,2H),3.05(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.88(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
20N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、245.1;実測値、245.3。
【0132】
化合物18:N−(3−クロロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化34】
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【0133】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−クロロベンズアルデヒド(140mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、48%の収率で表題の化合物18を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.20−7.26(m,3H),7.10−7.12(m,1H),4.59(s,2H),3.01(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
20ClNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、254.1;実測値、254.3。
【0134】
化合物19:N−(3−ブロモベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0135】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−ブロモベンズアルデヒド(185mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、48%の収率で表題の化合物19を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7 7.36−7.40(m,2H),7.16−7.22(m,2H),4.59(s,2H),3.01(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
20BrNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、298.1;実測値、298.3、300.4。
【0136】
化合物20:N−(3−メトキシベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0137】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−メトキシベンズアルデヒド(136mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、57%の収率で表題の化合物8を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.22−7.25(m,1H),6.76−6.81(m,3H),4.61(s,2H),3.78(s,3H),2.98(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.91(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
23NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、250.2;実測値、250.4。
【0138】
化合物21:N−(3−ヒドロキシベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0139】
化合物1に関して概説された手順に従って、3−ヒドロキシベンズアルデヒド(122mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、33%の収率で表題の化合物21を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.17(t,1H,J=7.6Hz),6.71−6.79(m,3H),4.58(s,2H),2.98(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
21NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、236.2;実測値、236.4。
【0140】
化合物22:N−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化38】
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【0141】
化合物13に関して概説された手順に従って、4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンズアルデヒド(166mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、48%の収率で表題の化合物22を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.14−7.17(m,2H),6.85−6.89(m,2H),4.56(s,2H),4.06−4.08(m,2H),3.94−3.96(m,2H),2.96(s,3H),1.67(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.88(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
25NO
3に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、280.2;実測値、280.4。
【0142】
化合物23:メチル3−((N,2,2−トリメチルブタンアミド)メチル)ベンゾエートの調製
【化39】
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【0143】
化合物13に関して概説された手順に従って、メチル3−ホルミルベンゾエート(164mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、46%の収率で表題の化合物23を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.87−7.94(m,2H),7.38−7.45(m,2H),4.66(s,2H),3.90(s,3H),3.01(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
23NO
3に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、278.2;実測値、278.4。
【0144】
化合物24:N−(2,4−ジフルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化40】
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【0145】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,4−ジフルオロベンズアルデヒド(284mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、56%の収率で表題の化合物24を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.25−7.31(m,1H),6.76−6.86(m,2H),4.60(s,2H),3.06(s,3H),1.65(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.85(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
19F
2NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、256.1;実測値、256.3。
【0146】
化合物25:N−(2,5−ジフルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化41】
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【0147】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,5−ジフルオロベンズアルデヒド(284mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、59%の収率で表題の化合物25を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ6.89−7.02(m,3H),4.63(s,2H),3.08(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.88(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
19F
2NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、256.1;実測値、256.4。
【0148】
化合物26:N−(3,5−ジフルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0149】
化合物1に関して概説された手順に従って、3,5−ジフルオロベンズアルデヒド(284mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、59%の収率で表題の化合物14を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ6.89−6.75(m,3H),4.57(s,2H),3.04(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
19F
2NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、256.1;実測値、256.3。
【0150】
化合物27:N−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0151】
化合物13に関して概説された手順に従って、4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド(316mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、59%の収率で表題の化合物27を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.21−7.26(m,1H),7.05−7.11(m,2H),4.60(s,2H),3.06(s,3H),1.65(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.85(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
19ClFNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、272.1;実測値、272.4。
【0152】
化合物28:N−(2−フルオロ−4−メトキシベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0153】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−フルオロ−4−メトキシベンズアルデヒド(208mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、57%の収率で表題の化合物16を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.20(t,1H,J=8.8Hz),6.57−6.67(m,2H),4.59(s,2H),3.78(s,3H),3.01(s,3H),1.65(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.86(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
22FNO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、268.2;実測値、268.4。
【0154】
化合物29:N−(2,4−ジフルオロベンジル)−N−エチル−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0155】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,4−ジフルオロベンズアルデヒド(284mg)、エチルアミンヒドロクロリド(248mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、57%の収率で表題の化合物29を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.22−7.26(m,1H),6.74−6.83(m,2H),4.59(s,2H),3.41−3.42(m,2H),1.63(q,2H,J=7.6Hz),1.23(s,6H),1.15(t,3H,J=7.6Hz),0.85(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
21F
2NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、270.2;実測値、270.4。
【0156】
化合物30:N,2,2−トリメチル−N−(3−ニトロ−4−(ピペリジン−1−イル)ベンジル)ブタンアミドの調製
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0157】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−ニトロ−4−(ピペリジン−1−イル)ベンズアルデヒド(234mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(193mg)から、66%の収率で表題の化合物30を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.61(d,1H,J=2.4Hz),7.35(dd,1H,J=8.4,2.4Hz),7.16(d,1H,J=8.4Hz),4.54(s,2H),3.03−3.06(m,7H),1.73−1.77(m,4H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.57−1.62(m,2H),1.28(s,6H),0.89(t,3H,J=7.6Hz).C
19H
29N
3O
3に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、348.2;実測値、348.4。
【0158】
化合物31:N−(2,3−ジメチルベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3−ジメチルベンズアルデヒド(134mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(134mg)から、76%の収率で表題の化合物31を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ7.05−7.09(m,2H),6.93−6.95(m,1H),4.65(s,2H),2.97(s,3H),2.29(s,3H),2.16(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.92(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
25NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、248.2;実測値、248.4。
【0160】
化合物32:N−(3,5−ジメチルベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0161】
化合物13に関して概説された手順に従って、3,5−ジメチルベンズアルデヒド(134mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(134mg)から、76%の収率で表題の化合物32を調製した。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ6.89(s,1H),6.82(s,2H),4.57(s,2H),2.96(s,3H),2.29(s,6H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.91(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
25NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、248.2;実測値、248.4。
【0162】
化合物33:N−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(192mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(134mg)から、76%の収率で表題の化合物33を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.51(t,2H,J=7.2Hz),7.20(t,1H,J=7.6Hz),4.68(s,2H),3.11(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.86(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
19F
4NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、322.1;実測値、322.3。
【0164】
化合物34:N,2,2−トリメチル−N−(ピリジン−4−イルメチル)ブタンアミドの調製
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0165】
化合物13に関して概説された手順に従って、イソニコチンアルデヒド(214mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(289mg)から、86%の収率で表題の化合物34を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ8.55(brs,2H),7.13(d,2H,J=5.6Hz),4.59(s,2H),3.05(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.89(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
20N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、221.2;実測値、221.4。
【0166】
化合物35:N,2,2−トリメチル−N−(ピリジン−3−イルメチル)ブタンアミドの調製
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
化合物13に関して概説された手順に従って、ニコチンアルデヒド(214mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(289mg)から、86%の収率で表題の化合物35を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ8.48−8.51(m,2H),7.58−7.61(m,1H),7.24−7.27(m,1H),4.59(s,2H),3.03(s,3H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.86(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
20N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、221.2;実測値、221.4。
【0168】
化合物36:N−((3−フルオロピリジン−4−イル)メチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−フルオロイソニコチンアルデヒド(125mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(134mg)から、78%の収率で表題の化合物36を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ8.41(d,1H,J=1.6Hz),8.35(d,1H,J=4.8Hz),7.18(dd,1H,J=6.0,5.2Hz),4.65(s,2H),3.12(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.87(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
19FN
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、239.1;実測値、239.3。
【0170】
化合物37:N−((2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0171】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−メトキシニコチンアルデヒド(137mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(160mg)から、72%の収率で表題の化合物37を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ8.06(dd,1H,J=5.2,2.0Hz),7.40(d,1H,J=7.2Hz),6.86(dd,1H,J=7.2,5.2Hz),4.56(s,2H),3.97(S,3H),3.05(s,3H),1.67(q,2H,J=7.6Hz),1.25(s,6H),0.87(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
22N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、251.2;実測値、251.4。
【0172】
化合物38:N−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
化合物13に関して概説された手順に従って、6−メトキシニコチンアルデヒド(137mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(160mg)から、72%の収率で表題の化合物38を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ8.01−8.02(m,1H),7.53(d,1H,J=8.4),6.71(d,1H,J=8.4),4.51(s,2H),3.92(s,3H),3.00(s,3H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.85(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
22N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、251.2;実測値、251.4。
【0174】
化合物39:N−(シクロヘキシルメチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0175】
化合物13に関して概説された手順に従って、シクロヘキサンカルボアルデヒド(112mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(160mg)から、62%の収率で表題の化合物39を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δδ3.16(d,2H,J=6.8Hz),3.07(s,3H),1.92(m,1H),1.63−1.73(m,8H),1.24(s,6H),1.08−1.19(m,4H),0.87(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
27NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、226.2;実測値、226.4。
【0176】
化合物40:N,2,2−トリメチル−N−(チオフェン−2−イルメチル)ブタンアミドの調製
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0177】
化合物13に関して概説された手順に従って、チオフェン−2−カルボアルデヒド(224mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(119mg)から、62%の収率で表題の化合物40を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.21(dd,1H,J=4.8,1.6Hz),6.92−6.95(m,2H),4.71(s,2H),3.05(s,3H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.86(t,3H,J=7.6Hz).C
12H
19NOSに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、226.1;実測値、226.4。
【0178】
化合物41:N,2,2−トリメチル−N−((3−メチルチオフェン−2−イル)メチル)ブタンアミドの調製
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
化合物13に関して概説された手順に従って、3−メチルチオフェン−2−カルボアルデヒド(200mg)、メタンアミンヒドロクロリド(161mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(218mg)から、42%の収率で表題の化合物41を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.11(d,1H,J=5.2Hz),6.78(d,1H,J=5.2Hz),4.68(s,2H),3.03(s,3H),2.23(s,3H),1.67(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.89(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
21NOSに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、234.1;実測値、234.4。
【0180】
化合物42:N,2,2−トリメチル−N−((5−メチルチオフェン−2−イル)メチル)ブタンアミドの調製
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0181】
化合物13に関して概説された手順に従って、5−メチルチオフェン−2−カルボアルデヒド(200mg)、メタンアミンヒドロクロリド(161mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(218mg)から、42%の収率で表題の化合物42を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.72(d,1H,J=3.2Hz),6.56−6.57(m,1H),4.62(s,2H),3.03(s,3H),2.43(d,3H,J=1.2Hz),1.661(q,2H,J=7.6Hz),1.269(s,6H),0.877(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
21NOSに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、234.1;実測値、234.4。
【0182】
化合物43:N−(フラン−2−イルメチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0183】
化合物13に関して概説された手順に従って、フラン−2−カルボアルデヒド(500mg)、メタンアミンヒドロクロリド(527mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(714mg)から、22%の収率で表題の化合物43を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):7.34−7.35(m,1H),6.31−6.33(m,1H),6.21−6.22(m,1H),4.57(s,2H),3.06(s,3H),1.63(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.85(t,3H,J=7.6Hz)C
12H
19NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、210.1;実測値、210.3。
【0184】
化合物44:N,2,2−トリメチル−N−((2−メチルチアゾール−5−イル)メチル)ブタンアミドの調製
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−メチルチアゾール−5−カルボアルデヒド(60mg)、メタンアミンヒドロクロリド(48mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(74mg)から、23%の収率で表題の化合物44を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.50(s,1H),4.59(s,2H),3.07(s,3H),2.67(s,3H),1.64(q,2H,J=7.6Hz),1.25(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
12H
20N
2OSに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、241.1;実測値、241.4。
【0186】
化合物45:N,2,2−トリメチル−N−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)ブタンアミドの調製
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0187】
化合物13に関して概説された手順に従って、N,1−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(30mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(48mg)から、23%の収率で表題の化合物45を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.26(d,1H,J=4.0Hz),6.12(d,1H,J=4.0Hz),4.57(s,2H),3.85(s,3H),3.01(s,3H),1.65(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.85(t,3H,J=7.6Hz).C
12H
21N
3Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、224.2;実測値、224.4。
【0188】
化合物46:N,2,2−トリメチル−N−(ナフタレン−2−イルメチル)ブタンアミドの調製
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−ナフトアルデヒド(312mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、74%の収率で表題の化合物46を調製した。
【0190】
1.
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.80(m,3H),7.63(m,1H),7.46(m,3H),4.78(s,2H),3.00(s,3H),1.70(q,2H,J=7.6Hz)),1.30(s,6H),0.93(t,3H,J=7.6Hz).C
18H
23NOに対するLC−MS(ESI)
[M+H]+理論値、270.2;実測値、270.4。
【0191】
化合物47:N,2,2−トリメチル−N−(キノリン−3−イルメチル)ブタンアミドの調製
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
化合物13に関して概説された手順に従って、キノリン−3−カルボアルデヒド(157mg)、メタンアミンヒドロクロリド101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(175mg)から、60%の収率で表題の化合物47を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ8.85(d,1H,J=4.4Hz),8.13(d,1H,J=8.4Hz),7.97(d,1H,J=8.4Hz),7.68−7.73(m,1H),7.53−7.57(m,1H),7.155(d,1H,J=4.4Hz),5.10(s,2H),3.07(s,3H),1.70(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.91(t,3H,J=7.6Hz).C
17H
22N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、271.2;実測値、271.4。
【0193】
化合物48:N,2,2−トリメチル−N−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,4,6−トリフルオロベンズアルデヒド(320mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、63%の収率で表題の化合物48を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.61−6.69(m,2H),4.64(s,2H),3.06(s,3H),1.64(q,2H,J=7.6Hz),1.24(s,6H),0.82(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
18F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M
+H]
+理論値、274.1;実測値、274.3。
【0195】
化合物49:N,2,2−トリメチル−N−(2,3,4−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化65】
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【0196】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3,4−トリフルオロベンズアルデヒド(160mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(175mg)から、66%の収率で表題の化合物49を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.03−7.05(m,1H),6.88−6.95(m,1H),4.61(s,2H),3.09(s,3H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
18F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、274.1;実測値、274.3。
【0197】
化合物50:N−(2,6−ジフルオロ−3−メチルベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0198】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,6−ジフルオロ−3−メチルベンズアルデヒド(156mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、66%の収率で表題の化合物50を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.06(q,1H,J=8.4Hz),6.77(t,1H,J=8.8Hz),4.71(s,2H),3.02(s,3H),2.22(s,3H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.85(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
21F
2NOに対するLC−MS(ESI)[M+H] 理論値、270.2;実測値、270.4。
【0199】
化合物51:N,2,2−トリメチル−N−(2,3,5,6−テトラフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3,5,6−テトラフルオロベンズアルデヒド(178mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、66%の収率で表題の化合物51を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.95−7.03(m,1H)4.70(s,2H),3.16(s,3H),1.65(q,2H,J=7.6Hz),1.24(s,6H),0.83(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
17F
4NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、292.1;実測値、292.4。
【0201】
化合物52:2,2−ジメチル−N−(1−フェニルエチル)ブタンアミドの調製
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0202】
1−フェニルエタンアミン(1g、8.26mmoL)およびトリエチルアミン(0.918g、9.09mmoL)を20mLの乾燥CH
2Cl
2中に溶解した。2mLのCH
2Cl
2中の2,2−ジメチルブタノイルクロリド(1.223g、9.09mmoL)を窒素下、0℃で溶液にゆっくり添加した。混合物を室温で2時間、撹拌し、CH
2Cl
2および水で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーによって精製し、白色固体として化合物40(1.35g、74.6%)を得た。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.26−7.34(m,5H),5.77(brs,1H),5.10−5.17(m,1H),1.545(q,2H,J=8Hz),1.485(d,3H,J=4Hz),1.15(s,6H),0.82(t,3H,J=8Hz).C
14H
21NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、220.2;実測値、220.4。
【0203】
化合物53:N,2,2−トリメチル−N−(1−フェニルエチル)ブタンアミドの調製
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
乾燥THF(1ml)中の化合物52の溶液(50mg)に、窒素下、0℃で水素化ナトリウム(13.7mg)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、ヨードメタン(38.9mg)を添加した。混合物を室温で2時間、撹拌し、冷水でクエンチし、そしてCH
2Cl
2で抽出した。組み合わせた有機層をH
2Oで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーによって精製し、無色油状物として化合物53(8mg、15%)を得た。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.32−7.35(m,2H),7.22−7.27(m,3H),5.62−6.30(m,1H),2.70(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.51(d,3H,J=6.0Hz),1.30(s,3H),1.29(s,3H),0.91(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
23NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、234.2;実測値、234.4。
【0205】
化合物54:2,2−ジメチル−N−(1−フェニルシクロプロピル)ブタンアミドの調製
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0206】
化合物52に関して概説された手順に従って、1−フェニルシクロプロパンアミン(106mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(160mg)から、96%の収率で表題の化合物54を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.22−7.29(m,4H),7.15−7.19(m,1H),6.25(brs,1H),1.54(q,2H,J=7.6Hz),1.24−1.29(m,2H),1.18−1.22(m,2H),1.16(s,6H),0.81(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
21NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、232.1;実測値、232.4。
【0207】
化合物55:N,2,2−トリメチル−N−(1−フェニルシクロプロピル)ブタンアミドの調製
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
化合物53に関して概説された手順に従って、化合物42(90mg)、水素化ナトリウム(32mg)およびヨードメタン(85.2mg)から、30%の収率で表題の化合物55を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):7.28−7.30(m,2H),7.15−7.19(m,3H),3.12(s,3H),1.67(q,2H,J=7.6Hz),1.30−1.32(m,2H),1.26(s,6H),1.24−1.25(m,1H),0.81(t,3H,J=7.6Hz)C
16H
23NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、246.1;実測値、246.4。
【0209】
化合物56:N−(2−ブロモ−5−フルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0210】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−ブロモ−5−フルオロベンズアルデヒド(500mg)、メタンアミンヒドロクロリド(249mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(317mg)から、56%の収率で表題の化合物56を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):7.48−7.52(m,1H),7.04−7.10(m,2H),4.80(s,2H),3.15(s,3H),1.71(q,2H,J=7.6Hz),1.30(s,6H),0.91(t,3H,J=7.6Hz)C14H19BrFNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、316.1;実測値、316.1、318.2。
【0211】
化合物57:N−(2−シアノ−5−フルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
乾燥DMF(1mL)中の化合物56(30mg)、ヨウ化ナトリウム(1.4mg)およびシアン化銅(I)(22mg)の混合物を180℃で6時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液(2mL)で希釈し、水層をジクロロメタン(5mL×3回)で抽出した。組み合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、ろ過し、濃縮した。残留物をプレTLCによって精製し、化合物57(18mg、72%)を得た。1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ7.64−7.67(m,1H),6.83−6.88(m,2H),4.65(s,2H),3.09(s,3H),1.71(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.93(t,3H,J=7.6Hz)C15H19FN2Oに対するMS(ESI)[M+H]
+理論値、263.1;実測値、263.3。
【0213】
化合物58:N−ベンジル−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化74】
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【0214】
化合物52に関して概説された手順に従って、フェニルメタンアミン(107mg)および3,3−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、84%の収率で表題の化合物58を調製した。
【0215】
1H NMR(CDCl
3):δ7.25−7.36(m,5H),5.88(br,1H),4.45(d,2H,J=8.0Hz),1.58(q,2H,J=5.6Hz),1.19(s,6H),0.81(t,3H,J=5.6Hz).
化合物59:N−(2−フルオロベンジル)−N,3,3−トリメチルブタンアミドの調製
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−フルオロベンズアルデヒド(124mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)および3,3−ジメチルブタノイルクロリド(140mg)から、34%の収率で表題の化合物59を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.22−7.36(m,2H),7.01−7.15(m,2H),4.65(s,2H),2.97(s,3H),2.31(s,2H),1.07(s,9H).C
14H
20FNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、238.2;実測値、238.4。
【0217】
化合物60:N−(2−フルオロベンジル)−N−メチルシクロヘキサンカルボキサミドの調製
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0218】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−フルオロベンズアルデヒド(124mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)およびシクロヘキサンカルボニルクロリド(153mg)から、66%の収率で表題の化合物60を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):7.23−7.28(m,2H),7.01−7.11(m,2H),4.63(s,2H),2.97(s,3H),2.51−2.56(m,1H),1.52−1.79(m,7H),1.24−1.31(m,3H).C
15H
20FNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、250.2;実測値、250.4。
【0219】
化合物61:N−(2−フルオロベンジル)−N−メチルベンズアミドの調製
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0220】
化合物1に関して概説された手順に従って、2−フルオロベンズアルデヒド(124mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)およびベンゾイルクロリド(147mg)から、56%の収率で表題の化合物61を調製した。
1HNMR(DMSO,400MHz):δ7.20−7.42(m,9H),4.70(s,1H),4.50(s,1H),2.84(s,3H).C
15H
14FNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、244.1;実測値、244.3。
【0221】
化合物62:N−(2−フルオロベンジル)−N−メチルシクロプロパンカルボキサミドの調製
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0222】
化合物13に関して概説された手順に従って、2−フルオロベンズアルデヒド(124mg)、メタンアミンヒドロクロリド(101mg)およびシクロプロパンカルボニルクロリド(147mg)から、54%の収率で表題の化合物50を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.25−7.27(m,2H),7.03−7.14(m,2H),4.76(s,2H),3.11(s,3H),1.69−1.83(m,1H),1.01−1.05(m,2H),0.69−0.86(m,2H).C
12H
14FNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、208.1;実測値、208.3。
【0223】
化合物63:N−(3−フルオロベンジル)−N−(3−メトキシプロピル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0224】
DMF(5ml)中の(2−フルオロフェニル)メタンアミン(125mg)、炭酸カリウム(414mg)および1−クロロ−3−メトキシプロパン(108mg)の混合物を100℃で16時間、撹拌した。混合物をCH
2Cl
2で希釈し、H
2Oで洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させた。溶媒の除去後、粗製N−(3−フルオロベンジル)−3−メトキシプロパン−1−アミン(200mg)が得られた。得られた化合物を乾燥THF(10ml)中に溶解し、そしてDIPEA(193mg)を添加した。混合物を0℃まで冷却し、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(201mg)を添加し、4時間、室温で撹拌した。混合物を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。組み合わせた有機層をブラインで洗浄し、そしてNa
2S0
4上で乾燥させた。溶媒の除去後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、化合物63(177mg、60%)が得られた。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.27−7.31(m,1H),6.88−6.98(m,3H),4.66(s,2H),3.41(m,2H),3.36(t,2H,J=6.0Hz),3.29(s,3H),1.84−1.86(m,2H),1.67(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).C
17H
26FNO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、296.2;実測値、296.4。
【0225】
化合物64:N−(シクロプロピルメチル)−N−(3−フルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
化合物63に関して概説された手順に従って、(2−フルオロフェニル)メタンアミン(125mg)、(ブロモメチル)シクロプロパン(135mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(201mg)から、54%の収率で表題の化合物64を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.24−7.30(m,1H),6.88−6.98(m,3H),4.81(s,2H),3.24(d,2H,J=6.4Hz),1.70(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.94(t,3H,J=7.6Hz),0.87−0.90(m,1H),0.51(m,2H),0.13(m,2H).C
17H
24FNOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、278.2;実測値、278.3。
【0227】
化合物65:N,1−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)シクロヘキサンカルボキサミドの調製
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0228】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3,5−トリフルオロベンズアルデヒドおよびメタンアミンヒドロクロリドから調製したN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(37mg、0.211mmol)、ならびに1−メチルシクロヘキサンカルボン酸(30mg、0.211mmoL)を乾燥DMF(1ml)中に溶解し、2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(119.7mg、0.315mmoL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(54.2mg、0.42mmoL)を溶液に添加した。
【0229】
混合物を室温で16時間、撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、そして残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色油状物として12mgの所望の化合物65を得た(収率=19.5%)。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz)δ(ppm)6.80−6.82(m,1H),6.72−6.76(m,1H),4.65(s,2H),3.10(s,3H),2.06−2.11(m,2H),1.36−1.54(m,8H),1.27(s,3H).C
16H
20F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、300.1;実測値、300.3。
【0230】
化合物66:3−ヒドロキシ−N,2,2−トリメチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)プロパンアミドの調製
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3,5−トリフルオロベンズアルデヒドおよびメタンアミンヒドロクロリドから調製されたN−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(447mg)、ならびに化合物65に関して概説された手順に従って、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパン酸(300mg)から、34%の収率で表題の化合物66を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.82(m,2H),4.52(s,2H),3.57(s,2H),3.06(s,3H),1.32(s,6H).C
13H
16F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、276.1;実測値、276.3。
【0232】
化合物67:2−メトキシ−N,2−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)プロパンアミドの調製
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
化合物65に関して概説された手順に従って、2−メトキシ−2−メチルプロパン酸(300mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(447mg)から、14%の収率で表題の化合物55を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ7.01−7.04(m,2H),4.64(s,2H),3.42(s,3H),3.37(s,3H),1.62(s,6H).C
13H
16F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、276.1;実測値、276.3。
【0234】
化合物68:N,2,2−トリメチル−3−(メチルアミノ)−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)プロパンアミドの調製
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
シアン化メチル(5mL)中の3−クロロ−N,2,2−トリメチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)プロパンアミド(60mg)、メタンアミンヒドロクロリド(27mg)、炭酸カリウム(138mg)およびヨウ化カリウム(33.2mg)の混合物を一晩、還流させた。混合物を水(2mL)で希釈し、水層をジクロロメタン(5mL×3回)で抽出した。有機層を組み合わせて、そして濃縮した。残留物をプレ−HPLCによって精製し、TFA塩として2mgの化合物68を得た。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz)δ6.80−6.88(m,2H),4.51(s,2H),4.22(brs,1H),3.00−3.16(m,5H),2.82(s,3H),1.51(s,6H).C
14H
19F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、289.2;実測値、289.4。
【0236】
化合物69:N−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ピバルアミドの調製
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
化合物65に関して概説された手順に従って、ピバル酸(14.6mg)およびN−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(25mg)から、27%の収率で表題の化合物69を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.79−6.86(m,2H),4.52(s,2H),3.05(s,3H),1.33(s,9H).C
13H
16F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、260.1;実測値、260.3。
【0238】
化合物70:2,2−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0239】
化合物52に関して概説された手順に従って、(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(27.6mg)から、41.5%の収率で表題の化合物58を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.81−6.87(m,2H),6.02(brs,1H),4.50(d,1H,J=1.2Hz),4.48(d,1H,J=1.2Hz),1.56(q,2H,J=7.6Hz),1.18(s,6H),0.82(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
16F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、260.1;実測値、260.3。
【0240】
化合物71:3−メトキシ−N,2,2−トリメチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)プロパンアミドの調製
【化87】
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【0241】
化合物65に関して概説された手順に従って、3−メトキシ−2,2−ジメチルプロパン酸(14mg)およびN−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(447mg)から、13%の収率で表題の化合物71を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.84−6.88(m,2H),4.54(s,2H),3.48(s,2H),3.36(s,3H),3.04(s,3H),1.33(s,6H).C
14H
18F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、290.1;実測値、290.4。
【0242】
化合物72:2−エチル−N,2−ジメチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化88】
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【0243】
化合物65に関して概説された手順に従って、N−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(20mg)および2−エチル−2−メチルブタン酸(15mg)から、18%の収率で表題の化合物72を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.87−6.91(m,2H),4.50(s,2H),3.05(s,3H),1.77−1.84(m,2H),1.47−1.56(m,2H),1.23(s,3H),0.87(t,6H,J=7.6Hz).C
15H
20F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、288.1;実測値、288.3。
【0244】
化合物73:2−エチル−2−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化89】
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【0245】
化合物65に関して概説された手順に従って、(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)および2−エチル−2−メチルブタン酸(24.4mg)から、12%の収率で表題の化合物73を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.82−6.88(m,2H),6.03(brs,1H),4.49(d,2H,J=6.0Hz),1.61−1.69(m,2H),1.39−1.48(m,2H),1.12(s,3H),0.80(t,6H,J=7.6Hz).C
14H
18F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、274.1;実測値、274.3。
【0246】
化合物74:N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)シクロヘキサンカルボキサミドの調製
【化90】
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【0247】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3,5−トリフルオロベンズアルデヒド(320mg)、エチルアミンヒドロクロリド(244mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、53%の収率で表題の化合物74を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.77−683(m,1H),6.59−6.75(m,1H),4.61(s,2H),3.35(q,2H,J=7.2Hz),2.47−2.54(m,1H),1.41−1.95(m,10H),1.20(t,3H,J=7.2Hz).C
16H
20F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、300.1;実測値、300.3。
【0248】
化合物75:N,2,2−トリメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化91】
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【0249】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3,5−トリフルオロベンズアルデヒド(320mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、50%の収率で表題の化合物75を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.75−6.85(m,2H),4.64(s,2H),3.11(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.28(s,6H),0.88(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
18F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、274.1;実測値、274.3。
【0250】
化合物76:N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)アダマンタン−1−カルボキサミドの調製
【化92】
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【0251】
化合物13に関して概説された手順に従って、2,3,5−トリフルオロベンズアルデヒド(50mg)、メタンアミンヒドロクロリド(29mg)およびアダマンタン−1−カルボニルクロリド(40mg)から、16%の収率で表題の化合物76を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.30−7.51(m,1H),6.66−6.70(m,1H),4.58(s,2H),3.10(s,3H),1.93−1.96(m,10H),1.64−1.67(m,4H).C
19H
22F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、338.2;実測値、338.4。
【0252】
化合物77:N−(2−ヒドロキシエチル)−2,2−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化93】
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【0253】
化合物52に関して概説された手順に従って、2−((2,3,5−トリフルオロベンジル)アミノ)エタノール(50mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(33mg)から、30%の収率で表題の化合物77を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.92−6.97(m,1H),6.80−6.87(m,1H),4.21(t,2H,J=5.2Hz),3.92(s,2H),2.89(t,2H,J=5.2Hz),1.57(q,2H,J=7.2Hz),1.16(s,6H),0.83(t,3H,J=7.2Hz).C
15H
20F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、304.1;実測値、304.3。
【0254】
化合物78:N,2−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)プロパン−2−スルフィンアミドの調製
【化94】
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【0255】
化合物52に関して概説された手順に従って、N−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(50mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(57mg)から、30%の収率で表題の化合物78を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.83−6.94(m,2H),4.23−4.32(m,2H),2.64(s,3H),1.21(s,9H).C
12H
16F
3NOSに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、280.1;実測値、280.2。
【0256】
化合物79:N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)シクロヘキサンスルホンアミドの調製
【化95】
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【0257】
化合物52に関して概説された手順に従って、N−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(20mg)およびシクロヘキサンスルホニルクロリド(30mg)から、11%の収率で表題の化合物79を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.02−7.07(m,1H),6.84−6.91(m,1H),4.46(s,2H),2.99−3.05(m,1H),2.86(s,3H),1.95−2.15(m,2H),1.91−1.94(m,2H),1.57−1.74(m,5H),1.21−1.28(m,1H).C
14H
18F
3NO
2Sに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、322.1;実測値、322.3。
【0258】
化合物80:N,1−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)シクロプロパンカルボキサミドの調製
【化96】
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【0259】
化合物65に関して概説された手順に従って、1−メチルシクロプロパンカルボン酸(20mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(35mg)から、35%の収率で表題の化合物80を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.80−6.83(m,2H),4.52(s,2H),3.05(s,3H),1.34(s,3H),0.98(t,2H,J=4.8Hz),0.63(t,2H,J=4.8Hz).C
13H
14F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、258.1;実測値、258.3。
【0260】
化合物81:N,2,2,3,3−ペンタメチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)シクロプロパンカルボキサミドの調製
【化97】
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【0261】
化合物65に関して概説された手順に従って、2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸(30mg)およびN−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(37mg)から、28.5%の収率で表題の化合物81を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.83−6.87(m,2H),4.50(s,2H),2.96(s,3H),1.21(s,6H),1.18(s,6H).C
16H
20F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、300.1;実測値、300.3。
【0262】
化合物82:N−メチル−1−フェニル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)シクロプロパンカルボキサミドの調製
【化98】
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【0263】
化合物65に関して概説された手順に従って、フェニルシクロプロパンカルボン酸(50mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(55mg)から、30%の収率で表題の化合物82を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ7.26−7.30(m,1H),7.16−7.26(m,3H),6.74−6.94(m,3H),4.65(s,2H),2.85(s,3H),1.43−1.46(m,2H),1.23(m,2H).C
18H
16F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、320.1;実測値、320.3。
【0264】
化合物83:N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)シクロブタンカルボキサミドの調製
【化99】
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【0265】
化合物65に関して概説された手順に従って、シクロブタンカルボン酸(20mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(35mg)から、29.2%の収率で表題の化合物83を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.76−6.86(m,2H),4.61(s,2H),3.29−3.33(m,1H),2.89(s,3H),2.32−2.41(m,2H),2.17−2.22(m,2H),1.86−1.99(m,2H).C
13H
14F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、258.2;実測値、258.4。
【0266】
化合物84:N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)−1−(トリフルオロメチル)シクロブタンカルボキサミドの調製
【化100】
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【0267】
化合物65に関して概説された手順に従って、1−(トリフルオロメチル)シクロブタンカルボン酸(30mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(31mg)から、25.9%の収率で表題の化合物84を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.80−6.89(m,1H),6.74−6.77(m,1H),4.66(s,2H),2.92(s,3H),2.68−2.77(m,2H),2.52−2.58(m,2H),2.08−2.16(m,1H),1.83−1.87(m,1H).C
14H
13F
6NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、326.1;実測値、326.4。
【0268】
化合物85:N−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)シクロペンタンカルボキサミドの調製
【化101】
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【0269】
化合物65に関して概説された手順に従って、シクロペンタンカルボン酸(30mg)およびN−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(46mg)から、25.2%の収率で表題の化合物85を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.28−6.86(m,2H),4.50(s,2H),2.99(s,3H),2.93−2.97(m,1H),1.73−1.89(m,6H),1.57−1.62(m,2H).C
14H
16F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、272.1;実測値、272.3。
【0270】
化合物86:N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)−1−(トリフルオロメチル)シクロペンタンカルボキサミドの調製
【化102】
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【0271】
化合物65に関して概説された手順に従って、1−(トリフルオロメチル)シクロペンタンカルボン酸(30mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(29mg)から、26.9%の収率で表題の化合物86を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.79−6.85(m,1H),6.65−6.69(m,1H),4.65(s,2H),3.07(s,3H),2.38−2.44(m,2H),2.15−2.21(m,2H),1.59−1.74(m,4H).C
15H
15F
6NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、340.1;実測値、340.3。
【0272】
化合物87:N−メチル−1−フェニル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)シクロペンタンカルボキサミドの調製
【化103】
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【0273】
化合物65に関して概説された手順に従って、1−フェニルシクロペンタンカルボン酸(50mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(47mg)から、29.5%の収率で表題の化合物87を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ7.19−7.31(m,5H),6.74−6.77(m,2H),4.60(s,2H),2.54(s,3H),2.37−2.43(m,2H),2.02−2.05(m,2H),1.66−1.77(m,4H).C
20H
20F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、348.1;実測値、348.3。
【0274】
化合物88:1−エチル−N−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)シクロブタンカルボキサミドの調製
【化104】
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【0275】
化合物65に関して概説された手順に従って、1−エチルシクロブタンカルボン酸(18mg)およびN−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(25mg)から、19.7%の収率で表題の化合物88を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.74−6.94(m,2H),4.46(s,2H),2.82(s,3H),2.46−2.55(m,2H),1.74−1.98(m,6H),0.88(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
18F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、286.1;実測値、286.4。
【0276】
化合物89:1−エチル−N−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)シクロペンタンカルボキサミドの調製
【化105】
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【0277】
化合物65に関して概説された手順に従って、1−エチルシクロペンタンカルボン酸(20mg)およびN−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(25mg)から、18.7%の収率で表題の化合物89を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.82−6.90(m,2H),4.50(s,2H),2.99(s,3H),2.18−2.27(m,2H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.57−1.62(m,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
20F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、300.2;実測値、300.4。
【0278】
化合物90:N−ベンジル−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化106】
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【0279】
化合物10に関して概説された手順に従って、N−(2−フルオロベンジル)−2,2−ジメチルブタンアミド(1.312g)およびヨードメタン(1g)から、72%の収率で表題の化合物90を調製した。
1H NMR(CDCl
3):δ7.21−7.33(m,5H),4.64(s,2H),2.99(s,3H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.90(t,3H,J=7.6Hz).
化合物91:N−(3,4−ジフルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化107】
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【0280】
化合物10に関して概説された手順に従って、化合物8(71.7mg)およびヨードメタン(84.5mg)から、45%の収率で表題の化合物91を調製した。
【0281】
1H NMR(CDCl
3):δ7.03−7.14(m,2H),6.94−6.98(m,1H),4.55(s,2H),3.02(s,3H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.29(s,6H),0.89(t,3H,J=7.6Hz).
化合物92:N−ベンジル−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化108】
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【0282】
n−ベンジルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(100mg)を、2mlのTHF/H
2O(1:1)および0.45mlの飽和NaHCO
3水に溶解した。溶液を0℃まで冷却し、次いで、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(81mg)を添加し、そして混合物を、16時間、室温で撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、そして組み合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO4)、減圧下で濃縮させた。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体として化合物80(60mg、43.3%)が得られた。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.34−37(m,2H),7.31−7.33(m,3H),4.89(s,2H),1.69(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.86(t,6H,J=7.6Hz).C
13H
19NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、222.1;実測値、222.4。
【0283】
化合物93:N−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化109】
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【0284】
試薬および条件:(a)tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート、1N NaOH、TBAB、DCM;(b)TFA、DCM;(c)2,2−ジメチルブタノイルクロリド、NaHCO
3水、THF、H
2O。
【0285】
tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート(104mg)および1−(ブロモメチル)−2,3,5−トリフルオロベンゼン(100mg)をCH
2Cl
2(10ml)に溶解した。混合物に、1M NaOH(4.5ml)およびテトラブチルアンモニウムブロミド(7mg)を添加し、そして室温で一晩、撹拌した。得られた混合物を水で洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥させ、減圧下で濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシ(2,3,5−トリフルオロベンジル)カルバメート(150mg、89%)が得られた。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.95−6.98(m,1H),6.81−6.89(m,1H),4.82(s,2H),1.50(s,9H),1.49(s,9H).
上記中間体をCH
2Cl
2(2.5ml)中に溶解し、0℃でTFA(0.8ml)を添加した。混合物を室温で4時間、撹拌し、そして濃縮して、TFA塩としてN−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ヒドロキシルアミン(100mg)を得、これを、さらなる精製をせずに、使用した。
【0286】
上記中間体をTHF(3ml)および水(3ml)に溶解し、そして1mlの飽和NaHCO
3水を添加した。混合物を室温で30分間、撹拌し、次いで、0℃まで冷却し、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(54mg)を添加し、そして一晩、撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO4)、減圧下で濃縮させた。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製によって、化合物93(80mg、全収率65%)が得られた。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ9.80(s,1H),7.41−7.48(m,1H),6.91−6.96(m,1H),4.74(s,2H),1.64(q,2H,J=7.6Hz),1.13(s,6H),0.72(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
16F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、276.1;実測値、276.2。
【0287】
化合物94:N−(4−フルオロベンジル)−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化110】
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【0288】
化合物93に関して概説された手順に従って、tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート(247mg)、1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼン(200mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(135mg)から、71%の収率で表題の化合物94を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.27−7.31(m,2H),7.02−7.06(m,2H),4.85(s,2H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
18FNO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、240.1;実測値、240.2。
【0289】
化合物95:N−(3,4−ジフルオロベンジル)−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化111】
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【0290】
化合物93に関して概説された手順に従って、tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート(225mg)、4−(ブロモメチル)−1,2−ジフルオロベンゼン(200mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(135mg)から、71%の収率で表題の化合物95を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.10−7.17(m,2H),7.02−7.06(m,1H),4.81(s,2H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.25(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
17F
2NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、258.1;実測値、258.2。
【0291】
化合物96:N−(2,4−ジフルオロベンジル)−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化112】
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【0292】
化合物93に関して概説された手順に従って、tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート(225mg)、1−(ブロモメチル)−2,4−ジフルオロベンゼン(200mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(135mg)から、65%の収率で表題の化合物96を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ77.32−7.38(m,1H),6.80−6.90(m,2H),4.90(s,2H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.25(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
17F
2NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、258.1;実測値、258.2。
【0293】
化合物97:N−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(2,3,4−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化113】
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【0294】
化合物93に関して概説された手順に従って、tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート(104mg)、1−(ブロモメチル)−2,3,4−トリフルオロベンゼン(100mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(54mg)から、65%の収率で表題の化合物97を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.08−7.14(m,1H),6.93−7.00(m,1H),4.92(s,2H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.25(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
16F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、276.1;実測値、276.2。
【0295】
化合物98:N−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(2,4,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化114】
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【0296】
化合物93に関して概説された手順に従って、tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート(104mg)、1−(ブロモメチル)−2,4,5−トリフルオロベンゼン(100mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(54mg)から、65%の収率で表題の化合物98を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.19−7.24(m,1H),6.91−6.98(m,1H),4.88(s,2H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.25(s,6H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
16F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、276.1;実測値、276.2。
【0297】
化合物99:N−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化115】
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【0298】
化合物93に関して概説された手順に従って、tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート(104mg)、5−(ブロモメチル)−1,2,3−トリフルオロベンゼン(100mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(54mg)から、65%の収率で表題の化合物99を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ6.92−7.00(m,2H),4.79(s,2H),1.68(q,2H,J=7.6Hz),1.26(s,6H),0.85(t,3H,J=7.6Hz).C
13H
16F
3NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、276.1;実測値、276.2。
【0299】
化合物100:(S)−メチル3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパノエートの調製
【化116】
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【0300】
(S)−3−アミノ−3−フェニルプロパン酸(1g)をメタノール(10ml)中に溶解し、0℃で1mlの塩化チオニルを添加した。混合物を4時間、還流した。溶媒を乾固するまで蒸発させ、そして得られた固体を石油エーテルで洗浄した。粗製生成物およびトリエチルアミン(0.7ml)を15mlのCH
2Cl
2に溶解し、窒素下、0℃で2,2−ジメチルブタノイルクロリド(1g)をゆっくり添加した。混合物を室温で4時間、撹拌した。溶媒の除去およびシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製後、化合物100(110mg、32%)が得られた。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.31−7.35(m,2H),7.23−7.28(m,3H),5.40−5.45(m,1H),3.62(s,3H),2.87(m,2H),1.57(q,2H,J=7.6Hz),1.19(s,3H),1.18(s,3H),0.83(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
23NO
3に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、278.2;実測値、278.4。
【0301】
化合物101:(S)−2,2−ジメチル−N−(3−(メチルアミノ)−3−オキソ−1−フェニルプロピル)ブタンアミドの調製
【化117】
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【0302】
化合物100(840mg)を30mlのメタノールに溶解し、1M NaOH(40ml)を添加した。混合物を室温で5時間、撹拌した。溶媒を除去し、1N HClで酸性化した。水相をCH
2Cl
2で抽出した。組み合わせた有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。ろ過し、乾固するまで蒸発させ、茶色油状物として(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(780mg、98%)を得た。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.31−7.34(m,2H),7.24−7.28(m,3H),6.75(d,1H,J=8.4Hz),5.40−5.45(m,1H),2.83−2.93(m,2H),1.55(q,2H,J=7.6Hz),1.16(s,1H),1.15(s,1H),0.81(t,3H,J=7.6Hz).
化合物65に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)およびメタンアミンヒドロクロリド(9.2mg)から、55%の収率で表題の化合物101を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.83(brs,1H),7.26−7.33(m,3H),7.21−7.25(m,2H),5.92(brs,1H),5.26−5.31(m,1H),3.67−3.72(m,1H),3.12−3.19(m,1H),2.71(d,3H,J=4.8Hz),1.58(m,2H),1.20(s,3H),1.19(s,3H),0.82(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
21NO
3に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、277.2;実測値、277.4。
【0303】
化合物102:(S)−N−(3−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミノ−3−オキソ−1−フェニルプロピル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化118】
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【0304】
化合物101に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)および2−(2−メトキシエトキシ)エタンアミン(16.3mg)から、51%の収率で表題の化合物102を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.98−8.01(brs,1H),7.27−7.33(m,4H),7.21−7.25(m,1H),6.41−6.45(brs,1H),5.27−5.32(m,1H),3.67−3.74(m,1H),3.40−3.56(m,5H),3.36(s,3H),3.13−3.19(m,2H),2.78−2.83(m,1H),2.68−2.73(m,1H),1.54−1.62(m,2H),1.22(s,3H),1.21(s,3H),0.83(t,3H,J=7.2Hz).C
20H
32N
2O
4に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、365.2;実測値、365.4。
【0305】
化合物103:(S)−N−(3−(エチルアミノ)−3−オキソ−1−フェニルプロピル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
化合物101に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)およびエチルアミンヒドロクロリド(11mg)から、39%の収率で表題の化合物103を調製した。C
17H
26N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、291;実測値、291.2。
【0307】
化合物104:(S)−N−(3−(シクロヘキシルアミノ)−3−オキソ−1−フェニルプロピル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化120】
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【0308】
化合物101に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)およびシクロヘキサンアミン(14mg)から、21%の収率で表題の化合物104を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.95(brs,1H),7.27−7.31(m,3H),7.20−7.24(m,2H),5.41(brs,1H),5.28−5.32(m,1H),3.62−3.71(m,1H),2.73(dd,1H,J=4.8,14.4Hz),2.50(dd,1H,J=4.8,14.4Hz),1.79−1.82(m,2H),1.56−1.67(m,6H),1.26−1.36(m,2H),1.21(s,3H),1.20(s,3H),1.01−1.13(m,2H),0.82(t,3H,J=7.6Hz).C
21H
32N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、345.2;実測値、345.4。
【0309】
化合物105:(S)−2,2−ジメチル−N−(3−オキソ−1−フェニル−3−(ピペリジン−1−イル)プロピル)ブタンアミドの調製
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
化合物101に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)およびピペリジン(14mg)から、29%の収率で表題の化合物105を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.99(brs,1H),7.27−7.32(m,4H),7.19−7.23(m,1H),5.32(m,1H),3.56−3.60(m,1H),3.32−3.39(m,1H),3.17−3.24(m,2H),3.033(dd,1H,J=5.6,14.4Hz),2.679(dd,1H,J=4.8,14.4Hz),1.55−1.61(m,2H),1.50−1.54(m,2H),1.36−1.48(m,3H),1.20(s,3H),1.19(s,3H),1.04−1.10(m,1H),0.83(t,3H,J=7.6Hz).C
20H
30N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、331.2;実測値、331.4。
【0311】
化合物106:(S)−2,2−ジメチル−N−(3−オキソ−1−フェニル−3−(フェニルアミノ)プロピル)ブタンアミドの調製
【化122】
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【0312】
化合物101に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)およびアニリン(13mg)から、28%の収率で表題の化合物106を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.65(brs,1H),7.27−7.40(m,9H),7.106(t,1H,J=7.2Hz),5.41−5.45(m,1H),2.83−2.99(m,2H),1.578(q,2H,J=7.6Hz),1.19(s,6H),0.81(t,3H,J=7.6Hz).C
21H
26N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、339.2;実測値、339.4。
【0313】
化合物107:(S)−N−(3−(ベンジルアミノ)−3−オキソ−1−フェニルプロピル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
化合物101に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)およびフェニルメタンアミン(15mg)から、28%の収率で表題の化合物107を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.91(brs,1H),7.28−7.39(m,8H),7.02−7.04(m,2H),6.29(brs,1H),5.33−5.36(m,1H),4.39(d,2H,J=5.2Hz),2.84−2.91(m,1H),2.71−2.76(m,1H),1.59(qd,2H,J=1.2,7.6Hz),1.21(s,3H),1.20(s,3H),0.83(t,3H,J=7.6Hz).C
22H
28N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、353.2;実測値、353.4。
【0315】
化合物108:(S)−2,2−ジメチル−N−(3−オキソ−3−(フェネチルアミノ)−1−フェニルプロピル)ブタンアミドの調製
【化124】
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【0316】
化合物101に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)およびフェニルメタンアミン(16mg)から、31%の収率で表題の化合物108を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.96−7.98(brs,1H),7.27−7.34(m,4H),7.17−7.25(m,4H),6.94−6.97(m,2H),5.59(brs,1H),5.28−5.32(m,1H),3.46−3.55(m,1H),3.25−3.33(m,1H),2.67−2.75(m,2H),2.49−2.61(m,2H),1.58(qd,2H,J=2.0,7.6Hz),1.22(s,3H),1.21(s,3H),0.84(t,3H,J=7.6Hz).C
23H
30N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、367.2;実測値、367.4。
【0317】
化合物109:(R)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0318】
(R)−2−アミノ−2−フェニルエタノール(50mg、0.365mmoL)およびNaHCO
3(91.9mg、1.094mmol)を2mLのTHF/H
2O(v/v=1/1)に溶解し、窒素下、0℃で、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(43mg、0.398mmoL)をゆっくりと溶液に添加した。
【0319】
混合物を室温で16時間撹拌し、そしてEtOAc(15mL×3回)で抽出した。組み合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。ろ過し、乾固するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、白色固体(45mg、59.2%)として化合物109を得た。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ(ppm)7.35−7.39(m,2H),7.28−7.32(m,3H),6.26(brs,1H),5.05−5.09(m,1H),3.87−3.94(m,2H),2.70(brs,1H),1.59(q,2H,J=7.6Hz),1.20(s,3H),1.19(s,3H),0.87(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
21NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、236.2;実測値、236.3。
【0320】
化合物110:N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
化合物109に関して概説された手順に従って、2−アミノ−2−フェニルエタノール(50mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(54mg)から、78.3%の収率で表題の化合物110を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz)δ7.36−7.40(m,2H),7.28−7.33(m,3H),6.27(brs,1H),5.07(dd,1H,J=5.6,10.8Hz),3.88−3.92(m,2H),2.72(brs,1H),1.58(q,2H,J=7.6Hz),1.20(s,3H),1.19(s,3H),0.87(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
23NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、236.2;実測値、236.3。
【0322】
化合物111:N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化127】
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【0323】
化合物109に関して概説された手順に従って、2−(メチルアミノ)−2−フェニルエタノール(50mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(48mg)から、9.8%の収率で表題の化合物111を調製した。
1H NMR:(MeOD,400MHz)δ7.43−7.44(m,3H),7.28−7.38(m,2H),4.29−4.38(m,2H),5.88(m,1H),2.43(s,3H),1.528(q,2H,J=7.6Hz),1.11(s,6H),0.75(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
23NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、250.2;実測値、250.3。
【0324】
化合物112:N−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化128】
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【0325】
N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−2,2−ジメチルブタンアミド(40mg、0.17mmoL)を2mLの乾燥THFに溶解した。NaH(20.4mg、0.51mmoL、材料油中60%)を、窒素下、0℃で数部分に分けて溶液に添加した。30分間、0℃で撹拌した後、ヨードメタン(72.5mg、0.51mmoL)を添加した。混合物を16時間、室温で撹拌し、水(1ml)でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。組み合わせた有機層を、乾固するまで蒸発させ、そして残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、無色油状物として化合物112(20mg、44.7%)を得た。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz)δ7.31−7.35(m,2H),7.22−7.28(m,3H),5.70−6.20(m,1H),3.81−3.90(m,2H),3.41(s,3H),2.84(s,3H),1.63−1.73(m,2H),1.29(s,3H),1.28(s,3H),0.91(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
25NO
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、264.2;実測値、264.4。
【0326】
化合物113:3−シクロヘキシル−1−(2−フルオロベンジル)−1−メチルウレアの調製
【化129】
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【0327】
THF(10ml)中の1−(2−フルオロフェニル)−N−メチルメタンアミン(97mg)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(135mg)、次いで、THF(1ml)中のイソシアナとシクロヘキサン(131mg)を添加した。混合物を一晩撹拌し、そして水で希釈した。水層をCH
2Cl
2で抽出し、そして組み合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)させ、そして減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物113を得た(65mg、35%)。
1HNMR:(CDCl
3,400MHz):δ7.22−7.34(m,2H),7.02−7.14(m,2H),4.53(s,2H),3.59−3.71(m,1H),2.90(s,3H),1.91−1.97(m,2H),1.57−1.71(m,3H),1.31−1.42(m,2H),1.03−1.18(m,3H).C
15H
21FN
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、265.2;実測値、265.4。
【0328】
化合物114:1−(2−フルオロベンジル)−3−イソプロピル−1−メチルウレアの調製
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
化合物113に関して概説された手順に従って、2−イソシアナトプロパン(92mg)および1−(2−フルオロフェニル)−N−メチルメタンアミン(97mg)から、30%の収率で表題の化合物117を調製した。C
12H
17FN
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、225.1;実測値、225.2。
【0330】
化合物115:1−エチル−3−イソプロプル−3−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ウレアの調製
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
窒素下、0℃で、ジクロロメタン(4ml)中のトリホスゲン(154mg)の溶液にN−メチルプロパン−2−アミン(40mg)を添加した。混合物を0℃で4時間、撹拌した。次いで、溶媒を除去し、そしてジクロロメタン(2ml)中N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)−エタンアミン(60mg)の溶液を添加した。混合物を一晩、35℃で撹拌し、水で希釈した。水層をEtOAc(5mL×3回)で抽出した。組み合わせた有機層を飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、ろ過し、そして乾固するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、黄色油状物として化合物115を得た(4mg、2.5%)。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.86−6.89(m,1H),6.76−6.81(m,1H),4.38(s,2H),4.07(m,1H),3.09−3.14(q,2H,J=7.2Hz),2.70(s,3H),1.13−1.17(m,9H).C
14H
19F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、289.1;実測値、289.2。
【0332】
化合物116:2−エチル−N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピペリジン−1−カルボキサミドの調製
【化132】
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【0333】
化合物115に関して概説された手順に従って、トリホスゲン(77.1mg)、2−エチルピペリジン(29.4mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)から、14.9%の収率で表題の化合物119を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.79−6.88(m,2H),4.45(d,1H,J=15.6Hz),4.29(d,1H,J=15.6Hz),3.72−3.74(m,1H),3.43−3.48(m,1H),2.94−3.01(m,1H),2.77(s,3H),1.57−1.70(m,8H),0.98(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
21F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、315.2;実測値、315.3。
【0334】
化合物117:N,2−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピペリジン−1−カルボキサミドの調製
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
化合物115に関して概説された手順に従って、トリホスゲン(77.1mg)、2−メチルピペリジン(25.71mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)から、15.6%の収率で表題の化合物120を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.78−6.84(m,2H),4.43(d,1H,J=16Hz),4.34(d,1H,J=16Hz),3.90−3.93(m,1H),3.32−3.36(m,1H),2.95−3.02(m,1H),2.76(s,3H),1.44−1.68(m,6H),1.18(d,3H,J=4Hz).C
15H
19F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、301.1;実測値、301.3。
【0336】
化合物118:N,3−ジメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピペリジン−1−カルボキサミドの調製
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
化合物115に関して概説された手順に従って、トリホスゲン(84.8mg)、2−メチルピペリジン(28.3mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)から、9.7%の収率で表題の化合物121を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ7.05−7.07(m,1H),6.89−6.91(m,1H),4.42−4.84(m,2H),2.80(s,3H),3.49−3.53(m,2H),2.75−2.77(m,2H),1.77−1.79(m,1H),1.57−1.67(m,4H),0.98(d,3H,J=6.4Hz).C
15H
19F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、301.1;実測値、301.3。
【0338】
化合物119:1,1−ジイソプロピル−3−メチル−3−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ウレアの調製
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
化合物115に関して概説された手順に従って、トリホスゲン(84.8mg)、ジイソプロピルアミン(26.86mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)から、19.3%の収率で表題の化合物119を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.79−6.82(m,2H),4.30(s,2H),3.58−3.62(m,2H),2.68(s,3H),1.26(d,12H,J=6.4Hz).C
15H
21F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、303.2;実測値、303.4。
【0340】
化合物120:イソプロピル−1,3−ジメチル−3−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ウレアの調製
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
化合物115に関して概説された手順に従って、トリホスゲン(84.8mg)、N−メチルプロパン−2−アミン(20.86mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)から、20.8%の収率で表題の化合物120を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.80−6.87(m,2H),4.38(s,2H),4.00−4.11(m,1H),2.75(s,3H),2.67(s,3H),1.10(d,6H,J=6.4Hz).C
13H
17F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、275.1;実測値、275.2。
【0342】
化合物121:N,2,6−トリメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピペリジン−1−カルボキサミドの調製
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
化合物115に関して概説された手順に従って、トリホスゲン(84.8mg)、2,6−ジメチルピペリジン(32.28mg)およびN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)から、14.5%の収率で表題の化合物121を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.80−6.90(m,2H),4.61(s,2H,),3.18−3.23(m,2H),2.97(s,3H),1.70−1.75(m,1H),1.59−1.65(m,2H),1.32−1.45(m,1H),1.22−1.39(m,2H),1.12(d,6H,J=6.4Hz).C
16H
21F
3N
2Oに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、315.2;実測値、315.4。
【0344】
化合物122:(R)−2,2−ジメチル−N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソ−1−フェニルエチル)ブタンアミドの調製
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
化合物101に関して概説された手順に従って、(R)−2−アミノ−2−フェニル酢酸から調製された(R)−2−(2,2−ジメチルブタンアミド)−2−フェニル酢酸(30mg)、および化合物65に関して概説された手順に従って、メタンアミンヒドロクロリド(10mg)から、35%の収率で表題の化合物122を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.28−7.38(m,5H),7.14(brs,1H),6.38(brs,1H),5.52(d,J=6.8Hz,1H),2.77(d,J=4.8Hz,3H),1.51−1.60(m,2H),1.18(s,3H),1.17(s,3H),0.78(t,3H,J=7.6Hz).C
15H
22N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、263.2;実測値、263.3。
【0346】
化合物123:(R)−N−(2−(ジエチルアミノ)−2−オキソ−1−フェニルエチル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
化合物65に関して概説された手順に従って、(R)−2−(2,2−ジメチルブタンアミド)−2−フェニル酢酸(30mg)およびジメチルアミン(6.48mg)から、35%の収率で表題の化合物186を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.28−7.41(m,5H),5.80(d,1H,J=6.8Hz),2.99(s,3H),2.89(s,3H),1.45−1.55(m,2H),1.13(s,3H),1.12(s,3H),0.70(t,3H,J=7.6Hz).C
16H
24N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、277.2;実測値、277.4。
【0348】
化合物124:(R)−N−(2−(ベンジルアミノ)−2−オキソ−1−フェニルエチル)−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
化合物65に関して概説された手順に従って、(R)−2−(2,2−ジメチルブタンアミド)−2−フェニル酢酸(30mg)およびフェニルメタンアミン(15.4mg)から、37%の収率で表題の化合物124を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.28−7.38(m,5H),7.23−7.26(m,2H),7.07−7.12(m,3H),6.14(brs,1H),5.49(d,1H,J=6.4Hz),4.42(d,2H,J=5.2Hz),1.49−1.55(m,2H),1.16(s,3H),1.15(s,3H),0.76(t,3H,J=7.6Hz).C
21H
26N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、339.2;実測値、339.4。
【0350】
化合物125:(R)−2,2−ジメチル−N−(2−オキソ−2−(フェネチルアミノ)−1−フェニルエチル)ブタンアミドの調製
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
化合物65に関して概説された手順に従って、(R)−2−(2,2−ジメチルブタンアミド)−2−フェニル酢酸(30mg)および2−フェニルエタンアミン(17.4mg)から、38%の収率で表題の化合物188を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.28−7.35(m,5H),7.17−7.23(m,3H),7.11−7.12(brs,1H),6.92−6.94(m,2H),5.57(brs,1H),5.25−5.27(d,1H,J=6.0Hz),3.57−3.65(m,1H),3.32−3.40(m,1H),2.63−2.77(m,2H),1.50−1.56(qd,2H,J=7.6,2.0Hz),1.16(s,3H),1.15(s,3H),0.76(t,3H,J=7.6Hz).C
22H
28N
2O
2に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、353.2;実測値、353.4。
【0352】
化合物126:(S)−2,2−ジメチル−N−(3−オキソ−3−((2−フェノキシエチル)アミノ)−1−フェニルプロピル)ブタンアミドの調製
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
化合物65に関して概説された手順に従って、(S)−3−(2,2−ジメチルブタンアミド)−3−フェニルプロパン酸(30mg)および2−フェノキシエタンアミン(19mg)から、42%の収率で表題の化合物126を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.79−7.81(brs,1H),7.27−7.31(m,2H),7.19−7.26(m,4H),7.09−7.13(m,1H),6.95−7.00(m,1H),6.78−6.81(m,2H),5.94(brs,1H),5.31−5.35(m,1H),3.90−3.94(m,1H),3.79−3.84(m,1H),3.50−3.61(m,2H),2.77(dd,1H,J=4.8,14.4Hz),2.62(dd,1H,J=4.8,14.4Hz),1.56−1.63(m,2H),1.21(s,3H),1.20(s,3H),0.83(t,3H,J=7.6Hz).C
23H
30N
2O
3に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、383.2;実測値、383.4。
【0354】
化合物127:(R)−2,2−ジメチル−N−(2−オキソ−2−((2−フェノキシエチル)アミノ)−1−フェニルエチル)ブタンアミドの調製
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
化合物65に関して概説された手順に従って、(R)−2−(2,2−ジメチルブタンアミド)−2−フェニル酢酸(30mg)および2−フェノキシエタンアミン(20mg)から、40%の収率で表題の化合物127を調製した。
1HNMR(CDCl
3,400MHz):δ7.27−7.36(m,5H),7.23−7.25(m,1H),6.92−7.00(m,2H),6.77−6.80(m,2H),6.10(brs,1H),5.41(d,1H,J=6.4Hz),3.94−4.03(m,2H),3.57−3.71(m,2H),1.51−1.57(m,2H),1.17(s,3H),1.16(s,3H),0.77(t,3H,J=7.6Hz).C
22H
28N
2O
3に対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、369.2;実測値、369.4。
【0356】
化合物128:N−((4,5−ジメチルチオフェン−2−イル)メチル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
化合物13に関して概説された手順に従って、4,5−ジメチルチオフェン−2−カルボアルデヒドおよびメタンアミンヒドロクロリドから調製された1−(4,5−ジメチルチオフェン−2−イル)−N−メチルメタンアミン(60mg)、ならびに化合物52に関して概説された手順に従って、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(57mg)から、36%の収率で表題の化合物128を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ6.61(s,1H),4.58(s,2H),3.03(s,3H),2.28(s,3H),2.07(s,3H),1.66(q,2H,J=7.6Hz),1.27(s,6H),0.88(t,3H,J=7.6Hz).C
14H
23NOSに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、254.2;実測値、254.3。
【0358】
化合物129:2,6−ジクロロ−N−メチル−N−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ベンズアミドの調製
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
化合物52に関して概説された手順に従って、N−メチル−1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(30mg)および2,6−ジクロロベンゾイルクロリド(39.5mg)から、77%の収率で表題の化合物129を調製した。
1H NMR:(CDCl
3,400MHz):δ7.33−7.36(m,2H),7.26−7.29(m,1H),7.04−7.07(m,2H),4.72(s,2H),2.77(s,3H).C
15H
10C
l2F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、348.0;実測値、348.2。
【0360】
化合物130〜135および151:
化合物130〜135は、スキーム1の方法に従って調製する。
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
スキーム1:試薬および条件:(a):NaOH、ジメチルスルフェート、DCM/H
2O
化合物136〜147:
化合物136〜147は、スキーム2の方法に従って調製する。
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
スキーム2:試薬および条件:(a):NH
2OH*HCl;Na
2CO
3;(b):Na(CN)BH
3;(c)2,2−ジメチルブタノイルクロリドまたは2,2−ジメチルブト−3−エノイルクロリド、NaHCO3、THF/H2O、0℃、30分、室温、16時間。
【0363】
化合物148および149:
化合物148および149は、スキーム3の方法に従って調製する。
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
スキーム3:試薬および条件:(a):NaHCO3、エチルカルボノクロリデート、THF/DCM;(b):LiAlH
4、THF、室温、16時間;(c)2,2−ジメチルブタノイルクロリド、NaHCO3、THF/H2O、0℃、30分、室温、16時間。
【0365】
化合物150:
化合物150は、スキーム4の方法に従って調製する。
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
スキーム4:試薬および条件:(a):NaHCO3、エチルカルボノクロリデート、THF/DCM、0℃、30分、室温、16時間。
【0367】
化合物S1:N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピバルアミドの調製
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(42mg、0.263mmol)およびトリエチルアミン(53.2mg、0.526mmol)を2mLの乾燥CH
2Cl
2中に溶解した。窒素下、0℃で、塩化ピバロイル(38mg、0.316mmol)を溶液にゆっくり添加した。混合物を室温で2時間、撹拌し、CH
2Cl
2および水で希釈した。有機層を飽和NaHCO
3溶液、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーによって精製し、淡黄色油状物として化合物S1(49mg、74%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ6.86−6.77(m,2H),4.47(d,J=4.9Hz,2H),1.21(s,9H).C
12H
15F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、246.11;実測値、246.17。
【0369】
化合物S2:N−メチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピバルアミドの調製
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
化合物S1(70mg)を2mLの乾燥THF中に溶解し、N2下、0℃で、17mgのNaH(60%)を添加し、そして2時間、撹拌した。ヨードメタン(0.026mL)を添加し、そして混合物を室温まで加温し、そして12時間撹拌した。混合物を冷水でクエンチし、そしてDCMで抽出し、組み合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮し、そして残留物をプレ−TLCによって精製し、S2(35mg、47%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ6.82 −6.71(m,2H),4.65(s,2H),3.11(s,3H),1.33(s,9H).C
13H
17F
3NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、260.13;実測値、260.19。
【0371】
化合物3:N−アセチル−N−ベンジル−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
n−ベンジルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(100mg)を、2mLのTHF/H
2O(1:1)および0.45mLの飽和NaHCO
3水に溶解した。溶液を0℃まで冷却し、次いで、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(81mg)を添加し、そして混合物を、16時間、室温で撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、そして組み合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO4)、減圧下で濃縮させた。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製によって、白色固体としてN−ベンジル−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミド(60mg、43.3%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.37−7.34(m,2H),7.33−7.31(m,3H),4.89(s,2H),1.69(q,J=7.6Hz,2H),1.26(s,6H),0.86(t,J=7.6Hz,6H).
N−ベンジル−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミド(800mg)およびTEA(2.5mL)を20mLのDCM中で溶解した。塩化アセチル(0.283mL)を0℃で混合物にゆっくり添加し、そして混合物を室温で16時間、撹拌し、濃縮し、そして残留物をクロマトグラフィーによって精製し、生成物S3を得た(260mg、27.3%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.33−7.23(m,5H),4.89(s,2H),2.09(s,3H),1.53(q,J=7.5Hz,2H),1.16(s,6H),0.80(t,J=7.5Hz,3H).
化合物S4:N−ベンジル−N−メトキシ−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化153】
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【0373】
N−ベンジル−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミド(800mg)、ヨードメタン(565.2mg)およびKOH(179.4mg)を30mLのエタノールに添加した。混合物を50℃で5時間、撹拌し、そして乾固するまで蒸発させた。残留物をCH
2Cl
2および水で希釈した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーによって精製し、化合物S4(210mg、28.2%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.34−7.22(m,5H),4.79(s,2H),3.64(s,3H),1.63(q,J=7.5Hz,2H),1.20(s,6H),0.79(t,J=7.5Hz,3H).
化合物S5:3,3−ジフルオロ−N,2,2−トリメチル−N−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ブタンアミドの調製
【化154】
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【0374】
10mLのMeOH中のK
2CO
3(324mg、2.35mmol)およびメタンアミンヒドロクロリド(316mg、4.69mmol)の混合物を30分間、室温で撹拌した。次いで、2,3,5−トリフルオロベンズアルデヒド(500mg、3.125mmol)を混合物に添加し、室温で2時間、撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、そしてNaBH
4(178.2mg、4.69mmol)を数部分に分けて添加した。混合物を0℃で1時間、撹拌し、室温まで加温し、そして12時間、撹拌した。固体をろ過し、そしてEtOAcで洗浄した。ろ液を、乾固するまで蒸発させ、そして残留物をEtOAc中に溶解させ、有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮して、N−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(260mg)を得、これを、さらに精製せずに、次のステップで使用した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ6.94−6.87(m,1H),6.86−6.76(m,1H),3.81(d,J=1.4Hz,2H),2.44(s,3H).
乾燥DMF(1mL)中のN−メチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)メタンアミン(44mg)および3,3−ジフルオロ−2,2−ジメチルブタン酸(38mg)の溶液に、2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(142mg)およびDIEA(0.08mL)を添加した。混合物を室温で12時間、撹拌し、そして減圧下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2および水で希釈した。水層をCH
2Cl
2で抽出した。組み合わせた有機層を飽和ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。残留物をプレTLCによって精製し、化合物S5(36mg、46%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ6.88−6.78(m,1H),6.71(m,1H),4.67(s,2H),3.15(s,3H),1.66(t,J=19.4Hz,3H),1.46(s,6H).C
14H
17F
5NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、310.12;実測値、310.21。
【0375】
化合物S6:N−ベンジル−3,3−ジフルオロ−N−ヒドロキシ−2,2−ジメチルブタンアミドの調製
【化155】
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【0376】
乾燥DMF(1mL)中のn−メベンジルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(36.8mg)および3,3−ジフルオロ−2,2−ジメチルブタン酸(35mg)の溶液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリド(66mg)およびDIEA(0.16mL)を添加した。混合物を室温で12時間、撹拌し、そして減圧下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2および水で希釈した。水層をCH
2Cl
2で抽出した。有機層を飽和ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。残留物をプレTLCによって精製し、化合物S6(10mg、17%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.34−7.25(m,5H),4.64(s,2H),1.73(t,J=19.8Hz,3H),1.38(s,6H).
化合物S7:N−(4−フルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化156】
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【0377】
5mLのMeOH中のK
2CO
3(207mg、1.5mmol)およびメタンアミンヒドロクロリド(202mg、3.0mmol)の混合物を30分間、室温で撹拌した。次いで、4−フルオロベンズアルデヒド(248mg、2.0mmol)を混合物に添加し、室温で1時間、撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、そしてNaBH
4(113.5mg、3.0mmol)を数部分に分けて添加した。混合物を0℃で1時間、撹拌し、室温まで加温し、そして2時間、撹拌した。固体をろ過し、そしてEtOAcで洗浄した。ろ液を乾固するまで蒸発させ、残留物をEtOAc中に溶解し、そして有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。残留物を10mLの乾燥THF中に溶解した。DIEA(264mg、2.05mmol)を添加し、2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg、2.05mmol)を窒素下、0℃において溶液にゆっくり添加し、次いで、室温で2時間撹拌した。溶液に15mLの水を添加し、そしてEtOAc(10mL×3回)で抽出した。組み合わせた有機層を1M HCl、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/2)によって精製し、茶色固体として189mgのS7(全収率=40%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.21−7.12(m,2H),6.98−6.93(m,2H),4.54(s,2H),2.95(s,3H),1.64(q,J=7.5Hz,2H),1.24(s,6H),0.84(t,J=7.5Hz,3H).C
14H
21F
2NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、256.16;実測値、256.18。
【0378】
化合物S8:N−(2,3−ジフルオロベンジル)−N,2,2−トリメチルブタンアミドの調製
【化157】
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【0379】
化合物7に関して概説された手順に従って、2,3−ジフルオロベンズアルデヒド(284mg)、メタンアミンヒドロクロリド(202mg)および2,2−ジメチルブタノイルクロリド(275mg)から、56%の収率で化合物S8を調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ7.11−6.94(m,3H),4.66(s,2H),3.06(s,3H),1.66(q,J=7.5Hz,2H),1.25(s,6H),0.85(t,J=7.5Hz,3H).C
14H
20F
2NOに対するLC−MS(ESI)[M+H]
+理論値、256.15;実測値、256.18。
【0380】
化合物S9〜S20:
化合物S9〜S20は、スキーム1に概説された手順に従って調製される。
【化158】
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【0381】
スキーム1:試薬および条件:(a)tert−ブチル(tert−ブトキシカルボニル)オキシカルバメート、1N NaOH、TBAB、DCM;(b)TFA、DCM;(c)3,3−ジフルオロ−2,2−ジメチルブタン酸、EDCI、DIEA、DMF、室温、12時間;(d)NaH、MeI、THF。
【0382】
3.RIPK1のキナーゼアッセイ
材料:N−端末GSTタグを有する組換全長RIPK1タンパク質(カタログ番号R07−34G)は、SignalChemから購入した。ADP−GloTMキナーゼアッセイキット(カタログ番号V9102)は、Promegaからであった。MBP(カタログ番号M2295)タンパク質および全ての他の薬品は、Sigmaからであった。384ウェルアッセイプレート(カタログ番号3674、白色不透明)は、Corningから購入した。
【0383】
キナーゼ活性アッセイおよびデータ分析:RIPK1キナーゼアッセイは、白色384ウェルプレートで実行された。アッセイ緩衝液は、25mM HEPES(pH7.2)、20mM MgCl2、12.5mM MnCl2、5mM EGTA、2mM EDTA、12.5mM β−グリセロールホスフェートおよび2mM DTTを含有した。RIPK1は、化合物またはDMSO対照と一緒に最初に15分間、インキュベーションされ、次いで、ATP/MBP基質混合物を添加して、反応を開始させた。RIPK1の最終濃度は161nMであったが、ATPの最終濃度は50uMであり、そしてMBPは20uMであった。ADP−GloTMキナーゼアッセイキット(Promega)の技術マニュアルに従って、室温で90分間反応させた後、ADP−Glo試薬および検出溶液を添加した。発光は、PerkinElmer Enspireにおいて測定した。データは、Graphpad Prism(GraphPad Software;www.graphpad.com)を使用して分析した。シグモイド用量反応を備えた非線形回帰モデルを使用して、曲線を適合させた。
【0384】
結果:細胞ネクローシスアッセイのpIC50と関連するhRIP1キナーゼアッセイのpIC50。代表的なデータを以下に示す:
【表13】
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【0385】
4.ネクローシスアッセイ
方法:
HT−29細胞をマッコイ5A培地(Invitrogen)において培養した。1日目、HT−29細胞を、ウェルあたり2,500〜3,500細胞の密度で、96ウェルアッセイプレート中にプレート処理した。2日目、20ng/ml TNF−α(T)、100nM Smac mimetic(S)および20mM z−VAD(Z)を添加することによって、ネクローシスを誘導した。同時に、約200,000の化合物の化学ライブラリーから10mMの化合物を各ウェル中に送達させた。24時間処理後、CellTiter−Glo Luminescent Cell Viability Assayキットを使用して、ATPレベルを測定することによって、細胞生存性を決定した。製造業者の取扱説明書に従って、CellTiter−Glo Assay(Promega)を実行した。発光は、PerkinElmer EnSpire Multimode Plate Readerを用いて記録した。生存細胞は、DMSOによって処理されたそれらの細胞に対して標準化された。ネクローシス阻害薬をスクリーニングするために、Nec−1を陽性対照として使用した。データは、重複の平均±標準偏差として表される。
【0386】
HT−29細胞中の化合物によるネクローシスの用量依存的阻害は、上記のようにATPレベルを測定することによって決定された。化合物ネクローシス活性データを以下に報告する:
【表14】
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