【文献】
Nokia Networks, Nokia Corporation,Common Control Messages for MTC[online],3GPP TSG-RAN WG1#78b R1-144178,2014年 9月27日,[検索日2019.10.18], インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_78b/Docs/R1-144178.zip>, 1節〜3節
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記バンドリングサイズの前記決定が、前記BSによって正常に復号された、前記UEからのバンドルランダムアクセスチャネル(RACH)送信のバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項6に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[0031]本開示の態様は、MTCデバイス(たとえば、低コストMTCデバイス、低コストeMTCデバイス)など、限られた通信リソースをもつデバイスのための拡張ページングプロシージャのための技法および装置を提供する。MTCデバイスは狭帯域IoT(NB−IoT)デバイスとして実装され得る。低コストMTCデバイスは、特定の無線アクセス技術(RAT)(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE))において他のレガシーデバイスと共存し得、特定のRATによってサポートされる利用可能なシステム帯域幅から区分される1つまたは複数の狭帯域領域上で動作し得る。低コストMTCデバイスはまた、(たとえば、同じメッセージの繰り返しが複数のサブフレームにわたってバンドルまたは送信され得る)カバレージ拡張モード、(たとえば、繰り返しが送信されないことがある)通常カバレージモードなど、異なる動作モードをサポートし得る。
【0022】
[0032]したがって、以下でより詳細に説明されるように、本明細書で提示される技法は、低コストデバイスが、利用可能なシステム帯域幅から、どの(1つまたは複数の)狭帯域領域を低コストデバイスが基地局(BS)/ネットワークから送信されたバンドルページングメッセージについて監視すべきであるかを決定することを可能にし得る。同じく以下でより詳細に説明されるように、本明細書で提示される技法は、1つまたは複数のトリガに基づくページングメッセージのためのバンドリングサイズの決定および/または適応をも可能にし得る。
【0023】
[0033]本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)、およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方における3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE−アドバンスト(LTE−A)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC−FDMAを利用するE−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術のために使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様が以下ではLTE/LTE−Aについて説明され、以下の説明の大部分でLTE/LTE−A用語が使用される。LTEおよびLTE−Aは、概してLTEと呼ばれる。
【0024】
[0034]
図1は、本開示の態様が実施され得る、基地局(BS)およびユーザ機器(UE)をもつ例示的なワイヤレス通信ネットワーク100を示す。
【0025】
[0035]たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100中のいくつかのUE120(たとえば、低コストマシンタイプ通信(MTC)UE、低コスト拡張MTC(eMTC)UEなど)のための1つまたは複数のページングプロシージャ拡張が、サポートされ得る。本明細書で提示される技法によれば、ワイヤレス通信ネットワーク100中のeNB110および(1つまたは複数の)UE120は、ワイヤレス通信ネットワーク100によってサポートされる利用可能なシステム帯域幅から、どの(1つまたは複数の)狭帯域領域を(1つまたは複数の)UE120がワイヤレス通信ネットワーク100中のeNB110から送信されたバンドルページングメッセージについて監視すべきであるかを決定することが可能であり得る。また、本明細書で説明される技法によれば、ワイヤレス通信ネットワーク100中のeNB110および/または(1つまたは複数の)UE120は、ワイヤレス通信ネットワーク100における1つまたは複数のトリガに基づいて、ページングメッセージのためのバンドリングサイズを決定し、および/または適応させることが可能であり得る。
【0026】
[0036]ワイヤレス通信ネットワーク100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークまたは何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレス通信ネットワーク100は、いくつかの発展型ノードB(eNB)110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、UEと通信するエンティティであり、基地局(BS)、ノードB、アクセスポイント(AP)などと呼ばれることもある。各eNBは、特定の地理的エリアに通信カバレージを与え得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、eNBのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアをサービスしているeNBサブシステムを指すことがある。
【0027】
[0037]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBはピコeNBと呼ばれることがある。フェムトセルのためのeNBはフェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と呼ばれることがある。
図1に示されている例では、eNB110aがマクロセル102aのためのマクロeNBであり、eNB110bがピコセル102bのためのピコeNBであり、eNB110cがフェムトセル102cのためのフェムトeNBであり得る。eNBは1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0028】
[0038]ワイヤレス通信ネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、eNBまたはUE)からデータの送信を受信し、そのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはeNB)に送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEに対する送信を中継することができるUEであり得る。
図1に示されている例では、中継(局)eNB110dは、eNB110aとUE120dとの間の通信を可能にするために、マクロeNB110aおよびUE120dと通信し得る。中継局はまた、リレーeNB、リレー基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
【0029】
[0039]ワイヤレス通信ネットワーク100は、異なるタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーeNBなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのeNBは、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、およびワイヤレス通信ネットワーク100における干渉に対する異なる影響を有し得る。たとえば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(たとえば、5〜40W)を有し得るが、ピコeNB、フェムトeNB、およびリレーeNBは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1〜2W)を有し得る。
【0030】
[0040]ネットワークコントローラ130は、eNBのセットに結合し得、これらのeNBの協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130はバックホールを介してeNBと通信し得る。eNBはまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
【0031】
[0041]UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレス通信ネットワーク100全体にわたって分散され得、各UEは固定式または移動可能であり得る。UEは、アクセス端末、端末、移動局(MS)、加入者ユニット、局(STA)などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、スマートフォン、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽プレーヤ、ゲームデバイスなど)、カメラ、車両デバイス、ナビゲーションデバイス、ドローン、ロボット/ロボティックデバイス、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマート衣類、スマートリストバンド、スマートリング、スマートブレスレット、スマート眼鏡、バーチャルリアリティゴーグル)などであり得る。
【0032】
[0042]ワイヤレス通信ネットワーク100(たとえば、LTEネットワーク)中の1つまたは複数のUE120はまた、たとえば、低コストMTC UE、低コストeMTC UEなど、低コスト、低データレートデバイスであり得る。低コストUEは、LTEネットワーク中のレガシーおよび/または高度UEと共存し得、ワイヤレスネットワーク中の他のUE(たとえば、非低コストUE)と比較して制限された1つまたは複数の能力を有し得る。たとえば、LTEネットワーク中のレガシーおよび/または高度UEと比較して、低コストUEは、(レガシーUEに対する)最大帯域幅の低減、単一の受信無線周波数(RF)チェーン、ピークレートの低減、送信電力の低減、ランク1送信、半二重動作などのうちの1つまたは複数を用いて動作し得る。本明細書で使用される、MTCデバイス、eMTCデバイスなど、限られた通信リソースをもつデバイスは、概して低コストUEと呼ばれる。同様に、(たとえば、LTEにおける)レガシーおよび/または高度UEなどのレガシーデバイスは、概して非低コストUEと呼ばれる。
【0033】
[0043]
図2は、それぞれ、
図1中のBS/eNB110のうちの1つであり得るBS/eNB110および
図1中のUE120のうちの1つであり得るUE120の設計のブロック図である。BS110はT個のアンテナ234a〜234tを装備し得、UE120はR個のアンテナ252a〜252rを装備し得、ただし、概してT≧1およびR≧1である。
【0034】
[0044]BS110において、送信プロセッサ220が、1つまたは複数のUEについてデータソース212からデータを受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に基づいて各UEのための1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、そのUEのために選択された(1つまたは複数の)MCSに基づいて各UEのためのデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、すべてのUEについてデータシンボルを与え得る。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI:semi-static resource partitioning information)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを与え得る。プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、共通基準信号(CRS:common reference signal))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)および2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal))のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a〜232tに与え得る。各MOD232は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各MOD232はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ234a〜234tを介して送信され得る。
【0035】
[0045]UE120において、アンテナ252a〜252rが、BS110および/または他のBSからダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)254a〜254rに与え得る。各DEMOD254は、入力サンプルを取得するために、それの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各DEMOD254はさらに、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a〜254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを与え得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に与え、復号された制御信号およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に与え得る。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、CQIなどを決定し得る。
【0036】
[0046]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264が、データソース262からのデータと、コントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備えるレポートのための)制御情報とを受信し、処理し得る。プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえば、SC−FDM、OFDMなどのために)MOD254a〜254rによってさらに処理され、BS110に送信され得る。BS110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、DEMOD232によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器236によって検出され、UE120によって送られた、復号されたデータおよび制御情報を取得するために、受信プロセッサ238によってさらに処理され得る。プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に与え得る。BS110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294と、コントローラ/プロセッサ290と、メモリ292とを含み得る。
【0037】
[0047]コントローラ/プロセッサ240および280は、それぞれBS110およびUE120における動作を指示し得る。たとえば、BS110におけるコントローラ/プロセッサ240および/または他のプロセッサおよびモジュールは、
図7に示されている動作700および/または本明細書で説明される技法のための他のプロセスを実行または指示し得る。同様に、UE120におけるコントローラ/プロセッサ280および/または他のプロセッサおよびモジュールは、
図6に示されている動作600および/または本明細書で説明される技法のためのプロセスを実行または指示し得る。メモリ242および282は、それぞれBS110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0038】
[0048]
図3は、LTEにおけるFDDのための例示的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々についての送信タイムラインは、無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分され得る。各サブフレームは2つのスロットを含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスをもつ20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(
図2に示されているように)ノーマルサイクリックプレフィックスの場合は7つのシンボル期間、または拡張サイクリックプレフィックスの場合は6つのシンボル期間を含み得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間は0〜2L−1のインデックスを割り当てられ得る。
【0039】
[0049]LTEでは、eNBは、eNBによってサポートされる各セルについてシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてダウンリンク上で1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを送信し得る。PSSおよびSSSは、
図3に示されているように、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5中のシンボル期間6および5中に送信され得る。PSSおよびSSSは、セル探索および捕捉のためにUEによって使用され得る。eNBは、eNBによってサポートされるセルごとにシステム帯域幅にわたってセル固有基準信号(CRS:cell-specific reference signal)を送信し得る。CRSは、各サブフレームのいくつかのシンボル期間中に送信され得、チャネル推定、チャネル品質測定、および/または他の機能を実行するためにUEによって使用され得る。eNBはまた、いくつかの無線フレームのスロット1中のシンボル期間0〜3中に物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)を送信し得る。PBCHは何らかのシステム情報を搬送し得る。eNBは、いくつかのサブフレームにおいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)上でシステム情報ブロック(SIB:system information block)などの他のシステム情報を送信し得る。eNBは、サブフレームの最初のB個のシンボル期間中に、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)上で制御情報/データを送信し得、ここで、Bは各サブフレームについて構成可能であり得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中に、PDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信し得る。
【0040】
[0050]LTEにおけるPSS、SSS、CRS、およびPBCHは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
【0041】
[0051]
図4は、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ、ダウンリンクのための2つの例示的なサブフレームフォーマット410および420を示す。ダウンリンクのための利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中で12個のサブキャリアをカバーし得、いくつかのリソース要素を含み得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間中に1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。
【0042】
[0052]サブフレームフォーマット410は、2つのアンテナを装備したeNBのために使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7、および11中にアンテナ0および1から送信され得る。基準信号は、送信機および受信機によってアプリオリに知られている信号であり、パイロットと呼ばれることもある。CRSは、たとえば、セル識別情報(ID)に基づいて生成された、セルに固有である基準信号である。
図4では、ラベルRaをもつ所与のリソース要素について、アンテナaからはそのリソース要素上で変調シンボルが送信され得、他のアンテナからはそのリソース要素上で変調シンボルが送信されないことがある。サブフレームフォーマット420は、4つのアンテナを装備したeNBのために使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7および11中にアンテナ0および1から、ならびに、シンボル期間1および8中にアンテナ2および3から送信され得る。サブフレームフォーマット410と420の両方について、CRSは、セルIDに基づいて決定され得る、均等に離間したサブキャリア上で送信され得る。異なるeNBが、それらのセルIDに応じて、同じまたは異なるサブキャリア上でそれらのCRSを送信し得る。サブフレームフォーマット410と420の両方について、CRSのために使用されないリソース要素が、データ(たとえば、トラフィックデータ、制御データ、および/または他のデータ)を送信するために使用され得る。
【0043】
[0053]LTEにおけるFDDのためのダウンリンクおよびアップリンクの各々について、インターレース構造が使用され得る。たとえば、0〜Q−1のインデックスをもつQ個のインターレースが定義され得、ここで、Qは、4、6、8、10、または何らかの他の値に等しくなり得る。各インターレースは、Q個のフレームだけ離間されるサブフレームを含み得る。特に、インターレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Qなどを含み得、ここで、q∈{0,...,Q−1}である。
【0044】
[0054]ワイヤレスネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク上でのデータ送信のためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートし得る。HARQの場合、送信機(たとえば、eNB110)は、パケットが受信機(たとえば、UE120)によって正確に復号されるか、または何らかの他の終了条件が遭遇されるまで、パケットの1つまたは複数の送信を送り得る。同期HARQの場合、パケットのすべての送信は、単一のインターレースのサブフレーム中で送られ得る。非同期HARQの場合、パケットの各送信は、任意のサブフレーム中で送られ得る。
【0045】
[0055]UEは、複数のeNBのカバレージ内に位置し得る。これらのeNBのうちの1つが、そのUEをサービスするために選択され得る。サービングeNBは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失など、様々な基準に基づいて選択され得る。受信信号品質は、信号対干渉プラス雑音比(SINR:signal to interference plus noise ratio)、または基準信号受信品質(RSRQ)、または何らかの他のメトリックによって定量化され得る。UEは、UEが1つまたは複数の干渉eNBからの高い干渉を観測し得る支配的干渉シナリオにおいて動作し得る。
【0046】
[0056]上述のように、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100)中の1つまたは複数のUEは、ワイヤレス通信ネットワーク中の他の(非低コスト)デバイスと比較して、低コストUEなど、限られた通信リソースを有するデバイスであり得る。
例示的な低コストMTC
【0047】
[0057]いくつかのシステムでは、たとえば、LTE Rel−13では、低コストUEは、利用可能なシステム帯域幅内の(たとえば、6つ以下のリソースブロック(RB)の)特定の狭帯域割当てに限定され得る。しかしながら、低コストUEは、たとえば、LTEシステム内で共存するために、LTEシステムの利用可能なシステム帯域幅内の異なる狭帯域領域に再同調する(たとえば、動作するおよび/またはキャンピングする)ことが可能であり得る。
【0048】
[0058]LTEシステム内での共存の別の例として、低コストUEは、レガシー物理ブロードキャストチャネル(PBCH)(たとえば、概して、セルへの初期アクセスのために使用され得るパラメータを搬送するLTE物理チャネル)を(繰り返しで)受信し、1つまたは複数のレガシー物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)フォーマットをサポートすることが可能であり得る。たとえば、低コストUEは、複数のサブフレームにわたるPBCHの1回または複数回の追加の繰り返し(たとえば、バンドル)でレガシーPBCHを受信することが可能であり得る。別の例として、低コストUEは、LTEシステムにおけるeNB(たとえば、eNB110)にPRACHの1回または複数回の繰り返しを(たとえば、1つまたは複数のPRACHフォーマットをサポートして)送信することが可能であり得る。PRACHは、低コストUEを識別するために使用され得る。また、繰り返されるPRACH試みの数は、eNBによって構成され得る。
【0049】
[0059]低コストUEはまた、リンクバジェット制限デバイスであり得、それのリンクバジェット制限に基づいて(たとえば、低コストUEにまたはそこから送信されるメッセージについて異なる繰り返し数を使用する)異なる動作モードで動作し得る。たとえば、いくつかの場合には、低コストUEは、繰り返しがほとんどないか全くない(たとえば、UEがメッセージを正常に受信および/または送信するために必要とされる繰り返し量が小さくなり得るか、または、繰り返しが必要とさえされないことがある)通常カバレージモードで動作し得る。代替的に、いくつかの場合には、低コストUEは、大きい量の繰り返しがあり得るカバレージ拡張(CE)モードで動作し得る。たとえば、328ビットペイロードの場合、CEモードにある低コストUEは、ペイロードを正常に送信および/または受信するために、ペイロードの150回以上の繰り返しを必要とし得る。
【0050】
[0060]いくつかの場合には(たとえば、LTE Rel−13の場合)、低コストUEは、ブロードキャスト送信およびユニキャスト送信のそれの受信に関する制限された能力を有していることがある。たとえば、低コストUEによって受信されるブロードキャスト送信のための最大トランスポートブロック(TB)サイズは、1000ビットに制限され得る。さらに、いくつかの場合には、低コストUEは、サブフレーム中で2つ以上のユニキャストTBを受信することが可能でないことがある。いくつかの場合には(たとえば、上記で説明されたCEモードと通常モードの両方の場合)、低コストUEは、サブフレーム中で2つ以上のブロードキャストTBを受信することが可能でないことがある。さらに、いくつかの場合には、低コストUEは、サブフレーム中でユニキャストTBとブロードキャストTBの両方を受信することが可能でないことがある。
【0051】
[0061]MTCの場合、LTEシステムにおいて共存する低コストUEはまた、ページング、ランダムアクセスプロシージャなどのいくつかのプロシージャのための新しいメッセージを(たとえば、これらのプロシージャのためにLTEにおいて使用される従来のメッセージとは対照的に)サポートし得る。言い換えれば、ページング、ランダムアクセスプロシージャなどのためのこれらの新しいメッセージは、非低コストUEに関連する同様のプロシージャのために使用されるメッセージとは別個であり得る。たとえば、LTEにおいて使用される従来のページングメッセージと比較して、低コストUEは、非低コストUEが監視および/または受信することが可能でないことがあるページングメッセージを監視および/または受信することが可能であり得る。同様に、従来のランダムアクセスプロシージャにおいて使用される従来のランダムアクセス応答(RAR)メッセージと比較して、低コストUEは、非低コストUEが受信することが可能でないことがあるRARメッセージを受信することが可能であり得る。低コストUEに関連する新しいページングおよびRARメッセージはまた、1回または複数回繰り返され(たとえば、バンドルされ)得る。さらに、新しいメッセージについて異なる繰り返し数(たとえば、異なるバンドリングサイズ)がサポートされ得る。
広帯域システム内での例示的なMTC共存
【0052】
[0062]上述のように、MTCおよび/またはeMTC動作は、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100)中で(たとえば、LTEまたは何らかの他のRATとの共存において)サポートされ得る。
図5および
図5Aは、MTC動作中の低コストUEが、LTEなどの広帯域システム内でどのように共存し得るかの一例を示す。
【0053】
[0063]
図5の例示的なフレーム構造500に示されているように、MTCおよび/またはeMTC動作に関連するサブフレームは、LTE(または何らかの他のRAT)に関連する標準サブフレームと時分割多重化(TDM)され得る。たとえば、時間インスタンス502、506、および510において生じ得る標準サブフレームは、時間インスタンス504、508、および512において生じるMTCサブフレームとTDMされ得る。
図5に示されているように、例示的な一実装形態では、(e)MTC動作に関連するサブフレームの数は、標準サブフレームの数と比較して、比較的小さくなり得る。
【0054】
[0064]追加または代替として、
図5Aの例示的なフレーム構造500Aに示されているように、MTCにおいて低コストUEによって使用される1つまたは複数の狭帯域は、LTEによってサポートされるより広い帯域幅内で周波数分割多重化(FDM)され得る。複数の狭帯域領域がMTCおよび/またはeMTC動作についてサポートされ得、各狭帯域領域は、合計6つ以下のRBである帯域幅にわたる。いくつかの場合には、MTC動作における各低コストUEは、一度に(たとえば、1.4MHzまたは6つのRBにおいて)1つの狭帯域領域内で動作し得る。しかしながら、MTC動作における低コストUEは、所与の時間に、より広いシステム帯域幅における他の狭帯域領域に再同調し得る。いくつかの例では、複数の低コストUEが同じ狭帯域領域によってサービスされ得る。他の例では、複数の低コストUEが、(たとえば、各狭帯域領域が6つのRBにわたる)異なる狭帯域領域によってサービスされ得る。また他の例では、低コストUEの異なる組合せが、1つまたは複数の同じ狭帯域領域および/または1つまたは複数の異なる狭帯域領域によってサービスされ得る。
【0055】
[0065]
図5Aに示されているように、サブフレーム500A中で、低コストUEは、レガシー制御情報のための広帯域領域508Aとデータのための広帯域領域502Aおよび506Aとを監視することができる。低コストUEは、様々な異なる動作のために狭帯域領域内で動作(たとえば、監視/受信/送信)し得る。たとえば、
図5Aに示されているように、サブフレームの(たとえば、6つ以下のRBにわたる)第1の狭帯域領域504Aは、ワイヤレス通信ネットワーク中のBSからの1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、MTCシグナリング、またはページング送信のいずれかについて、1つまたは複数の低コストUEによって監視され得る。同じく
図5Aに示されているように、低コストUEは、BSから受信されたシグナリングにおいて前に構成されたRACHまたはデータを送信するために、サブフレームの(たとえば、同じく広帯域データの6つ以下のRBにわたる)第2の狭帯域領域510Aに再同調することができる。いくつかの場合には、第2の狭帯域領域510Aは、第1の狭帯域領域504Aを利用した同じ低コストUEによって利用され得る(たとえば、低コストUEは、第1の狭帯域領域中で監視した後に送信するために第2の狭帯域領域に再同調していることがある)。(図示されていないが)いくつかの場合には、第2の狭帯域領域510Aは、第1の狭帯域領域504Aを利用した低コストUEとは異なる低コストUEによって利用され得る。
【0056】
[0066]本明細書で説明される例は6つのRBの狭帯域を仮定するが、本明細書で提示される技法が異なるサイズの狭帯域領域にも適用され得ることを、当業者は認識されよう。低コストeMTCのための例示的なページング拡張
【0057】
[0067]上述のように、いくつかのシステム(たとえば、LTE Rel−13システム)では、拡張マシンタイプ通信(eMTC)のための狭帯域動作がサポートされ得る。さらに、同じく上述のように、メッセージが低コストユーザ機器(UE)によって正常に受信および/または送信されるまで異なる繰り返し量を使用し得る、eMTCにおける低コストUEなどの低コストデバイスのための異なる動作モードも、サポートされ得る。いくつかの状況では、狭帯域動作のサポートにより、基地局(BS)および/または低コストUEは、利用可能なシステム帯域幅からのどの狭帯域領域で、ページングメッセージが(たとえば、BSによって)送信されるべきであるかまたは(たとえば、低コストUEによって)監視されるべきであるかを知らないことがある。さらに、いくつかの状況では、サポートされる異なるカバレージモードにより、BSは、低コストUEがページングメッセージを正常に受信するためにページングメッセージのどのくらいのバンドリングが必要とされるのかを知っていることがある。
【0058】
[0068]したがって、本開示の態様は、利用可能なシステム帯域幅から、どの(1つまたは複数の)狭帯域領域を低コストUEがBSから送信されたバンドルページングメッセージについて監視すべきであるかを決定するための技法を提供する。さらに、本明細書で提示される技法は、1つまたは複数のトリガに基づいてページングメッセージのバンドリングサイズを決定し、および/または適応させることをも可能にし得る。
【0059】
[0069]
図6は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作600を示す。動作600は、
図1および
図2に示されているUE120のうちの1つであり得る、低コストUEなどのUEによって実行され得る。動作600は、602において、UEがBSからバンドルページングメッセージを受信するためのバンドルページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定することによって開始し得る。604において、UEは、サブフレームのセット内で、ページングメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定する。606において、UEは、サブフレームのセット内の少なくとも1つの狭帯域領域中でページングメッセージを監視する。
図6Aは、
図6に記載されている動作を実行することが可能な例示的な手段を示す。
【0060】
[0070]
図7は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作700を示す。動作700は、
図1および
図2に示されているBS/eNB110のうちの1つなどのBSによって実行され得、動作600に対応するネットワーク側動作であり得る。動作700は、702において、バンドルページングメッセージを低コストUEなどのUEに送信するためのバンドルページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定することによって開始し得る。704において、BSは、サブフレームのセット内で、ページングメッセージをUEに送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定する。706において、BSは、サブフレームのセットの少なくとも1つの狭帯域領域中でページングメッセージをUEに送信する。
図7Aは、
図7に記載されている動作を実行することが可能な例示的な手段を示す。
【0061】
[0071]上述のように、いくつかのシステムでは(たとえば、LTE Rel−13では)、低コストUEのためのページングプロシージャは、狭帯域動作および/または変動するバンドルサイズ(たとえば、複数のサブフレームバンドリングサイズがサポートされ得る)を用いたページング繰り返し(たとえば、バンドリング)を可能にし得る。本明細書で使用される、ページングメッセージのバンドリングサイズは、ページングメッセージが低コストUEに送信される/繰り返されるサブフレームの数を指すことがある。
【0062】
[0072]いくつかの態様によれば、ワイヤレス通信ネットワーク中のデバイス(たとえば、低コストUEおよび/またはBS)が、どのページングリソースを低コストUEがBSから送信されたページングメッセージについて監視すべきであるかを知るために、ページングリソースが最初に決定される必要があり得る。たとえば、いくつかのシステム(たとえば、LTE Rel−13システム)では、ページングリソースは、(たとえば、従来のページングプロシージャにおけるページングフレーム(PF)およびページングオケージョン(PO)のみとは対照的に)PFと、POと、ページング狭帯域領域(PNB)とを含み得る。
【0063】
[0073]PFは、概して、バンドルページングメッセージが送信され得る1つまたは複数のPOを含み得る1つの無線フレームを指すことがある。POは、概して、BS/ネットワークが低コストUEをページングし得るPF内のサブフレームを指すことがある。たとえば、低コストUEのために構成されたPOでは、低コストUEは、ページングメッセージをアドレス指定するページング無線ネットワーク一時識別子(P−RNTI)の送信について物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張PDCCH(ePDCCH)を監視し得る。いくつかの態様によれば、バンドルPOは、BS/ネットワークがバンドルページングメッセージを低コストUEに送信し得る複数のサブフレームを指すことがある。
例示的なページングリソース決定
【0064】
[0074]いくつかの態様によれば、PFおよび(バンドルページングメッセージがBSから送信され得る複数のサブフレームに対応し得る)バンドルPOの決定は、(たとえば、レガシーLTEのための)従来のページングプロシージャにおいてPFとPOとを決定するために現在使用されている式に基づいて決定され得る。(PFおよびPOのための)これらの式は、システムフレーム番号(SFN)と、低コストUEを一意に識別するUE_IDとに部分的に基づき得る。PFおよびバンドルPOの決定の後に、低コストUEおよび/またはBSは、低コストUEが、(たとえば、ページングメッセージを監視するために適切な狭帯域領域に同調して、)BSから送信されたバンドルページングメッセージを監視し得る少なくとも1つの狭帯域(NB)領域を決定し得る。
図8は、たとえば、低コストUEのための異なる狭帯域領域がMTCページングサイクルにおいてどのように利用され得るかの一例を示す時間/周波数グラフである。
【0065】
[0075]
図8に示されているように、レガシーUEのために利用されるレガシーページングサイクルと低コストUEのために利用されるMTCページングサイクルとは、同じワイヤレス通信システム内で共存し得る。ただし、たとえば、レガシーページングサイクルに関連する(たとえば、バンドリングを使用しない)レガシーページは、総利用可能帯域幅から区分される1つまたは複数の狭帯域領域上で、バンドリングを用いて送信され得る、MTCページングサイクルに関連するMTCページと比較して、ある帯域幅に制限される広帯域ページであり得る。たとえば、
図8に示されているように、MTCページングサイクル中に、1つまたは複数の低コストUEは、狭帯域領域1(806および812)中で送信され得るMTCページを監視し得、1つまたは複数の異なる低コストUEは、狭帯域領域2(804および810)中で送信され得るMTCページを監視し得る。レガシーページングサイクル中に、レガシーUEは、広帯域領域802および808中で送信されるレガシーページを監視し得る。
図8に示されているように、レガシーページングサイクルとMTCページングサイクルとは重複し得る。
【0066】
[0076]いくつかの態様によれば、(
図8に示されている)MTCページはバンドルページングメッセージであり得る。上述のように、バンドルページングメッセージは、ページングメッセージが1つのMTCページングサイクルにおいてそこの中で送信される/繰り返されるサブフレームの数を指すことがある。図示されていないが、狭帯域領域1 804および810中のMTCページのためのバンドリングの量と、狭帯域領域2 806および812中のMTCページのためのバンドリングの量とは、(図示のように)同じであることも異なること(図示せず)もある。さらに、図示されていないが、MTCページのためのバンドリングの量はページングサイクル間で変動し得る。
【0067】
[0077]いくつかの態様によれば、狭帯域領域の決定は、デフォルト狭帯域領域に基づき得る。たとえば、いくつかの場合には、デフォルト狭帯域領域は、利用可能なシステム帯域幅の中心の6つのRBを含み得、低コストUEは、中心の6つのRBに常に同調するように構成され得る。ただし、概して、他のデフォルト狭帯域領域がサポート/構成され得ることを、当業者は諒解されよう。
【0068】
[0078]いくつかの態様によれば、狭帯域領域の決定は、低コストUEの識別情報(ID)に基づき得る。たとえば、いくつかの場合には、UE IDは、従来のページングプロシージャにおけるPFおよびPOの決定において利用されるUE_IDと同様であり得る。いくつかの場合には、UE IDは、低コストUEを一意に識別するが、従来のページングプロシージャにおいて利用されるUE_IDとは異なるIDであり得る。いくつかの態様では、決定された1つまたは複数の狭帯域領域がある場合、UE IDは、1つまたは複数の決定された狭帯域領域にわたって低コストUEをランダム化するために利用され得る。
【0069】
[0079]いくつかの態様によれば、狭帯域領域の決定は、BSからのシグナリングに基づき得る。たとえば、ある場合には、低コストUEは、どの狭帯域領域を低コストUEがBSから送信されたバンドルページングメッセージについて監視すべきかを明示的に示す、無線リソース制御(RRC)シグナリングおよび/または非アクセス層(NAS)シグナリングを受信し得る。いくつかの場合には、低コストUEは、どの狭帯域領域をそれがBSから送信されたバンドルページングメッセージについて監視すべきかを、バンドルページングメッセージのサイズを示すシグナリングに基づいて、暗黙的に決定し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム中の1つまたは複数の低コストUEは、(たとえば、その特定のグループのための無線状態などに応じて)バンドリングサイズに基づいて、一緒にグループ化され得、低コストUEの異なるグループは、利用可能なシステム帯域幅内の異なる狭帯域領域に割り当てられ得る。
【0070】
[0080]いくつかの態様によれば、PFおよびPOの決定のために従来のプロシージャを再利用することの代わりに、(バンドル)POに対応する複数のサブフレームと1つまたは複数の狭帯域領域との決定は、一緒に決定され得る(たとえば、同じアルゴリズム/式に基づいて決定され得る)。いくつかの態様では、複数のサブフレームの各サブフレーム内の1つまたは複数の狭帯域領域は、時間および/または周波数における追加のPOリソースと見なされ得る。たとえば、N個の狭帯域領域がある場合、デバイス(たとえば、BSおよび/または低コストUE)は、N×POリソースがあると決定し得る。いくつかの態様では、1つまたは複数の狭帯域領域(たとえば、N*PO個のPOリソース)および複数のサブフレームの一緒の決定は、BSからのシグナリングおよび/またはUE IDに基づき得る。
【0071】
[0081]上記で説明された様々な技法は、利用可能なシステム帯域幅から、どの狭帯域領域を低コストUEがBSから送信されたバンドルページングメッセージについて監視すべきであるかを決定するために組み合わせられ得る。たとえば、ある場合には、低コストUEは、狭帯域領域を明示的に示すシグナリングを最初に受信し得るが、シグナリングが利用可能でないと低コストUEが決定した場合、低コストUEは、UE ID、デフォルト値などに基づいて決定を行うことに頼り得る。
例示的なページングバンドリングサイズ決定
【0072】
[0082]上述のように、本明細書で説明される技法はまた、UEおよび/またはBSが、BSによって送信されるバンドルページングメッセージのためのバンドリングサイズを決定し、および/または適応させることを可能にし得る。たとえば、いくつかの場合には、低コストUEは、BSからのシグナリングに基づいてバンドリングサイズを決定することができる。いくつかの場合には、バンドリングサイズは、ページングメッセージを低コストUEに送信するためにBSによって使用される狭帯域領域に基づいて決定され得る。たとえば、上述のように、利用可能なシステム帯域幅から区分される1つまたは複数の狭帯域領域の各々は、ページングメッセージの送信のための特定の量のバンドリングをサポートし得る。さらに、同じく上述のように、狭帯域領域のうちのいくつかによってサポートされるバンドリングの量は、他の狭帯域領域によってサポートされるバンドリングの量と同じである(または異なる)こともある。したがって、いくつかの場合には、ページングメッセージを送信するためにどの狭帯域領域が使用されるのかを決定すると、BSおよび/または低コストUEは、その狭帯域領域中で使用されるサポートされるバンドリングサイズに基づいて、ページングメッセージのために使用される特定のバンドリングサイズを決定し得る。いくつかの場合には、低コストUEは、次いで、決定されたバンドリングサイズに基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でページングメッセージを監視し得る。同様に、いくつかの場合には、BSは、決定されたバンドリングサイズに基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でページングメッセージをUEに送信し得る。
【0073】
[0083]いくつかの態様によれば、低コストUEは、ネットワークに接続モード(たとえば、モード1、モード2、モード3など)を示し得る。PFのためのバンドリングサイズは、接続モードに基づいて決定され得る。たとえば、接続モード(たとえば、モード1)は、UEが非モビリティモードで展開されることを示し得る(たとえば、低コストUEは、概して、UEが同じBSの下でキャンピングしている/サービスされる固定ロケーション中で展開されることを期待される)。別の接続モード(たとえば、モード2)は、UEが標準モビリティモードで展開されることを示し得る。接続モード(たとえば、モード1)はまた、低コストUEが通常電力選好モードで展開されることを示し得、別の接続モード(たとえば、モード2)は、低コストUEが低電力選好モードで展開されることを示し得る。いくつかの態様によれば、低コストUEの接続モードは、セル選択/再選択時にUE挙動を決定し得る。たとえば、低コストUEがある接続モード(たとえば、モード1)で展開される場合、ランダムアクセスプロシージャがトリガ/実行され得る。代替的に、たとえば、低コストUEが別の接続モード(たとえば、モード2)で展開される場合、低コストUEは、事前構成された値に基づいてバンドリングサイズを決定し得る。態様では、低コストUEは、ページングメッセージのためのバンドリングサイズのための新しい値を選択し得る。
【0074】
[0084]いくつかの態様によれば、BSは、UEからの応答が検出されるまで、または、インジケーション(indication)がネットワークから受信されるまで、UEへのページングメッセージの複数のバンドル送信を送ることによって、ページングメッセージをUEに送信し得る。いくつかの態様によれば、複数のバンドル送信は、増加するバンドリングサイズのものであり得る。一例として、複数のバンドル送信の各バンドル送信のバンドリングサイズは、複数のバンドル送信の前のバンドル送信のバンドリングサイズよりも大きい。
【0075】
[0085]
図9および
図10は、BSによって低コストUEに送信されるページングメッセージのバンドリングサイズを決定するための、それぞれ、例示的なコールフロー900および1000を示す。
図9および
図10に示されているeNBおよびMTCデバイス(たとえば、低コストUE)は、
図1および
図2に示されている、それぞれ、BS/eNB110およびUE120のいずれかであり得る。
【0076】
[0086]いくつかの態様によれば、
図9に示されているように、バンドリングサイズは、BSによって正常に復号されたバンドルランダムアクセスチャネル(RACH)送信のバンドリングサイズに基づいて決定され得る。
【0077】
[0087]アップリンク上でRACHを実行する(たとえば、RACHメッセージを送信する)とき、低コストUEは、BSがRACH送信を正常に復号することが可能になるまで、RACH送信の複数のバンドルサイズを試み得る。たとえば、
図9に示されているように、902における第1の試みにおいて、低コストUE120は、第1のバンドルRACH送信のための2のバンドリングサイズ(たとえば、RACH送信の2回の繰り返し)を試み得る。904において第1の試みが失敗した場合、906における第2の試みにおいて、低コストUE120は、第2のバンドルRACH送信のための3のバンドリングサイズを使用することができる。同様に、908において第2の試みが失敗した場合、910における第3の試みにおいて、UEは、第3のバンドルRACH送信のための4のバンドリングサイズを使用することができ、以下同様である。いくつかの態様によれば、バンドルページングメッセージのためのバンドリングサイズの決定は、BSによって正常に復号されたバンドルRACHのサイズに基づいて(たとえば、BSによって)決定され得る。たとえば、図示のように、第3の復号試みにおいて、BSが第3のバンドルRACHを正常に復号した場合、BSは、第3のバンドルRACHに基づいてページングバンドリングサイズを決定し得る。
【0078】
[0088]
図9に示されているように、たとえば第3のバンドルRACH送信の後に912において、RACH試みが成功した場合、eNB110は、914において第3のバンドルRACH送信のためのバンドリングサイズに基づいてページングのためのバンドリングサイズを決定する。
【0079】
[0089]いくつかの態様によれば、
図10に示されているように、バンドリングサイズは、BSからのバンドル送信を正常に復号(たとえば、早期に復号)するために必要とされる試みの数に基づいて決定され得る。
【0080】
[0090]たとえば、
図10に示されているように、低コストUE120は、(たとえば、ブロードキャスト送信の1つまたは複数の繰り返しで)1002においてバンドルブロードキャスト送信を受信し、バンドルブロードキャスト送信を早期に復号(たとえば、繰り返しのすべてを受信する前にブロードキャスト送信を正常に復号)することを試み得る。低コストUE120がブロードキャスト送信を早期に復号することが可能である場合、低コストUE120は、1004において、ブロードキャスト送信が早期に復号されたことを示す。
【0081】
[0091]いくつかの態様によれば、1006におけるバンドリングページングメッセージのためのバンドリングサイズの決定は、低コストUE120からの早期復号インジケーションに基づいて(たとえば、BSによって)決定され得る。いくつかの態様では、早期復号インジケーションはまた、バンドリングサイズを調整するために使用され得る。たとえば、図示のように、低コストUE120からのインジケーションに基づいて、BS110は、2のバンドリングサイズを用いてバンドルページングメッセージを送信し得る。
【0082】
[0092]いくつかの態様によれば、バンドリングサイズは、低コストUEから送信された測定報告に基づいて決定され得る。たとえば、低コストUEは、RRCアイドルからRRC接続への遷移中に1つまたは複数の測定報告をBSに送信し得、BSは、バンドルページングメッセージのためのバンドリングサイズを決定するために、測定報告中の1つまたは複数の値を使用することができる。1つまたは複数の値(たとえば、RSRP、信号対雑音比(SNR)など)は、低コストUEとBSとの間の無線状態を示し得る。(1つまたは複数の)測定報告中の1つまたは複数の値に基づいて、BSは、ページングのためのバンドリングサイズが増加されるべき(たとえば、(1つまたは複数の)測定報告が、たとえば、あるしきい値を下回る不十分な無線状態を示す場合)であるのか、減少されるべき(たとえば、(1つまたは複数の)測定報告が、あるしきい値を上回る無線状態を示す場合)であるのかを決定することができる。
【0083】
[0093]いくつかの態様によれば、ページングのためのバンドリングサイズはまた、BSによって送信された1つまたは複数のバンドルページングメッセージの成功した復号に基づいて決定され得る。
【0084】
[0094]たとえば、いくつかの場合には、BSは、バンドルブランクページングメッセージ(たとえば、プロービングのためのページングメッセージ)を低コストUEに送信し得、ここで、バンドルブランクページングメッセージの各々は、低コストUEに知られているバンドルサイズで送信され得る。再び
図10を参照すると、たとえば、バンドル送信は、BS110によって周期的に送信される(低コストUE120によって知られている)6のバンドリングサイズを用いたバンドルブランクページング送信であり得る。低コストUE120は、次いで、バンドルブランクページングメッセージを復号することを試み得、どのページングメッセージが成功したかについてBS110に通知し得る。たとえば、低コストUE120は、2つの試み(すなわち、6回の繰り返しのうちの2回目の試み)の後にページングメッセージを正常に復号し、低コストUE120は、低コストUE120が2つの試みの後にバンドルページングメッセージを正常に復号することができたことをBS110に示し得る。低コストUE120がバンドルページングメッセージを正常に復号することができなかった場合、低コストUE120は、それがページングメッセージを正常に復号することができなかったことをBS110に示し得る。BS110は、次いで、その示された情報を、バンドルページングメッセージのための更新されたバンドリングサイズ(たとえば、前のバンドリングサイズに対する減少または増加されたバンドリングサイズ)を決定するために使用し得る。たとえば、低コストUE120からのインジケーションに基づいて、BS110は、2のバンドリングサイズがバンドルページングメッセージのために十分であると決定し得る。
ページングのためのバンドリングサイズを決定するための例示的なトリガ
【0085】
[0095]いくつかの態様によれば、(たとえば、BSによる)バンドリングサイズの決定がトリガされ得る。いくつかの場合には、これらのトリガは、1つまたは複数の条件が満たされたとき、バンドルページングメッセージのバンドリングサイズが(上述のように)適応/更新されることを可能にし得る。
【0086】
[0096]いくつかの態様によれば、バンドリングサイズの決定は、低コストUEによる各RRC接続試みをトリガされ得る。たとえば、低コストUEがRRCアイドルからRRC接続への遷移を行うたびに、BSは、低コストUEに送信されるべきバンドルページングメッセージのためのバンドリングサイズを決定し得る(たとえば、無線状態、低コストUEからの測定報告など)。BSは、低コストUEにバンドルページングサイズのインジケーションをシグナリングすることができる。
【0087】
[0097]いくつかの態様によれば、バンドリングサイズの決定はまた、(たとえば、RRCまたはNASプロシージャの一部として行われ得る)低コストUEによる初期接続プロシージャ中またはトラッキングエリア更新(TAU)中にトリガされ得る。いくつかの態様によれば、バンドリングサイズの決定は、低コストUEが新しいセルを選択または再選択するとき、トリガされ得る。たとえば、いくつかの場合には、低コストUEが新しいセルを選択するか、またはそれに移動するとき、低コストUEと新しいセルとの間の無線状態は変化することがあり、新しいセルは、更新された状態の知識を有しないことがある。これに対処するために、本明細書で提示される技法は、低コストUEが新しいセルを選択または再選択するたびにバンドリングサイズが決定されることを可能にし得る。例示的な実装形態では、低コストUEが新しいセルを選択または再選択するとき、低コストUEは、新しいバンドリングサイズの決定をトリガするためにRRC接続を開始することができる。
【0088】
[0098]いくつかの態様によれば、ページングのためのバンドリングサイズの決定は、低コストUEによってトリガされ得る。たとえば、低コストUEは、BSによって設定された現在のバンドリングサイズが不正確であり、1つまたは複数の条件に基づいて更新されるべきであると決定し得る。いくつかの場合には、低コストUEは、低コストUEが(たとえば、しきい値期間よりも長い)ある時間期間にわたってページングメッセージを受信しなかった場合、現在のバンドリングサイズが更新されるべきであると決定(たとえば、決定をトリガ)し得る。いくつかの場合には、低コストUEが、前に送信されたバンドルページングメッセージのための、BSによって使用されるバンドリングサイズよりも著しく小さいバンドリングを用いてページを収集することが可能であることを、低コストUEが検出した場合(たとえば、低コストUEが
図10に示されているものと同様の方法で早期に復号した場合)、低コストUEは、現在のバンドリングサイズが更新されるべきであると決定し得る。いくつかの場合には、低コストUEが、1つまたは複数の測定値(たとえば、RSRP、SNRなど)に基づいて、低コストUEとBSとの間の無線状態が著しく変化したと決定した場合、低コストUEは、現在のバンドリングサイズが更新されるべきであると決定し得る。
【0089】
[0099]低コストUEが、バンドリングサイズが更新されるべきであると決定した場合、低コストUEは、RRC接続プロシージャを実行することによってバンドリングサイズ更新をトリガすることができる。いくつかの態様によれば、低コストUEはまた、たとえば、ページングのためのバンドリングサイズを更新するためにRRC接続プロシージャを周期的に実行することによって、バンドリングサイズの決定を周期的にトリガすることができる。
【0090】
[0100]いくつかの態様によれば、低コストUEは、(たとえば、BSによって暗黙的にまたは明示的に)ページングメッセージのための決定されたバンドリングサイズについて通知され得る。一例では、低コストUEは、(たとえば、低コストUEがRRCアイドルに戻る前に)半静的に、決定されたバンドリングサイズについて通知され得る。別の例では、低コストUEは、(たとえば、ページングメッセージ許可の一部として)動的に、決定されたバンドリングサイズについて通知され得る。いくつかの態様によれば、BSはまた、ページングのための決定されたバンドリングサイズについてネイバーBS/eNBおよび/またはMMEに通知し得る。
【0091】
[0101]上記で説明された様々な技法は、バンドルページングメッセージのためのバンドリングサイズを決定し、および/またはバンドリングサイズの決定がいつトリガされるかを決定するために、組み合わせられ得る。たとえば、ある場合には、BSは、低コストUEがRRC接続モードにある間に低コストUEによって行われた1つまたは複数の測定値をもつ測定報告および/またはBSによるバンドルブロードキャスト送信の早期復号に基づく低コストUEからの早期復号インジケーションを受信し得る。別の場合には、バンドリングサイズの決定は、低コストUEによって周期的におよび/あるいは低コストUEが新しいセルを選択または再選択するたびにトリガされ得る。概して、本明細書で説明された他の同様の技法も、低コストUEのためのページングプロシージャを拡張するために組み合わせられ得ることを、当業者は諒解されよう。
【0092】
[0102]さらに、本明細書で説明された様々な技法は、MTCおよびeMTCのためのページングプロシージャを拡張するために使用され得る。本明細書で提示された技法が、ランダムアクセスプロシージャ、システム情報の送信/受信など、MTCおよび/またはeMTCにおける他のプロシージャにも適用され得ることを、当業者は諒解されよう。
【0093】
[0103]本明細書で使用される、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−c、ならびに複数の同じ要素をもつ任意の組合せ(たとえば、a−a、a−a−a、a−a−b、a−a−c、a−b−b、a−c−c、b−b、b−b−b、b−b−c、c−c、およびc−c−c、またはa、b、およびcの任意の他の順序)を包含するものとする。
【0094】
[0104]本明細書で使用される「識別すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「識別すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「識別すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「識別すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。
【0095】
[0105]いくつかの場合には、フレームを実際に通信するのではなく、デバイスは、送信または受信のためにフレームを通信するためのインターフェースを有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のためにRFフロントエンドにフレームを出力し得る。同様に、フレームを実際に受信するのではなく、デバイスが、別のデバイスから受信されたフレームを取得するためのインターフェースを有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のためにRFフロントエンドからフレームを取得(または受信)し得る。
【0096】
[0106]本明細書で開示される方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
【0097】
[0107]上記で説明された方法の様々な動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。1つまたは複数のプロセッサ、回路、または他のデバイスはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々な(1つまたは複数の)ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。概して、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、任意の好適な対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素によって実行され得る。
【0098】
[0108]たとえば、受信する手段および/または監視するための手段は、
図2に示されている基地局110の受信プロセッサ238、MIMO検出器236、(1つまたは複数の)復調器232a〜232t、および/または(1つまたは複数の)アンテナ234a〜234t、ならびに/あるいは、
図2に示されているユーザ機器120のMIMO検出器256、受信プロセッサ258、(1つまたは複数の)復調器254a〜254r、および/または(1つまたは複数の)アンテナ252a〜252rなどの受信機を含み得る。決定するための手段、監視する手段、復号するための手段、示すための手段、選択するための手段、および/または実行するための手段は、
図2に示す基地局110のコントローラ/プロセッサ240、スケジューラ246、送信機プロセッサ220、受信プロセッサ238、MIMO検出器236、TX MIMOプロセッサ230、および/または(1つまたは複数の)変調器/(1つまたは複数の)復調器232a〜232t、ならびに/あるいは、
図2に示されているユーザ機器120のコントローラ/プロセッサ280、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、MIMO検出器256、TX MIMOプロセッサ266、および/または(1つまたは複数の)変調器/(1つまたは複数の)復調器254a〜254rなどの1つまたは複数のプロセッサ(または処理システム)を含み得る。シグナリングするための手段、送信するための手段、および/または示すための手段は、
図2に示されている基地局110の送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、(1つまたは複数の)変調器232a〜232t、および/または(1つまたは複数の)アンテナ234a〜234t、ならびに/あるいは、
図2に示されているユーザ機器120の送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、(1つまたは複数の)変調器254a〜254r、および/または(1つまたは複数の)アンテナ252a〜252rなどの送信機を含み得る。
【0099】
[0109]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの組合せによって表され得る。
【0100】
[0110]さらに、本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0101】
[0111]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0102】
[0112]本明細書の開示に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはそれらの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、相変化メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
【0103】
[0113]1つまたは複数の例示的な設計では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD/DVDまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0104】
[0114]本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することができるように与えられたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
前記UEが基地局(BS)からページングメッセージを受信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定することと、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
サブフレームの前記セット内の前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを監視することと
を備える、方法。
[C2] 前記ページングメッセージを前記監視することのためのバンドリングサイズを決定することをさらに備え、前記バンドリングサイズが前記ページングメッセージの受信のためのサブフレームの数に対応する、
C1に記載の方法。
[C3] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記ページングメッセージを受信するための前記決定された少なくとも1つの狭帯域領域に少なくとも部分的に基づく、C2に記載の方法。
[C4] 前記少なくとも1つの狭帯域領域の前記決定が、デフォルト狭帯域領域、前記UEの識別情報(ID)、または前記BSからのシグナリングのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C1に記載の方法。
[C5] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
前記シグナリングが、前記複数の狭帯域領域のうちの少なくとも第1の狭帯域領域のインジケーションを備える、
C4に記載の方法。
[C6] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
サブフレームの前記セットと前記少なくとも1つの狭帯域領域とが一緒に決定される、C1に記載の方法。
[C7] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記BSからのシグナリングに少なくとも部分的に基づく、C2に記載の方法。
[C8] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記BSによって正常に復号された、バンドルランダムアクセスチャネル(RACH)送信のバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C2に記載の方法。
[C9] 前記BSからのバンドルブロードキャスト送信を復号することをさらに備え、ここにおいて、前記監視することのための前記バンドリングサイズが、前記BSからの前記バンドルブロードキャスト送信を正常に復号するための試みの数に少なくとも部分的に基づいて決定される、
C2に記載の方法。
[C10] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによって実行される測定に少なくとも部分的に基づく、C2に記載の方法。
[C11] 1つまたは複数の測定報告を前記BSに送信することをさらに備え、ここにおいて、前記バンドリングサイズが前記測定報告に基づいてさらに決定される、
C10に記載の方法。
[C12] 1つまたは複数のバンドルページングメッセージを復号することを試みることをさらに備え、各バンドルページングメッセージが、知られているバンドリングサイズにおいて前記BSから送信され、ここにおいて、前記バンドリングサイズの前記決定が、前記バンドルページングメッセージのうちの1つまたは複数の成功した復号に少なくとも部分的に基づく、
C2に記載の方法。
[C13] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる無線リソース制御(RRC)接続試みによってトリガされる、C2に記載の方法。
[C14] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる初期アタッチメントまたはトラッキングエリア更新によってトリガされる、C2に記載の方法。
[C15] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが新しいセルを選択または再選択することによってトリガされる、C2に記載の方法。
[C16] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEがある時間期間にわたってページングメッセージを受信しなかったというインジケーションによってトリガされる、C2に記載の方法。
[C17] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが、前に送信されたバンドルページングメッセージのために前記BSによって使用されたバンドリングサイズよりも小さいバンドリングサイズを用いてページングメッセージを収集することが可能であるというインジケーションによってトリガされる、C2に記載の方法。
[C18] 前記バンドリングサイズの前記決定が前記UEによって周期的にトリガされる、C2に記載の方法。
[C19] 前記UEの接続モードを決定することをさらに備え、ここにおいて、前記バンドリングサイズの前記決定が前記接続モードに少なくとも部分的に基づく、
C2に記載の方法。
[C20] 第1の接続モードは、前記UEが非モビリティモードで展開されることを示し、第2の接続モードは、前記UEがモビリティモードで展開されることを示す、C19に記載の方法。
[C21] 第1の接続モードは、前記UEが通常電力選好モードで展開されることを示し、第2の接続モードは、前記UEが低電力選好モードで展開されることを示す、C19に記載の方法。
[C22] 通信すべき第2のBSを選択することと、
前記UEが第1の接続モードで展開される場合に、ランダムアクセスプロシージャを実行することと、前記UEが第2の接続モードで展開される場合に、事前構成されたまたは選択された値に少なくとも部分的に基づいて前記バンドリングサイズを決定することとをさらに備える、C19に記載の方法。
[C23] 基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法であって、
ページングメッセージをユーザ機器(UE)に送信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定することと、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを前記UEに送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
サブフレームの前記セットの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを前記UEに送信することと
を備える、方法。
[C24] 前記ページングメッセージのためのバンドリングサイズを決定することをさらに備え、前記バンドリングサイズが前記ページングメッセージの送信のためのサブフレームの数に対応する、
C23に記載の方法。
[C25] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記ページングメッセージを送信するための前記決定された少なくとも1つの狭帯域領域に少なくとも部分的に基づく、C24に記載の方法。
[C26] 前記少なくとも1つの狭帯域領域の前記決定が、デフォルト狭帯域領域または前記UEの識別情報(ID)のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C23に記載の方法。
[C27] 前記少なくとも1つの狭帯域領域のインジケーションを前記UEにシグナリングすることをさらに備える、C23に記載の方法。
[C28] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
前記シグナリングが、前記複数の狭帯域領域のうちの第1の狭帯域領域のインジケーションを備える、
C27に記載の方法。
[C29] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
サブフレームの前記セットと前記複数の狭帯域領域とが一緒に決定される、
C23に記載の方法。
[C30] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記BSによって正常に復号された、前記UEからのバンドルランダムアクセスチャネル(RACH)送信のバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C24に記載の方法。
[C31] バンドルブロードキャスト送信を前記UEに送信することと、
前記UEから、前記バンドルブロードキャスト送信を正常に復号するための、前記UEによる試みの数のインジケーションを受信することと、試みの前記示された数に少なくとも部分的に基づいて前記ページングメッセージのための前記バンドリングサイズを決定することと
をさらに備える、C24に記載の方法。
[C32] 前記UEから1つまたは複数の測定報告を受信することと、前記1つまたは複数の測定報告に少なくとも部分的に基づいてバンドリングサイズを決定することと
をさらに備える、C24に記載の方法。
[C33] 1つまたは複数のバンドルページングメッセージを送信することと、各バンドルページングメッセージが、知られているバンドリングサイズにおいて送信され、前記UEによる前記1つまたは複数のバンドルページングメッセージのうちの1つまたは複数の成功した復号に少なくとも部分的に基づいて前記バンドリングサイズを決定することと
をさらに備える、C24に記載の方法。
[C34] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる無線リソース制御(RRC)接続試みによってトリガされる、C24に記載の方法。
[C35] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる初期アタッチまたはトラッキングエリア更新によってトリガされる、C24に記載の方法。
[C36] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが新しいセルを選択または再選択することによってトリガされる、C24に記載の方法。
[C37] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEがある時間期間にわたってページングメッセージを受信しなかったというインジケーションによってトリガされる、C24に記載の方法。
[C38] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが、前に送信されたバンドルページングメッセージのために前記BSによって使用されたバンドリングサイズよりも小さいバンドリングサイズを用いてページングメッセージを収集することが可能であるというインジケーションによってトリガされる、C24に記載の方法。
[C39] 前記バンドリングサイズの前記決定が前記UEによって周期的にトリガされる、C24に記載の方法。
[C40] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEからの応答が検出されるまで、または、インジケーションがネットワークから受信されるまで、バンドルページングメッセージを前記UEに送信することに基づく、C24に記載の方法。
[C41] 各連続バンドルページングメッセージのためのバンドリングサイズを増加させることをさらに備える、C40に記載の方法。
[C42] ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)が基地局(BS)からページングメッセージを受信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定するための手段と、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、
サブフレームの前記セット内の前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを監視するための手段と
を備える、装置。
[C43] 前記ページングメッセージを前記監視することのためのバンドリングサイズを決定するための手段をさらに備え、前記バンドリングサイズが前記ページングメッセージの受信のためのサブフレームの数に対応する、
C42に記載の装置。
[C44] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記ページングメッセージを受信するための前記決定された少なくとも1つの狭帯域領域に少なくとも部分的に基づく、C43に記載の装置。
[C45] 前記少なくとも1つの狭帯域領域の前記決定が、デフォルト狭帯域領域、前記UEの識別情報(ID)、または前記BSからのシグナリングのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C42に記載の装置。
[C46] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
前記シグナリングが、前記複数の狭帯域領域のうちの少なくとも第1の狭帯域領域のインジケーションを備える、
C45に記載の装置。
[C47] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
サブフレームの前記セットと前記少なくとも1つの狭帯域領域とが一緒に決定される、C42に記載の装置。
[C48] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記BSからのシグナリングに少なくとも部分的に基づく、C43に記載の装置。
[C49] 前記BSによって正常に復号された、バンドルランダムアクセスチャネル(RACH)送信のバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく前記バンドリングサイズの前記決定、C43に記載の装置。
[C50] 前記BSからのバンドルブロードキャスト送信を復号するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記監視することのための前記バンドリングサイズが、前記BSからの前記バンドルブロードキャスト送信を正常に復号するための試みの数に少なくとも部分的に基づいて決定される、
C43に記載の装置。
[C51] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによって実行される測定に少なくとも部分的に基づく、C43に記載の装置。
[C52] 1つまたは複数の測定報告を前記BSに送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドリングサイズが前記測定報告に基づいてさらに決定される、
C51に記載の装置。
[C53] 1つまたは複数のバンドルページングメッセージを復号することを試みるための手段をさらに備え、各バンドルページングメッセージが、知られているバンドリングサイズにおいて前記BSから送信され、ここにおいて、前記バンドリングサイズの前記決定が、前記バンドルページングメッセージのうちの1つまたは複数の成功した復号に基づく、
C43に記載の装置。
[C54] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる無線リソース制御(RRC)接続試みによってトリガされる、C43に記載の装置。
[C55] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる初期アタッチメントまたはトラッキングエリア更新によってトリガされる、C43に記載の装置。
[C56] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが新しいセルを選択または再選択することによってトリガされる、C43に記載の装置。
[C57] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEがある時間期間にわたってページングメッセージを受信しなかったというインジケーションによってトリガされる、C43に記載の装置。
[C58] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが、前に送信されたバンドルページングメッセージのために前記BSによって使用されたバンドリングサイズよりも小さいバンドリングサイズを用いてページングメッセージを収集することが可能であるというインジケーションによってトリガされる、C43に記載の装置。
[C59] 前記バンドリングサイズの前記決定が前記UEによって周期的にトリガされる、C43に記載の装置。
[C60] 前記UEの接続モードを決定するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドリングサイズの前記決定が前記接続モードに少なくとも部分的に基づく、
C43に記載の装置。
[C61] 第1の接続モードは、前記UEが非モビリティモードで展開されることを示し、第2の接続モードは、前記UEがモビリティモードで展開されることを示す、C60に記載の装置。
[C62] 第1の接続モードは、前記UEが通常電力選好モードで展開されることを示し、第2の接続モードは、前記UEが低電力選好モードで展開されることを示す、C60に記載の装置。
[C63] 通信すべき第2のBSを選択するための手段と、
前記UEが第1の接続モードで展開される場合に、ランダムアクセスプロシージャを実行するための手段と、
前記UEが第2の接続モードで展開される場合に、事前構成されたまたは選択された値に少なくとも部分的に基づいて前記バンドリングサイズを決定するための手段と
をさらに備える、C60に記載の装置。
[C64] ワイヤレス通信のための装置であって、
ページングメッセージをユーザ機器(UE)に送信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定するための手段と、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを前記UEに送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、
サブフレームの前記セットの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを前記UEに送信するための手段と
を備える、装置。
[C65] 前記ページングメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段をさらに備え、前記バンドリングサイズが前記ページングメッセージの送信のためのサブフレームの数に対応する、
C64に記載の装置。
[C66] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記ページングメッセージを送信するための前記決定された少なくとも1つの狭帯域領域に少なくとも部分的に基づく、C65に記載の装置。
[C67] 前記狭帯域領域の前記決定が、デフォルト狭帯域領域または前記UEの識別情報(ID)のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C64に記載の装置。
[C68] 前記少なくとも1つの狭帯域領域のインジケーションを前記UEにシグナリングするための手段をさらに備える、C64に記載の装置。
[C69] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
前記シグナリングが、前記複数の狭帯域領域のうちの第1の狭帯域領域のインジケーションを備える、
C27に記載の装置。
[C70] 前記少なくとも1つの狭帯域領域が複数の狭帯域領域を備え、
サブフレームの前記セットと前記少なくとも1つの狭帯域領域とが一緒に決定される、C64に記載の装置。
[C71] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記BSによって正常に復号された、前記UEからのバンドルランダムアクセスチャネル(RACH)送信のバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C65に記載の装置。
[C72] バンドルブロードキャスト送信を前記UEに送信するための手段と、
前記UEから、前記バンドルブロードキャスト送信を正常に復号するための、前記UEによる試みの数のインジケーションを受信するための手段と、
試みの前記示された数に少なくとも部分的に基づいて前記ページングメッセージのための前記バンドリングサイズを決定するための手段と
をさらに備える、C65に記載の装置。
[C73] 前記UEから1つまたは複数の測定報告を受信するための手段と、
前記1つまたは複数の測定報告に少なくとも部分的に基づいて前記バンドリングサイズを決定するための手段と
をさらに備える、C65に記載の装置。
[C74] 1つまたは複数のバンドルページングメッセージを送信するための手段と、各バンドルページングメッセージが、知られているバンドリングサイズにおいて送信され、
前記UEによる前記バンドルページングメッセージのうちの1つまたは複数の成功した復号に少なくとも部分的に基づいて前記バンドリングサイズを決定するための手段と
をさらに備える、C65に記載の装置。
[C75] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる無線リソース制御(RRC)接続試みによってトリガされる、C65に記載の装置。
[C76] 前記バンドリングサイズの前記決定が、前記UEによる初期アタッチまたはトラッキングエリア更新によってトリガされる、C65に記載の装置。
[C77] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが新しいセルを選択または再選択することによってトリガされる、C65に記載の装置。
[C78] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEがある時間期間にわたってページングメッセージを受信しなかったというインジケーションによってトリガされる、C65に記載の装置。
[C79] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEが、前に送信されたバンドルページングメッセージのために前記BSによって使用されたバンドリングサイズよりも小さいバンドリングサイズを用いてページングメッセージを収集することが可能であるというインジケーションによってトリガされる、C65に記載の装置。
[C80] 前記バンドリングサイズの前記決定が前記UEによって周期的にトリガされるC65に記載の装置。
[C81] 前記バンドリングサイズの前記決定は、前記UEからの応答が検出されるまで、または、インジケーションがネットワークから受信されるまで、バンドルページングメッセージを前記UEに送信することに基づく、C65に記載の装置。
[C82] 各連続バンドルページングメッセージのためのバンドリングサイズを増加させるための手段をさらに備える、C40に記載の装置。
[C83] ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)が基地局(BS)からページングメッセージを受信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定することと、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
サブフレームの前記セット内の前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを監視することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと結合されたメモリと
を備える、装置。
[C84] ワイヤレス通信のための装置であって、
ページングメッセージをユーザ機器(UE)に送信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定することと、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを前記UEに送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
サブフレームの前記セットの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを前記UEに送信することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと結合されたメモリと
を備える、装置。
[C85] ユーザ機器(UE)が基地局(BS)からページングメッセージを受信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定するためのコードと、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、
サブフレームの前記セット内の前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを監視するためのコードと
を備える、コンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体。
[C86] ページングメッセージをユーザ機器(UE)に送信するためのページングオケージョンに対応するサブフレームのセットを決定するためのコードと、
サブフレームの前記セット内で、前記ページングメッセージを前記UEに送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、
サブフレームの前記セットの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記ページングメッセージを前記UEに送信するためのコードと
を備える、コンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体。