(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
メモリと、通信インタフェースとを備えるコンピュータによって読み取り可能なドライバプログラムであって、前記コンピュータは、画像データに対する出力動作を実行する画像出力装置と接続されており、
該ドライバプログラムは、ユーザによって指定された指定データ及び指定条件情報を、前記メモリに記憶された外部プログラムから取得する取得処理を前記コンピュータに実行させ、前記指定データは、前記出力動作の対象となる前記画像データであり、前記指定条件情報は、前記出力動作の実行条件を示す情報であって、複数の項目それぞれに対する複数の指定パラメータを含み、
該ドライバプログラムは、前記通信インタフェースを通じてサーバにパラメータ要求情報を送信する送信処理を前記コンピュータに実行させ、前記パラメータ要求情報は、前記実行条件を構成する複数の前記項目のうちの一部である特定項目に対応する推奨パラメータの送信を要求するための情報であって、前記コンピュータが属するグループを識別するグループ識別情報を含み、
該ドライバプログラムは、
前記グループ識別情報に対応付けられた前記推奨パラメータを含むパラメータ指示情報を、前記パラメータ要求情報の応答として、前記通信インタフェースを通じて前記サーバから受信する受信処理と、
前記指定条件情報に含まれる前記特定項目の前記指定パラメータを、前記パラメータ指示情報に含まれる前記推奨パラメータで上書きする上書き処理と、
前記上書き処理で上書きされた前記指定条件情報で示される前記実行条件に従って、前記指定データに対する前記出力動作を、前記画像出力装置に実行させる出力指示処理とを前記コンピュータに実行させるドライバプログラム。
メモリと、通信インタフェースとを備えるコンピュータによって読み取り可能なドライバプログラムであって、前記コンピュータは、画像データに対する出力動作を実行する画像出力装置と接続されており、
該ドライバプログラムは、前記メモリに記憶された外部プログラムから、推奨条件情報の引き渡しを要求する引渡要求情報を取得する第1取得処理を前記コンピュータに実行させ、前記推奨条件情報は、前記出力動作の実行条件を構成する複数の項目それぞれに対応する複数のパラメータを含み、
該ドライバプログラムは、前記通信インタフェースを通じてサーバにパラメータ要求情報を送信する送信処理を前記コンピュータに実行させ、前記パラメータ要求情報は、前記実行条件を構成する複数の前記項目のうちの一部である特定項目に対応する推奨パラメータの送信を要求するための情報であって、前記コンピュータが属するグループを識別するグループ識別情報を含み、
該ドライバプログラムは、
前記グループ識別情報に対応付けられた前記推奨パラメータを含むパラメータ指示情報を、前記パラメータ要求情報の応答として、前記通信インタフェースを通じて前記サーバから受信する受信処理と、
前記パラメータ指示情報に含まれる前記推奨パラメータを含む前記推奨条件情報を、前記引渡要求情報の応答として、前記外部プログラムに引き渡す引渡処理と、
ユーザによって指定された指定データ、及び指定条件情報を前記外部プログラムから取得する第2取得処理とを前記コンピュータに実行させ、前記指定データは、前記出力動作の対象となる前記画像データであり、前記指定条件情報は、前記推奨条件情報が有する前記推奨パラメータが示す前記実行条件を含んでおり、
該ドライバプログラムは、前記指定条件情報で示される前記実行条件に従って、前記指定データに対する前記出力動作を、前記画像出力装置に実行させる出力指示処理を前記コンピュータに実行させるドライバプログラム。
前記グループ識別情報は、前記コンピュータのOSから取得した当該コンピュータの設置国を示す国情報、前記コンピュータのOSから取得した当該コンピュータで用いられる言語を示す言語情報、或いは前記コンピュータが属する通信ネットワークのルータに設定されたグローバルIPアドレスである請求項1から9のいずれかに記載のドライバプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述する各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。
【0012】
図1は、本実施形態に係るシステム100の概略図である。
図1に示されるシステム100は、MFP(MultiFunction Peripheralの略)10と、情報処理端末50と、サーバ80とで構成される。MFP10、情報処理端末50、及びサーバ80は、通信ネットワークを介して相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット101、有線LAN、無線LAN102、或いはこれらの組み合わせでもよい。
【0013】
MFP10及び情報処理端末50は、無線LAN102に属している。すなわち、MFP10及び情報処理端末50は、無線LAN102の不図示のアクセスポイントを経由して、相互に通信することができる。また、無線LAN102は、ルータ102Aを通じてインターネット101に接続されている。さらに、サーバ80は、インターネット101に接続されている。すなわち、MFP10及び情報処理端末50は、ルータ102Aからインターネット101を経由して、サーバ80と通信することができる。
【0014】
ルータ102Aの無線LAN102側のポート、MFP10の通信I/F25、及び情報処理端末50の通信I/F55には、ローカルIPアドレスが割り当てられている。一方、ルータ102Aのインターネット101側のポートには、グローバルIPアドレスが割り当てられている。そして、ルータ102Aは、MFP10或いは情報処理端末50と、サーバ80との間の通信を中継する。
【0015】
より詳細には、ルータ102Aは、MFP10或いは情報処理端末50からIPパケットを受信する。このIPパケットのソースアドレスには、MFP10或いは情報処理端末50のローカルIPアドレスが設定されている。次に、ルータ102Aは、インターネット101側のポートに割り当てられたグローバルIPアドレスで、受信したIPパケットのソースアドレスを上書きする。そして、ルータ102Aは、ソースアドレスを上書きしたIPパケットを、インターネット101を経由してサーバ80に送信する。
【0016】
MFP10及び情報処理端末50は、グループに属している。グループとは、例えば、MFP10及び情報処理端末50が設置されている国であってもよいし、MFP10及び情報処理端末50を所有している組織(例えば、官公庁、会社、学校)であってもよい。そして、グループは、グループ識別情報の一例であるグループIDによって識別される。ルータ102Aに設定されたグローバルIPアドレスは、国毎に割当範囲が定められており、且つ当該国に属する組織に対して当該割当範囲の中から割り当てられる。すなわち、ルータ102Aに設定されたグローバルIPアドレスは、グループIDの一例である。但し、グループIDの具体例はグローバルIPアドレスに限定されず、例えば、情報処理端末50の設置国を示す国情報、或いは情報処理端末50で用いられる言語を示す言語情報等でもよい。なお、国情報及び言語情報は、情報処理端末50のOS64が保持しており、OS64から取得することができる。
【0017】
MFP10は、
図2(A)に示されるように、プリンタ11と、FAX部13と、ディスプレイ23と、入力I/F24と、通信I/F25と、CPU31と、メモリ32と、通信バス33とを主に備える。MFP10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。MFP10は、画像出力装置の一例である。プリンタ11及びFAX部13は、画像出力部の一例である。
【0018】
プリンタ11は、画像データで示される画像をシートに記録するプリント動作を実行する。プリンタ11の記録方式としては、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。FAX部13は、画像データを外部装置にFAX送信するFAX送信動作と、画像データを外部装置からFAX受信するFAX受信動作とを実行する。プリント動作及びFAX送信動作は、出力動作の一例である。
【0019】
プリンタ11は、実行条件に従ってプリント動作を実行する。実行条件は、複数の項目(例えば、“サイズ”、“色”、“用紙種”、“消音モード”)それぞれに対応するパラメータによって特定される。項目“サイズ”のパラメータは、画像を記録するシートの大きさ(例えば、“A4”、“B5”、“ハガキ”)を示す。項目“色”のパラメータは、シートに画像を記録するのに用いる色(例えば、“カラー”、“モノクロ”)を示す。項目“用紙種”のパラメータは、画像を記録するシートの種類(例えば、“普通紙”、“光沢紙”)を示す。項目“消音モード”には、動作音が小さく且つ低速でプリント動作を実行することに対応する第1値“オン”、或いは動作音が大きく且つ高速でプリント動作を実行することに対応する第2値“オフ”が、パラメータとして設定される。但し、プリント動作の実行条件は、前述の例に限定されない。
【0020】
同様に、FAX部13は、実行条件に従ってFAX送信動作及びFAX受信動作を実行する。FAX送信動作の実行条件は、例えば、項目“解像度”のパラメータ(例えば、“300dpi”、“600dpi”)と、項目“宛先”のパラメータ(例えば、FAX番号)との組み合わせによって特定される。FAX受信動作の実行条件は、例えば、項目“色”のパラメータ(例えば、“カラー”、“モノクロ”)と、項目“出力先”のパラメータ(例えば、“シート”、“メモリ”)との組み合わせによって特定される。
【0021】
ディスプレイ23は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であり、各種情報を表示する表示画面を備える。
【0022】
入力I/F24は、ユーザによる入力操作を受け付けるユーザインタフェースである。具体的には、入力I/F24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、入力I/F24は、ディスプレイ23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。ディスプレイ23の表示画面に表示されたオブジェクトを指定する操作、文字列或いは数字列を入力する操作は、ユーザ操作の一例である。「オブジェクト」とは、例えば、ディスプレイ23に表示された文字列、アイコン、ボタン、リンク、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー等である。
【0023】
タッチセンサとして実現される入力I/F24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させる「ホバー」或いは「フローティングタッチ」を、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。ディスプレイ23に表示されたオブジェクトの位置をタップするユーザ操作は、当該オブジェクトを指定するユーザ操作の一例である。
【0024】
通信I/F25は、通信ネットワークを通じて外部装置と通信可能なインタフェースである。すなわち、MFP10は、通信I/F25を通じて外部装置に各種情報を送信し、通信I/F25を通じて外部装置から各種情報を受信する。通信I/F25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi-Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。また、MFP10及び情報処理端末50がUSBケーブル等で接続される場合、通信I/F25は、USBケーブルを着脱可能なUSBインタフェースを含んでもよい。
【0025】
CPU31は、MFP10の全体動作を制御するものである。CPU31は、入力I/F24から出力される各種情報、通信I/F25を通じて外部装置から受信した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムをメモリ32から取得して実行する。CPU31及びメモリ32は、コントローラの一例を構成する。
【0026】
メモリ32は、OS34と、装置プログラム35とを記憶している。装置プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。また、メモリ32は、装置プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報等を記憶する。メモリ32は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、HDD、MFP10に着脱されるUSBメモリ等の可搬記憶媒体、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
【0027】
メモリ32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。後述する情報処理端末50のメモリ62についても同様である。
【0028】
情報処理端末50は、
図2(B)に示されるように、ディスプレイ53と、入力I/F54と、通信I/F55と、CPU61と、メモリ62と、通信バス63とを主に備える。情報処理端末50に含まれるディスプレイ53、入力I/F54、通信I/F55、CPU61、メモリ62、及び通信バス63は、MFP10に含まれるディスプレイ23、入力I/F24、通信I/F25、CPU31、メモリ32、及び通信バス33と同様の構成であるので、説明は省略する。CPU61及びメモリ62は、コントローラの一例である。情報処理端末50は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、或いはPC等であってもよい。
【0029】
メモリ62は、OS64と、編集プログラム65と、ドライバプログラム66とを記憶している。編集プログラム65は、ユーザ操作に従ってコンテンツデータを編集する外部プログラムの一例である。編集プログラム65の具体例は特に限定されないが、例えば、テキストデータを編集するプログラムでもよいし、年賀状の通信面に記録する画像を編集するプログラムでもよい。コンテンツデータの形式は、例えば、テキスト形式、画像形式、スプレッドシート形式、プレゼンテーション形式等が挙げられる。ドライバプログラム66は、編集プログラム65からの指示に従って、プリント動作の実行をMFP10に指示するためのプログラムである。
【0030】
サーバ80は、例えば
図3(A)に示される推奨パラメータリストを記憶することができる。推奨パラメータリストは、1以上の推奨パラメータレコードを含む。推奨パラメータレコードは、例えば、グループIDで示されるグループにおけるMFP10の利用態様に応じて、サーバ80の管理者によって推奨パラメータリストに登録される。推奨パラメータレコードは、例えば、グループIDと、プログラムIDと、時期情報と、推奨パラメータとを含む。グループID、プログラムID、及び時期情報は、推奨パラメータリストに登録された推奨パラメータを特定するキー情報として用いられる。但し、キー情報の具体例は、これらに限定されない。すなわち、キー情報は、グループID、プログラムID、及び時期情報の一部を含まなくてもよいし、別の情報をさらに含んでもよい。
【0031】
図4及び
図5を参照して、本実施形態に係るシステム100の動作を説明する。なお、本実施形態において、MFP10及び情報処理端末50は、A国に属しているものとする。すなわち、ルータ102Aには、A国に割り当てられた複数のグローバルIPアドレスのうちの1つが設定されている。また、本実施形態では、テキスト形式のコンテンツデータを編集する編集プログラム65の例を説明する。
【0032】
本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU31、61の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「制御」等の処理は、CPU31、61の処理を表している。CPU61による処理は、OS64を介したハードウェア制御も含む。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
【0033】
まず、情報処理端末50の編集プログラム65は、
図6(A)に示される編集画面をディスプレイ53に表示させる(S11)。編集画面は、プリント動作の対象となり得るコンテンツデータを、ユーザに編集させるための画面である。編集画面は、例えば、読出アイコン111と、プリントアイコン112と、編集画像113とを含む。そして、編集プログラム65は、編集画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S12)。
【0034】
編集プログラム65は、読出アイコン111を指定するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、読み出し可能なコンテンツデータの一覧をディスプレイ53に表示させ、一覧表示されたコンテンツデータのうちの1つを指定するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付け、指定されたコンテンツデータで示される編集画像113をディスプレイ53に表示させる。また、編集プログラム65は、編集画像113の編集を指示するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、編集画像113を示すコンテンツデータを編集する。
【0035】
そして、編集プログラム65は、プリントアイコン112を指定するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S12)、編集されたコンテンツデータをメモリ62に一時記憶させる。プリントアイコン112のタップは、編集画像113を示すコンテンツデータをプリント動作の対象として指定するユーザ操作の一例である。メモリ62に一時記憶されたコンテンツデータは、指定データの一例である。
【0036】
次に、編集プログラム65は、
図6(B)に示されるプリント画面をディスプレイ53に表示させる(S13)。プリント画面は、MFP10に実行させるプリント動作の実行条件を、ユーザに指定させるための画面である。プリント画面は、例えば、プルダウンメニュー121、122、123と、プリント動作を実行させる指示に対応する[OK]アイコン124と、指定データで示される画像をシートに記録した状態を示すプレビュー画像125とを含む。そして、編集プログラム65は、プリント画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S14)。
【0037】
プルダウンメニュー121〜123は、プリント動作の実行条件を構成する複数の項目“サイズ”、“色”、“消音モード”の1つに対応する。プルダウンメニュー121〜123は、パラメータの候補に対応する複数の選択肢を有する。項目“サイズ”に対応するプルダウンメニュー121は、例えば、パラメータの候補“A4”、“B5”、“ハガキ”に対応する3つの選択肢を有する。項目“色”に対応するプルダウンメニュー122は、例えば、パラメータの候補“カラー”、“モノクロ”に対応する2つの選択肢を有する。項目“消音モード”に対応するプルダウンメニュー123は、例えば、パラメータの候補“オン”、“オフ”に対応する2つの選択肢を有する。
【0038】
また、プルダウンメニュー121〜123は、対応する項目に対して指定可能な複数のパラメータの候補うちの1つが指定された状態になっている。指定されたパラメータ“A4”、“カラー”、“オフ”は、プルダウンメニュー121〜123に表示される。プルダウンメニュー121〜123で指定されたパラメータは、指定パラメータの一例である。そして、プルダウンメニュー121〜123で指定された指定パラメータ“A4”、“カラー”、“オフ”は、指定条件情報としてメモリ62に一時記憶されている。
【0039】
編集プログラム65は、例えば、プルダウンメニュー122で指定された指定パラメータ“カラー”を“モノクロ”に変更するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、プルダウンメニュー122に表示される指定パラメータを“カラー”から“モノクロ”に変更すると共に、メモリ62に一時記憶された項目“色”の指定パラメータ“カラー”を“モノクロ”で上書きする。プルダウンメニュー121、123を通じて指定パラメータが変更された場合も同様である。
【0040】
次に、編集プログラム65は、[OK]アイコン124の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S14)、第1ポインタ及び第2ポインタを引数として指定して、OS64に定義されたプリント指示関数を呼び出す(S15)。第1ポインタは、指定データが記憶されたメモリ62の先頭アドレスを示す。第2ポインタは、指定条件情報が記憶されたメモリ62の先頭アドレスを示す。次に、OS64は、プリント指示関数が呼び出されたことに応じて、プリント指示関数の引数として指定された第1ポインタ及び第2ポインタを引数として指定して、ドライバプログラム66に定義されたプリント指示関数を呼び出す。
【0041】
次に、ドライバプログラム66は、プリント指示関数が呼び出されたことに応じて、引数として指定された第1ポインタ及び第2ポインタを取得する(S15)。プリント指示関数が呼び出されたことは、第1ポインタで示される指定データと、第2ポインタで示される指定条件情報とを、OS64を通じて編集プログラム65から取得する取得処理の一例である。
【0042】
次に、ドライバプログラム66は、推奨パラメータ取得処理を実行する(S16)。推奨パラメータ取得処理は、プリント動作の実行条件を構成する複数の項目のうちの一部である特定項目について、情報処理端末50が属するグループに推奨される推奨パラメータを取得する処理である。
図5を参照して、推奨パラメータ取得処理の詳細を説明する。
【0043】
まず、ドライバプログラム66は、通信I/F55を通じてサーバ80にパラメータ要求情報を送信する(S21)。パラメータ要求情報は、情報処理端末50が属するグループに対応する推奨パラメータの送信を要求するための情報である。パラメータ要求情報は、例えば、第2ポインタで示される指定条件情報を含む。また、パラメータ要求情報を含むIPパケットのソースアドレスには、ルータ102Aで中継される際に、ルータ102AのグローバルIPアドレスが設定される。すなわち、ドライバプログラム66は、パラメータ要求情報にグループIDを明示的に含める必要はない。S21の処理は、送信処理の一例である。
【0044】
次に図示は省略するが、サーバ80は、情報処理端末50からパラメータ要求情報を受信する。次に、サーバ80は、パラメータ要求情報を含むIPパケットからグローバルIPアドレスを、グループID“A国”として抽出する。次に、サーバ80は、
図3(A)に示される推奨パラメータリストから、グループID“A国”を含む推奨パラメータレコードを読み出す。次に、サーバ80は、読み出した推奨パラメータレコードに含まれる特定項目“消音モード”の推奨パラメータ“オン”と、パラメータ要求情報に含まれる項目“消音モード”の指定パラメータ“オフ”とを比較する。
【0045】
次に、サーバ80は、特定項目“消音モード”の推奨パラメータと指定パラメータとが異なることに応じて、パラメータ指示情報を情報処理端末50に送信する。一方、サーバ80は、特定項目“消音モード”の推奨パラメータと指定パラメータとが一致することに応じて、パラメータ指示情報を送信しない。パラメータ指示情報は、特定項目のパラメータを推奨パラメータに上書きすることを指示するための情報である。パラメータ指示情報は、例えば、読み出した推奨パラメータレコードに含まれる特定項目“消音モード”の推奨パラメータ“オン”と、
図7(A)に示される確認画面を示す画面情報とを含む。
【0046】
より詳細には、画面情報は、確認画面に表示させるテキスト「消音モードで印刷しますか?消音モードは印刷に時間がかかります。」と、[YES]アイコン131と、[NO]アイコン132と、[YES]アイコン131に対応する処理と、[NO]アイコン132に対応する処理とを示す。[YES]アイコン131は第1オブジェクトの一例であり、[NO]アイコンは第2オブジェクトの一例である。画面情報は、例えば、HTML、XML、Lua等のスクリプト、或いはこれらの組み合わせで構成される。また、パラメータ指示情報は、画面情報を含んでいなくてもよい。
【0047】
なお、「アイコンに対応する処理」とは、アイコンがタップされた場合に実行すべき処理を指す。[YES]アイコン131に対応する処理は、例えば、指定条件情報に含まれる特定項目“消音モード”の指定パラメータを、推奨パラメータ“オン”で上書きする上書き処理(S26)、及び上書きされた指定条件情報を用いた出力指示処理(S17)である。[NO]アイコン132に対応する処理は、例えば、編集プログラム65から取得した指定条件情報を用いた出力指示処理(S17)である。
【0048】
次に、ドライバプログラム66は、通信I/F55を通じてサーバ80からパラメータ指示情報を、パラメータ要求情報の応答として受信する(S22:Yes)。次に、ドライバプログラム66は、受信したパラメータ要求情報が画面情報を含む場合に(S23:Yes)、
図7(A)に示される確認画面を、当該画面情報に従ってディスプレイ53に表示させる(S24)。そして、ドライバプログラム66は、確認画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S25)。S22の処理は受信処理の一例であり、S24の処理は表示処理の一例であり、S25の処理は受付処理の一例である。
【0049】
次に、ドライバプログラム66は、[YES]アイコン131の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S25:YES)、第2ポインタで示される指定条件情報の特定項目“消音モード”の指定パラメータ“オフ”を、パラメータ指示情報に含まれる推奨パラメータ“オン”で上書きして(S26)、推奨パラメータ取得処理を終了する。S26の処理は、上書き処理の一例である。一方、ドライバプログラム66は、[NO]アイコン132の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S25:NO)、S26の処理をスキップして、推奨パラメータ取得処理を終了する。
【0050】
また、ドライバプログラム66は、S22で受信したパラメータ指示情報が画面情報を含まないことに応じて(S23:No)、S24、S25の処理をスキップし、S26の処理を実行して、推奨パラメータ取得処理を終了する。さらに、ドライバプログラム66は、パラメータ要求情報を送信してから所定の時間を経過するまでにパラメータ指示情報を受信しないことに応じて(S22:No)、S23〜S26の処理をスキップして、推奨パラメータ取得処理を終了する。
【0051】
次に
図4に戻って、ドライバプログラム66は、通信I/F55を通じてMFP10にプリント指示情報を送信する(S17)。プリント指示情報は、指定条件情報で示される実行条件に従って、指定データを対象とするプリント動作を実行させるための出力指示情報の一例である。プリント指示情報は、例えば、第1ポインタで示される指定データと、第2ポインタで示される指定条件情報とを含む。すなわち、S26の処理が実行された場合のプリント指示情報は、編集プログラム65から取得し、且つ特定項目の指定パラメータが推奨パラメータで上書きされた指定条件情報を含む。一方、S26の処理が実行されない場合のプリント指示情報は、編集プログラム65から取得した指定条件情報を含む。S17の処理は、出力指示処理の一例である。
【0052】
一方、図示は省略するが、MFP10の装置プログラム35は、通信I/F25を通じて情報処理端末50からプリント指示情報を受信する。そして、装置プログラム35は、プリント指示情報に従ったプリント動作を、プリンタ11に実行させる。すなわち、プリンタ11は、指定条件情報で示される実行条件に従って、指定データで示される画像をシートに記録する。
【0053】
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、グループIDに対応付けられた特定項目の推奨パラメータをサーバ80から受信し、受信した推奨パラメータで指定条件情報をカスタマイズすることができる。これにより、1つのドライバプログラム66で、各グループの利用態様に適した実行条件に従って、MFP10にプリント動作を実行させることができる。
【0054】
一例として、A国に属するMFP10は消音モード“オン”でプリント動作を実行し、A国以外の国に属するMFP10は消音モード“オフ”でプリント動作を実行する。これにより、複数の国に同一のドライバプログラム66を提供したとしても、騒音の規制が厳しいA国ではプリント動作の動作音が小さくなり、それ以外の国では高速でプリント動作が実行される。他の例として、C株式会社に属するMFP10は色“モノクロ”でプリント動作を実行し、C株式会社以外の組織に属するMFP10は色“カラー”でプリント動作を実行する。これにより、コスト削減の意識の高いC株式会社では、カラーインク或いはカラートナーの使用量が削減される。
【0055】
また、上記の実施形態によれば、サーバ80から受信した推奨パラメータで指定条件情報を上書きするか否かを、確認画面を通じてユーザに選択させることができる。その結果、当該ユーザの利用態様に適した実行条件に従って、MFP10にプリント動作を実行させることができる。
【0056】
さらに、上記の実施形態によれば、ディスプレイ53に表示させる確認画面と、確認画面に含まれる各アイコン131、132に対応する処理とがサーバ80から指示されるので、グループ毎の推奨パラメータの違いを意識せずに、ドライバプログラム66を開発することができる。但し、確認画面及びアイコンに対応する処理は、例えば、ドライバプログラム66のソースコードに記述されていてもよい。
【0057】
[変形例]
次に
図8を参照して、変形例に係る処理を説明する。なお、上記の実施形態との共通点の詳しい説明は省略し、相違点を中心に説明する。また、上記の実施形態と変形例とは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、組み合わせることができる。変形例において、MFP10及び情報処理端末50は、B国に属しているものとする。また、変形例では、年賀状の通信面に記録される画像形式のコンテンツデータを編集する編集プログラム65の例を説明する。さらに、以下の処理は、12月15日に実行されるものとする。
【0058】
変形例に係る情報処理端末50のメモリ62は、
図3(B)に示される初期条件情報を記憶している。初期条件情報は、プリント動作の実行条件を構成する複数の項目“サイズ”、“色”、“用紙種”それぞれに対応する初期パラメータ“A4”、“カラー”、普通紙”を含む。初期条件情報は、例えば、使用頻度が高いパラメータの組み合わせとして、ドライバプログラム66の開発者によって設定される。また、初期条件情報は、入力I/F54を通じて変更されてもよい。
【0059】
まず、編集プログラム65は、
図9(A)に示される編集画面を、ディスプレイ53に表示させる(S31)。編集画面は、読出アイコン141と、プリントアイコン142と、編集画像143と、編集アイコン144、145、146とを含む。読出アイコン141、プリントアイコン142、及び編集画像143は、
図6(A)に示される読出アイコン111、プリントアイコン112、及び編集画像113に対応する。編集アイコン144は、編集画像143に文字列を追加する指示に対応する。編集アイコン145は、編集画像143に色を付加する指示に対応する。編集アイコン146は、編集画像143に写真を追加する指示に対応する。そして、編集プログラム65は、編集画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S32)。
【0060】
次に、編集プログラム65は、編集アイコン144〜146の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、編集画像143を示すコンテンツデータを編集する。そして、編集プログラム65は、プリントアイコン142を指定するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S32)、編集されたコンテンツデータをメモリ62に一時記憶させる。プリントアイコン142のタップは、編集画像143を示すコンテンツデータをプリント動作の対象として指定するユーザ操作の一例である。メモリ62に一時記憶されたコンテンツデータは、指定データの一例である。
【0061】
次に、編集プログラム65は、プログラムID“年賀状アプリ”を引数として指定して、OS64に定義された推奨条件情報取得関数を呼び出す(S33)。プログラムID“年賀状アプリ”は、編集プログラム65を識別するプログラム識別情報の一例である。次に、OS64は、推奨条件情報取得関数が呼び出されたことに応じて、推奨条件情報取得関数の引数として指定されたプログラムIDを引数として指定して、ドライバプログラム66に定義された推奨条件情報取得関数を呼び出す。
【0062】
次に、ドライバプログラム66は、推奨条件情報取得関数が呼び出されたことに応じて、引数として指定されたプログラムID“年賀状アプリ”を取得する(S33)。推奨条件情報取得関数が呼び出されたことは、引渡要求情報を取得する第1取得処理の一例である。引渡要求情報は、プログラムID“年賀状アプリ”で識別される編集プログラム65に適した推奨条件情報の引き渡しを要求するための情報である。引渡要求情報は、例えば、プログラムIDを含む。
【0063】
次に、ドライバプログラム66は、推奨パラメータ取得処理を実行する(S34)。すなわち、ドライバプログラム66は、通信I/F55を通じてサーバ80にパラメータ要求情報を送信する(S21)。変形例に係るパラメータ要求情報は、グループID“B国”と、推奨条件情報取得関数の引数として取得したプログラムID“年賀状アプリ”と、不図示のシステムクロックから取得した現在日時を含む時期を示す時期情報“12月”とを含む。なお、時期情報は、現在日時“12月15日”そのものでもよいし、“冬”、“年末”等のように現在日時を間接的に示すものでもよい。
【0064】
次に図示は省略するが、サーバ80は、情報処理端末50からパラメータ要求情報を受信する。次に、サーバ80は、
図3(A)に示される推奨パラメータリストのうち、グループID“B国”、プログラムID“年賀状アプリ”、時期情報“12月”を含む推奨パラメータレコードから、特定項目“サイズ”、“用紙種”の推奨パラメータ“ハガキ”、“光沢紙”を読み出す。そして、サーバ80は、読み出した特定項目“サイズ”、“用紙種”の推奨パラメータ“ハガキ”、“光沢紙”と、
図7(B)に示される確認画面を示す画面情報とを含むパラメータ指示情報を、情報処理端末50に送信する。
【0065】
変形例に係る画面情報は、確認画面に表示させるテキスト「ハガキ印刷に適したパラメータを設定します。これらは変更することができます。」と、特定項目それぞれの推奨パラメータ「サイズ:ハガキ」、「用紙種:光沢紙」と、第3オブジェクトの一例である[確認]アイコン133と、[確認]アイコン133に対応する処理とを示す。[確認]アイコン133に対応する処理は、例えば、初期条件情報に含まれる特定項目“サイズ”、“用紙種”の初期パラメータ“A4”、“普通紙”を、推奨パラメータ“ハガキ”、“光沢紙”で上書きする上書き処理である。
【0066】
次に、ドライバプログラム66は、通信I/F55を通じてサーバ80からパラメータ指示情報を、パラメータ要求情報の応答として受信する(S22:Yes)。次に、ドライバプログラム66は、受信したパラメータ要求情報が画面情報を含む場合に(S23:Yes)、
図7(B)に示される確認画面を、当該画面情報に従ってディスプレイ53に表示させる(S24)。そして、ドライバプログラム66は、[確認]アイコン133の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S25:YES)、初期条件情報に含まれる特定項目“サイズ”、“用紙種”の初期パラメータ“A4”、“普通紙”を、推奨パラメータ“ハガキ”、“光沢紙”で上書きして(S26)、推奨パラメータ取得処理を終了する。
【0067】
より詳細には、ドライバプログラム66は、初期条件情報をメモリ62の作業領域にコピーし、コピーした初期条件情報に対して上書き処理(S26)を実行する。一方、項目“色”の初期パラメータ“カラー”は、上書きされない。推奨パラメータで上書きされた初期条件情報は、推奨条件情報の一例である。そして、ドライバプログラム66は、推奨条件情報の先頭アドレスを示すポインタを、推奨条件情報取得関数の戻り値として指定して、推奨条件情報取得関数を終了する(S35)。S35の処理は、推奨パラメータを含む推奨条件情報を、引渡要求情報の応答として、編集プログラム65に引き渡す引渡処理の一例である。
【0068】
次に、編集プログラム65は、推奨条件情報取得関数の戻り値として推奨条件情報を取得し、取得した推奨条件情報を指定条件情報としてメモリ62に一時記憶させる(S35)。次に、編集プログラム65は、
図9(B)に示されるプリント画面を、ディスプレイ53に表示させる(S36)。プリント画面は、プルダウンメニュー151、152、153と、[OK]アイコン154と、指定データをシートに記録した状態を示すプレビュー画像155とを含む。そして、編集プログラム65は、プリン画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S37)。
【0069】
プルダウンメニュー151〜153は、プリント動作の実行条件を構成する複数の項目“サイズ”、“色”、“用紙種”の1つに対応する。プルダウンメニュー151〜153は、ドライバプログラム66から取得した推奨条件情報に含まれるパラメータ“ハガキ”、“カラー”、“光沢紙”が選択された状態になっている。また、編集プログラム65は、プルダウンメニュー151〜153で指定されたパラメータの変更を指示するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付けることができる。
【0070】
そして、編集プログラム65は、[OK]アイコン154の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S37)、第1ポインタ及び第2ポインタを引数として指定して、OS64に定義されたプリント指示関数を呼び出す(S38)。S38、S39の処理は、S15、S17の処理と同様である。S38でドライバプログラム66が指定データ及び指定条件情報を取得する処理は、第2取得処理の一例である。
【0071】
上記の変形例によれば、グループID、プログラムID、及び時期情報に対応付けられた推奨パラメータを含む推奨条件情報を編集プログラム65に引き渡すことができる。これにより、推奨条件情報で示される実行条件に従ったプリント動作を、情報処理端末50のユーザに促すことができる。より詳細には、年賀状の文化を持つB国において、年賀状アプリから12月に推奨条件情報を要求された場合に、年賀状の通信面に画像を記録するのに適した推奨条件情報が引き渡される。これにより、実行条件を変更するユーザ操作が削減されるので、年賀状の作成が簡単で且つ失敗が少なくなる。
【0072】
また、上記の変形例によれば、推奨条件情報で示される実行条件が編集プログラム65を通じて変更可能なことを、確認画面を通じてユーザに認識させることができる。これにより、多様な利用態様それぞれに適した実行条件に従って、MFP10にプリント動作を実行させることができる。
【0073】
さらに、上記の変形例によれば、メモリ62に記憶された初期条件情報のうち、特定項目のパラメータのみを推奨パラメータで上書きするので、全ての項目の推奨パラメータを推奨パラメータレコードに登録する場合と比較して、サーバ80における管理項目を削減することが可能となる。
【0074】
なお、上記の実施形態及び変形例では、情報処理端末50にインストールされたドライバプログラム66によって、推奨パラメータ取得処理が実行される例を説明した。すなわち、情報処理端末50は、通信ネットワークを通じてプリンタ11に接続されたコンピュータの一例である。但し、推奨パラメータ取得処理は、MFP10のCPU31によって実行されてもよい。すなわち、CPU31は、内部バスの一例である通信バス33を通じてプリンタ11に接続されたコンピュータの他の例である。
【0075】
また、上記の実施形態のMFP10及び情報処理端末50において、メモリ32、62に記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明のコントローラが実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、コントローラの構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路等のハードウェアで実現してもよい。
【0076】
さらに、本発明は、MFP10及び情報処理端末50として実現できるだけでなく、MFP10及び情報処理端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを通じてMFP10及び情報処理端末50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワークを通じて配信されてもよい。